JP2013166633A - 記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数段の引出トレイを有する多段式の排出トレイの各引出トレイを順次引き出した場合に、引き出した引出トレイにおけるシートを支持するシート支持部の長さが、引出トレイが多段になるにつれて短くなることを抑制することが可能な記録装置を提供する。
【解決手段】インクジェット式プリンターは、本体ケースと、用紙に印刷を行う記録ヘッドと、印刷が行われた用紙を排紙する排紙口と、本体ケースに対して用紙の排紙方向に引き出し可能に収納され、排紙口から排紙される用紙が積載される多段式の排紙トレイ21とを備える。排紙トレイ21は、排紙方向に順次引き出される第1引出トレイ31及び第2引出トレイ32を備える。第2引出トレイ32は、排紙方向に引き出された状態において、用紙を支持する第1用紙支持部45と、第1用紙支持部45の後側に形成されるとともに第1引出トレイ31に重なるように支持される第1舌片部46とを備える。
【選択図】図9

Description

本発明は、例えばインクジェット式プリンターなどの記録装置に関する。
一般に、記録装置の一種として、記録ヘッドから用紙にインクを噴射させて印刷を行うインクジェット式プリンターが広く知られている。このプリンターでは、走査方向に往復移動するキャリッジに支持された記録ヘッドのノズルからインク滴を、走査方向と直交する方向に給送される用紙に噴射して付着させることで印刷を行っている。そして、印刷された用紙は、排紙口から排紙トレイ上に順次排紙される。
こうしたプリンターでは、使用時に、複数のトレイを順次用紙の排紙方向に引き出して伸長させる多段式の排紙トレイが多く採用されている(例えば、特許文献1)。この特許文献1の排紙トレイ(排出トレイ)は、外装ケース(筐体)から引き出される引出トレイと、引出トレイにスライド自在に支持された伸長トレイとを備えている。伸長トレイは、伸長トレイを引出トレイから引き出した際に、引出トレイから抜け出さないように、引出トレイの係止部に係止されるストッパーを備えている。
特開2006−182542号公報
ところで、特許文献1の排紙トレイでは、引出トレイから伸長トレイを、ストッパーが係止部に係止されるまで、最大限引き出した場合でも、引出トレイに伸長トレイが支持されるように、伸長トレイの一部を上下方向において引出トレイと重なるようにする必要がある。
このため、伸長トレイにおける引出トレイとの重なり部分は、用紙(シート)の支持部(シート支持部)として使用できなくなるので、伸長トレイにおける用紙の支持部の長さは、引出トレイにおける用紙の支持部の長さよりも短くなってしまう。したがって、排紙トレイは、引出トレイが多段になるにつれて(引出トレイの段数が増えるにつれて)、引出トレイにおける用紙の支持部の長さが短くなってしまうという問題がある。
本発明は、このような従来技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的とするところは、複数段の引出トレイを有する多段式の排出トレイの各引出トレイを順次引き出した場合に、引き出した引出トレイにおけるシートを支持するシート支持部の長さが、引出トレイが多段になるにつれて短くなることを抑制することが可能な記録装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の記録装置は、筐体と、前記筐体内に配置され、シートに記録処理を行う記録部と、前記記録部によって記録処理が行われた前記シートを排出する排出口と、前記筐体に対して前記排出口から排出される前記シートの排出方向に引き出し可能に収納され、前記排出口から排出される前記シートが積載される多段式の排出トレイとを備えた記録装置であって、前記排出トレイは、前記シートの排出方向に順次引き出される複数段の引出トレイを備え、N+1段目(但し、Nは自然数)の前記引出トレイは、前記排出方向に引き出された状態において、前記シートを支持するシート支持部と、前記シート支持部とは異なる位置に形成されるとともにN段目の前記引出トレイに重なるように支持される重なり部とを備えた。
