JP2010154891A - ナースコール親機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 呼び出しを必要としない呼び出しの頻度が高くなっている場合に、そのような呼び出しの報知をできる限り停止することができるようにしつつ、呼び出しが必要な患者については、呼び出しの頻度が高くなっていても、呼び出しの報知を停止しないようにすることができるようにする。
【解決手段】 患者が呼び出しを行った理由を示す理由情報とその患者が呼び出しを行った時刻を示す呼出時刻情報とを患者情報毎に関連付けて記憶部14に記憶しておく。頻度情報生成部16は、記憶部14に記憶しておいた各情報から所定の期間における呼び出しを必要としないという内容の理由情報を患者毎に抽出し、呼び出しを必要としない呼び出しの頻度を示す頻度情報を患者毎に生成する。頻度情報生成部16にて生成した頻度情報の値が所定値以上である場合に、該当する患者からの呼び出しの報知を停止するようにしている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、病院などで患者からの呼び出しを医師や看護師などの医療従事者に伝達するためのナースコール親機に関する。
従来、病院などでは、ナースコールシステムが用いられている。ナースコールシステムは、病室内の患者の近辺(例えば、ベッド近傍など)に設置されたナースコール子機および医療従事者の居る部屋(例えば、スタッフルームなど)に設置されたナースコール親機を有線や無線などにより接続して構成されている。また、ナースコール子機およびナースコール親機は、廊下灯や制御機などを介して接続されている。さらに、医療従事者が携行している複数の携帯通信端末(例えば、PHS(Personal Handyphone System)やコードレス電話など)は、無線を介してナースコール親機に接続されている。そして、患者によりナースコール子機が操作されると、ナースコール親機や携帯通信端末は、自装置に設けられた報知部を動作させて、スピーカから呼び出し音を出力させたり、表示ディスプレイなどに呼び出し表示を行わせたりして、呼び出しを報知している。医療従事者は、呼び出し音を聞いたり、呼び出し表示を見たりして、患者からの呼び出しを把握する。呼び出しを把握した医療従事者は、ナースコール親機に設けられた受話器や携帯通信端末により呼び出しに応答することができる。
ところで、一部の患者は、医療従事者に対するいたずらを目的として、医療従事者の呼び出しを必要としないのにも係わらず、ナースコール子機をむやみに操作して医療従事者を呼び出すことがあった。また、いたずらを目的としていなくても、医療従事者の呼び出しを必要としないのにも係わらず、ナースコール子機をむやみに操作して医療従事者を呼び出すことがあった。一方、呼び出しを受けた医療従事者は、患者が呼び出しを必要とするか否かに関係なく呼び出しが行われる度に応答していた。そのため、呼び出しに対して応答した医療従事者は、必要としない呼び出しの応答に時間を費やしてしまい、医療従事者自身に負荷がかかってしまったり、本来優先して対応すべき看護業務が後回しになってしまったりするケースが生じていた。
ところで、いたずら電話などによる発呼を拒否する通信処理装置が知られている(例えば、特許文献1など)。特許文献1に記載の通信処理装置では、任意の発信元からの発呼を受信すると、その発信元に対してパスワードの入力要求が出力される。発信元にて正当なパスワードが入力されると、着信先の電話機を発呼させている。ここで、パスワード入力は、発信元の電話機を使用する発信者によるプッシュホン操作や音声入力により行われる。これにより、正当なパスワードが入力された場合に着信先に対して発呼されるので、特許文献1に記載の通信処理装置は、いたずら電話を確実に遮断することができる。
特開2002−27093号公報
しかしながら、特許文献1に記載の通信処理装置では、パスワードを知っている人であれば誰でも、着信先の電話機に対して発呼させることができるため、パスワードを知っている人がいたずら電話をした場合には、発呼を拒否することなく着信先の電話機を発呼させてしまう。
また、特許文献1に記載の技術をナースコールシステムに適用すると、患者が正当なパスワードを入力した場合に、ナースコール親機は、医療従事者に対して呼び出しを報知することができる。しかしながら、ナースコールシステムは、患者が医療従事者を呼び出すためのものであるから、ナースコール子機を使用するすべての患者に対して正当なパスワードを通達する必要がある。そのため、正当なパスワードが通達された患者は、正当なパスワードを入力すれば、医療従事者の呼び出しを必要としないのにも係わらず、医療従事者を呼び出すことができ、ナースコール親機は、その度に医療従事者に対して呼び出しを報知してしまうという問題があった。
一方、医療従事者の負荷を軽減させる方法として、ナースコール子機の操作頻度が高い患者に対してナースコール親機にて呼び出しの報知を停止することが挙げられる。これにより、ナースコール親機は、ナースコール子機をむやみに操作する患者に対して呼び出しを止めることができる。しかしながら、患者の状況(例えば、症状の重さなど)によりナースコール子機の操作頻度(換言すると、患者による呼び出しの頻度)が高くなっていた場合に、呼び出しが行われず医療従事者に対して呼び出しが報知されないケースが生じてしまうという問題があった。
