JP2011079202A - 記録媒体検出装置、及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】精度の良い表面画像を撮像するためには、センサの性能やセンサ組み付け時の誤差等の影響を抑制せねばならず、画像形成装置毎に基準紙を流したり、基準板を用いたりして記録媒体の判別に用いる閾値を設定しなければならなかった。
【解決手段】映像読取センサの対向する位置に認識マークを形成した補正用基準板を設け、記録媒体搬送前に補正用基準板の特徴量を取得し、補正用基準板の特徴量から判別閾値を決定することで、予め閾値の設定を行うことなく記録媒体の種類の判別を行うことができる。
【選択図】図9

Description

本発明は、記録媒体の種類を検出する記録媒体検出装置、並びに記録媒体の種類に応じて画像形成条件を制御する画像形成装置に関するものである。
従来の画像形成装置においては、画像形成装置本体に設けられた操作パネル等から記録媒体のサイズや種類(ラフ紙、普通紙、光沢紙等)がユーザによって設定されていた。そして、その設定に応じて現像条件、転写条件や定着条件等の画像形成条件を適切に制御していた。
そのようなユーザによる設定の作業を軽減するために特許文献1において、記録媒体の表面画像をCMOSセンサによって撮像し撮像した表面画像から記録媒体の種類を検出する方法が開示されている。
特開2002−182518
しかしながら、従来の記録媒体の検出方法では、精度良く表面画像を撮像するためにセンサの性能やセンサ組み付け時の誤差等の影響を抑制するよう制御していた。つまり、例えば工場出荷時等に夫々の画像形成装置で基準紙を使ってその表面画像を撮像して記録媒体の判別に用いる閾値を設定していたため、手間とコストがかかっていた。
本出願に係る発明は以上のような状況に鑑みなされたものであり、センサの性能やセンサ組み付け時の誤差を抑制するための制御動作にかかる手間とコストを軽減することを目的とする。
上記目的を達成するために、搬送されている記録媒体に光を照射する照射手段と、前記照射手段により照射され前記搬送されている記録媒体に反射した反射光を表面画像として撮像する撮像手段と、を備える記録媒体撮像装置であって、前記撮像手段は、記録媒体が搬送されてくる前に前記照射手段により光を照射された基準板の表面画像を撮像し、前記基準板の表面画像から閾値を算出し、前記閾値と記録媒体の表面画像から記録媒体の種類の判別を行う制御手段を有することを特徴とする。
本発明の構成によれば、センサの性能やセンサ組み付け時の誤差を抑制するための制御動作にかかる手間とコストを軽減することが可能となる。
本発明における画像形成装置の概略構成を示す模式的断面図 画像形成装置の動作制御のブロック図 記録媒体撮像装置の概略構成を示す模式的断面図 CMOSエリアセンサ202の動作制御のブロック図 CMOSエリアセンサ202によって撮像された記録媒体の表面画像 補正用基準板220の表面を示す図 補正用基準板220を撮像した画像と明度を示すグラフ 基準板特徴量と記録媒体特徴量の関係を示した図 記録媒体の種類の判別を示したフローチャート 第2の実施形態における補正用基準板220の識別マーク 第2の実施形態における記録媒体撮像装置の概略構成を示す模式的断面図 第2の実施形態における記録媒体の種類の判別を示したフローチャート
以下、図面を用いて本発明の実施の形態について説明する。なお、以下の実施の形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものでなく、また実施の形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須のものとは限らない。
(第1の実施形態)
本発明の記録媒体の種類を判別する記録媒体撮像装置は、例えば複写機や画像形成装置等で用いることが可能である。図1は、その一例として記録媒体撮像装置を搭載している画像形成装置を示す構成図である。
