JP2010213461A - 車両用モータ温度制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】駆動モータの冷却性能を車両の乗車重量に対応したものとすることで、実質燃費の向上等を図る。
【解決手段】車両用モータ温度制御装置は、駆動モータ(MG2)に冷却媒体を供給する供給手段(オイルポンプ16)と、駆動モータの温度を検出する温度検出手段(モータ温度センサ21)と、温度検出手段により検出された温度が閾値以上になった場合に、供給手段に前記駆動モータへの冷却媒体の供給を開始させる供給制御手段(CPU18及びROM19内のプログラム)と、記車両に積載された積載物の重量を判定する重量判定手段(シート人感センサ22,重量センサ23及びROM19内のプログラム)と、重量判定手段により判定された積載物の重量が小さいほど、供給制御手段における閾値が高くなるよう閾値を変更設定する閾値設定手段(CPU18及びROM19内のプログラム)と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両に搭載された駆動モータの温度制御を行う装置に関する。
一般に、自動車等の車両に搭載される駆動モータは、回転子(ロータ)と、その周囲に配設されステータコイルが巻き付けられたステータコアとを有しており、ステータコイルに通電して回転力を得るようになっている。そして、ロータ回転時にステータコイルに電流が流れると、ステータコアやステータコイルが発熱し、これが駆動モータの内部を貫通する磁束に影響を与え、ロータの回転効率を低下させてしまう。したがって、ロータの回転効率を維持するため、駆動モータを冷却する必要がある。
従来の冷却装置としては、駆動モータの温度が予め定められた温度以上であって、外気の温度が予め定められた温度以上である場合に、駆動モータに冷却媒体を供給するための電動オイルポンプを作動させるものが知られている。
また特許文献1に開示された技術では、車両が登坂路を走行しているか否かを判定し、登坂路を走行していると判定した場合に、モータの温度Tが温度T1以上であるときに、オイルクーラポンプの作動を開始させ、登坂路を走行していないと判定した 場合に、モータの温度Tが温度T1より高い温度T2以上であるときに、オイルクーラポンプの作動を開始させる。
特許文献2には、路面勾配、車両重量、乗員数、電動機の温度により、電動機の出力を制御することが開示されている。
特許文献3には、車両が積み荷を積載しているか否か、又は牽引物を牽引しているか否かを検知し、その検知結果に応じてモータの負荷を制限する開始温度を決定することが開示されている。
特開2008−271712号公報 特開2008−239063号公報 特開2008−162367号公報
従来、駆動モータの過熱抑制制御(例えばオイルクーラポンプの作動)を開始する温度閾値は、開発目標において想定した積載重量(例えば3名乗車かつ車両オプションフル装備)に応じて決定されている。ところが、実際の使用現場では、積載重量がそのような想定値よりも少ない状況であることも少なくない。このように積載重量が想定値よりも少ない状況では、想定値に基づき定められた温度閾値に従って過熱抑制を行っていたのでは、実際は過熱していないにもかかわらず過熱抑制の制御が開始される場合がある。例えば、オイルクーラポンプの作動にはそのためのエネルギーが必要であるなど、過熱抑制を行うとエネルギー効率が下がるので、過熱していないにもかかわらず過熱抑制を行うと、燃費に悪影響を与える可能性がある。
また、車両の登坂性能を確保するには、登坂時の出力増大による駆動モータの過熱を抑制する必要があり、このためにオイルクーラポンプの作動などのように燃費に悪影響を与える過熱抑制制御を行うと、燃費が悪くなる可能性があった。
本発明の1つの側面では、車両に搭載された駆動モータの温度制御を行う車両用モータ温度制御装置であって、前記駆動モータに冷却媒体を供給する供給手段と、前記駆動モータの温度を検出する温度検出手段と、前記温度検出手段により検出された温度が閾値以上になった場合に、前記供給手段に前記駆動モータへの冷却媒体の供給を開始させる供給制御手段と、前記車両に積載された積載物の重量を判定する重量判定手段と、前記重量判定手段により判定された前記積載物の重量が小さいほど、前記供給制御手段における前記閾値が高くなるよう前記閾値を変更設定する閾値設定手段と、を備える車両用モータ温度制御装置が提供される。
