JP2013034164A - 中継装置、中継方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】キューとして用いるバッファの容量を抑制しつつ、通信品質を確保する。
【解決手段】通信パケットを中継する中継装置は、入力としての前記通信パケットを受信する入力部と、複数のキューを備え、受信した通信パケットを一時的に蓄積するバッファ部と、受信した通信パケットを、通信パケットの受け渡しに関する受渡情報を用いて、出力が入力に対して集約される所定の関数によって求められた値に応じて、複数のキューのいずれかへ振り分けて格納する振分部と、キューごとに帯域を制御して、複数のキューに蓄積された通信パケットを送信のために出力する帯域制御部とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、通信パケットの中継技術に関し、さらに詳しくは、送信帯域制御技術に関する。
近年、動画や音声といった電子的なコンテンツをネットワーク経由でリアルタイム配信する、いわゆるストリーミング技術が普及している。かかるストリーミングを、インターネットを介して実現する場合、多数のユーザ間で同一の回線を共用使用できるため、帯域あたりのコストを低く抑えることができる。一方で、通信パケットの廃棄量を抑制して通信品質(QoS:Quality of Service)を確保することが求められている。このようなことから、中継装置にシェーパを搭載し、一度に多量に送信されるデータを一定レートに平滑化して転送する技術が知られている(例えば、下記特許文献1)。
特許文献1では、ユーザやサービスに対応したフロー条件を予め構成定義情報として設定しておき、受信した通信パケットを、フローごとに用意したキューに一旦蓄積して、予め定めたシェーピング条件(送出帯域値や優先度)に基づいて通信パケットの転送を行う技術を開示している。かかる技術は、ユーザごと、または、サービスごとに、予め定めた通信品質を確保することができる。
しかしながら、特許文献1の技術では、ユーザやサービスごとにフローを設定する必要があるため、多数のユーザやサービスに対応することが困難であった。例えば、数百万のユーザごとにフローを設定する場合、キューの数をユーザ数と同一数の数百万確保することは困難であった。仮に、数百万のキューを確保したとしても、記憶媒体の容量が膨大となることや、受信した通信パケットの振り分けに過大な負荷が生じることから、大幅なコスト増加を招くこととなり、現実的ではなかった。しかも、アクティブ率の低いユーザも含め、全てのユーザに対してキューを確保することは非効率であった。
特開平11−346246号公報 特開2007−82127号公報 特許第3766259号公報
上述の問題の少なくとも一部を考慮し、本発明が解決しようとする課題は、キューとして用いるバッファの容量を抑制しつつ、通信品質を確保することができる中継技術を提供することである。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態又は適用例として実現することが可能である。
[適用例1]通信パケットを中継する中継装置であって、
入力としての前記通信パケットを受信する入力部と、
複数のキューを備え、前記受信した通信パケットを一時的に蓄積するバッファ部と、
該通信パケットの受け渡しに関する受渡情報を入力値として、出力が入力に対して集約される所定の関数によって求められた値に応じて、前記受信した通信パケットを前記複数のキューのいずれかへ振り分けて格納する振分部と、
前記キューごとに帯域を制御して、前記複数のキューに蓄積された通信パケットを送信のために出力する帯域制御部と
を備えた中継装置。
かかる構成の中継装置によれば、受信した通信パケットが、受渡情報に基づいて複数のキューに分散化される。このため、輻輳時の通信パケットの廃棄の影響をキューごとに分離することができる。その結果、輻輳の影響がトラフィック全体に及ぶことを抑制して、通信品質を確保することができる。しかも、フローごとにキューを確保する必要がないので、キューとして用いるバッファの容量を抑制することができる。
[適用例2]前記受渡情報は、受け付けた通信パケットのヘッダ情報に含まれ、該通信パケットの送信先に応じて定まる送信先情報である適用例1記載の中継装置。
かかる構成の中継装置によれば、受信した通信パケットが、宛先情報に基づいて複数のキューに分散化される。このため、輻輳時の通信パケットの廃棄の影響をキューごとに分離することができる。その結果、特定の宛先に起因して輻輳が生じた場合に、その影響がトラフィック全体に及ぶことを抑制することができる。
[適用例3]適用例1記載の中継装置であって、前記入力部は、複数の入力用物理ポートを備え、前記受渡情報は、前記複数の入力用物理ポートのうちの、前記通信パケットを受け付けた前記入力用物理ポートを識別可能なポート情報である中継装置。
かかる構成の中継装置によれば、受信した通信パケットが、ポート情報に基づいて複数のキューに分散化される。このため、輻輳時の通信パケットの廃棄の影響をキューごとに分離することができる。その結果、特定の送信元に起因して輻輳が生じた場合に、その影響がトラフィック全体に及ぶことを抑制することができる。
[適用例4]適用例1記載の中継装置であって、前記入力部は、複数の入力用物理ポートを備え、前記振分部は、前記受け付けた通信パケットのヘッダ情報に含まれ、該通信パケットの送信先に応じて定まる送信先情報を前記受渡情報として用いて、前記所定の関数としての第1の関数によって求められた第1の値と、前記複数の入力用物理ポートのうちから、前記通信パケットを受け付けた前記入力用物理ポートを識別可能なポート情報を前記受渡情報として用いて、前記所定の関数としての第2の関数によって求められた第2の値とに応じて、前記通信パケットの振り分けを行う中継装置。
かかる構成の中継装置によれば、受信した通信パケットが、宛先情報とポート情報とに基づいて複数のキューに分散化される。このため、輻輳時の通信パケットの廃棄の影響をキューごとに分離することができる。その結果、特定の宛先および/または送信元に起因して輻輳が生じた場合に、その影響がトラフィック全体に及ぶことを抑制することができる。
[適用例5]適用例4記載の中継装置であって、前記複数のキューは、複数の階層で構成され、前記振分部は、前記第1の値に応じて、前記複数の階層のうちの1つの階層の複数のキューに対して前記通信パケットを振り分ける第1の処理と、前記第2の値に応じて、他の階層の複数のキューに対して前記通信パケットを振り分ける第2の処理とを段階的に行う中継装置。
かかる構成の中継装置は、複数のキューが階層的に構成され、第1の値に応じた通信パケットの振り分けと、第2の値に応じた通信パケットの振り分けとを段階的に行うので、各振り分けプロセスを単純化することができる。
