JP2010173439A - コラムカバーのシール構造 - Google Patents

コラムカバーのシール構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2010173439A
JP2010173439A JP2009017485A JP2009017485A JP2010173439A JP 2010173439 A JP2010173439 A JP 2010173439A JP 2009017485 A JP2009017485 A JP 2009017485A JP 2009017485 A JP2009017485 A JP 2009017485A JP 2010173439 A JP2010173439 A JP 2010173439A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
column cover
instrument panel
column
hard
seal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2009017485A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Yoshida
博史 吉田
Seiichi Ninsoku
誠一 忍足
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanto Jidosha Kogyo KK
Toyota Motor East Japan Inc
Original Assignee
Kanto Jidosha Kogyo KK
Kanto Auto Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kanto Jidosha Kogyo KK, Kanto Auto Works Ltd filed Critical Kanto Jidosha Kogyo KK
Priority to JP2009017485A priority Critical patent/JP2010173439A/ja
Publication of JP2010173439A publication Critical patent/JP2010173439A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Steering Controls (AREA)

Abstract

【課題】簡単な構造により、外観上の見栄えを損なうことなく、運転者の目線に、ステアリングコラムの内部構造が入るのを防止するコラムカバーのシール構造を提供する。
【解決手段】インパネ10の開口10aを挿通するステアリング装置1のコラムカバー5と、インパネ10の開口10aとの間の隙間を覆うコラムカバーのシール構造であって、折り曲げ自在な材質により形成された軟質部21と、軟質部21の下端から下方に延設された硬質な材質により形成された硬質部22とを有するシート状のシール部材20を備え、シール部材20は、少なくとも、硬質部22の下端が、コラムカバー5の前端部5aよりも車両の前方側であって、且つコラムカバー5の端部5aと相対向するように、インパネ10の内筒部10a2に、軟質部21の上端が回転自在に固定され、硬質部22の自重により、下方に付勢されるようになされている。
【選択図】図2

