JP2011132727A - 開閉体の挟み込み検知装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】開閉体の挟み込みをより好適に検知するとともに、実験などを行って当該開閉作動力を確認する手間を軽減することができ、ひいては開発工数を削減することができる開閉体の挟み込み検知方法を提供する。
【解決手段】車両に形成された開口部を開閉するサンルーフ3と、電動モータに移動駆動される駆動シュ13と、駆動シュ13の移動方向を変換してサンルーフ3に伝達し駆動シュ13の移動に伴ってサンルーフ3を開閉作動させる変換機構4と、駆動シュ13を移動駆動する電動モータの駆動力と閾値とを大小比較してサンルーフ3の挟み込みを検知する検知手段とを備えるサンルーフ3の挟み込み検知装置において、前記変換機構4の力学的構造に基づいて、サンルーフ3の開閉作動力を取得する取得手段と、挟み込み検知荷重が一致又は近似するように補正する補正手段とを備えたことを特徴とする開閉体の挟み込み検知装置。
【選択図】図2

Description

本発明は、開閉体の挟み込み検知装置に関するものである。
例えば、自動車には、運転者のスイッチ操作に応じてルーフパネル等の開閉体を電動で開閉作動させる装置を備えたものがある。このような装置は、例えば、開閉体による異物の挟み込みを検知する検知手段を備えており、該検知手段による挟み込みの検知時には開閉体の作動を停止又は反転させるなどの挟み込み対処を行っている。
こうした検知手段としては、例えば特許文献1,2に記載されたものが知られている。これらの検知手段は、基本的に開閉体を開閉作動させる駆動源(電動モータ)の駆動力と閾値とを大小比較して開閉体の挟み込みを検知するもので、経年劣化等の影響を軽減する方法が併せて提案されている。
特開2004−3159号公報 特開2002−295127号公報
ところで、特許文献1、2は、開閉体の挟み込みの検知に際し、基本的に駆動源の駆動力をそのまま利用しており、開閉体との間を連係する機構の構造上の特性に基づく実際の開閉体の開閉作動力(挟み込み荷重に相当)については検討されていない。従って、仮に駆動源の駆動力と大小比較される閾値(即ち検出感度)が一定のままであっても、開閉体の開閉位置によって検出する挟み込み荷重に差が生じる場合がある。
一方、このようなことを考慮して、例えば特許文献1の[従来の技術]で説明されるように、開閉体の開閉位置を複数領域に分割して、領域ごとに挟み込み検知の閾値を設定することも考えられる。しかしながら、このような領域ごとに挟み込み検知の閾値を設定する場合には、当該領域に好適な閾値を実験的に求める必要があり、その分の開発工数が増大する可能性がある。
本発明の目的は、開発工数を増加することなく、開閉体の挟み込みをより好適に検知することができる開閉体の挟み込み検知装置を提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、構造体に形成された開口部を開閉する開閉体と、駆動源に移動駆動される駆動部材と、前記駆動部材及び前記開閉体の間に設けられ前記駆動部材の移動方向を変換して前記開閉体に伝達し前記駆動部材の移動に伴って前記開閉体を開閉作動させる変換機構と、前記駆動部材を移動駆動する前記駆動源の駆動力と閾値とを大小比較して前記開閉体の挟み込みを検知する検知手段とを備える開閉体の挟み込み検知装置において、前記変換機構の力学的構造に基づいて、前記駆動部材の移動位置に応じた前記駆動源の駆動力に対する前記開閉体の開閉作動力を取得する取得手段と、前記取得された開閉作動力に基づいて、前記検知手段において大小比較される前記駆動源の駆動力及び前記閾値の少なくとも一方を、挟み込み検知荷重が一致又は近似するように補正する補正手段とを備えたことを要旨とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の開閉体の挟み込み検知装置において、前記閾値の補正は、前記変換機構によって変化する挟み込み荷重の変化比率に応じて変化させることを特徴とする開閉体の挟み込み検知装置。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の開閉体の挟み込み検知装置において、前記駆動力の補正は、前記変換機構によって変化する挟み込み荷重の変化比率に応じて、前記駆動部材の単位時間あたりの移動量を変化させる、又は、前記駆動部材の移動量を判定する単位時間を変化させることを特徴とする開閉体の挟み込み検知装置。