画像形成装置101の画像形成動作について説明する。不図示のホストコンピュータ等から画像形成装置101に、印刷命令や画像情報等を含んだ印刷データ入力される。すると、画像形成装置101は印刷動作を開始し記録媒体は給紙カセット102から給紙ローラ103によって、搬送路に送り出される。画像形成動作として、感光ドラム106、107、108、109は帯電ローラによって、一定の電位に帯電される。入力された印刷データにあわせて光学ユニット118、119、120、121は、帯電された感光ドラム106、107、108、109の表面をレーザビームによって露光走査して静電潜像を形成する。形成した静電潜像を可視化するためにカートリッジ114、115、116、117によって現像を行う。感光ドラム106、107、108、109の表面に形成された静電潜像は、カートリッジ114、115、116、117により夫々の色の現像剤により画像として現像される。現像された各画像は、記録媒体上に転写される。
記録媒体210に転写された画像は定着ローラ等から構成される定着ユニット122によって定着される。定着された記録媒体210は排紙ローラ130によって排紙トレイ123に排紙され、画像形成動作を終了する。
図2は画像形成装置101の動作制御のブロック図の一例である。CPU301は、ポリゴンミラー、モータ及びレーザ発光素子などを含む各色用の光学ユニット312〜315に、制御回路302を介して接続されている。感光ドラム106〜109にレーザを走査することにより潜像を形成するため、制御回路302に対して制御信号を出力することによって光学ユニット312〜315の制御を行う。同様に、CPU301は、記録媒体210を搬送するために給紙ローラ103及び搬送ローラ128を駆動するための給紙モータ316等を制御する。また、CPU301は、定着ユニット122に設けられたサーミスタ(図示せず)により温度をモニタし、定着温度を一定に保つ制御を行う。また、CPU301は、バス等(図示せず)を介してメモリ324に接続されており、メモリ324に格納されたプログラム及びデータを用いて動作の制御を行う。
制御回路302は、CPU301の指示に基づいて光学ユニット312〜315の内部のモータ速度制御や給紙モータ316の速度制御を行う。制御回路302のようにハードウエアによる回路で制御手段を構成することにより、CPU301の負荷の低減が図れる。
図3は、記録媒体210の表面画像を撮像する記録媒体撮像装置の概略構成を示す模式的断面図である。映像読取センサ201は、CMOSエリアセンサ202、記録媒体210に所定の角度で光を照射するLED203、レンズ204を有している。記録媒体210の反射光は、レンズ204を介し集光されてCMOSエリアセンサ202に結像される。これによって記録媒体210の表面画像を撮像する。補正用基準板220は、LED203により照射可能な範囲且つ、映像読取センサ201により撮影可能な範囲にあって、記録媒体210を挟んで映像読取センサ201の対向位置に配置されている。なお、CMOSエリアセンサ202は、これに限られるものではなくCCDセンサ等を用いることも可能である。また、LED203は本実施形態においては、10度の角度に配置しているが、これに限られるものではなく最適な角度で配置することが可能である。また、レンズ204は、セルフォックレンズ等を用いることが可能である。
次に図4を用いて、CMOSエリアセンサ202の制御回路についてブロック図を用いて説明する。301はCPU、302は制御回路、304はインターフェース回路、305は演算回路、306は演算結果がセットされるレジスタA、307は制御レジスタである。各部の動作について説明する。CPU301は制御レジスタ307に対して、CMOSエリアセンサ202の動作指示を与えると、CMOSエリアセンサ202によって記録媒体210の表面画像の撮像が開始される。つまり、CMOSエリアセンサ202に電荷の蓄積が開始される。