この発明によれば、N+1段目の引出トレイは、シートを支持するシート支持部とは別に重なり部を備えているため、N+1段目の引出トレイのシート支持部は、N段目の引出トレイとほとんど重なることはない。したがって、複数段の引出トレイを有する多段式の排出トレイの各引出トレイを順次引き出した場合に、引き出した引出トレイにおけるシートを支持するシート支持部の長さが、引出トレイが多段になるにつれて短くなることを抑制することが可能となる。
本発明の記録装置において、N+1段目の前記引出トレイの重なり部は、前記排出トレイの引き出し方向側とは反対側に形成されている。
この発明によれば、N段目の引出トレイからN+1段目の引出トレイを引き出した際に、N+1段目の引出トレイの重なり部を、N段目の引出トレイに容易に重ねて支持させることが可能となる。
本発明の記録装置は、前記筐体に対して前記排出トレイを収納した状態では、N+2段目の前記引出トレイとN+1段目の前記引出トレイとの重なり部と、N+1段目の前記引出トレイとN段目の前記引出トレイとの重なり部とが、前記排出トレイに対する前記シートの積載方向において重なる。
この発明によれば、筐体に対して各引出トレイ(排出トレイ)をコンパクトに収納することが可能となる。
本発明の記録装置において、N+2段目の前記引出トレイとN+1段目の前記引出トレイとの重なり部と、N+1段目の前記引出トレイとN段目の前記引出トレイとの重なり部とは、前記排出トレイの引き出し方向側とは反対側の端部が揃っている。
この発明によれば、筐体に対して各引出トレイ(排出トレイ)を整った状態で収納することが可能となる。
第1実施形態のインクジェット式プリンターの模式図。 同プリンターの収納状態の排紙トレイの斜視図。 図2の排紙トレイを下側から見たときの斜視図。 図2の4−4線断面図。 図2の5−5線断面図。 図2の6−6線断面図。 同プリンターの引き出し状態の排紙トレイの斜視図。 図7の排紙トレイを下側から見たときの斜視図。 図7の9−9線断面図。 第2実施形態のプリンターの引き出し状態の排紙トレイの斜視図。 同プリンターにおいて排紙トレイを引き出したときの状態を示す下側からの斜視図。 同プリンターにおいて排紙トレイを収納したときの状態を示す下側からの斜視図。 同プリンターの収納状態の排紙トレイの斜視図。
(第1実施形態)
以下、本発明の記録装置をインクジェット式プリンターに具体化した第1実施形態について、図面に従って説明する。また、以下の説明において、「前後方向」、「左右方向」、「上下方向」をいう場合は各図中に矢印で示す前後方向、左右方向、上下方向をそれぞれ示すものとする。なお、図面中の上方向、右方向及び前方向を示す矢印において、「○」の中に「・」が記載されたもの(矢の先端を前から見た図)は紙面の裏から表に向かう矢印を意味し、「○」の中に「×」が記載されたもの(矢の羽根を後ろから見た図)は紙面の表から裏に向かう矢印を意味するものとする。
図1に示すように、記録装置としてのインクジェット式プリンター11は略直方体状をなす筐体としての本体ケース12を備えている。本体ケース12の後面側にはシートとしての用紙Pを給紙するための給紙装置13が搭載されている。給紙装置13は、給紙トレイ14、ホッパー15、及びエッジガイド16を有する用紙ガイド17と、該用紙ガイド17に積層状態で載置された複数の用紙Pを一枚ずつ本体ケース12内に給紙する給紙駆動機構(図示略)とを備えている。
本体ケース12内には、走査方向である左右方向に往復移動するキャリッジ18が設けられている。キャリッジ18の下部には、記録部としての記録ヘッド19が支持されている。
そして、用紙Pへの印刷(記録処理)は、キャリッジ18を左右方向に移動させる過程で記録ヘッド19から用紙Pにインクを噴射する記録動作と、用紙Pを走査方向と直交する前方向に所定の給送量で給送する給送動作とを交互に繰り返すことによって行われる。印刷された用紙Pは、本体ケース12の前面下部に開口する排出口としての排紙口20から前方に向かって排紙(排出)される。
また、本体ケース12における排紙口20の下側には、排紙口20から排紙される用紙Pを順次重ねるように積載するための多段式(本実施形態では、2段式)の排出トレイとしての排紙トレイ21が設けられている。排紙トレイ21は、本体ケース12に対して、排紙口20から排紙される用紙Pの排紙方向である前方に向かって引き出し可能に収納されている。
