JP2010275111A - 用紙処理装置、及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】用紙の折り精度を向上させる。
【解決手段】画像形成後の用紙の所定位置に折り目を形成して出力する用紙処理装置において、搬送される用紙の先端又は後端を突き当て、前記用紙の中腹部に撓みを形成させる突き当て手段と、前記突き当て手段により撓んだ用紙の中腹部を巻き込みながら搬送させることで折り目を形成する折り手段と、前記突き当て手段により形成された用紙の中腹部の撓みを制御する撓み制御手段とを有することにより上記課題を解決する。
【選択図】図13

Description

本発明は、印字装置等の画像形成装置から排出される用紙に、Z折り等の折り処理を行う用紙処理装置、及び該用紙処理装置を備えた画像形成装置に関する。
従来から、複写機、プリンタ等の画像形成装置に具備され、画像形成部等において画像形成された用紙にZ折り等の折り処理を行う用紙処理装置が知られている。このような用紙処理装置では、例えば画像形成された用紙を搬送する搬送路において、用紙の先端又は後端を突き当てる部材を設け、突き当てた用紙の中腹部に撓みを形成し、撓んだ用紙の中腹部を折り手段であるローラ対等に挟み込んで折り目を形成する。
また、例えば搬送路において、用紙に撓みを生じさせてループを形成する空間を設け、ループ内に押さえ爪を入り込ませて、ループの先端を折り手段に噛み込ませることにより用紙に折り目をつける方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、上述した用紙の先端又は後端を突き当て、用紙の中腹部を撓ませて折り目を形成する方法では、用紙の先端又は後端を突き当てる部材と折り手段との間の搬送路を構成する搬送ガイド板間の距離が大きい場合、用紙の中腹部に生じる撓みは自由度が高くなるため、撓み方にばらつきが生じてしまう。用紙中腹部の撓み方にばらつきが生じると、折り手段によって折り目がつけられる用紙中腹部の位置にずれが生じる。その結果、排出される用紙の折り精度にもばらつきが生じるという問題があった。
また、同一の用紙に複数の折り処理を行う場合に、上流側で折り目がつけられた箇所を用紙の先端又は後端として突き当て部材に突き当てて用紙の中腹部を撓ませるが、上述したように搬送ガイド板間の距離が大きいと、用紙の中腹部に余分な撓みが生じるため、上流側でつけられた折り目の位置と、折り手段に巻き込まれる用紙の折り位置がずれて、いわゆる箱折れ現象が生じる場合があった。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、用紙の折り精度を向上させる用紙処理装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために、画像形成後の用紙の所定位置に折り目を形成して出力する用紙処理装置において、搬送される用紙の先端又は後端を突き当て、前記用紙の中腹部に撓みを形成させる突き当て手段と、前記突き当て手段により撓んだ用紙の中腹部を巻き込みながら搬送させることで折り目を形成する折り手段と、前記突き当て手段により形成された用紙の中腹部の撓みを制御する撓み制御手段とを有することを特徴とする。
また、本発明は、上述した用紙処理装置を備えたことを特徴とする画像形成装置である。
本発明によれば、用紙の折り精度を向上させる。
本実施形態に係る用紙処理装置を備える画像形成装置の概略構成を示す図である。 本実施形態に係る用紙処理装置の概略構成を示す図である。 用紙に1回目の折りが行われる直前の状態を示す図である。 用紙に1回目の折りが行われた状態を示す図である。 用紙に2回目の折りが行われる直前の状態を示す図である。 Z折りが完了した状態を示す図である。 ストッパに用紙の先端が突き当たる瞬間を示す図である。 図7で示した搬送路において用紙の先端がストッパに突き当たり、用紙の中腹部に撓みが生じた状態を示す図である。 ストッパに用紙の折り先端が突き当たる瞬間を示す図である。 図9で示した搬送路において用紙の折り先端がストッパに突き当たり、用紙の中腹部に撓みが生じている状態を示す図である。 箱折れが生じる過程を示す図である。 箱折れが発生したZ折り用紙の仕上がりを示す図である。 突き当て手段としてのストッパと、折り手段としての折りローラとの間にある搬送路を示す図である。 突っ切り穴が形成されたストッパガイド板をマイラー側から見た図である。 マイラーを配置した搬送路に用紙が進入し、用紙の先端がストッパに突き当たった直後を示す図である。 用紙にZ折り2回目の折り部が形成される直前を示す図である。 マイラーを配置した搬送路に用紙が進入した状態を平面から見た図である。 マイラーを配置した搬送路に進入した用紙がストッパに突き当たる直前を示す図である。 搬送路において用紙がマイラーの上流側へ進入するときの図である。 搬送路を構成する搬送ガイド板の片側に駆動機構を設けた図である。
