JP2018010544A - データ提供システム、画像出力装置、サーバ、データ提供方法、およびコンピュータプログラム - Google Patents

データ提供システム、画像出力装置、サーバ、データ提供方法、およびコンピュータプログラム Download PDF

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弥 内田
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Abstract

【課題】データへアクセスするための文書の生成後にそのデータの新たなバージョンがサーバへ追加された場合であっても、従来よりも容易に新たなバージョンのデータをユーザに使用させる。
【解決手段】画像形成装置1は、社内サーバ2Aからファイルを受信するごとに、そのファイルを初めてダウンロードしまたはそのファイルが前回のダウンロード時以降に更新された場合に、社外サーバ2Bへそのファイルをアップロードする。さらに、社外サーバ2Bにおけるそのファイルへのアクセス用の印刷物を生成する。社外サーバ2Bは、そのファイルを受信するごとに、バージョン番号を付けてそのファイルを記憶する。そして、端末装置3からのアクセスがあった場合に、バージョン番号の一覧を端末装置3へ送信し、端末装置3が指定したバージョン番号のそのファイルを端末装置3へ送信する。
【選択図】図1

Description

本発明は、サーバを介して端末装置へデータを提供する技術に関する。
従来、ハイパーリンクを含む文書を、このハイパーリンクを二次元バーコードに置き換えて用紙に印刷する技術が、提案されている。この二次元バーコードは、このハイパーリンクを示す画像である。または、このハイパーリンクの近傍の余白にこの二次元バーコードを付加して文書を印刷することも、ある。
ユーザは、この用紙に印刷された二次元バーコードをスマートフォンまたはタブレットコンピュータで撮影することによって、ハイパーリンクのリンク先へアクセスすることができる。
ところで、リンク先がイントラネットの中のリソース(例えば、ウェブページ)である場合は、イントラネットの外からアクセスすることができないことがある。
そこで、次のような方法が提案されている。ハイパーリンクのリンク先の装置が、同一LAN内の装置に対してのみ、データを提供するストレージサーバである場合に、PCは、そのストレージサーバからコンテンツを取得する。そして、コンテンツを、パブリックネットワークに開放されている他のストレージサーバに送信する。PCは、送信の返信として、コンテンツを取得するためのURL又はURL関連情報を受信し、そのURLを文書データに合成する(特許文献1)。
特開2015−106251号公報
ところで、特許文献1に記載される、LAN内の装置へデータを提供するストレージにおいて、パブリックネットワークに開放されている他のストレージサーバへ送信したデータと同じデータが更新されることがある。そして、更新後のデータが新しいバージョンのデータとして当該他のストレージサーバに保存されることがある。
しかし、更新前に生成された文書では、ユーザは、更新後のデータへ外部からアクセスすることができない。更新後のデータへアクセスするための文書を生成し直さなければならない。または、更新後のデータのURLを教えてもらわなければならない。
本発明は、このような問題点に鑑み、データへアクセスするための文書の生成後にそのデータの新たなバージョンがサーバへ追加された場合であっても、従来よりも容易に新たなバージョンのデータをユーザが使用できるようにすることを、目的とする。
本発明の一形態に係るデータ提供システムは、第一のネットワークに設けられる画像出力装置と、前記第一のネットワークとは異なる第二のネットワークに設けられるサーバと、を有するデータ提供システムであって、前記画像出力装置は、コンテンツを再現するためのコンテンツデータへのハイパーリンクが記された文書を入力する入力手段と、前記文書が前記入力手段によって入力されるごとに、当該文書から前記ハイパーリンクを検出する検出手段と、前記ハイパーリンクが前記検出手段によって検出されるごとに、当該ハイパーリンクに基づいて前記コンテンツデータを受信する受信手段と、前記コンテンツデータが前記受信手段によって受信されるごとに、当該コンテンツデータが前回に前記受信手段によって受信された後に更新されたか否かを判別する判別手段と、前記コンテンツデータが更新されたと前記判別手段によって判別された場合、および、当該コンテンツデータが前記受信手段によって初めて受信された場合に、当該コンテンツデータを前記サーバへ送信する、アップロード手段と、前記文書を、前記コンテンツデータに対応するコンテンツ識別子とともに出力する出力手段と、を備え、前記サーバは、前記コンテンツデータが前記画像出力装置から送信されてくるごとに、ユニークなバージョン識別子と対応付けて当該コンテンツデータを記憶する、コンテンツデータ記憶手段と、前記コンテンツデータ記憶手段に記憶される前記コンテンツデータそれぞれの前記バージョン識別子の一覧を前記コンテンツ識別子と対応付けて記憶する一覧記憶手段と、端末装置から前記コンテンツ識別子を示された場合に、当該コンテンツ識別子に対応する前記一覧を当該端末装置へ送信する、一覧送信手段と、前記一覧の中からいずれかの前記バージョン識別子が前記端末装置から指定された場合に、前記コンテンツデータのうちの当該指定されたバージョン識別子に対応付けられて前記コンテンツデータ記憶手段に記憶されているコンテンツデータを当該端末装置へ送信する、提供手段と、を備える。
前記サーバは、上述の手段の代わりに、前記コンテンツデータが前記画像出力装置から送信されてくるごとに、当該コンテンツデータを記憶する、コンテンツデータ記憶手段と、端末装置から前記コンテンツ識別子を示された場合に、当該コンテンツ識別子に対応する前記コンテンツデータのうちの最後に前記コンテンツデータ記憶手段に記憶されたコンテンツデータを当該端末装置へ送信する、提供手段と、を備えてもよい。
本発明によると、データへアクセスするための文書の生成後にそのデータの新たなバージョンがサーバへ追加された場合であっても、従来よりも容易に新たなバージョンのデータをユーザに使用させることができる。
文書共有システムの全体的な構成の例を示す図である。 画像形成装置のハードウェア構成の例を示す図である。 社外サーバのハードウェア構成の例を示す図である。 端末装置のハードウェア構成の例を示す図である。 画像形成装置の機能的構成の例を示す図である。 社外サーバの機能的構成の例を示す図である。 端末装置の機能的構成の例を示す図である。 第一の文書の例を示す図である。 第二の文書への二次元バーコードの付加の例を説明するための図である。 管理テーブルの例を示す図である。 提供対象決定処理の流れの例を説明するフローチャートである。 バージョン一覧画面の例を示す図である。 第一のケースにおける各装置の処理の流れの例を示すシーケンス図である。 第一のケースにおける各装置の処理の流れの例を示すシーケンス図である。 第二のケースにおける各装置の処理の流れの例を示すシーケンス図である。 第二のケースにおける各装置の処理の流れの例を示すシーケンス図である。 画像形成装置における全体的な処理の流れの例を説明するフローチャートである。 社外サーバにおける全体的な処理の流れの例を説明するフローチャートである。 端末装置における全体的な処理の流れの例を説明するフローチャートである。 端末装置における全体的な処理の流れの変形例を説明するフローチャートである。 第二の文書への二次元バーコードの付加の変形例を説明するための図である。
図1は、文書共有システム100の全体的な構成の例を示す図である。図2は、画像形成装置1のハードウェア構成の例を示す図である。図3は、社外サーバ2Bのハードウェア構成の例を示す図である。図4は、端末装置3のハードウェア構成の例を示す図である。
図1に示すように、文書共有システム100は、画像形成装置1、社内サーバ2A、社外サーバ2B、複数台の端末装置3、社内回線41、および社外回線42などによって構成される。
文書共有システム100は、企業、役所、または学校などの団体において使用される。以下、ある企業において文書共有システム100が使用される場合を例に説明する。
文書共有システム100によると、文書のファイルを企業の複数の従業員(ユーザ)によって共有することができる。さらに、ユーザが社外にいるときにも、文書のファイルを閲覧することができる。
以下、複数台の端末装置3のそれぞれを「端末装置3A」、「端末装置3B」、「端末装置3C」、…と区別して記載することがある。なお、本実施形態において「文書」とは、書類または資料などを意味するものである。したがって、文書には、文字列だけでなく、図表、イラスト、および写真などの種々の画像が含まれることがある。または、文字列以外の画像のみから文書が構成されることもある。
