JP2010223009A - 車両の制御装置 - Google Patents

車両の制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2010223009A
JP2010223009A JP2009068644A JP2009068644A JP2010223009A JP 2010223009 A JP2010223009 A JP 2010223009A JP 2009068644 A JP2009068644 A JP 2009068644A JP 2009068644 A JP2009068644 A JP 2009068644A JP 2010223009 A JP2010223009 A JP 2010223009A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
engine
load
torque converter
speed
restart
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009068644A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5157982B2 (ja
Inventor
Katsunori Ueda
克則 上田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp filed Critical Mitsubishi Motors Corp
Priority to JP2009068644A priority Critical patent/JP5157982B2/ja
Publication of JP2010223009A publication Critical patent/JP2010223009A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5157982B2 publication Critical patent/JP5157982B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

【課題】エンジン始動性を確保しながら、乗員に違和感を与える事態を防ぐことが出来るようにする。
【解決手段】エンジン11運転中に自動停止条件が成立するとエンジン11を自動停止させる自動停止制御を実行し且つエンジン11の自動停止後に再始動条件が成立するとエンジン11を自動再始動させる自動再始動制御を実行するアイドル制御手段42と、トルクコンバータ18の負荷TRQtcを演算する負荷演算手段43と、アイドル制御手段42によりエンジン11が自動再始動された際、トルクコンバータ負荷TRQtcに応じてエンジン11の出力を制御するエンジン制御手段44とを備えて構成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、エンジンとトルクコンバータ付き自動変速機とが搭載された車両の制御装置に関するものである。
従来より、車両に搭載されたエンジンのアイドリング期間を短くすることで、エンジンから排出される排ガス量を低減することを狙った技術、いわゆる、アイドルストップ制御に関する技術が知られている。
また、以下の特許文献1においては、アイドルストップ制御によってエンジンを自動再始動させる際、車両に生じるショック(いわゆる始動ショック)を低減させ、且つ、エンジンの始動性を高めることを狙った技術が開示されている。
より具体的に、この特許文献1においては、自動変速機が搭載された車両において、シフトレバーがドライブポジションにあるときにエンジンを自動再始動させると、車両には始動ショックと呼ばれるショックが生じる課題が提示されている(同文献の〔0003〕段落の記載参照)。
そして、この始動ショックを解消するための手法として、エンジンが自動再始動する場合には、一般的なエンジン始動時に比べ、燃料噴射量を低減させたり、或いは、点火時期を遅角させたりすることで、エンジントルクを低減させる手法が紹介されている(同文献の〔0005〕段落の記載参照)。
もっとも、過度に燃料噴射量を低減したり、点火時期を遅角させたりすると、エンジンの始動性が低減してしまうので、この特許文献1の技術においては、エンジンの冷却水温度を考慮しながら、エンジントルクの低減量を演算する手法が採用されている(例えば、同文献の図2の記載参照)。
特開2002−242724号公報
しかしながら、トルクコンバータ付き自動変速機が搭載された車両において、アイドルストップ制御によりエンジンを自動再始動させる場合に、乗員に違和感を与えないようにしながら、エンジンの始動性を確保することを両立させるという課題を、上記の特許文献1に代表される一般的な技術によって解決することは、依然困難である。
つまり、上記の特許文献1の技術では、エンジンの冷却水温が所定値よりも低い場合や、外気温が所定値よりも低い場合に、再始動中のエンジンのトルクを抑制するようにしているが、このような手法をトルクコンバータ付き自動変速機が搭載された車両に適用したとしても、エンジン始動性を確保しながら、乗員に違和感を与える事態を防ぐという課題を十分に解決することは現実問題として非常に難しいのである。
本発明はこのような課題に鑑み案出されたもので、トルクコンバータ付き自動変速機が搭載された車両において自動再始動制御が実行された際、エンジン始動性を確保しながら、乗員に違和感を与える事態を防ぐことが出来る、車両の制御装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の車両の制御装置(請求項1)は、エンジンとトルクコンバータ付き自動変速機とが搭載された車両の制御装置であって、前記エンジンの運転中に自動停止条件が成立すると前記エンジンを自動停止させる自動停止制御を実行し且つ前記エンジンの自動停止後に再始動条件が成立すると前記エンジンを自動再始動させる自動再始動制御を実行する自動停止再始動手段と、前記トルクコンバータの負荷を演算する負荷演算手段と、前記自動停止再始動手段により前記エンジンが自動再始動された際、前記負荷演算手段により検出された前記トルクコンバータ負荷に応じて前記エンジンの出力を制御するエンジン制御手段とを備えることを特徴としている。
