JP2010048775A - バリアブルリラクタンス型レゾルバロータ及びブラシレスモータ - Google Patents

バリアブルリラクタンス型レゾルバロータ及びブラシレスモータ Download PDF

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Abstract

【課題】
回転軸への圧入に伴う外側検出面の周方向の不均一な変形を抑制でき、レゾルバの検出性能の向上に寄与することができるバリアブルリラクタンス型レゾルバロータを提供する。
【解決手段】レゾルバロータ21の軸固定孔32には、1つの突極部31の周方向中央部に該孔32に開口する位置決め凹部33が設けられ、また該孔32の内周縁部に回転軸5に圧接する複数の圧入凸部34が設けられる。この圧入凸部34は、隣接する突極部31間の谷部31bに相当する角度位置に配置される。
【選択図】図3

Description

本発明は、回転軸に対して好適に固定可能なバリアブルリラクタンス型レゾルバロータ、及びそのレゾルバを備えてなるブラシレスモータに関するものである。
従来、バリアブルリラクタンス型(VR型)レゾルバロータとしては、例えば特許文献1に記載されたものが知られている。レゾルバロータは、その外側検出面とレゾルバステータとの間のギャップパーミアンスが該レゾルバロータ(回転軸)の回転角度に対して正弦波状に変化するように非円形状(文献1では、径方向外側に突出する突極部を2つ有する形状)をなしている。このようなレゾルバロータは、回転軸に圧入にて固定されるのが一般的である。
特開2002−174535号公報
ところで、レゾルバロータは回転軸との位置決めを行う必要もあるため、特許文献1では、レゾルバロータ中央部の軸固定孔内周縁に突起を1個形成し、回転軸のレゾルバロータの固定部分にも位置決め凹部を1個形成して、その突起を位置決め凹部内に嵌合させることで回転軸に対するレゾルバロータの周方向の位置決めが行われている。
しかしながら、レゾルバロータの軸固定孔がその位置決め用の突起を設けることで非円形状となることから、該軸固定孔にてレゾルバロータを回転軸に圧入固定すると、その軸固定孔の周縁部において回転軸からの圧接力の反力が周方向に均一に作用しないために、レゾルバロータの外側検出面に周方向に不均一な変形が生じてしまう。レゾルバロータの外側検出面は、回転角度の検出に係る高精度な形状に形成されているため、このような周方向の不均一な変形が生じると、レゾルバステータで生成される回転角度信号においてその波形歪みの原因となるレゾルバステータのスロット数と一致した高調波成分が助長され検出性能に著しい影響を及ぼすことがある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、回転軸への圧入に伴う外側検出面の周方向の不均一な変形を抑制でき、レゾルバの検出性能の向上に寄与することができるバリアブルリラクタンス型レゾルバロータ及びブラシレスモータを提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、径方向外側に複数の突極部を有する外側検出面を備えるとともに、回転軸に圧入固定される軸固定孔を中央部に備えてなるバリアブルリラクタンス型レゾルバロータであって、前記軸固定孔には、少なくとも1つを除いた所定の前記突極部の周方向中央部に該孔に開口する位置決め凹部が設けられるとともに、該孔の内周縁部に前記回転軸に圧接する複数の圧入凸部が設けられ、前記圧入凸部は、前記突極部間の谷部に相当する角度位置に配置されていることをその要旨とする。
