JP2011066894A - 増幅装置およびプリディストーション制御方法 - Google Patents

増幅装置およびプリディストーション制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】プリディストータの特性を理想特性に近づけるようにする。
【解決手段】増幅されるデジタル信号を予め歪ませるプリディストータ100’と、前記予め歪まされたデジタル信号をアナログ信号に変換するデジタル/アナログコンバータ108と、前記アナログ信号を増幅する増幅ユニット103と、前記増幅ユニットからフィードバックされた信号に従って前記プリディストータを制御するプリディストーションコントローラ110’と、を有し、前記プリディストーションコントローラは、前記増幅ユニットからフィードバックされた信号の周波数スペクトルの左および右の2つのサイドローブのパワーを規定し、前記2つのサイドローブの前記パワーに従ってコスト関数を規定し、そして、前記コスト関数に従って前記プリディストータを制御する。
【選択図】図9

Description

この明細書で言及する実施例は、増幅装置およびプリディストーション制御方法に関する。
電力増幅器(PA:パワーアンプ)は、電子装置における重要な構成部品であり、それは、弱い電気信号の電力を、伝送および放射の要求を満足するように増幅することができる。増幅するエネルギーは、直流電力源から得ており、すなわち、パワーアンプは、直流のエネルギーを、要求を満足する交流信号の強度に変換することができる。直流エネルギーを交流信号に変換するパワーアンプの能力は、パワーアンプの効率と呼ばれている。パワーアンプの入出力信号の電力関係は、線形領域,非線形領域および飽和領域に分割される。
入力信号のエンベロープが線形領域だけにおいて変動するとき、入力信号は、理想的に増幅される。しかしながら、入力信号のエンベロープが非線形領域にまで変動すると、出力信号は、歪むことになる。そのような歪みは、出力信号のスペクトルにおいてサイドローブが立ち上げられ、メインローブが周波数領域において歪まされるのを明らかにすると共に、出力信号が時間領域において入力信号の理想的な増幅ではないことを明らかにする。
物理的な理由によって、入力信号のエンベロープが非線形領域にまで変動すると、パワーアンプの効率は、入力信号のエンベロープが線形領域だけにおいて変動する場合よりも遥かに大きくなる。新たな変調方式の出現によって、信号エンベロープのダイナミックレンジは次第に大きくなり、非線形歪みの発生が避けられなくなって来ている。
ベースバンドデジタルプリディストーション技術は、パワーアンプの非線形性を解消する手法として有効なものである。パワーアンプの逆特性をシミュレーションすることによって、その技術は、パワーアンプの出力端子において理想的に増幅された信号を獲得するために、ベースバンドデジタル信号を予め歪ませる。
パワーアンプの逆特性をリアルタイムでシミュレーションするために、従来の技術では、サンプルポイント毎に、入力信号をパワーアンプの出力のフィードバック(帰還)信号と比較することが要求され、これはベクトル法として参照されている。ベクトル法は、正確なフィードバック信号を要求すると共に、入力信号とフィードバック信号の正確な同期を要求するため、相対的にコストが高い。近年、流行っているスカラー法は、フィードバック信号の静的特性を研究および比較し、それにより、上述の問題が回避されている。
ところで、従来、プリディストーションの処理機能を有するパワーアンプとしては、様々なものが提案されている。
国際公開第2006/036380号パンフレット 特開2009−213113号公報
本発明者達は、本発明の開発段階において、通信システムの帯域幅が次第に増大するのに伴って、パワーアンプの周波数選択度(メモリ効果)が次第に明らかになるのを知見した。しかしながら、従来のスカラー法は、メモリ効果についての考慮がなされていない。その結果、従来のプリディストーション技術を使用したプリディストータの性能は、理想性能から大きくかけ離れている。
本実施形態によれば、プリディストータと、デジタル/アナログコンバータと、増幅ユニットと、プリディストーションコントローラと、を有する増幅装置が提供される。前記プリディストータは、増幅されるデジタル信号を予め歪ませ、また、前記デジタル/アナログコンバータは、前記予め歪まされたデジタル信号をアナログ信号に変換する。さらに、前記増幅ユニットは、前記アナログ信号を増幅し、そして、前記プリディストーションコントローラは、前記増幅ユニットからフィードバックされた信号に従って前記プリディストータを制御する。
前記プリディストーションコントローラは、前記増幅ユニットからフィードバックされた信号の周波数スペクトルの左および右の2つのサイドローブのパワーを規定する。さらに、前記プリディストーションコントローラは、前記2つのサイドローブの前記パワーに従ってコスト関数(cost function)を規定し、そして、前記コスト関数に従って前記プリディストータを制御する。
開示の増幅装置およびプリディストーション制御方法は、プリディストータの特性を理想特性に近づけることができるという効果を奏する。
図1は、ベースバンドデジタルプリディストーション装置に基づくスカラー法の構成を示す図である。 図2は、プリディストータの一例を概略的に示す図である。 図3は、パワーアンプにおける時間領域でのメモリ効果の様子を概略的に示す図である。 図4は、パワーアンプにおける周波数領域でのメモリ効果の様子を概略的に示す図である。 図5は、一実施例に係るプリディストータを概略的に示す図である。 図6は、他の実施例に係るプリディストータを概略的に示す図である。 図7は、一実施例に係る振幅プリディストータを概略的に示す図である。 図8は、一実施例に係る位相プリディストータを概略的に示す図である。 図9は、本実施例に係るベースバンドデジタルプリディストーション装置に基づくスカラー法の構成を概略的に示す図である。 図10は、一実施例に係るプリディストーションコントローラを概略的に示す図である。 図11は、他の実施例に係るプリディストーションコントローラを概略的に示す図である。 図12は、さらに他の実施例に係るプリディストーションコントローラを概略的に示す図である。 図13は、一実施例に係るプリディストーション制御方法を説明するための図である。
まず、増幅装置およびプリディストーション制御方法の実施例を詳述する前に、ベースバンドデジタルプリディストーション装置に基づくスカラー法の構成、並びに、プリディストータの一例を説明する。
図1は、ベースバンドデジタルプリディストーション装置に基づくスカラー法の構成を示す。図1に示されるように、オリジナル信号x(n)が、プリディストーション(予め歪まされた)信号Z(n)を生成するプリディストータ100に最初に入力し、さらに、デジタル/アナログ変換器(D/Aコンバータ)108およびアップコンバータ109を通った後、パワーアンプ103に送られる。電力増幅された出力信号y(n)は、カプラー104からフィードバックされ、アッテネータ105を通して減衰され、それから、コスト関数発生器106に入力する。コスト関数発生器106により発生されたコスト関数は、プリディストータ100の動作を制御する制御アップデートユニット107に送られる。コスト関数発生器106および制御アップデートユニット107は、プリディストーションコントローラ110を構成する。プリディストータ100は、主としてプリディストーションデータ発生ユニット101および乗算器102を含む。プリディストーションデータ発生ユニット101は、オリジナル信号x(n)および制御アップデートユニット107によって提供されるパラメータに従ってプリディストーションデータを発生し、そのプリディストーションデータは、プリディストーション信号z(n)を得るために、乗算器102によってオリジナル信号と乗算される。
