JP2010063242A - 電動パワーステアリング用制御装置 - Google Patents

電動パワーステアリング用制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】小型で放熱性の高い電動パワーステアリング用制御装置および電動パワーステアリング装置を提供すること。
【解決手段】電動機を一体に保持する電動パワーステアリング用制御装置は、電動機を駆動するスイッチング素子を実装するパワー基板と、パワー基板のスイッチング素子を実装する面とは反対の面側に設けられた放熱部材と、放熱部材からパワー基板側に電動機を保持するために延びる保持部とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、電動パワーステアリング用制御装置および電動パワーステアリング装置に関する。
車両用の電動パワーステアリング用制御装置とモータは、車種に応じた車両搭載位置に柔軟に対応するため、小型化することが求められる。この要求に対応するためにモータと電動パワーステアリング用制御装置を一体化した電動パワーステアリング装置が提案されている(特許文献1)。
特開2007−30652号公報
しかしながら、特許文献1に記載の電動パワーステアリング制御装置は、単にモータと電動パワーステアリング用制御装置を一体化しただけのもので、電動パワーステアリング用制御装置自体が十分に小型化されていない。従って、車種に応じた車両搭載位置に柔軟に対応するために小型化するということに、必ずしも十分に答えていない。
請求項1の発明は、電動機を一体に保持する電動パワーステアリング用制御装置に適用され、電動機を駆動するスイッチング素子を実装するパワー基板と、パワー基板のスイッチング素子を実装する面とは反対の面側に設けられた放熱部材と、放熱部材からパワー基板側に電動機を保持するために延びる保持部とを備えることを特徴とするものである。
請求項14の発明は、電動パワーステアリング装置に適用され、請求項1に記載の電動パワーステアリング用制御装置と、電動パワーステアリング用制御装置に一体に保持される電動機とを備えることを特徴とするものである。
本発明によれば、小型で放熱性の高い電動パワーステアリング用制御装置および電動パワーステアリング装置を得る事ができる。
以下、図1〜図15を用いて、本発明の実施形態による電動パワーステアリング用制御装置および電動パワーステアリング装置を説明する。図1〜10、14、15は、モータの駆動を制御する電動パワーステアリング用制御装置の構造および動作を説明する図であり、図11は、電動パワーステアリング用制御装置の組立について説明する図であり、図12は、電動パワーステアリング用制御装置をモータに搭載する状態を示す図であり、図13は電動パワーステアリングの装置を説明する図である。
<ECU全体説明(分解斜視図)>
最初に、図1を用いて、本実施形態による電動パワーステアリング用制御装置の構造について説明する。図1は本発明の一実施形態による電動パワーステアリング用制御装置の構造を示す分解斜視図である。
図1に示すように、電動パワーステアリング用制御装置(以下、モータ制御装置とも言う)200は、DC導体モジュール230、AC導体モジュール231、パワーモジュール210、制御モジュール220、カバー250、金属製筐体240、とを備えている。
DC導体モジュール230は、電力線となるバスバ(板状導体)230B(図4、図6の230BPP、230BNN)、バッテリBA(図4)から電力が供給される電源コネクタ230PC、信号線となるリードフレーム230LF(図5)が樹脂によりモールド成形されており、バスバ230Bおよび電源コネクタ230PCは一体成形されている。また、DC導体モジュール230には、ノーマルフィルタNFや電解コンデンサC1などのフィルタ素子や、回路保護用のリレーRY1や、モータ100の駆動電力を授受する電解コンデンサC2、C3が取り付けられている(図5、図6)。これらの素子とバスバ230Bは、TIG溶接(アーク溶接)により固定される。DC導体モジュール230の詳細については、後述する。
AC導体モジュール231は、電力線となるバスバ231Bが、モータ100へ電力を供給するモータ端子台231SCと一体成形されている。
パワーモジュール210は、金属ベース上に絶縁層を介して配線パターンが形成され、その上に、MOSFETなどの半導体スイッチング素子SSWや抵抗体からなるインバータが取り付けられている。パワーモジュール210には、複数の信号用リードフレームSLFおよびパワーリードフレーム230BDC(図4の230BP、230BN)、230BAC(図4の230BU、230BV、230BW)を取り付ける信号用端子、直流入力用端子、交流出力用端子が設けられ、各リードフレームの一端が半田付けにより固定されている。
信号用リードフレームSLFは、パワーモジュール210と制御モジュール220を電気的に接続するために用いられる。パワーリードフレーム230BDC、230BACは、それぞれ、パワーモジュール210とDC導体モジュール230のバスバ230Bおよびパワーモジュール210とAC導体モジュール231のバスバ231Bを電気的に接続するために用いられる。
制御モジュール220は、プリント基板上にCPUや、ドライバ回路や昇圧回路などの複数の機能を集積したカスタムIC(ASIC)などが取り付けられている。図1の状態では、基板の下側の面に、CPUやカスタムIC(ASIC)などが取り付けられている。また、制御モジュール220には、信号コネクタ220Cが取り付けられている。信号コネクタ220Cには、外部のエンジンコントロールユニットECU等とCAN等により接続するためのケーブルのコネクタが挿入される。
金属製筐体240は、パワーモジュールを接続するための放熱面240Pと、放熱面240Pより一段低く厚さの薄くなっているモジュール実装面240Mと、支柱240Tにより構成されている。パワーモジュール210で発生した熱は、パワーモジュール210の下面に接する放熱面240Pを介して金属製筐体240に蓄えられ、放熱される。金属製筐体240はヒートシンクの働きをする。
モジュール実装面240Mには、電解コンデンサC2、C3やリレーRY1など、大型の素子を有するDC導体モジュール230が収納され保護されており、さらにモータ制御装置200の高さ方向の長さを低くしている。支柱240Tは、モータ制御装置200とモータ100(図2)をネジ等によって機械的、電気的に接続(保持)する固定部(保持部)であり、且つ、金属製筐体240の熱を、モータ100を介して搭載車両に放熱する熱伝達経路である。
カバー250および金属製筐体240は、アルミ製である。なお、カバー250はノイズ低減の観点でアルミなどの金属製が好ましいが、樹脂製であってもよい。
組立時には、金属製筐体240にパワーモジュール210がネジ止めされる。次に、DC導体モジュール230がパワーモジュール210の横(側部)であり、モジュール実装面240M上に配置され、金属製筐体240にネジ止めされる。さらに、DC導体モジュール230とは反対側において、AC導体モジュール231が金属製筐体240にネジ止めされる。また、パワーリードフレーム230BDC、230BACの他端がDC導体モジュール230およびAC導体モジュール231の各バスバにTIG溶接される。
次に、パワーモジュール210、DC導体モジュール230、およびAC導体モジュール231の上部に、制御モジュール220が配置され、同じく金属製筐体240にネジ止めされる。そして、信号用リードフレームSLFの他端が制御モジュール220の端子と半田付けされる。最後に、カバー250を金属製筐体240にかしめることにより、モータ制御装置200が製造される。
図2は、図1に示したモータ制御装置200を上下逆向きにして、モータ100との接続を示した斜視図である。金属製筐体240の図1に示すパワーモジュール210が実装されている面とは逆の面に、放熱フィン(以下、単にフィンと言う)240Fが形成されている。フィン240Fは、金属製筐体240の放熱性を上げると共に、モータ制御装置200を軽量化することができる。
