JP2012184011A - 合紙倒れ防止治具及びガラス基板梱包体 - Google Patents

合紙倒れ防止治具及びガラス基板梱包体 Download PDF

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Abstract

【課題】梱包容器に取り付けて合紙の突出部の向きを所定方向に強制する合紙倒れ防止治具、及び、合紙倒れ防止治具を取り付けた梱包容器に合紙を介して複数のガラス基板を収容したガラス基板梱包体を提供する。
【解決手段】本合紙倒れ防止治具は、合紙とガラス基板とが交互に積層され、前記ガラス基板の一端から前記合紙の一部が突出している積層体を、前記合紙の突出部が略上を向くように収容する梱包容器に取り付けられる合紙倒れ防止治具であって、前記合紙の突出部を側面側から押圧し、前記合紙の突出部の向きを所定方向に強制する押圧部を有する。
【選択図】図6

Description

本発明は、合紙を介して複数のガラス基板を収容する梱包容器に取り付ける合紙倒れ防止治具、及び合紙倒れ防止治具を取り付けた梱包容器に合紙を介して複数のガラス基板を収容したガラス基板梱包体に関する。
例えば、液晶ディスプレイやプラズマディスプレイ(PDP)等のフラットパネルディスプレイ等に用いられるガラス基板は、所定の梱包容器に合紙を介して100枚程度、縦置きや横置きに収容された状態で客先に出荷される。合紙はガラス基板よりもやや大きく、ガラス基板の上端から数cm程度突出している。
客先に入荷されたガラス基板は、吸着パッドを有するロボットアームで吸着されて所定の梱包容器から一枚ずつ取り出される。その後、吸着パッドを有する別のロボットアームで合紙の突出部を吸着して引き上げ、所定の容器上で吸着を解除して合紙を取り除く。
特開2005−298062号公報
しかしながら、合紙の突出部が撓んで向きが不揃いであると、ロボットアームの吸着パッドがうまく吸い付かず、合紙を取り除くことができないという問題があった。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、梱包容器に取り付けて合紙の突出部の向きを所定方向に強制する合紙倒れ防止治具、及び、合紙倒れ防止治具を取り付けた梱包容器に合紙を介して複数のガラス基板を収容したガラス基板梱包体を提供することを課題とする。
本合紙倒れ防止治具は、合紙とガラス基板とが交互に積層され、前記ガラス基板の一端から前記合紙の一部が突出している積層体を、前記合紙の突出部が略上を向くように収容する梱包容器に取り付けられる合紙倒れ防止治具であって、前記合紙の突出部を側面側から押圧し、前記合紙の突出部の向きを所定方向に強制する押圧部を有することを要件とする。
本ガラス基板梱包体は、合紙とガラス基板とが交互に積層され、前記ガラス基板の一端から前記合紙の一部が突出している積層体と、前記積層体を前記合紙の突出部が略上を向くように収容する梱包容器と、前記梱包容器に取り付けられた本発明に係る合紙倒れ防止治具と、を備えたことを要件とする。
本発明によれば、梱包容器に取り付けて合紙の突出部の向きを所定方向に強制する合紙倒れ防止治具、及び、合紙倒れ防止治具を取り付けた梱包容器に合紙を介して複数のガラス基板を収容したガラス基板梱包体を提供できる。
本実施の形態に係るフロート法によるガラス基板の製造工程を模式的に例示する左側面図である。 本実施の形態に係るフロート法によるガラス基板の製造工程を例示するフローチャートである。 本実施の形態に係る合紙倒れ防止治具を取り付けた梱包容器を模式的に例示する正面図である。 本実施の形態に係る合紙倒れ防止治具を取り付けた梱包容器を模式的に例示する右側面図である。 本実施の形態に係る合紙倒れ防止治具を取り付けた梱包容器を模式的に例示する平面図である。 本実施の形態に係る合紙倒れ防止治具を模式的に例示する斜視図である。 梱包容器にマザーガラスを収容する方法について説明するための図(その1)である。 梱包容器にマザーガラスを収容する方法について説明するための図(その2)である。 梱包容器にマザーガラスを収容する方法について説明するための図(その3)である。 梱包容器にマザーガラスを収容する方法について説明するための図(その4)である。 梱包容器にマザーガラスを収容する方法について説明するための図(その5)である。 比較例として梱包容器に合紙倒れ防止治具を取り付けていない状態を例示する図である。
