JP2011519488A - マルチ電圧静電気放電保護 - Google Patents

マルチ電圧静電気放電保護 Download PDF

Info

Publication number
JP2011519488A
JP2011519488A JP2011507495A JP2011507495A JP2011519488A JP 2011519488 A JP2011519488 A JP 2011519488A JP 2011507495 A JP2011507495 A JP 2011507495A JP 2011507495 A JP2011507495 A JP 2011507495A JP 2011519488 A JP2011519488 A JP 2011519488A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
esd
coupled
transistor
source
drain
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2011507495A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011519488A5 (ja
JP5550635B2 (ja
Inventor
ディー ウィットフィールド,ジェームズ
イアン ギル,チャイ
ゴイアル,アブヒヤット
ザン,ロウイン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NXP USA Inc
Original Assignee
NXP USA Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NXP USA Inc filed Critical NXP USA Inc
Publication of JP2011519488A publication Critical patent/JP2011519488A/ja
Publication of JP2011519488A5 publication Critical patent/JP2011519488A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5550635B2 publication Critical patent/JP5550635B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L27/00Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate
    • H01L27/02Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components specially adapted for rectifying, oscillating, amplifying or switching and having potential barriers; including integrated passive circuit elements having potential barriers
    • H01L27/0203Particular design considerations for integrated circuits
    • H01L27/0248Particular design considerations for integrated circuits for electrical or thermal protection, e.g. electrostatic discharge [ESD] protection

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
  • Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)

Abstract

静電放電(ESD)クランプ(41、51、61、71、81、91)であって、被保護半導体SC素子又はIC(24)の入力−出力(I/O)(22)及び共通端子(GND)に渡って結合され、GND(23)とI/O(22)との間に結合されたソース−ドレイン(26、27)を有するESDトランジスタ(ESDT)(25)、ゲート(28)とソース(26)との間に結合された第1の抵抗器(30)、及びESDT本体(29)とソース(26)との間に結合された第2の抵抗器(30)、を有する。抵抗器(30、32)に並列に、1又は複数のバイアス供給Vb、Vb’に結合されたゲート(38、38’)を有する制御トランジスタ(35、35’)がある。素子又はIC(24)の主電源線(Vdd)は、Vb、Vb’のために都合のよい電源である。出荷、取り扱い、機器組み立て等の最中、Vddがオフのとき、ESDトリガ電圧Vt1は低く、従ってESDの危険性が高いときに最大のESD保護を提供する。Vddが供給されるとき、Vt1は通常の回路動作への干渉を回避するのに十分大きい値まで上昇するが、依然としてESD事象から保護する。通常動作中のESDT(25)を通じた寄生漏れ量は、大幅に低減される。