画像形成装置1、社内サーバ2A、端末装置3A、端末装置3B、および社内回線41は、同一のイントラネットに設けられている。画像形成装置1、社内サーバ2A、端末装置3A、および端末装置3Bは、社内回線41を介して通信することができる。
社内回線41は、いわゆるLAN(Local Area Network)回線であって、ルータ、ファイアウォール、無線基地局、ハブ、およびツイストペアケーブルなどによって構成される。
社外サーバ2Bは、上述のイントラネット以外のネットワークに設けられている。端末装置3Cは、その企業の外で、上述のイントラネット以外のネットワークに接続させて使用される。社外サーバ2Bおよび端末装置3Cは、社外回線42を介して通信することができる。社外回線42として、インターネットまたは携帯電話回線などが用いられる。
また、画像形成装置1は、社内回線41のファイアウォールおよびルータを介して社外回線42へ接続し、社外サーバ2Bと通信することができる。
しかし、ファイアウォールが、外部からのアクセスを厳しく制限している。したがって、端末装置3Cから画像形成装置1および社内サーバ2Aなどへアクセスすることができない。
画像形成装置1は、図2に示すように、CPU(Central Processing Unit)10a、RAM(Random Access Memory)10b、ROM(Read Only Memory)10c、補助記憶装置10d、タッチパネルディスプレイ10e、操作キーパネル10f、NIC(Network Interface Card)10g、モデム10h、スキャンユニット10i、プリントユニット10j、およびフィニッシャ10kなどによって構成される。
タッチパネルディスプレイ10eは、ユーザに対するメッセージを示す画面、ユーザがコマンドまたは情報を入力するための画面、およびCPU10aが実行した処理の結果を示す画面などを表示する。また、タッチパネルディスプレイ10eは、タッチされた位置を示す信号をCPU10aへ送る。
操作キーパネル10fは、いわゆるハードウェアキーボードであって、テンキー、スタートキー、ストップキー、およびファンクションキーなどによって構成される。
NIC10gは、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)などのプロトコルで他の装置との通信を行う。
モデム10hは、ファックス端末との間でG3などのプロトコルで画像データをやり取りする。
スキャンユニット10iは、プラテンガラスの上にセットされたシートに記されている画像を読み取って画像データを生成する。
プリントユニット10jは、スキャンユニット10iによって読み取られた画像のほか、NIC10gまたはモデム10hによって他の装置から受信した画像を用紙に印刷する。
フィニッシャ10kは、プリントユニット10jによって得られた印刷物に対して、必要に応じて後処理を施す。後処理は、ステープルで綴じる処理、パンチ穴を開ける処理、または折り曲げる処理などである。
ROM10cまたは補助記憶装置10dには、上述のコピーなどの各機能を実現するためのプログラムが記憶されている。
さらに、ROM10cまたは補助記憶装置10dには、文書共有プログラム10P(図5参照)が記憶されている。文書共有プログラム10Pは、社内にいるユーザも社外にいるユーザも文書のファイルを共有することができるようにするためのプログラムである。
これらのプログラムは、必要に応じてRAM10bにロードされ、CPU10aによって実行される。補助記憶装置10dとして、ハードディスクまたはSSD(Solid State Drive)などが用いられる。
社外サーバ2Bは、ファイルサーバであって、図3に示すように、CPU20a、RAM20b、ROM20c、大容量記憶装置20d、およびNIC20eなどによって構成される。
NIC20eは、TCP/IPなどのプロトコルで画像形成装置1および端末装置3Cなどとの通信を行う。
ROM20cまたは大容量記憶装置20dには、ファイル提供プログラム20P(図6参照)が記憶されている。ファイル提供プログラム20Pは、社外にいるユーザへファイルを提供するためのプログラムである。
ファイル提供プログラム20Pは、RAM20bにロードされ、CPU20aによって実行される。大容量記憶装置20dとして、ハードディスクまたはSSDなどが用いられる。
社内サーバ2Aも、社外サーバ2Bと同様に、ファイルサーバである。ハードウェアの基本的な構成も社外サーバ2Bと同様であって、図3に示した通りである。社内サーバ2Aとして、市販されているファイルサーバ、例えば、NAS(Network Attached Storage)を用いてもよい。
端末装置3は、画像形成装置1、社内サーバ2A、および社外サーバ2Bがそれぞれ提供する機能を使用するためのクライアントである。端末装置3には、画像形成装置1のプリンタドライバがインストールされている。
端末装置3として、パーソナルコンピュータ、タブレットコンピュータ、またはスマートフォンなどが用いられる。以下、端末装置3としてスマートフォンが使用される場合を例に説明する。
端末装置3は、図4に示すように、CPU30a、RAM30b、ROM30c、フラッシュメモリ30d、タッチパネルディスプレイ30e、複数の操作ボタン30f、無線LAN通信装置30g、携帯電話通信装置30h、およびデジタルカメラ30iなどによって構成される。
タッチパネルディスプレイ30eは、種々の画面を表示する。本実施形態では、特に、社外サーバ2Bからダウンロードしたファイルに基づいて文書を表示する。また、タッチパネルディスプレイ30eは、タッチされた位置を検知してCPU30aへその位置を通知する。
操作ボタン30fは、いわゆるホーム画面に戻るためのボタン、音量を調整するためのボタン、および電源のオン/オフを切り換えるためのボタンなどである。
無線LAN通信装置30gは、無線LANの規格、つまり、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.11の規格に基づいて通信を行う。
携帯電話通信装置30hは、CDMA(Code Division Multiple Access)2000、W−CDMA(Wideband-CDMA)、またはLTE(Long Term Evolution)などの規格に基づいて通信を行う。
デジタルカメラ30iは、画像を撮影し画像データを生成する。本実施形態では、特に、二次元バーコードを撮影するために用いられる。
ROM30cまたはフラッシュメモリ30dには、文書閲覧プログラム30P(図7参照)が記憶されている。文書閲覧プログラム30Pは、文書のファイルを社外サーバ2Bからダウンロードして文書をユーザに閲覧させるためのプログラムである。
文書閲覧プログラム30Pは、RAM30bにロードされ、CPU30aによって実行される。
図5は、画像形成装置1の機能的構成の例を示す図である。図6は、社外サーバ2Bの機能的構成の例を示す図である。図7は、端末装置3Bの機能的構成の例を示す図である。
次に、文書のファイルを共有する仕組みについて、図5〜図12などを参照しながら説明する。
文書共有プログラム10Pによると、図5に示す文書データ取得部101、ハイパーリンク検出部102、ダウンロード部103、ファイル属性抽出部104、ファイル属性記憶部105、更新有無等判別部106、アップロード部107、通知受付部121、通知データ記憶部122、二次元バーコード生成部123、印刷画像生成部124、および文書印刷部125などが画像形成装置1に実現される。
ファイル提供プログラム20Pによると、図6に示す文書ファイル受信部201、文書ファイル記憶部202、管理テーブル生成部203、管理テーブル記憶部204、管理テーブル更新部205、保存場所通知部206、アクセス受付部231、提供ファイル決定部232、第一の文書ファイル送信部233、ファイル要求受信部234、および第二の文書ファイル送信部235などが社外サーバ2Bに実現される。
文書閲覧プログラム30Pによると、図7に示す二次元バーコード取得部301、二次元バーコード解析部302、文書ファイル要求部303、第一のファイル受信部304、文書表示制御部305、他バージョン選択受付部306、他バージョン要求部307、第二のファイル受信部308、および表示文書切換部309などが端末装置3に実現される。
〔事前の準備〕
図8は、第一の文書71の例を示す図である。図9は、第二の文書72への二次元バーコード73の付加の例を説明するための図である。
社内サーバ2Aには、図8のような文書を表示しまたは印刷するためのファイル51が予め保存されている。ファイル51は、ユーザが社内の端末装置3(図1の例では、端末装置3Aまたは端末装置3B)を使用して用意し社内サーバ2Aへアップロードすることによって、保存される。ユーザは、社内サーバ2Aに、複数の文書それぞれのファイル51を保存しておくことができる。
さらに、ユーザは、図9(A)に示すような文書が印刷された印刷物62を用意する。または、この文書を表示しまたは印刷するためのファイル52を用意する。
