JP2010025822A - 物理量センサ及びその製造方法 - Google Patents

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勝也 菊入
Kiyoshi Sato
清 佐藤
Masaru Sakurai
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Abstract

【課題】 特に、シリコン基板に作用する回路基板との熱膨張差に起因した応力を低減でき、さらに、簡単且つ適切に、圧力センサが回路基板上に半田付けされていることを確認できる物理量センサ及びその製造方法、ならびに、物理量センサ実装構造を提供することを目的としている。
【解決手段】 シリコン基板2、3と、シリコン基板2,3に形成された変位部(ダイアフラム)8と、変位部の変位量を検出するための検出素子と、検出素子に電気的に接続され、前記シリコン基板に形成された電極パッド11と、前記電極パッド11に接合されたインターポーザ15と、を有する。インターポーザ15は、支持基板17と、電極パッド11との接合面(第1面)から第2面にかけて形成される導通部18と、前記導通部18の第2面側と電気的に接続され、側面に露出して形成された半田フィレット形成部22と、を有して構成される。
【選択図】図2

Description

本発明は、特に、MEMS技術を用いて形成された物理量センサ及びその製造方法に関する。
MEMS(微小電気機械システム:Micro Electro Mechanical System)技術を用いて形成された圧力センサは、シリコン基板に形成されたダイアフラムと、ダイアフラムの変位量を検出するための検出素子等を有して構成される。
検出素子に電気的に接続される電極パッドはシリコン基板表面(ダイアフラム形成面及びその逆面も含む)に形成されている。そして従来では、圧力センサが、回路基板上に直接、電極パッドの部分にて、半田付けにより実装されていた。
このため、従来構造では、圧力センサを構成するシリコン基板と回路基板との熱膨張差に起因した応力が、ダイアフラム等を備える前記シリコン基板に直接作用することにより、圧力センサの検出精度が低下したり、ばらつきが生じる問題があった。
特開2004−177343号公報 特開2007−198820号公報
そこで本発明は上記従来の課題を解決するためのものであり、特に、シリコン基板に作用する回路基板との熱膨張差に起因した応力を低減できる物理量センサ及びその製造方法を提供することを目的としている。
本発明における物理量センサは、
シリコン基板と、前記シリコン基板に形成され、物理量の変化に応じて変位する変位部と、前記変位部の変位量を検出するための検出素子と、前記検出素子に電気的に接続され、前記シリコン基板の一方の面に形成された電極パッドと、前記電極パッドに接合されたインターポーザと、を有し、
前記インターポーザは、ガラスで形成された支持基板と、前記電極パッドと電気的に接続され、前記電極パッドとの接合面である第1面から前記第1面との逆面である第2面にかけてシリコンで形成された導通部と、を有して構成されることを特徴とするものである。
あるいは本発明における物理量センサは、
シリコン基板と、前記シリコン基板に形成され、物理量の変化に応じて変位する変位部と、前記変位部の変位量を検出するための検出素子と、前記検出素子に電気的に接続され、前記シリコン基板の一方の面に形成された電極パッドと、前記電極パッドに接合されたインターポーザと、を有し、
前記インターポーザは、シリコンで形成された支持基板と、前記電極パッドと電気的に接続され、前記電極パッドとの接合面である第1面から前記第1面との逆面である第2面にかけてシリコンで形成された導通部と、前記支持基板と前記導通部との間に介在する絶縁層と、を有して構成されることを特徴とするものである。
本発明の構成によれば、インターポーザを備え、しかも、インターポーザを構成する導通部をシリコンで形成し、支持基板をシリコンの熱膨張係数に近いガラス、あるいはシリコンで形成することで(導通部と支持基板を共にシリコンで形成した場合は導通部と支持基板間を絶縁層にて絶縁する)、物理量センサを回路基板上に実装したとき、シリコン基板に作用する回路基板との熱膨張差に起因した応力を効果的に、低減できる。