インターフェース回路304から、Sl_select信号によってCMOSエリアセンサ202を選択し、所定のタイミングにてSYSCLK信号を生成すると、CMOSエリアセンサ202により表面画像の撮像が行われる。その後、Sl_out信号を経由して、撮像された表面画像が送信される。インターフェース回路304を経由して受信した表面画像は、制御回路302にて後述の式(1)に基づき演算される。演算結果は記録媒体210の特徴量としてレジスタA306にセットされる。CPU301は、レジスタAの値から、記録媒体210の種類の判別を行う。なお、CPU301はCMOSエリアセンサ202から送信される表面画像をサンプリング処理したり、ゲイン及び演算処理をしたりとリアルタイムにて処理を行う必要があるためディジタルシグナルプロセッサを用いることが望ましい。
図5は、映像読取センサ201のCMOSエリアセンサ202によって読み取られた記録媒体210の表面画像とCMOSエリアセンサ202からの出力を8×8ピクセルにディジタル処理した画像を示した図である。ディジタル処理は、CMOSエリアセンサ202からのアナログ出力をA/D変換(図示せず)によって8ビットのピクセルデータに変換することによって行われる。
図5において、(a)は、比較的表面性が粗く凹凸が判別しやすいラフ紙の表面画像である。(b)は、普通紙の表面画像であり、(c)は、繊維が圧縮されている光沢紙の表面画像である。CMOSエリアセンサ202に読み込まれた表面画像(a)乃至(c)が、ディジタル処理され表面画像(d)乃至(f)となる。このように、記録媒体210の種類によって、表面画像は異なる。これは、主に紙の表面における繊維の状態が異なるからである。
このように、ディジタル処理された表面画像から夫々の画素に入力された光量の合計又は平均値から記録媒体210の反射光量を検出する。なお、合計値又は平均値を求めることなく、1画素の光量を用いて反射光量としても良い。また、ディジタル処理された表面画像から記録媒体210の搬送方向に直交する方向の1ラインについて最大明度となる画素の明度Dmaxと最小明度となる画素の明度Dminを求める。ライン毎にDmax及びDminを検知し、ライン毎にDmax−Dminを求め、求まった結果を加算することで、記録媒体特徴量Psとする。
Figure 2011079202
ここでDmax(x)はxライン中の明度の最大値、Dmin(x)は、xライン中の明度の最小値、mは表面画像の全ライン数を示す。
(a)のように表面性が粗く、凹凸の判別がしやすい場合は、明るい画素と暗い画素の差が大きくなるため、特徴量Psは大きくなる。一方、(c)のように表面性が滑らかな場合は、明るい画素と暗い画素との差が小さくなるため、特徴量Psは小さくなる。このように得られた特徴量Psと判別に用いる閾値とを比較し、記録媒体210の表面性を判別する。
CPU301は演算回路305が演算した記録媒体210の表面の特徴量PsをレジスタA306より取得し、判別に用いる閾値R1乃至R3に基づいて、記録媒体210の種類を判別する。判別に用いる閾値R1乃至R3は
Ps <R1 ・・・(2)
R1 ≦ Ps < R2・・・(3)
R2 ≦ Ps ≦ R3・・・(4)
R3 < Ps ・・・(5)
式(2)にあてはまる場合は、グロスフィルムであると判別する。式(3)にあてはまる場合は、グロス紙であると判別する。式(4)にあてはまる場合は、普通紙と判別する。式(5)にあてはまる場合はラフ紙と判別する。なお、R1、R2、R3は定数であり、R1<R2<R3という関係がある。
本実施形態では、記録媒体210の種類の判別に用いる閾値を以下のような方法で決定する。映像読取センサ201には、レンズ204の解像度のばらつき、レンズ204やCMOSエリアセンサ202の取り付けのばらつき等、装置において若干の誤差が生じることがある。映像読取センサ201においてこのようなばらつきは、ピントずれとなる。ピントずれが発生すると、同一の対象物を測定したとしても同一の特徴量を得ることが出来ない可能性があるため、従来は基準紙でばらつきを補正していた。
