JP2013184483A - 配光制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ヘッドライトをより好適に照射することが可能な配光制御装置を提供する。
【解決手段】配光制御装置10では、動物60が現在位置に留まるとしたとき自車12と動物60が接触する可能性が有ると判定した場合、動物60の頭部をヘッドライトL2の照射範囲外とし、動物60が現在位置に留まるとしたとき自車12と動物60が接触する可能性が無いと判定した場合、動物60の頭部をヘッドライトL2の照射範囲内とする。
【選択図】図4

Description

この発明は、ヘッドライトの照射範囲(照射方向を含む。)を制御する配光制御装置に関する。より詳細には、車両の進行方向に存在する動物に対してヘッドライトを照射する配光制御装置に関する。
特許文献1では、自車両前方に障害物が検出された場合には、障害物を照射するためのヘッドランプの明るさ、照射方向及び照射範囲の少なくとも一つを演算して制御する(請求項1)。このため、障害物にはヘッドランプからの光が確実に照射され、自車両のドライバーに障害物の存在を促すことができるとされている([0011])。
ここにいう「照射方向」及び「照射範囲」として、特許文献1では、歩行者等の障害物の上端座標R(Xr,Yr)から標準的な人物の顔の大きさ等により予め定めた所定値βだけ下方に位置する座標R(Xr,Yr−β)を求める。そして、座標R(Xr,Yr−β)を、通過するカットライン(道路に光を照射したときの照射領域と未照射領域との境界部分、[0002])のイメージ上の位置Hoとして設定して、カットラインの位置を定める([0068])。
また、画像情報を用いて動物を検出する技術が提案されている(特許文献2、3参照)。
特開平07―137574号公報 特開2007−310705号公報 特開2007−310706号公報
上記によれば、特許文献1では、標準的な人物の顔の大きさを考慮してヘッドランプからの光(ヘッドライト)の照射領域の上限を設定しているように見受けられる。しかしながら、ヘッドライトの照射領域に関しては改善の余地がある。
例えば、鹿等の動物の目にヘッドライトが照射されると、動物は、一時的にその場で動きを止めてしまう(立ち止まる)習性(又は傾向)があるが、特許文献1では、この点について何ら検討されていない。
この発明はこのような課題を考慮してなされたものであり、ヘッドライトをより好適に照射することが可能な配光制御装置を提供することを目的とする。
この発明に係る配光制御装置は、車載センサにより車外に存在する動物の現在位置を抽出する動物位置抽出手段と、自車の進行方向を検出する進行方向検出手段と、前記動物が現在位置に留まると仮定した場合に所定時間後に前記自車と前記動物が接触する可能性があるか否かを判定する接触可能性判定手段と、ヘッドライトの照射範囲又は照射方向を変更可能な配光制御手段とを備え、前記接触可能性判定手段は、前記自車と前記動物が接触する可能性が有ると判定した場合、前記動物の頭部を前記ヘッドライトの照射範囲外とし、前記自車と前記動物が接触する可能性が無いと判定した場合、前記動物の頭部を前記ヘッドライトの照射範囲内とすることを特徴とする。
この発明によれば、動物との接触を防止することで、ヘッドライトをより好適に照射することが可能となる。
すなわち、動物は目に光を受けると止まる習性(又は傾向)があるところ、この発明によれば、動物が現在位置に留まるとしたとき、自車と動物が接触する可能性が有ると判定した場合、動物の頭部をヘッドライトの照射範囲外とする。これにより、動物の頭部をヘッドライトで照射することにより動物の移動を止めることを回避することが可能となる。従って、自車と動物との接触する可能性を低くすることが可能となる。また、動物が現在位置に留まるとしたとき、自車と動物が接触する可能性が無いと判定した場合、動物の頭部をヘッドライトの照射範囲内とする。これにより、動物の動きを止め、車両の進路に動物が入ってくることを回避することが可能となる。従って、ヘッドライトをより好適に照射することが可能となる。
前記車載センサは、例えば、赤外線カメラ、カラーカメラ、赤外線レーダ及び超音波センサの少なくとも1つとすることができる。