本発明では、前記インターポーザの隅部に、前記第1面から前記第2面に至る前記導通部が形成されていることが好ましい。これにより、導通部の平面面積を大きく形成しやすく、導通部の電気抵抗値を効果的に小さく出来る。また、インターポーザを回路基板上に安定して実装しやすい。
また本発明では、前記電極パッドは、前記変位部と同じ形成面側に形成されていることが好ましい。これにより、変位部がインターポーザと対向した位置関係になり、変位部をインターポーザにより適切に保護できる。
本発明では、前記変位部は圧力を受けて変位するダイアフラムであり、前記支持基板には前記ダイアフラムに通じる通気口が形成されていることが好ましい。
前記通気口は、前記支持基板の厚さ方向に形成され、前記支持基板の前記第1面側には、前記通気口に連通し、前記通気口よりも平面面積が大きい凹部が形成されていることが好ましい。あるいは、前記支持基板の第1面には、側面にまで通じる凹形状の前記通気口が形成されている形態でもよい。
また本発明では、前記変位部の形成領域を除く前記シリコン基板と前記支持基板との間の空間領域に、支持部が設けられていることが好ましい。
本発明における物理量センサの製造方法は、
シリコン基板と、前記シリコン基板に形成され、物理量の変化に応じて変位する変位部と、前記変位部の変位量を検出するための検出素子と、前記検出素子に電気的に接続され、前記シリコン基板の一方の面に形成された電極パッドと、前記電極パッドに接合されたインターポーザと、を有するものであり、
前記インターポーザを、
シリコン基板の上面にエッチングにより前記導通部を形成する工程、
前記導通部の周囲を、ガラス材によって埋め、前記シリコン基板と前記ガラス材から成るインターポーザ基板を形成する工程、
上下面の双方から前記導通部が露出するように、前記インターポーザ基板の上下面を削る工程、
前記インターポーザ基板を個々のインターポーザに分断する工程、を有して形成し、
続いて、前記インターポーザの一方の面に露出した前記導通部と前記電極パッド間を接合する工程、
を有することを特徴とするものである。
本発明の物理量センサの製造方法によれば、簡単且つ適切に、支持基板、及び、導通部を備えるインターポーザを形成できる。そして本発明では、物理量センサを回路基板上に実装したとき、シリコン基板に作用する回路基板との熱膨張差に起因した応力を低減できる物理量センサを簡単且つ適切に製造することが出来る。
本発明では、前記導通部の位置でダイシングの方向を直交させて、前記導通部を分断することが好ましい。これにより、導通部をインターポーザの隅部に形成できる。
本発明の構成によれば、インターポーザを備え、しかも、インターポーザを構成する導通部をシリコンで形成し、支持基板をシリコンの熱膨張係数に近いガラス、あるいはシリコンで形成することで(導通部と支持基板を共にシリコンで形成した場合は導通部と支持基板間を絶縁層にて絶縁する)、物理量センサを回路基板上に実装したとき、シリコン基板に作用する回路基板との熱膨張差に起因した応力を効果的に、低減できる。
図1は、本実施形態における圧力センサ(物理量センサ)の斜視図、図2は、図1に示す圧力センサをA−A線に沿って高さ方向(厚さ方向)から切断した切断面を示す断面図、図3は、本実施形態の圧力センサと回路基板との実装構造を示す断面図、図4ないし図8は、図2とは異なる本実施形態の圧力センサの断面図、図9は、圧力センサのダイアフラム形成面の平面図、である。
図1,図2に示すピエゾ抵抗型圧力センサ1は、例えば、絶対圧検知用(すなわちキャビティ内が真空である)である。
図1,図2に示すピエゾ抵抗型圧力センサ1は、第1シリコン基板2と、第2シリコン基板3とを有して構成される。例えば第1シリコン基板2及び第2シリコン基板3の間には、酸化絶縁層(SiO2層)が介在し、3層のSOI基板を構成している。
図2に示すように、第1シリコン基板2の上面には、キャビティ(凹部)7が形成される。図2及び図9に示すように、キャビティ7の上側に位置する第2シリコン基板3によりダイアフラム8が形成されている。図9に示すように、キャビティ7及びダイアフラム8は平面視にてピエゾ抵抗型圧力センサ1の略中央位置に形成され、キャビティ7及びダイアフラム8の平面視形状は略矩形状である。
