JP2013235565A - 情報処理装置、文書管理サーバ、プログラム、ファイルシステム - Google Patents

情報処理装置、文書管理サーバ、プログラム、ファイルシステム Download PDF

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Abstract

【課題】簡単な操作でデータを整理できる文書管理サーバを提供すること。
【解決手段】電子データを検索する検索条件を含む格納領域を生成する領域生成手段と、
前記領域生成手段により格納領域が生成されたとき、蓄積手段20に蓄積されている電子データから該格納領域に含まれている検索条件を満たす電子データを検索する検索手段18と、前記検索手段で検索された電子データにアクセスするためのアクセス情報を生成するアクセス情報生成手段13と、前記アクセス情報生成手段で生成されたアクセス情報を前記領域生成手段で生成された格納領域に格納する格納手段13と、を有する情報処理装置を提供する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ネットワークを介して機器と通信する通信手段と、各機器がアクセスするファイルを蓄積するファイル蓄積手段と、を有する文書管理サーバ等に関する。
業務のIT化が進み、個人が扱う電子データ(以下、データという)の数や種類が益々増大している。データは個人が使用するPC(Personal Computer)に保管することもできるが、セキュリティなどの観点から、NAS(Network Attached Storage)やファイルサーバ(以下、単にネットワーク記憶装置という)に保管することが多くなってきている。
数多くのデータをネットワーク記憶装置に保管する際、データの種類に応じてフォルダを作成するなど整理しておけば、ユーザが後にデータを探す際に目的のデータを早期に探し出せる。しかし、整理して保管する時間がない場合も少なくなく、数多くのデータが整理されずに保管されている場合、必要としているデータをユーザが探す手間が増えてしまう。
そこで、従来からファイルを整理する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1には、ユーザ定義によってフォルダを階層的に設定し、設定した各フォルダに配置すべき文書を、文書検索条件を用いて文書データベースに対する検索を行って決定し、設定されたフォルダ階層を閲覧可能に表示する際に、設定した各フォルダの名称を、各々対応する文書検索条件を表すように自動的に設定して表示する文書検索装置が開示されている。
しかしながら、特許文献1に開示された文書検索装置は、ユーザがフォルダ構成を予め定義しなければならないという問題がある。すなわち、時間がない場合でも、フォルダ構成を定義するまでは利用できない。また、ユーザに時間的余裕が生じた場合に、ユーザがフォルダ構成を定義することはできるが、一度作成したフォルダ構成はすぐには変更できない。すなわち、フォルダ構成を後から変更したい場合は多々あるが、特許文献1の文書検索装置では簡単にフォルダ構成を変更することはできない。このように、特許文献1の文書検索装置はすぐに整理・分類したいと思った場合の利便性に欠けている。
本発明は、上記課題に鑑み、簡単な操作でデータを整理できる文書管理サーバを提供することを目的とする。
本発明は、電子データを検索する検索条件を含む格納領域を生成する領域生成手段と、 前記領域生成手段により格納領域が生成されたとき、蓄積手段に蓄積されている電子データから該格納領域に含まれている検索条件を満たす電子データを検索する検索手段と、前記検索手段で検索された電子データにアクセスするためのアクセス情報を生成するアクセス情報生成手段と、前記アクセス情報生成手段で生成されたアクセス情報を前記領域生成手段で生成された格納領域に格納する格納手段と、を有する情報処理装置を提供する。
簡単な操作でデータを整理できる文書管理サーバを提供することができる。
文書管理サーバの概略的な動作を説明する図の一例である。 文書管理装置を有するネットワークシステムの概略構成図の一例である。 文書管理装置のハードウェア構成図の一例を示す。 情報処理装置と文書管理装置が通信するプロトコルスタックを説明する図の一例である。 文書管理装置の機能ブロック図の一例である。 ユーザ情報の一例を示す図である。 フォルダ管理情報の一例を示す図である。 フォルダ構造を説明する図の一例である。 文書管理装置がデータファイルを検索・整理する手順を示すフローチャート図の一例である。 検索・整理処理の手順を示すフローチャート図の一例である。 文書管理装置がデータファイルの作成、更新、削除を監視する際の手順を示すフローチャート図の一例である。 検索例を説明する図の一例である。 検索例を説明する図の一例である。 2つのキーによる検索例を説明する図の一例である。 階層化による整理を模式的に説明する図の一例である。 フォルダ管理情報の一例を示す図である(実施例2)。 フォルダの組み合わせによる階層的な検索・整理を模式的に説明する図の一例である。 本実施例の文書管理装置がデータファイルを検索・整理する手順を示すフローチャート図の一例である。 期間による検索例を説明する図の一例である。 状況表示ファイルの動作を説明する図の一例である。 検索状況の表示を説明する図の一例である。 文書管理装置を有するネットワークシステムの概略構成図の一例である(実施例5)。 画像形成装置のハードウェア構成図の一例である。 画像形成装置が文書管理装置から元ファイル(実体)を取得する手順を示すシーケンス図の一例である。 画像形成装置の表示部に表示されたリンク情報の一例を示す図である。 携帯端末が文書管理装置から元ファイル(実体)を取得する手順を示すシーケンス図の一例である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照しながら実施例を挙げて説明する。
図1は、本実施例の文書管理装置の概略的な動作を説明する図の一例である。
(a)文書管理装置は当初、2つのフォルダ(categoryフォルダとdataフォルダ)を有している。dataフォルダには、検索・整理の対象となるデータ(日常的に生成され使用されるデータ)が格納されているこれに対し、categoryフォルダはdataフォルダのデータを検索・整理するためのフォルダである。
(b)ユーザがデータを検索・整理する際、ユーザはcategoryフォルダ内(以下、「配下に」という場合がある)にフォルダを作成する。デフォルトのフォルダ名(図では"新しいフォルダ")がOS(Operating System)により付与されている。
(c)ユーザは、作成したフォルダのフォルダ名を検索対象のデータが含むキーワードにする。例えば、"会議"という言葉を含むデータを検索する場合、作成したフォルダのフォルダ名を"会議"と入力する。
文書管理装置は、dataフォルダから"会議"というキーワードを含むデータを検索し、"会議"というフォルダ名が付与された会議フォルダにそのデータへのリンクを作成する。例えば、dataフォルダに「全体会議.doc」「定例会議.doc」というデータがある場合、その2つのデータへのリンク「全体会議.docへのリンク」「定例会議.docへのリンク」が会議フォルダに作成される。
このように、本実施例の文書管理装置は、フォルダ名をキーワードにしたフォルダを作成することで、データを検索できることが特徴の1つとなっている。なお、図1では、説明のためdataフォルダのファイル名を検索対象としたが、データが有する文書そのものを検索対象にできる。
従来から、検索の結果、見つかったデータをあるフォルダに格納する技術は知られている。しかし、検索結果が格納される従来のフォルダは、フォルダに格納されるデータが検索毎に変わってしまい、過去の検索結果を残すことができない。本実施例の文書検索装置は、ユーザが作成したフォルダに検索結果が格納されるので、ユーザがフォルダ削除操作をしない限り、検索結果がフォルダに残っている。したがって、別のキーワードのフォルダ名を作成して異なるデータを検索した場合、ユーザは過去の検索結果を全て一元的に参照できる。このように任意のキーワードで分類されたデータの検索結果を参照可能な状態とすることはデータを整理することに他ならない。
また、上記のように、ユーザはフォルダを作成するという簡単な操作で、データを検索・整理することができる。例えば、データの種類に応じてフォルダを作成すれば、簡単な操作で大量のデータを整理できる。また、整理するキーワードを変えたい場合、フォルダを削除して新たに任煮のキーワードをフォルダ名とするフォルダを作成すれば、データの整理結果を変えることができる。
このように、本実施例の文書検索装置は、簡単な操作でデータを検索・整理することができる。
なお、以下では、データがファイル単位で管理されていることを考慮して、検索対象のデータをデータファイルと称する。データファイルには、テキストファイルの他、各種のアプリケーションソフトが作成するもの(*.doc、*.xls、*.ppt、*.pdf、*.html)、画像データ(*.jpeg、*.ttf、*.bmp)、動画データ(*.avi、*.mpg、*.mov)、音声データ(*.mp3、*.wav、*.wma)等が含まれる。この他、どのようなアプリケーションが作成したデータファイルでも、ファイルの形態になっている限り検索対象となりうる。また、*.exeや*.dllのような実行ファイルも本実施形態ではデータファイルの一態様である。
本実施例で使用するフォルダには以下のような種類がある。
(i) データファイル保管用(図1のdataフォルダ)
(ii) 検索・整理用(図1のcategoryフォルダ)
