JP2010253635A - 旋盤 - Google Patents

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Abstract

【課題】主軸軸線の直下に配置した下刃物台のガイド構造に特徴がある旋盤に関し、主軸軸線の下方に配置される下刃物台や主軸台の下方部分及びそれらのガイド構造をコンパクトにする。
【解決手段】水平な主軸軸線は、ベッドの前縁より手前側の上方に位置する。ベッドは、略鉛直な前面を備え、下刃物台のZ軸ガイドが、当該前面の上下に配置されている。下刃物台のX軸ガイドは、Z軸ガイドに背面側を案内されて左右に移動するZ軸移動台の前面に配置され、刃物台は、その背面側をX軸ガイドに移動位置決め自在に搭載されている。刃物台は、その反主軸台側に工具タレットを備えている。主軸台は、上方部の刃物台より高い位置に刃物台側に延びる張出部を備えた主軸台ベースの当該張出部の手前側に一体にまたは固定して設けられている。刃物台が主軸台側移動端に移動したとき、刃物台が、主軸台の下方に収納される。
【選択図】図6

Description

この発明は、主軸軸線の上下に刃物台を備えた複合旋盤に特に好適な旋盤の構造に関するもので、主軸台の固定構造及び主軸軸線の直下に配置した下刃物台のガイド構造に特徴がある旋盤に関するものである。
旋盤は、主軸に把持されたワークを主軸に対して主軸の軸線方向であるZ軸方向及び切込み方向であるX軸方向に移動位置決めされる工具で切削加工する工作機械である。一般的には、主軸は、ベッドに固定した主軸台に水平に軸支されてオペレータから見て機械の左側に位置し、工具は、主軸軸線の手前側(オペレータ側)ないし手前側下方に配置した刃物台の工具タレットに装着されている。刃物台を2個以上備えた2主軸対向旋盤では、主軸軸線に沿って移動位置決めされる移動主軸を機械の右側に配置し、刃物台は主軸軸線を挟んで手前側下方と奥側上方に配置される。
フライスなどの比較的大型の回転工具を装着してワークの外周に平面加工や大径孔の加工を可能にした複合旋盤は、主軸軸線の上方に配置された上刃物台をZ軸及びX軸と直交するY軸方向にも移動位置決め自在かつY軸回りに旋回位置決め自在とし、当該上刃物台に回転工具を着脱可能な工具軸を装着し、主軸の左右側後方に当該工具軸に装着する工具の工具マガジンを配置している(特許文献1参照)。
上刃物台に装着した回転工具で更なる重加工を実現したいときは、マシニングセンタのように、工具軸をワークの、従って主軸軸線の、直上に下向きに配置する。特許文献2には、オペレータから見て左右方向をZ軸方向、上下方向をX軸方向、前後方向をY軸方向とし、主軸軸線の直上に位置する工具軸と、主軸軸線の直下に位置する工具タレットとを備え、工具軸は、Z軸、X軸及びY軸方向に移動位置決め自在かつY軸回り(B軸)に旋回位置決め自在な上刃物台に搭載し、工具タレットは、Z軸及びX軸方向に移動位置決め自在な下刃物台に搭載した、2主軸対向複合旋盤が提案されている。
この特許文献2に記載の2主軸対向複合旋盤では、ベッドの前側上面に左右の主軸台及び下刃物台が搭載され、ベッドの奥側上面に固定した枠状のコラムに上刃物台用のZ軸移動台(上Z軸移動台)が搭載され、この上Z軸移動台の前面に上刃物台用のX軸移動台(上X軸移動台)が搭載され、この上X軸移動台に上刃物台がY軸方向に移動位置決め自在かつY軸回りに旋回位置決め自在に搭載されている。左主軸台は、ベッド前側の一段高くなった左端の上面に下面を固定して設けられている。下刃物台と右主軸台は、左端に対して一段低くなったベッドの前側上面に設けたZ軸ガイド(下Z軸ガイド)に沿って移動位置決め自在に装着されている。
左主軸台は、下刃物台側から見て下向きコの字形で、左主軸の直下の部分にトンネル部が形成されている。下刃物台は、その右端にタレットを備えており、タレットの左側となる下刃物台及びこれをX軸方向に移動可能に支持する下Z軸移動台は、タレットを左移動端に移動したとき、左主軸直下の前記トンネル部に収容されるようになっている。
特開2003‐205431号公報 特開2006‐297561号公報