図1のプリディストータにおいて、コスト関数発生器106は、出力バンドパワーを計算し、制御アップデートユニット107は、その出力バンドパワーに従ってプリディストーションパラメータをアップデートする。
図2は、プリディストータ200を概略的に示す図である。図2に示されるように、オリジナル信号x(n)は、3つの枝に分岐される。振幅プリディストーションデータおよび位相プリディストーションデータをそれぞれ得るために、3つの枝の1つは、振幅プリディストーションデータ発生ユニット201に入力し、また、他の1つは位相プリディストーションデータ発生ユニット202に入力する。そして、3つの枝の残りの1つは、プリディストーション信号z(n)を得るために、それぞれ乗算器203および204において、振幅プリディストーションデータおよび位相プリディストーションデータと乗算される。
本発明者達は、本発明の開発段階において、メモリ効果を研究した。図3は、パワーアンプにおける時間領域でのメモリ効果の様子を概略的に示す。図3において、横軸は、パワーアンプへの入力信号の電圧を表し、また、縦軸は、出力信号の電圧を表している。図3から分かるように、曲線は、『非常に太い』、すなわち、複数の入力信号の振幅(電圧)が、1つの出力信号の振幅(電圧)に対応している。これは、パワーアンプの現在の出力値が、現在の入力信号に関連しているだけでなく、以前の入力値にも関連しているからである。
図4は、パワーアンプにおける周波数領域でのメモリ効果の様子を概略的に示す。図4において、縦軸は、規格化されたパワースペクトル密度を表し、また、横軸は、周波数を表している。換言すると、メモリ効果は、周波数領域における周波数選択度として明らかになり、また、そのサイドローブのパワーは異なっている。
以下、増幅装置およびプリディストーション制御方法の実施例を、添付図面を参照して詳述する。
本実施例は、例えば、メモリ効果の反作用が可能なプリディストータの構成に基づいた2つのスカラー法を提案し、それによって、電力増幅器(PA:パワーアンプ)の非線形性およびメモリ効果を有効に取り除き得るものである。
それぞれ独立したコスト関数を有するパワーアンプの振幅,位相およびメモリ効果を考察すると、本実施例は、デジタル領域のフィードバック信号を処理することによって、複数のコスト関数を発生し、それぞれに基づくプリディストータにおける様々なサブ機能モジュールを最適化し、それにより、例えば、アルゴリズムの収束性を高速化を達成しようとするものである。
実施例に係る増幅装置は、メモリ効果を低減して、スカラー法のリンク構造(link structure)における性能を向上させ得るものである。
以下の説明および図面を参照することによって、実施例の構成およびさらなる形態が、より一層明らかになるであろう。以下、実施例が説明および図面において詳述されるが、本発明は、それらによって制限されるものではなく、添付の特許請求の範囲の思想および主旨に含まれる様々な変更,変形および等化なものも含むのは明らかであろう。
1つの実施例に関して記述、および/または、描かれた構成は、同一または類似の手法、他の実施例の構成が組み合わされたもの、或いは、他の実施例の構成に取り替えたものの1つまたはそれ以上の他の実施例に対しても適用され得るものである。
ここで、本明細書で使用されている『含む/有する』並びに『含んでいる/有している』等の語句は、主要部,全体,オペレーション(ステップ)或いは構成要素部分の存在を示すものであって、1つまたはそれ以上の他の主要部,全体,オペレーション或いは構成要素部分の存在または付加を拒むものではない。
図5は、一実施例に係るプリディストータ500を概略的に示す。
図5に示されるように、オリジナル信号x(n)は、まず、第1フィルタ205に入力し、その第1フィルタの出力p(n)は3つの枝に分岐される。3つの枝の1つは、振幅プリディストーションデータを得るために、振幅プリディストーションデータ発生ユニット201に入力する。また、3つの枝の他の1つは、位相プリディストーションデータを得るために、位相プリディストーションデータ発生ユニット202に入力する。そして、3つの枝の残りの1つは、データq(n)を得るために、乗算器203において振幅プリディストーションデータと乗算され、その後、乗算器204において位相プリディストーションデータと乗算される。さらに、データq(n)は、第2フィルタ206に入力して、最終的に、プリディストーション信号z(n)を得る。ここで、図5における第1フィルタ205および第2フィルタ206は、同時に、交互に、或いは、それらの一方だけを保持するように使用されてもよい。
上記の処理を数学的な表現によって表すと、
z(n)=F2{q(n)} (1)
q(n)=p(n)* AM{p(n)}* PM{p(n)} (2)
p(n)=F1{x(n)} (3)
ここで、F1{・}およびF2{・}は、それぞれ2つのフィルタの関数を表し、また、AM{・}およびPM{・}は、それぞれ振幅プリディストーションデータ発生ユニットおよび位相プリディストーションデータ発生ユニットの関数を表す。
実際に、第1フィルタ205および第2フィルタ206は、FIR(Finite Impact response)フィルタまたはIIR(Infinite Impact Response)フィルタのようなデジタルフィルタであってもよい。振幅プリディストーションデータ発生ユニット201および位相プリディストーションデータ発生ユニット202は、プリディストーション動作を行うために、多項式,分割されたラインおよびキーポイント補間法等の方法を使用してもよい。振幅プリディストーションデータ発生ユニット201および位相プリディストーションデータ発生ユニット202によって使用された方法に対応して、アップデート制御ユニットによってアップデートされる制御されるべきものは、それぞれフィルタのタップ係数、多項式の係数、および、分割されたポイントの位置等である。
図6は、他の実施例に係るプリディストータ600を概略的に示す。
