JP2013145333A - 空調機器制御アダプタ及び空調機器 - Google Patents

空調機器制御アダプタ及び空調機器 Download PDF

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Abstract

【課題】意図しないタイミングで音声認識が開始されてしまうことを防止する。
【解決手段】通信回路40は、通信線5を介して接続する空調機器とシリアル通信を行う。音声認識回路42は、受信マイク41により入力されたユーザの音声を解析して認識し、その認識結果をマイコン43に出力する。マイコン43は、現在の処理状態が音声認識制御中である場合に、音声認識回路42による認識結果に基づいて、空調機器を制御するための制御データを生成し、通信回路40を介して空調機器に送信する。マイコン43は、ユーザにより複数の異なるキーワードが所定範囲の時間間隔で発声されたことを認識すると、現在の処理状態を音声認識制御中に設定する。
【選択図】図2

Description

本発明は、ユーザの音声を認識して空調機器を制御する空調機器制御アダプタ及びユーザの音声を認識して動作する空調機器に関する。
に関する。
従来より、音声により空調装置やオーディオ装置を制御する技術が種々提案されている(例えば、特許文献1)。
特許文献1で開示される音声認識制御装置は、入力音声が所定のコマンドを示すものであると判定されると、空調装置やオーディオ装置の音声認識による操作を開始する。これにより、例えば、操作者が音声認識を開始させるためのスイッチを操作できな状況であっても、空調装置やオーディオ装置を操作することが可能となる。
特開2000−194393号公報
例えば、オフィスビル等に導入される空調システムでは、一般に室内機等は、天井に埋設されているケースが多い。このような空調システムにおいて、新たに室内機等を設置したり、交換したり等した場合や、定期的なメンテナンスを行う場合、音声により室内機等の動作制御ができれば、非常に便利であり、作業性の向上が図れる。
しかしながら、上記の空調システムに、特許文献1で提案される技術を採用した場合、本来の操作者でない者が発した音声を特定の音声として入力してしまい、音声認識の開始をさせてしまう可能性を否定できない。また、メンテナンス等の作業中に、近くに他の者が居ると、容易にその者に当該特定の音声が知られてしまうおそれがあり、秘匿性が低いという問題もある。
本発明は、上記の問題を解決するためになされたものであり、音声による空調機器の制御において、ユーザの意図しないタイミングで音声認識が開始されてしまうことを防止でき、且つ、秘匿性も高くなることが期待できる空調機器制御アダプタ及び空調機器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る空調機器制御アダプタは、
特定の空調機器と所定の通信方式により通信を行う通信部と、
音声を入力する音声入力部と、
入力された音声を解析して認識する音声認識部と、
処理状態が音声認識制御中である場合に、前記音声認識部による認識結果に基づいて、前記空調機器を制御するための制御データを生成し、当該空調機器に前記通信部を介して送信する制御装置と、を備え、
前記制御装置は、ユーザにより複数の異なるキーワードが所定範囲の時間間隔で発声されたことを認識すると、前記処理状態を前記音声認識制御中に設定する、ことを特徴とする。
本発明によれば、音声による空調機器の制御において、ユーザの意図しないタイミングで音声認識が開始されてしまうことを防止でき、秘匿性も高くなることが期待できる。
本発明の実施形態1に係る空調機器制御アダプタを適用した空調システムの全体構成を示す図である。 実施形態1の空調機器制御アダプタの構成を示すブロック図である。 実施形態1の空調機器制御アダプタが備えるマイコンの機能構成を示すブロック図である。 コマンド呼称一覧テーブルを説明するための図である。 数値呼称一覧テーブルを説明するための図である。 開始キーワード定義テーブルを説明するための図である。 実施形態1の空調機器制御アダプタの動作手順を示すフローチャートである。 本発明の実施形態2に係る空調機器の構成を示すブロック図である。 実施形態2の空調機器が備える音声処理部の構成を示すブロック図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
(実施形態1)