工具軸を主軸軸線の直上に下向きに配置し、主軸軸線の直下に工具タレットを備えた刃物台を配置した従来構造の複合旋盤は、上刃物台の支持剛性が大きく、かつ上刃物台がY軸回りに旋回可能であるため、大型の回転工具が装着可能であり、また、自動工具交換装置を設けることによって、広い平面や傾斜した孔の加工なども可能であるという特徴がある。しかし、これらの旋盤は、ベッドが大型になり、また、ワーク切削位置の下方のベッド上面に配置されている下刃物台及び右主軸台用のZ軸ガイド(下Z軸ガイド)及びその送りねじを落下してくる切粉や切削液から保護するカバーの構造が複雑になり、大型の旋盤では、主軸軸線の位置が高くなるという問題がある。
この発明は、このような従来構造の問題点を解決するためになされたもので、ベッドの構造が単純かつ小型で、加工位置から落下して来る切粉や切削液のはけがよく、主軸軸線の下方に配置される下刃物台や主軸台ないし主軸台ベースの下方部分及びそれらのガイド構造をコンパクトにすることができる新たな構造を提供することを課題としている。
この発明の旋盤は、水平な主軸軸線aの直下に、工具タレット4を備えた下刃物台41が配置されている。ベッド11は、略鉛直な前面(オペレータ側を向く面)を備え、下刃物台41のZ軸ガイド12u、12dが、当該前面の上下に配置されている。2主軸対向旋盤では、移動主軸3を軸支する移動主軸台31が、このZ軸ガイド12u、12dに移動位置決め自在に搭載される。すなわち、下刃物台41と移動主軸台31とは、ベッドの略鉛直な前面の上下に設けた同一のZ軸ガイド12u、12dに案内されている。Z軸はオペレータから見て左右の水平方向、X軸は上下方向、Y軸は前後方向であり、オペレータ側を前方とする。
下刃物台41のX軸ガイド43は、前記Z軸ガイド12u、12dに背面側(反オペレータ側)を案内されて左右に移動するZ軸移動台42の前面に配置され、下刃物台41は、その背面側をX軸ガイド43に移動位置決め自在にしてZ軸移動台42に搭載されている。下刃物台41は、その反主軸台側(2主軸対向旋盤では移動主軸台31側)に工具取付部(一般的には工具タレット)4を備えている。
主軸台21は、Z軸ガイド12u、12dを跨いでベッド11の前面(Z軸ガイドを装着した面と同一の面)の上端部と下端部とに背面側下方部を固定した主軸台ベース22の上方部に手前側かつ刃物台側に張出した状態で一体に又は固定して装着されている。従って、主軸軸線aは、ベッド11の前縁より手前側(オペレータ側)の上方に位置する。従ってその下方部に切削液や切粉の回収タンク13を配置することにより、ガイドや送りねじを配置した機構部に切削液や切粉が浸入するのを防止する構造を簡易化できる。
また、上記構造により、下刃物台41が主軸台側移動端に移動したとき、当該下刃物台41の、特に工具タレット4の割出軸を軸支している割出機構部が、主軸台の下方に収納される。前記主軸台ベース22を、その上方部の下刃物台より高い位置に下刃物台41側に延びる張出部28を備えたものとし、主軸台21をこの張出部28の手前側に一体にまたは固定して設けることにより、下刃物台41が主軸台側移動端に移動したときの、主軸台21の下方への下刃物台41の収容スペースを確保できる。
この構造の場合は、主軸台21の支持剛性を高くするために、張出部28の背面側をベッド11の前面の上端部に連結固定する支持板部26を設けるのが好ましい。また、この構造においては、下刃物台41が主軸台側移動端に移動したときに、Z軸移動台42の主軸台側に延ばした部分46をこの支持板部26の下方に位置させることができるので、Z軸移動台42の案内剛性を高くすることができる。
主軸2を駆動する主軸モータ29を、主軸台ベース22の前面下方部に装着すれば、主軸モータ29の保守点検が容易になる。
ベッド11に固定の主軸台21の主軸台ベース22を、その下端と高さ中間位置でその背後側に延びる脚部25u、25dを介してベッド11の前面に固定すれば、主軸台ベース22の下方部背面とベッド11の前面との間に、左右に貫通する空間23を形成することができる。Z軸ガイド12u、12d及び送りねじ45は、この空間23を貫通して設けることができ、更に、下刃物台41をその左移動端に移動したときに、下刃物台41の左右方向のガイド剛性を高めるために下Z軸移動台42に設ける延長部46や、切削液や切粉から下Z軸ガイド12u、12d及びその送りねじ45を保護するカバーを、この空間23を貫通させて左右移動自在な構造とすることができる。
更に、2主軸対向旋盤では、Z軸移動台の延長部46を固定主軸台21側に設けることが可能になり、下刃物台用のZ軸送りねじ45と移動主軸台31用のZ軸送りねじ35とを同一軸線上に配置しても下Z軸移動台と移動主軸台31との干渉を避けることができ、コンパクトな機器配置が可能になる。