この発明では、レゾルバロータの軸固定孔には、少なくとも1つを除いた所定の突極部の周方向中央部に該孔に開口する位置決め凹部が設けられ、また該孔の内周縁部に回転軸に圧接する複数の圧入凸部が設けられる。そして、この圧入凸部は、隣接する突極部間の谷部に相当する角度位置に配置される。ここで、このようなレゾルバロータでは各突極部に対して位置決め凹部を有するものと有さないものとが混在するため、レゾルバロータの回転軸への圧入の際、その位置決め凹部の有無で各突極部の外側検出面に現れる歪み寸法量に差が生じることが懸念される。それを踏まえ、突極部の周方向中央部に設ける位置決め凹部に対し、軸固定孔の内周縁部の圧入凸部を突極部間の谷部に相当する角度位置(この場合、谷部と一致する角度位置のみならず、その一致位置から若干周方向に偏倚した位置も含む)に設ける、即ち各圧入凸部をその位置決め凹部から極力離間させつつ、各突極部間の谷部に相当する角度位置に分散して設けることで、回転軸からの圧接力の反力が各圧入凸部を通じて周方向に略均等に作用することが可能となる。また、圧入凸部の圧入による各突極部の外側検出面の歪みが、レゾルバステータとのエアギャップが最も大きく一定量の歪みに対し検出精度が最も影響を与えられ難い谷部に最も大きく現れ易いものとなる。これにより、各突極部の外側検出面の変形が略均一となり、レゾルバの検出性能の向上に寄与できる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のバリアブルリラクタンス型レゾルバロータにおいて、前記位置決め凹部の周方向両側に設けられる前記圧入凸部は、前記突極部間の谷部と一致する角度位置から前記位置決め凹部側に前記突極部の1/4の範囲内でそれぞれ偏倚させてなることをその要旨とする。
この発明では、位置決め凹部の周方向両側に設けられる圧入凸部は、突極部間の谷部と一致する角度位置からその位置決め凹部側に突極部の1/4の範囲内でそれぞれ偏倚して配置される。ここで、例えば各圧入凸部を周方向に等角度間隔に配置してもその配置が位置決め凹部から極力離間する突極部間の谷部としていることから、各突極部に対して位置決め凹部の有無が混在しても各突極部の外側検出面の変形が均等化するものの、若干ではあるが位置決め凹部を有する突極部の外側検出面の変形が異なる。この場合、位置決め凹部の周方向両側に設けられる圧入凸部を突極部間の谷部と一致する角度位置に設定すると若干遠くなるため該凹部が開くように変形するため、これを防止すべく、位置決め凹部の周方向両側の圧入凸部は、該凹部側に上記範囲内で偏倚して配置される。これにより、各突極部の外側検出面の変形がより均一化され、レゾルバの検出性能のより一層の向上に寄与できる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載のバリアブルリラクタンス型レゾルバロータにおいて、前記レゾルバロータは、複数枚のコアシートを積層し、前記突極部の周方向中央部に設けた連結部にて軸方向に連結して一体化されるものであることをその要旨とする。
この発明では、レゾルバロータは、複数枚のコアシートを積層し、突極部の周方向中央部に設けた連結部にて軸方向に連結して一体化されてなる。つまり、レゾルバロータはコアシートを用いた積層型よりなり、その製造が容易である。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載のバリアブルリラクタンス型レゾルバロータにおいて、前記位置決め凹部は、周方向に1つ設けられてなることをその要旨とする。
この発明では、位置決め凹部が周方向に1つのレゾルバロータは、回転軸への圧入固定の際に各突極部の外側検出面の変形に差が生じ易い形状であることから、このレゾルバロータに適用する意義は大きい。また、上記請求項3に適用すれば、かしめ部等よりなる連結部におけるコアシート間の連結力が位置決め凹部側に逃げて低下することが抑制され、コアシートが相互に強固に連結できる。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか1項に記載のバリアブルリラクタンス型レゾルバロータにおいて、前記位置決め凹部の周方向両側に設けられる前記圧入凸部は、その他の前記圧入凸部よりも前記回転軸に対する圧入代が大とされていることをその要旨とする。