以下、社内サーバ2Aにファイル51が保存されている文書を「第一の文書71」と記載し、ファイル52または印刷物62に示される文書を「第二の文書72」と記載する。
第二の文書72には、いずれかのファイル51の保存場所およびファイル名を示すハイパーリンク72aが含まれている。ハイパーリンク72aには、ファイル51の保存場所およびファイル名を示すURL(Uniform Resource Locator)が含まれている。
ユーザは、第一の文書71を適宜、社内の端末装置3を使用して書き換えることができる。すると、社内サーバ2Aに保存されている、その第一の文書71のファイル51が、書換えの内容に応じて更新される。
ファイル51のフォーマットとして、PDF(Portable Document Format)、テキストフォーマット、JPEG(Joint Photographic Experts Group)、またはワープロソフトの専用のフォーマット(例えば、DOCフォーマット)などが用いられる。ファイル52についても、同様である。
〔社外サーバ2Bへのファイル51のアップロード〕
図10は、管理テーブル58の例を示す図である。
上述の通り、社内回線41のファイアウォールによって、社外の端末装置3(例えば、端末装置3C)から社内サーバ2Aへのアクセスが禁止されている。したがって、ユーザは、社外にいるときは、社内サーバ2Aに保存されているファイル51を使用することができない。
そこで、画像形成装置1の各部(図5参照)および社外サーバ2Bの各部(図6参照)は、ユーザが社外にいるときでもファイル51を使用することができるようにするための処理を次のように行う。
画像形成装置1において、文書データ取得部101は、第二の文書72の画像データを次のように取得する。ユーザは、印刷物62を画像形成装置1のスキャンユニット10iにセットし、コピーのコマンドを入力する。
すると、文書データ取得部101は、印刷物62から第二の文書72をスキャンユニット10iに読み取らせ、画像データを生成する。この画像データが、第二の文書72の画像データである。
または、ユーザは、端末装置3Aのアプリケーションを操作してファイル52を開き、印刷のコマンドを入力する。すると、端末装置3Aは、プリンタドライバによってファイル52をPDL(Page Description Language)データに変換し、画像形成装置1へ送信する。
そして、文書データ取得部101は、このPDLデータを第二の文書72の画像データとして取得する。
ハイパーリンク検出部102は、文書データ取得部101によって取得された画像データに基づいて、第二の文書72の中からハイパーリンクを検出する。その結果、本例では、ハイパーリンク72aが検出される。ハイパーリンクの検出は、公知の方法で行えばよい。例えば、「http://」または「file://」などの所定のキーワードを含む文字列をハイパーリンクとして検出すればよい。
ダウンロード部103は、ハイパーリンク検出部102によって検出されたハイパーリンク(本例では、ハイパーリンク72a)に示される保存場所およびファイル名に対応するファイル51を社内サーバ2Aからダウンロードする。以下、ファイル51としてファイル51Aがダウンロードされた場合を例に説明する。
ファイル属性抽出部104は、ダウンロード部103によってファイル51Aがダウンロードされると、ファイル51Aの属性を抽出する。例えば、ファイル51Aが更新された日時を属性として抽出する。または、ファイル51Aのハッシュ値を算出し、これを属性として抽出する。
そして、次に説明する更新有無等判別部106による処理が実行された後、抽出された属性、ファイル51AのURL、ファイル51Aがダウンロードされた日時(ダウンロード日時)、および後述するファイル識別コードを示すデータが、属性データ57としてファイル属性記憶部105に記憶される。
更新有無等判別部106は、ファイル51Aが、ダウンロード部103によって今回初めてダウンロードされたものであるか否かを、判別する。初めてダウンロードされたものでなければ、ファイル51Aが、ダウンロード部103によってファイル51Aが前回ダウンロードされた後に更新されたか否かを、さらに判別する。ここで、判別の方法を説明する。
更新有無等判別部106は、ファイル51AのURL(つまり、ハイパーリンク検出部102によって検出されたハイパーリンク)を示す属性データ57がファイル属性記憶部105に記憶されていなければ、ファイル51Aが初めてダウンロードされたと判別する。そして、ユニークなファイル識別コードを発行し、属性データ57を生成してファイル属性記憶部105に記憶させる。
また、ファイル51Aがダウンロードされたことがある場合は、更新有無等判別部106は、ファイル属性記憶部105に記憶されている、ファイル51Aの属性データ57を抽出する。つまり、ファイル51AのURLを示す属性データ57を抽出する。このような属性データ57が複数ある場合は、ダウンロード日時が最も新しいものを1つ、抽出する。
更新有無等判別部106は、抽出した属性データ57に示される属性とファイル属性抽出部104によって抽出された属性とを比較し、両者が一致しない場合は、ファイル51Aが前回ダウンロードされた後に更新されたと判別する。両者が一致する場合は、更新されていないと判別する。
そして、更新有無等判別部106は、いずれの場合も、ファイル属性抽出部104によって抽出された属性、ファイル51AのURL、ファイル51Aがダウンロードされた日時、およびこの属性データ57に示されるファイル識別コードを示すデータを生成し、新たな属性データ57としてファイル属性記憶部105に記憶させる。
アップロード部107は、ファイル51Aが初めてダウンロードされまたは前回ダウンロードされた後に更新されたと更新有無等判別部106によって判別された場合に、ファイル51Aを社外サーバ2Bへ次のようにアップロードする。
アップロード部107は、社外サーバ2Bにおけるファイル51Aの保存場所(ディレクトリ)およびファイル名を決定する。これらは、所定の規則に基づいて決定すればよい。または、ユーザに指定させてもよい。
ただし、保存場所およびファイル名の組合せは、ユニークなものでなければならない。つまり、現在使用されていないものでなければならない。
そして、アップロード部107は、ファイル51Aを保存要求データ53とともに社外サーバ2Bへ送信する。
保存要求データ53には、印刷日時、ファイル51Aのファイル識別コード、ならびに決定した保存場所およびファイル名が示される。
印刷日時は、ユーザがコピーのコマンドまたは印刷のコマンドを入力した日時である。または、後述する文書印刷部125による印刷の処理が完了する日時を予測し、予測した日時を印刷日時として用いてもよい。
このように、アップロード部107などの処理によると、バージョンの異なる複数のファイル51Aが、社外サーバ2Bへアップロードされ得る。以下、複数のファイル51Aのうちの古いバージョンのものから順に「1」、「2」、「3」、…というバージョン番号が付される場合を例に説明する。
社外サーバ2Bにおいて、文書ファイル受信部201は、ファイル51Aおよび保存要求データ53を画像形成装置1から受信すると、ファイル51Aを、保存要求データ53に示される保存場所(ディレクトリ)に、保存要求データ53に示されるファイル名を付けて文書ファイル記憶部202に保存する。なお、その保存場所が未だない場合は、その保存場所を生成する。
ファイル51Aが文書ファイル記憶部202に保存(記憶)されると、管理テーブル生成部203または管理テーブル更新部205は、管理テーブル58を生成しまたは更新する処理を実行する。
管理テーブル58には、図10のように、ファイル51Aのバージョンごとの、バージョン番号と文書ファイル記憶部202における保存場所および保存日時とが示される。ただし、保存日時として、保存要求データ53に示される印刷日時を用いるのが望ましい。以下、この印刷日時が保存日時として用いられる場合を例に説明する。
さらに、管理テーブル58には、ファイル51Aのファイル識別コードが対応付けられている。
管理テーブル生成部203は、文書ファイル受信部201によってファイル51Aおよび保存要求データ53が受信されると、保存要求データ53に示されるファイル識別コードに対応する管理テーブル58が未だ管理テーブル記憶部204に記憶されていない場合に、管理テーブル58を生成し管理テーブル記憶部204に記憶させる。この時点においては、管理テーブル58には、何も示されない。そして、今回の文書ファイル記憶部202へのファイル51の保存に関する情報、つまり、ファイル51AのURLおよび保存日時を示すレコードを管理テーブル58へ追記する。
一方、管理テーブル更新部205は、保存要求データ53に示されるファイル識別コードに対応する管理テーブル58が既に管理テーブル記憶部204に記憶されている場合に、その管理テーブル58に、ファイル51AのURLおよび保存日時を示すレコードを管理テーブル58へ追記する。
ファイル51A以外のファイル51の管理テーブル58も上述の処理によって生成され管理テーブル記憶部204に記憶される。
