JP2011065885A - 雌コネクタハウジングの保護構造 - Google Patents

雌コネクタハウジングの保護構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2011065885A
JP2011065885A JP2009215920A JP2009215920A JP2011065885A JP 2011065885 A JP2011065885 A JP 2011065885A JP 2009215920 A JP2009215920 A JP 2009215920A JP 2009215920 A JP2009215920 A JP 2009215920A JP 2011065885 A JP2011065885 A JP 2011065885A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cover
connector housing
female connector
hood portion
fitted
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009215920A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5348774B2 (ja
Inventor
Yoshihiro Iwabori
好裕 岩堀
Miki Koizumi
美妃 小泉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP2009215920A priority Critical patent/JP5348774B2/ja
Publication of JP2011065885A publication Critical patent/JP2011065885A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5348774B2 publication Critical patent/JP5348774B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)

Abstract

【課題】フード部に対する補強効果とガタ防止効果の両方を高めることの可能な雌コネクタハウジングの保護構造を提供する。
【解決手段】フード部11を備えると共にその周壁にロックアーム18が設けられた雌コネクタハウジング10の保護構造であって、フード部11の周壁の外側に、雄コネクタハウジングを着脱自在に嵌合される筒形のカバー20を備え、カバー20は、雌コネクタハウジング10を構成する樹脂材料よりも硬質の樹脂材料の成形品により構成され、しかも、互いに対向するカバー20の周壁の内周面とフード部11の周壁の外周面の少なくともいずれかの対向周面に、カバー20をフード部11に嵌合した際に相手側の対向周面に対して押圧力をもって当接するリブ突起31〜33が設けられている。カバー20と雌コネクタハウジング10には、カバー20と雌コネクタハウジング10をロックするロック板26とロック突起17が設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、雄コネクタハウジングを受け入れるフード部を有した雌コネクタハウジングの保護構造に関するものである。
一般に、雄雌コネクタを構成する2つのコネクタハウジングのうち、雌コネクタハウジングには、前面が開放した筒形のフード部が設けられており、そのフード部の内部に相手側の雄コネクタハウジングを嵌め込むことにより、雄雌コネクタの端子同士を相互接続するようになっている。この場合、コネクタ嵌合状態で最外側となる雌コネクタハウジングのフード部の周壁に可撓性ロックアームが設けられ、雄コネクタハウジングと雌コネクタハウジングが適正に嵌合したときに、ロックアームが雄コネクタハウジング側のロック部に係合することにより、雄コネクタハウジングと雌コネクタハウジングが互いに抜け止めロックされるようになっていることが多い。
ところで、ロックアームは内外方向に撓む必要があるので、一般の雌コネクタハウジングは、ある程度の柔軟性を有する樹脂材料の成形品で構成されている。しかし、そうした場合、フード部の強度が低下するおそれがある。フード部の強度があまり高くない場合、雄コネクタハウジングと雌コネクタハウジングを嵌合した際の嵌合性に影響がでるおそれがある。
そこで、従来、雌コネクタハウジングのフード部の外側にカバーを被せて、フード部を保護するようにしたコネクタが開発されている(例えば、特許文献1、特許文献2など)。
特開2008−171748号公報 特開2003−346983号公報
しかしながら、いずれの特許文献に記載のコネクタの場合も、カバーを単に被せただけでは、フード部に対する補強効果があまり高くならない上、カバーがあることによって、却ってガタ付きが生じやすくなるという問題があった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、フード部に対する補強効果とガタ防止効果の両方を高めることの可能な雌コネクタハウジングの保護構造を提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係る雌コネクタハウジングの保護構造は、下記(1)〜(5)を特徴としている。
(1) 雄コネクタハウジングを受け入れる前面が開放した筒形のフード部を備えると共に、前記フード部の周壁に、該フード部内に受け入れた前記雄コネクタハウジングを抜け止めロックする可撓性を有したロックアームが設けられた雌コネクタハウジングの保護構造であって、
前記フード部の周壁の外側に、前記雄コネクタハウジングを受け入れる方向に沿って着脱自在に嵌合される筒形のカバーを備え、