この発明では、位置決め凹部の周方向両側に設けられる圧入凸部は、その他の圧入凸部よりも回転軸に対する圧入代が大とされる。つまり、位置決め凹部の周方向両側に設けられる圧入凸部の回転軸への圧接力がその位置決め凹部側に逃げることを考慮し、各圧入凸部の圧接力を略同等、即ち各突極部の外側検出面の変形を略同等とすることが可能となる。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれか1項に記載のレゾルバロータをモータの回転軸に圧入固定し、その径方向外側にレゾルバステータを配置してなるバリアブルリラクタンス型レゾルバが搭載されたブラシレスモータである。
この発明では、上記請求項に記載のレゾルバロータが用いられ、該レゾルバロータをモータの回転軸に圧入固定しても各突極部の外側検出面の変形が略均一となることでレゾルバの検出性能が良好となるため、回転角度検出に優れたレゾルバ搭載のブラシレスモータを提供できる。
本発明によれば、回転軸への圧入に伴う外側検出面の周方向の不均一な変形を抑制でき、レゾルバの検出性能の向上に寄与することができるバリアブルリラクタンス型レゾルバロータ及びブラシレスモータを提供することができる。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図1は、本実施形態におけるバリアブルリラクタンス型(VR型)レゾルバ搭載のブラシレスモータ1を示す断面図である。このブラシレスモータ1は、例えば運転者のステアリング操作をアシストすることを主たる目的とした車両用電動パワーステアリング装置に組み付けられる。
図1に示すように、ブラシレスモータ1は、ステータコア3の複数のティース3aにそれぞれモータ巻線2が巻回されてなる環状のステータ4と、該ステータ4の内側に配置されて回転軸5とともに一体回転するロータ6と、該ロータ6の回転角度を検出するVR型のレゾルバ7とを備えている。
ブラシレスモータ1のモータケース10は、有底筒状に形成されたヨークハウジング11と、該ヨークハウジング11の開口部11aを閉塞するエンドプレート12とからなり、ステータ4はそのヨークハウジング11の内周面に固定されている。ステータ4は、モータ巻線2に三相(U,V,W相)の駆動電源が供給されることにより、回転磁界を発生する。
ロータ6は、その回転軸5がヨークハウジング11の底部11b及びエンドプレート12に設けられた軸受13,14により回転可能に支持され、ステータ4の内側に配置されている。ロータ6は、マグネット飛散防止用の円筒カバー6aの内部に複数個のマグネット(図示略)を有している。ロータ6は、ステータ4にて生じる回転磁界の影響を受け回転する。
レゾルバ7は、図2に示すように、回転軸5に圧入されて該回転軸5(ロータ6)と一体回転するように固定される環状のレゾルバロータ21と、該レゾルバロータ21の径方向外側に配置される環状のレゾルバステータ22とを備えている。
レゾルバロータ21は、図3に示すように、同形状の磁性鋼板よりなるコアシート21xを複数枚積層してなり、径方向外側に突出する同形状の複数(7つ)の突極部31を備えている。これら突極部31は、周方向に等角度間隔に配設されており、中心角の二等分線に関して線対称となる略円弧状の外側検出面31aを有している。
また、レゾルバロータ21は、中央部に前記回転軸5に固定するための略円形状の軸固定孔32を有するとともに、複数の突極部31のうちいずれか1つの突極部31の周方向中央部の角度位置でその軸固定孔32に向けて開口する矩形状の位置決め凹部33(位置決め部)を有している。位置決め凹部33は、突極部31の周方向範囲の1/2よりも小さく設定されている。位置決め凹部33は、各々のコアシート21xに形成された凹部33xが軸方向に一致され、これにより軸方向に貫通する溝形状をなしている。位置決め凹部33は、前記ロータ6に対するレゾルバロータ21の周方向の位置決めのためのものであり、例えば両ロータ6,21間に跨って冶具等が挿通されてレゾルバロータ21の各突極部31と前記ロータ6の永久磁石との周方向の位置決めに用いられる。
また、レゾルバロータ21は、軸固定孔32の内周縁部において、各突極部31間の谷部31bと一致する角度位置にそれぞれ同形状をなす半円状の圧入凸部34を有している。これら圧入凸部34は、前記回転軸5へのレゾルバロータ21の圧入に際し、該回転軸5の外周面(円周面)に圧接することでレゾルバロータ21が回転軸5に固定される。
