JPH11165120A - アクチュエータおよび該アクチュエータを装着した吐出容器 - Google Patents

アクチュエータおよび該アクチュエータを装着した吐出容器

Info

Publication number
JPH11165120A
JPH11165120A JP9352183A JP35218397A JPH11165120A JP H11165120 A JPH11165120 A JP H11165120A JP 9352183 A JP9352183 A JP 9352183A JP 35218397 A JP35218397 A JP 35218397A JP H11165120 A JPH11165120 A JP H11165120A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
actuator
container
mouth
discharge
fitted
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP9352183A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomio Tawara
登美雄 田原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kamaya Kagaku Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Kamaya Kagaku Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kamaya Kagaku Kogyo Co Ltd filed Critical Kamaya Kagaku Kogyo Co Ltd
Priority to JP9352183A priority Critical patent/JPH11165120A/ja
Publication of JPH11165120A publication Critical patent/JPH11165120A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Coating Apparatus (AREA)
  • Closures For Containers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易な弁機構を有するアクチュエータと該ア
クチュエータを装着して簡便なポンプ機構の吐出容器を
構成する。 【解決手段】 アクチュエータ本体1の上下に貫通する
通孔2を覆って可撓性のフィルム部材6を部分接着し
て、フィルム部材6の非接着部分で通孔2に連通すると
ともにフィルム部材6の端部が自動開閉性の吐出口7と
なるダクト8を構成し、前記ダクト8内のアクチュエー
タ本体1の上面に通孔2に連通して吐出口7の近傍に迄
延びる溝5を設けた構成のアクチュエータとした。ま
た、外容器10と、筒状袋部材30を有する内容器25
と、ステム16を立設した可撓性のドーム部17を有し
弁体22を装着した仕切部材20が嵌込まれた蓋状弾性
体15と、で吐出容器本体Tを構成し、前記ステム16
に前記アクチュエータを装着してドーム部17内をポン
プ室23とする吐出容器とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クリームやファン
デーション、軟膏、などの液状内容物を吐出するポンプ
機能を有する吐出容器および該吐出容器に装着されるア
クチュエータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、クリームやファンデーショ
ン、洗顔料、軟膏、歯磨き等、化粧料や医薬品の液状内
容物をポンプ機能のある吐出容器に収納し、吐出容器の
アクチュエータを押し下げ操作して内容物を吐出するよ
うにしたものは周知である。
【0003】図12は、特開平8ー198300号公報
に開示されたアクチュエータHを示しており、このアク
チュエータHのダクト50は基台51の上面に部分接着
された可撓性フィルム部材52の非接着部分で構成され
ており、内容物の吐出圧力で開放され圧力の消失と共に
自閉する自動開閉機構となっている。そして、アクチュ
エータHの頂面を手指で押圧操作ができるようにダクト
50は硬質のヘッド部材53で覆われ、基台51とヘッ
ド部材53とによる殻内に内設されている。
【0004】この従来のアクチュエータHは、アクチュ
エータH内に残る内容物を簡単な機構で外気から遮断す
ることができるので、液状内容物を吐出する他の周知の
アクチュエータに比較して、アクチュエータH内の残留
内容物の変質が防止できる優れた特徴を有している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のアクチュエータHは、手指で押圧操作するとダクト