前記車載センサが赤外線カメラである場合、前記動物位置抽出手段は、前記赤外線カメラにより取得したグレースケール画像に基づいて前記動物の現在位置を抽出してもよい。
前記接触可能性判定手段は、前記自車の前方領域を、前記自車の走行車線を含む第1領域と、前記第1領域の左右に位置する第2領域とに区分し、前記動物が前記第2領域に属し且つ前記動物が前記自車の走行車線から遠ざかる向きに動いているとき、前記動物の頭部を前記ヘッドライトの照射外としてもよい。これにより、自車の走行車線から動物をより遠ざけることが可能となる。
この発明によれば、動物との接触を防止することで、ヘッドライトをより好適に照射することが可能となる。
この発明の一実施形態に係る配光制御装置の構成を示すブロック図である。 前記配光制御装置が組み込まれた車両の概略斜視図である。 前記実施形態におけるヘッドライト(スポット光)の照射範囲の制御における基本的な考え方を説明するための図である。 前記実施形態において前記ヘッドライトの照射範囲を制御するフローチャートである。 前記ヘッドライトの照射範囲を制御する流れを説明する第1説明図である。 前記ヘッドライトの照射範囲を制御する流れを説明する第2説明図である。 前記車両(自車)と動物の位置関係を示すと共に、当該位置関係に基づくグレースケール画像(説明用の画像)を示す図である。 仮想境界線を設定するフローチャートである。 動物が複数いる場合に対応させて前記ヘッドライトの照射範囲を制御するフローチャート(図4の変形例)である。
A.一実施形態
[1.構成]
(1−1.全体構成)
図1は、この発明の一実施形態に係る配光制御装置10(以下「制御装置10」ともいう。)の構成を示すブロック図である。図2は、制御装置10が組み込まれた車両12(以下「自車12」ともいう。)の概略斜視図である。
図1及び図2に示すように、配光制御装置10は、左右の赤外線カメラ16L、16R(以下「カメラ16L、16R」ともいう。)と、車速センサ18と、ヨーレートセンサ20と、電子制御装置22(以下「ECU22」という。)と、左右のヘッドランプ24L、24Rとを有する。
(1−2.赤外線カメラ16L、16R)
赤外線カメラ16L、16Rは、車両12の周囲を撮像する撮像手段として機能する。本実施形態では、2つのカメラ16L、16Rを組み合わせてステレオカメラを構成する。カメラ16L、16Rは、被写体の温度が高いほど、その出力信号レベルが高くなる(輝度が増加する)特性を有する。
図2に示すように、カメラ16L、16Rは、車両12の前部バンパー部に、車両12の車幅方向中心部に対して略対称な位置に配置されている。また、2つのカメラ16L、16Rは、それらの光軸が互いに平行であり、且つ両者の路面からの高さが等しくなるように固定されている。
なお、車両12の周囲を撮像する撮像手段は、図2に示す構成例に限られることなく、種々の構成を採り得る。例えば、撮像手段は、複眼(ステレオカメラ)であっても単眼(1つのカメラ)であってもよい。この場合、別の測距手段(レーダ装置)を併せて備えることが好ましい。また、赤外線カメラに代替して、主に可視光領域の波長を有する光を利用するカメラ(カラーカメラともいう。)を用いてもよく、或いは両方を併せ備えてもよい。
(1−3.車速センサ18及びヨーレートセンサ20)
車速センサ18は、車両12の車速V[km/h]を検出し、ECU22に出力する。ヨーレートセンサ20は、車両12のヨーレートYr[°/sec]を検出し、ECU22に出力する。
(1−4.ECU22)
ECU22は、制御装置10の全体を制御するものであり、図1に示すように、入出力部30、演算部32及び記憶部34を有する。
カメラ16L、16R、車速センサ18及びヨーレートセンサ20からの各信号は、入出力部30を介してECU22に供給される。また、ECU22からの出力信号は、入出力部30を介してヘッドランプ24L、24Rに出力される。入出力部30は、入力されたアナログ信号をデジタル信号に変換する図示しないA/D変換回路を備える。
演算部32は、カメラ16L、16R、車速センサ18及びヨーレートセンサ20からの各信号に基づく演算を行い、演算結果に基づきヘッドランプ24L、24Rに対する信号を生成する。
