JP2010155297A - 樹脂被覆方法および樹脂被覆装置 - Google Patents

樹脂被覆方法および樹脂被覆装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ワークのうねりや反りが適切に除去され、研削後のワークが、重力を考慮した厳密な平坦に形成され得る樹脂被覆方法および装置を提供する。
【解決手段】押圧パッド23の吸着部24の吸着面24aにウェーハ1の表面1aを吸着して、ウェーハ1の変形を矯正する。次に、矯正状態のウェーハ1を液状の樹脂P1上に載置して押圧し、この後、押圧パッド23をウェーハ1から離反させてウェーハ1に反り等が戻る変形を起こさせてから、樹脂P1を硬化させる。矯正状態から樹脂P1上で変形させることにより重力での変形はさせず、研削後に厳密な平坦状態を得る。
【選択図】図4

Description

本発明は、半導体ウェーハ等の薄板状のワークを平面に研削するにあたり、ワークの片面を樹脂で被覆し、樹脂側の面を、ワークを研削する際の基準面として形成する方法に関する。
半導体や電子部品の材料となる半導体ウェーハは、例えばシリコンなどの単結晶材料からなるものや、複数の元素を有する化合物からなるものなどがある。これらウェーハは、円柱状のインゴットに成形されてからワイヤソーなどによって基板状にスライスされ、さらに、ラッピング、エッチング等を施すことによりスライス時に発生したうねりや反りが除去され平坦かつ薄く加工されている。
ところが、上記エッチングを行うためには、ウェーハの周囲に反応ガスを供給、滞留させ、この反応ガスに高電圧を付加することでプラズマ化するといった大掛かりな設備が必要になる。また、ウェーハに用いられるシリコンをエッチングすることが可能なガスとして、例えばSFなどのフッ化ガスがあるが、この種のガスは温暖化ガスであるとともに高価なものである。したがってエッチングを行うためには、大掛かりな設備と高価なガスを用いることになり多額の費用がかかるといった欠点がある。
そこで、ウェーハの片面に、樹脂やワックス等を塗布し硬化させて被覆物を形成してから、ウェーハを研削することで、ウェーハのうねりや反りを除去する方法が提案されている(特許文献1、2参照)。これらの方法では、塗布された樹脂を硬化させて表面が平坦な被覆物を形成し、この被覆物の表面を基準面としてウェーハを研削することで、ウェーハのうねりや反りが除去され、ウェーハが平坦に加工される。
特開平8−66850号公報 特開2006−269761号公報
しかしながら、上記特許文献1の方法では、ウェーハの片面に形成された被覆物の厚さによって次のような問題が生じることがある。例えば、ウェーハに塗布する被覆物の厚さが薄い場合では、被覆物によってうねりや反りを十分に吸収することができない。また、ウェーハに塗布する被覆物の厚さが大きい場合では、一般的な研削装置を用い、回転させた研削砥石をウェーハに押し当ててウェーハを研削した時に、被覆物の弾性作用によって研削砥石からウェーハが逃げてしまい、うねりや反りが除去できてもウェーハを均一な厚さに研削することが難しいといった問題が生じる。
一方、上記特許文献2の方法では被覆物を適切な膜厚に制御することができるため、うねりや反りを効果的に除去することができる。しかしながら、ウェーハに内部応力が残留した状態で樹脂等を硬化させているため、ウェーハの研削後に被覆物を除去するとウェーハ内に残留している内部応力によって再びうねりや反りが復帰するといったスプリングバックが生じる場合があり、必ずしも満足し得るものではない。
また、重力環境下におけるウェーハの形状は、うねりや反りに加えて「たわみ」の影響も受けた結果の形状だと考えられる。「たわみ」とは重力による変形であり、たわみの影響を考慮した厳密な平坦さに関しては、上記いずれの文献でも言及はされていない。
よって本発明は、うねりや反りやたわみ等の変形要素を含む上記ウェーハ等の薄板状ワークを研削して平坦に加工するためにワークの片面に樹脂を被覆するにあたり、ワークのうねりや反りが適切に除去され、無重力下においてうねりや反りが抑制されたワークを得ることができる樹脂被覆方法および装置の提供を目的としている。
