JP2010095092A - タイヤ - Google Patents
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Abstract
【課題】偏摩耗を抑制して寿命の延長を図りつつ、石咬みを抑制したタイヤを提供する。
【解決手段】トレッドの表面にタイヤの赤道を横切る方向に少なくとも一箇所の屈曲部を介して延びる幅方向溝を有するタイヤにおいて、該幅方向溝は、前記屈曲部の溝底に少なくとも一個の突部を設ける。また、本発明の空気入りタイヤにおいて、前記突部は、前記屈曲部の両溝壁の何れか一方と階段状に接すること、前記突部を、前記幅方向溝の屈曲部宛に複数設けること、及び前記突部は、前記幅方向溝の延びる方向に並び、且つ該突部が溝壁に交互に階段状に接することが好ましい。
【選択図】図1
【解決手段】トレッドの表面にタイヤの赤道を横切る方向に少なくとも一箇所の屈曲部を介して延びる幅方向溝を有するタイヤにおいて、該幅方向溝は、前記屈曲部の溝底に少なくとも一個の突部を設ける。また、本発明の空気入りタイヤにおいて、前記突部は、前記屈曲部の両溝壁の何れか一方と階段状に接すること、前記突部を、前記幅方向溝の屈曲部宛に複数設けること、及び前記突部は、前記幅方向溝の延びる方向に並び、且つ該突部が溝壁に交互に階段状に接することが好ましい。
【選択図】図1
Description
本発明はタイヤ、特には、石咬みの発生を抑制したタイヤに関する。
タイヤの溝に石を咬んだ状態で走行を続けると、入り込んだ石が溝底を突き抜けてベルトまで到達し、タイヤの早期故障につながる可能性がある。従って、市場では石咬みし難いタイヤが求められている。
この石咬みを予防する技術について、特許文献1には、タイヤのトレッド部のセンター側から左右ショルダー部にかけてラグ溝を形成し、このラグ溝の底に底面から***した突起を形成することによって石の咬み込みを防止する技術について開示している。ところで、近年、タイヤの偏摩耗を抑制し、特に、車両の前輪装着時に生じやすいタイヤ幅方向の滑りが引き起こす、タイヤ赤道からトレッド全幅の1/4の距離にある点とその近傍での摩耗を抑制するため、ブロックパターンにおけるブロック形状を、例えば、台形状や平行四辺形状とすることによって偏摩耗を抑制する試みがなされている(特許文献2参照)。かようなトレッドパターンにおいて、前記石咬みの問題が顕著であり、特許文献1の技術をもってしても石咬みを十分に抑制することができなかった。
そこで、本発明は、特に台形状や平行四辺形状のブロックパターンを有するタイヤにおいて、偏摩耗を抑制して寿命の延長を図りつつ、石咬みを抑制したタイヤを提供することを目的とする。
本発明者が上記のブロックパターンを有するタイヤにおける石咬みの問題について鋭意究明したところ、上記の台形状や平行四辺形状のブロック形状に整形するために、これを区画する幅方向溝に屈曲部の導入が必然となるところ、該屈曲部において石咬みが顕著であることが判明した。本発明者が、この屈曲部での石咬みを抑制するための技術について鋭意検討したところ、該屈曲部を有する部分の溝底を所定の形状とすることによって、上記ブロックパターンを有するタイヤの溝への石咬みを効果的に抑制できることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明の要旨構成は以下の通りである。
(1)トレッドの表面にタイヤの赤道を横切る方向に少なくとも一箇所の屈曲部を介して延びる幅方向溝を有するタイヤにおいて、該幅方向溝は、前記屈曲部の溝底に少なくとも一個の突部を有することを特徴とするタイヤ。
(1)トレッドの表面にタイヤの赤道を横切る方向に少なくとも一箇所の屈曲部を介して延びる幅方向溝を有するタイヤにおいて、該幅方向溝は、前記屈曲部の溝底に少なくとも一個の突部を有することを特徴とするタイヤ。
(2)前記突部は、前記屈曲部の両溝壁の何れか一方と階段状に接する前記(1)に記載のタイヤ。
(3)前記幅方向溝は、屈曲部をタイヤ赤道からトレッド全幅の1/4〜3/8の距離にある範囲に有する前記(1)又は(2)に記載のタイヤ。
(4)前記突部の高さhは、前記突部を設ける溝部分の最小溝幅部における溝幅をW、及び溝深さをDとしたとき、下記式を満たすことを特徴とする前記(1)〜(3)の何れか一項に記載のタイヤ。