保存場所通知部206は、ファイル51Aの管理テーブル58の保存場所および識別子(例えば、管理テーブル58のファイル名)を含む情報を示す保存場所通知データ54を画像形成装置1へ送信する。以下、保存場所通知データ54として、保存場所および識別子を含むURLを示すデータが送信される場合を例に説明する。なお、管理テーブル58の識別子としてファイル51Aのファイル識別コードを用いてもよい。
画像形成装置1において、通知受付部121は、社外サーバ2Bから保存場所通知データ54を受信する。そして、保存場所通知データ54を通知データ記憶部122に記憶させる。
既に同じファイル識別コードを示す他の保存場所通知データ54が通知データ記憶部122に記憶されている場合は、通知受付部121は、通知データ記憶部122から当該他の保存場所通知データ54を削除する。つまり、1つのファイル識別コードについて、最新の保存場所通知データ54のみが通知データ記憶部122に記憶されるようにする。
〔第二の文書72の編集および印刷〕
二次元バーコード生成部123は、二次元バーコード73を生成する。二次元バーコードの規格として、既存の規格、例えばQR(Quick Response)コードの規格が、用いられる。
二次元バーコード73に示される情報は、ファイル51Aがアップロード部107によって社外サーバ2Bへアップロードされたか否かによって、次のように決まる。
ファイル51Aがアップロードされた場合は、社外サーバ2Bから送信されてきた保存場所通知データ54に示されるURLと上述の印刷日時とが示される。
一方、ファイル51Aがアップロードされなかった場合は、通知データ記憶部122に記憶されている保存場所通知データ54のうちのファイル51Aの保存場所通知データ54に示されるURLと上述の印刷日時とが示される。
印刷画像生成部124は、第二の文書72の余白に二次元バーコード73を重畳させることによって、印刷用の画像74を生成する。
そして、文書印刷部125は、画像74が白紙に印刷されるようにプリントユニット10jを制御する。これにより、図9(B)のような印刷物64が生成される。
印刷物64は、社外でファイル51Aを使用する必要のあるユーザに渡される。なお、印刷物64を複数、生成し、複数のユーザそれぞれに1枚ずつ渡してもよい。
〔社外からのファイル51の使用〕
図11は、提供対象決定処理の流れの例を説明するフローチャートである。図12は、バージョン一覧画面7Lの例を示す図である。
ユーザは、印刷物64を端末装置3で撮影することによって、社外からファイル51を使用することができる。以下、ユーザが端末装置3Cを操作してファイル51Aを使用する場合を例に、各装置の各部の処理について説明する。
ユーザは、端末装置3Cのデジタルカメラ30iによる撮影の範囲に、印刷物64の二次元バーコード73を収める。そして、シャッタのボタンを押す。
すると、端末装置3において、二次元バーコード取得部301は、デジタルカメラ30iに二次元バーコード73の撮影を実行させることによって、二次元バーコード73の画像データを取得する。
二次元バーコード解析部302は、二次元バーコード取得部301によって画像データが取得されると、画像データを解析することによって、二次元バーコード73に示されるURLおよび印刷日時を特定する。
文書ファイル要求部303は、二次元バーコード解析部302によってURLが特定されると、そのURLに基づいて文書のファイルを社外サーバ2Bへ要求する。具体的には、そのURLに示される管理テーブル58へのアクセスを要求する。この際に、そのURLに示される、管理テーブル58の保存場所および識別子を社外サーバ2Bへ指定する。さらに、特定した印刷日時を社外サーバ2Bへ通知する。
社外サーバ2Bにおいて、アクセス受付部231は、その管理テーブル58へのアクセスの要求およびその印刷日時を端末装置3Cから受け付ける。
すると、提供ファイル決定部232は、その管理テーブル58およびその印刷日時に基づいて、端末装置3Cへ提供すべきファイルを、図11に示す手順で決定する。
提供ファイル決定部232は、その管理テーブル58にレコードが1つだけ格納されている場合は(図11の#701でYes)、そのレコードに示されるURLによって特定されるファイル51(本例では、ファイル51A)を、提供すべきファイルに決定する(#702)。
その管理テーブル58にレコードが複数、格納されている場合は(図11の#701でNo)、提供ファイル決定部232は、端末装置3Cから通知された印刷日時と各レコードに示される保存日時とを照合する(#703)。
そして、保存日時がその印刷日時と一致するレコードがあれば(#704でYes)、そのレコードに示されるURLによって特定されるファイル51Aを、提供すべきファイルに決定する(#705)。
一方、一致するレコードがなければ(#704でNo)、これらのレコードのうちの保存日時がその印刷日時よりも古いものを抽出し、さらに抽出したレコードのうちの保存日時が最も新しいレコードを選出し、選出したレコードに示されるURLによって特定されるファイル51Aを、提供すべきファイルに決定する(#706)。
第一の文書ファイル送信部233は、提供すべきファイルに提供ファイル決定部232が決定したファイル51(本例では、ファイル51A)を文書ファイル記憶部202から読み出し、端末装置3Cへ送信する。
その管理テーブル58にレコードが複数あった場合は、第一の文書ファイル送信部233は、さらに、図12のようなバージョン一覧画面7Lを表示するための一覧データ59を端末装置3Cへ送信する。
バージョン一覧画面7Lには、バージョンリスト7La、メッセージ7Lb、および切換ボタン7Lcなどが配置されている。
バージョンリスト7Laは、ファイル51Aのバージョンごとのバージョン番号および保存日時を示す。バージョンリスト7Laは、その管理テーブル58に示される情報からURLを省くことによって生成することができる。
メッセージ7Lbは、第一のファイル受信部304によって受信されたファイル51Aのバージョン(つまり、ステップ#705または#706で特定されたファイル51Aのバージョン)、このバージョンよりも新しいバージョンまたは最新のバージョンが社外サーバ2Bに保存されていること、および他のバージョンへ切り換えることができることなどを知らせるメッセージである。切換ボタン7Lcの使い方は、後述する。
端末装置3Cにおいて、第一のファイル受信部304は、ファイル51(本例では、ファイル51A)を受信する。さらに、一覧データ59が送信されてきた場合は、これを受信する。
文書表示制御部305は、第一のファイル受信部304によってファイル51Aが受信されると、ファイル51Aに基づいて図8のような第一の文書71をタッチパネルディスプレイ30eに表示させる。
ユーザは、次のように、ファイル51Aの他のバージョンに基づいて第一の文書71を表示させることができる。
ユーザは、端末装置3Cに対して所定の操作を行う。例えば、タッチパネルディスプレイ30eをダブルタップする。
すると、他バージョン選択受付部306は、他のバージョンの選択を受け付けるための処理を次のように実行する。
他バージョン選択受付部306は、ファイル51Aとともに受信された一覧データ59に基づいてバージョン一覧画面7L(図12参照)をタッチパネルディスプレイ30eに表示させる。第一の文書71の上にバージョン一覧画面7Lを重ねて表示してもよい。
ここで、ユーザは、いずれかのバージョンを、それに対応する欄(行)をタッチすることによって選択する。そして、切換ボタン7Lcをタッチする。すると、他バージョン選択受付部306は、ユーザが選択したバージョンを受け付ける。
他バージョン要求部307は、受け付けられたバージョンのファイル51Aを、そのバージョンのバージョン番号を示す要求データ55を社外サーバ2Bへ送信することによって、要求する。
社外サーバ2Bにおいて、ファイル要求受信部234は、要求データ55を受信する。すると、第二の文書ファイル送信部235は、要求データ55に示されるバージョン番号のバージョンのファイル51Aを文書ファイル記憶部202から読み出し、端末装置3Cへ送信する。このバージョンのファイル51Aの保存場所は、管理テーブル58を参照すれば分かる。
端末装置3Cにおいて、第二のファイル受信部308は、要求データ55に対する返信のデータとして、ファイル51Aを社外サーバ2Bから受信する。
表示文書切換部309は、第二のファイル受信部308によってファイル51Aが受信されると、前に表示されていた第一の文書71に代えて、このファイル51Aに基づいて第一の文書71をタッチパネルディスプレイ30eに表示させる。
図13〜図14は、第一のケースにおける各装置の処理の流れの例を示すシーケンス図である。図15〜図16は、第二のケースにおける各装置の処理の流れの例を示すシーケンス図である。
次に、画像形成装置1、社内サーバ2A、社外サーバ2B、および端末装置3の各装置処理の流れを、2つのケースに基づいて説明する。