Description

本発明は、インストルメントパネルに形成された開口を挿通するステアリング装置のコラムカバーと、インストルメントパネルの開口との間に形成された隙間を覆うためのコラムカバーのシール構造に関する。
従来から、ステアリングホイールの位置を上下方向に傾動させて調節するチルト調整機能(チルト機能)や、ステアリングホイールの位置を前後方向(ステアリングコラムの軸方向と平行方向)に移動させて調節するテレスコピック調整機能(テレスコ機能)を備えたステアリング装置が広く利用されている。
そして、図4に示すように、前記チルト機能および前記テレスコ機能を備えたステアリング装置100は、一般的に、ステアリングホイール102と、先端にステアリングホイール102を取り付けたステアリングコラム104と、ステアリングコラム104に取り付けられたコラムカバー105とを備えている。また、ステアリングコラム104およびコラムカバー105は、インストルメントパネル110に形成された開口110aを貫通した構造になされている。
また、ステアリングホイール102の位置を上下方向および前後方向に調節可能になすために、コラムカバー105と、インストルメントパネル110との間に隙間tが形成されている。
また、前記ステアリング装置100では、運転手の目線の中に、前記隙間tの奥側(車両の前方側)に配置されたステアリングコラム104の内部構造物が入らないようにするため、前記隙間tを覆うために種々の構成が提案されている。
例えば、図4では、インストルメントパネル110の開口110aの開口縁部に、屈曲自在なシート状のシール200(シール200は、例えば、不織布、塩化ビニール、ゴム等で形成される)の上端を固着して取り付けることにより、前記の隙間tを覆っている(以下、説明の便宜上、「のれんタイプ」という)。
また、例えば、図5に示すように、インストルメントパネル110の開口110aの開口縁部に、前記隙間tを覆う形状になされた、屈曲自在なゴム成型部材210を固着して取り付けることにより、前記の隙間tを覆う構成(以下、説明の便宜上、「成型ゴムタイプ」という)が提案されている。
また、例えば、図6に示すように、シール220(シール220は、例えば、不織布、塩化ビニール、ゴム等で形成される)の一端部をインストルメントパネル110の開口110aの開口縁部に取り付けると共に、シール220の他端部をコラムカバー105の外周面に取り付けることにより、前記の隙間tを覆う構成(以下、説明の便宜上、「締結タイプ」という)が提案されている。
また、特許文献1には、図4〜図6に示したように、インストルメントパネルと、コラムカバーとの間に形成された隙間をシールにより塞ぐのではなく、インストルメントパネルと、コラムカバーとの間に隙間を形成することなく、ステアリングホイールを上下、前後方向に調整できるように構成されたステアリング装置が開示されている。
具体的には、特許文献1には、コラムカバーを前後2つに分割したステアリング装置が開示されている。そして、インストルメントパネルを貫通する前方側のコラムカバーは、前端面にチルト回転軸を中心とした円弧凸面が形成され、チルト回転軸と結合してステアリングホイールの前後方向の動きに対してのみ連動するようになされている。また、後方側のコラムカバーは、後端面を前記前方コラムカバーの円弧凸面に曲面対接する円弧凹面に形成され、ステアリングホイールの上下方向の動きに対して連動するようになされている。
特開2004−114721号公報
しかしながら、上述した従来技術は、それぞれ、以下に示す技術的課題を有している。
例えば、図4に示したのれんタイプは、シール200の長さ寸法を長くなすことにより、ステアリングホイール102がどの位置に設定されても前記の隙間を覆うことは可能であるが、ステアリング装置の外観上の見栄えを悪化させることがあるという技術的課題を有している。
具体的には、図4に示したのれんタイプにより、ステアリングホイール102がどの位置に設定されても前記の隙間を覆うようにするためには、シール200を所定以上の長さ寸法になす必要がある。シール200を所定以上の長さ寸法にしないと、図4に示すように、インストルメントパネル110と、コラムカバー105との隙間tを完全に覆うことができず、運転者の目線の中に、隙間tの奥に配置されたステアリングコラム104の内部構造が入ってしまうためである。
しかし、シール200を所定以上の長さ寸法になすと、チルト機能により、図7に示すように、インストルメントパネル110と、コラムカバー105との隙間が小さくなった場合に、シール200の端部がインストルメントパネル110とコラムカバー105(コラムカバー105の上面部)との間に挟まれ、シール200にヨタレやたくれが発生し、外観上の見栄えを悪化させてしまう(特に、シール200がゴム製の場合、可動するコラムカバー105との摩擦で引きずられてヨタレやたくれが発生し易かった)。
また、シール200がゴム製の場合、シール200とコラムカバー105との摩擦によりノイズ(擦れ音)が発生していた。
なお、図5に示した成型ゴムタイプについても、上記のれんタイプと同様の技術的課題を有している。
また、図6に示した締結タイプは、シール220がインストルメントパネル110およびコラムカバー105の両者に取り付けられているため、外観上の見栄えを悪化させることなく、運転者からステアリングコラム104の内部構造を見えなくすることができるが、取付け工程が面倒であり、コストアップを招くという技術的課題を有している。
また、上述した特許文献1は、コラムカバーが、前後2分割して別々に可動する部品により構成されているため、一般的なコラムカバー(部品を爪嵌合して構成される1つコラムカバー)と比べて、部品点数、型費、組付け工数等が増加し、コストアップを招くという技術的課題を有している。
本発明は、上記技術的課題を解決するためになされたものであり、本発明の目的は、簡単な構造により、外観上の見栄えを損なうことなく、ステアリング装置を構成するコラムカバーと、インストルメントパネルとの間の隙間を覆い、運転者の目線に、ステアリングコラムの内部構造が入るのを防止するコラムカバーのシール構造を提供することにある。
