JP2003087934A - 電気接続箱 - Google Patents

電気接続箱

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JP2003087934A JP2001270440A JP2001270440A JP2003087934A JP 2003087934 A JP2003087934 A JP 2003087934A JP 2001270440 A JP2001270440 A JP 2001270440A JP 2001270440 A JP2001270440 A JP 2001270440A JP 2003087934 A JP2003087934 A JP 2003087934A
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Takeshi Hosokawa
剛 細川
Takao Nozaki
隆男 野崎
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電気接続箱の内部回路で生じる熱を外方へ放
出し、回路の動作環境を向上する。 【解決手段】 大電流或いは中電流が流れる電流分配用
回路板13と小電流が流れる制御用回路板であるプリン
ト基板14とを、絶縁板16を介在させて積層し、電気
接続箱10の内部回路の構成する。絶縁板16は一方の
面17aに第一絶縁層18、他方の面17bに第二絶縁
層19を設けた放熱板17からなり、第一絶縁層18は
第二絶縁層19より熱伝達率を高く設定し、第一絶縁層
18を電流分配用回路板13側に、第二絶縁層19をプ
リント基板14側にして絶縁板16を配置して、電流分
配用回路板13で発生する熱を第一絶縁層18より放熱
板17へ伝達し、この伝達された熱を放熱板17からケ
ース外方へ放出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電気接続箱に関し、
詳しくは、電気接続箱の内部で生じる熱に対する放熱性
の向上を図るものである。
【0002】
【従来の技術】自動車に搭載される電気接続箱は、車載
電装品及びワイヤハーネス本数の増加や電子制御化の進
行の影響を受けて、電流分配機能等に対応した内部回路
のみを収容し、別体にした制御部の電子ユニットが上記
内部回路を制御するという形態が普及している。しか
し、近時の一段と高まっている電気接続箱の小型化等の
要求に応えるため、電流分配機能等を有する大電流或い
は中電流用(アンペア単位の電流値)の回路と、小電流
(数10ミリアンペア単位の電流値)が流れる制御用の
回路を同一の電気接続箱に収容するものが使用され始め
ている。この種の電気接続箱は、大電流等の回路が発生
する熱が制御用の回路に伝達されないよう種々の工夫が
なされている。
【0003】図6は、特開2000−83310号に開
示されている従来の熱伝達の防止を考慮した電気接続箱
1であり、上方のケース2と下方を被うカバー3で形成
される内部の空間に、リレーR等の電気部品を実装する
大電流等が流れるベース基板4と、制御用の電気素子5
等を実装する制御基板6を収容している。耐熱温度の低
い電気素子5等を実装する制御基板6は、ベース基板4
に対して略垂直方向で固定されており、ケース2の内部
には、リレーR等の電気部品と制御基板6を仕切る隔壁
2aを突設している。
【0004】電気接続箱1は、ベース基板4と制御基板
6を上記のような位置関係にしているので、ベース基板
4の発する熱が制御基板6へ伝達されにくくしており、
また、隔壁2を突設することで、リレーR等が発生する
熱の伝達も防止して、マイコン等の電気素子5の確実な
作動を確保するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図6の電気接
続箱1でも、長時間使用していると、リレーR等の発熱
により隔壁2が全体的に暖められることになり、隔壁2
が暖められると、やはり制御基板6へ熱が伝達されるこ
とになる。このように熱が伝達されると電気素子5等の
作動が不安定になるおそれもあり、電気接続箱1の信頼
性を維持できない問題がある。
【0006】また、ベース基板4と制御基板6は、直交
する位置関係で配置するため、どうしても無駄な空間が
生じると共に、電気接続箱1の高さ寸法は、制御基板6
の一辺の長さ寸法より小さくできないので、電気接続箱