以下、図面を参照して発明を実施するための形態について説明する。各図面において、同一構成部分には同一符号を付し、重複した説明を省略する場合がある。
[ガラス基板の製造方法]
本実施の形態に係る合紙倒れ防止治具は、例えばフロート法によるガラス基板の製造工程で用いられる梱包容器に取り付けることができる。そこで、本実施の形態では、フロート法によるガラス基板の製造工程を例にして説明するが、これには限定されず、本実施の形態に係る合紙倒れ防止治具をフュージョン法によるガラス基板の製造工程等で用いられる梱包容器に取り付けても構わない。なお、本実施の形態において、ある工程に対して、前の工程側を上流、後の工程側を下流と称する場合がある。
図1は、本実施の形態に係るフロート法によるガラス基板の製造工程を模式的に例示する左側面図である。なお、本実施の形態では、ガラス基板の製造工程を下流側から見た場合を正面とする。
図1を参照するに、本実施の形態に係るフロート法によるガラス基板の製造工程は、大略すると、溶解窯1と、フロートバス2と、徐冷炉3と、切断装置4と、ベルトコンベア等の搬送手段5とを有する。なお、図1において、ガラスリボンやガラス基板が搬送される方向(=図1の矢印A方向)に平行な方向をX方向、ガラスリボンやガラス基板の底面(フロートバス内で錫と接する面)と平行でX方向と垂直な方向をY方向、X方向及びY方向と垂直な方向をZ方向とする。
図2は、本実施の形態に係るフロート法によるガラス基板の製造工程を例示するフローチャートである。図1及び図2を参照するに、まず、ステップS100では、溶解窯1においてガラス原料70を溶解する。ガラス原料としては、特に限定はされないが、例えば、珪砂、石灰石、ソーダ灰等を主成分とする材料を用いることができる。
次に、ステップS110では、ステップS100において溶解窯1で溶解されたガラス原料70を、フロートバス2において板状のガラスリボン71に成形する。具体的には、ステップS100において溶解窯1で溶解されたガラス原料70をフォアハース(図示せず)に供給し、フォアハースのツイールの開口部から流量制御しながらガラス原料70をフロートバス2に流し込む。フロートバス2には、ガラス原料70より比重の重い溶解金属(ここでは、一例として錫79とする)が貯留されており、フロートバス2に流し込まれたガラス原料70は溶融した錫79の上に浮きながら流れ、錫79の表面上を広がって均一な厚み(例えば7mm程度)となる。
次に、ガラス原料70を所定の温度に維持した状態で、歪が生じないように左右からアシストロール(図示せず)でY方向にゆっくり引き伸ばし、所定の厚み及び幅の板状のガラスリボン71に成形する。なお、ガラス原料70をフロートバス2に流し込む早さやアシストロールで引き伸ばす早さは、成形された板状のガラスリボン71の板厚を決定する一因となる。
次に、ステップS120では、板状のガラスリボン71を徐冷する。具体的には、フロートバス2の後段には、ガラスリボン71をフロートバス2から引き出して、徐冷炉3に搬入するリフトアウトローラ(図示せず)が設けられている。このリフトアウトローラを駆動することによって、ガラスリボン71は、徐冷炉3の方向に引っ張られながら、搬送手段5上をフロートバス2の下流側に進行する。そして、ガラスリボン71は、フロートバス2からガラスリボン71の温度を徐々に下げるための機構(図示せず)を備える徐冷炉3に搬入され、徐冷炉3内のレヤーローラ(図示せず)によって搬送されながら常温に近い温度域までゆっくり冷却される。徐冷することにより、ガラスリボン71に内在する残留応力を低減できる。
