JP2002256762A - 電動移動装置 - Google Patents

電動移動装置

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JP2002256762A
JP2002256762A JP2001052998A JP2001052998A JP2002256762A JP 2002256762 A JP2002256762 A JP 2002256762A JP 2001052998 A JP2001052998 A JP 2001052998A JP 2001052998 A JP2001052998 A JP 2001052998A JP 2002256762 A JP2002256762 A JP 2002256762A
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electric
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Yoji Nagashima
洋二 長嶋
Takashi Kitani
隆 木谷
Tsutomu Tanoi
務 田野井
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Aisin Seiki Co Ltd
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    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60JWINDOWS, WINDSCREENS, NON-FIXED ROOFS, DOORS, OR SIMILAR DEVICES FOR VEHICLES; REMOVABLE EXTERNAL PROTECTIVE COVERINGS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES
    • B60J7/00Non-fixed roofs; Roofs with movable panels, e.g. rotary sunroofs
    • B60J7/02Non-fixed roofs; Roofs with movable panels, e.g. rotary sunroofs of sliding type, e.g. comprising guide shoes
    • B60J7/04Non-fixed roofs; Roofs with movable panels, e.g. rotary sunroofs of sliding type, e.g. comprising guide shoes with rigid plate-like element or elements, e.g. open roofs with harmonica-type folding rigid panels
    • B60J7/057Driving or actuating arrangements e.g. manually operated levers or knobs
    • B60J7/0573Driving or actuating arrangements e.g. manually operated levers or knobs power driven arrangements, e.g. electrical
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05FDEVICES FOR MOVING WINGS INTO OPEN OR CLOSED POSITION; CHECKS FOR WINGS; WING FITTINGS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, CONCERNED WITH THE FUNCTIONING OF THE WING
    • E05F15/00Power-operated mechanisms for wings
    • E05F15/40Safety devices, e.g. detection of obstructions or end positions
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05YINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES E05D AND E05F, RELATING TO CONSTRUCTION ELEMENTS, ELECTRIC CONTROL, POWER SUPPLY, POWER SIGNAL OR TRANSMISSION, USER INTERFACES, MOUNTING OR COUPLING, DETAILS, ACCESSORIES, AUXILIARY OPERATIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, APPLICATION THEREOF
    • E05Y2900/00Application of doors, windows, wings or fittings thereof
