JP2010096119A - ターボチャージャ用軸受装置 - Google Patents

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Maki Abe
真樹 阿部
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Abstract

【課題】ピストンリングタイプのシールの潤滑を確実なものとするとともに、コンプレッサ側へのオイル洩れを抑制することができるターボチャージャ用軸受装置を提供する。
【解決手段】両端にそれぞれタービン側インペラ及びコンプレッサ側インペラを有する回転軸を回転自在に支持する一対の転がり軸受4,5と、これらの転がり軸受4,5を保持し、かつ、これらにエンジンオイルを導く第1オイル供給路P1を有するハウジング11と、このハウジング11のタービン側端部10g近傍と回転軸1と間の径方向隙間を封止するピストンリング型のシール12とを備えたターボチャージャ用軸受装置において、ハウジング11に、第1オイル供給路P1から分流してエンジンオイルをシール12に導く第2オイル供給路P2を形成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動車等の車両に搭載されるターボチャージャ(過給器)の回転軸を支持する軸受装置に関する。
ターボチャージャは、エンジンからの排気ガスによってタービンを回転させ、その回転によってコンプレッサを駆動し、エンジンへの吸気用の空気を圧縮する装置である。このようなターボチャージャの回転軸は、転がり軸受により回転自在に支持されているが、回転数が非常に大きい(例えば毎分20万回)ので、転がり軸受のオイル潤滑が必要である。そこで、転がり軸受を保持するハウジングにオイル供給路を設けてエンジンオイルを流し込み、これを、転がり軸受にかける軸受装置が提案されている(例えば、特許文献1,2参照)。
一方、排気ガスがハウジング内に侵入しないように、ハウジングのタービン側端部近傍と回転軸と間の径方向隙間を封止するピストンリング型のシールが設けられている。このシールの潤滑は、回転軸に付着したエンジンオイルが遠心力で飛散することにより行われている。
特開2002−54449号公報 特開2002−54451号公報
しかしながら、シールの潤滑を、飛散によるオイル供給に依存するのは、確実性がやや劣る。そのため、シールの焼き付きが発生する場合がある。一方、転がり軸受に対してはオイル供給が過多になる場合があり、その場合にはエンジンオイルがコンプレッサ側に洩れ、吸気に混じるという不具合が発生する。
かかる従来の問題点に鑑み、本発明は、ピストンリングタイプのシールの潤滑を確実なものとするとともに、コンプレッサ側へのオイル洩れを抑制することができるターボチャージャ用軸受装置を提供することを目的とする。
本発明のターボチャージャ用軸受装置は、両端にそれぞれタービン側インペラ及びコンプレッサ側インペラを有する回転軸を回転自在に支持する一対の転がり軸受と、前記転がり軸受を保持し、かつ、これらにエンジンオイルを導く第1オイル供給路を有するハウジングと、前記ハウジングのタービン側端部近傍と前記回転軸と間の径方向隙間を封止するピストンリング型のシールとを備え、前記ハウジングに、前記第1オイル供給路から分流してエンジンオイルを前記シールに導く第2オイル供給路が形成されたことを特徴とするものである。
上記のように構成されたターボチャージャ用軸受装置では、第2オイル供給路を設けたことにより、第1オイル供給路から分流したエンジンオイルが確実にシールへ導かれる。また、第2オイル供給路を設けたことにより、第1オイル供給路から転がり軸受に導かれるエンジンオイルの流量は減少する。
本発明のターボチャージャ用軸受装置によれば、第2オイル供給路を設けたことにより、ピストンリングタイプのシールの潤滑を確実なものとすることができるとともに、コンプレッサ側へのオイル洩れを抑制することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係るターボチャージャ用軸受装置の断面図である。図において、回転軸1の両端にはそれぞれ、タービン側インペラ2及びコンプレッサ側インペラ3が取り付けられている。タービン側インペラ2はエンジンからの排気ガスによって回転し、その回転によってコンプレッサ側インペラ3が、エンジンへの吸気用の空気を圧縮する。回転軸1は、一対の転がり軸受(アンギュラ玉軸受)4,5によって、略筒状の内ハウジング6に、回転自在に取り付けられている。転がり軸受4,5の外輪には、圧縮ばね7の弾発力による予圧が、それぞれスリーブ8,9を介して軸方向に付与されている。
上記内ハウジング6は、外ハウジング10によって保持され、これら両者によって、転がり軸受4,5を保持するハウジング11が構成されている。外ハウジング10には、潤滑油としてのエンジンオイルを導くオイル供給路(詳細後述)及び排出用の排出口1b、並びに、冷却水を通すジャケット10aが形成されている。
また、外ハウジング10のタービン側端部10g近傍と回転軸1と間の径方向隙間を封止するために、回転軸1の外周に形成された周溝1aに、ピストンリング型のシール12が装着されている。シール12は、例えばリングの一カ所が切れた形態のものであり、自由な状態での外径は、外ハウジング10のタービン側端部10gの内径より若干大きい。また、図1のごとく装着した状態におけるシール12の内径は、周溝1aの外径より若干大きい。
図2は、図1の一部を拡大した断面図である。また、図3は、図2のIII部をさらに拡大した断面図である。各図において、矢印はエンジンオイルの流れる方向を示している。
図2において、外ハウジング10には、エンジンオイルを転がり軸受4,5に導く第1オイル供給路P1が形成されている。この第1オイル供給路P1は、径方向に形成された導入孔10bと、この導入孔10bの下端と連通し、軸方向に延びる横孔10cと、この横孔10cと連通し、径方向に形成された縦孔10dとによって構成されている。
また、外ハウジング10には、第1オイル供給路P1から分流してエンジンオイルをシール12に導く第2オイル供給路P2が形成されている。この第2オイル供給路P2は、第1オイル供給路P1の横孔10cの軸方向左側(タービン側)終端と連通する細い横孔10eと、この横孔10eの終端と連通し、シール12の近傍に達する径方向の縦孔10fとによって構成されている。
上記のような第2オイル供給路P2を設けたことにより、確実にエンジンオイルがシール12へ導かれる。図3において、シール12は前述のような内外径寸法を有していることによって、外ハウジング10のタービン側端部10gの内周面に張り付き、また、周溝1aの底面・壁面との間にはエンジンオイルを引き込む隙間が確保されている。従って、エンジンオイルは矢印に示すように入り込み、静止側のシール12と高速回転する回転軸1との間で、オイル潤滑が実現される。これにより、ピストンリングタイプのシール12の潤滑を確実なものとすることができる。
また、上記のような第2オイル供給路P2を設けたことにより、第1オイル供給路P1から転がり軸受4,5に導かれるエンジンオイルの流量は減少する。従って、コンプレッサ側へのオイル洩れを抑制することができる。
本発明の一実施形態に係るターボチャージャ用軸受装置の断面図である。 図1の一部を拡大した断面図である。 図2のIII部をさらに拡大した断面図である。
符号の説明
1 回転軸
2 タービン側インペラ
3 コンプレッサ側インペラ
4,5 転がり軸受
6 内ハウジング
10 外ハウジング
11 ハウジング
12 シール
P1 第1オイル供給路
P2 第2オイル供給路

Claims (1)

  1. 両端にそれぞれタービン側インペラ及びコンプレッサ側インペラを有する回転軸を回転自在に支持する一対の転がり軸受と、
    前記転がり軸受を保持し、かつ、これらにエンジンオイルを導く第1オイル供給路を有するハウジングと、
    前記ハウジングのタービン側端部近傍と前記回転軸と間の径方向隙間を封止するピストンリング型のシールとを備え、
    前記ハウジングに、前記第1オイル供給路から分流してエンジンオイルを前記シールに導く第2オイル供給路が形成されたことを特徴とするターボチャージャ用軸受装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012057723A (ja) * 2010-09-09 2012-03-22 Jtekt Corp 転がり軸受および潤滑油供給装置付きターボチャージャ
WO2017014155A1 (ja) * 2015-07-22 2017-01-26 株式会社Ihi オイルシール構造、および、過給機

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US10400824B2 (en) 2015-07-22 2019-09-03 Ihi Corporation Oil seal structure and turbocharger

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