次に、ステップS130では、徐冷炉3を通過したガラスリボン71を切断装置4によって横切り(Y方向に切断)にして、所定サイズのガラス基板72を作製する。ステップS130の後、ステップS140に示す後工程において、例えば所謂G8やG10等のサイズのマザーガラスを作製する。ステップS140に示す後工程は、例えば、ガラス基板72を更に縦切り(X方向に切断)及び横切り(Y方向に切断)してマザーガラスを作製する工程や、マザーガラスを面取りする工程や、マザーガラスの底面(フロートバス内で錫と接していた面)を研磨する工程や、マザーガラスを洗浄する工程等を含んで構成される。
ステップS140の後、ステップS150においてマザーガラスの梱包・出荷を行う。マザーガラスの梱包には、本実施の形態に係る合紙倒れ防止治具を取り付けた梱包容器を用いる。
[合紙倒れ防止治具]
次に、本実施の形態に係る合紙倒れ防止治具を取り付けた梱包容器について説明する。図3は、本実施の形態に係る合紙倒れ防止治具を取り付けた梱包容器を模式的に例示する正面図である。図4は、本実施の形態に係る合紙倒れ防止治具を取り付けた梱包容器を模式的に例示する右側面図である。図5は、本実施の形態に係る合紙倒れ防止治具を取り付けた梱包容器を模式的に例示する平面図である。但し、図5は、後述の底受け板14に垂直な方向から見た図である。
図3〜図5を参照するに、梱包容器10は、大略すると、基台となる台座11と、支柱板12と、縦片13と、底受け板14と、背受け板15と、角受け板16とを有する。梱包容器10には、合紙倒れ防止治具20が取り付けられている。
台座11は、梱包容器10の基台となる部材である。台座11の前後方向には、フォークリフトの爪(図示せず)が抜差し可能な開口部11xが複数個(図3の例では4個)形成されている。開口部11xはフォークリフトの爪が入る程度の大きさとされ、その数は任意に決定される。台座11の左右方向は開口させてもよいし、塞いだ構造としてもよい(図4の例では2個の開口部が形成されている)。
支柱板12は、台座11の搭載面11aの後部に立設されている。縦片13は、支柱状の部材であり、台座11の搭載面11aと支柱板12の一方の面に支持されている。縦片13は、底受け板12に対し90°〜100°、特に好ましくは約95°となるように、搭載面11a上に複数本設けられている。
底受け板14は、マザーガラスを載置する部材であり、台座11の搭載面11a上に縦片13の下部と接するように傾斜して設けられている。背受け板15は、マザーガラスの面を受ける部材であり、下面が底受け板14の端部と接し、縦片13に立て掛けられている。
底受け板14は実質平坦な板であり、前側下部の底片14aを介して搭載面11a上に載置されている。底受け板14の表面はマザーガラスを差込むための溝等が形成されない実質上平坦な面であり、合紙を挟んでマザーガラスを載置できるものであれば、波状や粗面状であってもよい。なお、底受け板14を背受け板15と同じ幅の1枚として搭載面11a上に設けてもよい。
底受け板14は台座11の搭載面11aに対し好ましくは5°〜25°、より好ましくは10°〜20°、特に好ましくは約18°傾斜している。これにより、作業者はマザーガラスを載置する時のマザーガラスの位置決め作業を容易に、効率よく安全に行うことができる。各マザーガラスは自重により背受け板15側のマザーガラスに接するので、各マザーガラス間に無駄な隙間が生じることはない。又、載置するマザーガラスの安定化を図ることができ、マザーガラスのずれや崩壊を防止し、併せて傷や割れの防止も図ることができる。なお、底片14aに高さ調整機能をもたせ、底受け板14の搭載面11aに対する角度を調整可能な構成としてもよい。
