JP2010276521A - 波形解析装置、コンピュータ実行可能な波形解析プログラム、干渉計装置、パターン投影形状測定装置、及び波形解析方法 - Google Patents

波形解析装置、コンピュータ実行可能な波形解析プログラム、干渉計装置、パターン投影形状測定装置、及び波形解析方法 Download PDF

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Abstract

【課題】データ範囲の有限性などに起因するリップル状の解析誤差を抑える。
【解決手段】フーリエ変換法を利用した解析処理を入力波形へ施すことにより、その入力波形に含まれる特定成分を算出する本解析手順(S11)と、算出した特定成分を含む基礎データに対して平滑化処理を施すことにより、前記入力波形のモデルであるモデル波形を作成するモデル作成手順(S14)と、前記モデル作成手順で作成したモデル波形へ前記解析手順と同じ解析処理を施すことにより、そのモデル波形に含まれる特定成分を算出するテスト解析手順(S16)と、前記テスト解析手順が算出した特定成分と前記モデル波形に実際に含まれる特定成分との差異を、前記テスト解析手順の特定成分に関する解析誤差として算出する誤差算出手順(S17)と、前記誤差算出手順で算出した解析誤差に基づき前記本解析手順で算出した特定成分を補正する補正手順(S21)とを含む。
【選択図】図2

Description

本発明は、干渉計装置、パターン投影形状測定装置などに適用される波形解析装置、コンピュータ実行可能な波形解析プログラム、干渉計装置、パターン投影形状測定装置、及び波形解析方法に関する。
武田らによって発明されたフーリエ変換法による縞解析処理がよく知られている(非特許文献1、2を参照。)。干渉計などで測定された1枚の縞画像から縞の位相成分を算出するため、この縞解析処理にはキャリアの重畳された干渉縞が使用される。そして縞解析処理では縞画像の強度分布がフーリエ変換され、得られたフーリエスペクトルから+1次又は−1次のスペクトルが抽出され、そのスペクトルがフーリエ逆変換され、得られた複素振幅分布が所定の演算式へ当てはめられる。これによって算出された位相成分から既知であるキャリア成分を差し引けば、位相成分に含まれる信号成分を既知とすることができる。
Mitsuo Takeda et al. "Fourier-transform method of fringe-pattern analysis for computer-based topography and interferometry", Journal of the Optical Society of America.Vol. 72, No. 1, January 1982 Claude Roddier and Francois Roddier APPLIED OPTICS Vol. 26 1668 (1987)
しかし、実測データである縞画像はそのデータ範囲が有限であり、縞のエッジ部ではデータが不連続となるので、フーリエ変換法による縞解析処理で算出される位相成分にはリップル状の解析誤差が重畳する。
そこで本発明は、データ範囲の有限性などに起因するリップル状の解析誤差を確実に抑えることのできるフーリエ変換法による波形解析装置、コンピュータ実行可能な波形解析プログラム、及び波形解析方法を提供することを目的とする。また、本発明は、測定精度の高い干渉計装置及びパターン投影形状測定装置を提供することを目的とする。
本発明を例示する波形解析装置の一態様は、フーリエ変換法を利用した解析処理を入力波形へ施すことにより、その入力波形に含まれる特定成分を算出する本解析手段と、前記本解析手段が算出した特定成分を含む基礎データに対して平滑化処理を施すことにより、前記入力波形のモデルであるモデル波形を作成するモデル作成手段と、前記モデル作成手段が作成したモデル波形へ前記解析手段と同じ解析処理を施すことにより、そのモデル波形に含まれる特定成分を算出するテスト解析手段と、前記テスト解析手段が算出した特定成分と前記モデル波形に実際に含まれる特定成分との差異を、前記テスト解析手段の特定成分に関する解析誤差として算出する誤差算出手段と、前記誤差算出手段が算出した解析誤差に基づき前記本解析手段が算出した特定成分を補正する補正手段とを備える。