第一のケースは、あるファイル51を、画像形成装置1が初めてダウンロードし、社外サーバ2Bへアップロードし、社外のユーザへ提供するケースである。このケースにおいて、各装置は図13〜図14に示す手順で処理を実行する。
画像形成装置1は、第二の文書72(図9(A)参照)の画像データを取得すると(図13の#711)、第二の文書72からハイパーリンク72aを検出する(#712)。そして、ハイパーリンク72aに基づいて社内サーバ2Aへファイル51を要求し、ダウンロードする(#713、#714)。
社内サーバ2Aは、画像形成装置1からの要求を受け付けると(#731)、その要求に係るファイル51を画像形成装置1へ送信する(#732)。以下、ファイル51としてファイル51Aが社内サーバ2Aから画像形成装置1へ送信された場合を例に説明する。
画像形成装置1は、ファイル51Aを初めてダウンロードしたか否かを判別する(#715)。
本ケースにおいては、画像形成装置1は、ファイル51Aを初めてダウンロードしたので、アップロード先(保存場所)およびファイル名を決定し(#716)、ファイル51Aを社外サーバ2Bへアップロードする(#717)。この際に、保存要求データ53をも社外サーバ2Bへ送信する。
社外サーバ2Bは、ファイル51Aおよび保存要求データ53を受信すると(#741)、保存要求データ53に従ってファイル51Aを保存する(#742)。
さらに、社外サーバ2Bは、ファイル51Aの管理テーブル58(図10参照)を未だ有していないので、これを生成し保存する(#743)。そして、管理テーブル58の保存場所および識別子を、保存場所通知データ54を画像形成装置1へ送信することによって通知する(#744)。
画像形成装置1は、ステップ#714において社内サーバ2Aからファイル51Aをダウンロードした後、ファイル51Aの属性を抽出し、属性データ57を生成して記憶する(#718)。
さらに、画像形成装置1は、保存場所通知データ54を受信すると(#719)、二次元バーコード73を生成する(#720)。二次元バーコード73には、印刷日時および管理テーブル58のURLなどが示される。
そして、画像形成装置1は、第二の文書72に二次元バーコード73を付加し(#721)、白紙に印刷する(図14の#722)。これにより、図9(B)のような印刷物64が生成される。
ユーザは、印刷物64を持って出張へ出掛ける。そして、ファイル51Aを閲覧する必要が生じたら、二次元バーコード73を自分の端末装置3で撮影する。以下、端末装置3として端末装置3Cが用いられる場合を例に説明する。
端末装置3Cは、二次元バーコード73を撮像し二次元バーコード73の画像データを生成すると(#751)、二次元バーコード73を解析することによって、二次元バーコード73に示されるURLおよび印刷日時を特定する(#752)。
端末装置3Cは、特定したURLに基づいて文書のファイルを社外サーバ2Bへ要求する(#753)。この際に、特定した印刷日時を社外サーバ2Bへ通知する。
社外サーバ2Bは、端末装置3Cから要求を受け付けると(#745)、端末装置3Cへ提供すべきファイル51を決定し(#746)、それを端末装置3Cへ送信する(#747)。決定の方法は、図11で説明した通りである。その結果、本ケースにおいては、社外サーバ2Bはに1つのバージョンのファイル51Aしか保存(記憶)されていないので、そのファイル51Aが送信される。
そして、端末装置3Cは、ファイル51Aを受信すると(#754)、これに基づいて第一の文書71(図8参照)を表示する(#755)。
第二のケースは、あるファイル51を、画像形成装置1が既にダウンロードして社外サーバ2Bへアップロードし、その後、そのファイル51が更新された後に再びダウンロードして社外サーバ2Bへアップロードするケースである。このケースにおいて、各装置は図15〜図16に示す手順で処理を実行する。
社内サーバ2Aは、第一の文書71に対する書換えの内容を受け付けると(図15の#761)、その第一の文書71のファイル51を更新する(#762)。
以下、ファイル51Aが更新された場合を例に説明する。また、図13〜図14に示した処理によって、更新前のファイル51Aが1つだけ既に社外サーバ2Bにアップロードされているものとする。さらに、ファイル51Aへのハイパーリンクがハイパーリンク72aとして第二の文書72(図9(A)参照)に記されているものとする。
ファイル51Aが、第一のケースのステップ#711〜#714の処理および#731〜#732の処理と同様の処理によって、社内サーバ2Aから画像形成装置1へ提供される(#771〜#774、#763〜#764)。
画像形成装置1は、ファイル51Aを初めてダウンロードしたか否かを判別し、さらに、ファイル51Aが前回ダウンロードされた後に更新されたか否かを判別する(#775)。本ケースにおいては、更新されたと判別される。
そこで、画像形成装置1は、アップロード先(保存場所)およびファイル名を決定し(#776)、ファイル51Aを社外サーバ2Bへアップロードする(#777)。この際に、保存要求データ53をも社外サーバ2Bへ送信する。
社外サーバ2Bは、第一のケースと同様に、ファイル51Aおよび保存要求データ53を受信すると(#791)、保存要求データ53に従ってファイル51Aを保存する(#792)。
これにより、社外サーバ2Bには、2つのバージョンそれぞれのファイル51Aが保存される。
ファイル51Aの管理テーブル58(図10参照)を既に有しているので、社外サーバ2Bは、ファイル51Aのバージョン番号およびURLなどをその管理テーブル58へ追記する(#793)。そして、管理テーブル58の保存場所および識別子を、保存場所通知データ54を画像形成装置1へ送信することによって通知する(#794)。
画像形成装置1は、第一のケースのステップ#718〜#722と同様に、属性データ57を生成して記憶し(#778)、保存場所通知データ54を受信し(#779)、第二の文書72を二次元バーコード73とともに印刷する(#779〜#782)。これにより、図9(B)のような印刷物64が生成される。
第一のケースと同様に、ユーザは、印刷物64を持って出張へ出掛ける。そして、ファイル51Aを閲覧する必要が生じたら、二次元バーコード73を自分の端末装置3で撮影する。以下、端末装置3として端末装置3Cが用いられる場合を例に説明する。
端末装置3Cは、第一のケースのステップ#751〜#753と同様に、二次元バーコード73を撮像し(#801)、二次元バーコード73に示されるURLおよび印刷日時を特定し(#802)、特定したURLに基づいて文書のファイルを社外サーバ2Bへ要求する(#803)。この際に、特定した印刷日時を社外サーバ2Bへ通知する。
社外サーバ2Bは、端末装置3Cから要求を受け付けると(#795)、図11で説明した方法によって、端末装置3Cへ提供すべきファイル51Aを決定し(#796)、それを端末装置3Cへ送信する(#797)。本ケースにおいては、社外サーバ2Bは、複数のバージョンのファイル51Aを保存している。よって、特に、図11のステップ#703〜#706の処理によって、端末装置3Cへ提供すべきファイル51Aを決定する。さらに、ファイル51Aとともに、一覧データ59を送信する。
そして、端末装置3Cは、ファイル51Aおよび一覧データ59を受信すると(#804)、ファイル51Aに基づいて第一の文書71(図8参照)を表示する(#805)。
ユーザが所定の操作を行うと、端末装置3Cは、一覧データ59に基づいてバージョン一覧画面7L(図12参照)を表示する(#806)。
そして、ユーザがいずれかのバージョンを選択すると、端末装置3Cは、選択を受け付け(#807)、社外サーバ2Bへ、選択されたバージョンのバージョン番号を示すデータ(要求データ55)を送信することによって、そのバージョンのファイル51Aを要求する(#808)。
社外サーバ2Bは、要求データ55を受信すると(#798)、要求データ55に示されるバージョン番号のバージョンのファイル51Aを端末装置3Cへ送信する(#799)。
そして、端末装置3Cは、ファイル51Aを受信すると(#809)、前に表示していた第一の文書71に代えて、このファイル51Aに基づいてこのバージョンの第一の文書71を表示する(#810)。
図17は、画像形成装置1における全体的な処理の流れの例を説明するフローチャートである。図18は、社外サーバ2Bにおける全体的な処理の流れの例を説明するフローチャートである。図19は、端末装置3Bにおける全体的な処理の流れの例を説明するフローチャートである。
次に、画像形成装置1、社外サーバ2B、および端末装置3それぞれの全体的な処理の流れを、図17〜図19のフローチャートを参照しながら説明する。
画像形成装置1は、文書共有プログラム10Pに基づいて、図17に示す手順で処理を実行する。
画像形成装置1は、所定のコマンドの入力を受け付けると、印刷物62をスキャンしまたは端末装置3から受信することによって、第二の文書72(図9(A)参照)の画像データを取得する(図17の#821)。
