JP2013220724A - シミュレーション用タイヤモデルの作成方法、タイヤのシミュレーション方法、これらの方法に用いるコンピュータプログラム及びタイヤのシミュレーション装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】タイヤのシミュレーションに供するシミュレーション用タイヤモデルを作成するにあたって、シミュレーションの対象となるタイヤを有限個の要素に分割してタイヤモデルを作成する工程と(ステップS101)、タイヤモデルの幅方向中央部から幅方向両側に向かって所定距離の範囲であるセンター部に付与する内圧よりもセンター部以外に付与する内圧を大きくして、初期タイヤモデルを作成する工程と(ステップS102)、初期タイヤモデルに対して均一の内圧を付与して、シミュレーションに供するシミュレーション用タイヤモデルを作成する工程と(ステップS103)、作成されたシミュレーション用タイヤモデルを用いてシミュレーションを実行する工程と(ステップS104)、を含む。
【選択図】図3
Description
Ps/Pc=−a×x+2.665・・・(1)
aは、0.5以上2.665以下。
図12は、径成長パラメータRs/Rcと扁平率との関係を示す図である。第1評価例は、本実施形態に係るシミュレーション用タイヤモデルの作成方法によって作成したシミュレーション用タイヤモデル(実施例)と、比較例に係るシミュレーション用タイヤモデルと、実際のタイヤとで、走行後における径成長を評価した例である。図12のLfは実際のタイヤを用いた実測値であり、Leは実施例の結果であり、Lgは比較例の結果である。比較例は、タイヤモデル10に対して均一に内圧を付与し、その後、再び均一に内圧を付与して作成されたシミュレーション用タイヤモデルである。
図13から図15は、第2評価例の結果を示す図である。第1評価例は、435/45R22.5のTBタイヤについて、実測、本実施形態に係る方法及び比較例に係る方法で評価した結果である。第2評価例では、膨径後における接地形状を評価した。図13に示すShrは、実際のタイヤの接地形状であり、図14に示すShpは本実施形態に係るシミュレーション用タイヤモデルの接地形状であり、図15に示すShcは比較例に係るシミュレーション用タイヤモデルの接地形状である。比較例は、第1評価例の比較例と同様にして作成されたシミュレーション用タイヤモデルである。これらの結果から、本実施形態によれば、比較例よりも実際のタイヤの接地形状に近い接地形状が得られることが分かる。
図16から図18は、第3評価例の結果を示す図である。第2評価例は、315/60R22.5のTBタイヤについて、実測、本実施形態に係る方法及び比較例に係る方法で評価した結果である。第3評価例でも、第2評価例と同様に、膨径後における接地形状を評価した。図16に示すShrは、実際のタイヤの接地形状であり、図17に示すShpは本実施形態に係るシミュレーション用タイヤモデルの接地形状であり、図18に示すShcは比較例に係るシミュレーション用タイヤモデルの接地形状である。比較例は、第1評価例の比較例と同様にして作成されたシミュレーション用タイヤモデルである。これらの結果から、本実施形態によれば、比較例よりも実際のタイヤの接地形状に近い接地形状が得られることが分かる。
2 カーカス
3、10B ベルト
4 ベルトカバー
5 ビードコア
6 キャップトレッド
7 溝
8 サイドウォール
10 タイヤモデル
10BD ビード部
10BT 端部
10i、11i 内面
11 初期タイヤモデル
12 シミュレーション用タイヤモデル
50 タイヤのシミュレーション装置
50io 入出力部
50m 記憶部
50p 処理部
51 モデル作成部
52 解析部
Ac センター部
As センター部以外
Claims (9)
- コンピュータによるタイヤのシミュレーションに供するシミュレーション用タイヤモデルを作成するにあたって、前記コンピュータは、少なくとも、
前記シミュレーションの対象となるタイヤを有限個の要素に分割してタイヤモデルを作成する工程と、
前記タイヤモデルの幅方向中央部から幅方向両側に向かって所定距離の範囲であるセンター部に付与する内圧よりも前記センター部以外に付与する内圧を大きくして、初期タイヤモデルを作成する工程と、
前記初期タイヤモデルに対して均一の内圧を付与して、シミュレーションに供するシミュレーション用タイヤモデルを作成する工程と、
を実行することを特徴とするシミュレーション用タイヤモデルの作成方法。 - 前記センター部は、前記タイヤモデルの幅方向における寸法が、前記タイヤモデルが有する最も幅が広いベルトのベルト幅の0.5倍以上0.7倍以下であり、前記センター部に付与する内圧Pcと前記センター部以外に付与する内圧Psとの圧力比Ps/Pcは、扁平率xの一次関数である式(1)で表される、請求項1に記載のシミュレーション用タイヤモデルの作成方法。
Ps/Pc=−a×x+2.665・・・(1)
aは、0.5以上2.665以下。 - 前記タイヤモデルの内面において、前記センター部と前記センター部以外との境界で隣接する要素又は節点に付与される内圧の差は、前記センター部以外に付与される内圧の30%以下である、請求項1又は2に記載のシミュレーション用タイヤモデルの作成方法。
- 前記センター部と前記センター部以外との境界から前記タイヤモデルが有する最も幅が広いベルトの幅方向外側までの領域に存在する第1要素の寸法は、前記センター部に存在する第2要素の最大寸法よりも小さい、請求項1から3のいずれか1項に記載のシミュレーション用タイヤモデルの作成方法。
- 前記第1要素の幅は、前記第2要素の幅よりも小さい、請求項4に記載のシミュレーション用タイヤモデルの作成方法。
- コンピュータが、請求項1から5のいずれか1項に記載のシミュレーション用タイヤモデルの作成方法によって作成されたシミュレーション用タイヤモデルを用いてシミュレーションを実行することを特徴とするタイヤのシミュレーション方法。
- 請求項1から5のいずれか1項に記載のシミュレーション用タイヤモデルの作成方法を前記コンピュータに実行させることを特徴とするシミュレーション用タイヤモデルの作成用コンピュータプログラム。
- 請求項6に記載のシミュレーション方法を前記コンピュータに実行させることを特徴とするシミュレーション用コンピュータプログラム。
- タイヤをシミュレーションするにあたり、
前記シミュレーションの対象となるタイヤを有限個の要素に分割してタイヤモデルを作成し、
前記タイヤモデルの幅方向中央部から幅方向両側に向かって所定距離の範囲であるセンター部に付与する内圧よりも前記センター部以外に付与する内圧を大きくして、初期タイヤモデルを作成し、
前記初期タイヤモデルに対して均一の内圧を付与して、シミュレーションに供するシミュレーション用タイヤモデルを作成し、
前記シミュレーション用タイヤモデルを用いてシミュレーションを実行する、
ことを特徴とするタイヤのシミュレーション装置。
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JP2006306372A (ja) * | 2005-03-31 | 2006-11-09 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | タイヤの嵌合過程予測方法、タイヤの嵌合過程予測用コンピュータプログラム、解析モデル、及び回転体の解析方法、並びに回転体の解析用コンピュータプログラム |
JP2012056393A (ja) * | 2010-09-07 | 2012-03-22 | Bridgestone Corp | タイヤモデル作成方法、タイヤモデル作成装置、及びタイヤモデル作成プログラム |
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