この場合、排紙トレイ21は、本体ケース12への収納状態において、その下端が本体ケース12の下端よりも上側に位置している。このため、排紙トレイ21を本体ケース12から引き出したり本体ケース12に収納したりしても、インクジェット式プリンター11(本体ケース12)を載置した載置面に該排紙トレイ21が接触することはない。
図2及び図3に示すように、排紙トレイ21は、本体ケース12に一体形成された前後方向に延びるとともに内側にレール溝30aを有する左右一対のレール部材30によって前後方向に摺動移動可能に挟持されている。
この場合、各レール部材30は、前方に向かって若干上昇するように傾斜している。レール溝30aは、前後両端側及び内側が開口している。各レール部材30の前端部における下端部には、内側に向かって突出する第1ストッパー30bが形成されている。
排紙トレイ21は、矩形状であるとともに、排紙口20から排紙される用紙Pの排紙方向である前方に向かって引き出される複数段(本実施形態では、2段)の引出トレイである第1引出トレイ31及び第2引出トレイ32を備えている。
すなわち、排紙トレイ21は、レール部材30によって前後方向に摺動可能に支持されたN段目の引出トレイとしての1段目の第1引出トレイ31と、第1引出トレイ31によって前後方向に摺動可能に支持されたN+1段目の引出トレイとしての2段目の第2引出トレイ32とを備えている。第1引出トレイ31及び第2引出トレイ32は、いずれも矩形状をなしている。そして、第2引出トレイ32の左右方向の幅は、第1引出トレイ31の幅よりも狭くなっている。
第1引出トレイ31は、下側及び前側が開口するとともに深さが浅い有底矩形箱状をなしている。第1引出トレイ31は、後壁の高さが左右両側壁の高さよりも若干低くなっている。第1引出トレイ31の上面には、前後方向に延びるとともに左右方向に等間隔で配置された複数(本実施形態では5つ)のリブ31aが形成されている。
第1引出トレイ31の後壁内面には、左右方向の中央部を挟んで配置されるとともに前方に向かって突出する左右一対の矩形板状の係止片33が設けられている。各係止片33の上面における先端部には、断面視略半円形状をなすとともに左右方向に延びる凸条33aがそれぞれ形成されている。
図4及び図5に示すように、第1引出トレイ31の左右両側端部には、各レール部材30のレール溝30aにそれぞれ摺動可能に挿入された前後方向に延びる第1摺動部34がそれぞれ形成されている。第1引出トレイ31の下面における後端側の2つのコーナー部の直ぐ内側には、第1引出トレイ31を前方へ引き出した際に、各レール部材30の第1ストッパー30bと前後方向において係合する第1係合凸部35がそれぞれ設けられている。
図3及び図4に示すように、第1引出トレイ31の下面における各係合凸部35の直ぐ内側には、第2引出トレイ32を前後方向に摺動可能に支持する左右一対の支持部材36が設けられている。各支持部材36は、下方に向かって突出するとともに前後方向に延びる縦板部37と、縦板部37の下端から内側に向かって突出するとともに前後方向に延びる第1横板部38と、縦板部37の内面における第1横板部38よりも上側から内側に向かって突出するとともに前後方向に延びる第2横板部39とをそれぞれ備えている。
両横板部38,39は互いに平行に延びるとともに、両横板部38,39間には前後方向に延びる摺動溝40が形成されている。すなわち、摺動溝40は、縦板部37の内面と、第1横板部38の上面と、第2横板部39の下面とによって形成されるとともに、前後両端側及び内側が開口している。第1横板部38の前端部には、内側に向かって突出する第2ストッパー41が形成されている。
各縦板部37の外側の面において、後端部には後側係止凸部36aがそれぞれ設けられる一方、前端部には前側係止凸部36bがそれぞれ設けられている。各前側係止凸部36bは、排紙トレイ21の収納状態において、各レール部材30の第1ストッパー30bにそれぞれ係止される。一方、各後側係止凸部36aは、排紙トレイ21が前方へ引き出された状態において、各レール部材30の第1ストッパー30bにそれぞれ係止される。
図2〜図4に示すように、第2引出トレイ32は、下側が開口するとともに深さが浅い有底矩形箱状をなし且つ排紙口20(図1参照)から排紙される用紙P(図1参照)を支持するシート支持部としての第1用紙支持部45と、第1用紙支持部45の後壁の下端から後方へ向かって延びる重なり部としての矩形板状の第1舌片部46とを備えている。