本発明の樹脂被覆方法は、うねりや反り等の変形要素を含む薄板状ワークの一の面を研削して平坦に加工するために該ワークの他の面に樹脂を被覆する樹脂被覆方法であって、平坦面に、ワークの一の面を密着させた状態で該ワークを保持し、変形要素を矯正して該ワークを平坦とするワーク矯正工程と、外的刺激によって硬化する硬化性樹脂上に、矯正工程で矯正された状態のワークを、他の面が該樹脂に密着する状態に載置するワーク載置工程と、ワークの一の面から平坦面を離反させる平坦面離反工程と、外的刺激付与手段によって硬化性樹脂に刺激を付与して該樹脂を硬化させる樹脂硬化工程とを少なくとも備えることを特徴としている。
本発明の樹脂被覆方法では、矯正工程で変形を矯正された状態のワークを、ワーク載置工程で硬化性樹脂上に載置し、次いで平坦面離反工程で、一の面に密着させてワークを矯正していた平坦面を該一の面から離反させる。この段階でワークは硬化前の樹脂上に、矯正が解除され、かつ、他の面が樹脂に密着して載置された状態となる。
矯正が解除されたワークは、元の変形した状態(うねりや反りやたわみがある状態)に戻ろうとするが、本発明では、上記平坦面離反工程において、矯正が解除されて硬化前の樹脂上に載置されたワークは、内部応力による変形は樹脂を流動させながら生じるものの、重力による変形は樹脂で支持されることにより抑えられる。すなわち、ワークを、重力の影響を受けずに内部応力のみで変形した形状、もしくはそれに近似した形状にすることができる。そして、平坦面離反工程の後に樹脂を硬化させることにより、ワークはほぼ内部応力のみで変形した形状に保持される。
本発明の樹脂被覆方法は、ステージのワーク載置面に上記硬化性樹脂を供給する樹脂供給工程を有し、該樹脂供給工程の後に上記ワーク載置工程を行い、ワーク載置工程と上記平坦面離反工程との間に、上記矯正工程で矯正された状態のワークを、押圧手段によって一の面側からワーク載置面に供給された硬化性樹脂に向かって押圧するワーク押圧工程を含む。
この形態を採用すると、ステージのワーク載置面に供給した硬化性樹脂がワークで押し広げられ、ワークの他の面全面に樹脂を均一に行き渡らせることができる。特に本発明では、変形を矯正して平坦に近い状態のワークを樹脂に押圧するので、樹脂がより均一に広がりやすく、かつ、短い押圧距離で樹脂を均一に広げることができる。さらに、ワークと樹脂との間に気泡が入りにくくなるといった利点もある。
また、本発明の樹脂被覆方法は、上記ワーク押圧工程と上記平坦面離反工程との間に、上記平坦面にワークの一の面を保持した状態で、該平坦面を、該ワークの他の面から一の面に向かう方向に移動させる平坦面移動工程を含む。
この形態を採用すると、ワーク押圧工程で広がった樹脂の厚さを大きくすることができる。樹脂の厚さを大きくすることは、例えば、ワーク押圧工程で樹脂を均一に広げるために要した押圧距離が長くて平坦面離反工程後にワークが内部応力により変形するために必要な樹脂の厚さを得られなかった場合、樹脂の厚さを確保するために行われる。すなわち樹脂厚さが薄いとワークがステージのワーク載置面に当接してそれ以上の変形が不可能となってしまうおそれがあるが、樹脂の厚さを確保することでワークを十分に変形させることができ、押圧前の変形状態を再現することができる。言い換えると、この平坦面移動工程での平坦面の移動量は、矯正されていたワークが内部応力の影響によって元の形状に戻る程度でよい。
本発明の樹脂被覆方法で用いる上記硬化性樹脂としては、紫外線照射により硬化する紫外線硬化樹脂が挙げられ、この場合の上記外的刺激付与手段は、紫外線を照射する紫外線照射手段とされる。
この他の硬化性樹脂としては、加熱されることにより硬化する熱硬化樹脂や、加熱されることにより液化し、冷却されることにより硬化する熱可塑性樹脂が挙げられる。熱硬化樹脂の場合の外的刺激付与手段は加熱を行う加熱手段とされ、熱可塑性樹脂の場合の外的刺激付与手段は冷却を行う冷却手段とされる。