本発明の別の側面では、車両に搭載された駆動モータの温度制御を行う車両用モータ温度制御装置であって、前記駆動モータの温度を検出する温度検出手段と、前記温度検出手段により検出された温度が閾値以上になった場合に、前記駆動モータの回生動作を制限する制御を行う回生制御手段と、前記車両に積載された積載物の重量を判定する重量判定手段と、前記重量判定手段により判定された前記積載物の重量が小さいほど、前記回生制御手段における前記閾値が高くなるよう前記閾値を変更設定する閾値設定手段と、を備える車両用モータ温度制御装置が提供される。
本発明によれば、冷却媒体供給などの駆動モータ過熱抑制制御による実質燃費の劣化を緩和することができる。
実施の形態に係る車両用モータ温度制御装置を搭載したハイブリッド自動車の概略構成を示す図である。 オイルポンプの駆動を開始する温度と乗車重量との関係の一例を示す図である。 実施の形態のオイルポンプ作動制御の一例の手順を示すフローチャートである。 回生動作の抑制制御を開始する温度と乗車重量との関係の一例を示す図である。 実施の形態の回生抑制制御の一例の手順を示すフローチャートである。
まず図1を参照して、実施の形態に係る車両用モータ温度制御装置を搭載したハイブリッド自動車の概略構成を説明する。
図1に示すように、ハイブリッド自動車1は、エンジン用電子制御ユニット(エンジンECU)3により運転制御されるエンジン2と、エンジン2のクランクシャフトにキャリアが接続されるとともに前輪の車軸に連結された駆動軸にリングギヤが接続された遊星歯車機構4と、遊星歯車機構4のサンギヤに回転軸が接続された 発電可能なモータMG1と、駆動軸に回転軸が接続された発電可能なモータMG2と、ラジエータ11とこのラジエータ11とエンジン2とを循環するよう接続する冷却水循環路10に冷却水を循環させる冷却水ポンプ12とを有するエンジン用冷却循環系9と、モータMG1、MG2の潤滑と冷却とを行う潤滑冷却媒体としてのオイルを冷却するモータ用冷却循環系13と、車両全体をコントロールするハイブリッド用電子制御ユニット17とを備えている。なお、モータMG1、MG2はモータ用電子制御ユニット(モータECU)5によりその駆動回路としてのインバータ6、7のスイッチング素子をスイッチング制御することによってバッテリ8の充放電を伴って駆動される。また、本実施形態では、モータMG2を本発明の駆動モータとして説明する。
モータ用冷却循環系13は、車両前方に配置されて外気との熱交換によりオイルを冷却するオイルクーラ15と、このオイルクーラ15に対してモータMG1、MG2が並列に接続されるようオイルクーラ15とモータMG1、MG2とにオイルを循環させるオイル循環路14と、モータMG1、MG2からのオイルをオイルクーラ15側に圧送することによりオイル循環路14にオイルを循環させるオイルクーラポンプ16とを有している。ここで、オイルクーラポンプ16は、モータMG2に冷却オイルを供給することになるため、本発明の供給手段を構成する。
ハイブリッド用電子制御ユニット17は、CPU18を中心とするマイクロコンピュータとして構成されており、CPU18の他に、処理プログラムなどを記憶するROM19や一時的にデータを記憶するRAM20、図示しない入力ポート、出力ポートおよび通信ポートを有している。
また、ハイブリッド用電子制御ユニット17には、モータ温度センサ21、シート人感センサ22及び車重センサ23が接続されている。
モータ温度センサ21は、モータMG2に取り付けられ、モータMG2の温度Tを検出し、検出した温度Tに応じた信号をハイブリッド用電子制御ユニット17に出力するようになっている。すなわち、モータ温度センサ21は、本発明の温度検出手段を構成する。
シート人感センサ22は、車両内のシート(座席)ごとに、そのシートに人が着席しているか否かを検知する。シート人感センサ21としては、例えば、シートベルト装着ランプ用センサを流用してもよい。また、シートの例えば座面に重量センサを設け、その重量センサにより着座している人の有無又はその人の重量を検知するようにしてもよい。
重量センサ23は、車両の荷物室に積載された荷物の重量を検出するセンサである。例えば、この重量センサ23は、例えば荷物室の床下に設ければよい。