以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
<用紙処理装置を備える画像形成装置の概略構成>
図1は、本実施形態に係る用紙処理装置を備える画像形成装置の概略構成を示している。図1に示すように、本実施形態に係る用紙処理装置100は、例えば複写機、プリンタ等の画像形成装置101の本体に着脱自在に外付けされ、画像形成装置101に隣接して設置される。
用紙処理装置100は、画像形成装置101の画像形成部等により画像処理された用紙に対して、例えばZ折りや2つ折り等の所定の処理を行い、所定の場所に排出する。
次に、本実施形態に係る用紙処理装置の概略構成について説明する。
<用紙処理装置の概略構成>
図2は、本実施形態に係る用紙処理装置の概略構成を示している。図2に示すように、用紙処理装置100は、用紙受入口aより画像形成装置101の画像形成部等によって画像形成された用紙を受け入れる。用紙処理装置100は、所定の用紙に折り処理を行った後、パンチ、ステープル等の後処理を行う場合には後処理装置側へ用紙排出口bより折り処理後の用紙を排出し、後処理を行わない場合は装置内部の紙折りトレイcへ排出する。
また、用紙処理装置100は、折り動作を行う各部位に用紙を搬送する搬送路として、例えば搬送路1〜9等を有している。なお、搬送路7、8は折り動作を行わないストレート搬送にも用いられる。各搬送路は、用紙の搬送を案内する搬送ガイド板によって構成され、搬送ガイド板は、用紙の厚さ方向両側に所定の距離(空間)を有するよう配置されている。また、各搬送路は、2つの折りローラからなるローラ対を挟んで順次連結して配置される。
搬送路2、搬送路3、搬送路4の各搬送路内には、搬送されてきた用紙の先端又は後端を突き当てて用紙に撓みを形成する突き当て手段としてのストッパ21、ストッパ31、ストッパ41がそれぞれ設けられている。なお、ストッパ21、ストッパ31、ストッパ41は、用紙の折り位置に応じて移動可能な構成となっている。
また、搬送路2は、ストッパ21まで用紙の搬送を案内する搬送ガイド板としてのストッパガイド板22とストッパガイド板23とにより構成され、搬送路3は、ストッパ31まで用紙を案内する搬送ガイド板としてのストッパガイド板32とストッパガイド板33とにより構成される。また、搬送路4は、ストッパ41まで用紙の搬送を案内する搬送ガイド板としてのストッパガイド板42とストッパガイド板43とにより構成される。
更に、図2に示す搬送路1〜9の連結部分には、各搬送路へ用紙を導く切替爪50〜53が設けられており、搬送されてきた用紙に折り目を形成する折り手段としての折りローラ61〜64等を配置している。
上述した構成により、用紙処理装置100は、上流側の画像形成装置101の画像形成部等において画像形成された用紙を用紙受入口aから受け入れ、用紙に折り処理を行う場合、用紙は、切替爪50により用紙処理装置100内部の各搬送路へ導かれ、各折り動作が行われる。なお、折り処理が完了した用紙は、搬送路6に配置された増し折りローラ部70によって、増し折り動作が行われる。
また、上述した用紙処理装置100の構成により、例えばZ折り、二つ折り、外三つ折り、内三つ折り、単純四つ折り、観音四つ折りの各折り動作等が可能となる。なお、用紙処理装置100に搬送された用紙に折り処理を行わない場合、用紙受入口aから搬送された用紙は、切替爪50により、直接用紙排出口bへと排紙させられ、下流側の後処理装置へと搬送させる。
次に、上述した用紙処理装置100にて実現可能な各折り処理の具体例について以下に説明する。
<Z折り動作について>
まず、図3〜図6を用いて、本実施形態に係るZ折り動作について説明する。図3は、用紙に1回目の折りが行われる直前の状態を示している。また、図4は、用紙に1回目の折りが行われた状態を示している。また、図5は、用紙に2回目の折りが行われる直前の状態を示している。また、図6は、Z折りが完了した状態を示している。なお、図3〜図6は、図2の用紙処理装置100の一部を拡大し、概略的に示したものである。
図2に示したように、図2の矢印で示す用紙受入口aから用紙処理装置100に搬送される用紙は、切替爪50により搬送路1へ案内される。搬送路1へ案内された用紙は、図3に示すように、例えば図示しないガイド部材等により折りローラ60と折りローラ61のニップ部を通過する。ここで、搬送される用紙Sの先端は、搬送路3に配置されている折り位置に応じて移動可能なストッパ31に突き当たる。これにより、用紙Sの中腹部に撓みが生じる。
図4に示すように、用紙Sは、図3の処理で生じた用紙Sの撓み部分が折りローラ61と折りローラ62のニップに進入する。これにより、用紙Sに1回目の折りが行われる。
ここで、用紙Sは、図2に示す切替爪51により搬送路4に搬送される。なお、上述した用紙Sの中腹部の撓み部分は、折りローラ61と折りローラ62のニップに進入する際、例えば搬送途中における用紙のめくれを防止する図示しない第1めくれ防止爪等によって折りローラ側へとガイドされる。