画像形成装置1は、第二の文書72からハイパーリンク72aを検出し(#822)、ハイパーリンク72aによって特定されるファイル51を社内サーバ2Aからダウンロードする(#823)。
画像形成装置1は、このハイパーリンク72aに基づくダウンロードが初めてであるか否かを判別し(#824)、初めてである場合は(#825でYes)、このファイル51の保存場所およびファイル名を決定し(#828)、このファイル51を社外サーバ2Bへアップロードする(#829)。この際に、決定した内容などを示す保存要求データ53を社内サーバ2Aへ送信する。
一方、このハイパーリンク72aに基づくダウンロードが初めてでない場合は(#825でNo)、画像形成装置1は、前回このファイル51をダウンロードした後にこのファイル51が更新されたか否かを、判別する(#826)。
そして、更新された場合は(#827でYes)、画像形成装置1は、このファイル51を社外サーバ2Bへアップロードする(#829)。この際に、決定した内容などを示す保存要求データ53を社内サーバ2Aへ送信する。更新されていない場合は、アップロードしない。
画像形成装置1は、このファイル51の属性を抽出し、抽出した属性など示す属性データ57を記憶する(#830)。
このファイル51をアップロードした場合は(#831でYes)、保存場所通知データ54が社外サーバ2Bから送信されてくるので、画像形成装置1は、これを受信し保存する(#832)。そして、この保存場所通知データ54に示されるURL(つまり、このファイル51の管理テーブル58のURL)とこの第二の文書72の印刷日時とを示す二次元バーコードを二次元バーコード73として生成する(#833)。
一方、このファイル51をアップロードしなかった場合は(#831でNo)、保存しておいた保存場所通知データ54を読み出し(#834)、この保存場所通知データ54に示されるURLとこの第二の文書72の印刷日時とを示す二次元バーコードを二次元バーコード73として生成する(#835)。
そして、画像形成装置1は、第二の文書72を、ステップ#833または#835で生成した二次元バーコード73を付加して印刷する(#836、#837)。これにより、図9(B)に示すような印刷物64が得られる。
社外サーバ2Bは、ファイル提供プログラム20Pに基づいて、図18に示す手順で処理を実行する。
社外サーバ2Bは、端末装置3からファイル51および保存要求データ53を受信すると(図18の#841でYes)、この保存要求データ53に基づいてこのファイル51を保存する(#842)。
このファイル51の管理テーブル58(図10参照)を未だ有しない場合は(#843でNo)、社外サーバ2Bは、この管理テーブル58を生成する(#844)。
そして、社外サーバ2Bは、ステップ#842で保存したファイル51のバージョン番号、URL、および保存日時を管理テーブル58へ追記し(#845)、管理テーブル58のURLを示すデータを保存場所通知データ54としてこの端末装置3へ送信する(#846)。
または、端末装置3が管理テーブル58のURLに基づいてアクセスしてきた場合は(#847でYes)、社外サーバ2Bは、この管理テーブル58に示されるバージョンのうちの、この端末装置3へ提供すべきバージョンを決定し(#848)、決定したバージョンのファイル51をこの端末装置3へ送信する(#849)。決定の方法は、前に図11で説明した通りである。
管理テーブル58に複数のバージョンがある場合は(#850でYes)、社外サーバ2Bは、さらに、一覧データ59をこの端末装置3へ送信する(#851)。
または、要求データ55を受信した場合つまり端末装置3からファイル51を要求された場合は(#852でYes)、このファイル51をこの端末装置3へ送信する(#853)。
社外サーバ2Bは、サービスを停止するまでの間、他の装置から受信したデータなどに基づいて、ステップ#842〜#848の処理、ステップ#848〜#851の処理、およびステップ#853の処理を適宜、実行する。
端末装置3は、文書閲覧プログラム30Pに基づいて、図19に示す手順で処理を実行する。
端末装置3は、印刷物64の中から二次元バーコード73を撮影し解析することによって、二次元バーコード73に示されるURLおよび印刷日時を特定する(図19の#861、#862)。
そして、端末装置3は、そのURLに基づいて社外サーバ2Bへアクセスする(#863)。この際に、その印刷日時を社外サーバ2Bへ通知する。
すると、ファイル51が社外サーバ2Bから送信されてくるので、端末装置3は、そのファイル51を受信し(#864)、そのファイル51に基づいて第一の文書71を表示する(#865)。
ステップ#864において、一覧データ59をも受信することがある。この場合において、ユーザが所定の操作を行うと(#866でYes)、端末装置3は、その一覧データ59に基づいてバージョン一覧画面7L(図12参照)を表示する(#867)。
ここで、ステップ#865で表示したバージョンとは異なるバージョンをユーザが選択すると(#868でYes)、端末装置3は、選択されたバージョンのファイル51を社外サーバ2Bへ要求する(#869)。この際に、そのバージョンのバージョン番号を示すデータを要求データ55として社外サーバ2Bへ送信する。
そして、端末装置3Bは、社外サーバ2Bからそのバージョンのファイル51を受信し(#870)、そのバージョンの第一の文書71を表示する(#871)。
本実施形態によると、ユーザは、印刷物64を受け取った後に新たなバージョンのファイル51が社外サーバ2Bに追加された場合であっても、従来よりも容易にこのファイル51へアクセスすることができる。
図20は、端末装置3Bにおける全体的な処理の流れの変形例を説明するフローチャートである。図21は、第二の文書72への二次元バーコード73の付加の変形例を説明するための図である。
本実施形態では、社外サーバ2Bの提供ファイル決定部232は、端末装置3がアクセスしてきた管理テーブル58に複数のバージョンが示される場合は、保存日時がその印刷日時と一致するバージョンがあれば、そのファイル51を、その端末装置3へ提供すべきファイルに決定した。そのようなバージョンがなければ、保存日時がその印刷日時よりも古いものを抽出し、抽出した保存日時が最も新しいものを選出し、選出した保存日時に対応するファイル51を、提供すべきファイルに決定した。しかし、複数のバージョンが示される場合であっても、最新のバージョンのファイル51を、その端末装置3へ提供すべきファイルに決定してもよい。
また、この場合において、端末装置3Bは、ユーザが所定の操作を行ってからバージョン一覧画面7L(図12参照)を表示するのではなく、社外サーバ2Bからファイル51および一覧データ59を受信したら、第一の文書71を表示する前にバージョン一覧画面7Lを表示してもよい。具体的には、図20に示す手順で処理を行えばよい。
図20のステップ#881〜#884の処理は、図19のステップ#861〜#864の処理と同様である。
端末装置3は、ステップ#884で受信したファイル51が最新のバージョン(最新版)でない場合は(#885でNo)、バージョン一覧画面7Lを表示する(#886)。なお、最新版であるか否かは、社外サーバ2Bが端末装置3へ通知すればよい。または、端末装置3Bが一覧データ59に基づいて判別してもよい。
そして、ステップ#884で受信したファイル51のバージョンとは異なるバージョンをユーザが選択すると(#887でYes)、端末装置3は、選択されたバージョンのファイル51を端末装置3Bへ要求して取得し(#888、#889)、取得したファイル51に基づいて第一の文書71を表示する(#890)。
ステップ#884で受信したファイル51のバージョンをユーザが選択した場合(#887でNo)およびこのファイル51が最新版である場合は(#885でYes)、端末装置3は、このファイル51に基づいて第一の文書71を表示する(#891)。その後、端末装置3は、ユーザが所定の操作を行ったら、ステップ#886へ進み、バージョン一覧画面7Lを表示してもよい。
本実施形態では、二次元バーコード73および管理テーブル58は、印刷日時を示したが、印刷日時の代わりに、ファイル51が更新された日時(更新日時)を示してもよい。この場合は、画像形成装置1は、ファイル51を社内サーバ2Aからダウンロードする際に、ファイル51の更新日時を社内サーバ2Aから通知される。そして、通知された更新日時を示す二次元バーコード73を生成し、印刷する。さらに、そのファイル51を社外サーバ2Bへアップロードする際に、この更新日時を社外サーバ2Bへ通知する。社外サーバ2Bは、通知された更新日時を、そのファイル51のバージョン番号などとともに管理テーブル58に書き込む。
また、端末装置3は、二次元バーコード73を撮影した後、印刷日時の代わりに更新日時を社外サーバ2Bへ通知する。社外サーバ2Bは、端末装置3へファイル51を提供する際に、印刷日時の代わりに更新日時に基づいて、どのバージョンのファイル51を端末装置3へ提供すべきであるかを決定する。