1の小型化には一定の限度が生じ、上記寸法より小型化
することは物理的に不可能な問題がある。また、ケース
5の内部には、隔壁2を突設しているので、隔壁2を設
ける寸法も必要となり、電気接続箱1の小型化を阻む要
因となっている。
【0007】本発明は、上記した問題に鑑みてなされた
ものであり、電気接続箱の小型化を妨げることなく、内
部回路の放熱性の向上を図ることを課題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、大電流或いは中電流が流れる電流分配用
回路板と小電流が流れる制御用回路板とを、絶縁板を介
在させて上下に積層した状態でアッパーケースとロアケ
ースで形成される空間内部に収容する電気接続箱におい
て、上記絶縁板は一方の面に第一絶縁層、他方の面に第
二絶縁層を設けた放熱板からなると共に、上記第一絶縁
層は上記第二絶縁層より熱伝達率を高く設定し、上記第
一絶縁層を上記電流分配用回路板側に、上記第二絶縁層
を上記制御用回路板側にして上記絶縁板を配置して、電
流分配用回路板で発生する熱を上記第一絶縁層より上記
放熱板へ伝達し、この伝達された熱を上記放熱板から放
出する構成としていることを特徴とする電気接続箱を提
供している。
【0009】このように本発明は、各回路板間に介在し
て上下の回路板を電気的に絶縁する絶縁板を利用して放
熱しており、図6の電気接続箱1のように制御用の回路
板を熱から隔離するだけという思想と相異し、発生した
熱を放出して、制御用の回路板へ伝達しようとする熱を
根本的に解消しようとするものである。絶縁板は電流分
配用回路板と制御用回路板との間に介在することで、熱
を発生する電流分配用回路板の一面と略全域にわたる範
囲で当接し、電気部品を実装して大電流或いは中電流が
流れる電流分配用回路板に生じる熱を確実に絶縁板へ伝
達できる。
【0010】特に、絶縁板の電流分配用回路板側に位置
する第一絶縁層は、他方の面の第二絶縁層より熱伝導率
を高く設定しているので、電流分配用回路板で発生した
熱を第一絶縁層へスムーズに移動させ、この移動した熱
をさらに放熱板へ移動させて放熱板から放出できる。ま
た、第二絶縁層は、熱伝導率が低いので、放熱板へ移動
した熱が第二絶縁層に移動することもなく、これにより
第二絶縁層が当接している熱の影響を受けやすい制御用
回路板への熱の伝達を断ち、断熱による安定した回路作
動を確保している。よって、基本的に、第一絶縁層は熱
伝達に優れた特性を有する材質で、第二絶縁層は熱伝達
が悪い特性を有する材質でそれぞれ形成する。
【0011】また、本発明の電気接続箱は内部回路を回
路基板の積層構造で形成しているため、電気接続箱の高
さは、従来の電気接続箱1に比べ低くおさえることがで
きる上、内部には隔壁等も突設する必要がないため、最
小限の内部スペースを構成するだけでよいため、小型化
の要求にも応えることができる。
【0012】上記絶縁板の放熱板は金属板材からなり、
該金属板材の両面に樹脂コーティングすることで上記第
一絶縁層及び第二絶縁層を形成していることが好まし
い。このように、放熱板を金属板材から形成すると、金
属材料は、一般に熱伝導率が優れているので、第一絶縁
層から伝達された熱を効率良く放出することができる。
放熱性とコストのバランスを考慮して放熱板に適用でき
る金属は、アルミニウム、銅、銀、さらにはアルミニウ
ム合金、銅合金、銀合金等がある。また、放熱板である
金属板材を樹脂でコーティングすることで容易に各絶縁
層も形成できる。
【0013】上記電流分配用回路板は、一方の面に電気
部品が実装すると共に他方の面に上記絶縁板を配置して
おり、上記絶縁板は、上記電気部品の実装箇所と対応す
る箇所の第一絶縁層に開口部を設けていることが好適で
ある。このように第一絶縁層に開口部を設けると、電流
分配用回路板の実装面の裏面より突出する電気部品のリ
ード端子を開口部の内部に位置させることができ、第一
絶縁層を安定して電流分配用回路板に当接できる。ま
た、開口部においては効率の良い空気伝達により電気部
品の発する熱を確実に放熱板へ伝達して放出できる。な
お、第二絶縁層には、特に開口部を設けないで放熱板と
制御用回路板を断熱する。
【0014】上記絶縁板は、放熱板より延出して各面に
第一絶縁層及び第二絶縁層が備わらない放熱部を形成す
ると共に、上記放熱部を上記アッパーケース及びロアケ
ースで形成される内部空間から外方へ突出し、電流分配
用回路板で発生する熱を上記放熱部から外方へ放出す