第2引出トレイ32において、第1舌片部46は、第1用紙支持部45とは異なる位置であって、排紙トレイ21の引き出し方向側である前側とは反対側の後側に形成されている。排紙トレイ21の収納状態において、第1用紙支持部45は第1引出トレイ31内に収納されるとともに、第1舌片部46は第1引出トレイ31の後壁の下側から該後壁よりも後側へ突出している。すなわち、排紙トレイ21の収納状態において、第1舌片部46は第1引出トレイ31から後側へはみ出している。
第1用紙支持部45の後壁における第1引出トレイ31の各係止片33と前後方向において対向する位置には、係止孔47がそれぞれ貫通するように形成されている。そして、排紙トレイ21の収納状態では、各係止孔47に各係止片33が挿通された状態で係止される。
図4及び図6に示すように、第2引出トレイ32の第1用紙支持部45の左右両側端部には、第1引出トレイ31の第2横板部39が収納される収納溝48が前後方向に延びるようにそれぞれ形成されている。各収納溝48は、外側及び後側において開口している。各収納溝48の下側には、該各収納溝48と隣接するとともに第1引出トレイ31の摺動溝40に摺動可能に挿入された前後方向に延びる第2摺動部49がそれぞれ形成されている。
図3及び図6に示すように、第2引出トレイ32の第1用紙支持部45の下面の前端部における左右両端部には、第2引出トレイ32を前方へ引き出した際に、第1引出トレイ31の各第2ストッパー41と前後方向においてそれぞれ係合する第2係合凸部50がそれぞれ設けられている。
図4及び図7に示すように、第2引出トレイ32の第1用紙支持部45の上面における中央部には、略矩形状の収納凹部51が形成されている。収納凹部51の前端は、第1用紙支持部45の前端まで達している。すなわち、収納凹部51の前端は、前方に向かって開口している。
また、第1用紙支持部45の前端部には、補助トレイ52が軸支されている。すなわち、補助トレイ52は、収納凹部51に収納可能な矩形板状をなすとともに、基端部に位置する被支持部52aが第1用紙支持部45の前端部に左右方向に延びる軸線を中心に回動可能に支持されている。したがって、補助トレイ52は、第2引出トレイ32の収納凹部51に収納された収納位置(図4に示す位置)と、第1用紙支持部45の前端部から前斜め上方に向かって延びる使用位置(図7に示す位置)との間で回動可能になっている。
次に、インクジェット式プリンター11の作用について説明する。
さて、用紙Pの印刷を行う場合には、まず、本体ケース12に収納されている排紙トレイ21を本体ケース12から前方へ引き出す。すると、各前側係止凸部36bと各レール部材30の第1ストッパー30bとの係止状態が解除され、第1引出トレイ31の各第1摺動部34が各レール部材30のレール溝30a内を摺動して該第1引出トレイ31が第2引出トレイ32とともに前方へ引き出される。
このとき、図8に示すように、各後側係止凸部36aが各レール部材30の第1ストッパー30bにそれぞれ係止されるとともに、該各第1ストッパー30bに各第1係合凸部35がそれぞれ係合する。これにより、各レール部材30のレール溝30aからの第1引出トレイ31の抜け落ちが抑制される。
引き続き、第1引出トレイ31から第2引出トレイ32を前方へ向かって引き出すと、図8及び図9に示すように、各係止孔47と各係止片33との係止状態が解除され、第2引出トレイ32の各第2摺動部49が第1引出トレイ31の各摺動溝40内を摺動して第1引出トレイ31から第2引出トレイ32が前方へ引き出される。
このとき、第1引出トレイ31の各第2ストッパー41に第2引出トレイ32の各第2係合凸部50がそれぞれ係合する。これにより、第1引出トレイ31の各摺動溝40内からの第2引出トレイ32の抜け落ちが抑制される。その後、補助トレイ52を収納位置から使用位置へ回動させることで、排紙トレイ21の準備が整う。
この場合、第2引出トレイ32は、用紙Pを支持する第1用紙支持部45とは別に形成された第1舌片部46が第1引出トレイ31に上下に重なるように支持される。すなわち、第2引出トレイ32は、第1舌片部46の左右両端部が第1引出トレイ31の各摺動溝40にそれぞれ挿通された状態で支持される。このため、第2引出トレイ32の第1用紙支持部45は、第1引出トレイ31と上下にほとんど重なることがない。
