JP2010133263A - 燃料供給装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】小型、低コスト化を図ることができる燃料供給装置を提供する。
【解決手段】燃料タンク2内に配置され燃料タンク2内の燃料を汲み上げて内燃機関へと圧送する燃料ポンプ3と、燃料タンク2の上壁2aに取り付けられ、燃料ポンプ3を内包するホルダ部91と、ホルダ部91に取り付けられ燃料ポンプ3を支持する支持プレート82とを備えた燃料供給装置1であって、ホルダ部91は、燃料ポンプ3の外周面を取り囲むように形成されたカップ本体95と、カップ本体95の一端から軸方向に沿って延出する係止片46とを有し、係止片46の内面側に支持プレート82を配置し、支持プレート82に係止凸部80を形成する一方、係止片46に係止凸部80と係止可能な係止孔62を形成した。
【選択図】図2

Description

この発明は、燃料タンクから内燃機関に燃料を供給するための車両用の燃料供給装置に関するものである。
一般に、自動二輪車や四輪車の車両用の燃料供給装置として、燃料タンク内に燃料ポンプを配設し、燃料タンク内の燃料に燃料供給装置を浸漬する、所謂インタンク式を採用する場合が多い。
この種の燃料供給装置の燃料ポンプは、燃料タンクの底面に燃料を汲み上げて内燃機関(エンジン)へと圧送するポンプ部が設けられている一方、この上部にポンプ部を駆動するモータ部が設けられている。ポンプ部の下方には、吸入口を介してサクションフィルタが設けられており、燃料タンク内の燃料を濾過してポンプ部へ導くようになっている。
また、燃料供給装置には、燃料タンク内の燃料の残量を検出するセンダゲージが設けられている。センダゲージは、ボックス状に形成されたゲージ本体と、このゲージ本体に対して回動可能に設けられた揺動アームと、その揺動アームの自由端部に取付けられかつ燃料タンク内の液面に浮遊可能なフロートとを備えている。そして、揺動アームの位置に基づいて燃料の液面位置を検出することができるようになっている。
ここで、燃料ポンプを燃料タンク内に固定するにあたって、燃料供給装置に、燃料タンクの壁面に取り付けられ燃料ポンプを内包するケーシング部材を設ける場合がある。このケーシング部材は、ポンプ保持筒部と、ポンプ保持筒部の下端の開口部を閉塞する受止板部とを有している。受止板部には、サクションフィルタが取り付けられている。そして、ケーシング部材は、受止板部で燃料ポンプの下面を受ける状態で燃料ポンプを支持している。
また、受止板部には、この外周縁から立ち上がるように形成された連結壁部が形成されている。この連結壁部がポンプ保持筒部の外周面に外嵌されることによって、ポンプ保持筒部と受止板部とを確実に連結し、かつ燃料ポンプやサクションフィルタのポンプ保持筒部からの脱落を防止している。
さらに、センダゲージは、燃料タンク内の燃料の残量を検出するものであるため、燃料タンクの底面近傍に取り付けられることが多い。このため、ポンプ保持筒部の外周面にセンダゲージが取り付けられている(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−255193号公報
しかしながら、上述の従来技術にあっては、連結壁部を設ける分だけポンプ保持筒部が拡径化し、燃料供給装置が大型化してしまうという課題がある。
これに加え、ポンプ保持筒部の外周面にセンダゲージを取り付けると、燃料供給装置がさらに大型化し、燃料タンク内に燃料供給装置を取り付けにくくなるという課題がある。
そこで、この発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、小型、低コスト化を図ることができる燃料供給装置を提供するものである。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載した発明は、燃料タンク内に配置され前記燃料タンク内の燃料を汲み上げて内燃機関へと圧送する燃料ポンプと、前記燃料タンクの壁面に取り付けられ、前記燃料ポンプを内包するホルダ部と、前記ホルダ部に取り付けられ前記燃料ポンプを支持する支持部とを備えた燃料供給装置であって、前記ホルダ部は、前記燃料ポンプの外周面を取り囲むように形成されたホルダ本体と、前記ホルダ本体の一端から軸方向に沿って延出する係止片とを有し、前記係止片の内面側に前記支持部を配置し、前記支持部、および前記係止片に、この係止片からの前記支持部の脱落を防止する脱落防止部を設けたことを特徴とする。
このように構成することで、ホルダ本体の外周面に支持部を外嵌させることなく、ホルダ本体の内面側に支持部を確実に固定することができる。また、例えば、センダゲージをホルダ本体に取り付ける際、支持部を避けるようにして取り付ける必要がないので、この分センダゲージの取り付け位置を燃料タンクの底面に近づけることができる。
請求項2に記載した発明は、前記係止片は弾性変形可能に形成され、前記脱落防止部は、前記係止片、および前記支持部の何れか一方に形成された凸部と、他方に形成され前記凸部と係止可能な係止部とで構成されていることを特徴とする。このように構成することで、簡単な構造で係止片の内面側に支持部を固定させることができる。