記
h>D−1.2W×1/2・・・(I)
記
h>D−1.2W×1/2・・・(I)
(5)前記突部の周方向長さは、前記溝幅Wの35〜45%である前記(1)〜(4)の何れか一項に記載のタイヤ。
(6)前記突部の幅方向長さが、前記突部の高さhの1.2〜1.4倍である前記(1)〜(5)の何れか一項に記載のタイヤ。
(7)前記突部を、前記幅方向溝の屈曲部宛に複数設けてなる前記(1)〜(6)の何れか一項に記載のタイヤ。
(8)前記突部は、前記幅方向溝の延びる方向に並び、且つ該突部が溝壁に交互に階段状に接する前記(7)に記載のタイヤ。
(9)前記突部の間隔が、該突部の幅方向の長さの25〜35%である前記(7)又は(8)に記載のタイヤ。
本発明によれば、トレッド表面にタイヤ赤道を横切る方向に延びる幅方向溝を有するタイヤにおいて、該幅方向溝の屈曲部に突部を設けることによって、該幅方向溝への石咬みを抑制したタイヤを提供できる。
以下に、図面を参照しつつ本発明を詳細に説明する。図1は本発明のタイヤのトレッドの一例の部分展開図であり、図2は図1のIの部分の拡大図であり、図3は図2のA−A断面図である。
本発明のタイヤのトレッドの一例においては、図1に示すように、トレッド表面にタイヤ赤道を横切る方向に屈曲部4を介して延びる幅方向溝1を有し、該幅方向溝1及び周方向溝7によって区画される台形状ブロック2及び平行四辺形状ブロック3を有するトレッドパターンをそなえる。ここで、本発明のタイヤは、図2に示すように、該幅方向溝1は、屈曲部4を有し、該屈曲部4において、溝底に少なくとも一個の突部5を有することが肝要である。かようなトレッドパターンを有するタイヤは、上述したように、車両の前輪に装着した時に生じやすいタイヤ赤道からトレッド全幅の1/4の距離にある点付近での摩耗が減少し、駆動力が向上するものの、前記屈曲部4において石を咬みやすく、更に咬んだ石を排出し難くなる。そこで、本発明のタイヤは、かかる屈曲部に突部5を設けることによって、該幅方向溝への石咬みを効果的に抑制するとともに、仮に咬んでしまった石もかかる突部によって排出されやすくなるため、上述したような、咬み石に起因するタイヤの早期故障を予防することができ、耐久性が向上する。
ここで、屈曲部4とは、図2に示すように、前記幅方向溝1において、該幅方向溝1の屈曲点BPにおいてタイヤ周方向に伸ばした直線からトレッド全幅の1/16の距離にある幅方向溝1の領域を指す。また、該屈曲部では、図1及び2の屈曲部4に示すように、該幅方向溝の溝壁のうち少なくとも一方が屈曲点を有している。
また、前記突部5の形状や溝底における配置は特に限定されないが、例えば直方体等のブロック形状が挙げられる。更に、前記突部5は、図3に示すように、前記屈曲部の両溝壁の何れか一方と階段状に接することが好ましい。なぜなら、溝底クラックや、突部自体の破損を予防できるからである。同様の理由から、前記突部5は、図3に示すように、溝壁に滑らかにつながることが更に好ましい。
また、前記突部5の形状や溝底における配置は特に限定されないが、例えば直方体等のブロック形状が挙げられる。更に、前記突部5は、図3に示すように、前記屈曲部の両溝壁の何れか一方と階段状に接することが好ましい。なぜなら、溝底クラックや、突部自体の破損を予防できるからである。同様の理由から、前記突部5は、図3に示すように、溝壁に滑らかにつながることが更に好ましい。
更に、本発明においては、図1に示すように、幅方向溝1はトレッド周方向に延びる細溝7に連通しているが、特に限定されず、任意にかような細溝を設けてもよい。ここで、突部5の形状を維持するため、該細溝7は図3に示すD1よりも深さが浅いことが好ましい。また、幅方向溝1や細溝7の形状も特に限定されない。
ところで、タイヤ赤道からトレッド全幅の1/4〜3/8の距離にある範囲は、タイヤ最もトラクションがかかりやすい部位であるため、溝に石咬みが発生しやすい。従って、かかる範囲に屈曲部を更に有する場合、前記幅方向溝は特に石咬みが発生しやすくなる。そのため、本発明のタイヤを、図2に示すように、屈曲部4をタイヤ赤道CLからトレッド全幅の1/4〜3/8の距離にある範囲に有すると、石咬みを効果的に抑制できるため好ましい。