底受け板14及び背受け板15にはマザーガラスを載置した際のマザーガラスとの接触による損傷を防止するため、ゴムや硬質の発泡性樹脂等のクッション材(図示せず)が設けられている。このとき、底受け板14の幅を載置するマザーガラスの幅よりも狭くすれば、マザーガラスの角部との接触によるクッション材の磨耗や損傷を防止できる。
台座11の搭載面11aの前部の左右側縁近傍には2つの角受け板16が設けられている。角受け板16は、底受け板14及び背受け板15にマザーガラスを載置した際に、マザーガラスの角部を支持するためのL字型部材である。角受け板16のマザーガラスの角部と接する面には、マザーガラスを載置した際のマザーガラスとの接触による損傷を防止するため、ゴムや硬質の発泡性樹脂等のクッション材(図示せず)が設けられている。なお、角受け板16の上部側面に形成された切り欠きは、後述する合紙倒れ防止治具20の押圧部22が全ての合紙80の上方突出部の側面と接するために設けられている。
なお、前述の台座11、支柱板12、縦片13、底受け板14、背受け板15、及び角受け板16の材質としては、例えば鋼材等を用いることができるが、梱包容器10がクリーンルームに搬入される場合の塗装剥れ防止を考慮するとステンレス鋼を用いることが好ましい。
合紙倒れ防止治具20は、梱包容器10に着脱可能に構成されており、取り付け部21及び押圧部22を有する。図6は、本実施の形態に係る合紙倒れ防止治具を模式的に例示する斜視図である。図6に示すように、取り付け部21は、長片部21aと短片部21bとが、長片部21a及び短片部21bと略直交する連結部21cで連結された一体形状の部材であり、長片部21aと短片部21bとが対向する部分はコの字型フックを形成している。取り付け部21の長片部21aの内側(短片部21b側)には、板状の押圧部22が固着されている。但し、長片部21a、短片部21b、及び連結部21cは、必ずしも一体的に構成されていなくてもよく、各部をねじや接着剤等により固着したものでもよい。
合紙倒れ防止治具20は、上下対称な部材であり、2つの角受け板16の上部に1つずつ設けられている。より詳しくは、図5に示すように、合紙倒れ防止治具20は、一端であるコの字型フック(長片部21aと短片部21bとが対向する部分)を角受け板16の端部に引っかけて、連結部21cの内側面と長片部21aの内側面の一部とが角受け板16の外側面と接するように配置され、他端である長片部21aの押圧部22が設けられていない部分がねじ25により縦片13に固定されている。取り付け部21の材料としては、例えばエチレン酢酸ビニル共重合体(EVA)等を用いることができる。押圧部22の材料としては、例えばポリプロピレン製シート等を用いることができる。
次に、図7〜図11を参照しながら、梱包容器10にマザーガラスを収容する方法について説明する。なお、図7〜図9及び図11は図4に対応する右側面図であり、図10は図5に対応する平面図である。
まず、図7に示すように、図3等に示す梱包容器10から合紙倒れ防止治具20を取り外す。合紙倒れ防止治具20は、ねじ25を緩め、コの字型フック(長片部21aと短片部21bとが対向する部分)を角受け板16の端部からはずすことにより、容易に取り外すことができる。
次に、図8に示すように、合紙80とマザーガラス81とが交互に積層され、マザーガラス81の一端から合紙80の一部が突出している積層体90を、底受け板14及び背受け板15に載置する。具体的には、例えば、クリーンルーム内で平置きされたマザーガラス81の上面に合紙80を置き、合紙80の上面からマザーガラス81をロボット等で吸着し、又は、マザーガラス81の裏面からマザーガラス81とマザーガラス81からはみ出した合紙80とをロボット等で吸着し、合紙80及びマザーガラス81を底受け板14及び背受け板15に載置する。