る。上記のように放熱部を形成すると共に形成した放熱
部をケース外へ突出すると、放熱板に伝わった熱を放熱
部からケース外へ放出できるので、電気接続箱の内部に
熱がこもるのを防止して、マイコン等の電子部品の作動
条件に適した内部雰囲気を確保できる。なお、放熱部は
放熱板と一体で設けてもよく、別体で設けてもよく、さ
らに、放熱部の形状はできるだけ表面積が大きくなるよ
うな形状に形成し、放熱性を高めるようにしてもよい。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態の電気接
続箱を図面を参照して説明する。図1、2は、本発明の
実施形態にかかる電気接続箱10であり、アッパーケー
ス11及びロアケース12で形成される空間内に、内部
回路としてリレーRやヒューズF等の電気部品を実装す
る大電流、中電流が流れる電流分配用回路板13と、小
電流が流れる制御用回路板であるプリント基板14と
を、絶縁板16を介在させて上下に積層した状態で収容
している。
【0016】電流分配用回路板13は、所要の回路形状
に打ち抜いて形成したバスバー15を絶縁基板13aへ
載置固定したものであり、実装面となる一面13bには
リレーRやヒューズF等の電気部品をバスバー15へ直
接実装しており、また、外部から取り付けるプラグイン
タイプのリレー、ヒューズ、外部回路のコネクタ接続用
のタブ15aも一面13bより多数突設している。ま
た、実装する各種電気部品は導通接続用のリード端子を
突設しており、一面13bから電気部品を実装すること
で他面13cにはリード端子が突出している。
【0017】また、バスバー15が形成する回路は電流
を分配する機能を備え、回路に電流が流れることでリレ
ーR等の作動して多量の熱が発生している。なお、電流
分配用回路板13の一辺13dの近辺には、プリント基
板14との接続部13eを多数並列配置している。
【0018】一方、図3にも示すように、プリント基板
14には各種制御用の回路が形成され、熱の影響を受け
やすいFETやマイコン等の多数の電子部品20を一面
14aに実装している。なお、プリント基板14の一辺
14b附近には、電流分配用回路板13との接続部14
cが形成されており、この接続部14cにジャンパー線
21の一方の端部21aを半田付け等で接合すると共
に、他方の端部21bを電流分配用回路板13の接続部
13eに半田付け等で接合し、ジャンパー線21を介し
て、電流分配用回路板13の所要回路とプリント基板1
4の所要回路を接続して内部回路を形成している。
【0019】このようにジャンパー線19を接続してか
ら、プリント基板14を図中の白矢印方向となる電流分
配用回路板13の下面となる他面13c側へ折り返し、
電流分配用回路板13とプリント基板14との間に絶縁
板16を介在させて電流分配用回路板13とプリント基
板14との各回路が不用意に導通しないよう確実に絶縁
している。
【0020】絶縁板16は、放熱板17の上面17aに
一側辺17cから電流分配用回路板13の面積と同等の
領域に樹脂でコーティングして第一絶縁層18を形成し
ており、下面17bの一側辺17cからプリント基板1
4の面積と同等の領域に樹脂コーティングして第二絶縁
層19を形成している。
【0021】絶縁板16の放熱板17は、金属板材とし
て熱伝達率に優れたアルミニウム板より形成されてお
り、幅寸法Wは、電流分配用回路板13及びプリント基
板14の幅寸法と略同等に設定しているが、一側辺17
cからの寸法を電流分配用回路板13及びプリント基板
14の長手寸法よりも延出するように設定し、この延出
した箇所を放熱部17dとしている。この放熱部17d
は、アッパーケース11及びロアケース12の内部の空
間に絶縁板16を収めたとき、ケース外に突出するよう
にしている。
【0022】一方、上面17aに形成された第一絶縁層
18は絶縁用の樹脂からなり、第一絶縁層18の樹脂の
特性は、第二絶縁層19を形成する樹脂より、熱伝達率
が高いものを用いている。即ち、第一絶縁層18は熱を
非常に伝達しやすい樹脂から形成している。また、第一
絶縁層18には、電流分配用回路板13の一辺13dと
放熱板17の一側辺17cおよび幅を揃えて積層した状
態で、電流分配用回路板13の一面13bのリレーR等
の電気部品の実装箇所と対応する箇所に開口部18aを
凹設して、開口部18a内で放熱板17の上面17aを
露出している。本実施形態では、リレーR等の電気部品
