JP2017188870A - 通信装置および通信方法 - Google Patents
通信装置および通信方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2017188870A JP2017188870A JP2017003781A JP2017003781A JP2017188870A JP 2017188870 A JP2017188870 A JP 2017188870A JP 2017003781 A JP2017003781 A JP 2017003781A JP 2017003781 A JP2017003781 A JP 2017003781A JP 2017188870 A JP2017188870 A JP 2017188870A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- user
- virtual queue
- queue length
- packet
- shaper
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 238000004891 communication Methods 0.000 title claims abstract description 48
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims abstract description 46
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims abstract description 12
- 238000004364 calculation method Methods 0.000 claims description 15
- 239000000284 extract Substances 0.000 claims 2
- 238000012217 deletion Methods 0.000 claims 1
- 230000037430 deletion Effects 0.000 claims 1
- 238000007493 shaping process Methods 0.000 abstract description 6
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 9
- 230000006870 function Effects 0.000 description 5
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 5
- 238000007726 management method Methods 0.000 description 4
- 238000012544 monitoring process Methods 0.000 description 4
- 230000002123 temporal effect Effects 0.000 description 2
- 239000012141 concentrate Substances 0.000 description 1
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 1
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 1
- 238000009499 grossing Methods 0.000 description 1
- 238000012804 iterative process Methods 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 238000004088 simulation Methods 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
Abstract
Description
特許文献1では、送信パケットをネットワーク内で各パケットのヘッダ情報に応じてそれぞれ個別の帯域を割り当てられた複数のキューグループに分類し、各キューグループ内で送信優先度別の複数のキューを形成するようにバッファメモリにキューイングする送信優先度制御装置と、バッファメモリの各キューグループから、該キューグループに割り当てられた帯域を保証しながら、送信優先度に応じて送信パケットを読み出すパケット読出し制御装置が開示されている。
ネットワーク内のコアノードでユーザ毎に通信パケットのシェーピングを行えば、エッジノードでのパケットのロスを少なくできる。しかしその為には、通信していないユーザも含めすべてのユーザに対してキューを設け、さらにユーザ識別の為の通信パケットのヘッダ条件とキューの帯域をコアノードに設定する必要があり、多数のユーザ、例えば10万といった規模のユーザを収容することは困難である。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、多数のユーザが接続されるネットワークにおいて、コアノード内のシェーピングを行うキューの数が、全収容ユーザ数に比べて少ない場合でも、全ユーザに対しエッジノードにおけるパケットの溢れを回避する技術を提供することを目的とする。