上記課題を解決するためになされた本発明は、インストルメントパネルに形成された開口を挿通するステアリング装置のコラムカバーと、前記インストルメントパネルの開口との間に形成された隙間を覆うコラムカバーのシール構造であって、前記インストルメントパネルは、前記開口の開口縁から車両の前方向に向けて延びる内筒部が形成され、折り曲げ自在な材質により形成されたシート状の軟質部と、該軟質部の下端から下方に向けて延びる硬質の材質により形成された板状の硬質部とを有するシール部材を備え、前記シール部材は、少なくとも、前記硬質部の下端が、コラムカバーの前端部よりも車両の前方側であって、且つ該コラムカバーの前端部と相対向するように、前記インストルメントパネルの内筒部に、前記軟質部の上端が回転自在に固定され、前記硬質部の自重により、下端が下方に向けて付勢されるようになされていることを特徴とする。
上記の構成により、例えば、テレスコピック調整機能により、運転席側にステアリングホイールが引き出され、それに伴い、コラムカバーが運転席側に引き出された場合、コラムカバーの前端部の前方(車両の前方側)に、シール部材が垂れ下がった状態になる(硬質部が自重により下方に付勢されるため、シール部材が垂れ下がる)。すなわち、本発明によれば、コラムカバーが運転席側に引き出された場合、インストルメントパネルの開口と、コラムカバーとの間に形成された隙間がシール部材により塞がれるため、運転者からは、ステアリングコラムの内部構造が見えることがない。
また、例えば、テレスコピック調整機能により、車両の前方側にステアリングホイールが押し込まれ、それに伴い、コラムカバーが車両前方側に押し込まれたとする。
この場合、シール部材の下端側を構成する硬質部が、コラムカバーの前端部に押され、車両の前方側に押し上げられる為、硬質部が硬質な材料により形成されているため、シール部材がコラムカバーとインストルメントパネルとの間に挟まれることがなく、ヨタレやたくれが生じることがない。
また、本発明によれば、インストルメントパネルの内筒部に、シール部材を取り付けるという簡単な構造により、運転者の目線に、ステアリングコラムの内部構造が入るのを防止しているため、上述した特許文献1のように、複雑な構造を採用する必要がなく、コストアップを招くことがない。
また、前記シール部材は、前記軟質部が不織布により形成され、前記硬質部が、該不織布に樹脂を含侵させることにより形成されていることが望ましい。
このように、本発明のシール部材は、上述した従来技術のように、ゴム製のシール部材を利用しないため、シール部材とコラムカバーとの間にノイズ(擦れ音)が発生することがない。
本発明のコラムカバーのシール構造によれば、簡単な構造により、外観上の見栄えを損なうことなく、ステアリング装置を構成するコラムカバーと、インストルメントパネルとの間の隙間を覆い、運転者の目線に、ステアリングコラムの内部構造が入るのを防止することが実現される。
本発明の実施形態のステアリング装置のコラムカバーのシール構造を示した模式図である。 図1に示したコラムカバーのシール構造を拡大して示した模式図である。 本発明の実施形態のコラムカバーのシール構造の動作を説明するための模式図である。 従来技術によるステアリング装置のコラムカバーのシール構造(のれんタイプのシール構造)を示した模式図である。 従来技術によるステアリング装置のコラムカバーのシール構造(成型ゴムタイプのシール構造)を示した模式図である。 従来技術によるステアリング装置のコラムカバーのシール構造(締結タイプのシール構造)を示した模式図である。 従来技術によるステアリング装置のコラムカバーのシール構造(のれんタイプのシール構造)にヨタレやたくれが発生した状態を示した模式図である。
以下、本発明の実施形態について、図1および図2に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施形態のステアリング装置のコラムカバーのシール構造を示した模式図である。
また、図2は、図1に示したコラムカバーのシール構造を拡大して示した模式図である。
図1に示すように、本実施形態のコラムカバーのシール構造が適用されるステアリング装置1は、ステアリングホイール2と、ステアリングホイール2を回転自在に保持するステアリングコラム4と、ステアリングコラム4に取り付けられたコラムカバー5とを有する。また、ステアリングコラム4は、チルト調整機能(チルト機能)およびテレスコピック調整機能(テレスコ機能)を備えており、ステアリングホイール2の位置を上下方向および前後方向に任意に調節可能になされている。
なお、ステアリングホイール2の位置を上下、前後方向に移動させた場合、それに伴い、ステアリングホイール2を保持するステアリングコラム4に取り付けられたコラムカバー5も、上下、前後方向に移動するようになされている。
また、ステアリング装置1は、ステアリングコラム4およびコラムカバー5が、インストルメントパネル(以下、単に「インパネ」という)10に形成された開口10aを挿通する構造になされている。
なお、インパネ10に形成された開口10aは、開口縁部10a1から車両の前方向(インパネ10の内側)に向けて延びる内筒部10a2が形成されている。
また、ステアリング装置1は、ステアリングホイール2の位置を上下方向および前後方向に調節可能になすために、コラムカバー5と、インパネ10の開口10aとの間に隙間tが形成されている。
そして、本実施形態では、上記のように構成されたステアリング装置1と、インパネ10の開口10aとの間の形成される隙間tを覆うために、インパネの開口10aの内筒部10a2(内筒部10a2の上方側)に、シール部材20が取り付けられている。
以下、シール部材20の構造、およびその取付位置を詳細に説明する。
先ず、シール部材20の構造を説明する。
具体的には、図2に示すように、シール部材20は、折り曲げ自在な材質(例えば、不織布、塩化ビニール)により形成されたシート状の軟質部21と、その軟質部21の下端から下方に向けて延びる板状の硬質部22とを有している。
また、硬質部22は、樹脂、鉄、鉛等の硬質な材料を用いて形成されており、少なくとも、折れ曲がらない程度の硬度を有していると共に、所定質量(重りとして機能する程度の質量)を有している。
なお、硬質部22は、硬質であり且つ所定質量を有する材質により形成されていればよく、その材質について限定されるものではない。
また、シール部材20は、上端側(上下方向(Z方向)における上端側)に軟質部21が形成され、その軟質部21の下端から下方に硬質部22が形成されていればよく、軟質部21と硬質部22との比率について特に限定されるものではない。例えば、シール部材20は、上下方向(Z方向)の略中心部から上側に軟質部21が形成され、前記上下方向(Z方向)の略中心部から下側に硬質部22が形成されていてもよい。