本発明を例示するコンピュータ実行可能な波形解析プログラムの一態様は、フーリエ変換法を利用した解析処理を入力波形へ施すことにより、その入力波形に含まれる特定成分を算出する本解析手順と、前記本解析手順で算出した特定成分を含む基礎データに対して平滑化処理を施すことにより、前記入力波形のモデルであるモデル波形を作成するモデル作成手順と、前記モデル作成手順で作成されたモデル波形へ前記本解析手順と同じ解析処理を施すことにより、そのモデル波形に含まれる特定成分を算出するテスト解析手順と、前記テスト解析手順で算出された特定成分と前記モデル波形に実際に含まれる特定成分との差異を、前記テスト解析手順の特定成分に関する解析誤差として算出する誤差算出手順と、前記誤差算出手順で算出された解析誤差に基づき前記本解析手順で算出された特定成分を補正する補正手順とを含むことを特徴とする。
また、本発明を例示する干渉計装置の一態様は、上述した波形解析装置の一態様を備えたものである。
また、本発明を例示するパターン投影形状測定装置の一態様は、上述した波形解析装置の一態様を備えたものである。
また、本発明を例示する波形解析方法の一態様は、フーリエ変換法を利用した解析処理を入力波形へ施すことにより、その入力波形に含まれる特定成分を算出する本解析手順と、前記本解析手順で算出した特定成分を含む基礎データに対して平滑化処理を施すことにより、前記入力波形のモデルであるモデル波形を作成するモデル作成手順と、前記モデル作成手順で作成されたモデル波形へ前記本解析手順と同じ解析処理を施すことにより、そのモデル波形に含まれる特定成分を算出するテスト解析手順と、前記テスト解析手順で算出された特定成分と前記モデル波形に実際に含まれる特定成分との差異を、前記テスト解析手順の特定成分に関する解析誤差として算出する誤差算出手順と、前記誤差算出手順で算出された解析誤差に基づき前記本解析手順で算出された特定成分を補正する補正手順とを含む。
本発明によれば、データ範囲の有限性などに起因するリップル状の解析誤差を確実に抑えることのできるフーリエ変換法による波形解析装置、コンピュータ実行可能な波形解析プログラム、及び波形解析方法が実現する。また、本発明によれば、測定精度の高い干渉計装置及びパターン投影形状測定装置が実現する。
第1実施形態の干渉計装置の概略構成図である。 解析処理のフローチャートである。 解析処理のフローチャートを補足する概念図である。 算出第1因子a(x,y)のx方向の分布(一例)、算出第2因子b(x,y)のx方向の分布(一例)である。 フーリエ変換法による本解析処理を説明する図である。 第1実施形態の効果を説明する概念図である。 第2実施形態のパターン投影形状測定装置の概略構成図である。
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態を説明する。本実施形態は、干渉計装置の実施形態である。
先ず、干渉計装置の構成を説明する。図1は、本実施形態の干渉計装置の概略構成図である。
図1に示すとおり、干渉計装置には、レーザ光源1、ビームエキスパンダ2、偏光ビームスプリッタ3、1/4波長板4、フィゾー板5、波面変換レンズ6、ビーム径変換光学系8、二次元画像検出器9が備えられる。また、図示省略したが、この干渉計装置にはコンピュータも備えられる。この干渉計装置にセットされる測定対象物7は、例えば、非球面ミラー、非球面レンズなどの光学素子であり、不図示のステージによって支持されている。測定対象物7の測定対象面7aの形状は、基本的に滑らかである。
このうち、レーザ光源1は、直線偏光した光束Lを出射する。その光束Lは、ビームエキスパンダ2を通過することによりその径を拡大させる。径の拡大された光束Lは、偏光ビームスプリッタ3へ入射し、その偏光ビームスプリッタ3の偏光分離面3aで反射する。なお、光束Lの偏光面は、偏光分離面3aで反射するように予め選ばれている。偏光分離面3aで反射した光束Lは、1/4波長板4を経てフィゾー板5のフィゾー面5aへ入射すると、フィゾー面5aを透過する光束LMと、フィゾー面5aを反射する光束LRとに分離される。以下、光束LMを「測定用光束LM」と称し、光束LRを「参照用光束LR」と称す。
ここで、ビームエキスパンダ2を通過した光束Lには多少の強度ムラがあるが、その断面の強度分布は基本的に滑らかであり、測定用光束LMの断面の強度分布、参照用光束LRの断面の強度分布も、それぞれ滑らかである。
測定用光束LMは、波面変換レンズ6を通過することによりヌル波面となる。その測定用光束LMは、測定対象物7の測定対象面7aへ略垂直に入射する。なお、測定対象物7の光軸方向の位置は、入射球面波の波面と測定対象面7aとの乖離が小さくなるような位置に設定されている。
その測定用光束LMは、測定対象面7aを反射することにより光路を折り返し、波面変換レンズ6、フィゾー板5、1/4波長板4を経て偏光ビームスプリッタ3へ入射する。その測定用光束LMは、1/4波長板4を往復することにより偏光面を90°回転させているので、偏光ビームスプリッタ3の偏光分離面3aを透過し、ビーム径変換光学系8へ入射する。その測定用光束LMは、ビーム径変換光学系8を通過することによりその径を縮小させ、その状態で二次元画像検出器9へ入射する。