1は本発明を実施するコアノードであり、動画などのデータを配信する配信サーバ21、22から配信データが、コアノード1、コアノード1とエッジノード31、32の間のネットワーク17、エッジノード31、32を経由し、ユーザA 311、ユーザB 321に中継される。ネットワーク17は、コアノード1とエッジノード31、32間の中継装置を含むネットワークを表しているが、ネットワークの構成に依存し、中継装置が無く、コアノード1とエッジノード31、32が直結されている場合や、1個、或いは複数個の中継装置を経由する場合も有り得る。
図2は、本発明の一実施例におけるコアノード内の仮想キュー長計算部12の構成を示す図である。
図1のパケット中継部11がパケットの中継を行う毎に、パケット中継部11から仮想キュー長計算部12に中継を行ったパケットに関連するデータであるパケット関連データ14が送られる。
仮想キュー長テーブル1221は、ユーザ識別子12211をインデクスとし、テーブルの要素として、仮想キュー長の更新時刻12212、仮想キュー長12213、仮想キュー長の今までの最大値を示す最大仮想キュー長12214、仮想キューの出力帯域12215、仮想キュー長の取り得る最大値であるリミット仮想キュー長12216、パケット中継時に更新後の仮想キュー長がリミット仮想キュー長を超えて仮想キューに積めなかったパケットの数を示す廃棄統計12217、パケット中継時に仮想キューに積めたパケットの数を示す中継統計12218から構成される。
仮想キューは、仮想キューに積まれているパケットデータの量を表す仮想キュー長によりエッジノードの実キュー長を模擬するものである。ユーザ宛てのパケット中継時に、当該ユーザの仮想キューの仮想キュー長の値に、中継するパケットのパケット長142を加算することでパケットが積まれる状態を模擬し、出力帯域12215から求められる時間あたりのパケット出力量に基づいて、時間の経過と共に仮想キュー長の値を減算することでパケットが引き抜かれる状態を模擬することで、エッジノードにおける実キュー長の推定値を求める、というモデルである。仮想キュー長として取り得る最大値をリミット仮想キュー長12216として設定しておく。仮想キューでは仮想キューの長さは管理するがパケットデータ自体は持たない為、パケットデータを保持しておく為のメモリは不要である。
図5では前回時刻122121にパケットを中継した後、現時刻122122に再度パケットを中継したときの仮想キュー長の時間変化を表している。前回時刻122121ではパケット長142分だけ仮想キュー長12213が増加する。現時刻122122では、前回時刻122121から現時刻122122までの時間に仮想キューからパケットが出力された量である帯域*(現時刻−前回時刻)だけ仮想キュー長が減少した状態からパケット長142分だけ仮想キュー分だけ仮想キュー長12213が増加する。
図1のパケット中継部11がパケットを中継し、仮想キュー長計算部12がパケット関連データ14を受け取ったときに、仮想キュー長計算部12は図6のフローチャートのSTART S500以下を実行する。S501でパケット到着直前の仮想キュー長を(数1) パケット到着直前の仮想キュー長=
仮想キュー長−(現時刻−更新時刻)*帯域により計算する。次にS502で
(数2) パケット到着直前の仮想キュー長<0
か否かを判定する。YESの場合は、パケット到着時点で既に仮想キューが掃けていたことを意味するので、S503で
(数3) パケット到着直前の仮想キュー長=0
を実行する。その後、S504で
(数4) 仮想キュー長=パケット到着直前の仮想キュー長+パケット長
により、仮想キュー長にパケット長を加算し、S505で
(数5) 仮想キュー長>リミット仮想キュー長
か否かを判定する。YESの場合は、当該パケットを仮想キューに積んだ場合にリミット仮想キュー長を超える。この場合、当該パケットが仮想キューに積めず、S506で
(数6) 仮想キュー長=パケット到着直前の仮想キュー長
のように、仮想キュー長には当該パケットのキュー長を加算せず、S507で仮想キューに積めずに廃棄したパケット数を示す仮想キュー廃棄統計を1つインクリメントする。
(数7) 最大仮想キュー長=MAX(最大仮想キュー長、仮想キュー長)
のように仮想キュー長の今までの最大値を示す最大仮想キュー長を更新し、S509で仮想キュー長に積めたパケット数を示す仮想キュー中継統計を1つインクリメントする。
(数8) 更新時刻=現時刻
のように更新し、511で本フローチャートが終了する。