図3は、図2に示したモータ制御装置200とモータとの位置関係を横から見た図である。電源コネクタ230PCおよび信号コネクタ220Cは、図示するようにモータ100の後部に突き出す位置から取り出しており、ケーブル等の配線スペースとしてモータ100の後部の空間を有効に利用することができる。すなわち、電源コネクタ230PCおよび信号コネクタ220Cは、モータ100の軸方向の端部より外側に設けられている。また、制御装置200をモータ100により近接させることで配線だけでなくコネクタ部も含めて空間を有効に利用することができる。
このように、電源コネクタ230PCおよび信号コネクタ220Cを図示する構成とすることで、モータ後部の余分なスペースを利用でき、電動パワーステアリング装置および車の電動パワーステアリング装置を設置する空間を小型化できる。また、モータ制御装置200全体としてコネクタによるでっぱりがなく、外観がすっきりする上に小型化が確保できる。さらに、電源コネクタ230PCおよび信号コネクタ220Cはモータ100の軸方向の端部より外側に設けられているので、バッテリBAからのケーブルのコネクタやモータ制御装置200外部からの制御信号用ケーブルのコネクタなどを挿入するとき、モータ100が邪魔になることがなく作業性が確保できる。
<ECU全体説明(回路構成図)>
図4は本発明の一実施形態による電動パワーステアリング用制御装置の回路構成を示す回路図である。なお、図1と同一符号は、同一部分を示している。
モータ制御装置200は、パワーモジュール210と、制御モジュール220と、DC導体モジュール230と、AC導体モジュール231とを備えている。
DC導体モジュール230は、電力線となるバスバ230Bが樹脂モールドにより一体成形されている。図中、太い実線部分はバスバを示している。DC導体モジュール230においては、ノーマルフィルタ(コイル)NF、電解コンデンサC1、C2、C3、リレーRY1が、電源であるバッテリBAと接続されるとともに、パワーモジュール210のMOSFETなどの半導体スイッチング素子SSWのドレイン端子またはソース端子を接続するバスバすなわち板状の導体に、パワーリードフレーム230BP、230BNを介して図示のように接続されている。
リレーRY1は電源電流の過電流保護用であり、過電流の状態で回路を遮断する。リレーRY1は、電解コンデンサへの突入電流を防止するため、電解コンデンサC1、C2、C3よりもバッテリBA側に実装されている。即ち、電解コンデンサC1、C2、C3はDC導体モジュールに実装され、パワーモジュールからの熱を受けにくくなり、長寿命化がなされる。
電解コンデンサC2、C3はバッテリBAから供給される電流を蓄電すると共に、半導体スイッチング素子SSWの動作に応じてモータ100に電力を供給する平滑用コンデンサである。ノーマルフィルタNFとコンデンサC1はフィルタを構成し、ノイズの放出や進入、特に半導体スイッチング素子SSWの動作による電源ラインの電圧脈動の影響を抑え、ラジオノイズの影響を低減する働きをする。ラジオノイズ低減構成に関しては図10に後述する。さらにセラミックコンデンサCC1、CC2、CC3は半導体スイッチング素子SSWのスパイクノイズを抑え、半導体スイッチング素子SSWのサージ電圧を吸収する働きをする。スパイクノイズ低減構成に関しては図9に後述する。
また、図4中、二重丸で示す部分は、溶接接続部を示している。たとえば、ノーマルフィルタNFの2個の端子は、バスバの端子に溶接により接続されている。また、電解コンデンサC1、C2、C3のそれぞれ2個の端子、リレーRY1の2個の端子、パワーリードフレーム230BP、230BNのDC導体モジュール230側の端子も、それぞれ、バスバ端子に溶接により接続されている。
また、図4中バツ印を丸で囲った部分は、ネジ止め箇所を示している。たとえば、バッテリBAのマイナス側配線と接続されるバスバ230Bは、モータ制御装置200の金属製筐体240とネジ止めによって電気的に接続されている。
AC導体モジュール231は、モータ100にモータ電流を供給する電力線となるバスバ231Bが樹脂モールドにより一体成形されている。AC導体モジュール231は、パワーリードフレーム231BU、231BV、231BWを介してパワーモジュール210と図示のように接続されている。また、DC導体モジュール230と同様に、パワーリードフレーム231BU、231BV、231BWのAC導体モジュール231側の端子も、それぞれバスバ端子に溶接により接続されている。また、図中バツ印を丸で囲った部分はネジ止め箇所を示しており、バスバ231Bはモータの三相電力線とネジによって接続されている。さらに、金属製のモータ筐体110とモータ制御装置200の金属製筐体240もネジによって接続されている。
制御モジュール220は、CPU222およびドライバ回路224を備えている。CPU222は、トルクセンサTSによって検出されたトルクや、レゾルバ156によって検出されたモータ100の回転位置に基づいて、パワーモジュール210の半導体スイッチング素子SSWを制御する。すなわち導通や遮断を行う制御信号を、ドライバ回路224に出力する。ドライバ回路224は、CPU222から供給される制御信号に基づいて、パワーモジュール210の半導体スイッチング素子SSWを制御する。
パワーモジュール210からモータ100に供給されるモータ電流は、モータ電流の検出素子である抵抗(シャント抵抗)DR1、DR2、DR3によって検出され、増幅器AP1、AP2、AP3によってそれぞれ増幅された上、CPU222に入力する。CPU222は、モータ電流が目標値となるようにフィードバック制御する。また、モータ100に供給される全相電流は、検出素子である抵抗(シャント抵抗)DR4によって検出され、増幅器AP4によって増幅された上、CPU222に入力する。
CPU222は外部のエンジンコントロールユニットECU等とCAN等により接続されており、情報の授受を行える構成となっている。また、ドライバ回路224を含むカスタムIC(ASIC)224Aは、昇圧回路、マイコン電源回路、電流センス用アンプ、CAN通信回路等を1つのICに集積する事で、制御モジュール220の小型化がなされている。
ここで、図4中、△印は、リードフレームを用いて半田付けにより接続された部分を示している。リードフレームを用いる際、本発明の構成では半田付け部に発生する応力を緩和する構造としている。リードフレームの形状等については、図9を用いて後述する。なお、制御モジュール220と、パワーモジュール210若しくは導体モジュール230との電気的接続部には、リードフレームを用いた半田付け接続が用いられている。
パワーモジュール210は、MOSFETなどの6個の半導体スイッチング素子SSWを備えている。半導体スイッチング素子SSWは、3相(U相、V相、W相)の各相毎に、上アームと下アームにそれぞれ直列接続されている。ここで、パワーリードフレーム230BP、230BN、231BU、231BV、231BWとパワーモジュール210は半田付けにより電気的に接続されている。すなわち、DC導体モジュール230からパワーモジュール210とAC導体モジュール231を介して、モータ100にモータ電流が供給されるが、この電流は、たとえば、100Aの大電流である。
そこで、大電流を流す事ができ、しかも、応力を緩和できる構造として、パワーリードフレームにたとえば銅の焼きなまし材を用い接続している。この詳細については、図8を用いて後述する。また、パワーモジュール210はリレーRY2、RY3を備えている。リレーRY2、RY3は、たとえば100Aの大電流が流れるため、発熱量が大きい。パワーモジュール210は放熱性に優れた基板を使用しており、リレーRY2、RY3の高放熱化がなされ、小型のリレーを実装することができる。
ここで、パワーモジュール210の基板は放熱性に優れており、たとえばDC導体モジュール230に実装されたリレーRY1をパワーモジュール210に実装するなどが考えられる。しかしながら、リレーRY1をパワーモジュール210に実装した場合には、電解コンデンサC1、C2、C3およびノーマルフィルタNFもパワーモジュール210に実装することとなる。その結果、パワーモジュール210は、実装部品のリフロー半田付けの際に高温環境下にさらされる。
