JP2013166633A - 記録装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】インクジェット式プリンターは、本体ケースと、用紙に印刷を行う記録ヘッドと、印刷が行われた用紙を排紙する排紙口と、本体ケースに対して用紙の排紙方向に引き出し可能に収納され、排紙口から排紙される用紙が積載される多段式の排紙トレイ21とを備える。排紙トレイ21は、排紙方向に順次引き出される第1引出トレイ31及び第2引出トレイ32を備える。第2引出トレイ32は、排紙方向に引き出された状態において、用紙を支持する第1用紙支持部45と、第1用紙支持部45の後側に形成されるとともに第1引出トレイ31に重なるように支持される第1舌片部46とを備える。
【選択図】図9
Description
この発明によれば、N段目の引出トレイからN+1段目の引出トレイを引き出した際に、N+1段目の引出トレイの重なり部を、N段目の引出トレイに容易に重ねて支持させることが可能となる。
本発明の記録装置において、N+2段目の前記引出トレイとN+1段目の前記引出トレイとの重なり部と、N+1段目の前記引出トレイとN段目の前記引出トレイとの重なり部とは、前記排出トレイの引き出し方向側とは反対側の端部が揃っている。
以下、本発明の記録装置をインクジェット式プリンターに具体化した第1実施形態について、図面に従って説明する。また、以下の説明において、「前後方向」、「左右方向」、「上下方向」をいう場合は各図中に矢印で示す前後方向、左右方向、上下方向をそれぞれ示すものとする。なお、図面中の上方向、右方向及び前方向を示す矢印において、「○」の中に「・」が記載されたもの(矢の先端を前から見た図)は紙面の裏から表に向かう矢印を意味し、「○」の中に「×」が記載されたもの(矢の羽根を後ろから見た図)は紙面の表から裏に向かう矢印を意味するものとする。
さて、用紙Pの印刷を行う場合には、まず、本体ケース12に収納されている排紙トレイ21を本体ケース12から前方へ引き出す。すると、各前側係止凸部36bと各レール部材30の第1ストッパー30bとの係止状態が解除され、第1引出トレイ31の各第1摺動部34が各レール部材30のレール溝30a内を摺動して該第1引出トレイ31が第2引出トレイ32とともに前方へ引き出される。
(1)本体ケース12から排紙トレイ21が引き出された状態において、第2引出トレイ32は、用紙Pを支持する第1用紙支持部45とは別に形成されるとともに第1引出トレイ31に上下に重なるように支持される第1舌片部46を備えている。このため、第2引出トレイ32の第1用紙支持部45が第1引出トレイ31と上下に重なることがほとんどなくなるので、第2引出トレイ32の第1用紙支持部45の前後方向のほぼ全ての長さ分を、用紙Pを支持するための領域に充てることができる。したがって、第2引出トレイ32における用紙Pを支持することが可能な前後方向の長さが、第1引出トレイ31における用紙Pを支持することが可能な前後方向の長さに比べて短くなることを抑制することができる。
以下、本発明の第2実施形態を上記第1実施形態と異なる点を中心に説明する。
この第2実施形態は、図10〜図13に示すように、上記第1実施形態における排紙トレイ21において、第1引出トレイ31と第2引出トレイ32との間に中間引出トレイ60を介在させて、排紙トレイ21を3段式(3段スライド式)にしたものである。したがって、本実施形態の排紙トレイ21では、1段目の第1引出トレイ31がN段目の引出トレイとして機能し、2段目の中間引出トレイ60がN+1段目の引出トレイとして機能し、3段目の第2引出トレイ32がN+2段目の引出トレイとして機能する。
(3)排紙トレイ21は、本体ケース12に収納された状態では、第2引出トレイ32の第1舌片部46と中間引出トレイ60の第2舌片部62とが上下方向において重なる。このため、本体ケース12に対して排紙トレイ21を、特に前後方向においてコンパクトに収納することができる。
(変更例)
なお、上記各実施形態は以下のような別の実施形態に変更してもよい。
・排紙トレイ21の収納状態において、第1舌片部46と第2舌片部62とは、必ずしも排紙トレイ21の引き出し方向側(前側)とは反対側(後側)の端部が揃っている必要はない。