主軸軸線aの直上に工具軸5を設けて複合旋盤とするときは、ベッド11を略水平な上面と略鉛直な前面とを備えたものとし、工具軸5を搭載する上刃物台51は、ベッド11の上面の前側と奥側に配置した上Z軸ガイド14、14に案内される上Z軸移動台52と、この上Z軸移動台の上面に配置されたY軸ガイド53、53に案内されるY軸移動台54と、このY軸移動台の縦長の前面に配置した上X軸ガイド56、56に案内される下向き方向をワークに対する工具の切込み方向とする上X軸移動台57とを介して、上X軸移動台57にY軸回りに旋回位置決め自在に設けられる。この構造により、大型の回転工具を駆動する上刃物台51の支持剛性を高くできると共に、工具マガジンや工具交換装置の合理的な配置を実現できる。
この発明により、工具の切り込み方向であるX軸を鉛直方向とし、かつ主軸軸線aの下方に下刃物台41を配置した旋盤において、下刃物台41が主軸側(固定主軸側)移動端に移動したときの下刃物台41と主軸台ベース22との機械的な干渉を避けつつ、主軸台ベース22並びに下刃物台41及びこの下刃物台を支持しているZ軸移動台42をコンパクトに配置することができる。
また、この発明の構造を採用することにより、下刃物台41を左右方向に案内する案内面(左右方向のガイド12u、12dを設けた面)及び上下方向の案内面(上下方向のガイド43、43を設けた面)を主軸軸線aの直下より奥側(ベッド側)の位置に略鉛直方向の面として形成できると共に、ベッド11の前方の主軸軸線aの直下の位置に回収タンクを配置することにより、切削位置からの切削液や切粉を容易に回収することができ、前記案内面等への切削液や切粉の浸入を防止するカバー構造も単純化できる。
この発明の構造を備えた2主軸対向複合旋盤の例を示す全体斜視図 図1の旋盤の右側面図 図1のA部における側面図 図1のB部における側面図 図1の旋盤の全体正面図 主軸台(固定主軸台)の斜視図 刃物台(下刃物台)の斜視図
以下、図面を参照してこの発明の具体例を説明する。図はこの発明の構造を備えた2主軸対向複合旋盤で、同一軸線a上で対向する2個の主軸2、3と、主軸軸線の直上に配置された工具軸5と、主軸軸線の直下に配置された工具タレット4とを備えている。主軸軸線aの方向がオペレータから見て左右方向、工具軸5及び工具タレット4の工具切込み方向が鉛直方向、これらに直交する方向が前後方向であり、左右が旋盤のZ軸、上下がX軸、前後がY軸で、オペレータ側が前方である。
オペレータから見て左側の主軸台21は、ベッド11に固定されており、右側の主軸台31は、左右方向に移動位置決め自在である。工具軸5を搭載している上刃物台51は、左右、上下及び前後方向に移動位置決め自在であり、かつ前後方向軸回りに旋回位置決め自在である。工具軸5の左右の主軸台21、31の上方の位置に工具軸5に装着する工具を収容した工具マガジン7、7が配置されている。工具タレット4を装着した下刃物台41は、工具タレット4の左側に位置しており、左右及び上下方向に移動位置決め自在である。
ベッド11は、ベース1の前方が低くなる方向に緩く傾斜した上面に固定ないし一体である。ベッド11は、平面が略矩形で、前縁部が一段高くなった水平な上面と、下縁部が一段前方に突出した鉛直な前面とを備えている。ベース1の上面を前方が低くなる傾斜面としたのは、ベッドを通って落下して来る潤滑油などをベース1の前方に着脱自在に配置される回収タンク13に導くためである。
ベッド11の前面の上下に当該前面のほぼ左右方向全長に亘って左右方向のガイド12u、12dが配置されている。ここで下側のガイド12dは、ベッド前面下縁部の突出した部分に配置されている。また、上側と下側のガイド12u、12dの略中間の位置に下刃物台41を左右方向に移動させるための送りねじ45と、右主軸台31を左右方向に移動させるための送りねじ35とが、前者をベッド前面の左側に位置させ後者をベッド前面の右側に位置させて配置され、これらを回転駆動する送りモータ48、38がベッド前面の左右の端部となる位置に配置されている。
オペレータから見て左側の左主軸台21は、主軸台ベース22を介してベッド11の前面に固定されている。主軸台ベース22は、主軸台の一部となるものであるが、ここでは説明の都合上、左主軸2を軸支している部分を左主軸台21とし、この左主軸台とベッド11との間に介在している部分を主軸台ベース22として説明する。