電解コンデンサC1、C2、C3は、高温環境下にさらされると、寿命が著しく低下する事が知られている。そのため、本実施形態のリレーRY1は、DC導体モジュール230に実装し、電解コンデンサC1、C2、C3およびリレーRY1もDC導体モジュール230に実装する事で、リフロー半田付けによる寿命劣化を防ぐことができる。
<DC導体モジュールの構造説明>
次に、図5〜図6を用いて、本実施形態による電動パワーステアリング用制御装置のDC導体モジュール230の構造について説明する。図5は、本発明の一実施形態による電動パワーステアリング用制御装置のDC導体モジュール230の構造を示す斜視図であり、図6は、DC導体モジュール230のバスバ230B(230BPP、230BNN)と実装部品を上から見た図である。なお、図1および図4と同一符号は、同一部分を示している。なお、図1におけるDC導体モジュール230の図と図4、図5のDC導体モジュール230の図が若干異なるが、図4、図5の図がより正確な図である。図1は、モータ制御装置200におけるDC導体モジュール230の位置関係を理解するのに好適な図である。
図5に示すように、DC導体モジュール230は、モールド成形されており、予め、ノーマルフィルタNF、電解コンデンサC1、C2、C3、リレーRY1などの電気部品の端子を挿入するための孔が形成されている。それらの位置に電気部品を配置し、図示の上面側において、電気部品の端子とバスバ230Bの端子を溶接接続する。
また、信号用リードフレーム230LFは、DC導体モジュール230の図示の上面に積層される。バスバ230BやリレーRY1と信号用リードフレーム230LFの間には樹脂があり、電気的絶縁をとっている。電源コネクタ230PCは車載電源であるバッテリBAから電流の供給を受ける。
図4に示すように、電解コンデンサC2、C3は、バッテリBAから供給される電流を蓄電すると共に、図1に示す半導体スイッチング素子SSWの動作に応じてモータに電力を供給する。電解コンデンサC2、C3は、図5、図6に示すように、円筒状の本体を寝かせるように配置し、DC導体モジュール230をモジュール実装面240Mに搭載したとき、円筒の片側に設けられている正極(+)負極(−)の端子が放熱面240Pに搭載されたパワーモジュール210側にくるように配置される。
これにより、電解コンデンサC2、C3とパワーモジュール210間の配線が短くなり、インダクタンスが低減でき、その結果発熱の低減になる。また、モータ制御装置200の上下方向の高さを押さえられ小型化を実現している。
なお、本実施の形態では、電解コンデンサC2、C3の正極が接続されるP側バスバ230BPPの一部と、負極が接続されるN側バスバ230BNNの一部とが積層状態(重なり合う状態)で配置されている。図14および図15はその様子を示す図である。P側バスバ230BPPの一部は符号230BPP1で示され、N側バスバ230BNNの一部は符号230BNN1で示されている。このように、正極側のバスバと負極側のバスバとを積層状態で配置することにより、バスバによるインダクタンスが正極と負極の逆向きの電流により相殺され、バスバ全体のインダクタンスの低減がなされる。その結果、電解コンデンサC2、C3のリップル電流が低減され、発熱が低減される。
本実施の形態では、さらに、電解コンデンサC2、C3の端子とバスバの接続部とも積層するようにしながら電解コンデンサC2、C3とバスバとの接続が達成されている。図14、図15を参照しながら、電解コンデンサC3の場合について説明する。電解コンデンサC3の負極側の端子C3NTは、図のようにL字上に折り曲げられている。一方、接続部230BNN2は、バスバ230BNNの一部230BNN1から上方に突出するように延びている。これは、バスバ230BNNや、バスバ230BNNの一部230BNN1や、電解コンデンサC3などは樹脂モールドされるため、電解コンデンサC3とバスバとを樹脂モールドされていないところで溶接により接続するためである。
接続部230BNN2と端子C3NTの上端部で溶接接続することにより、接続部230BNN2とこの接続部230BNN2と対向する端子C3NTには逆向きの電流が流れ、接続部230BNN2と端子C3NTにおけるインダクタンスが相殺される。その結果、電解コンデンサC3の端子からバスバに接続される経路におけるインダクタンスが低減され、発熱が低減される。
なお、接続部230BNN2と端子C3NTとをなるべく下の方で溶接接続すれば、その分インダクタンスは低減される。しかし、そのような接続は、接続部230BNN2と端子C3NTとを上端部で溶接接続することに比べて、非常に複雑、煩雑な工程となる。従って、製造工程を簡素化する観点から好ましくない。一方、本実施の形態のように、接続部230BNN2と端子C3NTの上端部で溶接接続するような簡単な工程であっても、上述したようにお互いに積層するように構成することにより、インダクタンスの低減がなされ、製造工程を簡素化しながら同時に発熱の低減も達成できる。また、接続部230BNN2と端子C3NTの上端部以外のところが樹脂モールドに埋もれるようであってもよいことになる。
なお、図14を参照して説明すると、P側バスバ230BPPと図4に示すパワーリードフレーム230BPとの接続は、P側接続部(直流出力端子)230BPTでなされ、N側バスバ230BNNと図4に示すパワーリードフレーム230BNとの接続は、N側接続部(直流出力端子)230BNTでなされる。
さらに、本実施の形態では、各電解コンデンサの正極端子からP側接続部230BPTまでの距離および各電解コンデンサの負極端子からN側接続部230BNTまでの距離は電解コンデンサC2、C3で等しくなるように配置されている。すなわち、各電解コンデンサの正負極端子間インダクタンスは、ばらつきが小さくなり、半導体スイッチング素子SSWを動作した際、各電解コンデンサが負担する電流量のばらつきは、コンデンサ間で小さくなる。従って、各電解コンデンサの温度上昇量は均一化され、特定の電解コンデンサの寿命劣化を防ぐ。
なお、本実施の形態では電解コンデンサが2つとなっているが、電解コンデンサの容量が並列回路として等しければ1つや3つでも構わない。その際にも、電解コンデンサの向きや、バスバとの接続を本実施の形態と同じ構成とすることで同様の効果を得ることができる。
<パワーモジュールの構造説明(斜視図)>
次に、図7および図8を用いて、本実施形態による電動パワーステアリング用制御装置のパワーモジュール210の構造について説明する。図7は、本発明の一実施形態による電動パワーステアリング用制御装置のパワーモジュール210の構造を示す斜視図であり、図8は、パワーモジュール210とDC導体モジュール230またはAC導体モジュール231との接続を示す断面図である。なお、図1と同一符号は、同一部分を示している。
図7および図8に示すように、パワーモジュール210は、半導体スイッチング素子SSWやシャント抵抗DR1、DR2、DR3、DR4などが実装されており、その放熱のためにアルミや銅などの金属ベースMP(図8)を用いている。図8に示すように、金属ベースMPと金属製筐体240の間には、熱伝導グリースHCGを介在させ、半導体スイッチング素子SSWなどの発熱体から発生する熱を、金属ベースMP―熱伝導グリースHCGを介して、金属製筐体240から放熱する構造としている。
本実施の形態では、図7にも示す通り、6ピンタイプのMOSFETを使用する。5ピンがソースであり、1ピンがゲートである。ドレインはパターンで接続されている。このように、6ピンタイプのMOSFETを使用することにより、電流が分散され熱が発生しにくくなり、さらに、ピンを通じた放熱効果も大きくなる。