上記各構成によれば、前記取得手段により、前記駆動部材の移動位置に応じた前記駆動源の駆動力に対する前記開閉体の開閉作動力が取得される。そして、前記補正手段により、前記取得された開閉作動力に基づいて、前記駆動源の駆動力及び前記閾値の少なくとも一方が、挟み込み検知荷重が一致又は近似するように補正される。従って、前記検知手段は、前記駆動源の駆動力と前記閾値との大小比較に際し、前記変換機構の力学的構造を考慮した前記開閉体の開閉作動力に基づいて、前記開閉体の挟み込みをより好適に検知することができる。また、前記駆動源の駆動力に対する前記開閉体の開閉作動力は、前記変換機構の力学的構造に基づいて取得されるため、当該構造が確定する段階で当該構造を表す計算式(運動方程式)から開閉体の開閉作動力を求めることができる。従って、例えば実験などを行って当該開閉作動力を確認する手間を軽減することができ、ひいては開発工数を削減することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載の開閉体の挟み込み検知装置において、前記開閉体を支持するとともに回動中心を有する支持ブラケットを備え、前記変換機構は、前記駆動部材及び前記支持ブラケットのいずれか一方に突設されたガイドピンと、前記駆動部材及び前記支持ブラケットのいずれか他方に形成され、前記ガイドピンが挿入されるガイド凹部とを備え、前記駆動部材の移動に伴い該駆動部材に設けられた前記ガイドピン及び前記ガイド凹部のいずれか一方でいずれか他方を押圧することで、前記駆動部材の移動に対する前記開閉体の移動方向を変換伝達することを要旨とする。
同構成によれば、前記駆動部材の移動に伴い前記ガイドピンで前記ガイド凹部を押圧するという極めて簡易な構造で、前記駆動部材の移動方向を変換して前記開閉体に伝達して、該開閉体を開閉作動させることができる。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の開閉体の挟み込み検知装置において、前記補正手段は、前記ガイドピンを頂点とする前記駆動部材の移動方向と前記ガイド凹部とのなす角度をパラメータとして前記駆動力又は前記閾値の少なくとも一方を補正することを要旨とする。
同構成によれば、前記補正手段は、力学的構造基づく前記角度をパラメータとする極めて簡単な計算のみで、前記駆動力又は前記閾値の少なくとも一方を、挟み込み検知荷重が一致又は近似するように補正することができる。
本発明では、開発工数を増加することなく、開閉体の挟み込みをより好適に検知することができる開閉体の挟み込み検知装置を提供することができる。
(a)(b)(c)は、本発明の一実施形態が適用されるルーフ装置の斜視図。 同実施形態を示す側面図。 同実施形態における挟み込み荷重を求めるための模式図。 同実施形態における挟み込み荷重を求めるための模式図。 同実施形態における駆動部材の位置における挟み込み荷重比率の変動図。 同実施形態における電気的構成を示すブロック図。 同実施形態における制御態様を示すフローチャート。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図1は、車両1のルーフ2に設けられたルーフ装置の斜視図を示す。同図に示すように、構造体としての車両1のルーフ2には開口部2aが設けられ、開閉体としてのサンルーフ(ルーフガラス)3は開口部2aを開閉するように設けられている。サンルーフ3は、図2に示すルーフ装置によって、図1(a)に示すチルトアップ位置(全開状態)から図1(b)に示すチルトダウン位置(全閉状態)までのチルト動作と、全閉状態から図1(c)に示すスライド動作を行い、開口部2aを開放する開放状態までの開閉動作を行う。
開口部2aの車両幅方向両外側の縁部には、図2に示すように、車両前後方向に延びる一対のガイドレール11が配設されるとともに、該ガイドレール11には、駆動部材としての駆動シュ13が車両前後方向に移動可能に装着される。駆動シュ13は、駆動源としての電動モータ5(図6参照)に駆動連結されており、該電動モータ5によりガイドレール11に沿って車両前後方向に移動駆動される。具体的には、例えば電動モータ5の回転軸は、その回転に伴って押し引きされる適宜の伝動部材(駆動ベルト、プッシュプルケーブル等:図示略)と連結されており、電動モータ5は、伝動部材を介して駆動シュ13と連結される。そして、電動モータ5は、回転軸の回転によりガイドレール11に沿って伝動部材を押し引きすることで、駆動シュ13を車両前後方向に移動させる。なお、駆動シュ13は、ガイドレール11に摺動案内されるブロック状のシュー部13aを有するとともに、該シュー部13aに立設された平板状の支持壁部13bを有する。そして、支持壁部13bの上端部には、車両幅方向外側に突出する略円柱状のガイドピン14が固着されている。