また、図5に示すように、用紙Sは、用紙Sの先端が搬送路4に配置されている折り位置に応じて移動可能なストッパ41に突き当たる。これにより、用紙Sの中腹部に撓みが生じる。用紙Sは、図5の処理で生じた撓み部分が、折りローラ63と折りローラ64のニップへ進入する。これにより、用紙Sに2回目の折りが行われる。用紙Sには、図6に示すように、Z折りが形成される。
上述の動作により、Z折りは完了する。なお、用紙Sの中腹部の撓み部分が、折りローラ63と折りローラ64のニップに進入するとき、例えば搬送途中における用紙のめくれを防止する図示しない第2めくれ防止爪等によって、折りローラ側へ案内される。
その後、上述した折りが完了した用紙Sは、図2に示す搬送路6を通過して、切替爪52によって搬送路7へ導かれ、紙折りトレイcにスタックされる。なお、後処理装置へ搬送される場合には、切替爪52によって後処理装置へ搬送される。
<二つ折り動作について>
次に、本実施形態に係る二つ折りの動作について説明する。図2の矢印で示す用紙受入口aから用紙処理装置100に搬送される用紙は、切替爪50により搬送路1へ案内される。その後、搬送されている用紙の先端が、搬送路2に配置されている折り位置に応じて移動可能なストッパ21に突き当たることにより、用紙の中央部に撓みが生じる。この撓み部分が折りローラ60と折りローラ61のニップに進入することにより、折り目が形成される。
上述の動作により、二つ折りは完了する。なお、用紙の中央部の撓み部分が、折りローラ60と折りローラ61に進入するとき、例えば用紙の撓みを折り手段のニップ方向へ押し込む図示しない折りブレード等により、折りローラ60と折りローラ61のニップ部へガイドされる。なお、上述した折りブレードを用いずに、折りローラ60と折りローラ61のニップ部へ進入させることもできる。
その後、二つ折りが完了した用紙は、例えば図示しないガイド部材等により、搬送路3へ進入せずに、折りローラ61と折りローラ62のニップを通過し、切替爪51により搬送路5へ案内される。また、用紙は、搬送路6を通過し、切替爪52によって搬送路7へ導かれ、紙折りトレイcにスタックされる。なお、後処理装置へ搬送される場合には、切替爪52によって後処理装置へ搬送される。
<外三つ折り、内三つ折り、単純四つ折り動作について>
次に、本実施形態に係る外三つ折り、内三つ折り、単純四つ折りの動作について説明する。図2の矢印に示す用紙受入口aから用紙処理装置100に搬送される用紙は、切替爪50により搬送路1へ案内される。その後、搬送されている用紙の先端が、搬送路2に配置されている折り位置に応じて移動可能なストッパ21に突き当たることにより、用紙の中腹部に撓みが生じる。
この撓み部分が折りローラ60と折りローラ61のニップに進入することにより1回目の折りが行われる。その後、用紙は、搬送路3に搬送される。用紙の中腹部における撓み部分は、折りローラ60と折りローラ61のニップに進入する際、例えば用紙の撓みを折り手段のニップ方向へ押し込む図示しない折りブレード等によって、折りローラ60と折りローラ61のニップ部へとガイドされる。なお、上述した折りブレードを用いずに、折りローラ60と折りローラ61のニップへ進入させることもできる。
また、用紙の先端が搬送路3に配置されている折り位置に応じて移動可能なストッパ31に突き当たることにより、用紙の中腹部に撓みが生じ、この撓み部分が、折りローラ61と折りローラ62のニップに進入することで、2回目の折りが行われる。なお、用紙の撓みは、折りローラ61と折りローラ62のニップへ進入するとき、例えば図示しない第1のめくれ防止爪等によって、折りローラ側へとガイドされる。これにより、折りは完了する。
なお、外三つ折り、内三つ折り、単純四つ折りの折り動作は、ほとんど同じであるが、異なる点は、用紙を1回目に折る場所である。これは、ストッパ21の位置を変更することで用紙の折り位置を調整する。用紙の1回目の折り位置に応じて、2回目の折り位置も決まり、それぞれの折り処理が行われることとなる。
特に、内三つ折りの場合には、上述した折りローラ61と折りローラ62のニップへ進入するとき、例えば図示しない第1めくれ防止爪等によって、1回目に折られた用紙の先端が、折りローラ60と折りローラ61のニップに入るように、ガイドされる。
その後、上述した折りが完了した用紙は、切替爪51により、搬送路5へ案内され、搬送路6を通過し、切替爪52によって搬送路7へ導かれ、紙折りトレイcにスタックされる。後処理装置へ搬送する場合は、切替爪52によって後処理装置へ搬送される。
<観音四つ折り動作について>
次に、本実施形態に係る観音四つ折り動作について説明する。図2の矢印に示す用紙受入口aから用紙処理装置100に搬送される用紙は、切替爪50によって搬送路1へ案内される。その後、搬送されている用紙の先端が、搬送路2に配置されている折り位置に応じて移動可能なストッパ21に突き当たることにより、用紙の中腹部に撓みが生じる。
この撓み部分が折りローラ60と折りローラ61のニップに進入することにより1回目の折りが行われる。その後、用紙は、搬送路3に搬送される。このとき、用紙の中腹部の撓み部分は、例えば図示しない折りブレード等によって、折りローラ60と折りローラ61のニップ部へとガイドされる。なお、上述した折りブレードを用いずに、折りローラ60と折りローラ61のニップへ進入させることもできる。
また、用紙の先端が、搬送路3に配置されている折り位置に応じて移動可能なストッパ31に突き当たることによって、用紙の中腹部に撓みが生じると、この撓み部分が折りローラ61と折りローラ62のニップに進入することにより2回目の折りが行われる。その後、切替爪51により、搬送路4に搬送される。
このとき、用紙の撓みは、例えば図示しない第1めくれ防止爪等によって折りローラ側へとガイドされると共に、第1めくれ防止爪等によって、1回目にて折られた用紙の先端部が、折りローラ60と折りローラ61のニップに入るようガイドされる。用紙の先端が、搬送路4に配置されている折り位置に応じて移動可能なストッパ41に突き当たり、用紙の中央部に撓みが生じる。
用紙の中央部の撓み部分は、折りローラ63と折りローラ64のニップに進入し、3回目の折りが行われ、観音四つ折りは完了する。このとき、用紙の中央部の撓み部分は、例えば図示しない第2めくれ防止爪等によって、折りローラ63と折りローラ64のニップにガイドされると共に、1回目と2回目により折られた用紙の各先端部が、上記ローラのニップ部に進入するようガイドされる。
折り完了後、用紙は、搬送路6を通過し、切替爪52によって搬送路7へ導かれ、紙折りトレイcにスタックされる。後処理装置へ搬送する場合には、切替爪52によって後処理装置へ搬送される。
<従来の搬送路において発生する用紙の撓みの状態>
ここで、従来の搬送路において、用紙の先端がストッパに突き当たることにより発生する用紙の撓みの状態について説明する。図7は、ストッパに用紙の先端が突き当たる瞬間を示している。
図7に示すように、搬送路2は、ストッパ21と、折りローラ60及び折りローラ61との間にある搬送路である。また、搬送路2は、搬送ガイド板としてのストッパガイド板22とストッパガイド板23により構成され、用紙Sが搬送される所定の空間を有している。また、図7に示す例では、搬送路2に用紙Sが進入し、ストッパ21に用紙Sの先端が突き当たった瞬間を示している。
図8は、図7で示した搬送路において用紙Sの先端がストッパに突き当たり、用紙Sの中腹部に撓みが生じた状態を示している。図8に示すように、ストッパ21と、折りローラ60及び折りローラ61との間にある搬送路2を構成するストッパガイド板22とストッパガイド板23との間の距離が大きい場合、ストッパガイド板間で生じる用紙Sの撓みは自由度が高くなる。
ストッパガイド板間で生じる用紙Sの撓みに自由度がある場合、用紙Sの撓み方は、例えば図7、図8で示したように撓むことができ、用紙Sの撓み方にばらつきが生じることになる。このように、用紙Sの撓み方にばらつきが生じると、折りローラ60と、折りローラ61のニップに進入する用紙Sの中腹部の位置が、予め折り位置として想定している位置からずれることにより、結果として折り精度にもばらつきが生じてしまう。
次に、用紙処理装置100においてZ折りのように用紙Sに複数回の折りを行う場合において、2回目以降の折りを行う場合に生じる用紙Sの撓みの状態について説明する。図9は、ストッパに用紙の折り先端が突き当たる瞬間を示している。
図9に示すように、例えば搬送路4は、ストッパ41と、折りローラ63及び折りローラ64との間にある搬送路である。また、搬送路4は、ストッパガイド板42とストッパガイド板43により構成され、上流側ですでに折り目がつけられた用紙Sが搬送される所定の空間を有している。図9では、このような搬送路4に、用紙Sがすでに折り目がつけられた箇所を用紙Sの先端としてストッパ41に突き当たった瞬間を示している。
図10は、図9で示した搬送路において用紙Sの折り先端がストッパに突き当たり、用紙Sの中腹部に撓みが生じた状態を示している。図10に示すように、用紙Sの上流側で折り目がつけられた箇所を先端として、ストッパ41に突き当てて、用紙Sの中腹部を撓ませる際に、ストッパガイド板42とストッパガイド板43との間の距離が大きいと、ストッパガイド板間において用紙Sの中腹部には余計な撓みが生じる。
ストッパガイド板間で余計な撓みが生じた状態で、用紙Sの中腹部が、折りローラ63と折りローラ64に巻き込まれると、用紙Sの1回目の折り位置が図10の矢印Aに示す方向に移動するため、用紙Sの1回目の折り位置からずれた位置に新たな折り目が形成されるという箱折れが発生してしまう。
ここで、箱折れ現象について具体的に説明する。図11は、箱折れが生じる過程を示している。つまり、以下に示す図11(A)〜図11(D)の順序で用紙Sに箱折れが生じる。