金属ベースMPの上には、絶縁層IMを介して配線パターンWPが形成されている。配線パターンWPは、厚さ105μmの銅箔をエッチングによりパターニングしている。さらに、配線パターンWP上面には半導体スイッチング素子SSWや抵抗体等の他に、配線パターン間を跨ぐジャンパーリードJLが備えられている。パワーモジュール210は、ジャンパリードJLを用いることにより配線パターンWPの自由度が向上する。すなわち、パワーモジュール210を小型化し、モータ制御装置200が小型化される。なお、本実施の形態では、ジャンパーリードJLはL字状に曲げられており、さらに配線の自由度が増している。
次に、パワーモジュール210とDC導体モジュール230、AC導体モジュール231との接続部の詳細構造を示す。図8は、上記接続の一部である、パワーモジュール210とP側バスバ230BPPとの接続を示している。P側バスバ230BPPとパワーリードフレーム230BPは、TIG溶接で接続され、パワーモジュール210とパワーリードフレーム230BPは、半田付けで接続される。
上述したように、パワーモジュール210およびDC導体モジュール230は金属製筐体240に接続される。ここで、パワーモジュール210およびDC導体モジュール230では搭載されている部品、流れる電流が異なるため発熱量、放熱経路も異なる。そのため、パワーモジュール210とDC導体モジュール230の間には温度差が発生し、パワーリードフレーム230BPの半田接合部には、熱膨張差よる応力が加わる。
そのため、パワーモジュール210とパワーリードフレーム230BPの半田接合部には剥離が生じる恐れがある。また、パワーリードフレーム230BPは、例えば100Aの大電流が流れるため、導電性が良い太い金属の使用が望まれるが、太い金属は硬く曲がりにくいため、熱ストレスの応力を緩和する効果が低い。
そこで、本実施形態のパワーリードフレーム230BPは、予め焼鈍しを施した銅材を使用し、下部にベンド構造を採用することで半田付け部に加わる応力を緩和している。また、大電流を流すことができるようにするため、パワーリードフレーム230BPの断面積は2mm以上にしている。なお、ここではパワーリードフレーム230BPを例にとって説明したが、本実施形態で使用する全てのパワーリードフレームは、同様の処置が実施されている。
<低インダクタンス化(スパイクノイズ低減)の構造説明>
次に、図9を用いて、本実施形態による電動パワーステアリング用制御装置のパワーモジュール210の配線パターンWPのレイアウト構造について説明する。図9は、本発明の一実施形態による電動パワーステアリング用制御装置のパワーモジュール210の配線パターンWPのレイアウト構造を示す上面図である。なお、図7および図8と同一符号は、同一部分を示している。
パワーモジュール210は、MOSFETなどの6個の半導体スイッチング素子SSWを備えている。半導体スイッチング素子SSWは、三相(U相、V相、W相)の各相毎に、上アームと下アームにそれぞれ直列接続されている。セラミックコンデンサCC1、CC2、CC3は、上アームと下アームに直列接続された半導体スイッチング素子SSWに、並列に接続されている。
半導体スイッチング素子SSWは、制御信号によって制御される導通や遮断の高速動作によって、スパイクノイズが発生する。スパイクノイズの増大は、半導体スイッチング素子SSWのサージ電圧増大を引き起こす。セラミックコンデンサCC1、CC2、CC3は、三相(U相、V相、W相)の各相で発生したスパイクノイズを吸収し、サージ電圧を抑制する効果がある。サージ電圧は、L(di/dt)によって求められる。
ここで、W相を例に説明すると、インダクタンスLは、上アーム側の半導体スイッチング素子SSWWPのドレインから、下アーム側の半導体スイッチング素子SSWWNのソースを経由し、セラミックコンデンサCC3を介して、再び上アーム側の半導体スイッチング素子SSWWPのドレインに戻る閉ループのインダクタンスである。また、(di/dt)は、半導体スイッチング素子SSWWP、SSWWNの導通や遮断時の電流変化の速度である。すなわち、サージ電圧の低減は、閉ループインダクタンスLを低減する事でなされる。
閉ループがパワーモジュール210の配線パターンWPで形成されると、パワーモジュール210の金属ベースに閉ループとは逆向きの渦電流が誘起される。金属ベースに発生した渦電流は、閉ループの磁場をキャンセルする効果が働き、閉ループのインダクタンスLを低減する効果がある。パワーモジュール210の配線パターンWPは、金属ベース上に薄い絶縁層を介して密着するように形成されており、大きな渦電流が得られ、インダクタンスLの低減効果が得られる。
一方、パワーモジュール210の電気配線は、配線パターンWPと配線パターン間を跨ぐジャンパリードJLによって形成されている。ジャンパリードJLは、金属ベースから浮くように離れている。そのため、前述の閉ループにジャンパリードJLを含む構成は、渦電流が小さくなり、インダクタンスLの低減効果は低くなる。本実施形態では、ジャンパリードJLを介さずに閉ループを形成するため、セラミックコンデンサCC3の接続に、図9の斜線で示す専用の配線パターンWPWCが設けられている。以下、V相、W相に関して記載は省くが、同じ構造とすることで同様の効果を得られる。
<回路構成からラジオノイズ低減構成を説明>
次に、図10を用いて、本実施形態による電動パワーステアリング用制御装置のラジオノイズ低減構成について説明する。図10は本発明の一実施形態による電動パワーステアリング用制御装置の回路構成を示す回路図である。なお、図1および図4と同一符号は、同一部分を示している。
図10に示すハーネスBANの長さは、約1メートルである。このハーネスBANに、後述するノイズ電流が流れることで、当該ハーネスBANからラジオノイズが放射される。すなわち、ハーネスBANはノイズを放射するアンテナの役割を果たしてしまう。そこで、本実施形態は、ラジオノイズ対策として、ハーネスBANに流れるノイズ電流を低減するための種々の手段を講じている。
まず、ラジオノイズ源となるノイズ電流の経路、及びノイズ電流の低減方法を説明する。図10に示された半導体スイッチング素子SSWのスイッチング動作によって、電源ライン上には電圧脈動が発生する。この電圧脈動により、図10の(A)に示されたノーマルモードノイズ電流(A)が発生する。ノーマルモードノイズ電流(A)は、半導体スイッチング素子SSWのドレイン側から、P側バスバ230BPP、P側ハーネスBAPを流れ、N側ハーネスBAN、バスバ230BのN側バスバ230BNNを経由して半導体スイッチング素子SSWのソース側に戻る経路を辿る。ノーマルモードノイズ電流(A)が、P側ハーネスBAP及びN側ハーネスBANを流れることで、前述のラジオノイズを発生させる。
そこで、本実施形態では、P側バスバ230BPPにノーマルフィルタNFを挿入させ、さらにP側バスバ230BPPとN側ハーネスBANとの間に電解コンデンサC1を接続させた。これにより、ノーマルモードノイズ電流(A)をP側バスバ230BPPからN側バスバ230BNNに抜けさせることができるので、P側ハーネスBAP及びN側ハーネスBANにノイズ電流が流れるのを防ぐことができる(図10の(A´))。すなわち、ノーマルフィルタ(コイル)NFと電解コンデンサC1とで、ノーマルモードノイズ電流(A)をバッテリのハーネスBAP、BAN側に流さないようにするフィルタを形成するようにした。このように形成されたフィルタによりノーマルモードノイズがハーネスBAP、BAN側へ流出することが遮断される。
また、半導体スイッチング素子SSWのスイッチング動作によって発生する電圧脈動によってコモンモードノイズ電流(B)が発生する。コモンモードノイズ電流(B)は、2つの経路を辿るノイズ電流となる。一方は、半導体スイッチング素子SSWの下アーム側ソース端子LSの電位脈動に起因するコモンモードノイズ電流(B−1)であり、他方は、半導体スイッチング素子SSWの上アーム側ソース端子HSの電位脈動に起因するコモンモードノイズ電流(B−2)である(図10の(B−1)及び(B−2)参照)。いずれのコモンモードノイズ電流(B−1)(B−2)がN側ハーネスBANを流れることで、前述のラジオノイズが発生する。