図1は、本発明の実施形態1に係る空調機器制御アダプタ4を適用した空調システムの全体構成を示す図である。この空調システムは、例えば、オフィスビル内に設置され、図1に示すように、室外機1と、複数の室内機2(2A,2B,…)と、から構成される。室外機1及び各室内機2は、通信線3を介して相互に通信可能となるように接続されている。なお、図示はしないが、通信線3には、この空調システムを統合的に制御、管理するコントローラ(空調管理装置)が接続されている。また、室外機1と各室内機2とは、冷媒を循環させるための冷媒配管により接続されている。
各空調機器(室外機1及び各室内機2)には、通信上のアドレス(機器アドレス)が割り振られている。本実施形態では、室外機1の機器アドレスが“51”、室外機2A及び2Bの機器アドレスがそれぞれ“101”及び“102”となっている。
空調機器制御アダプタ4は、ユーザ(作業者)の音声を認識し、これを空調機器用の制御コマンドに変換し、変換した制御コマンドを含む制御データを生成して、通信線5を介して接続する空調機器(図1の例では、室内機2B)の動作制御を行う。本実施形態では、日本電機工業会(JEMA)の規格に則って、空調機器制御アダプタ4と各空調機器との間でシリアル通信が行われる。
空調機器制御アダプタ4は、図2に示すように、通信回路40と、受信マイク41と、音声認識回路42と、マイコン43と、を備える。通信回路40(通信部)は、通信線5に接続し、JEMAの規格に則って、通信線5に接続する空調機器(例えば、室内機2B)とシリアル通信を行う。
受信マイク41は、作業者の音声等を入力するためのマイクロフォンである。音声認識回路42(音声認識部)は、周知の手法により入力音声の認識を行う回路である。音声認識回路42は、音声の認識結果(例えば、テキストデータ)をマイコン43に出力する。
マイコン43(制御装置)は、マイクロプロセッサ(Microprocessor)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ等の読み書き可能な半導体メモリ等から構成されるマイクロコンピュータである。マイコン43は、音声認識回路42から出力された認識結果に基づいて制御データを生成する。そして、マイコン43は、生成した制御データを通信回路40を介して、接続先の空調機器に送信する。かかる制御データのフォーマットは、室外機1と各室内機2間における制御データと同様である。
なお、空調機器制御アダプタ4への給電方法に限定はない。例えば、空調機器制御アダプタ4は、電池等を備える構成であってもよいし、外部電源端子あるいは非接触給電部を備え、接続する空調機器から有線あるいは非接触で給電されるようにしてもよい。
各空調機器(室外機1及び各室内機2)は、ユーザにより、各空調機器に対応するリモコン(図示せず)が操作されたり、あるいは図示しない空調管理装置が操作されることで、その操作内容に応じた運転動作を行う。また、各空調機器は通信線5と接続するためのJEMA端子を備えており、JEMA端子から入力された制御データに応じた運転動作も行う。
空調機器制御アダプタ4のマイコン43は、複数の処理状態を有する。本実施形態では、処理状態として、「非音声認識制御中」、「音声認識制御中」、「開始受付中」の3つの状態が存在する。
「非音声認識制御中」とは、空調機器制御アダプタ4によって空調機器への音声認識による制御が開始されていない状態をいう。この状態において、作業者が予め決められた制御用の音声(例えば“しうんてん”(試運転))を発しても、当該音声に対応した制御は行われない。本実施形態では、「非音声認識制御中」に作業者により予め決められた2つの異なるキーワードが所定の順番且つ所定範囲の時間間隔で発声された場合に処理状態が「音声認識制御中」に移行する。
「音声認識制御中」とは、空調機器制御アダプタ4によって空調機器への音声認識による制御が開始されている状態をいい、この状態において作業者が予め決められた制御用の音声を発すると、接続先の空調機器に対して当該音声に対応した制御が行われる。
また、「開始受付中」とは、詳細は後述するが、空調機器制御アダプタ4によって空調機器への音声認識による制御が開始されていない状態であるが、ユーザにより発声された、音声認識制御を開始させるための予め決められた最初のキーワードを認識した後の状態をいう。
空調機器制御アダプタ4のマイコン43は、機能的には、図3に示すように、処理振分部430と、制御内容特定部431と、開始判定部432と、計時部433と、制御データ生成部434と、を有する。
処理振分部430は、音声認識回路42から認識結果が出力された際、現在の処理状態に基づいて当該認識結果に応じた処理を制御内容特定部431又は開始判定部432の何れが行うべきかを判定する。例えば、現在の処理状態が「非音声認識制御中」又は「開始受付中」の場合、処理振分部430は、開始判定部432が処理を行うべきと判定し、処理実行の指示を開始判定部432に通知する。