[適用例6]適用例1ないし適用例5のいずれか記載の中継装置であって、更に、前記複数のキューにおける輻輳による前記通信パケットの廃棄量を前記キューごとに検出する廃棄検出部と、前記キューごとに検出した廃棄量のいずれかが所定値以上である場合に、前記所定の関数を、予め用意した他の関数に変更する関数変更部とを備えた中継装置。
かかる構成の中継装置は、複数のキューのいずれかにおいて、輻輳による通信パケットの廃棄量が所定値以上となると、通信パケットの振り分けに用いる所定の関数を変更する。したがって、所定の関数を用いた通信パケットの分散化に結果的に偏りが生じた場合に、当該偏りを是正することが可能となる。
[適用例7]通信パケットを中継する中継装置であって、複数の入力用物理ポートを備え、入力としての前記通信パケットを受信する入力部と、複数のキューを備え、前記受信した通信パケットを一時的に蓄積するバッファ部と、前記複数の入力用物理ポートのうちの前記通信パケットを受信した入力用物理ポートに応じて、前記受信した通信パケットを前記複数のキューのいずれかへ振り分けて格納する振分部と、前記キューごとに帯域を制御して、前記複数のキューに蓄積された通信パケットを送信のために出力する帯域制御部とを備えた中継装置。
かかる構成の中継装置は、通信パケットを受信した入力用物理ポートに応じて、受信した通信パケットを、複数のキューのいずれかへ振り分けて格納し、キューごとに帯域を制御して、複数のキューに蓄積された通信パケットを送信のために出力する。したがって、受信した通信パケットが、通信パケットを受信した入力用物理ポートに基づいて複数のキューに分散化されるので、特定の送信元に起因して輻輳が生じた場合に、その影響がトラフィック全体に及ぶことを抑制することができる。しかも、フローごとにキューを確保する必要がないので、キューとして用いるバッファの容量を抑制することができる。
また、本発明は、中継装置のほか、適用例8の中継方法、中継プログラム、当該プログラムを記録した記憶媒体等としても実現することができる。
[適用例8]複数のキューを備える中継装置が通信パケットを中継する中継方法であって、通信パケットを受信し、前記受信した通信パケットの受け渡しに関する受渡情報を用いて、出力が入力に対して集約される所定の関数によって求められた値に応じて、前記複数のキューに対して分散的に振り分けて、前記通信パケットを該複数のキューに格納し、前記キューごとに帯域を制御して、前記複数のキューに蓄積された通信パケットを送信する中継方法。
[適用例9]適用例1ないし適用例6のいずれか記載の中継装置であって、更に、前記複数のキューにおける輻輳度を前記キュー毎に検出する輻輳検出部と、通信パケットのヘッダ情報に基づいて重要度を判定する重要度判定部と、を備え、前記輻輳検出部において前記キューごとに検出した輻輳度のいずれかが所定値以上であると判断された場合に、前記振分部は、前記輻輳度が所定値以上であると判断したキューに振り分ける通信パケットを前記重要度判定部に転送し、前記重要度判定部は、前記振分部から転送された通信パケットの重要度を判定し、判定した重要度に基づいて前記通信パケットの廃棄優先度を決定し、決定した廃棄優先度を前記通信パケットに付加して前記振分部に転送し、前記振分部は、前記重要度が付加された通信パケットを前記複数のキューのいずれかへ振り分け、前記バッファ部は、前記振分部から振り分けられた通信パケットに付加された廃棄優先度を参照し、前記廃棄優先度と前記廃棄優先度に対応して定められた閾値とに基づいて、前記通信パケットをキューに格納するか否かを判断する、中継装置。
かかる構成の中継装置は、重要度判定部を備え、輻輳状態と判定されたキューへ振り分けられる通信パケットの重要度に応じて廃棄優先度を付加することができるため、重要度が高い通信パケットは廃棄優先度が高く設定され、重要度が低い通信パケットは廃棄優先度が低く設定されるようになり、重要度が高い通信パケットが廃棄されにくくすることができる。また、重要度判定部が処理するのは輻輳状態と判定されたキューへ振り分けられる通信パケットに限定されるため、重要度判定部は全ての通信パケットを処理できる処理能力を備える必要がなく、装置コストの増加を抑える効果もある。
[適用例10]適用例1ないし適用例6のいずれか記載の中継装置であって、更に、前記複数のキューにおける輻輳度を前記キュー毎に検出する輻輳検出部と、前記キューごとに検出した輻輳度のいずれかが所定値以上である場合に、前記所定の関数を、予め用意した他の関数に変更する関数変更部とを備えた中継装置。
かかる構成の中継装置は、複数のキューのいずれかにおいて、輻輳度が所定値以上となると、通信パケットの振り分けに用いる所定の関数を変更する。したがって、所定の関数を用いた通信パケットの分散化に結果的に偏りが生じた場合に、当該偏りを是正することが可能となる。
[適用例11]適用例1ないし適用例6のいずれか記載の中継装置であって、前記入力部が受信した通信パケットのヘッダ情報に含まれる値から前記通信パケットの転送優先度を決定する優先度判定部と、前記転送優先度毎に振り分けるキューの範囲を定義するキュー定義部とを備える中継装置。
[適用例12]適用例11に記載の中継装置であって、前記優先度判定部は、通信パケットのヘッダ情報から転送優先度を決定し、前記振分部は、前記キュー定義部によって前記転送優先度に対して定められたキューの範囲に前記通信パケットを振り分ける、中継装置。
かかる適用例11,12の構成の中継装置によれば、優先度判定部を備えて、通信パケットの転送優先度を判定して、キュー定義部に従い、転送優先度別に振り分けるキューの範囲を分別するため、高優先のパケットを少ない遅延で優先送信しつつ、各優先度においてキューとして用いるバッファ部130の容量を抑制することができる。
本発明の中継装置の実施例としてのルータRT1,RT2を用いたネットワークの構成例を示す説明図である。 ルータRT1の概略構成を示す機能ブロック図である。 第2実施例としてのルータRT1の概略構成を示す機能ブロック図である。 第3実施例としてのルータRT1の概略構成を示す機能ブロック図である。 第4実施例としてのルータRT1の概略構成を示す機能ブロック図である。
A.第1実施例:
本発明の実施例について説明する。
A−1.ネットワーク構成:
本発明の中継装置の実施例としてのルータRT1,RT2を用いたネットワークの構成例を、通信システム20として図1に示す。通信システム20は、動画等のコンテンツをストリーミングによってユーザに提供するネットワークシステムである。図示するように、通信システム20は、サーバSV1,SV2と、ルータRT1〜RT5と、パーソナルコンピュータPC1〜PC3とを備えている。