本実施形態では、記録媒体210の種類の判別を行う前に補正用基準板220を撮影し、基準板特徴量Csと閾値R1乃至R3を取得することによりばらつきの影響を軽減する。図6の(a)に補正用基準板220の表面を表した図の一例を示す。ここでは下地を白地とし、黒線にて認識マークを構成している。なお、本実施形態では、(a)のように補正用基準板220の認識マークを黒色の直線1本としたが、(b)に示すように認識マークを複数本にて構成しても良い。また赤色等別の色で構成しても良い。下地とは反射率が異なる識別マークであれば、色や形はここに挙げたものに限定されるものではない。さらに、下地も白地に限定されるものではなく、識別マークと反射率が異なれば、他の色の下地を用いることも可能である。
次に映像読取センサ201にて補正用基準板220を撮像した画像を図7に示す。(a)乃至(c)は、補正用基準板220の表面画像の1ラインを抜き出しグラフ化したものである。(a)は補正用基準板220にピントが合っている状態であり、(b)、(c)はピントが合っていない状態を示している。(a)は、補正用基準板220にピントが合っているため表面画像の黒線部において明度が低下していることがグラフから読み取れる。(b)、(c)では、補正用基準板220にピントが合っていないため表面画像の黒線部において明度低下が(a)より少なくなっている。そのため式(1)を用いて算出される基準板特徴量Csが(a)に比べて低くなる。
基準板特徴量Csと記録媒体特徴量Psには比例関係があるため、基準板特徴量Csを用いて閾値R1乃至R3を算出することができる。
R1 = k1 × Cs・・・(6)
R2 = k2 × Cs・・・(7)
R3 = k3 × Cs・・・(8)
k1、k2、k3は定数であり、k1<k2<k3となる。このように、基準板特徴量Csを記録媒体210の種類の判別閾値として用いることにより、映像読取センサ201の取り付け精度のばらつき等の影響を軽減し、記録媒体210の種類の判別を精度良く行うことが可能となる。
図8に映像読取センサ201の違いによる基準板特徴量Csと記録媒体特徴量Psの関係を示す。(a)は映像読取センサ201の読取感度が劣化していない状態、(b)は映像読取センサ201が劣化し、読取感度が低下した状態を示している。(a)では、基準板特徴量Cs’から設定された判別に用いる閾値R1’及びR2’を用いて、記録媒体210の種類の判別を行う。(b)においても、基準板特徴量Cs’’から設定された判別に用いる閾値R1’’及びR2’’を用いて、記録媒体210の種類の判別を行う。このように、映像読取センサ201の状態に応じて、基準板特徴量Csから適切に閾値を決めることができるため、精度良く記録媒体210の種類の判別を行うことが可能となる。
このように、記録媒体210の種類の判別を行うと、CPU301は判別した記録媒体210に最適な画像形成条件を設定する。CPU301が実行する画像形成条件の制御としては、以下のようなものが挙げられる。
記録媒体210の種類がグロス紙の場合は、画像情報の補正(例えば、ガンマ補正等)を行い色味を変化させる制御を行う。これは、グロス紙を用いてプリントする場合は、普通紙等に比べて記録媒体210のコントラストを高くすることが望まれているからである。また記録媒体210の搬送速度を減速したり、定着ユニット122の温度を高くすることで、記録媒体210の表面に付着するトナーの定着性を上げてグロスを高めて画質の向上を図る。記録媒体210がラフ紙の場合は、普通紙よりも現像バイアスを下げ、記録媒体210の表面に付着するトナー量を抑えてトナーの飛び散りを防止する制御を行う。これは、特にラフ紙の場合、記録媒体210の表面に付着するトナー量が多いために、トナーが飛び散って画質が劣化する問題を解消するためである。