50を構成するフィルム部材52が膨隆して通液するの
で、ダクト50の通液が手指で阻止されない為にダクト
50の膨隆を許容する空隙を確保するためのヘッド部材
53をダクト50を覆って基台51の上面に取り付けて
いた。従って、従来のアクチュエータHの製造にはヘッ
ド部材53とその取り付け工程があるので価格の上昇が
避けられなかった。
【0006】また、従来のポンプ機能を内設した周知の
吐出容器は、自動開閉機能を有するアクチュエータHを
有効に活用している構成とは言えなかった。
【0007】本発明は、上記の問題に鑑みてなされたも
ので、上記従来例のアクチュエータよりも簡素化され、
拭い易く衛生的な自動開閉機能のあるアクチュエータと
するとともに、アクチュエータの自動開閉機能をより有
効に活用したポンプ機能を有する吐出容器を提供するこ
とを課題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明のアクチュエータは、アクチュエータ本体の
上下に貫通する通孔を覆って可撓性のフィルム部材を部
分接着して、前記フィルム部材の非接着部分が前記通孔
に連通するとともに前記フィルム部材の端部が自動開閉
性の吐出口となるダクトを構成し、前記ダクト内の前記
アクチュエータ本体の上面に前記通孔に連通して前記吐
出口の近傍に迄延びる溝を設けたことを特徴としてお
り、ダクトを構成しているフィルム部材の上面を直接指
で押圧しても通液できるようにした。
【0009】また、アクチュエータ本体の上下に貫通す
る通孔を上面の前方部に開口し、前記通孔を覆って可撓
性のフィルム部材をアクチュエータ本体の上面の前方部
に部分接着して、前記フィルム部材の非接着部分で前記
通孔に連通するとともにフィルム部材の端部が吐出口と
なる自動開閉性のダクトとしたことにより、フィルム部
材に手指を触れることなく押圧操作ができるアクチュエ
ータとした。
【0010】請求項1又は請求項2記載のアクチュエー
タと可撓性のドーム部を有する蓋状弾性体とを一体にし
てアクチュエータを形成し、このアクチュエータを使用
して、部品数と組立工数の少ない吐出容器が構成でき
る。
【0011】本発明の吐出容器は、口部を有する筒状の
外容器と、頂面にステムを立設した可撓性のドーム部を
有する前記口部に嵌着する蓋状弾性体と、中央に弁体を
装着した前記蓋状弾性体に嵌込まれた仕切部材と、筒状
袋部材を取り付けた肩部材の口部を前記仕切部材に気密
に圧接するとともに前記外容器内に嵌脱自在に収納され
る内容器とで吐出容器本体を構成し、前記ステムに前記
アクチュエータを装着して前記ドーム部内をポンプ室と
したことを特徴としており、アクチュエータの自動開閉
性の吐出口と吐出容器本体の弁体とで簡易なポンプ機構
を構成した。
【0012】また、筒状袋部材を蓋状弾性体に直接取り
付けて内容器の部品数を少なくした構成としてもよい。
【0013】また、筒状袋部材を仕切部材に直接取り付
けることにより内容器の部品数を少なくし、且つ内容器
を交換可能なカートリッジ容器とすることができる。
【0014】また、吐出容器本体を、口部を有する筒状
の外容器と、中央に弁体を装着した仕切部材に筒状袋部
材が取り付けられ前記外容器内に着脱自在に収納される
内容器とで構成し、前記外容器の口部に前記請求項3記
載のアクチュエータを嵌着して吐出容器を構成してもよ
い。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面を参照しながら詳細に説明する。
【0016】図1乃至図4は、本発明の第一の実施の形
態を示すものであり、アクチュエータHおよび該アクチ
ュエータHを装着した吐出容器本体Tからなる吐出容器
の実施の形態を示している。
【0017】吐出容器本体Tは、口部11を有する有底
筒状の外容器10と、頂面19にステム16を立設した
断面形状が薄肉階段状の可撓性のドーム部17を有し前
記口部11に嵌着する蓋状弾性体15と、下面に環状壁
21を垂設し中央に弁体22を装着した前記蓋状弾性体
15内に嵌込まれた仕切部材20と、口部26を前記仕
切部材20の下面に気密に圧接するとともに前記外容器
10内に嵌脱自在に収納される内容器25とで構成され
ている。
【0018】外容器10は合成樹脂材で形成され、口部
11には雄ネジ12が設けられており、底部13には外
容器10内が負圧になったとき外気を導入する貫通孔1
4が設けられている。
【0019】蓋状弾性体15は、ポリプロピレン、ポリ
エチレン、エラストマーなど可撓性を有する合成樹脂材
料で形成されており、外容器10の口部11にネジ嵌合
する周壁部18から立ち上がる薄肉階段状の可撓性のド
ーム部17は上下方向に圧潰可能であるとともに弾性復
元力を有している。また、ドーム部17の頂面19中央
のステム16はアクチュエータHが取り付けられる内容