図1に示すように、演算部32は、2値化機能40、生体抽出機能42、生体種別判定機能44、境界線設定機能46(自車進路判定機能)、顔向き判定機能48(動物進路判定機能)、接触可能性判定機能50及びヘッドランプ制御機能52を有する。各機能40、42、44、46、48、50、52は、記憶部34に記憶されているプログラムを実行することにより実現される。或いは、前記プログラムは、図示しない無線通信装置(携帯電話機、スマートフォン等)を介して外部から供給されてもよい。
2値化機能40は、カメラ16L、16Rの一方(本実施形態では、左側のカメラ16L)が取得したグレースケール画像70(図7参照)を2値化して2値化画像(図示せず)を生成する。生体抽出機能42は、グレースケール画像70及び前記2値化画像を用いて、これらの画像中におけるヒトや動物等の生体(監視対象物)を抽出する。生体種別判定機能44は、抽出された監視対象物が、ヒト(大人、子供)、動物及びその他(判定不能なものを含む。)のいずれであるかを判定する。
境界線設定機能46は、後述する仮想境界線82L、82R(図7)を設定する。顔向き判定機能48は、動物60の顔向き(以下「顔向きX」という。)を判定する。接触可能性判定機能50は、現在の動物60の位置において自車12と動物60が接触する可能性を判定する。ヘッドランプ制御機能52は、接触可能性判定機能50の判定結果に基づいてヘッドランプ24L、24Rを制御する。
記憶部34は、デジタル信号に変換された撮像信号、各種演算処理に供される一時データ等を記憶するRAM(Random Access Memory)、及び実行プログラム、テーブル又はマップ等を記憶するROM(Read Only Memory)等で構成される。
(1−5.ヘッドランプ24L、24R)
本実施形態のヘッドランプ24L、24Rは、車両12の前方の視野を照らすための前方照射光としてのヘッドライトL1と、動物60の存在を運転者に知らせるためのスポット光としてのヘッドライトL2の両方の照射を行うことができる(図5及び図6参照)。このうちヘッドライトL1については、いわゆるロービームとハイビームの切替えを行うことができる。また、ヘッドライトL2については、その照射範囲を高さ方向及び車幅方向で調整することができる。なお、ここでの「照射範囲」は、照射方向(車両12の前後方向、上下方向及び車幅方向)並びに照射領域の大きさの両方を含む広義の意味で用いる。
[2.ヘッドライトL2の照射範囲の制御]
次に、本実施形態におけるヘッドライトL2の照射範囲の制御について説明する。
(2−1.基本的な考え方)
図3は、本実施形態におけるヘッドライトL2(スポット光)の照射範囲の制御における基本的な考え方を説明するための図である。図3で示されるものは、本実施形態に係るものではなく、本実施形態(本発明)が解決すべき課題を示していることに留意されたい。
鹿等の動物60の目にヘッドランプ24L、24Rからの光(ヘッドライトL2)が照射されると、動物60は、一時的にその場で動きを止めてしまう(立ち止まる)習性がある。このため、動物60が自車12の走行車線62(図7)又はその近傍にいる際に、動物60の目にヘッドライトL2を照射すると、動物60はその場で一時的に停止する。その結果、自車12と動物60が衝突する可能性が高くなるおそれがある(図3参照)。
そこで、本実施形態では、動物60がその場で停止してしまうと、自車12との接触の可能性が高くなる場合、動物60の頭部を避けて(例えば、いわゆるロービームの状態で)ヘッドライトL2を動物60に照射する。これにより、動物60の動きを止めることなく、運転者に動物60の存在を認識させることが可能となる。
一方、動物60がその場で停止しても自車12との接触の可能性がない場合、又は、動物60をその場で停止させた方が自車12との接触の可能性が低くなる場合、動物60の頭部に対して(例えば、いわゆるハイビームの状態で)ヘッドランプ24L、24Rからの光を照射する。これにより、動物60の動きを止めつつ、運転者に動物60の存在を認識させることが可能となる。
(2−2.全体的な流れ)
図4は、本実施形態においてヘッドライトL2の照射範囲を制御するフローチャートである。図5は、ヘッドライトL2の照射範囲を制御する流れを説明する第1説明図であり、図6は、ヘッドライトL2の照射範囲を制御する流れを説明する第2説明図である。なお、スポット光としてのヘッドライトL2をヘッドランプ24L、24Rのそれぞれから出力した場合、2条の光が発生するが、図5及び図6では、これら2条の光をまとめて示していることに留意されたい。