Description

本発明は、概して電子素子の静電放電(ESD)保護に関し、より詳細には半導体部品及び集積回路のESD保護に関する。
近年の電子素子、特に半導体(SC)素子及び集積回路(IC)は、静電放電(ESD)事象による損傷の危険性がある。人間又は機械又は両者によるSC素子及びICの取り扱いから生じる静電放電は、過剰電圧の元である。従って、入力/出力(I/O)並びにSC素子及びIC等の他の端子間にESDクランプ
(電圧制限素子)を設けることが一般的である。
図1は、回路20の簡単な概略図である。回路20では、ESDクランプ21は入力/出力(I/O)端子22とSC素子若しくはICのグランド又は共通端子23との間に配置され、チップ上の他の素子を保護する。つまり、I/O端子22と共通(例えば、「GND」)端子23とに結合されている回路コア24を保護する。I/O端子22は、より一般的に「第1の端子」22としても表され、入力及び出力に加えて他の機能を有してもよい。GND端子23は、より一般的に「第2の端子」23としても表され、共通又は基準電位又はバスとの接続に加えて他の機能を有してもよい。ESDクランプ21内のツェナー・ダイオードの記号21’は、ESDクランプ21の記号が、外部端子22、23に存在する電圧に関係なく回路コア24の両端に現れうる電圧を制限することであることを象徴的に示す。ESDクランプ21は、実際のツェナー・ダイオードを有しもよいし有さなくてもよい。本願明細書で用いられるように、略語「GND」は、実際に接地帰路に結合されているか否かに関係なく、特定の回路又は電子素子の共通又は基準端子を表すことを意図している。略語「I/O」は、ESDクランプにより保護されるSC素子又はICの任意の端子を有することを意図している。
図2は、ESDクランプ21の代わりに回路20に挿入された従来のESDクランプ31の内部構成要素を示す簡単な概略図である。ESDクランプ31は、ソース26とドレイン27とゲート28と本体接点29と並列抵抗器30、32とを有する電界効果トランジスタ25を有する。抵抗器30は、ゲート28から節点34に結合され、またGND端子23及びソース26にも結合される。抵抗器32は、トランジスタ25の本体接点29から節点34に結合され、またGND端子23及びソース26にも結合される。端子22、23間の電圧が「トリガ電圧Vt1」と称される所定の限度より上昇するとき、トランジスタ25はオンに切り替わり、望ましくは端子22、23間の電圧を、回路コア24を損傷しうる値より低いレベルにクランプする。トランジスタ25の横方向の大きさは、端子22、23間の電圧をトリガ電圧Vt1より高くさせずに、期待されるESD電流をシンクできるように選択される。このようなESDクランプは、従来良く知られている。図3は、ESDクランプの標準的な電流−電圧特性の図である。図3では、Vt1はトリガ電圧と表され、電圧Vhは保持電圧と表される。
本発明は、半導体部品及び集積回路のESD保護を提供する。
第1の実施形態によると、電子素子が提供される。当該電子素子は、静電放電(ESD)クランプ(41、51、61、71、81、91)を具現し、該ESDクランプは、当該電子素子に含まれる被保護半導体素子又は集積回路(24)の第1の端子(22)と第2の端子(23)に渡って結合される。当該電子素子は、ソース(26)とドレイン(27)とゲート(28)と本体(29)とを有する第1のESDトランジスタ(25)であって、前記第1のESDトランジスタのソース(26)は前記第2の端子(23)に結合され、前記第1のESDトランジスタのドレイン(27)は前記第1の端子(22)に結合される第1のESDトランジスタ(25)、前記第1のESDトランジスタ(25)のゲート(28)とソース(26)との間に結合される第1の抵抗器(30)、前記第1のESDトランジスタ(25)の本体(29)とソース(26)との間に結合される第2の抵抗器(32)、及びソース(36、36’)とドレイン(37、37’)とゲート(38、38’)とを有する第1及び第2の制御トランジスタ(35、35’)であって、前記第1の制御トランジスタ(35)のソース(36)及びドレイン(37)は前記第1の抵抗器(30)に並列に結合され、前記第1の制御トランジスタ(35)のゲート(38)は第1のバイアス電圧に結合されるよう適応され、前記第2の制御トランジスタ(35’)のソース(36’)及びドレイン(37’)は前記第2の抵抗器(32)に並列に結合され、前記第2の制御トランジスタ(35’)のゲート(38’)は第2のバイアス電圧に結合されるよう適応される、第1及び第2の制御トランジスタ(35、35’)、を有する。
更なる実施形態によると、当該電子素子は、ソース(26)とドレイン(27)とゲート(28)と本体(29)とを有する第2のESDトランジスタ(25)であって、該第2のESDトランジスタ(25)のソース及びドレインは前記第1のESDトランジスタ(25)のソース(26)と前記第2の端子(23)との間に直列に結合される第2のESDトランジスタ(25)、該第2のESDトランジスタ(25)のゲート(28)とソース(26)との間に結合される第3の抵抗器(30)、前記第2のESDトランジスタ(25)の本体(29)とソース(26)との間に結合される第4の抵抗器(32)、及びソース(36、36’)とドレイン(37、37’)とゲート(38、38’)とを有する第3(35)及び第4(35’)の制御トランジスタであって、該第3の制御トランジスタのソース(36)及びドレイン(37)は前記第3の抵抗器に並列に結合され、前記第3の制御トランジスタ(35)のゲートは第3のバイアス電圧に結合されるよう適応され、前記第4の制御トランジスタ(35’)のソース(36’)及びドレイン(37’)は前記第4の抵抗器に並列に結合され、前記第4の制御トランジスタ(35’)のゲート(38’)は第4のバイアス電圧に結合されるよう適応される、第3及び第4の制御トランジスタ(35、35’)、を更に有する。
更に別の実施形態によると、前記第2のESDトランジスタ(25)のドレイン(27)は、前記第1のESDトランジスタ(25)のソース(26)に結合される。
更に別の実施形態によると、前記第2のESDトランジスタ(25)のソース(26)は、前記第1のESDトランジスタ(25)のソース(26)に結合される。
更に別の実施形態によると、前記第1及び第2のバイアス電圧は、Vddから引き出され、Vddは、被保護半導体素子又は集積回路の主電源線電圧である。
更に別の実施形態によると、当該電子素子は、前記第1及び第2のバイアス電圧の電源と前記第1及び第2の制御トランジスタ(35、35’)のゲート(38、38’)との間の1又は複数の低域通過フィルタ(501、502、503)、を更に有する。
更に別の実施形態によると、前記第1及び第2のバイアス電圧は、共通の電源から引き出され、単一の低域通過フィルタ(501、502、503)は、該共通の電源と前記第1(35)及び第2(35’)の制御トランジスタのゲート(38、38’)との間に設けられる。
追加の実施形態によると、前記1又は複数の低域通過フィルタ(501、502及び503)は、約800メガヘルツより低い周波数の信号を実質的に通過させ、約800メガヘルツより上の信号を実質的に減衰する。
更に追加の実施形態によると、前記1又は複数の低域通過フィルタ(501)は、該フィルタへ(501)の入力に渡る第1及び第2の端子を有する第1のキャパシタ(52)、前記フィルタ(501)の出力に渡る第1及び第2の端子を有する第2のキャパシタ(51)、及び前記第1のキャパシタ(52)の第1の端子及び第2のキャパシタの第1の端子(51)を結合する更なる抵抗器(35)、を有する。
更に追加の実施形態によると、前記1又は複数の低域通過フィルタ(502、503)のそれぞれは、入力端子及び出力端子を有し、該フィルタは、第1及び第2の端子(55、57;54、56)を有するキャパシタ(52、51)であって、該キャパシタの第1の端子又は第2の端子(55、57;54、56)のうちの一方(55、54)は入力端子又は出力端子(58)のうちの一方に結合されるキャパシタ(52、51)、該キャパシタ(52、51)の第1の端子又は第2の端子(55、57;54、56)のうちの他方(54、55)を前記フィルタの入力端子又は出力端子(58)のうちの他方に結合する更なる抵抗器、を有する。
