JPH11136584A - パノラマ撮像システム - Google Patents

パノラマ撮像システム

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Publication number
JPH11136584A
JPH11136584A JP9298773A JP29877397A JPH11136584A JP H11136584 A JPH11136584 A JP H11136584A JP 9298773 A JP9298773 A JP 9298773A JP 29877397 A JP29877397 A JP 29877397A JP H11136584 A JPH11136584 A JP H11136584A
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JP
Japan
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image
panoramic
imaging
memory
imaging device
Prior art date
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Application number
JP9298773A
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English (en)
Inventor
Tomonori Ikumi
智則 伊久美
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Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Toshiba TEC Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba TEC Corp filed Critical Toshiba TEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】パノラマ画像から所定領域の画像を短時間で得
ることができる。 【解決手段】パノラマ撮像装置31の回転により内蔵し
ているCCDラインセンサ36,37が撮像た360度
のパノラマ画像をデジタル変換して主メモリ70に一旦
格納し、このパノラマ画像データから所定領域の画像デ
ータを画像切出し手段71にて切出し、これをD/A変
換器72及び色データ重畳回路73からなるビデオ信号
生成部でビデオ信号に変換し、インターフェース74か
ら出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CCDセンサなど
の撮像素子を用いて周囲360度の画像を撮像して得た
パノラマ画像を領域毎に切出して出力できるパノラマ撮
像システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より人間の目で見たものにより近い
画像を記録・再生するという試みが種々為されている。
例えば、通常の35mm方式のカメラでは所定の範囲の
画像しか撮像できないが、より広角な画像を得るため
に、風景などの被写体を撮像した画像をつなぎ合わせて
鑑賞する方法、いわゆる、つなぎパノラマ写真がある。
この方法を採用すれば周囲360度の画像を再現し鑑賞
することが可能となる。
【0003】このような複数の画像をつなぎ合わせて鑑
賞するつなぎパノラマ写真を撮像するには、通常のフィ
ルム露光式のカメラや電子カメラを用いて撮像者あるい
はカメラの回りを例えば30度などの所定の角度毎に分
割して複数回撮像し、それをマニュアルで、あるいは画
像処理技術を用いてつなぎ合わせるという手法が取られ
ている。
【0004】また、近年のコンピュータ関連技術の発展
により、コンピュータの中でアクティブに撮像画像を再
現しようというものがある。この例としては、Quic
kTime VR(Virtual Reality)
と呼ばれるものがある。これは、カメラの回り360度
に関して一定の角度で分割して複数枚撮像を行い、画像
処理技術により1枚の画像につなぎ合わせてコンピュー
タ画面上で再現するというものである。
【0005】コンピュータ画面上での再現の方法につい
て述べると、図10の(a) は自動車の内部の様子を示す
初期画面であり、図中手のマークはコンピュータに接続
したマウスなどのポインティングデバイスの操作によっ
て動くカーソルである。ユーザがドラッグとよばれるポ
インティングデバイスのボタンを押しながらカーソルを
動かす操作を行うと、それに連動して画面上の画像は図
10の(b) に示すように別の視野角の画像になる。引き
続きドラッグ操作を続けると画像はさらに動いて図10
の(c) に示すようになる。そして、さらにドラッグを続
けると自動車の内部後方も見渡せるようになり、このよ
うにして1周することで自動車の内部が360度見渡せ
ることになる。また、ユーザがキーボードの所定のボタ
ンを操作することでカメラのズーミングに相当する画像
の拡大、縮小も可能となる。これにより、ユーザは、例
えば自宅にいながら車内の全てを確認できることにな
る。
【0006】このような画像を撮像する装置としては、
例えば、特開平8−275066号公報に記載されたも
のが知られている。これは、図11に示すように、カメ
ラの筐体である暗箱1と、この暗箱1に取付けられたレ
ンズ2と、暗箱1内のレンズ2によって像が結ばれる面
に設けられた1ラインCCD4と、暗箱1を回転させる
ためのモータ3と、基準位置を0°として、暗箱1が基
準位置からどれだけ回転した位置にあるのかを検出する
角度検出装置5と、1ラインCCD4からのアナログ信
号をデジタル信号に変換するA/D変換器6と、1ライ
ンCCD4からのアナログ信号を画像メモリ7に書き込
む際のタイミング及びアドレスを、角度検出装置5から
の信号に基づいて演算により求め、その結果をメモリ書
き込みタイミング及びアドレス信号として出力する書き
込み制御装置8と、同期信号発生回路9からのタイミン
グ信号に基づいて画像データを画像メモリ7から読み出
す際のタイミング及びアドレスを演算により求め、その
結果をメモリ読み出しタイミング及びアドレス信号とし
て出力する読み出し制御装置10と、この読み出し制御
装置10からのメモリ読み出しタイミング及びアドレス
信号に基づいて画像メモリ7から読み出される画像デー
タデジタル信号を画像データアナログ信号に変換するD
/A変換器11と、同期信号発生回路9からの映像同期
信号と画像データアナログ信号を重畳して映像信号を出
力する重畳回路12とで構成している。
【0007】これは、モータ3により暗箱1を回転し、
この回転に同期して1ラインCCD4で縦方向の走査を
行って撮像を行い、A/D変換した画像データを画像メ
モリ7に順次格納し、最終的に1回転した時点で周囲3
60度のパノラマ画像を得るというものである。この装
置は、通常のスチルカメラによって撮像する場合とは異
なり、分割画像のつなぎ合わせという後処理は不要にな
るという利点を有している。また、この公報のものは、
1ラインCCD4からの出力データをA/D変換器6で
A/D変換した後、一旦画像メモリ7に格納し、その後
重畳回路12によって各色に対応する信号を1つのアナ
ログビデオ信号に変換して出力しているため動画にも対
応可能になっている。
【0008】なお、この公報では出力データを一旦メモ
リに格納して再度取り出す段階でデータの並び順を変え
ているが、これは1ラインCCDで撮像した画像が縦方
向に順次取込まれるのに対し、通常のビデオシステムで
は横方向が主方向のラスタスキャンとなっているために
縦横の変換を行う必要があるからである。また、この公
報ではメモリに対しての書込み位置もしくは読出し位置
を変えることで画像の中心位置が任意に設定できるよう
になっている。さらに、メモリを数ブロックに分割して
それぞれの領域からの画像を別個にアナログビデオ信号
として複数のモニタに表示できるようになっている。
【0009】一方、店舗等では防犯などの目的でCCT
Vカメラシステムが導入されている。これは、例えば天
井等に設置したCCDカメラで撮影した画像を警備室や
店員にいるキャッシュレジスタ付近等に設置したモニタ
に表示し、例えば万引き等の犯罪防止に使用している。
このようなシステムではCCDカメラを電動雲台上に据
え付け、リモコン操作や自動動作により店内を隈なく監
視できるようになっている。
【0010】このような監視カメラとしては、例えば、
特開平3−253830号公報が知られている。これは
図12に示すように、CCD撮像素子21をギア付撮像
素子固定部材22に撮像面を下向きにして固定し、この
ギア付撮像素子固定部材22にモータを有するレンズ系
23の一端を固定し、このレンズ系23の他端に反射鏡
24を固定したギア付反射鏡固定部材25を固定してい
る。反射鏡24は被写体からの光をレンズ系23の光軸
方向に反射させるようになっている。各固定部材22,
25のギアにはそれぞれ減速ギア26,27が歯合し、
この各減速ギア26,27はロッド28により接続され
ている。
【0011】そしてロッド28の先端にモータ29を取
付け、このモータ29で減速ギア26,27を介してギ
ア付撮像素子固定部材22、ギア付反射鏡固定部材25
及びレンズ系23を図中矢印P方向に回転させるように
なっている。また、反射鏡24にパルスモータなどのモ
ータ30を取付け、このモータ30で反射鏡24を図中
矢印T方向に回動させるようになっている。この監視カ
メラは、モータ29でギア付撮像素子固定部材22、ギ
ア付反射鏡固定部材25及びレンズ系23を回転すると
ともにモータ30で反射鏡24の傾角を制御し、これに
より周囲の被写体を撮影するようになっている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、スチル
カメラで撮像した画像を後の処理でつなぎ合わせてパノ
ラマ画像を得るものでは、Quick Time VR
のように静止したパノラマ画像を作成することは既存の
システムで実現できるが、動画像には対応できないとい
う問題があった。
【0013】また、特開平8−275066号公報記載
のものは、1ラインCCDとレンズ系を暗箱内に収め
て、それを一体的に回転させることで360度のパノラ
マ画像の撮像を行い、さらに撮像した画像を画像メモリ
に書込む際あるいは読み出す際に先頭の位置を所望の値
に設定することで画像の中心位置を変更できるが、36
0度分の全画像データをやり取りしているため通信手段
やその周りの制御部に高速処理できるものを使用しなけ
ればスムースな動画処理ができないという問題があっ