図4のステップS1において、ECU22(生体種別判定機能44)は、自車12の進行方向に動物60が検出されたか否かを判定する。動物60が検出されない場合(S1:NO)、ステップS1を繰り返す。動物60が検出された場合(S1:YES)、ステップS2に進む。
ステップS2において、ECU22(境界線設定機能46)は、自車12の進行方向を検出する。検出した進行方向は、後述する仮想境界線82L、82R(図7)の設定に用いられる。
ステップS3において、ECU22(接触可能性判定機能50)は、動物60が現在の位置に留まった場合における自車12との接触の可能性(以下「現在位置接触可能性」又は単に「接触可能性」という。)の有無を判定する。
現在位置接触可能性がある場合(S3:YES)、ステップS4において、ECU22(ヘッドランプ制御機能52)は、ヘッドランプ24L、24Rを制御して動物60の頭部以外の領域(足元等)にヘッドライトL2を照射させる。これにより、動物60がヘッドライトL2に驚いてその場に留まることを避けることが可能となり、自車12との接触の可能性を低くすることができる(図5参照)。
一方、現在位置接触可能性がない場合(S3:NO)、ステップS5において、ECU22(顔向き判定機能48)は、動物60が、自車12の走行車線62から遠ざかっているか否かを動物60の顔向きXに基づいて判定する。動物60が自車12の走行車線62から遠ざかっている場合(S5:YES)、ステップS4において、ECU22(ヘッドランプ制御機能52)は、ヘッドランプ24L、24Rを制御して動物60の足元にヘッドライトL2を照射させる。これにより、自車12の走行車線62から動物60をより遠ざけることが可能となる。
動物60が自車12の走行車線62から遠ざかっていない場合(S5:NO)、ステップS6において、ECU22(ヘッドランプ制御機能52)は、ヘッドランプ24L、24Rを制御して動物60の頭部64にヘッドライトL2を照射させる。これにより、動物60が、自車12と接触する可能性のある位置に入り込むことを防ぐことが可能となる(図6参照)。
(2−3.動物60の検出方法)
ECU22は、自車12の進行方向における動物60の検出を、赤外線カメラ16L、16Rの一方(本実施形態では、左側のカメラ16L)からの出力に基づいて行う。すなわち、ECU22は、カメラ16Lからの信号(撮像信号)をA/D変換してグレースケール画像70(図7参照)を取得する。次いで、ECU22(2値化機能40)は、2値化処理を実行する。2値化処理では、グレースケール画像70を2値化して2値化画像(図示せず)を取得する。
ECU22(生体抽出機能42)は、取得した2値化画像及びグレースケール画像70から生体対応部分72(図7)を抽出する。生体はその周囲より高温となっているので、2値化画像及びグレースケール画像70において生体に対応する部分(生体対応部分72)は高輝度となる。従って、2値化画像及びグレースケール画像70において、輝度が所定の閾値以上の画素の領域を探索することにより、生体対応部分72を抽出することが可能となる。
ECU22(生体種別判定機能44)は、抽出した生体対応部分72が示す生体の種別を判定する。すなわち、抽出した生体対応部分72が、ヒトの大人、子供及び動物のいずれに対応するものなのかを判定する。判定される種別は、その他のものであってもよい。
(2−4.現在位置接触可能性の有無の判定)
次に、動物60が現在の位置に留まった場合における自車12との接触の可能性(現在位置接触可能性)の有無の判定方法について説明する。
(2−4−1.前方空間の区分)
図7は、自車12と動物60の位置関係を示すと共に、当該位置関係に基づくグレースケール画像70(説明用の画像)を示す図である。図7の右側では、自車12及びその周囲の状況を簡易的に示している。図7の右側において、Axは、車両12の進行方向の中心線(例えば、カメラ16Lの光軸)であり、αは、赤外線カメラ16Lの映像画角を示す。
図7の左側の画像は、赤外線カメラ16Lが撮像したグレースケール画像70を示す。なお、図7では、理解の容易化のためにグレースケール画像70を用いているが、上記の通り、実際の処理では、グレースケール画像70のみならず、2値化画像も用いる点に留意されたい。