従来は、コモンモードノイズ電流(B−1)がN側ハーネスBANに流れないように、図10のCFで示された位置に、コモンフィルタが実装されていた。しかし、このコモンフィルタは比較的大型電子部品であるため、小型化を求められる電動パワーステアリング装置にとっては課題となっていた。
そこで、本実施形態では、(1)N側バスバ230BNNとPCB制御グラウンド225GS(制御モジュール220に実装)とをN側電源配線225Nで電気的に接続する。このN側電源配線225Nのインピーダンスは、N側ハーネスBANより小さい。そのためコモンモードノイズ電流(B−1)は、N側電源配線225N側に流れ込む。また、(2)PCB制御グラウンド225GSとPCBパワーグラウンド225GPとをダイオード226Dを介して電気的に接続する。ダイオード226Dは、PCB制御グラウンド225GSからPCBパワーグラウンド225GPの方向を順方向として接続される。さらに、(3)PCBパワーグラウンド225GPと下アーム側ソース端子LSとをゲート戻り線GPで電気的に接続する。
上記(1)〜(3)の接続関係によって、コモンモードノイズ電流(B−1)は、図10に示される電流経路(B´−1)を辿ることになる。すなわち、N側バスバ230BNN、PCB制御グラウンド225GS、ダイオード226D、PCBパワーグラウンド225GP、下アーム側ソース端子LS、N側バスバ230BNNの電流経路を辿る。これによって、大型電子部品であるコモンフィルタをCFの位置に実装することなく、コモンモードノイズ電流(B−1)をN側ハーネスBANに流れないようにすることができる。すなわち制御装置全体を小型化させるとともに、コモンモードノイズ電流(B−1)を金属筐体内に閉じ込めてノイズを低減させることができる。
なお、上記(2)のPCB制御グラウンド225GSとPCBパワーグラウンド225GPの間にダイオード226Dを(順方向を図示の方向として)介することで、下アーム側ソース端子LS側から制御モジュール220に侵入するノイズ電流を低減させることができる。また、P側電源配線225PとN側電源配線225Nとの間には、コモンフィルタやノーマルフィルタ等のノイズ対策部品を実装しないことが望ましい。なぜなら、ノイズ対策部品によってコモンモードノイズ経路のインピーダンスが増加し、ノイズを閉じ込める事ができなくなるためである。
さらに、本実施形態は、ノイズ電流の発生原因となる電圧脈動を低減させるための種々の手段を講じている。
主な電圧脈動の一つ目は、半導体スイッチング素子SSWのスイッチング動作による電圧脈動がPCBパワーグラウンド225GPを介してPCB制御グラウンド225GSに伝わる電圧脈動である。本実施形態では、この電圧脈動を低減させるために、短絡用ネジ225GGによって、PCB制御グラウンド225Gと金属製筐体240を短絡させている。主な電圧脈動の二つ目は、半導体スイッチング素子SSWのスイッチング動作による電圧脈動が、直接N側バスバ230BNNに伝わる電圧脈動である。本実施形態では、この電圧脈動を低減させるために、短絡用ネジ230BCによって、N側バスバ230BNNと金属製筐体240を短絡させている。
これらの電圧脈動への対策に加えて、(1)イグニションラインIGNとP側電源配線225Pとの合流前にノーマルコイルNF2を実装し、また(2)モータ100の金属製筐体110と金属製筐体240とを、例えばネジ等100Bによって電気的に接続する。これにより、前述のコモンモードノイズ電流(B−2)は、モータ100の寄生容量100Cを抜けた後、電気的接続100Bを介して金属製筐体240に流れ、短絡用ネジ230BCや短絡用ネジ225GGを介して、制御モジュール220のPCB制御グラウンド225GSとPCBパワーグラウンド225GPに抜ける、または、N側バスバ230BNNに抜ける(B´−2)。
これは、モータ100の金属製筐体からDC導体モジュール230のN側バスバ230BNNや制御モジュール220のPCB制御グラウンド225GSまでのインピーダンスが、シャーシCSおよびハーネスBANを介した経路より電気的接続100Bと金属製筐体240とを介した経路の方において低くなるためである。すなわち、電気的接続100B、金属製筐体240、短絡用ネジ230BC、短絡用ネジ225GG、PCB制御グラウンド225GS、ダイオード226D、PCBパワーグラウンド225GPとで、コモンモードノイズ電流(B−2)が流れやすい経路が形成される。その結果、コモンモードノイズ電流(B−2)がハーネスBANに流れることが防止され、ハーネスBANからのラジオノイズの放射が防止される。
なお、ノーマルコイルNF2は、イグニションラインIGNより高インピーダンス化することで、シャーシCSからイグニションラインIGNを経由して、制御モジュール220にノイズが侵入する事を抑制することができる。
<組立工程の説明>
次に、図1および図11を用いて、本実施形態による電動パワーステアリング用制御装置の制御モジュール220とリードフレーム230LF、リードフレームSLFの接続時の組立について説明する。図11は、本発明の一実施形態による電動パワーステアリング用制御装置の制御モジュール220とリードフレーム230LF、リードフレームSLFの接続時の組立構造を示す斜視図である。なお、図1と同一符号は、同一部分を示している。
パワーモジュール210の信号用リードフレームSLFとDC導体モジュールのリードフレーム230LFは、制御モジュール220の端子に接続される。また、制御モジュール220は金属製筐体240にネジ止めされる。信号用リードフレームSLFは、制御モジュール220の両端に、それぞれの辺に沿って一列に配置される。一列に配置されたリードフレームは、制御モジュール220の端子孔にリードフレームを入れる際、位置決めが容易であり、組立性を容易にすることができる。また、本実施形態による構造は、制御モジュール220とリードフレームを半田付けで接続する際の接続作業を効率的に行える。
制御モジュール220は、金属製筐体240の支柱240Tにネジ止めにより接続されている。また、制御モジュール220に半田付けされた信号用リードフレームSLFを介してパワーモジュール210にも半田で接続されている。信号用リードフレームSLFの半田付け部には、制御装置全体と制御モジュール220の熱膨張による応力が加わる。そこで、信号用リードフレームSLFをベンド構造(図8)とすることで、信号用リードフレームSLFの半田付け部の応力を緩和することができる。
<モータとECUの接続関係説明>
次に、図1および図12を用いて、本実施形態による電動パワーステアリング用制御装置のモータ制御装置200とモータ100の組立てについて説明する。図12は、本発明の一実施形態による電動パワーステアリング用制御装置のモータ制御装置200とモータ100を示す斜視図である。モータ制御装置200はモータ100を一体に保持するように構成されている。なお、図1と同一符号は、同一部分を示している。
モータ制御装置200の金属製筐体240は、モータ100とネジにより電気的かつ機械的に接続される(100B)。次に、モータ制御装置200のAC導体モジュール231のバスバ231Bは、モータ100の三相入力部にネジにより電気的に接続される。次に、バスバ231Bの接続部は、樹脂製のカバー250Mで閉じる。最後に、カバー250Mは、金属製筐体240に、少なくとも1個のネジで固定される。以上により、モータ制御装置200とモータ100は組み立てられる。
このように、モータ100は金属製筐体240の反対側に設けるようにした。モータ100を金属製筐体240側に設けると、モータ100の影響で熱がこもり、放熱性において好ましくない。また、モータ100自体も熱を発生するのでさらに熱がこもるようになる。しかし、本実施の形態では、モータ100は金属製筐体240の反対側に設けるようにしたので、この点が改善され、金属製筐体240の放熱効果がよくなる。
さらに、モータ100は金属製筐体240からパワーモジュール210を超えてモータ側に延びる支柱240Tに接続保持される。この支柱240Tは、金属製筐体240と同様にアルミ製であるので熱伝導性がよい。従って、金属製筐体240の熱を、支柱240Tを介してモータ100に伝え、モータ100から放熱するようにしている。これにより、さらにモータ制御装置200の放熱性がよくなっている。
また、モータ100の回転軸はパワーモジュールのスイッチング素子の実装面と略平行となるように組み立てられる。また、モータ100の円筒側部はパワーモジュールに隣接して配置されるようにする。ただし、モータ100の円筒側部は必ずしもパワーモジュールに接するように配置される必要はなく、若干の隙間をもたせて配置する。そして、電動パワーステアリング用制御装置のモータの回転軸方向と直交する方向の幅は、本実施の形態の構成を採用することによって小型化された結果、モータの円筒外径より小さくするところまで可能となった。
なお、カバー250Mは樹脂製としたが、金属製のシールドカバーであってもよい。金属製のシールドカバーの場合は、モータ100の三相入力部から発生する輻射ノイズを吸収する静電シールドを果たし、例えば、1MHz以下の輻射ノイズを吸収し、主にスマート帯域(135kHz)の輻射ノイズを低減することができる。
<電動パワーステアリングのシステムを説明>
次に、図13を用いて、本実施形態による電動パワーステアリング用制御装置を用いたシステム構成について説明する。図13は、本発明の一実施形態による電動パワーステアリング用制御装置を用いた電動パワーステアリングの構成を示すシステム構成図である。電動パワーステアリングは車両に搭載される。この車両は、乗用車やトラックや作業用車両など、ステアリングを有するすべての車両が含まれる。
ステアリングSTを回転させると、その回転駆動力は、ロッドROを介して、マニュアルステアリングギアSTGにより減速して、左右のタイロッドTR1、TR2に伝達し、左右の車輪WH1、WH2に伝達され、左右の車輪WH1、WH2を舵取りする。
本実施形態によるモータ100は、ロッドROの近傍に取り付けられており、ギアGEを介して、その駆動力をマニュアルステアリングギアSTGに伝達する。ロッドROには、トルクセンサTSが取り付けられており、ステアリングSTに与えられた回転駆動力(トルク)を検出する。
制御装置200は、トルクセンサTSの出力および図示していないが車両の車速センサの出力に基づいてモータ100の目標トルクを算出する。この算出において、モータ100の回転速度や回転加速度をさらに考慮してモータ100の目標トルクを算出しても良く、この方がより最適なあるいはフィーリングの優れた制御が可能となる。また安全面からモータ100の温度や電流値を検出し、モータ100の出力トルクである電流値が目標トルクに相当する電流値となるようにモータ100への通電電流を制御する。制御装置200およびモータ100の電源は、バッテリBAから供給される。
なお、以上の構成は、ステアリングホイールの直ぐ下のステアリングコラムの部分にトルクセンサとトルクをアシストするモータ100を置くものであるが、モータ100をラック&ピニオンギアの近傍に備えるラック型のパワーステアリングに対しても、本実施形態のモータ100および前述のインバータを含むモータ制御装置200をそのまま使用できる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。
例えば、図16〜図19を用いて、本実施形態による電動パワーステアリング制御装置のラジオノイズ低減の他の構成について説明する。なお、図10と同一符号は同一部分を示している。図16は、例えばトルクセンサなどに代表される、センサ起因で起こるラジオノイズ対策の構成を示している。
トルクセンサTSは、ノイズによるセンサ誤動作を防止するため、センサ内部回路とトルクセンサTSの金属製筐体を容量TCCで接続し、ノイズをシャーシCSに落とす構成をとっている。しかしながら、容量TCCは、トルクセンサTSの信号線やグラウンド線TSLのインダクタンス等により、特定の周波数で共振するため、共振周波数のノイズ電流がシャーシCSに抜ける。上述したように、シャーシCSに抜けたノイズ電流は、他のハーネスに回り込む事で、強いノイズを放射する。
図16は、シールドケーブルTSCを用いたトルクセンサTSの共振ノイズ対策の構成を示している。シールドケーブルTSCは、トルクセンサの信号線やグラウンド線TSLを金属メッシュで覆う構造であり、金属メッシュは図示するように、トルクセンサTSの金属製筐体と、モータ制御装置200の金属製筐体に電気的に接続されている。以上の構成により、容量TCCを抜けた共振ノイズは、シャーシCSに抜けるよりも低いインピーダンス経路であるシールドケーブルTSCの金属メッシュを介してモータ制御装置200に戻るため、他のハーネスへのノイズ電流の回り込みを抑制する。
また、金属製メッシュの静電シールド効果により、トルクセンサTSの信号線やグラウンド線TSLに発生する電位脈動による輻射ノイズも抑制できる。本実施形態では、シールドケーブルTSCを例に説明したが、低インピーダンス経路となれば他の構成でも良い。例えば、シールドケーブルTSCの代わりに、トルクセンサTSの金属製筐体とモータ制御装置200の金属製筐体を電気的に接続するハーネスを使用しても良い。また、同軸線を用いても良い。
図17は、トルクセンサTSの共振ノイズ対策の他の構成を示している。図示の対策は、図16に示したシールドケーブルTSCの代わりに、例えばフェライトコアにトルクセンサTSの信号線やグラウンド線TSLを巻きつけ、信号線やグラウンド線のインダクタンスを増加させている。インダクタンスは、周波数が高くなるほどに、大きなインピーダンスをもつため、共振ノイズそのものが流れにくくなり、輻射ノイズの低減が可能となる。また、トルクセンサTSのインダクタンスを増加させる方法であれば、フェライトコアによる対策以外にも磁性体を使用したり、インダクタンス素子を使用しても良い。また、モータ制御装置200の制御モジュール220にチップインダクタ等を実装しても良い。
図18は、トルクセンサTSの共振ノイズ対策の他の構成を示している。図示の対策は、共振源である容量TCCに直列に、例えばダンピング抵抗を入れている。共振ノイズは、容量TCCを抜ける際にダンピング抵抗TCRによってエネルギーを消費するため、輻射ノイズが低減される。また、ダンピング抵抗TCR以外にも、インダクタンス素子を使用し、共振ノイズの周波数を低周波側にシフトさせてもよい。
図19は、ノーマルモードノイズを低減可能なフィルタの他の構成を示している。図10に示すフィルタは、ノーマルフィルタNFと電解コンデンサC1によって構成されている。図19に示す構成では、電解コンデンサC1を外し、代わりに制御モジュール220のP側電源配線225PとN側電源配線225Nの間に、セラミックコンデンサ225Cを実装している。セラミックコンデンサ225Cは、十分な大きさの容量が必要となるが、電解コンデンサC1を削減可能となり、DC導体モジュール230の小型化が可能となる。
以上説明した本実施の形態によれば、以下のような作用効果を得ることができる。
(1)モータ100を一体に保持する電動パワーステアリング用制御装置200は、モータ(電動機)100を駆動するスイッチング素子SSWを実装するパワーモジュール(パワー基板)210と、パワーモジュール210のスイッチング素子SSWを実装する面とは反対の面側に設けられた金属製筐体(放熱部材)240と、金属製筐体240からパワーモジュール210側にモータ100を保持するために延びる支柱(保持部)240Tとを備えるようにした。これにより、モータ100は金属製筐体240の反対側に設けるようになり、金属製筐体240の放熱がモータ100に邪魔されることなく、熱がこもったりすることなく、金属製筐体240の放熱効果がよくなる。
(2)金属製筐体240は、パワーモジュール210側と接する面とは反対側に放熱フィン240Fを有するようにした。上記と同様に、放熱フィン240Fの放熱がモータ100に邪魔されることなく、金属製筐体240の放熱効果がよくなる。