図6に示されるように、オリジナル信号x(n)は、2つの枝に分岐される。一方の枝x1(n)は、サブプリディストータ200−1に入力し、また、他方の枝は、まず、遅延器207に入力する。遅延器207から出力された信号x2(n)は、さらに、サブプリディストータ200−2に入力する。信号x1(n)の第1の枝は、サブプリディストータ200−1において3つの枝に分岐される。その3つの枝の1つは、振幅プリディストーションデータを得るために、振幅プリディストーションデータ発生ユニット201−1に入力する。また、3つの枝の他の1つは、位相プリディストーションデータを得るために、位相プリディストーションデータ発生ユニット202−1に入力する。3つの枝の残りの1つは、プリディストーション信号z1(n)を得るために、乗算器203−1において振幅プリディストーションデータと乗算され、その後、乗算器204−1において位相プリディストーションデータと乗算される。一方、信号x2(n)は、サブプリディストータ200−2に入力し、このサブプリディストータ200−2において3つの枝に分岐される。その3つの枝の1つは、振幅プリディストーションデータを得るために、振幅プリディストーションデータ発生ユニット201−2に入力する。また、3つの枝の他の1つは、位相プリディストーションデータを得るために、位相プリディストーションデータ発生ユニット202−2に入力する。3つの枝の残りの1つは、プリディストーション信号z2(n)を得るために、乗算器203−2において振幅プリディストーションデータと乗算され、その後、乗算器204−2において位相プリディストーションデータと乗算される。ここで、さらなるサブプリディストータを追加することもできる。サブプリディストータは、位相振幅プリディストーションデータ発生ユニットとしても参照される。この場合、複数のサブプリディストータがあり、サブプリディストータの上流の遅延ユニットの遅延時間は、同一でもよいが、異なっていてもよい。
上記の処理を数学的な表現によって表すと、
z(n)=z1(n)+z2(n)+…… (4)
z1(n)=x1(n)* AM1{x1(n)}* PM1{x1(n)} (5)
z2(n)=x2(n)* AM2{x2(n)}* PM2{x2(n)} (6)
…………
ここで、AM1{・},PM1{・}およびAM2{・},PM2{・}は、それぞれ2つのサブプリディストータの振幅プリディストーションデータ発生ユニットおよび位相プリディストーションデータ発生ユニットの関数を表す。サブプリディストータの振幅プリディストーションデータ発生ユニットおよび位相プリディストーションデータ発生ユニットは、それらのプリディストーション機能を達成するために、多項式,分割およびキーポイント補間法等の方法を使用してもよい。
各実施例において、この技術分野で知られている様々な振幅プリディストーションデータ発生ユニット(振幅プリディストータ)201および位相プリディストーションデータ発生ユニット(位相プリディストータ)202を適用することができる。他の実施例において、図7に概略的に示される振幅プリディストータ、並びに、図8に概略的に示される位相プリディストータを適用することもできる。
図7は、一実施例に係る振幅プリディストータを概略的に示す。
図7に示されるように、まず、入力信号(x1(n),x2(n)またはP(n))は、最初にルックアップテーブルアドレスを獲得するアドレス発生器401に入力する。このルックアップテーブルアドレスに従って、初期値取得ユニット402がルックアップテーブルから初期値を検索する。振幅プリディストータの初期値(振幅プリディストータ初期値)は、LA=[LA(1),LA(2),…,LA(k),…,LA(M)]として表現することができる。ここで、Mは、ルックアップテーブルの長さであり、また、LA(k)は、アドレスkに対応する振幅プリディストータ初期値を表す。振幅プリディストータ初期値は、ルックアップテーブル(LUT)に格納されている。
第1選択ユニット403は、kが位置する範囲を規定し、その範囲における小さいアドレスに対応するプリディストーション振幅値を減算器406に入力する。すなわち、図7に示す実施例において、第1選択ユニット403は、入力信号のアドレスkを、プリディストーション制御ユニットからのキーアドレスkuと比較する。そして、もし、入力信号のアドレスkがキーアドレスkuよりも小さいときは、アドレスの位置範囲([0,ku−1])における小さいアドレス(0)に対応する値LA(0)が、減算器406に入力される。また、それ以外のときは、アドレスの位置範囲([ku−1,M])における小さいアドレス(ku−1)に対応する値LA1(ku-1)が、減算器406に入力される。減算器406は、値LA(k)から、第1選択ユニット403から入力された値を減算し、その減算結果を乗算器407に出力する。
第2選択ユニット404は、kが位置する範囲を規定し、その範囲に対応する係数uを、プリディストーション制御ユニットから乗算器407に渡す。すなわち、図に示す実施例において、第2選択ユニット404は、入力信号のアドレスkを、プリディストーション制御ユニットからのキーアドレスkuと比較する。そして、もし、入力信号のアドレスkがキーアドレスkuよりも小さいときは、その範囲に対応する第1係数u1が、プリディストーション制御ユニットから乗算器407に渡される。また、入力信号のアドレスkがキーアドレスkuよりも小さくないときは、その範囲に対応する第2係数u2が、プリディストーション制御ユニットから乗算器407に渡される。乗算器407は、減算器406からの減算結果を、第2選択ユニット404からの係数(u1またはu2)と乗算し、その乗算結果を加算器408に渡す。
第3選択ユニット405は、kが位置する範囲を規定し、そのkが位置する範囲における小さいアドレスに対応するプリディストーション振幅値を、加算器408に入力する。すなわち、図7に示す実施例において、入力信号のアドレスkは、プリディストーション制御ユニットからのキーアドレスkuと比較される。そして、もし、入力信号のアドレスkがキーアドレスkuよりも小さいときは、第1の値LA(0)が加算器408に入力され、それ以外のときは、第2の値LA1(ku-1)が加算器408に入力される。加算器408は、第3選択ユニット405からの値を、乗算器407からの値に加算し、その加算結果を、振幅プリディストーションデータ発生ユニットからの出力LA1(k)として出力する。
出力信号の一部(フィードバック信号)は、ゲート装置413に入力される。
記憶装置410において、ルックアップテーブル402のアドレス0およびku−1に一致した内容が予め格納されている。アドレスku−1に対応した内容は、ゲート装置413からの出力に従って更新される。ゲート装置413は、アドレスkがアドレスku−1に等しいかどうかを規定するアドレスkの情報に基づいている。そして、もし、アドレスkがアドレスku−1に等しい(イエスの)ときは、ゲート装置413がオンしてデータp(n)を出力し、また、アドレスkがアドレスku−1に等しくない(ノーの)ときは、ゲート装置413がオフする。
記憶装置410およびルックアップテーブル402は、両方ともデータを記憶することができる。さらに、記憶装置410は、不要とされてもよく、その場合、ルックアップテーブル402におけるアドレスku−1に対応するプリディストーション振幅は、直接獲得および更新されることになる。
上記の動作を数学的な表現によって表すと、
LA1(k)=(LA(k)−LA(0))* u1+LA(0) k<ku (7)
LA1(k)=(LA(k)−LA1(ku-1))* u2+LA1(ku-1) k≧ku (8)
k=1,……,M
係数u(u1,u2)およびキーアドレスkuを変更することによって、プリディストーション制御ユニットは、振幅プリディストータの動作を制御することができる。以上の説明は、実際には単なる例示であり、プリディストーション制御ユニットに対してより多くのuおよびより多くのkuを提供することができる。
図8は、一実施例に係る位相プリディストータを概略的に示す。
図8に示されるように、まず、入力信号(x1(n),x2(n)またはP(n))は、最初にルックアップテーブルアドレスを獲得するアドレス発生器401’に入力する。このルックアップテーブルアドレスに従って、初期値取得ユニット402’がルックアップテーブルから初期値を検索する。位相プリディストータの初期値(位相プリディストータ初期値)は、LP=[LP(1),LP(2),…,LP(k),…,LP(M)]として表現することができる。ここで、Mは、ルックアップテーブルの長さであり、また、LP(k)は、アドレスkに対応する位相プリディストータ初期値を表す。位相プリディストータ初期値は、ルックアップテーブル(LUT)に格納されている。
第1選択ユニット403は、kが位置する範囲を規定し、その範囲における小さいアドレスに対応するプリディストーション位相値を減算器406に入力する。すなわち、図8に示す実施例において、第1選択ユニット403は、入力信号のアドレスkを、プリディストーション制御ユニットからのキーアドレスkvと比較する。そして、もし、入力信号のアドレスkがキーアドレスkvよりも小さいときは、アドレスの位置範囲([0,kv−1])における小さいアドレス(0)に対応する値LP(0)が、減算器406に入力される。また、それ以外のときは、アドレスの位置範囲([kv−1,M])における小さいアドレス(kv−1)に対応する値LP1(kv-1)が、減算器406に入力される。減算器406は、値LP(k)から、第1選択ユニット403から入力された値を減算し、その減算結果を乗算器407に出力する。
第2選択ユニット404は、kが位置する範囲を規定し、その範囲に対応する係数vを、プリディストーション制御ユニットから乗算器407に渡す。すなわち、図に示す実施例において、第2選択ユニット404は、入力信号のアドレスkを、プリディストーション制御ユニットからのキーアドレスkvと比較する。そして、もし、入力信号のアドレスkがキーアドレスkvよりも小さいときは、その範囲に対応する第1係数v1が、プリディストーション制御ユニットから乗算器407に渡される。また、入力信号のアドレスkがキーアドレスkvよりも小さくないときは、その範囲に対応する第2係数v2が、プリディストーション制御ユニットから乗算器407に渡される。乗算器407は、減算器406からの減算結果を、第2選択ユニット404からの係数(v1またはv2)と乗算し、その乗算結果を加算器408に渡す。
第3選択ユニット405は、kが位置する範囲を規定し、そのkが位置する範囲における小さいアドレスに対応するプリディストーション位相値を、加算器408に入力する。すなわち、図8に示す実施例において、入力信号のアドレスkは、プリディストーション制御ユニットからのキーアドレスkvと比較される。そして、もし、入力信号のアドレスkがキーアドレスkvよりも小さいときは、第1の値LP(0)が加算器408に入力され、それ以外のときは、第2の値LP1(kv-1)が加算器408に入力される。加算器408は、第3選択ユニット405からの値を、乗算器407からの値に加算し、その加算結果を、位相プリディストーションデータ発生ユニットからの出力LP1(k)として出力する。
上記の動作を数学的な表現によって表すと、
LP1(k)=(LP(k)−LP(0))* v1+LP(0) k<kv (9)
LP1(k)=(LP(k)−LP1(kv-1))* v2+LP1(kv-1) k≧kv (10)
k=1,……,M
係数v(v1,v2)およびキーアドレスkvを変更することによって、プリディストーション制御ユニットは、位相プリディストータの動作を制御することができる。以上の説明は、実際には単なる例示であり、プリディストーション制御ユニットに対してより多くのvおよびより多くのkvを提供することができる。
以上の説明において、初期値取得ユニット402および402’は、分けて説明されているが、同一のユニットにより実現することができるのは明らかであろう。この場合、振幅プリディストーション値および位相プリディストーション値が、アドレスに対応付けられてルックアップテーブルに格納されることになる。同様に、アドレス発生器401および401’も1つのユニットにより実現することができる。
ここで、図7および図8に示す回路は、本発明を限定するものではなく、実際には単なる例示であり、前述の記載に従った他の回路に対しても適用することができる。すなわち、第1〜第3選択ユニットは、1つの選択ユニットに統合することができる。さらに、表現されたアルゴリズムは、メモリを有する論理構成要素、或いは、対応するソフトウェアを適用した論理構成要素部分により実現され得る。
図9は、一実施例に係る増幅装置の構成を概略的に示す。図9に示されるように、本実施例に係る増幅装置は、プリディストータ100’、D/Aコンバータ108、アップコンバータ109、アンプ103、カプラー104、アッテネータ105およびプリディストーションコントローラ110’を含む。ここで、プリディストータ100’およびプリディストーションコントローラ110’は、図1を参照して説明したものとは異なっている。
プリディストータ100’は、前に説明したプリディストータ500および600により実現することができる。プリディストーションコントローラ110’の実現は、以下に説明される。
図10は、一実施例に係るプリディストーションコントローラを示す。図10に示されるように、本実施例に係るプリディストーションコントローラ110’は、ダウン周波数コンバータ(ダウンコンバータ)1001、アナログ/デジタル変換器(A/Dコンバータ)1002、左サイドローブパワー獲得ユニット1003、右サイドローブパワー獲得ユニット1004、コスト関数算出ユニット(コスト関数発生器)1005およびアップデート制御ユニット1006を含む。
アッテネータ105からフィードバックされた信号は、ダウン周波数コンバータ1001に入力し、そのダウン周波数コンバータ1001から出力される相対的に低い周波数を有するアナログ信号は、A/Dコンバータ1002に送られる。さらに、A/Dコンバータ1002から出力されたデジタル信号は、左サイドローブパワー獲得ユニット1003および右サイドローブパワー獲得ユニット1004に対してそれぞれ送られる。これにより、左サイドローブパワー獲得ユニット1003および右サイドローブパワー獲得ユニット1004は、信号の周波数スペクトルの左サイドローブパワーおよび右サイドローブパワーをそれぞれ獲得する。その後、コスト関数発生器1005は、左および右サイドローブパワーを比較し、これら2つのサイドローブパワーの内で大きい方をアップデート制御ユニット1006に対してコスト関数として送る。アップデート制御ユニット1006は、そのコスト関数に従ってプリディストータを制御する。
左サイドローブパワー獲得ユニット1003および右サイドローブパワー獲得ユニット1004は、デジタル時間領域フィルタリング、或いは、入力信号に対する高速フーリエ変換(FFT)の後に周波数領域フィルタリングを行うことによって、フィードバック信号の周波数スペクトルにおける2つのサイドローブのパワーの振幅を獲得することができる。
図11は、他の実施例に係るプリディストーションコントローラを概略的に示す。図11に示されるように、本実施例に係るプリディストーションコントローラは、パワー分割器1101、バンドパスフィルタ1102および1103、パワー検出器1104および1105、パワー比較器1106、並びに、アップデート制御ユニット1107を含む。
アッテネータ105からフィードバックされた信号は、パワー分割器1101に入力し、バンドパスフィルタ1102および1103にそれぞれ入力する信号の2つの同一部分に均等に分割される。そして、それら2つのバンドパスフィルタからフィードバック信号の2つのサイドローブに対応する2つの信号成分が獲得される。さらに、それら2つの信号成分は、それぞれパワー検出器1104および1105に送られて各パワーの振幅が獲得される。2つのパワーの値は、パワー比較器1107に送られ、そこで、パワー値の大きい一方がコスト関数として取り出される。その後、コスト関数は、アップデート制御ユニット1107に送られ、アップデート制御ユニット1107は、そのコスト関数に従ってプリディストータを制御する。
上述した実施例において、コスト関数は、単一のコスト関数であり、アップデート制御ユニット1107,1006は、そのコスト関数をできるだけ能率的に活用するために、前述の2つのプリディストータのパラメータを調節する。これにより、最適化されたプリディストータが得られることになる。アップデート処理は、以下のように定式化される。
Figure 2011066894
実際に、サブユニットのそれぞれ(のパラメータ)は、次の順番で逐次最適化される。
AM{・}→PM{・}→F1{・}→F2{・}→AM{・}→……繰り返し、および、
AM1{・}→PM1{・}→AM2{・}→PM2{・}→AM1{・}→……繰り返し
このとき、単一のコスト関数J(すなわち、2つのサイドローブのパワーにおける大きい方)は、AM{・},PM{・},F1{・}等の全てに関連し、それにより、最適値を獲得するために、最適化を何回か繰り返すことになるであろう。
図12は、さらに他の実施例に係るプリディストーションコントローラを示す。図12に示されるように、本実施例に係るプリディストーションコントローラは、ダウン周波数コンバータ(ダウンコンバータ)1201、A/Dコンバータ1202、振幅特性コスト関数算出ユニット(振幅特性コスト関数計算器)1203、位相特性コスト関数算出ユニット(位相特性コスト関数計算器)1204、メモリ効果コスト関数算出ユニット(メモリ効果コスト関数計算器)1205およびアップデート制御ユニット(データアップグレードコントローラ)1206を含む。
アッテネータ105からフィードバックされた信号は、ダウン周波数コンバータ1201に入力し、そのダウン周波数コンバータ1201から出力される相対的に低い周波数を有するアナログ信号は、A/Dコンバータ1202に送られる。さらに、A/Dコンバータ1202から出力されたデジタル信号は、振幅特性コスト関数算出ユニット1203,位相特性コスト関数算出ユニット1204およびメモリ効果コスト関数算出ユニット1205に対してそれぞれ送られる。これにより、振幅特性コスト関数算出ユニット1203,位相特性コスト関数算出ユニット1204およびメモリ効果コスト関数算出ユニット1205は、振幅コスト関数,位相コスト関数およびメモリ効果コスト関数をそれぞれ獲得する。
メモリ効果コスト関数算出ユニット1205は、フィードバック信号の周波数スペクトルにおける左サイドローブパワーと右サイドローブパワーとの間の差異の値を、コスト関数として算出することができる。OFDM(直交波周波数分割多重)のような特定された形式の信号に関しては、サイクリックプレフィックス(CP:Cyclic Prefix)とオリジナル信号との間の差異を比較してコスト関数とすることが可能である。これらは、メモリ効果に関するものだけである。
振幅特性コスト関数算出ユニット1203は、フィードバック信号の振幅変動関数(CDFまたはPDF)と信号源の振幅変動関数との間の差異の大きさ、すなわち、フィードバック信号のピーク対平均パワー比(ピーク対平均電力比)と信号源のピーク対平均パワー比との間の差異の大きさを算出することができる。これら差異の大きさは、コスト関数として見做される。
位相特性コスト関数算出ユニット1204は、コスト関数として、位相特性に影響を与える量(すなわち、フィードバックされた信号の位相分配関数と信号源の位相分配関数との間の差異)を算出することができる。さらに、JAM,JPM,JMEは、原理的にパワー増幅の振幅特性,位相特性およびメモリ効果の3つの特性だけに関連し、それぞれAM{・},PM{・},F{・}を最適化するコスト関数である。しかしながら、もし、3つの関数のうちの何れか2つが既に完全に最適化されていると、2つのサイドローブの内で大きいパワーを有する一方を使用することができるので、それらに対応する特性に関連する第3のコスト関数は不要である。
上述したプリディストーションコントローラ制御ユニットは、図4に示されるプリディストータ500と使用され得る。
図13は、一実施例に係るプリディストーション制御方法を説明するための図である。図13に示されるように、まず、オペレーション1301において、アンプからフィードバックされた信号の2つのサイドローブの左サイドローブのパワーを規定する。次に、オペレーション1302に進んで、アンプからフィードバックされた信号の2つのサイドローブの右サイドローブのパワーを規定する。例えば、図10および図11を参照して述べた装置および方法は、左および右サイドローブのパワーを規定するために使用され得る。その後、オペレーション1303において、左サイドローブのパワーおよび右サイドローブのパワーに従ってコスト関数を規定する。図10および図11に示す装置に適用される方法では、左サイドローブのパワーおよび右サイドローブのパワーの内で大きい方のパワーがコスト関数として使用され得る。或いは、図12に示す装置に適用される方法では、振幅特性コスト関数および位相特性コスト関数を規定するために使用される他の方法(当業者には知られている方法)が使用されると共に、左サイドローブのパワーと右サイドローブのパワーとの間におけるパワーの差異がメモリ効果のコスト関数として使用され得る。そして、オペレーション1304において、コスト関数に従ってプリディストーションユニット(プリディストータ)を制御する。なお、上述した各オペレーションは、ステップでもよい。また、各オペレーションは、説明の順に従って時間順に実行してもよいが、必ずしも時間順に実行しなくてもよく、並列または互いに個別に実行されてもよい。
上述した実施例の説明は、実際には単なる例示であり、いわゆる当業者であれば、実施例の実現が可能なことは明らかであろう。本実施例に含まれる装置(例えば、アンプのようなもの)を実現するのに不可欠なものであるが、いわゆる当業者には明らかに知られている他の構成要素部分は、本明細書に記載していない。
本実施例の装置および方法は、ハードウェアにより実施することができるが、ソフトウェアを伴ったハードウェアにより実施することもできる。また、本実施例は、論理構成部分により実行されるとき、論理構成部分により上述した装置またはそれを構成する部分の実施を可能とし、或いは、論理構成部分により上述した様々な方法またはオペレーション(ステップ)の実施を可能とする。また、本実施例は、プログラムを記憶するためのハードディスク,磁気ディスク,光ディスク,DVD(デジタル多目的ディスク)またはフラッシュメモリのような記憶媒体を含んでもよい。
上述したように、本発明は、実施例を参照して記載されているが、これらの記載は、本発明の保護される範囲ではなく、実際には単なる例示であることは、いわゆる当業者であれば明らかであろう。本発明の思想および原理内において、本技術分野の人が様々な変形および変更を行うかも知れないが、それらの変形および変更は、全て本発明の範囲内に含まれなければならない。
以上の実施例を含む実施形態に関し、さらに、以下の付記を開示する。
(付記1)