(iii)リンク情報保管用(図1の会議フォルダ)
ユーザはこれらフォルダの属性の違いをフォルダ名などから把握することで、文書管理装置を使用することができる。また、OSによってはフォルダをディレクトリと称する場合があるが、ファイル名でなくディレクトリ名としても本実施形態に適用できる。また、フォルダやディレクトリ以外の名称でも、ファイルの入れ物になる保管場所なら本実施形態に適用できる。
〔構成例〕
図2は、文書管理装置100を有するネットワークシステム500の概略構成図の一例である。ネットワーク400を介して文書管理装置100と携帯端末300及び情報処理装置200が接続されている。ネットワーク400は、LANやVLAN、又は、2つ以上のLANがルータやL3スイッチにより接続されたインターネット、などその規模はどのようなものでもよい。文書管理装置100と携帯端末300又は情報処理装置200が
1対1に接続されていてもよい。図示するように、無線LANや携帯電話などの通信気事業者が提供する無線通信網などの無線接続を、一部又は全部に含んでいてもよい。
文書管理装置100はネットワーク400を介して情報処理装置200又は携帯端末300からデータファイルの登録や検索・整理の操作を受け付ける。文書管理装置100は、ファイルサーバやNASであるが、単なるサーバやネットワーク機器など、どのように呼ばれていてもよい。
また、PC(Personal Computer)としてスタンドアロンに存在し、文書管理機能を有することも可能である。すなわち、必ずしもネットワーク400に接続する必要はなく、ユーザは文書管理装置100を直接、操作することもできる。
携帯端末300は、スマートフォン、タブレット、携帯電話、PDA(Personal digital Degital Assistant)、ノートPC、ラップトップPCなど、可搬型の情報処理装置である。携帯端末300は、少なくとも通信装置のアダプタを装着することで無線通信可能である。どのようなOSを搭載しているかは、メーカによって様々であるが例えば iOS、Android(登録商標)、Windows(登録商標)などがある。
携帯端末300は、無線LAN、WiMAX、LTE(Long Term Evolution)、HSDPA、CDMA、GSM(登録商標)、などの各種の規格に従った無線通信装置により、アクセスポイントや通信事業者の基地局401を介して文書管理装置100と通信する。基地局401に接続した場合、通信事業者のサーバやゲートウェイを経由してネットワーク400に接続される。
情報処理装置200は、例えばデスクトップPCやノートPCである。情報処理装置200のOSとしてはWindows(登録商標)、Linux(登録商標)、Unix(登録商標)などがある。
携帯端末300、情報処理装置100のいずれも、同様に、文書管理装置100のデータファイルを検索・整理することができる。以下では、情報処理装置200が文書管理装置100と通信する場合を例に説明する。
画像形成装置600は、例えばMFP(Multifunction Peripheral)やLP(Laser Printer)である。画像形成装置600、携帯端末300、情報処理装置200のいずれも、同様に、情報処理装置100で検索・整理した結果のリンク情報を扱うことができる。
図3は、文書管理装置100のハードウェア構成図の一例を示す。文書管理装置100は、コンピュータの一形態である。文書管理装置100は、それぞれバスで相互に接続されているCPU101、RAM102、ROM103、記憶媒体装着部104、ネットワークカード106、入力装置107、及び、HDD108を有する。CPU101は、OSやプログラムをHDD108から読み出して実行することで種々の機能を提供すると共に、文書管理装置100が行う処理を統括的に制御する。
RAM102はCPU101がプログラムを実行する際に必要なデータを一時保管する作業メモリ(主記憶メモリ)になり、ROM103はBIOS(Basic Input Output System)やOSを起動するためのプログラム、設定ファイル等が記憶されている。
記憶媒体装着部104には記憶媒体110が着脱可能であり、記憶媒体110に記録されたプログラムを読み込み、HDD108に記憶させる。また、記憶媒体装着部104は、HDD108に記憶されたデータを記憶媒体210に書き込むこともできる。記憶媒体は例えば、USBメモリ、SDメモリカード、DVD−ROM、CD−ROM等である。
入力装置107は、キーボードやタッチパッド(マウス)などであり、文書管理装置100の管理者の様々な操作指示を受け付ける。
HDD108は、SSD等の不揮発メモリでもよく、OS、プログラム、各種のファイルが記憶されている。HDD108にはデータファイルが記憶されるが、データファイルは文書管理装置100と接続された外部のHDDに記憶されていてもよい。
ネットワークカード106は、ネットワーク400に接続するための通信装置であり、例えば、イーサネット(登録商標)カードである。
なお、プログラムは、記憶媒体210に格納された状態又は不図示のサーバからダウンロードして文書管理装置100等に配布される。プログラムの配布形態は、インストール用に圧縮されていても、実行可能状態でもよい。
図4は、情報処理装置200と文書管理装置100が通信するプロトコルスタックを説明する図の一例である。本実施例では、ユーザが情報処理装置200を操作して、文書管理装置100のデータファイルを検索・整理するため、ファイル共有の仕組みを利用することが便利である。ファイル共有に適したプロトコルとして、SMB(Server Message Block)やCIFS(Common Internet File System)といったプロトコルが知られている。CIFSは、SMBを拡張したプロトコルであり、SMBとほぼ同じ機能を提供する。CIFSはTCP/IP上で動作し、SMBはNetBIOSというAPIを介してTCP/IPを使用するという違いがあるが、以下では両者を区別しない。
TCPは、通信相手とセッションを確立すると共に通信手順を制御する。また、通信対象のデータをパケットへ分解してIPプロトコルに渡し、ネットワークカードが受信したパケットをIPプロトコルから受け取り再構築する。なお、IPプロトコルは通信相手のIPアドレスに基づきパケットを通信相手に到達させるルーティングを行っている。
ネットワークカードは、通信相手と物理的な通信レイヤーを構築し、電圧を増幅したり信号波形を成形する等を行うと共に、通信の調停などを行っている。また、信号波形からデータを取り出しフレームに格納する。フレームはネットワークカードに一意のMACアドレスにて識別される。
ファイル共有サービスはSMBやCIFSのプロトコルを利用してファイル共有を実現するプログラムである。TCP/IP、SMBやCIFS、及び、ファイル共有サービスは、OSに含まれる形で提供されることが多く、情報処理装置200であればほぼ備えているとしてよい。
SMBやCIFSプロトコルはリクエスト・レスポンス型のプロトコルであり、情報処理装置200と文書管理装置100が同じ形式のデータブロックを送受信してファイル共有を実現する。ユーザの操作が例えばフォルダ作成という1回だけだとしても、実際には多くの通信が往復する。ファイル共有サービスが他方の機器に要求可能な処理はコマンドとして規定されている。例えば、フォルダの作成は、コマンド番号"0x00"(SMB_COM_CREATE_DIRECTORY)、フォルダの削除はコマンド番号"0x01"(SMB_COM_DELETE_DIRECTORY)である。
また、SMBやCIFS以外にもWebDAVというプロトコルを使用して、ファイル共有することができる。WebDAVは、HTTP1.1 を拡張したプロトコルである。HTTP1.1にメソッド、ヘッダ等を新たに追加することにより実現されている。通信の手順も、クライアントからの要求に対してサーバが応答を返すHTTPと同様になっている。また、WebDAVはファイルシステムに依存しないので、対応したブラウザがあればOSに関係なく利用される。
HTTPではクライアントはファイルを閲覧することしかできないが、WebDAVではHTTPと同様の手順でネットワーク上のデータファイルを容易に編集、追加又は削除することができる。
〔機能例〕
図5は、文書管理装置100の機能ブロック図の一例を示す。文書管理装置100は、通信制御部11、共有制御部12、データ管理部13、ユーザ管理部14、アクセス権制御部15、分類フォルダ監視部16、データフォルダ監視部17、分類処理部18、及び、OCR処理部19を有している。これらの機能は、文書管理装置100のCPU101がプログラムを実行しハードウェアと協働することで実現される。
また、文書管理装置100は、データベース20を有している。データベース20は例えばHDD108を実体とするデータファイルの格納場所である。データベース20は、データファイルの他、文書管理装置100に配置されたデータファイルのOCR結果を保持するテキスト情報、及び、文書管理装置100にアクセス可能なユーザであるユーザ情報を保持している。なお、データベース20は文書管理装置100に接続される記憶媒体110であってもよい。
通信制御部11は、外部の機器(本実施形態では情報処理装置200又は携帯端末300)とのネットワーク400を介した通信を制御する。通信制御部11は、例えばSMB/CIFSプロトコルによる要求を処理するもので、図4の一部又はすべての層の機能を提供する機能である。
SMB/CIFSプロトコルを利用することで、情報処理装置200のディスプレイに文書管理装置100のフォルダやファイルを表示できる。通信制御部11は、文書管理装置100が有するフォルダへの、情報処理装置200からの各種のアクセス要求(フォルダの作成、更新、データファイルの保存など)を受信する。