また、請求項2記載の本発明の車両の制御装置は、請求項1記載の内容において、前記エンジンの回転数を検出する回転数検出手段を備え、前記エンジン制御手段は、前記負荷演算手段により演算された前記トルクコンバータ負荷に加え、所定期間ごとに前記回転数検出手段により検出された前記エンジン回転数に応じて前記エンジンの出力を制御することを特徴としている。
また、請求項3記載の本発明の車両の制御装置は、請求項1または2記載の内容において、前記自動変速機の作動油温を検出する油温検出手段を備え、前記負荷演算手段は、前記油温検出手段により検出された前記作動油温に基づき前記トルクコンバータ負荷を検出することを特徴としている。
また、請求項4記載の本発明の車両の制御装置は、請求項1〜3いずれか1項の記載の内容において、前記エンジン制御手段は、前記自動停止再始動手段の該再始動制御の実行により前記エンジンが自動再始動された後少なくとも出力調整期間は前記トルクコンバータの負荷を上回るように前記エンジンの出力を制御することを特徴としている。
また、請求項5記載の本発明の車両の制御装置は、請求項1〜4いずれか1項の記載の内容において、前記エンジン制御手段は、前記回転数検出手段により検出された前記エンジン回転数が目標回転数より高く且つ前記負荷演算手段により検出された前記トルクコンバータ負荷がエンジン燃焼トルクを下回っている場合に、前記自動停止再始動手段の該再始動制御の実行により前記エンジンが自動再始動された後少なくとも出力調整期間は前記エンジンの出力を制限することを特徴としている。
また、請求項6記載の本発明の車両の制御装置は、請求項4または5に記載の内容において、前記エンジン制御手段は、所定の時間として設定された前記出力調整期間が経過するまで前記トルクコンバータの負荷を上回るように前記エンジンの出力を制御することを特徴としている。
また、請求項7記載の本発明の車両の制御装置は、請求項4または5に記載の内容において、前記エンジン制御手段は、前記回転数検出手段により検出された前記エンジン回転数が目標回転数に達するまでの期間として設定された前記出力調整期間が経過するまで前記トルクコンバータの負荷を上回るように前記エンジンの出力を制御することを特徴としている。
本発明の車両の制御装置によれば、自動再始動制御時にトルクコンバータの負荷に応じてエンジンの出力を制御することで、エンジン始動性を確保しながら、乗員に違和感を与える事態を防ぐことが出来る。(請求項1)
また、時々刻々と変化するエンジン回転数に応じてエンジンの出力を制御することで、再始動したエンジンをよりきめ細やかに制御することが出来る。(請求項2)
また、温度によって変化する自動変速機の作動油の粘性を考慮してトルクコンバータの負荷を得ることで、より正確なエンジン制御を実現することが出来る。(請求項3)
また、自動再始動後のエンジンの回転数が適切に上昇しない事態、即ち、エンジン回転数の吹き上がり不良を抑制することが出来る。(請求項4)
また、自動再始動後のエンジンの回転数が過度に上昇する事態、即ち、エンジン回転数の過剰吹き上がりを抑制することが出来る。(請求項5)
また、エンジンの出力を調整する期間(即ち、出力調整期間)を所定の時間として設定することで、ドライバに違和感を与えることを抑制しながら、エンジン回転数の吹き上がり不良や過剰吹き上がりを抑制することが出来る。(請求項6)
また、エンジンの出力を調整する期間(即ち、出力調整期間)を、エンジン回転数が目標回転数に達するまでの期間として設定することで、ドライバに違和感を与えることを抑制しながら、エンジン回転数の吹き上がり不良や過剰吹き上がりを抑制することが出来る。(請求項7)
本発明の一実施形態に係る車両の制御装置の全体構成を示す模式的なブロック図である。 本発明の一実施形態に係る車両の制御装置が適用される車両に搭載されたトルクコンバータの容量係数と速度比との関係を模式的に示すグラフである。 本発明の一実施形態に係る車両の制御装置が適用される車両に搭載されたトルクコンバータの負荷トルクとエンジン回転数との関係を模式的に示すグラフである。 本発明の一実施形態に係る車両の制御装置の制御内容を示す模式的なフローチャートである。
図1に示すように、車両10には、エンジン11およびオートマチックトランスミッションユニット(AT(Automatic Transmission)ユニット,自動変速機)12が搭載されている。
エンジン11は、ガソリンエンジンであって、このエンジン11によって生じた駆動力は、ATユニット12を介して車輪13に伝達されるようになっている。
また、このエンジン11には、スロットルバルブ14が設けられ、エンジン11の吸気量を調節することで、エンジン11の出力を調節することが出来るようになっている。なお、このスロットルバルブ14は、いわゆる電子制御式スロットルバルブであって、後述するECU(Electronic Control Unit)40により、その開度θTHが制御されるようになっている。
また、このエンジン11のインテークマニホールド(図示略)には、インテークマニホールド内の気圧(以下、単にインマニ圧という)Pimを検出するインマニ圧センサ15が設けられている。なお、このインマニ圧センサ15による検出結果PimはECU40により読み込まれるようになっている。
また、このエンジン11には、エンジン回転数Neを検出する回転数センサ16が設けられている。なお、この回転数センサ16による検出結果Neも、ECU40により読み込まれるようになっている。
さらに、このエンジン11には、エンジン冷却水(図示略)の温度Twを検出する冷却水温度センサ17も設けられている。なお、この冷却水温度センサ17による検出結果Twも、ECU40により読み込まれるようになっている。
ATユニット12は、トルクコンバータ18および変速機構19を備えている。
トルクコンバータ18は、入力シャフト18Aがエンジン11のクランクシャフト11Aに接続され、出力シャフト18Bが変速機構19に接続されている。また、入力シャフト18Aの一端にはポンプインペラ21が設けられ、出力シャフト18Bの一端にはタービンランナ22が設けられている。そして、これらのポンプインペラ21とタービンランナ22との間には図示しないステータが設けられている。また、これらのポンプインペラ21とタービンランナ22とは図示しないATフルード(作動油)を介して接続されている。
そして、エンジン11によって駆動されたポンプインペラ21が回転することでATフルードの流れが生じ、このATフルードの流れを受けたタービンランナ22が回転するようになっている。また、ステータは、回転するタービンランナ22によって生じたATフルードの戻り流れを整流し、ポンプインペラ21に還元するようになっている。
