JP2011248077A - 投影表示装置及びその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】
光源起因フリッカと液晶起因フリッカを適切に抑制する。
【解決手段】
フリッカセンサ(124)は、液晶部(104,105)の液晶表示素子により空間変調された画像光の光強度を検出する。フリッカセンサ(126)は、光源(106)の出力光の光強度を検出する。フリッカ解析部(118)は、フリッカセンサ(124,126)の出力を解析して、光源起因フリッカと液晶起因フリッカを判別する。光源起因フリッカに対して、光源制御部(108)が、光源(106)の出力光強度を制御する。液晶起因フリッカに対し、液晶駆動部(114)が、これを相殺するように液晶部(105)を駆動する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、投影表示装置及びその制御方法に関する。
特開2005−037455号公報 特開2002−091391号公報
従来、投影表示装置として、液晶表示素子により生成された画像をスクリーンに投影する装置が知られている。この種の投影表示装置は、一般的に光源と液晶表示素子を有しているが、それぞれにおいてちらつき又はフリッカを発生する。
例えば、光源は、温度、電極の形状変化又は光源に印加する電圧の変動により、投影映像に継続的なちらつきを生じさせる。これに対し、特許文献1には、光源の光量変動が検出されたときは、光源電力を段階的に上げ、光量変動が検出されなくなった後は、光源電力を初期の光源電力値に向けて段階的に下げる技術が記載されている。他に、光量の絞り調整する方法も知られている。
液晶表示素子に起因するフリッカを抑制する手段として、画素電極に対向する共通電極に印加する対向電極電圧Vcomを製造工程の最終段階等で調整する方法が知られている。しかし、実動作中に、液晶表示素子起動初期の対向電極電圧Vcomの不安定性や、液晶表示素子内の信号波形のなまりによる画素電位中心のズレなどでも、フリッカは発生する(例えば特許文献2)。
他に、輝度変調液晶表示素子での光量を制御することでフリッカを抑制することが知られている。
従来の方法は、光源起因のフリッカを液晶表示素子フリッカ抑制手段で抑制をしたり、液晶表示素子起因のフリッカを光源駆動部でのフリッカ抑制手段で抑制しようとするものである。
輝度変調液晶表示素子でフリッカを抑制しようとすると、コントラストを削減する方向でのフリッカ抑制となり、光源起因フリッカに対する抑制効果はない。また、液晶の対向電極電圧Vcomの調整によるフリッカ抑制も、光源起因フリッカに対して抑制効果がない。
光源から出力された光束を絞りで調整したり、光源駆動電力を調整する光源起因フリッカ抑制方法では、複数の液晶表示素子で非同期に発生するフリッカに対して対応できない。さらに光源の問題ではないにも関わらず、輝度を低下させる方法で調整が行われるという問題があった。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、原因に応じたフリッカ抑制を行うことによって、無駄に特性劣化を起こさず、適切にフリッカ抑制を行うことができる投影表示装置及びその制御方法を提示することを目的とする。
本発明に係る投影表示装置は、光源と、前記光源から出力された光を空間的に変調し、画像光を出力する液晶表示手段と、前記画像光を投影する投影光学系と、前記光源の出力する光の強度を検出する第1のフリッカセンサと、前記画像光に含まれる強度を検出する第2のフリッカセンサと、前記第1及び第2のフリッカセンサの出力により、前記画像光に含まれるフリッカの光源起因フリッカと液晶起因フリッカを判別するフリッカ解析手段と、前記フリッカ解析手段により判別される要因に従い、前記光源起因フリッカが低減するように前記光源及び前記液晶表示手段を制御する制御手段とを具備することを特徴とする。
本発明に係る投影表示装置は、光源と、前記光源から出力された光を空間的に変調し、画像光を出力する液晶表示手段と、当該画像光を投影する投影光学系と、前記画像光を構成する複数の色の光強度を検出するフリッカセンサと、前記フリッカセンサの出力により、前記画像光に含まれるフリッカの光源起因フリッカと液晶起因フリッカを判別するフリッカ解析手段と、前記フリッカ解析手段の解析結果に従い、前記光源起因フリッカが低減するように前記光源及び前記液晶表示手段の何れかを制御し、前記液晶起因フリッカが低減するように前記液晶表示手段を制御する制御手段とを具備することを特徴とする。
本発明に係る投影表示装置の制御方法は、光源と、前記光源から出力された光を空間的に変調し、画像光を出力する液晶表示手段と、前記画像光を投影する投影光学系とを有する投影表示装置を制御する方法であって、前記光源の出力する光の強度を検出するステップと、前記画像光に含まれる強度を検出するステップと、前記光源の出力する光の強度及び前記画像光に含まれる強度により、前記画像光に含まれるフリッカの光源起因フリッカと液晶起因フリッカを判別するフリッカ解析ステップと、前記フリッカ解析ステップの解析結果に従い、前記光源起因フリッカが低減するように前記光源を制御し、前記液晶起因フリッカが低減するように前記液晶表示手段を制御する制御ステップとを具備することを特徴とする。
本発明に係る投影表示装置の制御方法は、光源と、前記光源から出力された光を空間的に変調し、画像光を出力する液晶表示手段と、前記画像光を投影する投影光学系とを有する投影表示装置を制御する方法であって、前記画像光を構成する複数の色の光強度を検出するステップと、前記画像光を構成する複数の色の光強度により、前記画像光に含まれるフリッカの光源起因フリッカと液晶起因フリッカを判別するフリッカ解析ステップと、前記フリッカ解析ステップの解析結果に従い、前記光源起因フリッカが低減するように前記光源及び前記液晶表示手段の何れかを制御し、前記液晶起因フリッカが低減するように前記液晶表示手段を制御する制御ステップとを具備することを特徴とする。
本発明によれば、フリッカ要因を解析した上で、原因に応じたフリッカ抑制を行うので、無駄に特性劣化を起こさず、適切にフリッカを抑制できる。
本発明の実施例1の光学系の構成図である。 実施例1の概略構成ブロック図である。 実施例1のフリッカセンサ及びフリッカ解析部の概略構成ブロック図である。 実施例1のフリッカ抑制動作のフローチャートである。 本発明の実施例2の光学系の構成図である。 実施例2の概略構成ブロック図である。 実施例2のフリッカセンサ及びフリッカ解析部の概略構成ブロック図である。 実施例2のフリッカ抑制動作のフローチャートである。 実施例3の光学系の構成図である。 実施例3の概略構成ブロック図である。 実施例3のフリッカ抑制動作のフローチャートである。
以下、図面を参照して、本発明の実施例を詳細に説明する。
本発明の第1実施例である反射型投影表示装置を説明する。本実施例では、光源用フリッカセンサと液晶表示素子フリッカセンサを用いてフリッカ種類を判別する。
図1は、本発明の第1実施例である反射型投影表示装置の光学系の概略構成図を示す。図1において、1は高圧水銀光源などからなる光源である。2は光源1から光を所定の方向に放射するためのリフレクタである。17は光源1のフリッカを検出するために、光源1からの光を受光するフリッカセンサである。3は均一な光源強度を有する光源領域を形成するためのインテグレータであり、フライアイレンズ3a、3bから構成されている。4は無偏光な光を所定の偏光方向に揃える偏光変換素子であり、偏光分離膜4a、1/2位相差板4b及び反射板4cで構成されている。
5は光源光を集光するコンデンサーレンズであり、6はミラーである。7は光源光をテレセントリックな光にするフィールドレンズである。8は緑の波長領域光を透過するダイクロイックミラーである。
9a,9b,9cはそれぞれ偏光分離膜9a1,9b1,9c1を有する偏光ビームスプリッタである。偏光分離膜9a1,9b1,9c1は、S偏光を反射し、P偏光を透過させる特性をもつ。