次に図9のフローチャートを用いて記録媒体210の種類の判別から画像形成までの流れを説明する。画像形成処理が開始されると、ステップ801において、記録媒体210の搬送前に映像読取センサ201を用いて、補正用基準板220の表面画像の撮像を行う。ステップ802において、得られた補正用基準板220の表面画像から特徴量Cs及び判別に用いる閾値R1乃至R3を算出する。ステップ803において、記録媒体210の搬送を開始する。ステップ804において、映像読取センサ201の撮像範囲に記録媒体210が搬送されてきたら、記録媒体210の表面画像の撮像を行う。ステップ805において、得られた記録媒体210の表面画像から記録媒体特徴量Psを算出し、判別に用いる閾値と比較することにより記録媒体210の種類の判別を行う。ステップ806において、判別した記録媒体210の種類に応じて、画像形成の条件を設定し画像形成を行う。
このように、記録媒体210の搬送前に補正用基準板220の特徴量Csを取得し、補正用基準板220の特徴量Csから記録媒体210の種類の判別に用いる閾値R1乃至R3を決定する。そして、記録媒体210を搬送させ、記録媒体210の表面画像を撮像し、表面画像から記録媒体210の特徴量Psを取得する。記録媒体の特徴量Psと判別に用いる閾値を比較することにより記録媒体210の種類の判別が可能となる。よって、映像読取センサ201の取り付け精度等の条件が異なる場合においても、補正用基準板220の特徴量Cs、判別に用いる閾値R1乃至R3、記録媒体の特徴量Psを用いることで、精度良く記録媒体210の種類の判別を行うことができる。
なお、これまでの説明では閾値を下げて記録媒体の判別を行うことについて説明してきたが、これに限られるものではない。例えば、閾値はそのままで記録媒体の特徴量を補正用基準板220の特徴量に基づき補正することにより記録媒体の判別を行うことも可能である。その場合、記録媒体の特徴量の算出は、閾値を算出するときに用いた定数kの逆数をかけることにより行う。
(第2の実施形態)
本実施形態の構成は、第1の実施形態で説明した図1乃至図4で実施可能であるため、ここでの説明は省略する。本実施形態は、補正用基準板220の識別マークを縦横に形成し、特徴量の算出を縦方向及び横方向で行うものである。
図10に本実施形態における補正用基準板220を示す。(a)は、補正用基準板220であり、(b)は、補正用基準板220の表面画像を撮像したディジタル画像である。この補正用基準板220は、色の違う二種類の正方形を互い違いに並べて認識マークを構成している。このような識別マークを用いることで、記録媒体210の搬送方向と搬送方向に垂直な方向の2方向の特徴量を得ることができる。
(b)を横方向に走査した場合に得られる基準板特徴量Csは、1ライン中の最大明度と最小明度のコントラスト差を特徴量として算出しているため、第1の実施形態で説明した基準板特徴量Csと同様の結果を得ることができる。本実施形態では、横方向のみでなく縦方向にも走査し基準板特徴量Csを算出することもできる。記録媒体特徴量Csを2次元に拡張した、記録媒体特徴量Cs2は、以下の式から求めることができる。
Figure 2011079202
D1max(x)及びD1min(x)は横方向xライン中の明度の最大値及び明度の最小値を示す。D2max(y)及びD2min(y)は縦方向yライン中の明度の最大値及び明度の最小値を示す。mは表面画像の横方向全ライン数、nは表面画像の縦方向全ライン数を示す。
このように本実施形態では、補正用基準板220の認識マークを縦横に形成し、基準板特徴量Cs2の算出を縦方向及び横方向で行うことにより、基準板特徴量を2次元に拡張して求めることができる。そのため、より精度良く基準板特徴量Cs2を求めることができ、精度良く記録媒体210の種類の判別を行うことができる。
なお、ここでは正方形を互い違いに並べる識別マークを一例として説明したが、これに限られるものではなく、縦横の直線を交わらせた模様でも斜めの直線を交わらせた模様でも、2次元で特徴量を求めることができればよい。
(第3の実施形態)
本実施形態の構成は、第1の実施形態で説明した図1、図2、図4で実施可能であるため、ここでの説明は省略する。本実施形態は、記録媒体210からの反射光により表面画像を撮像するだけでなく、記録媒体210からの透過光も撮像し、記録媒体210の種類の判別を行うものである。