本実施形態では、社外サーバ2Bは、一覧データ59をファイル51とともに端末装置3へ送信したが、先に一覧データ59のみを送信してもよい。この場合は、その後にバージョン一覧画面7Lの中からユーザが選択したバージョンのファイル51を端末装置3へ送信すればよい。
端末装置3は、第一の文書71とバージョン一覧画面7Lとを並べて同時に表示してもよい。
本実施形態では、画像形成装置1は、第二の文書72からハイパーリンクとしてハイパーリンク72aのような、文字列で表わされるハイパーリンクを検出した。しかし、図21(A)のように、文字列の代わりに、ハイパーリンクが設定されたアイコン72bが第二の文書72に配置されていることがある。この場合は、社内サーバ2Aは、図21(A)のように、アイコン72bを第二の文書72から削除し二次元バーコード73を配置すればよい。
本実施形態では、ファイル51は、社内サーバ2Aにおいて更新されると、画像形成装置1によってダウンロードされた後、社外サーバ2Bへ保存された。しかし、ダウンロードされるのを待たずに、更新された後、直ちに社外サーバ2Bへ保存してもよい。ただし、この場合は、社外サーバ2Bの文書ファイル記憶部202に保存された日時を保存日時として管理テーブル58に記録する。
本実施形態では、文書共有システム100は、ファイル51として、第一の文書71を再現するためのファイルを用いたが、音声または動画像を再現するためのファイルを用いてもよい。
本実施形態では、社外サーバ2Bは、複数のバージョンがある場合に一覧データ59を端末装置3へ送信したが、1つしかバージョンがない場合にも一覧データ59を送信してもよい。
その他、文書共有システム100、画像形成装置1、社内サーバ2A、社外サーバ2B、端末装置3の全体または各部の構成、処理の内容、処理の順序、テーブルの構成、画面の構成などは、本発明の趣旨に沿って適宜変更することができる。
100 文書共有システム(データ提供システム)
1 画像形成装置(画像出力装置)
101 文書データ取得部(入力手段)
102 ハイパーリンク検出部(検出手段)
103 ダウンロード部(受信手段)
106 更新有無等判別部(判別手段)
107 アップロード部(アップロード手段)
125 文書印刷部(出力手段)
10j プリントユニット(出力手段)
2B 社外サーバ(サーバ)
202 文書ファイル記憶部(コンテンツデータ記憶手段)
204 管理テーブル記憶部(一覧記憶手段)
233 第一の文書ファイル送信部(一覧送信手段、第二の提供手段)
235 第二の文書ファイル送信部(提供手段)
51 ファイル(コンテンツデータ)
58 管理テーブル
72a ハイパーリンク
72 第二の文書(文書)
73 二次元バーコード(識別用画像)

Claims (17)

  1. 第一のネットワークに設けられる画像出力装置と、前記第一のネットワークとは異なる第二のネットワークに設けられるサーバと、を有するデータ提供システムであって、
    前記画像出力装置は、
    コンテンツを再現するためのコンテンツデータへのハイパーリンクが記された文書を入力する入力手段と、
    前記文書が前記入力手段によって入力されるごとに、当該文書から前記ハイパーリンクを検出する検出手段と、
    前記ハイパーリンクが前記検出手段によって検出されるごとに、当該ハイパーリンクに基づいて前記コンテンツデータを受信する受信手段と、
    前記コンテンツデータが前記受信手段によって受信されるごとに、当該コンテンツデータが前回に前記受信手段によって受信された後に更新されたか否かを判別する判別手段と、
    前記コンテンツデータが更新されたと前記判別手段によって判別された場合、および、当該コンテンツデータが前記受信手段によって初めて受信された場合に、当該コンテンツデータを前記サーバへ送信する、アップロード手段と、
    前記文書を、前記コンテンツデータに対応するコンテンツ識別子とともに出力する出力手段と、
    を備え、
    前記サーバは、
    前記コンテンツデータが前記画像出力装置から送信されてくるごとに、ユニークなバージョン識別子と対応付けて当該コンテンツデータを記憶する、コンテンツデータ記憶手段と、
    前記コンテンツデータ記憶手段に記憶される前記コンテンツデータそれぞれの前記バージョン識別子の一覧を前記コンテンツ識別子と対応付けて記憶する一覧記憶手段と、
    端末装置から前記コンテンツ識別子を示された場合に、当該コンテンツ識別子に対応する前記一覧を当該端末装置へ送信する、一覧送信手段と、
    前記一覧の中からいずれかの前記バージョン識別子が前記端末装置から指定された場合に、前記コンテンツデータのうちの当該指定されたバージョン識別子に対応付けられて前記コンテンツデータ記憶手段に記憶されているコンテンツデータを当該端末装置へ送信する、提供手段と、
    を備える、
    ことを特徴とするデータ提供システム。
  2. 前記出力手段は、前記文書を、前記コンテンツ識別子を表わす識別用画像とともに用紙に印刷することによって出力する、
    請求項1に記載のデータ提供システム。
  3. 前記出力手段は、前記コンテンツデータが前記受信手段によって受信されるごとに、前記識別用画像として、前記文書を印刷する印刷日時を前記コンテンツ識別子とともに示す画像を印刷し、
    前記アップロード手段は、前記コンテンツデータとともに、当該コンテンツデータが前記受信手段によって受信されることに伴って前記出力手段が前記識別用画像を印刷する前記印刷日時を示す日時データを前記サーバへ送信し、
    前記一覧において、前記コンテンツデータの前記バージョン識別子は、前記画像出力装置から当該コンテンツデータとともに送信されてきた前記日時データに示される前記印刷日時が対応付けられており、
    前記サーバは、
    前記端末装置から通知された前記印刷日時に対応する前記バージョン識別子に係る前記コンテンツデータを当該端末装置へ送信する第二の提供手段、
    を備える、
    請求項2に記載のデータ提供システム。
  4. 前記第二の提供手段は、前記端末装置から通知された前記印刷日時に対応する前記バージョン識別子に係る前記コンテンツデータが前記コンテンツデータ記憶手段に記憶されていない場合は、当該印刷日時の直前の印刷日時に対応する前記バージョン識別子に係る前記コンテンツデータを送信する、
    請求項3に記載のデータ提供システム。
  5. 前記出力手段は、前記コンテンツデータが前記受信手段によって受信されるごとに、前記識別用画像として、前記コンテンツデータが更新された更新日時を前記コンテンツ識別子とともに示す画像を印刷し、
    前記アップロード手段は、前記コンテンツデータとともに、当該コンテンツデータの前記更新日時を示す日時データを前記サーバへ送信し、
    前記一覧において、前記コンテンツデータの前記バージョン識別子は、前記画像出力装置から当該コンテンツデータとともに送信されてきた前記日時データに示される前記更新日時が対応付けられており、
    前記サーバは、さらに、
    前記端末装置から通知された前記更新日時に対応する前記バージョン識別子に係る前記コンテンツデータを当該端末装置へ送信する第二の提供手段、
    を備える、
    請求項2に記載のデータ提供システム。
  6. 第一のネットワークに設けられる画像出力装置と、前記第一のネットワークとは異なる第二のネットワークに設けられるサーバと、を有するデータ提供システムであって、
    前記画像出力装置は、
    コンテンツを再現するためのコンテンツデータへのハイパーリンクが記された文書を入力する入力手段と、
    前記文書が前記入力手段によって入力されるごとに、当該文書から前記ハイパーリンクを検出する検出手段と、
    前記ハイパーリンクが前記検出手段によって検出されるごとに、当該ハイパーリンクに基づいて前記コンテンツデータを受信する受信手段と、
    前記コンテンツデータが前記受信手段によって受信されるごとに、当該コンテンツデータが前回に前記受信手段によって受信された後に更新されたか否かを判別する判別手段と、
    前記コンテンツデータが更新されたと前記判別手段によって判別された場合、および、当該コンテンツデータが前記受信手段によって初めて受信された場合に、当該コンテンツデータを前記サーバへ送信する、アップロード手段と、
    前記文書を、前記コンテンツデータに対応するコンテンツ識別子とともに出力する出力手段と、
    を備え、
    前記サーバは、
    前記コンテンツデータが前記画像出力装置から送信されてくるごとに、当該コンテンツデータを記憶する、コンテンツデータ記憶手段と、
    端末装置から前記コンテンツ識別子を示された場合に、当該コンテンツ識別子に対応する前記コンテンツデータのうちの最後に前記コンテンツデータ記憶手段に記憶されたコンテンツデータを当該端末装置へ送信する、提供手段と、
    を備える、
    ことを特徴とするデータ提供システム。
  7. 前記出力手段は、前記文書を、前記コンテンツ識別子を表わす識別用画像とともに用紙に印刷することによって出力する、
    請求項6に記載のデータ提供システム。
  8. 前記出力手段は、前記文書を、当該文書から前記ハイパーリンクを削除して印刷する、
    請求項2〜5、7のいずれかに記載のデータ提供システム。
  9. 前記識別用画像は、二次元バーコードである、
    請求項2〜5、7、8のいずれかに記載のデータ提供システム。
  10. 前記識別用画像は、さらに、前記サーバへアクセスするためのアドレスを示す、
    請求項2〜5、7〜9のいずれかに記載のデータ提供システム。
  11. 第一のネットワークに設けられており、かつ、前記第一のネットワークとは異なる第二のネットワークに設けられているサーバへアクセスすることができる、画像出力装置であって、
    コンテンツを再現するためのコンテンツデータへのハイパーリンクが記された文書を入力する入力手段と、
    前記文書が前記入力手段によって入力されるごとに、当該文書から前記ハイパーリンクを検出する検出手段と、
    前記ハイパーリンクが前記検出手段によって検出されるごとに、当該ハイパーリンクに基づいて前記コンテンツデータを受信する受信手段と、
    前記コンテンツデータが前記受信手段によって受信されるごとに、当該コンテンツデータが前回に前記受信手段によって受信された後に更新されたか否かを判別する判別手段と、
    前記コンテンツデータが更新されたと前記判別手段によって判別された場合、および、当該コンテンツデータが前記受信手段によって初めて受信された場合に、当該コンテンツデータを前記サーバへ送信する、アップロード手段と、
    前記文書を、前記コンテンツデータに対応するコンテンツ識別子とともに出力する出力手段と、
    を有することを特徴とする画像出力装置。
  12. 第一のネットワークに設けられる画像出力装置からアクセスされ、かつ、前記第一のネットワークとは異なる第二のネットワークに設けられる、サーバであって、
    コンテンツを再現するためのコンテンツデータが、当該コンテンツデータを識別するコンテンツ識別子とともに前記画像出力装置から送信されてくるごとに、ユニークなバージョン識別子と対応付けて当該コンテンツデータを記憶する、コンテンツデータ記憶手段と、
    前記コンテンツデータ記憶手段に記憶される前記コンテンツデータそれぞれの前記バージョン識別子の一覧を前記コンテンツ識別子と対応付けて記憶する一覧記憶手段と、
    端末装置から前記コンテンツ識別子を示された場合に、当該コンテンツ識別子に対応する前記一覧を当該端末装置へ送信する、一覧送信手段と、
    前記一覧の中からいずれかの前記バージョン識別子が前記端末装置から指定された場合に、前記コンテンツデータのうちの当該指定されたバージョン識別子に対応付けられて前記コンテンツデータ記憶手段に記憶されているコンテンツデータを当該端末装置へ送信する、提供手段と、
    を有することを特徴とするサーバ。
  13. 第一のネットワークに設けられる画像出力装置からアクセスされ、かつ、前記第一のネットワークとは異なる第二のネットワークに設けられる、サーバであって、
    コンテンツを再現するためのコンテンツデータが、当該コンテンツデータを識別するコンテンツ識別子とともに前記画像出力装置から送信されてくるごとに、当該コンテンツデータを記憶する、コンテンツデータ記憶手段と、
    端末装置から前記コンテンツ識別子を示された場合に、当該コンテンツ識別子に対応する前記コンテンツデータのうちの最後に前記コンテンツデータ記憶手段に記憶されたコンテンツデータを当該端末装置へ送信する、提供手段と、
    を有することを特徴とするサーバ。
  14. 第一のネットワークに設けられる画像出力装置と、前記第一のネットワークとは異なる第二のネットワークに設けられるサーバと、によって端末装置へデータを提供するデータ提供方法であって、
    前記画像出力装置は、
    コンテンツを再現するためのコンテンツデータへのハイパーリンクが記された文書を取得し、
    前記文書が取得されるごとに、当該文書から前記ハイパーリンクを検出し、
    前記ハイパーリンクが検出されるごとに、当該ハイパーリンクに基づいて前記コンテンツデータを受信し、
    前記コンテンツデータが受信されるごとに、前回に受信した後に当該コンテンツデータが更新されたか否かを判別し、
    前記コンテンツデータが更新されたと判別した場合、および、当該コンテンツデータを初めて受信した場合に、当該コンテンツデータを前記サーバへ送信し、
    前記文書を、前記コンテンツデータに対応するコンテンツ識別子とともに出力し、
    前記サーバは、
    前記コンテンツデータが前記画像出力装置から送信されてくるごとに、ユニークなバージョン識別子と対応付けて当該コンテンツデータをコンテンツデータ記憶手段に記憶させ、
    前記コンテンツデータ記憶手段に記憶される前記コンテンツデータそれぞれの前記バージョン識別子の一覧を前記コンテンツ識別子と対応付けて一覧記憶手段に記憶させ、
    前記端末装置から前記コンテンツ識別子を示された場合に、当該コンテンツ識別子に対応する前記一覧を当該端末装置へ送信し、
    前記一覧の中からいずれかの前記バージョン識別子が前記端末装置から指定された場合に、前記コンテンツデータのうちの当該指定されたバージョン識別子に対応付けられて前記コンテンツデータ記憶手段に記憶されているコンテンツデータを当該端末装置へ送信する、
    ことを特徴とするデータ提供方法。
  15. 第一のネットワークに設けられており、かつ、前記第一のネットワークとは異なる第二のネットワークに設けられているサーバへアクセスすることができる、画像出力装置に用いられるコンピュータプログラムであって、
    前記画像出力装置に、
    コンテンツを再現するためのコンテンツデータへのハイパーリンクが記された文書を取得する処理を実行させ、
    前記文書が取得されるごとに、当該文書から前記ハイパーリンクを検出する処理を実行させ、
    前記ハイパーリンクが検出されるごとに、当該ハイパーリンクに基づいて前記コンテンツデータを受信する処理を実行させ、
    前記コンテンツデータが受信されるごとに、前回に受信した後に当該コンテンツデータが更新されたか否かを判別する処理を実行させ、
    前記コンテンツデータが更新されたと判別した場合、および、当該コンテンツデータを初めて受信した場合に、当該コンテンツデータを前記サーバへ送信する処理を実行させ、
    前記文書を、前記コンテンツデータに対応するコンテンツ識別子とともに出力する処理を実行させる、
    ことを特徴とするコンピュータプログラム。
  16. 第一のネットワークに設けられる画像出力装置からアクセスされ、かつ、前記第一のネットワークとは異なる第二のネットワークに設けられる、サーバに用いられるコンピュータプログラムであって、
    当該サーバに、
    コンテンツを再現するためのコンテンツデータが、当該コンテンツデータを識別するコンテンツ識別子とともに前記画像出力装置から送信されてくるごとに、ユニークなバージョン識別子と対応付けて当該コンテンツデータをコンテンツデータ記憶手段に記憶させる処理を実行させ、
    前記コンテンツデータ記憶手段に記憶される前記コンテンツデータそれぞれの前記バージョン識別子の一覧を前記コンテンツ識別子と対応付けて一覧記憶手段に記憶させる処理を実行させ、
    端末装置から前記コンテンツ識別子を示された場合に、当該コンテンツ識別子に対応する前記一覧を当該端末装置へ送信する処理を実行させ、
    前記一覧の中からいずれかの前記バージョン識別子が前記端末装置から指定された場合に、前記コンテンツデータのうちの当該指定されたバージョン識別子に対応付けられて前記コンテンツデータ記憶手段に記憶されているコンテンツデータを当該端末装置へ送信する処理を実行させる、
    ことを特徴とするコンピュータプログラム。
  17. 第一のネットワークに設けられる画像出力装置からアクセスされ、かつ、前記第一のネットワークとは異なる第二のネットワークに設けられる、サーバに用いられるコンピュータプログラムであって、
    当該サーバに、
    コンテンツを再現するためのコンテンツデータが、当該コンテンツデータを識別するコンテンツ識別子とともに前記画像出力装置から送信されてくるごとに、当該コンテンツデータをコンテンツデータ記憶手段に記憶させる処理を実行させ、
    端末装置から前記コンテンツ識別子を示された場合に、当該コンテンツ識別子に対応する前記コンテンツデータのうちの最後に前記コンテンツデータ記憶手段に記憶されたコンテンツデータを当該端末装置へ送信する処理を実行させる、
    ことを特徴とするコンピュータプログラム。
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