10a,10bはそれぞれ、所定波長領域の光の偏光方向を90°変換(回転)する色選択性位相差板である。11r,11g,11bはそれぞれ、入射した光源光を反射するとともに画像信号に応じて変調して画像光を形成する反射型液晶表示素子である。12r,12g,12bはそれぞれ1/4位相差板である。13r,13g,13bはそれぞれ、反射型液晶表示素子11r,11g,11bが黒表示のときに発生する位相差を補正する複屈折性位相差補償素子としての一軸性の複屈折フィルタである。16は投影レンズである。
14r,14g,14bは、色毎の輝度を制御する輝度変調液晶表示素子であり、具体的には、透過型液晶からなる。
図1に示す光学系の光学的な作用を説明する。光源1から出射した光はリフレクタ2によりフライアイレンズ3aの方向に集光される。この光束は、フライアイレンズ3aにより複数の光束に分割される。その複数の光束は、フライアイレンズ3b、コンデンサーレンズ5及びフィールドレンズ7の作用によって、各反射型液晶表示素子11r,11g,11b上に重ね合わされる。均一な光源強度の光源領域が、各反射型液晶表示素子11r,11g,11b上に形成される。
また、フライアイレンズ3bから出射した多数の光束は、それぞれの光束に対応した偏光分離膜4aでP偏光とS偏光とに分離される。P偏光は1/2位相差板4bによりS偏光と同方向の偏光成分に変換され、S偏光は反射板4cにより反射される。これにより、フライアイレンズ3bから出射した多数の光束は、所定の偏光方向を有する光として同一方向に出射される。
偏光変換素子4によりほぼS偏光にそろえられた光は、緑の波長領域光を透過するダイクロイックミラー8に入射する。ダイクロイックミラー8は、緑の波長領域光は透過し、赤と青の波長領域光は反射する。ダイクロイックミラー8を透過した緑領域光は、偏光ビームスプリッタ9aの偏光分離膜9a1において反射して、1/4位相差板12gを透過する。更に、複屈折フィルタ13gを透過し、色毎の輝度を制御する輝度変調液晶表示素子14gを通って、反射型液晶表示素子11gに入射する。フリッカセンサ15gは、緑色画像光の光量変動を検知するために緑色の光を受光する。
ダイクロイックミラー8を反射した赤と青の波長領域光は、色選択性位相差板10aによって青の波長領域光のみが偏光方向を90°変換されてP偏光となり、赤の波長領域光はS偏光のままで、偏光ビームスプリッタ9bに入射する。偏光ビームスプリッタ9bの偏光分離膜9b1は、P偏光である青の波長領域光を透過し、S偏光である赤の波長領域光を反射する。これにより、互いに偏光方向が直交する赤と青の波長領域光に分離される。
偏光ビームスプリッタ9bを反射した赤の波長領域光は、1/4位相差板12rを透過する。更に複屈折フィルタ13rを透過し、色毎の輝度を制御する輝度変調液晶表示素子14rを通って、反射型液晶表示素子11rに入射する。フリッカセンサ15rは、赤色画像光の光量変動を検知するために、赤色の光を受光する。
偏光ビームスプリッタ9bを透過した青の波長領域光は、1/4位相差板12bを透過し、更に複屈折フィルタ13bを透過し、色毎の輝度を制御する輝度変調液晶表示素子14bを通って、反射型液晶表示素子11bに入射する。フリッカセンサ15bは、青色画像光の光量変動を検知するために、青色の光を受光する。
反射型液晶表示素子11gによって変調され反射した緑の波長領域光は、色毎の輝度を制御する輝度変調液晶表示素子14g、複屈折フィルタ13g及び1/4位相差板12gを透過し、P偏光となって偏光ビームスプリッタ9a,9cを透過する。
反射型液晶表示素子11rによって変調され反射した赤の波長領域光は、複屈折フィルタ13r及び1/4位相差板12rを透過し、P偏光となって偏光ビームスプリッタ9bを透過し、色選択性位相差板10bに入射する。
反射型液晶表示素子11bによって変調され反射した青の波長領域光は、色毎の輝度を制御する輝度変調液晶表示素子14b及び複屈折フィルタ13bを透過し、1/4位相差板12bによりS偏光に変換される。S偏光の青波長領域光は、偏光ビームスプリッタ9bで反射され、色選択性位相差板10bに入射する。
色選択性位相差板10bには赤の波長領域光と青の波長領域光が入射するが、色選択性位相差板10bは、赤の波長領域光の偏光方向を90°変換してS偏光とし、青の波長領域光はS偏光のままで透過する。偏光ビームスプリッタ9cは、色選択性位相差板10bからの共にS偏光の赤の波長領域光と青の波長領域光を反射する。
偏光ビームスプリッタ9cは、赤、緑及び青の全波長領域の光を合成し、合成光を投影レンズ16に供給する。投影レンズ16が、合成光を不図示のスクリーン等に投影する。
図2は、本実施例の電気系の概略構成ブロック図を示す。100は、本発明に係る投影表示装置の一実施例である投影画像表示装置である。101は、投影画像表示装置100の各ブロックを制御する制御部である。102は、ユーザからの操作を受け付ける操作部である。103は、投影画像表示装置100の各ブロックへの電源供給を制御する電源部である。104は色相信号を表示する液晶部であり、105は輝度信号を表示する液晶部である。液晶部104,105はそれぞれ、3枚の反射型液晶表示素子等で構成されており、この反射型液晶表示素子に画像を形成する。
106は液晶部104に光を供給する光源である。107は、光源106から発せられた光を液晶部104,105に供給することにより得られた光学像を不図示のスクリーンに投影する投影光学系である。投影光学系107は、図1に示す投影レンズ16に対応する。108は、光源106を含む光束の光量等を制御する光源制御部である。109は、投影光学系107のズームレンズ及びフォーカスレンズ等を制御し、ズーム倍率及び焦点を調整する光学系制御部である。
110は、PC(パーソナルコンピュータ)、DVD再生装置又はテレビチューナ等からのアナログ映像信号を受け付けるアナログ入力部であり、RGB端子、S端子等からなる。111は、アナログ入力部110により得られたアナログ映像信号をデジタル信号に変換するAD変換部である。AD変換部111でデジタル信号化された映像信号は、画像処理部117に供給される。112は、PC又はDVD再生装置等からのデジタル映像信号を受け付けるデジタル入力部であり、HDMI端子等からなる。HDMI端子の場合には、外部から制御信号も同時に送信されてくる場合があり、これにより、映像の制御等が行われることもある。
画像処理部117は、これらのアナログ入力部110及びデジタル入力部112に入力される映像信号並びに制御部101からの映像信号等に色補正及び画質補正等の処理を行い、RGB映像信号を生成する。色相信号変換部115は、画像処理部117で生成されるRGB映像信号から色相信号を生成する。輝度信号変換部116は、画像処理部117で生成されるRGB映像信号から輝度信号を生成する。
液晶駆動部113,114はそれぞれ、色相信号変換部115及び輝度信号変換部116からの画像信号に従い、液晶部104,105の反射型液晶表示素子を駆動して画像を形成させる。
119は、投影画像表示装置100の動作時間及び各ブロックの動作時間等を検出するタイマである。120は、投影画像表示装置100の光源106の温度、液晶部104,105の温度及び外気温等を計測する温度計である。121は、投影画像表示装置100に付属するリモコンやその他の機器からの赤外線を受信し、制御部101に送信する赤外線受信部である。赤外線受信部121は例えば、投影画像表示装置100の前後方向等の複数箇所に設置されていてもよい。
122は、光源106から出力された光をRGBの3色に分離する分離光学部である。分離光学部122で分離された各色光は、液晶部104,105を通り、色合成部123で合成され、投影光学系107から投影される。124は、色別になっている光束の光量を計測するフリッカセンサであり、フリッカセンサ15g,15b,15rからなる。フリッカセンサ124は、光拡散板等を含み、測定場所の光束の光量の平均化を光学的に検出する。
126は、光源106から発せられる光の光量を計測するフリッカセンサである。フリッカセンサ126は、光源106自体の光量を計測する。計測された光量は、光源106に起因するフリッカを検知するのに使用される。フリッカセンサ126は、フリッカセンサ17からなる。
フリッカセンサ126は請求項1における第1のフリッカセンサに対応し、フリッカセンサ124は第2のフリッカセンサに対応する。
フリッカ解析部118は、フリッカセンサ124,126の出力信号を解析することで、光源起因のフリッカが発生しているか、液晶表示素子起因のフリッカが発生しているかを判別する。例えば、フリッカセンサ126でフリッカ現象を検知できず、フリッカセンサ124でフリッカ現象を検知すれば、液晶表示素子起因のフリッカであると判断できる。また、フリッカセンサ126でフリッカ現象を検知すれば、光源でフリッカが発生していると判断できる。
反射型液晶表示素子起因のフリッカは、通常の画像を投影している場合には、投影画像データ自体の変動をキャンセルした上で、フリッカ成分を抽出する必要がある。そのため、フリッカ解析部118は、画像処理部117から画像データを取り込み、平均化させた状態で画像データ自身の変動成分を抽出する。そして、フリッカセンサ124で取り込んだ光量から、投影画像自身の変動成分を抽出する。別の方法として、フリッカ測定モードとして、時間的に変化の無い一定階調をもった特定の画像パターンを表示させてもよい。その状態で、フリッカセンサ124が光量を検知し、フリッカ解析部118がフリッカ成分を抽出する。
127は、投影画像表示装置100に配置され、投影画像表示装置100の状態及び警告等を表示する表示部である。128は、表示部127を制御する表示制御部である。130は、外部からの交流電力を受け入れ、所定の電圧に整流して電源部103に供給する電源入力部である。131は、投影画像表示装置100内の熱を外部に放出するなどして冷却する冷却部であり、例えば、ヒートシンクとファンにより構成されている。
図3は、フリッカセンサ124,126とフリッカ解析部118の概略構成ブロック図を示す。フリッカセンサ124,126は、フォトダイオード140、アンプ142及びA/D変換器144からなり、フォトダイオード140で受光した光信号を増幅しデジタル化して、フリッカ解析部118に供給する。フリッカ解析部118では、レベル判定回路146が、フリッカセンサ124,126の出力信号が所定強度レベル以上の振幅の変動成分を有するか否かを判定する。所定以上の振幅が認められた場合、フリッカ解析部118は、フリッカ検知とその量を示す信号を制御部101に供給する。
投影画像表示装置100の通常の動作を説明する。制御部101は、操作部102による電源オンの指示に応じて、電源部103に各ブロックに電源を供給するように指示を出し、各ブロックを待機状態にする。電源が投入された後、制御部101は、光源制御部108に光源106からの発光を開始するように指示する。
制御部101は、操作部102から入力された指示等の情報から、投影光学系107を調整するように光学系制御部109に指示する。光学系制御部109は、投影光学系107のズームレンズ及びフォーカスレンズを動作させてスクリーン画面上に投影光が結像するよう制御する。この時点で、投影の準備が整う。
デジタル入力部112に入力された映像信号は、画像処理部117により液晶部104、105に適した解像度に変換され、また、ガンマ補正や輝度ムラ対策用補正、キーストン補正が加えられる。そして、画像処理部117により補正を加えられた映像信号の輝度成分が、輝度信号変換部116を介して液晶駆動部114に供給され、色相信号が色相信号変換部115を介して液晶駆動部113に供給される。液晶駆動部113,114は、それぞれの入力信号に従い液晶部104,105を駆動し、画像を形成させる。
光源106から発せられた光は、液晶部104,105の反射型液晶表示素子に形成された画像により空間的に強度変調され、投影光学系107により不図示のスクリーンに投影される。
フリッカセンサ124,126は、投影中、光量を測定しつづけ、フリッカ解析部118はフリッカの要因、有無及び程度を解析する。フリッカ要因が光源106にある場合、制御部101は、光源起因フリッカが低減するように光源制御部108に光源106への供給電力を制御させる。光源106の出力段に絞りを設け、この絞りの開度をフリッカと逆位相で制御しても良い。
フリッカ要因が液晶部にある場合、フリッカ解析部118は、液晶部105の液晶表示素子を制御することで、液晶起因フリッカを低減する。具体的には、フリッカ解析部118は、フリッカセンサ124からの色毎の光量信号を液晶駆動部114に供給する。液晶駆動部114は、フリッカ解析部118からの光量信号に連動する形で、フリッカによる光量の変動と逆位相で液晶部105の液晶表示素子を駆動する。逆位相の駆動を加えることで、液晶起因のフリッカが抑制される。別の方法として、液晶駆動部114は、フリッカによる光量の変動に連動して、輝度変調液晶表示素子の対向電極電圧Vcomを動的に制御してもよい。
投影中、制御部101は、光源106等の温度を温度計120により検出し、例えば、光源106の温度が一定の温度以上になったとき等には、冷却部131を動作させて冷却する。
操作部102により電源オフの指示がなされると、制御部101は、各ブロックに終了処理を行うよう指示する。終了の準備が整うと、電源部103は各ブロックへの電源供給を順次終了する。冷却部131は、電源オフの後、暫く動作し、投影画像表示装置100を冷却する。
ここでは、デジタル入力部112から入力された映像信号を表示する場合を説明したが、アナログ入力部110からの入力映像を表示する場合も、同様である。
図4は、本実施例の特徴的な動作のフローチャートを示す。図4を参照して、本実施例におけるフリッカ抑制動作を説明する。
ステップS1で電源オンになる。
ステップS2で、制御部101は、操作部102により電源オンの指示がなされたことにより、電源部103に各ブロックに電源を供給するように指示をだし、各ブロックを待機状態にする。
ステップS3で、電源が投入された後、制御部101は、光源制御部108に光源106からの発光を開始するように指示をだす。
ステップS4で、制御部101は、操作部102から入力された指示等の情報から、投影光学系107を調整するよう光学系制御部109に指示をだす。光学系制御部109は、投影光学系107のズームレンズ及びフォーカスレンズを動作させてスクリーン画面上に投影光が結像するよう制御する。このようにして、投影の準備が整う。
ステップS5で、デジタル入力部112又はアナログ入力部110に映像信号が入力される。
ステップS6で、画像処理部117は、入力映像信号を液晶部104,105に適した解像度に変換し、ガンマ補正や輝度ムラ対策用補正、キーストン補正が加える。そして、画像処理部117により補正を加えられた映像信号は、色相信号変換部115と輝度信号変換部116に入力され処理され、液晶駆動部113、114にそれぞれ送られる。
ステップS7で、液晶駆動部113、114は液晶部104,105に画像を形成させる。
ステップS8で、液晶部104,105に形成された画像は、光源106から発せられた光により投影光学系107に導かれ、投影光学系107は不図示のスクリーンに画像を投影する。
ステップS9で、フリッカセンサ124,126によるフリッカ測定が開始される。
ステップS10で、フリッカ解析部118は、フリッカセンサ126の出力信号から光源起因のフリッカが発生しているかを判断する。フリッカ解析部118の解析結果により、光源起因のフリッカが発生している場合はステップS11に移行し、発生していない場合はステップS12へ移行する。
ステップS11で、制御部101は、フリッカ解析部118の解析結果に従い、光源制御部108に光源光量が一定になるように光源106の出力光量を制御させる。すなわち、光源起因フリッカを抑制する。
ステップS12で、液晶起因フリッカの発生の有無を判断する。光源起因フリッカが認められず、液晶部でのフリッカが認められる場合、液晶起因のフリッカが存在することになり、ステップS13に移行する。液晶起因フリッカがあるとは認められない場合、ステップS14に移行する。
ステップS13では、液晶起因フリッカを抑制するために、フリッカ解析部118は、フリッカセンサ124の色毎の光量信号を液晶駆動部114に送信する。液晶駆動部114は、色毎の光量信号に連動する形で、その光量変動と逆位相で液晶部105の各液晶表示素子を駆動する。これにより、液晶起因フリッカが抑制される。別の方法として、液晶駆動部114は、フリッカによる光量の変動に連動して、液晶部105の液晶表示素子の対向電極電圧Vcomを動的に制御してもよい。
ステップS14で、電源オフの指示を待つ。操作部102により電源オフの指示がなされた場合、制御部101は、各ブロックに終了処理を行うよう指示する。そして、終了の準備が整うと、電源部103は、各ブロックへの電源供給を順次終了する。冷却部131は、電源オフの後、暫く動作し、投影画像表示装置100を冷却する。
本実施例では、フリッカ原因が光源か液晶表示素子かを判別し、その原因に応じたフリッカ抑制を行うので、反射型液晶表示素子における表示コントラスト等の表示特性を損なうことなくフリッカを抑制できる。
本発明の第2実施例を説明する。本実施例では、液晶表示素子フリッカセンサを用いてフリッカ種類を判別する。
図5は、本発明の第2実施例の光学系の概略構成図を示す。図5に示す光学系では、図1に示す光学系のフリッカセンサ17が削除されている。図1と同じ構成要素には同じ符号を付してある。
図6は、第2実施例の電気系の概略構成ブロック図を示す。200は、投影画像表示装置である。201は、投影画像表示装置200の各ブロックを制御する制御部である。202は、ユーザからの操作を受け付ける操作部である。203は、投影画像表示装置200の各ブロックへの電源供給を制御する電源部である。204は色相信号を表示する液晶部であり、205は輝度信号を表示する液晶部である。液晶部204,205はそれぞれ、3枚の反射型液晶表示素子等で構成されており、この反射型液晶表示素子に画像を形成する。
206は液晶部204に光を供給する光源である。207は、光源206から発せられた光を液晶部204,205に供給することにより得られた光学像を不図示のスクリーンに投影する投影光学系である。208は、光源206を含む光束の光量等を制御する光源制御部である。209は、投影光学系207のズームレンズ及びフォーカスレンズ等を制御し、ズーム倍率及び焦点を調整する光学系制御部である。
210は、PC(パーソナルコンピュータ)、DVD再生装置又はテレビチューナ等からのアナログ映像信号を受け付けるアナログ入力部であり、RGB端子、S端子等からなる。211は、アナログ入力部210により得られたアナログ映像信号をデジタル信号に変換するAD変換部である。AD変換部211でデジタル信号化された映像信号は、画像処理部217に供給される。212は、PC又はDVD再生装置等からのデジタル映像信号を受け付けるデジタル入力部であり、HDMI端子等からなる。HDMI端子の場合には、外部から制御信号も同時に送信されてくる場合があり、これにより、映像の制御等が行われることもある。
画像処理部217は、アナログ入力部210及びデジタル入力部212に入力される映像信号並びに制御部201からの映像信号等に色補正及び画質補正等の処理を行い、RGB映像信号を生成する。色相信号変換部215は、画像処理部217で生成されるRGB映像信号から色相信号を生成する。輝度信号変換部216は、画像処理部217で生成されるRGB映像信号から輝度信号を生成する。
液晶駆動部213,214はそれぞれ、色相信号変換部215及び輝度信号変換部216からの画像信号に従い、液晶部204,205の反射型液晶表示素子を駆動して画像を形成させる。
219は、投影画像表示装置200の動作時間及び各ブロックの動作時間等を検出するタイマである。220は、投影画像表示装置200の光源206の温度、液晶部204,205の温度及び外気温等を計測する温度計である。221は、投影画像表示装置200に付属するリモコンやその他の機器からの赤外線を受信し、制御部201に送信する赤外線受信部である。赤外線受信部221は例えば、投影画像表示装置200の前後方向等の複数箇所に設置されていてもよい。
222は、光源206から出力された光をRGBの3色に分離する分離光学部である。分離光学部222で分離された各色光は、液晶部204,205を通り、色合成部223で合成され、投影光学系207から投影される。224は、色別になっている光束の光量を計測するフリッカセンサであり、フリッカセンサ15g,15b,15rからなる。フリッカセンサ224は、光拡散板等を含み、測定場所の光束の光量の平均化を光学的に検出する。
フリッカ解析部218は、フリッカセンサ224の出力信号を解析することで、光源起因のフリッカが発生しているか、液晶表示素子起因のフリッカが発生しているかを判別する。
227は、投影画像表示装置200に配置され、投影画像表示装置200の状態及び警告等を表示する表示部である。228は、表示部227を制御する表示制御部である。230は、外部からの交流電力を受け入れ、所定の電圧に整流して電源部203に供給する電源入力部である。231は、投影画像表示装置200内の熱を外部に放出するなどして冷却する冷却部であり、例えば、ヒートシンクとファンにより構成されている。
図7は、フリッカセンサ224とフリッカ解析部218の概略構成ブロック図を示す。フリッカセンサ224は、フォトダイオード240、アンプ242及びA/D変換器244からなり、フォトダイオード240で受光した光信号を増幅しデジタル化して、フリッカ解析部218に供給する。フリッカ解析部218では、フリッカ解析部218は、強度データ記憶部246、離散フーリエ変換回路(DFT回路)248及び周波数比較部250を具備する。強度データ記憶部246は、フリッカセンサ224からの光強度値を記憶する。DFT部248は、強度データ記憶部246に記憶される光強度値をDFT変換し、周波数成分を抽出する。周波数比較部250は、画像処理部217から通知される液晶駆動周波数の値とDFT部248で検知されたフリッカ周波数とを比較し、比較結果を制御部201に通知する。液晶駆動周波数の値とフリッカ周波数が同じ場合、液晶起因フリッカであると判定でき、異なる場合、光源起因フリッカと判定できる。液晶起因フリッカと光源起因フリッカが競合している場合でも、液晶駆動周波数に連動するフリッカ抑制を先に実行し、残るフリッカに対して光源起因フリッカ低減対策を実行すれば良い。
投影画像表示装置200の通常の動作を説明する。制御部201は、操作部202による電源オンの指示に応じて、電源部203に各ブロックに電源を供給するように指示し、各ブロックを待機状態にする。電源が投入された後、制御部201は、光源制御部208に光源206からの発光を開始するように指示する。
制御部201は、操作部202から入力された指示等の情報から、投影光学系207を調整するように光学系制御部209に指示する。光学系制御部209は、投影光学系207のズームレンズ及びフォーカスレンズを動作させてスクリーン画面上に投影光が結像するよう制御する。この時点で、投影の準備が整う。
デジタル入力部212に入力された映像信号は、画像処理部217により液晶部204,205に適した解像度に変換され、また、ガンマ補正や輝度ムラ対策用補正、キーストン補正が加えられる。そして、画像処理部217により補正を加えられた映像信号の輝度成分が、輝度信号変換部216を介して液晶駆動部214に供給され、色相信号が色相信号変換部215を介して液晶駆動部213に供給される。液晶駆動部213,214は、それぞれの入力信号に従い液晶部204,205を駆動し、画像を形成させる。
光源206から発せられた光は、液晶部204,205の反射型液晶表示素子に形成された画像により空間的に強度変調され、投影光学系207により不図示のスクリーンに投影される。
フリッカセンサ224は、投影中、光量を測定しつづけ、フリッカ解析部218はフリッカの要因、有無及び程度を解析する。反射型液晶表示素子のフリッカは、フレーム更新周波数又は駆動周波数に依存する。従って、フリッカセンサ224の出力信号から抽出される変動成分を周波数解析することで、液晶起因フリッカを特定できる。また、通常の画像投影をしている状況では、投影画像データ自体の変動をキャンセルした上で、フリッカ成分を抽出する必要がある。そこで、画像処理部217から画像データを取り込み、平均化させた状態で画像データ自身の変動成分を抽出する。フリッカセンサ224で取り込んだ光量から、画像データ自身の変動成分をキャンセルする。
あるいは、フリッカ判別のために、時間的に変化の無い一定階調をもった画像パターンを出力させるフリッカ測定モードを設けても良い。フリッカセンサ224が一定階調の画像に対して光量の変動を検知し、フリッカ解析部218が、そのフリッカ成分を抽出する。
分離光学部222で分離された後の光量を測光するので、どの色の反射型液晶表示素子でフリッカが発生しているかも特定できる。
本実施例によるフリッカ抑制動作を説明する。ここでは、液晶部204,205の更新駆動周波数が120Hzであるとする。フリッカセンサ15bのみでフリッカの存在が認められる場合で、その周波数が120Hzだったときには、青の反射型液晶表示素子においてフリッカが発生していると推定できる。しかし、その周波数が液晶表示素子の駆動周波数でなく、しかもフリッカセンサ15r,15g,15bの全てで共通のフリッカ成分が認められるときには、光源に起因するフリッカであると推定できる。また、同じ駆動周波数でも位相関係がずれている場合、液晶駆動要因のフリッカではないと推測できる。
フリッカ要因が光源にある場合、制御部201は、光源起因フリッカが低減するように、光源制御部208により光源206の光量を制御させる。フリッカ要因が液晶表示素子にある場合、フリッカ解析部218は、液晶駆動部214を介して液晶部205を制御して、液晶起因フリッカを低減させる。具体的には、フリッカ解析部218は、フリッカセンサからの色毎の光量信号を液晶駆動部214に供給する。液晶駆動部214は、フリッカ解析部218からの光量信号に連動する形で、フリッカによる光量の変動と逆位相で液晶部205の液晶表示素子を駆動する。逆位相の駆動を加えることで、液晶起因のフリッカが抑制される。別の方法として、液晶駆動部214は、フリッカによる光量の変動に連動して、液晶部205の液晶表示素子の対向電極電圧Vcomを動的に制御してもよい。
投影中、制御部201は、光源206等の温度を温度計220により検出し、例えば、光源206の温度が一定の温度以上になったとき等には、冷却部231を動作させて冷却する。
操作部202により電源オフの指示がなされると、制御部201は、各ブロックに終了処理を行うよう指示する。終了の準備が整うと、電源部203は各ブロックへの電源供給を順次終了する。冷却部231は、電源オフの後、暫く動作し、投影画像表示装置200を冷却する。
ここでは、デジタル入力部212から入力された映像信号を表示する場合を説明したが、アナログ入力部210からの入力映像を表示する場合も、同様である。
図8は、本実施例の特徴的な動作のフローチャートを示す。図8を参照して、本実施例におけるフリッカ抑制動作を説明する。
ステップS21で電源オンになる。
ステップS22で、制御部201は、操作部202により電源オンの指示がなされたことにより、電源部203に各ブロックに電源を供給するように指示をだし、各ブロックを待機状態にする。
ステップS23で、電源が投入された後、制御部201は、光源制御部208に光源206からの発光を開始するように指示をだす。
ステップS24で、制御部201は、操作部202から入力された指示等の情報から、投影光学系207を調整するよう光学系制御部209に指示をだす。光学系制御部209は、投影光学系207のズームレンズ及びフォーカスレンズを動作させてスクリーン画面上に投影光が結像するよう制御する。このようにして、投影の準備が整う。
ステップS25で、デジタル入力部212又はアナログ入力部210に映像信号が入力される。
ステップS26で、画像処理部217は、入力映像信号を液晶部204,205に適した解像度に変換し、ガンマ補正や輝度ムラ対策用補正、キーストン補正が加える。そして、画像処理部217により補正を加えられた映像信号は、色相信号変換部215と輝度信号変換部216に入力され処理され、液晶駆動部213,214にそれぞれ送られる。
ステップS27で、液晶駆動部213,214は液晶部204,205に画像を形成させる。
ステップS28で、液晶部204,205に形成された画像は、光源206から発せられた光により投影光学系207に導かれ、投影光学系207は不図示のスクリーンに画像を投影する。
ステップS29で、フリッカセンサ224によるフリッカ測定が開始される。
ステップS30で、フリッカ解析部218は、画像処理部217から表示中の画像データを取り込み、輝度を画面内で平均化することで画像データの時間的な変動成分を抽出する。フリッカ解析部218は更に、フリッカセンサ224で取り込んだ光量の変動から画像データの変動成分をキャンセルして、フリッカ成分を抽出する。
ステップS31で、フリッカ解析部218は、フリッカセンサ224の出力信号からフリッカ成分が認められるか否かを判定する。フリッカが存在する場合はステップS32に移行し、フリッカ成分が無い場合はステップS35に移行する。
ステップS32で、フリッカ解析部218はフリッカ周波数を解析する。そのフリッカ周波数が反射型液晶表示素子の駆動周波数に同期している場合、ステップS34に移行し、同期していない場合は、ステップS33に移行する。
ステップS33で、光源起因フリッカか否かを識別するために、全部の反射型液晶表示素子で同期して同じフリッカ揺らぎか否か判断する。全反射型液晶表示素子で同じ揺らぎが検出される場合、光源起因フリッカと判断できる。その場合、ステップS37に移行し、そうでない場合、ステップS34に移行する。
ステップS34では、液晶起因フリッカを抑制するために、フリッカ解析部218は、フリッカセンサ224の色毎の光量信号を液晶駆動部214に送信する。液晶駆動部214は、色毎の光量信号に連動する形で、その光量変動と逆位相で液晶部205の反射型液晶表示素子を駆動する。これにより、液晶起因フリッカが抑制される。別の方法として、液晶駆動部214は、フリッカによる光量の変動に連動して、液晶部205の液晶表示素子の対向電極電圧Vcomを動的に制御してもよい。
ステップS35で、電源オフの指示がなければ、ステップS30に移行する。操作部202により電源オフの指示がなされた場合、ステップS36で、制御部201は、各ブロックに終了処理を行うよう指示する。そして、終了の準備が整うと、電源部203は、各ブロックへの電源供給を順次終了する。冷却部231は、電源オフの後、暫く動作し、投影画像表示装置200を冷却する。
ステップS37では、制御部201は光源制御部208に、光源光量が一定になるように、光源206の出力光量を制御させる。すなわち、光源起因フリッカを抑制する。この後、ステップS35に移行する。
以上のように、本実施例では、液晶表示素子を透過した光の光量からフリッカ原因を判別し、光源用にフリッカセンサを使用しないので、構成を簡易化できる。もちろん、フリッカ原因に応じたフリッカ抑制を行うので、反射型液晶表示素子における表示コントラスト等の表示特性を損なうことなくフリッカを抑制できる。
本発明の第3実施例を説明する。本実施例では、投影される光学像を受光するフリッカセンサのみを用いて、フリッカ種類を判別する。
図9は、第3実施例である反射型投影表示装置の光学系の概略構成図を示す。図9において、301は高圧水銀光源などからなる光源である。302は光源301から光を所定の方向に放射するためのリフレクタである。303は均一な光源強度を有する光源領域を形成するためのインテグレータであり、フライアイレンズ303a,303bから構成されている。304は無偏光な光を所定の偏光方向に揃える偏光変換素子であり、偏光分離膜304a、1/2位相差板304b及び反射板304cで構成されている。
305は光源光を集光するコンデンサーレンズであり、306はミラーである。307は光源光をテレセントリックな光にするフィールドレンズである。308は緑の波長領域光を透過するダイクロイックミラーである。
309a,309b,309cはそれぞれ偏光分離膜309a1,309b1,309c1を有する偏光ビームスプリッタである。偏光分離膜309a1,309b1,309c1は、S偏光を反射し、P偏光を透過させる特性をもつ。
310a,310bはそれぞれ、所定波長領域の光の偏光方向を90°変換(回転)する色選択性位相差板である。311r,311g,311bはそれぞれ、入射した光源光を反射するとともに画像信号に応じて変調して画像光を形成する反射型液晶表示素子である。312r,312g,312bはそれぞれ1/4位相差板である。313r,313g,313bはそれぞれ、反射型液晶表示素子311r,311g,311bが黒表示のときに発生する位相差を補正する複屈折性位相差補償素子としての一軸性の複屈折フィルタである。316は投影レンズである。
314r,314g,314bは、色毎の輝度を制御する輝度変調液晶表示素子であり、具体的には、透過型液晶からなる。
314は、偏光ビームスプリッタ309cにより合成された、投影されるべき光学像を受光するフリッカセンサである。
図9に示す光学系の光学的な作用を説明する。光源301から出射した光はリフレクタ302によりフライアイレンズ303aの方向に集光される。この光束は、フライアイレンズ303aにより複数の光束に分割される。その複数の光束は、フライアイレンズ303b、コンデンサーレンズ305及びフィールドレンズ307の作用によって、各反射型液晶表示素子311r,311g,311b上に重ね合わされる。均一な光源強度の光源領域が、各反射型液晶表示素子311r,311g,311b上に形成される。
また、フライアイレンズ303bから出射した多数の光束は、それぞれの光束に対応した偏光分離膜304aでP偏光とS偏光とに分離される。P偏光は1/2位相差板304bによりS偏光と同方向の偏光成分に変換され、S偏光は反射板304cにより反射される。これにより、フライアイレンズ303bから出射した多数の光束は、所定の偏光方向を有する光として同一方向に出射される
偏光変換素子304によりほぼS偏光にそろえられた光は、緑の波長領域光を透過するダイクロイックミラー308に入射する。ダイクロイックミラー308は、緑の波長領域光は透過し、赤と青の波長領域光は反射する。ダイクロイックミラー308を透過した緑領域光は、偏光ビームスプリッタ309aの偏光分離膜309a1において反射して、1/4位相差板312gを透過する。更に、複屈折フィルタ313gを透過し、色毎の輝度を制御する輝度変調液晶表示素子314gを通って、反射型液晶表示素子311gに入射する。
ダイクロイックミラー308を反射した赤と青の波長領域光は、色選択性位相差板310aによって青の波長領域光のみが偏光方向を90°変換されてP偏光となり、赤の波長領域光はS偏光のままで、偏光ビームスプリッタ309bに入射する。偏光ビームスプリッタ309bの偏光分離膜309b1は、P偏光である青の波長領域光を透過し、S偏光である赤の波長領域光を反射する。これにより、互いに偏光方向が直交する赤と青の波長領域光に分離される。
偏光ビームスプリッタ309bを反射した赤の波長領域光は、1/4位相差板312rを透過する。更に複屈折フィルタ313rを透過し、色毎の輝度を制御する輝度変調液晶表示素子314rを通って、反射型液晶表示素子311rに入射する。偏光ビームスプリッタ309bを透過した青の波長領域光は、1/4位相差板312bを透過し、更に複屈折フィルタ313bを透過し、色毎の輝度を制御する輝度変調液晶表示素子314bを通って、反射型液晶表示素子311bに入射する。
反射型液晶表示素子311gによって変調され反射した緑の波長領域光は、色毎の輝度を制御する輝度変調液晶表示素子314g、複屈折フィルタ313g及び1/4位相差板312gを透過し、P偏光となって偏光ビームスプリッタ309a,309cを透過する。
反射型液晶表示素子311rによって変調され反射した赤の波長領域光は、複屈折フィルタ313r及び1/4位相差板312rを透過し、P偏光となって偏光ビームスプリッタ309bを透過し、色選択性位相差板310bに入射する。
反射型液晶表示素子311bによって変調され反射した青の波長領域光は、色毎の輝度を制御する輝度変調液晶表示素子314b及び複屈折フィルタ313bを透過し、1/4位相差板312bによりS偏光に変換される。S偏光の青波長領域光は、偏光ビームスプリッタ309bで反射され、色選択性位相差板310bに入射する。
色選択性位相差板310bには赤の波長領域光と青の波長領域光が入射するが、色選択性位相差板310bは、赤の波長領域光の偏光方向を90°変換してS偏光とし、青の波長領域光はS偏光のままで透過する。偏光ビームスプリッタ309cは、色選択性位相差板310bからの共にS偏光の赤の波長領域光と青の波長領域光を反射する。
偏光ビームスプリッタ309cは、赤、緑及び青の全波長領域の光を合成し、合成光を投影レンズ316に供給する。投影レンズ316が、合成光を不図示のスクリーン等に投影する。
偏光ビームスプリッタ309cの出力側に配置されたフリッカセンサ314が、偏光ビームスプリッタ309cで合成された光学像を受光する。フリッカセンサ314は、液晶起因フリッカと光源起因フリッカを含む投影光学像の光量を検出し、その光量に応じた強度信号を発生する。
図10は、本実施例の電気系の概略構成ブロック図を示す。400は、本実施例の投影画像表示装置である。401は、投影画像表示装置400の各ブロックを制御する制御部である。402は、ユーザからの操作を受け付ける操作部である。403は、投影画像表示装置400の各ブロックへの電源供給を制御する電源部である。404は色相信号を表示する液晶部であり、405は輝度信号を表示する液晶部である。液晶部404,405はそれぞれ、3枚の反射型液晶表示素子等で構成されており、この反射型液晶表示素子に画像を形成する。
406は液晶部104に光を供給する光源である。407は、光源406から発せられた光を液晶部404,405に供給することにより得られた光学像を不図示のスクリーンに投影する投影光学系である。投影光学系407は、図9に示す投影レンズ316に対応する。408は、光源406を含む光束の光量等を制御する光源制御部である。409は、投影光学系407のズームレンズ及びフォーカスレンズ等を制御し、ズーム倍率及び焦点を調整する光学系制御部である。
410は、PC(パーソナルコンピュータ)、DVD再生装置又はテレビチューナ等からのアナログ映像信号を受け付けるアナログ入力部であり、RGB端子、S端子等からなる。411は、アナログ入力部410により得られたアナログ映像信号をデジタル信号に変換するAD変換部である。AD変換部411でデジタル信号化された映像信号は、画像処理部417に供給される。412は、PC又はDVD再生装置等からのデジタル映像信号を受け付けるデジタル入力部であり、HDMI端子等からなる。HDMI端子の場合には、外部から制御信号も同時に送信されてくる場合があり、これにより、映像の制御等が行われることもある。
画像処理部417は、これらのアナログ入力部410及びデジタル入力部412に入力される映像信号並びに制御部401からの映像信号等に色補正及び画質補正等の処理を行い、RGB映像信号を生成する。色相信号変換部415は、画像処理部417で生成されるRGB映像信号から色相信号を生成する。輝度信号変換部416は、画像処理部417で生成されるRGB映像信号から輝度信号を生成する。
液晶駆動部413,414はそれぞれ、色相信号変換部415及び輝度信号変換部416からの画像信号に従い、液晶部404,405の液晶表示素子を駆動して画像を形成させる。
419は、投影画像表示装置400の動作時間及び各ブロックの動作時間等を検出するタイマである。420は、投影画像表示装置400の光源406の温度、液晶部404,405の温度及び外気温等を計測する温度計である。421は、投影画像表示装置400に付属するリモコンやその他の機器からの赤外線を受信し、制御部401に送信する赤外線受信部である。赤外線受信部421は例えば、投影画像表示装置400の前後方向等の複数箇所に設置されていてもよい。
422は、光源406から出力された光をRGBの3色に分離する分離光学部である。分離光学部422で分離された各色光は、液晶部404,405を通り、色合成部423で合成され、投影光学系407から投影される。424は、色合成部423で色合成された後の光束の光量を計測するフリッカセンサであり、フリッカセンサ314に対応する。フリッカセンサ424は、光拡散板等を含み、測定場所の光束の光量の平均化を光学的に検出する。
フリッカ解析部418は、フリッカセンサ424の出力信号を解析することで、光源起因フリッカ及び液晶起因フリッカを識別し、発生の有無を判別する。
液晶表示素子起因のフリッカは、通常の画像を投影している場合には、投影画像データ自体の変動をキャンセルした上で、フリッカ成分を抽出する必要がある。そのため、フリッカ解析部418は、画像処理部417から画像データを取り込み、平均化させた状態で画像データ自身の変動成分を抽出する。そして、フリッカセンサ424で取り込んだ光量から、投影画像自身の変動成分を抽出する。別の方法として、フリッカ測定モードとして、3色全てについて時間的に変化の無い一定階調をもった特定の画像パターンを表示させてもよい。その状態で、フリッカ解析部418が、フリッカセンサ424が光量の変動を検知し、フリッカ成分を抽出する。
427は、投影画像表示装置400に配置され、投影画像表示装置400の状態及び警告等を表示する表示部である。428は、表示部427を制御する表示制御部である。430は、外部からの交流電力を受け入れ、所定の電圧に整流して電源部403に供給する電源入力部である。431は、投影画像表示装置100内の熱を外部に放出するなどして冷却する冷却部であり、例えば、ヒートシンクとファンにより構成されている。
フリッカセンサ424及びフリッカ解析部418の構成は、例えば、図7に示す構成からなる。なお、フリッカセンサ424からの光量信号のうち、投影画像の変動をキャンセルした後の光量変動の周波数が、液晶表示素子の更新駆動周波数に等しい場合、液晶表示素子においてフリッカが発生していると推定できる。また、投影画像の変動をキャンセルした後の光量変動が更新駆動周波数に同期している場合も同様に、液晶表示素子においてフリッカが発生していると推定できる。
投影画像表示装置400の通常の動作を説明する。制御部401は、操作部402による電源オンの指示に応じて、電源部403に各ブロックに電源を供給するように指示を出し、各ブロックを待機状態にする。電源が投入された後、制御部401は、光源制御部408に光源406からの発光を開始するように指示する。
制御部401は、操作部402から入力された指示等の情報から、投影光学系407を調整するように光学系制御部409に指示する。光学系制御部409は、投影光学系407のズームレンズ及びフォーカスレンズを動作させてスクリーン画面上に投影光が結像するよう制御する。この時点で、投影の準備が整う。
デジタル入力部412に入力された映像信号は、画像処理部417により液晶部404,405に適した解像度に変換され、また、ガンマ補正や輝度ムラ対策用補正、キーストン補正が加えられる。そして、画像処理部417により補正を加えられた映像信号の輝度成分が、輝度信号変換部416を介して液晶駆動部414に供給され、色相信号が色相信号変換部415を介して液晶駆動部413に供給される。液晶駆動部413,414は、それぞれの入力信号に従い液晶部404,405を駆動し、画像を形成させる。
光源406から発せられた光は、液晶部404,405の液晶表示素子に形成された画像により空間的に強度変調され、投影光学系407により不図示のスクリーンに投影される。
フリッカセンサ424は、投影中、光量を測定しつづけ、フリッカ解析部418はフリッカの要因、有無及び程度を解析する。フリッカ要因が光源406にある場合、制御部401は、光源起因フリッカが低減するように光源制御部408に光源406への供給電力を制御させる。光源406の出力段に絞りを設け、この絞りの開度をフリッカと逆位相で制御しても良い。光源起因フリッカの抑制法として、全ての液晶表示素子をフリッカと同期して逆位相で駆動し、フリッカを打ち消す様にその強度を制御しても良い。
フリッカ要因が液晶表示素子である場合、フリッカ解析部418は、液晶部405を制御することで、液晶起因フリッカを低減する。具体的には、フリッカ解析部418は、フリッカセンサ424からの光量信号を液晶駆動部414に供給する。液晶駆動部414は、フリッカ解析部418からの光量信号に連動する形で、フリッカによる光量の変動と逆位相で液晶部405の液晶表示素子を駆動する。逆位相の駆動を加えることで、液晶起因のフリッカが抑制される。別の方法として、液晶駆動部414は、フリッカによる光量の変動に連動して、液晶表示素子の対向電極電圧Vcomを動的に制御してもよい。
投影中、制御部401は、光源406等の温度を温度計420により検出し、例えば、光源406の温度が一定の温度以上になったとき等には、冷却部431を動作させて冷却する。
操作部402により電源オフの指示がなされると、制御部401は、各ブロックに終了処理を行うよう指示する。終了の準備が整うと、電源部403は各ブロックへの電源供給を順次終了する。冷却部431は、電源オフの後、暫く動作し、投影画像表示装置400を冷却する。
ここでは、デジタル入力部412から入力された映像信号を表示する場合を説明したが、アナログ入力部410からの入力映像を表示する場合も、同様である。
図11は、本実施例の特徴的な動作のフローチャートを示す。図11を参照して、本実施例におけるフリッカ抑制動作を説明する。
ステップS41で電源オンになる。
ステップS42で、制御部401は、操作部402により電源オンの指示がなされたことにより、電源部403に各ブロックに電源を供給するように指示をだし、各ブロックを待機状態にする。
ステップS43で、電源が投入された後、制御部401は、光源制御部408に光源406からの発光を開始するように指示をだす。
ステップS44で、制御部401は、操作部402から入力された指示等の情報から、投影光学系407を調整するよう光学系制御部409に指示をだす。光学系制御部409は、投影光学系407のズームレンズ及びフォーカスレンズを動作させてスクリーン画面上に投影光が結像するよう制御する。このようにして、投影の準備が整う。
ステップS45で、デジタル入力部412又はアナログ入力部410に映像信号が入力される。
ステップS46で、画像処理部417は、入力映像信号を液晶部404,405に適した解像度に変換し、ガンマ補正や輝度ムラ対策用補正、キーストン補正が加える。そして、画像処理部417により補正を加えられた映像信号は、色相信号変換部415と輝度信号変換部416に入力され処理され、液晶駆動部413,414にそれぞれ送られる。
ステップS47で、液晶駆動部413,414は液晶部404,405に画像を形成させる。
ステップS48で、液晶部404,405に形成された画像は、光源406から発せられた光により投影光学系407に導かれ、投影光学系407は不図示のスクリーンに画像を投影する。
ステップS49で、フリッカセンサ424によるフリッカ測定が開始される。
ステップS50で、フリッカセンサ424で動作中、光量測定を行い、フリッカ解析部418は、画像処理部217から表示中の画像データを取り込み、輝度を画面内で平均化することで画像データの時間的な変動成分を抽出する。フリッカ解析部418は更に、フリッカセンサ424で取り込んだ光量の変動から画像データの変動成分をキャンセルして、光量変動の周波数成分を抽出する。
ステップS51で、フリッカ解析部418は、フリッカセンサ424の出力信号にフリッカ成分が認められるか否かを判定する。フリッカが存在する場合はステップS52に移行し、フリッカ成分が無い場合はステップS56に移行する。
ステップS52で、フリッカ解析部418はフリッカ周波数を解析する。そのフリッカ周波数が反射型液晶表示素子の駆動周波数に一致しているか、同期している場合、ステップS54に移行し、そうでない場合は、ステップS53に移行する。ステップS54で、液晶表示素子によってフリッカの制御か可能かどうかを判断する。
本実施例では、色合成後の光量を測定しているので、確率は低いものの、液晶表示素子の駆動に同期した光源起因フリッカを誤検知する可能性もある。これに鑑みて、まずフリッカ周波数による振り分けを行い、さらに液晶表示素子で抑制が可能か否かを念のために確認している。すなわち、光源起因フリッカであっても、液晶表示素子の駆動に起因するなどの何らかの理由で同期することも念頭においている。
ステップS54で、液晶表示素子でのフリッカ抑制が可能と判断された場合には、ステップS55に移行し、そうでない場合には、光源起因フリッカであると判定し、ステップS53に移行する。
ステップS53では、制御部401は光源制御部408に、光源光量が一定になるように、光源406の出力光量を制御させる。すなわち、光源起因フリッカを抑制する。この後、ステップS56に移行する。
ステップS55では、液晶起因フリッカを抑制するために、フリッカ解析部418は、フリッカセンサ424により受光される光量の変動を示す信号を液晶駆動部414に送信する。液晶駆動部414は、フリッカ解析部418からの信号の示す光量変動に連動して、液晶部405の液晶表示素子の対向電極電圧Vcomを動的に制御する。
ステップS56で、電源オフの指示がなければ、ステップS50に移行する。操作部402により電源オフの指示がなされた場合、ステップS57で、制御部401は、各ブロックに終了処理を行うよう指示する。そして、終了の準備が整うと、電源部403は、各ブロックへの電源供給を順次終了する。冷却部431は、電源オフの後、暫く動作し、投影画像表示装置400を冷却する。
以上のように、本実施例では、投影すべき画像光の光量を計測するフリッカセンサのみでフリッカの原因を判別するので、構成を簡易化できる。もちろん、フリッカ原因に応じたフリッカ抑制を行うので、液晶表示素子における表示コントラスト等の表示特性を損なうことなくフリッカを抑制できる。
本発明の目的は、前述した実施例の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を装置に供給することによっても、達成される。このとき、供給された装置の制御部を含むコンピュータ(またはCPUやMPU)は、記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行する。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施例の機能を実現することになり、プログラムコード自体及びそのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。
また、上述のプログラムコードの指示に基づき、装置上で稼動しているOS(基本システムやオペレーティングシステム)などが処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、装置に挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれ、前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。このとき、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部又は全部を行う。

Claims (7)

  1. 光源と、
    前記光源から出力された光を空間的に変調し、画像光を出力する液晶表示手段と、
    前記画像光を投影する投影光学系と、
    前記光源の出力する光の強度を検出する第1のフリッカセンサと、
    前記画像光に含まれる強度を検出する第2のフリッカセンサと、
    前記第1及び第2のフリッカセンサの出力により、前記画像光に含まれるフリッカの要因を判別するフリッカ解析手段と、
    前記フリッカ解析手段により判別される要因に従い、前記光源起因フリッカが低減するように前記光源及び前記液晶表示手段を制御する制御手段
    とを具備することを特徴とする投影表示装置。
  2. 前記液晶表示手段が、色毎の液晶表示素子を有すること特徴とする請求項1に記載の投影表示装置。
  3. 前記第2のフリッカセンサは、前記画像光を構成する複数の色の光強度を検出することを特徴とする請求項1又は2に記載の投影表示装置。
  4. 光源と、
    前記光源から出力された光を空間的に変調し、画像光を出力する液晶表示手段と、
    当該画像光を投影する投影光学系と、
    前記画像光を構成する複数の色の光強度を検出するフリッカセンサと、
    前記フリッカセンサの出力により、前記画像光に含まれるフリッカの光源起因フリッカと液晶起因フリッカを判別するフリッカ解析手段と、
    前記フリッカ解析手段の解析結果に従い、前記光源起因フリッカが低減するように前記光源及び前記液晶表示手段の何れかを制御し、前記液晶起因フリッカが低減するように前記液晶表示手段を制御する制御手段
    とを具備することを特徴とする投影表示装置。
  5. 前記フリッカ解析手段は、前記フリッカセンサの出力から光量変動の周波数を解析し、前記周波数により光源起因フリッカと液晶起因フリッカを判別することを特徴とする請求項4に記載の投影表示装置。
  6. 光源と、前記光源から出力された光を空間的に変調し、画像光を出力する液晶表示手段と、前記画像光を投影する投影光学系とを有する投影表示装置を制御する方法であって、
    前記光源の出力する光の強度を検出するステップと、
    前記画像光に含まれる強度を検出するステップと、
    前記光源の出力する光の強度及び前記画像光に含まれる強度により、前記画像光に含まれるフリッカの光源起因フリッカと液晶起因フリッカを判別するフリッカ解析ステップと、
    前記フリッカ解析ステップの解析結果に従い、前記光源起因フリッカが低減するように前記光源を制御し、前記液晶起因フリッカが低減するように前記液晶表示手段を制御する制御ステップ
    とを具備することを特徴とする投影表示装置の制御方法。
  7. 光源と、前記光源から出力された光を空間的に変調し、画像光を出力する液晶表示手段と、前記画像光を投影する投影光学系とを有する投影表示装置を制御する方法であって、
    前記画像光を構成する複数の色の光強度を検出するステップと、
    前記画像光を構成する複数の色の光強度により、前記画像光に含まれるフリッカの光源起因フリッカと液晶起因フリッカを判別するフリッカ解析ステップと、
    前記フリッカ解析ステップの解析結果に従い、前記光源起因フリッカが低減するように前記光源及び前記液晶表示手段の何れかを制御し、前記液晶起因フリッカが低減するように前記液晶表示手段を制御する制御ステップ
    とを具備することを特徴とする投影表示装置の制御方法。
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