図1のCPU部13から最大仮想キュー長12214を読み出すときに、仮想キュー長計算部12は図7のフローチャートのSTART S520以下を実行する。このフローチャートは、図2の最大仮想キュー長リードクリアモードレジスタ1222の設定値が、クリアを示す設定値となっている場合に実行される。ここでは、例えば最大仮想キュー長リードクリアモードレジスタ1222の設定値が1のときにクリアする設定であるとする。最大仮想キュー長リードクリアモードレジスタ1222の設定値が1に設定されていた場合、最大仮想キュー長12214読み出し時にも最大仮想キュー長12214を更新する必要があることから、仮想キュー長計算部12は図7のフローチャートに示す処理を実行する。
S522で仮想キュー長を
(数9) 仮想キュー長=仮想キュー長−(現時刻−前回更新時刻)*帯域
により計算し、S523で
(数10) 仮想キュー長<0
か否かを判定する。YESの場合は、最大仮想キュー長読み出し時点で既に仮想キューが掃けていたことを意味するので、S524で
(数11) 仮想キュー長=0
を実行する。その後、S525で最大仮想キュー長リードクリアモードか否かの判定を行ない、YESの場合、リードクリアモードなので、S526で
(数12) 最大仮想キュー長=仮想キュー長
を実行する。これは、最大仮想キュー長がクリアされた後、直ぐに最大仮想キュー長に現在の仮想キュー長の値が入ったとみなした場合の値である。NOの場合はリードクリアモードではないので、最大仮想キュー長の値は保存される。
最後にS527で更新時刻を
(数13) 更新時刻=現時刻
のように更新し、S528で本フローチャートを終了する。
シェーパキューとは111のように出力側に出力帯域制御部112を持つキューのことである。パケット中継部11内には111のように出力帯域制御部112を持つキューが複数あり、その他に出力帯域制御部を持たないキュー113があり、各キューの出力のアービトレーションを114で行い、回線16にパケットを出力する。
仮想キュー長計算部12で、あるユーザ、例えばユーザAの仮想キューの溢れが発生した場合に、ユーザA行きのパケットをシェーパキュー111に積むようにすることで、ユーザA行きのパケットが出力帯域制御部112により帯域制限され、エッジノード31内のユーザA行きの実キュー3112での廃棄を回避することができる。
図9に示す処理はコアノード1内のCPU部13で実行される。
図9の処理は装置の起動後、START S540を開始し、S541からS551までの処理を繰り返すものである。
S541からS551までの間のループ内で、S542からS550までの間で、全ユーザ識別子につき、繰り返し処理を実行する。
S543は、あるユーザに対する処理を実行後に次のユーザの処理を行うまでの間隔を意味し、例えば待ち時間を1msとし、全ユーザ数を10万ユーザとすると、S542からS550までのループを抜ける時間、即ち全ユーザの処理を行うのに掛かる時間は100秒となる。この場合、あるユーザのパケットの廃棄が発生し始めてから100秒以内に当該ユーザ行きのトラフィックがシェーパキューに登録されるようになる。
S544では、最大仮想キュー長リードクリアモードレジスタの値を、最大キュー長をクリアするモードに設定し、CPU部13から当該ユーザ識別子の最大仮想キュー長、廃棄統計値を読む。
NO(当該ユーザをシェーパキューに登録済ではない)の場合、
(数14) 仮想キュー廃棄統計増加量=
仮想キュー廃棄統計値−前回仮想キュー廃棄統計値
により、当該ユーザの仮想キュー廃棄統計増加量を計算し、S547で、
(数15) 仮想キュー廃棄統計増加量>0
により、当該ユーザの仮想キュー廃棄統計が増加しているか否かを判定する。
(数16) 仮想キュー中継統計増加量=
仮想キュー中継統計値−前回仮想キュー中継統計値
により、当該ユーザの仮想キュー中継統計増加量を計算し、
(数17) 仮想キュー廃棄率=
仮想キュー廃棄統計増加量/
(仮想キュー中継統計増加量+仮想キュー廃棄統計増加量)
により、当該ユーザの仮想キュー廃棄率を計算し、S547を、
(数18) 仮想キュー廃棄率>廃棄率閾値
という条件にし、当該ユーザをシェーパキューに登録するか否かを判定することもできる。ここで、廃棄率閾値として、例えば10のマイナス6乗程度と小さくすることで、廃棄が極少量のユーザはシェーパキューに登録されないようにし、シェーパキューに登録されるユーザ数が上限に達するのを防止することもできる。
(数19) 最大仮想キュー長>リミット実キュー長*判定閾値
という条件で判定し、
(数20) 判定閾値<1
とすることで、溢れが発生する前に仮想キューが伸びてきていて溢れる可能性が高いユーザを検出することも可能である。この条件で判定することで、実キューの溢れが発生する前に当該ユーザのパケットをシェーパキューに登録することができ、実キューの溢れを未然に防ぐことができる。
S545でYESの場合、当該ユーザは仮想キューに登録済みであり、S549で仮想キュー最大占有率順ユーザ識別子テーブル内の当該ユーザの順位のみを更新する。ここで、仮想キュー最大占有率とは、当該ユーザの仮想キュー長リミット仮想キュー長に対して今迄どのくらいの割合まで最大仮想キュー長が伸びたことがあるかを示す値であり、
(数21) 仮想キュー最大占有率
=最大仮想キュー長/リミット仮想キュー長