主軸台ベース22は、図6に示すように、前方から見て縦長の略矩形形状の上部に右主軸台31側に向けて延びる矩形部分を備えた正面視で幅広い逆L字形のブロック状の主要構造部を備えており、その上方の前記延びる部分の前面に左主軸台21が一体に、又はボルト等で固定して装着されている。主軸台ベース22の背面(後側の面)の下縁部と高さ中間位置に後方に延びる脚部25u、25dが一体に設けられており、上側の脚部25uをベッド11の前面左端の上側ガイド12uの上方の位置でベッド11に固定し、下側の脚部25dを同下側のガイド12dの下方の位置でベッド11に固定して、装着されている。主軸台ベース22の背面側の右主軸台31側へ突出する部分(左主軸台21が装着されている部分)の下方には、当該突出させた部分と、右主軸台31側へ延在させた上側脚部25uとを連結一体化する支持板部26が一体に設けられている。左主軸2を回転駆動する左主軸モータ29は、主軸台ベース22に固定され、ベルト27駆動により、左主軸2を回転駆動している。
主軸台ベース22の上記形状は、工具タレット4が左移動端に移動したとき、当該工具タレットの左側に位置する下刃物台41が左主軸台21及び主軸台ベースの上部張出部28の下方に位置することを考慮したものである。すなわち、工具タレット4が左移動端に移動したとき、下刃物台41は、左主軸台21及び当該左主軸台を支持している主軸台ベースの上方の張出部28の下方で上下方向に移動位置決めされる。支持板部26は、工具タレット4が左移動端に移動したときの下刃物台41及びこれを上下方向に移動位置決め自在に支持しているX軸移動台(後述)との間のデッドスペースを利用して、左主軸2の支持剛性をより高めるために設けたものである。
主軸台ベース22とベッド11の前面との間で、かつ上側と下側の脚部25u、25dの間には、左右方向に貫通する空間23が形成され、ベッド前面のZ軸ガイド12u、12d及び工具タレット4用の左右送りねじ45の基端は、この空間を貫通している。また、ワーク加工時にZ軸ガイド12u、12dや左右送りねじ45を上方から落下して来る切削液や切粉から保護するための遮蔽カバー(図示せず)がZ軸ガイド12u、12dに案内されている下刃物台用のZ軸移動台に固定して設けられており、当該遮蔽カバーもまたこの空間23を通して左右移動可能となっている。
工具タレット4を主軸軸線aと平行な割出し軸回りに支持している下刃物台41は、略直方体形状で、ベッド前面のZ軸ガイド12u、12dに案内されかつ左右送りねじ45で移動位置決めされるZ軸移動台42の前面に設けたX軸ガイド43、43に案内され、かつこれらのガイドの略中間位置に配置した上下送りねじ47に螺合して、上下方向に移動位置決めされる。上下送りねじ47を回転駆動する送りモータ49は、下刃物台41の下方の位置でZ軸移動台42の下端部に固定されており、下方を向いた出力軸と上下送りねじ47の下端とを連結する回転伝達機構を介して上下送りねじ47を回転駆動している。
なお、ベッド11の形状において、ベッド上面前縁に一段高くなった部分を設け、前面下縁部に一段前方に突出した部分を設けたのは、下刃物台41(後述する右主軸台も同様)の重量や加工反力により生ずるモーメントを力学的により剛性の高い態様で受けることができるようにするためである。
右主軸台31は、右主軸3を軸支している軸支部32の背面側から下方に延びる支持構造部33を備え、この支持構造部の背面側下方部が下刃物台41と共通のZ軸ガイド12u、12dで案内され、下刃物台41の左右送りねじ45と同軸上でその右側に配置した送りねじ35に螺合して左右方向に移動位置決め自在である。すなわち、右主軸台の軸支部32は、背面下方部をZ軸ガイド12u、12dと送りねじ35によりベッド11の略鉛直な前面に移動位置決め自在に案内された支持構造部33の上端に手前側に突出するようにして配置されている。右主軸3を駆動する右主軸モータ39は、右主軸台の支持構造部33の手前側に固定され、ベルト37駆動により、右主軸3を回転駆動している。
以上のように、図に示した2主軸対向複合旋盤では、左主軸台21がベッド11に固定して定位置に、右主軸台31が左右方向に移動位置決め自在に、工具タレット4を装着した下刃物台41が左右及び上下移動自在に装着されているが、これらはベッド11の略鉛直な前面に固定して、又はこの前面に固定したガイド12u、12dと送りねじ35又は45により、左右方向に移動位置決め自在に装着されている。そして、左主軸2と右主軸3との間のワーク加工位置の下方の下刃物台41の更に下方に、ワーク加工時にその加工位置から落下する切削液や切粉を受ける左右に細長い形状の回収タンク13が着脱自在に設置されている。
