JP2010213398A - 電気接続箱の放熱構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構造で部品点数を増やさず小型化を図れ、箱内の熱を効率良く放熱することができる。
【解決手段】リインフォース(1)に対して電気接続箱(2)を金属製のブラケット(3)を介して下方に配置して固定し、前記ブラケットの両端(3A)をリインフォースに固定し、ブラケット両端を連結するブラケットの連結部(3B)を電気接続箱の内部に貫通させ、このブラケットの連結部が電気接続箱の内部に接触することにより、電気接続箱の内部の熱がブラケットを介してリインフォースから放熱されるように構成した。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動車などのリインフォースに組付けられる電気接続箱の放熱構造に関する。
現今の自動車では、車載システムの増加に伴って、電力分配を担う電気接続箱に収容される回路が増え、ヒューズやリレー、回路自体の発熱により、箱内の温度上昇が大きくなっている。一方、多くのシステムを車内に収容するため、電気接続箱を小型化することが要求されているが、特別な冷却装置を用いて小型化すると、コストが上昇してしまうという不都合が生じる。そして、形状が複雑であるため、またコスト面からして、電気接続箱はプラスチック成形される。プラスチックのケースであると、ケースと内部、外部の空気の熱伝導率が低いことにより、ケース内部の温度が上昇するという不都合もあり、ケース内の放熱を図る必要性も高まっている。
電気接続箱の放熱をヒートパイプを用いて行うものとして、特許文献1に記載のものが知られている。これは、電子部品を搭載するベースボックスと、吸熱部側を内部に、放熱部側を外部に配置し、電子部品から発生した熱を外部へ放熱するヒートパイプを備えた電気接続箱において、ベースボックスには電子部品から発生した熱を集める導電性の集熱部材を設け、ヒートパイプの吸熱部側に集熱部材を接続し、ヒートパイプと集熱部材とにアース電流を流し、ヒートパイプの放熱部側を前記ベースボックスの側壁に沿わせ、該側壁に幅方向外方に突出して形成された取付ブラケットの溝状の装着部に装着し、ヒートパイプの放熱部側に固定した銅版を介して車体側と電気的に接続されてアース電流を車体に落とす構成にしたのである。
特開2007−151391号公報
特許文献1に記載のものでは、放熱のためにヒートパイプを設けるために、部品が増加し、製造や組立てコストの上昇につながるものであった。また、防水を図るため密閉構造としていたので、内部の空気の滞溜により電気接続箱内の温度が上昇するという不都合もあった。さらに、樹脂製の本体ケースを用いるため、ケースと内部、外部の空気の熱伝導率が低いことによる内部温度の上昇を抑えることができなかった。
本発明は、ヒートパイプを用いずに放熱して電気接続箱内部を効率的に冷却することができ、しかも小型化することができる電気接続箱の放熱構造を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するため、本発明は、リインフォースに対して電気接続箱を金属製のブラケットを介して下方に配置して固定し、前記ブラケットの両端をリインフォースに固定し、ブラケット両端を連結するブラケットの連結部を電気接続箱の内部に貫通させ、このブラケットの連結部が電気接続箱の内部に接触することにより、電気接続箱の内部の熱がブラケットを介してリインフォースから放熱されるようにしたものである。
ブラケットへの電気接続箱の固定手段は、電気接続箱にスリットを形成し、このスリットにブラケットの連結部を挿入することや、電気接続箱の上部に蓋部を形成し、この蓋部が固定される電気接続箱上部の開口部を横切るようにブラケットの連結部をセットし、この連結部を蓋部で電気接続箱に固定することで行う。
本発明によれば、リインフォースに対して電気接続箱を金属製のブラケットを介して下方に配置して固定し、前記ブラケットの両端をリインフォースに固定し、ブラケット両端を連結するブラケットの連結部を電気接続箱の内部に貫通させ、このブラケットの連結部が電気接続箱の内部に接触することにより、電気接続箱の内部の熱がブラケットを介してリインフォースから放熱されるようにしたので、ヒートパイプなどの部品を増加させる必要がなく、コスト上昇を抑えることができ、小型化も図れる。
電気接続箱にスリットを形成し、このスリットにブラケットの連結部を挿入したものでは、組立ても容易である。また、電気接続箱の上部に蓋部を形成し、この蓋部が固定される電気接続箱上部の開口部を横切るようにブラケットの連結部をセットし、この連結部を蓋部で電気接続箱に固定したものでは、電気接続箱とブラケットとの固定が確実なものとなる。