次に、本発明の樹脂被覆装置は、上記本発明の樹脂被覆方法を好適に実施し得るものであって、ワークを、一の面が密着する状態に着脱自在に保持する平坦面を有し、該平坦面に該ワークを保持した時において変形要素を矯正して該ワークを平坦とするワーク矯正手段と、ワーク載置面を有し、該ワーク載置面に硬化性樹脂が供給されるステージと、ワーク矯正手段で矯正された状態のワークを、該ワーク載置面に供給された硬化性樹脂に載置するワーク載置手段と、ステージのワーク載置面に供給された硬化性樹脂に外的刺激を付与する外的刺激付与手段とを少なくとも備えることを特徴としている。
本発明の樹脂被覆装置は、上記ワーク矯正手段を上記ステージの上記ワーク載置面に対向配置させるとともに、該ワーク矯正手段を該ワーク載置面に対し進退自在に移動させ、進出時に、硬化性樹脂に載置されたワークを該樹脂に向かって押圧する押圧手段を有する形態を含む。この形態では、上記本発明方法のワーク押圧工程を行うことができる。
なお、本発明で言うワークは特に限定はされないが、例えばシリコンやガリウム砒素等からなる半導体ウェーハや、サファイア(酸化アルミニウム)等の無機化合物からなるウェーハ等が挙げられる。
本発明によれば、変形を矯正した状態のワークを硬化前の樹脂に載置してから矯正を解除し、この後、樹脂を硬化させるといった手順でワークに樹脂を被覆させることにより、研削後のワークは、重力影響による変形が緩和された状態で研削されるため、無重力下において反りやうねりが抑制されたワークを得ることができるといった効果を奏する。
以下、図面を参照して本発明に係る一実施形態を説明する。
[1]半導体ウェーハ
図1(a)の符号1は、一実施形態でのワークである半導体ウェーハ(以下、ウェーハ)を示している。このウェーハ1は、シリコン等からなる円柱状の材料インゴットをワイヤソーにより所定の厚さにスライスして得られた素材段階のものである。
図1(a)では、重力下で、ウェーハ1の中心を下から支持した時の状態を示している。このウェーハ1は内部応力によりA方向に反りを生じており、表面には一部拡大図に示すようにうねりが生じている。ここで、反りに対して横断する方向をA方向と、反りの峰が延びる方向をB方向と呼ぶ。ウェーハ1は重力下で中心が支持された状態であるので、図1(b)に示すように、「重力ありのA方向のウェーハ形状」は、「重力なしのA方向のウェーハ形状」に比べて、重力の影響を受けて押し下げられた状態になっている。
すなわち図1(a)のA方向におけるウェーハの形状は内部応力と重力によって変形した図1(b)の「重力ありのA方向のウェーハ形状」と考えられる。同じく図1(b)のように「重力ありのB方向のウェーハ形状」は「重力なしのB方向のウェーハ形状」に比べて、ウェーハの端が重力の影響を受けて下がった状態になっている。すなわち図1(a)のA方向におけるウェーハの形状は重力によって変形した図1(b)の「重力ありのB方向のウェーハ形状」と考えられる。このウェーハ1は、裏面1bに紫外線硬化型の樹脂が塗布されて硬化してから、表面1aが研削され、次いで裏面1bが研削されて平坦に加工された後、研削された表面に、電子回路を有する複数のデバイスからなるパターンが形成される。
[2]樹脂被覆装置の構成
図2は、ウェーハ1の裏面1bに樹脂を供給して硬化させる一実施形態の樹脂塗布装置10を示している。図2で符号11は中空の基台であり、この基台11の上部には、上面が平坦、かつ水平なワーク載置面12aとされた矩形板状のステージ12が配設されている。ステージ12は、紫外線が透過するホウ珪酸ガラスや石英ガラス等からなるもので、ステージ12の下面は基台11内の中空に面している。
基台11内の底部には、上方のステージ12に向けて紫外線(紫外光)を照射する複数のUVランプ13が配設されている。また、基台11には、シリンダ14によってUVランプ13の上方に対して進退し、進出時にUVランプ13の上方への紫外線照射光路を遮断する矩形板状のシャッタ15が設けられている。シャッタ15は、図2では1つしか示していないが、図3に示すように左右一対のものであり、各シャッタ15にシリンダ14が接続されている。
