JP2010199648A - 画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】IP変換処理において連続したフィールド画像が入力されない場合における画質劣化を防ぐ画像処理装置、方法を提供する。
【解決手段】デコーダ部101が画像データを復号して参照フィールド画像を生成し、IP変換処理部103が複数の参照フィールド画像を変換して補間フィールド画像を生成し、表示処理部105が参照フィールド画像と補間フィールド画像とを用いた画像を出力する画像処理装置であって、制御部106は、新たに受け付けた画像データがリピート状態であるか否かを検出し、リピート状態でない場合、カウンタ(repeat_count)をクリアし、新たに補間フィールド画像を生成させ、リピート状態である場合、カウンタを加算し、前回生成させた補間フィールド画像を変更しないで維持させ、カウンタの値に基づいて参照フィールド画像と補間フィールド画像から表示する画像を選択し、選択した画像を表示処理部105に出力させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像の変換技術に関し、特に、インタレース画像からプログレッシブ画像への変換を行うIP変換技術に関する。
現行の映像信号方式は、インタレース走査を前提としたインタレース信号方式と、プログレッシブ走査を前提としたプログレッシブ信号方式に大別される。インタレース走査とは、映像の1画面を構成する525本または1125本の走査線中、1本ずつ走査線を飛び越して走査する方式である。この方式では、1つの表示画面(1フレーム)は2回のインタレース走査により生成され、走査線が互い違いの2つの走査画面(第1および第2フィールド)により1フレームが構成される。一方、プログレッシブ走査は、走査線を1本ずつ順次に走査する方式である。
例えば地上デジタル放送の場合においてテレビ局から送られてくるストリームの解像度は1920×1080i(インタレース)または1440×1080iのインタレース画像となっている。
近年発売されているディスプレイ装置である、プラズマディスプレイパネル、液晶表示パネル、エレクトロルミネッセンス表示パネル等はマトリクス駆動方式の表示パネルを搭載したものとなっている。このようなディスプレイ装置では、入力映像信号に応じた画像表示(又は画素データの書込)を1表示ライン分ずつ順次実行する、プログレッシブ駆動を行うようにしている。
そのため、地上デジタル放送のようにインタレース方式の映像信号が表示装置に対して入力される場合は、これをプログレッシブ方式の映像信号に変換する必要がある。インタレース方式の映像信号を入力し、プログレッシブ方式の映像信号に変換する処理をIP変換処理という。
IP変換処理は一般的に、動画像において連続する複数のフィールド画像を入力し、1枚の補間フィールド画像を生成する。補間フィールド画像の生成においては、入力された複数のフィールド画像から、入力された画像の動き検出を行い、その検出結果に応じて補間フィールドを生成する。生成した補間フィールド画像と、元のフィールド画像(参照フィールド画像)から1枚のプログレッシブ画像が構成される。
図1にIP変換処理を行う画像処理装置の一般的な構成図を示す。
デコーダ部101はMPEG(Moving Picture Expert Group)やH.264などの画像圧縮規格に基づいて復号処理を行う。復号された画像データは参照フィールド用画像メモリ102にsource fieldとして格納されるものとする。
参照フィールド用画像メモリ102にはsource field、prev field、prev2 field、prev3 fieldの4つ参照フィールド画像を格納するメモリが存在する。制御部106からの指示により、1枚の参照フィールド画像が参照フィールド用画像メモリ102のsource fieldに格納される毎、prev2 field→prev3 field、prev field→prev2 field、source field→prev fieldのように、参照フィールド画像を格納するメモリを順次移すことにより、IP変換処理を行うタイミングでは、3世代前までの過去画像を保存している。
IP変換処理部103は参照フィールド用画像メモリ102から最大4つのフィールド画像を入力し、補間フィールド画像を生成し、補間フィールド用画像メモリ104に格納する。ここでは、IP変換処理部103は4つのフィールド画像を用いて補間フィールド画像を生成することを前提とする。
表示処理部105は制御部106からの指示により、補間フィールド画像と参照フィールド画像を入力し、1枚のプログレッシブ画像として出力する。また、表示処理部105は最終出力解像度にあわせてプログレッシブ画像を拡大/縮小する機能を有す。
制御部106は、各構成要素の動作を制御する。
前述の通り、IP変換処理部103は連続する4つのフィールド画像が入力され、1つの補間フィールド画像を作成する。この補間フィールドは、source fieldの補間画像であるとは限らず、prev fieldやprev2 fieldの補間画像を作成することもありえる。これはIP変換のモードとして存在するもので、source fieldの補間フィールド画像を作成する場合0Delayモード、prev fieldの補間フィールド画像を作成する場合を1Delayモード、prev2 fieldの補間フィールド画像を作成する場合を2Delayモードと呼ぶこととする。0Delayモードの場合、過去画像のみを参照することとなる。1Delayモードや2Delayモードの場合、未来画像も参照することになる。このため、1Delayモードや2Delayモードは、0Delayモードと比べ、より精度の高いIP変換が可能となる。