共有制御部12は、文書管理装置100がネットワーク400上に有し、各ユーザが共有する記憶領域を制御する。例えば、グループ単位に共有フォルダを定めたり、各ユーザのユーザフォルダを定める。また、共有フォルダやユーザフォルダの上限の記憶領域を管理する。
通信制御部11が共有フォルダやユーザフォルダへのアクセス要求を受信すると、ユーザ管理部14にユーザを認証させる。ユーザ管理部14は、共有フォルダやユーザフォルダにアクセスしたユーザを認証する。ユーザ管理部14は、データベース20のユーザ情報を使用してユーザ認証を行う。
図6は、ユーザ情報の一例を示す。ユーザ情報には、例えば「共有フォルダ名」「ユーザ名」「パスワード」「ユーザフォルダ名」「電子メールアドレス」が含まれる。「共有フォルダ名」は複数のユーザがアクセス可能なフォルダのフォルダ名である。「ユーザフォルダ名」は各ユーザ専用のユーザフォルダのフォルダ名である。共有フォルダとユーザフォルダのいずれも認証が成立したユーザしかアクセスできない。また、認証が成立しても、各ユーザは専用のユーザフォルダにしかアクセスできない。なお、ユーザ名はユーザIDのように、ユーザを一意に特定できる情報であればよい。
図5に戻り、ユーザ管理部14は、情報処理装置200から受信した「ユーザ名」「パスワード」の組がデータベース20に登録されているか否かに基づきユーザの認証が成立するか否かを判定する。ユーザの認証が成立した場合、ユーザは共有フォルダと専用のユーザフォルダにアクセスできる。
アクセス権制御部15は、アクセスしたユーザが文書管理装置100のデータファイルにアクセスする際のアクセス権を制御する。認証が成立したユーザのユーザ名に基づきデータベース20のユーザ情報を参照し、ユーザがアクセス可能な共有フォルダとユーザフォルダのデータファイルへのアクセスを許可し、データ管理部13に通知する。
データ管理部13は、文書管理装置100に保管されているデータファイルを管理する。図7は、データ管理部13が管理するフォルダ管理情報21の一例を示す図である。例えば、以下のようなフォルダの情報を管理している。
・各フォルダの属性(データファイル保管用、検索・整理用、リンク情報保管用等)
・フォルダ毎に格納されているデータファイル(データファイル名、作成日時、更新日時、ファイルサイズ、作成者等)
・フォルダ毎に格納されているデータファイルへのリンク情報
・データファイルの検索範囲
・フォルダへのアクセス権
図5に戻り、分類フォルダ監視部16は、フォルダが作成、削除されたことなどを監視して、データ管理部13に通知する。フォルダの作成や削除を監視するには、定期的にポーリングする方法、ファイルシステムからのコールバックを受け取る方法等がある。
データフォルダ監視部17は、共有フォルダやユーザフォルダに対するデータファイルの作成、更新、削除等を監視して、データ管理部13に通知する。フォルダの作成や削除を監視するには、定期的にポーリングする方法、ファイルシステムからのコールバックを受け取る方法等がある。
データ管理部13は、分類フォルダ監視部16及びデータフォルダ監視部17からの通知に基づきフォルダ管理情報21を更新して、分類処理部18に分類処理を要求する。なお、新たに作成されたフォルダの属性は、フォルダが作成される場所により定まる。例えば、検索・整理用のフォルダの配下に作成されたフォルダの属性はリンク情報保管用であり、データファイル保管用の配下に作成されたフォルダの属性はデータファイル保管用である。
分類処理部18は、フォルダやデータファイルが作成、更新又は削除された場合に分類処理を行う。この分類処理により検索、整理を可能にする。
A.フォルダが作成、更新、削除された場合
検索・整理用のフォルダに、新たにリンク情報保存用のフォルダが作成された場合、分類処理部18は新たなフォルダのフォルダ名で、データファイル保管用のフォルダのデータファイルを検索し、検索結果をデータ管理部13に通知する。検索範囲はフォルダ管理情報21に規定されている。
データ管理部13は、データファイル保管用のフォルダのデータファイルへのリンク情報を生成し、新たに作成されたリンク情報保管用のフォルダに格納する。
なお、分類処理部18は、以下を検索対象に検索する。
(i) データファイルのファイル名
(ii) データファイルの全文
(iii) 画像データの場合、OCRを施し全文を検索対象とする
すなわち、ファイル名又はデータファイルにフォルダ名と同じ文字列が含まれている場合、そのデータファイルに対し検索がヒットする。フォルダ名を検索したいデータの拡張子にすれば、その拡張子を有する全てのデータファイルがヒットする。
ユーザがすでに検索結果が保管されているリンク情報保管用のフォルダのフォルダ名を変更した場合、データ管理部13は、フォルダ管理情報21のフォルダ名やリンク情報を更新する。そして、新たにリンク情報保管用のフォルダが作成された場合と同様に処理する。
ユーザがすでに検索結果が保管されているリンク情報保管用のフォルダを削除した場合、データ管理部13はフォルダ管理情報21から削除されたフォルダのレコードを削除する。
B.データファイルが作成、更新、削除された場合
データファイル保管用のフォルダに、新たにデータファイルが作成された場合、分類処理部18はそのデータファイルをフォルダ名による新たな検索対象とする。例えば、すでに"会議"というリンク情報保管用のフォルダが作成されており、データファイル保管用のフォルダに、"会議.doc"というファイルが新たに作成された場合、分類処理部18は "会議.doc"が会議フォルダにヒットしたと判定する。このため、データ管理部13は"会議"というリンク情報保管用のフォルダに"会議.doc"へのリンク情報を作成する。分類処理部18は、全てのリンク情報保管用のフォルダのフォルダ名に対し、新たに作成されたデータファイルがヒットするか否かを判定する。こうすることで、新たにデータファイルが作成されても、ユーザはデータファイルを情報処理装置200から文書管理装置100にコピーする以上の操作を行うことなく、データファイルを整理することができる。
ユーザがデータファイル保管用のフォルダに記憶されているデータファイルのファイル名やファイル内容を変更した場合、分類処理部18は新たにファイルが作成された場合と同様の処理を行う。ファイル名やファイル内容の変更により、ファイル名がヒットしていた場合は、リンク情報が記憶されるリンク情報保管用のフォルダが変わる可能性がある。一方、全文がヒットしていた場合にファイル名が変わっても、リンク情報が記憶されるリンク情報保管用のフォルダは変わらない。データ管理部13は検索結果に応じてフォルダ管理情報21のリンク情報を更新する。
ユーザがデータファイル保管用のフォルダに記憶されているデータファイルを削除した場合、データ管理部13は削除されたデータファイルへのリンク情報を、各リンク情報保管用のフォルダから削除し、フォルダ管理情報21を更新する。こうすることで、存在しないデータファイルへのリンク情報が残存することを防止できる。
OCR処理部19は、分類処理部18からOCR処理を要求すると、データファイルに対しOCR処理を施す。OCRの処理結果(すなわちテキスト情報)は、データファイルのファイル名に対応づけてデータベース20に記憶される。また、OCR処理されたデータファイルが更新された場合、テキスト情報も更新される。
〔フォルダ構造の例〕
図8は、フォルダ構造を説明する図の一例である。文書管理装置100は、ユーザ情報に登録されている全てのユーザがアクセス可能な共有フォルダ、及び、各ユーザのみがアクセス可能なユーザフォルダを有している。図8ではAllUsersフォルダが共有フォルダであり、Suzukiフォルダがユーザフォルダの1つである。
AllUsersフォルダとSuzukiフォルダの配下には、それぞれcategoryフォルダとdataフォルダがある。categoryフォルダは検索・整理用のフォルダであり、dataフォルダはデータファイル保管用のフォルダである。ユーザはフォルダ名から検索・整理用のフォルダかデータファイル保管用のフォルダかを判断する。
なお、categoryフォルダを設けることなく、dataフォルダの配下にリンク情報保存用のフォルダを作成するように、設計・運用することもできる。しかし、dataフォルダの配下にさらにデータファイル保管用のフォルダを作成することを可能にしたり、データファイル保管用のフォルダと整理用のフォルダを別にすることで、ユーザから整理結果を見やすい構成にできる。
本実施例では、ユーザは、AllUsers/dataフォルダに、他のユーザと共有したいデータファイルを配置し、自分のみアクセス可能としたいデータファイルは、Suzuki/dataフォルダに配置する。これにより、自分の情報処理装置200にデータファイルを保存せずに、ネットワーク上のデータファイルへの他人のアクセスを制限し、また、外出先などからでもアクセスを可能とする。
そして、ユーザが、dataフォルダのデータファイルを検索したり整理する場合、AllUsers/categoryフォルダ又はSuzuki/categoryフォルダの配下に新しいフォルダ(リンク情報保管用)を作成する。
AllUsers/categoryフォルダの配下にリンク情報保管用のフォルダを作成した場合、分類処理部18はフォルダ管理情報21の「検索範囲」を確認して、AllUsers/dataフォルダからデータファイルを検索する。Suzuki/categoryフォルダの配下にリンク情報保管用のフォルダを作成した場合、分類処理部18はフォルダ管理情報21の「検索範囲」を確認して、AllUsers/dataフォルダとSuzuki/dataフォルダの両方からデータファイルを検索する。後者の場合、ユーザは、リンク情報保管用のフォルダを1つ作成するだけで、2つのdataフォルダからデータファイルを検索することができる。また、検索範囲を同じグループのユーザに認めるなどすれば、検索範囲の広狭を制御できる。