また、レゾルバロータ21は、各突極部31の周方向中央部の角度位置でその外側検出面31aから径方向内側の等距離位置にそれぞれ配置された円形のかしめ部35(連結部)を有している。これらかしめ部35は、各コアシート21xの一側面から他側面側に押し出されて形成され、隣接する一方のコアシート21xのかしめ部35の凸部が他方のコアシート21xのかしめ部35の凹部に嵌合することで、複数のコアシート21xが軸方向に積層されて一体的に固定される。このとき、位置決め凹部33が設置される突極部31のかしめ部35では、軸方向の連結力が位置決め凹部33側に逃げ、その連結力が他の位置に設置されるかしめ部35よりも若干弱くなるが、位置決め凹部33を1箇所のみの設置としている本実施形態では、他の位置のかしめ部35により十分な連結力が得られ、コアシート21xが相互に十分強固に連結される。そして、複数枚のコアシート21xが一体化されて構成されたレゾルバロータ21にて回転軸5に対して圧入されている。
ここで、このようなレゾルバロータ21の回転軸5への圧入の際、軸固定孔32の周方向一部に設けた位置決め凹部33の影響を受け、各突極部31の外側検出面31aに現れる歪み寸法量に差が生じることが懸念される。それを踏まえ、本実施形態のレゾルバロータ21は、1つの突極部31の周方向中央部の角度位置に設けられる1つの位置決め凹部33に対し、各圧入凸部34をその位置決め凹部33から極力離間させつつ、7つある突極部31間の谷部31bと一致する角度位置、即ち本実施形態では等角度間隔にそれぞれ配置させている。これにより、レゾルバロータ21の圧入による回転軸5からの圧接力の反力が各圧入凸部34を通じて周方向に略均等に作用するようになる。こうして、レゾルバロータ21の全ての突極部31の外側検出面31aの変形が略同等とされて、レゾルバ7の検出性能の向上が図られている。
図1及び図2に示すように、レゾルバステータ22は、同形状の磁性鋼板よりなるコアシート22xを複数枚積層してなり、複数(10本)のティース23aを有するレゾルバステータコア23と、樹脂製のインシュレータ24を介してティース23aに巻回されたレゾルバ巻線25とを備えている。尚、レゾルバ巻線25は、励磁電圧が印加される一相の励磁巻線と、該励磁巻線の励磁に基づいてレゾルバロータ21の回転に応じた位相の異なる出力信号(回転角度信号)を出力する二相の出力巻線とからなり、それぞれ所定位置のティース23aに巻回されている。レゾルバステータ22は、エンドプレート12に対して固定プレート15と取付ねじ16にて固定される。
また、レゾルバステータ22には、レゾルバ用コネクタ26が一体に設けられている。レゾルバ巻線25は、レゾルバ用コネクタ26が外部から延びる信号配線27の接続コネクタ27aと接続されることで、外部に設けられる制御装置(図示略)と電気的に接続される。そして、制御装置は、レゾルバ巻線25のうちの励磁巻線を励磁させつつ出力巻線から得られる出力信号に基づいてレゾルバロータ21、即ちモータ1のロータ6の回転位置を検出し、ステータ4(モータ巻線2)に供給する三相駆動電源を生成するようになっている。
次に、本実施形態の特徴的な作用効果を記載する。
(1)本実施形態のレゾルバロータ21の軸固定孔32には、1つの突極部31の周方向中央部に該孔32に開口する位置決め凹部33が設けられ、また該孔32の内周縁部に回転軸5に圧接する複数の圧入凸部34が設けられている。そして、この圧入凸部34は、隣接する突極部31間の谷部31bと一致する角度位置に等角度間隔に配置されている。つまり、圧入に影響を与える位置決め凹部33から各圧入凸部34を極力離間させつつ、各突極部31間の谷部31bに相当する角度位置に分散して設けることで、回転軸5への圧入固定の際に、回転軸5からの圧接力の反力が各圧入凸部34を通じて周方向に略均等に作用することとなる。また、圧入凸部34の圧入による各突極部31の外側検出面31aの歪みが、レゾルバステータ22とのエアギャップが最も大きく一定量の歪みに対し検出精度が最も影響を与えられ難い谷部31bに最も大きく現れ易いものとなる。そのため、各突極部31の外側検出面31aの変形が略均一となることから、モータ1のロータ6の回転角度検出に係るレゾルバ7で生成される出力信号(回転角度信号)において、その波形歪みの原因となるレゾルバステータ22のスロット数(10個)と一致した高調波成分(10次高調波成分)を抑制することができ、レゾルバ7の検出性能の向上を図ることができる。これにより、回転角度検出に優れたレゾルバ7搭載のブラシレスモータ1を構成でき、ひいては低振動・低騒音のブラシレスモータ1を構成することができる。