請求項3に記載した発明は、前記支持部の外周面に前記凸部を形成する一方、前記係止片に前記係止部を形成したことを特徴とする。このように構成することで、係止片に凸部を形成する場合と比較して、凸部を径方向外側に向かって突出させることができる分、組み付け時の視認性を向上させることができる。
請求項4に記載した発明は、前記係止部は、前記凸部を挿通可能な孔であり、前記凸部の突出長さは、前記孔を貫通可能な長さに設定され、前記凸部の先端には、前記係止片の径方向外側への変位を規制する鉤部が形成されていることを特徴とする。
このように構成することで、係止片が径方向外側に広がるのを防止できる。
請求項5に記載した発明は、前記支持部は、円板状に形成されていることを特徴とする。
このように構成することで、ホルダ部に支持部をオーバーラップさせることなく、保持することができる。
請求項1に記載した発明によれば、ホルダ本体の外周面に支持部を外嵌させることなく、ホルダ本体の内面側に支持部を確実に固定することができる。このため、ホルダ本体が拡径されることがないので、結果的に燃料供給装置の小型化を図ることができる。
また、例えば、センダゲージをホルダ本体に取り付ける際、支持部を避けるようにして取り付ける必要がないので、この分センダゲージの取り付け位置を燃料タンクの底面に近づけることができる。このため、センダゲージの揺動アームを必要以上に長く設定する必要がなく、製造コストを低減することができると共に、燃料タンク内への燃料供給装置の取り付けを容易に行うことができる。
請求項2に記載した発明によれば、簡単な構造で係止片の内面側に支持部を固定させることができる。このため、製造コストの低減化、組み付け作業性の向上化を図ることができる。
請求項3に記載した発明によれば、係止片に凸部を形成する場合と比較して、凸部を径方向外側に向かって突出させることができる分、組み付け時の視認性を向上させることができる。このため、さらに組み付け作業性を向上させることができる。
請求項4に記載した発明によれば、係止片が径方向外側に広がるのを防止できる。このため、支持部のホルダ部からの脱落を確実に防止することができ、組み付け性を向上させつつ信頼性の高い燃料供給装置を提供することができる。
請求項5に記載した発明によれば、ホルダ部に支持部をオーバーラップさせることなく、保持することができるので、さらに燃料供給装置の小型を図ることができる。
次に、この発明の第一実施形態を図1〜図5に基づいて説明する。
図1〜図3に示すように、燃料供給装置1は、例えば、自動車や自動二輪車などの燃料タンク2内に燃料に浸漬されて配置され、燃料タンク2内の燃料を汲み上げて不図示の内燃機関に圧送するものである。
燃料供給装置1は、燃料ポンプ3と、燃料タンク2に取り付けられ燃料ポンプ3を内包するホルダ部91と、燃料ポンプ3の吸入側に配設されたフィルタユニット92とを備え、ホルダ部91のフィルタユニット92側にセンダゲージ93が設けられている。なお、以下では、説明を簡単にするために、燃料供給装置1が図1に示したように、燃料ポンプ3の軸方向の相対位置を単に上側、下側などと表現する場合がある。
燃料ポンプ3は、フランジユニット4側に配設されたモータ部Mとモータ部Mの下端に取り付けられたポンプ部Pとを有している。モータ部Mは、所謂ブラシ付きの直流モータであって、金属製で筒状のモータハウジング(ヨーク)6と、モータハウジング6の内側に回転自在に設けられたアーマチュア7と、モータハウジング6の上側開口部を閉塞するアウトレットカバー8とを備えている。モータハウジング6の内周面には、複数の永久磁石19が周方向に磁極が交互になるように配設されている。
アーマチュア7は、回転軸9の中央部に所定極数のアーマチュアコア10を設け、回転軸9の上端側にブラシと当接するコンミテータ11を設けている。アーマチュアコア10は、コアプレート12を軸方向に複数枚積層したものである。コアプレート12は、略円環状に形成された円環部の外周面に、径方向外側に向かって放射状に延設された略T字状のティース13が一体形成されたものである。
隣接するティース13間にはスロット14が形成されており、ここを介してティース13に巻線15が巻装されている。
ここで、アーマチュアコア10には、この周囲を被覆するように形成されたインシュレータ(不図示)が装着され、このインシュレータを介して各ティース13に巻線15が巻装されている。
回転軸9の上端側に設けられたコンミテータ11は、略円板状に形成された所謂ディスク型コンミテータである。コンミテータ11の上面には、複数のセグメント16が周方向に等間隔で形成され、互いに絶縁されている。コンミテータ11の上面は、後述するブラシ17との摺動面となる。 一方、コンミテータ11の下面には、巻線15をコンミテータ11に接続するためのライザ18が設けられており、ここに巻線15がヒュージングなどによって接続されている。各セグメント16とライザ18とは電気的に接続されている。
モータハウジング6の上側開口部を閉塞するアウトレットカバー8は、樹脂などによって略円柱状に形成されたものである。アウトレットカバー8の軸方向略中央には、上部から下部に向かって、末広がりに形成されたスカート部21が設けられている。スカート部21の下端は、モータハウジング6と当接し、これによってアウトレットカバー8の軸方向の位置決めが行われる。
また、モータハウジング6は、モータハウジング6の上部に載置されたアウトレットカバー8のスカート部21を覆うようにして、モータハウジング6の上端をカシメている。これによって、アウトレットカバー8とモータ部Mとポンプ部Pは、モータハウジング6に一体的に固定される。