図11(A)に示すように、用紙Sは、上流側で折り目が付けられた箇所を先端としてストッパ41に突き当たる。ここで、用紙Sに形成された撓みは、折りローラ63と折りローラ64に巻き込まれる。このとき、例えば図11(B)の丸印に囲まれた用紙Sの余分な撓みは、用紙Sが折りローラ63と折りローラ64に巻き込まれていくにつれて、矢印P方向へと移動していく。また、用紙Sは、2回目の用紙折りが始まると、用紙Sの先端xが折りローラ63と折りローラ64に巻き込まれていく。
その後、図11(C)に示すように、用紙Sが折りローラ63と折りローラ64に更に巻き込まれていくと、丸印に囲まれた用紙Sの余分な撓みは、更に矢印P方向に移動していく。また、図11(D)の矢印yに示す余分な撓みの中央部は、用紙Sが折りローラ63と折りローラ64に巻き込まれていくときに、新たな折り目を形成する。また同時に、1回目に形成された折り位置は矢印A方向へと移動する。これにより、1回目の折り位置周辺には、2つの折り目が形成されてしまう。
図12は、箱折れが発生したZ折り用紙の仕上がりを示している。図12に示すように、用紙Sの1回目の折り位置が形成された周辺に新たな折り目が形成され、丸印で示すように箱折れが発生している。
<撓み制御手段>
<実施例1>
次に、本実施形態の撓み制御手段について説明する。図13は、突き当て手段としてのストッパと、折り手段としての折りローラとの間にある搬送路を示している。
図13に示すように、突き当て手段としてのストッパと、折り手段としての折りローラとの間にある搬送路2は、搬送ガイド板としてのストッパガイド板22とストッパガイド板23によって所定の空間を有するように構成される。
搬送路を構成する片側のストッパガイド板22の用紙搬送面には、撓み制御手段として表面の滑らかな弾性体であり、例えば板状部材等からなるマイラー24が貼り付けられている。例えばマイラー24は、樹脂等で形成されたプレート部材である。
マイラー24を配置していないストッパガイド板23におけるマイラー24と対向する箇所の用紙搬送面には、溝若しくは突っ切り穴を設ける。
図14は、突っ切り穴が形成されたストッパガイド板をマイラー側から見た図である。図14に示すように、図13のストッパガイド板23を矢印z方向のマイラー側24から見た場合、ストッパガイド板23には、搬送される用紙の先端を突き当てるストッパとして例えばストッパ爪21−1が形成されている。また、ストッパガイド板23には、ストッパガイド板22のマイラー24が入り込む突っ切り穴25が形成されている。マイラー24は、突っ切り穴25に入り込むように配置される際、ストッパ爪21−1に干渉しないように配置される。
このように、マイラー24は、このストッパガイド板23の突っ切り穴25又は溝等に入り込むように配置されることにより、対向するストッパガイド板23に対して、オーバーラップされて配置される。なお、マイラー24は、例えば薄く、低弾性でコシが弱いため、搬送路を搬送されてくる用紙は、マイラー24とストッパガイド板23との間を進入することができる。
また、図13に示すように、マイラー24は、例えばマイラー24−1とマイラー24−2に示す2つのマイラーによって構成され、ストッパガイド板22上の一部の範囲に、用紙が搬送される搬送方向に沿って配置される。ここで、マイラー24−1とマイラー24−2は、例えば搬送路の中心、すなわち搬送される用紙の中心に対して対称となるように配置される。
また、後述するように平面的にストッパガイド22を見たときに、マイラー24−1とマイラー24−2とを、用紙が搬送される上流側から下流側に向かって、徐々に間隔が狭まるよう、逆末広がり形状に配置しても良い。更に、マイラー24の数は2つに限定されず、3つ以上のマイラーによって構成しても良い。例えば、マイラー24は、上述した2つのマイラーの他に中心部分にもマイラーを設置しても良く、また中心に対して左右対称に2つずつマイラーを設置する等、複数のマイラーによって構成することができる。
また、マイラー24は、材質をポリエステルエラストマー等の導電性樹脂とすることで、折りローラによって用紙が折り搬送される直前に、用紙閉じ面部を除電する除電手段を兼ね備えることができる。
また、マイラー24の用紙搬送上流側の先端形状は、最も上流位置にある点が対向するストッパガイド板23に対して離れた距離にあり、マイラー24の上流位置にある先端部分から下流側へ行くほど対向するストッパガイド板23に近づき最終的に接触する誘い込み形状をしている。
なお、搬送路3、搬送路4等においても、搬送路2と同様の構成とすることができる。
次に、図13に示した実施例1に係る搬送路により搬送される用紙の撓み方と折り精度等について説明する。
<折り精度の向上>
図15は、マイラーを配置した搬送路に用紙が進入し、用紙の先端がストッパに突き当たった直後を示している。図15に示すように、用紙Sの先端がストッパ21に突き当たるとき、マイラー24によって、ストッパガイド板22とストッパガイド板23との間にある用紙Sは、ストッパガイド板23に向かって押し付けられ、押圧された状態となる。
