JP2011222224A - コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】パネルに取り付けられる待受けコネクタとしても、ワイヤハーネス用のコネクタとしても利用できるコネクタを提供する。
【解決手段】雄型端子金具10を装着してなる雄側コネクタハウジング20と、パネルPの開口部に係合して雄側コネクタハウジング20を収容するコネクタ収容部42が設けられたパネル取付ホルダ40と、パネルPの開口部縁とパネル取付ホルダ40との間をシールするパネル用シール部材49とを備えたコネクタであって、雄側コネクタハウジング20にはその外面に係止突部27が設けられると共に、コネクタ収容部42に収容された時にコネクタ収容部42との隙間をシールするホルダ用シール部材25が備えられ、コネクタ収容部42には係止突部27を係止する可撓性ランスが設けられている。
【選択図】図6

Description

本発明は、例えば車両に用いられるコネクタに関する。
従来、例えば車両のパネルに取り付けられる待受けコネクタとして特許文献1に記載されたものが公知である。
この待受けコネクタは、車両のパネルに設けられた開口部の周縁に沿って取り付けられるパネル取付部を有しており、このパネル取付部にはパネルの開口縁部との間をループ状にシールするシール部材が取り付けられていると共に、パネルにコネクタを係止する係止片が取り付けられている。
特開平11−111385号公報
ところが、このコネクタにはパネル取付部が端子収容部を有するコネクタハウジングの全周に亘って設けられていると共に、パネル取付部がコネクタハウジングと一体に形成されているため、コネクタ自体が大型化する。また、このコネクタをパネル取り付け用の待受けコネクタではない、ワイヤハーネス用のコネクタとして使用しようとしても、パネル取付部が邪魔になって転用が困難である。そのため、この種のコネクタはパネル取付専用のコネクタとして利用せざるを得ず、汎用のコネクタに比べて製造コストが高くなるという問題がある。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、パネルに取り付けられる待受けコネクタとしても、ワイヤハーネス用コネクタとしても利用できるコネクタを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として本発明は、電線の末端に接続される端子金具を装着してなる合成樹脂製のコネクタハウジングと、車両のパネルに設けられた開口部に係合する係合片を有して前記コネクタハウジングを収容する収容部が設けられたパネル取付ホルダと、前記パネルの開口部縁と前記パネル取付ホルダとの間をシールするループ状のパネル用シール部材とを備えたコネクタであって、前記コネクタハウジングにはその外面に係止突部が設けられると共に、前記収容部に収容された時に前記収容部との隙間をシールするホルダ用シール部材が備えられ、前記収容部には前記コネクタハウジングが収容されるときに前記係止突部に押圧されることによって弾性変形し、前記コネクタハウジングが正規の位置まで収容されたときには弾性復帰して前記係止突部を係止する係止片が設けられているところに特徴を有する。
このような構成のコネクタによると、コネクタハウジングをパネル取付ホルダの収容部にて係止状態としたときには車両のパネルの開口部に取り付け可能な待受けコネクタとして利用でき、パネル取付ホルダに収容せずにコネクタハウジング単体としたときには、パネル取付部等を必要としないような汎用のワイヤハーネス用のコネクタとして利用することができる。
本発明の実施の態様として、以下の構成が望ましい。
前記コネクタハウジングの外面には相手方コネクタハウジングに回動可能に支持されたレバーに設けられたカム溝と係合するカムピンが突設され、前記レバーが回動操作されることによってカム作用により前記相手方コネクタハウジングと嵌合される構成としてもよい。
このような構成によると、コネクタハウジングが多極化する場合においても、互いのコネクタハウジングをカム作用によって容易に嵌合させることができる。また、パネル取付ホルダとコネクタハウジングとを別部材としたことによって、コネクタハウジングのカムピンを成型金型によって射出成形する際にスライド金型を用いて成形する必要がなく、製造コストを抑えることができる。
更に、パネル取付ホルダとコネクタハウジングとが一体に成形されたものはカムピンをコネクタハウジングの側面に成形するためにパネル取付ホルダの収容部の内面とコネクタハウジングの外面との隙間を大きくしてカムピン用のスライド金型を取り外す必要があるが、本実施形態においてはカムピンを成形する際にスライド金型は不要であるため、コネクタを小型化することができる。
本発明のコネクタによれば、パネルに取り付けられる待受けコネクタとしても、ワイヤハーネス用のコネクタとしても利用することができる。
実施形態に係るパネル取付ホルダと雄側コネクタハウジングと雌側側コネクタとの嵌合前の状態を示した側面図 同底面図 待受けコネクタと雌側コネクタとの嵌合前の状態を示した断面図 待受けコネクタと雌側コネクタとの嵌合後の状態を示した断面図 待受けコネクタの正面図 図5のVI−VI線断面図
<実施形態>
本発明の一実施形態を図1乃至図6によって説明する。
本実施形態のコネクタは、車両のパネルPの開口部に取り付けるパネル取付ホルダ40と、端子収容部21を有して相手方コネクタハウジングに相当する雌側コネクタハウジング60と嵌合可能なコネクタハウジングに相当する雄側コネクタハウジング20と、端子収容部21に装着される端子金具に相当する雄型端子金具10とから構成されている。尚、以下の説明において、前後方向とは雄側コネクタハウジングと雌側コネクタハウジングとの嵌合方向を基準とし、互いの嵌合面側を前側とする。
雄側コネクタハウジング20はその外観が四隅が丸みを帯びた箱型形状をなしており、その前後方向略中央部の外面には全周に亘ってフランジ部24が設けられている。また、雄側コネクタハウジング20にはこのフランジ部24を境に前方側にフード部22が形成され、後方側に端子収容部21が形成されている。
端子収容部21は雄側コネクタハウジング20の壁面と間隔を隔ててフード部22の底面から後方に真っ直ぐ延びるように設けられており、雄側コネクタハウジング20の後方端面からやや突出した形態に設けられている。
端子収容部21は複数のキャビティ21Aに分割されており、各キャビティ21Aには図3及び図4に示すように電線Yの末端に接続された雄型端子金具10が装着されている。尚、簡略化のため雄型端子金具10は省略しているが、この雄側コネクタハウジング20は、図5及び図6に示すように、端子収容部21の中央部に小型の端子金具が装着されるキャビティ21Aが設けられ、その両側に大型の端子金具が装着されるキャビティ21Aが設けられたハイブリッド型に構成されている。
雄型端子金具10は接続部11の後方において電線Yの末端にかしめ圧着された状態に構成され、接続部11の先端をフード部22の底面に設けられた端子挿通孔23から突出させた状態でキャビティ21Aに装着されている。
一方、雄側コネクタハウジング20に嵌合される雌側コネクタハウジング60は外観が四隅が丸みを帯びた直方体形状であって、雌側コネクタハウジング60の嵌合側の面にはその中央に雄側コネクタハウジング20と嵌合される時に雄側コネクタハウジング20のフード部22内に収容される形状の嵌合部61が形成されている。
嵌合部61の内部にはフード部22の底面から突出した雄型端子金具10と接続される雌型端子金具15が装着されている。雌側コネクタハウジング60の後方端面にはその中央部に電線Yが導出される電線導出口62が設けられており、その開口縁部には図示しないグロメットを取り付けるカバー取付部63が設けられている。
嵌合部61の外周面には互いのコネクタハウジング20,60が嵌合したときに両コネクタハウジング20,60間の隙間をシールしてコネクタハウジング内部への浸水を防止するコネクタ用シール部材64が装着されている。このコネクタ用シール部材64には嵌合部61の外周面とフード部22の内周面とに密着する側の面にリップ部64Aが設けられており、コネクタハウジング内部への浸水をより確実に防ぐようになっている。
さて、前記の雄側コネクタハウジング20にはその外側にパネル取付ホルダ40が装着可能となっている。
パネル取付ホルダ40は図1及び図2に示すように、前後方向に開口する四隅が丸みを帯びた角筒形状をなしており、その長手方向の外面が前方から後方に向かって二段階に狭幅している。パネル取付ホルダ40の内部は図3及び図5に示すように、パネル取付ホルダ40の外面形状に伴って前方から後方に向かって二段階に狭幅した構成となっており、前方に位置する最も幅広な嵌合凹部41には雌側コネクタハウジング60が嵌合されるようになっている。
嵌合凹部41の開口部はその対をなす短辺の一方の両隅がパネル取付ホルダ40の外周形状よりもやや丸みを帯びた形態となっており、その前後方向の長さはパネル取付ホルダ40の前後方向の長さの半分程度の長さ寸法となっている。
パネル取付ホルダ40の嵌合凹部41の後方部は段付部43を有するコネクタ収容部42となっており、このコネクタ収容部42には雄側コネクタハウジングが収容されるようになっている。コネクタ収容部42の開口部は長手方向の長さが嵌合凹部41の長手方向いっぱいに延びて短手方向の長さが嵌合凹部41よりもやや幅狭な形状をなしており、この形状は雄側コネクタハウジング20設けられたフランジ部24の外周形状とほぼ同一に設定されている。したがって、図3乃至図6に示すように、コネクタ収容部42に雄側コネクタハウジング20が収容された時にはフランジ部24の外周面とコネクタ収容部42の内周面とが当接する状態となっている。
また、この段付部43と雄側コネクタハウジング20のフランジ部24との間には雄側コネクタハウジング20がコネクタ収容部42に挿入されたときに雄側コネクタハウジング20の外周面に装着されコネクタ収容部42の内周面と雄側コネクタハウジング20の外周面との間の隙間をシールする環状のホルダ用シール部材25が段付部43とフランジ部24とで挟み込まれた状態に収容されるようになっており(図3及び図4を参照)、パネル取付ホルダ40内に浸入した水がパネルPの内部へ浸入することを防止するようになっている。尚、このホルダ用シール部材25にはコネクタ収容部42の内周面と雄側コネクタハウジング20の外周面とに密着する位置にリップ部25Aが設けられており、パネル取付ホルダ40に浸入した水がパネルPの内部へ浸入することを確実に防ぐようになっている。
コネクタ収容部42の長手方向の内面には、雄側コネクタハウジング20の長手方向の外面に設けられた位置決めリブ26に対応する図示しない位置決めリブ収容溝が両面にそれぞれ二本設けられており、この位置決めリブ収容溝は一方の面と他方の面とでその間隔が異なるように設定されている。これにより、雄側コネクタハウジングをコネクタ収容部に挿入するときにはそれぞれの位置決めリブ26と図示しない位置決めリブ収容溝とが対応するように挿入することで、雄側コネクタハウジング20がパネル取付ホルダ40に対して所定の方向に挿入されるようになっている。尚、雄側コネクタハウジング20のフランジ部24には位置決めリブ26に対応する位置に位置決めリブ26を成形するための型抜き孔24Aが設けられている。
また、図3に示すように、コネクタ収容部42の深さと嵌合凹部41の深さとを合わせた長さ寸法がコネクタ収容部42に収容される雄側コネクタハウジング20の前後方向に延びる外面の長さ寸法とほぼ同一に設定されており、雄側コネクタハウジング20がコネクタ収容部42に対して嵌合完了状態に至ったときには雄側コネクタハウジング20の開口面とパネル取付ホルダ40の開口面とが面一状態となるように設定されている。
パネル取付ホルダ40の嵌合凹部42の開口縁には短辺方向の一方の中央部に引掛け部44が設けられ、他の一方の中央部に弾性変形可能な弾性係合爪45が設けられている。
引掛け部44は角が僅かに丸みを帯びた箱型形状であって、その長手方向の面がパネル取付ホルダ40の前方開口縁部に沿った状態に配置され、外方向に向けて突出した形態にパネル取付ホルダ40と一体に形成されている。また、引掛け部44の長辺方向の長さは前方開口縁部の短辺方向の約1/10長さ寸法に設定されている。
弾性係合爪45は前方部分に前方から後方に向けてパネル取付ホルダ40の前方開口部から外方向に傾斜する傾斜面45Aを有して後方部分にパネル取付ホルダ40の外面と直交する係合面45Bが設けられた形状であって、その幅方向の長さが引掛け部44とほぼ同じ長さ寸法に設定されている。また、弾性係合爪45が設けられた両側の開口縁部には弾性係合爪に沿うように僅かに隙間を隔てて前方側に突出した突出縁部46が形成されている。したがって、弾性係合爪45と突出縁部46との間にはスリット47が設けられている。
パネル取付ホルダ40の外周面には前方側の開口部からやや中央寄りの位置に全周に亘ってフランジ状のパネル当接部48が設けられ、パネル取付ホルダ40をパネルPに設けられた開口部に取り付けるときには、このパネル当接部48の前方側の面と引掛け部44及び弾性係合爪45の係合面45BとによってパネルPの開口縁部を挟み込んでパネル取付ホルダ40をパネルPに固定する。
詳しくは引掛け部44をパネルPの開口部の短手方向の縁部に引っ掛けて、パネル当接部48をパネルPに押し付けるように(パネル取付ホルダの前後方向がパネルPの取付面に対して垂直となる方向に)パネル取付ホルダを引き起こす。尚、この取付過程において、弾性係合爪45はその先端をパネルPの開口部に挿入しながら弾性係合爪45の傾斜面45Aをパネルの開口縁に押し付けて弾性係合爪45を弾性変形させ、パネル取付ホルダ40のパネル当接部48がパネルPに対して平行な状態となったときに弾性復帰して、パネルPの開口部縁をパネル当接部48の前方側の面と引掛け部44及び弾性係合爪45の係合面45Bとによって挟み込んでパネル取付ホルダ40をパネルPの開口部に固定する。
また、パネル当接部48の前方側の面にはパネル取付ホルダ40がパネルPの開口部に取り付けられた時にパネルPとパネル当接部48との隙間をシールするパネル用シール部材49が取り付けられたシール装着溝48Aが設けられ、雨水などがパネルPの内部に浸入することを防止する。尚、このパネル用シール部材49にはパネルP側とシール装着溝側に突出するリップ部49Aが設けられており、このリップ部49Aによって水の浸入をより確実に防ぐことができるようになっている。
一方、雄側コネクタハウジング20の短手方向の外周面にはその後方縁部の中央に雄側コネクタハウジング20の外面より僅かに突出する係止突部27が雄側コネクタハウジング20と一体に設けられている。この係止突部27は後方端部外方側の位置に後方から前方に向かって外方向に傾斜した押圧傾斜面27Aを有する扁平な箱型状をなしており、その長手方向の面が雄側コネクタハウジング20の後方端部に沿うように配置されている。尚、雄側コネクタハウジング20のフランジ部24には係止突部27に対応する位置に係止突部27を成形するための型抜き孔24Bが設けられている。
この係止突部27はパネル取付ホルダ40のコネクタ収容部42に雄側コネクタハウジング20が挿入された時に、係止突部27に対応してコネクタ収容部42の内面からコネクタ収容部42内に向かって後方向に片持ち状に延出された可撓性ランス50によって係止される構成となっている。また、コネクタ収容部40内に設けられた可撓性ランス50の先端部には可撓性ランス50のランス本体部50Aからコネクタ収容部42の内側へ突出して係止突部27を係止する係止部50Bが設けられている。
係止突部27と可撓性ランス50との係止機構に関する詳細は、雄側コネクタハウジング20がコネクタ収容部42に前方側から挿入されると、係止突部27の押圧傾斜面27Aと可撓性ランス50の係止部50Bの前方側の面とが当接して押圧傾斜面27Aによって可撓性ランス50が外方向に押し出されるように撓み変形する。更にこの状態から続けて雄側コネクタハウジング20がコネクタ収容部42に押し込まれて雄側コネクタハウジング20が正規の位置まで挿入されると押圧傾斜面27Aと係止部50Bの前方側の面との当接状態が解除されて可撓性ランス50が弾性復帰する。これにより、係止突部27の前方側の面が可撓性ランス50の係止部50Bに係止され、雄側コネクタハウジング20はパネル取付ホルダ40に保持された状態となる。
また、雄側コネクタハウジング20にはその長手方向の外面に一対のカムピン28が突設されており、雌側コネクタハウジング60にはその外面に突設された一対の支持軸65にレバー66が回動可能に支持されている。尚、カムピン28が突設された周辺部は雄側コネクタハウジング20の外面よりやや突出した形状をなし、その突出部分はフランジ部24まで真っ直ぐ延びてフランジ部24と一体に形成されている。
レバー66は左右一対の略円形の板状をなすアーム部66Aと、それぞれのアーム部66Aを繋ぐコ字状の操作部66Bとから構成され、アーム部66Aの略中央部に設けられた軸受孔66Cを支持軸65に嵌合させることでレバー66を雌側コネクタハウジング60に組み付けている。このレバー66には軸受孔66Cの周りに雄側コネクタハウジング20のカムピン28に対応するカム溝67が設けられており、雄側コネクタハウジング20と雌側コネクタハウジング60とを嵌合させるときにはカムピン28をカム溝67に係合させ、レバー66を互いのコネクタハウジング20,60が嵌合される方向に回動させることで倍力作用によって互いのコネクタハウジング20,60を容易に嵌合させることができるようになっている。
次に、本実施形態の組み付け及びパネルPの開口部への取付手順を説明し、併せてその効果について説明する。
まず、図1及び図2に示すように、パネル取付ホルダ40と雄側コネクタハウジング20とが別々の状態において、雄側コネクタハウジング20の位置決めリブ26とパネル取付ホルダ40の図示しない位置決めリブ収容溝とが対応するように嵌合させ、パネル取付ホルダ40に雄側コネクタハウジング20を前方側から挿入する。すると、雄側コネクタハウジング20を挿入する過程でコネクタ収容部42の可撓性ランス50に雄側コネクタハウジング20の係止突部27が当接し、可撓性ランス50が撓み変形状態となる。このまま更に、雄側コネクタハウジング20をコネクタ収容部42内に押し込むことで雄側コネクタハウジング20は嵌合完了状態に至り、可撓性ランス50が弾性復帰して雄側コネクタハウジング20をパネル取付ホルダ40から抜け止めする。この状態で、雄側コネクタハウジング20の端子収容部21に雄型端子金具10を挿入して待受けコネクタを構成する。
次に、待受けコネクタをパネルの開口部に取り付ける。この待受けコネクタはパネルPの内側から取り付ける構成となっており、まず、矩形状に開口したパネルPの短手方向の開口縁部に引掛け部44を引っ掛ける。次に、パネル当接部48をパネルPに対して押しつけるように待受けコネクタを引き起こし、弾性係合爪45の先端をパネルPの開口部に挿入する。すると、この挿入過程において弾性係合爪45の傾斜面45AとパネルPの開口部縁とが当接して弾性係合爪が撓み変形する。更に待受けコネクタをパネルPに押し付けることで弾性係合爪45が完全にパネルPの開口部に挿入されて弾性復帰し、パネルPの開口縁部をパネル当接部48と引掛け部44及び弾性係合爪45の係合面45Bとによって挟み込んで待受けコネクタをパネルPの開口部に固定する。
以上説明したように、本実施形態によれば、あらかじめパネル取付ホルダ40に雄側コネクタハウジング20を嵌合させておくことで、車両などのパネルの開口部に対して取付可能な待受けコネクタとして利用することができる。一方、パネル取付ホルダ40を装着しない状態においては、従来の待受けコネクタのような大型のパネル取付部がない形態であるため、一般的に利用される汎用のワイヤハーネス用の雄側コネクタハウジングとして利用することができる。また、パネル取付ホルダ40と雄側コネクタハウジング20との間にはホルダ用シール部材25が装着されていることによって、パネル取付ホルダ40と雄側コネクタハウジング20とが一体に形成された従来型の待受けコネクタと同様の防水効果が期待できるため、待受けコネクタとして何ら問題ない。
そして、本実施形態のコネクタは従来の待受けコネクタのようにパネル取付専用のコネクタとして利用するだけでなく、ワイヤハーネス用のコネクタとして幅広い用途に利用することが可能であることから、製造コストを低減させることができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)本実施形態では、二種類の端子金具が装着されるハイブリッド型のコネクタに適用させた構成としたが、本発明はこのような態様に制限されるものではなく、例えば、一種類の端子金具を用いたコネクタや三種類の端子金具を用いたハイブリッド型のコネクタに適用させてもよい。
(2)本実施形態では、雄側コネクタハウジングの形状を長円筒形状に構成したが、本発明はこのような態様に制限されるものではなく、例えば、雄側コネクタハウジングを円筒形状や角筒形状に構成してもよい。
(3)本実施形態では、雄側コネクタハウジングにカムピンを設け、雌側コネクタハウジングにカム溝を有するレバーを設けた構成としたが、本発明はこのような態様に制限されるものではなく、両コネクタハウジングにカムピンやレバーを設けなくてもよい。
10:端子金具(雄型端子金具)
20:雄側コネクタハウジング(コネクタハウジング)
25:ホルダ用シール部材
27:係止突部
28:カムピン
40:パネル取付ホルダ
42:コネクタ収容部(収容部)
44:引掛け部(係合片)
45:弾性係合爪(係合片)
49:パネル用シール部材
50:可撓性ランス(係止片)
60:雌側コネクタハウジング(相手方コネクタハウジング)
66:レバー
67:カム溝
P:パネル
Y:電線

Claims (2)

  1. 電線の末端に接続される端子金具を装着してなる合成樹脂製のコネクタハウジングと、
    車両のパネルに設けられた開口部に係合する係合片を有して前記コネクタハウジングを収容する収容部が設けられたパネル取付ホルダと、
    前記パネルの開口部縁と前記パネル取付ホルダとの間をシールするループ状のパネル用シール部材とを備えたコネクタであって、
    前記コネクタハウジングにはその外面に係止突部が設けられると共に、前記収容部に収容された時に前記収容部との隙間をシールするホルダ用シール部材が備えられ、
    前記収容部には前記コネクタハウジングが収容されるときに前記係止突部に押圧されることによって弾性変形し、前記コネクタハウジングが正規の位置まで収容されたときには弾性復帰して前記係止突部を係止する係止片が設けられていることを特徴とするコネクタ。
  2. 前記コネクタハウジングの外面には相手方コネクタハウジングに回動可能に支持されたレバーに設けられたカム溝と係合するカムピンが突設され、前記レバーが回動操作されることによってカム作用により前記相手方コネクタハウジングと嵌合されることを特徴とする請求項1記載のコネクタ。
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