    • E05Y2900/50Application of doors, windows, wings or fittings thereof for vehicles
    • E05Y2900/53Type of wing
    • E05Y2900/542Roof panels

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Power-Operated Mechanisms For Wings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 可動体を電動モータで移動させ、可動体に加
わる異常な荷重の増加が発生したときは、それを検出す
る機能を有する電動移動装置において、荷重の増加を判
定するための閾値を増加させずに、しかも可動体の移動
過程で、可動体と連動する作動部材が作動するために増
加する荷重に対しては、異常な荷重の増加を区別して作
動する電動移動装置を実現する。 【解決手段】可動体が移動し、可動体と連動して作動部
材が作動させられる過程で、電動モータの回転数(N)
の減少量を判定する基準値(A)を更新させて小さな閾
値(X)のままでも、回転数(N)の減少量が閾値
(X)を越えないようにする構成にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、可動体が移動すると
き、可動体を駆動する荷重が基準値から所定の閾値を越
えて増加したとき可動体を停止、または移動の方向を反
転させる安全機能を備えた電動移動装置に関するもの
で、特に車両のルーフに設けられた開口部を、電動モー
タによって駆動し開閉する可動パネルを備えた車両用の
サンルーフ装置に適用される電動移動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両の窓、サンルーフ等に適用される、
安全機能を備えた電動移動装置としては、例えば特開昭
61−69391に示されるものがある。これは、車両
の電動開閉窓とかサンルーフ装置に備え、これらが閉じ
るときに手等が挟まれて、窓ガラスまたは可動パネル
を、その閉じる荷重が異常に増加したことを検知して、
作動を停止させたり、または開く方に窓ガラスまたは可
動パネルを反転させて、挟まれたものに大きな荷重が加
わらないように機能する電動移動装置である。
【0003】一般に、サンルーフ装置では、車両のルー
フに設けられた開口部の前方縁部にデフレクタが取付け
られ、走行中に車室内へ風が巻き込まれ入るのを防止す
る構成となっている。このデフレクタは可動パネルが開
口部を閉じるように前方に移動したときに、格納位置に
押し下げられ、また開口部が開けられるとスプリングに
よって再び展開位置になる持ち上げられる構造となって
いる。そして、サンルーフ装置にこのような安全機能を
備えた駆動装置を応用する場合は、荷重の増減を電動モ
ータの回転数の変化で検出する方法を採っている。そし
て、デフレクタを格納位置にスプリングの作用力に抗し
て押し下げるときに増加する荷重と、挟み込みによる荷
重の増加を区別するために、電動モータの回転数の減少
量に判定する閾値が設定されている。そして、デフレク
タを格納させるときの荷重の増加で生じる電動モータの
回転数の減少量のみでは、安全機能が作動しないように
閾値を設定している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
技術による構成で、特に大きな開口面積を実現し乗員の
快適性を向上させるようにサンルーフ装置を構成すると
き、開口部への風の巻込み防ぐデフレクタも大型にな
る。そして、このデフレクタを風圧、車両の振動に抗し
て確実にその展開位置に支持しするために、デフレクタ
を支持するスプリングの作用力もより大きく設定する必
要がある。この場合でも、デフレクタを押下げ格納する
過程で、挟み込みがあったと誤認識して安全機能が作動
しないようにするために、電動モータの回転数の減少量
を判定する閾値は多く、すなわち大きな荷重に相当する
ように設定する必要がある。この結果、挟み込みを検出
するときの荷重が増加してしまう。これを避けて、安全
性を確保しようとすると、デフレクタを確実に展開位置
に支持できる十分大きな作用力を持つスプリングの採用
ができないという問題があった。
【0005】このため、本発明は、この問題を解消する
ために、閾値を多くさせずに、しかもデフレクタを確実
に、展開位置に保持できるスプリング有するサンルーフ
装置に適用できる電動移動装置を実現することを課題と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】電動モータの駆動によっ
て、移動する可動体と、前記可動体の移動に連動して作
動する作動部材を備え、前記可動体が移動するとき、前
記可動体を駆動する荷重が基準値から所定の閾値を越え
て増加したときは前記可動体を停止、または移動の方向
を反転させ、かつ前記基準値を所定の方式に基づき更新
するように機能する制御装置とを備える電動開閉装置に
おいて、前記作動部材を作動させる過程で、前記電動モ
ータの負荷が一時的に減少するように構成したことであ
る。
【0007】これによって、挟み込み防止の安全機能を
備えた電動移動装置をサンルーフ装置に適用することに