一方、参照用光束LRは、1/4波長板4を経て偏光ビームスプリッタ3へ入射する。その参照用光束LRは、1/4波長板4を往復することにより偏光面を90°回転させているので、偏光ビームスプリッタ3の偏光分離面3aを透過し、ビーム径変換光学系8へ入射する。その参照用光束LMは、ビーム径変換光学系8を通過することによりその径を縮小させ、その状態で二次元画像検出器9へ入射する。
したがって、二次元画像検出器9上には、測定用光束LMと参照用光束LRとによる干渉縞が生起する。この干渉縞のパターンには、測定対象面7aの形状が反映されている。
二次元画像検出器9は、干渉縞を撮像して縞画像を取得する。その縞画像は、不図示のコンピュータへ入力される。不図示のコンピュータは、入力された縞画像に対し解析処理を施す。なお、コンピュータには、その解析処理のプログラムが予めインストールされている。
ここで、フィゾー板5の配置角度は、フィゾー面5aに対する光束Lの入射角度が0以外の所定角度となるように設定されている。この場合、測定用光束LMが二次元画像検出器9に入射するときの角度と、参照用光束LRが二次元画像検出器9に入射するときの角度とに差異が生じる。このため、干渉縞にはストライプ状のキャリア縞(空間キャリア)が重畳する。このキャリア縞の重畳により、必要な情報の空間周波数が不要な情報の空間周波数よりも高くなるので、フーリエ変換法による解析処理の適用が可能となる。
なお、フィゾー板5の傾斜方向は、二次元画像検出器9のx軸とy軸との双方に対して45°の角度を成すように選択される。この場合、キャリア縞は、x方向とy方向との双方に亘って共通の空間周波数を有することになる。
次に、コンピュータによる解析処理を説明する。
図2は、本実施形態の解析処理のフローチャートであり、図3は、図2を補足する概念図である。図3と図2との間で互いに対応するステップには同じ符号を付した。以下、各ステップを順に説明する。
ステップS10:コンピュータは、縞画像を入力する。縞画像I(x,y)は、式(1)で表される。
Figure 2010276521
式(1)においてa(x,y)は光束L、測定用光束LM、参照用光束LRの強度ムラに起因する第1因子(未知)であり、b(x,y)はそれらの強度ムラに起因する第2因子(未知)であり、φ(x,y)は縞の位相成分(未知)である。
因みに、解析処理の対象が干渉縞である場合、位相成分φ(x,y)は式(2)に示すとおりキャリア成分φ(x,y)(既知)と信号成分φ(x,y)(未知)との和で表される。
Figure 2010276521
ステップS11:コンピュータは、縞画像I(x,y)に対しフーリエ変換法による本解析処理を施し、位相成分φ(x,y)、第1因子a(x,y)、第2因子b(x,y)をそれぞれ算出する。
但し、それらの算出結果には解析誤差が含まれているので、真の位相成分φ(x,y)、真の第1因子a(x,y)、真の第2因子b(x,y)と区別するために、以下では本ステップで算出された位相成分φ(x,y)を「算出位相成分φ(x,y)」と称し、本ステップで算出された第1因子a(x,y)を「算出第1因子a(x,y)」と称し、本ステップで算出された第2因子b(x,y)を「算出第2因子b(x,y)」と称する。
なお、図4(A)は、算出第1因子a(x,y)のx方向の分布(一例)を拡大したものであり、図4(B)は、算出第2因子b(x,y)のx方向の分布(一例)を拡大したものである。図4(A)、図4(B)の横軸は、光軸からの距離を二次元画像検出器9の画素数で表したものであり、図3、図4の縦軸は強度である。これらの図4(A)、図4(B)に示すとおり、算出第1因子a(x,y)、算出第2因子b(x,y)の双方には、リップルが生じている。前述したとおり光束の断面の強度分布は滑らかなので、真の第1因子a(x,y)、真の第2因子b(x,y)のそれぞれは、滑らかな分布を示すはずである。よって、算出第1因子a(x,y)、算出第2因子b(x,y)の双方に生じたリップルは、本解析処理の解析誤差に起因するものである。なお、これらの算出第1因子a(x,y)、算出第2因子b(x,y)と同様に、算出位相成分φ(x,y)にもリップル状の解析誤差が生じている。
ここで、本ステップの本解析処理(フーリエ変換法による解析処理)の流れを図にすると図5に示すとおりであり、本ステップの本解析処理を式にすると式(3)、(4)、(5)、(6)のとおりである。
Figure 2010276521
Figure 2010276521