(3)電動パワーステアリング用制御装置200は、バッテリBAから直流電流が供給され、該直流電流をスイッチング素子SSWに供給するDC導体モジュール230(直流電流系導体部)をさらに備え、DC導体モジュール230は、パワーモジュール210の側部に設けられるようにした。これにより、DC導体モジュール230をパワーモジュール210の上部に配置することに比べて、モータ制御装置200の高さ方向の長さを低くすることができる。また、バッテリBAからのDC導体モジュール230への直流電流の入力、DC導体モジュール230からパワーモジュール210への直流電流の出力、パワーモジュール210への直流電流の入力およびパワーモジュール210からの交流電流の出力を一直線上に並べることができるようになる。すなわち、直流電流の入力、直流から交流への変換、交流電流の出力を直線状に並べることができるようになる。これにより、各配線が短くなり、DC抵抗成分やインダクタンス成分の低減がなされ、発熱の低減をすることができる。
(4)DC導体モジュール230は、パワーモジュール210の側部かつ金属製筐体240上に設けられるようにした。DC導体モジュール230自体、電解コンデンサなどの温度上昇などで温度が上昇する。しかし、このような構成により、金属製筐体240の放熱効果により放熱することができる。また、(3)で前述した効果も奏することができる。
(5)DC導体モジュール230は、パワーモジュール210を挟んで支柱240Tより反対側に設けられようにした。これによっても、(3)で前述した効果を奏することができる。
(6)DC導体モジュール230は、金属製筐体240と接する面とは反対側にバッテリBAと接続するための電源コネクタ230PCを有するようにした。これにより、電源コネクタ230PCが、放熱フィン240Fなどの放熱部材と干渉することがない。また、電源コネクタ230PCが、モータ制御装置200全体の外観形状から外部に突出することがないようになる。その結果、コンパクトな形状のモータ制御装置200を実現することができる。
(7)DC導体モジュール230の電源コネクタ230PCは、モータ100の軸方向の端部より外側に設けられるようにした。これにより、モータ100後部の余分なスペースを有効利用でき、電動パワーステアリング装置および車の電動パワーステアリング装置を設置する空間を小型化できる。また、モータ制御装置200全体としてコネクタによるでっぱりがなく、外観がすっきりする上に小型化が確保できる。さらに、バッテリBAからのケーブルのコネクタなどを挿入するとき、モータ100が邪魔になることがなく作業性がよくなる。モータ100を一体に製造したモータ制御装置200を車両に取り付けた後に、バッテリBAからのケーブルを接続する場合も、容易にケーブルを取り付けることができ、作業性がよい。
(8)電動パワーステアリング用制御装置200は、スイッチング素子SSWに制御信号を伝達し、該スイッチング素子のスイッチングを制御する制御モジュール220(制御基板)をさらに備え、制御モジュール220は、パワーモジュール210と保持されるモータ100との間に位置するように設けられ、DC導体モジュール230と少なくとも一部が重なり合うように設けられるようにした。これにより、モータ制御装置200をコンパクトにすることができるとともに、信号コネクタ220CをDC導体モジュール230の電源コネクタ230PCと近接して配置することが可能となり、信号コネクタ220Cや電源コネクタ230PCへのケーブルの接続の作業性がよくなる。
(9)制御モジュール220は、電動パワーステアリング用制御装置外部からの信号を入出力する信号コネクタ220Cを、モータ100側の面に有するようにした。これにより、信号コネクタ220Cが、モータ制御装置200全体の外観形状から外部に突出することがないようにできる。その結果、コンパクトな形状のモータ制御装置200を実現することができる。
(10)制御モジュール220の信号コネクタ220Cは、モータ100の軸方向の端部より外側に設けられようにした。これにより、モータ100後部の余分なスペースを有効利用でき、電動パワーステアリング装置および車の電動パワーステアリング装置を設置する空間を小型化できる。また、モータ制御装置200全体としてコネクタによるでっぱりがなく、外観がすっきりする上に小型化が確保できる。さらに、モータ制御装置200外部からの制御信号用ケーブルのコネクタなどを挿入するとき、モータ100が邪魔になることがなく作業性がよくなる。モータ100を一体に製造したモータ制御装置200を車両に取り付けた後に、モータ制御装置200外部からの制御信号用ケーブルを接続する場合も、容易にケーブルを取り付けることができ、作業性がよい。
(11)DC導体モジュール230は、バッテリBAからの直流電流を平滑するための電解コンデンサC2、C3と、電解コンデンサC2、C3と接続するバスバ(板状導体)を備え、電解コンデンサC2、C3の正極側の電流が流れるバスバと電解コンデンサC2、C3の負極側の電流が流れるバスバとを積層するように設けるようにした。これにより、バスバによるインダクタンスが正極と負極の逆向きの電流により相殺され、バスバ全体のインダクタンスの低減がなされる。その結果、電解コンデンサC2、C3のリップル電流が低減され、発熱を低減することができる。
(12)電解コンデンサC3とバスバを接続するとき、電解コンデンサC3の端子C3NTとバスバの突出状の接続部230BNN2を接続し、電解コンデンサC3の端子C3NTとバスバの突出状の接続部230BNN2は積層するように設けられ、流れる電流の向きがお互いに逆向きになるように接続されるようにした。これにより、接続部230BNN2とこの接続部230BNN2と対向する端子C3NTには逆向きの電流が流れ、接続部230BNN2と端子C3NTにおけるインダクタンスが相殺される。その結果、電解コンデンサC3の端子からバスバに接続される経路におけるインダクタンスが低減され、発熱が低減される。
また、バスバ230BNNや、バスバ230BNNの一部230BNN1や、電解コンデンサC3などが樹脂モールドされていても、電解コンデンサC3とバスバとを樹脂モールドされていないところで溶接により接続するだけでよく、作業性のよい簡単な工程でインダクタンスの低減および発熱の低減が達成できる。電解コンデンサC2も同様である。
(13)DC導体モジュール230は、バッテリBAからの直流電流を平滑するための電解コンデンサC2、C3を備え、電解コンデンサC2、C3は円筒状をなし、電解コンデンサC2、C3の円筒中心軸とモータの軸方向とが一致し、かつ、電解コンデンサC2、C3の正負の端子を有する側の円筒端部がパワーモジュール側に位置するように設けられるようにした。これにより、電解コンデンサC2、C3とパワーモジュール210間の配線が短くなり、インダクタンスが低減でき、その結果発熱の低減になる。また、モータ制御装置200の上下方向の高さが押さえられ小型化が実現される。
なお、本発明の特徴的な機能を損なわない限り、本発明は、上述した実施の形態における構成に何ら限定されない。
本発明の一実施形態による電動パワーステアリング用制御装置の構造を示す分解斜視図 モータ制御装置200を上下逆向きにして、モータ100との接続を示した斜視図 モータ制御装置200とモータとの位置関係を横から見た図 本発明の一実施形態による電動パワーステアリング用制御装置の回路構成を示す回路図 本発明の一実施形態による電動パワーステアリング用制御装置のDC導体モジュールの構造を示す斜視図 本発明の一実施形態による電動パワーステアリング用制御装置のDC導体モジュールのバスバと実装部品を上から見た図 本発明の一実施形態による電動パワーステアリング用制御装置のパワーモジュールの構造を示す斜視図 本発明の一実施形態による電動パワーステアリング用制御装置のパワーモジュールとDC導体モジュールおよびAC導体モジュールとの接続を示す断面図 本発明の一実施形態による電動パワーステアリング用制御装置のパワーモジュールの配線パターンのレイアウト構造を示す上面図 本発明の一実施形態による電動パワーステアリング用制御装置の回路構成を示す回路図 本発明の一実施形態による電動パワーステアリング用制御装置の制御モジュールとリードフレームの接続時の組立構造を示す斜視図 本発明の一実施形態による電動パワーステアリング用制御装置のモータ制御装置とモータを示す斜視図 本発明の一実施形態による電動パワーステアリング用制御装置を用いた電動パワーステアリングの構成を示すシステム構成図 電解コンデンサとバスバの接続の様子を示す斜視図 電解コンデンサとバスバの接続の様子を示す側面図 他のノイズ対策構成を示す回路図 他のノイズ対策構成を示す回路図 他のノイズ対策構成を示す回路図 他のノイズ対策構成を示す回路図
符号の説明
100・・・モータ、156・・・レゾルバ、200・・・モータ制御装置、ST・・・ステアリング、RO・・・ロッド、STG・・・マニュアルステアリングギア、TR1・・・タイロッド、TR2・・・タイロッド、WH1・・・車輪、WH2・・・車輪、GE・・・ギア、TS・・・トルクセンサ、BA・・・バッテリ、210・・・パワーモジュール、SSW・・・半導体スイッチング素子、CC1・・・セラミックコンデンサ、CC2・・・セラミックコンデンサ、CC3・・・セラミックコンデンサ、RY2・・・リレー、RY3・・・リレー、DR1・・・シャント抵抗、DR2・・・シャント抵抗、DR3・・・シャント抵抗、DR4 ・・・シャント抵抗、220・・・制御モジュール、220C ・・・信号コネクタ、222・・・CPU、224・・・ドライバ回路、224A・・・カスタムIC(ASIC)、AP1・・・増幅器、AP2・・・増幅器、AP3・・・増幅器、AP4 ・・・増幅器、230・・・DC導体モジュール、230B・・・バスバ、230BP・・・パワーリードフレーム、230BN・・・パワーリードフレーム、231・・・AC導体モジュール、231B・・・バスバ、231BU・・・パワーリードフレーム、231BV・・・パワーリードフレーム、231BW・・・パワーリードフレーム、230PC ・・・電源コネクタ230PC、230LF ・・・リードフレーム、231SC・・・モータ端子台、SLF ・・・信号用リードフレーム、230BDC ・・・パワーリードフレーム、230BAC ・・・パワーリードフレーム、C1・・・電解コンデンサ、C2・・・電解コンデンサ、C3・・・電解コンデンサ、RY1・・・リレー、NF・・・ノーマルフィルタ、240・・・金属製筐体、230BPP・・・P側バスバ、BAP・・・P側ハーネス、BAN・・・N側ハーネス、230BNN・・・N側バスバ、LS・・・下アーム側ソース端子、HS・・・上アーム側ソース端子、CF・・・コモンフィルタ実装位置、225P・・・P側電源配線、225N・・・N側電源配線、225GS・・・PCB制御グラウンド、GP・・・ゲート戻り線、225GP・・・PCBパワーグラウンド、226D・・・ダイオード、225GG・・・短絡用ネジ、230BC・・・短絡用ネジ、UVW・・・三相線、100C・・・寄生容量、CS・・・シャーシ、IGN・・・イグニションライン、NF2・・・ノーマルコイル、100B・・・電気的接続、250 ・・・カバー、JL ・・・ジャンパリード、MP ・・・金属ベース、HCG ・・・熱伝導グリース、IM ・・・絶縁層、WP ・・・配線パターン、240P ・・・放熱面、240T・・・支柱、240F・・・フィン、230BPT ・・・P側接続部、230BNT ・・・N側接続部、A1・・・エリア、A2・・・エリア、100C・・・寄生容量、TCC・・・容量、TSC・・・シールドケーブル、TSL・・・トルクセンサライン、FC・・・フェライトコア、TCR・・・ダンピング抵抗、225C・・・セラミックコンデンサ

Claims (14)

  1. 電動機を一体に保持する電動パワーステアリング用制御装置であって、
    前記電動機を駆動するスイッチング素子を実装するパワー基板と、
    前記パワー基板の前記スイッチング素子を実装する面とは反対の面側に設けられた放熱部材と、
    前記放熱部材から前記パワー基板側に前記電動機を保持するために延びる保持部とを備えることを特徴とする電動パワーステアリング用制御装置。
  2. 請求項1に記載の電動パワーステアリング用制御装置において、
    前記放熱部材は、前記パワー基板側と接する面とは反対側に放熱フィンを有することを特徴とする電動パワーステアリング用制御装置。
  3. 請求項1に記載の電動パワーステアリング用制御装置において、
    電源から直流電流が供給され、該直流電流を前記スイッチング素子に供給する直流電流系導体部をさらに備え、
    前記直流電流系導体部は、前記パワー基板の側部に設けられることを特徴とする電動パワーステアリング用制御装置。
  4. 請求項3に記載の電動パワーステアリング用制御装置において、
    前記直流電流系導体部は、前記パワー基板の側部かつ前記放熱部材上に設けられることを特徴とする電動パワーステアリング用制御装置。
  5. 請求項3に記載の電動パワーステアリング用制御装置において、
    前記直流電流系導体部は、前記パワー基板を挟んで前記保持部の反対側に設けられることを特徴とする電動パワーステアリング用制御装置。
  6. 請求項4に記載の電動パワーステアリング用制御装置において、
    前記直流電流系導体部は、前記放熱部材と接する面とは反対側にバッテリ電源と接続するための第1のコネクタを有することを特徴とする電動パワーステアリング用制御装置。
  7. 請求項6に記載の電動パワーステアリング用制御装置において、
    前記直流電流系導体部の前記第1のコネクタは、前記電動機の軸方向の端部より外側に設けられていることを特徴とする電動パワーステアリング用制御装置。
  8. 請求項3または7に記載の電動パワーステアリング用制御装置において、
    前記スイッチング素子に制御信号を伝達し、該スイッチング素子のスイッチングを制御する制御基板をさらに備え、
    前記制御基板は、前記パワー基板と保持される前記電動機との間に位置するように設けられ、前記直流電流系導体部と少なくとも一部が重なり合うように設けられていることを特徴とする電動パワーステアリング用制御装置。
  9. 請求項8に記載の電動パワーステアリング用制御装置において、
    前記制御基板は、前記電動パワーステアリング用制御装置外部からの信号を入出力する第2のコネクタを、前記電動機側の面に有することを特徴とする電動パワーステアリング用制御装置。
  10. 請求項9に記載の電動パワーステアリング用制御装置において、
    前記制御基板の前記第2のコネクタは、前記電動機の軸方向の端部より外側に設けられていることを特徴とする電動パワーステアリング用制御装置。
  11. 請求項3に記載の電動パワーステアリング用制御装置において、
    前記直流電流系導体部は、前記電源からの直流電流を平滑するための電解コンデンサと、前記電解コンデンサと接続する板状導体を備え、
    前記電解コンデンサの正極側の電流が流れる板状導体と前記電解コンデンサの負極側の電流が流れる板状導体とを積層するように設けることを特徴とする電動パワーステアリング用制御装置。
  12. 請求項11に記載の電動パワーステアリング用制御装置において、
    前記電解コンデンサと前記板状導体を接続するとき、前記電解コンデンサの端子と前記板状導体の突出部を接続し、
    前記電解コンデンサの端子と前記板状導体の突出部は、積層するように設けられ、流れる電流の向きがお互いに逆向きになるように接続されることを特徴とする電動パワーステアリング用制御装置。
  13. 請求項3に記載の電動パワーステアリング用制御装置において、
    前記直流電流系導体部は、前記電源からの直流電流を平滑するための電解コンデンサを備え、
    前記電解コンデンサは円筒状をなし、
    前記電解コンデンサの円筒中心軸と前記電動機の軸方向とが一致し、かつ、前記電解コンデンサの正負の端子を有する側の円筒端部が前記パワー基板側に位置するように設けられていることを特徴とする電動パワーステアリング用制御装置。
  14. 請求項1〜13のいずれかに記載の電動パワーステアリング用制御装置と、
    前記電動パワーステアリング用制御装置に一体に保持される電動機とを備えることを特徴とする電動パワーステアリング装置。
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