〔動作手順〕
図9は、文書管理装置100がデータファイルを検索・整理する手順を示すフローチャート図の一例である。図9の手順は、文書管理装置100が起動すると開始される。
分類フォルダ監視部16はフォルダを監視している。
分類フォルダ監視部16は、監視結果に基づき、検索・整理用のフォルダの配下にフォルダが作成されたか否かを判定する(S100)。作成されたフォルダから見て上位のフォルダは、ファイルシステムから取得できる。また、新たに作成されたフォルダがフォルダ管理情報21に登録された後は、フォルダ管理情報21を参照しても、新たに作成されたフォルダから見て上位のフォルダは明らかでなる。
上位のフォルダが特定できれば、そのフォルダが検索・整理用のフォルダか否かはフォルダ管理情報21に登録されている。
検索・整理用のフォルダ(例えば、Suzuki/categoryフォルダ)の配下にフォルダが作成された場合(S100のYes)、データ管理部13が分類処理部18にフォルダ名を通知し、分類を要求する(S200)。
分類処理部18は、上位のフォルダ(Suzuki/categoryフォルダ)の検索範囲をフォルダ管理情報21にて確認し、フォルダ名をキーにしてデータファイル保管用のフォルダに対する検索・整理処理を行う(S300)。次述する検索・整理処理が終了すると、文書管理装置100はフォルダの監視処理に戻る。
図10は、検索・整理処理の手順を示すフローチャート図の一例である。categoryフォルダの配下にフォルダが作成された場合(S100のYes)、以下の処理が行われる。
分類処理部18は、リンク情報保管用のフォルダのフォルダ名をキーとし、dataフォルダのデータファイルを検索する(S310)。AllUsers/categoryフォルダにリンク情報保管用のフォルダが作成された場合は、AllUsers/dataフォルダを検索すればよく、Suzuki/categoryフォルダにリンク情報保管用のフォルダが作成された場合は、AllUsers/dataフォルダとSuzuki/dataフォルダを検索すればよい。
分類処理部18は、ヒットしたデータファイルへのリンク情報を作成し、リンク情報保管用のフォルダに配置する(S320)。
次に、リンク情報保管用のフォルダが作成された後、dataフォルダにデータファイルが配置された場合の処理について説明する。
図11は、文書管理装置100がデータファイルの作成、更新、削除を監視する際の手順を示すフローチャート図の一例である。図11の手順は、文書管理装置100が起動すると開始される。図9と図11は並行に、又は、繰り返し交互に実行される。
データフォルダ監視部17はデータファイルを監視している。データフォルダ監視部17は、dataフォルダの配下に保管しているデータファイルに変更(作成、更新、削除)があるか否かを監視している(S501)。
・新規に作成された場合
新規に作成された場合、分類処理部18はデータファイルからテキスト情報を取得する(S502)。データファイルが画像データの場合、OCR処理部19がOCR処理を施す。
また、分類処理部18は、ファイル名やテキスト情報に対し、既存のリンク情報保管用のフォルダ名をキーに検索を行い、ヒットしたフォルダ名があれば、リンク情報を作成する(S503)。データ管理部13はフォルダ管理情報21を更新する。
また、OCR処理を施した場合、取得したテキスト情報とファイル名をデータベース20に登録する(S504)。
・更新された場合
データファイルが更新された場合、新規に作成された場合と同様に、分類処理部18はデータファイルからテキスト情報を取得する(S505)。 データファイルが画像データの場合、OCR処理部19がOCR処理を施す。また、分類処理部18は、ファイル名やテキスト情報に対し、既存のリンク情報保管用のフォルダ名をキーに検索を行う(S506)。
OCR処理を施した場合、データ管理部13は更新されたデータファイルに紐付いた既に登録済みのテキスト情報をデータベース20から削除する(S507)。そして、新たにテキスト情報とファイル名を紐づけてデータベース20に登録する(S504)。
・削除された場合
ファイルが削除された場合、データ管理部13は、そのデータファイルのリンク情報をフォルダ管理情報21から削除する(S508)。また、テキスト情報が登録されていれば、データベース20から削除する。
作成、更新、削除に必要な処理が終了すると、文書管理装置100はデータファイルの監視を継続する。
〔検索例〕
図12は、検索例を説明する図の一例である。
図12(a)において、ユーザは、AllUsers/categoryフォルダの配下に会議フォルダを作成した。分類処理部18は、まず会議フォルダの上位のフォルダを特定する。
分類処理部18は、フォルダ管理情報21を参照して、AllUsers/categoryフォルダの検索範囲を確認し、各フォルダを検索する。"会議"を含むデータファイルがAllUsers/dataフォルダにあるので、データ管理部13はヒットした「全体会議.doc、定例会議.doc」へのリンク情報を作成する。したがって、会議フォルダのリンク情報は「AllUsers/data/全体会議.doc AllUsers/data/定例会議.doc」となる。
なお、ユーザは、AllUsers/dataフォルダの配下に、フォルダを作成することもできる。しかし、この場合、AllUsers/dataフォルダがデータファイル保管用のフォルダなので、データ管理部13は該フォルダをデータファイル保管用のフォルダとしてフォルダ管理情報21に登録する。したがって、このフォルダのフォルダ名は検索キーにならず、検索対象となる。
図12(b)は図12(a)の状態でさらに、ユーザがSuzuki/categoryフォルダの配下に会議フォルダを作成した場合の検索例を示す。なお、AllUsers側のフォルダは省略している。分類処理部18は、まず会議フォルダの上位のフォルダを特定する。分類処理部18は、フォルダ管理情報21を参照して、Suzuki/categoryフォルダの検索範囲を確認し、各フォルダを検索する。検索範囲はAllUsers/dataフォルダとSuzuki/dataフォルダである。
データ管理部13はヒットした「会議資料.ppt、全体会議.doc、定例会議.doc」へのリンク情報を作成する。したがって、Suzuki/category/会議フォルダのリンク情報は「Suzuki/data/会議資料.ppt AllUsers/data/全体会議.doc AllUsers/data/定例会議.doc」となる。
このように、検索結果を残したまま、次々と別の検索条件でデータファイルを検索できる。
図13は図12(b)の状態でさらに、ユーザがSuzuki/categoryフォルダの配下に資料フォルダを作成した場合の検索例を示す。分類処理部18は、まず資料フォルダの上位のフォルダを特定する。上位のフォルダ(Suzuki/categoryフォルダ)は図12(b)と同じである。
分類処理部18は、フォルダ管理情報21を参照して、Suzuki/categoryフォルダの検索範囲を確認し、各フォルダを検索する。検索範囲はAllUsers/dataフォルダとSuzuki/dataフォルダである。データ管理部13はヒットした「会議資料.ppt、発表資料.ppt」へのリンク情報を作成する。したがって、Suzuki/category/資料フォルダのリンク情報は「Suzuki/data/会議資料.ppt Suzuki/data/発表資料.ppt」となる。
過去の検索結果が残っていても、フォルダで検索結果(リンク情報)を区別するので、複数のフォルダが同じリンク情報を有することもできる。したがって、ユーザは、「会議資料.ppt」が会議と資料という2つのキーにヒットすることがわかる。
このような2つのキーによる検索を、フォルダを1つ作成するだけで行うこともできる。図14は、ユーザが2つのキーによりデータファイルを検索する場合の検索例を示す。ユーザが"会議"と"資料"の2つのキーのどちらにもヒットするデータファイルを検索したい場合、フォルダの命名規則に従ってフォルダ名を入力する。例えば、「&」は論理積を、「^」は論理和を意味する検索記号とし、検索記号が含まれうるフォルダの命名規則を定めておく。
よって、ユーザが、会議と資料の両方をキーにしてデータファイルを検索したい場合、リンク情報保管用のフォルダのフォルダ名を「会議&資料」フォルダとする。Suzuki/categoryフォルダの配下に会議&資料フォルダを作成した場合、分類処理部18は、まず資料フォルダの上位のフォルダを特定する。上位のフォルダ(Suzuki/categoryフォルダ)は図12(b)と同じである。
分類処理部18は、フォルダ管理情報21を参照して、Suzuki/categoryフォルダの検索範囲を確認し、各フォルダを検索する。検索範囲はAllUsers/dataフォルダとSuzuki/dataフォルダである。
分類処理部18は、フォルダ名に検索記号が含まれているか否かに応じて検索を行う。よって、会議&資料フォルダの「会議」と「資料」の両方をキーにしてデータファイルを検索する。以降は同様に、ヒットした「会議資料.ppt」へのリンク情報を作成する。したがって、図14(a)に示すように、Suzuki/category/会議&資料フォルダのリンク情報は「Suzuki/data/会議資料.ppt」となる。