また、シール部材20は、どのような方法で製造されてもかまわない。例えば、シート状の不織布の下方部分に樹脂を含侵させることにより、不織布により形成された軟質部21と、不織布に樹脂が含侵された硬質部22とを備えた構造になされていてもよい。
また、シート部材20は、シート状のビニールの下端側に金属板(例えば鉄板)を接着させることにより、塩化ビニールにより形成された軟質部21と、塩化ビニールに接着された金属板とにより形成された硬質部22とを備えた構造になされていてもよい。
次に、シール部材20の取付位置を図2に基づいて説明する。
なお、以下では、説明の便宜上、ステアリングホイール2を後方向(運転者側)に最大に引き出した際のコラムカバー5の位置を「テレスコ長位置」といい、ステアリングホイール2をインパネ方向(車両の前方側)に最大に押し込んだ状態のコラムカバー5の位置を「テレスコ短位置」という。
また、図2では、コラムカバー5が「テレスコ長位置」に配置された状態を示している。
図示するように、シール部材20は、少なくとも、その下端(硬質部22の下端)が、コラムカバー5の前端部(車両の前方側の上端部)5aよりも、インパネ10の開口縁部10a1を基準に内側(車両の前方側)に配置され、且つ当該下端(硬質部22の下端)がコラムカバー5の前端部5aと相対向するように、インパネ10の内筒部10a2に上端(軟質部21の上端)が回転自在に固定される。
なお、シール部材20は、その下端(硬質部22の下端)が、コラムカバー5がどの位置に配置されていても、コラムカバー5の前端部(車両の前方側の上端部)5aよりも下方の位置(図2における下方の位置)に配置される長さになされている。
より具体的には、図2に示すように、シール部材20は、インパネ10の内筒部10a2であって、開口縁部10a1から所定長さ寸法aだけ内側(インパネ10の内側(車両の前方側))に入った位置に、軟質部21の上端が回転自在に固定される。
ここで、上記の開口縁部10a1から所定長さ寸法aだけ内側に入った位置とは、ステアリングコラム5が「テレスコ長位置」に配置されている状態において、ステアリングコラム5の前端部5aの前方側にシール部材20を配置できる位置をいう。
すなわち、シール部材20の上端が固定される開口縁部10a1からの「所定長さ寸法a」は、ステアリングコラム5が「テレスコ長位置」に配置されているときのステアリングコラム5の前端部5aと、インパネ10の開口縁部10a1との「距離b」よりも大きくなるようになされている(a≧b)。
つぎに、本実施形態のコラムカバーのシール構造の動作について図3を用いて説明する。
図3は、本発明の実施形態のコラムカバーのシール構造の動作を説明するための模式図であり、図3(a)は、コラムカバー5が「テレスコ長位置」に配置された状態を示し、図3(b)は、コラムカバー5を「テレスコ長位置」から「テレスコ短位置」に移動させた状態を示し、図3(c)は、コラムカバー5を「テレスコ短位置」から「テレスコ長位置」に移動させた状態を示している。
具体的には、図3(a)に示すように、運転者側に、ステアリングホイール2(図1参照)が引き出され、コラムカバー5が「テレスコ長位置」に配置されている状態では、コラムカバー5の前端部5aの前方(車両の前方側)に、インパネ10の内筒部10a2から、垂れ下がったシール部材20が配置された状態になる。これにより、インパネ10の開口10aと、コラムカバー5との間に形成された隙間がシール部材20により塞がれるため、チルトを上下させても運転者から、ステアリングコラム4(図1参照)の内部構造が見えることがない。
また、図3(a)に示す状態から、ステアリングホイール2をインパネ10側(車両の前方側)に向けて押し込む(テレスコ短位置)と、図3(b)に示すようにコラムカバー5が移動する。
この場合、シール部材20の下端側を構成する硬質部22が、コラムカバー5の前端部5aに押され、前方側(車両の前方側)に押し上げられるが、硬質部22が所定の硬度を有しているため、チルトを上下させてもシール部材20がコラムカバー5とインパネ10との間に挟まれることがなく、ヨタレやたくれが生じることがない。すなわち、本実施形態によれば、運転者から見て、外観上の見栄えが悪くなることがない。
また、硬質部22の重量により、シール部材20の下端が下方に付勢されるようになされているため、シール部材20の下端側が、コラムカバー5の前端部5aに当接した状態になり、これにより、インパネ10の開口10aと、コラムカバー5との間に形成された隙間が塞がれる。
また、図3(b)に示す状態から、ステアリングホイール2を運転者側(車両の後方側)に引き出すと、図3(c)に示すようにコラムカバー5が移動する。
この場合、硬質部22の重量により、シール部材20の下端が下方に付勢されるため、硬質部22の下端側が、コラムカバー5と共に車両後方側に移動し、これにより、インパネ10の開口10aと、コラムカバー5との間に形成された隙間が塞がれる。
このように、本実施形態によれば、インパネ10の開口10の内筒部10a2に、簡単な構造のシール部材20を取り付けることにより、インパネ10と、コラムカバー5との間の隙間を覆うことができる。すなわち、本実施形態では、コストをかけずに、インパネ10と、コラムカバー5との間の隙間を覆い、運転者の目線に、ステアリングコラム4の内部構造が入るのを防止することができる。
また、本実施形態のシール部材10は、ステアリングホイール2の位置を調節しても、上述したように、シール部材20にヨタレやたくれが生じることがなく、ステアリング装置1の外観上の見栄えを悪化させることがない。
また、本実施形態によれば、ゴム製のシール部材を利用しないため、シール部材20と、コラムカバー5との間にノイズ(擦れ音)が発生することがない。
このように、本実施形態のコラムカバーのシール構造によれば、チルト機能およびテレスコ機能を備えたステアリング装置1において、簡単な構造により、外観上の見栄えを損なうことなく、コラムカバー5と、インパネ10との間の隙間を覆い、運転者の目線に、ステアリングコラム4の内部構造が入るのを防止することができる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内において種々の変形が可能である。
1 ステアリング装置
2 ステアリングホイール
4 ステアリングコラム
5 コラムカバー
5a 前端部(コラムカバー)
10 インストルメントパネル(インパネ)
10a 開口(インストルメントパネル)
10a1 開口縁部(インストルメントパネル)
10a2 内筒部(インストルメントパネル)
20 シール部材
21 軟質部(シール部材)
22 硬質部(シール部材)