このATユニット12には、ATフルードの温度Tfを検出する油温センサ23が設けられている。なお、この油温センサ23による検出結果Tfは、ECU40により読み込まれるようになっている。
変速機構19は、いずれも図示しない太陽歯車(sun gear)、遊星歯車(planetary gear)、遊星キャリア(planetary carrier),外輪歯車(outer gear)および複数の摩擦係合要素を有する遊星歯車機構である。この変速機構19は、その入力シャフト19Aがトルクコンバータ18の出力シャフト18Bに接続され、その出力シャフト18Bがデファレンシャルギアユニット(図示略)を介して車輪13のハブ(図示略)に接続されている。
そして、この変速機構19は、これらの摩擦係合要素を係合または解放することで、太陽歯車、遊星キャリア、外輪歯車のうちのいずれか1つを固定し、残りの一方を変速機構19の入力シャフト19Aに接続し、残りの他方を出力シャフト19Bに接続することが出来るようになっている。これにより、変速機構19は、トルクコンバータ18から入力された回転を減速した上で、車輪13へ伝達することが出来るようになっている。
なお、変速機構19の変速段は、車両10の車内に設けられたシフトレバー(図示略)がドライバによって操作されることで変更されるようになっている。
また、車輪13の近傍には、車輪速センサ24が設けられている。この車輪速センサ24は、車輪13の回転速度Vwを検出するものであって、この検出結果VwはECU40によって読み込まれるようになっている。
車輪13は、ブレーキディスク13Aを有するハブに取り付けられている。また、このブレーキディスク13Aが、キャリパ(ブレーキ装置)27によって挟まれることで、車輪13が制動されるようになっている。
キャリパ27はブレーキ油圧制御ユニット(ブレーキ装置)28から供給される油圧に応じてブレーキディスク13Aを挟んだり解放したりするようになっている。
ブレーキ油圧制御ユニット28は、いずれも図示しない、CPU,メモリおよびハイドロリックユニットを有する電子制御ユニットである。また、このブレーキ油圧制御ユニット28は、ECU40と電気的に接続され、ECU40から目標ブレーキトルクTRQbrkを示す指令が入力されると、この目標ブレーキトルクTRQbrkに対応する圧力でブレーキフルードを加圧し、加圧したブレーキフルードをキャリパ27に対して供給するようになっている。
また、この車両10のブレーキペダル25の近傍には、ストップランプスイッチ26が設けられている。このストップランプスイッチ26は、ブレーキペダル25が踏込まれていない場合にはオフになり、ブレーキペダル25が踏み込まれた場合にオンになる電気スイッチである。また、このストップランプスイッチ26は、車両10のブレーキランプ(図示略)に接続されている。そして、このストップランプスイッチ26がオンになるとブレーキランプが点灯し、オフになるとブレーキランプが消灯するようになっている。また、このストップランプスイッチ26はECU40にも接続され、ストップランプスイッチ26がオン或いはオフであるかをECU40が確認することが出来るようになっている。
また、この車両10には、傾斜センサ(傾斜検出手段)29が設けられている。この傾斜センサ29は、車両10の傾き角度(傾斜角度)θvを検出するものであって、傾斜センサ29の検出結果はECU40によって読み込まれるようになっている。
また、この車両10のアクセルペダル31の近傍には、アクセルポジションセンサ32が設けられている。このアクセルポジションセンサ32は、ドライバによって踏込まれたアクセルペダル31の量(アクセルペダル踏み込み量)θaccを検出するものである。なお、このアクセルポジションセンサ32による検出結果は、ECU40により読み込まれるようになっている。
そして、この車両10には、ECU40が設けられている。
このECU40は、いずれも図示しないメモリおよびCPU(Central Processing Unit)を有する電子制御ユニットである。
また、このECU40のメモリには、いずれもソフトウェアとして、車速演算部41,アイドル制御部(自動停止再始動手段)42,トルクコンバータ負荷演算部(負荷演算手段)43およびエンジン制御部(エンジン制御手段)44が記録されている。さらに、このECU40のメモリには、容量係数マップ71も記録されている。
これらのうち、車速演算部41は、車輪速センサ24により検出された車輪13の回転速度Vwに基づいて、車両10の速度、即ち車速Vsを演算するものである。
アイドル制御部42は、エンジン11に対する自動停止制御を実行したり、自動再始動制御を実行したりするものである。
ここで、自動停止制御とは、エンジン11の運転中に自動停止条件が成立するとエンジン11を自動停止させる制御である。一方、自動再始動制御とは、エンジン11の自動停止後に再始動条件が成立すると、エンジン11を再始動させる制御である。
なお、アイドル制御部42の制御によるエンジン11のクランキングを「オートクランキング」という。一方、車両10のドライバがシリンダキー(図示略)をイグニッションポジションまで回転させることで行なわれるクランキングを、「マニュアルクランキング」という。また、マニュアルクランキングによるエンジン11の始動をマニュアル始動という。
そして、アイドル制御部42は、以下の条件(1)〜(3)がいずれも満たされれば、自動停止条件が満たされたと判定するようになっている。
条件(1): ストップランプスイッチ26がオンである
条件(2): 車速Vsがゼロである
条件(3): シフトレバーがドライブ(D)ポジションにある
また、アイドル制御部42は、以下の条件(4)が満たされれば、自動再始動条件が満たされたと判定するようになっている。
条件(4): ストップランプスイッチ26がオンからオフになる
トルクコンバータ負荷演算部43は、ATフルード温度Tfとエンジン回転数Neとに基づいて、エンジン11が自動再始動する場合におけるトルクコンバータ18の負荷トルク(トルクコンバータ負荷)TRQtcを演算するものである。具体的に、このトルクコンバータ負荷演算部43は、以下の式(A)を用いて、トルクコンバータ12の負荷トルクTRQtcを演算するようになっている。
TRQtc=C×Ne 2 ・・・(A)