で計算される。この値が100%にまで到達した場合、仮想キューで廃棄が発生している、と判断できる。
S54800で本サブルーチンに入る。
S54801で、シェーパキューに空きがあるか否かを判定する。
NOの場合、シェーパキューに空きが無いので、S54802に示すシェーパキューに既に登録されている他のユーザを追い出す処理を行った後に、当該ユーザを登録するようにする。
S54802は、既に登録されている他のユーザを追い出し空きを作る処理であり、後述する図12に示す仮想キュー最大占有率順ユーザ識別子テーブルから最大占有率の最も小さいユーザを選択し、仮想キュー最大占有率順ユーザ識別子テーブル、及び、シェーパキューから削除する。
S54803では、シェーパキューに空きがあるか、空きを作った後なので、当該ユーザを図12の仮想キュー最大占有率順ユーザ識別子テーブル、及び、シェーパキューに登録し、S54806で本サブルーチンを抜ける。
117は、パケット中継部11内で、パケット中継時にシェーパキューに積むか否かの判定結果、及び、シェーパに積む場合のキュー番号を出力するための検索テーブルである。
パケット中継部11でパケット中継を行う際、宛先アドレスを検索キーとして、シェーパ検索テーブル117を検索する。当該パケットの宛先アドレスが、シェーパキュー検索テーブル117に登録されている何れかのエントリの宛先アドレス範囲に入っていた場合、当該エントリのシェーパキュー番号に対応するシェーパキューに当該パケットを積むようにする。ここで、シェーパキュー検索テーブル117のインデクスとして図11の例では宛先アドレス範囲を用いているのは、サブネットアドレスを格納することを一例として想定しているためである。
例えば、ユーザB宛のパケットがシェーパキュー検索テーブル117のどのエントリの宛先アドレス範囲にも入っていなかった場合、シェーピングを行なわないキュー113に当該パケットを積むようにする。
図13は、CPU部13がコアノード1内でユーザの管理を行う為のユーザ情報テーブルである。CPU部13はユーザ情報テーブルから、図3の仮想キュー長テーブル1221の各ユーザ識別子のエントリに出力帯域12215、リミット仮想キュー長12216を設定し、図11のシェーパキュー検索テーブル117の各インデクスのエントリに宛先アドレス範囲、ユーザ識別子、シェーパキュー番号を設定する。
図14は、CPU部13がコアノード1内でシェーパのキュー111、113、115の管理を行う為のシェーパキュー管理情報テーブルである。CPU部13はシェーパキュー管理情報テーブルから、シェーパキュー番号をインデクスとして図11のシェーパキュー検索テーブル117に登録する為のインデクス、図12の仮想キュー最大占有率順ユーザ識別子テーブルのインデクスを得る。
ユーザ毎の仮想キューの状態の網管理者への伝え方としては、例えば、下記のような表形式で伝えることができる。表示順としては、例えば、仮想キュー最大占有率の大きい順にソートし、仮想キュー最大占有率が100%に達しているユーザに対しては仮想キューの廃棄があるので、仮想キュー廃棄率の大きい順に更にソートして表示すると、網管理者から、廃棄が発生しているユーザ、或いは廃棄が発生する可能性が高いユーザが判り易い。また、上記ソート順番で、表示するユーザ数を指定して上位のユーザのみ表示するようにしても良い。
表1 仮想キュー状態表示形式
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
仮想キュー 仮想キュー ユーザ
最大占有率 廃棄率 識別子
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
100% 10% ユーザA
100% 1% ユーザC
100% 0.1% :
99% 0% :
80% 0% :
50% 0% :
20% 0% :
5% 0% :
1% 0% :
0.1% 0% :
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
表1に、仮想キュー廃棄統計増加量も併せて表示するようにしても良い。
また、ユーザ識別子だけでなく、当該ユーザが属するエッジノード、及び、エッジノード内でユーザが繋がる回線の番号、回線速度などのユーザの契約形態の情報も併せて表示するようにしても良い。
仮想キュー長計算部12で計算された、図3に示す仮想キュー長テーブルの情報をCPU部13から読み出し、仮想キュー監視サーバ23から最大仮想キュー長、仮想キュー廃棄統計、仮想キュー中継統計を含む統計情報を読み出すことにより、仮想キューで廃棄が発生しているユーザを把握し、廃棄が発生しているユーザ、例えばユーザAを収容するエッジノード31をキューが長い装置に交換する、或いはエッジノード31のネットワークインタフェースカードをキューが長いネットワークインタフェースカードに交換することにより廃棄を回避することができる。
コアノードではユーザ毎の仮想キュー長を模擬するが、ユーザ毎の実キューを設ける必要が無いことから、実キューを設ける為に必要となるメモリが不要になり、多くのユーザ、例えば10万程度のユーザの仮想キュー長を模擬することができる。