シリンダ14は、基台11方向に水平に伸縮するピストンロッド14aを有し、ピストンロッド14aの先端にシャッタ15が水平な状態で固定されている。ピストンロッド14aが伸びると、図3に示すように、左右のシャッタ15はUVランプ13の上方に進出し、先端が互いに当接して閉状態となり、UVランプ13からの上方への紫外線照射が遮断される。また、ピストンロッド14aが縮小すると、図5(b)に示すように、各シャッタ15はUVランプ13の上方から退避して開状態となり、UVランプ13からステージ12に向けて紫外線が照射される。
図3に示すように、基台11内のシャッタ15の上方には、紫外線以外の光を遮断する矩形板状のフィルタ16が配設されている。このフィルタ16により、基台11内の空間は上下に仕切られている。図2に示すように、基台11の側壁部11aには、基台11内の、フィルタ16の上方空間に連通する円筒状のダクト17が設けられている。このダクト17には、基台11内の空気を吸引して排出する図示せぬ排気手段が接続されている。
基台11内は、UVランプ13から照射される紫外線によって温度が上昇するため、ステージ12が熱膨張してステージ12のワーク載置面12aの平坦度が低下するおそれがある。そのため、ステージ12の下面側の空気をダクト17から外部に排出することで、ステージ12の温度上昇が抑えられ、ワーク載置面12aの平坦度が維持されるようになっている。また、フィルタ16により必要のない光成分が遮断され、これによってもワーク載置面12aの平坦度が維持される。
図2に示すように、基台11におけるステージ12の奥側には背板部18が立設しており、さらにこの背板部18の上端部には、ステージ12の上方に延びる庇部19が形成されている。そして庇部19には、ウェーハ1を水平に吸着して保持し、かつ、保持したウェーハ1を下方に移動させるウェーハ保持手段20が設けられている。
ウェーハ保持手段20は、庇部19のほぼ中心から、下方のステージ12と庇部19との間の空間に延びるメインロッド21と、このメインロッド21の周囲に配設された複数(この場合4本)のサブロッド22と、これらロッド21,22の下端に水平に固定された円板状の押圧パッド23とを備えている。互いに平行に配設された各ロッド21,22は、上端部に駆動部21A,22Aを備えており、これら駆動部21A,22Aが庇部19に固定されている。駆動部21A,22Aがそれぞれ運転されると、各ロッド21,22は下方に伸びたり上方に縮小したりするよう作動し、各ロッド21,22の伸縮に伴って押圧パッド23が昇降する。
図3に示すように、押圧パッド23の下面の大部分には吸着部24が設けられている。この吸着部24は、多孔質材料によって円板状に形成されたもので、接続された図示せぬ空気吸引源を運転すると吸着部24の平坦な下面である吸着面24aに負圧が発生し、その吸着面24aにウェーハ1が吸着して保持されるようになっている。図3(c)に示すように、うねりや反りを含むウェーハ1が吸着部24に吸着されると、ウェーハ1は吸着面24aに密着し、うねりや反りやたわみ等の変形が矯正されてほぼ平らになる。
[3]樹脂被覆装置の動作
次に、上記樹脂被覆装置10の動作を説明する。この動作中に、本発明の樹脂被覆方法が含まれている。
初期の状態として、図3(a)に示すように、UVランプ13は常にONの状態で紫外線を照射しているが、シャッタ15が閉じてステージ12には紫外線が照射されてはいない。また、押圧パッド23は上方の待機位置に位置付けられている。
この状態から、図3(b)に示すように、ステージ12のワーク載置面12aの中央に、液状の樹脂P1を、塊状の状態で所定量供給する(樹脂供給工程)。供給する樹脂P1は、紫外線の照射を受けることにより硬化する紫外線硬化型が用いられ、粘度は、例えば50〜30000mPa程度のものが選択される。次に、押圧パッド23の吸着部24に負圧を発生させ、図3(c)に示すように、吸着部24の吸着面24aにウェーハ1の表面1aを吸着させる。うねりや反りを含んで変形していたウェーハ1は吸着面24aに密着して変形が矯正される(ワーク矯正工程)。
続いて、駆動部21A,22Aを運転して各ロッド21,22を下方に伸ばして押圧パッド23を下降させ、ウェーハ1の裏面1bを樹脂P1に押し付ける。これにより、変形が矯正されているウェーハ1の裏面1bが樹脂P1に密着し、ウェーハ1は樹脂P1に載置された状態となる(ワーク載置工程)。続いて、さらに押圧パッド23を下降させてウェーハ1を樹脂P1に向けて押圧する。すると、図4(a)に示すように、樹脂P1が押し広げられてウェーハ1の裏面からはみ出る状態となり、裏面1b全面に樹脂P1が均一に行き渡った状態が確保される(ワーク押圧工程)。
樹脂P1がウェーハ1の裏面1b全面に塗布されたら、駆動部21A,22Aの運転を停止するか、または運転によって樹脂P1に付与されていた圧力を弱める。すると、押圧パッド23によりウェーハ1を樹脂P1に押圧している荷重が抜け、樹脂P1の反発力を受けて図4(b)に示すように押圧パッド23が僅かに上昇し、これにより樹脂P1の厚さが若干大きくなる(平坦面移動工程)。
次に、押圧パッド23の負圧運転を停止してから、図5(a)に示すように、押圧パッド23を上昇させて待機位置に戻し、ウェーハ1の表面1aから吸着面24aを離反させる(平坦面離反工程)。ウェーハ1から押圧パッド23を離反させると、変形が矯正されていた力が解除され、ウェーハ1は平坦な状態から元の状態に戻ろうとして変形する。
図6は、矯正されたウェーハ1が樹脂P1上に載置されている状態(矯正あり)と、矯正が解除されたウェーハ1が樹脂P1上に載置されている状態(矯正なし)において、図1(a)で示したA方向とB方向から見た場合の形状を比較した表である。ここで、A方向でのウェーハ1は、重力によってかかる下向きの力をウェーハ1の下面全体から樹脂P1によって支えられるため、ウェーハ1は重力の影響を受けて押し下げられた「矯正なしの破線の形状(図1(b)に示す重力ありのA方向のウェーハ形状)」にはならず、反りが主に反映した「矯正なしの実線の形状」のようになる。
一方、B方向では重力によってかかる下向きの力が樹脂P1によって支えられるので、図6の「矯正なしの破線の形状(図1(b)に示す重力ありのB方向のウェーハ形状)」のようにウェーハ1の端は垂れ下がることなく維持されて「矯正なしの実線の形状」のようになる。つまり、図6で示した矯正無しのA方向とB方向から見た場合の形状はたわみによる形状変化が抑制された状態の形状になる。この時のウェーハ1の変形は、樹脂P1がまだ硬化処理されていないため可能であって、変形は樹脂P1を流動させながら生じる。
次に、図5(b)に示すようにシャッタ15を開く。すると、UVランプ13から発せられる紫外線がフィルタ16を通して樹脂P1に照射される(樹脂硬化工程)。紫外線が照射された樹脂P1は硬化し、ウェーハ1の裏面1bには、裏面1bに密着した樹脂膜P2が形成され、ワーク載置面12aからウェーハ1を取り出すことができる状態となる。樹脂膜P2の、ワーク載置面12aに密着する表面(下面)は、平坦なワーク載置面12aが転写されることにより平坦に形成される。
[4]ウェーハの研削による平坦加工
以上のようにして裏面1aに樹脂膜P2が被覆されたウェーハ1は、両面が研削される平坦加工工程に移される。図7は、ウェーハ1を研削するための研削スピンドル30およびチャックテーブル40を示している。
研削スピンドル30は、円筒状のハウジング31内に、モータ32によって回転するスピンドルシャフト33が内蔵され、スピンドルシャフト33に、フランジ34を介して砥石ホイール35が固定された構成である。研削スピンドル30は、スピンドルシャフト33の軸方向が上下方向に沿った状態に設置され、図示せぬ昇降機構で昇降可能とされている。砥石ホイール35は、環状のフレーム36の下面に複数の砥石チップ37が環状に配列されて固着されたものである。
チャックテーブル40は、研削スピンドル30の下方に、砥石ホイール35と対向するように配設されている。チャックテーブル40の水平な上面は、負圧の作用によってワークを吸着して保持する吸着部41によって構成されている。この吸着部41は、上記樹脂被覆装置10の押圧パッド23の吸着部24と同様ものもので、多孔質材料によって円板状に形成されており、上面が吸着面41aとなっている。チャックテーブル40は、図示せぬ回転駆動手段によって回転するようになっている。
ウェーハ1の研削は、まず、図7に示すように樹脂膜P2を吸着部24の吸着面24aに吸着させ、表面1aが露出する状態にウェーハ1をチャックテーブル40に保持する。そして、チャックテーブル40を回転させ、一方、研削スピンドル30を下降させながら回転する砥石37をウェーハ1の表面に押し付ける。これによってウェーハ1の表面1aが研削される。なお、この場合は、回転する砥石ホイール35の外周部が回転しているウェーハ1の中心を通過することによりウェーハ1の表面全面が研削され、表面が平坦に加工される。
図8(a)に示すように、ウェーハ1の表面1aが平坦に加工されたら、次いで、図8(b)に示すように、樹脂膜P2をウェーハ1の裏面1bから剥離して除去する。そして研削された表面1aを吸着面24aに吸着させて、裏面1bが露出する状態にウェーハ1をチャックテーブル40に保持する。次いでチャックテーブル40を回転させながら研削スピンドル30によって裏面1bを研削し、図8(c)に示すように裏面1bを平坦に加工する。以上で、図8(d)に示すように、表面1aおよび裏面1bが平坦に、かつ、互い平行に加工され、厚さが均一となったウェーハ1を得る。
[5]実施形態の作用効果
上記のようにして樹脂被覆装置10によりウェーハ1の裏面1bに樹脂膜P2を被覆する実施形態においては、押圧パッド23に吸着して変形を矯正したウェーハ1を、硬化前の樹脂P1の上に載置して押圧してから、この時点ではまだ樹脂P1を硬化させず、一旦ウェーハ1から押圧パッド23を離反させて矯正を解除した後に、樹脂P1を硬化するといった手順をポイントとしている。
従来は、たわみによるウェーハの変形を考慮せず、例えば図1の状態のまま樹脂上にウェーハを載置し、たわみによる変形を含んだ形状でウェーハは樹脂上で固定され、研削されていた。したがって、従来のウェーハはたわみによる内部応力を含んだものとなり、無重力環境下においてはたわみによる内部応力により新たな反りが発生していた。しかしながら前述の手順により、矯正が解除されたウェーハ1は、重力の影響が緩和されて主に反りによって変形した形状で固定されるため、得られたウェーハ1はたわみによる内部応力を含まないか、もしくはそれに近い状態となる。このため、無重力下においてもより平坦に近い形状のウェーハとなる。
なお、使用する樹脂としては、適切な粘度および厚さが、ウェーハ1の素材や構造、形状、さらには元来ある内部応力などの様々な要素を考慮して選定されることで、本発明の効果をより顕著に得ることが可能となる。すなわち、適切な粘度および厚さとは、矯正を解除した後のウェーハの、反りによる変形は許容し、かつ、たわみによる変形は抑えることができるものと考えられる。言い換えると、重力によってウェーハに発生する力をほぼ同等の力で押し返す様な樹脂であると言える。
本実施形態では、ウェーハ1の裏面1bに樹脂P1が付着してから、さらに図4(b)に示したようにウェーハ1で樹脂P1を押圧することにより、樹脂P1が押し広げられて裏面1b全面に樹脂P1を均一に行き渡らせることができる。特に本実施形態では、変形を矯正して平坦に近い状態のウェーハ1を樹脂P1に押圧するので、樹脂P1がより均一に広がりやすく、かつ、短い押圧距離で樹脂P1を均一に広げることができる。さらに、ウェーハ1と樹脂P1との間に気泡が入りにくくなるといった利点もある。
また、本実施形態では、ステージ12のワーク載置面12aに塊状の樹脂P1を供給し、この樹脂P1をウェーハ1で押圧することによりウェーハ1の裏面1bに樹脂P1を塗布する形態である。この形態では、用いる樹脂P1の量を、ウェーハ1の裏面1bに塗布され得る最低限の量にすることが可能であり、結果として樹脂使用量が抑えられてコスト低減が図られる。また、使用直前に樹脂P1を供給することが可能であるから、粘度が低い樹脂でも使用が可能であり、粘度の選択肢が広がってウェーハ1をより平坦に近付けることが可能となる。
また、本実施形態では、図4(b)に示したように樹脂P1を押圧した後、すぐに押圧パッド23をウェーハ1から離反させず、ウェーハ1を吸着して保持したまま(すなわち平坦に矯正したまま)、一旦押圧パッド23を僅かに上昇させて樹脂P1の厚さを押圧状態から大きくしている。
この動作をさせることにより、押圧パッド23をウェーハ1から離反させた時、内部応力によってウェーハ1が樹脂P1内で十分に変形することができ、元の変形状態を再現させることができる。このため、研削による平坦加工工程において樹脂膜P2をウェーハ1から剥離した際に、ウェーハ1の内部応力による変形が生じにくく、厳密な平坦状態か、あるいは平坦に近い状態を得ることができる。なお、押圧後にウェーハ1を吸着、保持したまま押圧パッド23を上昇させる量は、上昇後の樹脂P1の厚さ内で、ウェーハ1が変形する程度とされる。
なお、上記実施形態では、ステージ12のワーク載置面12aへの樹脂P1の供給は、必要な量の樹脂P1を直接ワーク載置面12aに供給しているが、本発明方法はこの供給方式に限られない。例えば、予め樹脂が塗布されたフィルムの樹脂が塗布された面を上側にしてステージ12のワーク載置面12a上に供給し、このフィルムの上面の樹脂の上に、押圧パッド23に吸着させたウェーハを密着して押圧することにより、ウェーハの裏面に樹脂を塗布する方式を採ってもよい。
また、ウェーハ1が反りを含む形状である場合には、反りの凸側の面を押圧パッド23の吸着部24に吸着させる方が、矯正解除後に樹脂P1を流動させながら反りが戻る挙動が起きやすいので好ましい。
以下、本発明の実施例を説明する。
[実施例]
単結晶シリコンからなる円柱状の材料インゴットをワイヤソーでスライスし、直径φ300mm、厚さ900μmのウェーハを得た。続いてこのウェーハの反りを測定した。
次いでこのウェーハを、図2と同様の樹脂被覆装置の押圧パッドに吸着して変形を矯正した。一方、ステージ(石英ガラス製)上に、片面に紫外線硬化型の樹脂が塗布されたフィルムを樹脂を上側にして供給し、このフィルムの上面の樹脂の上に、押圧パッドを下降させて矯正したウェーハの裏面を密着させ、さらにウェーハを樹脂に押圧した。次いで、押圧パッドによる吸着、すなわち矯正を解除してから押圧パッドを上昇させてウェーハから離反させ、この後、樹脂を硬化させてウェーハの裏面に樹脂膜を形成した。
次に、図7〜図8に示した要領で、樹脂膜の表面を基準面にウェーハの表面を研削し、次いで樹脂膜をウェーハの裏面から除去した後、表面を基準面として裏面を研削して、両面が研削されて平坦加工されたウェーハを得た。
[比較例]
ウェーハをフィルムの樹脂の上に載置するにあたり、押圧パッドにウェーハを吸着して変形を矯正することはせず、単にウェーハをフィルムの樹脂上に載置してから、このウェーハを押圧パッドで押圧し、次いで、押圧パッドをウェーハから離間させるといった方法を採った。これ以外の工程は上記実施例と同様にして、両面が研削されて平坦加工されたウェーハを得た。
[反りの測定値の比較]
平坦加工後の上記実施例と比較例のウェーハのWARP(反り)を(株)コベルト科研の「ウェーハBOW/WARP測定装置SBW-331M」で測定した。その結果を、樹脂被覆前の反りの測定値と合わせて表1に示す。なお、当該測定装置「SBW-331M」の測定結果は、たわみによる形状の変形量を打ち消す数値補正が反映されるため、無重力下における測定結果とみなすことができる。
Figure 2010155297
表1で明らかなように、変形を矯正しないままウェーハを樹脂に押圧してから押圧する力を解除して樹脂を硬化させた比較例では、平坦加工後における反りが樹脂被覆前とそれほど変わらず、反りが除去されていない。これに対し、変形を矯正した状態のウェーハを樹脂に載置する本発明方法によれば、平坦加工後の反りが著しく低減し、平坦に近いウェーハを得ることができており、本発明の効果が実証された。
(a)は本発明の一実施形態で片面に樹脂が被覆されるウェーハが重力下で床に載置されている状態の斜視図、(b)は重力ありと重力なしの下でのウェーハを図1(a)で示したA方向とB方向から見た場合の形状を比較した表である。 本発明の一実施形態に係る樹脂被覆装置の斜視図である。 一実施形態の樹脂被覆工程を示す断面図である。 一実施形態の樹脂被覆工程(図3の続き)を示す断面図である。 一実施形態の樹脂被覆工程(図4の続き)を示す断面図である。 矯正されたウェーハが樹脂上に載置されている状態(矯正あり)と、矯正が解除されたウェーハが樹脂上に載置されている状態(矯正なし)において、図1(a)で示したA方向とB方向から見た場合の形状を比較した表である。 ウェーハを研削する一実施形態の研削装置(研削スピンドル)を示す側面図である。 研削工程を示す断面図である。
符号の説明
1…ウェーハ(ワーク)、1a…ウェーハの表面(一の面)、1b…ウェーハの裏面(他の面)、10…樹脂被覆装置、ステージ12、ワーク載置面12a、13…UVランプ(外的刺激付与手段)、20…ウェーハ保持手段(ワーク矯正手段、ワーク載置手段、押圧手段、平坦面移動手段)、23…押圧パッド、24a…吸着面(平坦面)。

Claims (8)

  1. うねりや反り等の変形要素を含む薄板状ワークの一の面を研削して平坦に加工するために該ワークの他の面に樹脂を被覆する樹脂被覆方法であって、
    平坦面に、前記ワークの前記一の面を密着させた状態で該ワークを保持し、前記変形要素を矯正して該ワークを平坦とするワーク矯正工程と、
    外的刺激によって硬化する硬化性樹脂上に、前記矯正工程で矯正された状態の前記ワークを、前記他の面が該樹脂に密着する状態に載置するワーク載置工程と、
    前記ワークの前記一の面から前記平坦面を離反させる平坦面離反工程と、
    外的刺激付与手段によって前記硬化性樹脂に刺激を付与して該樹脂を硬化させる樹脂硬化工程と、を少なくとも備えることを特徴とする樹脂被覆方法。
  2. ステージのワーク載置面に前記硬化性樹脂を供給する樹脂供給工程を有し、該樹脂供給工程の後に前記ワーク載置工程を行い、前記ワーク載置工程と前記平坦面離反工程との間に、前記矯正工程で矯正された状態の前記ワークを、押圧手段によって前記一の面側から前記ワーク載置面に供給された前記硬化性樹脂に向かって押圧するワーク押圧工程を含むことを特徴とする請求項1に記載の樹脂被覆方法。
  3. 前記ワーク押圧工程と前記平坦面離反工程との間に、前記平坦面に前記ワークの前記一の面を保持した状態で、該平坦面を、該ワークの前記他の面から前記一の面に向かう方向に移動させる平坦面移動工程を含むことを特徴とする請求項2に記載の樹脂被覆方法。
  4. 前記硬化性樹脂は、紫外線照射により硬化する紫外線硬化樹脂であり、
    前記外的刺激付与手段は、紫外線を照射する紫外線照射手段であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の樹脂被覆方法。
  5. 前記硬化性樹脂は、加熱されることにより硬化する熱硬化樹脂であり、
    前記外的刺激付与手段は、加熱を行う加熱手段であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の樹脂被覆方法。
  6. 前記硬化性樹脂は、加熱されることにより液化し、冷却されることにより硬化する熱可塑性樹脂であり、
    前記外的刺激付与手段は、冷却を行う冷却手段であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の樹脂被覆方法。
  7. うねりや反り等の変形要素を含む薄板状ワークの一の面を研削して平坦に加工するために該ワークの他の面に樹脂を被覆する樹脂被覆装置であって、
    前記ワークを、前記一の面が密着する状態に着脱自在に保持する平坦面を有し、該平坦面に該ワークを保持した時において前記変形要素を矯正して該ワークを平坦とするワーク矯正手段と、
    ワーク載置面を有し、該ワーク載置面に硬化性樹脂が供給されるステージと、
    前記ワーク矯正手段で矯正された状態の前記ワークを、該ワーク載置面に供給された前記硬化性樹脂に載置するワーク載置手段と、
    前記ステージの前記ワーク載置面に供給された硬化性樹脂に外的刺激を付与する外的刺激付与手段と、を少なくとも備えることを特徴とする樹脂被覆装置。
  8. 前記ワーク矯正手段を前記ステージの前記ワーク載置面に対向配置させるとともに、該ワーク矯正手段を該ワーク載置面に対し進退自在に移動させ、進出時に、前記硬化性樹脂に載置された前記ワークを該樹脂に向かって押圧する押圧手段を有することを特徴とする請求項7に記載の樹脂被覆装置。
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