図9に示すように、ダイアフラム8の周囲は第2シリコン基板3に圧力が作用しても歪みが生じない固定領域9である。
ダイアフラム8の4辺の各縁部の略中央には、ピエゾ素子B〜Eが形成される。図9に示すように、第1ピエゾ素子Bと第2ピエゾ素子Cとが第1の出力パッド11を介して直列接続される。また、第3ピエゾ素子Dと第4ピエゾ素子Eとが第2の出力パッド12を介して直列接続される。
第1ピエゾ素子Bと第3ピエゾ素子Dは入力パッド13を介して、及び、第2ピエゾ素子Cと第4ピエゾ素子Eはグランドパッド14を介して、夫々接続される。各ピエゾ素子B〜Eに接続される配線層10は固定領域9上に延出形成され、各パッド11〜14は固定領域9の四隅近傍に設けられている。配線層10や各電極パッド11〜14はスパッタやメッキによりAuやAl等の良導体で形成される。
ダイアフラム8が圧力を受けて歪んだときに、第2ピエゾ素子C及び前記第3ピエゾ素子Dの抵抗値の増減傾向と、第1ピエゾ素子B及び前記第4ピエゾ素子Eの抵抗値の増減傾向とが逆傾向となるように、各ピエゾ素子B〜Eが配置されている。図1では各ピエゾ素子B〜Eの平面視形状が略矩形状となっているが例えばミアンダ形状で形成することが可能である。
各電極パッド11〜14は例えば図2に示すようなバンプ形状であるが、形状を限定するものではない。
図1,図2に示すように、第2シリコン基板3側に、インターポーザ15が設けられている。図1,図2に示すようにインターポーザ15の略中央部には、上面(第2面)から下面(第1面)に向けて貫通する通気口16が形成されている。この実施形態では、通気口16の平面形状は円形状であるが、形状を限定するものではない。
インターポーザ15は、支持基板17と、支持基板17に支持された導通部18とを有して構成される。
図1に示すように支持基板17は、所定の厚みがあり、平面が略矩形状の(直方体状の)基板の四隅を上面(第2面)17eから下面(第1面)17fに向けて凹形状に切り欠いた形状である。
支持基板17に形成された凹部26内にそれぞれ、導通部18が設けられる。
よって、各導通部18は、支持基板17の上面17eから下面17fにかけて形成され、上面17e及び下面17fで露出している。またこの実施形態では、インターポーザ15の四隅に形成された各凹部26内に各導通部18が設けられるため、各導通部18の側面の一部も露出している。この実施形態では、各導通部18は直方体状であり、各導通部18の露出した側面は、支持基板17の側面17gと同一面で形成されている。
ここで、導通部18の形成位置は、後述する変形例にも示すようにインターポーザ15の隅部に限定されない。例えば、支持基板17の側面17gの略中央位置に凹形状に切欠いて、その凹部内に導通部18が形成される形態でもよい。特に、インターポーザ15が円形等の多角形状でない場合、インターポーザ15の任意の側面位置に導通部18を設けるようにすることが好適である。ただしインターポーザ15が多角形状である場合、導通部18をインターポーザ15の隅部に形成することが好適である。
図2に示すように、各導通部18の上面(第2面)には導通パッド27が形成されている。
図2に示すように、インターポーザ15の各導通部18の下面(第1面)と、各電極パッド11〜14間が接合層28を介して接合されている。これにより導通部18と電極パッド11〜14とが電気的に接続される。
本実施形態では、支持基板17はガラス(例えばパイレックス(登録商標))で形成される。また導通部18は、第1シリコン基板2や第2シリコン基板3と同じシリコンで形成される。また、接合層28は導電性材料であれば特に材質を限定しないが、電極パッド11〜14と接合層23とで共晶を作るなどして、接合強度を高めることが可能な材質を選択することが好適である。また導通パッド27は半田濡れ性に優れたNi、Cu等を有する材質で形成されることが好適である。
図1,図2に示すように、各導通部18の上面(第2面)に形成された導通パッド27上には半田ボール20が設けられる。
図1,図2に示す圧力センサ1を回路基板30上に実装した図が図3である。図3に示すように圧力センサ1を図1,図2の状態から反転させて、インターポーザ15を回路基板30上に対向させる。そして、インターポーザ15に形成された各導通パッド27と回路基板30の各半田ランド部31との間が半田21にて接合される。
本実施形態における圧力センサ1は、第2シリコン基板3に形成された電極パッド11〜14に接合されるインターポーザ15を備えている。さらに本実施形態では、導通部18は、シリコンで形成され、支持基板17はガラスで形成される。ガラスの熱膨張係数はシリコンの熱膨張係数に近い。よって、本実施形態では、シリコン基板2,3と、インターポーザ15間の熱膨張係数の差は非常に小さい。したがって、図3に示すように圧力センサ1を回路基板30上に実装したときに本実施形態の構成によれば、熱膨張差に起因したシリコン基板2,3に作用する応力を効果的に、低減することが出来る。
本実施形態では、各導通部18をインターポーザ15の四隅に形成している。導通部18をインターポーザ15の隅部に形成すれば、各導通部18をインターポーザ15の2つの側面に露出する位置まで最大限に大きく形成でき、また少なくとも隅部周辺をシリコン基板側の固定領域9との対向領域にできるため、導通部18の平面面積を大きく形成しやすい。したがって、導通部18の電気抵抗値を低減できる。また導通部18と半田ランド部31間を半田付けにて接合しやすく、圧力センサ1を回路基板30上に安定して実装することが出来る。
また図2,図9等に示すように、電極パッド11〜14は、変位部であるダイアフラム8と同じ形成面側に形成されている。これにより、図2等に示すように、インターポーザ15が、ダイアフラム8と対向した位置関係になる。したがって、ダイアフラム8をインターポーザ15により適切に保護することが出来る。
図4以降に本実施形態の変形例を示す。図4に示す形態では、導通部18及び、支持基板17が共にシリコンで形成され、導通部18と支持基板17の間が絶縁層33により絶縁されている。このように、導通部18及び支持基板17をシリコンで形成することで、シリコン基板に作用する回路基板との熱膨張差に起因した応力をより効果的に、低減できる。
図5に示す形態では、シリコンで形成された導通部18が、インターポーザ15の四隅に形成されず、インターポーザ15(支持基板17)の内部位置に形成される。よって導通部18は、上面と下面だけが支持基板17から露出している。そして導通部18の上面(第2面)から支持基板17の上面にかけて導通パッド27が形成されている。
図6に示す形態では、インターポーザ15と第2シリコン基板3間を支持する支持部40が設けられる。図7以外の形態では、インターポーザ15と第2シリコン基板3間が電極パッド11〜14の部分のみで支持されていたが、図6のように、支持部40を設けることで、インターポーザ15と第2シリコン基板3間をより確実に支持できる。支持部40は、電極パッド11〜14と対向しない固定領域9(図9参照)との空間領域に形成される。支持部40はシリコンあるいはガラスで形成されることが好適である。例えば、支持部40は、電極パッド11〜14と同じ形成工程で形成し(係る場合、支持部40は電極パッドと同じ金属材料である)、インターポーザ15側には、接合層28と同じ形成工程で、支持部40と対向する位置に接合層を形成しておく。そして、支持部40と接合層間、及び電極パッド11〜14と接合層28間を接合する。
図7に示す形態では、インターポーザ15の厚さ(高さ)方向に形成された通気口16の孔径が他の形態に比べて小さく形成されている。そして図7では、支持基板17の第2シリコン基板3と対向する面側に通気口16と連通した凹部41が形成されている。図7に示す形態では、通気口16の孔径が小さくされているので異物が通気口16を通って、ダイアフラム8とインターポーザ15間に溜まるのを抑制できる。またダイアフラム8に対する外的接触等を抑制できる。また仮に異物が通気口16を通ってダイアフラム8とインターポーザ15間に入り込んでも、径が大きい凹部41が設けられているので、検出感度の低下を抑制できる。