図8に1Delayモードにおける参照フィールド用画像メモリ102の遷移と各タイミングで表示される画像について示す。no=1のタイミングで1T(Top)のフィールド画像がsourceとして入力され、以降1B(Bottom),2T,2B・・の順に入力される。no=1のsourceである1Tは、no=2ではprev、no=3ではprev2、no=4ではprev3のように順次過去画像が保存されている。1Delayモードでは、各タイミングにおいてprevに格納されている参照フィールド画像の補間フィールド画像が作成され、プログレッシブ画像として表示されることになる。
ここでは、source、prev、prev2、prev3の4つの参照フィールド画像が揃ってからIP変換処理を行うこととし、4つの参照フィールド画像が揃っていないno=3までの期間は参照フィールド画像を垂直2倍拡大して表示することとする。図8では、no=3までの期間の処理方法については、4枚の参照フィールド画像が揃わない場合は垂直2倍拡大表示を行うこととする(表示方法の記号"D")。なお、他にも様々な方法が存在するが、ここでは説明を省略する。no=4以降の各タイミングでは4枚の参照フィールド画像を入力し、補間フィールド画像を生成してIP変換結果を表示する(表示方法の記号"IP")。
図9に従来技術の制御部106の制御フローを示す。本制御フローはデコーダ部101からの1枚のフィールド画像が参照フィールド用画像メモリ102のsource fieldに格納される毎に実行される。
入力された参照フィールド画像がsource fieldとして格納される。これに伴い、制御部106は、前回のprev2 fieldをprev3 field、前回のprev fieldをprev2 field、前回のsource fieldをprev fieldと更新する(ステップ301)。ここでは、世代の異なる複数の参照フィールド画像がそれぞれ別のfieldに格納されて管理されていればよい。従って、参照フィールド画像を記憶する領域を書き換えて更新してもよいし、参照フィールド画像と各fieldとの対応づけを変更することによって更新してもよい。4枚の参照フィールド画像が揃った場合(ステップ302のYes)、制御部106は、IP変換処理部103へIP変換処理を指示し、IP変換処理部103は、IP変換を実行して補間フィールド画像を生成する(ステップ303)。制御部106は、生成された補間フィールド画像と参照フィールド画像を表示処理部105へ設定する(ステップ304)。表示処理部105は、制御部106の設定に応じて、補間フィールド画像と参照フィールド画像とを読み出し表示する。4枚の参照フィールド画像が揃っていない場合(ステップ302のNo)、制御部106は、IP変換の指示を実行せずに、参照フィールド画像を表示処理部105へ設定する。表示処理部105は、制御部106の設定に応じて、参照フィールド画像を読み出し、垂直2倍拡大表示する(ステップ305)。
特開2004−304788号公報
上述した一般的な技術において、IP変換処理部103の前段(デコーダ部101)にて、以下のような要因によりリピートが発生し、同じフィールド画像が続けてIP変換処理部103に入力される場合がある。
(1)AV(Audio/Video)同期によるリピート(オーディオとビデオの同期をとるために、フィールド単位のリピートを行うことがある)
(2)フレームレート変換(50Hz→60Hz変換など)によるリピート
(3)スロー再生やポーズなどトリック再生によるリピート
(4)スライドショー(同じ絵がリピート表示され、数秒毎に絵が切り替わる)
図10に2フィールド期間リピートが発生した場合の参照フィールド用画像メモリ102の遷移と各タイミングで表示される画像について示す。no=6のタイミングまでは図8と同じように遷移しno=7,8の2フィールド期間、3Bのフィールド画像がリピートされる場合を示している。この場合、同じ3Bのフィールド画像が入力されることにより、no=7からno=10の4フィールド期間、4つの参照フィールドメモリに3Bのフィールド画像が複数枚存在することとなる。
IP変換処理は動画像の連続するフィールド画像が入力されることを期待しており、同じフィールド画像が入力された場合は、正しい動き検出ができなくなり、期待する補間フィールド画像を生成することができず画質が劣化してしまう可能性があった。また、同じフィールド画像が入力されることにより、本来Topフィールドが入力されるべきタイミングでBottomフィールドが入力されることになる。
この場合、このBottomフィールドをTopフィールドとしてIP変換処理を行ってしまう。図11に通常時とリピート発生時のIP変換のイメージ図を示す。図11において、Topフィールドは白色、Bottomフィールドは網かけで表示し、Topフィールドの補間フィールドは右下りの斜線、Bottomフィールドの補間フィールドは右上りの斜線で示している。