サーバSV1,SV2は、コンテンツを提供するサーバであり、各種コンテンツを記憶している。このサーバSV1,SV2は、ルータRT1に直接的に接続されている。なお、ルータRT1に接続されるサーバの数は、説明を簡単にするために2つとして示しているが、3以上であってもよい。
ルータRT1は、ネットワークNTに接続されている。本実施例では、ネットワークNTは、インターネットである。ただし、ネットワークNTの種類は、特に限定するものではなく、専用回線などのWAN(Wide Area Network)であってもよいし、LAN(Local Area Network)であってもよい。
また、ネットワークNTには、ルータRT2が接続されている。本実施例では、サーバSV1,SV2,ルータRT1,RT2は、コンテンツ配信サービスを行うISP(Internet Service Provider)が設置するものである。このルータRT2は、各家庭A〜Cに設置されたルータRT3〜RT5を介して、パーソナルコンピュータPC1〜PC3にそれぞれ接続されている。ルータRT2とルータRT3〜RT5との間には、他の中継装置や集線装置が介在してもよい。
パーソナルコンピュータPC1〜PC3は、汎用のパーソナルコンピュータである。なお、ルータRT3〜RT5に接続される端末は、サーバSV1,SV2の配信するコンテンツを利用可能なものであればよく、例えば、ネットワーク対応テレビなどであってもよい。また、ルータRT3〜RT5には、複数の端末が接続されていてもよい。また、ルータRT2は、説明を簡単にするために、家庭A〜Cのネットワークに接続されるものとしたが、実際には、例えば、数千や数万の家庭のネットワークに接続するものとすることができる。
かかる通信システム20において、サーバSV1,SV2は、パーソナルコンピュータPC1〜PC3から、コンテンツの利用要求を受け付けると、指定されたコンテンツを、利用要求を行ったパーソナルコンピュータPC1〜PC3に配信する。ルータRT1,RT2は、サーバSV1,SV2が配信する通信パケットを受信すると、それぞれの通信パケットを一旦バッファに蓄積し、平滑化してパーソナルコンピュータPC1〜PC3に向けて転送する。パーソナルコンピュータPC1〜PC3は、ルータRT3〜RT5を介して、この転送された通信パケットを受信して、予めインストールされたアプリケーションで利用する。
A−2.ルータRT1,RT2の概略構成:
ルータRT1,RT2の概略構成と、通信パケットの平滑化制御とについて説明する。ルータRT1,RT2は、本実施例においては同一構成であるので、以下では、特に断る場合を除いて、ルータRT1の構成について説明する。ルータRT1の概略構成を図2に示す。ルータRT1は、入力部110と振分部120とバッファ部130と帯域制御部140と出力部150と廃棄検出部160と関数変更部170とを備えている。
入力部110は、外部から通信パケットを受信するインタフェースである。本実施例では、入力部110は、2つの物理ポートを備えている。この2つの物理ポートには、サーバSV1,SV2が接続される。入力部110は、サーバSV1,SV2から通信パケットを受信して、入力を受け付ける。なお、入力部110は、3つ以上の物理ポートを備えていてもよい。この場合、入力部110は、3以上のサーバに接続されてもよい。本実施例においては、入力部110は、通信パケットに、ポート情報をヘッダ情報として付加する構成とした。
振分部120は、入力部110が受け付けた通信パケットを、後述するバッファ部130に確保されたキューQ1〜Qn(nは2以上の任意の整数)のいずれかへ振り分ける回路である。この振り分けは、受け付けた通信パケットの受け渡しに関する受渡情報を入力値として所定の関数によって求められた値に応じて行われる。本実施例においては、所定の関数としてハッシュ関数を用いた。すなわち、振分部120は、受渡情報を用いて算出されたハッシュ値に応じて、通信パケットをキューQ1〜Qnに振り分ける。
本実施例では、ハッシュ関数は、1〜nの整数のいずれかをハッシュ値として出力するものを用い、ハッシュ値と同一番号のキューQ1〜Qnに通信パケットを振り分けるものとした。このように、ハッシュ値のとり得る値と、キューの数とを合わせることによって、効率的に振り分けを行うことができる。ただし、ハッシュ値のとり得る値と、キューの数とは、必ずしも一致させる必要はない。例えば、ハッシュ値とキューとの対応関係を予め定めておき、その対応関係に基づいて振り分けを行ってもよい。あるいは、ハッシュ値を所定数で割った余りに応じて、振り分けを行ってもよい。つまり、通信パケットの振り分けに用いる所定の関数は、最終的に、出力が入力に対して集約されるものであればよい。
振分部120は、宛先判定部121とポート判定部122とを備えている。宛先判定部121は、受渡情報として、送信先情報を取得する回路である。送信先情報とは、通信パケットのヘッダ情報に含まれ、当該通信パケットの送信先に応じて定まる情報である。本実施例においては、宛先判定部121は、送信先情報として、宛先IPアドレスを取得する。本実施例では、宛先判定部121は、取得した宛先IPアドレスをハッシュ関数の入力値とする構成とした。
ポート判定部122は、受渡情報として、ポート情報を取得する回路である。ポート情報とは、入力部110が備える2つの物理ポートのうちの、通信パケットを受け付けた物理ポートを識別可能な情報である。本実施例では、ポート情報は、入力部110の各物理ポートに予め割り当てられた識別番号である。本実施例においては、ポート判定部122は、通信パケットのヘッダ情報を参照して、入力部110が付加したポート情報を取得する。ただし、ポート情報の取得方法は、かかる構成に限るものではない。例えば、ルータRT1のCPU(図示せず)などが、受信した通信パケットごとにポート情報をルータRT1のメモリに記憶して管理する構成とする場合には、ポート判定部122は、当該メモリを読み出すことによって、ポート情報を取得してもよい。
振分部120は、宛先判定部121を用いた通信パケットの振り分けと、ポート判定部122を用いた通信パケットの振り分けとを選択可能に構成されている。具体的には、振分部120は、宛先判定部121とポート判定部122とを切り替える切替回路を備えている(図示省略)。この切替回路は、本実施例では、ルータRT1のCPUからの切替指示を受け付けて、当該指示に応じて、宛先判定部121とポート判定部122とのうちの一方を接続し、他方を非接続とする。切替指示は、ルータRT1に直接的または間接的に接続された所定の端末からWEBブラウザを介してルータRT1にアクセスし、ルータRT1が送信する設定画面を利用してユーザから受け付けてもよいし、ルータRT1が備えるGUI(Graphical User Interface)や、ディップスイッチを利用して受け付けてもよい。なお、以上の説明からも明らかなように、振分部120は、宛先判定部121、ポート判定部122のいずれか一方のみを備える構成としてもよいことは勿論である。