ガイドレール11の前側には、上側に突出する平板状のブラケット16が前記ガイドレール11に沿って車両前後方向に移動可能に装着されるとともに、該ブラケット16には、車両前後方向に延びる支持ブラケットとしての機能ブラケット20の前端部が回動中心としての回動軸Oを中心に回動自在に連結されている。この機能ブラケット20には、車両前側から後側に向かうにつれて徐々に車両高さ方向に高くなるように傾斜したガイド凹部としてのガイド孔21が形成されるとともに、該ガイド孔21には、ガイドピン14が摺動可能に挿入されている。
なお、ガイドレール11には、図示状態(全閉状態)のガイド孔21の後端を基準にして前側及び後側にエリアAC,ASが設定されている。また、エリアACについては、更にガイド孔21に対応したエリアA1〜A4に細分化して設定されている。詳述すると、ガイド孔21全体の前側5分の1がエリアA1、該エリアA1に連続するエリアA2がガイド孔21全体の5分の2、エリアA2に連続するエリアA3がガイド孔21全体の5分の1、エリアA3に連続してガイド孔21の後端までのエリアA4がガイド孔21全体の5分の1となっている。このように、回動軸O周りに回動可能な機能ブラケット20に形成されたガイド孔21及びガイドピン14は変換機構4を構成している。なお、機能ブラケット20には、該機能ブラケット20の上側を覆うようにサンルーフ3が配設される。これにより、サンルーフ3は、機能ブラケット20と一体となって回動軸O周りに回動する。
このような構成にあって、駆動シュ13の車両前方への移動に伴い、ガイドピン14がガイド孔21を車両前方に摺動すると、ガイドピン14はガイド孔21の形状に合わせてその内壁面を上側に押圧する。このとき、機能ブラケット20は、回動軸O周りに回動して、サンルーフ3ともどもその後端部を上昇(チルトアップ)させて全開状態となる(2点鎖線にて図示)。一方、駆動シュ13の車両後方への移動に伴い、ガイドピン14がガイド孔21を車両後方に摺動すると、ガイドピン14はガイド孔21の形状に合わせてその内壁面を下側に押圧する。このとき、機能ブラケット20は、前述とは逆の態様で、サンルーフ3ともどもその後端部を下降(チルトダウン)させて全閉状態となる(実線にて図示)。この全閉状態から、駆動シュ13が車両後方へ移動してガイドピン14がガイド孔21の後端まで移動すると、サンルーフ3はチルトダウンし、更に、駆動シュ13が車両後方への移動に伴い、ガイドピン14がガイド孔21を後方へ押圧する。そして、サンルーフ3は、ルーフ2の下側に隠れるように車両後方へ移動して開口部2aを開放する(開放状態)。開放状態から全閉状態に移行する際には、図示しないチェック機構により、駆動シュ13の車両前方への移動に伴い、サンルーフ3も前方に移動する。そして、サンルーフ3が前端まで移動すると、前述のチェック機構が解除されて、これより駆動シュ13の前方への移動では、ガイドピン14が、ガイド孔21を車両前方に移動してサンルーフ3のチルトアップを行い全閉状態に移行する。このように、駆動シュ13のガイドレール11に沿った車両前後の移動のみで、サンルーフ3のチルト動作及びスライド動作を行う。
なお、サンルーフ3の周縁部には、例えばゴム材からなる断面略D字状のウェザーストリップ6が液密的に装着されている。このウェザーストリップ6は、サンルーフ3を閉じた際に、開口部2a(図1参照)に液密的に圧着して、車室内への水の浸入を抑制する。
図6は、車両1に設置される制御装置30及びその周辺構造の電気的構成を示すブロック図である。同図に示すように、制御装置30は、取得手段、補正手段及び検知手段としてのCPU(中央処理装置)31と、該CPU31に電気的に接続された入力回路32,33及び駆動回路34とを備えて構成されている。なお、CPU31はその演算処理に係る各種制御プログラムを格納するROM、各種データ(演算処理結果等)を一時記憶するRAM、タイマ等の機能を一体的に有するものである。このCPU31には、バッテリのバッテリ電圧+Bが電源回路35を介して所定電圧に変換した電源電圧が供給されている。