図7に示すように、本実施形態では、自車12の前方の空間(領域)を、中央領域80C(自車走行車線領域)、左領域80L及び右領域80Rからなる3つの仮想領域に分けて用いる。以下では、中央領域80C、左領域80L及び右領域80Rを合わせて「仮想領域80」と総称する。
中央領域80C(自車走行車線領域)は、3つの仮想領域80のうち中央に配置された領域であり、動物60が現在位置に留まった場合、自車12と動物60が接触する可能性がある領域とする。例えば、中央領域80Cは、自車12の走行車線62と等しい領域とすることができる。或いは、走行車線62よりも車幅方向に広い領域又は狭い領域とすることもできる。
左領域80Lは、中央領域80Cの左側に設定された領域であり、動物60が現在位置に留まった場合、自車12と動物60が接触する可能性がない領域とする。右領域80Rは、中央領域80Cの右側に設定された領域であり、動物60が現在位置に留まった場合、自車12と動物60が接触する可能性がない領域とする。
以下では、中央領域80Cと左領域80Lの仮想境界線を「左側仮想境界線82L」又は「境界線82L」といい、中央領域80Cと右領域80Rの仮想境界線を「右側仮想境界線82R」又は「境界線82R」という。「左側仮想境界線82L」と「右側仮想境界線82R」を合わせて「仮想境界線82」又は「境界線82」と総称する。
仮想境界線82は、実際のグレースケール画像70及び2値化画像には含まれない仮想的な線であり、車幅方向に変位させることができる(詳細は、図8を用いて後述する。)。なお、実際の処理では、仮想領域80を用いずに、境界線82のみを用いることも可能である。グレースケール画像70における遠近感を考慮して、境界線82は、車線に沿う形(ハの字)であってもよい。
(2−4−2.仮想境界線82の設定)
図8は、仮想境界線82を設定するフローチャートである。ステップS11において、ヨーレートセンサ20は、車両12のヨーレートYrを検出する。ステップS12において、ECU22(境界線設定機能46)は、車両12が左旋回中であるか否かを、ヨーレートセンサ20が検出したヨーレートYrに基づいて判定する。例えば、左旋回中であるか否かを判定するためのヨーレートYrの閾値(左旋回判定閾値)を設定しておき、検出したヨーレートYrが左旋回判定閾値を超えるか否かを判定する。
車両12が左旋回中でない場合(S12:NO)、ステップS14に進む。車両12が左旋回中である場合(S12:YES)、ステップS13において、ECU22(境界線設定機能46)は、各仮想境界線82を左にシフトさせる。これにより、車両12の進行方向(左方向)に合わせて仮想領域80を設定し、接触可能性を判定することが可能となる。
ステップS14において、ECU22(境界線設定機能46)は、車両12が右旋回中であるか否かを、ヨーレートセンサ20が検出したヨーレートYrに基づいて判定する。例えば、右旋回中であるか否かを判定するためのヨーレートYrの閾値(右旋回判定閾値)を設定しておき、検出したヨーレートYrが右旋回判定閾値を超えるか否かを判定する。
車両12が右旋回中でない場合(S14:NO)、今回の処理を終える。車両12が右旋回中である場合(S14:YES)、ステップS15において、ECU22(境界線設定機能46)は、各仮想境界線82を右にシフトさせる。これにより、車両12の進行方向(右方向)に合わせて仮想領域80を設定し、接触可能性を判定することが可能となる。
(2−4−3.動物60の移動方向)
上記のように、動物60が中央領域80C(自車走行車線領域)、左領域80L又は右領域80Rいずれにいるかを判定できれば、基本的に、ヘッドライトL2を、動物60の頭部を含む領域又は頭部を含まない領域(足元等)のいずれに照射すべきかを判定することができる。
本実施形態では、さらに、動物60の移動方向(顔向きX)を考慮することにより、さらに適切な照射領域を設定する。
すなわち、動物60が左領域80L又は右領域80Rにいるとき、その後に中央領域80Cに入ってくる場合、その場から動かない場合、自車12の走行車線62から遠ざかる場合等が考えられる。このうち動物60が左領域80L又は右領域80Rに属し且つ走行車線62から遠ざかろうとしている場合、本実施形態では、ヘッドライトL2を動物60の頭部64には照射しない。これにより、自車12の走行車線62から動物60をより遠ざけることが可能となる。