図11に本実施形態における記録媒体210の表面画像を撮像する記録媒体撮像装置の概略構成を示す模式的断面図を示す。補正用基準板220を挟んで映像読取センサ201の対向位置にLED205を配置し、補正用基準板220を透過した透過光を映像読取センサ201によって撮像する。補正用基準板220は、LED203の光を反射し、LED205の光を透過する物理的な特性が必要であるため、POM(ポリアセタール)材等の乳白色な合成樹脂の使用が望ましい。
記録媒体210の透過光の測定方法を説明する。記録媒体210を搬送前にLED205を点灯させ、補正用基準板220を透過した光を映像読取センサ201によって撮像する。夫々の画素に入力された光量の合計又は平均値から記録媒体210が無い状態の透過光量806を得る。次に記録媒体210を搬送し、記録媒体210を透過した光を映像読取センサ201によって撮像する。夫々の画素に入力された光量の合計又は平均値から記録媒体210がある状態の透過光量805を得る。これら二つの透過光量から光透過率Fを算出する。
光透過率F = 透過光量805/透過光量806 ・・・(10)
式(10)から求めた光透過率Fと判別に用いる閾値R4,R5とに基づいて記録媒体210の種類の判別を行う。判別に用いる閾値R4,R5は、光透過率Fに応じて算出される。
F < R4 ・・・(11)
R4 ≦ F ≦ R5 ・・・(12)
R5 < F ・・・(13)
式(11)にあてはまる場合は、厚紙であると判別する。式(12)にあてはまる場合は、普通紙であると判別する。式(13)にあてはまる場合は、薄紙であると判別する。なお、R4、R5は予め定められた定数であり、R4<R5という関係がある。また、閾値R4、R5は基準板特徴量Csから算出することができる。
R4 = k4 × Cs・・・(14)
R5 = k5 × Cs・・・(15)
k4、k5は定数であり、k4<k5となる。
このように、記録媒体210の種類の判別を行うと、CPU301は判別した記録媒体210に最適な画像形成条件を設定する。CPU301が実行する画像形成条件の制御としては、以下のようなものが挙げられる。
CPU301は、給紙された記録媒体210の種類に応じて定着ユニットの定着温度を変更するよう制御する。普通紙よりも厚みがある厚紙の場合、厚紙は普通紙より熱容量が大きいため普通紙と同じ定着温度にて厚紙にトナーを定着させようとしても、同じ定着性を得ることができないという問題がある。そこで、CPU301は、記録媒体が厚紙であると判別した場合には、普通紙における定着温度よりも高い定着温度として、厚紙に対するトナーの定着性を確保するよう制御する。また、CPU301は、給紙された記録媒体210の種類を判別し、その結果に応じて搬送速度を変更するように制御する。記録媒体210の種類が普通紙よりも厚みがある厚紙の場合、厚紙は普通紙より熱容量が大きいため普通紙と同じ搬送速度にて厚紙にトナーを定着させようとしても、同じ定着性を得ることができないという問題がある。そこで、CPU301は記録媒体210の種類が厚紙であると判別した場合は、単位時間あたりに厚紙に供給される熱量が大きくなるように、記録媒体210の搬送速度を普通紙を通紙する場合の搬送速度よりも遅く設定する。また、記録媒体210の種類がOHTであった場合、記録媒体210の搬送速度を普通紙を通紙する場合の搬送速度よりも遅く設定した上で、定着温度を高くするなどによって定着性を上げる事を行う。
次に図12のフローチャートを用いて記録媒体210の種類の判別から画像形成までの流れを説明する。画像形成処理が開始されると、ステップ1101において、記録媒体210の搬送前にLED205から光を照射し、映像読取センサ201にて補正用基準板220の表面画像の撮像を行う。夫々の画素に入力された光量の合計又は平均値からLED205の光量を検出し、光量が一定となるようにLED205に印加する電流を調整する。