を三列で電流分配用回路板13に実装しているので、開
口部18aも三列で形成している。
【0023】一方、図4に示すように、放熱板17の下
面17bの第二絶縁層19も、プリント基板14の外形
と略同等の大きさで形成されており、第二絶縁層19を
形成する絶縁用の樹脂は、熱伝達率が非常に低い特性を
有し、結果として第二絶縁層19は断熱層として機能し
ている。なお、第二絶縁層19は、第一絶縁層18のよ
うな開口部18aを設けておらず、積層時にプリント基
板14と当接する箇所を全域被っている。
【0024】なお、アッパーケース11は電流分配用回
路板13やプリント基板14の外形より一回りほど大き
い縦横寸法で内部に空間を有するように樹脂成形されて
おり、上面11aにはプラグインタイプのリレーの取付
部11b、各種ヒューズの収容部11c、外部回路との
接続用のコネクタ収容部11dを設けている。また、一
方の端辺11eには絶縁板16の放熱部17dの突出用
の切欠11fを形成していると共に、内部空間には内部
回路保持用のリブ11eも設けている。
【0025】一方、ロアケース12もアッパーケース1
1と略同等の縦横寸法で内部に空間を有する樹脂成形品
であり、一方の端辺12aには、放熱部17dを突出用
の切欠12bを形成し、内部空間には内部回路保持用の
リブ12cを設けている。アッパーケース11とロアケ
ース12は相互にロック結合されるが、この結合状態で
は、内部回路を構成する電流分配用回路板13等を積層
状態で収容するため、図6の従来の電気接続箱1より高
さ寸法は低く小型化されている。
【0026】電気接続箱10の組立は、図1、2に示す
ようにジャンパー線21で繋がれた電流分配用回路板1
3とプリント基板14との間に絶縁板16を介在させ、
プリント基板14の上に第二絶縁層19を下方にした状
態で絶縁板16を載置し、絶縁板16の第一絶縁層18
の上に電流分配用回路板13を載置して積層させてい
る。この際、絶縁板16の他側辺17cはプリント基板
14の一辺14b及び電流分配用回路板13の一辺13
dに合わせた状態にして、放熱部17dを突出した状態
にしている。
【0027】これら電流分配用回路板13、絶縁板1
6、プリント基板14をロアケース12の内部に収める
と共に、上方からアッパーケース11を被せてロアケー
ス12と嵌合させている。この際、突出する放熱部17
dをアッパーケース11及びロアケース12のそれぞれ
の切欠11f、12bより外方へ突出させて電気接続箱
10の組立を完了している。
【0028】組立の完了した電気接続箱10は、所要の
プラグインタイプのリレー、ヒューズ、外部回路のコネ
クタをアッパーケース11のリレー取付部11b、ヒュ
ーズ収容部11c、コネクタ収容部11dに取り付けた
後、電気接続箱10自体は、自動車のエンジンルーム内
の所要箇所に固定している。なお、電気接続箱10は小
型化されているので、車体への取付レイアウトの自由度
も向上している。
【0029】上記のようにして車体に取り付けられた電
気接続箱10は、内部回路に通電されると、適宜、電流
分配用回路板13の電気部品であるリレーRが作動し、
リレーR等から熱が発生するが、発生した熱は、電流分
配用回路板13と当接する第一絶縁層18、および開口
部18aの内部の空気により放熱板17へ伝達されてい
る。この際、第一絶縁層18は熱伝達率が高く、空気も
熱の伝達に優れているため、発生した熱はスムーズに放
熱板17へ移動している。
【0030】放熱板17へ移動した熱は、放熱板17自
体も熱伝達率に優れたアルミニウムであるため、熱平衡
の原理に基づき、高温の内部箇所から、外気に触れて低
温となっている放熱部17dへ移動し、放熱部17dか
ら外方へ放出されている。一方、放熱板17へ移動した
熱は、プリント基板14へは第二絶縁層19で断熱され
ているため、熱が伝達されることはなく、プリント基板
14に実装されたマイコン等の作動信頼性は維持されて
いる。
【0031】なお、長時間、内部回路に電流が流れてリ
レーRが作動しても、上記熱の放出は継続されるので、
電気接続箱10の内部温度も必要以上に上昇することも
なく、マイコン等の作動が乱されることはない。
【0032】なお、本発明の電気接続箱10は上記形態
に限定されるものではなく、例えば、図5の変形例の電
気接続箱10’のように、放熱部17d’に別体の上方
放熱部17e’、下方放熱部17f’を溶接等で取り付