したがって、第2引出トレイ32の第1用紙支持部45の前後方向のほぼ全ての長さ分が用紙Pを支持するための領域に充てられる。この結果、第2引出トレイ32における用紙Pを支持することが可能な前後方向の長さが、第1引出トレイ31における用紙Pを支持することが可能な前後方向の長さに比べて短くなることが抑制される。
因みに、第2引出トレイ32に第1舌片部46が形成されていない場合には、第2引出トレイ32における用紙Pを支持することが可能な前後方向の長さの一部を、第1引出トレイ31に重なるように支持される長さ分に充てなければならない。このため、第2引出トレイ32における用紙Pを支持することが可能な前後方向の長さが、第1引出トレイ31における用紙Pを支持することが可能な前後方向の長さに比べて著しく短くなる。この結果、用紙Pを支持するために必要な前後方向(排紙方向)の長さを得るために、排紙トレイ21を構成する引出トレイの段数を増やさなくてはならなくなってしまう。
そして、排紙トレイ21の準備が整った後、記録ヘッド19による用紙Pへの印刷が行われると、印刷後の用紙Pは、本体ケース12の排紙口20から排紙トレイ21上に順次積載される。
また、全ての用紙Pの印刷が完了した後は、補助トレイ52を使用位置から収納位置へ回動させた状態で、第2引出トレイ32を第1引出トレイ31へ向かって後方へ押圧すると、図3及び図6に示すように、第2引出トレイ32の各第2摺動部49が第1引出トレイ31の各摺動溝40内を摺動して各係止孔47と各係止片33とが係止状態になる。このとき、第1引出トレイ31の第2横板部39は、第2引出トレイ32の収納溝48内に収納される。
引き続き、第1引出トレイ31を第2引出トレイ32とともに本体ケース12へ向かって後方へ押圧すると、図3に示すように、各後側係止凸部36aと各レール部材30の第1ストッパー30bとの係止状態が解除されるとともに、第1引出トレイ31の各第1摺動部34が各レール部材30のレール溝30a内を摺動して、本体ケース12の下側に両引出トレイ31,32(排紙トレイ21)が収納される。
このとき、各前側係止凸部36bと各レール部材30の第1ストッパー30bとが係止状態になる。さらに、このとき、第2引出トレイ32の第1舌片部46は、第1引出トレイ31の後端よりも後方側へ突出するが、本体ケース12の後端まで達することはない。
以上、詳述した第1実施形態によれば以下の効果を得ることができる。
(1)本体ケース12から排紙トレイ21が引き出された状態において、第2引出トレイ32は、用紙Pを支持する第1用紙支持部45とは別に形成されるとともに第1引出トレイ31に上下に重なるように支持される第1舌片部46を備えている。このため、第2引出トレイ32の第1用紙支持部45が第1引出トレイ31と上下に重なることがほとんどなくなるので、第2引出トレイ32の第1用紙支持部45の前後方向のほぼ全ての長さ分を、用紙Pを支持するための領域に充てることができる。したがって、第2引出トレイ32における用紙Pを支持することが可能な前後方向の長さが、第1引出トレイ31における用紙Pを支持することが可能な前後方向の長さに比べて短くなることを抑制することができる。
(2)第2引出トレイ32の第1舌片部46は、排紙トレイ21の引き出し方向側(前方側)とは反対側である後方側に形成されている。このため、第1引出トレイ31から第2引出トレイ32を引き出した際に、第2引出トレイ32の第1舌片部46を、第1引出トレイ31に容易に重ねて支持させることができる。
(第2実施形態)
以下、本発明の第2実施形態を上記第1実施形態と異なる点を中心に説明する。
この第2実施形態は、図10〜図13に示すように、上記第1実施形態における排紙トレイ21において、第1引出トレイ31と第2引出トレイ32との間に中間引出トレイ60を介在させて、排紙トレイ21を3段式(3段スライド式)にしたものである。したがって、本実施形態の排紙トレイ21では、1段目の第1引出トレイ31がN段目の引出トレイとして機能し、2段目の中間引出トレイ60がN+1段目の引出トレイとして機能し、3段目の第2引出トレイ32がN+2段目の引出トレイとして機能する。