ここで、Cはトルクコンバータの容量係数を示している。そして、トルクコンバータ負荷演算部43は、このトルクコンバータ容量係数Cを、油温センサ23によって検出されたATフルード温度Tfに基づいて得るようになっている。
この容量係数Cは、図2に示すように、速度比eに応じて変化する特性を有するとともに、ATフルード温度Tfに応じて変化する特性を有している。なお、速度比eとは、エンジン回転数Neに対するトルクコンバータ18のタービンランナ22の回転数Ntの比である。また、この図2中、鎖線Lc1で示すのはATフルード温度Tfが比較的低い場合における容量係数Cの特性線であり、実線Lc2で示すのはATフルード温度Tfが比較的高い場合における容量係数Cの特性線である。
もっとも、エンジン11が自動再始動する場合、速度比eはゼロである。これは、自動停止条件が満たされる前提として車速Vsがゼロであること(即ち、上記の条件(2))と、シフトレバーがドライブ(D)ポジションにあること(即ち、上記の条件(3))とが設定されていることによるものである。つまり、この場合、車両11は停止しており(条件(2))、且つ、車輪13とタービンランナ22とは機械的に連結されている(条件(3))という状態であって、故に、タービンランナ回転数Ntはゼロなのである。
したがって、エンジン11が自動再始動する場合におけるトルクコンバータ18の容量係数Cは、速度比eがゼロであるとみなすことが可能であり、よって、ATフルード温度Tfにのみによって定まるのである。そして、ATフルード温度Tfが低くなるに連れてATフルードの粘性は高くなるため、この図2に示されるように、ATフルード温度Tfが低くなるに連れてトルクコンバータの容量係数Cは増大する特徴がある。
このようなトルクコンバータの容量係数Cを考慮し、ECU40のメモリには、速度比eがゼロである場合におけるATフルード温度Tfに応じた容量係数Cを規定した容量係数マップ71が記録されている。
そして、トルクコンバータ負荷演算部43は、エンジン11が自動再始動する際に油温センサ23によって検出されたATフルード温度Tfを、この容量係数マップ71に適用することで、容量係数Cを得るようになっている。
ここで、図3に着目する。この図3のグラフにおいて、鎖線LTR1で示すのはATフルード温度Tfが比較的低い場合におけるトルクコンバータ18の負荷トルクTRQtcの特性線であり、実線LTR2で示すのはATフルード温度Tfが比較的高い場合におけるトルクコンバータ18の負荷トルクTRQtcの特性線である。これらの鎖線LTR1および実線LTR2は、トルクコンバータ負荷演算部43が、いずれも上記の(A)式を用いて演算することで得られたものであって、故に、両線LTR1,LTR2ともに2次曲線として描かれている。
そして、これらの鎖線LTR1および実線LTR2で示されるように、トルクコンバータ18の負荷トルクTRQtcは、エンジン回転数Neが上昇するに連れて急激に増大する特性を有しているが、ATフルード温度Tfが低いほど、その傾向が強くなる特徴がある。換言すれば、ATフルード温度Tfが低ければ低いほど、自動再始動時におけるエンジン11にかかる負荷は高くなるのである。
図1に戻って説明を続ける。
エンジン制御部44は、アイドル制御部42によりエンジン11が自動再始動された際、トルクコンバータ負荷演算部43により検出されたトルクコンバータ18の負荷トルクTRQtcと、回転数センサ16により検出されたエンジン回転数Neとをクランクシャフト11Aが180度回転する毎に読み込み、読み込んだエンジン回転数Neに応じてエンジン11の出力を制御するものである。
より具体的に、このエンジン制御部44は、回転数センサ16により検出されたエンジン回転数Neと、インマニ圧センサ15により検出されたインマニ圧Pimとを、ECU40のメモリに記録されているエンジン出力トルクマップ(図示略)に適用することで、エンジン11の燃焼トルクTRQengを演算するようになっている。
また、このエンジン制御部44は、回転数センサ16により検出されたエンジン回転数Neと、冷却水温度センサ17により検出された冷却水温度Twとを、ECU40のメモリに記録されているエンジンフリクションマップ(図示略)に適用することで、エンジン11の損失トルク(いわゆる、エンジンフリクション)TRQlossを演算するようになっている。
さらに、このエンジン制御部44は、上記のエンジン燃焼トルクTRQengが、上記のエンジンフリクションTRQlossと、トルクコンバータ負荷演算部43によって演算されたトルクコンバータ負荷トルクTRQtcとの合計値以下であるか否か、即ち、以下の式(B)が満たされるか否かを判定するようになっている。
TRQeng ≦ TRQloss + TRQtc ・・・(B)
ここで、上式(B)が満たされる場合は、エンジン11がストールする可能性が高いため、エンジン制御部44は、以下の式(C)に示されるように、現在のエンジン燃焼トルクTRQengに対して第1補正トルクΔTRQ1を加えることで、目標とするエンジン11の出力トルク(目標エンジントルク)TRQtagを増大補正するようになっている。
TRQtag=TRQeng + ΔTRQ1 ・・・(C)
その後、このエンジン制御部44は、回転数センサ16により検出されたエンジン回転数Neと、増大補正後の目標エンジントルクTRQtagとに基づいて、目標とするスロットルバルブ14の開度(目標スロットルバルブ開度)θTHtagを設定するようになっている。そして、エンジン制御部44は、スロットルバルブ開度θTHが、設定された目標スロットルバルブ開度θTHtagになるように、スロットルバルブ14を制御するようになっている。
一方、上式(B)が満たされない場合、エンジン11がストールする可能性が低いため、原則として、エンジン制御部44は、目標エンジントルクTRQtagの補正は行なわない。しかしながら、エンジン回転速度が始動後のアイドル目標回転数に到達する時点でエンジン燃焼トルクTRQengが過剰な場合、即ち、以下の式(D)が満たされる場合に、現在のエンジン燃焼トルクTRQengをそのまま目標エンジントルクTRQtagに設定してしまうと、エンジン11が過剰に吹き上がってしまう可能性がある。
TRQeng > TRQloss + TRQtc ・・・(D)
ここで、上式(D)が満たされる場合、エンジン制御部44は、以下の式(E)に示されるように、現在のエンジン燃焼トルクTRQengから第2補正トルクΔTRQ2を差し引くことで、目標エンジントルクTRQtagを減少補正するようになっている。