ハイブリッド用電子制御ユニット17のCPU18は、ROM19に記憶された乗車重量判定プログラムを実行することで、シート人感センサ22及び重量センサ23の出力信号に基づき、車両内に積載された積載物(人及び荷物)の重量(乗車重量と呼ぶ)を判定する。例えば、シート人感センサ22により人が着席していると判定されたシート数にあらかじめ定めた係数(例えば人一人の平均体重(例えば60kg))を乗算し、その乗算結果に対し、重量センサ23が検出した荷物室内の積載重量を加算したものを乗車重量として求める。シート人感センサ22が各シートの着席者の重量を検知するものであれば、CPU18は、シート人感センサ22が検出した各シートの重量と重量センサ23が検出した荷物室内の積載重量とを加算することで乗車重量を求めればよい。
シート人感センサ22及び重量センサ23と、CPU18により実行される受御者重量判定プログラムとの組合せは、本発明の重量判定手段に該当する。なお、重量判定手段のためのセンサとしてシート人感センサ22と重量センサ23との組合せを用いるのはあくまで一例に過ぎない。例えば、車重を検出する車重センサが車両に搭載されているのであれば、その車重センサが求めた車重の値を、上述の乗車重量の代わりに用いてもよく、この場合はシート人感センサ22や重量センサ23は無くてもよい。
また、ハイブリッド用電子制御ユニット17からは、オイルクーラポンプ16への駆動信号などが出力ポートを介して出力されている。また、ハイブリッド用電子制御ユニット17は、エンジンECU3やモータECU5と通信ポートを介して接続されており、エンジンECU3やモータECU5と各種制御信号やデータ のやりとりを行なっている。
ハイブリッド用電子制御ユニット17のCPU18は、駆動モータMG2の過熱抑制のための制御処理を実行する。この処理は、ROM19に記憶された処理プログラムをCPU18が実行することにより実現される。
駆動モータの過熱抑制制御の基本的な流れは、モータ温度センサ21により検知された温度Tが、あらかじめ設定されたポンプ駆動開始温度(閾値)Th1以上になると、オイルクーラポンプ16を作動させてモータMG2等の冷却を開始させ、検知された温度Tが開始温度Th1以下になるとオイルクーラポンプ16を停止させるというものである。このような制御において、この実施の形態では、ポンプ駆動開始温度Th1を、重量判定手段が求めた乗車重量(又は車重)に応じて変更設定する。
図2に、乗車重量の各値に対する適切なポンプ駆動開始温度を示すグラフ100の一例を示す。このグラフ100に示すように、この実施の形態では、乗車重量が大きくなるほど、ポンプ駆動開始温度は低くする。乗車重量が大きくなるほど、駆動モータに掛かる負荷は大きくなり、駆動モータが過熱しやすく(すなわち単位時間当たりの発熱が大きく)なるため、早めに冷却を開始するためである。乗車重量と適切なポンプ駆動開始温度との関係は、実験などによりあらかじめ定めておき、ROM19に記憶させておけばよい。図2では、その関係を示すグラフ100を直線として示したが、これはあくまで便宜上のことにすぎない。
図3に、この実施の形態におけるオイルクーラポンプ作動制御の手順の一例を示す。この制御手順を表すプログラムが例えばROM19に記憶されており、CPU18がこのプログラムを実行する。
この手順では、CPU18は、シート人感センサ22及び重量センサ23の出力信号に基づき乗車重量w1を判定し(S10)、判定した乗車重量w1に対応するポンプ駆動開始温度Th1を、ROM19に記憶された乗車重量と適切なポンプ駆動開始温度との関係に基づき判定する(S12)。次に、CPU18は、モータ温度センサ21から駆動モータMG2の温度Tを取得し、その温度Tを、ステップS12で求められたポンプ駆動開始温度Th1と比較する(S14)。モータの温度TがTh1以上であれば、CPU18はオイルクーラポンプ16に駆動指示を送る(S16)。これによりオイルクーラポンプ16が作動し、駆動モータMG2等がオイルにより冷却されることとなる。なお、ステップS16の時点でポンプ16が既に作動しているときは、CPU18はその作動状態を維持させる。
一方、ステップS14の判定において、検出したモータの温度TがTh1未満であれば、CPU18はオイルクーラポンプ16に停止指示を送る(S18)。これにより、オイルクーラポンプ16は停止し、ポンプ16によるエネルギー消費や騒音等の発生が止まる。なお、ステップS18の時点でポンプ16が既に停止しているときは、CPU18はその停止状態を維持させる。
以上に説明した図3の手順は、例えばあらかじめ定めた時間間隔ごとに実行すればよい。