Figure 2010276521
Figure 2010276521
但し、これらの式においてF[X]はXのフーリエ変換を示し、F−1[X]はXのフーリエ逆変換を示し、Re[X]はXの実部を示し、Im[X]はXの虚部を示し、fは0次スペクトルを切り出すためのフィルタ処理を示し、f+1は1次スペクトルを切り出すためのフィルタ処理を示す。
なお、本ステップにおける本解析処理には、Claude Roddier and Francois Roddier APPLIED OPTICS Vol. 26 1668 (1987)に記載された方法などを適用することもできる。
ステップS12:コンピュータは、繰り返し回数iを初期値「1」に設定する。なお、繰り返し回数iとは、後続するステップS14〜S17の繰り返し回数である。
ステップS13:コンピュータは、モデル縞画像の基礎データφ’(x,y)、a’(x,y)、b’(x,y)を、それぞれ初期値に設定する。
基礎データφ’(x,y)の初期値は、式(7)で示すとおり算出位相成分φ(x,y)である。
Figure 2010276521
また、基礎データa’(x,y)の初期値は、式(8)で示すとおり算出第1因子a(x,y)である。
Figure 2010276521
また、基礎データb’(x,y)の初期値は、式(9)で示すとおり算出第2因子b(x,y)である。
Figure 2010276521
ステップS14:コンピュータは基礎データφ’(x,y)に対して平滑化処理を施すことによりリップル部分を排除し、真の位相成分φ(x,y)に類似したモデルφ(x,y)を作成する。また、コンピュータは基礎データa’(x,y)に対して平滑化処理を施すことによりリップル部分を排除し、真の第1因子a(x,y)に類似したモデルa(x,y)を作成する。また、コンピュータは基礎データb’(x,y)に対して平滑化処理を施すことによりリップル部分を排除し、、真の第2因子b(x,y)に類似したモデルb(x,y)を作成する。
なお、本ステップにおける平滑化処理は、例えば、平滑化機能(平均化機能)を有する空間フィルタ処理(所謂ローパスフィルタ処理)などである。但し、例えば、図4(A)、(B)に矢印で示したとおり、データの有効領域の境界部(図4の矢印部分)における段差は、平滑化処理後にも残しておく必要があるので、本ステップの平滑化処理は、境界部の外側のデータに対する平滑化処理と、境界部の内側のデータに対する平滑化処理とに分けて行うとよい。
ステップS15:コンピュータは、前のステップS14で取得されたモデルφ(x,y)、a(x,y)、b(x,y)を以下の式(10)に当てはめることにより、各成分が既知のモデル縞画像I(x,y)を作成する。
Figure 2010276521
ここで、前述したとおりモデルφ(x,y)、a(x,y)、b(x,y)は、真の位相成分φ(x,y)、真の第1因子a(x,y)、真の第2因子b(x,y)にそれぞれ類似する。よって、モデル縞画像I(x,y)に対する解析処理と、縞画像I(x,y)に対する解析処理とが同じアルゴリズムであるならば、両者の解析誤差は互いに類似するはずである。
ステップS16:コンピュータは、本解析処理(ステップS11)と同じアルゴリズムのテスト解析処理をモデル縞画像I(x,y)に対し施すことにより、算出位相成分φ”(x,y)、算出第1因子a”(x,y)、算出第2因子b”(x,y)を取得する。本ステップのテスト解析処理を式にすると式(11)、(12)、(13)、(14)のとおりである。
Figure 2010276521
Figure 2010276521
Figure 2010276521
Figure 2010276521
但し、これらの式においてF[X]はXのフーリエ変換を示し、F−1[X]はXのフーリエ逆変換を示し、Re[X]はXの実部を示し、Im[X]はXの虚部を示し、fは0次スペクトルを切り出すためのフィルタ処理を示し、f+1は1次スペクトルを切り出すためのフィルタ処理を示す。
ステップS17:コンピュータは、テスト解析処理(ステップS16)の解析誤差を算出する。その解析誤差には位相成分に関する解析誤差Δφと、第1因子に関する解析誤差Δaと、第2因子に関する解析誤差Δbとがある。
このうち解析誤差Δφは、式(15)で示すとおり算出位相成分φ”(x,y)からモデルφ(x,y)を差し引くことにより算出される。
Figure 2010276521
また、解析誤差Δaは、式(16)で示すとおり算出第1因子a”(x,y)からモデルa(x,y)を差し引くことにより算出される。
Figure 2010276521
また、解析誤差Δbは、式(17)で示すとおり算出第2因子b”(x,y)からモデルb(x,y)を差し引くことにより算出される。