TRQtag=TRQeng − ΔTRQ2 ・・・(E)
その後、このエンジン制御部44は、回転数センサ16により検出されたエンジン回転数Neと、減少補正後の目標エンジントルクTRQtagとに基づいて、目標スロットルバルブ開度θTHtagを設定し、且つ、設定された目標スロットルバルブ開度θTHtagになるように、スロットルバルブ14を制御するようになっている。
本発明の一実施形態に係る車両の制御装置は上述のように構成されているので、以下のような作用および効果を奏する。
図4に示すように、まず、エンジン制御部44が、エンジン燃焼トルクTRQengの演算を行なう(ステップS11)。つまり、エンジン制御部44は、回転数センサ16により検出されたエンジン回転数Neと、インマニ圧センサ15により検出されたインマニ圧Pimとに基づいて、ECU40のメモリに記憶されているエンジン出力トルクマップ(図示略)に適用することで、エンジン11の燃焼トルクTRQengを得る。
また、このエンジン制御部44が、エンジンフリクションTRQlossを演算する(ステップS12)。つまり、エンジン制御部44は、回転数センサ16により検出されたエンジン回転数Neと、冷却水温度センサ17により検出された冷却水温度Twとを、ECU40のメモリに記録されているエンジンフリクションマップ(図示略)に適用することで、エンジン11の損失トルク、即ち、エンジンフリクションTRQlossを得る。
その後、トルクコンバータ負荷演算部43が、トルクコンバータ負荷トルクTRQtcを演算する(ステップS13)。つまり、トルクコンバータ負荷演算部43は、上記の式(A)を用いることで、ATフルード温度Tfとエンジン回転数Neとに基づき、エンジン11が自動再始動する場合におけるトルクコンバータ負荷トルクTRQtcを演算する。
そして、エンジン制御部44は、ステップS11で得られたエンジン燃焼トルクTRQengが、ステップS12で得られたエンジンフリクションTRQlossと、ステップS13で得られたトルクコンバータ負荷トルクTRQtcとの合計値以下であるか否か、即ち、上記の式(B)が満たされるか否かを判定する(ステップS14)。
ここで、エンジン燃焼トルクTRQengが、エンジンフリクションTRQlossとトルクコンバータ負荷トルクTRQtcとの合計値以下である場合(ステップS14のYesルート)、エンジン制御部44は、上記の式(C)に示されるように、現在のエンジン燃焼トルクTRQengに対して第1補正トルクΔTRQ1を加えることで、目標エンジントルクTRQtagを増大補正する(ステップS15)。これは、エンジン11がストールする事態を避けるとともに、エンジン11がストールしないにせよ、エンジン11の運転安定性が損なわれることを防ぐための措置である。なお、このステップS15における目標エンジントルクTRQtagを増大補正は、少なくとも出力調整期間TPC(例えば、5[sec])継続されるようになっている。
一方、エンジンフリクションTRQlossとトルクコンバータ負荷トルクTRQtcとの合計値をエンジン燃焼トルクTRQengが上回っており(ステップS14のNoルート)、エンジン制御部44は、エンジン11の回転速度が所定のアイドル目標回転数以上であるかを判定する(ステップS16)。
ここで、エンジン制御部44が、エンジン11の回転速度が所定のアイドル目標回転数以上であると判定した場合には、エンジン燃焼トルクTRQengが、ステップS12で得られたエンジンフリクションTRQlossと、ステップS13で得られたトルクコンバータ負荷トルクTRQtcとの合計値を上回っているか否かを改めて判定する(ステップS17)。
ここで、エンジンフリクションTRQlossとトルクコンバータ負荷トルクTRQtcとの合計値をエンジン燃焼トルクTRQengが上回っている場合には(ステップS17のYesルート)、現在のエンジン燃焼トルクTRQengをそのまま目標エンジントルクTRQtagに設定してしまうと、エンジン11が過剰に吹き上がってしまう可能性がある。
このため、エンジン制御部44は、上記の式(E)に示すように、現在のエンジン燃焼トルクTRQengから第2補正トルクΔTRQ2を差し引くことで、目標エンジントルクTRQtagを減少補正する(ステップS18)。なお、このステップS17における目標エンジントルクTRQtagの減少補正は、少なくとも出力調整期間TPC(例えば、5[sec])継続されるようになっている。
そして、エンジン制御部44は、回転数センサ16により検出されたエンジン回転数Neと、ステップS15において得られた増大補正後の目標エンジントルクTRQtag、または、ステップS17において得られた減少補正後の目標エンジントルクTRQtagに基づいて、目標スロットルバルブ開度θTHtagを設定し、且つ、設定された目標スロットルバルブ開度θTHtagになるように、スロットルバルブ14を制御する(ステップS19)。
なお、ステップS11で得られたエンジン燃焼トルクTRQengが、エンジンフリクションTRQlossとトルクコンバータ負荷トルクTRQtcとの合計値を上回っており(ステップS14のNoルート)、且つ、トルクコンバータ負荷トルクTRQtcが下限閾値TRQth1を上回っているである場合(ステップS17のNoルート)、エンジン制御部44は、目標エンジントルクTRQtagに対する補正を行なわない。
このように、本発明の一実施形態に係る車両の制御装置によれば、トルクコンバータ18の負荷トルクTRQtmに応じて、エンジン11の出力を制御することで、自動再始動制御が実行された際に、エンジン11がストールする事態や、過大にエンジン回転数Neが増大する事態を防ぐことが可能となる。このような作用および効果は、先行技術文献の欄で例示した特許文献1の技術のように、エンジンの冷却水温が所定閾値よりも低い場合や、外気温が所定閾値よりも低い場合に、自動再始動中のエンジンのトルクを抑制するという手法では達成することが困難である。
これに対して、本実施形態に係る本発明によれば、トルクコンバータ18の負荷トルクTRQtmに応じて、エンジン11の出力を制御することで、自動再始動制御が実行された際に、エンジン11の始動性を確保しながら、乗員に違和感を与える事態を防ぐことが出来る。