マザーガラス81の大きさは、例えば縦2500mm×横2200mm×厚さ0.7mm(所謂G8サイズ)等とすることができる。底受け板14及び背受け板15に載置するマザーガラス81の枚数は、例えば100〜200枚程度とすることができる。合紙80はマザーガラス81の表面積よりも大きいため、マザーガラス81を載置した際にマザーガラス81の左右端及び上端からはみ出した状態となる。以降、合紙80のマザーガラス81の上端からはみ出した部分を上方突出部と称する場合がある。又、合紙80マザーガラス81の左右端からはみ出した部分を左右突出部と称する場合がある。合紙80の上方突出部の突出長さは、例えば60〜70mm程度とすることができる。
合紙80は、マザーガラス81同士が直接接触するのを避けるためにマザーガラス81間に挟むシートである。合紙80としては、例えばガラスに密着する樹脂製シート等を用いることができる。各マザーガラス81間に合紙80を挟むことにより、搬送中等にマザーガラス81同士が干渉して傷がつくことを防止できる。
合紙80には樹脂分が含まれている。そこで、樹脂分がマザーガラス81の表面に転写されて紙肌模様や焼けや汚れが生じることを防ぐため、合紙80の平滑度を20秒以下、好ましくは18秒以下の粗面とすることが好ましい。これにより、合紙80とマザーガラス81の表面との接触面積を減少させることが可能となり、合紙80に含まれる樹脂分のマザーガラス81の表面への転写を防止できる。
合紙80に含まれる樹脂分は、0.1%以下とすることが好ましく、0.05%以下とすることがより好ましい。これにより、粗面との複合作用で、マザーガラス81の品質を保持することができる。又、合紙80によるパーティクル等(パルプや微少樹脂分の屑等)の発生があったとしても、マザーガラス81を台座11の搭載面11aに対し立てて載置することと相まって、マザーガラス81の表面へのパーティクル等の固着を低減することが可能となり、仮に固着しても洗浄等により容易に除去できる。
次に、図9及び図10に示すように、2つの角受け板16の上部に、それぞれ合紙倒れ防止治具20を取り付ける。より詳しくは、合紙倒れ防止治具20を2つの角受け板16の上方から、コの字型フック(長片部21aと短片部21bとが対向する部分)が角受け板16の端部に引っかかり、連結部21cの内側面と長片部21aの内側面の一部とが角受け板16の外側面と接するように挿入する。そして、長片部21aの押圧部22が設けられていない部分をねじ25により縦片13に固定する。これにより、合紙倒れ防止治具20の押圧部22の内側面は、各合紙80の上方突出部の側面に接し、合紙80の上方突出部を側面側から押圧する。押圧量は、各合紙80の上方突出部が撓まないように一方向に保持できれば任意の量として構わない。押圧量は、押圧部22の厚さを変更することにより適宜設定できる。
なお、合紙倒れ防止治具20は、取り付けから30分程度経過後に、取り外して構わない。各合紙80の上方突出部を30分程度側面側から押圧することにより、各合紙80の上方突出部の向きが所定方向に強制されて癖が付くため、合紙倒れ防止治具20を取り外した後も各合紙80の上方突出部が撓むことはない。
次に、図11に示すように、必要に応じ、積層体90を結束バンド29により結束する。結束バンド29は、例えば、一方の縦片13から、2つの角受け板16の外側を経由して、他方の縦片13に達するように結束する。なお、図11では結束バンド29は2個設けられているが、0個、1個、又は3個以上としても構わない。結束バンド29としては、例えばポリプロピレン製のバンド等を用いることができる。以上のようにして、梱包容器10に積層体90が収容される。
ここで、比較例として図12を示しながら、梱包容器10に合紙倒れ防止治具20を取り付ける効果について説明する。図12は、梱包容器10に積層体90を収容し、合紙倒れ防止治具20を取り付けない状態を示している。従来の梱包容器は、図12に示すように、合紙倒れ防止治具20を取り付けていなかった。そのため、合紙80の上方突出部が背受け板15方向に撓み、上方突出部の向きが不揃いとなっていた。