図8に示す形態では、インターポーザ15の第2シリコン基板3との対向面(第2面)に、側面にまで通じる凹形状の通気口42が形成されている。よって、インターポーザ15の厚さ(高さ)方向に通気口を設ける形態に比べて異物進入を抑制できる。通気口42は2以上の側面間を繋ぐように形成されていてもよいし、あるいは通気口42はインターポーザ15のシリコン基板との対向面(第2面)の途中位置で途切れるように形成されていてもよい。
図4ないし図8では、図1,図2に示すように導通パッド27上に半田ボール20が載置された形態であってもよい。
次に、本実施形態の圧力センサ1のうち、特にインターポーザ15の製造方法について説明する。以下では、一つの基板から複数個のインターポーザを形成する製造方法を説明する。
図10に示す工程では、シリコン基板50上にレジスト等のマスク層51を形成する。これらマスク層51は、シリコン基板50の導通部18となる位置に設けられる。そして、SiディープRIE等で、マスク層51に覆われていないシリコン基板50を所定深さまで削り込む(図10の点線に沿ってシリコン基板50が削られる)。これによりシリコン基板50には複数の突状部53が形成される。
図11に示す工程では、突状部53上のマスク層51を除去する。続いて、加熱して軟質状態のガラス材52を、突状部53と対向させ、ガラス材52をプレスして突状部53間をガラス材52により埋める(図12参照)。なお軟質状態はゴム状態であっても、液体状態であってもどちらでもよい。液体状態では、ガラス材52を突状部53間に流し込んで、突状部53間をガラス材52により埋めることが出来る。以下、突状部53を「導通部」、ガラス材52を「支持基板」と称する。
続いて図12に示す工程では、導通部53間を連設しているシリコン基板50の部分と、導通部53上に位置する支持基板52をラッピングして除去する(図13に示す点線部分までラッピングする)。これにより、シリコンで形成された導通部53の上面(第2面)と下面(第1面)とが露出し、且つ導通部53の周囲に支持基板52が形成されたインターポーザ基板54が完成する。
続いて図13に示す工程では、導通部53の上面に導通パッド57を形成する。また導通部53の下面(第1面)側に接合層58を形成する。さらに支持基板52に通気口59を形成する。
続いて図14に示すように、インターポーザ基板54に形成された接合層58と、シリコン基板60の表面に形成された電極パッド11〜14とを対向させて、インターポーザ基板54とシリコン基板60間を接合する。なおこの時点で既にシリコン基板60にはダイアフラム8、キャビティ7及び図9に示す配線層10等が形成されている。
図14に示す点線は、インターポーザ基板54及びシリコン基板60に対するダイシングの位置を示している。図14に示すように、導通部53の上面(第2面)に形成された導通パッド57の略中央位置でダイシング方向を直交させて、導通部53を分断する。これにより、図1に示す圧力センサを複数個、同じ基板から得ることが出来る。
図14に示すように、導通部53を直交に分断することで、各インターポーザの隅部に導通部を形成できる。ただし、これは好ましい一例であって、導通部の形成位置に応じてダイシングの位置を変更することが可能である。
また支持基板と導通部より構成されるインターポーザ基板の製造方法は上記以外であってもよい。例えば支持基板に貫通する複数の孔を予め形成し、この孔内に導通部を形成する。ただし、ガラスから形成される支持基板と、シリコンから形成される導通部のインターポーザ基板は上記した製造方法で形成することが好適である。
本実施形態では、圧力センサを用いて説明したが、圧力センサに限定されるものではない。本実施形態は、加速度センサや角速度センサ等の「物理量センサ」に適用できる。
本実施形態における圧力センサ(物理量センサ)の斜視図、 図1に示す圧力センサをA−A線に沿って高さ方向(厚さ方向)から切断した切断面を示す断面図、 本実施形態の圧力センサと回路基板との実装構造を示す断面図、 図2とは異なる本実施形態の圧力センサの断面図、 図2とは異なる本実施形態の圧力センサの断面図、 図2とは異なる本実施形態の圧力センサの断面図、 図2とは異なる本実施形態の圧力センサの断面図、 図2とは異なる本実施形態の圧力センサの断面図、 圧力センサのダイアフラム形成面の平面図、 本実施形態のインターポーザの製造方法を示す一工程図(断面図)、 図10の次に行われる一工程図(断面図)、 図11の次に行われる一工程図(断面図)、 図12の次に行われる一工程図(断面図)、 インターポーザ基板とシリコン基板を貼り合わせた状態の斜視図、