溝への石咬みのし易さは、溝の断面形状と石の大きさとでほぼ決定される。すなわち、原理的には、咬み石は、溝の最小溝幅部より下に入り込まなければ、タイヤ転動により抜けていく。ここで、咬み石の高さは、咬み石の幅の1.2倍程度であることが、本発明での検討から分かっている。従って、前記幅方向溝は、図2のA−A断面図(トレッド周方向断面図)である図3に示すように、前記突部を設ける溝部分の最小溝幅部6における溝幅をW、及び溝深さをDとしたとき、前記突部5の高さhが上記式(I)を満たすように前記突部を設けることが好ましい。なぜなら、該幅方向溝にかような突部を設けることによって、上記の理由から、該幅方向溝1に咬みこむ可能性のある、幅がW程度で高さが約H(約1.2W)である石を、該幅方向溝1が咬みこまないようにできるからである。更に、上述したように、前記突部5は、石が溝に入り込んでも、かかる石を底部から圧迫することによって溝から押し出す作用も有している。
ここで、前記「最小溝幅部」とは、図3の6の部分に示すように、幅方向溝の溝壁の傾斜が変化する部分を意図しており、必ずしも溝幅が最も狭い部分という意味ではない。タイヤのトレッドの表面の溝において、かように溝壁の傾斜が変化する溝形状は一般的である。
ここで、前記「最小溝幅部」とは、図3の6の部分に示すように、幅方向溝の溝壁の傾斜が変化する部分を意図しており、必ずしも溝幅が最も狭い部分という意味ではない。タイヤのトレッドの表面の溝において、かように溝壁の傾斜が変化する溝形状は一般的である。
また、本発明のタイヤにおいて、図2に示すように、前記突部5の周方向長さW1は、前記幅方向溝の溝幅W2の35〜45%であることが好ましい。ここで、前記突部5の周方向長さW1は、前記幅方向溝1の溝幅W2の35%未満になると溝底をカバーする領域が小さくなるため石咬みの抑制が不十分になり、45%超えであると突部5の体積が増大するためタイヤの発熱性が上昇する原因となる。
なお、突部5の周方向長さW1及び溝幅W2とは、図2に示すように、前記突部5の幅方向中央での突部5の周方向長さ及び幅方向溝1の幅である。
なお、突部5の周方向長さW1及び溝幅W2とは、図2に示すように、前記突部5の幅方向中央での突部5の周方向長さ及び幅方向溝1の幅である。
更に、本発明のタイヤにおいて、図2及び3に示すように、前記突部5の幅方向長さW4は、該突部5の高さhの1.2〜1.4倍であることが好適である。ここで、前記突部の幅方向長さW4が、前記突部の高さhの1.2倍未満であると突部の剛性が保てず突部5が根本から折れる可能性があり、1.4倍超えであるとタイヤの発熱性が悪化する原因となる。
また、本発明のタイヤにおいて、前記突部5は、咬み石を効率よく排除するため、前記屈曲部あたり複数個設けることが好ましく、3個以上設けることが更に好ましい。同様の理由から、前記突部5は、図1及び図2に示すように、前記幅方向溝の延びる方向に対して、溝壁に交互に接するように設けることが好ましい。ここで、全ての突部が一方の溝壁にのみ接していると、もう一方の溝壁側の石咬みの抑制が十分でなくなる恐れがある。
また、本発明のタイヤにおいて、前記突部5は、図2に示すように、トレッド幅方向に隣り合う突部との間隔W3が、該突部5の幅方向長さW4の25〜35%であることが好適である。ここで、トレッド幅方向に隣り合う突部との間隔W3が、該突部のトレッド幅方向の長さW4の25%未満であると溝底クラックが発生しやすくなり、35%超えであるとあらわになる溝底の面積が大きくなって石噛みの抑制が十分でなくなる。
なお、本発明のタイヤは、トレッド表面に幅方向溝を有し、該幅方向溝がトレッド幅方向に屈曲する屈曲部において、溝底に少なくとも一個の突部を有すること以外特に限定されず、公知のタイヤ構造により公知の方法で製造できる。また、本発明のタイヤは、空気入りタイヤであってもソリッドタイヤであっても良く、空気入りタイヤである場合、該タイヤ中に充填する気体としては、通常の或いは酸素分圧を調整した空気の他、窒素、アルゴン、ヘリウム等の不活性ガスを用いることができる。
また、本発明のタイヤは、使用条件等から石咬みを生じやすく、更にかかる石咬みがタイヤの耐久性を大きく悪化させる重荷重用空気入りタイヤ、特には建設作業用空気入りタイヤとして好適である。
以下、実施例により本発明を更に具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例によって何ら限定されるものではなく、その要旨を変更しない範囲において適宜変更可能である。
(実施例1〜3)
比較例1〜3は図5、実施例1〜3は図1に示すトレッドパターンを用い、タイヤサイズ:46/90R57、タイヤ外径:3578(mm)、ベルト状トレッドゲージ:112(mm)の空気入りタイヤを製造した。ここで、実施例1の空気入りタイヤのトレッドパターンにおいては、図2に示すように、突部5を溝壁と階段状に滑らかに接する様に設けた。該突部5のトレッド周方向断面は図3に示す形状であって、W1:15.6(mm)、W2:70(mm)、W3:4(mm)、W4:14(mm)、h:10(mm)、D:51.6(mm)、D1:45.4(mm)とし、該突部3個を両溝壁間で交互に接するように設けた。これらのタイヤを適正リムに組み付けたのち、内圧:700kPaを封入した。その後、該タイヤを240tonのダンプカーに装着し、63tonの荷重をかけて、北米、アジア及び豪州の各地で走行させた。走行後のタイヤについて、石咬み率及び摩耗率を下記方法によって評価した。結果は表1に示す。
なお、石咬み率は(石咬みしている溝数/調査した溝数×100)から算出した値であり、該値が低いほど石咬みが少ないことを示す。なお、表1の石咬み率及び摩耗率の値は、各サンプルの評価値の平均を示す。
比較例1〜3は図5、実施例1〜3は図1に示すトレッドパターンを用い、タイヤサイズ:46/90R57、タイヤ外径:3578(mm)、ベルト状トレッドゲージ:112(mm)の空気入りタイヤを製造した。ここで、実施例1の空気入りタイヤのトレッドパターンにおいては、図2に示すように、突部5を溝壁と階段状に滑らかに接する様に設けた。該突部5のトレッド周方向断面は図3に示す形状であって、W1:15.6(mm)、W2:70(mm)、W3:4(mm)、W4:14(mm)、h:10(mm)、D:51.6(mm)、D1:45.4(mm)とし、該突部3個を両溝壁間で交互に接するように設けた。これらのタイヤを適正リムに組み付けたのち、内圧:700kPaを封入した。その後、該タイヤを240tonのダンプカーに装着し、63tonの荷重をかけて、北米、アジア及び豪州の各地で走行させた。走行後のタイヤについて、石咬み率及び摩耗率を下記方法によって評価した。結果は表1に示す。
なお、石咬み率は(石咬みしている溝数/調査した溝数×100)から算出した値であり、該値が低いほど石咬みが少ないことを示す。なお、表1の石咬み率及び摩耗率の値は、各サンプルの評価値の平均を示す。
(摩耗率の評価方法)
摩耗率は、実際に走行中のタイヤにおいて、トレッドウェアインジケーター部における実測の溝深さ(RTD:Remained Tread Depth)を測定し、もともとの溝深さ(OTD:Original Tread Depth)に対し、(1−RTD/OTD)×100(%)を計算することによって評価した。
摩耗率は、実際に走行中のタイヤにおいて、トレッドウェアインジケーター部における実測の溝深さ(RTD:Remained Tread Depth)を測定し、もともとの溝深さ(OTD:Original Tread Depth)に対し、(1−RTD/OTD)×100(%)を計算することによって評価した。
表1から、実施例1〜3の空気入りタイヤは、それぞれ比較例1〜3の空気入りタイヤよりも石咬みが少なくなっていることが分かる。
(実施例4〜6)
更に、タイヤサイズ:46/90R57、タイヤ外径:3578(mm)、ベルト状トレッドゲージ:112(mm)であって、図5〜8及び図1に示すトレッドパターンを用いた空気入りタイヤを作製した。これらのタイヤを適正リムに組み付けたのち、内圧:700kPaを封入した。その後、該タイヤを240tonのダンプカーに装着し、63tonの荷重をかけて、北米において走行させた。走行後の各タイヤについて、石咬み率及び摩耗率を上記方法によって評価した。結果を表2に示す。なお、表2の各値は、4サンプルずつを評価した値の平均である。また、図6〜8の突部5の周方向断面は、図4に示すような溝壁と接していない形状であるが、かかる形状が異なること以外、寸法は図3と同様である。
