JP2012044495A - 圧電デバイスの製造方法及び圧電デバイス - Google Patents

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Abstract

【課題】スルーホールを有しないベースで且つウエハ単位で製造できる圧電デバイス及びその製造方法を提供する。
【解決手段】圧電デバイス100は、一対の外部電極125a、125bが形成される第1面とその第1面の反対側で第1凹み部121及び第1接合面M1が形成される第2面と第1接合面から第1面と第2面とを結ぶ側面を介して外部電極と接続する一対の接続電極124a、124bとを有するベース12と、接続電極と接続する一対の励振電極102a、102bを有しベースに保持される圧電振動片10と、第1凹み部より大きな第2凹み部111及びその第2凹み部の周囲の第2接合面M2が形成されたリッド11と、第2接合面の幅で第1接合面と第2接合面との間に環状に配置されベースとリッドとを封止する環状の封止材LGと、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、リッドウエハ又はベースウエハで形成されたパッケージに圧電振動片が個々に載置される圧電デバイスの製造方法及び圧電デバイスに関する。
表面実装用の圧電デバイスは、特許文献1に示されるように、一般にアルミナセラミックの絶縁性ベースとそのセラミックベースの開口部にガラス又はコバール合金のリッドが固着されている。セラミックベースとリッドとがキャビティを形成し、そのキャビティ内に圧電振動片が収納されている。
また、特許文献2に示されるように、ベースがセラミックではなくコスト低減のためガラスを使用している表面実装用の圧電デバイスもある。そしてガラスベースとリッドとが低融点ガラスで固着されている。
特開2005−333037号公報 特開2005−057520号公報
しかしながら、特許文献1に開示された圧電デバイスは、セラミックベースであり個々に製造する必要があるためコスト低減の観点からは好ましくない。特許文献2に開示された圧電デバイスは、ガラスベースを使用しているが個々に製造する必要があり量産に適していない。また、特許文献2に開示された圧電デバイスは、ガラスベースにスルーホールを形成する必要があった。さらに特許文献2に開示された圧電デバイスは、圧電振動片とガラスベースとが接触しないように、ガラスベースの主面に接続電極を30μm以上に厚く形成する必要があった。このため特許文献2の圧電デバイスはガラスベースを使用しても製造コストが高くなっていた。
そこで、本発明は、スルーホールを有しないベースで且つウエハ単位で製造できる圧電デバイス及びその製造方法を提供する。また、接続電極はスパッタ又は真空蒸着で形成される厚さ(数百nm)の圧電デバイス及びその製造方法を提供することを目的とする。
第1観点の圧電デバイスは、一対の外部電極が形成される第1面とその第1面の反対側で第1凹み部及びその第1凹み部の周囲の第1接合面が形成される第2面と第1接合面から第1面と第2面とを結ぶ側面を介して外部電極と接続する一対の接続電極とを有する矩形状のベースと、接続電極と接続する一対の励振電極を有しベースに保持される圧電振動片と、圧電振動片を覆い第1凹み部より大きな第2凹み部及びその第2凹み部の周囲の第2接合面が形成されたリッドと、第2接合面の幅で第1接合面と第2接合面との間に環状に配置されベースとリッドとを封止する環状の封止材と、を備える。
第2観点の圧電デバイスは、ベースからリッドへの方向から見ると、ベースの外周は矩形状でありこの矩形状の辺にこの辺の長さの半分以上に渡ってキャスタレーションが形成され、接続電極はキャスタレーションの半分以上の長さで形成される。
第3観点の圧電デバイスの製造方法は、一対の外部電極が形成される第1面とその第1面の反対側で第1凹み部及びその第1凹み部の周囲の第1接合面が形成される第2面とを有する矩形状のベースを複数含み、隣り合う矩形状のベースの間の一辺に第1面から第2面まで貫通する少なくとも一対の貫通孔と第1接合面から一対の貫通孔を介して一対の外部電極と接続する一対の接続電極とが形成されたベースウエハを用意する工程と、一対の励振電極を有する圧電振動片を複数のベースの接続電極にそれぞれ配置する配置工程と、第1凹み部より大きな第2凹み部及びその第2凹み部の周囲の第2接合面が形成されたリッドを複数含むリッドウエハを用意する工程と、第2接合面の幅で環状に配置される封止材をベースウエハ又はリッドウエハに形成する封止材形成工程と、封止材形成工程後にベースウエハとリッドウエハとを加熱及び加圧して接合する接合工程と、を備える。
第4観点の圧電デバイスの製造方法において、配置工程は圧電振動片を導電性接着剤を介して接続電極に配置する。