また、ユーザが「会議^資料」をフォルダ名とした場合、検索キーは「会議」又は「資料」のいずれかになる。このため、図14(b)に示すように、Suzuki/category/会議^資料フォルダのリンク情報は「Suzuki/data/会議資料.ppt、Suzuki/data/発表資料.ppt、AllUsers/data/全体会議.doc、AllUsers/data/定例会議.doc」となる。
以上のように、本実施例の文書管理装置100は、簡単な操作でデータファイルを検索・整理することができる。過去の検索・整理結果が残っているので、それらを参照・利用しながら、簡単な操作で整理し直したり、検索条件を追加することができる。
実施例2では、実施例1のように検索・整理が可能な文書管理装置100において、さらに階層構造でデータファイルを検索・整理可能な文書管理装置100について説明する。
ユーザとしては、「会議」というキーで検索したデータファイル(へのリンク)をさらに絞り込みたい場合がある。データファイルの数が多い場合はこのような要望が多くなる。このような場合、文書管理装置100は、リンク情報保管用のフォルダの配下に新たに作成されたリンク情報保管用のフォルダのフォルダ名により検索結果を絞り込む。
図15は、階層化による整理を模式的に説明する図の一例である。なお、AllUsers側のフォルダは省略した。すでに、ユーザがSuzuki/categoryフォルダの配下に会議フォルダを作成しているものとする。この時、会議フォルダのリンク情報は、「AllUsers/data/全体会議.doc AllUsers/data/定例会議.doc Suzuki/data/会議資料.ppt」である。
ユーザがSuzuki/category/会議フォルダの配下に資料フォルダを作成した場合、分類処理部18は会議フォルダのリンク情報がリンクするデータファイルだけを検索対象に、フォルダ名「資料」をキーに検索する。こうすることで、「会議」による検索結果を「資料」で絞り込むことができる。会議フォルダのリンク情報はフォルダ管理情報21に登録されている。
図16は、本実施例のフォルダ管理情報21の一例を示す図である。図16では、リンク情報保管用のフォルダだけのフォルダ管理情報を抜粋している。
(i) 分類処理部18は、まず資料フォルダの上位のフォルダ(Suzuki/category/会議フォルダ)を特定する。
(ii) 分類処理部18は、フォルダ管理情報21を参照して、Suzuki/category/会議フォルダが検索・整理用のフォルダでないこと(リンク情報保管用のフォルダであること)を確認する。
(iii)Suzuki/category/会議フォルダが検索・整理用のフォルダでない場合、分類処理部18は、上位のフォルダの「リンク情報」を読み出す。Suzuki/category/会議フォルダが検索・整理用のフォルダである場合、実施例1と同様にデータファイルを検索すればよい。
(iv) そして、リンク情報によりリンクされているデータファイルを、新たに作成されたフォルダのフォルダ名により検索する。このように、上位のフォルダのリンク情報を辿りデータファイルを検索するだけでよいので、短時間に検索することができる。
図15に示したように、データ管理部13は、実施例1と同様に、ヒットした「発表資料.ppt」へのリンク情報を作成する。したがって、Suzuki/category/会議/資料フォルダのリンク情報は「Suzuki/data/会議資料.ppt」となる。
〔フォルダの組み合わせによる階層的な検索・整理〕
実施例1にて説明したように、本実施例の文書処理装置は過去の検索結果が残っているし、検索結果は常に更新されている。そこで、過去の検索結果を利用して階層的な検索・整理が可能になる。
図17は、フォルダの組み合わせによる階層的な検索・整理を模式的に説明する図の一例である。なお、AllUsers側のフォルダは省略した。すでに、ユーザがSuzuki/categoryフォルダの配下に会議フォルダと資料フォルダを作成しているものとする。この時、会議フォルダのリンク情報は、「AllUsers/data/全体会議.doc AllUsers/data/定例会議.doc Suzuki/data/会議資料.ppt」、資料フォルダのリンク情報は「Suzuki/data/会議資料.ppt、Suzuki/data/発表資料.ppt」である。
ユーザが会議フォルダの検索結果を「資料」をキーに絞り込む場合、ユーザは資料フォルダを会議フォルダの配下に移動する(資料フォルダを会議フォルダの中に移動する)。分類処理部18は、資料フォルダが新たに作成された場合と同様に、会議フォルダのリンク情報がリンクするデータファイルに対し検索を行えばよい。
この場合、フォルダ管理情報21の変更内容は、Suzuki/Category/資料フォルダのレコードが削除され、新たにSuzuki/Category/会議/資料フォルダのレコードが作成される。すなわち、作成後の内容は図16と同様である。
したがって、本実施例の文書管理装置100は、過去の検索結果があるため、フォルダを移動するだけで簡単に検索・整理することができる。
〔動作手順〕
図18は、本実施例の文書管理装置100がデータファイルを検索・整理する手順を示すフローチャート図の一例である。図18の手順は、文書管理装置100が起動すると開始される。
分類フォルダ監視部16はフォルダを監視している。
分類フォルダ監視部16は、監視結果に基づき、検索・整理用のフォルダの配下にフォルダが作成されたか否かを判定する(S100)。本実施例では、フォルダが作成されたことにはフォルダが移動して作成されたことを含む。
検索・整理用のフォルダの配下にフォルダが作成された場合(S100のYes)、分類処理部18は分類フォルダ監視部16からフォルダ名を取得する(S200)。
次に、分類処理部18は上位のフォルダのフォルダ名等を特定する(S210)。
分類処理部18は、フォルダ管理情報21を参照して、上位のフォルダが検索・管理用のフォルダか否かを判定する(S211)。
検索・管理用のフォルダの場合(S211のYes)、作成されたフォルダのフォルダ名でデータベース20を検索すればよいので、分類処理部18はフォルダ名をキーにしてデータファイル保管用のフォルダに対する検索・整理処理を行う(S310)。
データ管理部13は、ヒットしたデータファイルへのリンク情報を作成し、リンク情報保管用のフォルダに配置する(S320)。
検索・管理用のフォルダでない場合(S211のNo)、上位のフォルダはリンク情報保管用のフォルダなので、分類処理部18は上位のフォルダのリンク情報を読み出す(S212)。
そして、分類処理部18は、リンク情報でリンクされたデータファイルのみを検索対象にして、新たに作成されたフォルダ名をキーにして検索する(S213)。
分類処理部18は、ヒットしたデータファイルへのリンク情報を作成し、リンク情報保管用のフォルダに配置する(S320)。
以上のように、本実施例の文書管理装置100は、過去に作成されたリンク情報保管用に残存する検索結果を利用して、データファイルを検索・整理できる。フォルダを階層的に作成すればよいので、簡単な操作でデータファイルを検索・整理できる。また、過去に作成したフォルダ名をキーとする場合、フォルダを移動するだけで階層化して整理することができる。
実施例1、2では、フォルダ名をキーにしてデータファイルを検索したが、本実施例ではフォルダ名を検索オプションにしてデータファイルを検索可能な文書管理装置100について説明する。
検索オプションにより、例えば、期間、日付、サイズ、を指定するデータファイルを検索することができる。ユーザは、以下の検索オプションを利用可能であり、分類処理部18はフォルダ名から検索オプションを特定する。
・"日付"+"−"+"日付":フォルダ名でなくデータファイルの作成日が、該期間に含まれるデータファイルを検索する。例えば、フォルダ名が「20120101−20121231」であれば、2012年1月1日から12月31日までに作成されたデータファイルが検索される。また、フォルダ名が「20120101−20120101」であれば、2012年1月1日に作成されたデータファイルが検索される。
・"〜"+"日付":フォルダ名でなくデータファイルの作成日が、該日付以前に作成されたデータファイルを検索する。例えば、フォルダ名が「〜20121231」であれば、2012年12月31日以前に作成されたデータファイルが検索される。
・"日付"+"〜":フォルダ名でなくデータファイルの作成日が、該日付以降に作成されたデータファイルを検索する。例えば、フォルダ名が「20120101〜」であれば、2012年1月1日以降に作成されたデータファイルが検索される。
・"size"+"数値"+"−"+"数値":フォルダ名でなくデータファイルのサイズが、2つの数値(kbyte)に含まれるデータファイルを検索する。例えば、フォルダ名が「size100−300」であれば、サイズが100kbyteから300kbyteのデータファイルが検索される。期間と同様に"〜"を使用することができる。
なお、さらに明示的な検索オプションを定めておくこともできる。
・"★"+"日付"+"−"+"日付":フォルダ名でなくデータファイルの作成日が、該期間に含まれるデータファイルを検索する。例えば、フォルダ名が「★20120101−20121231」であれば、2012年1月1日から12月31日までに作成されたデータファイルが検索される。
分類処理部18は、フォルダ名を取得した後、フォルダ名に検索オプションが含まれるか否かを判定し、含まれる場合には、期間やサイズでデータファイルを検索する。フォルダ名に検索オプションが含まれない場合、実施例1,2と同様にデータファイルを検索する。
フローチャートは実施例2と実質的な変更がないの省略する。