けて、表面積を増大させて放熱性を更に向上するように
してもよい。また、放熱板自体の材質は、アルミニウム
以外にも、銀、銅、アルミ合金、銅合金、銀合金等が適
用可能であり、放熱部を一体で設けるとコストが高くな
る場合等は、別体の放熱部を第一絶縁層および第二絶縁
層を設けた放熱板に取り付けるようにしてもよい。
【0033】
【発明の効果】上記した説明より明らかなように、本発
明の電気接続箱を用いると、熱をケース外部に放出する
ため、長時間の駆動でも内部に熱がこもることもなく、
その上プリント基板側には熱伝達の低い絶縁層で断熱し
ているため、熱に弱い電子部品でも安定した動作環境を
確保でき、電気接続箱自体の信頼性も維持できる。ま
た、本発明では内部回路を各種回路板を積層した構造で
あるため、特に高さ方向の寸法を従来に比べて小型化す
ることができ、車体への取付箇所の自由度も向上でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係る電気接続箱の分解斜
視図である。
【図2】 実施形態の電気接続箱の断面図である。
【図3】 電流分配用回路板とプリント基板をジャンパ
ーで接続した状態を示す斜視図である。
【図4】 絶縁板の第二絶縁層側からの斜視図である。
【図5】 変形例の電気接続箱の断面図である。
【図6】 従来の電気接続箱の断面図である。
【符号の説明】
10 電気接続箱 11 アッパーケース 12 ロアケース 13 電流分配用回路板 14 プリント基板 15 バスバー 16 絶縁板 17 放熱部 18 第一絶縁層 19 第二絶縁層 21 ジャンパー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 細川 剛 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社オートネットワーク技術研究所内 (72)発明者 野崎 隆男 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社オートネットワーク技術研究所内 Fターム(参考) 5E322 AA03 AA11 AB06 AB08 5E348 AA02 AA08 AA31 CC08 CC09 EE38 EE39 5G361 BA01 BB02 BC01 BC02

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 大電流或いは中電流が流れる電流分配用
    回路板と小電流が流れる制御用回路板とを、絶縁板を介
    在させて上下に積層した状態でアッパーケースとロアケ
    ースで形成される空間内部に収容する電気接続箱におい
    て、 上記絶縁板は一方の面に第一絶縁層、他方の面に第二絶
    縁層を設けた放熱板からなると共に、上記第一絶縁層は
    上記第二絶縁層より熱伝達率を高く設定し、 上記第一絶縁層を上記電流分配用回路板側に、上記第二
    絶縁層を上記制御用回路板側にして上記絶縁板を配置し
    て、電流分配用回路板で発生する熱を上記第一絶縁層よ
    り上記放熱板へ伝達し、この伝達された熱を上記放熱板
    から放出する構成としていることを特徴とする電気接続
    箱。
  2. 【請求項2】 上記絶縁板の放熱板は金属板材からな
    り、該金属板材の両面に樹脂コーティングすることで上
    記第一絶縁層及び第二絶縁層を形成している請求項1に
    記載の電気接続箱。
  3. 【請求項3】 上記電流分配用回路板は、一方の面に電
    気部品が実装すると共に他方の面に上記絶縁板を配置し
    ており、 上記絶縁板は、上記電気部品の実装箇所と対応する箇所
    の第一絶縁層に開口部を設けている請求項1又は請求項
    2に記載の電気接続箱。
  4. 【請求項4】 上記絶縁板は、放熱板より延出して各面
    に第一絶縁層及び第二絶縁層が備わらない放熱部を形成
    すると共に、上記放熱部を上記アッパーケース及びロア
    ケースで形成される内部空間から外方へ突出し、電流分
    配用回路板で発生する熱を上記放熱部から外方へ放出す
    る請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の電気接
    続箱。
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