本実施例においては、サーバSV1,SV2に直接的に接続されるルータRT1では、振分部120は、ポート判定部122を用いた通信パケットの振り分けを行うものとした。また、パーソナルコンピュータPC1〜PC3に相対的に近いルータRT2では、宛先判定部121を用いた通信パケットの振り分けを行うものとした。なお、本実施例では、宛先判定部121を用いた通信パケットの振り分けと、ポート判定部122を用いた通信パケットの振り分けとでは、異なるハッシュ関数を用いるものとした。ルータRT1では、ルータRT1に接続されるサーバの数を考慮して、バッファ部130のキューの数を設定する。また、ルータRT2では、接続する家庭ネットワークの数を考慮して、バッファ部130のキューの数を設定する。このため、キューの数に応じて、ハッシュ関数を変えた方が効率的だからである。ただし、宛先判定部121を用いた通信パケットの振り分けと、ポート判定部122を用いた通信パケットの振り分けとで同一のハッシュ関数を用いてもよい。
バッファ部130は、入力部110が受け付けた通信パケットを一時的に蓄積するバッファであり、複数のキューQ1〜Qnが確保されている。本実施例では、キューQ1〜Qnの各々には、同一の記憶容量が割り当てられている。複数のキューQ1〜Qnには、上述したように、振分部120が決定した振り分けによって、受信した各々の通信パケットが格納される。なお、輻輳時には、キューQ1〜Qnの容量を超える通信パケットは、廃棄される。例えば、キューに容量分の通信パケットが既に蓄積されている場合には、新たにバッファ部130に入力される通信パケットは、キューに格納されずに破棄される。
帯域制御部140は、キューQ1〜Qnごとに帯域を制御して、キューQ1〜Qnに蓄積された通信パケットを送信のために、出力部150に出力する。具体的には、帯域制御部140は、予め設定された帯域制御ルールに基づいてスケジューリングを行い、キューQ1〜Qnから順次通信パケットを読み出して、出力部150に出力する。出力部150は、通信パケットを外部へ送信するインタフェースである。本実施例では、均等割り当て方式によってスケジュールリングを行うこととした。具体的には、キューQ1〜Qnに蓄積された通信パケットは、キューQ1〜Qn間で均等な頻度で読み出される。ただし、スケジューリングアルゴリズムは、特に限定するものではなく、例えば、重み付け均等割り当て方式などであってもよい。また、最低帯域保証方式、最大帯域規制方式、余剰帯域重み付け分配方式などを用いてもよい。
廃棄検出部160は、キューQ1〜Qnの輻輳時の通信パケットの廃棄量をキューQ1〜Qnごとに検出する回路である。本実施例においては、キューQ1〜Qnごとに、廃棄されるデータ量をカウントするものとした。ただし、キューQ1〜Qnへの入力量と、キューQ1〜Qnからの出力量との所定期間内における差分値から、廃棄量を検出してもよい。この回路は、キューQ1〜Qnにおける通信パケットの廃棄量のいずれかが所定値以上となると、後述する関数変更部170に所定の信号を出力する。廃棄検出部160の検出量は廃棄量に限定する必要はなく、キューQ1〜Qnのキュー長に応じた輻輳度でも良い。
関数変更部170は、振分部120が使用したハッシュ関数の識別情報を記憶するメモリ領域を備えている。関数変更部170は、廃棄検出部160から所定の信号を受け付けると、振分部120に対して、使用履歴のないハッシュ関数の識別情報を振分部120に出力して、当該識別情報に対応するハッシュ関数を振分部120に使用させる。つまり、振分部120は、同一の入力値に対して出力値が異なる複数のハッシュ関数を記憶しており、関数変更部170の指示に基づいて、使用するハッシュ関数を変更する。なお、関数変更部170の機能は、振分部120が備えていてもよい。
A−3.効果:
上述したルータRT1,RT2は、受信した通信パケットの受け渡しに関する受渡情報を入力値として、出力が入力に対して集約される所定の関数によって求められた値に応じて、受信した通信パケットを、複数のキューQ1〜Qnのいずれかへ振り分けて格納する。そして、ルータRT1,RT2は、キューQ1〜Qnごとに帯域を制御して、複数のキューQ1〜Qnに蓄積された通信パケットを出力部150に出力する。このため、受信した通信パケットが、受渡情報に基づいて分散化されて、複数のキューQ1〜Qnに格納される。したがって、輻輳時の通信パケットの廃棄の影響をキューQ1〜Qnごとに分離することができる。その結果、輻輳の影響がトラフィック全体に及ぶことを抑制して、通信品質を確保することができる。しかも、フローごとにキューを確保する必要がないので、キューとして用いるバッファ部130の容量を抑制することができる。換言すれば、同時サポート可能なフロー数に制限がないので、多数のユーザに対して、サーバSV1,SV2から所定の品質のサービスを提供することができ、汎用性が向上する。また、フローごとにキューを割り当てる必要がないので、フロー定義等の定義情報の設定工数を低減し、ネットワーク運用者の負荷を軽減することができる。
また、ルータRT1,RT2は、送信先情報を用いて所定の関数によって求められた値に応じて、受信した通信パケットを、複数のキューQ1〜Qnのいずれかへ振り分けることができる。このため、受信した通信パケットが、宛先情報に基づいて複数のキューQ1〜Qnに分散化される。したがって、パーソナルコンピュータPC1〜PC3のいずれかのトラフィックに起因して輻輳が生じた場合に、輻輳の要因となったパーソナルコンピュータ以外のパーソナルコンピュータPC1〜PC3のトラフィックについて、通信品質を確保することができる。かかる効果は、サーバSV1,SV2から見て相対的に遠い側、換言すれば、パーソナルコンピュータPC1〜PC3から見て相対的に近い側のルータ(上述の例ではルータRT2)において、特に顕著となる。しかも、フローごとにキューを確保する必要がないので、キューとして用いるバッファ部130の容量を抑制することができる。かかる効果は、キューの数nを想定されるフローの数よりも少なくした場合に得ることができる。
また、ルータRT1,RT2は、ポート情報を用いて所定の関数によって求められた値に応じて、受信した通信パケットを、複数のキューQ1〜Qnのいずれかへ振り分けることができる。このため、受信した通信パケットが、ポート情報に基づいて複数のキューQ1〜Qnに分散化される。したがって、サーバSV1,SV2のいずれかのトラフィックに起因して輻輳が生じた場合に、輻輳の要因となったサーバ以外のサーバSV1,SV2のトラフィックについて、通信品質を確保することができる。かかる効果は、サーバSV1,SV2から見て相対的に近い側、換言すれば、パーソナルコンピュータPC1〜PC3から見て相対的に遠い側のルータにおいて、顕著となる。