通常、(1)Top、(2)Bottom、(3)Top、(4)Bttomの順に入力されるインタレース画像に対して、それぞれ、(1)Bottom、(2)Top、(3)Bottom、(4)Topの補間フィールドを生成することで、プログレッシブ画像が構成される。しかし、例えばBottomでリピートが発生した時は(1)Top、(2)Bottom、(3)Bottom、(4)Bottomの順に入力されるインタレース画像に対して、(1)Bottom、(2)Top、(3)Bottom、(4)Topの補間フィールドを生成してしまい、(3)の入力フィールドをTopフィールドとして、Bottomの補間フィールドを生成する。これによりフリッカが発生し、画質劣化を招く要因となっていた。
上述したように、IP変換処理は連続したフィールド画像が入力されることを前提としており、非連続なフィールド画像が入力された場合、理想的な補間フィールド画像は生成されない。そのため、IP変換処理の前段にて、リピートやトリック(スロー再生や、ポーズ)を行った場合、理想的な動き検出ができないことや、同じフィールド画像が連続で入力されることになり、フリッカが発生してしまう。
例えば、特許文献1に同一フィールドの映像信号を続けて入力するようなスロー再生の場合にも、動きを検出することができ、動き補償したIP変換を行い、鮮明なノンインタレース信号を生成する映像信号処理装置が開示されている。
しかしながら、特許文献1の技術では連続でリピートが発生した場合に、AV同期ズレが発生してしまうという問題があった。
本発明に係る画像処理装置の一態様は、画像データを復号するデコーダ部と、複数の画像データ夫々を復号した複数の参照フィールド画像を格納する参照フィールド用画像メモリと、前記複数の参照フィールド画像を用いて補間フィールド画像を生成する補間フィールド生成部と、前記補間フィールド画像を格納する補間フィールド用画像メモリと、前記複数の参照フィールド画像の少なくとも一つと前記補間フィールド画像とを用いて、表示する画像を出力する表示処理部と、リピート状態をカウントするカウンタと、新たに受け付けた画像データが、前回と同じ画像データとなっているリピート状態を検出した場合、前記カウンタをカウントアップし、前記補間フィールド用画像メモリに格納した前記補間フィールド画像を変更しないで維持させ、リピート状態でない場合、前記カウンタをクリアし、新たに補間フィールド画像を生成させ、カウントアップまたはクリアされた後のカウンタの値に基づいて、前記表示処理部が用いる画像を前記参照フィールド画像と、前記維持させた補間フィールド画像から選択し、選択した画像を前記表示処理部に出力させる制御部と、を備える。制御部は、画像データの入力状況がリピート状態である場合、前回生成した補間フィールド画像、すわなち、リピート状態になる前に生成した補間フィールド画像を用いるように制御する。また、制御部はカウンタの値に基づいて、リピート状態が繰り返されていることを把握する。従って、リピート状態が繰り返されている状況に応じて、適切な補間フィールド画像を用いることが可能になり、リピート発生時の画質劣化を防ぐことができる。
また、本発明に係る画像処理方法の一態様は、画像データを復号して参照フィールド画像を生成し、複数の参照フィールド画像を用いて補間フィールド画像を生成し、前記複数の参照フィールド画像の少なくとも一つと前記補間フィールド画像とを用いた画像を出力する画像処理装置を制御する画像処理制御方法であって、新たに受け付けた画像データが前回と同じ画像データとなっているリピート状態であるか否かを検出し、リピート状態でない場合、カウンタをクリアし、新たに補間フィールド画像を生成させ、リピート状態である場合、カウンタをカウントアップし、前回生成させた補間フィールド画像を変更しないで維持させ、カウントアップまたはクリアされた後のカウンタの値に基づいて、前記参照フィールド画像と前記補間フィールド画像から表示する画像を選択し、選択した画像を出力させる。
さらに、本発明に係る画像処理プログラムの一態様は、画像データを復号して参照フィールド画像を生成し、複数の参照フィールド画像を用いて補間フィールド画像を生成し、前記複数の参照フィールド画像の少なくとも一つと前記補間フィールド画像とを用いた画像を出力する画像処理装置を制御する画像処理制御プログラムであって、コンピュータに、新たに受け付けた画像データが前回と同じ画像データとなっているリピート状態であるか否かを検出する検出手順と、リピート状態でない場合、カウンタをクリアし、新たに補間フィールド画像を生成させ、リピート状態である場合、カウンタをカウントアップし、前回生成させた補間フィールド画像を変更しないで維持させる変換指示手順と、カウントアップまたはクリアされた後のカウンタの値に基づいて、前記参照フィールド画像と補間フィールド画像から表示する画像を選択し、選択した画像を出力させる表示指示手順と、を実行させる。
本発明によれば、連続でリピートが発生した場合に、n(n>0の整数)フィールド未満のリピート発生時の画質劣化を防止し、nフィールド以上のリピート発生時にもAV同期を維持することができる。