また、クランクシャフト11Aが180度回転する毎に読み込まれたエンジン回転数Neに応じてエンジン11の出力を制御するようになっているので、エンジン回転数Neが時々刻々と変化しても、自動再始動後のエンジン11をよりきめ細やかに制御することが出来る。
また、油温センサ23により検出されたATフルード温度Tfに基づいてトルクコンバータ18の負荷、即ち、トルクコンバータ負荷トルクTRQtcを得るようになっているので、トルクコンバータ18のATフルードの粘性を考慮した、より正確なエンジン制御を実現することが出来る。
また、エンジン燃焼トルクTRQengが、エンジンフリクションTRQlossとトルクコンバータ負荷トルクTRQtcとの合計値以下である場合、少なくとも出力調整期間TPC(例えば、5[sec])は、エンジンフリクションTRQlossとトルクコンバータ負荷トルクTRQtc合計値よりもエンジン燃焼トルクTRQengが大きくなるように、エンジン11の出力を制御するようになっている。これにより、自動再始動後、エンジン回転数Neが適切に上昇しない事態、即ち、エンジン回転数Neの吹き上がり不良が生じる事態を防ぐことが出来る。
また、トルクコンバータ負荷トルクTRQtcが下限閾値TRQth1未満である場合は、エンジン11の出力が制限されるようになっているので、自動再始動後のエンジン回転数Neが過度に上昇する事態、即ち、エンジン回転数Neの過剰吹き上がりを抑制することで、ドライバや乗員に違和感を与える事態を防ぐことが出来る。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は係る実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することが出来る。その一例を以下に示す。
上述の実施形態においては、エンジンがガソリンエンジンである場合を例にとって説明したが、これに限定するものではなく、ディーゼルエンジンであっても良い。
また、エンジンがディーゼルエンジンである場合には、スロットルバルブ開度θTHの制御に代えて、燃料噴射量を制御するようにしてもよい。
また、上述の実施形態においては、変速機構が遊星歯車機構である場合を例にとって説明したが、これに限定するものではない。例えば、遊星歯車機構に代えて、CVT(Continuously Variable Transmission)機構を用いるようにしても良い。
また、上述の実施形態においては、アイドル制御部42が、上記の条件(1)〜(3)が満たされれば、自動停止条件が満たされたと判定するようになっている場合について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、以下の条件(9)および(10)が満たされると、自動停止条件が満たされたと判定されるようにしても良い。
条件(9): 車速Vsがゼロである
条件(10): シフトレバーがパーキング(P)またはニュートラル(N)ポジションにある
また、上述の実施形態においては、アイドル制御部42が、上記の条件(4)および(5)が満たされれば、自動再始動条件が満たされたと判定するようになっている場合について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、上記の条件(9)および(10)が満たされたことにより、エンジン1が自動停止した場合には、以下の条件(11)および(12)が満たされると、自動再始動条件が満たされたと判定されるようにしても良い。
条件(11): ストップランプスイッチがオン
条件(12): シフトレバーがドライブ(D),リバース(R),セカンド(2nd)またはファースト(1st)ポジションに変更された
また、上述の実施形態においては、車両10のドライバがシリンダキー(図示略)をイグニッションポジションまで回転させることにより行なわれたマニュアルクランキングによるエンジン11の始動をマニュアル始動として説明した。しかしながら、シリンダキーに代えて、エンジンスタートボタン(図示略)を車両10に設けるようにする場合もあり得る。この場合、エンジンスタートボタンが押下されたことによるマニュアルクランキングでエンジン11が始動した場合もマニュアル始動に該当する。つまり、シリンダキーおよびエンジンスタートボタンは、エンジン11をマニュアル始動させる手段(マニュアル始動手段)に該当する。
また、上述の実施形態においては、ストップランプスイッチ26が、ブレーキペダル25が踏込まれていない場合にはオフになり、ブレーキペダル25が踏み込まれた場合にオンになるスイッチである場合を説明したが、これに限定するものではない。例えば、ブレーキペダル25が踏込まれていない場合にはオンになり、ブレーキペダル25が踏み込まれた場合にオフになるスイッチをストップランプスイッチ26として用いても良い。
また、上述の実施形態においては、エンジン制御部44が、回転数センサにより検出されたエンジン回転数Neをクランクシャフトが180度回転する毎に読み込み、読み込んだエンジン回転数Neに応じてエンジンの出力を制御する場合について説明したが、これに限定するものではない。例えば、クランクシャフトが180度回転する毎ではなく、所定期間(例えば、約5〜20[msec])毎に、エンジン制御部44が、エンジン回転数Neを読み込み、読み込んだエンジン回転数Neに応じてエンジンの出力を制御するようにしても良い。
また、上述の実施形態においては、出力調整期間TPCが5[sec]という時間で設定されている場合について説明したが、5[sec]以下であっても良いし、5[sec]以上であっても良い。また、この出力調整期間TPCを時間ではなく、エンジン回転数Neがアイドル目標回転数(目標回転数)に達するまでの期間として設定しても良い。
また、上述の実施形態では、図4のステップS14で示す判定と、ステップS17で示す判定とを両方実行する場合について説明したが、これに限定するものではなく、ステップS17における判定をスキップするようにしても良い。
本発明は、車両の製造産業などに利用可能である。
11 ガソリンエンジン(エンジン)
12 ATユニット(自動変速機)
16 回転数センサ(回転数検出手段)
18 トルクコンバータ
23 油温センサ(油温検出手段)
42 アイドル制御部(自動停止再始動手段)
43 トルクコンバータ負荷演算部(負荷演算手段)
44 エンジン制御部(エンジン制御手段)
e エンジン回転数
TRQtc トルクコンバータ負荷
f ATフルード温度(自動変速機の作動油温)
PC 出力調整期間