Figure 2010276521
ステップS18:コンピュータは、現在の繰り返し回数iが最大値imaxに至ったか否かを判別し、最大値imaxに至っていなければステップS19へ移行し、最大値imaxに至っていればステップS21へ移行する。
なお、最大値imaxは本装置の製造者又は使用者が予め設定した値であり、高い測定精度が要求される場合には大きな値に設定され、解析時間の短縮が要求される場合には小さな値に設定される。また、誤差の変化率等を指標にして繰り返しを終わらせるかどうか判断する方法もある。
ステップS19:コンピュータは、繰り返し回数iを1だけインクリメントする。
ステップS20:コンピュータは、現在の基礎データφ’(x,y)、a’(x,y)、b’(x,y)を、前のステップS17で算出された解析誤差Δφ(x,y)、Δa(x,y)、Δb(x,y)によって更新する。
ここで、更新後の基礎データφ’(x,y)は、式(18)のとおり基礎データφ’(x,y)の初期値(ここでは算出位相成分φ(x,y))から、解析誤差Δφ(x,y)を差し引いたものである。
Figure 2010276521
また、更新後の基礎データa’(x,y)は、式(19)のとおり基礎データa’(x,y)の初期値(ここでは算出第1因子a(x,y))から、解析誤差Δa(x,y)を差し引いたものである。
Figure 2010276521
また、更新後の基礎データb’(x,y)は、式(20)のとおり基礎データb’(x,y)の初期値(ここでは算出第1因子b(x,y))から、解析誤差Δb(x,y)を差し引いたものである。
Figure 2010276521
これらの更新によれば、基礎データφ’(x,y)は真の位相成分φ(x,y)に近づき、基礎データa’(x,y)は真の第1因子a(x,y)に近づき、基礎データb’(x,y)は真の第2因子b(x,y)に近づく。
その後、コンピュータはステップS14に戻り、更新後の基礎データφ’(x,y)、a’(x,y)、b’(x,y)によりモデル縞画像の作成及びテスト解析処理を再実行する。つまり、コンピュータは、基礎データφ’(x,y)、a’(x,y)、b’(x,y)を更新しつつ、繰り返し回数iが最大値imaxに到達するまでモデル縞画像の作成及びテスト解析処理を繰り返す。
この繰り返しの回数が増えるに従い、モデルφ(x,y)は真の位相成分φ(x,y)に近づき、モデルa(x,y)は真の第1因子a(x,y)に近づき、モデルb(x,y)は真の第2因子b(x,y)に近づくので、テスト解析処理の解析誤差Δφ(x,y)、Δa(x,y)、Δb(x,y)は、本解析処理の位相成分に関する解析誤差、本解析処理の第1因子に関する解析誤差、本解析処理の第2因子に関する解析誤差にそれぞれ近づく。
ステップS21:コンピュータは、前のステップS17で算出されたテスト解析処理の解析誤差Δφを、本解析処理で算出した算出位相成分φ(x,y)から差し引くことにより、その算出位相成分φ(x,y)を補正する(式(21))。
Figure 2010276521
これによって、算出位相成分φ(x,y)に重畳されていた解析誤差(本解析処理に起因する解析誤差)は、高精度に除去される。
その後、コンピュータは、補正後の算出位相成分φ’(x,y)からキャリア成分φ(x,y)(既知)を差し引くことにより、位相成分φ(x,y)に含まれる信号成分φ(x,y)を既知とし、その信号成分φ(x,y)と光源波長とに基づき測定対象面7aの形状を既知とする。
以上、本実施形態の解析処理では、本解析処理(ステップS11)の解析結果(φ、a、b)を基礎データとした平滑化処理を行い、各成分が既知のモデル縞画像(I)を作成する(ステップS13、S14、S15)。そして、モデル縞画像Iを使用したテスト解析処理(ステップS16、S17)により解析誤差(Δφ、Δa、Δb)を算出すると、その解析誤差で本解析処理(ステップS11)の解析結果(φ)を補正する(ステップS21)。
したがって、本実施形態の解析処理では、従来の解析処理(テスト解析処理を行わない場合)と比較して高精度に解析結果(φ’)を得ることができる。
しかも、本実施形態の解析処理では、基礎データ(φ’、a’、b’)を更新しながらテスト解析処理(ステップS16、S17)を繰り返すことにより、テスト解析処理の解析誤差(Δφ、Δa、Δb)を本解析処理の解析誤差に近づける。
したがって、本実施形態の解析処理では、繰り返しの最後の回で算出された解析誤差(Δφ)により、本解析処理の解析結果(φ)を高精度に補正することができる(ステップS21)。