よって、挟み込みがあったときに十分小さな荷重で安全
機能を作動させることができるとともに、強いスプリン
グの採用が可能となって、デフレクタを展開位置に確実
に支持することができるようになる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明に関るサンルーフ装
置の実施形態を図1〜図8に従って説明する。
【0009】図1は、車両の屋根11に搭載されるサン
ルーフ装置10の斜視図である。図1より、本発明のサ
ンルーフ装置10は、車両の屋根に設けられた開口部1
2に車両の前後方向に移動可能に装着され、開口部12
を開閉する可動パネル13と、開口部12の前方縁12
aに配置されたデフレクタ14とを備えている。
【0010】可動パネル13には、図2に示すように、
その左右に一対のシュー17、18が固着され、シュー
17、18が開口部12の左右縁に取付けられたガイド
レール15、16に対して前後に摺動可能に係合してい
る。これによって、可動パネル13は開口部12を開閉
できるように前後にスライドする。
【0011】シュー17、18には、さらに連結部材2
1、22が連結され、連結部材21、22にはケーブル
26、27がそれぞれ連結されている。
【0012】さらに、図1及び2に示すように、デフレ
クタ14は、開口部12の前縁部12a(図3、図4)
に沿って横方向にのびる風切り部14aと、風切り部1
4aの両端から後方に延びるアーム14b、14cを備
えている。図3に部分拡大図で示されるように、アーム
14b、14cの後端に設けられた枢軸14d,14e
(右側の枢軸14dのみ示し、14eは図示しない左側
とする)でガイドレール15、16に回転自在に取付け
られている。デフレクタ14は、アーム14b、14c
の下面部に、一端部がアーム14b、14cと当接し、
他端部がガイドレール15、16にリベット29で取付
けられた一対のリーフスプリング28、29(右側のリ
ーフスプリング28のみ示し、29は図示しない左側と
する)によって、風切り部14aが上方に持ち上げられ
るように押されている。図3に示す位置が、可動パネル
13が開き、風切り部14aが最も上方に持ち上げられ
るたデフレクタ14の展開状態を示している。この展開
した位置でアーム14b、14cは図示しないストッパ
で時計回り方向への回転が阻止され、保持される。リー
フスプリング28、29の作用力は、デフレクタ14が
車両走行中の風圧、振動等が作用してもこの位置を保持
するように十分強く設定される。
【0013】デフレクタ14は、上記のように可動パネ
ル13が開いているときに、上方に風切り部14aが持
ち上げられた展開状態と、図4に示されるように、可動
パネル13が閉じて、風切り部14aが押し下げられ可
動パネル13の下側に格納された状態をとることができ
るようになっている。デフレクタ14の押し下げは、可
動パネル13の前方端を支え、ガイドレール15、16
でガイドされる支持機構部(図示せず)に固定されたピ
ン19が、アーム14b、14cの上面部に乗り上げる
ようにして押し付けながら前方に、パネル13と連動し
て移動することによって行われる。
【0014】次に、再び図2を用いてパネル13の駆動
装置30について説明する。駆動装置30のケーブル2
6、27は既知の一般的なサンルーフ装置の駆動装置に
用いられる歯付きのケーブルで、1つギヤ23に両方が
噛み合うように構成され、ギヤ23の回転方向によっ
て、シュー17、18がガイドレール15、16の前方
または後方へに移動し、シュー17、18と一体のパネ
ル13が開口部12を開閉する構成となっている。
【0015】ギヤ23は、減速機構25bを介して電動
モータ25で駆動される。電動モータ25の起動、停止
及び回転方向の制御は、電動モータ25に接続された制
御装置40によって行われる。制御装置40には、サン
ルーフ装置10の操作スイッチ(図示せず)からの信号
が入力される端子41、電動モータ25に内蔵され、電
動モータ25の回転数に応じた信号を出力する回転セン
サ25aの回転数信号端子25cと接続される端子4
2、及び減速機構25bに組み込まれ、スイッチ等を利
用し可動パネル13の位置信号を出力する位置信号端子
25dに接続される端子43を備えている。
【0016】制御装置40は、マイクロプロセッサを内
蔵し、各端子からの入力に対応して電動モータ25へ電
流を供給する。
【0017】以下で、制御装置40の機能で、特に本発
明に関る挟み込みを防止する安全機能を詳述する。一般
に、直流電流で作動する電動モータは、その回転負荷に
ほぼ比例して電流が増加し、また回転数(N)は減少す
る特性を示す。挟み込みを防止する安全機能は、この特
性を利用して、上記した電動モータ25に内蔵された回
転センサ25aからの信号によって電動モータ25の回
転数(N)の変化を検出し、開口部12を閉じるとき可
動パネル13に加わる荷重の増加を検出する。そして、
可動パネル13と開口部12の間に、手などが挟み込ま
れ異常に荷重が増加したときは、可動パネル13の前進
を停止するか、または後退させ、挟んだものに過大な荷
重が加わるのを防止する機能である。
【0018】次に、回転数(N)を用いた挟み込みの検
出方法を説明する。図5は、可動パネル13が前進する
ときの電動モータ25の回転数(N)を時間(t)の経