IP変換を行う画像処理装置の一般的な構成図を示す図である。 実施形態1における2フィールド・リピート発生時の参照フィールド用画像メモリ遷移と表示画像を示す図である。 実施形態1における8フィールド・リピート発生時の参照フィールド用画像メモリ遷移と表示画像(1)を示す図である。 実施形態1における8フィールド・リピート発生時の参照フィールド用画像メモリ遷移と表示画像(2)を示す図である。 実施形態1の画像処理装置の動作例を示すフローチャートである。 実施形態2の表示画像のイメージ図である。 実施形態3の画像処理装置の構成例を示すブロック図である。 リピート発生なしの場合の参照フィールド用画像メモリ遷移と表示画像を示す図である。 従来技術の画像処理の動作を示すフローチャートである。 従来技術における2フィールド・リピート発生時の参照フィールド用画像メモリ遷移と表示画像を示す図である。 従来技術における画質劣化のイメージ図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。説明の明確化のため、以下の記載及び図面は、適宜、省略、及び簡略化がなされている。各図面において同一の構成または機能を有する構成要素および相当部分には、同一の符号を付し、その説明は省略する。
本発明では、リピート発生時に前回と同じ参照フィールド画像を用いてIP変換することにより生じる画質劣化を防ぐため、リピート発生時には前回のIP変換結果をリピート表示する。また、単純に前回のIP変換結果を表示する方法を適用すると、スライドショーなどの場合にAV同期ずれが大きくなってしまうため、対処方法を変更する。ここで、前回のIP変換結果とは、リピート発生前のIP変換結果であり、具体的には、リピート発生やトリックプレー中などのように、連続した画像データが入力されなくなる前にIP変換した結果をいう。より具体的には、制御部106がリピート状態やトリック状態を検出する前に生成された補間フィールド画像を用いる。従って、補間フィールド用画像メモリ104は、前回のIP変換で生成した補間フィールド画像を維持することになる。
以下の説明では、図1に示した構成を用いて、本発明に係る画像処理装置及び方法を説明する。具体的には、画像処理装置は、デコーダ部101、参照フィールド用画像メモリ102、IP変換処理部(補間フィールド生成部)103、補間フィールド用画像メモリ104、表示処理部105、及び制御部106を備える。制御部106を除いた各構成要素は上述した説明と同様であるため省略する。制御部106の制御方法が従来の画像処理装置とは異なる。従って、以下の各実施形態では、制御部106の動作を中心に説明する。
(実施形態1)
まず、本実施形態の画像の遷移について説明する。
図2に本実施形態における2フィールド期間リピートが発生した場合の参照フィールド用画像メモリ102の遷移と各タイミングで表示される画像について示す。no=6のタイミングまでは図8と同じように遷移し、no=7,8の2フィールド期間、3Bのフィールド画像がリピートされる場合を示している。no=7,8のリピートされている期間はIP変換を実行せずにno=6で表示していた3Tの参照フィールド画像と補間フィールド画像をリピート表示する。no=6で表示されていた画像は正常にIP変換されたものであるため、それをリピート表示しても画質は一切劣化しない。no=9のタイミングでリピートが終了し新しいフィールド画像4Tが入力され、IP変換を再開する。この場合、no=6の続きでIP変換を実行し、以降の画質も劣化することはない。
図3および図4はno=7からno=14にて8フィールド期間連続で、3Bのフィールド画像がリピートされ、さらにno=17からno=24の8フィールド期間連続で、4Bのフィールド画像がリピートされる場合を示している。
本ケースにおいて、リピート発生期間中は前回のIP変換結果をリピートする方法を適用した場合を図3に示している。この場合、no=7からno=14およびno=17からno=24のリピートが発生している期間はIP変換を行わずに前回のIP変換結果を表示する。画質という意味ではこのように運用することで最適な画像を表示することが可能であるが、1Delay、2Delayモードにおいては、本来表示されるタイミングよりかなり遅れて表示されてしまうことになる。
例えば1Delayモードの場合3Bの表示位置が4T入力時(no=15のタイミング)となり、2Delayモードの場合4Tの表示開始位置が5T入力時(no=25のタイミング)となる。1Delayモードは1フィールド期間の遅延、2Delayモードは2フィールド期間の遅延を期待するため、期待通りの動作にならない。また、スライドショーなどのように、数秒に1回しか入力フィールド画像が更新されない場合を考えると、AV同期ズレが発生することになってしまう。
そこで、n(n>0の整数)フィールド以上(本実施形態では3フィールド以上)連続でリピートが発生した場合には画質よりもAV同期を優先し、参照フィールド画像を垂直2倍拡大表示する例を図4に示す。no=7およびno=8のタイミングでは、図10で説明した通り、IP変換を行わずにno=6のIP変換結果である3Tをリピート表示する。次のno=9のタイミングにおいてさらに3Bがリピートされたため、参照用フィールド画像メモリの更新は再開するが、IP変換処理は行わずに、参照フィールド画像(1Delayのモードの場合、prev)を垂直2倍拡大表示する。no=15のタイミングにおいて4Tが入力されるため、リピート状態は脱し、参照フィールド画像メモリの更新は再開されるが、4枚の参照フィールド画像が揃っていないため、IP変換処理は行わずに、参照フィールド画像を垂直2倍拡大表示する。
なお、本実施形態では、3フィールド以上リピートとしたが、表示遅延(AV同期ズレ)をどこまで許容するかによって、この閾値は変更しても良い。
このようにすることで、フレームレート変換などによる短い期間(nフィールド未満)のリピートが発生した場合は前回のIP変換結果をリピート表示し、最適画質を保ち、nフィールド以上のリピートが発生した場合は参照フィールド画像を垂直2倍拡大表示することでAV同期を保つことができる。
また、スロー再生やポーズなどオーディオ再生を伴わないトリックプレー再生の場合はAV同期を考慮する必要がなくなるため、デコーダ部101からトリック情報を入手し、トリックプレー中の場合は、前回のIP変換結果をリピート表示することで、最適画質を保つことが可能となる。
図5に本実施形態の画像処理装置の動作例を表すフローチャートを示す。本実施形態において、制御部106は、repeat_countを用いる。repeat_countは、画像処理装置に同じ画像データが入力された場合に、その回数をカウントするカウンタであり、制御部106が使用するメモリ内に設置される。repeat_countは、システム起動時に初期化される。
まず、制御部106は、前段のデコーダ部101からトリック情報、リピート情報を取得する(ステップ601)。トリック情報とはスロー再生やポーズなどトリックプレー中(トリック状態)かどうかを示す情報、リピート情報とは参照フィールド用画像メモリ102のsource fieldに格納された画像が前回と同一のもの(リピートされたもの、リピート状態)かどうかを示す情報である。
リピートが発生していない場合(ステップ602のYes)、制御部106は、repeat_countをクリアする(ステップ603)。ステップ604からステップ608については図9のステップ301からステップ305と同一であるため、説明は省略する。
リピートが発生している場合(ステップ602のNo)、制御部106は、repeat_countをインクリメントする(ステップ609)。
このrepeat_countは連続でリピートが発生している場合にインクリメントされ、リピートではない画像が入力された場合はステップ603でクリアされる。
トリックプレー中、または3回未満のリピート(repeat_count<3)の場合(ステップ610のYes)、制御部106は、前回のIP変換時に生成された補間フィールド画像と参照フィールド画像を表示処理部へ設定し、プログレッシブ画像として表示する。具体的には、制御部106は、表示処理部105へ表示する画像データを指示し、表示処理部105は、制御部106の指示に応じて補間フィールド画像と参照フィールド画像とを読み出し、表示する。
トリックプレー中ではなく、3回以上のリピート(repeat_count>=3)の場合(ステップ610のNo)、制御部106は、参照フィールド用画像メモリ102の更新を行い(ステップ612)、参照フィールド画像を垂直2倍拡大して表示する(ステップ613)。具体的には、制御部106は、参照フィールド用画像メモリ102が既に記憶する画像データそれぞれをprev/prev2/prev3のどのフィールドに該当するかを更新する。また、表示処理部105へ表示する画像データを指示し、表示処理部105は、制御部106の指示に応じて参照フィールド画像を読み出し、垂直2倍拡大して表示する。
図5のフローチャートに示したように、制御部106は、デコーダ部101からリピート情報、トリック情報を取得し、3回未満のリピート発生時、またはトリックプレー中は前回のIP変換結果をリピート表示し、3回以上のリピート発生時、かつトリックプレー中でない場合は参照フィールド画像を垂直2倍拡大表示する。そのため、従来技術のように同じ参照フィールド画像がIP変換処理部103に入力されることはなくなり、不適切な補間フィールドが表示されることを回避することができる。上記では、3フィールド以上のリピートが発生した場合の動作を示したが、nフィールド以上のリピートが発生した場合についても、同様に説明することができる。
このように、本実施形態によれば、画像処理装置において、リピート発生時にIP変換を実行せずに前回のIP変換結果をリピート表示する機能、トリックプレー中もIP変換を実行せずに前回のIP変換結果をリピート表示する機能を実現することができる。これらの機能により、リピート発生時のIP変換画質劣化を防ぐことが可能になる。また、本実施形態によれば、nフィールド以上のリピート発生時は、前回のIP変換結果をリピート表示する方法を適用しない機能、nフィールド以上のリピート発生時に、前回のIP変換結果をリピート表示する方法を適用しない場合に、参照フィールド画像を垂直2倍拡大表示する機能を実現することができる。これらの機能により、スライドショーなどのように長時間リピートが発生するケースでもAV同期を維持することができる。
(実施形態2)
実施形態1ではnフィールド以上のリピート発生、かつトリックプレー中ではない場合に、参照フィールド画像を垂直2倍拡大表示することとしたが、Topフィールド画像とBottomフィールド画像の単純組み合わせによりプログレッシブ画像を構成して表示しても良い。
一般的にIP変換は入力される複数のフィールド画像から動き検出を行い、動画、静止画判定を行う。
静止画と判定された場合、表示対象の参照フィールド画像がBottomフィールド画像の場合は、ひとつ手前のTopフィールド画像をそのまま補間フィールドとして適用する。
また、表示対象の参照フィールド画像がTopフィールド画像の場合は、ひとつ先のBottomフィールド画像をそのまま補間フィールドとして適用する。