CPU31は、入力回路32を介して操作スイッチ41に接続されるとともに、該操作スイッチ41からの信号に基づいて前記サンルーフ3の車内側からの開閉操作の有無を検出する。さらに、CPU31は、入力回路33を介して、パルスセンサ43に接続されるとともに、該パルスセンサ43からのパルス信号に基づいて前記電動モータ5の回転角度A及び回転速度N等を検出する。また、駆動回路34には、バッテリのバッテリ電圧+Bが供給されるとともに、電動モータ5が接続される。CPU31は、操作スイッチ41からの信号(開閉操作信号)に応じた制御信号を駆動回路34に出力しており、該駆動回路34は、CPU31からの制御信号に基づいて電動モータ5に供給されるバッテリ電圧+Bの極性を切り替えるとともに、該電動モータ5にバッテリ電圧+Bを供給する。これにより、電動モータ5は、操作スイッチ41からの信号に応じた回転方向に回転駆動されて、前記サンルーフ3を開閉作動させる。そして、バッテリ電圧+Bの供給が停止されると、電動モータ5の回転が停止して前記サンルーフ3の開閉作動が停止する。
ここで、CPU31は、前記回転角度Aに基づいて駆動シュ13の移動位置Pを検出するとともに、各種情報を取得・算出する。具体的には、駆動シュ13(ガイドピン14)がエリアASにある場合のサンルーフ3のスライド動作時において、ガイドピン14が前方に移動しているときには、サンルーフ3の前端部と開口部2aの前端部(ルーフ2)との間での挟み込み検知が行われる。このとき、CPU31は、駆動シュ13とサンルーフ3との移動方向が一致しているため、所定の挟み込み荷重となる閾値(基準閾値ΔNth0)に基づいて挟み込み検知を行う。つまり、CPU31は、回転速度Nの時間変化に基づいて駆動力としての回転速度変化量ΔNを検出するとともに、回転速度変化量ΔNの大きさ(絶対値)と閾値ΔNth(ここでは、基準閾値ΔNth0)とを大小比較して、回転速度変化量ΔNの大きさが基準閾値ΔNth0を超えたときにサンルーフ3による挟み込みを検知する(検知手段)。そして、挟み込みが検知されると、CPU31は、例えば、電動モータ5を停止させて、サンルーフ3の動作を停止させたり、或いは、該電動モータ5を反転させてサンルーフ3を反転作動させたりして、当該挟み込みの解消を図る。
一方、駆動シュ13(ガイドピン14)がエリアACにある場合のサンルーフ3のチルト動作時においては、駆動シュ13の移動方向に対して、ガイドピン14がガイド孔21を摺動して、サンルーフ3の移動方向が変換される力学的構造(変換機構4)を経る。このため、この力学的構造に基づき、スライド動作時における挟み込み荷重と略一致する荷重で挟み込み検知できるように閾値ΔNth(=基準閾値ΔNth0)の補正が行われる。このチルト動作時について、さらに詳述すると、図3及び図4に示すように、駆動シュ13の位置によって変化する該駆動シュ13と回動軸Oとの距離Lxpから、ガイドピン14がエリアA1〜A4のどの領域に属するかを検出する。そして、ガイドピン14を頂点とするガイドレール11(ガイドピン14の移動方向)とガイド孔21とがなす角度θ1を取得する。この角度θ1はエリア毎に異なる角度に設定されている。
また、CPU31は、ガイドピン14のガイドレール11からの高さLhが一定であることから、この高さLhと距離Lxpとの三角関係から算出できる各種情報を算出する。詳述すると、回動軸Oを頂点とするガイドピン14の中心及び回動軸Oを結んだ直線SL1とガイドレール11とがなす角度θ2、回動軸Oを頂点とする回動軸O及びサンルーフ3の後方縁部とを結んだ直線SL2とガイドレール11とがなす角度θ3、及び回動軸Oとガイドピン14との距離L1を算出する。また、CPU31は、回転速度Nの時間変化に基づいて駆動力としての回転速度変化量ΔNを検出するとともに、回転速度変化量ΔNの大きさ(絶対値)と閾値ΔNthとを大小比較して、回転速度変化量ΔNの大きさが閾値ΔNthを超えたときにサンルーフ3による挟み込みを検知する(検知手段)。そして、挟み込みが検知されると、CPU31は、例えば、電動モータ5を停止させて、サンルーフ3の動作を停止させたり、或いは、該電動モータ5を反転させてサンルーフ3を反転作動させたりして、当該挟み込みの解消を図る。なお、挟み込み検知に際し、CPU31は、変換機構4の力学的構造に基づいて、駆動シュ13の移動位置Pに応じた回転速度変化量ΔNに対するサンルーフ3の開閉作動力(実質的な挟み込み荷重に相当)を取得する(取得手段)。そして、CPU31は、取得された開閉作動力に基づいて、前記閾値ΔNthを補正する(補正手段)。