電気接続箱の固定前の斜視図。 固定後の斜視図。 ブラケットの貫通時の断面図。 他の固定方法を示す斜視図。 防水を図った構造の断面図。
以下に、本発明の実施形態について、図面を参照にして説明する。
図1では、リインフォース1に電気接続箱2をブラケット3を介して固定する直前の状態を示し、電気接続箱2の両側と背面に連続したスリット4を形成してあり、このスリット4にブラケット3を箱2の背面側からスライドさせて電気接続箱2へ挿入し、リインフォース1に固定する。図1では、見えない位置のスリット4(電気接続箱2の背面)に、キャップ5を取付け、ブラケット3が電気接続箱2内から抜け出るのを防止するとともに防水も図る。
図2は、ブラケット3を介して電気接続箱2をリインフォース1に固定した状態を示す。ブラケット3の両端3Aが外部に露出し、両端3Aを連結する連結部3Bは、電気接続箱2内を貫通した状態となる。スリット4の太さは、ブラケット3の厚さより若干大きく形成され、水が浸入しにくいようにできるだけ隙間を少なく形成してあり、背面側ではキャップ5により防水が図られている。
図3は、図2の状態におけるブラケット3の連結部3Bの個所を示す断面図であり、このとき、電気接続箱2の上面とリインフォース1の下部とを接触させるか密接させる。リインフォース1内を流れる気体により電気接続箱2を直接的に冷却することもできる。
リインフォース1内を流れる流体は、エアコンから送出される流体であってもよい。金属製のブラケット3は、リインフォース1にその両端3Aを固定してあるので、電気接続箱2内の熱は、ブラケット3の連結部3Bから両端3Aを経て、リインフォース1に伝達され、リインフォース1から放熱される。そして、リインフォース1の下方に配置され、電気接続箱2の上面をリインフォース1の下部に接触させた場合、この接触部分においても、電気接続箱1の樹脂ケース自体の熱が放熱される。
図4は、他の実施形態を示し、電気接続箱2の上部を切り離して蓋部2Aとし、上部は開口部2Bとなり、この開口部2Bの両側に嵌合用切欠き6を形成した。この切欠き6に開口部2Bを横切るようにブラケット3の連結部3Bをセット(嵌合)し、この連結部3Bの上から蓋部2Aを電気接続箱2に固定し、ブラケット3の連結部3Bを箱2内に貫通させた状態で、リインフォース1の下方に電気接続箱2を固定する。
図5では、ブラケット3の両端3Aと連結部3Bとの間に溝部7を形成し、水滴がこの溝部7に溜まり、電気接続箱2内へ浸入するのを防止するようにしたものである。図4及び図5における蓋部2Aは、樹脂製ではなく金属製とし、この蓋部2Aをリインフォース1に当接(接触)させ、箱2内の熱をこの金属製蓋部2Aからリインフォース1に放熱させることもできる。
上述したいずれの実施態様でも、電気接続箱2のケース本体は、樹脂を成形して形成してあり、リインフォース1とブラケットは、熱伝導性の良い材料で形成してある。リインフォース1は、自動車などに装備されるステアリングコラムや、インストルメントパネルなどの各種装着物を支持し、荷重が加えられる長尺状の補強部材である。電気接続箱2は、内部に各種配線板、バスバー、半導体スイッチなどの電気関連部品が収容され、複数のコネクタ、リレー、ヒューズなどと、電線などから回路を構成する部分とを一体的に組付けた状態のブロック部品をいう。
自動車で使用されるリインフォースに固定する電気接続箱に利用できる。
1 リインフォース
2 電気接続箱
3 ブラケット
3A 両端
3B 連結部
4 スリット

Claims (4)

  1. リインフォースに対して電気接続箱を金属製のブラケットを介して下方に配置して固定し、
    前記ブラケットの両端をリインフォースに固定し、
    ブラケット両端を連結するブラケットの連結部を電気接続箱の内部に貫通させ、
    このブラケットの連結部が電気接続箱の内部に接触することにより、電気接続箱の内部の熱がブラケットを介してリインフォースから放熱されることを特徴とする電気接続箱の放熱構造。
  2. 電気接続箱にスリットを形成し、このスリットにブラケットの連結部を挿入したことを特徴とする請求項1に記載の電気接続箱の放熱構造。
  3. 電気接続箱の上部に蓋部を形成し、この蓋部が固定される電気接続箱上部の開口部を横切るようにブラケットの連結部をセットし、この連結部を蓋部で電気接続箱に固定したことを特徴とする請求項1に記載の電気接続箱の放熱構造。
  4. 前記蓋部を金属製とし、リインフォースに当接させたことを特徴とする請求項3に記載の電気接続箱の放熱構造。
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