例えば、3フィールド以上のリピートが発生した場合、それはスライドショーのような静止画である可能性が高い。このため、静止画と判断して、参照フィールド画像がBottomフィールド画像の場合はTopフィールド画像を、参照フィールド画像がTopフィールド画像の場合はBottomフィールド画像をそのまま補間フィールドとして適用してプログレッシブ画像を構成することで、最適な画質が得られる可能性が高い。
図6に本実施形態を使用した場合でBottomフィールドが連続してリピートした場合のイメージ図を示す。図6の表示は図11と同様のパターンを用いて各フィールド及び補間フィールドを示している。図6では、(3)以降(2)と同じBottomフィールドがリピートして入力されている。(3)(4)では3フィールド未満のリピートであるため、前回のIP変換結果をリピート表示する。3フィールド以上のリピートとなる(5)(6)では補間フィールドとして(1)のTop Fieldを使用して表示を行う。
この方法を適用した場合、3フィールド以上リピート発生した場合においても、それが静止画であれば最適な画質で表示されることとなる。なお、静止画でない場合は串状の絵が表示されることとなるため、誤った表示に至る可能性もある。このため、静止画であるか否かの判断を慎重に実施する工夫が施されることが好ましい。例えば、予め静止画の指定を受け付けた場合に本実施形態を適用するようにしてもよい。
また、3フィールド以上リピート発生した場合に、Topフィールド画像とBottomフィールド画像を組み合わせて表示する方法として、制御部106が表示するTop/Bottomフィールド画像を参照フィールド用画像メモリ102から選択して表示処理部105へ設定して表示させても良い。あるいは、制御部106がIP変換処理部103に強制的に静止画判定をするように指示し、IP変換処理部103にて生成される補間フィールドが前後のTopまたはBottomフィールド画像そのものになるようにしても良い。
本実施形態によれば、nフィールド以上のリピート発生時に、前回のIP変換結果をリピート表示する方法を適用しない場合に、静止画と判断してTopフィールド画像とBottomフィールド画像の組み合わせによりプログレッシブ画像を構成し表示する機能を実現することができる。これにより、リピート発生時のIP変換画質劣化を防ぐことが可能になる。特に、静止画が表示されている場合における画質劣化を防ぐことができる。
(実施形態3)
実施形態3では、上記各実施形態の制御部が実現する制御機能を、構成例を用いて説明する。図7は、実施形態3の画像処理装置の構成例を示すブロック図である。図7において、デコーダ部101、参照フィールド用画像メモリ102、IP変換処理部103、補間フィールド用画像メモリ104、及び表示処理部105は図1と同様であるため説明を省略する。制御部200は、検出部210と、変換指示部220と、表示指示部230と、を備える。
検出部210は、デコーダ部101に画像データが入力されたことを検出し、入力された画像データの状態(例えば、リピート発生、トリックプレー中など)を検出する。具体的には、実施形態1では、デコーダ部101からリピート情報やトリック情報を取得し、デコーダ部101が新たに受け付けた画像データがリピート状態あるいはトリック状態であることを検出する。また、検出部210は、新たな画像データの受け付けられたときに、参照フィールド用画像メモリ102の各フィールド(prev/prev2/prev3)を更新する。
また、検出部210は、検出結果メモリ211を含む。検出結果メモリ211は、リピート情報、トリック情報、または、repeat_countを設置する記憶領域である。検出部210は、デコーダ部101から取得したリピート情報またはトリック情報を検出結果メモリ211へ記憶する。また、検出部210は、リピート状態を検出したときにrepeat_countをカウントアップし、リピート状態でなくなったときにrepeat_countをクリアする。
変換指示部220は、検出部210が検出した検出結果に基づいて、補間フィールドの生成をIP変換処理部103へ指示する。具体的には、変換指示部220は、リピート状態及びトリック状態のいずれでもない場合、IP変換処理部103へIP変換処理を実行させ、新たな参照フィールド画像に応じた補間フィールド画像を生成させ、補間フィールド用画像メモリ104が保存する補間フィールド画像を更新させる。これに対して、リピート状態あるいはトリック状態である場合、IP変換処理部103にIP変換させず、前回生成した補間フィールド画像を補間フィールド用画像メモリ104へ維持させる。
表示指示部230は、参照フィールド画像と補間フィールド画像とを用いて画像を表示処理部105へ表示させる。表示指示部230は、検出部210の検出結果に基づいて、参照フィールド画像と補間フィールド画像から用いる画像を選択し、表示処理部105へ設定する。表示指示部230が画像を選択する基準は、上記各実施形態で説明したとおりである。
なお、図7は制御部の構成例の一例を示したものであり、これ以外の構成によって上記各実施形態を実現するものであってもよい。また、図7に示した制御部200の機能は、ソフトウェア、あるいはソフトウェアとハードウェアとの組み合わせによって実現することもできる。
次に、図7に示した制御部200の機能はプログラムによって実現する場合について説明する。プログラムは、画像処理装置内のメモリにロードされ、CPU(Central Processing Unit)の制御のもとでプログラムの各命令が実行される。例えば、プログラムは、少なくとも次に説明する検出手順、変換指示手順、及び表示指示手順を含む。