符号の説明
1 ピエゾ抵抗型圧力センサ
2 第1シリコン基板
3 第2シリコン基板
7 キャビティ
8 ダイアフラム
11〜14 電極パッド
15 インターポーザ
16、42、59 通気口
17 支持基板
18 導通部
20 半田ボール
21 半田
27、57 導通パッド
30 回路基板
31 半田ランド部
40 支持部
50 シリコン基板
51、55 マスク層
52 ガラス材(支持基板)
53 突状部(導通部)
54 インターポーザ基板
B〜E ピエゾ素子

Claims (10)

  1. シリコン基板と、前記シリコン基板に形成され、物理量の変化に応じて変位する変位部と、前記変位部の変位量を検出するための検出素子と、前記検出素子に電気的に接続され、前記シリコン基板の一方の面に形成された電極パッドと、前記電極パッドに接合されたインターポーザと、を有し、
    前記インターポーザは、ガラスで形成された支持基板と、前記電極パッドと電気的に接続され、前記電極パッドとの接合面である第1面から前記第1面との逆面である第2面にかけてシリコンで形成された導通部と、を有して構成されることを特徴とする物理量センサ。
  2. シリコン基板と、前記シリコン基板に形成され、物理量の変化に応じて変位する変位部と、前記変位部の変位量を検出するための検出素子と、前記検出素子に電気的に接続され、前記シリコン基板の一方の面に形成された電極パッドと、前記電極パッドに接合されたインターポーザと、を有し、
    前記インターポーザは、シリコンで形成された支持基板と、前記電極パッドと電気的に接続され、前記電極パッドとの接合面である第1面から前記第1面との逆面である第2面にかけてシリコンで形成された導通部と、前記支持基板と前記導通部との間に介在する絶縁層と、を有して構成されることを特徴とする物理量センサ。
  3. 前記インターポーザの隅部に、前記第1面から前記第2面に至る前記導通部が形成されている請求項1又は2に記載の物理量センサ。
  4. 前記電極パッドは、前記変位部と同じ形成面側に形成されている請求項1ないし3のいずれかに記載の物理量センサ。
  5. 前記変位部は圧力を受けて変位するダイアフラムであり、前記支持基板には前記ダイアフラムに通じる通気口が形成されている請求項4記載の物理量センサ。
  6. 前記通気口は、前記支持基板の厚さ方向に形成され、前記支持基板の前記第1面側には、前記通気口に連通し、前記通気口よりも平面面積が大きい凹部が形成されている請求項5記載の物理量センサ。
  7. 前記支持基板の第1面には、側面にまで通じる凹形状の前記通気口が形成されている請求項5記載の物理量センサ。
  8. 前記変位部の形成領域を除く前記シリコン基板と前記支持基板との間の空間領域に、支持部が設けられている請求項1ないし7のいずれかに記載の物理量センサ。
  9. シリコン基板と、前記シリコン基板に形成され、物理量の変化に応じて変位する変位部と、前記変位部の変位量を検出するための検出素子と、前記検出素子に電気的に接続され、前記シリコン基板の一方の面に形成された電極パッドと、前記電極パッドに接合されたインターポーザと、を有するものであり、
    前記インターポーザを、
    シリコン基板の上面にエッチングにより前記導通部を形成する工程、
    前記導通部の周囲を、ガラス材によって埋め、前記シリコン基板と前記ガラス材から成るインターポーザ基板を形成する工程、
    上下面の双方から前記導通部が露出するように、前記インターポーザ基板の上下面を削る工程、
    前記インターポーザ基板を個々のインターポーザに分断する工程、を有して形成し、
    続いて、前記インターポーザの一方の面に露出した前記導通部と前記電極パッド間を接合する工程、
    を有することを特徴とする物理量センサの製造方法。
  10. 前記導通部の位置でダイシングの方向を直交させて、前記導通部を分断する請求項9に記載の物理量センサの製造方法。
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