特に、ルータRT1は、サーバSV1,SV2に直接的に接続されるので、かかる効果を確実に奏することができる。例えば、ルータRT1が他のルータを介してサーバに接続される場合には、ルータRT1が備える複数の物理ポートのいずれかに偏ってサーバが接続されることもあり得る。この場合、送信先ごとにキューを分散化させる効果が、直接的に接続される場合と比べて希薄となる。ルータRT1をサーバに直接的に接続すれば、このような事象を避けることができる。しかも、関数を用いることによって、サーバごとにキューを確保する必要がないので、サーバの数が多い場合に、キューとして用いるバッファ部130の容量を抑制することができる。かかる効果は、キューの数nをサーバの数よりも少なくした場合に得ることができる。
また、ルータRT1,RT2は、複数のキューQ1〜Qnのいずれかにおいて、輻輳による通信パケットの廃棄量が所定値以上となると、通信パケットの振り分けに用いる所定の関数を変更する。所定の関数が固定されていると、通信パケットの各キューへの分散化に結果的に偏りが生じた場合に、これを回避することができない。一方、本実施例の構成によれば、所定の関数を変更することで、通信パケットの所定のキューへの偏りを解消し得る。換言すれば、通信パケットの廃棄量が所定値以上になることを回避して、通信品質を一定以上に保つことができる。
B.第2実施例:
本発明の第2実施例について説明する。第2実施例としてのルータRT1は、宛先情報とポート情報とに基づいて通信パケットの振り分けを行う点が第1実施例と異なり、その他の点については、第1実施例と同様である。第2実施例としてのルータRT1の概略構成を図3に示す。図3の説明においては、第1実施例(図2参照)と同一の構成要素については、図2と同一の符号を付して、説明を省略する。また、2つの構成要素が第1実施例の1つの構成要素に対応する場合には、対応する第1実施例の構成に付した符号の末尾に「a」,「b」を付してこれらを区別し、説明を簡略化する。図3に示すように、第2実施例としてのルータRT1は、入力部110,振分部120a,120b、バッファ部130a,130b、帯域制御部140a,140b、出力部150、廃棄検出部160a,160b、関数変更部170a,170bを備えている。
第2実施例としてのルータRT1では、入力部110が受け付けた通信パケットは、まず、振分部120aに入力される。振分部120aは、ポート判定部122を備えており、ポート情報に基づいて、通信パケットをバッファ部130aのキューQ1〜Qj(jは2以上の任意の整数)に振り分ける。帯域制御部140aは、バッファ部130aのキューQ1〜Qjから、予め設定された帯域制御ルールに基づいて、通信パケットを読み出して、振分部120bに出力する。
振分部120bは、宛先判定部121を備えており、宛先情報に基づいて、通信パケットをバッファ部130bのキューQ1〜Qk(kは2以上の任意の整数)に振り分ける。帯域制御部140bは、バッファ部130bのキューQ1〜Qkから、予め設定された帯域制御ルールに基づいて、通信パケットを読み出して、出力部150に出力する。このように、ルータRT1は、送信先情報に基づいた通信パケットの振り分けと、ポート情報に基づいた通信パケットの振り分けとを順次連続して段階的に行う。
バッファ部130aの各キューのいずれかにおいて、通信パケットの廃棄量が所定値以上になると、廃棄検出部160aは、これを検知して、関数変更部170aを介して、振分部120aが用いる所定の関数を変更させる。同様に、バッファ部130bの各キューのいずれかにおいて、通信パケットの廃棄量が所定値以上になると、廃棄検出部160bは、これを検知して、関数変更部170bを介して、振分部120bが用いる所定の関数を変更させる。
かかる構成のルータRT1は、送信先情報を入力値として所定の関数によって求められた値と、ポート情報を入力値として所定の関数によって求められた値とに応じて、受信した通信パケットを、複数のキューへ振り分ける。このため、受信した通信パケットが、宛先情報とポート情報とに基づいて各キューに分散化される。したがって、パーソナルコンピュータPC1〜PC3および/またはサーバSV1,SV2のトラフィックに起因して輻輳が生じた場合に、その影響がトラフィック全体に及ぶことを抑制することができる。なお、送信先情報に基づく振り分けと、ポート情報に基づく振り分けとは、処理順序を上述の例と逆にしてもよい。
しかも、キューがキューQ1〜Qjと、キューQ1〜Qkとに階層的に構成され、送信先情報に基づいた通信パケットの振り分けと、ポート情報に基づいた通信パケットの振り分けとを段階的に行うので、各振り分けプロセスを単純化することができる。ただし、キューを階層的に構成することは必須ではない。例えば、送信先情報を用いて算出されたハッシュ値と、ポート情報を用いて算出されたハッシュ値との組み合わせに応じて、通信パケットを振り分ける構成としてもよい。
C.第3実施例
C−1.装置構成
本発明の第3実施例について説明する。第3実施例としてのルータRT1は、輻輳状態と判定されたキューへ振り分けられる通信パケットを重要度判定部190に転送し、通信パケットの重要度に応じて廃棄優先度を変更する点が第1実施例と大きく異なる。以下、具体的に説明する。
第3実施例としてのルータRT1の概略構成を図4に示す。図4に示すように、第3実施例としてのルータRT1は、入力部110,振分部120,バッファ部130、帯域制御部140、出力部150、廃棄検出部160、処理変更部180、重要度判定部190を備えている。第1実施例からは処理変更部180、重要度判定部190が追加された点が大きく異なる。また特に振分部120、バッファ部130の処理にも変更があるため、以下で具体的に説明する。
第3実施例としてのルータRT1では、入力部110が受け付けた通信パケットは、まず、振分部120に入力される。振分部120は、宛先判定部121またはポート判定部122により宛先情報またはポート情報に基づいて、通信パケットをバッファ部130のキューQ1〜Qn(nは2以上の任意の整数)に振り分けるが、振り分けを行う際、通信パケットに対して廃棄優先度を示す制御ヘッダを付加してからキューQ1〜Qnへ振り分ける。このとき振分部120は、入力部110から入力した通信パケットについて最も高い廃棄優先度を設定する。なお、詳細は後述するが、廃棄優先度が高い通信パケットは、輻輳時にバッファ部130で廃棄されにくく、廃棄優先度が低い通信パケットは輻輳時にバッファ部130で廃棄されやすくなる。廃棄優先度は多段階に設定可能であり、段数に制約はない。
本実施例のバッファ部130の各キューQ1〜Qnは廃棄制御機能を備えている。廃棄制御とは、キューが複数の閾値を備え、キューに入力する通信パケットの廃棄優先度と対応する閾値を比較し、キュー長が対応する閾値を超えていた場合、通信パケットはキューに入力されず廃棄される制御である。つまり、第1実施例では、キュー長がキューの容量(キューの容量に対して100%の閾値)を超えている場合は受信した通信パケットを一律廃棄するという制御であったが、本実施例では廃棄優先度が高い通信パケットは、キュー長がキューの容量(キューの容量に対して100%の閾値)を超えていた場合に廃棄されるが、廃棄優先度が低い通信パケットはキュー長がキューの容量に対して予め設定した閾値(例えば、キューの容量に対して50%の閾値)を越えていた場合に廃棄される。このように本実施例におけるバッファ部130では、廃棄優先度が高い通信パケットは廃棄されにくく、廃棄優先度が低い通信パケットは廃棄されやすくなるように廃棄制御が行われる。閾値は多段階に設定可能であり、廃棄優先度に応じて任意の段数で設定可能である。なお、バッファ部130は通信パケットの制御ヘッダを参照して廃棄優先度を判断し、キューに通信パケットを格納する際には制御ヘッダを削除してから当該通信パケットをキューへ格納する。
帯域制御部140は、第1実施例と同様に、バッファ部130のキューQ1〜Qnから、予め設定された帯域制御ルールに基づいて、通信パケットを読み出して、出力部150に出力する。
廃棄検出部160は、第1実施例と同様に、キューQ1〜Qnの輻輳時の通信パケットの廃棄量または輻輳度をキューQ1〜Qnごとに検出する。また、キューQ1〜Qnにおける通信パケットの廃棄量または輻輳度のいずれかが所定値以上になると、処理変更部180に所定の信号を出力する。なお、この所定の信号には、通信パケットの廃棄量または輻輳度のいずれかが所定値以上になったキュー、つまり輻輳状態と判定されたキューを特定するための情報が含まれる。
本実施例における処理変更部180は、廃棄検出部160から所定の信号を受け付けると、振分部120に対して、輻輳状態と判定されたキューへ振り分けられる通信パケットを、バッファ部130へ出力せずに重要度判定部190へ出力するよう指示する。振分部120は、処理変更部180の指示を受け、輻輳状態と判定されたキューへ振り分ける予定の通信パケット(制御ヘッダが付加された通信パケット)を重要度判定部190へ出力する。なお、ここで振分部120は制御ヘッダが付加された通信パケット全体を重要度判定部190へ出力するのではなく、通信パケットのヘッダ情報(制御ヘッダを含む)のみを重要度判定部190へ出力してもよい。また、処理変更部180の機能は、振分部120が備えていてもよいし、処理変更部180は、第1実施例における関数変更部170と同様の機能を更に備えていてもよい。
重要度判定部190は、振分部120から入力された通信パケットの所定のヘッダ情報に基づいて、当該通信パケットの重要度を判定する。この際、レイヤ2〜レイヤ7のいずれのヘッダ情報フィールドに基づいて重要度を判定してもよく、例えば特許文献3記載のMPEGにおけるI,P,Bピクチャやその高周波成分・低周波成分の区別や、装置内転送優先度、IPパケットのDiffServコードポイント、プロトコル情報、ポート番号など任意のヘッダ情報に基づいて判定することができる。重要度判定部190は、判定した重要度に応じて当該通信パケットの廃棄優先度を決定し、通信パケットの制御ヘッダに格納された廃棄優先度を書き換える。重要度判定部190は、廃棄優先度が書き換えられた通信パケットを振分部120に出力し、振分部120では、重要度判定部190から入力された通信パケットをバッファ部130内の元々予定していたキューへ振り分ける。なお、重要度は廃棄優先度と同じく多段階に判定可能である。
このように、本実施例によれば、輻輳状態と判定されたキューへ振り分けられる通信パケットの重要度に応じて廃棄優先度を変更することができるため、重要度が高い通信パケットは廃棄優先度が高く設定され、重要度が低い通信パケットは廃棄優先度が低く設定されるようになり、重要度が高い通信パケットがバッファ部130で廃棄されにくくすることができる。また、重要度判定部190が処理するのは輻輳状態と判定されたキューへ振り分けられる通信パケットに限定される。このため、重要度判定部190は全ての通信パケットを処理できる処理能力を備える必要がなく、装置コストの増加を抑える効果もある。
C−2.効果
重要度判定部190を備えない従来のルータでは、輻輳発生時に重要度に無関係にパケットが廃棄される。このため、例えば、端末PC1〜3に届くフローから映像を再生する場合に、映像の基本的な輪郭を表す低周波成分も確率的に廃棄され、視聴者のQoE(Quality of Exprience)が大きく低下していた。
第3実施例では、重要度判定部190を備え、輻輳状態と判定されたキューへ振り分けられる通信パケットの重要度に応じて廃棄優先度を変更することができるため、重要度が高い通信パケットは廃棄優先度が高く設定され、重要度が低い通信パケットは廃棄優先度が低く設定されるようになり、重要度が高い通信パケットがバッファ部130で廃棄されにくくすることができる。例えば、廃棄優先度の低いMPEGの高周波成分のパケットから優先的に廃棄されるため、結果的に廃棄優先度の高いMPEGの基本的輪郭部分のパケットは廃棄されにくくなり、結果として視聴者のQoEの大きな低下を回避できる。また、重要度判定部190が処理するのは輻輳状態と判定されたキューへ振り分けられる通信パケットに限定される。このため、重要度判定部190は全ての通信パケットを処理できる処理能力を備える必要がなく、装置コストの増加を抑える効果もある。
D.第4実施例
D−1.装置構成
本発明の第4実施例について説明する。第4実施例としてのルータRT1は、通信パケットのヘッダ情報から転送優先度を判定して、転送優先度に応じて通信パケットを振分けるキューの範囲を限定する点で第1実施例と大きく異なる。
第4実施例としてのルータRT1の概略構成を図5に示す。図5の説明においては、第1実施例と同一の構成要素については、図2と同一の符号を付して、説明を省略する。図5に示すように、第4実施例としてのルータRT1は、入力部110、振分部120、宛先判定部121、ポート判定部122、優先度判定部123、キュー定義部124、バッファ部130、帯域制御部140、出力部150、廃棄検出部160、関数変更部170を備えている。