ここで、閾値ΔNthの補正に係る電動モータ5の駆動力F1と、サンルーフ3の開閉作動力(F6)との関係について説明する。
図3及び図4は、サンルーフ3がチルトダウンするときの荷重の模式図である。図3に示すように、電動モータ5から駆動力F1を得た駆動シュ13はガイドレール11に沿って後方にスライド移動することにより、ガイドピン14は、ガイド孔21に対してガイドレール11と平行する車両後方への荷重(駆動力)F1で押圧する。このとき、ガイドレール11(ガイドピン14の移動方向)とガイド孔21とが角度θ1をなすので、荷重F1は、ガイド孔21の延在方向後ろ向きの力F1cosθ1とガイド孔21の垂直方向下向きの力F1sinθ1とに分解することができる。ここで、ガイドピン14は駆動シュ13に固定されており該駆動シュ13はガイドレール11に沿ってのみ移動するので、ガイドピン14はガイド孔21の延在方向には移動しない。つまり、ガイドピン14には、力F1cosθ1に対して大きさが等しく且つ反対向き(ガイド孔21の延在方向前向き)の力F1cosθ1が作用する。これは、駆動シュ13がガイドレール11に沿って移動する(上下方向には移動しない)ため、駆動シュ13を介してガイドピン14に垂直方向下向きに作用する荷重F2のガイド孔21に沿った分力に等しい。つまり、図示の関係から、F1cosθ1とF2sinθ1とが等しい。また、荷重F2は、ガイド孔21の垂直方向下向きの力F2cosθ1に分解できる。従って、駆動シュ13が車両後方に移動するとき、ガイドピン14がガイド孔21の垂直方向に押圧する荷重F3は、力F1sinθ1と力F2cosθ1との合力である。
ここで、前述したように、力F1cosθ1に対して大きさが等しく且つ反対向きの力F2sinθ1が作用することから、荷重F2は、下式(1)に示すように荷重F1の関数として表すことがきるとともに、下式(1)の関係から、荷重F3は、下式(2)に示すように荷重F1の関数として表すことができる。
Figure 2011132727
Figure 2011132727
図4に示すように、荷重F3によって、機能ブラケット20は、回動軸Oを中心にして時計回りに回転しようとするモーメントM1が発生する。ここで、ガイドピン14の中心と回動軸Oの中心とを結んだ直線SL1とガイドレール11とが角度θ2をなすので、モーメントM1を求めるために荷重F3を直線SL1の垂直方向の荷重F4に置き換えると、図示の関係から、荷重F3のcosθ1の成分と荷重F4のcosθ2の成分とが等しい関係となる。従って、荷重F4は下式(3)に示すようにF3の関数として表すことができるとともに、前述の式(2)の関係から、荷重F4は、下式(4)に示す荷重F1の関数として表すことができる。また、ガイドピン14の中心と回動軸Oの中心とが距離L1とすると、モーメントM1は、距離L1と荷重F4との積で表せることから下式(5)の関係となる。
Figure 2011132727
Figure 2011132727
上述したように、回動軸O周りには、機能ブラケット20を時計回りに回転させようとするモーメントM1が発生する。このとき、サンルーフ3も機能ブラケット20と一体となって回動するため、サンルーフ3にもモーメントM1が作用する。従って、サンルーフ3にも任意の位置において、モーメントM1による荷重が作用する。以下、回動軸Oの中心から距離L2離れたサンルーフ3の後方縁部に作用する荷重を代表例として説明する。
図4に示すように、回動軸Oの中心とサンルーフ3の後方縁部とを結んだ直線SL2に対し垂直下向きの荷重F5とすると、モーメントM1は、距離L2と荷重F5との積で表せることから下式(6)の関係となるとともに、荷重F5は、式(5)及び式(4)の関係から、下式(7)に示す荷重F1の関数として表すことができる。
Figure 2011132727
そして、荷重F5は、分力として開閉作動力としての鉛直下向きの荷重F6を構成する。この荷重F6は、サンルーフ3の後方縁部に異物が挟まれた場合に発生する挟み込み荷重に相当する。直線SL2とガイドレール11とが角度θ3をなすので、荷重F6は下式(8)の関係になるとともに、荷重F6は、式(7)の関係から、下式(9)に示す荷重F1の関数として表すことができる。
Figure 2011132727
従って、荷重(挟み込み荷重)F6は、距離L2が固定値であることから、距離L1、角度θ1、角度θ2及び角度θ3が決まることで算出できる値である。そして、距離L1、角度θ1、角度θ2及び角度θ3は、ガイドピン14の位置、即ち駆動シュ13の移動位置Pに相関することから、式(9)は、下式(10)に示すように、移動位置Pの関数Xp(P)を用いて表すことができる。
Figure 2011132727
図5は、駆動シュ13の移動位置Pがサンルーフ3の全開位置に相当する位置から全閉位置に相当する位置までの間にあるときの関数Xp(以下、挟み込み荷重比率ともいう)の推移を示すグラフである。同図からわかるように、駆動シュ13の位置が前側から後側に移動する、すなわち、サンルーフ3が全開から全閉に移行するに従い挟み込み荷重比率が大きくなる。つまり、サンルーフ3が全閉に近い状態の時は、該サンルーフ3が全開に近い状態よりも、駆動シュ13の後方への移動に伴う荷重F1(電動モータ5の駆動力)に対する荷重F6(挟み込み荷重)が大きくなる。本実施形態では、このような変換機構4の力学的構造を考慮して、サンルーフ3が全閉位置に近いほど、回転速度変化量ΔNに基づく挟み込みの検知感度が高くなるように閾値ΔNthを補正する。CPU31には、上述した各種数式を記憶しているとともに、各種数式により導出される閾値ΔNthに基づいて挟み込みの検知を行う。
次に、挟み込み検知を行うための制御態様について説明する。図7は、サンルーフ3の開閉作動時(例えば、サンルーフ3の閉作動時)における制御態様を示すフローチャートである。この処理は、操作スイッチ41(図6参照)からの信号に基づき、サンルーフ3の閉操作が検出されて、該サンルーフ3が閉作動を開始していることを条件に、電動モータ5が駆動停止されるまでの間で所定時間ごとの定時割り込みにより繰り返し実行される。
処理がこのルーチンに移行すると、CPU31は、S(ステップ)1において、各種データの入力処理を実行する。そして、CPU31は、S2において電動モータ5の回転角度Aに基づき駆動シュ13の移動位置Pを検出するとともに、この検出結果を、S3において、該移動位置Pに基づき挟み込み荷重比率Xp(P)を算出・取得する。
そして、CPU31は、S4において、挟み込み荷重比率Xpに基づき閾値ΔNthを補正する。具体的には、サンルーフ3の全開位置にあるときの基準の閾値をΔNth_bで表すと、該閾値ΔNth_bを挟み込み荷重比率Xpで除した値(=ΔNth_b/Xp)を閾値ΔNthとする。サンルーフ3が全閉位置に近いほど、挟み込み荷重比率Xpが大きくなることから、その逆数倍で閾値ΔNthが小さくなって挟み込みが検知されやすくなる(検知感度が高くなる)。反対に、サンルーフ3が全開位置に近いほど、挟み込み荷重比率Xpが小さくなることから、その逆数倍で閾値ΔNthが大きくなって挟み込みが検知されにくくなる(検知感度が低くなる)。これにより、挟み込み検知の感度自体は略一定となり、開閉体の位置に拘らず略同一の挟み込み検知荷重Fhで挟み込み検知を行うことができる。すなわち、先に設定した基準の閾値ΔNth_bが挟み込み検知荷重Fhとなる。
S5では、S4において設定された閾値ΔNthに基づいて、挟み込みの有無を判断する。そして、CPU31は、回転速度変化量ΔNが閾値ΔNthを下回ったと判断されたときには、挟み込みが発生したと判断し、S6に移行して挟み込み処理を実行する。この挟み込み処理については前述した通りである。また、CPU31は、S5において、回転速度変化量ΔNが、閾値ΔNth以上と判断されたときには、挟み込みは発生していないと判断し、そのままその後の処理を一旦終了する。
以上詳述したように、本実施形態によれば、以下に示す効果が得られるようになる。
(1)本実施形態では、CPU31により、駆動シュ13の移動位置に応じた電動モータ5の駆動力F1に対するサンルーフ3の開閉作動力が取得される。そして、CPU31により、取得された開閉作動力に基づいて、電動モータ5の閾値ΔNthが補正される。従って、CPU31は、電動モータ5の駆動力F1と閾値ΔNthとの大小比較に際し、変換機構4の力学的構造を考慮したサンルーフ3の開閉作動力に基づいて閾値ΔNthを可変とすることにより、駆動シュ13がどの位置にあっても略同一の挟み込み検知荷重Fhで行うことができ、サンルーフ3の挟み込みをより好適に検知することができる。また、電動モータ5の駆動力F1に対するサンルーフ3の開閉作動力は、変換機構4の力学的構造に基づいて取得されるため、当該構造が確定する段階で当該構造を表す計算式(運動方程式)からサンルーフ3の開閉作動力を求めることができる。従って、例えば実験などを行って当該開閉作動力を確認し、その確認した開閉作動力に基づいて閾値ΔNthを変化させる手間を軽減することができ、ひいては開発工数を削減することができる。
(2)本実施形態では、駆動シュ13の移動に伴いガイドピン14でガイド孔21を押圧することで、駆動シュ13の移動方向を変換してサンルーフ3に伝達して、該サンルーフ3を開閉作動させることができる。
(3)本実施形態では、CPU31は、前述の角度のみをパラメータとする極めて簡単な計算のみで、閾値ΔNthを、駆動シュ13がどの位置にあっても略同一の挟み込み検知荷重Fhとなるように補正することができる。
(4)本実施形態では、サンルーフ3のスライド動作時及びチルト動作時の挟み込み検知荷重を略同一にすることができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・前記実施形態において、モータの駆動力(F1)を、該モータの駆動電流(モータ電流)に基づいて検出してもよい。
・前記実施形態において、ウェザーストリップ6に対応してサンルーフ3の閉作動終盤に閾値ΔNthの修正をおこなってもよい。具体的には、サンルーフ3の閉作動終盤では、挟み込み荷重F6が増大するため閾値ΔNthが小さく(厳しく)設定されるが、このままでは閉じきることができないため、閾値ΔNthを大きく(緩く)設定する。
前記実施形態において、挟み込み検知荷重Fhとなるように、駆動力F1の補正を行ってもよい。具体的には、変換機構4によってサンルーフ3の閉じきり間際で大きくなる挟み込み荷重F6に対応して、駆動シュ13の単位時間あたりの移動量を少なくさせる、又は、駆動シュ13の移動量を判定する単位時間を短くさせるようにしてもよい。
・前記実施形態において、駆動シュ13及び機能ブラケット20の連係態様は一例である。例えば、駆動シュ13にガイド孔21と逆向きのガイド溝を形成し、機能ブラケット20にガイドピン14と同様のガイドピンを固着してもよい。
・前記実施形態において、駆動シュ13が前方に移動するサンルーフ3の開作動時に、該サンルーフ3と周辺障害物(塀など)との間に異物が挟まれた場合にも適用することができる。この場合、サンルーフ3の動作方向が逆向きになることを除いて基本的に同様の処理を行う。
・前記実施形態において、サンルーフ3の後方縁部の他、該サンルーフ3の車両幅方向縁部は勿論、該サンルーフ3全体においても適用することができる。
・前記実施形態において、関数Xpは、ガイドピン14(駆動シュ13)の位置から算出する以外に、電動モータ5の回転速度Nや回転数、角加速度などによって算出してもよい。
・前記実施形態において、サンルーフ3のスライド動作時とチルト動作時の挟み込み検知荷重を異なる値(検知荷重)に設定してもよい。
・前記実施形態において、ブラケット16が、ガイドレール11に固着されているルーフ装置であってもよい。つまり、サンルーフ3がチルト動作のみ行うルーフ装置であってもよい。
・前記実施形態において、変換機構にリンク機構等を用いてもよい。
・本発明に係る開閉体としては、車両後部に設けられるバックドア、車両側部に設けられる乗降ドア(スウィングドア、スライドドア)、トランクリッド、窓ガラス等の車両用の開閉体に限らず、車両以外の乗り物用の開閉体や建造物用の開閉体(ドア)等にも適用してもよい。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について以下に追記する。
(イ)請求項5に記載の開閉体の挟み込み検知装置において、
前記開閉体の縁部には、該開閉体の全閉時に前記開口部の縁部と弾性的に接触するウェザーストリップを備えており、
前記補正手段は、前記ウェザーストリップが前記開口部の縁部と弾性的に接触する前記開閉体の閉作動時に合わせて前記挟み込みの検知感度が低くなるように前記駆動源の駆動力及び前記閾値の少なくとも一方を、挟み込み検知荷重が一致又は近似するように補正することを特徴とする開閉体の挟み込み検知装置。
同構成によれば、例えば前記開閉体の閉作動に伴い、前記ウェザーストリップが前記開口部の縁部と弾性的に接触して前記駆動源の駆動力が増加したとしても、これによって前記挟み込みが誤検知されることを抑制することができる。
(ロ)構造体に形成された開口部を開閉する開閉体と、駆動源に移動駆動される駆動部材と、前記駆動部材及び前記開閉体の間に設けられ前記駆動部材の移動方向を変換して前記開閉体に伝達し前記駆動部材の移動に伴って前記開閉体を開閉作動させる変換機構とを備え、前記駆動部材を移動駆動する前記駆動源の駆動力と閾値とを大小比較して前記開閉体の挟み込みを検知する開閉体の挟み込み検知方法において、
前記変換機構の力学的構造に基づいて、前記駆動部材の移動位置に応じた前記駆動源の駆動力に対する前記開閉体の開閉作動力を取得する取得段階と、
前記取得された開閉作動力に基づいて、大小比較される前記駆動源の駆動力及び前記閾値の少なくとも一方を、挟み込み検知荷重が一致又は近似するように補正する補正段階とを備えたことを特徴とする開閉体の挟み込み検知方法。
f…関数、F1…荷重(駆動力)、F2,F3,F4,F5…荷重、F6…挟み込み荷重・荷重(開閉作動力)、Fh…挟み込み検知荷重、N…回転速度、ΔN…回転速度変化量、ΔNth…閾値、ΔNth0…基準閾値、O…回動軸、Xp…挟み込み検知荷重比率(関数)、θ1,θ2,θ3…角度、1…車両(構造体)、2a…開口部、3…サンルーフ(開閉体)、4…変換機構、5…電動モータ(駆動源)、13…駆動シュ(駆動部材)、14…ガイドピン、20…機能ブラケット(取着部)、21…ガイド孔(ガイド凹部)、31…CPU(取得手段、補正手段、検知手段)。

Claims (5)

  1. 構造体に形成された開口部を開閉する開閉体と、駆動源に移動駆動される駆動部材と、前記駆動部材及び前記開閉体の間に設けられ前記駆動部材の移動方向を変換して前記開閉体に伝達し前記駆動部材の移動に伴って前記開閉体を開閉作動させる変換機構と、前記駆動部材を移動駆動する前記駆動源の駆動力と閾値とを大小比較して前記開閉体の挟み込みを検知する検知手段とを備える開閉体の挟み込み検知装置において、
    前記変換機構の力学的構造に基づいて、前記駆動部材の移動位置に応じた前記駆動源の駆動力に対する前記開閉体の開閉作動力を取得する取得手段と、
    前記取得された開閉作動力に基づいて、前記検知手段において大小比較される前記駆動源の駆動力及び前記閾値の少なくとも一方を、挟み込み検知荷重が一致又は近似するように補正する補正手段とを備えたことを特徴とする開閉体の挟み込み検知装置。
  2. 請求項1に記載の開閉体の挟み込み検知装置において、
    前記閾値の補正は、
    前記変換機構によって変化する挟み込み荷重の変化比率に応じて変化させることを特徴とする開閉体の挟み込み検知装置。
  3. 請求項1又は2に記載の開閉体の挟み込み検知装置において、
    前記駆動力の補正は、
    前記変換機構によって変化する挟み込み荷重の変化比率に応じて、前記駆動部材の単位時間あたりの移動量を変化させる、又は、前記駆動部材の移動量を判定する単位時間を変化させることを特徴とする開閉体の挟み込み検知装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の開閉体の挟み込み検知装置において、
    前記開閉体を支持する支持ブラケットを備え、
    前記変換機構は、
    前記駆動部材及び前記支持ブラケットのいずれか一方に突設されたガイドピンと、
    前記駆動部材及び前記支持ブラケットのいずれか他方に形成され、前記ガイドピンが挿入されるガイド凹部とを備え、
    前記駆動部材の移動に伴い該駆動部材に設けられた前記ガイドピン及び前記ガイド凹部のいずれか一方でいずれか他方を押圧することで、前記駆動部材の移動に対する前記開閉体の移動方向を変換伝達することを特徴とする開閉体の挟み込み検知装置。
  5. 請求項4に記載の開閉体の挟み込み検知装置において、
    前記補正手段は、
    前記ガイドピンを頂点とする前記駆動部材の移動方向と前記ガイド凹部とのなす角度をパラメータとして前記駆動力又は前記閾値の少なくとも一方を補正することを特徴とする開閉体の挟み込み検知装置。
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