本発明は、このような問題を解決するために成されたものであり、呼び出しを必要としない呼び出しの頻度が高くなっている場合に、そのような呼び出しの報知をできる限り停止することができるようにしつつ、呼び出しが必要な患者については、呼び出しの頻度が高くなっていても、呼び出しの報知を停止しないようにすることができるようにすることを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明のナースコール親機では、患者が呼び出しを行った理由とその患者が呼び出しを行った時刻とを患者毎に関連付けておく。その中から、所定の期間における呼び出しを必要としないという理由の呼び出しを患者毎に抽出し、その頻度が多い患者からの呼び出しの報知を停止するようにしている。
また、本発明の他の態様によれば、必要としない呼び出しを行った患者を指定しておき、その患者からの呼び出しの頻度が多い場合に、該当する患者からの呼び出しの報知を停止するようにしている。
上記のように構成した本発明によれば、患者が本来であれば呼び出しを必要としないであろう呼び出しを高頻度で行った場合には、呼び出しが報知されなくなる。一方、呼び出しが高頻度であっても、患者が呼び出しを必要とする呼び出しを行った場合には、呼び出しが報知される。これにより、本来であれば呼び出しを必要としないであろう呼び出しの頻度が高くなっている場合に、その呼び出しを行った患者からの呼び出しの報知をできる限り停止することができる。また、呼び出しが必要な患者については、呼び出しの頻度が高くなっていても、呼び出しの報知を停止しないようにすることができる。このことから、本来であれば呼び出しを必要としないであろう呼び出しの報知が減るので、医療従事者に負荷がかからなくなるとともに、医療従事者は、本来優先して対応すべき看護業務を後回しせずに実施することができる。また、呼び出しの報知が止められていない患者は、ナースコール子機の操作頻度が高くなっていても、必要なときに医療従事者を呼び出すことができる。
また、本発明の他の形態によれば、本来であれば呼び出しを必要としないであろう呼び出しを行った患者が高頻度で呼び出しを行った場合には、呼び出しが報知されなくなる。一方、呼び出しを必要とする呼び出しを行った患者からの呼び出しが高頻度であっても、呼び出しが報知される。これにより、本来であれば呼び出しを必要としないであろう呼び出しを行った患者からの呼び出しの頻度が高くなっている場合に、呼び出しの報知をできる限り停止することができる。また、呼び出しが必要な患者については、呼び出しの頻度が高くなっていても、呼び出しの報知を停止しないようにすることができる。このことから、本来であれば呼び出しを必要としないであろう呼び出しの報知が減るので、医療従事者に負荷がかからなくなるとともに、医療従事者は、本来優先して対応すべき看護業務を後回しせずに実施することができる。また、呼び出しの報知が止められていない患者は、ナースコール子機の操作頻度が高くなっていても、必要なときに医療従事者を呼び出すことができる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。本実施形態によるナースコール親機を含むナースコールシステムの構成例を示すブロック図を図1に示す。同図に示すように、ナースコールシステムは、ナースコール子機1、ナースコール親機10を備えて構成されている。
また、ナースコール親機10は、制御部11、インターフェース(以下、I/Fとする)部12、報知部13、記憶部14、入力部15、頻度情報生成部16、判定部17を備えて構成されている。
図1において、ナースコール子機1は、病室内の患者の近辺(例えば、ベッド近傍など)に設置されており、患者が呼出ボタンなどの呼出操作部(図示せず)を操作することにより、医療従事者に対して呼び出しを行うための呼出信号を出力する。ここで、ナースコール子機1は、自装置を識別するための子機識別情報を呼出信号に含める。ナースコール子機1が呼出信号を出力した後、呼び出し操作を行ったナースコール子機1は、呼び出し操作ができない状態となる。この状態で、ナースコール親機10にて呼び出し操作に対する応答が行われると、ナースコール子機1を呼び出し操作ができる状態に戻すための復旧信号がナースコール親機10から出力される。ナースコール親機10から出力された復旧信号を入力したナースコール子機1は、呼び出し操作ができる状態に戻る。また、ナースコール子機1に通話機能が搭載されている場合には、ナースコール子機1とナースコール親機10との間で通話を行うことができる。これにより、患者は、呼び出しに応答した医療従事者と会話することができる。ここで、本実施形態のナースコール子機1としては周知のナースコール子機を使用するため、ナースコール子機1の具体的な構成および処理の説明は省略する。また、ナースコール子機1は、ナースコール親機10に伝送線を介して接続されている。
ナースコール親機10は、医療従事者の居る部屋(例えば、スタッフルームなど)に設置されており、患者からの呼び出しを医療従事者に報知したり、医療従事者が応答したりするためのものである。ここで、ナースコール親機10は、ナースコール子機1から出力された呼出信号を入力すると、後述する報知部13により呼び出しを報知する。報知部13により呼び出しが報知されている状態で、医療従事者がナースコール親機10の応答操作部(図示せず)を操作(例えば、ハンドセットをオフフックするなど)して患者からの呼び出しに応答すると、ナースコール親機10は、報知部13の動作を停止し、自装置とナースコール子機1との間で通話路を形成する。また、ナースコール親機10には、複数のナースコール子機1が接続されている。また、ナースコール親機10とナースコール子機1との間には、図示しない制御機および廊下灯が設置されている。制御機は、ナースコール子機1とナースコール親機10との間の通話やデータの送受信に関する制御を行う。また、廊下灯は、自装置に設けた表示灯を点灯または点滅させ、ナースコール子機1による呼び出しを報知する。なお、本実施形態では、患者からの呼び出しの報知や医療従事者の応答は、ナースコール親機10にて行われているが、これに限定されない。例えば、患者からの呼び出しの報知や医療従事者の応答は、医療従事者が携行している携帯通信端末(例えば、PHS(Personal Handyphone System)など)にて行われるようにしても良い。
制御部11は、ナースコール親機10の各構成要素を後述するように制御する。I/F部12は、ナースコール親機10がナースコール子機1との間で通信するために図示しない子機用I/F部に接続されている。また、I/F部12は、ナースコール子機1から出力された呼出信号を入力するとともに、ナースコール子機1へ復旧信号を出力する。
制御部11は、I/F部12がナースコール子機1から出力された呼出信号を入力したか否かを判定する。I/F部12がナースコール子機1から出力された呼出信号を入力したと制御部11にて判断した場合に、制御部11は、後述する判定部17による判定処理に基づいて後述する報知部13を動作させる。
報知部13は、患者が呼び出しを行ったことを報知するためのものである。また、報知部13は、スピーカや表示ディスプレイ、表示灯などにより構成されており、スピーカから呼び出し音や音声を出力させたり、表示ディスプレイに呼び出し表示を行わせたり、表示灯を点灯または点滅させたりして、ナースコール子機1による呼び出しの操作が行われたことを報知する。これにより、医療従事者は、呼び出し音や音声を聞いたり、表示ディスプレイによる表示を確認したり、表示灯による点灯または点滅を確認したりすることで、患者からの呼び出しを把握することができる。
記憶部14は、患者を識別するための患者情報とその患者が呼び出しを行った理由を示す理由情報とその患者が呼び出しを行った時刻を示す呼出時刻情報とを関連付けて記憶するとともに、患者情報と患者情報により特定される患者が使用するナースコール子機1を識別するための子機識別情報と子機識別情報により特定されるナースコール子機1からの呼び出しに対して報知部13を動作させるか否かを識別するための動作情報とを関連付けて記憶する。ここで、記憶部14は、ナースコール親機10に設けられていても良いし、ナースコール親機10とネットワークを介して接続されている図示しないパソコンなどに設けられていても良い。
記憶部14は、図2(a)に示すように、呼び出しを行った患者の氏名を示す患者情報を格納する患者氏名領域141、呼び出しを行った理由を示す理由情報を格納する呼出理由領域142、呼び出しを行った時刻を示す呼出時刻を示す呼出時刻情報を格納する呼出時刻領域143を記憶している。また、記憶部14は、患者情報と理由情報と呼出時刻情報とを関連付けて時系列に記憶している。患者氏名領域141には患者情報として、例えば「山田太郎」などの情報が格納されている。呼出理由領域142には理由情報として、例えば「腹痛」などの情報が格納されている。呼出時刻領域143には呼出時刻情報として、例えば「8:00」などの情報が格納されている。ここで、理由情報としては、「腹痛」や「点滴終了」、「トイレ」などの理由のある呼び出しだけではなく、いたずらによる呼び出しなどの理由のない呼び出し(特許請求の範囲の呼び出しを必要としない呼び出しに該当する)が存在する。本実施形態では、このような理由のない呼び出しを「理由無し」と記載する。
なお、本実施形態では、記憶部14は、医療従事者の呼び出しを必要しないことを示すものとして、呼出理由領域142に「理由無し」という情報を格納しているが、これに限定されない。要は、記憶部14は、医療従事者の呼び出しを必要しないという意味を示すものを呼出理由領域142に格納するようにすれば良い。
また、記憶部14は、図2(b)に示すように、患者の氏名を示す患者情報を格納する患者氏名領域144、その患者が使用するナースコール子機1を示す子機番号などの子機識別情報を格納する子機番号領域145、報知部13を動作させるか否かを識別するための動作情報を格納する動作領域146を記憶している。また、記憶部14は、患者情報と子機識別情報と動作情報とを関連付けて記憶している。患者氏名領域144には患者情報として、例えば「山田太郎」などの情報が格納されている。子機番号領域145には子機識別情報として、例えば「001」などの情報が格納されている。動作領域146には動作情報として、報知部13を動作させる「動作」および報知部13を動作させない「非動作」の何れかの情報が格納されている。ここで、患者氏名領域141および患者氏名領域144には、共通の患者氏名情報が格納されているので、制御部11は、呼出時刻情報または理由情報に関連付けて記憶部14に記憶されている患者氏名情報を特定し、その患者氏名情報と同一の患者氏名情報に関連付けて記憶部14に記憶されている子機識別情報や動作情報を取得することができる。
なお、本実施形態では、記憶部14は、該当する患者が呼び出しを行った場合に報知部13を動作させるための動作情報として、動作領域146に「動作」を格納しているが、これに限定されない。要は、記憶部14は、報知部13を動作させるという意味を示す動作情報を動作領域146に格納するようにすれば良い。また、本実施形態では、記憶部14は、該当する患者が呼び出しを行った場合に報知部13を動作させないための動作情報として、動作領域146に「非動作」を格納しているが、これに限定されない。要は、記憶部14は、報知部13を動作させないという意味を示す動作情報を動作領域146に格納するようにすれば良い。