優先度判定部123は、通信パケットのヘッダ情報の一部から転送優先度を判定する。具体的には、IPヘッダ情報に含まれるプロトコル番号またはTCPヘッダ・UDPヘッダに含まれる宛先ポート番号または送信元ポート番号といったパラメータを識別して、これらの識別したパラメータがあらかじめ設定した単一の値または複数の値の範囲内に当てはまる場合に、当該通信パケットに特定の転送優先度を与える。もしくは、あらかじめ設定した値に当てはまらない場合に、特定の転送優先度を与えても良い。ヘッダ情報から識別して転送優先度の判断基準とするパラメータは単一のパラメータであっても、複数のパラメータの組合せであってもよい。また、転送優先度は2つ、または、それ以上の段階を設けても良い。
キュー定義部は、優先度判定部123が判定した通信パケットの転送優先度に対応するキュー番号の範囲を定義する。実施例1ではルータRT1に存在するキューQ1〜Qnの全域を対象として振分けを行うが、本実施例においては、転送優先度別に、振分対象とするキューの範囲を限定する。キューの範囲は複数個であっても1個でも良い。また、転送優先度別に限定されるキューの範囲は、異なる転送優先度間で独立した範囲を指定してもよいし、異なる転送優先度間で重複する範囲を指定しても良い。キューの範囲が複数個に渡る場合は、実施例1によって宛先判定部121またはポート判定部122が算出したハッシュ値に応じて、キューへの振分けを行う。キューの範囲が1個である場合には、実施例1によって算出したハッシュ値は使わず、指定のキューへキューイングを行う。
転送優先度の具体例として、ルーティングプロトコルまたは近隣探索(ARP,NDP)、またはネットワーク冗長化制御に用いられるような制御パケットを最高優先度とし、動画ストリームや音声(VoIP)といったリアルタイム性を要求される通信パケットを高優先度、その他のフロー(Web,Mail,FTP,P2Pといった通信に用いられるプロトコル)の通信パケットを低優先度とする、などのように転送優先度を決定することが考えられる。この場合、優先度判定部123は、受信した通信パケットのヘッダ情報を参照して、当該通信パケットの転送優先度を決定する。
キュー定義部には、例えば最高優先度の通信パケットはキューQ1へ、高優先度の通信パケットはキューQ2〜キューQk(kは2以上でnより小さい整数)へ、低優先度の通信パケットはキューQk+1〜キューQnへ振り分けるようにキュー番号の範囲が定義されている。このため、宛先判定部121またはポート判定部122は、最高優先度の通信パケットはキューQ1へ、高優先度の通信パケットはキューQ2〜キューQkのいずれかへ、低優先度の通信パケットはキューQk+1〜キューQnのいずれかへ振り分けるように動作する。振り分けるキュー番号の範囲が決定した後の宛先判定部121またはポート判定部122の動作は実施例1と同様である。
帯域制御部140では、転送優先度が「最高優先度」の通信パケットが格納されたキューQ1から優先的に通信パケットを読み出すように動作し、続いて転送優先度が「高優先度」の通信パケットが格納されたキューQ2〜キューQk、「低優先度」の通信パケットが格納されたキューQk+1〜キューQnの順に優先的に通信パケットを読み出す。
D−2.効果
第4実施例では、優先度判定部123を備えて、通信パケットの転送優先度を判定して、キュー定義部124に従い、転送優先度別に振り分けるキューの範囲を分別し、帯域制御部140が転送優先度が高いキューの通信パケットを優先的に読み出すように帯域制御する。これにより、高優先のパケットを保護しつつ、各優先度においてキューとして用いるバッファ部130の容量を抑制することができる。
E.変形例:
上述した実施例の変形例について説明する。
E−1.変形例1:
上述した実施形態においては、ルータRT1,RT2が、送信先情報として、宛先IPアドレスを用いて通信パケットの振り分けを行う構成について示したが、送信先情報は、宛先IPアドレスに限るものではなく、通信パケットの送信先に応じて定まる情報であればよい。例えば、ルータRT1,RT2が転送するフレームがイーサネット(登録商標)のフレームである場合には、宛先MACアドレスを送信先情報として用いてもよい。あるいは、TCPヘッダに含まれる送信先ポート番号を送信先情報として用いてもよい。サーバSV1,SV2は、通信パケットの宛先ごとに送信先ポート番号を個別に設定することが多いので、こうしても、宛先に応じて通信パケットの振り分けを行うことができる。あるいは、ルータRT1,RT2がVLAN(Virtual LAN)をサポートしている場合には、VLAN番号を送信先情報として用いてもよい。VLAN番号は、例えば、ヘッダに付加されるVLANタグを参照して取得することができる。
E−2.変形例2:
上述の実施形態においては、サーバSV1,SV2に直接的に接続されるルータRT1と、家庭ネットワークに最も近いルータRT2とにおいて、宛先情報やポート情報に基づく帯域制御を行う構成について示したが、係る構成をルータRT1とルータRT2との間に設置されるルータに適用してもよい。こうしても、上述した効果をある程度奏することができる。
E−3.変形例3:
上述の実施形態においては、ポート情報を入力値として所定の関数によって求められた値に応じて、通信パケットを複数のキューへの振り分ける構成について示したが、通信パケットを受信した物理ポートに応じて、直接的に振り分け先のキューを決定する構成としてもよい。こうしても、ルータRT1の備える物理ポート数が少ない場合には、簡単な構成で、通信パケットの送信元のトラフィックに起因して輻輳が生じた場合に、その影響がトラフィック全体に及ぶことを抑制することができる。なお、この場合、物理ポート数とキューの数とは同一にしなくてもよい。例えば、物理ポート2つごとに、キューを1つ割り当てる構成としてもよい。
E−4.変形例4:
上述したルータRT1,RT2の構成要素のうち、ハードウェアで構成した要素の一部または全部をソフトウェアで実現する構成としてもよいし、ソフトウェアで構成した要素の一部または全部をハードウェアで実現する構成としてもよい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上述した実施形態における構成要素のうち、独立クレームに記載された要素に対応する要素以外の要素は、付加的な要素であり、適宜省略、または、組み合わせが可能である。また、本発明はこうした実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を脱しない範囲において、種々なる態様で実施できることは勿論である。例えば、本発明は、中継装置のほかに、複数の中継装置を備えた通信システム、中継方法、中継プログラム、当該プログラムを記録した記憶媒体等としても実現することができる。
20…通信システム
110…入力部