該カバーは、前記雌コネクタハウジングを構成する樹脂材料よりも硬質の樹脂材料の成形品により構成され、
しかも、互いに対向する前記カバーの周壁の内周面と前記フード部の周壁の外周面の少なくともいずれかの対向周面に、前記カバーを前記フード部に嵌合した際に相手側の対向周面に対して押圧力をもって当接するリブ突起が設けられていること。
(2) 上記(1)の構成の保護構造において、
前記雌コネクタハウジングが非繊維強化プラスチック材により構成され、前記カバーが繊維強化プラスチック材により構成されていること。
(3) 上記(1)または(2)の構成の保護構造において、
前記カバーと前記雌コネクタハウジングに、前記カバーを前記フード部に完全嵌合させた状態で、前記カバーと前記雌コネクタハウジングをロックするロック機構が設けられていること。
(4) 上記(3)の構成の保護構造において、
前記カバーは、前記雌コネクタハウジングの前面側から前記フード部に対して嵌合可能となっており、嵌合時に前記カバーの端壁が前記フード部の前端に当たることで、カバーが前記フード部に完全嵌合となり、その状態で、前記ロック機構がロック状態となること。
(5) 上記(1)〜(4)のいずれかの構成の保護構造において、
前記リブ突起は、前記カバーが前記フード部に嵌合し始めてから完全嵌合するまでの過程のうち、完全嵌合する直前の嵌合終期の段階においてのみ、相手側の対向周面に干渉するように設けられていること。
上記(1)の構成の保護構造によれば、雌コネクタハウジングのフード部の外側を硬質のカバーで覆うようにし、更に、カバーとフード部の対向周面に相手側の対向周面に押圧するリブ突起を設けているので、カバーによってガタつき無く、雌コネクタハウジングのフード部を外側から補強することができる。また、雌コネクタハウジングの強度をそれ自体でアップさせるのではなくて、別部品のカバーを被せることによりフード部の強度をアップさせるので、雌コネクタハウジングおよびカバーのそれぞれの成形材料の選択範囲を広げることができる。従って、可撓性ロックアームを備える雌コネクタハウジングの構成材料として、比較的柔軟な樹脂材料を使用することができるようになり、ロックアームの可撓性能を高めることができる。また、カバーは雌コネクタハウジングに対して着脱自在になっているので、必要なときにだけ、カバーを被せることで、フード部の強度アップを図ることができる。また、カバーは再利用が可能であるため、環境性にも優れる。また、カバーを被せることによってフード部を外側から補強できるので、フード部の内周とフード部の内部に受け入れる雄コネクタハウジングの外周の対向面にガタ詰め用のリブ突起などを設けてある場合には、該リブ突起の相手側対向面への当接力を常に高い状態に維持することができるようになる。そのため、雄コネクタハウジングと雌コネクタハウジングの相対変位(ガタ付き)を抑制することができ、それにより、雄コネクタと雌コネクタの端子間の微摺動摩耗の防止性向上を図ることができる。また、カバーでロックアーム部分を覆うことにより、ロックアーム部分を保護することができるので、ロックアームに対する不用意な干渉も防御できる。
上記(2)の構成の保護構造によれば、補強用繊維の有る無しにより、雌コネクタハウジングとカバーの強度を異ならせることができる。
上記(3)の構成の保護構造によれば、カバーと雌コネクタハウジングを確実に固定することができ、カバーの脱落防止を図ることができる。また、ロック機構のロックを解除してカバーを取り外せば、カバーを他の雌コネクタハウジングに自由に使い回すことができる。
上記(4)の構成の保護構造によれば、カバーを雌コネクタハウジングの前側からフード部に嵌合させ、カバーの端壁がフード部の前端に当たるまで、カバーをフード部に対して押し込むことにより、カバーをフード部に完全嵌合させることができる。しかも、その状態でロック機構がロック状態となるので、カバーの外れ防止を図ることができる。このように、カバーを雌コネクタハウジングの前側から嵌合できるようにしているので、雌コネクタハウジングの後部から電線が引き出されている状態で、カバーをフード部に対して着脱することができる。
上記(5)の構成の保護構造によれば、ロック機構がロックし始めるカバーの嵌合終期の段階で初めて、リブ突起が対向周面に当接し始めることになるため、初期段階でのカバーの装着力の低減を図ることができる。
本発明によれば、雌コネクタハウジングのフード部の外側を、当該雌コネクタハウジングを構成する樹脂材料よりも硬質の樹脂材料で成形したカバーで覆うようにし、更に、カバーとフード部の対向周面に相手側の対向周面に押圧するリブ突起を設けているので、カバーによってガタつき無く、雌コネクタハウジングのフード部を外側から補強することができる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
本発明の第1実施形態の説明図で、(a)はカバーの全体斜視図、(b)はカバーの正面図、(c)は(b)のIc−Ic矢視断面図、(d)はカバーを雌コネクタハウジングのフード部の外周に嵌合させた状態を示す前方より見た斜視図である。 図1(d)のII矢視図である。 図2のIII−III矢視断面図である。 図2のIV−IV矢視断面図である。 本発明の第2実施形態の説明図で、(a)はカバーの全体斜視図、(b)はカバーの正面図、(c)は(b)のVc−Vc矢視断面図である。 本発明の第2実施形態の説明図で、カバーをフード部の外周に嵌合させた雌コネクタハウジングを後側から見た図である。 図6のVII−VII矢視断面図である。 図6のVIII−VIII矢視断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
