JP2010041792A - 高分子アクチュエータ - Google Patents
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Abstract
【課題】 簡易な固定部材を用いて保持固定しても変位量および駆動力の低下を抑えることのできる高分子アクチュエータの基本構造およびその応用例を提供すること。
【解決手段】 高分子アクチュエータ1Aは、電解質層の両面に一対の電極層がそれぞれ積層された積層体1aとして形成される。このような積層体1aの一端にスリット5を備えたスリット部1a1を、他端にスリット5を有しない一体変形部1a2を一体形成した構成を高分子アクチュエータの基本構造とする。高分子アクチュエータ1Aは、固定端b側をベース板9a,9aなどの簡易な固定部材9を用いることにより保持固定することが可能である。また自由端a側にはスリット5の両側に脚部6,6が形成されているため、自由端aの変形量を増大させることができるとともに、全体の駆動力の低下を抑えることができる。
【選択図】図2
【解決手段】 高分子アクチュエータ1Aは、電解質層の両面に一対の電極層がそれぞれ積層された積層体1aとして形成される。このような積層体1aの一端にスリット5を備えたスリット部1a1を、他端にスリット5を有しない一体変形部1a2を一体形成した構成を高分子アクチュエータの基本構造とする。高分子アクチュエータ1Aは、固定端b側をベース板9a,9aなどの簡易な固定部材9を用いることにより保持固定することが可能である。また自由端a側にはスリット5の両側に脚部6,6が形成されているため、自由端aの変形量を増大させることができるとともに、全体の駆動力の低下を抑えることができる。
【選択図】図2
Description
本発明は、電極間に電位差を与えると変形を生じるアクチュエータに係り、特に電界によるイオンの移動に伴い変形を生じる高分子アクチュエータに関する。
特許文献1には、イオン交換樹脂を用いたアクチュエータが記載されている。
同文献の図6には、輪状からなるアクチュエータ素子の内側に複数の脚部が一体形成されており、リード線を介して脚部に電圧を与えると前記脚部を屈曲させることができるようになっている。
同文献の図6には、輪状からなるアクチュエータ素子の内側に複数の脚部が一体形成されており、リード線を介して脚部に電圧を与えると前記脚部を屈曲させることができるようになっている。
また特許文献2には、C型形状からなる陽イオン交換樹脂を用いたアクチュエータが記載されている。このアクチュエータでは、電極間に電圧を印加すると、負電極が凸状に、正電極凹状となるように変形することから、アクチュエータ全体を略円錐形状に変形させることができるというものである。
特許文献1に記載されたアクチュエータでは一度に複数の脚部を用いることにより、特許文献2に記載されたアクチュエータでは内周側に駆動力を集中することにより、ともに大きな駆動力を得ることが可能とされている。
特開平2004−282992号公報
特開平2005−27444号公報(図1)
しかし、特許文献1に記載のものでは、脚部と輪状部分とが一体に形成されているため、脚部が屈曲すると、基部を形成する輪状のアクチュエータ素子の内周側が脚部とともに軸中心線と平行を成す上下方向に変形しやすい形状である。しかも、特許文献1にも記載されているように、複数の脚部の変位量に差が生じた場合には、アクチュエータ素子自体がウェーブ状に変形してしまう。
このため、このようなアクチュエータを安定的に駆動するためには、輪状のアクチュエータ素子を強固に保持固定することが必要であり、このための固定部材の大型化および複雑化を招き、コスト的に高騰しやすいという問題がある。
また固定部材により基部を強く保持固定しすぎると、脚部が拘束され、大きな変位量や駆動力を得に難くなるという問題がある。
また特許文献2に記載のC型形状のアクチュエータでは、外周および内周を固定できないという問題がある。すなわち、C型形状のアクチュエータは動作被対象物やベース基板に対して摺動状態で接合されるか、または部分的に固定されるしかなく、固定の面で安定性に難がある。また別の問題としては、この変形動作自体によって内部歪が生じる動きとなりやすいため、耐久性や動作安定性に難がある。
本発明は上記従来の課題を解決するためのものであり、簡単な構成からなる固定部材を用いて安定的に保持固定することができるとともに、変位量および駆動力の低下を抑えることを可能とした高分子アクチュエータの基本構造を提供することを目的としている。
また本発明はアクチュエータの基本構造を応用することにより、設計の自由度を高め、容易に変位量や駆動力の調整することが可能な高分子アクチュエータを提供することを目的としている。
本発明は、電解質層と、前記電界質層の一方の面に形成された第1の電極層と、他方の面に形成された第2の電極層とを備えた帯状の高分子からなる積層体として形成され、前記積層体の一端が固定端として支持部材により固定された状態で前記第1の電極層と前記第2の電極層との間に電界を与えることにより前記積層体が曲げ変形する高分子アクチュエータにおいて、
前記積層体の一端と他方の端部との間にスリットが形成されてそれぞれ変形するスリット部と、スリットが形成されておらず一体で変形する一体変形部を有していることを特徴とするものである。
前記積層体の一端と他方の端部との間にスリットが形成されてそれぞれ変形するスリット部と、スリットが形成されておらず一体で変形する一体変形部を有していることを特徴とするものである。
本発明の高分子アクチュエータでは、スリット部では駆動力は小さいが大きな変形量を得ることができ、一体変形部では変形量は小さい代わりに大きな駆動力を得ることができる。
例えば、前記一体変形部が前記積層体の固定端側に形成され、前記スリット部が前記固定端とは逆側となる自由端側に形成されるものである。
または、前記スリット部が前記積層体の固定端側に形成され、前記一体変形部が前記固定端とは逆側となる自由端側に形成されているものである。
あるいは、前記一体変形部が前記固定端と前記自由端に形成され、前記スリット部が前記積層体の前記固定端と前記自由端との中間に形成されるものである。
このように、スリットの形成位置は、アクチュエータの自由端、固定端またはこれら中間のいずれかとすることができる。
上記において、前記スリット部が前記積層体に複数形成されているものが好ましい。
上記手段では、スリット部が形成された部分が曲げ変形しやすくなるため、変形時の変位量を増大させることができる。
上記手段では、スリット部が形成された部分が曲げ変形しやすくなるため、変形時の変位量を増大させることができる。
この場合例えば、長さ寸法の異なる複数のスリットが形成されているものとすることができる。
または幅寸法の異なる複数のスリットが形成されているものとすることができる。
または幅寸法の異なる複数のスリットが形成されているものとすることができる。
上記構成では、スリットの長さ寸法又は幅寸法を調整することにより、所望の変位量および駆動力を得ることができる。
さらには、隣接するスリット間のそれぞれに脚部が形成されており、これら複数の脚部の中に長さ寸法の異なる脚部が含まれているものである。
あるいは、隣接するスリット間のそれぞれに脚部が形成されており、これら複数の脚部の中に幅寸法の異なる脚部が含まれているものである。
上記構成では、脚部の長さ寸法又は幅寸法を調整することにより、所望の変位量および駆動力を得ることができる。
また上記において、前記積層体の一端と他端とが異なる幅寸法で形成されるものとすることができる。
上記手段では、駆動力の大きなアクチュエータまたは変位量の大きなアクチュエータとすることができる。
また上記においては、前記電解質層は、イオン交換樹脂層であるものが使用される。
また上記においては、前記電解質層は、イオン交換樹脂層であるものが使用される。
本発明では、簡単な構成からなる固定部材を用いて保持固定することができ、しかもこのような固定部材で固定しても変位量および駆動力の低下を抑えることができる高分子アクチュエータの基本構造およびその応用例を提供することができる。
またアクチュエータの基本構造を応用することにより、設計の自由度を高めることが可能となり、変位量や駆動力の調整を容易なものとすることができる。
以下本発明における高分子アクチュエータについて図面を参照しつつ説明する。
図1(A)は高分子アクチュエータに基本原理を説明するための断面図、(B)は高分子アクチュエータの駆動状態を示す断面図である。
図1(A)は高分子アクチュエータに基本原理を説明するための断面図、(B)は高分子アクチュエータの駆動状態を示す断面図である。
まず、高分子アクチュエータの基本構成について説明する。
図1(A)(B)はイオン導電型の高分子アクチュエータ1であり、電解質層2と、この電解質層2の一方の面に設けられた第1の電極層3と、電解質層2の他方の面に設けられた第2の電極層4とが重ねられた積層体1aとして構成されている。
図1(A)(B)はイオン導電型の高分子アクチュエータ1であり、電解質層2と、この電解質層2の一方の面に設けられた第1の電極層3と、電解質層2の他方の面に設けられた第2の電極層4とが重ねられた積層体1aとして構成されている。
電解質層2は、イオン交換が可能な樹脂層であり、陽イオン交換樹脂に電解質である電解液が含浸されたものである。陽イオン交換樹脂は、ポリエチレン、ポリスチレン、フッ素樹脂などにスルホン酸基やカルボキシル基などの親水性官能基が導入されたものである。電解液は、塩を含有する分極性有機溶媒やイオン性液体などである。また、電解質層2が、ポリフッ化ビニリデンなどのベースポリマーにイオン性液体が混入されてゲル状とされたものであってもよい。
第1の電極層3および第2の電極層4は、電解質層2と同じ電解質層に導電性フィラーが含まれているものである。すなわち、第1の電極層3と第2の電極層4は、電解液が含浸されたイオン交換樹脂に、さらにカーボンナノチューブやカーボンナノファイバーなどの導電性フィラーが混入されて構成されている。あるいは陽イオン性液体を含んだ前記ゲル状の層の内部に導電性フィラーが混入されているものであってもよい。
前記電解質層2となるシート状の樹脂と、導電性フィラーが混入されたシート状の第1の電極層3およびシート状の第2の電極層4を積層することで、図1(A)に示す3層構造の高分子アクチュエータ1を形成することができる。この高分子アクチュエータ1は、電解質層2と第1の電極層3との境界面、および電解質層2と第2の電極層4との境界面が強い密着性を有した構造となっている。
また、第1の電極層3と第2の電極層4を形成する他の方法として、メッキ浴や金属錯体の溶液を使用して、電解質層2を構成する陽イオン交換樹脂の両面に金や銀または銅などの導電性金属を付着させて、第1の電極層3および第2の電極層4を形成してもよい。この場合に、前記導電性金属は、その一部が電解質層2を構成する樹脂内に入り込んだ構造である。
図1(B)に示すように、第1の電極層3が陽極側となり、第2の電極層4が陰極側となるように、電解質層2に電界が与えられると、電解質層2内の陽イオンが陰極側である第2の電極層4へ移動する。第1の電極層3と第2の電極層4とが、電解質層2と同様にイオン交換可能な層の内部に導電性フィラーが混入されたものである場合には、第1の電極層3と第2の電極層4内で解離した陽イオンも第2の電極層4側に移動する。
その結果、電解質層2の内部では、第2の電極層4側に偏った位置で体積が膨張しようとする。つまり、第2の電極層4側において膨張応力が発生しこれに基づいて膨張歪みが発生するために、積層体1aに曲げ応力が発生して、図1(B)に示すように、高分子アクチュエータ1に曲げが発生する。
なお、以下においては、この高分子アクチュエータ1の自由端が発生する駆動力を基準駆動力Fとして説明する。
以下、上記基本的構成を有する高分子アクチュエータの実施の形態について説明する。
図2は本発明の第1の実施の形態として、高分子アクチュエータの基本構造を示す斜視図である。
図2は本発明の第1の実施の形態として、高分子アクチュエータの基本構造を示す斜視図である。
図2に第1の実施の形態として示す高分子アクチュエータ1Aは、イオン導電型のアクチュエータの基本構造を示している。高分子アクチュエータ1Aは、Y方向の長さ寸法Lが、X方向の幅寸法Wよりも長い略長方形状の積層体1aとして形成されている。そして、この積層体1aの一端(Y1側)にY方向に沿って形成された一本のスリット5を有している。一端(Y1側)でスリット5が形成された部分がスリット部1a1であり、他端(Y2側)で固定端側のスリットが形成されていない部分が、一体で変形する一体変形部1a2である。スリット部1a1と一体変形部1a2とは一体形成されている。
この高分子アクチュエータ1Aは、スリット5が形成されたY2側の一端を自由端a、Y1側の他端を固定端bとしており、前記固定端bがベースとなる固定部材9に対して片持ち支持された状態で固定される。
固定部材9は、例えば、図2に示すような2枚のベース板9a,9aを用いて高分子アクチュエータ1Aの固定端bの両面を紙面と直行する板厚(Z)方向から挟み込む構成でもよいし、あるいは高分子アクチュエータ1Aの一端を固定部材9内に埋設して固定する構成(図示せず)のような簡易な手段を用いることが可能である。このため、この高分子アクチュエータ1Aでは製造コストを安価とすることが可能とされている。
高分子アクチュエータ1Aは、一本のスリット5によるスリット部1a1が形成され、自由端a側が2つに分岐形成されている。分岐形成された個々の先端部分が脚部6,6である。
第1の実施の形態に示す高分子アクチュエータ1Aは、従来のように輪状ではなく、固定端bが一定の幅寸法を有して形成される構成であるため、固定端b側の一端を固定部材9を用いて安定的に保持固定することが可能である。しかも、この積層体1aでは自由端a側にスリット部1a1が形成され、固定端b側に一体変形部1a2が一体形成されているため、構造的に自由端a側のX方向の拘束力が、固定端b側の幅方向の拘束力よりも小さい。このため、積層体1aは自由端a側が固定端b側よりも板厚(Z)方向に大きく曲げ変形しやすく、自由端a側に大きな変位量および駆動力を発生させることができる。なお、この高分子アクチュエータ1Aの1つの脚部6の自由端aに発生する駆動力は約F/2程度であるが、2本の脚部6,6が発生する全体の駆動力はほぼF/2×2=Fであり、上記高分子アクチュエータ1が発生する基準駆動力と同等にできる。
図3は本発明の第2の実施の形態を示す高分子アクチュエータの平面図である。
図3に示す高分子アクチュエータ1Bは、基本的に上記第1の実施の形態に示す高分子アクチュエータ1Aと同様である。ただし、自由端a側に複数(図2では2本)のスリット5,5からなるスリット部1a1を形成することにより、複数の脚部(図2では3本)6を短冊状に形成した点で相違している。
図3に示す高分子アクチュエータ1Bは、基本的に上記第1の実施の形態に示す高分子アクチュエータ1Aと同様である。ただし、自由端a側に複数(図2では2本)のスリット5,5からなるスリット部1a1を形成することにより、複数の脚部(図2では3本)6を短冊状に形成した点で相違している。
第2の実施の形態に示す高分子アクチュエータ1Bの固定端b側の構成は、第2の実施の形態に示す高分子アクチュエータ1Aと同様である。このため、高分子アクチュエータ1Bの固定端b側を簡易な固定部材9を用いて安定的に保持固定することが可能である。
一方、自由端a側のスリット部1a1には2本のスリット5,5が形成されており、上記高分子アクチュエータ1Aよりも多い3本の脚部6,6,6が形成されている。高分子アクチュエータ1A、1Bの外形寸法(縦、横、板厚の各寸法)およびスリット5の幅寸法が同じであるとすると、脚部6の数が多い側である高分子アクチュエータ1Bの個々の脚部6の幅寸法は、高分子アクチュエータ1Aに比較して狭くなる。すなわち、高分子アクチュエータ1Bの1本の脚部6が発生する駆動力はF/3程度であり、高分子アクチュエータ1や高分子アクチュエータ1Aの1ヶの脚部6が発生する基準駆動力Fよりも小さくなる。しかしながら、高分子アクチュエータ1B全体が発生する駆動力の総和Σfは、全部の脚部6の総数に比例するため、高分子アクチュエータ1が発生する基準駆動力Fと同等とすることができる。すなわち、スリット数(脚数)が多いほど、1脚当たりの基準駆動力は小さくなるが、高分子アクチュエータ1全体が発生する駆動力は基準駆動力Fとほぼ同程度とすることが可能である。
しかも、脚部6は、X方向の幅寸法が狭い方よりも広い方が板厚方向には曲がり難い。このため、この高分子アクチュエータ1Bでは、自由端a側の変位量が固定端b側よりも大きい。このため、分岐形成された個々の脚部6の変位量を、分岐前の一体化した状態における変位量、さらには2本に分岐形成された高分子アクチュエータ1Aの場合における個々の脚部6の変位量よりも大きくすることができる。
このため、この高分子アクチュエータ1Bでは、簡易な固定部材9によって固定しても、高分子アクチュエータ1と同等の基準駆動力Fを確保することができるとともに、高分子アクチュエータ1Aよりも大きな変位を発生させることができる。
そして、スリット5の長さ寸法又は幅寸法を調整することにより、あるいは各脚部6自体の長さ寸法又は幅寸法を変えることにより、高分子アクチュエータ1Bに所望の駆動力および変位量を発生させることが可能となる。