一方、現在の処理状態が、上記以外、即ち「音声認識制御中」の場合、処理振分部430は、制御内容特定部431が処理を行うべきと判定し、処理実行の指示を制御内容特定部431に通知する。
制御内容特定部431は、処理振分部430から上記の通知を受けると、音声認識回路42の認識結果(テキストデータ)と、コマンド呼称一覧テーブル(図4参照)と、数値呼称一覧テーブル(図5参照)と、に基づいて、作業者が発声した(指示した)制御の内容を特定する。コマンド呼称一覧テーブルは、この空調機器制御アダプタ4で制御可能なコマンド毎に、コマンドIDと呼称が対応付けられたデータが複数登録されたデータテーブルである。コマンド呼称一覧テーブルは、マイコン43が備えるROMや半導体メモリ等に予め記憶されている。
数値呼称一覧テーブルは、数値と呼称が対応付けられたデータが複数登録されたデータテーブルである。数値呼称一覧テーブルは、コマンド呼称一覧テーブルと同様、マイコン43が備えるROMや半導体メモリ等に予め記憶されている。
例えば、作業者が“しうんてん”と発声した場合、制御内容特定部431は、コマンド呼称一覧テーブルを参照して、作業者が発声した(指示した)制御の内容(コマンド)が「試運転の開始」であると特定する。また、例えば、作業者が“ていし”と発声した場合、制御内容特定部431は、コマンド呼称一覧テーブルを参照して、作業者が指示した制御の内容(コマンド)が「試運転の停止」であると特定する。
また、例えば、作業者が“あどれすせってい”と発声した場合、制御内容特定部431は、同様にコマンド呼称一覧テーブルを参照して、作業者が指示した制御の内容(コマンド)が「機器アドレスの新規設定」であると特定する。この場合、制御内容特定部431は、作業者により、一呼吸置いて続けて発声される数値の特定待ち状態となる。なお、ここでの「一呼吸」とは、例えば、1〜10秒以内の時間間隔をいう。この状態で、例えば、作業者が“ひゃくに”と発声すると、制御内容特定部431は、数値呼称一覧テーブルを参照して、作業者が指示した制御の内容(数値)が「102」であると特定する。つまり、この場合、作業者は、機器アドレス“102”の新規設定を指示したことになる。このように、本実施形態では、作業者は、「機器アドレスの新規設定」を指示したい場合、先ず、「あどれすせってい」と発声し、その後、少なくとも1秒経過してから10秒以内に、設定したいアドレスの番号(例えば「ひゃくに」)を発声する。
また、作業者は、空調機器制御アダプタ4による空調機器への音声認識による制御を終了させたい場合、“しゅうりょう”と発声すればよい。この場合、制御内容特定部431は、コマンド呼称一覧テーブルを参照して、作業者が指示した内容が「音声認識制御の終了」であると特定し、処理状態を「非音声認識制御中」に移行させる。
開始判定部432は、処理振分部430から前述の通知を受けると、開始キーワード定義テーブル(図6参照)を参照して、音声認識回路42の認識結果(テキストデータ)が、定義されたキーワードと一致するか否かを判定する。開始キーワード定義テーブルは、音声認識制御を開始させるためのキーワードが定義されたデータテーブルであり、マイコン43が備えるROMや半導体メモリ等に予め記憶されている。
図6に示すように、本実施形態では、開始キーワードとして、“おんせいせいぎょ”と“かいし”の2つのキーワードが、その発声の順番を示す番号と共に定義されている。図6の例では、先ず“おんせいせいぎょ”が発声され、その後“かいし”が発声されることが、音声制御を開始させるための条件であることが示されている。
現在の処理状態が「非音声認識制御中」の場合に、作業者が“おんせいぎょ”と発声した場合、開始判定部432は、作業者により最初の(第1の)キーワードが発声されたものと判定し、現在の処理状態を「開始受付中」に移行させる。そして、この時点から所定範囲の時間間隔、即ち、第1の時間経過後で且つ第2の時間経過以内に、作業者により“かいし”が発声されると、開始判定部432は、作業者により次の(第2の)キーワードが発声されたものと判定し、現在の処理状態を「音声認識制御中」に移行させる。これにより、空調機器制御アダプタ4に接続する空調機器に対して、音声による運転制御が可能となる。第1及び第2の時間は任意の設計事項であるが、本実施形態では、第1の時間は1秒であり、第2の時間は10秒であるものとする。
一方、現在の処理状態が「開始受付中」になってから、第2の時間以内に作業者により“かいし”が発声されない場合、開始判定部432は、現在の処理状態を「開始受付中」から「非音声認識制御中」に移行させる。
計時部433は、制御内容特定部431又は開始判定部432からの指示により計時を開始し、指定された時間に到達すると、指示元の制御内容特定部431又は開始判定部432にその旨を通知(タイムアウト通知)する。
制御データ生成部434は、制御内容特定部431により特定された制御内容(コマンド、又は、コマンド+数値)に基づいて、対応する空調機器を制御するための制御データを生成する。そして、コマンド生成部434は、生成した制御データを通信回路40を介して、空調機器(例えば、室内機2B)に送信する。
図7は、空調機器(例えば、室内機2B)に接続された空調機器制御アダプタ4の動作手順を示すフローチャートである。空調機器制御アダプタ4は、電源ONの間、以下の処理を繰り返し実行する。
作業者により、音声が発せられ、かかる音声を受信マイク41が入力すると(ステップS101;YES)、音声認識回路42が入力された音声(入力音声)を解析して認識する(ステップS102)。音声認識回路42は、認識結果(例えば、テキストデータ)をマイコン43に出力する。
マイコン43の処理振分部430は、現在の処理状態が「非音声認識制御中」又は「開始受付中」の場合(ステップS103;YES)、処理実行の指示を開始判定部432に通知する。かかる通知を受けると開始判定部432は、現在の処理状態が「開始受付中」である場合には(ステップS104;YES)、処理状態を「開始受付中」に移行させた時点からの経過時間が所定の範囲に収まっているか否かを判定する(ステップS105)。具体的には、開始判定部432は、上記の時点から1秒経過後で且つ10秒経過以内であるか否かを判定する。
その結果、所定の範囲に収まっていない場合(ステップS105;NO)、開始判定部432は、現在の処理状態を「非音声認識制御中」に移行させる(ステップS106)。そして、空調機器制御アダプタ4の処理は、ステップS101に戻る。
一方、所定の範囲に収まっている場合(ステップS105;YES)、開始判定部432は、開始キーワード定義テーブルを参照して、入力音声の認識結果が第2のキーワード(ここでは“かいし”)と一致するか否かを判定する(ステップS107)。入力音声の認識結果が第2のキーワードと一致しない場合(ステップS107;NO)、空調機器制御アダプタ4の処理は、ステップS101に戻る。一方、入力音声の認識結果が第2のキーワードと一致した場合(ステップS107;YES)、開始判定部432は、現在の処理状態を「音声認識制御中」に移行させる(ステップS108)。そして、空調機器制御アダプタ4の処理は、ステップS101に戻る。処理状態が「音声認識制御中」となると、作業者は、対象となる空調機器を音声により制御することが可能となる。
ステップS104の判定がNO、即ち、現在の処理状態が「非音声認識制御中」である場合、開始判定部432は、開始キーワード定義テーブルを参照して、入力音声の認識結果が第1のキーワード(ここでは“おんせいせいぎょ”)と一致するか否かを判定する(ステップS109)。入力音声の認識結果が第1のキーワードと一致しない場合(ステップS109;NO)、空調機器制御アダプタ4の処理は、ステップS101に戻る。
一方、入力音声の認識結果が第1のキーワードと一致した場合(ステップS109;YES)、開始判定部432は、計時部433に対して、第1及び第2の時間を指定して計時を開始させる(ステップS110)。それから、開始判定部432は、現在の処理状態を「開始受付中」に移行させる(ステップS111)。そして、空調機器制御アダプタ4の処理は、ステップS101に戻る。
ステップS103の判定がNO、即ち、現在の処理状態が「音声認識制御中」である場合、処理振分部430は、処理実行の指示を制御内容特定部431に通知する。かかる通知を受けると、制御内容特定部431は、前述したように、コマンド呼称一覧テーブル、数値呼称一覧テーブルを参照して、作業者の指示内容を特定する。その結果、作業者の指示内容が、「コマンド」(試運転の開始、試運転の停止)又は「コマンド+数値」(機器アドレス“XX”番の新規設定)であると特定した場合(ステップS112;YES)、制御内容特定部431は、制御データ生成部434にその旨を通知する。
制御データ生成部434は、かかる通知を受けると、制御内容特定部431により特定されたコマンドのID又はコマンドID+指定された数値を格納した制御データを生成する(ステップS113)。そして、制御データ生成部434は、生成した制御データを通信回路40を介して、空調機器(例えば、室内機2B)に送信する(ステップS114)。そして、空調機器制御アダプタ4の処理は、ステップS101に戻る。