Claims (7)

  1. エンジンとトルクコンバータ付き自動変速機とが搭載された車両の制御装置であって、
    前記エンジンの運転中に自動停止条件が成立すると前記エンジンを自動停止させる自動停止制御を実行し且つ前記エンジンの自動停止後に再始動条件が成立すると前記エンジンを自動再始動させる自動再始動制御を実行する自動停止再始動手段と、
    前記トルクコンバータの負荷を演算する負荷演算手段と、
    前記自動停止再始動手段により前記エンジンが自動再始動された際、前記負荷演算手段により検出された前記トルクコンバータ負荷に応じて前記エンジンの出力を制御するエンジン制御手段とを備える
    ことを特徴とする、車両の制御装置。
  2. 前記エンジンの回転数を検出する回転数検出手段を備え、
    前記エンジン制御手段は、
    前記負荷演算手段により演算された前記トルクコンバータ負荷に加え、所定期間ごとに前記回転数検出手段により検出された前記エンジン回転数に応じて前記エンジンの出力を制御する
    ことを特徴とする、請求項1記載の車両の制御装置。
  3. 前記自動変速機の作動油温を検出する油温検出手段を備え、
    前記負荷演算手段は、
    前記油温検出手段により検出された前記作動油温に基づき前記トルクコンバータ負荷を検出する
    ことを特徴とする、請求項1または2記載の車両の制御装置。
  4. 前記エンジン制御手段は、
    前記自動停止再始動手段の該再始動制御の実行により前記エンジンが自動再始動された後少なくとも出力調整期間は前記トルクコンバータの負荷を上回るように前記エンジンの出力を制御する
    ことを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両の制御装置。
  5. 前記エンジン制御手段は、
    前記回転数検出手段により検出された前記エンジン回転数が目標回転数より高く且つ前記負荷演算手段により検出された前記トルクコンバータ負荷がエンジン燃焼トルクを下回っている場合に、前記自動停止再始動手段の該再始動制御の実行により前記エンジンが自動再始動された後少なくとも出力調整期間は前記エンジンの出力を制限する
    ことを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載の車両の制御装置。
  6. 前記エンジン制御手段は、
    所定の時間として設定された前記出力調整期間が経過するまで前記トルクコンバータの負荷を上回るように前記エンジンの出力を制御する
    ことを特徴とする、請求項4または5に記載の車両の制御装置。
  7. 前記エンジン制御手段は、
    前記回転数検出手段により検出された前記エンジン回転数が目標回転数に達するまでの期間として設定された前記出力調整期間が経過するまで前記トルクコンバータの負荷を上回るように前記エンジンの出力を制御する
    ことを特徴とする、請求項4または5に記載の車両の制御装置。
JP2009068644A 2009-03-19 2009-03-19 車両の制御装置 Expired - Fee Related JP5157982B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009068644A JP5157982B2 (ja) 2009-03-19 2009-03-19 車両の制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009068644A JP5157982B2 (ja) 2009-03-19 2009-03-19 車両の制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010223009A true JP2010223009A (ja) 2010-10-07
JP5157982B2 JP5157982B2 (ja) 2013-03-06