過で示したグラフである。サンルーフ装置10は、走行
中の振動、または各部材の摩擦などの影響で、可動パネ
ル13が正常に閉じる作動をする場合でも、電動モータ
25への負荷は変動し、これに伴い回転数(N)も変動
する。挟み込みを検出するために、閾値(X)と基準値
(A)を設定している。閾値(X)は予め定められた値
とし、基準値(A)は回転数(N)が減少するときはそ
の値を維持し、回転数(N)増加したときには、そのと
きの極大値を採用するようにして、値を更新する。そし
て、基準値(A)からの回転数(N)の減少量が閾値
(X)を越えない場合は、正常な作動であると判定す
る。図5に示す、ポイント(a)で回転数の極大値(A
1)に更新された基準値に対して、ポイント(a)以降
では回転数(N)は減少しているが、その減少量は閾値
(X)に達しないので、正常な作動であると判断する。
これ以降、いくつかの回転数(N)の増加が現れ、その
都度、各極大値に基準値(A)は更新される。図5のグ
ラフで最後にポイント(b)現れた極大値での基準値
(A2)に対して、ポイント(b)以降の回転数(N)
の減少量は閾値(X)まで達している。この時点で挟み
込みがあって、電動モータ25に、異常な負荷がかかっ
たと判定し、電動モータ25を停止させるか、回転を反
転させるように設定される。
【0019】このように荷重の増加量を検出して作動す
る方式は、サンルーフ装置など多くの部品で構成される
電動の開閉装置では、部品間の摩擦抵抗などによって駆
動力が変動するため、その影響を極力排除し、挟み込み
による駆動力の増加のみを確実に検出するために採用さ
れている。
【0020】次に、上記のように作動する挟み込み防止
機能を備えた駆動装置30が、サンルーフ装置10でど
のように機能するかを説明する。図6は、サンルーフ装
置10が全開しているときの可動パネル13の位置か
ら、全閉位置なるまでの時間経過を横軸に、回転数
(N)を縦軸にとって、挟み込みが無くサンルーフ装置
10が正常に作動した場合の特性を示している。すなわ
ち、図3に示されるように、全開位置から可動パネル1
3が前進し、可動パネル13の前側を支持する機構部
(図示せず)に固定されたピン19が、アーム14b、
14cの上面部に乗り上げを開始するポイント(c)の
位置までは、電動モータ25の回転数はほぼ一定の値を
示す。これ以降、ピン19がアーム14b、14cを、
リーフスプリング28、29の作用力に抗し、デフレク
タ14を下方の格納位置方向に押しながら、可動パネル
13は前進する。この過程で、リーフスプリング28、
29の作用力が増加し、電動モータ25の負荷も増加す
る。そして、回転数は減少する。さらに、図4に示され
る、可動パネル13が全閉位置近くになった状態では、
アーム14b、14cがほぼ水平になり、デフレクタ1
4が格納位置になる。この位置は、図6ではポイント
(d)に相当する。さらに、この後の過程では、リーフ
スプリング28、29の作用力の増加がなくなり、回転
数(N)はわずか増加する。最後に、可動パネル13の
先端に取付けられたウエザストリップ13aが開口部1
2の前方縁12aと当接して、全閉となって、電動モー
タ25は停止する。
【0021】従来のサンルーフ装置では、図6に示され
る閾値(X)の設定方法が採用されてきた。すなわち、
サンルーフ10の閉じる過程で、ポイント(c)からポ
イント(d)の間では、回転数(N)は連続して減少
し、その減少量は大きい。一方、この過程中で基準値
(A)は、ポイント(c)の位置で設定された後は、更
新されない。この間で回転数(N)の減少量が閾値
(X)を越えて、挟み込み防止機能が作動して、可動パ
ネル13を閉じることができなくなるのを回避するため
に、ポイント(c)以前での閾値(X)より多くするよ
うに設定している。
【0022】しかしながら、図3からも分かるように、
ポイント(c)からポイント(d)間に相当する可動パ
ネル13の位置では、まだ手などを挟み込む間隔が残っ
ている。しかも、この間で閾値(X)が多く設定されて
いるために、図6からも明らかなように電動モータ25
の回転数が大きく減少するまで、停止または反転されな
い。すなわち、挟んだものに大きな力を及ぼしてしま
う。言換えると、安全性を確保する関係から、採用でき
る閾値(X)量を多くできずに、制限されてしまうとい
う問題が生じる。
【0023】この問題を解決するために、本発明では、
上記のポイント(c)からポイント(d)に相当する過
程の途中で基準値(A)を更新させて小さな閾値(X)
のままでも、回転数(N)の減少量が閾値(X)を越え
ないようにする構成にした。
【0024】具体的な構造としては、図3に示されるよ
うに、デフレクタ14のアーム14b、14cで、ピン
19と当接する上面の滑面14gに、窪み部14fを設
けたことである。この窪み部14fにピン19が差しか
かると、短時間リーフスプリング28、29の抗力が減
少し、その結果電動モータ25の回転数(N)が増加す
る。このように構成したときの特性を、図7に示す。窪
み部14fにピン19に差しかかるときに現れる極大値
のポイントを(f)で示している。この図7に示す特性
を有する実施例では、この様な窪み部を14fの他にさ
らに、もう1つ設け、ポイントを(g)でも極大値を現
すように構成している。上記の挟み込み防止機能の説明
から明らかなように、ポイント(f)と(g)で基準値