更に、タイヤサイズ:46/90R57、タイヤ外径:3578(mm)、ベルト状トレッドゲージ:112(mm)であって、図5〜8及び図1に示すトレッドパターンを用いた空気入りタイヤを作製した。これらのタイヤを適正リムに組み付けたのち、内圧:700kPaを封入した。その後、該タイヤを240tonのダンプカーに装着し、63tonの荷重をかけて、北米において走行させた。走行後の各タイヤについて、石咬み率及び摩耗率を上記方法によって評価した。結果を表2に示す。なお、表2の各値は、4サンプルずつを評価した値の平均である。また、図6〜8の突部5の周方向断面は、図4に示すような溝壁と接していない形状であるが、かかる形状が異なること以外、寸法は図3と同様である。
表2から、屈曲部に1つの突部を設けた実施例5の空気入りタイヤよりも、屈曲部に3つの突部を設けた実施例6の空気入りタイヤの方が石咬みの発生が少ないことが分かる。従って、本発明のタイヤは、前記突部を前記幅方向溝の屈曲部宛に複数設けてなることが好ましい。また、実施例5の空気入りタイヤよりも、3つの突部が溝壁の何れか一方と、交互に階段状に接している実施例6の方が石咬みの発生が少ないことが分かる。従って、本発明のタイヤは、前記突部が、前記屈曲部の両溝壁の何れか一方と階段状に接すること、及び、前記突部が、前記幅方向溝の延びる方向に並び、且つ該突部が溝壁に交互に階段状に接することが好ましい。
1 幅方向溝
2 台形状ブロック
3 平行四辺形状ブロック
4 屈曲部
5 突部
6 最小溝幅部
7 細溝
1/8 タイヤ赤道からトレッド全幅の1/8の距離にある点
1/4 タイヤ赤道からトレッド全幅の1/4の距離にある点
3/8 タイヤ赤道からトレッド全幅の3/8の距離にある点
BP 屈曲点
CL タイヤ赤道
TE トレッド端
D 幅方向溝の溝幅が最もせばまる部分の深さ
h 突部の高さ
S 咬み石
W 溝壁の傾斜が変化する部分の溝幅
W1 突部の周方向長さ
W2 溝幅
W3 突部の間隔
W4 突部の周方向長さ
2 台形状ブロック
3 平行四辺形状ブロック
4 屈曲部
5 突部
6 最小溝幅部
7 細溝
1/8 タイヤ赤道からトレッド全幅の1/8の距離にある点
1/4 タイヤ赤道からトレッド全幅の1/4の距離にある点
3/8 タイヤ赤道からトレッド全幅の3/8の距離にある点
BP 屈曲点
CL タイヤ赤道
TE トレッド端
D 幅方向溝の溝幅が最もせばまる部分の深さ
h 突部の高さ
S 咬み石
W 溝壁の傾斜が変化する部分の溝幅
W1 突部の周方向長さ
W2 溝幅
W3 突部の間隔
W4 突部の周方向長さ
Claims (9)
- トレッドの表面にタイヤの赤道を横切る方向に少なくとも一箇所の屈曲部を介して延びる幅方向溝を有するタイヤにおいて、
該幅方向溝は、前記屈曲部の溝底に少なくとも一個の突部を有することを特徴とするタイヤ。 - 前記突部は、前記屈曲部の両溝壁の何れか一方と階段状に接する請求項1に記載のタイヤ。
- 前記幅方向溝は、屈曲部をタイヤ赤道からトレッド全幅の1/4〜3/8の距離にある範囲に有する前記請求項1又は2に記載のタイヤ。
- 前記突部の高さhは、前記突部を設ける溝部分の最小溝幅部における溝幅をW、及び溝深さをDとしたとき、下記式を満たすことを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載のタイヤ。
記
h>D−1.2W×1/2・・・(I) - 前記突部の周方向長さは、前記溝幅Wの35〜45%である請求項1〜4の何れか一項に記載のタイヤ。
- 前記突部の幅方向長さは、前記突部の高さhの1.2〜1.4倍である請求項1〜5の何れか一項に記載のタイヤ。
- 前記突部を、前記幅方向溝の屈曲部宛に複数設けてなる請求項1〜6の何れか一項に記載のタイヤ。
- 前記突部は、前記幅方向溝の延びる方向に並び、且つ該突部が溝壁に交互に階段状に接する請求項7に記載のタイヤ。
- 前記突部は、該突部の間隔は、該突部の幅方向の長さの25〜35%である請求項7又は8に記載のタイヤ。
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