(2)位置決め凹部33が周方向に1つの本実施形態のレゾルバロータ21は、回転軸5への圧入固定の際に各突極部31の外側検出面31aの変形に差が生じ易い形状であることから、本実施形態のレゾルバロータ21に適用する意義は大きい。また、本実施形態のレゾルバロータ21は、複数枚のコアシート21xを積層し、突極部31の周方向中央部に設けたかしめ部35にて軸方向に連結して一体化されてなる。つまり、レゾルバロータ21はコアシート21xを用いた積層型よりなり、その製造が容易であるのは勿論のこと、かしめ部35におけるコアシート21x間の連結力が位置決め凹部33側に逃げて低下することを抑制することができ、コアシート21xを相互に強固に連結することができる。
尚、本発明の実施形態は、以下のように変更してもよい。
・上記実施形態において、圧入凸部34を突極部31間の谷部31bと一致する角度位置に等角度間隔に配置したが、圧入凸部34の配置はこれに限らず、例えば突極部31間の谷部31bと一致する角度位置から周方向に若干偏倚させて調整してもよい。この場合、突極部31間の谷部31bと一致する角度位置から周方向両側にそれぞれ突極部31の1/4の範囲内(図3のA範囲)とするのが望ましい。
また、図4に示す形態では、位置決め凹部33の周方向両側に設けられる圧入凸部34aを、突極部31間の谷部31bと一致する角度位置からその位置決め凹部33側に突極部の1/4の範囲A内でそれぞれ同量だけ偏倚させている。尚、各圧入凸部34aは、この場合、範囲Aの略中央にそれぞれ偏倚させている。
ここで、上記実施形態のように圧入凸部34を突極部31間の谷部31bと一致させ等角度間隔に配置しても十分な効果が得られるが、図5に示すように、極めて僅かではあるが位置決め凹部33を有する突極部31(図5中、マル1)の外側検出面31aの径方向外側への変形量が小さく、その周方向両側の突極部31(図5中、マル2及びマル7)もその影響を受け、その外側検出面31aの径方向外側への変形量が大きくなり、その他の位置決め凹部33を有さない突極部31(図5中、マル3〜マル6)の外側検出面31aの変形に差は生じない。この場合、位置決め凹部33の周方向両側に設けられる圧入凸部34を突極部31間の谷部31bと一致する角度位置に設定すると若干遠くなるため該凹部33が開くように変形するためであり、これを防止すべく、図4に示す形態では、位置決め凹部33の周方向両側の圧入凸部34aを該凹部33側に上記範囲A内で偏倚させることで、各突極部31の外側検出面31aの変形をより均一化でき(図5にて実線で示す)、レゾルバ7の検出性能をより一層の向上することができる。
・上記実施形態では、7つの突極部31を有するレゾルバロータ21であったが、突極部31の数を適宜変更してもよい。
例えば、図6に示すように、突極部31を6つとしてレゾルバロータ21を構成してもよい。また、この図6のレゾルバロータ21では、6つの突極部31で構成することから、位置決め凹部33を2つとし、180°対向する突極部31に配置することもできる。
また、図7に示すように、突極部31を5つとしてレゾルバロータ21を構成してもよい。また、この図7のレゾルバロータ21では、5つの突極部31で構成することから、位置決め凹部33を3つとし、回転軸5を挟んだ3つの突極部31にそれぞれ配置することもできる。