なお、積層体1aに形成された複数スリット5の長さ寸法や幅寸法は、すべて同じ寸法でなくても構わない。必要に応じて個々のスリット5の長さ寸法や幅寸法を変えるようにすると、駆動力および変位量を調整することが可能となる。
図4は本発明の第3の実施の形態を示す高分子アクチュエータの平面図である。
この実施の形態に示す高分子アクチュエータ1Cの構造は、第1の実施の形態に示す基本的構造と同様である。ただし、高分子アクチュエータ1Cは、スリット5が形成されたスリット部1a1側を固定端b側とし、スリット5が形成されていない一体変形部1a2を自由端a側とする構成とする点で、上記第1の実施の形態の高分子アクチュエータ1Aと相違している。なお、スリット部1a1と一体変形部1a2とは一体形成されている。
この実施の形態に示す高分子アクチュエータ1Cの構造は、第1の実施の形態に示す基本的構造と同様である。ただし、高分子アクチュエータ1Cは、スリット5が形成されたスリット部1a1側を固定端b側とし、スリット5が形成されていない一体変形部1a2を自由端a側とする構成とする点で、上記第1の実施の形態の高分子アクチュエータ1Aと相違している。なお、スリット部1a1と一体変形部1a2とは一体形成されている。
高分子アクチュエータ1Cでは、スリット部1a1が形成された一方の端部である固定端b側を、上記同様の簡易な固定部材9を用いて固定することが可能である。
第3の実施の形態の高分子アクチュエータ1Cと第1の実施の形態の高分子アクチュエータ1Aの外形寸法が同じであるとすると、高分子アクチュエータ1Cの固定端b側の個々の脚部6の各幅寸法は、第1の実施の形態に示す高分子アクチュエータ1Aの固定端b側の幅寸法に比較して狭くなる。
このため、高分子アクチュエータ1Cの変形量は、一体変形部1a2が形成された先端の自由端aに比較してスリット部1a1が形成された固定端b側の方が大きいという特性を有する。したがって、この高分子アクチュエータ1Cにおいても、自由端aの先端の板厚方向の変位量を、第1の実施の形態の高分子アクチュエータ1Aと同等とすることができる。しかも、脚部6の個々の駆動力はF/2程度となるが、脚部6全体の駆動力の総和Σfは高分子アクチュエータ1と同等の基準駆動力Fとなる。つまり、この高分子アクチュエータ1Aにおいても簡易な固定部材9によって固定することにより、スリット部を有さない基本構成からなる高分子アクチュエータ1と同等の基準駆動力Fを維持することができるとともに、基本構成の高分子アクチュエータ1よりも大きな変位量を得ることができる。
図5は本発明の第4の実施の形態を示す高分子アクチュエータの平面図である。
また図5に示す高分子アクチュエータ1Dは、基本的には積層体1aの一端に複数のスリット5からなるスリット部1a1を形成して複数の脚部6を短冊状に形成した上記図3に第2の実施の形態の高分子アクチュエータ1Bと同様の構成である。ただし、高分子アクチュエータ1Dが上記高分子アクチュエータ1Bと異なる点は、高分子アクチュエータ1Bでは一体変形部1a2側を固定端b側としてあるのに対し、この高分子アクチュエータ1Dではスリット部1a1脚部6側を自由端a側とした点にある。なお、スリット部1a1と一体変形部1a2とは一体形成されている。
また図5に示す高分子アクチュエータ1Dは、基本的には積層体1aの一端に複数のスリット5からなるスリット部1a1を形成して複数の脚部6を短冊状に形成した上記図3に第2の実施の形態の高分子アクチュエータ1Bと同様の構成である。ただし、高分子アクチュエータ1Dが上記高分子アクチュエータ1Bと異なる点は、高分子アクチュエータ1Bでは一体変形部1a2側を固定端b側としてあるのに対し、この高分子アクチュエータ1Dではスリット部1a1脚部6側を自由端a側とした点にある。なお、スリット部1a1と一体変形部1a2とは一体形成されている。
この高分子アクチュエータ1Dでは個々の脚部6が発生する駆動力はF/3程度となり、図4の高分子アクチュエータ1Cの個々の脚部6が発生する駆動力はF/2よりも小さいが、複数の脚部6全体が発生する駆動力の総和Σfを高分子アクチュエータ1Bと同等の基準駆動力Fとすることが可能である。