ネットワーク内のコアノードでユーザ回線が繋がるエッジノード内のユーザ回線行きのキューのキュー長をコアノードで模擬するようにすることで、どのエッジノードでキューを伸ばすなどの増強が必要かをコアノードで集中して把握することができる。
これにより、エッジノードで最大キュー長などを覚えておき、集計装置から集計できるインタフェースを設ける必要が無くなり、コアノードに比べて大量に必要となるエッジノードに安価な装置を使用することができる。
更に、コアノードで模擬したユーザ毎の仮想キュー長が、リミット仮想キュー長に達した場合に、当該ユーザ行きのパケットをコアノード内でシェーピングを行う複数のキューの内の一つに積むようにすることで、シェーピングを行うキューの数が、全収容ユーザ数、例えば10万ユーザに比べて少ない、例えば1万個の場合でも、エッジノードで実キューの溢れが発生する可能性があるユーザが1万ユーザ以内の場合には、全ユーザに対し、エッジノードでのパケットの溢れを回避することができる。
図16は、コアノード1内の仮想キューが溢れたときに、溢れたユーザのパケットだけコアノード内のシェーパキューに積むことにより実キューの廃棄を回避する動作を説明する図である。
第二の実施例では、コアノード内にシェーパキューを複数備えており、ユーザ毎のシェーパキューに登録されていないユーザ行きのパケットを、複数のシェーパキューにハッシュで振り分け、積む構成を示す。
第一の実施例の説明に用いた図8に示すコアノード1では、ユーザ毎のシェーパキューに登録されていないユーザ行きのパケットは、すべて出力帯域制御部を持たないキュー113に積んでいた。
また、第一の実施例のようにシェーパキューが一つの場合には、あるユーザ行きのトラフィック量が変化したときに、他のユーザ行きのトラフィックに対し、揺らぎが増えるなどの影響を与えるが、第二の実施例においては、ハッシュによりキューを分けているので、あるユーザ行きのトラフィック量が変化したときに、他のキューに積まれるユーザ行きのトラフィックには影響を与えないようにできる。
Claims (16)
- サーバから配信されるユーザ宛てのパケットをネットワークへ送信するとともにネットワークを介して受信したパケットをサーバに送信する通信装置であって、前記ユーザ宛てのパケットは、前記ネットワークのエッジに位置するエッジ装置からユーザに送信されるものであり、
通信装置は、
前記サーバと前記ネットワーク間で送受信するパケットの中継およびパケットの帯域制御を行うとともにパケットに含まれるパケット関連情報を抽出するパケット中継部と、
前記パケット関連情報と前記エッジ装置とユーザ間の回線の帯域情報に基づいて、ユーザ毎に前記エッジ装置における前記ユーザ宛ての送信キューのキュー長の推定値である仮想キュー長を計算して保持するとともに、前記仮想キュー長および予め定めた条件に基づいてユーザ毎に帯域制御の要否を判断する仮想キュー長計算部と、
前記仮想キュー長計算部における判断結果に基づいて、前記パケット中継部においてユーザ毎に該ユーザ宛てのパケットの帯域制御を行うよう前記パケット中継部および前記仮想キュー長計算部を制御する制御部とを有する通信装置。 - 請求項1に記載の通信装置であって、前記パケット中継部は、パケット関連情報として、パケット長および宛先アドレスを抽出し、前記仮想キュー長計算部においては、前記宛先アドレスに基づいてユーザ毎に一意の識別子を設定し、該ユーザ識別子を用いてユーザを識別して前記仮想キュー長の管理および帯域制御を行うことを特徴とする通信装置。
- 請求項1に記載の通信装置であって、ユーザ毎の帯域制御の要否の判断は、前回クリアされて以降今までの仮想キュー長の最大値である最大仮想キュー長に基づいて判断することを特徴とする通信装置。
- 請求項1に記載の通信装置であって、ユーザ毎の帯域制御の要否の判断は、前記仮想キュー長の取りうる最大値であるリミット仮想キュー長を超えて、廃棄されると想定されるパケット数から求めた値に基づいて判断することを特徴とする通信装置。
- 請求項1に記載の通信装置であって、ユーザ毎の帯域制御の要否の判断は、前記リミット仮想キュー長に予め設定した閾値を掛けた値に基づいて判断することを特徴とする通信装置。
- 請求項1に記載の通信装置であって、
前記パケット中継部は、前記ユーザの全ユーザ数より少ない数のシェーパキューを有し、帯域制御が必要であると判断したユーザを前記シェーパキューに割り当てることを特徴とする通信装置。 - 請求項6に記載の通信装置であって、
前記パケット中継部は、シェーパキューと前記ユーザ識別子と前記ユーザ識別子の宛先アドレス範囲を対応づけたシェーパキュー検索テーブルと、
前記仮想キュー長計算部は、ユーザ毎に、ユーザ識別子と前記仮想キュー長の取りうる最大値であるリミット仮想キュー長における最大仮想キュー長の割合の情報を有し、
前記シェーパキュー検索テーブルと前記リミット仮想キュー長における最大仮想キュー長の割合の情報に基づいて、前記シェーパキューに割り当てるユーザの追加削除を行うことを特徴とする通信装置。 - 請求項2に記載の通信装置であって、