Claims (2)

  1. インストルメントパネルに形成された開口を挿通するステアリング装置のコラムカバーと、前記インストルメントパネルの開口との間に形成された隙間を覆うコラムカバーのシール構造であって、
    前記インストルメントパネルは、前記開口の開口縁から車両の前方向に向けて延びる内筒部が形成され、
    折り曲げ自在な材質により形成されたシート状の軟質部と、該軟質部の下端から下方に向けて延びる硬質の材質により形成された板状の硬質部とを有するシール部材を備え、
    前記シール部材は、少なくとも、前記硬質部の下端が、コラムカバーの前端部よりも車両の前方側であって、且つ該コラムカバーの前端部と相対向するように、前記インストルメントパネルの内筒部に、前記軟質部の上端が回転自在に固定され、前記硬質部の自重により、下端が下方に向けて付勢されるようになされていることを特徴とするコラムカバーのシール構造。
  2. 前記シール部材は、前記軟質部が不織布により形成され、前記硬質部が、該不織布に樹脂を含侵させることにより形成されていることを特徴とする請求項1に記載のコラムカバーのシール構造。
JP2009017485A 2009-01-29 2009-01-29 コラムカバーのシール構造 Pending JP2010173439A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009017485A JP2010173439A (ja) 2009-01-29 2009-01-29 コラムカバーのシール構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009017485A JP2010173439A (ja) 2009-01-29 2009-01-29 コラムカバーのシール構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010173439A true JP2010173439A (ja) 2010-08-12

Family

ID=42704821

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009017485A Pending JP2010173439A (ja) 2009-01-29 2009-01-29 コラムカバーのシール構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2010173439A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114954620A (zh) * 2022-05-23 2022-08-30 江苏永成汽车零部件股份有限公司 一种全覆盖式转向柱的结构设计
US11628790B2 (en) 2020-04-09 2023-04-18 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Column cover unit

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5816285U (ja) * 1981-07-23 1983-02-01 日東電工株式会社 高荷重用シ−リング材
JPS58171778U (ja) * 1982-05-14 1983-11-16 日産自動車株式会社 インストロアパツド
JPS58199228A (ja) * 1982-05-14 1983-11-19 Nissan Motor Co Ltd インストロアパツド
JPS58188330U (ja) * 1982-06-10 1983-12-14 ダイハツ工業株式会社 インストルメントパネル内部部品等の隠蔽構造
JPS6087865U (ja) * 1983-11-24 1985-06-17 カルソニックカンセイ株式会社 自動車のステアリングコラムカバ−
JPS60113275U (ja) * 1984-01-06 1985-07-31 カルソニックカンセイ株式会社 自動車のステアリングコラムカバ−
JPS62171332U (ja) * 1986-04-22 1987-10-30
JPS6357152U (ja) * 1986-10-02 1988-04-16
JP2000177600A (ja) * 1998-12-14 2000-06-27 Nippon Plast Co Ltd ステアリングコラムカバー装置
JP2001322553A (ja) * 2000-05-15 2001-11-20 Nifco Inc 可動部材の遮蔽構造

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5816285U (ja) * 1981-07-23 1983-02-01 日東電工株式会社 高荷重用シ−リング材
JPS58171778U (ja) * 1982-05-14 1983-11-16 日産自動車株式会社 インストロアパツド
JPS58199228A (ja) * 1982-05-14 1983-11-19 Nissan Motor Co Ltd インストロアパツド
JPS58188330U (ja) * 1982-06-10 1983-12-14 ダイハツ工業株式会社 インストルメントパネル内部部品等の隠蔽構造
JPS6087865U (ja) * 1983-11-24 1985-06-17 カルソニックカンセイ株式会社 自動車のステアリングコラムカバ−
JPS60113275U (ja) * 1984-01-06 1985-07-31 カルソニックカンセイ株式会社 自動車のステアリングコラムカバ−
JPS62171332U (ja) * 1986-04-22 1987-10-30
JPS6357152U (ja) * 1986-10-02 1988-04-16
JP2000177600A (ja) * 1998-12-14 2000-06-27 Nippon Plast Co Ltd ステアリングコラムカバー装置
JP2001322553A (ja) * 2000-05-15 2001-11-20 Nifco Inc 可動部材の遮蔽構造

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11628790B2 (en) 2020-04-09 2023-04-18 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Column cover unit
CN114954620A (zh) * 2022-05-23 2022-08-30 江苏永成汽车零部件股份有限公司 一种全覆盖式转向柱的结构设计

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4836917B2 (ja) 車両のドアミラー取付構造
US9845000B2 (en) Glass run for motor vehicles
US9527472B2 (en) Lift-up buckle device
US9539917B2 (en) Vehicle seat
JP4642651B2 (ja) 車両のブラインド部材、及び、そのブラインド部材を用いる間隙遮蔽構造
JP4602871B2 (ja) フロントピラートリムとインストルメントパネルとの合わせ部構造
JP5031331B2 (ja) 収納装置
JP2010173439A (ja) コラムカバーのシール構造
JP2018090135A (ja) 車体構造
JP6586244B2 (ja) ドア構造
JP5198008B2 (ja) 可動ヘッドレスト
JP6003186B2 (ja) 車両のウインドシール構造
JP5874364B2 (ja) 中折れシートのバックボード
JP2018058457A (ja) 車両用シート
JP2009269554A (ja) 車両のドア構造
JP5659528B2 (ja) 車両のウインドシールド構造
JP5585420B2 (ja) ドア構造
JP2008285057A (ja) 自動車の固定窓構造
JP7105548B2 (ja) 車両の内装構造
JP6982030B2 (ja) 車両用ドアシール材
KR101716980B1 (ko) 차량용 헤드 레스트
JP2018144591A (ja) 空調シート
JP3080612U (ja) 車両用ドアミラー装置
JP2004268865A (ja) 車両用アンダーカバー
JP2017094874A (ja) 乗物用シート

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110531

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20111025

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A02 Decision of refusal

Effective date: 20120420

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02