物の流出通路である。
【0020】仕切部材20は、蓋状弾性体15のドーム
部17の下方に嵌込まれてドーム部17内がポンプ室2
3となる中空室を構成しており、その上面中央に装着さ
れた平板状の弁体22はポンプ室23内が負圧になると
上方に開いて開弁する周知の弁機構である。
【0021】内容器25は、フランジ28を有し雄ネジ
26aが螺設された口部26を中央に立設した肩部材2
7と、この肩部材27の周壁29に開口部が融着され底
が熱シールされた筒状袋部材30とで構成されている。
【0022】液状内容物(図示省略)が充填された内容
器25は、フランジ28を外容器10の口部10の上端
面に戴置掛合して外容器10内に収納され、蓋状弾性体
15を外容器10の口部10に螺着することにより、仕
切部材20の環状壁21が肩部材27の口部26内に気
密に嵌合し、口部26が仕切部材20の下面に圧接して
吐出容器本体T内に組み込まれる。
【0023】内容器25は吐出容器本体Tに嵌脱自在で
あり、内容物を使い尽くすと、図4に示す内容物の充填
された新しいカートリッジ式内容器25を、そのキャッ
プ31を取り外して交換できるようになっている。
【0024】一方、吐出容器本体Tのステム16に取り
付けられるアクチュエータHは、図2乃至図3に示すよ
うに、上下に貫通する通孔2が貫設された合成樹脂製の
アクチュエータ本体1と、ポリエステル、ポリアミド、
ポリエチレン、ポリプロピレン等の単体、又はこれらの
積層体やアルミニゥムのバリア層を有するもの等からな
る可撓性、弾性、張力など所望の物性と厚みを備えた合
成樹脂製のフィルム部材6とから構成されており、通孔
2を覆ってフィルム部材6をアクチュエータ本体1のほ
ぼ上面3全域に重ねて熱溶着など周知の接着方法を用い
て部分接着してある。接着してある部分4は、図3
(a)において、クロスハッチングで示してある。
【0025】フィルム部材6の非接着部分は通孔2に連
通するとともにフィルム部材6の端部を自動開閉性の吐
出口7とするダクト8を構成しており、ダクト8内のア
クチュエータ本体1の上面3には通孔2に連通して吐出
口7の近傍に迄延びる溝5が設けられている。
【0026】以上のように構成されたアクチュエータH
を吐出容器本体Tのステム16に装着することにより、
自動開閉性の吐出口7と蓋状弾性体15のドーム部17
と仕切部材20の弁体22とでドーム部17内をポンプ
室23とするポンプ機構が構成される。従って、吐出容
器本体Tのポンプ機構は、従来周知の吐出容器に内設さ
れた上下二つの弁体を有するポンプ機構に比較して極め
て簡単に組み立てられる構造となっている。
【0027】次に、以上のように構成された本実施の形
態の吐出容器の作動を説明する。まずアクチュエータH
の上面、即ち接着されたフィルム部材6の上面を手指で
押圧してドーム部17を圧縮する。ポンプ室23内の空
気は圧縮されて弁体22は密閉するとともに、圧縮空気
はステム16からアクチュエータHの通孔2およびダク
ト8の溝5を通り吐出口7を自圧で自動開口して排出さ
れる。押圧する指先はダクト8のあるフィルム部材6の
上面を押圧するが、通孔2から吐出口7に連通するダク
ト8の通路は溝5によって確保されている。
【0028】次に、アクチュエータHを押し切り、手指
の押圧力を解除すると、吐出口7はフィルム部材の弾性
力で自動閉鎖するとともにドーム部17が弾性的に自己
復帰するのでポンプ室23内は負圧となり、弁体22は
開いて内容器25内の内容物をポンプ室23内に吸引す
る。従って、内容器25の筒状袋部材30は圧潰自縮す
るとともに、外容器10内の筒状袋部材30の自縮容量
の空気が底部13の貫通孔14から補給される。
【0029】上記の状態からアクチュエータHを押圧す
ると、既述した圧縮空気の排出と同様に、圧縮されたポ
ンプ室23内の内容物は、ステム16から押し出されて
アクチュエータHの通孔2からダクト8の溝5を通り吐
出口7を自圧で自動開口して吐出される。内容物は通孔
2に連通する溝5で吐出口7の近傍迄案内されて吐出さ
れるので、押圧操作をする手指で通液が妨げられること
がなく、ダクト8を構成するフィルム部材6の非接着部
の端部、即ち吐出口7は内容物の吐出に伴い膨隆変形す
る。従って、粘調度の高い内容物でも円滑に吐出するこ
とが可能である。
【0030】吐出が完了し吐出口7が自閉して押圧力が
解除されてドーム部17が自己復元すると、ポンプ室2
3の負圧により弁体22が開放されて内容物はポンプ室
23に補充されるが、ポンプ室23内の内容物は自閉し
た吐出口7によって外気から遮断されて変質することが
ない。
【0031】そして、上記の操作を繰り返すことにより
内容物の吐出が繰り返される。吐出容器の保管時には、
オーバーキャップ32をしてドーム部17に外圧が加わ
ることを防止する。
【0032】内容物を吐出し尽くすと内容器25の筒状
袋部材30の部分は圧潰して縮小する。従って、廃棄に