しかも、この高分子アクチュエータ1Dでは、スリット部1a1が形成された固定端b側は変形しやすい状態にある。このため、高分子アクチュエータ1Dでは、スリット部1a1が形成された固定端b側が大きく変形することにより、それよりも先端に設けられた一体変形部1a2を、スリットを有しない高分子アクチュエータ1よりも、さらには2本に分岐形成された上記高分子アクチュエータ1B,1Cよりも、大きな変位量で変位動作させることが可能である。
図6は本発明の第5の実施の形態を示す高分子アクチュエータの平面図である。
第5の実施の形態に示す高分子アクチュエータは、第1および第2の実施の形態として示す高分子アクチュエータ1A,1Bの変形例を示している。
第5の実施の形態に示す高分子アクチュエータは、第1および第2の実施の形態として示す高分子アクチュエータ1A,1Bの変形例を示している。
図6(A)に第1の変形例として示す高分子アクチュエータ1Eでは、スリット部1a1を形成するすべてのスリット5の積層体1aの自由端aからの長さ寸法は一定であるが、異なる長さ寸法の脚部6が含まれている点で第1および第2の実施の形態として示す高分子アクチュエータ1A,1Bと相違している。なお、この実施の形態では、すべての脚部6の長さ寸法La1,La2、La3、La4を異ならせているが、一部に長さ寸法の同じ脚部を含ませた構成とすることもできる。
また図6(B)に第2の変形例として示す高分子アクチュエータ1Fでは、スリット部1a1を形成するスリット5の長さ寸法Lb1,Lb2,Lb3を異ならせている点で相違している。
あるいは、図6(A)に示すように、スリット部1a1を形成するスリット5に異なる幅寸法からなる脚部6を含ませた構成とするものであってもよい。図6(A)では、すべての幅寸法Wa1,Wa2,Wa3,Wa4を脚部6ごとに異ならせているが、一部に同じ幅寸法からなる脚部6を含む構成とすることもできる。また図6(B)に示すように異なる幅寸法Wb1,Wb2,Wb3からなる複数のスリット5を含む構成であってもよい。
このように、高分子アクチュエータ1E、1Fのスリット部5を形成するスリット5の長さ寸法を各スリットごとに変えることにより、または脚部6の長さ寸法を各脚部6ごとに変えることにより、脚部6に発生する駆動力および変位量を個々の脚部6ごとに異ならせることができる。その一方で、高分子アクチュエータ1E、1F全体が発生する駆動力の低下を防止することが可能である。
図7は本発明の第6の実施の形態を示す高分子アクチュエータの平面図、図8は本発明の第7の実施の形態を示す高分子アクチュエータの平面図である。
図7に示す高分子アクチュエータ1Gを、スリット部1a1を積層体1aの一端または他端ではなく、それら間の中央に設けた点で相違し、図8に示す高分子アクチュエータ1Hは積層体1aの両端にスリット部1a1,1a1をそれぞれ設けた点で相違している。
このような高分子アクチュエータ1G、1Hでは両端にそれぞれ設けられた固定部材9A,9Aにより、各高分子アクチュエータ1G、1Hの両端をそれぞれ固定し、自由端を有しない状態として駆動させることが可能となる。
一方の高分子アクチュエータ1Gでは、両端の固定部材9A,9Aを支点として中央のスリット部1a1が紙面と直交する方向に移動するように変形させることができる。
他方の高分子アクチュエータ1Hでも、両端の固定部材9A,9Aを支点として中央のスリット部1a1が形成されていない部分である一体変形部1a2を紙面と直交する方向に移動するように変形させることができる。両端を固定させる場合には、一端側の固定部材9Aと他端側の固定部材9Aとの距離を高分子アクチュエータ1G、1HのY方向の長さ寸法以下とし、高分子アクチュエータ1G、1H自体に長手(Y)方向のテンションを与えない状態で駆動させるようにすることが好ましい。
また図7および図8に示すように、中央部のみを固定部材9Bで固定し、それらの両端を自由端として駆動させるようにしてもよい。この場合、各アクチュエータは、上記第1ないし第4の実施の形態と同様の構成となるため、高分子アクチュエータ1G,1Hに大きな変位量および駆動力を発生させることが可能となる。
図9は本発明の第8の実施の形態を示す高分子アクチュエータの平面図である。図9に示す高分子アクチュエータ1Iは、図2の応用例に相当している。
図9に示すものは、図示しない基台に形成された正方形状の開口部の周辺に設けた4枚の高分子アクチュエータ1Iを組み合わせることにより形成される。
各高分子アクチュエータ1Iは、自由端aの幅寸法が固定端bの幅寸法よりも狭い略台形状をしている。4枚の高分子アクチュエータ1Iは、4つの固定端b,b,b,bを、例えば枠状の固定部材9Cと基台の開口部の縁部との間に上下方向から挟み込むことにより固定され、自由端a,a,a,aを開口部の内部に突出させた状態でそれぞれ片持ち支持されている。
あるいは、図2に示すようなベース板9a,9aを四辺にそれぞれ設け、4つの固定端b,b,b,bをそれぞれ固定するようにしてもよい。さらには、開口部の4つの縁部に4つの固定端b,b,b,bをそれぞれ埋設するようにして固定するものであってもよい。
このように、第8の実施の形態に示す高分子アクチュエータ1においても、上記各実施の形態同様に各高分子アクチュエータ1Iを簡易な固定手段9により保持固定することができる。
高分子アクチュエータ1Iには、自由端a側にスリット部1a1を形成するスリット5が形成され、固定端b側にスリット5が形成されていない一体変形部1a2が形成されている。各高分子アクチュエータ1Iの左右の斜辺部は、隣接する高分子アクチュエータ1Iの斜辺部に当接しない傾斜角度θ、すなわち傾斜角度θは45度未満で形成されていることが好ましい。なお、スリット部1a1と一体変形部1a2とは一体形成されている。
高分子アクチュエータ1Iは、固定端b側の幅寸法が自由端a側の幅寸法よりも広いため、大きな駆動力を発生させることが可能である。しかも、開口部の内側に、4枚の高分子アクチュエータ1Iが発生した駆動力を集約することができるため、1つの箇所に大きな駆動力を発生させることが可能となる。
また自由端a側にはスリット部1a1が形成されており、スリット5により分岐形成されta各脚部6の幅寸法は、一体変形部1a2の幅寸法よりもさらに狭い構成である。このため、各脚部6の、紙面と直交するZ方向の変形量を、スリット5が形成されていない場合の自由端aの変形量に比較してさらに大きくすることが可能である。
なお、スリット部1a1は、第2の実施の形態の高分子アクチュエータ1B(図3参照)のように複数のスリット5を形成することにより複数の脚部6を有する構成であってもよい。あるいは、第4の実施の形態の高分子アクチュエータ1D(図5参照)のように固定端b側にスリット部1a1を形成した構成であってもよい。さらには、図6(A)と同様に複数の脚部6の各長さ寸法や各幅寸法は一定でなくてもよいし、図6(B)と同様に複数のスリット5の各長さ寸法や各幅寸法も一定でなくてもよい。
また第8の実施の形態では、自由端a側の幅寸法が狭く、固定端b側の幅寸法が広くした台形状の4枚の高分子アクチュエータ1Iを組み合わせて構成した場合について説明したが、アクチュエータの形状は台形状に限られるものではない。例えば、自由端a側の幅寸法が広く、固定端b側の幅寸法を狭くした逆台形状のアクチュエータであってもよし、円形状、三角形状、その他の多角形状などどのような形状であってもよい。またアクチュエータの枚数は4枚に限られるものはなく、2枚または3枚であってもよいし、あるいは5枚以上で形成されていてもよい。
図10は本発明の第10の実施の形態を示す高分子アクチュエータであり、(A)は平面図、(B)は断面図である。
第10の実施の形態に示す高分子アクチュエータ1Jは、外形形状が円形をしているが、積層体1aの中心部に略十字形状の開口部1bが形成されており、開口部1bに縁部には、中心方向に半円状に突出する4つの凸部(脚部に相当)7が一体的に形成されている点で従来の枠状またはC型形状のアクチュエータと相違する。
この高分子アクチュエータ1Jでは、中心に向かって突出する先端部分が自由端7aを形成し、外周側の外縁が固定端7bである。また隣接する凸部7と凸部7に形成される隙間がスリット部1a1を構成するスリット5を形成している。
このような高分子アクチュエータ1Jは基台8に設置され、例えば中心側に円形の開口部9D1が形成された簡易な固定部材9Dとの間に板厚方向から挟み込まれ、図示しないネジや接着剤などによって安定的に保持固定される。
この場合、点線の円で示す凸部7の末端7c側よりも外側で、且つ実線の円で示す固定部材9Dの内縁9D2よりも内側の環状の領域が一体変形部1a2である。なお、この実施の形態においても、なお、スリット部1a1と一体変形部1a2とは一体形成されている。
高分子アクチュエータ1Jに所定の電界を与えると、前記4つの凸部7に曲げ変形が発生し、凸部7の自由端7aが開口部9D1を通じて図示上方(Z1方向)に突出する。
第10の実施の形態に示す高分子アクチュエータ1Jでは、凸部7が開口部1bの中心方向に向かって突出しているため、凸部7が変形しても円形状からなる固定端7bの表面がウェーブ状に変形することを防止することができる。しかも、固定部材9Dの内縁9D2の内径を調整することにより、外周側に広範な固定領域を確保することが可能となるため、上記のような簡易な固定部材9Dを用いても安定的に保持固定することができる。
さらにスリット部1a1を有する構成であるため、上記各実施の形態同様に比較的大きな駆動力を発生することができるとともに、大きな変位量を確保することが可能となる。
この実施の形態においても、スリット部1a1に複数のスリット5および凸部7を形成することが好ましい。このようにすると、複数の脚部が分岐形成された上記第2の実施の形態に示す高分子アクチュエータ1Bと同様の状態とすることができるため、各凸部7の変位量を増大させることが可能である。
以上のように、本願発明では、基本的構成を有する高分子アクチュエータ1にスリット部1a1とスリット5を有しない一体変形部1a2とを一体的に形成するようにしたことから、変位量を増大させることができる。また簡易な固定部材により容易に保持固定することができ、このように固定しても大きな変位量および駆動力を確保することができる。
1,1A〜1J 高分子アクチュエータ
1a 積層体
1a1 スリット部
1a2 一体変形部
2 電解質層
3 第1の電極層
4 第2の電極層
5 スリット
6 脚部
7 凸部
7a 自由端
7b 固定端
8 基台
9,9A〜9D 固定部材
a 自由端
b 固定端
1a 積層体
1a1 スリット部
1a2 一体変形部
2 電解質層
3 第1の電極層
4 第2の電極層
5 スリット
6 脚部
7 凸部
7a 自由端
7b 固定端
8 基台
9,9A〜9D 固定部材
a 自由端
b 固定端
Claims (11)
- 電解質層と、前記電解質層の一方の面に形成された第1の電極層と、他方の面に形成された第2の電極層とを備えた帯状の高分子からなる積層体として形成され、前記積層体の一端が固定端として支持部材により固定された状態で前記第1の電極層と前記第2の電極層との間に電界を与えることにより前記積層体が曲げ変形する高分子アクチュエータにおいて、
前記積層体の一端と他方の端部との間にスリットが形成されてそれぞれ変形するスリット部と、スリットが形成されておらず一体で変形する一体変形部を有していることを特徴とする高分子アクチュエータ。 - 前記一体変形部が前記積層体の固定端側に形成され、前記スリット部が前記固定端とは逆側となる自由端側に形成されている請求項1記載の高分子アクチュエータ。
- 前記スリット部が前記積層体の固定端側に形成され、前記一体変形部が前記固定端とは逆側となる自由端側に形成されている請求項1または2記載の高分子アクチュエータ。
- 前記一体変形部が前記固定端と前記自由端に形成され、前記スリット部が前記積層体の前記固定端と前記自由端との中間に形成されている請求項1ないし3のいずれかに記載の高分子アクチュエータ。
- 複数の前記スリットが前記積層体に形成されている請求項1ないし4のいずれかに記載の高分子アクチュエータ。
- 長さ寸法の異なる複数のスリットが形成されている請求項5記載の高分子アクチュエータ。
- 幅寸法の異なる複数のスリットが形成されている請求項1ないし6のいずれかに記載の高分子アクチュエータ。
- 隣接するスリット間のそれぞれに脚部が形成されており、これら複数の脚部の中に長さ寸法の異なる脚部が含まれている請求項1ないし7のいずれかに記載の高分子アクチュエータ。
- 隣接するスリット間のそれぞれに脚部が形成されており、これら複数の脚部の中に幅寸法の異なる脚部が含まれている請求項1ないし8のいずれかに記載の高分子アクチュエータ。
- 前記積層体の一端と他端とが異なる幅寸法で形成されている請求項1ないし9のいずれかに記載の高分子アクチュエータ。
- 前記電解質層は、イオン交換樹脂層である請求項1ないし10のいずれかに記載の高分子アクチュエータ。
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