さらに、ハッシュ関数によりパケットを振り分けて割り当てる複数のシェーパキューを有し、
前記制御部は、
第1のユーザに対しては、前記ユーザ識別子を用いてユーザを識別してユーザ毎に前記仮想キュー長の管理および帯域制御を行い、第2のユーザに対しては、前記ユーザ識別子をキーとしてパケットを前記複数のシェーパキューに割り当てることを特徴とする通信装置。 - サーバから配信されるユーザ宛てのパケットをネットワークへ送信するとともにネットワークを介して受信したパケットをサーバに送信する通信装置における通信方法であって、前記ユーザ宛てのパケットは、前記ネットワークのエッジに位置するエッジ装置からユーザに送信されるものであり、
前記パケットに含まれるパケット関連情報を抽出し、
前記パケット関連情報と前記エッジ装置とユーザ間の回線の帯域情報に基づいて、ユーザ毎に前記エッジ装置における前記ユーザ宛ての送信キューのキュー長の推定値である仮想キュー長を計算して保持するとともに、前記仮想キュー長および予め定めた条件に基づいてユーザ毎に帯域制御の要否を判断し、
前記判断結果に基づいて、前記パケット中継部においてユーザ毎に該ユーザ宛てのパケットの帯域制御を行うことを特徴とする通信方法。 - 請求項9に記載の通信方法であって、パケット関連情報として、パケット長および宛先アドレスを抽出し、前記宛先アドレスに基づいてユーザ毎に一意の識別子を設定し、該ユーザ識別子を用いてユーザを識別して前記仮想キュー長の管理および帯域制御を行うことを特徴とする通信方法。
- 請求項9に記載の通信方法であって、ユーザ毎の帯域制御の要否の判断は、前回クリアされて以降今までの仮想キュー長の最大値である最大仮想キュー長に基づいて判断することを特徴とする通信装置。
- 請求項9に記載の通信方法であって、ユーザ毎の帯域制御の要否の判断は、前記仮想キュー長の取りうる最大値であるリミット仮想キュー長を超えて、廃棄されると想定されるパケット数から求めた値に基づいて判断することを特徴とする通信方法。
- 請求項9に記載の通信方であって、ユーザ毎の帯域制御の要否の判断は、前記リミット仮想キュー長に予め設定した閾値を掛けた値に基づいて判断することを特徴とする通信方法。
- 請求項9に記載の通信方法であって、
前記ユーザの全ユーザ数より少ない数のシェーパキューを有し、帯域制御が必要であると判断したユーザを前記シェーパキューに割り当てることを特徴とする通信方法。 - 請求項14に記載の通信方法であって、
シェーパキューと前記ユーザ識別子と前記ユーザ識別子の宛先アドレス範囲を対応づけたシェーパキュー検索テーブルと、
ユーザ毎に、ユーザ識別子と前記仮想キュー長の取りうる最大値であるリミット仮想キュー長における最大仮想キュー長の割合の情報を有し、
前記シェーパキュー検索テーブルと前記リミット仮想キュー長における最大仮想キュー長の割合の情報に基づいて、前記シェーパキューに割り当てるユーザの追加削除を行うことを特徴とする通信方法。 - 請求項10に記載の通信方法であって、
前記制御部は、
第1のユーザに対しては、前記ユーザ識別子を用いてユーザを識別してユーザ毎に前記仮想キュー長の管理および帯域制御を行い、第2のユーザに対しては、ユーザを識別せずに前記ユーザ識別子をキーとしてパケットを前記複数のシェーパキューに割り当てることを特徴とする通信装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US15/455,627 US10326705B2 (en) | 2016-03-30 | 2017-03-10 | Communication device and communication method |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016067048 | 2016-03-30 | ||
JP2016067048 | 2016-03-30 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017188870A true JP2017188870A (ja) | 2017-10-12 |
JP6903436B2 JP6903436B2 (ja) | 2021-07-14 |
Family
ID=60046545
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017003781A Active JP6903436B2 (ja) | 2016-03-30 | 2017-01-13 | 通信装置および通信方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6903436B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020017903A (ja) * | 2018-07-27 | 2020-01-30 | アラクサラネットワークス株式会社 | 通信システム、通信制御方法、及び通信装置 |
Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11346246A (ja) * | 1998-04-01 | 1999-12-14 | Hitachi Ltd | 可変長パケット交換機および交換方法 |
JP2005026893A (ja) * | 2003-06-30 | 2005-01-27 | Fujitsu Ltd | 帯域制御装置 |
JP2005295524A (ja) * | 2004-03-09 | 2005-10-20 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | パケット出力制御装置、パケットシェーパ、パケット中継装置 |
JP2006109299A (ja) * | 2004-10-08 | 2006-04-20 | Hitachi Ltd | パケット転送装置及びストレージシステム |
JP2012049707A (ja) * | 2010-08-25 | 2012-03-08 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | バッファ制御方法およびバッファ制御装置 |
JP2012175333A (ja) * | 2011-02-21 | 2012-09-10 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | データ通信システム、バッファ制御装置、およびバッファ制御方法 |
JP2013034164A (ja) * | 2011-01-26 | 2013-02-14 | Alaxala Networks Corp | 中継装置、中継方法 |
JP2014045349A (ja) * | 2012-08-27 | 2014-03-13 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 通信システム |
-
2017
- 2017-01-13 JP JP2017003781A patent/JP6903436B2/ja active Active
Patent Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11346246A (ja) * | 1998-04-01 | 1999-12-14 | Hitachi Ltd | 可変長パケット交換機および交換方法 |
JP2005026893A (ja) * | 2003-06-30 | 2005-01-27 | Fujitsu Ltd | 帯域制御装置 |
JP2005295524A (ja) * | 2004-03-09 | 2005-10-20 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | パケット出力制御装置、パケットシェーパ、パケット中継装置 |
JP2006109299A (ja) * | 2004-10-08 | 2006-04-20 | Hitachi Ltd | パケット転送装置及びストレージシステム |
JP2012049707A (ja) * | 2010-08-25 | 2012-03-08 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | バッファ制御方法およびバッファ制御装置 |
JP2013034164A (ja) * | 2011-01-26 | 2013-02-14 | Alaxala Networks Corp | 中継装置、中継方法 |
JP2012175333A (ja) * | 2011-02-21 | 2012-09-10 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | データ通信システム、バッファ制御装置、およびバッファ制御方法 |
JP2014045349A (ja) * | 2012-08-27 | 2014-03-13 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 通信システム |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020017903A (ja) * | 2018-07-27 | 2020-01-30 | アラクサラネットワークス株式会社 | 通信システム、通信制御方法、及び通信装置 |
US10965605B2 (en) | 2018-07-27 | 2021-03-30 | Alaxala Networks Corporation | Communication system, communication control method, and communication apparatus |
JP7103883B2 (ja) | 2018-07-27 | 2022-07-20 | アラクサラネットワークス株式会社 | 通信システム、通信制御方法、及び通信装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6903436B2 (ja) | 2021-07-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN110166380B (zh) | 调度报文的方法、第一网络设备及计算机可读存储介质 | |
US11171891B2 (en) | Congestion drop decisions in packet queues | |
JP3526269B2 (ja) | ネットワーク間中継装置及び該中継装置における転送スケジューリング方法 | |
US9608927B2 (en) | Packet exchanging device, transmission apparatus, and packet scheduling method | |
JP2014517571A (ja) | 階層型スケジューリングおよびシェーピング | |
EP2575303A1 (en) | Determining congestion measures | |
EP2761826B1 (en) | Attribution of congestion contributions | |
JPH0690255A (ja) | データネットワーク輻輳制御方法 | |
JP2011151601A (ja) | パケット中継装置及びパケットを中継する方法 | |
CN110086728B (zh) | 发送报文的方法、第一网络设备及计算机可读存储介质 | |
US20210021503A1 (en) | Telemetry Event Aggregation | |
JP4893646B2 (ja) | 帯域制御装置および帯域制御方法 | |
JP2004266389A (ja) | パケット転送制御方法及びパケット転送制御回路 | |
JP7211765B2 (ja) | パケット転送装置、方法、及びプログラム | |
KR101590740B1 (ko) | 네트워크 통신 장치 및 전송 프레임의 우선적 대역 제한 방법 | |
CN113572655B (zh) | 无丢失网络的拥塞探测方法及*** | |
KR101737516B1 (ko) | 공평한 대역 할당 기반 패킷 스케줄링 방법 및 장치 | |
JP6903436B2 (ja) | 通信装置および通信方法 | |
US20170054646A1 (en) | Bandwidth control device and bandwidth control method | |
JP5611171B2 (ja) | パケット処理方法及びパケット処理装置 | |
US10326705B2 (en) | Communication device and communication method | |
KR20120055947A (ko) | 가입자 인지 플로우별 QoS 제공 방법 및 장치 | |
JP5492709B2 (ja) | 帯域制御方法及び帯域制御装置 | |
Hu et al. | A pi queueing delay controller enhanced by adaptive choke for aqm | |
JP2016066835A (ja) | 伝送装置および伝送方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170113 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20180223 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20180314 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20190731 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20200422 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20200602 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20200729 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20201215 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210114 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20210615 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20210623 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6903436 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |