JP2012126445A - 吐出容器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】内容物が収容される容器体2と、容器体の口部2aに装着されると共に、容器体の内部に連通する連通開口45が形成された天壁部44を有する吐出体3と、天壁部の上面に被覆され連通開口を覆う被覆体60と、を備え、被覆体が、連通開口を囲繞すると共に少なくとも周方向の一部分が開口した固着部を介して天壁部の上面に固着され、被覆体のうちの固着部の内側に位置する非固着部が、天壁部の上面に離間可能に密接して連通開口を開閉可能にシールし、非固着部の上面のうち、少なくとも固着部の開口位置(62)と連通開口との間に位置する部分には、被覆体よりも剛性が高い保護体70が剥離自在に被覆されている吐出容器1を提供する。
【選択図】図1
Description
この容器によれば、フィルム部材が天壁部に形成された流出開口を通じて流出してきた内容物に押圧されて変形し、フィルム部材において流出開口上に密接している密接部分が天壁部から離反して上側に浮き上がった状態となり、内容物をこの浮き上がった部分を通じて吐出口から外部に吐出することができる。
その後、流出を停止してフィルム部材に付与されていた押圧力を解除すると、前記浮き上がっていた部分が元の状態に戻って天壁部に再度密接するので、流出開口を再びシールして容器の密閉性を確保することができる。
(1)本発明に係る吐出容器は、内容物が収容される容器体と、該容器体の口部に装着されると共に、容器体の内部に連通する連通開口が形成された天壁部を有する吐出体と、前記天壁部の上面に被覆され、前記連通開口を覆う被覆体と、を備え、前記被覆体が、前記連通開口を囲繞すると共に少なくとも周方向の一部分が開口した固着部を介して前記天壁部の上面に固着され、前記被覆体のうちの前記固着部の内側に位置する非固着部が、前記天壁部の上面に離間可能に密接して前記連通開口を開閉可能にシールし、前記非固着部の上面のうち、少なくとも前記固着部の開口位置と前記連通開口との間に位置する部分には、前記被覆体よりも剛性が高い保護体が剥離自在に被覆されていることを特徴とする。
その後、容器体を元の正立姿勢に戻したりスクイズ変形を解除したり等して、連通開口からの内容物の流出を停止させると、被覆体に付与されていた内容物からの押圧力が解除され、天壁部の上面から離間していた被覆体の非固着部が元の状態に復元されて天壁部の上面に密接する。これにより、上記吐出口及び上記流路が閉塞されると共に連通開口がシールされて、容器体の密閉性を確保することができる。
また、被覆体の固着部の上面に被覆されている保護体の有無によって、未開封状態であることを容易且つ確実に視認させることもできる。
(2)上記本発明に係る吐出容器において、前記保護体が、前記被覆体の全面に亘って被覆されていると共に、該被覆体よりも径方向外側に突出する剥離操作片を有していても良い。
また、保護体を剥離する場合には、剥離操作片を利用して被覆体からスムーズに剥離することができるので、剥離操作性を向上でき、使い易い。
一方、保護体を剥離する場合には容易破断部を僅かな力で破断できるので、囲繞部を被覆体から切り離しながら、これと同時に保護体を被覆体からスムーズに剥離することができる。
(吐出容器の構成)
本実施形態の吐出容器1は、図1に示すように、図示しない液体状の内容物が収容される容器体2と、この容器体2の口部2aに装着される吐出体3と、この吐出体3を覆うオーバーキャップ4と、を備えている。なお、本実施形態では容器体2の一例として二重容器を例に挙げて説明する。
容器体2の口部2aは、内容器11の口部11aと外容器10の口部10aとが積層された構成とされ、上側に位置する上筒部12と、上筒部12の下側に位置し該上筒部12よりも大径に形成された中間筒部13と、中間筒部13の下側に位置し上筒部12と略同径に形成された下筒部14と、を有する三段筒状に形成されている。
なお、外筒部26は第1シール筒部21と略同じ高さとされ、内筒部25は外筒部26の略2倍程度の高さとされている。
具体的にこの天壁部44は、一方側が容器軸Oを挟んで該一方側とは反対側に位置する他方側よりも上方に位置するように上向き傾斜している。以下、上記一方側を天壁部44の先端部44a側といい、上記他方側を天壁部44の基端部44b側という。
そして、嵌合筒部41と装着筒部34とは、これら第1凸リブ35と第2凸リブ46との当接により、周方向への相対的な回転が規制された状態で組み合わされている。これにより、吐出ヘッド40は装着筒部34に容器軸O回りに回転不能に装着されていると共に、周方向の向きが位置決めされている。具体的には、天壁部44の先端部44a側が容器軸Oを挟んで外装部30に形成されたヒンジ部33とは反対側に向くように位置決めされている。
吐出ヘッド40の中間筒部52や外装部30の装着筒部34等で画成された環状空間は、上記連通溝36に連通する内部空間E1として機能する。
また、吐出ヘッド40の頂壁部42には、この内部空間E2と外部とを連通させる連通孔53が形成されている。
これにより、天壁部44の先端部44a側には、固着部61が開口して被覆体60と天壁部44とが固着されていない部分が形成され、その部分(固着部61の開口部分)が吐出口62とされている。
周壁部80には、ヒンジ部33とは容器軸Oを挟んで径方向の反対側に位置する部分に、径方向外側に向けて突設する摘み片82が形成されており、この摘み片82を利用してオーバーキャップ4の開閉操作(特に開操作)を容易に行うことが可能とされている。
次に、上述したように構成された吐出容器1の使用について説明する。
吐出を行う場合には、まず図2に示すようにオーバーキャップ4をヒンジ部33回りに回動させて外装部30から離脱させた後、図4に示すように被覆体60の全面を覆っている保護体70を剥離して被覆体60から取り外す。この際、例えば剥離操作片72を摘みながら保護体70をスムーズに剥離できるので、剥離操作性に優れ、使い易い。
従って、吐出容器1から内容物を吐出した後は、内容器11が外容器10から剥離して両者の間に隙間空間E3が画成される。そのため、内容器11を減容変形させたまま、外容器10をスムーズに復元変形させることができる。
しかも、未開封状態では、オーバーキャップ4に形成された2つの押付板83、84が保護体70を介して被覆体60を天壁部44の上面に押し付けている。特に、一方の押付板83が、連通開口45と吐出口62との間において保護体70を介して被覆体60の非固着部63を天壁部44の上面に押し付けているので、より一層内容物が外部に漏出してしまうことを抑制することができる。
また、オーバーキャップ4は外装部30にヒンジ部33を介して接続されているものとしたが、これに限られるものではなく、外装部30に着脱可能にアンダーカット嵌合された構成等を採用することもできる。さらにオーバーキャップ4はなくても良い。
こうすることで、何らかの理由により内容物が連通開口45から流出してしまったとしても、非固着部63のうち保護体70に覆われている部分が流出した内容物による押圧によって天壁部44から離間し難くなる。従って、流路R1が完全に画成されてしまうことを防ぐことができ、内容物の漏出を抑制することができる。
囲繞部90は、容易破断部91を介して被覆体60の周縁部に全周に亘って接続されている。図示の例では、容易破断部91はハーフカットによって形成された薄肉部とされている。但し、被覆体60の周縁部に沿って間欠的に形成されるミシン目であっても構わない。
一方、保護体70を剥離する場合には、容易破断部91を僅かな力で破断できるので、囲繞部90を被覆体60から切り離しながら、これと同時に保護体70の剥離をスムーズに行うことができる。
2…容器体
2a…容器体の口部
3…吐出体
44…天壁部
45…連通開口
60…被覆体
61…被覆体の固着部
63…被覆体の非固着部
70…保護体
72…剥離操作片
90…囲繞部
91…容易破断部
Claims (3)
- 内容物が収容される容器体と、
該容器体の口部に装着されると共に、容器体の内部に連通する連通開口が形成された天壁部を有する吐出体と、
前記天壁部の上面に被覆され、前記連通開口を覆う被覆体と、を備え、
前記被覆体は、前記連通開口を囲繞すると共に少なくとも周方向の一部分が開口した固着部を介して前記天壁部の上面に固着され、
前記被覆体のうちの前記固着部の内側に位置する非固着部が、前記天壁部の上面に離間可能に密接して前記連通開口を開閉可能にシールし、
前記非固着部の上面のうち、少なくとも前記固着部の開口位置と前記連通開口との間に位置する部分には、前記被覆体よりも剛性が高い保護体が剥離自在に被覆されていることを特徴とする吐出容器。 - 請求項1に記載の吐出容器において、
前記保護体は、前記被覆体の全面に亘って被覆されていると共に、該被覆体よりも径方向外側に突出する剥離操作片を有していることを特徴とする吐出容器。 - 請求項2に記載の吐出容器において、
前記被覆体を径方向の外側から囲繞する環状の囲繞部を備え、
該囲繞部は、容易破断部を介して前記被覆体の周縁部に全周に亘って接続され、
前記保護体は、前記囲繞部の上面に被覆されていることを特徴とする吐出容器。
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