・上記実施形態では、圧入凸部34の形状を同形状とし回転軸5に対する圧入代を同等としたが、これに限らず適宜変更してもよく、例えば図8に示すように、位置決め凹部33の周方向両側に設けられる圧入凸部34bの先端部(径方向内側端部)までの半径r2を、その他の圧入凸部34の先端部(径方向内側端部)までの半径r1よりも小とし、位置決め凹部33の両側の圧入凸部34bの回転軸5に対する圧入代を大としてもよい。これにより、先端部まで半径r2とした圧入凸部34bの回転軸5への圧接力が位置決め凹部33側に逃げて半径r1の圧入凸部34の圧接力と略同等となり、これら略同等の圧接力による各突極部31の外側検出面31aの歪みも略同等のものとなる。これにより、レゾルバ7の検出性能の向上を図ることができる。
・上記実施形態では、突極部31間の谷部31bに相当する角度位置にそれぞれ1つの圧入凸部34を設けたが、2以上の複数個を設けるようにしてもよい。また、圧入凸部34を半円状以外の形状にて形成してもよい。
・上記実施形態では、ブラシレスモータ1に搭載するレゾルバ7に適用したが、その他の装置に搭載するレゾルバに適用してもよい。
本実施形態におけるブラシレスモータを示す断面図である。 VR型レゾルバを示す平面図である。 レゾルバロータの構成を説明するための平面図である。 別例におけるレゾルバロータの構成を説明するための平面図である。 図4のレゾルバロータの各突極部の変形量を説明するための説明図である。 別例におけるレゾルバロータの構成を説明するための平面図である。 別例におけるレゾルバロータの構成を説明するための平面図である。 別例におけるレゾルバロータの構成を説明するための平面図である。
符号の説明
1…ブラシレスモータ、5…回転軸、7…バリアブルリラクタンス型(VR型)レゾルバ、21…レゾルバロータ、22…レゾルバステータ、21x…コアシート、31…突極部、31a…外側検出面、31b…谷部、32…軸固定孔、33…位置決め凹部、34,34a,34b…圧入凸部、35…かしめ部(連結部)、A…範囲。

Claims (6)

  1. 径方向外側に複数の突極部を有する外側検出面を備えるとともに、回転軸に圧入固定される軸固定孔を中央部に備えてなるバリアブルリラクタンス型レゾルバロータであって、
    前記軸固定孔には、少なくとも1つを除いた所定の前記突極部の周方向中央部に該孔に開口する位置決め凹部が設けられるとともに、該孔の内周縁部に前記回転軸に圧接する複数の圧入凸部が設けられ、
    前記圧入凸部は、前記突極部間の谷部に相当する角度位置に配置されていることを特徴とするバリアブルリラクタンス型レゾルバロータ。
  2. 請求項1に記載のバリアブルリラクタンス型レゾルバロータにおいて、
    前記位置決め凹部の周方向両側に設けられる前記圧入凸部は、前記突極部間の谷部と一致する角度位置から前記位置決め凹部側に前記突極部の1/4の範囲内でそれぞれ偏倚させてなることを特徴とするバリアブルリラクタンス型レゾルバロータ。
  3. 請求項1又は2に記載のバリアブルリラクタンス型レゾルバロータにおいて、
    前記レゾルバロータは、複数枚のコアシートを積層し、前記突極部の周方向中央部に設けた連結部にて軸方向に連結して一体化されるものであることを特徴とするバリアブルリラクタンス型レゾルバロータ。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のバリアブルリラクタンス型レゾルバロータにおいて、
    前記位置決め凹部は、周方向に1つ設けられてなることを特徴とするバリアブルリラクタンス型レゾルバロータ。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のバリアブルリラクタンス型レゾルバロータにおいて、
    前記位置決め凹部の周方向両側に設けられる前記圧入凸部は、その他の前記圧入凸部よりも前記回転軸に対する圧入代が大とされていることを特徴とするバリアブルリラクタンス型レゾルバロータ。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載のレゾルバロータをモータの回転軸に圧入固定し、その径方向外側にレゾルバステータを配置してなるバリアブルリラクタンス型レゾルバが搭載されたことを特徴とするブラシレスモータ。
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