JP2012059976A - 下受けピン取り付け装置及び下受けピン取り付け方法 - Google Patents

下受けピン取り付け装置及び下受けピン取り付け方法 Download PDF

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Abstract

【課題】台座プレートに対する下受けピンの取り付け作業を容易に行うことができるようにした下受けピン取り付け装置及び下受けピン取り付け方法を提供することを目的とする。
【解決手段】下受けピン32の支持部42の外径より大きくベース部41の外径より小さい寸法の溝幅を有した複数のピン差し込み溝70aを備えたプレート部材70を基板2の上方に配置し、ピン差し込み溝70aに上方から差し込んだ下受けピン32の下端を基板2の上面に直接当接させた状態で下受けピン32を磁力によってピン差し込み溝70a内に仮固定する。次いで、プレート部材70を上下反転して台座プレート31に上方から近接させ、ピン差し込み溝70a内に仮固定した下受けピン32のベース部41の底面41aを台座プレート31の上面31aに接触させて各下受けピン32を台座プレート31の上面31aに固定した後、プレート部材70を台座プレート31に対して離間させる。
【選択図】図13

Description

本発明は、基板に電子部品を装着する電子部品実装用装置において基板を下方から支持する下受けユニットにおける下受けピン取り付け装置及び下受けピン取り付け方法に関するものである。
電子部品実装用装置は、一対のベルトコンベアから成る基板保持部により基板の両端を支持して所定位置への搬送及び位置決めを行い、基板の下方を昇降する下受けユニットによって基板の下面を支持したうえで、作業装置により基板に対して電子部品実装用の作業を行う。ここで、基板を下方から支持する下受けユニットは、複数のピン取り付け孔を有する台座プレート及び台座プレートに設けられた複数のピン取り付け孔の一部に上方から挿入される複数の下受けピンを有して成り、台座プレートに取り付けられた複数の下受けピンの上端部を基板保持部に保持された基板の下面に接触させるようになっている。
各下受けピンは通常、台座プレートの上面と接触するベース部と、ベース部から上方に延びてベース部よりも小さい外径を有する支持部とを備えた構成となっている。各下受けピンの支持部がベース部の外径よりも小さくなっているのは、基板の下面に既に電子部品の実装がなされている場合があり、このような場合に電子部品を避けてできるだけピンポイントで基板を支持することができるようにするためである。基板ではできるだけオペレータが所望する位置で下受けピンによって支持されることが好ましいが、実際に基板を支持したときに電子部品と接触してしまう下受けピンは台座プレートに取り付けることができない。
このような不都合な点を解消する技術として、各下受けピンが磁力によって台座プレートに固定されるようにしたものが知られている(例えば、特許文献1)。このような構成の下受けユニットでは、台座プレートの上面の任意の位置に下受けピンを取り付けることができるので、下受けピンの取り付け位置の自由度が高くなり、オペレータが所望する位置に下受けピンを配置し易くなる。
特許第4216388号公報
しかしながら、上記従来の下受けユニットでは、実際に基板を支持した場合に電子部品と接触せず、かつオペレータが所望する位置に下受けピンを配置することは容易ではなく、台座プレートに対する下受けピンの取り付け作業に多くの時間が割かれて基板生産効率が低下するおそれがあるという問題点があった。
そこで本発明は、台座プレートに対する下受けピンの取り付け作業を容易に行うことができるようにした下受けピン取り付け装置及び下受けピン取り付け方法を提供することを目的とする。
請求項1に記載の下受けピン取り付け装置は、平坦な上面を有する台座プレートと、底面を台座プレートの上面に接触させて台座プレートとの間に作用する磁力によって台座プレートの上面の任意の位置に固定されるベース部及びベース部から上方に延びてベース部よりも小さい外径を有する支持部を備えた複数の下受けピンとから成り、電子部品実装用装置の基板保持部に保持された基板の下面に各下受けピンの支持部の上端部を接触させて基板を下方から支持する下受けユニットにおける下受けピン取り付け装置であって、基板保持部に保持された場合に下側となる基板の面が上方に向くように基板が載置される作業台と、下受けピンの支持部の外径より大きくベース部の外径より小さい寸法の溝幅を有して板厚方向に貫通して設けられた複数のピン差し込み溝を備え、作業台に載置された基板の上方に基板と対向して配置された状態で、複数のピン差し込み溝の一部に上下を反転させた下受けピンの支持部が上方から差し込まれ、各下受けピンの支持部の下端が基板の上面に直接当接し、かつ、ベース部における支持部との境界の段差面がピン差し込み溝の縁部近傍の表面と接触して下受けピンとの間に作用する磁力によって各下受けピンがピン差し込み溝内に固定されるプレート部材とを備え、プレート部材は、ピン差し込み溝内に各下受けピンが固定された後、上下反転されたうえで台座プレートに上方から近接され、ピン差し込み溝内に固定された各下受けピンのベース部の底面が台座プレートの上面に接触して各下受けピンが台座プレートとの間に作用する磁力によって台座プレートの上面に固定された後、台座プレートに対して離間されるようになっている。
請求項2に記載の下受けピン取り付け装置は、請求項1に記載の下受けピン取り付け装置であって、プレート部材が備えるピン差し込み溝は、プレート部材の平面視において十字形状又はL字形状になっている。
請求項3に記載の下受けピン取り付け方法は、平坦な上面を有する台座プレートと、底面を台座プレートの上面に接触させて台座プレートとの間に作用する磁力によって台座プレートの上面の任意の位置に固定されるベース部及びベース部から上方に延びてベース部よりも小さい外径を有する支持部を備えた複数の下受けピンとから成り、電子部品実装用装置の基板保持部に保持された基板の下面に各下受けピンの支持部の上端部を接触させて基板を下方から支持する下受けユニットにおける下受けピン取り付け方法であって、基板保持部に保持された場合に下側となる基板の面が上方に向くように作業台に基板を載置する工程と、下受けピンの支持部の外径より大きくベース部の外径より小さい寸法の溝幅を有して板厚方向に貫通して設けられた複数のピン差し込み溝を備えたプレート部材を作業台に載置された基板の上方に基板と対向して配置する工程と、基板の上方に配置したプレート部材の複数のピン差し込み溝の一部に上下を反転させた下受けピンの支持部を上方から差し込み、各下受けピンの支持部の下端を基板の上面に直接当接させ、かつ、ベース部における支持部との境界の段差面をピン差し込み溝の縁部近傍の表面に接触させて各下受けピンをプレート部材との間に作用する磁力によってプレート部材に固定させる工程と、ピン差し込み溝内に各下受けピンを固定させたプレート部材を上下反転させたうえで台座プレートに上方から近接させ、ピン差し込み溝内に固定させた各下受けピンのベース部の底面を台座プレートの上面に接触させて各下受けピンを台座プレートとの間に作用する磁力によって台座プレートの上面に固定させる工程と、下受けピンのベース部を台座プレートの上面に固定させた状態でプレート部材を台座プレートに対して離間させる工程とを含む。
本発明では、板厚方向に貫通し、下受けピンの支持部の外径より大きくベース部の外径より小さい寸法の溝幅を有する複数のピン差し込み溝を備えたプレート部材を用い、ピン差し込み溝に上方から差し込んだ下受けピンが実際に電子部品に接触しないことを確認しながら下受けピンの取り付け位置の設定(位置決め)を行うことができるので、台座プレートに対する下受けピンの取り付け作業を容易に行うことができる。また、下受けピンをピン差し込み溝内で移動させることができるので下受けピンが電子部品と接触する事態を避け易く、オペレータは所望の位置に下受けピンを取り付けて基板が安定した状態で支持されるようにすることができる。また、プレート部材上で取り付け位置の設定を行った下受けピンを上下に反転させる工程では下受けピンとプレート部材との間に作用する磁力を利用してプレート部材から下受けピンが落下する(抜け出る)ことを防いでいるので、プレート部材から下受けピンが抜け出るのを防止するための部材を別途必要とせず、作業時間的及びコスト的に有利である。
本発明の一実施の形態における部品実装機の斜視図 (a)(b)本発明の一実施の形態における部品実装機が備える基板搬送路の斜視図 本発明の一実施の形態における部品実装機が備える基板搬送路の側面図 本発明の一実施の形態における部品実装機が備える下受けユニットの斜視図 本発明の一実施の形態における部品実装機が備える基板搬送路の側面図 本発明の一実施の形態における部品実装機の制御系統を示すブロック図 本発明の一実施の形態における部品実装機による基板に対する電子部品実装工程の実行手順を示すフローチャート 本発明の一実施の形態における下受けピン取り付け装置の(a)斜視図(b)一部断面側面図 (a)(b)本発明の一実施の形態における下受けピン取り付け装置が備えるプレート部材のピン差し込み溝に差し込んだ下受けピンをピン差し込み溝内で移動させ得る方向を示す図 本発明の一実施の形態における下受けピン取り付け装置を用いた下受けピンの取り付け手順を示すフローチャート 本発明の一実施の形態における下受けピン取り付け装置の作業台に基板を載置した状態を示す図 本発明の一実施の形態における下受けピン取り付け装置の作業台の上方にプレート部材を配置した状態を示す下受けピン取り付け装置の(a)斜視図(b)一部断面側面図 本発明の一実施の形態における下受けピン取り付け装置のプレート部材のピン差し込み溝に下受けピンを差し込んだ状態を示す下受けピン取り付け装置の斜視図 (a)(b)本発明の一実施の形態における下受けピン取り付け装置のプレート部材のピン差し込み溝に下受けピンを差し込んだ状態を示す下受けピン取り付け装置の一部断面側面図 本発明の一実施の形態における下受けピン取り付け装置のプレート部材を台座プレートの上方に位置させた状態を示プレート部材及び台座プレートの(a)斜視図(b)一部断面側面図 本発明の一実施の形態における下受けピン取り付け装置のプレート部材を台座プレートの上方に位置させた状態を示プレート部材及び台座プレートの(a)斜視図(b)一部断面側面図 本発明の一実施の形態における下受けピン取り付け装置により下受けピンの取り付けが完了した状態の下受けユニットの斜視図
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1に示す部品実装機1は、実装基板生産用の電子部品実装ラインを構成する電子部品実装用装置の一種であり、図示しない上流側の他の電子部品実装用装置(例えばスクリーン印刷機や他の部品実装機等)から送られてきた基板2を搬入して基板2の表面に設けられた電極3上に電子部品4を装着する電子部品実装作業を行った後、その基板2を図示しない下流側の他の電子部品実装用装置(例えば他の部品実装機や検査機、リフロー炉等)に搬出する動作を連続的に実行するものである。以下、説明の便宜上、この部品実装機1における基板2の搬送方向(図1中、矢印Aの向く方向)をX軸方向、X軸方向と直交する水平面内方向をY軸方向とし、上下方向をZ軸方向とする。
図1において、本実施の形態における部品実装機1は、基台11と、基台11上に設置され、基板2を水平面内方向(X軸方向)に搬送して位置決めする基板保持部としての基板搬送路12、基台11に設置されて電子部品4を供給する部品供給装置としての複数のテープフィーダ13及び部品装着部としての2つの装着ヘッド14を備えている。2つの装着ヘッド14は基台11に取り付けられたXYロボットから成るヘッド移動機構15によって基板搬送路12により保持された基板2に対して互いに独立して移動される。
図1において、各装着ヘッド14には撮像視野を下方に向けた基板カメラ16が設けられており、基台11上の基板搬送路12を挟んで対向する基台11上の両領域のそれぞれには、撮像視野を上方に向けた部品カメラ17が設けられている。
図2(a),(b)及び図3において、基板搬送路12は、基台11上をX軸方向に延びて設けられた一対のコンベアフレーム21と、これら一対のコンベアフレーム21に支持され、基板2の両端部を下方から支持してその基板2の搬送及び位置決めを行う一対のベルトコンベア22と、一対のコンベアフレーム21をその両外側から挟むように基台11から立設して設けられた一対の基板端部保持部23と、一対のベルトコンベア22の内側に各基板端部保持部23と対向して設けられた一対の基板端部押し上げ部材24と、一対のベルトコンベア22の間の下方に設けられ、一対のベルトコンベア22によって位置決めされた基板2を下方から支持する下受けユニット25から成る。
図2(a),(b)及び図3において、各基板端部保持部23はベルトコンベア22の外側に設けられてその上端部にY軸方向内方(2つのベルトコンベア22の中間部に向かう方向)に張り出して延びた張り出し部23aを備えている。各基板端部押し上げ部材24はベルトコンベア22の側方をベルトコンベア22に沿ってX軸方向に延びた板状の部材から成り、その下端部には、各基板端部保持部23の張り出し部23aの直下であって各ベルトコンベア22の下方に位置するブロック部24aが設けられている。
図2(a),(b)及び図3において、下受けユニット25は、基台11の上面に設けられた昇降シリンダ26によって昇降される昇降ベース27の上面に着脱自在に取り付けられており、図4に示すように、昇降ベース27の上面に接して平坦な上面31aを有する台座プレート31及び台座プレート31の上面31aに取り付けられた複数の下受けピン32から成る。
図4において、各下受けピン32は、台座プレート31の上面31aに接触する底面41aを有する柱状のベース部41と、ベース部41から上方に延びてベース部41よりも小さい外径を有する柱状の支持部42を備えている。ベース部41は磁石から成っており、また台座プレート31は鉄等の磁性体から成っているので、各下受けピン32はベース部41と台座プレート31との間に作用する磁力によって台座プレート31の上面31aの任意の位置に立設させることができる。
すなわち本実施の形態において、各下受けピン32は、底面41aを台座プレート31の上面31aに接触させて台座プレート31との間に作用する磁力によって台座プレート31の上面31aの任意の位置に固定されるベース部41と、ベース部41から上方に延びてベース部41よりも小さい外径を有する支持部42を備えたものとなっている。
図3において、昇降ベース27が昇降シリンダ26によって上昇されると、昇降ベース27の両端部に設けられた一対の押し上げ部27aが一対のブロック部24aに下方から当接し、一対の基板端部押し上げ部材24が上方に押し上げられる。そして、一対の基板端部押し上げ部材24の上端部が基板2の両端部の下面に下方から当接するとき、下受けユニット25の複数の下受けピン32それぞれの支持部42の上端部も基板2の下面に下方から当接し、更に昇降ベース27が上昇すると、一対の基板端部押し上げ部材24及び複数の下受けピン32によって押し上げられた基板2の両端部の上面が一対の基板端部保持部23の張り出し部23aに下方から当接し、基板2は一対の基板端部保持部23の張り出し部23aによって両端部が上下方向に挟持されて基板搬送路12に保持(固定)され、かつ、複数の下受けピン32によって下面が支持された状態となる(図2(b)及び図5)。
すなわち本実施の形態において、下受けユニット25は、部品実装機1の基板保持部としての基板搬送路12に保持された基板2の下面に各下受けピン32の支持部42の上端部を接触させて基板2を下方から支持するものとなっている。
図1において、ヘッド移動機構15は、基板搬送路12をY軸方向に跨いで延びて設けられたビーム状のY軸テーブル15a、Y軸テーブル15a上をY軸方向に移動自在に設けられたX軸方向に延びる前後2つのビーム状のX軸テーブル15b及び各X軸テーブル15b上をX軸方向に移動自在に設けられた2つのプレート状の移動ステージ15cから成り、各移動ステージ15cには前述の装着ヘッド14が取り付けられている。各装着ヘッド14には、下方に延びた複数の吸着ノズル14Nが昇降及び上下軸(Z軸)回り回転自在に設けられている。
図1において、複数のテープフィーダ13は基台11のY軸方向の両端部にX軸方向に並んで設けられており、それぞれ基台11の中央部側(基板搬送路12の側)の端部に設けられた部品供給口13aに電子部品4を連続的に供給する。これら複数のテープフィーダ13はオペレータ(図示せず)が一対のハンドル部Hd(図1では下方に折畳まれた状態となっているが、使用時には上方に展開させる)を操作することによって床面上を走行させることができる台車Cgに保持されており、オペレータは台車Cgを基台11に結合させることによって、複数のテープフィーダ13を一括して基台11に装着させることができる。各テープフィーダ13により部品供給口13aに供給された電子部品4は2つの装着ヘッド14によってピックアップされ、基板2に装着される。
基板搬送路12による基板2の搬送及び位置決め動作は、部品実装機1が備える制御装置50(図6)の作業実行制御部50a(図6)が図示しないアクチュエータ等から成る基板搬送路駆動部51(図6)の作動制御を行うことによってなされ、下受けユニット25の昇降動作による基板2の基板搬送路12への固定及びその解除動作は、制御装置50が前述の昇降シリンダ26の作動制御を行うことによってなされる。
各テープフィーダ13による部品供給口13aへの電子部品4の供給動作は、制御装置50の作業実行制御部50aが図示しないアクチュエータ等から成るテープフィーダ駆動部52(図6)の作動制御を行うことによってなされる。なお、各テープフィーダ13は台車Cgが基台11に結合された状態で制御装置50と電気的に繋がり、制御装置50による各テープフィーダ13の作動制御が可能となる。
ヘッド移動機構15による各装着ヘッド14の水平面内での移動動作は、制御装置50の作業実行制御部50aが図示しないアクチュエータ等から成るヘッド移動機構駆動部53(図6)の作動制御(Y軸テーブル15aに対する各X軸テーブル15bのY軸方向への移動制御及び各X軸テーブル15bに対する各移動ステージ15cのX軸方向への移動制御)を行うことによってなされ、各吸着ノズル14Nの装着ヘッド14に対する昇降及び上下軸回りの回転動作は、制御装置50の作業実行制御部50aが図示しないアクチュエータ等から成るノズル駆動部54(図6)の作動制御を行うことによってなされる。また、各吸着ノズル14Nによる電子部品4の吸着及び離脱動作は、制御装置50の作業実行制御部50aが図示しないアクチュエータ等から成る真空圧供給部55(図6)の作動制御を行って吸着ノズル14N内に真空圧を供給し、また真空圧の供給を解除することによってなされる。
基板カメラ16及び部品カメラ17による撮像動作は、制御装置50の作業実行制御部50aによって制御される(図6)。基板カメラ16及び部品カメラ17の撮像動作によって得られた画像データは画像データ記憶部56(図6)に取り込まれて記憶され、制御装置50が備える画像認識部50b(図6)において画像認識される。
次に、図7に示すフローチャートを参照して本実施の形態における部品実装機1が実行する電子部品実装工程の手順を説明する。電子部品実装工程では、制御装置50は、先ず、基板搬送路駆動部51の作動制御を行って、上流側の他の装置(例えばスクリーン印刷機)から送られてきた基板2を基板搬送路12によって搬送(搬入)し(図7に示すステップST1の基板搬入工程)、基板2が所定の作業位置に到達したところで一対のベルトコンベア22の作動を停止させて基板2の位置決めを行う(図7に示すステップST2の基板位置決め工程)。
この基板位置決め工程では、制御装置50は、ヘッド移動機構駆動部53の作動制御を行って基板2の上方に基板カメラ16を(装着ヘッド14を)移動させ、基板2に設けられた基板マーク(図示せず)の撮像を行う。そして、得られた画像を画像認識部50bに画像認識させることによって、基板2の正規の作業位置からの位置ずれを求める。
制御装置50は、上記の基板位置決め工程が終了したら、ヘッド移動機構駆動部53の作動制御を行って、装着ヘッド14をテープフィーダ13の上方に移動させ、ノズル駆動部54の作動制御を行って、装着ヘッド14の吸着ノズル14Nをテープフィーダ13の部品供給口13aに供給された電子部品4に接触させるとともに、真空圧供給部55の作動制御を行うことによって吸着ノズル14Nへの真空圧の供給を行い、吸着ノズル14Nにより電子部品4をピックアップ(吸着)する(図7に示すステップST3のピックアップ工程)。
制御装置50は、吸着ノズル14Nにより電子部品4をピックアップしたら、ヘッド移動機構駆動部53の作動制御を行って、ピックアップした電子部品4が部品カメラ17の上方を通過するように装着ヘッド14を移動させ、部品カメラ17によって電子部品4の撮像を行う。そして、得られた画像を画像認識部50bによって画像認識し、電子部品4の異常(変形や欠損など)の有無の検査を行うとともに、電子部品4の吸着ノズル14Nに対する位置ずれ(吸着ずれ)を求める(図7に示すステップST4の画像認識工程)。
制御装置50は画像認識工程が終了したら、ヘッド移動機構駆動部53の作動制御を行って、吸着ノズル14Nによりピックアップした電子部品4が基板2の上方に移動するように装着ヘッド14を移動させる。そして、制御装置50は、ノズル駆動部54の作動制御を行って、ピックアップした電子部品4を基板2上の目標装着位置(この目標装着位置にある電極3上には、部品実装機1の上流側に配置されたスクリーン印刷機によって半田が印刷されている)に接触させるとともに、真空圧供給部55の作動制御を行うことによって吸着ノズル14Nへの真空圧の供給を解除し、電子部品4を基板2に装着する(図7に示すステップST5の部品装着工程)。
ここで、制御装置50は、電子部品4を基板2に装着するときは、ステップST2の基板位置決め工程の実行時に求めた基板2の位置ずれと、ステップST4の画像認識工程の実行時に求めた電子部品4の吸着ずれが修正されるように、基板2に対する吸着ノズル14Nの位置補正(回転補正を含む)を行う。
制御装置50は、ステップST5の部品装着工程が終了したら、装着ヘッド14により基板2に装着すべき全ての電子部品4の装着が終了したか否かの判断を行う(図7に示すステップST6の装着終了判断工程)。その結果、制御装置50は、装着ヘッド14により装着すべき全ての電子部品4の基板2への装着が終了していなかった場合にはステップST3〜ステップST5の工程を繰り返し、装着ヘッド14により装着すべき全ての電子部品4の基板2への装着が全て終了していた場合には、基板2を基板搬送路12によって部品実装機1の外部に搬出する(図7に示すステップST7の基板搬出工程)。
制御装置50は、ステップST7の基板搬出工程が終了したら、電子部品4の装着を行う基板2がまだあるか否かの判断を行う(図7に示すステップST8の基板有無判断工程)。その結果、制御装置50は、電子部品4の装着を行う基板2があった場合にはステップST1に戻って新たな基板2の搬入を行い、電子部品4の装着を行う基板2がなかった場合には一連の電子部品実装作業を終了する。
このような構成の部品実装機1では、電子部品4の装着を終えた基板2を表裏反対にした状態で(すなわち、既に電子部品4が装着されている基板2の面が下方になるようにして裏返した状態で)基板搬送路12より搬入し、その基板2の上側となっている面を新たな電子部品4の装着面として電子部品4の装着を行う場合がある。このような場合には、下受けユニット25が備える下受けピン32が基板2の下側の面に装着されている電子部品4と接触することがないようにする必要がある。
図8(a),(b)に示す下受けピン取り付け装置60は、部品実装機1の基板搬送路12によって保持された基板2の下面に電子部品4が装着されている場合に、これらの電子部品4を避けて台座プレート31に下受けピン32を取り付けることができるようにする装置であり、以下、その構成とこの下受けピン取り付け装置60を用いた下受けピン32の取り付け方法について説明する。
下受けピン取り付け装置60は、部品実装機1の基板保持部としての基板搬送路12に保持された場合に下側となる面が上方に向くように基板2が載置される作業台61と、この作業台61と組み合わせて用いられるプレート部材70から成る。
プレート部材70は図8(a),(b)に示すように、板厚方向に貫通し、下受けピン32の支持部42の外径より大きくベース部41の外径より小さい寸法の溝幅を有する複数のピン差し込み溝70aを備えている。本実施の形態では、プレート部材70の平面視において十字形状(「+」形状及び「×」形状)に形成された多数のピン差し込み溝70aがプレート部材70に縦横に配置された構成となっているが、プレート部材70が備えるピン差し込み溝70aの形状はこれに限定されるものではない。例えば、「L」や「−」字形状であってもよいし、その他の形状であってもよい。及びその配置はこれに限定されるものではない。また、プレート部材70におけるピン差し込み溝70aの配置も自由である。
プレート部材70が備える各ピン差し込み溝70aには下受けピン32の支持部42を上方から差し込むことができる(図8(a),(b))。そして、ピン差し込み溝70aに支持部42を差し込んだ下受けピン32は、支持部42をピン差し込み溝70a内で移動させることによって、プレート部材70に対する位置を変えることができる。本実施の形態では、ピン差し込み溝70aは十字形状になっているので、ピン差し込み溝70aに差し込んだ下受けピン32は、図9(a)中に示す矢印B1,B2,B3,B4又は図9(b)中に示す矢印C1,C2,C3,C4の方向に移動させることができる。
プレート部材70は鉄等の磁性体から成っており、プレート部材70に備えられたピン差し込み溝70aに差し込まれた下受けピン32は、ベース部41における支持部42との境界に位置するリング状の段差面41b(図4及び図8(b)参照)がプレート部材70のピン差し込み溝70aの縁部近傍の表面70b(図8(a)中に示す拡大図)と接触している状態(図8(b)に示す状態)では、その下受けピン32は段差面41bとピン差し込み溝70aの縁部近傍の表面70bとの間に作用する磁力によってプレート部材70に固定(仮固定)された状態となる。
次に、図10〜図17を用いて、上記下受けピン取り付け装置60を用いた下受けピン32の取り付け方法を説明する。
下受けピン32の取り付け作業では、オペレータは先ず、基板搬送路12に保持された場合に下側となる基板2の面(既に電子部品4が装着されている面)が上方に向くように、作業台61の平坦な作業面61a上に基板2を載置する(図10に示すステップST11の基板載置工程。図11)。
オペレータは、作業台61の作業面61a上に基板2を載置したら、図12(a),(b)に示すように、プレート部材70を作業面61a上に載置された基板2の上方に基板2と対向して配置する(図10に示すステップST12のプレート部材配置工程)。このとき、作業台61上でプレート部材70を下方から支持する図示しない治具等を用いて、作業台61上の基板2の上面とプレート部材70の上面との距離H(図12(b))が、下受けピン32の支持部42の長さL(図12(a))に一致するようにしておく。
オペレータは、プレート部材70を作業面61a上に載置された基板2の上方に基板2と対向して配置したら、プレート部材70の上方から、プレート部材70が備える複数のピン差し込み溝70aの一部に(複数のピン差し込み溝70aのうちの幾つかのピン差し込み溝70aに)下受けピン32の支持部42を上方から差し込み、各下受けピン32の支持部42の下端が基板2上の電子部品4を避けて基板2に直接当接するようにする(図13)。このとき、必要があれば、前述したように、下受けピン32をピン差し込み溝70a内で移動させ(図14(a)中に示す矢印D)、プレート部材70に対する下受けピン32の位置調整を行うことによって、下受けピン32の下端が基板2の上面に直接当接するようにする。また、このような位置調整によっても支持部42の下端部を基板2に直接当接させることができない下受けピン32は、ピン差し込み溝70aから引き抜く(図14(b)中に示す矢印E)。
ここで、プレート部材70のピン差し込み溝70aに差し込まれた各下受けピン32は、その支持部42の下端が基板2の上面に当接しておらず、基板2上の電子部品4に当接している状態では、図14(a)に示すように、プレート部材70の上面からの上方突出量が他のもの(支持部42の下端が基板2の上面に当接しているもの)よりも大きくなることから、支持部42の下端が電子部品4に当接しており、位置調整が必要な下受けピン32を容易に発見することができる。
オペレータがプレート部材70に対する下受けピン32の位置調整等を行ってその下受けピン32の支持部42の下端部が基板2に直接当接した状態となると、その下受けピン32は、ベース部41における支持部42との境界の段差面41bがプレート部材70のピン差し込み溝70aの縁部近傍の表面70bとの間に作用する磁力によって引き合うことにより、プレート部材70に固定(仮固定)されてプレート部材70上での位置決めがなされる(図10に示すステップST13の下受けピン位置決め工程)。
オペレータは、複数の下受けピン32をプレート部材70に固定してプレート部材70上での位置決めを行ったら、その下受けピン32が仮固定されたプレート部材70の全体を上下反転させたうえで(図10に示すステップST14のプレート部材上下反転工程)、台座プレート31に上方から近接させ、プレート部材70に仮固定された各下受けピン32のベース部41の底面41aを台座プレート31の上面31aに接触させる(図15(a),(b))。これにより、各下受けピン32のベース部41は、台座プレート31との間に作用する磁力によって台座プレート31上に固定された状態となる(図10に示すステップST15の下受けピン固定工程)。
オペレータは、各下受けピン32のベース部41を台座プレート31の上面31aに固定させたら、プレート部材70を引き上げて台座プレート31に対して離間させる(図10に示すステップST16のプレート部材離間工程。図16(a),(b))。
ここで、各下受けピン32におけるベース部41の円形の底面41aと台座プレート31の表面との接触面(図15(b)中に斜線を付して示す領域S1)と、各下受けピン32におけるベース部41のリング状の段差面41bとプレート部材70のピン差し込み溝70aの縁部近傍の表面70bとの接触面(図15(b)中に斜線を付して示す領域S2)とでは、その面積は底面41aの方が明らかに大きいことから、プレート部材70を台座プレート31に対して離間させたとき、各下受けピン32が台座プレート31に引き寄せられて台座プレート31上にとどまろうとする力は、プレート部材70に引き寄せられて上方に移動しようとする力に勝り、結果として各下受けピン32は台座プレート31上に立設した状態で台座プレート31上にとどまり、プレート部材70は各下受けピン32から引き抜かれることになる。
上記プレート部材離間工程が終了したら、台座プレート31に対する下受けピン32の取り付けが完了し(図17)、下受けユニット25の準備が終了する。上記手順で準備が完了した下受けユニット25を昇降シリンダ26によって昇降される昇降ベース27上に載置して基板2を下方から支持するようにすれば、下受けユニット25の下受けピン32は全て基板2の下側の面に直接当接し、基板2の下側の面に既に取り付けられている電子部品4に接触することはない。
なお、上記台座プレート31が部品実装機1の基板搬送路12の下方の昇降ベース27上に固定された状態のまま、ステップST15の下受けピン固定工程以降の工程を部品実装機1内で行うようにしてもよい。
以上説明したように、本実施の形態における下受けピン取り付け装置60は、基板搬送路12に保持された場合に下側となる基板2の面が上方に向くように基板2が載置される作業台61と、下受けピン32の支持部42の外径より大きくベース部41の外径より小さい寸法の溝幅を有して板厚方向に貫通して設けられた複数のピン差し込み溝70aを備え、作業台61に載置された基板2の上方に基板2と対向して配置された状態で、複数のピン差し込み溝70aの一部に上下を反転させた下受けピン32の支持部42が上方から差し込まれ、各下受けピン32の支持部42の下端が基板2の上面に直接当接し、かつ、ベース部41における支持部42との境界の段差面41bがピン差し込み溝70aの縁部近傍の表面70bと接触して下受けピン32との間に作用する磁力によって各下受けピン32がピン差し込み溝70a内に固定されるプレート部材70とを備え、プレート部材70は、ピン差し込み溝70a内に各下受けピン32が固定された後、上下反転されたうえで台座プレート31に上方から近接され、ピン差し込み溝70a内に固定された各下受けピン32のベース部41の底面41aが台座プレート31の上面31aに接触して各下受けピン32が台座プレート31との間に作用する磁力によって台座プレート31の上面31aに固定された後、台座プレート31に対して離間されるようになっている。
また、本実施の形態における下受けピン取り付け方法は、基板搬送路12に保持された場合に下側となる基板2の面が上方に向くように作業台61に基板2を載置する工程(ステップST11の基板載置工程)と、下受けピン32の支持部42の外径より大きくベース部41の外径より小さい寸法の溝幅を有して板厚方向に貫通して設けられた複数のピン差し込み溝70aを備えたプレート部材70を作業台61に載置された基板2の上方に基板2と対向して配置する工程(ステップST12のプレート部材配置工程)と、基板2の上方に配置したプレート部材70の複数のピン差し込み溝70aの一部に上下を反転させた下受けピン32の支持部42を上方から差し込み、各下受けピン32の支持部42の下端を基板2の上面に直接当接させ、かつ、ベース部41における支持部42との境界の段差面41bをピン差し込み溝70aの縁部近傍の表面70bに接触させて各下受けピン32をプレート部材70との間に作用する磁力によってプレート部材70に固定させる工程(ステップST13の下受けピン位置決め工程)と、ピン差し込み溝70a内に各下受けピン32を固定させたプレート部材70を上下反転させたうえで(ステップST14のプレート部材上下反転工程)、台座プレート31に上方から近接させ、ピン差し込み溝70a内に固定させた各下受けピン32のベース部41の底面41aを台座プレート31の上面31aに接触させて各下受けピン32を台座プレート31との間に作用する磁力によって台座プレート31の上面31aに固定させる工程(ステップST15の下受けピン固定工程)と、下受けピン32のベース部41を台座プレート31の上面31aに固定させた状態でプレート部材70を台座プレート31に対して離間させる工程(ステップST16のプレート部材離間工程)を含むものとなっている。
本実施の形態における下受けピン取り付け装置及び下受けピン取り付け方法では、板厚方向に貫通し、下受けピン32の支持部42の外径より大きくベース部41の外径より小さい寸法の溝幅を有する複数のピン差し込み溝70aを備えたプレート部材70を用い、ピン差し込み溝70aに上方から差し込んだ下受けピン32が実際に電子部品4に接触しないことを確認しながら下受けピン32の取り付け位置の設定(位置決め)を行うことができるので、台座プレート31に対する下受けピン32の取り付け作業を容易に行うことができる。
また、下受けピン32をピン差し込み溝70a内で移動させることができるので下受けピン32が電子部品4と接触する事態を避け易く、オペレータは所望の位置に下受けピン32を取り付けて基板2が安定した状態で支持されるようにすることができる。
また、プレート部材70上で取り付け位置の設定を行った下受けピン32を上下に反転させる工程(ステップST14のプレート部材上下反転工程)では下受けピン32とプレート部材70との間に作用する磁力を利用してプレート部材70から下受けピン32が落下する(抜け出る)ことを防いでいるので、プレート部材70から下受けピン32が抜け出るのを防止するための部材を別途必要とせず、作業時間的及びコスト的に有利なものとなっている。