以上に説明したオイルクーラポンプ作動制御のプログラム及びそれを実行するためのCPU18(及びその実行のための作業領域として用いられるRAM19)が、本発明における供給制御手段及び閾値設定手段に対応する。
なお、上述の例では、オイルクーラポンプ作動制御の処理の中で毎回乗車重量を判定したが、これは一例に過ぎない。オイルクーラポンプ作動制御と乗車重量判定は独立に行ってもよい。例えば、乗車重量判定(図2のステップS10及びS12)は、例えば乗車時(例えば車両のドアがすべて占められたことを検知した時点など)に1回だけ実行し、その後降車(例えば車両のドアが開いたことにより検知すればよい)が行われるまでは、乗車時に求めた乗車重量を用いてオイルクーラポンプ作動制御を行えばよい。
以上に説明したように、この実施の形態では、乗車重量が小さくなるほどポンプ駆動開始温度を高くすることで、乗車重量が従来の開発時の想定重量よりも小さいときはオイルクーラポンプ16の作動が従来よりも抑制される。オイルクーラポンプ16の作動のためにはエネルギーが必要であり、また作動により騒音や振動が生じるので、その作動を抑制することで実質燃費が向上し、また騒音等が小さくなる。また、この実施の形態では、乗車重量が大きくなるほどポンプ駆動開始温度を低くすることで、乗車重量が大きいとき(すなわち駆動モータの負荷が大きくなるとき)でも必要な冷却能力を確保することができる。したがって、登坂時の高負荷でも駆動モータを過熱させずに動作させることができ、良好な登坂能力を確保できる。このように、この実施の形態によれば、必要な登坂能力を確保しつつも、オイルクーラポンプ16の作動による実用燃費劣化や騒音・振動を抑制することができる。
以上の例は、駆動モータの過熱抑制のための手段として、オイルクーラポンプ16の作動を制御する場合を例に取った。しかし、過熱抑制の手段としては、この他にも駆動モータの回生動作の抑制が知られており、この手段を用いる場合にも、同様の閾値制御が可能である。
すなわち、この場合の駆動モータの過熱抑制制御の基本的な流れは、モータ温度センサ21により検知された温度Tが、あらかじめ設定された回生抑制制御開始温度(閾値)Th2以上になると、駆動モータMG2等の回生動作の抑制(例えば禁止)を開始させ、検知された温度Tが開始温度Th2以下になると駆動モータMG2等の回生動作の抑制を解除(すなわち回生動作を許可)するというものである。このような制御において、この実施の形態では、開始温度Th2を、重量判定手段が求めた乗車重量(又は車重)に応じて変更設定する。
図4に、乗車重量の各値に対する適切な回生抑制制御開始温度を示すグラフ120の一例を示す。このグラフ120に示すように、この実施の形態では、乗車重量が大きくなるほど、回生抑制制御開始温度は低くする。モータは、電力を供給され力行する場合のみならず、回生運転により電力を出力する場合にも発熱する。したがって、乗車重量が大きくなって駆動モータが過熱しやすくなるほど、回生動作による更なる発熱の抑制を早めに開始するのである。乗車重量と適切な回生抑制制御開始温度との関係は、実験などによりあらかじめ定めておき、ROM19に記憶させておけばよい。図4では、その関係を示すグラフ120を直線として示したが、これはあくまで便宜上のことにすぎない。
図5に、この実施の形態における回生抑制制御の手順の一例を示す。この制御手順を表すプログラムが例えばROM19に記憶されており、CPU18がこのプログラムを実行する。
この手順では、CPU18は、シート人感センサ22及び重量センサ23の出力信号に基づき乗車重量w2を判定し(S20)、判定した乗車重量w2に対応する回生抑制制御開始温度Th2を、ROM19に記憶された乗車重量と適切な回生抑制制御開始温度との関係に基づき判定する(S22)。次に、CPU18は、モータ温度センサ21から駆動モータMG2の温度Tを取得し、その温度Tを、ステップS22で求められた回生抑制制御開始温度Th2と比較する(S24)。駆動モータの温度TがTh2以上であれば、CPU18はモータECU5に対し駆動モータの回生動作の抑制を指示する(S26)。これによりモータECU5は、駆動モータMG2等の回生動作を抑制する。回生動作の抑制方式は、従来と同様でよい。例えば、回生動作を完全に禁止してもよいし、許容する回生出力又は回生トルクの上限値を(非抑制時よりも)低くしてもよい。また後者の場合において、駆動モータの温度Tが高くなるほど、許容する回生出力又はトルクの上限値を低くしてもよい。なお、ステップS26の時点で既に回生動作が抑制されているときは、CPU18はその抑制状態を維持させる。
