JP5646833B2 - 自動工具交換装置を備えた旋盤 - Google Patents

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この発明は、自動工具交換装置を備えた旋盤に関し、特に水平方向の主軸軸線より高い位置に自動工具交換される工具を装着する刃物台を備えている旋盤において、当該刃物台に装着される工具を収容する工具マガジンの配置ないし支持構造に特徴がある旋盤に関するものである。
自動工具交換装置を備えた旋盤は、旋盤本体に工具マガジンと工具交換装置とが追加して設けられる。工具交換装置の設置スペースは、比較的省スペースで済むが、交換される多数の工具を収容する工具マガジンは、ある程度の設置スペースを必要とする。
従来の旋盤では、工具マガジンを旋盤本体の後方、側方、あるいは前方に旋盤本体と別置きで設置するか、旋盤のベッド上に固定して主軸台の背後側に配置していた。ここで背後、側方、前方の語は、旋盤のオペレータから見た位置関係を示し、背後はオペレータの反対側、前方はオペレータ側である。
工具マガジンを旋盤本体とは別置きで設ける構造は、当然のことながら工具マガジンを含む旋盤全体の設置スペースが旋盤本体のみの場合より大きくなる。しかも別置きで設けた工具マガジンの設置スペースは、旋盤本体の設置スペースの後方、側方又は前方に部分的に突出したスペースとなり、工場のスペース効率を低下させる。
また、工具マガジンを旋盤のベッドに搭載して主軸台の背後に配置した構造では、旋盤のベッドが大型となり、その設置スペースも大きくなる。また、工具マガジンを設置する空間が制限されるため、工具の収容本数を多くすることが困難である。
更に旋盤本体と別置きで工具マガジンを設置する構造では、工具マガジンと旋盤本体の加工部の位置とが離れるため、工具交換時の刃物台の移動距離が大きくなり、工具交換に時間を要することになる。
また、工具マガジンを旋盤本体の後方や側方、あるいは旋盤のベッドに支持して刃物台の後方に設けた構造では、工具マガジンに収容した工具の交換を行うとき、オペレータが旋盤の側方や背後に移動する必要があり、その作業スペースを確保する必要から、旋盤を設置する工場のスペース効率を低下させると共に、作業者の負担も増大する。
この発明は、上記の問題点を解消するためになされたもので、比較的工具の収容本数の多い工具マガジンを、旋盤の設置スペースを増大させることなく、また工具マガジンの工具を交換する際にオペレータが機械の側方や後方に移動する必要がなく、かつ工具交換時の刃物台の移動距離が短くして、工具交換を短い時間で行うことが可能な旋盤を提供することを課題としている。
この発明の自動工具交換装置を備えた旋盤では、自動交換される工具を収容する工具マガジン73を主軸軸線aを水平方向にした主軸2、3の主軸台21、31上方の空間に配置している。従来構造では、工具マガジンを旋盤本体のベッド又は旋盤のベッドとは別置きで設けた工具マガジン専用の機台上に載置した状態で、すなわち工具マガジンの下部を前記ベッドや機台で支持して、設けられている。
これに対して本願発明の旋盤における工具マガジン73は、旋盤のベッド11に両側のコラム15の下端を固定した門形フレーム17により、支持腕76(76u、76d)ないし支持枠71を介して片持ち状態ないし懸吊状態で支持されている。この支持構造により、重量の大きな工具マガジン73を主軸2、3の上部の空間に高い支持剛性で配置することが可能になる。
水平方向の同一軸線a上にワーク把持端を対向させて2個の主軸2、3を配置した2主軸対向旋盤においては、同一構造でかつ左右対称形状の2個の工具マガジン73、73をそのそれぞれが2個の主軸2、3の主軸台21、31の上方の空間に位置するように配置する。自動交換される工具を装着する刃物台(上刃物台)51は、2個の工具マガジン73、73の中間で、かつ2個の工具マガジン73、73と略同一高さに配置される。工具交換装置72は、2個の工具マガジン73、73のそれぞれに近接させてそれぞれの工具マガジン73、73の刃物台51側に配置する。