さらに、スカート部21の下端には、外周縁に軸方向に突出する舌片部23が設けられている。
アウトレットカバー8の下部中央には、収容凹部24が形成されており、収容凹部24には、コンミテータ11が収容されている。収容凹部24の上壁24aには、径方向中央に回転軸9を回転自在に軸支する軸受け部25が形成されている。軸受け部25は、回転軸をラジアル支持できればどのような軸受けでもよく、種々のラジアルすべり軸受けが好適に採用できる。特に、軸受け隙間に燃料が浸透することにより潤滑効果が得られる材質や構造を有することが好ましい。また、軸受け部25は、別部材とされた軸受けを固定してもよいし、アウトレットカバー8自身に形成してもよい。
アウトレットカバー8の軸受け部25の周囲には、ブラシ収納部26が2箇所(本実施形態では1箇所のみ記載)設けられている。
各ブラシ収納部26には、それぞれブラシ17が内装されており、ブラシ17は、スプリング27によって、コンミテータ11側に向かって進退自在に付勢されており、ブラシ17の先端は、セグメント16に摺接している。これらブラシ17は、外部電源(不図示)に電気的に接続されており、コンミテータ11のセグメント16に接続されている巻線15に給電を行っている。
アウトレットカバー8の上部には、外周寄りに凹部29が2箇所(本実施形態では1箇所のみ記載)形成され、ここにそれぞれ雄型端子30が立設されている。
各凹部29は軸方向平面視略長方形状に形成されており、この大きさは雄型端子30に嵌着される後述の旗型端子64を収納可能な大きさに設定されている。雄型端子30は、凹部29の長手方向に沿う向きで配置され、軸方向に沿って立設されている。雄型端子30の基端側は、ブラシ17と電気的に接続されている。
また、アウトレットカバー8の外周寄りには、凹部29が形成されている位置とは回転軸9を中心にして反対側に、筒状のチェックバルブ収納部31が立設されている。
チェックバルブ収納部31は、先端側が段差によって縮径するように形成されたものであって、チェックバルブ32が内装されている。チェックバルブ32は、燃料ポンプ3内に燃料が逆流しないようにするためのものである。チェックバルブ収納部31の外周面に形成された段差面31aには、アウトレットカバー8をフランジユニット4に取り付ける際に用いられるOリング73が設けられている。
チェックバルブ収納部31の下方には、段付状の孔が形成されており、ここを吐出ポート33としている。
すなわち、アウトレットカバー8には、吐出ポート33と、チェックバルブ収容部31とを軸方向に貫通する孔が形成されており、ポンプ部Pで汲み上げられた燃料が吐出ポート33、チェックバルブ32を通って燃料ポンプ3(アウトレットカバー8)の外側へと吐出されるようになっている。
ポンプ部Pは、モータハウジング6の下側開口部を閉塞するように設けられているものであって、ポンプ部Pの上部に配設されているベースブラケット20と、ベースブラケット20の下面に沿って回転可能に設けられたインペラ37と、このインペラ37を下方から覆うインレットカバー38とで構成されている。ポンプ部Pは、内側に折り曲げられたモータハウジング6の下側開口縁と、アウトレットカバー8にカシメ固定されたモータ部Mとによって、モータハウジング6内で挟持固定されている。
ポンプ部Pの上部に配設されているベースブラケット20は、略円板状に形成されたものであって、ポンプ部Pとモータ部Mとを区分けする隔壁の役割を有している。
ベースブラケット20の径方向略中央には、回転軸9の下端を回転自在に軸支する軸受け部34が形成されている。
軸受け部34は、回転軸9をラジアル支持できればどのような軸受けでもよく、種々のラジアルすべり軸受けが好適に採用できる。
特に、軸受け隙間に燃料が浸透することにより潤滑効果が得られる材質や構造を有することが好ましい。また、軸受け部34は、別部材とされた軸受けを固定してもよいし、ベースブラケット20自身に形成してもよい。
ベースブラケット20の下面には、外周寄りにポンプケーシング溝35が形成されている。ポンプケーシング溝35は、ベースブラケット20の径方向断面において、略円弧状で、後述するインペラ37の外周部に沿って軸方向平面視でC字を描くように形成されている。ポンプケーシング溝35は、C字状に形成されることで、軸方向平面視で始端部と終端部(何れも不図示)とを有した形になっている。
また、ベースブラケット20には、ポンプケーシング溝35の終端部に対応する位置に、このポンプケーシング溝35に連通すると共に、ベースブラケット20を厚さ方向に貫通する燃料案内孔36が形成されている。したがって、燃料案内孔36は、ベースブラケット20の上面において、モータ部Mの内部で開口された状態になっている。
インペラ37は略円板状に形成されたものであって、径方向中央に回転軸9とインペラ37とを相対回転不能に連結するための軸孔39が形成されている。回転軸9の下端は、インペラ37を貫通してインレットカバー38側に突出している。
インペラ37の外周部には、周方向所定間隔に配置された適宜の翼形状の羽根40が多数設けられている。羽根40の径方向の長さは、ポンプケーシング溝35の径方向断面の幅に対応して適宜に設定されている。
インレットカバー38の上面には、ポンプケーシング溝35と略同様のC字状溝であるポンプケーシング溝41が、ケーシング溝始端部(不図示)からケーシング溝終端部(不図示)まで形成されている。このポンプケーシング溝41は、ベースブラケット20のポンプケーシング溝35と軸方向で重なる位置に形成されている。
また、インレットカバー38の径方向略中央には、回転軸9をスラスト方向に回転可能に支持するためのスラスト軸受け42が設けられている。スラスト軸受け42は、燃料に浸漬された状態で適宜のすべり性能を有するものであれば、どのような材質、形状を有するものであってもよい。
さらに、インレットカバー38には、ベースブラケット20に形成されているポンプケーシング溝35の始端部(不図示)と軸方向で重なる位置において、軸方向に貫通する吸入口43が形成されている。
この他に、インレットカバー38には、燃料ポンプ3内で発生したベーパを排出する脱気孔86が貫通形成されている(図4参照)。
燃料ポンプ3を内包するホルダ部91は、フランジユニット4と、アッパーカップ5とを有している。フランジユニット4は、燃料ポンプ3の上端(図1における上端)に取り付けられると共に、燃料タンク2に取り付けられており、アッパーカップ5は、燃料ポンプ3の外周面を覆うように形成されている。
フランジユニット4は、樹脂製の略円板状のユニット本体44を有している。ユニット本体44は、燃料タンク2の上壁2aに形成された開口部2bに外側(上側)から挿入され、上壁2aに取り付けられている。
ユニット本体44の内面側には、中央の大部分に凹部45が形成されており、ユニット本体44は、周壁44aとエンド部(底壁)44bとで構成された状態になっている。
凹部45内の外周寄りには、軸方向平面視略円環状の取り付け壁49が立設されている。この取り付け壁49の先端面49aは、アッパーカップ5の当接面となる。
また、凹部45には、アウトレットカバー8のチェックバルブ収納部31に対応する位置に、チェックバルブ嵌合部72が突設されている。
チェックバルブ嵌合部72には、チェックバルブ収納部31の外形状に対応するように段付凹部72aが形成されている。
段付凹部72aにチェックバルブ収納部31を嵌合する際、チェックバルブ収納部31の外周面に形成された段差面31aにOリング73が装着されているので、両者72a,31の合わせ面から燃料の漏れを防止することができる。
ユニット本体44の周壁44aには、軸方向略中央に燃料タンク2の開口部2bに対応するように形成されたフランジ部47が設けられている。このフランジ部47が燃料タンク2の開口部2bを閉塞している。フランジ部47には、径方向に対向配置された2つの取り付けステー50が突設されている。
この取り付けステー50には、先端にボルトやビスなどを軸方向に挿通可能な凹部48が形成されている。この凹部48にボルトやビスなどを挿通し、燃料タンク2の上壁2aに設けられている雌ネジ部やビス孔などを利用して燃料タンク2にフランジユニット4を固定する。すなわち、フランジユニット4は、取り付けステー50よりも上側が燃料タンク2の外部に露出した状態になる。
ユニット本体44の上方には、燃料取出し管57が設けられている。この燃料取出し管57は、燃料ポンプ3から汲み上げられた燃料を内燃機関へと圧送するためのものであって、先端が不図示の内燃機関に接続されている。
燃料取出し管57とユニット本体44のエンド部44bとの間には、両者57,44を跨るように中間流路部75が設けられている。中間流路部75の内部には、燃料取出し管57内の燃料流路74と、チェックバルブ嵌合部72の段付凹部72aとを連通させる中間燃料流路75aが形成されている。これにより、チェックバルブ32を通って燃料ポンプ3(アウトレットカバー8)の外側へと吐出される燃料を燃料取出し管57の燃料流路74へと送出することができる。
また、燃料取出し管57の基端側には、この燃料流路74とユニット本体44の凹部45とを連通させるプレッシャレギュレータ収納凹部79が軸方向に沿うように形成されている。このプレッシャレギュレータ収納凹部79には、プレッシャレギュレータ76が収納されている。プレッシャレギュレータ76は、燃料取出し管57の燃料流路74内に余剰な圧力がかかった場合に、燃料流路74内の燃料を燃料タンク2内に戻し、常に燃圧を一定に保つためのものである。
プレッシャレギュレータ76は、この周囲を取り囲むように形成された有底筒状のプレッシャレギュレータ支持部77に内装され、この状態でプレッシャレギュレータ収納凹部79に凹部45側から挿入されている。プレッシャレギュレータ支持部77の下部は、
ユニット本体44の凹部45側に突出した状態になっている。プレッシャレギュレータ支持部77の下面77aには貫通孔78が形成されており、ここから余剰な圧力がかかっ た場合の燃料を排出するようになっている。
ユニット本体44のエンド部44bには、プレッシャレギュレータ76よりも径方向外側に、コネクタ58が略水平方向を向くような形で設けられている。
コネクタ58は、不図示の外部電源の電力を燃料供給装置1に給電するためのものであって、受部60が外方に向かって形成されている。この受部60は、不図示の外部電源から延びるケーブルが嵌着可能になっている。コネクタ58に内装されているコネクタ端子59は断面略L字状に形成されており、一端はコネクタ58の受部60内に突出し、他端はユニット本体44の凹部45内に突出している。
ここで、コネクタ端子59の他端と、燃料ポンプ3のアウトレットカバー8に設けられている雄型端子30は、互いにリード線63を介して接続されている。
外部電源と、コネクタ端子59とは、電気的に接続されており、コネクタ端子59とブラシ17は、リード線63を介してセグメント16と電気的に接続される。
このため、セグメント16に接続されている巻線15に外部電源からの電力を供給することができるようになっている。
リード線63には、雄型端子30側の端末部に、雄型端子30に対して挿抜可能な雌型端子である旗型端子64が設けられている。
一方、リード線63のコネクタ端子59側の端末部には、コネクタ端子59に挿抜可能な端子65が装着されている。
旗型端子64は、リード線63の引き出し方向が挿抜方向と交差するように形成されたものであって、雄型端子30に挿入したとき、リード線63の端末部との接続部64aが径方向外側に向くようになっている。
ここで、フランジユニット4に設けられているプレッシャレギュレータ76は、アウトレットカバー8の雄型端子30(旗型端子64)の配置位置の軸方向上方に位置している。そして、フランジユニット4のユニット本体44に形成されている凹部45には、プレッシャレギュレータ支持部77の外周面77b、および下面77aに沿うように、断面略L字状のストッパー84が一体成形されている。
ストッパー84と旗型端子64との離間距離L1は、旗型端子64の雄型端子30からの抜け代よりも小さく設定されている。つまり、フランジユニット4は、ストッパー84が旗型端子64の雄型端子30からの抜け代よりも短い距離だけ離れて配置されている。
これにより、ストッパー84によって、旗型端子64の雄型端子30からの抜けが阻止されている。
なお、ストッパー84を形成せずに、ユニット本体44自体で旗型端子64の抜け止めを行うようにしてもよい。この場合、ユニット本体44の内面が旗型端子64の雄型端子30からの抜け代よりも短い距離だけ離れるようにユニット本体44を配置する。
燃料ポンプ3の外周面を覆うアッパーカップ5は、樹脂などによって筒状に形成されたカップ本体95を有しており、カップ本体95の下端に形成された開口部95a側から燃料ポンプ3を挿入することができるようになっている。カップ本体95の周壁95bは、フランジユニット4から燃料ポンプ3の軸方向略中央まで延出している。周壁95bの内径は、燃料ポンプ3のモータハウジング6の外径と略一致するように、かつ燃料ポンプ3を挿入可能な大きさに設定されている。したがって、カップ本体95の周壁95bとモータハウジング6との間には、殆ど隙間が形成されない。
周壁95bのフランジユニット4側の大部分には、段差により拡径された拡径部61が形成されている。
そして、拡径部61の上端をフランジユニット4の取付け壁49に当接させた状態で溶着などによって固定し、フランジユニット4とアッパーカップ5とが一体化している。
すなわち、フランジユニット4の取り付け壁49の直径は、アッパーカップ5の直径と略一致するように設定されている。また、拡径部61とモータハウジング6との間には隙間が形成されることになる。拡径部61の内径は、これとモータハウジング6との間の隙間Sの大きさがリード線63を通過可能にする大きさとなるように設定されている。
さらに、カップ本体95の拡径部61には、複数の開口部66が周方向に沿って並設されている。カップ本体95の拡径部61には開口部66が形成されているため、アッパーカップ5は軽量化され、組み付ける際に目視しやすくなり、組み付け性が向上される。
この他に、複数の開口部66のうちの1つは、コネクタ端子59の他端が突出している部位の近傍に形成され、リード線63の他端に接続されている端子65とコネクタ端子59の他端とを接続するための作業窓として用いられる。なお、以下の説明において、コネクタ端子59の他端が突出している部位の近傍の開口部66を作業窓66aという。
作業窓66aの周方向両側は、燃料ポンプ3の雄型端子30に旗型端子64を挿入した際、旗型端子64の接続部64aの位置と軸方向でほぼ重なる。
このような作業窓66aの周方向近傍であって拡径部61の下端側には、周壁95bから突出した状態で形成された断面略コの字状の逃げ部67が設けられている。
この逃げ部67は、燃料供給装置1組み立て時の旗型端子64(接続部64a)、およびリード線63を受入れる機能を有している。これによって、アッパーカップ5に燃料ポンプ3を挿入する際、旗型端子64(接続部64a)、およびリード線63が邪魔になることがない。
また、カップ本体95の周壁95bには、開口部95aの周縁から軸方向下方に向かって延出するゲージ取付け板85が設けられている。このゲージ取付け板85には、センダゲージ93が取り付けられている。
センダゲージ93は、燃料タンク2内の燃料の残量、すなわち、液面位置を検出する液面計である。センダゲージ93は、ゲージ取付け板85に取り付けられボックス状に形成されたゲージ本体97と、このゲージ本体97に対して回動自在に設けられた揺動アーム98と、揺動アーム98の先端に設けられ液面に浮遊可能なフロート99とを備えている。
揺動アーム98には、検出基板が固定されており、ゲージ本体97には、検出基板と接する接点が固定されている。このため、液面に応じてフロート99が移動すると、フロート99を支持する揺動アーム98は、ゲージ本体97を中心にして回動する。揺動アーム98の回動に伴って検出基板が回動するため、検出基板と接触する接点が切り替わり、液面の位置を検出することができる。
また、揺動アーム98の長さは、フロート99が液面の位置に応じて移動可能な長さに設定されているため、燃料の残量が少なくなった場合であっても、燃料の残量を正確に検出することができる。
さらに、カップ本体95の周壁95bには、開口部95aの周縁から軸方向下方に向かって延出する係止片46が3箇所周方向に等間隔で形成されている。
この係止片46は、径方向外側に向かって先端が拡径する方向に弾性変形可能に形成されている。係止片46は、フィルタユニット92にスナップフィットすることで、燃料ポンプ3を支持する。このため、燃料供給装置1が径方向に拡大することなく、燃料ポンプ3は、フィルタユニット92によって支持される。
係止片46は、燃料ポンプ3のポンプ部Pよりもやや下方まで延出している。そして、係止片46には、フィルタユニット92の後述する支持プレート82に対応する位置に、係止孔62が形成されている。
図1〜図4に示すように、燃料ポンプ3の吸入側であるポンプ部Pの下部には、フィルタユニット92が設けられている。フィルタユニット92は、インレットカバー38に圧入されている。フィルタユニット92は、スナップフィットにより固定され、燃料ポンプ3は、フィルタユニット92によって支持されている。
フィルタユニット92は、ポンプ部Pの下面に設けられアッパーカップ5の係止片46にスナップフィットされる支持プレート82と、燃料タンク2内の燃料を濾過してポンプ部Pへ導くサクションフィルタ51と、これら支持プレート82とサクションフィルタ51との間に設けられる吸入ポート53とを備えている。
支持プレート82は、円板状に形成されたものであって、この直径はアッパーカップ5の係止片46の内面の直径と略一致するように設定されている。支持プレート82の外周面82aには、係止片46の係止孔62に対応する部位に、係止孔62と係止可能な係止凸部80が3箇所形成されている。このような構成のもと、支持プレート82は、係止片46の内面側に位置した状態で軸方向、および周方向の位置決めが行われるようになっている。
また、支持プレート82の上端面は、燃料ポンプ3を支持可能に形成されている。このため、燃料ポンプ3は、フィルタユニット92の支持プレート82を介してホルダ部91に支持された状態になっている。さらに、支持プレート82には、ポンプ部Pのインレットカバー38に形成されている脱気孔86に対応する位置に、開口部88が形成されていると共に、この開口部88を覆うように鍔部87が形成されている。鍔部87は、径方向外側が開口するように形成されている。これによって、脱気孔86、および開口部88を介して排出された燃料ポンプ3内のベーパが径方向外側に向かって排出される。
サクションフィルタ51は、濾材51aと、濾材51aの外周縁を溶着し形成された溶着部51bとで構成されている。濾材51aは、例えば、メッシュ状のナイロン布を折り曲げたものであって、袋状に形成されている。
一方、溶着部51bは、例えば、袋状に形成された濾材51aの外周縁を溶着し形成されたものであって、袋状に形成された濾材51aが開いてしまうことを防止する。吸入ポート53は、略円筒状に形成されたものであって、この両端は、それぞれ支持プレート82とサクションフィルタ51に連通している。
支持プレート82、サクションフィルタ51、および吸入ポート53は、溶着により一体化されている。このため、部品点数を減少させることができ、組み付け性を向上させることができる。
ここで、支持プレート82の係止凸部80、および係止片46の係止孔62は、サクションフィルタ51と燃料ポンプ3のポンプ部Pに形成されている脱気孔86との位置によって決定する。すなわち、支持プレート82の係止凸部80、および係止片46の係止孔62の形成位置は、サクションフィルタ51が脱気孔86と軸方向で重ならないように、つまり、脱気孔86の位置を避けて取り付けられるように決定される。このように構成することで、脱気孔86から排出されるベーパがサクションフィルタ51に直接噴射されることを確実に防止できる。
なお、ベーパがサクションフィルタ51に直接噴射されると、燃料ポンプ3内でベーパの循環が発生してしまい、燃料ポンプ3の燃料を汲み上げる能力が低下してしまう。
次に、図3に基づいて、燃料供給装置1の作用について説明する。
まず、燃料ポンプ3のモータ部Mを駆動させると、回転軸9が回転し、これに相対回転不能に連結されているインペラ37が回転する。インペラ37が回転すると、燃料タンク2内の燃料がサクションフィルタ51を介して濾過された状態で吸入ポート53から吸入される。
吸入ポート53は、インレットカバー38に形成された吸入口43に接続されているので、ポンプ部Pは吸入口43から燃料を吸入して羽根40によりポンプケーシング溝35,41内の燃料を昇圧しつつ、燃料案内孔36まで搬送する。
燃料案内孔36からモータ部M内に吐出された燃料は、隣接する永久磁石19,19間、および永久磁石19とアーマチュア7との間を通って吐出ポート33へと流れる。
そして、燃料は、吐出ポート33、チェックバルブ32を通って燃料取出し管57の燃料流路74に搬送される。ここで、燃料流路74の燃圧が所定よりも高い場合には、プレッシャレギュレータ76を介してフランジユニット4の内面側から燃料が排出され、アッパーカップ5の開口部66を通って燃料タンク2内へと戻される。一方、燃料流路74の燃圧が所定以内である場合、燃料取出し管57を通って不図示の内燃機関へと搬送される。
次に、図5に基づいて、燃料供給装置1の組み立て手順について説明する。なお、ホルダ部91は、予めフランジユニット4に形成されている取り付け壁49の端面に、アッパーカップ5の拡径部61の端面に当接されており、両者4,5は溶着される。また、両者4,5を溶着接続とせず、一体成形としてもよい。
まず、燃料ポンプ3を組み立て、燃料ポンプ3のアウトレットカバー8に雄型端子30を設ける。アウトレットカバー8に設けられた雄型端子30に、リード線63の一端が接続された旗型端子64を挿入する。このとき、旗型端子64は、旗型端子64のリード線63を外側に向けて引き出した状態で、雄型端子30に挿入される。
雄型端子30に旗型端子64が挿入された燃料ポンプ3は、フィルタユニット92に組みつけられる。燃料ポンプ3のポンプ部Pに、フィルタユニット92の吸入ポート53が圧入されることにより、燃料ポンプ3にフィルタユニット92が固定される。
アッパーカップ5に、フィルタユニット92が固定された燃料ポンプ3を挿入する。この際、アウトレットカバー8に取り付けられている旗型端子64のリード線63との接続部64aは、逃げ部67に向けて挿入される。周壁5bの内径は、燃料ポンプ3と周壁5bとの間に殆ど隙間が形成されない程度の大きさに設定されている。しかしながら、リード線63との接続部64aが逃げ部67に向いているため、旗型端子64から引き出されているリード線63は、周壁5bに押し潰されることがない。
また、リード線63の他端をフリーにした状態で、つまり、リード線63の他端をフランジユニット4に設けられているコネクタ端子59には接続しない状態で、燃料ポンプ3はアッパーカップ5へと挿入される。このとき、燃料ポンプ3のアウトレットカバー8側を先頭に、アッパーカップ5の開口部5a側、つまり、下側から挿入する。
燃料ポンプ3が挿入されたアッパーカップ5は、支持プレート82とスナップフィットにより固定される。より具体的には、アッパーカップ5の係止片46は、やや径方向外側に押し広げられた状態で、フィルタユニット92の支持プレート82と当接する。そして、アッパーカップ5の係止片46が押し広げられた状態から解放すると、係止片46の復元力によって係止孔62が支持プレート82に形成された係止凸部80と係合する。これにより、アッパーカップ5への燃料ポンプ3の組み付け作業が完了する。
続いて、コネクタ端子59の他端にリード線63の他端を挿入する。
このとき、組み立て作業者は、作業窓66aからコネクタ端子59の他端の位置を確認しながら作業を行う。作業窓66aは、他の開口部66と比較して大きく開口されているので、リード線63の端子65を容易にコネクタ端子59の他端に挿入させることができる。リード線63の接続が完了することによって、燃料供給装置1の組み立てが完了する。
燃料供給装置1の組み立てが完了した後、燃料供給装置1を燃料タンク2に取り付ける。このとき、燃料タンク2の上壁2aに形成された開口部2bは、燃料供給装置1をOリング等のシール部材と共に上側から装着することによって、シールされる。
さらに、燃料供給装置1のフランジユニット4によって、燃料タンク2の開口部2bが閉塞される。そして、ボルトやビスなどを用いて燃料供給装置1を燃料タンク2に固定する。
したがって、上述の第一実施形態によれば、略円板状に形成した支持プレート82の直径をアッパーカップ5の係止片46の内面の直径と略一致するように設定し、係止片46に支持プレート82をスナップフィットさせているので、従来のようにカップ本体95が拡径してしまうのを防止できる。このため、燃料供給装置1を小型化することができる。
また、アッパーカップ5の係止片46を弾性変形可能に形成すると共に、係止凸部80と係止孔62とを係合させることでアッパーカップ5に支持プレート82を固定させているので、アッパーカップ5、および支持プレート82を簡単な構造にすることができる。このため、製造コストの低減化、組み付け作業性の向上化を図ることができる。
さらに、燃料供給装置1が小型化されるため、センダゲージ93を燃料ポンプ3に近接した状態で、かつ燃料ポンプ3の下端側、つまり、燃料タンク2の底壁(不図示)に近い位置に配置させることができる。したがって、センダゲージ93を取り付けた場合であっても、全体として小型化することができる。
さらに、支持プレート82の外周面82aに係止凸部80を形成していることから、係止凸部80の位置が視認し易い。このため、容易に支持プレート82の向きを係止孔62に対応させて調整することができ、さらに、組み付け作業性を向上させることができる。
次に、この発明の第二実施形態を図6に基づいて説明する。なお、第一実施形態と同一態様には、同一符号を付して説明する。
この第二実施形態において、燃料供給装置111は、燃料ポンプ3と、燃料ポンプ3を内包し燃料タンク2に取り付けられるホルダ部91と、燃料ポンプ3の吸入側に配設されたフィルタユニット92とを備え、ホルダ部91のフィルタユニット92側には、センダゲージ93が設けられている点、燃料ポンプ3は、フランジユニット4側に配設されたモータ部Mとモータ部Mの下端に取り付けられたポンプ部Pとを有している点、ホルダ部91は、燃料タンク2に取り付けられるフランジユニット4と、燃料ポンプ3の外周面を覆うアッパーカップ5とで構成されている点、アッパーカップ5のカップ本体95には、係止片46が3箇所周方向に等間隔で形成されている点、係止片46は、フィルタユニット92にスナップフィットすることで、フィルタユニット92の軸方向の位置決めを行う点等の基本的構成は、前述した第一実施形態と同様である。