増幅されるデジタル信号を予め歪ませるプリディストータと、
前記予め歪まされたデジタル信号をアナログ信号に変換するデジタル/アナログコンバータと、
前記アナログ信号を増幅する増幅ユニットと、
前記増幅ユニットからフィードバックされた信号に従って前記プリディストータを制御するプリディストーションコントローラと、を有し、
前記プリディストーションコントローラは、前記増幅ユニットからフィードバックされた信号の周波数スペクトルの左および右の2つのサイドローブのパワーを規定し、前記2つのサイドローブの前記パワーに従ってコスト関数を規定し、そして、前記コスト関数に従って前記プリディストータを制御し、
前記プリディストータは、以下の2つの[構成1]および[構成2]の一方であり、
[構成1]:前記プリディストータは、振幅プリディストーションおよび位相プリディストーションの後のデータを発生する位相振幅プリディストーションデータ発生ユニットと、前記位相振幅プリディストーションデータ発生ユニットに入力されるデータ、および、前記位相振幅プリディストーションデータ発生ユニットから出力されるデータの少なくとも一方をフィルタリングするフィルタと、を有する、並びに、
[構成2]:前記プリディストータは、nを2以上の整数として、n−1個の遅延された入力データをそれぞれ発生するために、入力データを遅延するn−1個の遅延ユニットと、振幅プリディストーションおよび位相プリディストーションの後のn個のデータをそれぞれ発生するために、遅延されていない入力データおよび前記n−1個の遅延された入力データを予め歪ませるn個の位相振幅プリディストーションデータ発生ユニットと、前記n個の位相振幅プリディストーションデータ発生ユニットからの前記振幅プリディストーションおよび前記位相プリディストーションの後のデータを加算する加算器と、を有する、
ことを特徴とする増幅装置。
(付記2)
付記1に記載の増幅装置において、
前記プリディストーションコントローラは、
前記増幅ユニットからフィードバックされた信号のダウン周波数変換を行うダウン周波数変換ユニットと、
前記ダウン周波数変換の後のデータのアナログ−デジタル変換を行うアナログ−デジタルコンバータと、
前記2つのサイドローブの前記左サイドローブのパワーを規定する左サイドローブパワー規定ユニットと、
前記2つのサイドローブの前記右サイドローブのパワーを規定する右サイドローブパワー規定ユニットと、
前記左サイドローブおよび前記右サイドローブのパワーの大きい方を前記コスト関数として使用するコスト関数規定ユニットと、
前記コスト関数に従って前記プリディストータを制御するアップデート制御ユニットと、を有することを特徴とする増幅装置。
(付記3)
付記2に記載の増幅装置において、
前記左サイドローブパワー規定ユニットまたは前記右サイドローブパワー規定ユニットは、前記左サイドローブまたは前記右サイドローブのパワーを得るために、前記アナログ−デジタル変換の後のデータにデジタル時間領域フィルタリングを行うか、或いは、前記アナログ−デジタル変換の後のデータに高速フーリエ変換を行ってから周波数領域フィルタリングを行うことを特徴とする増幅装置。
(付記4)
付記1に記載の増幅装置において、
前記プリディストーションコントローラは、
前記増幅ユニットからフィードバックされた信号を、同じパワーを有する第1信号部および第2信号部に分割するパワー分割器と、
フィルタリングして前記左サイドローブに対応する成分を得るために、前記第1信号部をフィルタリングする第1バンドパスフィルタと、
フィルタリングして前記右左サイドローブに対応する成分を得るために、前記第2信号部をフィルタリングする第2バンドパスフィルタと、
前記左サイドローブの成分のパワーを検出する第1パワー検出器と、
前記右サイドローブの成分のパワーを検出する第2パワー検出器と、
前記左サイドローブの成分のパワーを前記右サイドローブの成分のパワーと比較するパワー比較器と、
前記コスト関数に従って前記プリディストータを制御するアップデート制御ユニットと、を有することを特徴とする増幅装置。
(付記5)
付記1に記載の増幅装置において、
前記プリディストーションコントローラは、
前記増幅ユニットからフィードバックされた信号のダウン周波数変換を行うダウン周波数変換ユニットと、
前記ダウン周波数変換の後のデータのアナログ−デジタル変換を行うアナログ−デジタルコンバータと、
前記アナログ−デジタル変換の後のデータに従って、振幅特性に関連するコスト関数を規定する振幅特性コスト関数計算ユニットと、
前記アナログ−デジタル変換の後のデータに従って、位相特性に関連するコスト関数を規定する位相特性コスト関数計算ユニットと、
前記アナログ−デジタル変換の後のデータに従って、メモリ効果に関連するコスト関数を規定するメモリ効果コスト関数計算ユニットと、
前記振幅特性に関連するコスト関数、前記位相特性に関連するコスト関数および前記メモリ効果に関連するコスト関数のそれぞれに従って、前記プリディストータを制御するアップデート制御ユニットと、を有することを特徴とする増幅装置。
(付記6)
付記5に記載の増幅装置において、
前記振幅特性コスト関数計算ユニットは、前記振幅特性に関連するコスト関数として、前記フィードバックされた信号の振幅分配関数と信号源の振幅分配関数との間の差異、すなわち、前記フィードバックされた信号のピーク対平均パワー比と前記信号源のピーク対平均パワー比との間の差異を計算することを特徴とする増幅装置。
(付記7)
付記5に記載の増幅装置において、
前記メモリ効果コスト関数計算ユニットは、前記左サイドローブのパワーおよび前記右サイドローブのパワーを計算し、前記メモリ効果に関連するコスト関数として、前記左サイドローブのパワーと前記右サイドローブのパワーとの間の差異を取り出すことを特徴とする増幅装置。
(付記8)
付記5に記載の増幅装置において、
前記位相特性に関連するコスト関数は、全ての位相特性に関連するコスト関数であるが、
前記振幅特性に関連するコスト関数は、振幅特性だけに関連するコスト関数であり、
前記メモリ効果に関連するコスト関数は、メモリ効果だけに関連するコスト関数であり、
前記アップデート制御ユニットは、最初に、前記振幅特性に関連するコスト関数および前記位相特性に関連するコスト関数に従って前記プリディストータを制御し、その後、前記メモリ効果に関連するコスト関数に従って前記プリディストータを制御することを特徴とする増幅装置。
(付記9)
付記1に記載の増幅装置において、
前記位相振幅プリディストーションデータ発生ユニットは、
前記位相振幅プリディストーションデータ発生ユニットに入力される信号の振幅または位相に従って、振幅アドレスおよび位相アドレスを取得するアドレス発生器と、
前記振幅アドレスに従って初期プリディストーション振幅を規定すると共に、前記位相アドレスに従って初期プリディストーション位相を規定する初期値取得ユニットと、
前記振幅アドレス,および,キー振幅アドレスに基づいて規定された振幅アドレス期間に従って、前記振幅プリディストーションの後のデータを規定する前記振幅アドレス用の振幅プリディストーションユニットと、
前記位相アドレス,および,キー位相アドレスに基づいて規定された位相アドレス範囲に従って、前記位相プリディストーションの後のデータを規定する前記位相アドレス用の位相プリディストーションユニットと、
前記振幅プリディストーションの後のデータに前記位相プリディストーションの後のデータを乗算する乗算ユニットと、を有することを特徴とする増幅装置。