図1は第1実施形態の説明図で、(a)はカバーの全体斜視図、(b)はカバーの正面図、(c)は(b)のIc−Ic矢視断面図、(d)はカバーを雌コネクタハウジングのフード部の外周に嵌合させた状態を示す前方より見た斜視図、図2は図1(d)のII矢視図、図3は図2のIII−III矢視断面図、図4は図2のIV−IV矢視断面図である。
図1(d)において、符号10で示すものは雌コネクタハウジングであり、雄コネクタハウジングと嵌合できるように、雌コネクタハウジング10の前側部分には、前面が開放した筒形のフード部11が設けられている。このフード部11を保護し補強するために、本実施形態の雌コネクタハウジングの保護構造は、フード部11の周壁の外側に、雄コネクタハウジングを受け入れる方向に沿って着脱自在に嵌合されるカバー20を備えている。
本発明において、雌コネクタハウジング10は非繊維強化プラスチック材の成形品で構成され、カバー20は、それよりも硬質の繊維強化プラスチック材の成形品で構成されている。
雌コネクタハウジング10を成形する非繊維強化プラスチックとして使用されるプラスチック素材は、特に限定されず、公知の熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂等を使用することができる。具体的には、熱安定性や電気特性に優れているPBT(ポリブチレンテレフタレート)等が好適に使用できる。
カバー20を成形する繊維強化プラスチックはガラス繊維等の繊維で強化された樹脂であり、具体的には、熱安定性や機械的特性(強度)の点で優れているPBT−G(ポリブチレンテレフタレート ガラス入り)、SPS−G(シンジオタクチックポリスチレン ガラス入り)等が好適に使用できる。
雌コネクタハウジング10のフード部11の内部は、雄コネクタハウジングを受け入れられように空洞12になっており、その空洞12の前から見た面の略中央部に、雌コネクタハウジング10の後壁部13から凸状のコネクタ本体部14が突き出ている。従って、コネクタ本体部14とフード部11は後壁部13で繋がった形になっており、空洞12の後端は後壁部13で塞がれている。そして、コネクタ本体部14に設けられた端子収容室15に図示略の端子が収容されることにより、雌コネクタが構成されている。ここでは、図示しない相手側の雄コネクタハウジングの嵌合筒部が、前方から、雌コネクタハウジング10のフード部11の空洞12に挿入されると同時に、コネクタ本体部14の外周に嵌合することで、雌コネクタハウジング10側の第1の端子と、雄コネクタハウジングに収容された第2の端子とが相互接続されるようになっている。
なお、本明細書では、内部の凹凸嵌合部の構成の如何によらず、コネクタ嵌合時に最外側となるフード部11を有するコネクタハウジングの方を雌コネクタハウジングと呼んでいる。
雌コネクタハウジング10のフード部11の周壁は、角が丸くなった正面視略四角形状の筒形のもので、その周壁の上側の部分には、フード部11内に受け入れた雄コネクタハウジングを抜け止めロックするための可撓性を有したロックアーム18が設けられている。このロックアーム18は、上下方向に可撓性を有するように設けられており、雄コネクタハウジングがフード部11内に挿入されて来たとき、雄コネクタハウジング側のロック部と干渉することで、いったん外側に撓み変形し、更に雄コネクタハウジングが挿入されることで、撓みから復帰してロック部と係合し、それにより、雄コネクタハウジングと雌コネクタハウジング10を嵌合状態にロックするものである。また、このロックアーム18の左右両側には、ロックアーム18の最大高さとほぼ同等かそれよりも高い一対の保護壁19が設けられている。
図1(a)〜(c)に示すように、カバー20は、上壁21と下壁22と左右側壁23とを有する後面開放の四角筒形のもので、前端壁24に、フード部11の前面開口と同形状の開口25を有している。このカバー20は、雌コネクタハウジング10の前面側からフード部11に対して嵌合可能となっており、嵌合時に、図1(d)に示すように、カバー20の前端壁24がフード部11の前端に当たることで、カバー20がフード部11に完全嵌合するようになっている。
このカバー20の左右側壁23の後端付近と、雌コネクタハウジング10のフード部11の左右側壁(周壁のうち左右側部に位置する部分)の後端付近には、カバー20をフード部11に完全嵌合させた状態で互いに係合することにより、カバー20と雌コネクタハウジング10をロックするロック機構がそれぞれ設けられている。カバー20の左右側壁にはロック板26が設けられ、該ロック板26は、両側にスリット28を入れることで撓み変形できるようにした片持状の帯板状に形成されている。ロック板26の後端部近傍にはロック孔27が形成されており、カバー20に雌コネクタハウジング10を挿入した際に、雌コネクタハウジング10のフード部11の左右側壁の後端部近傍に設けられたロック突起17が前記ロック孔27に係合することで、雌コネクタハウジング10がカバー20に固定される。
また、カバー20の内周面は、雌コネクタハウジング10のフード部11の外周面に対応する曲面として形成されており、その内周面には、カバー20をフード部11に嵌合した際に、図1、図3および図4に示すように、フード部11の外周面に対して押圧力をもって当接するリブ突起31,32,33が設けられている。図3および図4において、リブ突起31〜33がフード部11と干渉する部分は、互いに重なり合うように示してある。これらリブ突起31〜33は、カバー20のフード部11に対する嵌合方向に沿って連続して延びる凸条として設けられており、図2に示すように、カバー20の内周面の周方向に適当な間隔をもってバランスよく配置されている。例えば、第1のリブ突起31は、カバー20の内底部の左右幅方向の略中央に配置され、第2のリブ突起32は、カバー20の内周面の4つのコーナー部分に配置され、第3のリブ突起33は、ロックアーム18の両側の保護壁19の頂面に対応する位置に配置されている。
次に作用を説明する。
カバー20を使用する場合は、雌コネクタハウジング10の前側からフード部11にカバー20を被せる。カバー20が完全にフード部11に嵌合すると、ロック板26のロック孔27がロック突起17に嵌まり、カバー20が雌コネクタハウジング10に抜け止めロックされる。この状態で、カバー20の内周面のリブ突起31〜33がフード部11の外周面に圧接するので、カバー20はフード部11にガタ付きなく装着される。
このようにカバー20を雌コネクタハウジング10に装着した場合、フード部11が硬質材料製のカバー20によって覆われる上に、カバー20のリブ突起31〜33がフード部11の外周面に圧接するので、カバー20によってフード部11を外側からガタ付き無く補強することができる。また、この場合、雌コネクタハウジング10の強度をそれ自体でアップさせるのではなくて、別部品のカバー20を被せることによりフード部11の強度をアップさせるので、雌コネクタハウジング10およびカバー20のそれぞれの成形材料の選択範囲を広げることができ、上述のように、可撓性ロックアーム18を備える雌コネクタハウジング10の構成材料として、比較的柔軟な樹脂材料(非繊維強化プラスチック材)を使用することができる。そのため、ロックアーム18の可撓性能を高めることができる。特に、上記のように材料を選択した場合、補強用繊維の有る無しによって、雌コネクタハウジング10とカバー20の強度を異ならせることができるので、実現が容易である。
また、カバー20は雌コネクタハウジング10に対して着脱自在になっているので、必要なときにだけ、カバー20を被せることで、フード部11の強度アップを図ることができる。また、不要のため外したカバー20は再利用が可能であるため、環境性にも優れる。
また、カバー20を被せることによってフード部11を外側から補強できるので、フード部11の内周とフード部11の内部に受け入れる雄コネクタハウジングの外周の対向面にガタ詰め用のリブ突起(図示略)などを設けてある場合には、該リブ突起の相手側対向面への当接力を常に高い状態に維持することができるようになる。そのため、雄コネクタハウジングと雌コネクタハウジング10の相対変位(ガタ付き)を抑制することができ、それにより、雄コネクタと雌コネクタの端子間の微摺動摩耗の防止性向上を図ることができる。
また、カバー20でロックアーム18を多く覆っている場合は、ロックアーム18を保護することができるので、ロックアーム18に対する不用意な干渉も防御できる。
また、本実施形態の保護構造では、カバー20と雌コネクタハウジング10にロック機構(ロック板26とロック突起17)を設けているので、カバー20と雌コネクタハウジング10を確実に固定することができ、カバー20の脱落防止を図ることができる。また、ロック機構(ロック板26とロック突起17)のロックを解除してカバー20を取り外せば、カバー20を他の雌コネクタハウジング10に自由に使い回すことができる。
また、本実施形態の保護構造では、カバー20を雌コネクタハウジング10の前側からフード部11に嵌合させ、カバー20の前端壁24がフード部11の前端に当たるまで、カバー20をフード部11に対して押し込むことにより、カバー20をフード部11に完全嵌合させるようにし、その状態でロック機構(ロック板26とロック突起17)がロック状態となるようにしているので、カバー20の外れ防止を図ることができる。しかもこのように、カバー20を雌コネクタハウジング10の前側から嵌合できるようにしているので、雌コネクタハウジング10の後部から電線が引き出されている状態でも、カバー20をフード部11に対して着脱することができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。なお、第2実施形態において、第1実施形態と同一部分には同一符号を付して説明を省略する。
図5は本発明の第2実施形態の説明図で、(a)はカバーの全体斜視図、(b)はカバーの正面図、(c)は(b)のVc−Vc矢視断面図、図6はカバーをフード部の外周に嵌合させた雌コネクタハウジングを後側から見た図、図7は図6のVII−VII矢視断面図、図8は図6のVIII−VIII矢視断面図である。
第2実施形態では、図6に示したように、雌コネクタハウジング10Bの保護壁19の頂面に、カバー20Bの外周面に押圧するリブ突起43を設けている。そして、カバー20Bの内周面には、カバー20Bの内底部の左右幅方向の略中央に第1のリブ突起31Bが配置され、カバー20Bの内周面の4つのコーナー部分に第2のリブ突起32Bが配置され、そして、保護壁19の頂面に対応する位置に第3のリブ突起33Bが配置されている。第2実施形態において、図5(a)および(c)に示したように、リブ突起31B〜33Bは、カバー20Bの内周面のうち前端部から略中央部に形成されている。
従って、カバー20Bがフード部11に嵌合し始めてから完全嵌合するまでの過程のうち、完全嵌合する直前の嵌合終期の段階においてのみ、リブ突起43,31B,32B,33Bは相手側の対向周面に干渉する。
第2実施形態のように構成した場合、ロック機構(ロック板26とロック突起17)がロックし始めるカバー20Bの嵌合終期の段階で初めて、リブ突起31B〜33B,43が対向周面(フード部11の外周面あるいはカバー20Bの内周面)に当接し始めることになるため、初期段階でのカバー20Bの装着力の低減を図ることができる。それ以外の作用効果は、第1実施形態と同様である。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
10,10B 雌コネクタハウジング
11 フード部
17 ロック突起(ロック機構)
18 ロックアーム
20,20B カバー
26 ロック板(ロック機構)
31〜33,31B〜33B,43 リブ突起