(1)検出手順は、新たにデコーダ部101によって受けつけられた画像データがリピート状態であるか否かを検出する。(2)変換指示手順は、新たに受けつけられた画像データがリピート状態でない場合、repeat_countをクリアし、IP変換処理部103に新たに補間フィールド画像を生成させ、補間フィールド用画像メモリ104へ格納させる。これに対し、リピート状態である場合、repeat_countをカウントアップし、前回生成させた補間フィールド画像を補間フィールド用画像メモリ104に維持させる(IP変換を実施させない)。(3)表示指示手順は、repeat_countの値に基づいて、参照フィールド画像と、補間フィールド画像から表示する画像を選択し、選択した画像を表示処理部105に出力させる。
例えば、実施形態1で説明した制御方法を実現するために、プログラムは、次の手順をコンピュータに実行させる命令群を有してもよい。検出手順は、新たに受け付けた画像データがトリック状態であることを検出し、変換指示手順は、リピート状態とトリック状態とのいずれでもでない場合、新たに補間フィールド画像を生成させ、その他の場合、前回生成させた補間フィールド画像を維持させる。さらに、検出手順は、リピート状態を検出したときにカウントアップするカウンタの領域を確保し、リピート状態である場合、カウンタをカウントアップし、リピート状態でない場合、カウンタをクリアする。表示指示手順は、カウンタの値に基づいて、複数の参照フィールド画像及び補間フィールド画像から出力させる画像を選択する。表示指示手順は、カウンタの値が所定の閾値以上の場合、複数の参照フィールド画像から画像を選択する。
(その他の実施形態)
上記各実施形態では、IP変換処理を用いて説明したが、これに限られることはない。入力される画像データ(参照フィールド画像)を表示する際に、補間フィールドを用いて表示画像を生成する画像処理装置及び方法に適用することが可能である。この場合、補間フィールド画像は、複数の参照フィールド画像に基づいて生成され、表示画像は、参照フィールド画像と補間フィールド画像とを組み合わせて生成される場合であればよい。
以上説明したように、本発明に係る実施形態の一態様では、リピート発生時に同じ参照フィールド画像をIP変換に入力した場合、画質劣化を防ぐため、リピート発生時にはIP変換にフィールド画像を入力せず、前回のIP変換結果をリピート表示する。また、単純に前回のIP変換結果を表示する方法を適用すると、スライドショーなどの場合にAV同期ずれが大きくなってしまう。このため、規定回数以上のリピート発生時は、IP変換結果を表示せずに、入力フィールド画像を垂直2倍拡大表示する。ただし、スロー再生やポーズ時などのトリック再生時はリピートが規定回数以上発生しても、前回のIP変換結果を垂直2倍拡大表示する。上記実施形態のいずれかを適用することにより、以下に説明する機能を実現する。
通常再生(1倍速再生)、かつ、nフィールド未満のリピート発生時は、IP変換処理部103に画像を入力せずに前回のIP変換結果をリピート表示する。
通常再生(1倍速再生)、かつ、nフィールド以上連続でリピート発生時は、IP変換処理部103に画像を入力せずに、入力元のインタレース画像を垂直2倍拡大して表示する。
ポーズまたはスロー再生、かつリピート発生時は、IP変換処理部に画像を入力せずに前回のIP変換結果をリピート表示する。
これらの機能により、IP変換処理において、連続したフィールド画像が入力されない場合、具体的にはリピート発生時のように同一のフィールド画像が入力された場合における画質劣化を防ぐことが可能となる。また、同一のフィールド画像が所定の回数(閾値)以上入力された場合に対処方法を変更することができる。これにより、画像の表示状況に対応させることが可能になる。特に、図3を用いて説明したように、スライドショーなどAV同期のズレを防ぐことができる。このため、画質劣化を防ぐとともに、表示状況に応じて適切な画像を表示することができる。
なお、本発明は上記に示す実施形態に限定されるものではない。本発明の範囲において、上記実施形態の各要素を、当業者であれば容易に考えうる内容に変更、追加、変換することが可能である。
101 デコーダ部
102 参照フィールド用画像メモリ
103 IP変換処理部
104 補間フィールド用画像メモリ
105 表示処理部
106、200 制御部
210 検出部
220 変換指示部
230 表示指示部

Claims (13)

  1. 画像データを復号するデコーダ部と、
    複数の画像データ夫々を復号した複数の参照フィールド画像を格納する参照フィールド用画像メモリと、
    前記複数の参照フィールド画像を用いて補間フィールド画像を生成する補間フィールド生成部と、
    前記補間フィールド画像を格納する補間フィールド用画像メモリと、
    前記複数の参照フィールド画像の少なくとも一つと前記補間フィールド画像とを用いて、表示する画像を出力する表示処理部と、
    リピート状態をカウントするカウンタと、
    新たに受け付けた画像データが、前回と同じ画像データとなっているリピート状態を検出した場合、前記カウンタをカウントアップし、前記補間フィールド用画像メモリに格納した前記補間フィールド画像を変更しないで維持させ、リピート状態でない場合、前記カウンタをクリアし、新たに補間フィールド画像を生成させ、カウントアップまたはクリアされた後のカウンタの値に基づいて、前記表示処理部が用いる画像を前記参照フィールド画像と、前記維持させた補間フィールド画像から選択し、選択した画像を前記表示処理部に出力させる制御部と、を備える画像処理装置。
  2. 前記制御部は、前記新たに受け付けた画像データがトリックプレー中であるトリック状態を検出した場合、前記補間フィールド用画像メモリに格納した前記補間フィールド画像を変更しないで維持させ、前記表示処理部が用いる画像を、前記参照フィールド画像と、前記維持させた補間フィールド画像から選択することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 前記制御部は、前記カウンタの値が所定の閾値以上の場合、前記表示処理部が用いる画像を、前記複数の参照フィールド画像から画像を選択することを特徴とする請求項1または2記載の画像処理装置。
  4. 前記制御部は、前記カウンタの値が所定の閾値以上の場合、前記表示処理部が用いる画像として、前記参照フィールド画像を垂直二倍に拡大させた画像を選択することを特徴とする請求項3記載の画像処理装置。
  5. 前記制御部は、前記カウンタの値が所定の閾値以上の場合、前記表示処理部が用いる画像として、前記複数の参照フィールド画像のうち、トップフィールド画像とボトムフィールド画像とを組み合わせた画像を選択することを特徴とする請求項3記載の画像処理装置。
  6. 前記制御部は、リピート状態を検出した場合に、前記補間フィールド生成部に前記補間フィールド画像を生成させないことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  7. 前記補間フィールド生成部は、インタレース画像をプログレッシブ画像に変換するための補間フィールド画像を生成し、
    前記制御部は、リピート状態とトリック状態との少なくとも一方を検出した場合に、前記補間フィールド生成部に前記複数の参照フィールド画像を入力させないことを特徴とする請求項6記載の画像処理装置。
  8. 前記制御部は、前記カウンタの値が所定の閾値以上の場合、前記補間フィールド生成部に前記参照フィールド画像のうち、トップフィールド画像とボトムフィールド画像との一方を、前記補間フィールド画像として選択することを特徴とする請求項5記載の画像処理装置。
  9. 前記制御部は、
    前記デコーダ部が前記新たに受け付けた画像データがリピート状態であるか否かを検出する検出部と、
    検出結果に基づいて、前記補間フィールド画像の生成を前記補間フィールド生成部へ指示し、前記補間フィールド用画像メモリに保存されている補間フィールド画像を更新させる変換指示部と、
    前記選択した画像を前記表示処理部によって出力させる表示指示部と、を備えることを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  10. 画像データを復号して参照フィールド画像を生成し、複数の参照フィールド画像を用いて補間フィールド画像を生成し、前記複数の参照フィールド画像の少なくとも一つと前記補間フィールド画像とを用いた画像を出力する画像処理装置を制御する画像処理制御方法であって、
    新たに受け付けた画像データが前回と同じ画像データとなっているリピート状態であるか否かを検出し、
    リピート状態でない場合、カウンタをクリアし、新たに補間フィールド画像を生成させ、
    リピート状態である場合、カウンタをカウントアップし、前回生成させた補間フィールド画像を変更しないで維持させ、
    カウントアップまたはクリアされた後のカウンタの値に基づいて、前記参照フィールド画像と前記補間フィールド画像から表示する画像を選択し、選択した画像を出力させる画像処理制御方法。
  11. 画像データを復号して参照フィールド画像を生成し、複数の参照フィールド画像を用いて補間フィールド画像を生成し、前記複数の参照フィールド画像の少なくとも一つと前記補間フィールド画像とを用いた画像を出力する画像処理装置を制御する画像処理制御プログラムであって、
    コンピュータに、
    新たに受け付けた画像データが前回と同じ画像データとなっているリピート状態であるか否かを検出する検出手順と、
    リピート状態でない場合、カウンタをクリアし、新たに補間フィールド画像を生成させ、リピート状態である場合、カウンタをカウントアップし、前回生成させた補間フィールド画像を変更しないで維持させる変換指示手順と、
    カウントアップまたはクリアされた後のカウンタの値に基づいて、前記参照フィールド画像と補間フィールド画像から表示する画像を選択し、選択した画像を出力させる表示指示手順と、を実行させる画像処理制御プログラム。
  12. 前記検出手順は、前記新たに受け付けた画像データがトリックプレー中となっているトリック状態であることを検出し、
    前記変換指示手順は、リピート状態とトリック状態とのいずれでもでない場合、新たに補間フィールド画像を生成させ、その他の場合、前回生成させた補間フィールド画像を変更しないで維持させることを特徴とする請求項11記載の画像処理制御プログラム。
  13. 前記表示指示手順は、前記カウンタの値が所定の閾値以上の場合、前記複数の参照フィールド画像から画像を選択することを特徴とする請求項11または12記載の画像処理プログラム。
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