JP2013057281A - 燃料蒸散防止装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】燃料タンク→キャニスタシステム→大気の通気抵抗を給油時には小さく、停車時には大きくできる燃料蒸散防止装置の提供。
【解決手段】メインキャニスタ4と燃料タンク3とを連通する第1連通路6には、第1開閉弁61が設けられ、メインキャニスタ4とエンジン2の吸気系とを連通する第2連通路7には、第2開閉弁71が設けられている。メインキャニスタ4とサブキャニスタ5とを連通する第3連通路8には、第3開閉弁81が設けられ、メインキャニスタ4と大気10とを連通する第4連通路9には、第4開閉弁91が設けられている。給油中において、第1開閉弁61は開、第2開閉弁71は閉、第3開閉弁81は閉、第4開閉弁91は開となっており、停車時において、第1開閉弁61は開、第2開閉弁71は閉、第3開閉弁81は開、第4開閉弁91は閉となっている。
【選択図】図1
【解決手段】メインキャニスタ4と燃料タンク3とを連通する第1連通路6には、第1開閉弁61が設けられ、メインキャニスタ4とエンジン2の吸気系とを連通する第2連通路7には、第2開閉弁71が設けられている。メインキャニスタ4とサブキャニスタ5とを連通する第3連通路8には、第3開閉弁81が設けられ、メインキャニスタ4と大気10とを連通する第4連通路9には、第4開閉弁91が設けられている。給油中において、第1開閉弁61は開、第2開閉弁71は閉、第3開閉弁81は閉、第4開閉弁91は開となっており、停車時において、第1開閉弁61は開、第2開閉弁71は閉、第3開閉弁81は開、第4開閉弁91は閉となっている。
【選択図】図1
Description
この発明は、エンジンの燃料タンクおよび燃料システムから蒸気燃料が大気中へ放出されることを防止するための燃料蒸散防止装置に関する。
自動車などの車両には、ガソリンなど揮発性(炭化水素)燃料の蒸発燃料を吸着して保持するために、活性炭などの吸着剤を収容したキャニスタを用いた燃料蒸散防止装置(キャニスタシステム)が搭載されている。キャニスタシステムは、停車中(エンジンの運転停止中)の燃料タンクからの蒸発燃料および燃料タンクへの給油中の蒸発燃料を、キャニスタに吸着して保持し大気への蒸散を防止する。エンジン運転中は、吸気負圧を利用して、キャニスタを通して大気をエンジンの吸気系に吸引させ、吸着された蒸発燃料を吸着剤から引き出し(空気パージ)、エンジンで燃焼する。これにより、吸着された蒸発燃料は吸着剤から周期的に除去されるので、吸着剤はつぎの蒸気燃料を吸着することが可能な状態になる(再生される)。
キャニスタシステムについての許容エミッションレベルは、徐々に下げられており、蒸発燃料を保持するキャニスタの能力向上が要求されている。たとえば、均一な能力の活性炭を含有する現行のキャニスタシステムは、吸着および空気パージ再生のサイクル中において、100グラムの蒸発燃料を容易に捕捉したり放出することができる。
燃料タンクへの燃料補給(給油)中においては、置換される燃料タンク内の空気および燃料から、大量の蒸発燃料が蒸散されるため、短時間に大量の蒸発燃料をキャニスタで吸着する必要がある。このため、給油中において、燃料タンク→キャニスタシステム→大気の通気抵抗は低いことが必要である。
また、停車中において、長時間にわたって燃料タンクからの蒸発燃料をキャニスタシステムで吸着させる必要があり、燃料タンク→キャニスタシステム→大気の通気抵抗は大きいことが望ましい。
さらに、エンジン運転中は、大気→キャニスタシステム→エンジンの通気抵抗が小さいと、吸気系に多量の蒸発燃料が吸引され、エンジンの空気燃料比が燃料リッチとなり、エンジンの始動時などの空燃比制御に不具合が生じ易い。
特許文献1には、蒸気源接続部と真空パージ接続部とを備えた主キャニスタと、主キャニスタの接続部に接続された追加キャニスタとを有する蒸発エミッション制御システムが提案されている。図2に示す如く、この従来のキャニスタシステム1Aでは、メインキャニスタ4とサブキャニスタ5とが常時連結されており、以下の欠点があった。
メインキャニスタ4とサブキャニスタ5とが直列に配されており、通気抵抗が大きい。このため、燃料タンクへの給油時の如く、短時間に多量の蒸発燃料をメインキャニスタ4に吸着させる必要があるときは、蒸発燃料の流通が円滑にできないため、給油時に発生する蒸発燃料の処理性能が損なわれている。
特許文献2には、ORVR(給油時用)キャニスタ部とエバポ・ORVRキャニスタ部とを備えた蒸発燃料処理装置が開示されている。この特許文献2では、ORVRキャニスタ部とエバポ・ORVRキャニスタ部との連通部に可変オリフィスを配し、ORVRキャニスタ部に通気抵抗が小さい吹き抜け防止部を設けている。
特許文献2では、連通部に可変オリフィスを配したり、ORVRキャニスタ部に通気抵抗が小さい吹き抜け防止部を設けている。このため、ORVRキャニスタ部とエバポ・ORVRキャニスタ部とを連通する配管が複数となったり、ORVRキャニスタ部の構造が複雑となるなど、コストが増大する問題が生じる。
この発明の目的は、単純な構成で、給油時に燃料タンク→キャニスタシステム→大気の通気抵抗を小さくでき、停車時(給油時以外)に燃料タンク→キャニスタシステム→大気の通気抵抗を大きくできる燃料蒸散防止装置の提供にある。
さらに、エンジン運転時において、大気→キャニスタシステム→エンジンへ大気を吸引する際の通気抵抗を大きくできる燃料蒸散防止装置の提供にある。
さらに、エンジン運転時において、大気→キャニスタシステム→エンジンへ大気を吸引する際の通気抵抗を大きくできる燃料蒸散防止装置の提供にある。
この発明は、燃料タンクから蒸散する蒸発燃料を吸着するメインキャニスタ、およびこのメインキャニスタの大気連通路に配され、メインキャニスタから放出される蒸発燃料を吸着するサブキャニスタを備えた燃料蒸散防止装置において、メインキャニスタに複数の大気連通路を設け、給油中はメインキャニスタとサブキャニスタとを連通する第3流路を閉じるとともに第4流路を開放して直接大気に連通させることを要旨としている。また、停車時には、サブキャニスタとの第3流路を開くとともに、第4流路を閉じる。
このため、燃料蒸散防止装置において、
イ)給油時には、メインキャニスタとサブキャニスタとの連通を遮断して、メインキャニスタのみを使用し、
ロ)停車時には、メインキャニスタとサブキャニスタとを連結して、メインキャニスタから蒸発燃料が洩れだすことを阻止し、
ハ)エンジン運転中には、メインキャニスタとサブキャニスタとを連結して、吸着剤から吸着された蒸発燃料をエンジンに吸引して再生する。
これにより、簡単な構成で給油時に発生する蒸発燃料の処理性能が向上できる。
イ)給油時には、メインキャニスタとサブキャニスタとの連通を遮断して、メインキャニスタのみを使用し、
ロ)停車時には、メインキャニスタとサブキャニスタとを連結して、メインキャニスタから蒸発燃料が洩れだすことを阻止し、
ハ)エンジン運転中には、メインキャニスタとサブキャニスタとを連結して、吸着剤から吸着された蒸発燃料をエンジンに吸引して再生する。
これにより、簡単な構成で給油時に発生する蒸発燃料の処理性能が向上できる。
メインキャニスタは、燃料タンクに連通するとともに第1開閉弁を備えた第1流路(燃料タンク連通路)、エンジンの吸気系に連通するとともに第2開閉弁を備えた第2流路(吸気系連通路)、サブキャニスタに連通するとともに第3開閉弁を備えた第3流路(サブキャニスタ連通路)、および大気に連通するとともに第4開閉弁を備えた第4流路(大気直通路)を有し、サブキャニスタは直接大気に連通した連通口を有する。第1〜第4開閉弁は、エミッションの状況に応じて開閉制御される。なお、第1〜第4開閉弁は、流量制御弁であってもよく、より少数の流路切替弁でも代用できる。
この第1〜第4開閉弁は、制御装置により車両またはエンジンの運転条件に応じてつぎのように制御される。
イ)給油中
第1開閉弁は開、第2開閉弁は閉、第3開閉弁は閉、第4開閉弁は開とする。
ロ)停車中
第1開閉弁は開、第2開閉弁は閉、第3開閉弁は開、第4開閉弁は閉とする。
ロ)エンジン運転中
第1開閉弁は閉、第2開閉弁は開、第3開閉弁は開、第4開閉弁は閉とする。
イ)給油中
第1開閉弁は開、第2開閉弁は閉、第3開閉弁は閉、第4開閉弁は開とする。
ロ)停車中
第1開閉弁は開、第2開閉弁は閉、第3開閉弁は開、第4開閉弁は閉とする。
ロ)エンジン運転中
第1開閉弁は閉、第2開閉弁は開、第3開閉弁は開、第4開閉弁は閉とする。
これにより、給油中は、第1流路、メインキャニスタ、第4流路を通じて流通抵抗の少ない燃料蒸散防止装置が構成でき、短時間に多量の蒸発燃料をメインキャニスタに吸着できる。また、停車中は、メインキャニスタから洩れ出る蒸発燃料をサブキャニスタで吸着でき、長時間に渡る停車にも対応できる。さらに、エンジン運転中は、通気抵抗の大きい燃料蒸散防止装置により、短時間に吸気系に蒸発燃料が吸い込まれ、エンジンの空気燃料比の制御に悪影響を及ぼす不具合を低減できる。