第5観点の圧電デバイスの製造方法において、貫通孔は一辺の長さの1/3から1/2を占める長孔である。
第6観点の圧電デバイスの製造方法において、接続電極は長孔の長さの半分以上の幅で形成される。
第7観点の圧電デバイスの製造方法は、接合工程後に圧電デバイスをスクライブラインに沿って個々に切断する切断工程を備え、貫通孔の一部はスクライブラインに重なる。
第8観点の圧電デバイスの製造方法は、接合工程前に接続電極又は外部電極にプローブを当接させて圧電振動片の振動周波数を測定する測定工程を備える。
第9観点の圧電デバイスの製造方法において、封止材は350℃〜410℃で溶融するガラスの接着剤を含む。
本発明の製造方法によれば、ウエハ単位でコストを低減させて圧電デバイスを製造できる。また、圧電デバイス内に有害ガスや水分が含まれなく、大量生産が可能である。また本発明の圧電デバイスは有害ガスや水分が含まれないため安定して振動又は発振する。
第1実施形態の第1水晶振動子100の分解斜視図である。 水晶振動片10をベース部12に載置した後、且つリッド部11をベース部12に接合する前の第1実施形態の第1水晶振動子100の斜視図である。水晶振動片10の振動周波数を測定している状態が示されている。 (a)は、図1のA−A断面図である。 (b)は、第1実施形態の第1水晶振動子100の底面図である。 第1実施形態の第1水晶振動子100の製造を示したフローチャートである。 水晶ウエハ10Wの平面図である。 リッドウエハ11Wの平面図である。 ベースウエハ12Wの平面図である。 (a)は、水晶振動片10をベース部12’に載置した後、且つリッド部11をベース部12’に接合する前の第1水晶振動子100’の斜視図である。 (b)は、第1水晶振動子100’の底面図である。 ベースウエハ12W’の底面図である。 第2実施形態の第2水晶振動子200の分解斜視図である。 圧電振動片20をベース部22に載置した後、且つリッド部21をベース部22に接合する前の第2実施形態の第2水晶振動子200の斜視図で、圧電振動片20の振動周波数測定を示した斜視図である。 (a)は、図10のB−B断面図である。 (b)は、第2実施形態の第2水晶振動子200の底面図である。 水晶ウエハ20Wの平面図である。 ベースウエハ22Wの平面図である。
(第1実施形態)
<第1水晶振動子100の全体構成>
第1水晶振動子100の全体構成について、図1〜図3を参照しながら説明する。
図1は、第1水晶振動子100の分解斜視図である。図2は、水晶振動片10をベース部12に載置した後、且つリッド部11をベース部12に接合する前の第1実施形態の第1水晶振動子100の斜視図である。図3(a)は図1のA−A断面図で、(b)は第1水晶振動子100の底面図である。
ここで、圧電振動片としてATカットの水晶振動片10が使われている。つまり、ATカットの水晶振動片は、主面(YZ面)が結晶軸(XYZ)のY軸に対して、X軸を中心としてZ軸からY軸方向に35度15分傾斜されている。このため、第1実施形態ではATカットの水晶振動片の軸方向を基準とし、傾斜された新たな軸をY’軸及びZ’軸として用いる。すなわち、第1実施形態において第1水晶振動子100の長手方向をX軸方向、第1水晶振動子100の高さ方向をY’軸方向、X及びY’軸方向に垂直な方向をZ’として説明する。
図1に示されたように、第1水晶振動子100はリッド凹部111を有するリッド部11と、ベース凹部121を有するベース部12と、ベース部12に載置される水晶振動片10とを備える。
水晶振動片10は、ATカットされた水晶片101により構成され、その水晶片101の中央付近の両主面に一対の励振電極102a、102bが対向して配置されている。また、励振電極102aには水晶片101の底面(−Y’側)の−X側まで伸びた引出電極103aが接続され、励振電極102bには水晶片101の底面(−Y’側)の+X側まで伸びた引出電極103bが接続されている。
ここで、水晶振動片10はX軸方向の長さL6が2400μm程度で、Z’軸方向の幅W6が1500μm程度で、Y’軸方向の高さH6は100μm程度である。また、励振電極及び引出電極は例えば下地としてのクロム層が用いられ、クロム層の上面に金層が用いられる。なお、クロム層の厚さは例えば0.05μm〜0.1μmで、金層の厚さは例えば0.2μm〜2μmである。
ベース部12は、表面(+Y’側の面)にベース凹部121の周囲に形成された第1端面M1を有している。また、ベース部12はX軸方向の両側にベース貫通孔BH1(図7を参照)を形成した際のZ’軸方向伸びたベースキャスタレーション122a、122bが形成されている。ベース側面電極123a、123b(図3(a)を参照)がベースキャスタレーション122a、122bにそれぞれ形成されている。また、ベース側面電極123aと電気的に接続された接続電極124aがベース部12の第1端面M1の−X側に形成されている。同様に、ベース側面電極123bと電気的に接続された接続電極124bがベース部12の第1端面M1の+X側に形成されている。さらに、ベース部12は実装面(水晶振動子の実装面)にベース側面電極123a、123bとそれぞれ電気的に接続された一対の実装端子125a、125bを有している(図3(b)を参照)。