更に追加の実施形態によると、前記第1のバイアス電圧は、前記第1の制御トランジスタ(35)のゲートの絶縁破壊電圧より低く、前記第2のバイアス電圧は、前記第2の制御トランジスタ(35’)のゲートの絶縁破壊電圧より低い。
第2の態様によると、電子部品が提供され、当該電子部品は、当該電子部品に含まれる被保護半導体素子又は集積回路の第1の端子(22)と第2の端子(23)に渡って結合される縦列接続された静電放電(ESD)クランプ(71、81、91)を有し、当該電子部品は、直列に結合された少なくとも第1(41−1、41−1’)及び第2(41−2)のESDクランプ段を有し、該第1及び第2のESDクランプ段のそれぞれ(41−1、41−1’;41−2)は、ソース接点(26)とドレイン接点(27)とゲート接点(28)と本体接点(29)とを有するESDトランジスタ(25)、該ESDトランジスタ(25)のゲート接点(28)とソース接点(26)との間に結合される第1の抵抗器(30)、前記ESDトランジスタ(25)の本体接点(29)とソース接点(28)との間に結合される第2の抵抗器(32)、ソース接点(36)とドレイン接点(37)とゲート接点(38)とを有する第1の制御トランジスタ(35)であって、該第1の制御トランジスタ(35)のソース接点(36)及びドレイン接点(37)は前記第1の抵抗器(30)に渡って結合され、該第1の制御トランジスタ(35)のゲート接点(38)は第1のバイアス電圧に結合されるよう適応される、第1の制御トランジスタ(35)、及びソース接点(36’)とドレイン接点(37’)とゲート接点(38’)とを有する第2の制御トランジスタ(35’)であって、該第2の制御トランジスタ(35’)のソース接点(36’)及びドレイン接点(37’)は前記第2の抵抗器(32)に渡って結合され、該第2の制御トランジスタ(35’)のゲート接点(38’)は第2のバイアス電圧に結合されるよう適応される、第2の制御トランジスタ(35’)、を有し、前記第1のESDクランプ段(41−1、41−1’)の前記ESDトランジスタ(25)のソース接点(26、34)又はドレイン接点(27、33)は、前記第2の端子(23)に結合され、前記第2のESDクランプ段(41−2)の前記ESDトランジスタ(25)のドレイン接点(27、33)は、前記第1の端子(22)に結合され、前記第1のESDクランプ段(41−1、41−1’)の前記ESDトランジスタ(25)のドレイン接点(27、33)又はソース接点(26、34)は、前記第2のESDクランプ段(41−2)の前記ESDトランジスタ(25)のソース接点(26、34)に結合される。
更なる実施形態によると、前記第1のESDクランプ段(41−1、41−1’)の前記制御トランジスタ(35、35’)のゲート接点(38、38’)は、一緒に結合され、第1のバイアス電圧に結合されるよう適応され、前記第2のESDクランプ段(41−2)の前記制御トランジスタ(35、35’)のゲート接点(38、36’)は、一緒に結合され、第2のバイアス電圧に結合されるよう適応される。
更に別の実施形態によると、前記第1及び第2のバイパス電圧は異なる。
更に別の実施形態によると、前記第1及び第2のバイパス電圧は実質的に同一である。
更に別の実施形態によると、前記第1及び第2のバイアス電圧は、第1及び第2のバイアス供給接続(58、59)から得られ、前記第1(41−1、41−1’)及び第2(41−2)のESDクランプ段の前記制御トランジスタ(35、35’)のゲート(38、38’)は、該第1のバイアス供給接続(58)に結合されるよう適応され、前記縦列接続されたESDクランプ(71、81、91)は、前記第1のESDクランプ段(41−1、41−1’)の前記ESDトランジスタ(25)のドレイン(27、33)又はソース(26、34)と、前記第2のESDクランプ段(41−2)の前記ESDトランジスタ(25)のソース(25、34)とに結合された第1の端部、及び前記第2のバイアス供給接続(59)に結合されるよう適応された第2の端部、を有する。
第3の実施形態によると、電子装置が提供される。当該電子装置は、当該装置内の被保護半導体素子又は集積回路(24)の第1の端子(22)と第2の端子(23)に渡って結合される双方向静電放電(ESD)クランプ(91)を有し、当該電子装置は、直列に結合された第1及び第2のESDクランプ段(41−1’、41−2)を有し、該第1及び第2のESDクランプ段のそれぞれ(41−1’、41−2)は、ソース(26)とドレイン(27)とゲート(28)と本体(29)とを有するESDトランジスタ(25)、該ESDトランジスタ(25)のゲート(28)とソース(26)との間に結合される第1の抵抗器(30)、前記ESDトランジスタ(25)の本体(29)とソース(26)との間に結合される第2の抵抗器(32)、ソース(36)とドレイン(37)とゲート(38)とを有する第1の制御トランジスタ(35)であって、該第1の制御トランジスタ(35)のソース(36)及びドレイン(37)は前記第1の抵抗器(30)に渡って結合され、該第1の制御トランジスタ(35)のゲート(38)は第1のバイアス電圧に結合されるよう適応される、第1の制御トランジスタ(35)、ソース(36’)とドレイン(37’)とゲート(38’)とを有する第2の制御トランジスタ(35’)であって、該第2の制御トランジスタ(35’)のソース(36’)及びドレイン(37’)は前記第2の抵抗器(32)に渡って結合され、該第2の制御トランジスタ(35’)のゲート(38’)は第2のバイアス電圧に結合されるよう適応される、第2の制御トランジスタ(35’)、前記第1のESDクランプ段(41−1’)の前記ESDトランジスタ(25)のソース(26)とドレイン(27)との間に結合される第1のバイパス・ダイオード(95)、及び前記第2のESDクランプ段(41−2)の前記ESDトランジスタ(25)のソース(26)とドレイン(27)との間に結合される第2のバイパス・ダイオード(94)、を有し、前記第1のESDクランプ段(41−1’)の前記ESDトランジスタ(25)のドレイン(27)は、前記第2の端子(23)に結合され、前記第2のESDクランプ段(41−2)の前記ESDトランジスタ(25)のドレイン(27)は、前記第1の端子(22)に結合され、前記第1(41−1’)及び第2(41−2)のESDクランプ段の前記ESDトランジスタ(25、25)のソース(26、26)は、一緒に結合される。
更なる実施形態によると、前記第1のESDクランプ段(41−1’)の前記ESDトランジスタ(25)のソース(26)とドレイン(27)との間に結合された前記第1のバイパス・ダイオード(95)は、前記第1の端子(22)に到来するESD過渡電流が前記第2の端子(23)に対して正のとき、前記第1のバイパス・ダイオード(95)が導通し、それにより前記ESD過渡電流の結果として生じる電流を主として前記第1のダイオード(95)を通じて流し、前記第1のESDクランプ段(41−1’)の前記ESDトランジスタ(25)を実質的にバイパスさせるようにし、前記第2のESDクランプ段(41−2)の前記ESDトランジスタ(25)のソース(26)とドレイン(27)との間に結合された前記第2のバイアス・ダイオード(94)は、前記第1の端子(22)に到来するESD過渡電流が前記第2の端子(23)に対して負のとき、前記第2のバイパス・ダイオード(94)を導通し、それにより前記ESD過渡電流の結果として生じる電流を主として前記第2のダイオード(94)を通じて流し、前記第2のESDクランプ段(41−2)の前記ESDトランジスタ(25)を実質的にバイパスさせるようにする。
更に別の実施形態によると、当該装置は、前記第1及び第2のバイアス電圧の一方又は両方と前記制御トランジスタ(35、35)のゲート(38、38’)との間に直列に結合されるよう適応された1又は複数の低域通過フィルタ(501、502、503)、を更に有する。
更に別の実施形態によると、前記1又は複数の低域通過フィルタ(501、502、503)の少なくとも幾つかは、直列抵抗器(53)及び1又は複数のシャント・キャパシタ(52、51)を有する。
本発明は、以下の図面と関連して以下に説明される。図中の類似の数字は同様の要素を示す。