梱包容器10に収容された積層体90は客先等に出荷され、客先等でマザーガラス81が梱包容器10から一枚ずつ取り出され、使用される。具体的には、マザーガラス81は、吸着パッドを有するロボットアームで吸着されて梱包容器10から一枚ずつ取り出される。その後、吸着パッドを有する別のロボットアームで合紙80の上方突出部を吸着して引き上げ、所定の容器上で吸着を解除して合紙80を取り除く。この際、前述のように、合紙80の上方突出部の向きが不揃いであると、ロボットアームの吸着パッドが合紙80の上方突出部にうまく吸い付かず、合紙80を取り除くことができない。
そこで、梱包容器10に合紙倒れ防止治具20を取り付け、合紙倒れ防止治具20の押圧部22の内側面を各合紙80の上方突出部の側面に接触させ、各合紙80の上方突出部を側面側から押圧する。そして、各合紙80の上方突出部を側面側から押圧した状態を30分程度継続させた後、合紙倒れ防止治具20を取り外す。これにより、各合紙80の上方突出部の向きが所定方向に強制されて癖が付くため、合紙倒れ防止治具20を取り外した後も図12のような撓みは発生しない。すなわち、各合紙80の上方突出部は、合紙倒れ防止治具20を取り外した後も、図8に示す梱包初期の状態を維持できる。その結果、客先等で、吸着パッドを有する別のロボットアームで合紙80の上方突出部を吸着して引き上げる際に、合紙80の上方突出部の向きが不揃いであるためロボットアームの吸着パッドが合紙80の上方突出部にうまく吸い付かないという問題を回避できる。
以上、好ましい実施の形態について詳説したが、上述した実施の形態に制限されることはなく、特許請求の範囲に記載された範囲を逸脱することなく、上述した実施の形態に種々の変形及び置換を加えることができる。
例えば、上記実施の形態では、合紙倒れ防止治具20の一端をコの字型フックとし、他端をねじ止めできる構造とした。しかし、合紙倒れ防止治具20の構造は、これに限定されず、例えば、一端及び他端をねじ止めできる構造としても構わない。
1 溶解窯
2 フロートバス
3 徐冷炉
4 切断装置
5 搬送手段
10 梱包容器
11 台座
11a 搭載面
11x 開口部
12 支柱板
13 縦片
14 底受け板
14a 底片
15 背受け板
16 角受け板
20 合紙倒れ防止治具
21 取り付け部
21a 長片部
21b 短片部
21c 連結部
22 押圧部
25 ねじ
29 結束バンド
70 ガラス原料
71 ガラスリボン
72 ガラス基板
79 錫
80 合紙
90 積層体

Claims (4)

  1. 合紙とガラス基板とが交互に積層され、前記ガラス基板の一端から前記合紙の一部が突出している積層体を、前記合紙の突出部が略上を向くように収容する梱包容器に取り付けられる合紙倒れ防止治具であって、
    前記合紙の突出部を側面側から押圧し、前記合紙の突出部の向きを所定方向に強制する押圧部を有することを特徴とする合紙倒れ防止治具。
  2. 前記押圧部を前記梱包容器に取り付ける取り付け部を更に有し、
    前記取り付け部の一端には、前記梱包容器に引っかけて固定されるコの字型フックが設けられている請求項1記載の合紙倒れ防止治具。
  3. 前記取り付け部は、前記梱包容器に着脱可能に構成されている請求項1又は2記載の合紙倒れ防止治具。
  4. 合紙とガラス基板とが交互に積層され、前記ガラス基板の一端から前記合紙の一部が突出している積層体と、
    前記積層体を前記合紙の突出部が略上を向くように収容する梱包容器と、
    前記梱包容器に取り付けられた請求項1乃至3の何れか一項記載の合紙倒れ防止治具と、を備えたことを特徴とするガラス基板梱包体。
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