(A)は各ポイントでの極大値に更新され、基準値
(A)からの回転数(N)の減少量は小さくなる。この
ようにすることによって、図7に示すように、閾値
(X)を大きく設定することなく、デフレクタ14を押
え込む荷重を、挟み込みと誤認識することが避けられ
る。言い換えると、デフレクタ14が格納される過程
で、実際に挟み込みが生じた場合でも、閾値(X)が小
さく設定されているために、十分小さな荷重で挟み込み
を判定することができ、安全機能を作動させることがで
きることになる。なお、窪み部の数は、多くして基準値
(A)をさらに細かく更新させるようにしても良い。
【0025】また、図8に示されるように、別の実施形
態として、デフレクタ14のアーム14b、14cで、
リーフスプリング28、29と当接する下面の当接部1
4hに、窪み部14iを設けるようにして、デフレクタ
14が格納される過程の途中で基準値(A)を更新させ
るように構成してもよい。
【0026】以上の作動方法からも明らかなように、上
記のような窪み部14fまたは14iを設ける構成に限
定されず、デフレクタ14を押し下げる過程で、押し下
げる荷重が一時的に減少しするように構成にすれば良
い。
【0027】このように、構成されたサンルーフ装置1
0の通常の開閉作動は、従来の一般的なサンルーフと同
じで、乗員が開閉スイッチ(図示せず)を操作すること
によって行われる。また、閉じる作動中に誤って、手な
どが挟まれた場合は上記したように安全機能が作動し、
挟んだものに大きな荷重を及ぼさないように作動する。
【0028】
【発明の効果】以上のように、構成し機能する挟み込み
防止の安全機能を備えた電動移動装置をサンルーフ装置
10に適用することによって、挟み込みがあったときに
十分小さな荷重で安全機能を作動させることができると
ともに、強いリーフスプリング28、29の採用が可能
となって、デフレクタ14を展開位置に確実に支持する
ことができるようになる。
【0029】また、デフレクタ14は格納される過程で
も、閾値(X)を大きく設定しなくても良く、この区間
をその前の過程と区別する必要がなくなる。従来この区
間の区別は、減速機構25bに組み込まれたスイッチ等
を利用して、可動パネル13の位置を示す位置検出信号
によって行われるが、このスイッチ等の構成を大きく簡
略にすることも可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るサンルーフ装置を備える車両のル
ーフの斜視図である。
【図2】本発明に係るサンルーフ装置の平面略図。
【図3】本発明に係るサンルーフ装置で、第1実施例の
デフレクタの展開位置における状態を示す拡大側面図で
ある。
【図4】本発明に係るサンルーフ装置で、第1実施例の
デフレクタの格納位置における状態を示す拡大側面図で
ある。。
【図5】本発明に係る挟み込み防止安全機能の作動を説
明する電動モータの回転数(N)を時間(t)の経過で
示したグラフである。
【図6】従来のサンルーフ装置で採用されている閾値
(X)とモータの回転数、および回転数の減少量を示す
グラフである。
【図7】本発明に係るサンルーフ装置で採用されている
閾値(X)とモータの回転数、および回転数の減少量を
示すグラフである。
【図8】本発明に係るサンルーフ装置で、デフレクタの
第2の実施例を示す拡大側面図である。
【符号の説明】
1 サンルーフ装置(電動移動装置) 13 可動パネル(可動体) 14 デフレクタ(作動部材) 14f 窪み部 14g 滑面 14i 窪み部 19 ピン(当接部材) 25 電動モータ 40 制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2E052 AA09 BA02 CA06 DA08 DB08 EA15 EB01 EC01 GA05 GB06 GB15 GD00 GD03 GD09 HA01 KA13 KA15 KA16

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電動モータの駆動によって、移動する可動
    体と、 前記可動体の移動に連動して作動する作動部材を備え、 前記可動体が移動するとき、前記可動体を駆動する荷重
    が基準値から所定の閾値を越えて増加したときは前記可
    動体を停止、または移動の方向を反転させ、かつ前記基
    準値を所定の方式に基づき更新するように機能する制御
    装置とを備える電動開閉装置において、 前記作動部材を作動させる過程で、前記電動モータの負
    荷が一時的に減少するように構成したことを特徴とする
    電動移動装置。
  2. 【請求項2】前記作動部材に、前記可動体と連動する当
    接部材と当接する滑面を形成し、該滑面上に窪み部を形
    成したことを特徴とする請求項1に記載の電動移動装
    置。
  3. 【請求項3】前記可動体を駆動する荷重の増加または減
    少は、前記電動モータの回転数の減少または増加で検出
    されるように構成された請求項1または2に記載の電動
    移動装置。。
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Cited By (1)

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