上記の制御データを受信した空調機器は、当該制御データに含まれるコマンドID又はコマンドID+数値に基づいた運転動作を行う。例えば、コマンドIDが“00”の場合は、試運転動作を開始し、コマンドIDが“01”の場合は、試運転動作を停止する。また、例えば、コマンドIDが“02”で指定された数値が“102”の場合は、自己の機器アドレスが“102”であることを、室外機1や図示しない空調管理装置等に通知する。なお、機器アドレスの新規設定は、例えば、空調システムに新たな空調機器を新規追加した場合等に必要となる。
ステップS112でNOの場合であって、作業者の指示内容が「音声認識制御の終了」であると特定した場合(ステップS115;YES)、制御内容特定部431は、処理状態を「非音声認識制御中」に移行させる(ステップS116)。そして、空調機器制御アダプタ4の処理は、ステップS101に戻る。処理状態が「非音声認識制御中」になると、作業者は、対象となる空調機器を音声により制御することができなくなる。
以上説明したように、本実施形態の空調機器制御アダプタ4によれば、音声により対象の空調機器の動作制御を行うことができる。したがって、例えば、オフィスビル等に設置される空調機器の交換やメンテナンス等における作業性の向上が図れる。また、音声で制御できることで、電波や赤外光が伝わりにくい場所や環境下に空調機器が設置されている場合でも制御することが可能となる。
さらに、作業者により予め決められた複数の異なるキーワードが所定範囲の時間間隔で発声された場合に音声認識制御を開始させるため、作業者の意図しないタイミングで音声認識が開始されてしまうことを防止でき、且つ、秘匿性も確保できる。
(実施形態2)
続いて、本発明の実施形態2に係る空調機器について説明する。実施形態2の空調機器(室外機、室内機)も実施形態1の場合と同様、例えば、オフィスビル内に設置される空調システムを構成する。但し、本実施形態の空調機器は、実施形態1の空調機器制御アダプタ4と同等の機能を備えている点が、実施形態1の空調機器(室外機1、各室内機2)と異なる。
図8に示すように、本実施形態の空調機器6は、音声処理部60と、本体部61とから構成される。本体部61(空気調節部)は、当該空調機器6(例えば、室内機)の本来的な機能(例えば、空気温度の調節等)を実現するための処理ユニットである。本体部61の機能については、一般的なものであるため、その説明は省略する。
音声処理部60は、上記したように実施形態1の空調機器制御アダプタ4と同等の機能を担う処理部であり、図9に示すように、受信マイク601と、音声認識回路602と、マイコン603と、を備える。これらは、それぞれ、空調機器制御アダプタ4の受信マイク41、音声認識回路42及びマイコン43と略同一の仕様で構成され、同様の処理機能を有する。
即ち、受信マイク601は、作業者の音声等を入力し、音声認識回路602は、周知の手法により入力音声の認識を行い、音声の認識結果(例えば、テキストデータ)をマイコン603に出力する。
マイコン603は、作業者により予め決められた複数の異なるキーワードが所定範囲の時間間隔で発声された場合に音声認識制御を開始させる。そして、音声認識制御中において、マイコン603は、音声認識回路602から出力され認識結果に基づいて、本体部61の動作を制御するための制御データを生成し、本体部61に出力する。本体部61は、音声処理部60から出力された制御データに応じた運転動作を行う。
このように、本実施形態の空調機器6についても、実施形態1の空調機器制御アダプタ4と同等の効果を奏し得る。
なお、本発明は、上記の各実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲での種々の変更は勿論可能である。
例えば、上記実施形態では、作業者により、2つの異なるキーワードが所定の順番で発声されることが、音声認識制御を開始させるための1つの条件であったが、順番によらず、2つの異なるキーワードが所定範囲の時間間隔で発声された場合に音声認識制御を開始させるようにしてもよい。また、キーワードを3つ以上に設定してもよい。
また、音声により制御可能な動作も様々である。例えば、冷房、暖房、送風を指定できるようにしてもよいし、設定温度を変更できるようにしてもよい。また、実施形態1のように空調機器に空調機器制御アダプタを接続して音声制御する場合では、空調機器制御アダプタの接続確認を当該空調機器に行わせるようにしてもよい。
また、空調機器と空調機器制御アダプタとの通信方法も様々であり、例えば、空調機器制御アダプタを空調機器の近傍に設置し、両者が赤外線によるシリアル通信を行うよう構成されてもよい。このようにすると、空調機器制御アダプタとの通信用の端子(例えば、JEMA端子)を備えていない空調機器に対しても音声制御が可能になり、汎用性が高まる。
また、音声ではなく、周波数が異なる複数の電子音等を入力することを音声認識制御の開始条件としてもよい。この場合、例えば、作業者は、所持する携帯端末等から上記の電子音等を出力させればよい。このようにしても、作業者の意図しないタイミングで音声認識が開始されてしまうことを防止でき、且つ、秘匿性も確保できる。
また、実施形態2の空調機器において、音声認識制御の開始条件となるキーワードを適宜変更できるようにしてもよい。例えば、空調機器の表示部に、一定時間毎に異なるキーワードを示す二次元コードを表示させ、作業者は、携帯端末等を用いて、この2次元コードを読み取り、キーワードに変換後、発声するようにしてもよい。このようにキーワードが適宜変更されることで、秘匿性が一層高まる。
また、空調機器制御アダプタに相当する装置(空調機器制御装置)を空調システムにおける通信線上、即ち、通信線3上に接続し、当該空調システムを構成する全ての空調機器を音声によって制御できるようにしてもよい。この場合の空調機器制御装置は、作業者が音声により指定した機器アドレスにより、制御対象の空調機器を特定する。このようにすると、メンテナンス等の作業性が向上すると共に、少数(例えば1台)の空調機器制御装置を設置するだけで済むため、コストの低減が図れる。
また、実施形態1の空調機器制御アダプタや、実施形態2の空調機器において、さらに、LEDやスピーカを備える構成にして、音声制御の結果を、LEDの点灯・点滅、音声やブザー音等の出力により作業者に報知できるようにしてもよい。このようにすると、作業者は、音声制御の結果を即座に知ることができ、作業性のさらなる向上が期待できる。
本発明は、本発明の広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施形態及び変形が可能とされるものである。また、上述した実施形態は、本発明を説明するためのものであり、本発明の範囲を限定するものではない。つまり、本発明の範囲は、実施形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。そして、特許請求の範囲内及びそれと同等の発明の意義の範囲内で施される様々な変形が、本発明の範囲内とみなされる。
1 室外機
2(2A、2B) 室内機
3、5 通信線
4 空調機器制御アダプタ
6 空調機器
40 通信回路
41、601 受信マイク
42、602 音声認識回路
43、603 マイコン
60 音声処理部
61 本体部
430 処理振分部
431 制御内容特定部
432 開始判定部
433 計時部
434 制御データ生成部

Claims (4)

  1. 特定の空調機器と所定の通信方式により通信を行う通信部と、
    音声を入力する音声入力部と、
    入力された音声を解析して認識する音声認識部と、
    処理状態が音声認識制御中である場合に、前記音声認識部による認識結果に基づいて、前記空調機器を制御するための制御データを生成し、当該空調機器に前記通信部を介して送信する制御装置と、を備え、
    前記制御装置は、ユーザにより複数の異なるキーワードが所定範囲の時間間隔で発声されたことを認識すると、前記処理状態を前記音声認識制御中に設定する、
    ことを特徴とする空調機器制御アダプタ。
  2. 前記制御装置は、前記空調機器に対する制御結果を所定態様でユーザに報知する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の空調機器制御アダプタ。
  3. 特定の空調機器と所定の通信方式により通信を行う通信部と、
    音声を入力する音声入力部と、
    入力された音声を解析して認識する音声認識部と、
    処理状態が音声認識制御中である場合に、前記音声認識部による認識結果に基づいて、前記空調機器を制御するための制御データを生成し、当該空調機器に前記通信部を介して送信する制御装置と、を備え、
    前記制御装置は、複数の異なる周波数の電子音が所定範囲の時間間隔で発せられたことを認識すると、前記処理状態を前記音声認識制御中に設定する、
    ことを特徴とする空調機器制御アダプタ。
  4. 空気調節部と、
    音声を入力する音声入力部と、
    入力された音声を解析して認識する音声認識部と、
    処理状態が音声認識制御中である場合に、前記音声認識部による認識結果に基づいて、前記空気調節部を制御するための制御データを生成し、前記空気調節部に出力する制御装置と、を備え、
    前記制御装置は、ユーザにより複数の異なるキーワードが所定範囲の時間間隔で発声されたことを認識すると、前記処理状態を前記音声認識制御中に設定する、
    ことを特徴とする空調機器。
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