図10及び図11に示すように、中間引出トレイ60は、第2引出トレイ32において収納凹部51及び補助トレイ52を省略した構成とほぼ同じ構成になっている。すなわち、中間引出トレイ60は、下側が開口するとともに深さが浅い有底矩形箱状をなし且つ排紙口20(図1参照)から排紙される用紙P(図1参照)を支持するシート支持部としての第2用紙支持部61と、第2用紙支持部61の後壁の下端から後方へ向かって延びる重なり部としての矩形板状の第2舌片部62とを備えている。
左右方向において、中間引出トレイ60の幅は、第1引出トレイ31の幅よりも狭く、且つ第2引出トレイ32の幅よりも広い。中間引出トレイ60は、左右両側壁の外側が第1引出トレイ31によって前後方向に摺動可能に支持されるとともに、左右両側壁の内側が第2引出トレイ32を前後方向に摺動可能に支持している。なお、中間引出トレイ60の第2用紙支持部61の上面には、前後方向に延びるとともに左右方向に等間隔で配置された複数(本実施形態では3つ)のリブ61aが形成されている。
そして、排紙トレイ21の引き出し状態においては、第2引出トレイ32の第1舌片部46が中間引出トレイ60の第2用紙支持部61と上下方向(排紙トレイ21に対する用紙Pの積載方向)において重なるとともに、中間引出トレイ60の第2舌片部62が第1引出トレイ31と上下方向において重なる。
また、図12及び図13に示すように、排紙トレイ21は、本体ケース12に収納された状態では、第2引出トレイ32の第1舌片部46と中間引出トレイ60の第2舌片部62とが上下方向において重なる。この場合、第1舌片部46の後端面と第2舌片部62の後端面とは面一になっている。すなわち、第1舌片部46と第2舌片部62とは、排紙トレイ21の引き出し方向側(前側)とは反対側(後側)の端部が揃っている。
なお、排紙トレイ21は、上記第1実施形態と同様に、本体ケース12への収納状態において、その下端が本体ケース12の下端よりも上側に位置している。このため、上記第1実施形態と同様に、排紙トレイ21を本体ケース12から引き出したり本体ケース12に収納したりしても、インクジェット式プリンター11(本体ケース12)を載置した載置面に該排紙トレイ21が接触することはない。
以上、詳述した第2実施形態によれば、上記(1)及び(2)に記載の効果に加えて、以下の効果を得ることができる。
(3)排紙トレイ21は、本体ケース12に収納された状態では、第2引出トレイ32の第1舌片部46と中間引出トレイ60の第2舌片部62とが上下方向において重なる。このため、本体ケース12に対して排紙トレイ21を、特に前後方向においてコンパクトに収納することができる。
(4)排紙トレイ21は、本体ケース12に収納された状態では、第1舌片部46の後端部と第2舌片部62の後端部とが揃っている。このため、本体ケース12に対して排紙トレイ21を整った状態で収納することができる。
(変更例)
なお、上記各実施形態は以下のような別の実施形態に変更してもよい。
・第2引出トレイ32の第1舌片部46は、第2引出トレイ32における排紙トレイ21の引き出し方向側(前方側)とは反対側である後方側以外に形成してもよい。例えば、第2引出トレイ32の第1舌片部46を、第2引出トレイ32における左右の両端部に形成するようにしてもよい。
・排紙トレイ21は、4段以上の引出トレイによって構成してもよい。
・排紙トレイ21の収納状態において、第1舌片部46と第2舌片部62とは、必ずしも排紙トレイ21の引き出し方向側(前側)とは反対側(後側)の端部が揃っている必要はない。
・記録ヘッド19は、用紙Pの幅方向に沿って固定配置されたヘッド本体に各ノズルが略用紙幅にわたって形成された所謂ラインヘッド方式のヘッドにより構成してもよい。この場合、固定されて動かないラインヘッド方式のヘッドの各ノズルから、搬送経路に沿って搬送される用紙に対してインクが噴射されることで印刷がなされる。
・用紙Pの代わりに、プラスチックフィルム、布、金属箔などをシートとして用いてもよい。