また、本実施の形態における下受けピン取り付け装置60では、プレート部材70が備えるピン差し込み溝70aは、プレート部材70の平面視において十字形状(又はL字形状等)となっており、ピン差し込み溝70aの形成が容易であるうえ、下受けピン32の移動も行い易いものとなっている。
これまで本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明は上述したものに限定されない。例えば、上述の実施の形態では、下受けピン取り付け装置60によって下受けピン32が取り付けられる下受けユニット25が用いられる電子部品実装用装置は部品実装機1であったが、これは部品実装機1に限らず、他の電子部品実装用装置(例えば、スクリーン印刷機や検査機等)であってもよい。
台座プレートに対する下受けピンの取り付け作業を容易に行うことができるようにした下受けピン取り付け装置及び下受けピン取り付け方法を提供する。
1 部品実装機(電子部品実装用装置)
2 基板
12 基板搬送路(基板保持部)
25 下受けユニット
31 台座プレート
31a 上面
32 下受けピン
41 ベース部
41a 底面
41b 段差面
42 支持部
60 下受けピン取り付け装置
61 作業台
70 プレート部材
70a ピン差し込み溝
70b ピン差し込み溝の縁部近傍の表面

Claims (3)

  1. 平坦な上面を有する台座プレートと、底面を台座プレートの上面に接触させて台座プレートとの間に作用する磁力によって台座プレートの上面の任意の位置に固定されるベース部及びベース部から上方に延びてベース部よりも小さい外径を有する支持部を備えた複数の下受けピンとから成り、電子部品実装用装置の基板保持部に保持された基板の下面に各下受けピンの支持部の上端部を接触させて基板を下方から支持する下受けユニットにおける下受けピン取り付け装置であって、
    基板保持部に保持された場合に下側となる基板の面が上方に向くように基板が載置される作業台と、
    下受けピンの支持部の外径より大きくベース部の外径より小さい寸法の溝幅を有して板厚方向に貫通して設けられた複数のピン差し込み溝を備え、作業台に載置された基板の上方に基板と対向して配置された状態で、複数のピン差し込み溝の一部に上下を反転させた下受けピンの支持部が上方から差し込まれ、各下受けピンの支持部の下端が基板の上面に直接当接し、かつ、ベース部における支持部との境界の段差面がピン差し込み溝の縁部近傍の表面と接触して下受けピンとの間に作用する磁力によって各下受けピンがピン差し込み溝内に固定されるプレート部材とを備え、
    プレート部材は、ピン差し込み溝内に各下受けピンが固定された後、上下反転されたうえで台座プレートに上方から近接され、ピン差し込み溝内に固定された各下受けピンのベース部の底面が台座プレートの上面に接触して各下受けピンが台座プレートとの間に作用する磁力によって台座プレートの上面に固定された後、台座プレートに対して離間されるようになっていることを特徴とする下受けピン取り付け装置。
  2. プレート部材が備えるピン差し込み溝は、プレート部材の平面視において十字形状又はL字形状になっていることを特徴とする請求項1に記載の下受けピン取り付け装置。
  3. 平坦な上面を有する台座プレートと、底面を台座プレートの上面に接触させて台座プレートとの間に作用する磁力によって台座プレートの上面の任意の位置に固定されるベース部及びベース部から上方に延びてベース部よりも小さい外径を有する支持部を備えた複数の下受けピンとから成り、電子部品実装用装置の基板保持部に保持された基板の下面に各下受けピンの支持部の上端部を接触させて基板を下方から支持する下受けユニットにおける下受けピン取り付け方法であって、
    基板保持部に保持された場合に下側となる基板の面が上方に向くように作業台に基板を載置する工程と、
    下受けピンの支持部の外径より大きくベース部の外径より小さい寸法の溝幅を有して板厚方向に貫通して設けられた複数のピン差し込み溝を備えたプレート部材を作業台に載置された基板の上方に基板と対向して配置する工程と、
    基板の上方に配置したプレート部材の複数のピン差し込み溝の一部に上下を反転させた下受けピンの支持部を上方から差し込み、各下受けピンの支持部の下端を基板の上面に直接当接させ、かつ、ベース部における支持部との境界の段差面をピン差し込み溝の縁部近傍の表面に接触させて各下受けピンをプレート部材との間に作用する磁力によってプレート部材に固定させる工程と、
    ピン差し込み溝内に各下受けピンを固定させたプレート部材を上下反転させたうえで台座プレートに上方から近接させ、ピン差し込み溝内に固定させた各下受けピンのベース部の底面を台座プレートの上面に接触させて各下受けピンを台座プレートとの間に作用する磁力によって台座プレートの上面に固定させる工程と、
    下受けピンのベース部を台座プレートの上面に固定させた状態でプレート部材を台座プレートに対して離間させる工程とを含むことを特徴とする下受けピン取り付け方法。
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