ESDクランプを用いて回路コアを静電放電(ESD)事象から保護する一般的なESD保護回路の簡単な概略図である。 従来のESDクランプの内部構成要素を示す簡単な概略図である。 例えば図2に示されたようなESDクランプの標準的な電流−電圧特性の図である。 本発明の実施形態によるESDクランプの内部構成要素を説明する簡単な概略図である。 本発明の更なる実施形態によるESDクランプの内部構成要素を説明する簡単な概略図である。 本発明の更に別の実施形態によるESDクランプの内部構成要素及びバイアス電圧システムを説明する簡単な概略図である。 回路に印加される異なる値のバイアス電圧Vbで、図4−6の回路のESD電流(アンペア)をESD電圧(ボルト)の関数として描いた図である。 過渡漏れ電流(ミリアンペア)を時間(マイクロ秒)の関数として描いた図であり、短いデータ・パルスに従う種々のESDクランプの応答を示す。 本発明の更に別の実施形態による、図4−6のESDクランプの縦列構成を実施する高電圧ESDクランプの内部構成要素を説明する簡単な概略図である。 本発明の更に別の実施形態による、図4−6のESDクランプの縦列構成を実施する高電圧ESDクランプの内部構成要素を説明する簡単な概略図である。 本発明の更に別の実施形態による双方向ESDクランプの内部構成要素を説明する簡単な概略図である。
以下の詳細な説明は、現に単なる説明であり、本発明及び本発明の適用及び用途を限定することを意図しない。更に、如何なる表現又は示唆された、前述の技術分野、背景又は以下の詳細な説明で提示される理論によっても限定されることを意図しない。
説明の簡略化と明確化のため、図面は一般的な方法で構成を示し、良く知られた機能及び技術の説明及び詳細は本発明を不要に曖昧にすることを回避するために省略されうる。更に、図面中の構成要素は必ずしも縮尺通りではない。例えば、図中の幾つかの構成要素又は領域の寸歩は、他の構成要素又は領域に対して誇張され、本発明の実施形態の理解を向上させるのを助ける。
説明及び特許請求の範囲の用語「第1」、「第2」、「第3」、「第4」等がある場合は、類似する構成要素間で区別するために用いられており、必ずしも特定の逐次的又は時間的順序を表すものではない。理解されるべき点は、これらの用いられる用語が、本願明細書に記載された実施形態を例えば図示された又は本願明細書に記載された以外の他の順序で動作させるような適切な環境下で相互に交換可能であることである。更に、用語「有する/含む(comprise、include、have)」及びそれらの如何なる変形も、非排他的な含有を包含することを意図している。従って、構成要素の列挙を有する処理、方法、物品又は装置は、必ずしもこれらの構成要素に限定されず、明示的に列挙されない他の構成要素、又は該処理、方法、物品又は装置に内在する他の構成要素を有してもよい。本願明細書で用いられる用語「結合された」は、電気的又は非電気的方法で間接的又は直接的に接続されたとして定義される。
図2の回路は非常に効率的にESD保護を提供しうるが、更なる改善が必要である。従って、改善されたESDクランプ回路、特に保護しようとするコア回路の寄生負荷が低減されたESDクランプ回路、異なる条件下で複数のESDトリガ電圧を提供しうるESDクランプ、及びSC素子又はICが不活性のとき、つまり通常電源に接続されていないときにより強靱な保護を提供しうるESDクランプを提供する必要がある。更に、本発明の他の好適な特徴及び特性は、添付の図面及びこの発明の背景を考慮して、以下の発明の詳細な説明及び添付の特許請求の範囲から明らかになるだろう。
説明の便宜上、本願明細書では、ESDクランプ装置はNチャネル電界効果トランジスタを有すると想定する。しかし、これは限定を意図するものではなく、当業者は、N及びP半導体領域並びに印加電圧の極性の適切な交換により、Pチャネル素子も利用されうることを理解する。従って、種々の電界効果トランジスタ(FET)を用いる本願明細書の説明は、電源及び信号の極性の適切な変更により、何れの種類の素子にも適用されることを意図する。同様に、NPN及びPNPトランジスタがN及びPチャネル素子の代わりに用いられうる。これが回路の動作又は調整に与える影響は少ない。
図4は、本発明の実施形態によるESDクランプ41の内部構成要素を説明する簡単な概略図である。ESDクランプ41は、ESDクランプ21の代わりに汎用保護回路内で用いられる。ここで、節点33はI/O端子22に結合され、節点34はGND端子23に結合される。ESDクランプ41は、図2の従来のESDクランプ31と異なり、ソース36、36’とドレイン37、37’とゲート38、38’とをそれぞれ有する更なるトランジスタ35、35’を有する。説明のため、トランジスタ35、35’は、以後、「制御トランジスタ」として単数又は複数で表される。何故なら、トランジスタ35、35’は、トリガ電圧Vt1を調整又は制御するために用いられうるからである。また、トランジスタ25は、「ESDトランジスタ」として表される。何故なら、トランジスタ25を通じてESD過渡放電電流が流れることが意図されるからである。制御トランジスタ35は、抵抗器30に並列に結合される、つまり、抵抗器30の第1の端及びESDトランジスタ25のゲート28に結合された節点40から、抵抗器30の他端及び節点34に結合された節点42に、結合される。また、制御トランジスタ35は、ESDトランジスタ25のソース26及びESDクランプ41のGND端子23に結合される。制御トランジスタ35’は、抵抗器32に並列に結合される、つまり、抵抗器32の第1の端及びESDトランジスタ25の本体接点29に結合された節点40’から、抵抗器32の他端及び節点34に結合された節点42’に、結合される。また、制御トランジスタ35’は、ESDトランジスタ25のソース26及びESDクランプ41のGND端子23に結合される。ゲート38、38’は、ゲート節点39、39’を介して、バイアス供給端子46、46’でバイアス供給Vb、Vb’に結合される。図7と関連して更に完全に説明されるように、Vb、Vb’の値を変化させることは、ESD回路のトリガ電圧Vt1を変化させる。つまり、Vb、Vb(の値が大きいほど、Vt1の値も高くなる。好適な実施形態では、Vb及びVb’は、共通電源から得られ、実質的に同一である。しかし、他の実施形態では、別のバイアス電圧供給及び/又は異なるバイアス電圧値が用いられてもよい。
図5は、本発明の更なる実施形態による、ESDクランプ51の内部構成要素を説明する簡単な概略図である。ESDクランプ51は、ESDクランプ21の代わりに汎用保護回路内で用いられる。ここで、節点33はI/O端子22に結合され、節点34はGND端子23に結合される。図5のESDクランプ51は、図4のESDクランプ41と異なり、RCフィルタ50、50’が追加され、Vb、Vb’又はVb、Vb’へのリード線結合節点39、39’に現れうる如何なる高速過渡電流も除去する。フィルタ50、50’は、低域通過フィルタとして動作し、好都合なことに制御トランジスタ35、35’のゲート節点39、39’とバイアス端子46、46’との間にそれぞれ結合された直列抵抗器53、53’、及び節点54、54’;55、55’と共通節点42、42’との間に節点56、56’を介して、つまりゲート−ソース端子38、36及び38’、36’間に制御トランジスタ35、35’の節点39、39’及び42、42’を介して結合された1又は複数のシャント・キャパシタンス51、51’;52、52’を有する。R及びCの所望の値は、回路コア24(及びESDクランプ51)の所望の動作周波数、及び期待される高調波又はバイアス供給Vb、Vb’に生じうる過渡電流に依存する。動作周波数が約800メガヘルツの範囲かそれ以上のとき、フィルタ50、50’のR及びCの都合のよい値は、有効に約200≦R≦200kオーム及び0≦C≦2ナノファラッドの範囲であり、好都合なことに約5k≦R≦40kオーム及び0≦C≦0.5ナノファラッドの範囲であり、望ましくは約5k≦R≦20kオーム及び0.1≦C≦0.5ナノファラッドの範囲である。R及びCのより大きい又はより小さい値が、特定の回路又は素子の所望の動作特性、並びにバイアス供給及び結合リード線が晒されうる過渡電流に依存して用いられてもよい。別の言い方では、R及びCは、RC時定数が予想される過渡電流パルスの幅又は節点55、55’に現れうる期間より長くなるように選択されるべきである。フィルタ50、50’は、抵抗器53、53’を有する「π」構成で2つのキャパシタンス51、52;51’、52’を有するとして示された。