図6は、本実施形態の効果を説明する概念図である。図6(A)は、従来の解析処理の解析誤差を示す図であり、図6(B)は、本実施形態の解析処理(図2)のトータルの解析誤差(imax=10の場合)の概念図である。図6(A)、図6(B)の横軸は、光軸からの距離を二次元画像検出器9の画素数で表したものであり、図6(A)、図6(B)の縦軸は、位相を光源波長λで表したものである。これらの図6(A)、図6(B)に示すとおり、本実施形態の解析処理ではリップル状の解析誤差が除去される。
以上の結果、本実施形態の干渉計装置は、測定対象面7aの形状測定を高精度に行うことができる。
また、本実施形態のステップS13では、基礎データφ’(x,y)の初期値として算出位相成分φ(x,y)を使用したが、測定対象面7aの設計形状が球面ではなく非球面であった場合には、算出位相成分φ(x,y)の代わりに、測定対象面7aの設計形状から導出される位相成分(以下、「設計位相成分φ(x,y)」と称す。)を使用してもよい。
なぜなら、測定対象面7aの設計形状が非球面であった場合には、その設計形状が球面であった場合と比較して、フーリエ変換後の±1次スペクトル(図5の2段目における左右のスペクトル)の空間周波数帯域が拡がる傾向にあるため、次の段階における各スペクトルの切り出し精度が低下し、算出位相成分φ(x,y)が真の位相成分φ(x,y)から離れ、設計位相成分φ(x,y)の方が真の位相成分φ(x,y)に近い可能性が高いからである。
ここで、設計位相成分φ(x,y)は、測定対象面7aの設計非球面量Z(x,y)と、レーザ光源1の波長λと、前述したキャリア成分φ(x,y)とにより、以下の式で表される。
φ(x,y)=4πZ(x,y)/λ+φ(x,c)
よって、上述したステップS13〜S20では、この式で求められた設計位相成分φ(x,y)が、算出位相成分φ(x,y)の代わりに使用されることになる。
因みに、設計位相成分φ(x,y)は、算出位相成分φ(x,y)とは異なり滑らかである。よって、設計位相成分φ(x,y)を基礎データφ’(x,y)の初期値に使用する場合、ステップS14〜S20の繰り返しの初回では、基礎データφ’(x,y)に対する平滑化処理を省略し、基礎データφ’をそのままモデルφ(x,y)としてもよい。
また、本実施形態のステップS13では、基礎データa’(x,y)の初期値として算出第1因子a(x,y)を使用したが、算出第1因子a(x,y)の代わりに、本装置から別途測定された実測第1因子、又は、本装置の設計データから導出された設計第1因子を使用してもよい。また、設計第1因子を使用する場合には、ステップS14〜S20の繰り返しの初回では、基礎データa’(x,y)に対する平滑化処理を省略し、基礎データa’(x,y)をそのままモデルa(x,y)としてもよい。なお、光学系に特有である第1因子は、参照用光束の強度分布Iα(x,y)と測定用光束の強度分布Iβ(x,y)とによりIα(x,y)+Iβ(x,y)で表されるので、はじめに参照用光束の強度分布Iα(x、y)と測定用光の強度分布Iβ(x,y)とを取得しておき、その後の測定に於いてa’(x,y)=Iα(x,y)+Iβ(x,y)としてもよい。
また、本実施形態のステップS13では、基礎データb’(x,y)の初期値として算出第2因子b(x,y)を使用したが、算出第2因子b(x,y)の代わりに、本装置から別途測定された実測第2因子、又は、本装置の設計データから導出された設計第2因子を使用してもよい。また、設計第2因子を使用する場合には、ステップS14〜S20の繰り返しの初回では、基礎データb’(x,y)に対する平滑化処理を省略し、基礎データb’(x,y)をそのままモデルb(x,y)としてもよい。なお、光学系に特有である第2因子は、参照用光束の強度分布Iα(x,y)と測定用光束の強度分布Iβ(x,y)とにより2√{Iα(x,y)・Iβ(x,y)}で表されるので、はじめに参照用光束の強度分布Iα(x,y)と測定用光束の強度分布Iβ(x,y)とを取得しておき、その後の測定に於いてb’(x,y)=2√{Iα(x,y)・Iβ(x,y)}としてもよい。
また、本実施形態のステップS20における更新対象は、基礎データφ’、a’、b’の全てであったが、基礎データφ’のみに制限されてもよい。但し、φ’、a’、b’の全てとした方が、本実施形態の解析処理のトータルの解析誤差は、より小さくなる。
また、本実施形態の干渉計装置は、測定対象面7aの形状(つまり高さの空間分布)を測定するものであったが、測定対象面7aの任意の点の高さの時間変化を測定してもよい。
その場合、キャリア縞(つまり空間キャリア)を発生させる代わりに、時間キャリアを発生させながら、その点に対応する画素値の時間変化波形を測定し、その時間変化波形を解析対象とすればよい。
また、この測定を各画素について行えば、測定対象面7aの形状変化(測定対象面7aの移動による形状変化も含む)を測定することができる。このような測定は、マイクロミラーアレイなど、表面形状が可変の素子を測定するのに好適である。
なお、干渉計装置で時間キャリアを発生させるには、フィゾー板5又は測定対象物7をピエゾ素子などで光軸方向に変位させればよい。因みに、空間キャリアを発生させない場合は、フィゾー面5aを傾斜させる必要は無い。
また、本実施形態の干渉計装置には、フィゾー型の干渉計が適用されたが、トワイマングリーン型など他のタイプの干渉計が適用されてもよい。因みに、トワイマングリーン型の干渉計において空間キャリアを発生させるには、参照面を傾斜させればよく、時間キャリアを発生させるには、参照面を光軸方向へ移動させればよい。
[第2実施形態]
以下、本発明の第2実施形態を説明する。本実施形態は、パターン投影形状測定装置の実施形態である。
図7は、本実施形態のパターン投影形状測定装置の概略構成図である。図7に示すとおり、パターン投影形状測定装置には、測定対象物11を支持するステージ12と、投影部13と、撮像部14とが備えられる。また、パターン投影形状測定装置には、不図示のコンピュータも備えられる。測定対象物11の表面11aが、測定対象面である。
投影部13は、光源21と、照明光学系22と、パターン形成部23と、投影光学系24を備えており、ステージ12上の測定対象面11aを斜め方向から照明する。
このうち、パターン形成部23は、測定対象面11aに向かう光束の強度を、空間方向にかけて所定の空間周波数で正弦波状に強度変調する。これによって、測定対象面11aには、ストライプ状のキャリア縞が投影される。そのキャリア縞は、測定対象面11aの形状に応じて歪む。
撮像部14は、結像光学系25と、撮像素子26とを備えており、測定対象面11aに現れた縞を正面から撮像する。撮像部14が撮像で取得した縞の画像(縞画像)は、不図示のコンピュータへ入力される。
コンピュータは、入力された縞画像へ解析処理を施すことにより、縞の位相成分を算出する。この解析処理は、前述した実施形態の解析処理と同じである。そして、コンピュータは、算出された位相成分とキャリア成分(既知)とに基づき位相成分に含まれる信号成分を既知とし、その信号成分と光源波長とに基づき測定対象面11aの形状を既知とする。なお、コンピュータには、その解析処理のプログラムが予めインストールされている。
したがって、本実施形態のパターン投影形状測定装置は、測定対象面11aの形状を高精度に測定することができる。
なお、本実施形態のパターン投影形状測定装置は、空間方向に変調された波形を解析して測定対象面11aの形状(高さの空間分布)を測定するものであったが、その波形を時間方向にも変調した上で測定対象面11aの形状を測定してもよい。
因みに、パターン投影形状測定装置で空間キャリアと時間キャリアとの双方を発生させるには、投影部13によるキャリア縞の投影位置を、縞のピッチ方向へ走査すればよい。
1・・・レーザ光源,2・・・ビームエキスパンダ,3・・・偏光ビームスプリッタ,4・・・1/4波長板,5・・・フィゾー板,6・・・波面変換レンズ,8・・・ビーム径変換光学系,9・・・二次元画像検出器

Claims (13)

  1. フーリエ変換法を利用した解析処理を入力波形へ施すことにより、その入力波形に含まれる特定成分を算出する本解析手段と、
    前記本解析手段が算出した特定成分を含む基礎データに対して平滑化処理を施すことにより、前記入力波形のモデルであるモデル波形を作成するモデル作成手段と、
    前記モデル作成手段が作成したモデル波形へ前記解析手段と同じ解析処理を施すことにより、そのモデル波形に含まれる特定成分を算出するテスト解析手段と、
    前記テスト解析手段が算出した特定成分と前記モデル波形に実際に含まれる特定成分との差異を、前記テスト解析手段の特定成分に関する解析誤差として算出する誤差算出手段と、
    前記誤差算出手段が算出した解析誤差に基づき前記本解析手段が算出した特定成分を補正する補正手段と
    を備えたことを特徴とする波形解析装置。
  2. 請求項1に記載の波形解析装置において、
    前記誤差算出手段が算出した解析誤差に基づき前記基礎データに含まれる特定成分を更新しながら、前記モデル作成手段、前記テスト解析手段、前記誤差算出手段を繰り返し動作させる繰り返し手段を更に備え、
    前記補正手段は、前記繰り返しの最後の回に前記誤差算出手段が算出した解析誤差に基づき前記補正を行う
    ことを特徴とする波形解析装置。
  3. 請求項2に記載の波形解析装置において、
    前記テスト解析手段は、前記モデル波形に含まれる各成分を算出し、
    前記誤差算出手段は、前記テスト解析手段が算出した各成分と前記モデル波形に実際に含まれる各成分との差異を、前記テスト解析手段の各成分に関する解析誤差として算出し、
    前記繰り返し手段は、前記誤差算出手段が算出した各成分の解析誤差に基づき前記基礎データの各成分を更新する
    ことを特徴とする波形解析装置。
  4. 請求項1〜請求項3の何れか一項に記載の波形解析装置において、
    前記入力波形は、
    空間方向に変調された波形である
    ことを特徴とする波形解析装置。
  5. 請求項1〜請求項4の何れか一項に記載の波形解析装置において、
    前記入力波形は、
    時間方向に変調された波形である
    ことを特徴とする波形解析装置。
  6. フーリエ変換法を利用した解析処理を入力波形へ施すことにより、その入力波形に含まれる特定成分を算出する本解析手順と、
    前記本解析手順で算出した特定成分を含む基礎データに対して平滑化処理を施すことにより、前記入力波形のモデルであるモデル波形を作成するモデル作成手順と、
    前記モデル作成手順で作成されたモデル波形へ前記本解析手順と同じ解析処理を施すことにより、そのモデル波形に含まれる特定成分を算出するテスト解析手順と、
    前記テスト解析手順で算出された特定成分と前記モデル波形に実際に含まれる特定成分との差異を、前記テスト解析手順の特定成分に関する解析誤差として算出する誤差算出手順と、
    前記誤差算出手順で算出された解析誤差に基づき前記本解析手順で算出された特定成分を補正する補正手順と
    を含むことを特徴とするコンピュータ実行可能な波形解析プログラム。
  7. 請求項6に記載のコンピュータ実行可能な波形解析プログラムにおいて、
    前記誤差算出手順で算出された解析誤差に基づき前記基礎データに含まれる特定成分を更新しながら、前記モデル作成手順、前記テスト解析手順、前記誤差算出手順を繰り返し実行する繰り返し手順を更に含み、
    前記補正手順は、前記繰り返しの最後の回に前記誤差算出手順で算出された解析誤差に基づき前記補正を行う
    ことを特徴とするコンピュータ実行可能な波形解析プログラム。
  8. 請求項6に記載のコンピュータ実行可能な波形解析プログラムにおいて、
    前記テスト解析手順では、前記モデル波形に含まれる各成分を算出し、
    前記誤差算出手順では、前記テスト解析手順で算出された各成分と前記モデル波形に実際に含まれる各成分との差異を、前記テスト解析手順の各成分に関する解析誤差として算出し、
    前記繰り返し手順では、前記誤差算出手順で算出された各成分の解析誤差に基づき前記基礎データの各成分を更新する
    ことを特徴とするコンピュータ実行可能な波形解析プログラム。
  9. 請求項6〜請求項8の何れか一項に記載のコンピュータ実行可能な波形解析プログラムにおいて、
    前記入力波形は、
    空間方向に変調された波形である
    ことを特徴とするコンピュータ実行可能な波形解析プログラム。
  10. 請求項6〜請求項9の何れか一項に記載のコンピュータ実行可能な波形解析プログラムにおいて、
    前記入力波形は、
    時間方向に変調された波形である
    ことを特徴とするコンピュータ実行可能な波形解析プログラム。
  11. 請求項1〜請求項5の何れか一項に記載の波形解析装置を備えたことを特徴とする干渉計装置。
  12. 請求項1〜請求項5の何れか一項に記載の波形解析装置を備えたことを特徴とするパターン投影形状測定装置。
  13. フーリエ変換法を利用した解析処理を入力波形へ施すことにより、その入力波形に含まれる特定成分を算出する本解析手順と、
    前記本解析手順で算出した特定成分を含む基礎データに対して平滑化処理を施すことにより、前記入力波形のモデルであるモデル波形を作成するモデル作成手順と、
    前記モデル作成手順で作成されたモデル波形へ前記本解析手順と同じ解析処理を施すことにより、そのモデル波形に含まれる特定成分を算出するテスト解析手順と、
    前記テスト解析手順で算出された特定成分と前記モデル波形に実際に含まれる特定成分との差異を、前記テスト解析手順の特定成分に関する解析誤差として算出する誤差算出手順と、
    前記誤差算出手順で算出された解析誤差に基づき前記本解析手順で算出された特定成分を補正する補正手順と
    を含むことを特徴とする波形解析方法。
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