Claims (5)

  1. 雄コネクタハウジングを受け入れる前面が開放した筒形のフード部を備えると共に、前記フード部の周壁に、該フード部内に受け入れた前記雄コネクタハウジングを抜け止めロックする可撓性を有したロックアームが設けられた雌コネクタハウジングの保護構造であって、
    前記フード部の周壁の外側に、前記雄コネクタハウジングを受け入れる方向に沿って着脱自在に嵌合される筒形のカバーを備え、
    該カバーは、前記雌コネクタハウジングを構成する樹脂材料よりも硬質の樹脂材料の成形品により構成され、
    しかも、互いに対向する前記カバーの周壁の内周面と前記フード部の周壁の外周面の少なくともいずれかの対向周面に、前記カバーを前記フード部に嵌合した際に相手側の対向周面に対して押圧力をもって当接するリブ突起が設けられていることを特徴とする雌コネクタハウジングの保護構造。
  2. 前記雌コネクタハウジングが非繊維強化プラスチック材により構成され、前記カバーが繊維強化プラスチック材により構成されていることを特徴とする請求項1に記載の雌コネクタハウジングの保護構造。
  3. 前記カバーと前記雌コネクタハウジングに、前記カバーを前記フード部に完全嵌合させた状態で、前記カバーと前記雌コネクタハウジングをロックするロック機構が設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の雌コネクタハウジングの保護構造。
  4. 前記カバーは、前記雌コネクタハウジングの前面側から前記フード部に対して嵌合可能となっており、嵌合時に前記カバーの端壁が前記フード部の前端に当たることで、カバーが前記フード部に完全嵌合となり、その状態で、前記ロック機構がロック状態となることを特徴とする請求項3に記載の雌コネクタハウジングの保護構造。
  5. 前記リブ突起は、前記カバーが前記フード部に嵌合し始めてから完全嵌合するまでの過程のうち、完全嵌合する直前の嵌合終期の段階においてのみ、相手側の対向周面に干渉するように設けられていることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の雌コネクタハウジングの保護構造。
JP2009215920A 2009-09-17 2009-09-17 雌コネクタハウジングの保護構造 Active JP5348774B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009215920A JP5348774B2 (ja) 2009-09-17 2009-09-17 雌コネクタハウジングの保護構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009215920A JP5348774B2 (ja) 2009-09-17 2009-09-17 雌コネクタハウジングの保護構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011065885A true JP2011065885A (ja) 2011-03-31
JP5348774B2 JP5348774B2 (ja) 2013-11-20