入力部15は、呼び出しを行った患者を識別するための患者情報とその患者が呼び出しを行った理由を示す理由情報とその患者が呼び出しを行った時刻を示す呼出時刻情報とを入力するためのものである。患者からの呼び出しに応答した後、医療従事者などが入力操作部(図示せず)により入力操作を行うと、制御部11は、入力部15を動作させる。入力部15は、図示しない入力画面を生成して図示しない表示部に表示させる。入力画面が表示部に表示されると、医療従事者などは、患者情報と理由情報と呼出時刻情報とを入力することができる。
入力画面が表示部に表示されると、制御部11は、入力画面に設けられた入力ボタンが医療従事者などにより操作されたか否かを判定する。入力画面に設けられた入力ボタンが医療従事者などにより操作されたと制御部11にて判断した場合に、制御部11は、患者情報と理由情報と呼出時刻情報とが入力されたか否かを判定する。患者情報と理由情報と呼出時刻情報とが入力されたと制御部11にて判断した場合に、制御部11は、入力された患者情報と理由情報と呼出時刻情報とを記憶部14に記憶させる。なお、本実施形態では、呼び出しを行った患者を示す患者情報および呼び出しを行った時刻を示す呼出時刻情報は、医療従事者により入力されているが、これに限定されない。例えば、呼び出しが行われた場合に自動的に入力されるようにしても良い。
頻度情報生成部16は、記憶部14に記憶されている患者情報と理由情報と呼出時刻情報とから所定の期間における呼び出しを必要としないという内容の理由による患者の呼び出しの頻度を示す頻度情報を生成する。具体的には、制御部11が患者情報と理由情報と呼出時刻情報とを関連付けて記憶部14に記憶させたタイミングで、頻度情報生成部16は、現在時刻を計測する図示しない時計部から現在時刻を示す現在時刻情報を取得する。現在時刻情報を時計部から取得すると、制御部11は、現在時刻情報より予め設定しておいた時間(例えば、30分など)だけ遡った時刻を算出して算出時刻情報とする。頻度情報生成部16は、記憶部14を参照し、記憶部14に記憶されている呼出時刻情報の中から、制御部11にて算出した算出時刻情報の時刻から現在時刻情報の時刻までに該当する呼出時刻情報を抽出し、抽出した呼出時刻情報に関連付けられて記憶部14に記憶されている患者情報および理由情報を取得する。そして、頻度情報生成部16は、記憶部14を参照し、抽出した呼出時刻情報に関連付けられて記憶部14に記憶されている理由情報の中から、呼び出しを必要としないという内容の理由情報を抽出する。理由情報を抽出すると、頻度情報生成部16は、呼び出しを必要としないという内容の理由情報の件数を患者情報毎にカウントして、その件数を頻度情報とする。
判定部17は、頻度情報生成部16にて生成した頻度情報の値が所定値以上であるか否かを判定する。具体的には、頻度情報生成部16が患者情報毎の頻度情報を生成すると、判定部17は、頻度情報生成部16にて生成した頻度情報の値が所定値(例えば、3件)以上であるか否かを判定する。頻度情報生成部16にて生成した頻度情報の値が所定値(例えば、3件)以上ではないと判定部17にて判断した場合に、制御部11は、呼び出しを必要としない呼び出しの頻度が高くなっていないと患者毎に判断し、記憶部14を参照して該当する患者の患者情報に関連付けられて記憶部14に記憶されている動作情報の値が報知部13を動作させないことを示す値である「非動作」の場合には、報知部13を動作させることを示す値である「動作」に書き換える。また、制御部11は、記憶部14に記憶されている動作情報の値が報知部13を動作させることを示す値である「動作」の場合には、そのままの値を継続する。
一方、頻度情報生成部16にて生成した頻度情報の値が所定値(例えば、3件)以上であると判定部17にて判断した場合に、制御部11は、呼び出しを必要としない呼び出しの頻度が高くなっていると患者毎に判断し、記憶部14を参照して該当する患者の患者情報に関連付けられて記憶部14に記憶されている動作情報の値が報知部13を動作させることを示す値である「動作」の場合には、報知部13を動作させないことを示す値である「非動作」に書き換える。また、制御部11は、記憶部14に記憶されている動作情報の値が報知部13を動作させないことを示す値である「非動作」の場合には、そのままの値を継続する。
その後、ナースコール子機1により呼び出しが行われ、I/F部12がナースコール子機1から出力された呼出信号を入力したと制御部11にて判断した場合に、制御部11は、呼出信号に含まれている子機識別情報を取得する。子機識別情報を取得すると、制御部11は、記憶部14を参照し、取得した子機識別情報に関連付けられて記憶部14に記憶されている動作情報を取得して、取得した動作情報の値が報知部13を動作させることを示す値である「動作」であるか否かを判定する。取得した動作情報の値が報知部13を動作させることを示す値である「動作」であると制御部11にて判断した場合に、制御部11は、報知部13を動作させて、該当する患者からの呼び出しの報知を実行する。一方、取得した動作情報の値が報知部13を動作させることを示す値ではない(換言すると、取得した動作情報の値が報知部13を動作させないことを示す値である「非動作」である)と制御部11にて判断した場合に、制御部11は、報知部13を動作させずに、該当する患者からの呼び出しの報知を予め設定しておいた期間(例えば、1時間など)だけ停止する。
ここで、取得した動作情報の値が書き換えられてから予め設定しておいた期間が経過したと制御部11にて判断した場合に、制御部11は、報知部13を動作させないことを示す値である「非動作」を、報知部13を動作させることを示す値である「動作」に書き換えて記憶部14に記憶させる。なお、本実施形態では、制御部11は、取得した動作情報の値が書き換えられてから予め設定しておいた期間が経過したタイミングで前述の処理を実行しているが、これに限定されない。例えば、制御部11は、医療従事者などが図示しない操作部を操作した場合に、前述の処理を実行するようにしても良い。
次に、図2に示す記憶部14に予め記憶しておいた各情報を用いて、患者からの呼び出しを行う具体例を説明する。また、この例では、現在時刻が8:30であり、算出時刻情報を算出するために現在時刻を遡る時間を30分と設定し、判定部17が判定処理に使用する所定値の値を3回と設定している。まず、記憶部14は、患者情報と理由情報と呼出時刻情報とを予め関連付けて記憶している。また、記憶部14は、患者情報と子機識別情報と動作情報とを予め関連付けて記憶している。また、初期設定として、制御部11は、記憶部14に記憶されている全ての動作情報の値を、報知部13を動作させることを示す値である「動作」に書き換えて記憶部14に記憶させている。
このような状態で、頻度情報生成部16は、現在時刻情報(8:30)を時計部から取得する。現在時刻情報(8:30)を時計部から取得すると、制御部11は、現在時刻情報より予め設定しておいた時間(30分)だけ遡った時刻(8:00)を算出して算出時刻情報とする。頻度情報生成部16は、記憶部14を参照し、記憶部14に記憶されている呼出時刻情報の中から、制御部11にて算出した算出時刻情報の時刻(8:00)から現在時刻情報の時刻(8:30)までに該当する呼出時刻情報を記憶部14から抽出する。
制御部11にて算出した算出時刻情報の時刻(8:00)から現在時刻情報の時刻(8:30)までに該当する呼出時刻情報を記憶部14から抽出すると、頻度情報生成部16は、抽出した呼出時刻情報に関連付けられて記憶部14に記憶されている患者情報(山田太郎、鈴木三郎、田中次郎・・・)および理由情報(山田太郎が呼び出しを行った理由が理由無し、腹痛・・・であり、鈴木三郎が呼び出しを行った理由が点滴終了、トイレであり、田中次郎が呼び出しを行った理由が理由無し、理由無し・・・である)を取得する。患者情報および理由情報を記憶部14から取得すると、頻度情報生成部16は、取得した理由情報の中から、呼び出しを必要としないという内容である「理由無し」の理由情報を抽出する。理由情報を抽出すると、頻度情報生成部16は、理由情報の件数を患者情報毎にカウントして、その件数を頻度情報(山田太郎の件数が1件であり、田中次郎の件数が3件であり)とする。
頻度情報生成部16が患者情報毎の頻度情報を生成すると、判定部17は、頻度情報生成部16にて生成した頻度情報の値が予め設定しておいた値(3件)以上であるか否かを判定する。頻度情報生成部16が生成した山田太郎の頻度情報の値(1件)が3件以上ではないと判定部17にて判断した場合に、制御部11は、山田太郎について呼び出しを必要としない呼び出しの頻度が高くなっていないと判断し、記憶部14を参照して該当する患者の患者情報に関連付けられて記憶部14に記憶されている動作情報を取得する。記憶部14に記憶されている動作情報の値が報知部13を動作させることを示す値である「動作」であるので、制御部11は、そのままの値を継続する。
一方、頻度情報生成部16が生成した田中次郎の頻度情報の値(3件)が3件以上であると判定部17にて判断した場合に、制御部11は、田中次郎について呼び出しを必要としない呼び出しの頻度が高くなっていると判断し、記憶部14を参照してその患者の患者情報に関連付けられて記憶部14に記憶されている動作情報を取得する。記憶部14に記憶されている動作情報の値が報知部13を動作させることを示す値である「動作」であるので、制御部11は、報知部13を動作させないことを示す値である「非動作」に書き換える。
その後、I/F部12がナースコール子機1からの呼出信号を入力すると、制御部11は、呼出信号に含まれる子機番号を示す子機識別情報(001、002または003)を取得する。制御部11は、記憶部14を参照し、取得した子機識別情報に関連付けられて記憶部14に記憶されている動作情報(子機識別情報の値が「001」であるのに対して動作情報の値が「動作」であり、子機識別情報の値が「002」であるのに対して動作情報の値が「非動作」であり、子機識別情報の値が「003」であるのに対して動作情報の値が「動作」である)を取得する。
取得した子機識別情報の値が「001」または「003」であれば、該当する動作情報の値が「動作」であるため、制御部11は、報知部13を動作させて、該当する患者からの呼び出しの報知を実行する。一方、取得した子機識別情報の値が「002」であれば、該当する動作情報の値が「非動作」であるため、制御部11は、報知部13を動作させずに、該当する患者からの呼び出しの報知を予め設定しておいた期間だけ停止する。
これにより、ナースコール親機10は、呼び出しを必要としない呼び出しの頻度が高い田中次郎からの呼び出しの報知を停止することができる。一方、ナースコール親機10は、呼び出しを必要としない呼び出しの頻度が高くない山田太郎や鈴木三郎からの呼び出しの報知を停止しないようにすることができる。
次に、本実施形態によるナースコール親機を含むナースコールシステムの動作を説明する。図3は、本実施形態によるナースコール親機を含むナースコールシステムの動作を示すフローチャートである。まず、初期設定として、制御部11は、記憶部14に記憶されている全ての動作情報の値を、報知部13を動作させることを示す値である「動作」に書き換えて記憶部14に記憶させる。
制御部11は、I/F部12がナースコール子機1から出力された呼出信号を入力したか否かを判定する(ステップS1)。I/F部12がナースコール子機1から出力された呼出信号を入力していないと制御部11にて判断した場合には(ステップS1にてNO)、ステップS1の処理を繰り返す。一方、I/F部12がナースコール子機1から出力された呼出信号を入力したと制御部11にて判断した場合には(ステップS1にてYES)、制御部11は、入力した呼出信号に含まれる子機識別情報を取得し、記憶部14を参照し、取得した子機識別情報に関連付けられて記憶部14に記憶されている動作情報を取得する(ステップS2)。
動作情報を取得すると、制御部11は、取得した動作情報の値が報知部13を動作させることを示す値である「動作」であるか否かを判定する(ステップS3)。取得した動作情報の値が報知部13を動作させることを示す値である「動作」ではないと制御部11にて判断した場合には(ステップS3にてNO)、制御部11は、報知部13を制御して呼び出しを報知せずに(ステップS4)、ステップS10の処理に移行する。一方、取得した動作情報の値が報知部13を動作させることを示す値である「動作」であると制御部11にて判断した場合には(ステップS3にてYES)、制御部11は、報知部13を動作させて、該当する患者からの呼び出しを報知する(ステップS5)。
患者からの呼び出しを報知している際に、制御部11は、医療従事者が呼び出しに応答したか否かを判定する(ステップS6)。医療従事者が呼び出しに応答していないと制御部11にて判断した場合には(ステップS6にてNO)、ステップS6の処理を繰り返す。一方、医療従事者が呼び出しに応答したと制御部11にて判断した場合には(ステップS6にてYES)、制御部11は、報知部13を制御して報知を停止する(ステップS7)。
報知を停止すると、制御部11は、その呼び出しを行った患者の患者情報とその患者が呼び出しを行った理由を示す理由情報とその患者が呼び出しを行った時刻を示す呼出時刻情報とが入力画面にて入力されたか否かを判定する(ステップS8)。患者情報と理由情報と呼出時刻情報とが入力画面にて入力されていないと制御部11にて判断した場合には(ステップS8にてNO)、ステップS8の処理を繰り返す。一方、患者情報と理由情報と呼出時刻情報とが入力画面にて入力されたと制御部11にて判断した場合には(ステップS8にてYES)、制御部11は、入力された各情報を関連付けて記憶部14により記憶し(ステップS9)、ステップS10の処理に移行する。
ステップS10では、頻度情報生成部16は、記憶部14に記憶されている各情報から所定の期間における呼び出しを必要としないという内容の理由による呼び出しの頻度を示す頻度情報を患者情報毎に生成する。そして、判定部17は、頻度情報生成部16にて生成した頻度情報の値が所定値以上であるか否かを判定する(ステップS11)。頻度情報の値が所定値以上であると判定部17にて判断した場合には(ステップS11にてYES)、制御部11は、該当する患者の患者情報に関連付けられて記憶部14に記憶されている動作情報の値を、報知部13を動作させないことを示す値である「非動作」にし(ステップS12)、ステップS14の処理に移行する。一方、頻度情報の値が所定値以上ではないと判定部17にて判断した場合には(ステップS11にてNO)、制御部11は、該当する患者の患者情報に関連付けられて記憶部14に記憶されている動作情報の値を、報知部13を動作させることを示す値である「動作」にし(ステップS13)、ステップS14の処理に移行する。
ステップS14では、制御部11は、全ての患者に対して頻度情報の値をチェックしたか否かを判定する。全ての患者に対して頻度情報の値をチェックしていないと制御部11にて判断した場合には(ステップS14にてNO)、ステップS11の処理に戻る。一方、全ての患者に対して頻度情報の値をチェックしたと制御部11にて判断した場合には(ステップS14にてYES)、制御部11は、記憶部14を参照し、動作情報の値の中で、報知部13を動作させないことを示す値である「非動作」のものがあるか否かを判定する(ステップS15)。動作情報の値の中で、報知部13を動作させないことを示す値である「非動作」のものがないと制御部11にて判断した場合には(ステップS15にてNO)、ステップS1の処理に戻る。
一方、動作情報の値の中で、報知部13を動作させないことを示す値である「非動作」のものがあると制御部11にて判断した場合には(ステップS15にてYES)、制御部11は、動作情報の値が書き換えられてから予め設定しておいた期間が経過したか否かを患者毎に判定する(ステップS16)。全ての患者について動作情報の値が書き換えられてから予め設定しておいた期間が経過していないと制御部11にて判断した場合には(ステップS16にてNO)、ステップS1の処理に戻る。一方、全ての患者について動作情報の値が書き換えられてから予め設定しておいた期間が経過したと制御部11にて判断した場合には(ステップS16にてYES)、制御部11は、該当する患者の動作情報の値を、報知部13を動作させることを示す値である「動作」にし(ステップS17)、ステップS18へ処理を移行する。
ステップS18では、制御部11は、全ての患者の動作情報の値をチェックしたか否かを判定する。全ての患者の動作情報の値をチェックしていないと制御部11にて判断した場合には(ステップS18にてNO)、ステップS16の処理に戻る。一方、全ての患者の動作情報の値をチェックしたと制御部11にて判断した場合には(ステップS18にてYES)、ステップS1の処理に戻る。
以上、詳しく説明したように、本実施形態のナースコール親機10では、患者が呼び出しを行った理由を示す理由情報とその患者が呼び出しを行った時刻を示す呼出時刻情報とを患者情報毎に関連付けて記憶部14に記憶しておく。頻度情報生成部16は、記憶部14に記憶しておいた呼出時刻情報の中から、所定の期間に該当する呼出時刻情報を抽出し、抽出した呼出時刻情報に関連付けられて記憶部14に記憶されている患者情報と理由情報とを取得する。頻度情報生成部16は、取得した理由情報の中から、患者が呼び出しを行った理由が呼び出しを必要としないという内容の理由情報を抽出し、抽出した理由情報とその理由情報に関連付けられている患者情報とから、所定の期間における呼び出しを必要としない呼び出しの頻度を示す頻度情報を患者毎に生成する。頻度情報生成部16にて生成した頻度情報の値が所定値以上であると判定部17にて判断した場合に、制御部11は、該当する患者が使用するナースコール子機1からの呼出信号を入力しても、報知部13を動作させずに、その患者からの呼び出しの報知を停止するようにしている。
このような構成にすると、患者が呼び出しを必要としない呼び出しを高頻度で行った場合には、呼び出しが報知されなくなる。一方、呼び出しが高頻度であっても、患者が呼び出しを必要とする呼び出しを行った場合には、呼び出しが報知される。これにより、呼び出しを必要としない呼び出しの頻度が高くなっている場合に、その呼び出しを行った患者からの呼び出しの報知をできる限り停止することができる。また、呼び出しが必要な患者については、呼び出しの頻度が高くなっていても、呼び出しの報知を停止しないようにすることができる。このことから、呼び出しを必要としない呼び出しの報知が減るので、医療従事者に負荷がかからなくなるとともに、医療従事者は、本来優先して対応すべき看護業務を後回しせずに実施することができる。また、呼び出しの報知が止められていない患者は、ナースコール子機の操作頻度が高くなっていても、必要なときに医療従事者を呼び出すことができる。
なお、前述した実施形態では、判定部17は、頻度情報生成部16にて取得した頻度情報の値が所定値以上であるか否かを判定しているが、これに限定されない。例えば、判定部17は、頻度情報生成部16にて取得した頻度情報の値が所定値を超えたか否かを判定するようにしても良い。
また、前述した実施形態では、報知部13、入力部15は、ナースコール親機10に備えられているが、これに限定されない。例えば、報知部13、入力部15は、図示しない廊下灯や携帯通信端末に備えられても良い。
また、前述した実施形態では、記憶部14、頻度情報生成部16、判定部17は、ナースコール親機10に備えられているが、これに限定されない。例えば、記憶部14、頻度情報生成部16、判定部17は、図示しない制御機に備えられても良い。
また、前述した実施形態では、ナースコール親機10は、記憶部14に記憶しておいた理由情報の中から、所定の期間における呼び出しを必要としないという内容の理由情報を患者毎に抽出し、その頻度が多い患者からの呼び出しの報知を停止するようにしているが、これに限定されない。例えば、ナースコール親機10は、必要としない呼び出しを行った患者を識別するための患者情報を所謂ブラックリストのような形で予め記憶しておき、呼び出しを行った患者の患者情報がリスト中に記憶されている場合に、該当する患者からの呼び出しの頻度が高くなったときに、該当する患者からの呼び出しの報知を停止するようにしても良い。
具体的には、本変形例は、図1に示す構成要素に加えて患者指定部および患者判定部を備えて構成されている。また、ナースコール子機1、I/F部12、報知部13、入力部15、判定部17の動作については、前述の実施形態と同様の動作を行うため、説明を省略する。まず、医療従事者は、呼び出しを必要としない呼び出しを行った患者を患者指定部によって指定する。ここで、患者指定部での指定方法は、入力部15への入力方法と同様である。
記憶部14は、呼び出しを必要としない呼び出しを行った患者を識別するための患者情報を記憶している。ここで、患者が呼び出しを行った場合に、制御部11は、患者情報と呼出時刻情報とを記憶部14に記憶させる。この状態で、患者が呼び出しを行うと、制御部11は、呼び出しを行った患者の患者情報が記憶部14に記憶されているか否かを判定する。具体的には、I/F部12がナースコール子機1からの呼出信号を入力したと制御部11にて判断した場合に、制御部11は、記憶部14を参照し、入力した呼出信号に含まれている子機識別情報からナースコール子機1を使用した患者を特定する。ここで、記憶部14は、ナースコール子機1を使用する全ての患者を識別するための患者情報とそのナースコール子機1を識別するための子機識別情報とを関連付けて予め記憶している。
制御部11が患者を特定すると、制御部11は、特定した患者の患者情報が記憶部14のリスト中に記憶されているか否かを判定する。特定した患者の患者情報が記憶部14のリスト中に記憶されていると制御部11にて判断した場合に、制御部11は、患者情報と呼出時刻情報とを関連付けて記憶部14に記憶させ、後述する頻度情報生成部16を動作させる。
頻度情報生成部16は、呼び出しを行った患者の呼び出しの頻度を示す頻度情報を生成する。具体的には、頻度情報生成部16は、記憶部14を参照し、制御部11が特定した患者の患者情報に関連付けられて記憶部14に記憶されている呼出時刻情報を取得する。前述した実施形態と同様に、制御部11は、現在時刻情報から算出時刻情報を算出する。頻度情報生成部16は、取得した呼出時刻情報の中から、制御部11が算出した算出時刻情報の時刻から現在時刻情報の時刻までに該当する呼出時刻情報を抽出する。そして、頻度情報生成部16は、抽出した呼出時刻情報の件数をカウントして、その件数を頻度情報とする。
頻度情報生成部16が頻度情報を生成すると、判定部17は、頻度情報生成部16にて生成した頻度情報の値が所定値以上であるか否かを判定する。頻度情報生成部16にて生成した頻度情報の値が所定値以上ではないと判定部17にて判断した場合に、制御部11は、呼び出しを必要としない患者であるとして医療従事者により登録された患者からの呼び出しの頻度が高くなっていないと判断し、報知部13を動作させて、該当する患者からの呼び出しの報知を実行する。
一方、頻度情報生成部16にて生成した頻度情報の値が所定値以上であると判定部17にて判断した場合に、制御部11は、呼び出しを必要としない患者であるとして医療従事者から登録された患者からの呼び出しの頻度が高くなっていると判断し、報知部13を動作させずに、該当する患者からの呼び出しの報知を停止する。
このように、本変形例のナースコール親機10では、呼び出しを必要としない呼び出しを行った患者の患者情報を、呼び出しの報知を停止する候補として記憶部14に予め記憶しておき、患者が呼び出しを行った場合に、記憶部14を参照し、該当する患者の呼び出しの頻度が高くなっている場合に、該当する患者からの呼び出しの報知を停止するようにしている。これにより、ナースコール親機10は、患者から呼び出しが行われた時点における呼び出しの頻度を使用して、該当する患者に対して呼び出しの報知を停止するか否かを判定することができる。
その他、ナースコール親機の構成、処理手順、内容等についても、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の組み合わせにより種々の発明を形成することができる。例えば、実施形態に示される全構成要素からいくつかの構成要素を削除するようにしても良い。さらに、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合わせるようにしても良い。
本実施形態によるナースコール親機を含むナースコールシステムの構成例を示すブロック図である。 本実施形態によるナースコール親機の記憶部の記憶内容例を示す説明図である。 本実施形態によるナースコール親機を含むナースコールシステムの動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1 ナースコール子機
10 ナースコール親機
11 制御部
12 インターフェース(I/F)部
13 報知部
14 記憶部
15 入力部
16 頻度情報生成部
17 判定部
141、144 患者氏名領域
142 呼出理由領域
143 呼出時刻領域
145 子機番号領域
146 動作領域

Claims (2)

  1. 患者からの呼び出しを医療従事者に報知するためのナースコール親機であって、
    前記ナースコール親機は、
    呼び出しを行った患者を識別するための患者情報と前記患者が呼び出しを行った理由を示す理由情報と前記患者が呼び出しを行った時刻を示す呼出時刻情報とを入力する入力部と、
    前記入力部にて入力した前記患者情報と前記理由情報と前記呼出時刻情報とを関連付けて記憶する記憶部と、
    前記記憶部を参照して所定の期間に該当する前記呼出時刻情報を前記記憶部から抽出し、抽出した前記呼出時刻情報に関連付けられて前記記憶部に記憶されている前記患者情報と前記理由情報とを取得し、前記患者が呼び出しを行った理由が呼び出しを必要としないという内容の理由情報を取得した前記理由情報の中から抽出し、抽出した理由情報とその理由情報に関連付けられている前記患者情報とから、患者毎の呼び出しの頻度を示す頻度情報を生成する頻度情報生成部と、
    前記頻度情報生成部にて生成した前記頻度情報の値が所定値以上であるか否かを判定する判定部と、
    前記頻度情報生成部にて生成した前記頻度情報の値が所定値以上であると前記判定部にて判断した場合に、該当する前記患者情報により特定される患者からの呼び出しの報知を停止する制御部と、
    を備えたことを特徴とするナースコール親機。
  2. 患者からの呼び出しを医療従事者に報知するためのナースコール親機であって、
    前記ナースコール親機は、
    必要としない呼び出しを行った患者を識別するための患者情報を指定する患者指定部と、
    呼び出しを行った患者の患者情報が前記患者指定部により指定されているか否かを判定する患者判定部と、
    前記呼び出しを行った患者の患者情報が前記患者指定部により指定されていると前記患者判定部にて判断した場合に、前記呼び出しを行った時刻を示す呼出時刻情報とともに前記患者情報を記憶する記憶部と、
    前記記憶部を参照して前記患者情報毎に前記呼出時刻情報を取得し、取得した前記呼出時刻情報から所定の期間における前記患者の呼び出しの頻度を示す頻度情報を生成する頻度情報生成部と、
    前記頻度情報生成部にて生成した前記頻度情報の値が所定値以上であるか否かを判定する判定部と、
    前記頻度情報生成部にて生成した前記頻度情報の値が所定値以上であると前記判定部にて判断した場合に、該当する前記患者情報により特定される患者からの呼び出しの報知を停止する制御部と、
    を備えたことを特徴とするナースコール親機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017060589A (ja) * 2015-09-25 2017-03-30 株式会社ケアコム 呼出分析装置および呼出制御システム
JP2017161972A (ja) * 2016-03-07 2017-09-14 株式会社ケアコム ナースコール子機

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