工具交換装置72は、工具マガジン73の下端の位置又は刃物台51に最も近い位置において、刃物台51との間で工具を交換するように設ける。主軸軸線aより上方に位置する刃物台51に装着される工具は下向きに装着されるので、ホームポジションに移動した刃物台に装着されている工具の高さと、自動工具交換装置72の工具把持高さとを略一致させる位置関係で、工具マガジン73及び刃物台51を配置するのが工具交換時の刃物台51の移動距離を短くして工具交換時間を短縮する上で最も好ましい。
工場の良好な作業環境を保持するため、及び機構ユニットや制御ユニットを切粉や切削液から保護するためにワークを加工する加工領域bと、移動台のガイドや送りねじを配置した機構領域cとをカバーで遮蔽する構造が一般的である。この発明の旋盤では、刃物台51の背後の機構領域cと加工領域bとがその間に設けたカバー83L、83R、86U、86Dで遮蔽されており、工具マガジン73は、これらの遮蔽カバーの縁を回り込むようにして当該カバーの前方に延びる支持腕76ないし支持枠71を介して当該カバーより前方の主軸2、3の上方の位置に支持されている。
この発明により、水平方向の主軸軸線aと当該軸線より高い位置に配置した刃物台51とを備えた旋盤において、主軸2、3の上方の空間に刃物台51に装着される多数の工具を収容する工具マガジン73を十分な支持剛性を備えた構造で配置することが可能になる。この工具マガジンの配置により、工具収容本数の多い工具マガジンを機械の設置スペースを増大することなく設置することが可能となり、工具マガジンを刃物台51に近い位置に配置できることから、工具交換時間も短縮できるという効果がある。
また、工具マガジンが機械の前面(オペレータ側)に配置されるので、工具マガジンへの工具の着脱を機械の前方から行うことが可能となり、オペレータの移動のためのスペースも小さくて済むと共に、工具マガジンに工具を装脱する際のオペレータの作業負担も軽減されるという効果がある。
この発明の構造を備えた2主軸対向複合旋盤の例を示す全体斜視図 図1の旋盤の右側面図 図1のA部における側面図 図1の旋盤の全体正面図
以下、図面を参照してこの発明の具体例を説明する。図はこの発明の構造を備えた2主軸対向複合旋盤で、同一軸線a上で対向する2個の主軸2、3と、主軸軸線の直上に配置された工具軸5と、主軸軸線の直下に配置された工具タレット4とを備えている。主軸軸線aの方向がオペレータから見て左右方向、工具軸5及び工具タレット4の工具切込み方向が鉛直方向、これらに直交する方向が前後方向であり、左右が旋盤のZ軸、上下がX軸、前後がY軸で、オペレータ側が前方である。
オペレータから見て左側の固定側主軸2を軸支する主軸台21は、ベッド11の前面に固定されており、移動側主軸3を軸支する右側の主軸台31は、ベッド11の前面に沿って左右方向に移動位置決め自在である。工具軸5を軸支している上刃物台(回転工具ヘッド)51は、左右、上下及び前後方向に移動位置決め自在であり、かつ前後方向軸回りに旋回位置決め自在である。工具軸5の左右の主軸台21、31の上方の位置に、工具軸5に装着する工具を収容する工具マガジン73が配置されている。工具タレット4は、下刃物台41に左右方向の軸回りに割出回転可能にして、下刃物台41の右端に配置され、下刃物台41は、左右及び上下方向に移動位置決め自在である。
下刃物台41は、下Z軸移動台42の前面に上下方向に設けた図示しない下X軸ガイドに案内され、かつこれらのガイドの略中間位置に配置した図示しない下X軸送りねじに螺合して、上下方向に移動位置決め自在である。下X軸送りねじは、下X軸送りモータ50で回転駆動される。下Z軸移動台42は、ベッド前面の上下に配置した下Z軸ガイド12u、12dに案内され、かつこれらのガイドの略中間位置に配置した下Z軸送りねじ45に螺合して、左右方向に移動位置決め自在である。下Z軸送りねじ45は、下Z軸送りモータ48で回転駆動される。