ステップ1102において、LED205からの照射を停止し、LED203からの照射を開始し、映像読取センサ201を用いて、補正用基準板220の表面画像の撮像を行う。得られた表面画像から基準板特徴量Cs及び判別に用いる閾値R1乃至R3を算出する。
ステップ1103において、記録媒体210の搬送を開始する。ステップ1105において、LED203からの照射を停止し、LED205からの照射を開始する。映像読取センサ201を用いて、記録媒体210の表面画像の撮像を行い、透過光量を測定する。ステップ1106において、ステップ1105で求めた透過光量によって記録媒体210がOHTであるかを透過光量が所定値以上であるか否かによって判別する。透過光量が所定値以上であれば、OHTであると判別する。
ステップ1106において、記録媒体210がOHT以外であると判別されると、LED205からの照射を停止しLED203からの照射を開始し映像読取センサ201にて記録媒体210の表面画像の撮像を行う。ステップ1108において、得られた表面画像から記録媒体特徴量Psを算出し判別に用いる閾値R4、R5と比較を行い記録媒体210の判別を行う。ステップ1109において、判別した記録媒体210の種類に応じて画像形成条件を設定し画像形成を行う。
ステップ1106において、記録媒体210がOHTであると判別されると、LED203からの照射による反射光の撮像は行わず、OHTに最適な画像形成条件を設定し画像形成を行う。
このように、補正用基準板220を挟んで映像読取センサ201の対向位置にLED205を配置し、補正用基準板220を光が透過する構成とすることにより、より細かく記録媒体210の種類の判別が可能となる。
101 画像形成装置
201 映像読取センサ
202 CMOSエリアセンサ
203、205 LED
204 レンズ
210 記録媒体
220 補正用基準板

Claims (6)

  1. 記録媒体に光を照射する照射手段と、
    前記照射手段により照射され、記録媒体に反射した反射光を表面画像として撮像する撮像手段と、を備える記録媒体撮像装置であって、
    前記照射手段により照射された光を反射する下地と、前記下地とは反射率の異なるマークを有する基準板を備え、
    前記撮像手段は、前記基準板に反射した反射光を表面画像として撮像し、
    前記基準板の表面画像と、記録媒体の表面画像とに基づき、記録媒体の種類の判別を行う制御手段を有することを特徴とする記録媒体撮像装置。
  2. 前記制御手段は、前記基準板の表面画像から各画素の明度を検知し、前記明度の最大値及び最小値から記録媒体を判別するための閾値を算出することを特徴とする請求項1に記載の記録媒体撮像装置。
  3. 前記基準板は、記録媒体の搬送方向と垂直な方向に前記閾値を算出するための認識マークが形成されていることを特徴とする請求項1又は2のいずれかに記載の記録媒体撮像装置。
  4. 記録媒体に光を照射する照射手段と、
    前記照射手段により照射され、記録媒体から透過した透過光を表面画像として撮像する撮像手段と、を備える記録媒体撮像装置であって、
    前記照射手段により照射された光を透過する下地と、前記下地とは透過率の異なるマークを有する基準板を備え、
    前記撮像手段は、前記基準板に透過した透過光を表面画像として撮像し、
    前記基準板の表面画像と、記録媒体の表面画像とに基づき、記録媒体の種類の判別を行う制御手段を有することを特徴とする記録媒体撮像装置。
  5. 前記制御手段は、前記基準板の表面画像から各画素の明度を検知し、前記明度の最大値及び最小値から記録媒体を判別するための閾値を算出することを特徴とする請求項4に記載の記録媒体撮像装置。
  6. 前記基準板は、記録媒体の搬送方向と垂直な方向に前記閾値を算出するための認識マークが形成されていることを特徴とする請求項4又は5のいずれかに記載の記録媒体撮像装置。
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