この発明を実施するための形態を図に示す実施例とともに説明する。
図1は、この発明の燃料蒸散防止装置1の概略構成を示す。2は自動車のエンジン、3は燃料タンクであり、燃料蒸散防止装置1は、メインキャニスタ4およびサブキャニスタ5を備えている。メインキャニスタ4は、ケーシング41内に活性炭42を収容してなる。ケーシング41には、燃料タンク3への連通ポート43、エンジン2の吸気系への連通ポート44、サブキャニスタ5への連通ポート45および大気10への連通ポート46が設けられている。
サブキャニスタ5は、ケーシング内に活性炭を収容してなる。ケーシングには、メインキャニスタ4への連通ポート51および大気10への連通ポート52が設けられている。
メインキャニスタ4と燃料タンク3とを連通する第1連通路6には、第1開閉弁61が設けられ、メインキャニスタ4とエンジン2の吸気系とを連通する第2連通路7には、第2開閉弁71が設けられている。
メインキャニスタ4とサブキャニスタ5とを連通する第3連通路8には、第3開閉弁81が設けられ、メインキャニスタ4と大気10とを連通する第4連通路9には、第4開閉弁91が設けられている。
第1開閉弁61、第2開閉弁71、第3開閉弁81および第4開閉弁91は、例えば電磁弁であり、図示しない制御装置によって選択的に開閉される。
メインキャニスタ4とサブキャニスタ5とを連通する第3連通路8には、第3開閉弁81が設けられ、メインキャニスタ4と大気10とを連通する第4連通路9には、第4開閉弁91が設けられている。
第1開閉弁61、第2開閉弁71、第3開閉弁81および第4開閉弁91は、例えば電磁弁であり、図示しない制御装置によって選択的に開閉される。
図1の(イ)は、給油中の第1開閉弁61、第2開閉弁71、第3開閉弁81および第4開閉弁91の開閉状態を示す。
第1開閉弁61は開、第2開閉弁71は閉、第3開閉弁81は閉、第4開閉弁91は開となっており、給油中の短時間に放出される蒸発燃料を、メインキャニスタ4のみに吸着させる。この際に、メインキャニスタ4は、第4開閉弁91が開となっており、通気抵抗が小さいため、燃料タンク3内に存在する多量の蒸発燃料を円滑に第1連通路6に流入できる。
第1開閉弁61は開、第2開閉弁71は閉、第3開閉弁81は閉、第4開閉弁91は開となっており、給油中の短時間に放出される蒸発燃料を、メインキャニスタ4のみに吸着させる。この際に、メインキャニスタ4は、第4開閉弁91が開となっており、通気抵抗が小さいため、燃料タンク3内に存在する多量の蒸発燃料を円滑に第1連通路6に流入できる。
図1の(ロ)は、停車時の第1開閉弁61、第2開閉弁71、第3開閉弁81および第4開閉弁91の開閉状態を示す。
第1開閉弁61は開、第2開閉弁71は閉、第3開閉弁81は開、第4開閉弁91は閉となっており、停車中に徐々に燃料タンク3から放出される蒸発燃料を主にメインキャニスタ4で吸着し、メインキャニスタ4で吸着しきれない部分をサブキャニスタ5で吸着する。この際に、メインキャニスタ4は、第3開閉弁81が開となっており、通気抵抗が大きいため、燃料タンク3内から徐々に蒸発する蒸発燃料を長時間にわたってメインキャニスタ4およびサブキャニスタ5に吸着できる。
第1開閉弁61は開、第2開閉弁71は閉、第3開閉弁81は開、第4開閉弁91は閉となっており、停車中に徐々に燃料タンク3から放出される蒸発燃料を主にメインキャニスタ4で吸着し、メインキャニスタ4で吸着しきれない部分をサブキャニスタ5で吸着する。この際に、メインキャニスタ4は、第3開閉弁81が開となっており、通気抵抗が大きいため、燃料タンク3内から徐々に蒸発する蒸発燃料を長時間にわたってメインキャニスタ4およびサブキャニスタ5に吸着できる。
図1の(ハ)は、エンジン2の始動時など運転中の第1開閉弁61、第2開閉弁71、第3開閉弁81および第4開閉弁91の開閉状態を示す。
第1開閉弁61は閉、第2開閉弁71は開、第3開閉弁81は開、第4開閉弁91は閉となっている。この状態では、サブキャニスタ5の大気10への連通ポート52から吸いこまれた大気が、サブキャニスタ5、第3連通路8、メインキャニスタ4、第2連通路7を通じてエンジン2に吸引される。この際に、サブキャニスタ5およびメインキャニスタ4内の吸着された蒸発燃料を活性炭から剥離させ、活性炭を再生する。
第1開閉弁61は閉、第2開閉弁71は開、第3開閉弁81は開、第4開閉弁91は閉となっている。この状態では、サブキャニスタ5の大気10への連通ポート52から吸いこまれた大気が、サブキャニスタ5、第3連通路8、メインキャニスタ4、第2連通路7を通じてエンジン2に吸引される。この際に、サブキャニスタ5およびメインキャニスタ4内の吸着された蒸発燃料を活性炭から剥離させ、活性炭を再生する。
図3は、この発明の燃料蒸散防止装置1と、図2に示す従来のキャニスタシステム1Aとの蒸発燃料のエミッション性能の比較を示す。図中のBVはベッドボリューム、BWC(ブタンワーキングキャパシティ)はブタン有効吸着量、GWCはガソリンワーキングキャパシティ、DBL(デュアーナルブレイシングロス)は日間呼吸損失、CANはキャニスタを示す。
燃料蒸散防止装置1は、従来のキャニスタシステム1Aに比べて大気中に放出される蒸発燃料を著しく低減できることが分かる。
燃料蒸散防止装置1は、従来のキャニスタシステム1Aに比べて大気中に放出される蒸発燃料を著しく低減できることが分かる。
この発明に使用されるメインキャニスタ4およびサブキャニスタ5は、以下の仕様が好適である。
1)メインキャニスタ4とサブキャニスタ5とに導入される活性炭の容積比がメインキャニスタ/サブキャニスタ=38以上、190以下である。
2)サブキャニスタ5に導入される活性炭の容積が、L(長さ)/D(直径)=0.68以上、3.00以下である。
1)メインキャニスタ4とサブキャニスタ5とに導入される活性炭の容積比がメインキャニスタ/サブキャニスタ=38以上、190以下である。
2)サブキャニスタ5に導入される活性炭の容積が、L(長さ)/D(直径)=0.68以上、3.00以下である。
3)サブキャニスタ5に導入される活性炭の性能が、ASTM5228で規定されるBWCが3.0g/dl以上である。
4)エンジン始動時に大気から導入される空気の量がメインキャニスタ4容量に対して30倍以上で使用する。
4)エンジン始動時に大気から導入される空気の量がメインキャニスタ4容量に対して30倍以上で使用する。
5)燃料がガソリンまたはアルコール含有ガソリンである。
6)メインキャニスタ4またはサブキャニスタ5に使用される活性炭が石炭、木材、やし殻、ピッチ、果実殻、合成樹脂である。
6)メインキャニスタ4またはサブキャニスタ5に使用される活性炭が石炭、木材、やし殻、ピッチ、果実殻、合成樹脂である。
7)メインキャニスタ4に使用される活性炭の形状が、顆粒状、円筒状、ハニカム状などである。
8)サブキャニスタ5に使用される活性炭の形状が、顆粒状、円筒状、ハニカム状などである。
9)サブキャニスタ5の形状が、円柱状、三角柱状、円錐状、三角錐状、四角錐状のいずれかである。
8)サブキャニスタ5に使用される活性炭の形状が、顆粒状、円筒状、ハニカム状などである。
9)サブキャニスタ5の形状が、円柱状、三角柱状、円錐状、三角錐状、四角錐状のいずれかである。
この発明の燃料蒸散防止装置は、停車時のみ燃料タンク→メインキャニスタ→サブキャニスタ→大気の順で蒸発燃料を吸着し、給油中は燃料タンク→メインキャニスタ→大気の順で蒸発燃料を吸着している。メインキャニスタとサブキャニスタとの第3連通路に第3開閉弁を設け、メインキャニスタの第4連通路に第4開閉弁を設けるという簡単な構成で優れたエミッション性能を得ることができ、実用性に優れる。
1 燃料蒸散防止装置
2 自動車のエンジン
3 燃料タンク
4 メインキャニスタ
5 サブキャニスタ
6 第1連通路(第1流路)
7 第2連通路(第2流路)
8 第3連通路(第3流路)
9 第4連通路(第4流路)
41 ケーシング
42 活性炭
43 連通ポート
44 連通ポート
45 連通ポート
46 連通ポート
51 ケーシング
52 活性炭
53 連通ポート
54 連通ポート(連通口)
61 第1開閉弁
71 第2開閉弁
81 第3開閉弁
91 第4開閉弁
2 自動車のエンジン
3 燃料タンク
4 メインキャニスタ
5 サブキャニスタ
6 第1連通路(第1流路)
7 第2連通路(第2流路)
8 第3連通路(第3流路)
9 第4連通路(第4流路)
41 ケーシング
42 活性炭
43 連通ポート
44 連通ポート
45 連通ポート
46 連通ポート
51 ケーシング
52 活性炭
53 連通ポート
54 連通ポート(連通口)
61 第1開閉弁
71 第2開閉弁
81 第3開閉弁
91 第4開閉弁
Claims (3)
- エンジン、燃料タンク、この燃料タンクから前記エンジンに揮発性燃料を供給する燃料供給装置を有する燃料蒸散防止装置であって、
前記燃料タンクから蒸散する蒸発燃料を吸着するメインキャニスタ、およびこのメインキャニスタの大気連通路に配され、前記メインキャニスタから放出される蒸発燃料を吸着するサブキャニスタを備え、
前記メインキャニスタは、停車時のみ前記サブキャニスタを通じて大気に連通していることを特徴とする燃料蒸散防止装置。 - 前記メインキャニスタは、前記燃料タンクに連通するとともに第1開閉弁を備えた第1流路、前記エンジンの吸気系に連通するとともに第2開閉弁を備えた第2流路、前記サブキャニスタに連通するとともに第3開閉弁を備えた第3流路、および大気に連通するとともに第4開閉弁を備えた第4流路を有し、
前記サブキャニスタは、大気に連通した連通口を有し、
状況に応じて前記第1〜第4開閉弁を開閉制御し、前記メインキャニスタと前記サブキャニスタとの連通を切り換えることを特徴とする請求項1に記載の燃料蒸散防止装置。 - 前記燃料タンクへの給油時には、前記メインキャニスタと前記サブキャニスタとの連通を遮断して前記メインキャニスタのみを使用し、
給油時以外の車両停止時には、前記メインキャニスタと前記サブキャニスタとを連通して、前記メインキャニスタから大気に洩れだす蒸発燃料を前記サブキャニスタに吸着し、
エンジン始動時には、前記メインキャニスタと前記サブキャニスタとを連通して、前記サブキャニスタおよび前記メインキャニスタを通して大気を前記エンジンに吸引させることを特徴とする請求項1または2に記載の燃料蒸散防止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011195571A JP2013057281A (ja) | 2011-09-08 | 2011-09-08 | 燃料蒸散防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011195571A JP2013057281A (ja) | 2011-09-08 | 2011-09-08 | 燃料蒸散防止装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013057281A true JP2013057281A (ja) | 2013-03-28 |
Family
ID=48133359
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011195571A Withdrawn JP2013057281A (ja) | 2011-09-08 | 2011-09-08 | 燃料蒸散防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2013057281A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9168829B2 (en) | 2013-07-17 | 2015-10-27 | Ford Global Technologies, Llc | Vapor storage device having a diffuser plate and dome |
-
2011
- 2011-09-08 JP JP2011195571A patent/JP2013057281A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9168829B2 (en) | 2013-07-17 | 2015-10-27 | Ford Global Technologies, Llc | Vapor storage device having a diffuser plate and dome |
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Legal Events
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---|---|---|---|
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