動物60の移動方向は、例えば、動物60の顔向きX又は身体の向きを判定することにより行うことができる。そのような判定は、例えば、特許文献2、特許文献3に記載のものを利用することができる。ここにいう顔向きX又は身体の向きの検出とは、例えば、平面視におけるカメラ16Lの光軸に対する角度を具体的に算出できることが好ましいが、車両12又は運転者から見て左右いずれを向いているか(換言すると、内向き又は外向きのいずれであるか)の区別であってもよい。
[3.本実施形態の効果]
以上のように、本実施形態によれば、動物60との接触を防止することで、ヘッドライトL2をより好適に照射することが可能となる。
すなわち、動物60は目に光を受けると止まる習性があるところ、本実施形態によれば、現在の動物60の位置において自車12と動物60が接触する可能性が有ると判定した場合(図4のS3:YES)、動物60の頭部をヘッドライトL2の照射範囲外とする(S4)。これにより、動物60の頭部をヘッドライトL2で照射することにより動物60の移動を止めることを回避することが可能となる。従って、自車12と動物60との接触する可能性を低くすることが可能となる(図5参照)。
また、現在の動物60の位置において自車12と動物60が接触する可能性が無いと判定した場合(図4のS3:NO)、動物60の頭部をヘッドライトL2の照射範囲内とする(S6)。これにより、動物60の動きを止め、車両12の進路に動物60が入ってくることを回避することが可能となる(図6参照)。
上記実施形態において、ECU22(接触可能性判定機能50)は、自車12の前方領域を、自車12の走行車線62を含む中央領域80Cと、中央領域80Cの左右に位置する左領域80L及び右領域80Rとに区分し、動物60が左領域80L又は右領域80Rに属し且つ動物60が自車12の走行車線62から遠ざかる向きに動いているとき(図4のS5:YES)、動物60の頭部をヘッドライトL2の照射外とする(S4)。これにより、自車12の走行車線62から動物60をより遠ざけることが可能となる。
B.変形例
なお、この発明は、上記実施形態に限らず、この明細書の記載内容に基づき、種々の構成を採り得ることはもちろんである。例えば、以下の構成を採用することができる。
[1.搭載対象]
上記実施形態において、車両12は、四輪車を前提としていたが(図2参照)、配光制御装置10を搭載する車両12は、これに限らない。例えば、二輪車(自転車を含む。)、三輪車又は六輪車にも搭載することが可能である。
上記実施形態において、制御装置10を車両12に搭載したが、周辺の監視対象物(動物60等)を検知し、照射光を用いて当該監視対象物をユーザに報知するものであれば、別の移動体にも搭載することができる。当該移動体として、例えば、船舶及び航空機を挙げることができる。
[2.車載センサ]
上記実施形態では、車両12の周囲を撮像する撮像手段として、2つの赤外線カメラ16L、16Rを用いたが、車両12の周囲を撮像することができるものであれば、これに限らない。例えば、撮像手段は、複眼(ステレオカメラ)であっても単眼(1つのカメラ)であってもよい。また、赤外線カメラに代替して、主に可視光領域の波長を有する光を利用するカメラ(カラーカメラ)を用いてもよく、あるいは両方を併せ備えてもよい。
或いは、動物60の位置を認識できるものであれば、カメラとは異なる車載センサ(例えば、赤外線レーダ、超音波センサ)を用いることもできる。
[3.ヘッドランプ24L、24R]
上記実施形態では、左右それぞれ1つのヘッドランプ24L、24Rを用いてヘッドライトL1、L2を照射したが、これに限らず、左右それぞれ2つのヘッドランプを用いてもよい。すなわち、車両12の前方を照らすヘッドライトL1のための左右1つずつの第1ヘッドランプと、スポット光としてのヘッドライトL2を動物60に照射するための左右1つずつの第2ヘッドランプとを設けることもできる。
上記実施形態では、ヘッドライトL2の照射方向を、車両12の前後方向、上下方向及び車幅方向のいずれにも調整可能なものであったが、これに限らず、例えば、いわゆるハイビームとロービームの切替えのみを行う構成にも適用可能である。換言すると、前方照射用のヘッドライトL1の照射のみを行い、ヘッドライトL2の照射を行わない構成にも適用可能である。すなわち、動物60の頭部に照射するときはヘッドライトL1をハイビームとし、動物60の頭部を避けるときはヘッドライトL1をロービームとしてもよい。