・上記実施形態では、記録装置をインクジェット式プリンター11に具体化したが、インク以外の他の液体を噴射したり吐出したりする液体噴射装置を採用してもよい。微小量の液滴を吐出させる液体噴射ヘッド等を備える各種の液体噴射装置に流用可能である。なお、液滴とは、上記液体噴射装置から吐出される液体の状態をいい、粒状、涙状、糸状に尾を引くものも含むものとする。また、ここでいう液体とは、液体噴射装置が噴射させることができるような材料であればよい。例えば、物質が液相であるときの状態のものであればよく、粘性の高い又は低い液状体、ゾル、ゲル水、その他の無機溶剤、有機溶剤、溶液、液状樹脂、液状金属(金属融液)のような流状体、また物質の一状態としての液体のみならず、顔料や金属粒子などの固形物からなる機能材料の粒子が溶媒に溶解、分散又は混合されたものなどを含む。また、液体の代表的な例としては上記実施形態で説明したようなインクや液晶等が挙げられる。ここで、インクとは一般的な水性インク及び油性インク並びにジェルインク、ホットメルトインク等の各種液体組成物を包含するものとする。液体噴射装置の具体例としては、例えば液晶ディスプレイ、EL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレイ、面発光ディスプレイ、カラーフィルターの製造などに用いられる電極材や色材などの材料を分散又は溶解のかたちで含む液体を噴射する液体噴射装置、バイオチップ製造に用いられる生体有機物を噴射する液体噴射装置、精密ピペットとして用いられ試料となる液体を噴射する液体噴射装置、捺染装置やマイクロディスペンサー等であってもよい。さらに、時計やカメラ等の精密機械にピンポイントで潤滑油を噴射する液体噴射装置、光通信素子等に用いられる微小半球レンズ(光学レンズ)などを形成するために紫外線硬化樹脂等の透明樹脂液を基板上に噴射する液体噴射装置、基板などをエッチングするために酸又はアルカリ等のエッチング液を噴射する液体噴射装置を採用してもよい。そして、これらのうちいずれか一種の液体噴射装置に本発明を適用することができる。
(イ)N+1段目の前記トレイの幅は、N段目の前記トレイの幅よりも狭くなっていることを特徴とする請求項1〜請求項4のうちいずれか一項に記載の記録装置。
Claims (4)
- 筐体と、
前記筐体内に配置され、シートに記録処理を行う記録部と、
前記記録部によって記録処理が行われた前記シートを排出する排出口と、
前記筐体に対して前記排出口から排出される前記シートの排出方向に引き出し可能に収納され、前記排出口から排出される前記シートが積載される多段式の排出トレイと
を備えた記録装置であって、
前記排出トレイは、前記シートの排出方向に順次引き出される複数段の引出トレイを備え、
N+1段目(但し、Nは自然数)の前記引出トレイは、前記排出方向に引き出された状態において、前記シートを支持するシート支持部と、前記シート支持部とは異なる位置に形成されるとともにN段目の前記引出トレイに重なるように支持される重なり部とを備えたことを特徴とする記録装置。 - N+1段目の前記引出トレイの重なり部は、前記排出トレイの引き出し方向側とは反対側に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
- 前記筐体に対して前記排出トレイを収納した状態では、N+2段目の前記引出トレイとN+1段目の前記引出トレイとの重なり部と、N+1段目の前記引出トレイとN段目の前記引出トレイとの重なり部とが、前記排出トレイに対する前記シートの積載方向において重なることを特徴とする請求項2に記載の記録装置。
- N+2段目の前記引出トレイとN+1段目の前記引出トレイとの重なり部と、N+1段目の前記引出トレイとN段目の前記引出トレイとの重なり部とは、前記排出トレイの引き出し方向側とは反対側の端部が揃っていることを特徴とする請求項3に記載の記録装置。
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JP2012031443A JP2013166633A (ja) | 2012-02-16 | 2012-02-16 | 記録装置 |
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2012
- 2012-02-16 JP JP2012031443A patent/JP2013166633A/ja not_active Withdrawn
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