Family

ID=43040484

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009068644A Expired - Fee Related JP5157982B2 (ja) 2009-03-19 2009-03-19 車両の制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5157982B2 (ja)

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH102246A (ja) * 1996-06-14 1998-01-06 Nissan Motor Co Ltd エンジンの回転数制御装置
JP2001032739A (ja) * 1999-07-21 2001-02-06 Denso Corp 内燃機関の空燃比制御装置
JP2001164958A (ja) * 1999-12-07 2001-06-19 Denso Corp At車のエンジン自動始動装置
JP2002242723A (ja) * 2001-02-13 2002-08-28 Denso Corp エンジン自動始動用の制御装置と制御方法
JP2002276447A (ja) * 2001-03-19 2002-09-25 Denso Corp 内燃機関の制御装置
JP2005315154A (ja) * 2004-04-28 2005-11-10 Denso Corp ディーゼルエンジン制御システム

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH102246A (ja) * 1996-06-14 1998-01-06 Nissan Motor Co Ltd エンジンの回転数制御装置
JP2001032739A (ja) * 1999-07-21 2001-02-06 Denso Corp 内燃機関の空燃比制御装置
JP2001164958A (ja) * 1999-12-07 2001-06-19 Denso Corp At車のエンジン自動始動装置
JP2002242723A (ja) * 2001-02-13 2002-08-28 Denso Corp エンジン自動始動用の制御装置と制御方法
JP2002276447A (ja) * 2001-03-19 2002-09-25 Denso Corp 内燃機関の制御装置
JP2005315154A (ja) * 2004-04-28 2005-11-10 Denso Corp ディーゼルエンジン制御システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP5157982B2 (ja) 2013-03-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4811498B2 (ja) 車両の制御装置
JP5505229B2 (ja) エンジン制御装置
JP5176913B2 (ja) 車両の制御装置
JP2009228578A (ja) 内燃機関のトルク制御装置
JP4905505B2 (ja) 車両の制御装置
US8396647B2 (en) Control apparatus and method of controlling internal combustion engine mounted on vehicle
US20050027424A1 (en) Control apparatus and method for vehicle
JP2008014294A (ja) 内燃機関の制御装置
JP5098921B2 (ja) 内燃機関の制御装置
JP4892863B2 (ja) 車両制御装置
JP5195559B2 (ja) 車両の制御装置
JP5219940B2 (ja) アイドルストップ車の制御装置
JP5157982B2 (ja) 車両の制御装置
JP2009058112A (ja) 車両用自動変速機の制御装置
JP3985469B2 (ja) 無段変速機の変速制御装置
JP5332783B2 (ja) 車両の制動制御装置
JP6870463B2 (ja) 車両の制御装置
JP4291742B2 (ja) アイドリングストップ判断装置
JP2013163994A (ja) 車両のエンジン自動制御装置
JP2008215198A (ja) 内燃機関の制御装置および制御方法
JP2006207430A (ja) 車両の制御装置
JP5045690B2 (ja) 車載内燃機関の制御装置
JP2015034493A (ja) 車両の制御装置
JP4060259B2 (ja) 空調装置の制御装置
JP4442427B2 (ja) 内燃機関の制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110803

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120522

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120524

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120720

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120807

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121005

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121113

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121126

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5157982

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151221

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees