JP2008215198A - 内燃機関の制御装置および制御方法 - Google Patents

内燃機関の制御装置および制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】アップシフト時のトルクダウン制御を、運転者の意図通りに確実に実行する。
【解決手段】ECUは、要求トルクダウン量を算出するステップ(S106)と、エンジン回転数NEがNE(1)より高く(S110にてYES)、かつ推定されたエンジントルクがトルクTE(1)よりも大きいと(S112にてYES)、トルクダウン加算量を算出して(S114)、要求トルクダウン量に加算するステップ(S116)と、要求トルクダウン量を減算した値を、目標エンジントルクとして算出するステップ(S118)と、少なくとも目標エンジントルクに基づいて、燃料噴射量Fを算出するステップ(S120)と、トルクダウン制御開始条件が成立すると(S122にてYES)、燃料噴射量Fをエンジンに供給させる制御信号をインジェクタに送信するステップ(S124)とを含む、プログラムを実行する。
【選択図】図9

Description

本発明は、内燃機関の制御に関し、特に、アップシフト時に内燃機関の出力トルクを抑制する制御に関する。
一般的に、内燃機関と自動変速機とを搭載した車両には、運転者によるシフトレバー操作に基づいて変速ポジション(たとえば、後進ポジション、ニュートラルポジション、前進ポジション)が設定され、このように設定された変速ポジション内(通常は、前進ポジション内)において自動変速制御が行なわれる。通常、前進ポジションにおいては、車速とスロットル開度(アクセル開度)とから決定される変速線(変速マップ)に基づいて、変速制御が実行される。この変速線を横切るとアップシフトまたはダウンシフトが実行される。アップシフト後においては、アップシフト前と比べて自動変速機の変速比が小さくなるので、アップシフトを終了させるためには、自動変速機の入力軸回転数をアップシフト後の同期回転数まで低下させる必要がある。アップシフトを早期に終了させるために、アップシフト時にエンジントルクを一時的に低下させる制御(トルクダウン制御)が実行される場合がある。このトルクダウン制御に関する技術が、たとえば特開2000−213390号公報(特許文献1)に開示されている。
この公報に開示された制御装置は、変速機の変速時に出力トルクを低下させ、変速ショックを低減させるエンジンを制御する。この制御装置は、アクセルペダルの踏込量とエンジン回転数とに基づいてエンジンに要求される出力トルクを目標トルクとして算出するための目標トルク算出手段と、出力トルクを低下させるトルク制御信号を入力したときに、目標トルクに基づいて燃料噴射を制御して出力トルクを低減させるための手段とを含む。
この公報に開示された制御装置によると、アクセルペダルの踏込量とエンジン回転数とに基づいて算出された目標トルクに基づいて、燃料噴射が制御される。これにより、アップシフト時において、エンジンへの燃料噴射量を抑制することによりエンジンの出力トルクを低減することができる。そのため、アップシフトを早期に終了させることができる。
特開2000−213390号公報
ところで、エンジンに要求される出力トルクは、エンジンの出力で作動する補機類(たとえばエアコンディショナ)の作動状態によっても異なる。そのため、補機類の作動状態によって、必要な燃料噴射量は異なる。また、エンジンのフリクショントルクは、エンジンの運転状態(たとえばエンジン回転数や、エンジンオイルの温度)によっても異なる。そのため、エンジンの運転状態によって、必要な燃料噴射量が異なる。
しかしながら、特許文献1に開示された装置において、目標トルクに基づいて燃料噴射を抑制する際、補機類の作動状態やエンジンのフリクショントルクについては何ら考慮されていない。そのため、たとえば補機類の作動状態やエンジンのフリクショントルクに応じて燃料噴射量を増減している場合、アップシフト時に、目標トルクに応じて燃料噴射量を抑制しても、補機類の作動状態やフリクショントルクによっては、運転者の意図するトルクダウンが十分に行なわれずに、アップシフトを早期に終了できない場合がある。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであって、その目的は、アップシフト時のトルクダウン制御を、運転者の意図通りに確実に実行することができる制御装置および制御方法を提供することである。
第1の発明に係る制御装置は、自動変速機に接続された内燃機関を制御する。この制御装置は、アップシフト前の内燃機関の回転数を検出するための検出手段と、アップシフト前の内燃機関の出力トルクを推定するための推定手段と、検出された回転数および推定された出力トルクの少なくともいずれかに基づいて、内燃機関の出力トルクの低下量を設定するための設定手段と、設定された低下量に基づいて、アップシフト実行時の内燃機関の出力トルクを低下させるための低下手段とを含む。第8の発明に係る制御方法は、第1の発明に係る制御装置と同様の要件を備える。
第1または8の発明によると、内燃機関の回転数や出力トルクが高い状態で車両を走行させている場合、運転者はスポーティな走行を要求しており、アップシフト時においては、アップシフトを早期に終了させることを運転者が意図していると考えられる。そこで、アップシフト前の内燃機関の回転数が検出される。アップシフト前の内燃機関の出力トルクが推定される。検出された回転数および推定された出力トルクの少なくともいずれかに基づいて、出力トルクの低下量が設定される。これにより、たとえば、内燃機関の回転数や出力トルクが高い場合に、アップシフトを早期に終了させることを運転者が意図しているとして、出力トルクの低下量を増大させることができる。そのため、たとえば、アップシフト前において、内燃機関の負荷やフリクショントルクの影響で内燃機関の出力トルクが高めに設定されていた場合であっても、出力トルクが確実に低減される。その結果、アップシフト時のトルクダウン制御を、運転者の意図通りに確実に実行することができる制御装置および制御方法を提供することができる。
第2の発明に係る制御装置においては、第1の発明の構成に加えて、設定手段は、検出された回転数が予め定められた回転数より高い場合に、低下量を増大させるように設定するための手段を含む。第9の発明に係る制御方法は、第2の発明に係る制御装置と同様の要件を備える。
第2または9の発明によると、検出された回転数が予め定められた回転数より高い場合に、低下量が増大される。そのため、アップシフト前の内燃機関の回転数が予め定められた回転数より高い場合に、アップシフトを早期に終了させることを運転者が意図しているとして、アップシフト時の内燃機関の出力トルクを確実に低減することができる。
第3の発明に係る制御装置においては、第2の発明の構成に加えて、設定手段は、検出された回転数が予め定められた回転数より高い場合に、検出された回転数が高いほど低下量を増大させるように設定するための手段を含む。第10の発明に係る制御方法は、第3の発明に係る制御装置と同様の要件を備える。
第3または10の発明によると、内燃機関の回転数が高いほど、アップシフトを早期に終了させることを運転者がより強く意図していると考えられる。そこで、高回転領域において、検出された回転数が高いほど、低下量が増大される。そのため、アップシフト時の内燃機関の出力トルクを、運転者の意図に応じてより確実に低減することができる。
第4の発明に係る制御装置においては、第1の発明の構成に加えて、設定手段は、推定された出力トルクが予め定められたトルクより大きい場合に、低下量を増大させるように設定するための手段を含む。第11の発明に係る制御方法は、第4の発明に係る制御装置と同様の要件を備える。
第4または11の発明によると、推定された出力トルクが予め定められたトルクより大きい場合に、低下量が増大される。そのため、アップシフト前の内燃機関の出力トルクが予め定められたトルクより大きい場合に、アップシフトを早期に終了させることを運転者が意図しているとして、アップシフト時の内燃機関の出力トルクを確実に低減することができる。
第5の発明に係る制御装置においては、第4の発明の構成に加えて、設定手段は、推定された出力トルクが予め定められたトルクより大きい場合に、推定された出力トルクが大きいほど低下量を増大させるように設定するための手段を含む。第12の発明に係る制御方法は、第5の発明に係る制御装置と同様の要件を備える。
第5または12の発明によると、内燃機関の出力トルクが高いほど、アップシフトを早期に終了させることを運転者がより強く意図していると考えられる。そこで、高トルク領域において、推定されたトルクが大きいほど、低下量が増大される。そのため、アップシフト時の内燃機関の出力トルクを、運転者の意図に応じてより確実に低減することができる。
第6の発明に係る制御装置においては、第1〜5のいずれかの発明の構成に加えて、低下手段は、設定された低下量に基づいて内燃機関への燃料供給量を抑制することにより、アップシフト実行時の内燃機関の出力トルクを低下させるための手段を含む。第13の発明に係る制御方法は、第6の発明に係る制御装置と同様の要件を備える。
第6または13の発明によると、設定された低下量に基づいて内燃機関への燃料供給量を抑制することにより、アップシフト時のトルクダウン制御が行なわれる。そのため、たとえば、内燃機関の回転数や出力トルクが高い場合に、アップシフトを早期に終了させることを運転者が意図しているとして、低下量を増大して設定することにより、アップシフト時の燃料供給量をより多く抑制することができる。これにより、たとえば、アップシフト前において、内燃機関の負荷やフリクショントルクの影響で燃料供給量が増量されていた場合であっても、内燃機関への燃料供給を完全にカットすることができる。そのため、アップシフト時において、出力トルクをより大きく低減することができる。
第7の発明に係る制御装置においては、第6の発明の構成に加えて、内燃機関には、内燃機関に燃料を供給するインジェクタが備えられる。制御装置は、内燃機関が搭載された車両の状態に基づいて、内燃機関の目標出力トルクを算出するための手段と、算出された目標出力トルクに応じた量の燃料を内燃機関に供給するようにインジェクタを制御するための手段とをさらに含む。低下手段は、設定された低下量に応じた値だけ低下した目標出力トルクを算出することにより、内燃機関への燃料供給を抑制するための手段を含む。第14の発明に係る制御方法は、第7の発明に係る制御装置と同様の要件を備える。
第7または14の発明によると、内燃機関が搭載された車両の状態に基づいて、内燃機関の目標出力トルクが算出される。算出された目標出力トルクに応じた量の燃料が、インジェクタにより内燃機関に供給される。アップシフト時は、設定手段により設定された低下量に応じた値だけ目標出力トルクが低下するように算出される。そのため、たとえば、アップシフト前において、内燃機関の負荷やフリクショントルクの影響で燃料供給量が増量されていた場合であっても、低下量を増大して目標出力トルクをより低減させることにより、内燃機関への燃料供給を完全にカットすることができる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。
図1を参照して、本発明の実施の形態に係る制御装置を搭載した車両について説明する。この車両は、FF(Front engine Front drive)車両である。なお、FF以外の車両であってもよい。
車両は、エンジン1000と、オートマチックトランスミッション2000と、オートマチックトランスミッション2000の一部を構成するプラネタリギヤユニット3000と、オートマチックトランスミッション2000の一部を構成する油圧回路4000と、ディファレンシャルギヤ5000と、ドライブシャフト6000と、前輪7000と、ECU(Electronic Control Unit)8000とを含む。
エンジン1000は、インジェクタ1010から噴射された燃料を、シリンダの燃焼室内で燃焼させるディーゼルエンジンである。燃焼によりシリンダ内のピストンが押し下げられて、クランクシャフトが回転させられる。インジェクタ1010からの燃料噴射量は、車両の状態に基づいて、ECU8000により制御される。なお、エンジン1000はディーゼルエンジンであることに限定されない。
エンジン1000には、エアコンディショナ(以下、A/Cとも記載する)1020が接続される。エンジン1000のクランクシャフトの回転が、タイミングベルト1022を経由してA/C1020に伝達される。A/C1020は、ECU8000からの作動信号によりオン状態にされると、タイミングベルト1022により伝達された回転でエアコンプレッサ(図示せず)を作動させて、車両室内の温度や湿度などを調節する。
オートマチックトランスミッション2000は、トルクコンバータ3200を経由してエンジン1000に連結される。オートマチックトランスミッション2000は、所望のギヤ段を形成することにより、クランクシャフトの回転数を所望の回転数に変速する。
オートマチックトランスミッション2000の出力ギヤは、ディファレンシャルギヤ5000と噛合っている。ディファレンシャルギヤ5000にはドライブシャフト6000がスプライン嵌合などによって連結される。ドライブシャフト6000を経由して、左右の前輪7000に動力が伝達される。
ECU8000には、車速センサ8002と、シフトレバー8004のポジションスイッチ8006と、アクセルペダル8008のアクセル開度センサ8010と、ブレーキペダル8012のストロークセンサ8014と、電子スロットルバルブ8016のスロットル開度センサ8018と、エンジン回転数センサ8020と、入力軸回転数センサ8022と、出力軸回転数センサ8024と、エアフロメータ8026とがハーネスなどを介在させて接続されている。
車速センサ8002は、ドライブシャフト6000の回転数から車両の速度(車速)Vを検出し、検出結果を表わす信号をECU8000に送信する。
シフトレバー8004の位置は、ポジションスイッチ8006により検出され、検出結果を表わす信号がECU8000に送信される。シフトレバー8004の位置に対応して、オートマチックトランスミッション2000のギヤ段が自動で形成される。また、運転者の操作に応じて、運転者が任意のギヤ段を選択できるマニュアルシフトモードを選択できるように構成してもよい。
アクセル開度センサ8010は、アクセルペダル8008の開度(アクセル開度)ACCを検出し、検出結果を表わす信号をECU8000に送信する。
ストロークセンサ8014は、ブレーキペダル8012のストローク量を検出し、検出結果を表わす信号をECU8000に送信する。
スロットル開度センサ8018は、アクチュエータにより開度が調整される電子スロットルバルブ8016の開度(スロットル開度)を検出し、検出結果を表わす信号をECU8000に送信する。電子スロットルバルブ8016により、エンジン1000に吸入される空気量が調整される。
エンジン回転数センサ8020は、エンジン1000の出力軸(クランクシャフト)の回転数(エンジン回転数)NEを検出し、検出結果を表わす信号をECU8000に送信する。
入力軸回転数センサ8022は、オートマチックトランスミッション2000の入力軸回転数(以下、タービン回転数ともいう)NTを検出し、検出結果を表わす信号をECU8000に送信する。
出力軸回転数センサ8024は、オートマチックトランスミッション2000の出力軸回転数NOを検出し、検出結果を表わす信号をECU8000に送信する。
エアフロメータ8026は、吸気管8028内に設けられ、エンジン1000の吸入空気量KLを検出し、検出結果を表わす信号をECU8000に送信する。
ECU8000は、車速センサ8002、ポジションスイッチ8006、アクセル開度センサ8010、ストロークセンサ8014、スロットル開度センサ8018、エンジン回転数センサ8020、入力軸回転数センサ8022、出力軸回転数センサ8024、エアフロメータ8026などから送られてきた信号、ROM(Read Only Memory)に記憶されたマップおよびプログラムに基づいて、車両が所望の走行状態となるように、機器類を制御する。
ECU8000は、シフトレバー8004がD(ドライブ)ポジションに位置することにより、オートマチックトランスミッション2000のシフトレンジにD(ドライブ)レンジが選択された場合、1速〜6速ギヤ段のうちのいずれかのギヤ段が形成されるように、オートマチックトランスミッション2000を制御する。1速〜6速段のうちのいずれかのギヤ段が形成されることにより、オートマチックトランスミッション2000は前輪7000に駆動力を伝達し得る。
図2を参照して、オートマチックトランスミッション2000内に設けられたプラネタリギヤユニット3000について説明する。
プラネタリギヤユニット3000は、クランクシャフトに連結された入力軸3100を有するトルクコンバータ3200に接続されている。プラネタリギヤユニット3000は、遊星歯車機構の第1セット3300と、遊星歯車機構の第2セット3400と、出力ギヤ3500と、ギヤケース3600に固定されたB1ブレーキ3610、B2ブレーキ3620およびB3ブレーキ3630と、C1クラッチ3640およびC2クラッチ3650と、ワンウェイクラッチF3660とを含む。
第1セット3300は、シングルピニオン型の遊星歯車機構である。第1セット3300は、サンギヤS(UD)3310と、ピニオンギヤ3320と、リングギヤR(UD)3330と、キャリアC(UD)3340とを含む。
サンギヤS(UD)3310は、トルクコンバータ3200の出力軸3210に連結されている。ピニオンギヤ3320は、キャリアC(UD)3340に回転自在に支持されている。ピニオンギヤ3320は、サンギヤS(UD)3310およびリングギヤR(UD)3330と噛合している。
リングギヤR(UD)3330は、B3ブレーキ3630によりギヤケース3600に固定される。キャリアC(UD)3340は、B1ブレーキ3610によりギヤケース3600に固定される。
第2セット3400は、ラビニヨ型の遊星歯車機構である。第2セット3400は、サンギヤS(D)3410と、ショートピニオンギヤ3420と、キャリアC(1)3422と、ロングピニオンギヤ3430と、キャリアC(2)3432と、サンギヤS(S)3440と、リングギヤR(1)(R(2))3450とを含む。
サンギヤS(D)3410は、キャリアC(UD)3340に連結されている。ショートピニオンギヤ3420は、キャリアC(1)3422に回転自在に支持されている。ショートピニオンギヤ3420は、サンギヤS(D)3410およびロングピニオンギヤ3430と噛合している。キャリアC(1)3422は、出力ギヤ3500に連結されている。
ロングピニオンギヤ3430は、キャリアC(2)3432に回転自在に支持されている。ロングピニオンギヤ3430は、ショートピニオンギヤ3420、サンギヤS(S)3440およびリングギヤR(1)(R(2))3450と噛合している。キャリアC(2)3432は、出力ギヤ3500に連結されている。
サンギヤS(S)3440は、C1クラッチ3640によりトルクコンバータ3200の出力軸3210に連結される。リングギヤR(1)(R(2))3450は、B2ブレーキ3620により、ギヤケース3600に固定され、C2クラッチ3650によりトルクコンバータ3200の出力軸3210に連結される。また、リングギヤR(1)(R(2))3450は、ワンウェイクラッチF3660に連結されており、1速段の駆動時に回転不能となる。
ワンウェイクラッチF3660は、B2ブレーキ3620と並列に設けられる。すなわ
ち、ワンウェイクラッチF3660のアウターレースはギヤケース3600に固定され、インナーレースはリングギヤR(1)(R(2))3450に回転軸を経由して連結される。
図3に、各ギヤ段と、各クラッチ要素および各ブレーキ要素の作動状態との関係を表した作動表を示す。車速Vとスロットル開度(アクセル開度ACC)とをパラメータとする変速マップ(図示せず)に基づいてギヤ段が決定されると、決定されたギヤ段を形成するように、各ブレーキ要素および各クラッチ要素の状態がこの作動表に示された状態になるように制御される。たとえば、ギヤ段が1速段である場合には、図3に示すように、C1クラッチ3640が係合状態に制御される。その後、1速段から2速段へアップシフトする場合には、解放状態であったB1ブレーキ3610が係合状態になるように制御される。
図4〜図7を参照して、インジェクタ1010からエンジン1000の燃焼室に供給される燃料噴射量Fについて説明する。
燃料噴射量Fは、車両の状態に基づいて、ECU8000により設定される。具体的には、ECU8000は、車速Vおよびアクセル開度ACCをパラメータとするマップ(図4参照)に基づいて目標エンジントルクを算出し、目標エンジントルクをパラメータとするマップ(図5参照)に基づいて、目標エンジントルクに応じた燃料噴射量Fが設定される。
ここで、A/C1020がオン状態であると、エンジン1000のクランクシャフトの回転によりエアコンプレッサが作動されるため、オフ状態に比べて、エンジン1000の負荷が高くなる。そこで、図5に示すように、同じ目標エンジントルクに対して、A/C1020がオン状態であるほうがオフ状態よりも、燃料噴射量Fが多くなるように設定される。
図5に示すマップにおいては、A/C1020がオフ状態の場合、燃料噴射量Fは、目標エンジントルクがTE(OFF)より小さいと0に設定され、目標エンジントルクがTE(OFF)より大きいほど徐々に多くなるように設定される。一方、A/C1020がオン状態の場合、燃料噴射量Fは、目標エンジントルクがTE(ON)(<TE(OFF))より小さいと0に設定され、目標エンジントルクがTE(ON)より大きいほど徐々に多くなるように設定される。
さらに、エンジン1000のフリクショントルクは、図6に示すように、エンジン回転数NEが高いほど大きくなる。したがって、同じ目標エンジントルクを出力する場合、エンジン回転数NEが高いほど、燃料噴射量Fがより多く必要になる。
そこで、図7に示すように、フリクション係数Kを、エンジン回転数NEが高いほど大きくなるように設定する。なお、フリクション係数Kの設定方法はこれに限定されない。たとえば、エンジン1000内のエンジンオイルの温度など、エンジン回転数NEに加えて、エンジン1000のフリクショントルクに影響する他の物理量に基づいて、フリクション係数Kを設定してもよい。
このフリクション係数Kと図5に示すマップにより設定した燃料噴射量Fとの積が、最終的な燃料噴射量Fとして設定される。
以上のような車両の構成において、アップシフト時のトルクダウン制御について説明する。
たとえば、1速段においては、C1クラッチ3640が係合状態に制御され、B1ブレーキ3610は解放状態に制御される。1速段から2速段へのアップシフトが開始されると、B1ブレーキ3610の制御圧(以下、係合圧とも記載する)が上昇する。これにより、B1ブレーキ3610が係合状態となり、1速段から2速段へのアップシフトが実行される。
アップシフトにおいては、オートマチックトランスミッション2000の変速比が小さくなるので、アップシフトを終了させるためには、タービン回転数NTをアップシフト後の同期回転数まで低下させる必要がある。
こうしたアップシフトを早期に終了させるために、トルクダウン制御が実行される。ECU8000は、アップシフト中の目標エンジントルクを低下させて設定することにより、インジェクタ1010から供給される燃料噴射量Fを低下させる。これにより、エンジントルクが一時的に低下するので、タービン回転数NTを早期に低下させることができる。
しかしながら、上述のように、A/C1020の状態やエンジン1000のフリクショントルク(エンジン回転数NE)によって、同じ目標エンジントルクであっても、実際に供給される燃料噴射量Fが異なる。そのため、アップシフト時に目標エンジントルクを低下させても、A/C1020の状態やエンジン回転数NEによっては、燃料噴射量Fが十分に低下しない場合がある。そのため、運転者の意図するトルクダウンが十分に行なわれずに、アップシフトを早期に終了できない場合がある。
そこで、本発明においては、アップシフト時のエンジントルク低下量を車両の状態に基づいて設定することにより、燃料噴射量Fを十分に低下させて運転者の意図どおりにアップシフトを早期に終了させる。
図8を参照して、本実施の形態に係る制御装置の機能ブロック図について説明する。図8に示すように、この制御装置は、アップシフト条件判断部8100と、トルクダウン制御許可条件判断部8200と、目標エンジントルク算出部8300と、エンジントルク制御部8400とを含む。
アップシフト条件判断部8100は、車速センサ8002からの車速Vおよびアクセル開度センサ8010からのアクセル開度ACCに基づいて、アップシフト条件が成立したか否かを判断する。
トルクダウン制御許可条件判断部8200は、アップシフト条件判断部8100の判断結果およびエアフロメータ8026からの信号に基づいて、トルクダウン制御許可条件が成立しているか否かを判断する。
目標エンジントルク算出部8300は、トルクダウン制御許可条件判断部8200の判断結果、車速センサ8002からの車速V、アクセル開度センサ8010からのアクセル開度ACC、エアフロメータ8026からの吸入空気量KL、およびエンジン回転数センサ8020からのエンジン回転数NEに基づいて、目標エンジントルクを算出する。
エンジントルク制御部8400は、目標エンジントルク算出部8300により算出された目標エンジントルク、入力軸回転数センサ8022からの入力軸回転数NTおよび出力軸回転数センサ8024からの出力軸回転数NOに基づいて、燃料噴射量Fを算出し、算出された燃料噴射量Fをエンジン1000に供給させる制御信号を、インジェクタ1010に送信する。
このような機能ブロックを有する本実施の形態に係る制御装置は、デジタル回路やアナログ回路の構成を主体としたハードウェアでも、ECUに含まれるCPU(Central Processing Unit)およびメモリとメモリから読み出されてCPUで実行されるプログラムとを主体としたソフトウェアでも実現することが可能である。一般的に、ハードウェアで実現した場合には動作速度の点で有利で、ソフトウェアで実現した場合には設計変更の点で有利であると言われている。以下においては、ソフトウェアとして制御装置を実現した場合を説明する。なお、このようなプログラムを記録した記録媒体についても本発明の一態様である。
図9を参照して、本実施の形態に係る制御装置であるECU8000が実行するプログラムの制御構造について説明する。なお、このプログラムは、予め定められたサイクルタイムで繰り返し実行される。
ステップ(以下、ステップをSと略す)100にて、ECU8000は、車速センサ8002からの車速V、アクセル開度センサ8010からのアクセル開度ACC、エンジン回転数センサ8020からのエンジン回転数NE、エアフロメータ8026からの吸入空気量KL、入力軸回転数センサ8022からの入力軸回転数NT、出力軸回転数センサ8024からの出力軸回転数NOのモニタを開始する。
S102にて、ECU8000は、車速Vおよびアクセル開度ACCに基づいて、アップシフト条件が成立したか否かを判断する。アップシフト条件が成立すると(S102にてYES)、処理はS104に移される。そうでないと(S102にてNO)、この処理は終了する。
S104にて、ECU8000は、エアフロメータ8026からの信号に基づいて、トルクダウン制御許可条件が成立しているか否かを判断する。ECU8000は、たとえば、エアフロメータ8026からの信号が正常な値を示す場合に、トルクダウン制御許可条件が成立していると判断する。なお、トルクダウン制御許可条件が成立したか否かの判断方法はこれに限定されない。トルクダウン制御許可条件が成立していると(S104にてYES)、処理はS106に移される。そうでないと(S104にてNO)、この処理は終了する。
S106にて、ECU8000は、エンジン回転数NEおよび吸入空気量KLの少なくともいずれかに基づいて、エンジントルクを推定する。
S108にて、ECU8000は、エンジン回転数NEおよび推定されたエンジントルクとに基づいて、要求トルクダウン量を算出する。ECU8000は、たとえば、図10に示すような、エンジン回転数NEおよびエンジントルクをパラメータとするマップに基づいて、要求トルクダウン量を算出する。図10に示すマップにおいては、エンジン回転数NEが高いほど、エンジントルクが大きいほど、要求トルクダウン量が大きくなるように記憶されている。
S110にて、ECU8000は、エンジン回転数NEが予め定められた回転数NE(1)より高いか否かを判断する。エンジン回転数NEが予め定められた回転数NE(1)より高いと(S110にてYES)、処理はS112に移される。そうでないと(S110にてNO)、処理はS118に移される。
S112にて、ECU8000は、推定されたエンジントルクが予め定められたトルクTE(1)よりも大きいか否かを判断する。推定されたエンジントルクが予め定められたトルクTE(1)よりも大きいと(S112にてYES)、処理はS114に移される。そうでないと(S112にてNO)、処理はS118に移される。
S114にて、ECU8000は、トルクダウン加算量を算出する。ECU8000は、たとえば、図11に示すような、エンジン回転数NEおよびエンジントルクをパラメータとするマップに基づいて、トルクダウン加算量を算出する。図11に示すマップにおいては、エンジン回転数NEがNE(1)より高いほど、エンジントルクがTE(1)よりも高いほど、トルクダウン加算量が大きくなるように記憶されている。
S116にて、ECU8000は、要求トルクダウン量を補正する。具体的には、ECU8000は、S108で算出された要求トルクダウン量にS114で算出されたトルクダウン加算量を加算する。
S118にて、ECU8000は、トルクダウン制御後の目標エンジントルクを算出する。ECU8000は、車速V、アクセル開度ACCをパラメータとして上述の図4に示したマップを用いて算出された目標エンジントルクから、要求トルクダウン量を減算した値を、トルクダウン制御後の目標エンジントルクとして算出する。
S120にて、ECU8000は、トルクダウン制御後の燃料噴射量Fを算出する。ECU8000は、S118で算出した目標エンジントルク、上述の図5に示したマップおよび図7に示したフリクション係数Kに基づいて、トルクダウン制御後の燃料噴射量Fを算出する。
S122にて、ECU8000は、トルクダウン制御開始条件が成立したか否かを判断する。ECU8000は、たとえば、入力軸回転数NTが変速前の同期回転数でなくなった場合(すなわちイナーシャ相が開始された場合)に、トルクダウン制御開始条件が成立したと判断する。トルクダウン制御開始条件が成立すると(S122にてYES)、処理はS124に移される。そうでないと(S122にてNO)、処理はS122に戻される。
S124にて、ECU8000は、トルクダウン制御指令をインジェクタ1010に送信する。具体的には、ECU8000は、S120で算出したトルクダウン制御後の燃料噴射量Fをエンジン1000に供給させる制御信号を、インジェクタ1010に送信する。
S126にて、ECU8000は、トルクダウン復帰条件が成立したか否かを判断する。たとえば、ECU8000は、入力軸回転数NTと変速後の同期回転数との差がしきい値Aより小さい場合に、トルクダウン復帰条件が成立したと判断する。トルクダウン復帰条件が成立すると(S126にてYES)、処理はS128に移される。そうでないと(S126にてNO)、処理はS124に戻される。
S128にて、ECU8000は、トルクダウン復帰制御指令をインジェクタ1010に送信する。
以上のような構造およびフローチャートに基づく、本実施の形態に係る制御装置であるECU8000により制御されるエンジン1000が搭載された車両の動作について説明する。
アップシフト条件が成立し(S102にてYES)、トルクダウン制御許可条件が成立していると(S104にてYES)、エンジントルクが推定される(S106)。推定されたエンジントルクおよびエンジン回転数NEに基づいて、要求トルクダウン量が算出される(S108)。
ここで、要求トルクダウン量を減算した目標エンジントルクが、図12に示すように、TE(ON)からTE(OFF)の間の値であると、以下のような問題がある。A/C1020がオフされていると燃料噴射量Fは0と設定される(燃料供給がカットされる)が、A/C1020がオンされていると、燃料噴射量Fは0ではなくF(1)と設定される。さらに、フリクション係数Kが1より大きい場合には、F(1)より大きいFK(1)(=F(1)×K)が、最終的な燃料噴射量Fとして算出されてしまう。すなわち、要求トルクダウン量だけ目標エンジントルクを低下させて燃料噴射量Fを設定しても、A/C1020の状態やフリクション係数Kによっては、燃料供給がカットされず、アップシフトを早期に終了できない。
ここで、アップシフト前においてエンジン回転数NEが高く、エンジン1000の出力トルクが大きい領域で車両が走行している場合、運転者は、スポーティな走行を要求しており、アップシフト時においても、アップシフトを早期に終了させることを意図していると考えられる。
そこで、エンジン回転数NEがNE(1)より高く(S110にてYES)、推定されたエンジントルクがTE(1)よりも大きいと(S112にてYES)、より確実に燃料噴射量Fをカットするために、要求トルクダウン量にトルクダウン加算量が加算される(S114、S116)。
このようにトルクダウン加算量が加算された要求トルクダウン量を目標エンジントルクから減算した値が、トルクダウン制御後の目標エンジントルクとして算出される(S118)。算出された目標エンジントルク、フリクション係数Kに基づいて、トルクダウン制御後の燃料噴射量Fが算出される(S120)。
その結果、図13(A)に示すように、時刻T(α)でイナーシャ相が開始されて、入力軸回転数NTが変速前の同期回転数でなくなると(S122にてYES)、燃料噴射量Fは、図13(B)に示すように、0に設定される。そのため、要求トルクダウン量にトルクダウン加算量が加算されない場合(図13(B)の一点鎖線)に比べて、燃料噴射量Fを低減して、エンジン1000への燃料供給を完全にカットできる。
これにより、エンジン1000の出力トルクがより低減されて、図13(A)に示すように、入力軸回転数NTが、要求トルクダウン量にトルクダウン加算量が加算されない場合(図13(A)の一点鎖線)に比べて、早期に低下する。これにより、運転者がスポーティな走行を要求している場合において、変速終了時間を時刻T(γ)から時刻T(β)に短縮することができるので、運転者の意図に応じた変速が可能となる。
さらに、エンジン回転数NEが高いほど、エンジントルクが高いほど、運転者は、スポーティな走行をより強く要求していると考えられる。そこで、トルクダウン加算量は、上述の図11に示すように、エンジン回転数NEがNE(1)より高いほど、エンジントルクがTE(1)よりも高いほど、大きくなるように算出される(S114)。そのため、燃料噴射量Fを、運転者の意図に応じてより確実に低減することができる。
以上のように、本実施の形態に係る制御装置によれば、アップシフト時に燃料噴射量の低減によるトルクダウン制御が実行される車両において、エンジン回転数およびエンジントルクに基づいて、運転者がスポーティな走行を要求していると判断される場合には、低減するトルクダウン量が通常よりも大きく算出される。そのため、アップシフト前において、エンジンの負荷(エアコンディショナ)やフリクショントルクの影響で燃料噴射量が増量されていた場合であっても、燃料噴射量を確実にカットして、出力トルクを確実に低減することができる。そのため、アップシフトを早期に終了させて、運転者の意図に応じたアップシフトを行なうことができる。
なお、本実施の形態においては、エンジン回転数NEがNE(1)より高く、かつ推定されたエンジントルクがTE(1)よりも大きい場合に、トルクダウン加算量を加算したが、トルクダウン加算量を加算する条件は、これに限定されない。たとえば、エンジン回転数NEがNE(1)より高い場合および推定されたエンジントルクがTE(1)よりも大きい場合の少なくともいずれかの場合に、トルクダウン加算量を加算するようにしてもよい。
また、本実施の形態においては、燃料供給量を低減することによりトルクダウン制御を実行する場合について説明したが、本発明に係る制御装置は、燃料供給量の低減以外の方法によりトルクダウン制御を実行する場合にも適用できる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の実施の形態に係る制御装置が搭載される車両の構造を示す図である。 オートマチックトランスミッションにおけるギヤトレーンを示すスケルトン図である。 オートマチックトランスミッションの作動表を示す図である。 車速と目標エンジントルクとの関係を示す図である。 目標エンジントルクと燃料噴射量Fとの関係を示す図(その1)である。 エンジン回転数とエンジンフリクショントルクとの関係を示す図である。 エンジン回転数とフリクション係数との関係を示す図である。 本発明の実施の形態に係る制御装置の機能ブロック図である。 本発明の実施の形態に係る制御装置であるECUの制御構造を示すフローチャートである。 エンジン回転数、エンジントルクおよび要求トルクダウン量との関係を示す図である。 エンジン回転数、エンジントルクおよびトルクダウン加算量との関係を示す図である。 目標エンジントルクと燃料噴射量Fとの関係を示す図(その2)である。 本発明の実施の形態に係る制御装置が搭載される車両における入力軸回転数および燃料噴射量を示すタイミングチャートである。
符号の説明
1000 エンジン、1010 インジェクタ、1020 エアコンディショナ、1022 タイミングベルト、2000 オートマチックトランスミッション、3000 プラネタリギヤユニット、3100 入力軸、3200 トルクコンバータ、3210 出力軸、3610 B1ブレーキ、3620 B2ブレーキ、3630 B3ブレーキ、3640 C1クラッチ、3650 C2クラッチ、3660 ワンウェイクラッチF、4000 油圧回路、8000 ECU、8002 車速センサ、8004 シフトレバー、8006 ポジションスイッチ、8008 アクセルペダル、8010 アクセル開度センサ、8012 ブレーキペダル、8014 ストロークセンサ、8016 電子スロットルバルブ、8018 スロットル開度センサ、8020 エンジン回転数センサ、8022 入力軸回転数センサ、8024 出力軸回転数センサ、8026 エアフロメータ、8028 吸気管。

Claims (14)

  1. 自動変速機に接続された内燃機関の制御装置であって、
    アップシフト前の前記内燃機関の回転数を検出するための検出手段と、
    アップシフト前の前記内燃機関の出力トルクを推定するための推定手段と、
    前記検出された回転数および前記推定された出力トルクの少なくともいずれかに基づいて、前記内燃機関の出力トルクの低下量を設定するための設定手段と、
    前記設定された低下量に基づいて、アップシフト実行時の前記内燃機関の出力トルクを低下させるための低下手段とを含む、制御装置。
  2. 前記設定手段は、前記検出された回転数が予め定められた回転数より高い場合に、前記低下量を増大させるように設定するための手段を含む、請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記設定手段は、前記検出された回転数が予め定められた回転数より高い場合に、前記検出された回転数が高いほど前記低下量を増大させるように設定するための手段を含む、請求項2に記載の制御装置。
  4. 前記設定手段は、前記推定された出力トルクが予め定められたトルクより大きい場合に、前記低下量を増大させるように設定するための手段を含む、請求項1に記載の制御装置。
  5. 前記設定手段は、前記推定された出力トルクが予め定められたトルクより大きい場合に、前記推定された出力トルクが大きいほど前記低下量を増大させるように設定するための手段を含む、請求項4に記載の制御装置。
  6. 前記低下手段は、前記設定された低下量に基づいて前記内燃機関への燃料供給量を抑制することにより、アップシフト実行時の前記内燃機関の出力トルクを低下させるための手段を含む、請求項1〜5のいずれかに記載の制御装置。
  7. 前記内燃機関には、前記内燃機関に燃料を供給するインジェクタが備えられ、
    前記制御装置は、
    前記内燃機関が搭載された車両の状態に基づいて、前記内燃機関の目標出力トルクを算出するための手段と、
    前記算出された目標出力トルクに応じた量の燃料を前記内燃機関に供給するように前記インジェクタを制御するための手段とをさらに含み、
    前記低下手段は、前記設定された低下量に応じた値だけ低下した前記目標出力トルクを算出することにより、前記内燃機関への燃料供給を抑制するための手段を含む、請求項6に記載の制御装置。
  8. 自動変速機に接続された内燃機関の制御方法であって、
    アップシフト前の前記内燃機関の回転数を検出する検出ステップと、
    アップシフト前の前記内燃機関の出力トルクを推定する推定ステップと、
    前記検出された回転数および前記推定された出力トルクの少なくともいずれかに基づいて、前記内燃機関の出力トルクの低下量を設定する設定ステップと、
    前記設定された低下量に基づいて、アップシフト実行時の前記内燃機関の出力トルクを低下させる低下ステップとを含む、制御方法。
  9. 前記設定ステップは、前記検出された回転数が予め定められた回転数より高い場合に、前記低下量を増大させるように設定するステップを含む、請求項8に記載の制御方法。
  10. 前記設定ステップは、前記検出された回転数が予め定められた回転数より高い場合に、前記検出された回転数が高いほど前記低下量を増大させるように設定するステップを含む、請求項9に記載の制御方法。
  11. 前記設定ステップは、前記推定された出力トルクが予め定められたトルクより大きい場合に、前記低下量を増大させるように設定するステップを含む、請求項8に記載の制御方法。
  12. 前記設定ステップは、前記推定された出力トルクが予め定められたトルクより大きい場合に、前記推定された出力トルクが大きいほど前記低下量を増大させるように設定するステップを含む、請求項11に記載の制御方法。
  13. 前記低下ステップは、前記設定された低下量に基づいて前記内燃機関への燃料供給量を抑制することにより、アップシフト実行時の前記内燃機関の出力トルクを低下させるステップを含む、請求項8〜12のいずれかに記載の制御方法。
  14. 前記内燃機関には、前記内燃機関に燃料を供給するインジェクタが備えられ、
    前記制御方法は、
    前記内燃機関が搭載された車両の状態に基づいて、前記内燃機関の目標出力トルクを算出するステップと、
    前記算出された目標出力トルクに応じた量の燃料を前記内燃機関に供給するように前記インジェクタを制御するステップとをさらに含み、
    前記低下ステップは、前記設定された低下量に応じた値だけ低下した前記目標出力トルクを算出することにより、前記内燃機関への燃料供給を抑制するステップを含む、請求項13に記載の制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2012077188A1 (ja) * 2010-12-07 2012-06-14 トヨタ自動車株式会社 車両用制御装置
JP2016109001A (ja) * 2014-12-04 2016-06-20 マツダ株式会社 エンジンの始動制御装置

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