伴う環境負担を軽減する。
【0033】尚、本実施の形態のアクチュエータHは、
本実施の形態の吐出容器本体Tのみに使用されるもので
はなく、ステムを有するポンプ機能を内設した周知の吐
出容器に装着することにより、自動開閉機構として利用
できることは言うまでもない。
【0034】図5乃至図6は、本発明の第二の実施の形
態を示しており、以下第一実施の形態と共通する部分は
同一符号を付してその説明を省略する。
【0035】本実施の形態における吐出容器本体T2
は、口部11を有する有底筒状の外容器10と、頂面1
9にステム16を立設し断面形状が薄肉階段状の可撓性
のドーム部17を有する前記口部11に嵌着する蓋状弾
性体15と、中央に弁体22を装着した前記蓋状弾性体
15に嵌込まれた仕切部材20と、前記蓋状弾性体15
の垂下壁15aに筒状袋部材30を取り付けた前記外容
器10内に収納される内容器25とで構成されている。
【0036】以上のように、筒状袋部材30を蓋状弾性
体15に直接取り付けた構成とすることにより内容器2
5の部分の部品数を少なくすることができる。
【0037】また、本実施の形態の吐出容器本体T2に
装着されたアクチュエータH2は、アクチュエータ本体
1の上下に貫通する通孔2を上面3の前方部に開口し、
前記通孔2を覆って可撓性のフィルム部材6をアクチュ
エータ本体1の上面3の前方部に部分接着して、フィル
ム部材6の非接着部分で通孔2に連通するとともにフィ
ルム部材6の端部が吐出口7となる自動開閉性のダクト
8を構成している。
【0038】上記のように、フィルム部材6によるダク
ト8をアクチュエータH2の前方部に構成したことによ
り、フィルム部材6に手指が触れることなくアクチュエ
ータH2の上面3中央を押圧して操作ができる。従って
フィルム部材6の損傷がない。
【0039】図7乃至図8は、本発明の第三の実施の形
態を示しており、本実施の形態における吐出容器本体T
3は、口部11を有する有底筒状の外容器10と、頂面
19にステム16を立設し断面形状が薄肉階段状の可撓
性のドーム部17を有する前記口部11に嵌着する蓋状
弾性体15と、中央に弁体22を装着した仕切部材20
に筒状袋部材30が取り付けられ前記外容器10内に嵌
脱自在に収納される内容器25とで構成されている。
【0040】また、本実施の形態における内容器25の
弁体22は、図8に示すように、仕切部材20の上面に
通孔20aを覆ってフィルム部材24を部分接着し、非
接着部を自動開閉性のダクト33としたものである。符
号34はバージンシールであり内容器25をカートリッ
ジ容器としたものである。
【0041】以上のように、筒状袋部材30を仕切部材
20に直接取り付けた内容器25の構成とすることによ
り部品数を少なく且つ交換可能なカートリッジ容器とす
ることができるとともに、弁体22を簡易な構造にした
ので安価に製造できる。
【0042】図9乃至図11は、本発明の第四の実施の
形態を示しており、本実施の形態における吐出容器は、
口部11を有する筒状の外容器10と、中央に弁体22
を装着した仕切部材20に筒状袋部材30が取り付けら
れ前記外容器10内に嵌脱自在に収納される内容器25
とで吐出容器本体T4を構成し、既述した第一の実施の
形態で説明したアクチュエータHと断面形状が薄肉階段
状の可撓性のドーム部17を有する蓋状弾性体15とを
一体に形成してアクチュエータH3を構成し、このアク
チュエータH3を外容器10の口部11に嵌着して組み
立てられている。
【0043】尚、アクチュエータH3の自動開閉機構
は、実施の形態1に示した構成としても又実施の形態2
に示した構成としてもよいことは言うまでもない。
【0044】以上のように蓋状弾性体15を一体に形成
したアクチュエータH3を使用することにより、部品数
と組立工数が少なくなり、吐出容器の価格を低減するこ
とができる。
【0045】また、上記のアクチュエータH3は多様な
バリエーションが可能である。図10は、ドーム部17
を半球形状とした例を示しており、図11は、ドーム部
17を円錐台ボルト形状とした例を示している。ドーム
部17の形状は基本的に圧縮と自己復元のし易い形状で
あればよい。
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0046】以上の説明で明らかなように、本発明のア
クチュエータは、アクチュエータ本体と可撓性のフィル
ム部材とで弁機能を有する自動開閉機構を構成し、アク
チュエータの上面の中央を直接指で押圧しても吐出機能
を損なうことなく作動する。
【0047】従って、本発明のアクチュエータは部品数
が少なく構造が簡単で高い成形精度を必要としないので
生産性に優れており、自動開閉機能を有するアクチュエ
ータを安価に提供することができる。
【0048】また、本発明の吐出容器は、本発明のアク
チュエータを装着することにより、アクチュエータの自
動開閉機構をポンプ機構の上部弁として機能させ、蓋状
弾性体のドーム部と仕切部材の弁体とでドーム部内をポ
ンプ室とするポンプ機構を構成したので、ポンプ機構の
組立が簡単であり、ポンプ機能と自動開閉機能を兼備し
た吐出容器を安価に提供することができる。
【0049】また、本発明の吐出容器は、内容器に圧潰
可能な筒状袋部材を使用し、カートリッジ式の内容器と
することができるので、使用済み内容器を小さく折り畳
んで廃棄できるとともに、内容器を交換して何度も使用
できるので、環境負担を少なくした経済的な吐出容器で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態を示す断面図。
【図2】図1に示すアクチュエータの(a)はフィルム
部材の拡大平面図、(b)はアクチュエータ本体の拡大
平面図、(c)は(b)のXーX矢視断面図。
【図3】図1に示すアクチュエータの(a)は拡大平面
図、(b)は(a)のXーX矢視断面図。
【図4】図1の実施の形態で使用する内容器を示す正面
図。
【図5】本発明の第二の実施の形態を示す断面図。
【図6】図5に示すアクチュエータの(a)は拡大平面
図、(b)は(a)のXーX矢視断面図。
【図7】本発明の第三の実施の形態を示す断面図。
【図8】図7の実施の形態で使用する内容器を示す斜視
図。
【図9】本発明の第四の実施の形態を示す断面図。
【図10】図9の実施の形態で使用する別の実施の形態
のアクチュエータを示す断面図。
【図11】図9の実施の形態で使用する別の実施の形態
のアクチュエータを示す一部を破断した正面図。
【図12】従来例のアクチュエータを示す断面図。
【符号の説明】
1 アクチュエータ本体,2 通孔,3 上面,5
溝,6 フィルム部材,7 吐出口,8 ダクト,10
外容器,11 口部,15 蓋状弾性体,15a 垂
下壁,16 ステム,17 ドーム部,19 頂面,2
0 仕切部材,21 環状壁,22 弁体,23 ポン
プ室,25 内容器,26 口部,27肩部材,30
筒状袋部材,H、H2、H3 アクチュエータ,T、T
2、T3、T4 吐出容器本体,

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アクチュエータ本体の上下に貫通する通
    孔を覆って可撓性のフィルム部材を部分接着して、前記
    フィルム部材の非接着部分で前記通孔に連通するととも
    に前記フィルム部材の端部が自動開閉性の吐出口となる
    ダクトを構成し、前記ダクト内の前記アクチュエータ本
    体の上面に前記通孔に連通して前記吐出口の近傍に迄延
    びる溝を設けたことを特徴とするアクチュエータ。
  2. 【請求項2】 アクチュエータ本体の上下に貫通する通
    孔を上面の前方部に開口し、前記通孔を覆って可撓性の
    フィルム部材をアクチュエータ本体の上面の前方部に部
    分接着して、前記フィルム部材の非接着部分で前記通孔
    に連通するとともにフィルム部材の端部が吐出口となる
    自動開閉性のダクトとしたことを特徴とするアクチュエ
    ータ。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載のアクチュエ
    ータと可撓性のドーム部を有する蓋状弾性体とを一体に
    形成したことを特徴するアクチュエータ。
  4. 【請求項4】 口部を有する筒状の外容器と、頂面にス
    テムを立設した可撓性のドーム部を有する前記口部に嵌
    着する蓋状弾性体と、中央に弁体を装着した前記蓋状弾
    性体に嵌込まれた仕切部材と、筒状袋部材を取り付けた
    肩部材の口部を前記仕切部材に気密に圧接するとともに
    前記外容器内に嵌脱自在に収納される内容器とで吐出容
    器本体を構成し、前記ステムに前記請求項1又は請求項
    2記載のアクチュエータを装着して前記ドーム部内をポ
    ンプ室としたことを特徴とする吐出容器。
  5. 【請求項5】 口部を有する筒状の外容器と、頂面にス
    テムを立設した可撓性のドーム部を有する前記口部に嵌
    着する蓋状弾性体と、中央に弁体を装着した前記蓋状弾
    性体に嵌込まれた仕切部材と、前記蓋状弾性体の垂下壁
    に筒状袋部材を取り付けた前記外容器内に収納される内
    容器とで吐出容器本体を構成し、前記ステムに前記請求
    項1又は請求項2記載のアクチュエータを装着して前記
    ドーム部内をポンプ室としたことを特徴とする吐出容
    器。
  6. 【請求項6】 口部を有する筒状の外容器と、頂面にス
    テムを立設した可撓性のドーム部を有する前記口部に嵌
    着する蓋状弾性体と、中央に弁体を装着した仕切部材に
    筒状袋部材が取り付けられ前記外容器内に嵌脱自在に収
    納される内容器とで吐出容器本体を構成し、前記ステム
    に前記請求項1又は請求項2記載のアクチュエータを装
    着して前記ドーム部内をポンプ室としたことを特徴とす
    る吐出容器。
  7. 【請求項7】 口部を有する筒状の外容器と、中央に弁
    体を装着した仕切部材に筒状袋部材が取り付けられ前記
    外容器内に嵌脱自在に収納される内容器とで吐出容器本
    体を構成し、前記外容器の口部に前記請求項3記載のア
    クチュエータを嵌着して前記ドーム部内をポンプ室とし
    たことを特徴とする吐出容器。
JP9352183A 1997-12-05 1997-12-05 アクチュエータおよび該アクチュエータを装着した吐出容器 Withdrawn JPH11165120A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9352183A JPH11165120A (ja) 1997-12-05 1997-12-05 アクチュエータおよび該アクチュエータを装着した吐出容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9352183A JPH11165120A (ja) 1997-12-05 1997-12-05 アクチュエータおよび該アクチュエータを装着した吐出容器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11165120A true JPH11165120A (ja) 1999-06-22

Family

ID=18422359

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9352183A Withdrawn JPH11165120A (ja) 1997-12-05 1997-12-05 アクチュエータおよび該アクチュエータを装着した吐出容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11165120A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012126445A (ja) * 2010-12-17 2012-07-05 Yoshino Kogyosho Co Ltd 吐出容器

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012126445A (ja) * 2010-12-17 2012-07-05 Yoshino Kogyosho Co Ltd 吐出容器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0612300B1 (en) Bag-in-bottle package comprising a resilient squeeze bottle and a disposable inner receptacle
JP4085091B2 (ja) 使い捨てアプリケータパッドアセンブリを有するアプリケータパッケージ
JP3632061B2 (ja) 計量分配装置
JP4740158B2 (ja) 流体製品を包装し小出しするための変形可能なフレキシブルパウチおよび装置
JP5994112B2 (ja) 流動性物質保存容器及びその蓋
US5454488A (en) Apparatus for dispensing a semifluid medium from a container
JP3105199B2 (ja) 空気取込が改良された放出ヘッドならびにこのようなヘッドを備えた収容放出ユニット
JP2006517859A (ja) 分配ノズル
WO1999006296A1 (en) Dispensing tube and valve assembly
JP4275287B2 (ja) プラスチック容器
JPS63502267A (ja) 加圧容器の分配装置
JP2017132508A (ja) 吐出容器
JP3688373B2 (ja) 押出注出可能とした積層剥離容器
JP6938340B2 (ja) 二重容器用キャップ
JP4281265B2 (ja) 注出キャップ
JPH11165120A (ja) アクチュエータおよび該アクチュエータを装着した吐出容器
JPH10194308A (ja) 押出し容器
JP4277177B2 (ja) ディスペンサー付き二重容器
WO2004018321A1 (ja) 吐出装置
JP6896342B2 (ja) 二重容器用キャップ
JP2552483Y2 (ja) 積層型容器
JP7090463B2 (ja) 吐出容器
JP2001063779A (ja) 吐出容器
JP7218062B2 (ja) 二重容器用キャップ
JPH11240551A (ja) 合成樹脂製注出容器

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050301