た。また、中心画像を設定する手段は1系統のみであ
り、複数のユーザが別のアングルを中心に据えたいとい
う要求があってもこの要求に応えられないという問題が
あった。
【0014】また、特開平3−253830号記載のも
のは、セキュリティの分野が主な用途で、例えば外部か
ら入力される信号に従ってパン・チルトを行うことで一
人のユーザに対しては思い通りの位置を観察させること
ができるが、例えばテレビ会議のように複数のユーザが
それぞれ異なるアングルを見なければならない場合には
使用できなかった。
【0015】そこで、請求項1記載の発明は、撮像した
パノラマ画像から所定領域の画像を短時間で得ることが
できるパノラマ撮像システムを提供する。また、請求項
2記載の発明は、撮像したパノラマ画像から所定領域の
画像を短時間で得ることができ、しかもその設定領域を
時間経過とともに変化させることができるパノラマ撮像
システムを提供する。また、請求項3記載の発明は、撮
像したパノラマ画像から所定領域の画像を短時間で得る
ことができ、しかも設定領域を指定により変化させるこ
とができるパノラマ撮像システムを提供する。
【0016】また、請求項4及び5記載の発明は、撮像
したパノラマ画像から所定領域の画像を短時間で得るこ
とができ、しかも複数のユーザが任意の設定領域の画像
を同時に得ることができるパノラマ撮像システムを提供
する。また、請求項6記載の発明は、撮像したパノラマ
画像から所定領域の画像を短時間で得ることができ、し
かもパノラマ撮像装置側をコンパクトにできるパノラマ
撮像システムを提供する。
【0017】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
1又は複数の撮像素子及びこの撮像素子の撮像面上に被
写体の像をそれぞれ結像させる1又は複数の結像レンズ
系を備え、撮像素子及び結像レンズ系を一体的に回転さ
せて周囲のパノラマ画像を撮像素子により撮像するパノ
ラマ撮像装置と、撮像素子が撮像したパノラマ画像の画
像情報を記憶するメモリと、このメモリに記憶した画像
情報から所定領域の画像を切出す画像切出し手段と、こ
の画像切出し手段にて切出した画像情報を出力する出力
手段とを備えたものである。
【0018】請求項2記載の発明は、1又は複数の撮像
素子及びこの撮像素子の撮像面上に被写体の像をそれぞ
れ結像させる1又は複数の結像レンズ系を備え、撮像素
子及び結像レンズ系を一体的に回転させて周囲のパノラ
マ画像を撮像素子により撮像するパノラマ撮像装置と、
撮像素子が撮像したパノラマ画像の画像情報を記憶する
メモリと、このメモリに記憶した画像情報から所定領域
の画像を、その設定領域の位置を時間と共に変化させつ
つ切出す画像切出し手段と、この画像切出し手段にて切
出した画像情報を出力する出力手段とを備えたものであ
る。
【0019】請求項3記載の発明は、1又は複数の撮像
素子及びこの撮像素子の撮像面上に被写体の像をそれぞ
れ結像させる1又は複数の結像レンズ系を備え、撮像素
子及び結像レンズ系を一体的に回転させて周囲のパノラ
マ画像を撮像素子により撮像するパノラマ撮像装置と、
撮像素子が撮像したパノラマ画像の画像情報を記憶する
メモリと、このメモリに記憶した画像情報から所定領域
の画像を切出す画像切出し手段と、この画像切出し手段
が画像を切出す設定領域の位置を指定する画像切出し位
置指定手段と、画像切出し手段にて切出した画像情報を
出力する出力手段とを備えたものである。
【0020】請求項4記載の発明は、1又は複数の撮像
素子及びこの撮像素子の撮像面上に被写体の像をそれぞ
れ結像させる1又は複数の結像レンズ系を備え、撮像素
子及び結像レンズ系を一体的に回転させて周囲のパノラ
マ画像を撮像素子により撮像するパノラマ撮像装置と、
撮像素子が撮像したパノラマ画像の画像情報を記憶する
メモリと、このメモリに記憶した画像情報から所定領域
の画像をそれぞれ切出す複数の画像切出し手段と、この
各画像切出し手段にそれぞれ対応して設け、この各画像
切出し手段が切出した画像情報をそれぞれ出力する複数
の出力手段とを備えたものである。
【0021】請求項5記載の発明は、1又は複数の撮像
素子及びこの撮像素子の撮像面上に被写体の像をそれぞ
れ結像させる1又は複数の結像レンズ系を備え、撮像素
子及び結像レンズ系を一体的に回転させて周囲のパノラ
マ画像を撮像素子により撮像するパノラマ撮像装置と、
撮像素子が撮像したパノラマ画像の画像情報を記憶する
メモリと、このメモリに記憶した画像情報から互いに異
なる所定領域の画像をそれぞれ切出す複数の画像切出し
手段と、この各画像切出し手段にそれぞれ対応して設
け、この各画像切出し手段が切出した画像情報をそれぞ
れ出力する複数の出力手段とを備えたものである。
【0022】請求項6記載の発明は、1又は複数の撮像
素子及びこの撮像素子の撮像面上に被写体の像をそれぞ
れ結像させる1又は複数の結像レンズ系を備え、撮像素
子及び結像レンズ系を一体的に回転させて周囲のパノラ
マ画像を撮像素子により撮像するパノラマ撮像装置と、
撮像素子が撮像したパノラマ画像の画像情報を記憶する
メモリと、このメモリに記憶した画像情報から所定領域
の画像を切出す画像切出し手段と、この画像切出し手段
が切出した画像情報を表示する表示手段とを備えたもの
である。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を参照
して説明する。 (第1の実施の形態)なお、この実施の形態は請求項1
乃至3に対応した実施の形態について述べる。図1はパ
ノラマ撮像装置31の外観を示す斜視図で、円柱形状の
装置本体32とこの装置本体32を回転駆動する同じく
円柱形状の駆動部33とで構成している。前記装置本体
32には透明部材で塞いだ縦長な撮像窓34を円周面に
沿って等間隔、すなわち、180度間隔に2ヵ所形成し
ている。
【0024】前記パノラマ撮像装置31内の構成は、図
2に示すように、中心に回転自在な回転軸35を設け、
この回転軸35に、撮像素子として、例えば2個の第
1、第2のCCDラインセンサ36,37を互いに18
0度隔てて配置した円盤形状のプリント回路基板38、
前記各CCDラインセンサ36,37にそれぞれ被写体
像を結像させる1対の結像レンズ系39,40を取付け
た円盤形状のレンズ取付け板41及び前記各CCDライ
ンセンサ36,37に対応して2つの反射面42,43
を有し、この各反射面42,43を前記各結像レンズ系
39,40の光軸に対して45度傾斜させ、前記各撮像
窓34を介して取込む被写体像の光路を反射により略直
角に折曲げて前記各結像レンズ系39,40に導く逆角
錐形状の反射部材44を互いに所定の間隔を開けて取付
けている。
【0025】具体的には、前記回転軸35の下端側とな
る一端側を所定の長さ残した位置に円周に沿って溝を形
成し、この溝にEリング45を嵌込み、前記各CCDラ
インセンサ36,37を配置した回路基板38の中心に
開けた孔を回転軸35の上端側となる他端側からその回
転軸35に挿入し、前記Eリング45によって下方向の
位置決めを行って前記回路基板38を前記回転軸35に
固定している。
【0026】また、前記各結像レンズ系39,40を取
付けたレンズ取付け板41も同様に、前記回路基板38
の位置よりも所定距離上方の位置、すなわち、前記各結
像レンズ系39,40が前記各CCDラインセンサ3
6,37の受光面において結像する位置にEリング46
で下方向の位置決めを行って前記回転軸35に固定して
いる。前記反射部材44も同様に、前記レンズ取付け板
41の位置よりも所定距離上方の位置にEリング47で
下方向の位置決めを行って前記回転軸35に固定してい
る。そして、前記回転軸35における前記回路基板38
の固定位置よりも所定距離下方の位置に、前記回路基板
38、レンズ取付け板41及び反射部材44を収納し、
前記撮像窓34を設けた円筒形状のハウジング48の底
部をEリング49で位置決めして固定し前記装置本体3
2を形成している。
【0027】なお、前記各CCDラインセンサ36,3
7としては、モノクロ対応の場合は1列の画素配列のも
のを使用し、また、カラー対応の場合は、1列の画素配
列に対してRGBのフィルタを順番に配列したタイプの
ものや3列の画素配列に対して各列にRGBのフィルタ
を個々に配列したタイプのものを使用する。また、前記
反射部材44としては各反射面を一体化したプリズム状
のものであってもよい。
【0028】前記回転軸35の一端側の残りの部分を前
記駆動部33の中央部に形成した2つのベアリング軸受
け50,51に回転自在に支持している。そして、前記
回転軸35の一端を下側のベアリング軸受け51から若
干下方に突出させ、この突出部にギア52を固定してい
る。一方、前記駆動部33にステッピングモータ53を
設け、このステッピングモータ53の回転力を、ギア列
やタイミングベルト等からなる伝達機構54を介して前
記回転軸35に取付けた前記ギア52に伝達するように
なっている。
【0029】前記回転軸35の一端側には、一端から前
記回路基板38の固定位置とハウジング48の底部固定
位置の中間部に延出し、かつ、その中間部において回転
軸35の周面方向に折り曲がって外部に抜ける略L字形
状の円形の孔55を形成している。そして、この孔55
が抜ける回転軸35の円周部に光ファイバ56を接続し
たカップリングレンズ57を前記光ファイバ56を孔5
5内に挿入して嵌込み、前記光ファイバ56の先端を前
記回転軸35の一端から若干吐出させている。
【0030】前記回路基板38の底面に、前記各CCD
ラインセンサ36,37からの電気信号を光信号に変換
して各CCDラインセンサ毎に順次シリアルに送信する
発光素子58を、その発光素子58の発光面が前記カッ
プリングレンズ57に若干の間隔を開けて対向するよう
にして取付けている。また、前記駆動部33内に、前記
光ファイバ56の先端に受光面を対向配置した受光素子
59をプリント回路基板60の上に配置して収納してい
る。
【0031】このパノラマ撮像装置31は、2個のCC
Dラインセンサ36,37を互いに180度の間隔を隔
てて配置しているので、各CCDラインセンサ36,3
7がそれぞれ180度の回転範囲を撮像することで36
0度のパノラマ撮像ができる。前記各CCDラインセン
サ36,37は直列に並べられた各画素のデータを所定
の周期で出力し、1周期の各画素データを1ラインの画
像データとしてライン単位で発光素子58からカップリ
ングレンズ57及び光ファイバ56を介して受光素子5
9に光通信により固定部である駆動部側に転送するよう
になっている。
【0032】図3は、パノラマ撮像システム全体の構成
を示すブロック図で、前記パノラマ撮像装置31はケー
ブル61を介して制御装置62に接続している。前記制
御装置62は前記パノラマ撮像装置31に撮像開始や終
了の制御信号を供給してこの撮像装置31の撮像を制御
するとともにこの撮像装置31から画像データを取込む
ようになっている。
【0033】また、前記制御装置62はテレビモニタ6
3を接続するとともにコントロールボックス64を介し
て別のテレビモニタ65を接続している。さらに、前記
制御装置62はインターネットやLANなどのネットワ
ーク66にも接続している。このネットワーク66には
複数のユーザのパーソナルコンピュータ67が接続され
ている。
【0034】このパノラマ撮像システムでは、例えば、
テレビ会議等に使用する場合はユーザはパーソナルコン
ピュータ67から制御装置62に撮像開始などの指示を
送り、付属しているディスプレイによりパノラマ撮像装
置31が撮像した画像を見ることが可能になる。また、
例えば、監視等のセキュリティに使用する場合は制御装
置62から直接、例えばNTSCのビデオ信号を受取っ
てテレビモニタ63、65によりパノラマ撮像装置31
が撮像した画像を見ることが可能になる。
【0035】ところで、パノラマ撮像装置31が撮像す
る画像は360度のパノラマ画像であるが、ユーザは必
ずしも360度のパノラマ画像を同時に見る必要はな
く、例えばテレビ会議においては発言者の方向のみを見
ることができればよく、また、セキュリティ用途では不
審な人物を見ることができれば十分な場合がある。そこ
で、この実施の形態では360度のパノラマ画像から所
定領域の画像を切出してユーザに提供できる構成になっ
ている。
【0036】具体的には、図4に示すように、パノラマ
撮像装置31は前記CCDラインセンサ36、37から
の画像信号をそれぞれA/D変換器68、69でデジタ
ルな画像データに変換した後前記制御装置62に転送す
るようになっている。前記制御装置62は、主メモリ7
0、画像切出し手段71、D/A変換器72、色データ
重畳回路73、インターフェース74等を備え、前記各
A/D変換器68、69からの画像データを前記主メモ
リ70に格納するようになっている。
【0037】前記主メモリ70に格納される画像データ
は並び換えが行われ、360度分の画像データが実際の
空間での並びと同じ並びになるようにして格納する。前
記画像切換え手段71は、図5に斜線で示すように、前
記主メモリ70に格納した画像データDTから所定領域
(縦方向が全画素分のデータ範囲で横方向が円周方向の
所定位置の範囲で囲まれる領域)DT1を切出すように
なっている。そして、この画像切換え手段71で切出し
た画像データを前記D/A変換器72及びRGBの各色
に対応する色データを重畳する前記色データ重畳回路7
3からなるビデオ信号生成部でNTSC等のビデオ信号
に変換した後、前記インターフェース74に出力するよ
うになっている。従って、切出した画像を前記テレビモ
ニタ63や65で見ることができるとともにネットワー
ク66を介してパーソナルコンピュータ67で見ること
ができる。なお、CCDラインセンサ36、37やステ
ッピングモータ53の駆動指令や主メモリ70に画像デ
ータを書込むDMA制御は制御装置62の内部に設けた
CPUにより行うようになっている。
【0038】このような構成においては、360度の画
像の一部を切出して、すなわち、必要最小限の情報のみ
を切出して出力することができ、従って、処理データが
少なく所定領域の画像を短時間で得ることができる。従
って、画像をリアルタイムに表示することが可能にな
る。そして、制御装置62のCPUにより、360度の
パノラマ画像に対する切出し画像の領域を時間とともに
変化させれば、電動雲台荷載せられたCCDカメラのパ
ン運動と同等に作用し、例えば、セキュリティの用途に
おいて店内の巡回撮影として機能させることができる。
この場合の切出し画像の領域の時間変化は、時間経過と
ともに一定速度で行ってもよく、また、表示画面を一定
時間停止させながら変化させるステップ変化であっても
よい。
【0039】また、切出し画像が時間経過とともに自動
的に変化する場合は、ユーザは送られてくる画像をテレ
ビモニタで一方的に受取ることになるが、コントロール
ボックス64に設けたボタンやジョイスティックを操作
することでユーザが自ら切出し位置である所定領域を決
めて画像表示を行うこともできる。例えば、ON/OF
Fスイッチを操作することで適当な場所の撮像を開始
し、その位置での画像をテレビモニタ65で見ながらジ
ョイスティックを左あるいは右に倒して切出し位置の変
更の信号を制御装置62に送る。制御装置62はこの信
号に応じて主メモリ70のどの領域を切出すか決定し、
画像切出し手段71、D/A変換器72、色データ重畳
回路73及びインターフェース74を介して所定領域の
画像信号を出力する。そして、ユーザが所望の画像を得
た時点でジョイスティックを元に戻せば切出し位置の変
更は中止され制御装置62からは同じ画像領域の画像が
送信され続けることになる。なお、ユーザがジョイステ
ィックを操作しない間は切出し位置を時間経過とともに
自動的に変化させることもでき、これをユーザがボタン
等を使用して設定できるようにすればより便利になる。
【0040】ここで、CCDラインセンサによってパノ
ラマ撮像を行うときの速度の関係について述べると、例
えば使用するCCDラインセンサの数をN個、単位時間
当たりに必要な画面のコマ数をK(面/sec)とする
と、ステッピングモータ53の回転R(Rev/se
c)は、 R=K/N …(1) となり、最終的に取出される画像の横方向の画素数を
X、縦方向の画素数をY、縦方向の画素数に対応する縦
の画角をθYとすると、1画素当たりの角分解能(1画
素当たりの画角)dθは、 dθ=θY/Y …(2) となる。なお、結像レンズ系の有効画角θLは、θYよ
りも大きくなるように定めればよい。
【0041】一方、CCDラインセンサの1ライン当た
りの走査周期FL(Hz)及び1画素当たりの転送周期
FP(Hz)は、 FL=R・(360/dθ) …(3) FP=Y・FL=Y・R・(360/dθ) …(4) となる。このFLの逆数がCCDラインセンサの蓄積時
間に相当する。
【0042】次に、画像データの転送速度については、
例えば、8ビットのA/D変換された後の全画像の転送
レートT360 (Hz)はFPを元に算出され、RGBの
3色を対象としているので、 T360 =3・8・FP …(5) であり、必要な画像領域のみの転送とすると、その周波数Teff (Hz)は、 Teff =T360 ・(θX/360) …(6) となる。
【0043】(第2の実施の形態)この実施の形態は請
求項4に対応した実施の形態について述べる。なお、こ
の実施の形態においても前述した第1の実施の形態のパ
ノラマ撮像装置51を使用する。この実施の形態は複数
のユーザが同時に同じ領域や異なる領域の画像を見るこ
とができる構成になっておりテレビ会議等に適用できる
ものである。
【0044】図6に示すように、制御装置621は、主
メモリ70及びこの主メモリ70に格納しているパノラ
マ画像から所定領域の画像を切出す複数、例えばn個の
画像切出し手段811 、812 、…81n を設けてい
る。そして、各画像切出し手段811 〜81n に対応し
てそれぞれ2次メモリ821 、822 、…82n 、D/
A変換器と色データ重畳回路からなるビデオ信号生成部
831 、832 、…83n 及びインターフェース841
、842 、…84n 等を備えている。
【0045】前記各画像切出し手段811 〜81n が切
出した所定領域の画像データをそれぞれ前記2次メモリ
821 〜82n に格納し、この各2次メモリ821 〜8
2nに格納した画像データを各ビデオ信号生成部831
〜83n でNTSC等のビデオ信号に変換した後、前記
各インターフェース841 〜84n から出力するように
なっている。従って、各画像切出し手段811 〜81n
が切出した画像をn人のユーザ851 〜85n が同時に
見ることができる。そして、この場合も各インターフェ
ース841 〜84n はそれぞれ切出された所定領域の画
像データのみを出力するので、画像を短時間で得ること
ができ、画像をリアルタイムに表示することが可能にな
る。
【0046】また、各ユーザ851 〜85n は例えばコ
ントロールボックスのジョイスティックを操作すること
で制御装置621に対してそれぞれ独自に切出し位置を
指定できるようになっているので、各ユーザは360度
のパノラマ画像のうち、それぞれ自己が見たい方向の領
域を指定して見ることができる。
【0047】なお、ここでは主メモリ70に格納してい
るデジタルな画像データをそれぞれ画像切出し手段81
1 〜81n で切出した後、ビデオ信号生成部831 〜8
3nのD/A変換器でアナログな画像信号に変換し、こ
の画像信号に基づいて色データ重畳回路で色データの合
成を行うようにしたが必ずしもこれに限定するものでは
なく、主メモリ70に格納しているデジタルな画像デー
タのまま色合わせを行い、その後アナログ信号に変換し
てユーザに送信することやデジタルな画像データのまま
ユーザに送信することもできる。また、各インターフェ
ース841 〜84n からユーザ851 〜85n へのデー
タ送信は専用線により行ってもよいが、企業内のLAN
やインターネット等の既存のネットワークを使用して行
うこともできる。
【0048】なお、この実施の形態では2次メモリを設
けて画像切出し手段が切出した画像データを一旦格納す
るようにしたが必ずしもこれに限定するものではなく、
撮像の速度に対して使用するインターフェースの速度が
十分に速ければ2次メモリは特に必要はない。
【0049】(第3の実施の形態)この実施の形態は請
求項5に対応した実施の形態について述べる。なお、こ
の実施の形態においても前述した第1の実施の形態のパ
ノラマ撮像装置51を使用する。この実施の形態はさら
に多数のユーザが同時に同じ領域や異なる領域の画像を
見ることができる構成になっておりテレビ会議等に適用
できるものである。
【0050】図7に示すように、制御装置622は、主
メモリ70及びこの主メモリ70に格納しているパノラ
マ画像から予め決められた異なる領域の画像を切出す複
数、例えばm個の画像切出し手段911 、912 、…9
1m を設けている。そして、各画像切出し手段911 〜
91m に対応してそれぞれ2次メモリ921 、922、
…92m 及びチャンネルCH-1、CH-2、…CH-mのイ
ンターフェース部等を備えている。
【0051】前記各画像切出し手段911 〜91m は全
体で360度のパノラマ画像を切出せるようにそれぞれ
が360/mの角度のずれをもった異なる領域の画像を
切出すようになっている。例えば、画像切出し手段が1
80個あればそれぞれは2度の角度のずれをもった画像
データを切出すことになる。これは、例えば画像切出し
手段911 による切出し方向の中心を真北として所定領
域の画像データを切出し、画像切出し手段912 が切出
し方向の中心を真北から回転方向に2度ずらした所定領
域の画像データを切出し、同様にして各画像切出し手段
が切出し方向の中心を2度ずつずらした所定領域の画像
データを切出し、最後の画像切出し手段91m が切出し
方向の中心を真北から回転方向に358度、すなわち、
回転方向の逆方向に2度ずらした所定領域の画像データ
を切出すことになる。このような切出しを図で示せば図
8に示すようになり、各画像切出し手段により切出した
領域の画像のうちオーバラップしない部分が2度ずつず
れていくことになる。
【0052】そして、各画像切出し手段911 〜91m
が切出した画像データをそれぞれ前記2次メモリ921
〜92m に格納し、この各2次メモリ921 〜92m に
格納した画像データをそれぞれチャンネルCH-1、CH
-2、…CH-mから出力するようになっている。
【0053】従って、チャンネル数よりも多くのユーザ
941 、942 、943 、…94Lが自分の見たい領域
の画像データを出力しているチャンネルを選択すること
で希望の領域の画像を見ることができる。この場合に複
数のユーザが同時に同一のチャンネルを選択することに
より同時に同じ領域の画像を見ることもできる。そし
て、この場合も各チャンネルCH-1〜CH-mからはそれ
ぞれ切出された所定領域の画像データのみが出力される
ので、画像を短時間で得ることができる。
【0054】なお、この実施の形態では2次メモリを設
けて画像切出し手段が切出した画像データを一旦格納す
るようにしたが必ずしもこれに限定するものではなく、
撮像の速度に対して使用するチャンネル部の速度が十分
に速ければ2次メモリは特に必要はない。
【0055】(第4の実施の形態)この実施の形態は請
求項6に対応した実施の形態について述べる。なお、こ
の実施の形態においても前述した第1の実施の形態のパ
ノラマ撮像装置51を使用する。この実施の形態は制御
装置とユーザとの間の通信手段が高速な場合に有効とな
るもので、画像の切出しをユーザ側のパーソナルコンピ
ュータで行うことになる。
【0056】図9に示すように、制御装置623には主
メモリ70とインターフェース95のみを設け、このイ
ンターフェース95から複数のユーザのパーソナルコン
ピュータ961 、962 、…96X にそれぞれ前記主メ
モリ70に格納した360度のパノラマ画像データの全
てを送信するようになっている。
【0057】前記各パーソナルコンピュータ961 〜9
6X は、それぞれ画像切出し手段971 、972 、…9
7X 、ビデオ信号生成部981 、982 、…98X 及び
表示部991 、992 、…99X を備え、前記制御装置
623から送信されたパノラマ画像データを一旦内部メ
モリに取込んだ後、画像切出し手段971 〜97X によ
って所定領域の切出しを行い、この切出した画像データ
をビデオ信号生成部981 〜98X によりNTSC等の
ビデオ信号に変換し、それを表示部991 〜99X で表
示するようになっている。
【0058】この場合は制御装置623の構成が簡単に
なるので、パノラマ撮像装置側をコンパクトにすること
ができる。また、各ユーザにおいては画像切出し手段9
71〜97X によって360度のパノラマ画像から必要
な所定領域の切出しを行って表示部991 〜99X に画
面表示するので、処理データが少なくパノラマ画像から
表示するための所定領域の画像を短時間で得ることがで
きる。この場合も各ユーザにおいて画像の切出し領域の
指定ができるので、各ユーザは自分の希望する領域の画
像を任意に見ることができる。
【0059】なお、前述した各実施の形態ではパノラマ
撮像装置として、CCDラインセンサを2個使用したも
のについて述べたが必ずしもこれに限定するものではな
く、CCDラインセンサを1個又は3個以上使用したも
のであってもよい。
【0060】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、撮像した
パノラマ画像から所定領域の画像を短時間で得ることが
できる。また、請求項2記載の発明によれば、撮像した
パノラマ画像から所定領域の画像を短時間で得ることが
でき、しかもその設定領域を時間経過とともに変化させ
ることができる。
【0061】また、請求項3記載の発明によれば、撮像
したパノラマ画像から所定領域の画像を短時間で得るこ
とができ、しかも設定領域を指定により変化させること
ができる。
【0062】また、請求項4及び5記載の発明によれ
ば、撮像したパノラマ画像から所定領域の画像を短時間
で得ることができ、しかも複数のユーザが任意の設定領
域の画像を同時に得ることができる。また、請求項6記
載の発明によれば、撮像したパノラマ画像から所定領域
の画像を短時間で得ることができ、しかもパノラマ撮像
装置側をコンパクトにできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態におけるパノラマ撮
像装置の外観を示す斜視図。
【図2】同実施の形態におけるパノラマ撮像装置の内部
構成を示す縦断面図。
【図3】同実施の形態におけるシステム全体の構成を示
すブロック図。
【図4】同実施の形態におけるパノラマ撮像装置及び制
御装置の回路構成を示すブロック図。
【図5】同実施の形態におけるパノラマ画像データから
の所定領域画像の切出しを説明するための図。
【図6】本発明の第2の実施の形態における制御装置の
回路構成を示すブロック図。
【図7】本発明の第3の実施の形態における制御装置の
回路構成を示すブロック図。
【図8】同実施の形態における所定領域の切出しの概念
を説明するための図。
【図9】本発明の第4の実施の形態における制御装置及
びユーザ側装置の回路構成を示すブロック図。
【図10】Quick Time VRについて説明す
るための図。
【図11】従来例を示すブロック図。
【図12】他の従来例を示す撮像装置の斜視図。
【符号の説明】
31…パノラマ撮像装置 36,37…CCDラインセンサ(1次元撮像素子) 39,40…結像レンズ系 44…反射部材 62…制御装置 70…主メモリ 71…画像切出し手段 74…インターフェース

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1又は複数の撮像素子及びこの撮像素子
    の撮像面上に被写体の像をそれぞれ結像させる1又は複
    数の結像レンズ系を備え、前記撮像素子及び結像レンズ
    系を一体的に回転させて周囲のパノラマ画像を前記撮像
    素子により撮像するパノラマ撮像装置と、前記撮像素子
    が撮像したパノラマ画像の画像情報を記憶するメモリ
    と、このメモリに記憶した画像情報から所定領域の画像
    を切出す画像切出し手段と、この画像切出し手段にて切
    出した画像情報を出力する出力手段とを備えたことを特
    徴とするパノラマ撮像システム。
  2. 【請求項2】 1又は複数の撮像素子及びこの撮像素子
    の撮像面上に被写体の像をそれぞれ結像させる1又は複
    数の結像レンズ系を備え、前記撮像素子及び結像レンズ
    系を一体的に回転させて周囲のパノラマ画像を前記撮像
    素子により撮像するパノラマ撮像装置と、前記撮像素子
    が撮像したパノラマ画像の画像情報を記憶するメモリ
    と、このメモリに記憶した画像情報から所定領域の画像
    を、その設定領域の位置を時間と共に変化させつつ切出
    す画像切出し手段と、この画像切出し手段にて切出した
    画像情報を出力する出力手段とを備えたことを特徴とす
    るパノラマ撮像システム。
  3. 【請求項3】 1又は複数の撮像素子及びこの撮像素子
    の撮像面上に被写体の像をそれぞれ結像させる1又は複
    数の結像レンズ系を備え、前記撮像素子及び結像レンズ
    系を一体的に回転させて周囲のパノラマ画像を前記撮像
    素子により撮像するパノラマ撮像装置と、前記撮像素子
    が撮像したパノラマ画像の画像情報を記憶するメモリ
    と、このメモリに記憶した画像情報から所定領域の画像
    を切出す画像切出し手段と、この画像切出し手段が画像
    を切出す設定領域の位置を指定する画像切出し位置指定
    手段と、前記画像切出し手段にて切出した画像情報を出
    力する出力手段とを備えたことを特徴とするパノラマ撮
    像システム。
  4. 【請求項4】 1又は複数の撮像素子及びこの撮像素子
    の撮像面上に被写体の像をそれぞれ結像させる1又は複
    数の結像レンズ系を備え、前記撮像素子及び結像レンズ
    系を一体的に回転させて周囲のパノラマ画像を前記撮像
    素子により撮像するパノラマ撮像装置と、前記撮像素子
    が撮像したパノラマ画像の画像情報を記憶するメモリ
    と、このメモリに記憶した画像情報から所定領域の画像
    をそれぞれ切出す複数の画像切出し手段と、この各画像
    切出し手段にそれぞれ対応して設け、この各画像切出し
    手段が切出した画像情報をそれぞれ出力する複数の出力
    手段とを備えたことを特徴とするパノラマ撮像システ
    ム。
  5. 【請求項5】 1又は複数の撮像素子及びこの撮像素子
    の撮像面上に被写体の像をそれぞれ結像させる1又は複
    数の結像レンズ系を備え、前記撮像素子及び結像レンズ
    系を一体的に回転させて周囲のパノラマ画像を前記撮像
    素子により撮像するパノラマ撮像装置と、前記撮像素子
    が撮像したパノラマ画像の画像情報を記憶するメモリ
    と、このメモリに記憶した画像情報から互いに異なる所
    定領域の画像をそれぞれ切出す複数の画像切出し手段
    と、この各画像切出し手段にそれぞれ対応して設け、こ
    の各画像切出し手段が切出した画像情報をそれぞれ出力
    する複数の出力手段とを備えたことを特徴とするパノラ
    マ撮像システム。
  6. 【請求項6】 1又は複数の撮像素子及びこの撮像素子
    の撮像面上に被写体の像をそれぞれ結像させる1又は複
    数の結像レンズ系を備え、前記撮像素子及び結像レンズ
    系を一体的に回転させて周囲のパノラマ画像を前記撮像
    素子により撮像するパノラマ撮像装置と、前記撮像素子
    が撮像したパノラマ画像の画像情報を記憶するメモリ
    と、このメモリに記憶した画像情報から所定領域の画像
    を切出す画像切出し手段と、この画像切出し手段が切出
    した画像情報を表示する表示手段とを備えたことを特徴
    とするパノラマ撮像システム。
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