左主軸台21は、その背面下方部をベッド11の前面に固定されている。右主軸台31は、その背面下方部を、下刃物台41と共通の下Z軸ガイド12u、12dで案内され、下Z軸送りねじ45と同軸上でその右側に配置した主軸送りねじ35に螺合して、左右方向に移動位置決め自在である。主軸送りねじ35は、主軸送りモータ36で回転駆動される。すなわち、左主軸台21及び右主軸台31は、背面下方部をベッド11の前面に固定ないし案内されており、主軸2、3を軸支している主軸台21、31の上部がベッド11の前面より手前側上方に位置するため、主軸軸線aは、ベッド11の前面の更に前方に位置している。そして、工具の切込み方向を鉛直方向とする工具軸5及び工具タレット4は、主軸軸線aの直上及び直下の位置に配置される。
すなわち、図に示した2主軸対向複合旋盤では、左主軸2、右主軸3、工具タレット4及び工具軸5が、ベッド11の前面より更に前方(オペレータ側)に位置しており、主軸台21、31の上方に位置する工具マガジン73も、ベッド11の前面より更に前方に位置している。そして、工具タレット4の更に下方の、ワーク加工時にその加工位置から落下する切削液や切粉を受ける左右に細長い形状の回収タンク13が設置されている。
ベッド11の上面には、上Z軸ガイド14と上Z軸送りねじ55とが配置され、上Z軸移動台52が上Z軸ガイド14に案内されかつ上Z軸送りねじ55に螺合して、左右方向に移動位置決め自在に搭載されている。上Z軸送りねじ55は、上Z軸送りモータ58で回転駆動される。
上Z軸移動台52の上部には、Y軸ガイド53とY軸送りねじ(図示されていない)とが配置され、機械正面から見て背の高い矩形の前面を備えたY軸移動台54がY軸ガイド53に案内され、かつY軸送りモータ59で回転駆動されるY軸送りねじに螺合して、前後方向に移動位置決め自在に搭載されている。
Y軸移動台54の前面には、上X軸ガイド56と上X軸送りねじ(図示されていない)とが配置され、上X軸移動台57が、上X軸ガイド56に案内され、かつ上X軸送りモータ60で回転駆動される上X軸送りねじに螺合して、上下方向に移動位置決め自在に装着されている。
上X軸移動台57には、その前方に突出する角筒状の筒体61が設けられている。筒体61の前面には、上刃物台51が前後方向の軸回りに旋回位置決め自在に搭載されている。上刃物台51の旋回機構及び旋回用モータは、筒体61内に設けられている。上刃物台51には、工具軸5がその工具装着端を下方に向けて軸支されている。上刃物台51内には、工具軸5の回転駆動するビルトインモータが設けられている。
ベッド11の手前側部分の両側面に下端15aをボルト止めされて、左右のコラム15が立設されている。左右のコラム15は、上部に手前側に延びる上下の支持腕76u、76dを備えている。左右のコラム15の上端は、上支持腕76uに両端を固定された繋ぎ桁16で連結されて、門形のフレーム17が形成されている。繋ぎ桁16は、U字断面の桁で、その両端は小口板78で閉鎖され、その内側が上刃物台51への電気ケーブルの配線スペースとなっている。
ベッド11の前縁両端のコラム15より前方の左右方向内側の位置で、かつY軸移動台54がオペレータ側移動端に移動したときのY軸移動台54の前面より前方となる位置に、固定支柱81L、81Rが立設されている。一方、上Z軸移動台52の前縁部の筒体61の左右両側となる位置に、移動支柱82L、82Rが固定支柱81L、81Rと同一面上にして立設されている。そして、左側の固定支柱81Lと移動支柱82Lとの間及び右側の固定支柱81Rと移動支柱82Rとの間には、Z軸方向に伸縮可能な支柱間カバー83L、83Rが、その外側側辺を固定支柱81L、81Rに固定し、内側側辺を移動支柱82L、82Rに固定して、設けられている。
図の支柱間カバー83L、83Rは、縮んだときに重ね合わされた状態となる上下方向に細長い複数のプレートを備え、プレート相互が左右方向に滑り移動することにより、Z軸方向に伸縮する構造である。支柱間カバー83L、83Rは、その上縁及び下縁を繋ぎ桁16の内側及びベッドの上面に設けた図示されていない左右方向のガイドに案内され、内側縁を移動支柱82L、82Rに案内されている。
左右の移動支柱82L、82Rの間には、左右側辺を左右の移動支柱82L、82Rに案内されて、X軸方向に摺動移動自在な枠85が設けられている。上刃物台51を支持している筒体61は、この枠85を前後摺動自在に貫通している。枠85の上辺と移動支柱82L、82Rの上端との間には、X軸方向に伸縮自在な枠上カバー86Uが装着され、下辺と移動支柱82L、82Rの下端との間には、X軸方向に伸縮自在な枠下カバー86Dが装着されている。図の枠上カバー86U及び枠下カバー86Dは、縮んだときに重ね合わされた状態となる複数の左右方向に細長いプレートを備えた構造で、プレート相互が上下方向に滑り移動することにより、X軸方向に伸縮する構造である。
上記構造において、上刃物台51は、支柱間カバー83L、83Rの伸縮によりZ軸方向移動可能、枠上カバー86U及び枠下カバー86DのX軸方向伸縮によりX軸方向移動可能、かつ筒体61が枠85を貫通して摺動することにより、Y軸方向に移動可能である。
下Z軸移動台42と移動主軸台31との間には、下Z軸ガイド12u、12d及び主軸送りねじ35の前方となる位置で、支柱間カバー83Rと同様な構造の台間カバー87が、その左側辺を下Z軸移動台42に固定し、右側辺を移動主軸台31に固定して設けられている。一方、下Z軸移動台42の左側辺には、一枚板で形成された台カバー49の右側辺が固定されている。この台カバー49の左側部分は、下Z軸ガイド12u、12d及び下Z軸送りねじ45の前方の位置で、固定主軸台21の背面とベッド前面との間に形成された空間を左右方向に移動自在に貫通している。台カバー49を上記構造の一枚板で形成する代わりに、台間カバー87と同様な伸縮自在なカバーを固定主軸台21と下Z軸移動台42との間に両側辺を固定して設けてもよい。
下Z軸移動台42の前面に設けた下X軸ガイド及び下X軸送りねじ及び下刃物台41は、下Z軸移動台42に固定した箱形の下刃物台カバー88で覆われている。下刃物台41は、下刃物台カバー88内で上下移動し、工具タレット4は、下刃物台カバー88の右側壁に設けた上下方向にスライドするスライド板を貫通して下刃物台カバー88の右側に位置している。
ベッド11の左右に立設したコラム15上部の前方に延びる上下の支持腕76u、76dの前端には、工具マガジンを支持する支持枠71の外側縁が固定されている。この支持枠71は、支柱間カバー83L、83Rの手前側で左右方向内側に延び、その内側端の前面に工具交換ユニット7のユニットフレーム75が、その背面側をボルト止めして、固定されている。工具交換ユニット7は、ユニットフレーム75、工具マガジン73及び工具交換装置72を含む組立体(アッセンブリ)である。
工具マガジン73は、左右方向の軸回りに割出回転自在にして、ユニットフレーム75の左右方向外側に装着されている。工具マガジン73は、その回転割出により収容された工具の1つを選択する円盤形状のもので、その外側面(反ユニットフレーム側の面)の円周上に工具を外向き水平方向にして保持する多数の工具保持部74を備えている。各工具保持部74は、最下端に回動した位置で工具の方向を下向きにする方向変換機構を備えている。
工具交換装置72は、ユニットフレーム75の左右方向内側面に軸方向往復動可能かつ180度回転可能に軸支した鉛直軸91と、この鉛直軸の下端に長手中央を固定した旋回腕92と、この旋回腕の両端に装着した工具把持部93とを備えている。工具交換装置72は、工具把持部93での工具の把持、鉛直軸91の下動、180度回動及び上動並びに工具把持の開放という一連の動作により、下向きの工具軸5に装着された工具と工具マガジン73の最下端に割出されて下向きとなった工具とを交換する。