一方、ステップS24の判定において、検出したモータの温度TがTh2未満であれば、CPU18はモータECU5に対し回生動作の抑制解除指示を送る(S28)。これにより、駆動モータの回生動作が抑制されない状態となり、回生トルクによるエネルギー消費が低減される。なお、ステップS28の時点で既に回生動作の抑制が解除されているときは、CPU18はその解錠状態を維持させる。
以上に説明した図5の手順は、例えばあらかじめ定めた時間間隔ごとに実行すればよい。
以上に説明した回生抑制制御のプログラム及びそれを実行するためのCPU18(及びその実行のための作業領域として用いられるRAM19)が、本発明における回生制御手段及び閾値設定手段に対応する。
なお、上述の例では、回生抑制制御の処理の中で毎回乗車重量を判定したが、これは一例に過ぎない。図3の例と同様、回生抑制制御と乗車重量判定は独立に行ってもよい。
以上に説明したように、この例では、乗車重量が小さくなるほど回生抑制制御の開始温度を高くすることで、乗車重量が従来の開発時の想定重量よりも小さいときは回生抑制制御の開始温度が従来よりも高くなるので、回生抑制制御が行われにくくなる。回生動作を行うと、車両の運動エネルギーを電気に変換して蓄積し再利用することができる。したがって、回生動作(或いは回生出力又はトルク)の抑制を開始する温度を高めて回生動作が抑制されにくくすることで、実質燃費が向上する。また、この例では、乗車重量が大きくなるほど回生抑制制御の開始温度を低くすることで、乗車重量が大きいときでも必要な冷却能力を確保することができる。したがって、登坂時の高負荷でも駆動モータを過熱させずに動作させることができ、良好な登坂能力を確保できる。このように、この実施の形態によれば、必要な登坂能力を確保しつつも、実用燃費の劣化を抑制することができる。
以上に説明した各例における駆動モータの過熱抑制制御(オイルクーラポンプ作動制御又は回生抑制制御)の手順(図3又は図5)は一例に過ぎず、本発明の範囲内で様々な変更が可能である。例えば、例えば、特許文献1に示されるように、車両が登坂走行中か否かをジャイロセンサや勾配センサなどにより判定し、その判定結果に応じて、過熱抑制制御の開始を判定する温度の閾値(Th1又はTh2)を変えてもよい。すなわち、登坂走行中の場合の閾値を登坂走行中でない場合の閾値よりも低い値とするなどである。この場合、例えば、図2又は図4に示す乗車重量と開始温度(閾値)との対応関係の情報を、登坂走行時と非登坂走行時とでそれぞれ別々に用意しておき、登坂走行時か否かに応じて適切な対応関係を用いて開始温度を判定すればよい。
1 ハイブリッド自動車、16 オイルクーラポンプ、17 ハイブリッド用電子制御ユニット、18 CPU、21 モータ温度センサ、22 シート人感センサ、23 重量センサ。

Claims (2)

  1. 車両に搭載された駆動モータの温度制御を行う車両用モータ温度制御装置であって、
    前記駆動モータに冷却媒体を供給する供給手段と、
    前記駆動モータの温度を検出する温度検出手段と、
    前記温度検出手段により検出された温度が閾値以上になった場合に、前記供給手段に前記駆動モータへの冷却媒体の供給を開始させる供給制御手段と、
    前記車両に積載された積載物の重量を判定する重量判定手段と、
    前記重量判定手段により判定された前記積載物の重量が小さいほど、前記供給制御手段における前記閾値が高くなるよう前記閾値を変更設定する閾値設定手段と、
    を備える車両用モータ温度制御装置。
  2. 車両に搭載された駆動モータの温度制御を行う車両用モータ温度制御装置であって、
    前記駆動モータの温度を検出する温度検出手段と、
    前記温度検出手段により検出された温度が閾値以上になった場合に、前記駆動モータの回生動作を制限する制御を行う回生制御手段と、
    前記車両に積載された積載物の重量を判定する重量判定手段と、
    前記重量判定手段により判定された前記積載物の重量が小さいほど、前記回生制御手段における前記閾値が高くなるよう前記閾値を変更設定する閾値設定手段と、
    を備える車両用モータ温度制御装置。
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