図2に示されたように、ベース部12はX軸方向の長さL1が3200μm程度で、Z’軸方向の幅W1が2500μm程度で、Y’軸方向の高さH3は300μm程度である。ベースキャスタレーション122a、122bのZ’方向の長さW2はベース部12の幅W1の1/3〜1/2程度、すなわち約800〜1300μmである。接続電極124a、124bのZ’方向の長さW3はベースキャスタレーション122a、122bの長さW2と同程度から1/2程度、すなわち約700〜1300μmである。
図3に示されたように、ベース凹部121のX軸方向の長さL5は水晶振動片10のX軸方向の長さL6より短く形成され、2210μm程度である。ベース凹部121の深さは、40μm程度である。さらに、ベース側面電極、接続電極及び実装端子は励振電極及び引出電極と同じ構成である。
つまり、第1水晶振動子100において水晶振動片10の長さL6(2400μm)がベース凹部121の長さL5(2210μm)より大きい。このため、水晶振動片10を導電性接着剤13でベース部12に載置すると、水晶振動片10のX軸方向の両端がベース部12の第1端面M1に載置される。このとき、図3(a)に示されたように水晶振動片10の引出電極103a、103bがベース部12の接続電極124a、124bにそれぞれ電気的に接続される。これにより、実装端子125a、125bがベース側面電極123a、123b、接続電極124a、124b、導電性接着剤13及び引出電極103a、103bを介して励振電極102a、102bにそれぞれ電気的に接続される。つまり、実装端子125a、125bに交番電圧(正負を交番する電位)を印加したときに、水晶振動片10は厚みすべり振動する。
また、ベース部12の接続電極124a、124bがより幅広く(W3:700μm以上)形成されているので、水晶振動片10をベース部12に接着したとき引出電極103a、103bと接続電極124a、124bとがより広い領域で接続できる。このため、引出電極103a、103bと接続電極124a、124bとがより確実に電気的に接続され配線抵抗も小さい。また、図2に示されたように一対の周波数測定用のプローブPB1、PB2を接続電極124a、124bにそれぞれ当接することで、水晶振動片10の振動周波数が測定できる。ここで、接続電極124a、124bの面積が大きいので、より簡単かつ精確に水晶振動片10の振動周波数を測定することができる。
さらに、図3(b)に示されたようにベース部12の実装面の四隅には4つの実装端子125がそれぞれ形成されている。その中、実装端子125a、125bはベース側面電極123a、123bにそれぞれ電気的に接続され、別の2つの実装端子125はアースに使われる。
図1〜図3に示されたように、第1水晶振動子100はリッド部11のリッド凹部111とベース部12のベース凹部121によって水晶振動片10を収納するキャビティCTを形成する。キャビティCTは、不活性ガスで満たされたり又は真空状態に気密されたりする。
リッド部11はその−Y’側にリッド凹部111の周囲に形成された第2端面M2を有している。また、リッド部11の第2端面M2は例えば非導電性接着剤である低融点ガラスLGによりベース部12の第1端面M1に接続される。
低融点ガラスLGは、350℃〜400℃で溶融する鉛フリーのバナジウム系ガラスを含む。バナジウム系ガラスはバインダーと溶剤とが加えられペースト状であり、溶融された後固化されることで他の部材と接着する。バナジウム系ガラスの融点は水晶材又はガラスなどで形成されたリッド部11及びベース部12の融点より低く、また、このバナジウム系ガラスは接着時の気密性と耐水性・耐湿性などの信頼性が高い。バナジウム系ガラスは空気中の水分がキャビティCT内に進入したりキャビティCT内の真空度を低下させたりすることを防止する。さらに、バナジウム系ガラスはガラス構造を制御することにより熱膨張係数も柔軟に制御できる。
リッド部11は、ベース部12と同様にX軸方向の長さL1が3200μm程度で、Z’軸方向の幅W1が2500μm程度であるが、そのY’軸方向の高さH2は450μm程度である。また、リッド凹部111のX軸方向の長さL4は水晶振動片10のX軸方向の長さL6より長く形成され、2600μm程度である。リッド凹部111の深さは、250μm程度である。
つまり、リッド凹部111の長さL4(2600μm)が水晶振動片10の長さL6(2400μm)及びベース凹部121の長さL5(2210μm)より大きい。このため、低融点ガラスLGは図1及び図3(a)に示されたように、ベース部12の第1端面M1の外側(幅は300μm程度)でリッド部11とベース部12とを接合する。