(付記10)
付記9に記載の増幅装置において、
前記振幅プリディストーションユニットは、
前記振幅アドレス,および,キー振幅アドレスによって規定される振幅アドレス範囲に従って、基準プリディストーション振幅を選択する振幅プリディストーション第1選択ユニットと、
前記初期プリディストーション振幅から,前記振幅プリディストーション第1選択ユニットによって選択された前記基準プリディストーション振幅を減算する減算器と、
前記振幅アドレス,および,前記キー振幅アドレスによって規定される振幅アドレス範囲に従って、プリディストーション振幅係数を選択する振幅プリディストーション第2選択ユニットと、
前記減算器からの出力に対して前記プリディストーション振幅係数を乗算する乗算器と、
前記基準プリディストーション振幅に対して前記乗算器からの出力を加算する加算器と、
前記振幅アドレスが前記基準プリディストーション振幅に対応するアドレスに一致するとき、前記加算器からの出力を使用して前記基準プリディストーション振幅をアップデートするアップデート制御ユニットと、を有することを特徴とする増幅装置。
(付記11)
付記9に記載の増幅装置において、
前記位相プリディストーションユニットは、
前記位相アドレス,および,キー位相アドレスによって規定される位相アドレス範囲に従って、基準プリディストーション位相を選択する位相プリディストーション第1選択ユニットと、
前記初期プリディストーション位相から,前記位相プリディストーション第1選択ユニットによって選択された前記基準プリディストーション位相を減算する減算器と、
前記位相アドレス,および,前記キー位相アドレスによって規定される位相アドレス範囲に従って、プリディストーション位相係数を選択する位相プリディストーション第2選択ユニットと、
前記減算器からの出力に対して前記プリディストーション位相係数を乗算する乗算器と、
前記基準プリディストーション位相に対して前記乗算器からの出力を加算する加算器と、
前記位相アドレスが前記基準プリディストーション位相に対応するアドレスに一致するとき、前記加算器からの出力を使用して前記基準プリディストーション位相をアップデートするアップデート制御ユニットと、を有することを特徴とする増幅装置。
(付記12)
増幅装置のためのプリディストーション制御方法であって、
前記増幅装置は、プリディストーションユニットと、プリディストーション制御ユニットと、増幅ユニットと、を有し、前記プリディストーション制御ユニットは、前記増幅ユニットからフィールドバックされた信号に従って前記プリディストーションユニットを制御し、
前記プリディストーション制御方法は、
前記増幅ユニットからフィードバックされた信号の周波数スペクトルにおける2つのサイドローブの左サイドローブのパワーを規定し、
前記増幅ユニットからフィードバックされた信号の周波数スペクトルにおける2つのサイドローブの右サイドローブのパワーを規定し、
前記左サイドローブのパワーおよび前記右サイドローブのパワーに従ってコスト関数を規定し、そして、
前記コスト関数に従って前記プリディストータを制御することを特徴とするプリディストーション制御方法。
(付記13)
増幅されるデジタル信号を予め歪ませるプリディストータと、
前記予め歪まされたデジタル信号をアナログ信号に変換するデジタル/アナログコンバータと、
前記アナログ信号を増幅する増幅ユニットと、
前記増幅ユニットからフィードバックされた信号に従って前記プリディストータを制御するプリディストーションコントローラと、を有し、
前記プリディストーションコントローラは、前記増幅ユニットからフィードバックされた信号の周波数スペクトルの左および右の2つのサイドローブのパワーを規定し、前記2つのサイドローブの前記パワーに従ってコスト関数を規定し、そして、前記コスト関数に従って前記プリディストータを制御することを特徴とする増幅装置。
100,200,500,600 プリディストータ
101 プリディストーションデータ発生ユニット
102 乗算器
103 パワーアンプ
104 カプラー
105 アッテネータ
106 コスト関数発生器
107 制御アップデートユニット
108 デジタル/アナログ変換器(D/Aコンバータ)
109 アップコンバータ
110,110’ プリディストーションコントローラ
200−1,200−2 サブプリディストータ
201,201−1,201−2 振幅プリディストーションデータ発生ユニット
202,202−1,202−2 位相プリディストーションデータ発生ユニット
203,203−1,203−2;204,204−1,204−2 乗算器
205 第1フィルタ
206 第2フィルタ
207 遅延器
1001,1201 ダウン周波数コンバータ(ダウンコンバータ)
1002,1202 アナログ/デジタル変換器(A/Dコンバータ)
1003 左サイドローブパワー獲得ユニット
1004 右サイドローブパワー獲得ユニット
1005 コスト関数算出ユニット(コスト関数発生器)
1006,1107 アップデート制御ユニット
1101 パワー分割器
1102,1103 バンドパスフィルタ
1104,1105 パワー検出器
1106 パワー比較器
1203 振幅コスト関数算出ユニット(振幅特性コスト関数計算器)
1204 位相コスト関数算出ユニット(位相特性コスト関数計算器)
1205 メモリ効果コスト関数算出ユニット(メモリ効果コスト関数計算器)
1206 アップデート制御ユニット(データアップグレードコントローラ)

Claims (12)

  1. 増幅されるデジタル信号を予め歪ませるプリディストータと、
    前記予め歪まされたデジタル信号をアナログ信号に変換するデジタル/アナログコンバータと、
    前記アナログ信号を増幅する増幅ユニットと、
    前記増幅ユニットからフィードバックされた信号に従って前記プリディストータを制御するプリディストーションコントローラと、を有し、
    前記プリディストーションコントローラは、前記増幅ユニットからフィードバックされた信号の周波数スペクトルの左および右の2つのサイドローブのパワーを規定し、前記2つのサイドローブの前記パワーに従ってコスト関数を規定し、そして、前記コスト関数に従って前記プリディストータを制御することを特徴とする増幅装置。
  2. 請求項1に記載の増幅装置において、
    前記プリディストータは、
    振幅プリディストーションおよび位相プリディストーションの後のデータを発生する位相振幅プリディストーションデータ発生ユニットと、
    前記位相振幅プリディストーションデータ発生ユニットに入力されるデータ、および、前記位相振幅プリディストーションデータ発生ユニットから出力されるデータの少なくとも一方をフィルタリングするフィルタと、を有することを特徴とする増幅装置。
  3. 請求項1に記載の増幅装置において、
    前記プリディストータは、nを2以上の整数として、
    n−1個の遅延された入力データをそれぞれ発生するために、入力データを遅延するn−1個の遅延ユニットと、
    振幅プリディストーションおよび位相プリディストーションの後のn個のデータをそれぞれ発生するために、遅延されていない入力データおよび前記n−1個の遅延された入力データを予め歪ませるn個の位相振幅プリディストーションデータ発生ユニットと、