ベッド11の手前両側に左右の支柱15が立設され、この左右の支柱の上端を繋ぐ上桁16が設けられている。ベッド11の上部には、上Z軸ガイド14と上側左右送りねじ55とが配置され、上Z軸移動台52が上Z軸ガイド14に案内されかつ上側左右送りねじ55に螺合して、上側左右送りねじ55を回転駆動する送りモータ58により、左右方向に移動位置決め自在に搭載されている。上Z軸ガイド14の手前側のものは、ベッド前縁部の一段高くなった部分に配置されている。
上Z軸移動台52の上部には、Y軸ガイド53と前後送りねじ(図示されていない)とが配置され、機械正面から見て背の高い矩形の前面を備えたY軸移動台54がY軸ガイド53に案内され、かつ送りモータ59で回転駆動される前後送りねじに螺合して、前後方向に移動位置決め自在に搭載されている。
Y軸移動台54の前面には、上X軸ガイド56と上側上下送りねじ(図示されていない)とが配置され、上X軸移動台57が上X軸ガイド56に案内され、かつ送りモータ60で回転駆動される上側上下送りねじに螺合して、上下方向に移動位置決め自在に装着されている。
上X軸移動台57には、角筒状の支持筒61が前方に突出した構造で設けられている。この支持筒61の前面には、上刃物台51が前後方向の軸回りに旋回自在に搭載されている。上刃物台51の旋回支持機構及び旋回用送りモータは、支持筒61内に設けられている。上刃物台51には、工具軸5がその工具把持端を下方に向けて軸支されている。工具軸5の回転駆動機構は、上刃物台51内に設けられている。
ベッド11の左右に立設した支柱15の前面には、工具マガジンの支持部材71が固定されている。この支持部材71は、支柱15の手前側で左右方向内側に延び、その内側端から前方に延びて、この手前に延びた部分に、工具マガジン7、7と工具交換装置72、72とが装着されている。図の工具マガジン7、7は、左右方向の軸回りに回転して工具を選択する円板構造のもので、支持円板73の外側面(反工具軸側の面)の円周上に工具を左右方向にして保持する多数の工具保持部74を備えている。各工具保持部74は、最下端に回動した位置で保持した工具の方向を下方に向ける方向変換機構を備えている。工具交換装置72、72は、下向きの工具軸5に装着した工具と工具マガジン7、7の最下端に割出された工具との間で工具交換を行う。
2 固定主軸
3 移動主軸
4 工具タレット
5 回転工具軸
11 ベッド
12u,12d Z軸ガイド
21 固定主軸台
31 移動主軸台
41 下刃物台
43 X軸ガイド
51 上刃物台
a 主軸軸線

Claims (4)

  1. 主軸軸線の直下に位置する刃物台のZ軸ガイドがベッドの略鉛直な前面(オペレータ側を向く面)の上下に配置され、
    前記刃物台のX軸ガイドが前記Z軸ガイドに背面側を案内されて移動するZ軸移動台の前面に配置され、
    当該刃物台がその反主軸台側に刃物取付部を備え、
    主軸台は前記Z軸ガイドを跨いでベッドの前記前面の上端部と下端部とに背面側下方部を固定された主軸台ベースの上方部手前側に一体に又は固定して設けられ、
    刃物台が主軸台側移動端に移動したときに当該刃物台が主軸台の下方に位置することを特徴とする、旋盤。
  2. 前記主軸台ベースがその上部の刃物台より高い位置で刃物台側に延びる張出部を備え、主軸台がこの張出部の手前側に固定され、この張出部の背面側をベッド前面の上端部に連結固定する支持板部を備え、
    刃物台が主軸台側移動端に移動したときに前記Z軸移動台の主軸台側の部分がこの支持板部の下方に位置することを特徴とする、請求項1記載の複合旋盤。
  3. 主軸モータが前記主軸台ベースの前面下方部に装着されている、請求項1又は2記載の複合旋盤。
  4. 前記主軸台に軸支された主軸と対向する移動主軸を備え、当該移動主軸が、前記Z軸ガイドに背面下方部を案内された移動主軸台の上方部からオペレータ側に突出する部分に軸支されている、請求項1、2又は3記載の複合旋盤。
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