工具交換ユニットのユニットフレーム75は、その背面側が支柱間カバー83L、83Rの手前側にある支持枠71に固定されている。従って、左右の工具マガジン73、73及び工具交換装置72、72は、ベッド11の前面より更に前方(オペレータ側)の、左右の主軸台21、31の略直上部で、かつ工具軸5と略同高さの左右に配置される。工具マガジン73には、工具軸5に装着される回転工具及び旋削工具が格納される。回転工具軸5は、原点位相で回転を固定するロック装置が設けられており、旋削工具を装着することによって旋削加工も可能な構造である。
工具軸5は、主軸2、3の間を左右に移動することにより、右主軸3に把持されたワーク及び左主軸2に把持されたワークの両方を、加工することができる。この発明の構造では、工具軸5に装着される工具の工具マガジン及び工具交換装置を、主軸2、3の略直上部でかつ工具軸5と略同高さで、工具軸5の左右に配置することができるので、工具交換時における工具軸5の移動距離を短くでき、工具交換時間を短縮できる。更に、2主軸対向旋盤においては、左右の主軸に把持されるワークのそれぞれに専用の工具があるときに、それらをそれぞれの側の工具マガジンに収容するなどにより、工具交換時の工具軸5の移動距離を最小にすることが可能である。
工具マガジン73及び工具交換装置72は、両下端をベッド11に固定した門形のフレーム17で支持している。そのため、工具マガジン73及び工具交換装置の支持剛性を高くすることが容易で、かつ、工具軸5の左右に2主軸対向旋盤において、工具マガジン73及び工具交換装置72を、これらとの間で工具交換を行う上刃物台51の左右に2個配置することが容易に可能で、多くの工具を収容可能にできると共に、工具交換時の上刃物台51の移動距離を短くできる。更に、工具マガジン73及び工具交換装置72をベッド11に固定した門形フレーム17で支持して、従来デッドスペースとなっていた主軸台21、31の上方のスペースに配置しているので、工具マガジン73を設置するための専用のスペースを必要とせず、自動工具交換装置を備えた工作機械の設置スペースを小さくできる効果がある。
2 固定主軸
3 移動主軸
4 工具タレット
5 回転工具軸
11 ベッド
17 門形フレーム
21 固定主軸台
31 移動主軸台
51 上刃物台
71 支持枠
72 工具交換装置
73 工具マガジン
76 支持腕
83 遮蔽カバー
a 主軸軸線
b 加工領域
c 機構領域

Claims (2)

  1. オペレータから見て左右方向に延びる水平方向の主軸軸線(a)上にワーク把持端を対向させた2本の主軸(2,3)を備え、これらの主軸(2,3)の回転中心である前記主軸軸線(a)より高い位置にこれらの主軸に把持されたワークを加工する工具を装着する上刃物台(51)を備え、当該上刃物台に装着する工具を収容する工具マガジン(73)と、前記上刃物台に装着された工具と前記工具マガジンに収容された工具の選択された1個とを交換する工具交換装置(72)とを備えた旋盤において、
    2個の前記工具マガジン(73,73)を備え、当該2個の工具マガジンが、前記主軸を軸支する主軸台(21,31)及び上刃物台(51)を支持するベッド(11)に両下端を固定した門形のフレーム(17)に支持されて、前記2個の主軸台のそれぞれの上方かつ前記上刃物台の両側方の位置に配置されている、自動工具交換装置を備えた旋盤。
  2. 前記上刃物台(51)の背後に加工領域(b)と機構領域(c)とを遮蔽するカバー(83L,83R)が設けられて、前記工具マガジンが、前記カバーの側縁を回り込むように延びる支持腕ないし支持枠(76u,76d,71)を介して前記門形フレームに支持されて、前記カバーのオペレータ側に位置していることを特徴とする、請求項1記載の旋盤。
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