これにより、マイラー24が配置された搬送領域内において、用紙Sに撓みは形成されず、用紙Sの撓みは、折りローラ60と折りローラ61のニップ直上位置にのみ形成される。したがって、用紙Sは、ストッパガイド板22とストッパガイド板23の間に生じる撓み方のばらつきが抑えられ、予め折り位置として想定している位置が折り手段に巻き込まれて折り目が形成される。これにより、用紙Sの折り位置にずれが生じないこととなる。この結果、用紙処理装置100から排出される用紙の折り精度を向上させることができる。この折り精度は、搬送路3、搬送路4についても同様に向上する。
なお、上述した例は、用紙Sの先端をストッパ21に突き当てて用紙Sに撓みを形成したが、本発明においては上述した実施例に限定されず、例えば用紙Sの後端を折り位置に応じて移動可能なストッパに突き当てることにより撓みを形成することもできる。
<箱折れの防止>
図16は、用紙にZ折り2回目の折り部が形成される直前を示している。図16に示すように、用紙Sの1回目の折り部先端がストッパ41に突き当たった直後において、搬送路4を構成するストッパガイド板42とストッパガイド板43との間にある用紙Sは、マイラー24によってストッパガイド板43の方向に押し付けられ、押圧された状態となる。
これにより、マイラー24が設けられた搬送領域内において、ストッパガイド板42とストッパガイド板43との間で、用紙Sに余分な撓みは形成されず、用紙Sの撓みは、折りローラ63と折りローラ64とのニップ直上位置にのみ形成される。
したがって、用紙Sの撓み部分が、折りローラ63と折りローラ64とのニップ部に巻き込まれた後も、上記図10の矢印Aで示した、用紙Sの1回目折り部の位置ずれは生じず、用紙Sの1回目折り目の位置と、折り手段に巻き込まれる用紙折り位置がずれるという箱折れを防止することができる。
<シワ発生の防止>
次に、マイラー24が配置された搬送路において、用紙Sがストッパ21に突き当たるまでの状態について説明する。図17は、マイラーを配置した搬送路に用紙が進入した状態を平面から見た図である。また、図18は、マイラーを配置した搬送路に進入した用紙がストッパに突き当たる直前を示している。
図17に示すように、搬送ガイド板間(例えばストッパガイド板22とストッパガイド板23との間)にマイラー24を設け、搬送ガイド板間の空間を狭め、隙間をなくすことにより、例えば薄紙等のいわゆるコシの弱い用紙Sが、マイラー24に進入する際に、用紙Sの表面に用紙膨らみ81を生じさせる場合がある。
上記のようなコシの弱い用紙の場合、図17の矢印方向にマイラー24と接触する搬送ガイド板の間を進入する際に、用紙Sの表面には用紙膨らみ81を生じ、用紙膨らみ81によって用紙S上にシワが形成されることが懸念される。
しかしながら、図17に示すように、マイラー24は、マイラー24−1とマイラー24−2の2つのマイラーとが、搬送上流側から搬送下流側へかけて、徐々に間隔が狭まる逆末広がり形状となるよう配置されている。
これにより、仮に用紙Sの表面に、用紙膨らみ81が生じたとしても、図18の矢印方向に、用紙Sがストッパ21へ向かって搬送されるにつれて、用紙Sの用紙膨らみ81は、用紙Sの後端側へ、また用紙Sの左右端側へと逃げていく。したがって、用紙Sの用紙膨らみ81によって、用紙Sの表面にシワを形成することが防止される。したがって、上述したように、薄紙の用紙の場合であっても、シワ発生を防止することができる。
なお、搬送路3、搬送路4等においても、同様の構成を備えることにより、同様の効果を得ることができる。
<紙詰まり(JAM)の防止>
次に、用紙Sが、マイラー24の上流側へと進入するときの状態について説明する。図19は、搬送路において用紙がマイラーの上流側へ進入するときの図である。図19に示すように、搬送路に配置されたマイラー24は、搬送路の上流側の形状が側面から見ると斜めに傾斜した形状となっている。
すなわち、上述したように、マイラー24の用紙搬送上流側の先端形状は、最も上流位置にある点が対向するストッパガイド板23に対して離れた距離にあり、マイラー24の上流位置にある先端部分から下流側へ行くほど、対向するストッパガイド板23に近づき最終的に接触するような形状である。したがって、マイラー24は、搬送される用紙Sに対して図19に示す矢印B方向へと案内役をする誘い込み形状を備える。
これにより、搬送される用紙Sの先端が、マイラー24に衝突したとしても、マイラー24の斜面に衝突した用紙Sの先端が、図19に示す矢印B方向へと案内される。したがって、薄紙等のコシの弱い用紙Sの先端が、マイラー24へ衝突したとしても、用紙Sが座屈して、紙詰まり(JAM)が発生するという不具合を防ぐことを可能とする。なお、搬送路3、搬送路4等においても同様の構成を備えることにより、同様の効果を得ることができる。