<第1水晶振動子100の製造方法>
図4は、第1水晶振動子100の製造を示したフローチャートである。図4において、水晶振動片10の製造ステップS10と、リッド部11の製造ステップS11と、ベース部12の製造ステップS12とは別々に並行して行うことができる。また、図5は水晶ウエハ10Wの平面図で、図6はリッドウエハ11Wの平面図で、図7はベースウエハ12Wの平面図である。
ステップS10では、水晶振動片10が製造される。ステップS10はステップS101〜S103を含んでいる。
ステップS101において、図5に示されたように、均一の水晶ウエハ10Wにエッチングにより複数の水晶振動片10の外形が形成される。ここで、各水晶振動片10は連結部104により水晶ウエハ10Wに連接されている。
ステップS102において、まずスパッタリングまたは真空蒸着によって水晶ウエハ10Wの両面及び側面にクロム層及び金層が順に形成される。そして、金属層の全面にフォトレジストが均一に塗布される。その後、露光装置(図示しない)を用いて、フォトマスクに描かれた励振電極、引出電極のパターンが水晶ウエハ10Wに露光される。次に、フォトレジストから露出した金属層がエッチングされる。これにより、図5に示されたように水晶ウエハ10W両面及び側面には励振電極102a、102b及び引出電極103a、103bが形成される(図1を参照)。
ステップS103において、水晶振動片10が個々に切断される。切断工程では、レーザーを用いたダイシング装置、または切断用ブレードを用いたダイシング装置などを用いて図5に示された一点鎖線のカットラインCLに沿って切断する。
ステップS11では、リッド部11が製造される。ステップS11はステップS111及びS112を含んでいる。
ステップS111において、図6に示されたように、均一厚さの水晶平板のリッドウエハ11Wにリッド凹部111が数百から数千個形成される。リッドウエハ11Wには、エッチング又は機械加工によりリッド凹部111が形成され、リッド凹部111の周囲には第1端面M1が形成される。
ステップS112において、図6に示されたように、スクリーン印刷でリッドウエハ11Wの第2端面M2に低融点ガラスLGが印刷される。その後、低融点ガラスLGを仮硬化することで、低融点ガラス膜がリッドウエハ11Wの第2端面M2に形成される。
ステップS12では、ベース部12が製造される。ステップS12はステップS121及びS122を含んでいる。
ステップS121において、図7に示されたように、均一厚さの水晶平板のベースウエハ12Wにベース凹部121が数百から数千個形成される。ベースウエハ12Wには、エッチング又は機械加工によりベース凹部121が形成され、ベース凹部121の周囲には第1端面M1が形成される。同時に、各ベース部12のX軸方向の両辺にはベースウエハ12Wを貫通するように角丸長方形のベース貫通孔BH1が形成される。ベース貫通孔BH1が半分割されると1つのベースキャスタレーション122a、122b(図1を参照)になる。
ステップS122では、ステップS102で説明されたスパッタ及びエッチング方法によって図7に示されたようにベース部12の実装面(水晶振動子の実装面)の四隅に実装端子125が形成される。同時に、ベース貫通孔BH1にはベース側面電極123a、123bが形成され、第2端面M2には接続電極124a、124bが形成される(図1を参照)。
ステップS13では、ステップS10で製造された水晶振動片10が導電性接着剤13でベース部12の第1端面M1に載置される。このとき、水晶振動片10の引出電極103a、103bとベース部12の第1端面M1に形成された接続電極124a、124bとの位置が合うように水晶振動片10がベース部12の第1端面M1に載置される。このとき、引出電極103a、103bと接続電極124a、124bとの接続面積が大きいのでより確実に電気的に接続することができる(図2を参照)。
ステップS14では、一対の周波数測定用のプローブPB1、PB2を接続電極124a、124bにそれぞれ当接され、1つ1つの水晶振動片10の振動周波数が測定される。ここで、接続電極124a、124bの面積が大きいので、より簡単かつ精確に水晶振動片10の振動周波数を測定することができる。ステップS14では周波数測定用のプローブPB1、PB2を接続電極124a、124bに当接するが、実装端子125a、125bに当接して振動周波数を測定してもよい。
ステップS15では、水晶振動片10の励振電極102aの厚みを調整する。励振電極102aに金属をスパッタリングして質量を増加させて周波数を下げたり、逆スパッタリングして励振電極102aから金属を昇華させて質量を低減させて周波数を上げる。周波数調整の詳細は本出願人による特開2009−141825に開示されている。なお、振動周波数の測定結果が所定範囲内であれば必ずしも振動周波数を調整する必要はない。