ここで、第二実施形態のフィルタユニット92の支持プレート182には、係止凸部80の先端に、軸方向に沿ってサクションフィルタ51側(図6における下方)に向かって延出する鉤部102が一体成形されている。すなわち、係止凸部80の長さは、係止片46を貫通する長さに設定されており、鉤部102は、係止片46の外側に存在した状態になっている。
したがって、上述の第二実施形態によれば、鍔部102によって係止片46の径方向外側への変位を規制することができる。このため、係止片46が外側に広がってしまうのを防止でき、支持プレート182のアッパーカップ5からの脱落を確実に防止することができる。よって、組み付け性を向上させつつ信頼性の高い燃料供給装置111を提供することができる。
なお、本発明は上述の実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述の実施形態に種々の変更を加えたものを含む。
また、上述の実施形態では、ポンプ部Pは、インペラ37が回転すると、吸入口43から燃料を吸入して、羽根40によりポンプケーシング溝35,41内の燃料を昇圧しつつ、燃料案内孔36まで搬送可能な構成になっている場合について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、ポンプ部Pとして、例えば、遠心ポンプ、渦巻きポンプなどの名称で知られる周知の種々のポンプ構造を採用してもよい。
さらに、上述の第一実施形態では、アッパーカップ5の係止片46に係止孔62を形成すると共に、フィルタユニット92の支持プレート82に係止凸部80を形成し、両者46,82を係止した場合について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、係止孔62に代わって係止凸部80と係止可能な凹部を形成してもよい。また、アッパーカップ5の係止片46に係止凸部80を形成すると共に、フィルタユニット92の支持プレート82に係止凸部80に係止可能な係止孔62、または係止孔62に代わって凹部を形成してもよい。
そして、係止凸部80と係止孔46とで係止片46に支持プレート82とを固定させなくてもよく、係止片46からの支持プレート82の脱落を防止する機構が設けてあればよい。例えば、係止片46を弾性不能に形成し、係止片46と支持プレート82とをボールプランジャ機構などを用いて固定してもよい。
本発明の第一実施形態における燃料供給装置の斜視図である。 図1のA−A線に沿う断面図である。 図2のB−B線に沿う断面図である。 本発明の第一実施形態における燃料供給装置の平面図である。 本発明の第一実施形態における燃料供給装置の組み立て説明図である。 本発明の第二実施形態における燃料供給装置の一部断面図である。
符号の説明
1,111 燃料供給装置
2 燃料タンク
2a 上壁(壁面)
3 燃料ポンプ
4 フランジユニット
5 アッパーカップ
6 モータハウジング
46 係止片
62 係止孔(係止部)
80 係止凸部(凸部)
82,182 支持プレート(支持部)
82a 外周面
91 ホルダ部
95 カップ本体(ホルダ本体)
102 鉤部
M モータ部
P ポンプ部

Claims (5)

  1. 燃料タンク内に配置され前記燃料タンク内の燃料を汲み上げて内燃機関へと圧送する燃料ポンプと、
    前記燃料タンクの壁面に取り付けられ、前記燃料ポンプを内包するホルダ部と、
    前記ホルダ部に取り付けられ前記燃料ポンプを支持する支持部とを備えた燃料供給装置であって、
    前記ホルダ部は、
    前記燃料ポンプの外周面を取り囲むように形成されたホルダ本体と、
    前記ホルダ本体の一端から軸方向に沿って延出する係止片とを有し、
    前記係止片の内面側に前記支持部を配置し、
    前記支持部、および前記係止片に、この係止片からの前記支持部の脱落を防止する脱落防止部を設けたことを特徴とする燃料供給装置。
  2. 前記係止片は弾性変形可能に形成され、
    前記脱落防止部は、
    前記係止片、および前記支持部の何れか一方に形成された凸部と、他方に形成され前記凸部と係止可能な係止部とで構成されていることを特徴とする請求項1に記載の燃料供給装置。
  3. 前記支持部の外周面に前記凸部を形成する一方、前記係止片に前記係止部を形成したことを特徴とする請求項3に記載の燃料供給装置。
  4. 前記係止部は、前記凸部を挿通可能な孔であり、
    前記凸部の突出長さは、前記孔を貫通可能な長さに設定され、
    前記凸部の先端には、前記係止片の径方向外側への変位を規制する鉤部が形成されていることを特徴とする請求項3に記載の燃料供給装置。
  5. 前記支持部は、円板状に形成されていることを特徴とする請求項1〜請求項4の何れかに記載の燃料供給装置。

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