上述したように、実施例1では、突き当て手段と折り手段との間にある搬送ガイド板にマイラー24等の弾性体(弾性部材)を設け、より簡単な構成及び低コストにより、搬送ガイド板間の距離を小さくして、搬送される用紙Sの先端又は後端が突き当て手段に突き当たるときに生じる用紙Sの撓み方を制御する。これにより、予め用紙Sに対する折り位置として想定している位置が折り手段に巻き込まれて折り目を形成するため、用紙Sの折り位置にずれが生じず、結果として排出される用紙Sの折り精度を向上させることができる。
また、2回目以降の折りを行う際も、上流側で折り目がつけられた用紙Sの折り目の位置と、折り手段に巻き込まれる用紙折り位置にずれが生じないため、箱折れ現象を十分に抑えることができる。
また、対になっている搬送ガイド板のうち片側にのみ、マイラー24等の弾性体を配置することにより、折り手段と、突き当て手段との間にある搬送ガイド板の片側は、剛性のある樹脂部材又は金属部材で構成される。これにより、搬送品質の低下を招くことなく、当搬送ガイド板の搬送ガイド板間距離を小さくすることができる。
また、搬送ガイド板に溝等を設け、この溝にマイラー24等の弾性体を入り込ませて、搬送ガイド板と弾性体との間の隙間をなくすことで、上述した場合と同様に、搬送ガイド間にて生じる用紙Sに余計な撓みをなくし、用紙Sの撓み方のばらつきを抑え、排出される用紙Sの折り精度を向上させることができる。
また、用紙Sの搬送の中心に対して対称となるように、マイラー24等の弾性体が搬送ガイド板に配置されているため、当搬送ガイド板に用紙Sが進入していく際、スキュー(用紙の傾き)の発生を防ぐことができる。
また、搬送ガイド板に設けられているマイラー24等の弾性体が、搬送上流側から搬送下流側へ逆末広がり形状になるよう配置されているため、搬送されてくる用紙Sの先端がマイラー24に進入し、用紙Sの先端に膨らみが生じたとしても、用紙Sが進入するにつれて、用紙Sの後端側へ、また用紙Sの左右側へと膨らみを逃がす。これにより、マイラー24に進入する用紙Sにシワが発生することを防ぐことができる。
また、折り手段によって用紙Sが折り搬送される直前に、用紙Sの閉じ面部を除電しているため、排出される折り用紙Sの閉じ面をユーザーが広げる際も、用紙Sの閉じ面に静電気力は発生しないため、用紙閉じ面を広げ易くなる。
また、搬送ガイド板に配置させたマイラー24等の弾性体が、搬送される用紙Sを誘い込む形状をしているので、コシの弱い薄紙が、このマイラー24等の弾性体に衝突しても、衝突時の負荷を低減でき、紙詰まり(JAM)の発生を防ぐことができる。
<実施例2>
次に、実施例2について説明する。図20は、搬送路を構成する搬送ガイド板の片側に駆動機構を設けた図である。図20に示すように、搬送路2を構成するストッパガイド板のうち、片側のストッパガイド板22には、搬送路空間制御手段としての駆動機構が連結されている。駆動機構は、例えばアーム26、アーム27、カム28により構成され、カム28には、図示しないモータが連結している。また、ストッパガイド板23には、紙面検知センサ29が取り付けられている。なお、搬送路3、搬送路4等についても同様の構成にすることができる。
ストッパガイド板22は、上述した駆動機構により、矢印C方向に移動可能であり、ストッパガイド板23の方向に向かって移動することで、ストッパガイド板22とストッパガイド板23との間の距離を小さくすることができる。
ストッパガイド板22が移動するタイミングは、以下の通りである。ストッパガイド板22は、図20に示す搬送路2に用紙が搬送されてくるまでは、ストッパガイド板23との間の距離を通常設定されている距離を保っている。搬送路2に搬送されてきた用紙の先端が、ストッパガイド板22を通過し、ストッパ21に突き当たった直後、ストッパガイド板23との間の距離を小さくする方向に移動する。
具体的には、搬送されてくる用紙の先端が、ストッパガイド板23に取り付けられた紙面検知センサ29により検知されると、モータが駆動し、カム28、アーム27、アーム26を介して、ストッパガイド板22は、対向するストッパガイド板23の方向へ移動を開始する。
また、ストッパガイド板22は、折りローラ60、折りローラ61によって用紙の中腹部に形成された撓みを巻き込みながら、用紙が折られて搬送され始めるまで、その位置にて停止し、その後、元の位置まで戻る。
搬送路2に搬送されストッパ21に突き当たって形成される用紙の撓みは、ストッパガイド板22とストッパガイド板23との距離を小さくすることで、折りローラ60と折りローラ61とのニップ直上位置に形成することが可能となる。
上述したように、実施例2では、用紙の先端又は後端を突き当てて、用紙中腹部を撓ませる際、突き当て手段と折り手段との間にある搬送ガイド板間の距離を小さくすることにより、当搬送ガイド板間で生じる用紙撓みの自由度を減らし、用紙の撓ませ方を制御する。
これにより、用紙の撓み方のばらつきを抑え、予め折り位置として想定している位置を折り手段に巻き込ませることができるため、結果として用紙処理装置から排出される用紙の折り精度を向上させることができる。