ベースウエハ12Wには数百から数千個の水晶振動片10が載置されている。ステップS14で1つの水晶振動片10の振動周波数を測定した後、ステップS15で1つの水晶振動片10の振動周波数を調整してもよい。このステップの繰り返しをベースウエハ12W上のすべての水晶振動片10に対して行う。また、ステップS14でベースウエハ12W上のすべての水晶振動片10の振動周波数を測定した後、ステップS15で1つずつ水晶振動片10の振動周波数を調整してもよい。
ステップS16では、低融点ガラスLGを加熱させリッドウエハ11Wとベースウエハ12Wとが加圧される。これによりリッドウエハ11Wとベースウエハ12Wとが低融点ガラスLGにより接合される。
ステップS17では、接合されたリッドウエハ11Wと、ベースウエハ12Wとが個々に切断される。切断工程では、レーザーを用いたダイシング装置、または切断用ブレードを用いたダイシング装置などを用いて図6及び図7に示された一点鎖線のスクライブラインSLに沿って第1水晶振動子100を単位として個片化する。これにより、数百から数千の第1水晶振動子100が製造される。
(第1実施形態の変形例)
第1実施形態の変形例である第1圧電振動子100’について、図8及び図9を参照しながら説明する。図8(a)は水晶振動片10をベース部12’に載置した後、且つリッド部11をベース部12’に接合する前の第1水晶振動子100’の斜視図で、(b)は第1水晶振動子100’の底面図である。図9は、ベースウエハ12W’の底面図である。
図8(a)に示された第1圧電振動子100’は、ベース側面電極123a’(及び123b’)がベース部12’のキャスタレーション122a(及び122b)全面に形成せず、接続電極124a(及び124b)とZ’軸方向でほぼ同じ幅のみに形成されている。したがって、図8(b)に示された実装端子125a’、125b’及び125’は、X軸方向の両側にベース部12’の縁部と間隔127を有するように形成されている。同様に、実装端子125a’、125b’及び125’はZ’軸方向の両側にもベース部12’の縁部と間隔128を有するように形成されている。
このような構成よれば、図9に示されたように、ベースウエハ12W’の実装面に形成された各ベース部12’に付属される実装端子同士がそれぞれに離れて形成されている。つまり、隣り合うベース部12’に形成された各実装端子が電気的に接続されていない。これにより、ウエハ状態でプローブPB1、PB2(図2を参照)により水晶振動片10の振動周波数が測定とき、隣り合うベース部12’に載置された水晶振動片10による影響がない。このため、より精確に水晶振動片10の振動周波数を測定することができる。
(第2実施形態)
<第2水晶振動子200の全体構成>
第2水晶振動子200の全体構成について、図10〜図12を参照しながら説明する。なお、第2水晶振動子200は音叉型水晶振動片20を有しているので、その座標系は第1実施形態のATカットで回転された座標系ではない。つまり、第2実施形態に関する図10〜図14では第1実施形態と同じX軸が用いられ、振動腕205が伸びる方向をY軸方向とし、X軸方向及びY軸方向に垂直な高さ方向をZ軸方向とする。
図10に示されたように、リッド凹部211を有するリッド部21と、ベース凹部221を有するベース部22と、ベース部22に載置され一対の振動腕205を有する音叉型水晶振動片20とを備える。
音叉型水晶振動片20は−Y側に形成されZ軸方向から見てほぼ矩形形状の基部204と、基部204の一辺から+Y軸方向に沿って伸びた一対の振動腕205とを備えている。一対の振動腕205の断面はほぼ矩形形状であり、表面、裏面及び両側面には励振電極202a、202bが形成されている。一対の振動腕205の表面および裏面には、Y軸方向に伸びる溝部207が形成されていてもよい。その溝部207に励振電極が形成されると、振動腕205に発生する電界が大きくなりCI(クリスタルインピーダンス)値の上昇が抑えられる。さらに、振動腕205の+Y側の先端には錘部208がそれぞれ形成されてもよい。錘部208は音叉型水晶振動片20の一対の振動腕205が振動しやすくなるための錘であり、且つ周波数調整のために設けられている。音叉型水晶振動片20は、たとえば32.768kHzで振動する振動片で、極めて小型の振動片となっている。