    前記n個の位相振幅プリディストーションデータ発生ユニットからの前記振幅プリディストーションおよび前記位相プリディストーションの後のデータを加算する加算器と、を有することを特徴とする増幅装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の増幅装置において、
    前記プリディストーションコントローラは、
    前記増幅ユニットからフィードバックされた信号のダウン周波数変換を行うダウン周波数変換ユニットと、
    前記ダウン周波数変換の後のデータのアナログ−デジタル変換を行うアナログ−デジタルコンバータと、
    前記2つのサイドローブの前記左サイドローブのパワーを規定する左サイドローブパワー規定ユニットと、
    前記2つのサイドローブの前記右サイドローブのパワーを規定する右サイドローブパワー規定ユニットと、
    前記左サイドローブおよび前記右サイドローブのパワーの大きい方を前記コスト関数として使用するコスト関数規定ユニットと、
    前記コスト関数に従って前記プリディストータを制御するアップデート制御ユニットと、を有することを特徴とする増幅装置。
  5. 請求項4に記載の増幅装置において、
    前記左サイドローブパワー規定ユニットまたは前記右サイドローブパワー規定ユニットは、前記左サイドローブまたは前記右サイドローブのパワーを得るために、前記アナログ−デジタル変換の後のデータにデジタル時間領域フィルタリングを行うか、或いは、前記アナログ−デジタル変換の後のデータに高速フーリエ変換を行ってから周波数領域フィルタリングを行うことを特徴とする増幅装置。
  6. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の増幅装置において、
    前記プリディストーションコントローラは、
    前記増幅ユニットからフィードバックされた信号を、同じパワーを有する第1信号部および第2信号部に分割するパワー分割器と、
    フィルタリングして前記左サイドローブに対応する成分を得るために、前記第1信号部をフィルタリングする第1バンドパスフィルタと、
    フィルタリングして前記右左サイドローブに対応する成分を得るために、前記第2信号部をフィルタリングする第2バンドパスフィルタと、
    前記左サイドローブの成分のパワーを検出する第1パワー検出器と、
    前記右サイドローブの成分のパワーを検出する第2パワー検出器と、
    前記左サイドローブの成分のパワーを前記右サイドローブの成分のパワーと比較するパワー比較器と、
    前記コスト関数に従って前記プリディストータを制御するアップデート制御ユニットと、を有することを特徴とする増幅装置。
  7. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の増幅装置において、
    前記プリディストーションコントローラは、
    前記増幅ユニットからフィードバックされた信号のダウン周波数変換を行うダウン周波数変換ユニットと、
    前記ダウン周波数変換の後のデータのアナログ−デジタル変換を行うアナログ−デジタルコンバータと、
    前記アナログ−デジタル変換の後のデータに従って、振幅特性に関連するコスト関数を規定する振幅特性コスト関数計算ユニットと、
    前記アナログ−デジタル変換の後のデータに従って、位相特性に関連するコスト関数を規定する位相特性コスト関数計算ユニットと、
    前記アナログ−デジタル変換の後のデータに従って、メモリ効果に関連するコスト関数を規定するメモリ効果コスト関数計算ユニットと、
    前記振幅特性に関連するコスト関数、前記位相特性に関連するコスト関数および前記メモリ効果に関連するコスト関数のそれぞれに従って、前記プリディストータを制御するアップデート制御ユニットと、を有することを特徴とする増幅装置。
  8. 請求項7に記載の増幅装置において、
    前記振幅特性コスト関数計算ユニットは、前記振幅特性に関連するコスト関数として、前記フィードバックされた信号の振幅分配関数と信号源の振幅分配関数との間の差異、すなわち、前記フィードバックされた信号のピーク対平均パワー比と前記信号源のピーク対平均パワー比との間の差異を計算することを特徴とする増幅装置。
  9. 請求項7に記載の増幅装置において、
    前記メモリ効果コスト関数計算ユニットは、前記左サイドローブのパワーおよび前記右サイドローブのパワーを計算し、前記メモリ効果に関連するコスト関数として、前記左サイドローブのパワーと前記右サイドローブのパワーとの間の差異を取り出すことを特徴とする増幅装置。
  10. 請求項7に記載の増幅装置において、
    前記位相特性に関連するコスト関数は、全ての位相特性に関連するコスト関数であるが、
    前記振幅特性に関連するコスト関数は、振幅特性だけに関連するコスト関数であり、
    前記メモリ効果に関連するコスト関数は、メモリ効果だけに関連するコスト関数であり、
    前記アップデート制御ユニットは、最初に、前記振幅特性に関連するコスト関数および前記メモリ効果に関連するコスト関数に従って前記プリディストータを制御し、その後、前記位相特性に関連するコスト関数に従って前記プリディストータを制御することを特徴とする増幅装置。
  11. 請求項2または3に記載の増幅装置において、
    前記位相振幅プリディストーションデータ発生ユニットは、
    前記位相振幅プリディストーションデータ発生ユニットに入力される信号の振幅または位相に従って、振幅アドレスおよび位相アドレスを取得するアドレス発生器と、
    前記振幅アドレスに従って初期プリディストーション振幅を規定すると共に、前記位相アドレスに従って初期プリディストーション位相を規定する初期値取得ユニットと、
    前記振幅アドレス,および,キー振幅アドレスに基づいて規定された振幅アドレス期間に従って、前記振幅プリディストーションの後のデータを規定する振幅プリディストーションユニットと、
    前記位相アドレス,および,キー位相アドレスに基づいて規定された位相アドレス期間に従って、前記位相プリディストーションの後のデータを規定する位相プリディストーションユニットと、
    前記振幅プリディストーションの後のデータに前記位相プリディストーションの後のデータを乗算する乗算ユニットと、を有することを特徴とする増幅装置。
  12. 増幅装置のためのプリディストーション制御方法であって、
    前記増幅装置は、プリディストーションユニットと、プリディストーション制御ユニットと、増幅ユニットと、を有し、前記プリディストーション制御ユニットは、前記増幅ユニットからフィールドバックされた信号に従って前記プリディストーションユニットを制御し、
    前記プリディストーション制御方法は、
    前記増幅ユニットからフィードバックされた信号の周波数スペクトルにおける2つのサイドローブの左サイドローブのパワーを規定し、
    前記増幅ユニットからフィードバックされた信号の周波数スペクトルにおける2つのサイドローブの右サイドローブのパワーを規定し、
    前記左サイドローブのパワーおよび前記右サイドローブのパワーに従ってコスト関数を規定し、そして、
    前記コスト関数に従って前記プリディストータを制御することを特徴とするプリディストーション制御方法。
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