[4.ヘッドライトL2の照射範囲]
(4−1.現在位置接触可能性の判定)
(4−1−1.仮想領域80)
上記実施形態では、仮想領域80を3つに分けたが(図7参照)、仮想領域80は複数であれば、これに限らない。例えば、仮想領域80をそれぞれ2箇所又は4箇所以上とすることが可能である。
上記実施形態では、仮想領域80を横方向(車幅方向)で分割したが、分割方向又は分割領域は、これに限らない。例えば、仮想領域80を縦方向(進行方向)で分割することもできる。或いは、グレースケール画像70における遠近感を考慮し、仮想境界線82を車線62に沿う形(ハの字)とした場合、仮想領域80を仮想境界線82に合わせた形状で分割してもよい。
(4−1−2.仮想境界線82)
上記実施形態では、ヨーレートYrを用いて仮想境界線82の位置を調整したが、自車12の進行方向又は進路に基づいて仮想境界線82を調整するとの観点に立てば、これに限らない。例えば、図示しない舵角センサで検出したステアリング舵角及び車速Vに基づいて仮想境界線82の位置を調整してもよい。或いは、図示しないナビゲーション装置又は光ビーコンからの進路情報により仮想境界線82の位置を調整することもできる。
或いは、自車12が直進していることを前提にすれば、仮想境界線82の調整を行わないこと(すなわち、自車12の進行方向又は進路を検出せずに、上記のような処理を行うこと)も可能である。
(4−1−3.顔向きXの検出)
上記実施形態では、動物60の進行方向又は進路を推定する基準として顔向きXを用いたが、動物60の進行方向又は進路の予測に用いることが可能な基準であれば、これに限らない。例えば、動物60の顔向きXと共に又はこれに代えて動物60の身体の向きを用いてもよい。
(4−2.動物60が複数いる場合)
上記実施形態では、検出される動物60が1匹である場合について説明したが、動物60が複数検出される場合であっても本発明を適用することが可能である。
図9は、動物60が複数いる場合に対応させてヘッドライトL2の照射範囲を制御するフローチャート(図4の変形例)である。ステップS21、S22は、図4のS1、S2と同様である。
ステップS23において、ECU22(生体種別判定機能44)は、検出した動物60が複数いるか否かを判定する。検出した動物60が1匹である場合(S23:NO)、ステップS24において、ECU22は、動物60が1匹である場合の処理(以下「単体用処理」という。)を実行する。単体用処理としては、例えば、図4のステップS3〜S6を実行することができる。
検出した動物60が複数いる場合(S23:YES)、ステップS25において、ECU22(接触可能性判定機能50)は、全ての動物60について現在位置での接触可能性(現在位置接触可能性)を判定する。
ここでの接触可能性は、接触可能性の有無のみを判定するのではなく、接触可能性を数値化して算出する。例えば、車両12の進行方向の中心線Ax(図7)に近いほど接触可能性が高いと判定する。或いは、中心線Axとの距離を、動物60の顔向きX(進行方向)で補正して接触可能性を判定してもよい。例えば、中心線Axまでの距離で接触可能性の素点を決めておく。その上で、顔向きXが中心線Axに向かう方向である場合(内側を向いている場合)、1より大きい係数を乗算する等して接触可能性を高くし、顔向きXが中心線Axから離れる方向である場合(外側を向いている場合)、0より大きく1未満の係数を乗算する等して接触可能性を低くする。その上で、各動物60についての接触可能性を比較する。
ステップS26において、ECU22は、最も接触可能性が高い動物60(以下「最要注意動物」という。)が中央領域80C内にいるか否かを判定する。最要注意動物が中央領域80Cにいる場合、ECU22(ヘッドランプ制御機能52)は、ヘッドランプ24L、24Rを制御して最要注意動物における頭部以外の領域(足元等)にヘッドライトL2を照射させる。これにより、最要注意動物がヘッドライトL2に驚いてその場に留まることを避けることが可能となり、自車12との接触の可能性を低くすることができる(図5参照)。
一方、最要注意動物が中央領域80Cにいない場合(S26:NO)、ステップS28において、ECU22(顔向き判定機能48)は、最要注意動物が、自車12の走行車線62から遠ざかっているか否かを顔向きXに基づいて判定する。最要注意動物が自車12の走行車線62から遠ざかっている場合(S28:YES)、ステップS27において、ECU22(ヘッドランプ制御機能52)は、ヘッドランプ24L、24Rを制御して最要注意動物における頭部以外の領域(足元等)にヘッドライトL2を照射させる。これにより、自車12の走行車線62から最要注意動物をより遠ざけることが可能となる。
最要注意動物が自車12の走行車線62から遠ざかっていない場合(S28:NO)、ステップS29において、ECU22(ヘッドランプ制御機能52)は、ヘッドランプ24L、24Rを制御して最要注意動物の頭部を含む領域にヘッドライトL2を照射させる。これにより、最要注意動物が、自車12と接触する可能性のある位置に入り込むことを防ぐことが可能となる(図6参照)。
或いは、仮想領域80内(特に、中央領域80C内)に2匹の動物60がいる場合、左側に位置する動物60を左側のヘッドライト26LのヘッドライトL2により照射し、右側に位置する動物60を右側のヘッドライト26RのヘッドライトL2により照射してもよい。或いは、仮想領域80内(特に、中央領域80C内)に2匹以上の動物60がいる場合、ヘッドライトL2を複数の動物60を順番に照射してもよい。
(4−3.その他)
上記実施形態では、動物60がいずれの仮想領域80にいるかに加え、動物60の顔向きXを用いてヘッドライトL2の照射領域を設定したが(図4)、動物60がいずれの仮想領域80にいるかのみにより、ヘッドライトL2の照射領域を設定してもよい。
[5.その他]
上記実施形態では、配光制御装置10を動物60に適用したが、歩行者(ヒト)に適用してもよい。或いは、動物60及び歩行者の区別をせずに、動物60及び歩行者(ヒト)を含む生体の存在が検出されたとき、上記の処理を実行する構成も可能である。
10…配光制御装置 12…車両(自車)
16L、16R…赤外線カメラ(車載センサ)
22…ECU 24L、24R…ヘッドランプ
42…生体抽出機能(動物位置抽出手段の一部)
44…生体種別判定機能(動物位置抽出手段の一部)
46…境界線設定機能(進行方向検出手段)
50…接触可能性判定機能(接触可能性判定手段)
52…ヘッドランプ制御機能(配光制御手段)
60…動物 62…自車の走行車線
70…グレースケール画像 80C…中央領域(第1領域)
80L…左領域(第2領域) 80R…右領域(第2領域)
L2…ヘッドライト

Claims (3)

  1. 車載センサにより車外に存在する動物の現在位置を抽出する動物位置抽出手段と、
    自車の進行方向を検出する進行方向検出手段と、
    前記動物が現在位置に留まると仮定した場合に所定時間後に前記自車と前記動物が接触する可能性があるか否かを判定する接触可能性判定手段と、
    ヘッドライトの照射範囲又は照射方向を変更可能な配光制御手段と
    を備え、
    前記接触可能性判定手段は、
    前記自車と前記動物が接触する可能性が有ると判定した場合、前記動物の頭部を前記ヘッドライトの照射範囲外とし、
    前記自車と前記動物が接触する可能性が無いと判定した場合、前記動物の頭部を前記ヘッドライトの照射範囲内とする
    ことを特徴とする配光制御装置。
  2. 請求項1記載の配光制御装置であって、
    前記車載センサは、赤外線カメラであり、
    前記動物位置抽出手段は、前記赤外線カメラにより取得したグレースケール画像に基づいて前記動物の現在位置を抽出する
    ことを特徴とする配光制御装置。
  3. 請求項1又は2記載の配光制御装置であって、
    前記接触可能性判定手段は、
    前記自車の前方領域を、前記自車の走行車線を含む第1領域と、前記第1領域の左右に位置する第2領域とに区分し、
    前記動物が前記第2領域に属し且つ前記動物が前記自車の走行車線から遠ざかる向きに動いているとき、前記動物の頭部を前記ヘッドライトの照射外とする
    ことを特徴とする配光制御装置。
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