音叉型水晶振動片20は、基部204から一対の振動腕205のX軸方向の外側でY軸方向に音叉型水晶振動片20のほぼ中央部まで伸びた一対の支持腕206a、206bを有している。また、一対の支持腕206a、206bはその先端部がX軸方向の両側に折り曲げて形成される。ここで、一対の支持腕206a、206bは一対の振動腕205の振動が第2水晶振動子200の外部へ漏れる振動漏れを小さくする効果を有する。また一対の支持腕206a、206bは、キャビティCT(図12(a)を参照)の温度変化、または衝撃の影響を受けづらくさせる効果を有する。なお、基部204、振動腕205及び支持腕206a、206bは同じ厚さで形成され、ウェットエッチングにより同時に形成される。
また、音叉型水晶振動片20は両面に一対の振動腕205から一対の支持腕206a、206bの先端までそれぞれ伸びた引出電極203a、203bが形成されている。また、引出電極203a、203bは一対の振動腕205に形成された励振電極202a、202bにそれぞれ接続されている。
なお、音叉型水晶振動片20はY軸方向の長さL7が2000μm程度で、X軸方向の幅W7が1800μm程度で、Z軸方向の高さH7は100μm程度である。ここで、長さL7は振動腕205の+Y側の端部から基部204の−Y側の端部までの距離で、幅W7は、支持腕206aの+X側の端部から支持腕206bの−X側の端部までの距離である。
ベース部22は、表面(+Z側の面)にベース凹部221の周囲に形成された第1端面M1を有している。また、ベース部22はX軸方向の両側にベース貫通孔BH2(図14を参照)を形成した際のY軸方向伸びたベースキャスタレーション222a、222bが形成されている。ベースキャスタレーション222a、222bにはベース側面電極223a、223b(図12(a)を参照)がそれぞれ形成されている。また、ベース部22の第1端面M1の+X側にはベース側面電極223aと電気的に接続された接続電極224aが形成されている。同様に、ベース部22の第1端面M1の−X側にはベース側面電極223bと電気的に接続された接続電極224bが形成されている。さらに、ベース部22は実装面(水晶振動子の実装面)にベース側面電極223a、223bとそれぞれ電気的に接続された一対の実装端子225a、225bが形成されている(図12(b)を参照)。
図11に示されたように、ベース部22の外形寸法は第1実施形態で説明されたベース部12と同じである。ベースキャスタレーション222a、222bのY方向の長さL2はベース部22の長さL1の1/3〜1/2程度、すなわち約1000〜1600μmである。接続電極224a、224bのY方向の長さL3はベースキャスタレーション222a、222bの長さL2と同程度から1/2程度、すなわち約800〜1600μmである。
図12に示されたように、また、ベース凹部221のX軸方向の幅W5は音叉型水晶振動片20のX軸方向の幅W7(1800μm程度)より短く形成され、1500μm程度である。ベース凹部121の深さは、40μm程度である。さらに、ベース側面電極、接続電極及び実装端子は励振電極及び引出電極と同じ構成である。
つまり、図12(a)に示されたように第2水晶振動子200において音叉型水晶振動片20の幅W7(1800μm)がベース凹部221の幅W5(1500μm)より大きい。このため、音叉型水晶振動片20を導電性接着剤13でベース部22に載置すると、音叉型水晶振動片20の一対の支持腕206a、206bの両端がベース部22の第1端面M1に載置される。このとき、音叉型水晶振動片20の引出電極203a、203bがベース部22の接続電極224a、224bにそれぞれ電気的に接続される。これにより、実装端子225a、225bがベース側面電極223a、223b、接続電極224a、224b、導電性接着剤13及び引出電極203a、203bを介して励振電極202a、202bにそれぞれ電気的に接続される。つまり、実装端子225a、225bに交番電圧(正負を交番する電位)を印加したときに、音叉型水晶振動片20の振動腕205は振動する。
また、ベース部22の接続電極224a、224bがより幅広く(L3:800μm)形成されているので、音叉型水晶振動片20をベース部22に接着したとき引出電極203a、203bと接続電極224a、224bとがより広い領域で接続できる。このため、引出電極203a、203bと接続電極224a、224bとがより確実に電気的に接続されている。また、図11に示されたように一対の周波数測定用のプローブPB1、PB2を接続電極224a、224bにそれぞれ当接することで、音叉型水晶振動片20の振動周波数が測定できる。ここで、接続電極224a、224bの面積が大きいので、より簡単かつ精確に音叉型水晶振動片20の振動周波数を測定することができる。
さらに、図12(b)に示されたようにベース部22の実装面には4つの実装端子225が形成されている。その中、実装端子225a、225bはベース側面電極223a、223bにそれぞれ電気的に接続され、別の2つの実装端子225はアースに使われる。
図10〜図12に示されたように、第2水晶振動子200はキャビティCTを形成したリッド部21を有している。キャビティCTは、窒素ガスで満たされたり又は真空状態に気密されたりする。
なお、リッド部21はその−Z側にリッド凹部211の周囲に形成された第2端面M2を有している。また、リッド部21の第2端面M2は例えば非導電性接着剤である低融点ガラスLGによりベース部22の第1端面M1に接続される。
リッド部21の外形寸法は、第1実施形態で説明されたリッド部11と同じである。また、リッド凹部211のX軸方向の幅W4は音叉型水晶振動片20のX軸方向の幅W7(1800μm程度)より長く形成され、2000μm程度である。リッド凹部211の深さは、250μm程度である。
つまり、リッド凹部211の幅W4(2000μm)が音叉型水晶振動片20の幅W7(1800μm)及びベース凹部221の幅W5(1500μm)より大きい。このため、低融点ガラスLGは図10及び図12(a)に示されたように、ベース部22の第1端面M1の外側(幅は250μm程度)でリッド部21とベース部22とを接合する。
また、第2実施形態においても、第1実施形態の変形例で説明されたように、ベース側面電極がベース部のキャスタレーションの全面に形成せず、接続電極とY軸方向でほぼ同じ幅のみに形成されてもよい。
<第2水晶振動子200の製造方法>
第2水晶振動子200の製造方法について、第1実施形態で説明された図4を参照しながら説明する。また、図13は水晶ウエハ20Wの平面図で、図14はベースウエハ22Wの平面図である。
ステップS10では、音叉型水晶振動片20が製造される。まず、図13に示されたように均一の水晶ウエハ20Wにエッチングにより複数の音叉型水晶振動片20の外形が形成される。ここで、各音叉型水晶振動片20は連結部209により水晶ウエハ20Wに連接されている。そして、図4のステップS102で説明されたように励振電極202a、202b及び引出電極203a、203bが形成される。その後、レーザーを用いたダイシング装置、または切断用ブレードを用いたダイシング装置などを用いて図13に示された一点鎖線のカットラインCLに沿って音叉型水晶振動片20が個々に切断される。
ステップS11では、リッド部21が製造される。第2実施形態のリッド部21は第1実施形態のリッド部11と同じ形状で寸法のみが異なるので、第1実施形態と同じ製造方法で製造できる。
ステップS12では、ベース部22が製造される。まず、図14に示されたように均一厚さの水晶平板のベースウエハ22Wにベース凹部221が数百から数千個形成される。同時に、各ベース部22のX軸方向の両辺にはベースウエハ22Wを貫通するように角丸長方形のベース貫通孔BH2が形成される。ベース貫通孔BH2が半分割されると1つのベースキャスタレーション222a、222b(図10を参照)になる。その後、図4のステップS102で説明されたようにベース貫通孔BH2にベース側面電極223a、223bが形成され、第2端面M2に接続電極224a、224bが形成される(図10を参照)。
ステップS13では、ステップS10で製造された音叉型水晶振動片20が導電性接着剤13でベース部22の第1端面M1に載置される(図11を参照)。
ステップS14では、一対の周波数測定用のプローブPB1、PB2を接続電極224a、224bにそれぞれ当接することで、音叉型水晶振動片20の振動周波数が測定される。
ステップS15では、音叉型水晶振動片20の振動腕205の錘部208にレーザーが照射されて錘部208から金属が昇華され、振動周波数が調整される。ベースウエハ22Wに載置された音叉型水晶振動片20のすべて振動周波数が測定されてから、個々の音叉型水晶振動片20の振動周波数が調整されてもよいし、1つ1つの振動周波数の測定後に振動周波数が調整されてもよい。
ステップS16では、低融点ガラスLGが加熱されリッドウエハ(図6を参照)とベースウエハ22Wとが加圧される。これにより、リッドウエハ(図6を参照)とベースウエハ22Wとが低融点ガラスLGにより接合される。
ステップS17では、接合されたリッドウエハ(図6を参照)と、ベースウエハ22Wとが個々に切断される。これにより、数百から数千の第2水晶振動子200が製造される。
以上、本発明の最適な実施形態について詳細に説明したが、当業者に明らかなように、本発明はその技術的範囲内において実施形態に様々な変更・変形を加えて実施することができる。
第1実施形態及び第2実施形態において、リッド部とベース部とは非導電性接着剤である低融点ガラスLGにより接合されているが、低融点ガラスLGの代わりにポリイミド樹脂を用いられてもよい。ポリイミド樹脂が用いられる場合においては、スクリーン印刷でもよいし、感光性のポリイミド樹脂を全面に塗布した後に露光することもできる。
また、実装端子はベース部の底面の四隅に形成されているが、X軸方向の両側に形成された一対の実装端子でもよい。このとき、アース用の実装端子が形成されていない。
また、例えば、実施形態では水晶振動片が使用されたが、水晶以外にタンタル酸リチウム、ニオブ酸リチウムなどの圧電材料を利用することができる。さらに圧電デバイスとして、発振回路を組み込んだICなどをパッケージ内に配置させた圧電発振器にも本発明は適用できる。
さらに、本発明では1枚のウエハに複数の水晶振動片が同時に形成されているが、個々の水晶片に対して研磨、エッチング及び電極形成が行われてもよい。
10、20 … 水晶振動片
11、21 … リッド部、 11W … リッドウエハ
12、12’、22 … ベース部、 12W、12W’、22W … ベースウエハ
13 … 導電性接着剤
100、100’、200 水晶振動子
101 … 水晶片
102a、102b、202a、202b … 励振電極
103a、103b、203a、203b … 引出電極
104、209 … 連結部
111、211 … リッド凹部
121、221 … ベース凹部
122a、122b、222a、222b … キャスタレーション
123a、123b、223a、223b、123a’、123b’ … 側面電極
124a、124b、224a、224b … 接続電極
125、125a、125b、225、225a、225b、125’、125a’、125b’ … 実装端子
204 … 基部
205 … 振動腕
206a、206b … 支持腕
207 … 溝部
208 … 錘部
CT … キャビティ
LG … 低融点ガラス
PB1、PB2 … プローブ

Claims (9)

  1. 一対の外部電極が形成される第1面とその第1面の反対側で第1凹み部及びその第1凹み部の周囲の第1接合面が形成される第2面と、前記第1接合面から前記第1面と第2面とを結ぶ側面を介して前記外部電極と接続する一対の接続電極と、を有する矩形状のベースと、
    前記接続電極と接続する一対の励振電極を有し、前記ベースに保持される圧電振動片と、
    前記圧電振動片を覆い、前記第1凹み部より大きな第2凹み部及びその第2凹み部の周囲の第2接合面が形成されたリッドと、
    前記第2接合面の幅で、前記第1接合面と前記第2接合面との間に環状に配置され、前記ベースと前記リッドとを封止する環状の封止材と、
    を備える圧電デバイス。
  2. 前記ベースから前記リッドへの方向から見ると、前記ベースの外周は矩形状でありこの矩形状の辺にこの辺の長さの半分以上に渡ってキャスタレーションが形成され、
    前記接続電極は前記キャスタレーションの半分以上の長さで形成される請求項1に記載の圧電デバイス。
  3. 一対の外部電極が形成される第1面とその第1面の反対側で第1凹み部及びその第1凹み部の周囲の第1接合面が形成される第2面とを有する矩形状のベースを複数含み、隣り合う前記矩形状のベースの間の一辺に前記第1面から前記第2面まで貫通する少なくとも一対の貫通孔と、前記第1接合面から前記一対の貫通孔を介して前記一対の外部電極と接続する一対の接続電極とが形成されたベースウエハを用意する工程と、
    一対の励振電極を有する圧電振動片を前記複数のベースの前記接続電極にそれぞれ配置する配置工程と、
    前記第1凹み部より大きな第2凹み部及びその第2凹み部の周囲の第2接合面が形成されたリッドを複数含むリッドウエハを用意する工程と、
    前記第2接合面の幅で環状に配置される封止材を、前記ベースウエハ又はリッドウエハに形成する封止材形成工程と、
    前記封止材形成工程後に、前記ベースウエハと前記リッドウエハとを加熱及び加圧して接合する接合工程と、
    を備える圧電デバイスの製造方法。
  4. 前記配置工程は、前記圧電振動片を導電性接着剤を介して前記接続電極に配置する請求項3に記載の圧電デバイスの製造方法。
  5. 前記貫通孔は前記一辺の長さの1/3から1/2を占める長孔である請求項3又は請求項4に記載の圧電デバイスの製造方法。
  6. 前記接続電極は前記長孔の長さの半分以上の幅で形成される請求項5に記載の圧電デバイスの製造方法。
  7. 前記接合工程後に、前記圧電デバイスをスクライブラインに沿って個々に切断する切断工程を備え、
    前記貫通孔の一部は前記スクライブラインに重なる請求項3から請求項6のいずれか一項に記載の圧電デバイスの製造方法。
  8. 前記接合工程前に、前記接続電極又は前記外部電極にプローブを当接させて前記圧電振動片の振動周波数を測定する測定工程を備える請求項3から請求項7のいずれか一項に記載の圧電デバイスの製造方法。
  9. 前記封止材は350℃〜410℃で溶融するガラスの接着剤を含む請求項3から請求項8のいずれか一項に記載の圧電デバイスの製造方法。
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