・上記実施形態では、記録装置をインクジェット式プリンター11に具体化したが、インク以外の他の液体を噴射したり吐出したりする液体噴射装置を採用してもよい。微小量の液滴を吐出させる液体噴射ヘッド等を備える各種の液体噴射装置に流用可能である。なお、液滴とは、上記液体噴射装置から吐出される液体の状態をいい、粒状、涙状、糸状に尾を引くものも含むものとする。また、ここでいう液体とは、液体噴射装置が噴射させることができるような材料であればよい。例えば、物質が液相であるときの状態のものであればよく、粘性の高い又は低い液状体、ゾル、ゲル水、その他の無機溶剤、有機溶剤、溶液、液状樹脂、液状金属(金属融液)のような流状体、また物質の一状態としての液体のみならず、顔料や金属粒子などの固形物からなる機能材料の粒子が溶媒に溶解、分散又は混合されたものなどを含む。また、液体の代表的な例としては上記実施形態で説明したようなインクや液晶等が挙げられる。ここで、インクとは一般的な水性インク及び油性インク並びにジェルインク、ホットメルトインク等の各種液体組成物を包含するものとする。液体噴射装置の具体例としては、例えば液晶ディスプレイ、EL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレイ、面発光ディスプレイ、カラーフィルターの製造などに用いられる電極材や色材などの材料を分散又は溶解のかたちで含む液体を噴射する液体噴射装置、バイオチップ製造に用いられる生体有機物を噴射する液体噴射装置、精密ピペットとして用いられ試料となる液体を噴射する液体噴射装置、捺染装置やマイクロディスペンサー等であってもよい。さらに、時計やカメラ等の精密機械にピンポイントで潤滑油を噴射する液体噴射装置、光通信素子等に用いられる微小半球レンズ(光学レンズ)などを形成するために紫外線硬化樹脂等の透明樹脂液を基板上に噴射する液体噴射装置、基板などをエッチングするために酸又はアルカリ等のエッチング液を噴射する液体噴射装置を採用してもよい。そして、これらのうちいずれか一種の液体噴射装置に本発明を適用することができる。
さらに、上記実施形態より把握できる技術的思想について以下に記載する。
(イ)N+1段目の前記トレイの幅は、N段目の前記トレイの幅よりも狭くなっていることを特徴とする請求項1〜請求項4のうちいずれか一項に記載の記録装置。
このようにすれば、N段目のトレイに対してN+1段目のトレイを容易に収納することができる。
11…記録装置としてのインクジェット式プリンター、12…筐体としての本体ケース、19…記録部としての記録ヘッド、20…排出口としての排紙口、21…排出トレイとしての排紙トレイ、31…第1引出トレイ、32…第2引出トレイ、45…シート支持部としての第1用紙支持部、46…重なり部としての第1舌片部、60…中間引出トレイ、61…シート支持部としての第2用紙支持部、62…重なり部としての第2舌片部、P…シートとしての用紙。

Claims (4)

  1. 筐体と、
    前記筐体内に配置され、シートに記録処理を行う記録部と、
    前記記録部によって記録処理が行われた前記シートを排出する排出口と、
    前記筐体に対して前記排出口から排出される前記シートの排出方向に引き出し可能に収納され、前記排出口から排出される前記シートが積載される多段式の排出トレイと
    を備えた記録装置であって、
    前記排出トレイは、前記シートの排出方向に順次引き出される複数段の引出トレイを備え、
    N+1段目(但し、Nは自然数)の前記引出トレイは、前記排出方向に引き出された状態において、前記シートを支持するシート支持部と、前記シート支持部とは異なる位置に形成されるとともにN段目の前記引出トレイに重なるように支持される重なり部とを備えたことを特徴とする記録装置。
  2. N+1段目の前記引出トレイの重なり部は、前記排出トレイの引き出し方向側とは反対側に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  3. 前記筐体に対して前記排出トレイを収納した状態では、N+2段目の前記引出トレイとN+1段目の前記引出トレイとの重なり部と、N+1段目の前記引出トレイとN段目の前記引出トレイとの重なり部とが、前記排出トレイに対する前記シートの積載方向において重なることを特徴とする請求項2に記載の記録装置。
  4. N+2段目の前記引出トレイとN+1段目の前記引出トレイとの重なり部と、N+1段目の前記引出トレイとN段目の前記引出トレイとの重なり部とは、前記排出トレイの引き出し方向側とは反対側の端部が揃っていることを特徴とする請求項3に記載の記録装置。
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