・ステップS211において、上位のフォルダが検索・管理用のフォルダの場合(S211のYes)
検索オプションがない場合、分類処理部18は、フォルダ名をキーにしてデータファイル保管用のフォルダに対する検索・整理処理を行う(S310)。
検索オプションがある場合、フォルダ名に含まれる期間やサイズをキーにしてデータファイル保管用のフォルダに対する検索・整理処理を行う(S310)。
・ステップS211において、上位のフォルダが検索・管理用のフォルダでない場合(S211のNo)
検索オプションがない場合、分類処理部18は上位のリンク情報保管用のフォルダのリンク情報を読み出し(S212)、リンク情報でリンクされたデータファイルのみを検索対象にして、新たに作成されたフォルダ名をキーにして検索する(S213)。
検索オプションがある場合、分類処理部18は上位のリンク情報保管用のフォルダのリンク情報を読み出し(S212)、リンク情報でリンクされたデータファイルのみを対象に、フォルダ名に含まれる期間やサイズをキーにして検索する(S213)。
図19は、期間による検索例を説明する図の一例である。すでにSuzuki/category/会議フォルダにリンク情報「Suzuki/data/会議資料.ppt AllUsers/data/全体会議.doc AllUsers/data/定例会議.doc」が保管されているものとする。
この状態で、ユーザがSuzuki/category/会議/20120101−20121231フォルダを作成した。分類処理部18は検索オプションを検出して、会議フォルダのリンク情報「Suzuki/data/会議資料.ppt AllUsers/data/全体会議.doc AllUsers/data/定例会議.doc」がリンクするデータファイルの内、20120101−20121231に作成されたデータファイルを検索する。例えば、定例会議.docが2012年2月に作成されたものである場合、「AllUsers/data/定例会議.doc」が20120101−20121231フォルダに保管されるリンク情報となる。
このように、本実施例では様々な検索オプションでデータファイルを検索することができる。また、フォルダ名で検索されたフォルダの配下に検索オプションを指定するフォルダを作成することができ、データファイルを詳細に整理することができる。
本実施例では、データファイルの検索中に、検索状況を表示する文書管理装置100について説明する。データファイルの数が多くなるほど検索時間が増大する。この間、ユーザとしては、進捗が分からず、検索されているかどうか不安になる場合もある。
そこで、本実施例の文書管理装置100は、検索状態を示すファイル(以下、状況表示ファイルという)をリンク情報保管用のフォルダに作成する。
図20は、状況表示ファイルの動作を説明する図の一例である。ユーザがSuzuki/category/会議フォルダを作成したものとする。分類処理部18は分類を開始するが、この時、Suzuki/dataフォルダやAllUsers/dataフォルダに閾値以上のデータファイルが配置されている場合、分類処理部18はリンク情報保管用のフォルダに状況表示ファイルを作成する。
図20(b)に示すように、状況表示ファイルのファイル名を例えば以下のように遷移させる。
「未処理」→「処理中」→「完了」
ユーザは、検索結果を知るため、リンク情報保管用のフォルダを開くので、すぐに状況表示ファイルを見つけ、現在の進捗状況を確認することができる。なお、状況表示ファイルのファイル名が、「未処理」から「完了」になるまでの間、徐々にリンク情報が記録されていく。
なお、分類処理部18は、進捗状況だけでなく、リンク情報の数をファイル名とするファイル名を作成することもできる。この場合、状況表示ファイルのリンク情報の数が時間と共に増大していく。リンク情報の数を単に表示してもよいし、検索対象のデータファイルの数をNとして、「ヒット数/N」のように表示してもよい。
ユーザは、状況表示ファイルのファイル名を見ながら、検索が進行していることを認識できる。
また、図20(b)のような文字による状況表示でなく、フォルダのアイコンの色により検索状況を表示することをも有効である。
図21は検索状況の表示を説明する図の一例である。同様にユーザは、Suzuki/category内でSuzuki/category/会議フォルダを作成した。図21は、Suzuki/categoryフォルダのファイル又はフォルダを表示している。分類処理部18はリンク情報保管用のフォルダ(会議フォルダ)の色を検索状況によって、例えば以下のように変更する。
「未処理」 :緑
「処理中」 :赤
「処理完了」:青
このような処理は、色の異なるアイコンの画像データを用意しておき、検索状況に応じて表示するアイコンの画像データを切り替えることで実現できる。したがって、アイコンの色だけでなく、形状を検索状況によって変更することもできるし、短時間にアイコンを切り替えれば、点滅しているように見せたり、その場で動いているように見せることもできる。
図20(b)のように、状況表示ファイルで検索状況を表示する場合、ユーザはそのフォルダ(この場合は会議フォルダ)を開く必要がある、しかし、図21では、ユーザは会議フォルダを作成したフォルダ(この場合はcategoryフォルダ)を開いたまま、会議フォルダの色を確認するだけで検索状況を簡易的に把握することができる。
本実施例の文書管理装置100は、検索・整理中の進捗を、ファイル名やフォルダの色としてユーザに提供することができる。Windows(登録商標)などOSによっては、フォルダが有するファイル名を、フォルダを開かなくてもマウスオーバーさせるだけでポップアップ表示することもできるため、ユーザは、検索状況やリンク情報の数を簡易的に把握することができる。
本実施例では、検索結果であるリンク情報を出力装置などで扱う際の態様について説明する。
図22は、文書管理装置100を有するネットワークシステム500の概略構成図の一例である。図22において、図2で同一の符号を付した構成要素は同様の機能を果たすので、主に本実施例の主要な構成要素についてのみ説明する場合がある。図22では出力装置の一例として画像形成装置600又はプロジェクタ700が図示されている。以下では画像形成装置600を例にして説明する。
情報処理装置200又は携帯端末300だけでなく、画像形成装置600も文書管理装置100で検索・整理した結果であるリンク情報を参照することができる。文書管理装置100に配置してあるリンク情報に情報処理装置200や携帯端末300、画像形成装置600から例えばSMBでアクセスした場合には、そのリンク情報の元ファイル(実体)を開くことができる。
しかし、情報処理装置200や携帯端末300及び画像形成装置600が例えばHTTP又はHTTPS(以下、HTTP(S)と記述する)で文書管理装置100にアクセスした場合には、リンク情報を閲覧することはできても、元ファイル(実体)を取得することができない場合がある。これは、文書管理装置100がファイルをWWWブラウザ側でキャッシュされることを防止するために、HTTP(S)のHTMLファイルのヘッダにキャッシュを禁止する「Cache-Control:no-cache」を記述しているために生じる。WWWブラウザによっては、このような記述がヘッダにあると、ファイルの実体をダウンロードできない(キャッシュできない)。したがって、元ファイル(実体)を取得することが、通信プロトコルやWWWブラウザによって困難な状況が生じうる。
元ファイル(実体)をダウンロードできないと、画像形成装置600が印刷したり、プロジェクタ700が表示したりすることもできない。
そこで、本実施例の文書管理装置100は、情報処理装置200や携帯端末300及び画像形成装置600が例えばHTTP(S)でアクセスしてきた場合でもリンク情報が保持している情報ではなく、リンク情報の元ファイル(実体)を取得できるようにする。
具体的には、画像形成装置600がHTTP(S)でアクセスした際に、文書管理装置100は元ファイル(実体)を画像形成装置600に返却する。情報処理装置200や携帯端末300が文書管理装置100にアクセスした場合も同様の動作が可能となる。
図23は、画像形成装置のハードウェア構成図の一例を示す。なお、画像形成装置600は公知のものでよく図は一例である。画像形成装置600は、制御部611、主記憶部612、補助記憶部613、外部記録装置I/F部614、ネットワークI/F部615、操作部616、表示部617、及び、エンジン618を有している。これらブロックは、バスを介して相互にデータ送受信可能に接続されている。
制御部611は、各装置の制御やデータの演算、加工を行う例えばCPUである。また、制御部611は、主記憶部612や補助記憶部613に記憶されたプログラムを実行する演算装置であり、入力装置や記憶装置からデータを受け取り、演算、加工した上で、出力装置や記憶装置に出力する。
主記憶部612は、主にRAM(Random Access Memory)であり、制御部611が実行する基本ソフトウェアであるOSやアプリケーションソフトウェアなどのプログラムやデータを記憶又は一時保存する記憶装置である。補助記憶部613は、例えばHDD(Hard Disk Drive)などであり、アプリケーションソフトウェアなどに関連するデータを記憶する記憶装置である。
外部記録装置I/F部614は、USB(Universal Serial Bus)などのデータ伝送路とデータ通信規格に従ってデータを送受信するインタフェースである。例えば、フラッシュメモリ、SDカードなどの記録媒体619が接続される。
ネットワークI/F部615は、有線及び/又は無線回線などのデータ伝送路により構築されたLAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)などのネットワークを介して文書管理装置と通信するインタフェースである。
操作部616や表示部617は、キースイッチ(ハードキー)とタッチパネル機能(GUIのソフトウェアキーを含む:Graphical User Interface)を備えたLCD(Liquid Crystal Display)とを有し、メニュー表示を行い、ユーザ操作を受け付ける。
エンジン618は、電子写真方式やインクジェット方式で画像データを用紙に印刷する。印刷用のエンジンだけでなく、紙原稿を光学的に読み取り画像データを生成するスキャナ用のエンジンを有していてもよい。
図24は、画像形成装置600が文書管理装置100から元ファイル(実体)を取得する手順を示すシーケンス図の一例である。
ユーザは画像形成装置600の操作部616を操作してHTTP(S)経由で情報管理装置100にアクセスする。
S1:まずユーザは画像形成装置600にログインする。ログインにより、画像形成装置600にユーザID(又はユーザ名)及びパスワードが入力される。
S1.1:画像形成装置600はユーザ情報をHTTP(S)で文書管理装置100に送信する。
S1.1.1:文書管理装置100は通信制御部11で要求を受け付け、ユーザ情報をユーザ管理部14にログイン情報として渡す。
S1.1.1.1:ユーザ管理部14はデータベース20で保持しているユーザ情報と、受信したユーザ情報を照合して認証が成立するか否かを判定する。ここでは認証が成立したものとし、ユーザ管理部14は通信制御部11を介して認証OKを画像形成装置600に送信する。
ログインにより、文書管理装置は自動的に又は明示の要求を受信して検索・整理した結果であるリンク情報を画像形成装置600に送信する。
図25は画像形成装置600の表示部617に表示されたリンク情報の一例を示す図である。画面の左側には、ログインした"Suzuki"というユーザ名606、「共有フォルダを表示」ボタン607、文書名検索ボタン608が表示されている。
画面の中央には、リンク情報が表示される。文書管理装置に"会議"フォルダが作成されている場合、画像形成装置600に"会議"フォルダにリンク情報が含まれた状態で送信される。ユーザは検索結果のフォルダを押下することで選択してリンク情報を表示させる。図ではフォルダの階層構造605と会議フォルダ内のリンク情報604が表示されている。
画面の右側には、「ファイル情報表示」ボタン601、「ファイル表示」ボタン602、「印刷」ボタン603が表示されており、ユーザは会議フォルダ内の1つ以上のリンク情報を選択して、これらのボタンを押下することができる。「ファイル情報表示」ボタン601が選択された場合、図24のS2の処理が実行され、「ファイル表示」ボタン602が選択された場合、S3の処理が実行され、「印刷」ボタン603が選択された場合、ファイルが印刷される。各ボタンの選択順は任意である。
S2:図24に戻り、ユーザは文書管理装置100に保管してあるリンク情報が示すファイル情報の表示操作を画像形成装置600に行う。画像形成装置600が保持しているのはリンク情報であり、元ファイル(実体)ではないため、図25のように画像形成装置600が表示した検索・整理されたフォルダから、1つ以上のリンク情報を指定して、ファイルのファイル情報の送信を文書管理装置100に要求する。
S2.1:画像形成装置600はフォルダパスを指定してHTTP(S)でファイル情報表示を要求する。通信制御部11は、HTTP(S)で要求を受信したか否かを判定し、HTTP(S)で要求を受信した場合にだけ以降の処理を行う。HTTP(S)で通信していることはTCPヘッダーのポート番号(HTTPの場合は80,HTTPSの場合は443)で判別される。HTTP(S)以外でもファイルの実体やファイル情報をダウンロードできないプロトコルの場合は、同様に以降の処理が行われる。
ファイル情報は、例えばファイルサイズ、作成日、更新日、作成者、ファイル種類などである。文書管理装置100はファイル情報表示の要求を通信制御部11で受け付ける。
S2.1.1:通信制御部11はデータ管理部13にファイル情報取得の要求を行う。
S2.1.1.1:データ管理部13はリンク情報から元データ(実体)のファイル情報を取得するため、ファイル情報を保持しているデータベース20からリンクで指定される場所を検索する。
S2.1.1.2:データベース20から取得した元データ(実体)の場所から必要なファイル情報を取得する。データ管理部13は取得したファイル情報を通信制御部11を介して画像形成装置600に送信する。
S3:次に、ユーザは文書管理装置100に保管してあるリンク情報が示すファイルをオープンする。ファイルオープンとは、ファイルへの読み書きを可能とするこというが、ここでは元データ(実体)を取得すること又は元データ(実体)の文章などを表示することをいう。
S3.1:画像形成装置600が保持しているのはリンク情報とファイル情報であるため、そのリンク情報から文書管理装置100に存在する元ファイル(実体)を取得する必要がある。そのため、画像形成装置600は文書管理装置100に対してHTTP(S)で元ファイル(実体)を要求する。文書管理装置の通信制御部11はHTTP(S)で元ファイル(実体)の要求を受け付ける。通信制御部11は、HTTP(S)で要求を受信したか否かを判定し、HTTP(S)で要求を受信した場合にだけ以降の処理を行う。
S3.1.1:通信制御部11は、リンク情報と元ファイル(実体)の紐付けを管理しているデータ管理部13に元ファイル取得要求を送信する。
S3.1.1.1:データ管理部13はリンク情報から元ファイル(実体)を取得する。データ管理部13は取得した元ファイル(実体)を通信制御部11を介して画像形成装置600に送信する。なお、データ管理部13は送信前にフォーマットを変換してもよい。例えば、Word(登録商標)のファイルをPCL(Printer Control Language)に変換すれば、画像形成装置600がWordのファイルオープン機能を有していなくても印刷が可能になる。
画像形成装置600は、取得した元ファイル(実体)を表示部617に表示する。これにより、ユーザは画像形成装置600上で表示しているデータがリンク情報か元ファイル(実体)かを意識することなく、ユーザが必要な元ファイル(実体)を取得することが可能になる。すなわち、リンク情報でありHTTP(S)で元ファイル(実体)を要求した場合は図示する方法で取得でき、SMBで要求した場合は従来どおりに取得できる。元ファイル(実体)を表示部617に表示していた場合は、そのまま印刷等を行うことができる。
なお、情報処理装置200又は携帯端末300がHTTP(S)で元ファイル(実体)を取得する場合も処理は同様である。情報処理装置200又は携帯端末300は取得した元ファイル(実体)を画像形成装置600に送信して印刷できる。
続いて、図24の変形例として情報処理装置200又は携帯端末300が、別のユーザにファイルを送信する場合について説明する。ユーザとしては情報処理装置200又は携帯端末300で検索したファイルを他のユーザ(以下、ユーザBとする)と共有したい場合がある。しかし、検索・整理した結果であるリンク情報だけを送信した場合、共有フォルダのファイルでなければ、ユーザBは元ファイル(実体)を取得できない。また、共有フォルダのファイルでも、ユーザBが文書管理装置100にアクセスする権限を有していない外部のユーザの場合、ユーザBは元ファイル(実体)を取得できない。そこで、元ファイル(実体)を電子メールに添付して外部のユーザに送信可能なネットワークシステム500について説明する。
図26は、携帯端末300が文書管理装置100から元ファイル(実体)を取得する手順を示すシーケンス図の一例である。S1〜S2の処理は図24と同様である。
S3:リンク情報又はファイル情報を確認したユーザはファイルをユーザBの携帯端末Bに送信するため、ファイルを選択しユーザBを指定してファイルの転送操作を行う。
S3.1:携帯端末Aは、HTTP(S)でユーザBの電子メールアドレスとリンク情報を引数にして元ファイル(実体)の転送要求を文書管理装置100に送信する。文書管理装置100の通信制御部11はHTTP(S)で元ファイル(実体)の転送要求を受け付ける。ユーザBの電子メールアドレスは、ユーザが携帯する携帯端末Aのアドレス帳に記憶されているか、又は、ユーザがキーボードから入力する。
S3.1.1:通信制御部11は元ファイル(実体)の転送要求をデータ管理部13に送信する。
S3.1.1.1:データ管理部13は元ファイル(実体)が格納されているデータベース20にアクセスしてリンク情報又は元ファイル(実体)のどちらを送信するかを判断する。具体的には、ユーザBが転送要求されたファイルにアクセス可能か否かを判定すればよい。まず、ユーザBの電子メールアドレスのドメイン部分(@以下の部分)が文書管理装置100のドメインと同じ又は文書管理装置100のドメインを含むか否かを判定する。文書管理装置100にアクセス権限があるユーザであれば、電子メールアドレスのドメイン部分が共通するので内部のユーザであると推定できる。ユーザBが内部のユーザである場合、転送要求されたファイルが共有フォルダ(AllUsers/Category以下のフォルダ)のファイルか否かを判定する。データ管理部13は、ユーザBが内部のユーザでありかつファイルが共有フォルダのファイルである場合、リンク情報を送信すればよいと判定し、そうでない場合、元ファイル(実体)を送信すると判定する。
S3.1.1.2:リンク情報を送信すればよいと判定した場合、データ管理部13はリンク情報を電子メールに添付してユーザBの携帯端末Bに送信する。
S3.1.1.3:元ファイル(実体)を送信すると判定した場合、データ管理部13はリンク情報から元ファイル(実体)を取得する。
S3.1.1.4:データ管理部13は元ファイル(実体)を電子メールに添付してユーザBの携帯端末Bに送信する。なお、通信制御部11がHTTP(S)で要求を受信していない場合、ユーザBもHTTP(S)以外のプロトコルでアクセスすると推定し、リンク情報を送信する。
このように、文書管理装置100はユーザBが元ファイル(実体)にアクセスできない場合には元ファイル(実体)を送信するので、ユーザは携帯端末Aで扱うファイルがリンク情報か元ファイル(実体)かを意識することなく、ユーザBにファイルを送信することができる。
11 通信制御部
12 共有制御部
13 データ管理部
14 ユーザ管理部
16 分類フォルダ監視部
17 データフォルダ監視部
18 分類処理部
19 OCR処理部
20 データベース
21 フォルダ管理情報
100 文書管理装置
200 情報処理装置
300 携帯端末
500 ネットワークシステム
600 画像形成装置
特開2006‐048521号公報

Claims (17)

  1. 電子データを検索する検索条件を含む格納領域を生成する領域生成手段と、
    前記領域生成手段により格納領域が生成されたとき、蓄積手段に蓄積されている電子データから該格納領域に含まれている検索条件を満たす電子データを検索する検索手段と、
    前記検索手段で検索された電子データにアクセスするためのアクセス情報を生成するアクセス情報生成手段と、
    前記アクセス情報生成手段で生成されたアクセス情報を前記領域生成手段で生成された格納領域に格納する格納手段と、
    を有する情報処理装置。
  2. 前記格納領域に含まれている検索条件は該格納領域の名称であり、
    前記検索手段は、前記格納領域の名称を含む電子データを検索する、
    ことを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  3. 前記領域生成手段が、検索条件を含む格納領域の配下に第2の格納領域を生成した場合、前記検索手段は検索条件を含む格納領域に格納されているアクセス情報によりアクセスされる電子データを、前記第2の格納領域に含まれる検索条件で検索し、
    前記アクセス情報生成手段は、前記検索手段が検索した電子データにアクセスするためのアクセス情報を生成し、
    前記格納手段は、前記アクセス情報生成手段が生成したアクセス情報を前記第2の格納領域に格納する、
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の情報処理装置。
  4. 前記領域生成手段が、検索条件を含む格納領域の配下に、すでに作成されている検索条件を含む格納領域を移動した場合、前記検索手段は、移動された格納領域の上位の格納領域に格納されているアクセス情報によりアクセス可能な電子データを、移動された格納領域に含まれる検索条件で検索し、
    前記アクセス情報生成手段は、前記検索手段が検索した電子データにアクセスするためのアクセス情報を生成し、
    前記格納手段は、前記アクセス情報生成手段が生成したアクセス情報を移動された格納領域に格納する、
    ことを特徴とする請求項1〜3いずれか1項記載の情報処理装置。
  5. 前記検索手段は、格納領域に含まれる検索条件に予め定められている検索オプション情報を検出した場合、前記検索オプション情報が指示する電子データの属性値を検索対象にして、格納領域に含まれている検索条件を満たす電子データを検索する、
    ことを特徴とする請求項1〜4いずれか1項記載の情報処理装置。
  6. 前記検索オプション情報が電子データの前記属性値として電子データの作成日を検索対象とする場合、前記検索手段は、格納領域に含まれる検索条件の期間に作成された電子データを蓄積手段に蓄積されている電子データから検索する、
    ことを特徴とする請求項5記載の情報処理装置。
  7. 前記格納手段は通知用電子データを作成して、前記領域生成手段で生成された格納領域に格納し、
    前記検索手段が電子データを検索している間、前記格納手段は前記通知用電子データの名称を少なくとも1回、変更する、
    ことを特徴とする請求項1〜6いずれか1項記載の情報処理装置。
  8. 前記格納手段は、前記通知用電子データの名称を検索の進捗状況を示す文字又は記号で記述し、進捗状況に応じて変更する、
    ことを特徴とする請求項7記載の情報処理装置。
  9. 前記格納手段は、前記検索手段が電子データを検索している間、検索条件を含む格納領域のアイコンの外観を検索の進捗状況に応じて変更する、
    ことを特徴とする請求項1〜6いずれか1項記載の情報処理装置。
  10. 蓄積手段に蓄積されている電子データの作成、更新又は削除を監視する電子データ監視手段を有し、
    前記電子データ監視手段が蓄積手段に電子データが作成されたこと又は蓄積手段の電子データが更新されたことを検出した場合、
    前記検索手段は、すでに作成されている格納領域に含まれる検索条件で、作成又は更新された電子データを検索し、
    前記アクセス情報生成手段は、前記検索手段で検索された、作成又は更新された電子データへのアクセス情報を生成し、
    前記格納手段は、前記検索手段が検索した格納領域にアクセス情報生成手段で生成されたアクセス情報を格納する、
    ことを特徴とする請求項1〜9いずれか1項記載の情報処理装置。
  11. 前記蓄積手段は、ユーザ識別情報に紐づけられたユーザ格納領域に前記ユーザ識別情報のユーザの電子データを記憶し、複数のユーザが共通に使用する共有格納領域に各ユーザの電子データを記憶しており、
    ユーザの認証情報及び前記ユーザ識別情報を含むユーザ情報が登録されたユーザ情報記憶手段と、
    外部の機器から受信した認証情報及び前記ユーザ識別情報に基づきユーザを認証するユーザ認証手段と、を有し、
    前記ユーザ認証手段がユーザの認証が成立したと判定した場合、前記検索手段は、認証が成立したユーザの前記ユーザ格納領域と前記共有格納領域を検索対象の格納領域に決定する、
    ことを特徴とする請求項1〜9いずれか1項記載の情報処理装置。
  12. 外部の機器から、前記アクセス情報生成手段により生成されたアクセス情報を所定の通信プロトコルで受信する通信手段と、
    前記蓄積手段から前記アクセス情報が指示する電子データの電子データ情報を取得して、前記外部の機器に送信するデータ送信手段と、
    を有することを特徴とする請求項1〜11いずれか1項記載の情報処理装置。
  13. 外部の機器から、前記アクセス情報生成手段により生成されたアクセス情報を所定の通信プロトコルで受信する通信手段と、
    前記蓄積手段から前記アクセス情報が指示する電子データを取得して、前記外部の機器に送信するデータ送信手段と、を有する、
    ことを特徴とする請求項1〜11いずれか1項記載の情報処理装置。
  14. 外部の機器から、前記アクセス情報生成手段により生成されたアクセス情報、該アクセス情報の転送先への転送要求、及び、転送先情報を所定の通信プロトコルで受信する通信手段と、
    前記転送先の機器のユーザが、前記アクセス情報が指示する電子データにアクセス可能か否かを判定し、
    アクセス可能と判定した場合、前記アクセス情報を前記転送先に送信し、アクセス可能でないと判定した場合、前記蓄積手段から前記アクセス情報が指示する電子データを取得して、前記転送先に送信するデータ送信手段、を有する、
    ことを特徴とする請求項1〜11いずれか1項記載の情報処理装置。
  15. 前記蓄積手段を有することを特徴とする請求項1〜14いずれか1項記載の文書管理サーバ。
  16. コンピュータに、
    電子データを検索する検索条件を含む格納領域を生成する領域生成ステップと、
    前記領域生成ステップにより格納領域が生成されたとき、蓄積手段に蓄積されている電子データから該格納領域に含まれている検索条件を満たす電子データを検索する検索ステップと、
    前記検索ステップで検索された電子データにアクセスするためのアクセス情報を生成するアクセス情報生成ステップと、
    前記アクセス情報生成ステップで生成されたアクセス情報を前記領域生成ステップで生成された格納領域に格納する格納ステップと、
    を実行させるプログラム。
  17. 電子データを検索する検索条件を含む格納領域を生成する領域生成手段と、
    前記領域生成手段により格納領域が生成されたとき、蓄積手段に蓄積されている電子データから該格納領域に含まれている検索条件を満たす電子データを検索する検索手段と、
    前記検索手段で検索された電子データにアクセスするためのアクセス情報を生成するアクセス情報生成手段と、
    前記アクセス情報生成手段で生成されたアクセス情報を前記領域生成手段で生成された格納領域に格納する格納手段と、を有する情報処理装置と、
    コンピュータに、
    前記情報処理装置から前記アクセス情報を受信するステップと、
    選択を受け付けた前記アクセス情報の一部又は全部を前記情報処理装置に送信するステップと、
    前記アクセス情報が指示する電子データの電子データ情報又は前記アクセス情報が指示する電子データを前記情報処理装置から受信するステップと、
    前記電子データ情報又は前記電子データを表示するステップと、を実行させるプログラムと、
    を有するファイルシステム。
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