Family

ID=43951929

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009215920A Active JP5348774B2 (ja) 2009-09-17 2009-09-17 雌コネクタハウジングの保護構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5348774B2 (ja)

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1032037A (ja) * 1996-07-15 1998-02-03 Sumitomo Wiring Syst Ltd コネクタカバー
JPH1154209A (ja) * 1997-07-30 1999-02-26 Amp Japan Ltd コネクタカバー
JP2003346983A (ja) * 2002-05-28 2003-12-05 Sumitomo Wiring Syst Ltd コネクタ
JP2006019187A (ja) * 2004-07-02 2006-01-19 Sumitomo Wiring Syst Ltd コネクタ
JP2007335328A (ja) * 2006-06-16 2007-12-27 Sumitomo Wiring Syst Ltd 嵌合部材
JP2008171748A (ja) * 2007-01-15 2008-07-24 Sumitomo Wiring Syst Ltd コネクタ
JP2009004290A (ja) * 2007-06-25 2009-01-08 Togo Seisakusho Corp コネクタ装置及びクリップ

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1032037A (ja) * 1996-07-15 1998-02-03 Sumitomo Wiring Syst Ltd コネクタカバー
JPH1154209A (ja) * 1997-07-30 1999-02-26 Amp Japan Ltd コネクタカバー
JP2003346983A (ja) * 2002-05-28 2003-12-05 Sumitomo Wiring Syst Ltd コネクタ
JP2006019187A (ja) * 2004-07-02 2006-01-19 Sumitomo Wiring Syst Ltd コネクタ
JP2007335328A (ja) * 2006-06-16 2007-12-27 Sumitomo Wiring Syst Ltd 嵌合部材
JP2008171748A (ja) * 2007-01-15 2008-07-24 Sumitomo Wiring Syst Ltd コネクタ
JP2009004290A (ja) * 2007-06-25 2009-01-08 Togo Seisakusho Corp コネクタ装置及びクリップ

Also Published As

Publication number Publication date
JP5348774B2 (ja) 2013-11-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6154363B2 (ja) コネクタ
JP5569297B2 (ja) 防水コネクタ
JP4456142B2 (ja) リテーナ付きモールドケース
JP5407960B2 (ja) レバー式コネクタ
JP5398464B2 (ja) コネクタ
JP5631089B2 (ja) レバー式コネクタ
JP2008099392A (ja) 電気接続箱
US20110069429A1 (en) Cover mechanism and electronic device using same
JP3337008B2 (ja) コネクタ
EP2578103B1 (en) Buckle
JP5348774B2 (ja) 雌コネクタハウジングの保護構造
WO2012111572A1 (ja) コネクタ及び該コネクタの組立用治具
JP2017010701A (ja) アライニングプレート付きコネクタ
WO2010101217A1 (ja) 鍵付きバックル
KR200430659Y1 (ko) 리셉터클 터미널
JP2013243072A (ja) 電線保護カバー
JP5802065B2 (ja) カバー付きコネクタ
JP2016066474A (ja) コネクタハウジング
JP2006100237A (ja) コネクタ
JP6270034B2 (ja) 外装部材
JP4881797B2 (ja) 電気コネクタ
JP7088873B2 (ja) コネクタ
JP2008293859A (ja) プロテクタ付きコネクタ
JP6344228B2 (ja) プロテクタ及びプロテクタ付電線
JP2005135751A (ja) コネクタ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120802

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130712

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130723

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130819

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5348774

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250