120,120a,120b…振分部
121…宛先判定部
122…ポート判定部
123…優先度判定部
124…キュー定義部
130,130a,130b…バッファ部
140,140a,140b…帯域制御部
150…出力部
160,160a,160b…廃棄検出部
170,170a,170b…関数変更部
180…処理変更部
190…重要度判定部
A〜C…家庭
NT…ネットワーク
PC1〜PC3…パーソナルコンピュータ
RT1〜RT5…ルータ
SV1,SV2…サーバ

Claims (12)

  1. 通信パケットを中継する中継装置であって、
    入力としての前記通信パケットを受信する入力部と、
    複数のキューを備え、前記受信した通信パケットを一時的に蓄積するバッファ部と、
    該通信パケットの受け渡しに関する受渡情報を入力値として、出力が入力に対して集約される所定の関数によって求められた値に応じて、前記受信した通信パケットを前記複数のキューのいずれかへ振り分けて格納する振分部と、
    前記キューごとに帯域を制御して、前記複数のキューに蓄積された通信パケットを送信のために出力する帯域制御部と
    を備えた中継装置。
  2. 前記受渡情報は、受け付けた通信パケットのヘッダ情報に含まれ、該通信パケットの送信先に応じて定まる送信先情報である請求項1記載の中継装置。
  3. 請求項1記載の中継装置であって、
    前記入力部は、複数の入力用物理ポートを備え、
    前記受渡情報は、前記複数の入力用物理ポートのうちの、前記通信パケットを受け付けた前記入力用物理ポートを識別可能なポート情報である
    中継装置。
  4. 請求項1記載の中継装置であって、
    前記入力部は、複数の入力用物理ポートを備え、
    前記振分部は、前記受け付けた通信パケットのヘッダ情報に含まれ、該通信パケットの送信先に応じて定まる送信先情報を前記受渡情報として用いて、前記所定の関数としての第1の関数によって求められた第1の値と、前記複数の入力用物理ポートのうちから、前記通信パケットを受け付けた前記入力用物理ポートを識別可能なポート情報を前記受渡情報として用いて、前記所定の関数としての第2の関数によって求められた第2の値とに応じて、前記通信パケットの振り分けを行う
    中継装置。
  5. 請求項4記載の中継装置であって、
    前記複数のキューは、複数の階層で構成され、
    前記振分部は、前記第1の値に応じて、前記複数の階層のうちの1つの階層の複数のキューに対して前記通信パケットを振り分ける第1の処理と、前記第2の値に応じて、他の階層の複数のキューに対して前記通信パケットを振り分ける第2の処理とを段階的に行う
    中継装置。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれか記載の中継装置であって、
    更に、前記複数のキューにおける輻輳による前記通信パケットの廃棄量を前記キューごとに検出する廃棄検出部と、
    前記キューごとに検出した廃棄量のいずれかが所定値以上である場合に、前記所定の関数を、予め用意した他の関数に変更する関数変更部と
    を備えた中継装置。
  7. 通信パケットを中継する中継装置であって、
    複数の入力用物理ポートを備え、
    入力としての前記通信パケットを受信する入力部と、複数のキューを備え、
    前記受信した通信パケットを一時的に蓄積するバッファ部と、前記複数の入力用物理ポートのうちの前記通信パケットを受信した入力用物理ポートに応じて、前記受信した通信パケットを前記複数のキューのいずれかへ振り分けて格納する振分部と、
    前記キューごとに帯域を制御して、前記複数のキューに蓄積された通信パケットを送信のために出力する帯域制御部とを備えた中継装置。
  8. 複数のキューを備える中継装置が通信パケットを中継する中継方法であって、
    通信パケットを受信し、
    前記受信した通信パケットの受け渡しに関する受渡情報を用いて、出力が入力に対して集約される所定の関数によって求められた値に応じて、前記複数のキューに対して分散的に振り分けて、前記通信パケットを該複数のキューに格納し、
    前記キューごとに帯域を制御して、前記複数のキューに蓄積された通信パケットを送信する
    中継方法。
  9. 請求項1ないし請求項6のいずれか記載の中継装置であって、
    更に、前記複数のキューにおける輻輳度を前記キュー毎に検出する輻輳検出部と、
    通信パケットのヘッダ情報に基づいて重要度を判定する重要度判定部と、を備え、
    前記輻輳検出部において前記キューごとに検出した輻輳度のいずれかが所定値以上であると判断された場合に、
    前記振分部は、前記輻輳度が所定値以上であると判断したキューに振り分ける通信パケットを前記重要度判定部に転送し、
    前記重要度判定部は、前記振分部から転送された通信パケットの重要度を判定し、判定した重要度に基づいて前記通信パケットの廃棄優先度を決定し、決定した廃棄優先度を前記通信パケットに付加して前記振分部に転送し、
    前記振分部は、前記重要度が付加された通信パケットを前記複数のキューのいずれかへ振り分け、
    前記バッファ部は、前記振分部から振り分けられた通信パケットに付加された廃棄優先度を参照し、前記廃棄優先度と前記廃棄優先度に対応して定められた閾値とに基づいて、前記通信パケットをキューに格納するか否かを判断する、中継装置。
  10. 請求項1ないし請求項6のいずれか記載の中継装置であって、
    更に、前記複数のキューにおける輻輳度を前記キュー毎に検出する輻輳検出部と、
    前記キューごとに検出した輻輳度のいずれかが所定値以上である場合に、前記所定の関数を、予め用意した他の関数に変更する関数変更部と
    を備えた中継装置。
  11. 請求項1ないし請求項6のいずれか記載の中継装置であって、
    前記入力部が受信した通信パケットのヘッダ情報に含まれる値から前記通信パケットの転送優先度を決定する優先度判定部と、
    前記転送優先度毎に振り分けるキューの範囲を定義するキュー定義部とを備える中継装置。
  12. 請求項11に記載の中継装置であって、
    前記優先度判定部は、通信パケットのヘッダ情報から転送優先度を決定し、
    前記振分部は、前記キュー定義部によって前記転送優先度に対して定められたキューの範囲に前記通信パケットを振り分ける、中継装置。
JP2011240766A 2011-01-26 2011-11-02 中継装置、中継方法 Active JP5659125B2 (ja)

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