また、2回目以降の折りを行う場合においても、上流側で折り目がつけられた箇所を用紙の先端又は後端として、突き当て手段に突き当て用紙中腹部を撓ませるときに、突き当て手段と折り手段との間にある搬送ガイド板間の距離を小さくする。
このように、当搬送ガイド板間で生じる用紙撓みの自由度を減らし、用紙の撓ませ方を制御することで予め折り位置として想定している位置を折り手段に巻き込ませることができるため、折り手段に巻き込まれる用紙中腹部の位置がずれず、上流側でつけられた用紙の折り目の位置と折り手段に巻き込まれる用紙の折り位置とがずれず、箱折れ現象を防ぐことができる。
更に、折り手段と突き当て手段の間にある搬送ガイド板を、搬送ガイド板間距離が小さくなるように移動させるための駆動機構が、搬送ガイド板が片側のみに連結されているので、用紙処理装置の機構の簡略化・低コスト化を達成することができる。
上述したように、本発明の実施形態によれば、用紙の折り精度を向上させる。
以上、本発明者によってなされた発明を好適な実施例に基づき具体的に説明したが、本
発明は上記実施例で説明したものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲
で種々変更可能である。
a 用紙受入口
b 用紙排出口
c 紙折りトレイ
S 用紙
1,2,3,4,5,6,7,8,9 搬送路
21,31,41 ストッパ
21−1 ストッパ爪
22,23,32,33,42,43 ストッパガイド板
24 マイラー
25 突っ切り穴
26,27 アーム
28 カム
29 紙面検知センサ
50,51,52,53 切替爪
60,61,62,63,64 折りローラ
70 増し折りローラ部
81 用紙膨らみ
100 用紙処理装置
101 画像形成装置
特開2006−62810号公報

Claims (11)

  1. 画像形成後の用紙の所定位置に折り目を形成して出力する用紙処理装置において、
    搬送される用紙の先端又は後端を突き当て、前記用紙の中腹部に撓みを形成させる突き当て手段と、
    前記突き当て手段により撓んだ用紙の中腹部を巻き込みながら搬送させることで折り目を形成する折り手段と、
    前記突き当て手段により形成された用紙の中腹部の撓みを制御する撓み制御手段とを有することを特徴とする用紙処理装置。
  2. 前記撓み制御手段は、
    前記突き当て手段と、前記折り手段との間の前記用紙が搬送される所定の空間を有する搬送路上に設けた表面の滑らかな弾性体であることを特徴とする請求項1に記載の用紙処理装置。
  3. 前記弾性体は、
    前記搬送路の中心に対して対称に配置されていることを特徴とする請求項2に記載の用紙処理装置。
  4. 前記弾性体は、
    前記搬送路の搬送上流側から搬送下流側に向かって狭まるように配置されていることを特徴とする請求項2又は3のいずれか一項に記載の用紙処理装置。
  5. 前記弾性体は、
    導電性樹脂からなる板状部材であることを特徴とする請求項2乃至4のいずれか一項に記載の用紙処理装置。
  6. 前記搬送路は、
    一対の搬送ガイド板を有し、
    前記弾性体は、
    少なくとも一方の搬送ガイド板に設けられていることを特徴とする請求項2乃至5のいずれか一項に記載の用紙処理装置。
  7. 前記一対の搬送ガイド板のうち他方の搬送ガイド板は、
    前記弾性体と対向する搬送面に溝又は突っ切り穴が設けられ、
    前記弾性体は、
    前記溝又は突っ切り穴に前記弾性体が入り込み、前記他方の搬送ガイド板に対してオーバーラップするように配置されていることを特徴とする請求項6に記載の用紙処理装置。
  8. 前記弾性体における搬送上流側の先端形状は、
    前記先端形状の最も上流位置にある点が、対向する前記他方の搬送ガイド板に対して離れていて、前記弾性体の先端から下流側へ行くほど、前記他方の搬送ガイド板に近づいて接触する形状であることを特徴とする請求項6又は7に記載の用紙処理装置。
  9. 前記撓み制御手段は、
    前記突き当て手段と、前記折り手段との間の前記用紙が搬送される所定の空間を有する搬送路の空間を制御する搬送路空間制御手段を備え、
    前記搬送路空間制御手段は、
    前記用紙の先端が、前記搬送路を通過して前記突き当て手段に突き当たった後、前記用紙の中腹部が前記折り手段に巻き込まれるまで、前記搬送路の空間を制御することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載の用紙処理装置。
  10. 前記搬送路空間制御手段は、
    少なくとも一方の搬送ガイド板を制御することを特徴とする請求項9に記載の用紙処理装置。
  11. 請求項1乃至10のいずれか一項に記載の用紙処理装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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