しかしながら、更なる実施形態では、フィルタ50、50’は、キャパシタンス51、52;51’、52’の一方又は他方を省略して、フィルタ50、50’がキャパシタンス51、51’及び抵抗器52、52’を有する「L」構成、又はキャパシタンス52、52’及び抵抗器53、53’を有する「L」構成を有するようにしてもよい。これは図6と関連して更に完全に説明される。低域通過フィルタの他の形式も、有用であり、本発明の範囲内であることが意図される。フィルタ50、50’は、バイアス供給Vb、Vb’及び関連する導体に、又はVdd及び端子46、46’がVddに結合されるときに関連する導体に現れうる高速過渡電流を除去する。キャパシタ51、51’及び/又は52、52’も、ESDクランプ51及びコア回路24が電力を供給されている間、制御トランジスタ35、35’をオン状態に維持するのを支援する。好適な実施形態では、フィルタ50、50’は特定の形式に含まれ、節点54、54’は端子46、46’を介してコア回路24の公称供給電圧(Vdd)バスに結合される。この場合、Vb=Vb’=Vddであり、Vddはコア回路24の供給バス電圧である。しかしながら、他の実施形態では、異なるバイアス電圧源及び/又は異なるバイアス電圧値が用いられてもよい。上述のように、Vb、Vb’は、別個の電圧源又は共通電圧源から得られてもよい。更に、図5には別個のフィルタ50、50’が示されるが、他の構成が用いられてもよい。説明のため及び限定ではなく、望ましくはVb=Vb’が望ましい場合、単一のフィルタが電圧源Vb、Vb’、及び図6の例で示されたように節点54、54’に結合されたフィルタの出力に結合されてもよい。
図6は、本発明の更に別の実施形態によるESDクランプ61の内部構成要素及びバイアス電圧フィルタ・システム50’’を説明する簡単な概略図であり、更なる詳細を示す。図4−5では、バイアス供給Vb、Vb’への帰路はGNDにより提供されると想定され、明示的に示されなかった。図6では、このような帰路が示される。図6には、示されるように、ESDクランプ61のバイアス端子46、46’及び47、47’にそれぞれ結合されうる出力58、59を有する種々のフィルタ501、502、503(纏めて50’’)及びDC電圧源Vbが示される。フィルタ501、502、503の何れか1つ及び関連するバイアス供給Vbは、ESDクランプ61と関連して用いられ、フィルタ及び関連するバイアス供給が制御トランジスタ55、55’のゲート38、38’に節点39、39’を介して結合されるようにする。本例では、共通のバイアス供給Vb及びフィルタ(501、502又は503)は、ESDクランプ61に結合され、2つの制御トランジスタ35、35’が同一のバイアス電圧を受信するようにする。これは都合が良いが、他の実施形態では、制御トランジスタ35、35’は設計者の必要に応じて別個にバイアスされてもよい。
図7は、端子46、46’(及び47、47’)に印加される異なる値のバイアス電圧Vb=Vb’で、図4−6の回路のESD電流(アンペア)をESD電圧(ボルト)の関数として描いた図60である。この試験では、ESDトランジスタ25に結合されたゲート抵抗器30は約15キロオームであり、ESDトランジスタ25の本体に結合された本体抵抗器32は約20キロオームであり、ESDトランジスタ25は約0.13マイクロメートルの引き込みチャネル長及び約2.7マイクロメートルのチャネル幅を有する。矢印62により示されるように、Vt1の観察値は、バイアス電圧Vb=Vb’が増大するにつれて増大する。Vt1=(Vt1−a)を有する軌跡63は、Vb=Vb’=Vdd=0ボルトに対応する。つまり、ESDクランプ41、51、61及びコア回路24が電力を供給されない、つまりそれらは不活性(オフ)である。これは、SC素子又はICが例えば機器の回路板に組み込まれている工程中にバルクで又は個々に人間により又は機械により取り扱われているときに、通常存在する状態である。この状況は、日常的な出荷の最中及び機器製造作業の最中の個々のSC素子又はICの輸送中、梱包中及び組み立て中に生じる。有利なことに、これらの環境下で、Vb=Vb’=Vdd=0に対する閾電圧Vt1は、最も低い値(Vt1−a)を有する。これは、如何なる動作電圧も、つまり如何なるVddもESDクランプ41、51又は61を有する被保護素子又はICに印加されていないときに、最大の保護が提供されることを保証する。従って、ESDクランプ41、51、61が通常の回路動作により、例えばI/O端子に到来する大きいデータ・パルスにより活性化されうる如何なる危険性もないので、(Vt1−a)は、SC素子又はICの動作中に許容されうる値よりも低くされる。軌跡64−66は、Vb=Vb’が増大するときのESDクランプ41、51、61の応答を示す。Vb=Vb’=0ボルトでは(Vt1−a)は4ボルトの直下であり、Vb=Vb’=1.5ボルトでは(Vt1−b)は約5ボルトであり、またVb=Vb’=3ボルトでは(Vt1−c)は6.3ボルトの直下であり、Vb=Vb’=5ボルトでは(Vt1−d)は約735ボルトであった。試験回路は図6に示された比較的低い電圧で動作するよう設計されたが、本発明はこのような電圧範囲に限定されず、バイアス電圧が制御トランジスタ35、35’のゲート38、38’の絶縁破壊電圧を超えないならば、抵抗器30、32及びバイアス電圧Vb、Vb’を調整することによりVt1の如何なる所望の値又は範囲が提供されてもよい。図9―10に例として示されたように、図4−6に示された種類の回路を縦列接続することにより、Vt1の更に高い値及び範囲を得ることができる。
図8は、過渡漏れ電流(ミリアンペア)を時間(マイクロ秒)の関数として描いた図67であり、短いデータ・パルスに従う種々のESDクランプの電流応答を示す。如何なるESD過渡電流も存在しない。これは、通常の回路動作をシミュレートし、通常動作中にI/Oピンに生じうる望ましくない負荷を、如何なるESD過渡電流も存在しないとき、通常回路動作中に存在する信号及び従来のESDクランプ31から生じうる過剰ワット損と共に示す。また、この望ましくない回路負荷及び過剰ワット損はESDクランプ41、51、61の使用により回避されることが示される。如何なるESD過渡電流も有さず通常回路動作中にESDクランプを通じて流れる如何なる電流も、望ましくないことに、回路動作に利益のない、ダイ又はICのジュール熱及び電源負荷に貢献する浪費されるエネルギである。制御トランジスタ35、35’を有する及び有さない同一のESDトランジスタを用いて比較試験が行われることを保証するために、従来のESDクランプ31の動作は、図4−6のESDクランプ41、51、61の制御トランジスタ35、35’を停止することにより、シミュレートされた。軌跡68は、制御トランジスタ35、35’がオフに切り替えられるようにVb,Vb’=0のとき、図4−6のESDクランプを通る過渡漏れ電流を示す。制御トランジスタ35、35’がオフに切り替えられていると、これらのESDクランプは、通常回路動作中、従来のESDクランプ31と電気的に等価である。制御トランジスタ35、35’がオフに切り替えられていると、これらの回路のESDトランジスタ25は、コア回路24の通常動作中、図2の従来のESDクランプ31のESDトランジスタ25と同じように動作し、同一の寄生漏れ量を示す。本試験では、コア回路24は電源を入れられるが(例えば、Vddはコア回路24のためにオンである)、Vb、Vb’=0なので、制御トランジスタ35、35’はESDクランプ回路から効果的に除去される。留意すべき点は、軌跡68では、従来型ESDクランプ31に従って構成されるとき、I/O端子22の一方又は他方に到来するデータ・パルスが、比較的長く継続する電流遷移を、ESDトランジスタ25を通じて流すことである。電流パルス波、52ミリアンペアより高いピーク値、約20ミリアンペアの平均値を有し、減衰するのに約20マイクロ秒を要する。これは、図2のESDクランプ31と電気的に等価な従来型ESDクランプがESD保護に用いられるとき、コア回路24の通常動作中のチップ又はダイ内のワット損を有意に増大させる。軌跡69は、Vb,Vb’をVddに結合することにより制御トランジスタ35、35がオンに切り替えられるときの、同一のESDトランジスタの過渡漏れ電流を示す。これらの状況下で、同一のESDトランジスタ25では、ESDクランプ41、51、61を通るピーク漏れ電流は、約9−10ミリアンペアであるが、約0.5マイクロ秒より少なくゼロミリアンペアに近い零入力値まで減衰し、約0.1ミリアンペアの平均値を有する。過渡的な混乱の期間は約20/0.5=40倍で減少し、平均過渡漏れ電流は20/0.1=200倍で減少する。これらは、図2の従来のESDクランプ31と比較して、図4−6の改善されたESDクランプ41、51、61による性能の非常に重要な改善である。
図9、10は、本発明の更に別の実施形態による、図4−6のESDクランプ41、51、61の縦列構成を実施する高電圧ESDクランプ71、81の内部構成要素を説明する簡単な概略図である。説明の便宜上、縦列ESDクランプ71、81は、2つの直列に配置されたESDクランプ41、つまり直列に結合された下側のESDクランプ41−1及び上側のESDクランプ41−2を有する。しかし、これは限定を目的とせず、ESDクランプ51、61も用いられうる。同一の参照符号は、図9−10のESDクランプ41−1及び41−2内(及び図11のESDクランプ41−1’にも)の類似の要素に用いられる。しかし、これは単に説明の便宜のためであり、ESDクランプ41−1、41−2(及び41−1’)の内部の類似する要素(例えば、要素25−29、30−34、35−42、35’−42’等)が同一であることに限定する又はそれを示すことを意図していない。幾つかの実施形態では、内部の類似する要素が実質的に同一のESDクランプをスタック又は縦列接続するのが都合がよい。他の実施形態では、スタック又は縦列接続されたESDクランプの種々の内部の類似する要素は、類似する機能を実行するが、設計者の必要に応じて、大きさ、形状、配置又は他の特性が異なってもよい。図9の縦列接続されたESDクランプ71を参照すると、下側のESDクランプ41−1の節点34はGND端子23に結合され、上側のESDクランプ41−2の節点33はI/O端子22に結合される。また、下側及び上側のESDクランプ41−1及び41−2の間にある節点33、34は結合される。つまり、下側のESDクランプ41−1の節点33は、上側のESDクランプ41−2の節点34に結合される。ESDクランプ71を形成する2個の縦列接続されたESDクランプを有する効果は、およそ個々のESDクランプ41−1と41−2のVt1の値の和により与えられる、より高い値のVt1を提供することである。下側及び上側のESDクランプ段41−1及び41−2のゲート節点39、39’は、下側のESDクランプ段41−1のために端子46−1、46−1’を介して、及び上側のESDクランプ段41−2のために端子46−1、46−2’を介して、適切なバイアス供給に結合される。本願明細書に記載される如何なるバイアス構成が用いられてもよい。しかし、これは限定を意図せず、ESDクランプの設計者の要望及び所望の特性に従って他のバイアス構成も用いられうる。例えば、限定でなく、独立したバイアス供給Vb1、Vb1’;Vb2、Vb2’は、下側及び上側のクランプ段の節点39、39’及び34に渡って供給されてもよい。或いは、限定でなく、バイアス端子46−1、46−1’は、一緒に結合され、図6に示される如何なる供給及びフィルタ構成50’’に結合されてもよく、また端子46−2、46−2’は、一緒に結合され、図6に示される如何なる供給及びフィルタ構成50’’又は例えばチャージ・ポンプにより供給されるより高い電圧を有する他のバイアス供給若しくは他の電圧増大構成に結合されてもよい。下側及び上側ESDクランプ段41−1、41−2の共通節点34に対してゲート節点39、39’を適切にバイアスする如何なる手段が用いられてもよい。制御トランジスタ35、35’のゲート端子に印加されるバイアス電圧に関する唯一の制限は、トランジスタ35、35’のゲート誘電体の絶縁破壊電圧を超えず、制御トランジスタ35、35’のゲート電圧が増大するにつれVt1が増大することに留意することである。
図10の縦列接続されたESDクランプ81を参照すると、ESDクランプ41−1の節点34はGND端子23に結合され、ESDクランプ41−2の節点33はI/O端子22に結合される。また、間にある節点33、34は節点82を介して結合される。つまり、ESDクランプ41−1の節点33は、節点82を介してESDクランプ41−2の節点34に結合される。ESDクランプ81を形成する2個の縦列接続されたESDクランプを有する効果は、およそ個々のESDクランプ41−1と41−2のVt1の値の和により与えられる、より高い値のVt1を提供することである。また、ESDクランプ81は、ESDクランプ41−1及び41−2の両方の制御トランジスタ35、35’をバイアスするために単一のバイアス供給が用いられる状況を示すが、これは限定を意図せず、他の実施形態では、本願明細書に記載された如何なる種類のバイアス構成が他のバイアス構成と同様に用いられてもよい。縦列接続されたESDクランプ81の例では、両方のESDクランプ段41−1及び41−2のゲート節点39、39’は共通バイアス入力端子46に結合される。共通バイアス入力端子46は、バイアス供給及び図6に示されるフィルタ構成50’’の何れの端子58に結合されてもよい。同様に、ESDクランプ段41−1及び41−2の基準節点34はバイアス帰還端子47に結合される。バイアス帰還端子47は、バイアス供給及び図6に示されるフィルタ構成50’’の何れの端子59に結合されてもよい。通常回路動作中(如何なるESD過渡電流も存在しない)、ESDトランジスタ25はオフなので、節点82は浮遊している。従って、望ましくは、上側のESDクランプ段41−2の節点34をバイアス帰還端子47に結合する抵抗器83が設けられ、上側のESDクランプ段41−2のゲート節点39、39’に現れるバイアス電圧が決定される。
図11は、本発明の更に別の実施形態による双方向ESDクランプ91の内部構成要素を説明する簡単な概略図である。双方向ESDクランプ91は、それぞれ図4のESDクランプ41に類似する直列に結合されたESDクランプ段41−1’及び41−2を有する。しかし、クランプ51、61も用いられうる。双方向ESDクランプ91は、図9―10の縦列接続されたESDクランプ71、81と異なり、下側のESDクランプ41−1’が図9−10のクランプ段41−1に対してひっくり返されているか又は180度回転されており、バイパス・ダイオードが追加されている。双方向ESDクランプ91では、下側のESDクランプ段41−1’の節点33はGND端子23に結合され、下側のESDクランプ段41−1’の節点34は節点92を介して上側のESDクランプ41−2の節点34に結合され、上側のESDクランプ段41−2の節点33はI/O端子22に結合される。バイパス・ダイオード94は、節点34から(節点92を介して)上側のESDクランプ段41−2の節点33に結合される。また、バイパス・ダイオード95は、節点34から(節点92を介して)下側のESDクランプ段41−1’の節点33に結合される。バイパス・ダイオード94、95の機能は、ESDクランプ段をバイパスすることである。バイパス・ダイオード94、95は、到来するESD過渡電流の極性に従ってESDクランプ段に関連付けられる。例えば、正のESD過渡電流がI/O端子22に到来した場合(及び/又は負の過渡電流がGND端子23に到来した場合)、上側のESDクランプ段41−2は通常の方法で動作し、下側のESDクランプ段41−1’はバイパス・ダイオード95によりバイパスされる。例えば、負のESD過渡電流がI/O端子22に到来した場合(及び/又は正の過渡電流がGND端子23に到来した場合)、下側のESDクランプ段41−1’は通常の方法で動作し、上側のESDクランプ段41−2はバイパス・ダイオード94によりバイパスされる。このように、双方向ESD保護が提供される。
少なくとも1つの例である実施形態が上述の発明の詳細な説明で提示されたが、多数の変形が存在することが理解されるべきである。また、理解されるべき点は、例である実施形態又は例である複数の実施形態は単なる例であり、如何様にも本発明の範囲、適用性又は構成を限定することを意図していないことである。むしろ、上述の詳細な説明は、本発明の例である実施形態を実施するための便利な指針を当業者に提供するだろう。添付の特許請求の範囲及びそれらの法的等価物に示された本発明の範囲から逸脱することなく、例である実施形態に記載された要素の機能及び構成に種々の変更がなされてよいことが理解される。

Claims (20)

  1. 電子素子であって、
    当該電子素子に含まれる被保護半導体素子又は集積回路の第1の端子と第2の端子に渡って結合される静電放電(ESD)クランプを具現し、
    当該電子素子は、
    ソースとドレインとゲートと本体とを有する第1のESDトランジスタであって、該第1のESDトランジスタのソースは前記第2の端子に結合され、該第1のESDトランジスタのドレインは前記第1の端子に結合される第1のESDトランジスタ、
    該第1のESDトランジスタのゲートとソースとの間に結合される第1の抵抗器、
    前記第1のESDトランジスタの本体とソースとの間に結合される第2の抵抗器、及び
    ソースとドレインとゲートとを有する第1及び第2の制御トランジスタであって、該第1の制御トランジスタのソース及びドレインは前記第1の抵抗器に並列に結合され、前記第1の制御トランジスタのゲートは第1のバイアス電圧に結合されるよう適応され、前記第2の制御トランジスタのソース及びドレインは前記第2の抵抗器に並列に結合され、前記第2の制御トランジスタのゲートは第2のバイアス電圧に結合されるよう適応される、第1及び第2の制御トランジスタ、
    を有する電子素子。
  2. ソースとドレインとゲートと本体とを有する第2のESDトランジスタであって、該第2のESDトランジスタのソース及びドレインは前記第1のESDトランジスタのソースと前記第2の端子との間に直列に結合される第2のESDトランジスタ、
    該第2のESDトランジスタのゲートとソースとの間に結合される第3の抵抗器、
    前記第2のESDトランジスタの本体とソースとの間に結合される第4の抵抗器、及び
    ソースとドレインとゲートとを有する第3及び第4の制御トランジスタであって、該第3の制御トランジスタのソース及びドレインは前記第3の抵抗器に並列に結合され、前記第3の制御トランジスタのゲートは第3のバイアス電圧に結合されるよう適応され、前記第4の制御トランジスタのソース及びドレインは前記第4の抵抗器に並列に結合され、前記第4の制御トランジスタのゲートは第4のバイアス電圧に結合されるよう適応される、第3及び第4の制御トランジスタ、
    を更に有する請求項1に記載の電子素子。
  3. 前記第2のESDトランジスタのドレインは、前記第1のESDトランジスタのソースと結合される、
    ことを特徴とする請求項2に記載の電子素子。
  4. 前記第2のESDトランジスタのソースは、前記第1のESDトランジスタのソースと結合される、
    ことを特徴とする請求項2に記載の電子素子。
  5. 前記第1及び第2のバイアス電圧は、Vddから引き出され、
    Vddは、被保護半導体素子又は集積回路の主電源線電圧である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子素子。
  6. 前記第1及び第2のバイアス電圧の電源と前記第1及び第2の制御トランジスタのゲ―トとの間の1又は複数の低域通過フィルタ、
    を更に有する請求項1に記載の電子素子。
  7. 前記第1及び第2のバイアス電圧は、共通の電源から引き出され、
    単一の低域通過フィルタは、該共通の電源と前記第1及び第2の制御トランジスタのゲートとの間に設けられる、
    ことを特徴とする請求項6に記載の電子素子。
  8. 前記1又は複数の低域通過フィルタは、約800メガヘルツより低い周波数の信号を実質的に通過させ、約800メガヘルツより上の信号を実質的に減衰する、
    ことを特徴とする請求項6に記載の電子素子。
  9. 前記1又は複数の低域通過フィルタは、
    該フィルタへの入力に渡る第1及び第2の端子を有する第1のキャパシタ、
    前記フィルタへの出力に渡る第1及び第2の端子を有する第2のキャパシタ、及び
    前記第1のキャパシタの第1の端子と前記第2のキャパシタの第1の端子とを結合する更なる抵抗器、
    を有する請求項6に記載の電子素子。
  10. 前記1又は複数の低域通過フィルタのそれぞれは、入力端子及び出力端子を有し、
    該フィルタは、
    第1及び第2の端子を有するキャパシタであって、該キャパシタの第1の端子又は第2の端子のうちの一方は該フィルタの入力端子又は出力端子のうちの一方に結合されるキャパシタ、
    該キャパシタの第1の端子又は第2の端子のうちの他方を前記フィルタの入力端子又は出力端子のうちの他方に結合する更なる抵抗器、
    を有する、
    ことを特徴とする請求項6に記載の電子素子。
  11. 前記第1のバイアス電圧は、前記第1の制御トランジスタのゲートの絶縁破壊電圧より低く、
    前記第2のバイアス電圧は、前記第2の制御トランジスタのゲートの絶縁破壊電圧より低い、
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子素子。
  12. 電子部品であって、
    当該電子部品に含まれる被保護半導体素子又は集積回路の第1の端子と第2の端子に渡って結合される縦列接続された静電放電(ESD)クランプを有し、
    当該電子部品は、直列に結合された少なくとも第1及び第2のESDクランプ段を有し、
    該第1及び第2のESDクランプ段のそれぞれは、
    ソース接点とドレイン接点とゲート接点と本体接点とを有するESDトランジスタ、
    該ESDトランジスタのゲート接点とソース接点との間に結合される第1の抵抗器、
    前記ESDトランジスタの本体接点とソース接点との間に結合される第2の抵抗器、
    ソース接点とドレイン接点とゲート接点とを有する第1の制御トランジスタであって、該第1の制御トランジスタのソース接点及びドレイン接点は前記第1の抵抗器に渡って結合され、該第1の制御トランジスタのゲート接点は第1のバイアス電圧に結合されるよう適応される、第1の制御トランジスタ、及び
    ソース接点とドレイン接点とゲート接点とを有する第2の制御トランジスタであって、該第2の制御トランジスタのソース接点及びドレイン接点は前記第2の抵抗器に渡って結合され、該第2の制御トランジスタのゲート接点は第2のバイアス電圧に結合されるよう適応される、第2の制御トランジスタ、
    を有し、
    前記第1のESDクランプ段の前記ESDトランジスタのソース接点又はドレイン接点は、前記第2の端子に結合され、
    前記第2のESDクランプ段の前記ESDトランジスタのドレイン接点は、前記第1の端子に結合され、
    前記第1のESDクランプ段の前記ESDトランジスタのドレイン接点又はソース接点は、前記第2のESDクランプ段の前記ESDトランジスタのソース接点に結合される、
    ことを特徴とする電子部品。
  13. 前記第1のESDクランプ段の前記制御トランジスタのゲート接点は、一緒に結合され、第1のバイアス電圧に結合されるよう適応され、
    前記第2のESDクランプ段の前記制御トランジスタのゲート接点は、一緒に結合され、第2のバイアス電圧に結合されるよう適応される、
    ことを特徴とする請求項12に記載の電子部品。
  14. 前記第1及び第2のバイアス電圧は、異なる、
    ことを特徴とする請求項13に記載の電子部品。
  15. 前記第1及び第2のバイアス電圧は、実質的に同一である、
    ことを特徴とする請求項13に記載の電子部品。
  16. 前記第1及び第2のバイアス電圧は、第1及び第2のバイアス供給接続から得られ、
    前記第1及び第2のESDクランプ段の前記制御トランジスタのゲートは、該第1のバイアス供給接続に結合されるよう適応され、
    前記縦列接続されたESDクランプは、
    前記第1のESDクランプ段の前記ESDトランジスタのドレイン又はソースと、前記第2のESDクランプ段の前記ESDトランジスタのソースとに結合された第1の端部、及び
    前記第2のバイアス供給接続に結合されるよう適応された第2の端部、
    を有する、
    ことを特徴とする請求項12に記載の電子部品。
  17. 電子装置であって、
    当該装置内の被保護半導体素子又は集積回路の第1の端子と第2の端子に渡って結合される双方向静電放電(ESD)クランプを有し、
    当該電子装置は、直列に結合された第1及び第2のESDクランプ段を有し、
    該第1及び第2のESDクランプ段のそれぞれは、
    ソースとドレインとゲートと本体とを有するESDトランジスタ、
    該ESDトランジスタのゲートとソースとの間に結合される第1の抵抗器、
    前記ESDトランジスタの本体とソースとの間に結合される第2の抵抗器、
    ソースとドレインとゲートとを有する第1の制御トランジスタであって、該第1の制御トランジスタのソース及びドレインは前記第1の抵抗器に渡って結合され、該第1の制御トランジスタのゲートは第1のバイアス電圧に結合されるよう適応される、第1の制御トランジスタ、
    ソースとドレインとゲートとを有する第2の制御トランジスタであって、該第2の制御トランジスタのソース及びドレインは前記第2の抵抗器に渡って結合され、該第2の制御トランジスタのゲート接点は第2のバイアス電圧に結合されるよう適応される、第2の制御トランジスタ、
    前記第1のESDクランプ段の前記ESDトランジスタのソースとドレインとの間に結合される第1のバイパス・ダイオード、及び
    前記第2のESDクランプ段の前記ESDトランジスタのソースとドレインとの間に結合される第2のバイパス・ダイオード、
    を有し、
    前記第1のESDクランプ段の前記ESDトランジスタのドレインは、前記第2の端子に結合され、
    前記第2のESDクランプ段の前記ESDトランジスタのドレインは、前記第1の端子に結合され、
    前記第1及び第2のESDクランプ段の前記ESDトランジスタのソースは、一緒に結合される、
    ことを特徴とする電子装置。
  18. 前記第1のESDクランプ段の前記ESDトランジスタのソースとドレインとの間に結合された前記第1のバイパス・ダイオードは、前記第1の端子に到来するESD過渡電流が前記第2の端子に対して正のとき、前記第1のバイパス・ダイオードが導通し、それにより前記ESD過渡電流の結果として生じる電流を主として前記第1のダイオードを通じて流し、前記第1のESDクランプ段の前記ESDトランジスタを実質的にバイパスさせるようにし、
    前記第2のESDクランプ段の前記ESDトランジスタのソースとドレインとの間に結合された前記第2のバイアス・ダイオードは、前記第1の端子に到来するESD過渡電流が前記第2の端子に対して負のとき、前記第2のバイパス・ダイオードを導通し、それにより前記ESD過渡電流の結果として生じる電流を主として前記第2のダイオードを通じて流し、前記第2のESDクランプ段の前記ESDトランジスタを実質的にバイパスさせるようにする、
    ことを特徴とする請求項17に記載の電子装置。
  19. 前記第1及び第2のバイアス電圧の一方又は両方と前記制御トランジスタのゲートとの間に直列に結合されるよう適応された1又は複数の低域通過フィルタ、
    を更に有する請求項17に記載の電子装置。
  20. 前記1又は複数の低域通過フィルタの少なくとも幾つかは、直列抵抗器及び1又は複数のシャント・キャパシタを有する、
    ことを特徴とする請求項19に記載の電子装置。
JP2011507495A 2008-04-30 2009-02-20 マルチ電圧静電気放電保護 Expired - Fee Related JP5550635B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US12/112,209 2008-04-30
US12/112,209 US8279566B2 (en) 2008-04-30 2008-04-30 Multi-voltage electrostatic discharge protection
PCT/US2009/034669 WO2009134515A1 (en) 2008-04-30 2009-02-20 Multi-voltage electrostatic discharge protection

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2011519488A true JP2011519488A (ja) 2011-07-07
JP2011519488A5 JP2011519488A5 (ja) 2012-04-05
JP5550635B2 JP5550635B2 (ja) 2014-07-16

Family

ID=41255346

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011507495A Expired - Fee Related JP5550635B2 (ja) 2008-04-30 2009-02-20 マルチ電圧静電気放電保護

Country Status (5)

Country Link
US (2) US8279566B2 (ja)
JP (1) JP5550635B2 (ja)
CN (1) CN102017144B (ja)
TW (1) TWI460847B (ja)
WO (1) WO2009134515A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013214740A (ja) * 2012-04-03 2013-10-17 Highdeev Co Ltd チューナブルキャパシタ

Families Citing this family (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8693148B2 (en) * 2009-01-08 2014-04-08 Micron Technology, Inc. Over-limit electrical condition protection circuits for integrated circuits
TWI399844B (zh) * 2009-11-24 2013-06-21 Nuvoton Technology Corp 晶片及其靜電放電保護元件
US8982516B2 (en) 2010-11-12 2015-03-17 Freescale Semiconductor, Inc. Area-efficient high voltage bipolar-based ESD protection targeting narrow design windows
US8390092B2 (en) 2010-11-12 2013-03-05 Freescale Semiconductor, Inc. Area-efficient high voltage bipolar-based ESD protection targeting narrow design windows
JP2012142502A (ja) * 2011-01-05 2012-07-26 Sony Corp 保護素子及び保護素子を備えた半導体装置
US8547169B2 (en) * 2011-05-10 2013-10-01 Qualcomm Incorporated Programmable noise filtering for bias kickback disturbances
US8611058B2 (en) 2011-08-23 2013-12-17 Micron Technology, Inc. Combination ESD protection circuits and methods
US8724268B2 (en) 2011-08-30 2014-05-13 Micron Technology, Inc. Over-limit electrical condition protection circuits and methods
EP2769531B1 (en) * 2011-10-21 2017-12-13 NXP USA, Inc. Integrated circuit device, controller area network driver module and method therefor
CN104143820A (zh) * 2013-05-08 2014-11-12 博通集成电路(上海)有限公司 静电放电保护电路及方法
US9330961B2 (en) 2013-09-23 2016-05-03 Freescale Semiconductor, Inc. Stacked protection devices and related fabrication methods
TWI501498B (zh) * 2013-10-04 2015-09-21 Silicon Motion Inc 靜電放電保護電路及其靜電保護方法
US9225163B2 (en) * 2013-11-01 2015-12-29 Infineon Technologies Ag Combined ESD active clamp for cascaded voltage pins
US9299669B2 (en) * 2014-01-23 2016-03-29 Amlogic Co., Ltd. Electrostatic discharge device gate biasing for a transmitter
US9780558B2 (en) 2014-12-11 2017-10-03 Nxp Usa, Inc. Semiconductor device and related protection methods
US9620496B2 (en) 2015-03-10 2017-04-11 Nxp Usa, Inc. Stacked protection devices with overshoot protection and related fabrication methods
US9893050B2 (en) 2015-06-30 2018-02-13 Nxp Usa, Inc. ESD protection structure
US10263577B2 (en) * 2016-12-09 2019-04-16 Advanced Energy Industries, Inc. Gate drive circuit and method of operating the same
JP2018120955A (ja) * 2017-01-25 2018-08-02 ルネサスエレクトロニクス株式会社 半導体装置
US10193338B2 (en) * 2017-05-05 2019-01-29 Synaptics Incorporated Voltage triggered edge insensitive protection circuit
US10141300B1 (en) * 2017-10-19 2018-11-27 Alpha And Omega Semiconductor (Cayman) Ltd. Low capacitance transient voltage suppressor
US11088540B2 (en) * 2018-10-30 2021-08-10 Semiconductor Components Industries, Llc Switch circuit with high voltage protection that reduces leakage currents

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05275624A (ja) * 1992-03-25 1993-10-22 Sony Corp 半導体保護回路
JPH077406A (ja) * 1989-12-19 1995-01-10 Natl Semiconductor Corp <Ns> 集積回路用の静電放電保護
JPH0851184A (ja) * 1994-08-05 1996-02-20 Kawasaki Steel Corp 半導体装置
JP2001339044A (ja) * 2000-05-26 2001-12-07 Mitsumi Electric Co Ltd 半導体装置の静電保護回路
JP2002261241A (ja) * 2001-03-01 2002-09-13 Denso Corp 静電気保護回路
JP2006517350A (ja) * 2003-02-10 2006-07-20 フリースケール セミコンダクター インコーポレイテッド 低電圧nmos型静電気放電クランプ

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5086365A (en) * 1990-05-08 1992-02-04 Integrated Device Technology, Inc. Electostatic discharge protection circuit
US5841814A (en) * 1995-10-17 1998-11-24 Paradyne Corporation Sampling system for radio frequency receiver
US5686751A (en) * 1996-06-28 1997-11-11 Winbond Electronics Corp. Electrostatic discharge protection circuit triggered by capacitive-coupling
US6160434A (en) * 1998-05-14 2000-12-12 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Ninety-degree phase shifter
US6459553B1 (en) * 1999-03-19 2002-10-01 Ati International Srl Single gate oxide electrostatic discharge protection circuit
US6621675B2 (en) * 2001-02-02 2003-09-16 Broadcom Corporation High bandwidth, high PSRR, low dropout voltage regulator
US6747857B1 (en) * 2002-02-01 2004-06-08 Taiwan Semiconductor Manufacturing Company Clamping circuit for stacked NMOS ESD protection
JP2005260039A (ja) 2004-03-12 2005-09-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd 半導体集積回路装置
US7221551B2 (en) * 2004-06-11 2007-05-22 Taiwan Semiconductor Manufacturing Company, Ltd. Cascaded gate-driven ESD clamp
US7027278B1 (en) * 2004-07-22 2006-04-11 National Semiconductor Corporation Stacked high-voltage ESD protection clamp with triggering voltage circuit control
FR2875335B1 (fr) * 2004-09-15 2007-03-02 Atmel Nantes Sa Sa Circuit electronique a double alimentation et a moyens de protection contre les claquages, et moyens de protection correspondants
JP4617231B2 (ja) * 2005-09-16 2011-01-19 太陽誘電株式会社 ランプ駆動装置
US7626243B2 (en) * 2006-08-04 2009-12-01 Advanced Analogic Technologies, Inc. ESD protection for bipolar-CMOS-DMOS integrated circuit devices
JP4641021B2 (ja) * 2006-11-16 2011-03-02 株式会社日立メディアエレクトロニクス マルチバンド無線機及び半導体集積回路
US7804669B2 (en) * 2007-04-19 2010-09-28 Qualcomm Incorporated Stacked ESD protection circuit having reduced trigger voltage

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH077406A (ja) * 1989-12-19 1995-01-10 Natl Semiconductor Corp <Ns> 集積回路用の静電放電保護
JPH05275624A (ja) * 1992-03-25 1993-10-22 Sony Corp 半導体保護回路
JPH0851184A (ja) * 1994-08-05 1996-02-20 Kawasaki Steel Corp 半導体装置
JP2001339044A (ja) * 2000-05-26 2001-12-07 Mitsumi Electric Co Ltd 半導体装置の静電保護回路
JP2002261241A (ja) * 2001-03-01 2002-09-13 Denso Corp 静電気保護回路
JP2006517350A (ja) * 2003-02-10 2006-07-20 フリースケール セミコンダクター インコーポレイテッド 低電圧nmos型静電気放電クランプ

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013214740A (ja) * 2012-04-03 2013-10-17 Highdeev Co Ltd チューナブルキャパシタ
US9520854B2 (en) 2012-04-03 2016-12-13 Hideep Inc. Tunable capacitor integrated on one semiconductor die or on one module
US9712132B2 (en) 2012-04-03 2017-07-18 Hideep Inc. Tunable capacitor integrated on one semiconductor die or on one module

Also Published As

Publication number Publication date
US20130010394A1 (en) 2013-01-10
CN102017144A (zh) 2011-04-13
US8432654B2 (en) 2013-04-30
US8279566B2 (en) 2012-10-02
JP5550635B2 (ja) 2014-07-16
TW200945554A (en) 2009-11-01
WO2009134515A1 (en) 2009-11-05
TWI460847B (zh) 2014-11-11
CN102017144B (zh) 2012-11-21
US20090273867A1 (en) 2009-11-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5550635B2 (ja) マルチ電圧静電気放電保護
US8908341B2 (en) Power clamp for high voltage integrated circuits
US8693150B2 (en) Semiconductor apparatus
US9153958B2 (en) Bias-insensitive trigger circuit for bigFET ESD supply protection
TW201436458A (zh) 高壓閘極驅動電路
US9545041B2 (en) I/O device, method for providing ESD protection for an I/O device and ESD protection device for an I/O device
US20230376060A1 (en) Supply voltage regulator
CN105575960B (zh) 用于芯片上静电放电保护方案的方法及电路
US7974061B2 (en) Common gate connected high voltage transient blocking unit
JP5219342B2 (ja) Ac結合される箇所のesd保護のための方法及び構成
US8824111B2 (en) Electrostatic discharge protection
US20020131220A1 (en) Internal ESD-shunt diode protected by delayed external MOSFET switch
US7492561B2 (en) Protective circuit
US11728643B2 (en) Level sensing shut-off for a rate-triggered electrostatic discharge protection circuit
US8427799B2 (en) ESD clamp for multi-bonded pins
KR101783273B1 (ko) 부족전압 보호 시스템
JP2011014853A (ja) 保護回路

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120215

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120215

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130628

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130806

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140422

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140520

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5550635

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees