JP4925272B2 - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4925272B2
JP4925272B2 JP2006231339A JP2006231339A JP4925272B2 JP 4925272 B2 JP4925272 B2 JP 4925272B2 JP 2006231339 A JP2006231339 A JP 2006231339A JP 2006231339 A JP2006231339 A JP 2006231339A JP 4925272 B2 JP4925272 B2 JP 4925272B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
surface side
electrical connection
metal layer
cover substrate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006231339A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008049464A (ja
Inventor
威 中筋
佳治 佐名川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2006231339A priority Critical patent/JP4925272B2/ja
Publication of JP2008049464A publication Critical patent/JP2008049464A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4925272B2 publication Critical patent/JP4925272B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Micromachines (AREA)
  • Pressure Sensors (AREA)

Description

本発明は、マイクロマシニング技術を利用して半導体基板の一部からなる薄肉の可撓性要素部を形成した半導体装置に関するものである。
従来から、マイクロマシニング技術を利用して半導体基板の一部からなる薄肉の可撓性要素部を形成した半導体装置として、例えば、加速度センサ、ジャイロセンサ、圧力センサ、マイクロアクチュエータ、マイクロリレー、マイクロバルブなどが知られている。
この種の半導体装置としては、例えば、半導体基板を用いて形成され可動性要素部を有する機能基板と、機能基板が一表面側に接合され且つ他表面側に複数の外部接続用電極が形成された第1のカバー基板と、第1のカバー基板との間に機能基板を囲む形で第1のカバー基板の上記一表面側に接合された第2のカバー基板とを備え、カバー基板の材料として上記半導体基板と同じ材料を採用することにより、機能基板と各カバー基板との線膨張率差に起因した特性変動を抑制するようにしたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。なお、ピエゾ抵抗形の加速度センサや圧力センサでは、可撓性要素部の適宜位置にピエゾ抵抗が形成されている。
ところで、この種の半導体装置を実装基板(例えば、ガラスエポキシ樹脂基板など)に実装して用いる場合、半導体装置の複数の外部接続用電極と、実装基板において半導体装置の投影面内に設けられた複数の導体パターンとを半田やバンプなどの接合部を介して電気的に接続する必要があるが、半導体装置と実装基板との線膨張率差に起因した応力が実装基板から機能基板の可撓性要素部に伝達されて半導体装置の特性が劣化してしまう。
そこで、半導体装置における他の部材との接合面に他の部材との接合に伴う応力を緩和する応力緩和部として溝部を設ける技術(例えば、特許文献2,3,4参照)を適用することが考えられる。
特開2006−186358号公報 特開2000−187040号公報 特開2001−168139号公報 特開平2−240942号公報
しかしながら、上記特許文献2〜4のように応力緩和部として溝部を設ける技術を適用したとしても、実装基板との線膨張率差に起因して可撓性要素部に生じる応力をなくすことは難しい。
本発明は上記事由に鑑みて為されたものであり、その目的は、実装基板との線膨張率差に起因して可撓性要素部に生じる応力をより緩和することが可能な半導体装置を提供することにある。
請求項1の発明は、半導体基板を用いて形成され薄肉の可撓性要素部を有する機能基板と、一表面側に機能基板の複数の第1の電気接続用金属層と接合された複数の第2の電気接続用金属層を有するとともに他表面側に複数の第2の電気接続用金属層それぞれと貫通孔配線を介して電気的に接続された複数の外部接続用電極を有する第1のカバー基板と、第1のカバー基板との間に機能基板を囲む形で第1のカバー基板の前記一表面側に接合された第2のカバー基板とを備え、第1のカバー基板は、第2の電気接続用金属層と当該第2の電気接続用金属層に電気的に接続された外部接続用電極とを機能基板の厚み方向において重ならないようにずらしてあり、第2の電気接続用金属層と当該第2の電気接続用金属層に電気的に接続された外部接続用電極との間の領域において前記一表面側および前記他表面側それぞれに、外部接続用電極と実装基板の導体パターンとの接合に伴い可撓性要素部に発生する応力を緩和する溝部が形成され、第2の電気接続用金属層と当該第2の電気接続用金属層に電気的に接続された外部接続用電極との間に蛇腹状構造部が形成されるように前記一表面側の溝部の形成位置と前記他表面側の溝部の形成位置とをずらしてあることを特徴とする。
この発明によれば、第1のカバー基板は、第2の電気接続用金属層と当該第2の電気接続用金属層に電気的に接続された外部接続用電極との間の領域において前記一表面側および前記他表面側それぞれに、外部接続用電極と実装基板の導体パターンとの接合に伴い可撓性要素部に発生する応力を緩和する溝部が形成され、第2の電気接続用金属層と当該第2の電気接続用金属層に電気的に接続された外部接続用電極との間に蛇腹状構造部が形成されるように前記一表面側の溝部の形成位置と前記他表面側の溝部の形成位置とをずらしてあるので、外部接続用電極と可撓性要素部との間に蛇腹状構造部が存在することとなり、実装基板から可撓性要素部までの応力伝達距離が長くなるから、実装基板との線膨張率差に起因して可撓性要素部に生じる応力をより緩和することが可能となる。
別の発明は、請求項1の発明において、前記第1のカバー基板は、前記第2の電気接続用金属層よりも前記外部接続用電極が内側に位置するように両者の形成位置をずらしてあることを特徴とする。
この発明によれば、前記第1のカバー基板において前記第2の電気接続用金属層よりも前記外部接続用電極が外側に位置するように両者の形成位置をずらしてある場合に比べて、前記可撓性要素部に生じる応力を低減することができるとともに、半導体装置の平面サイズの小型化を図れる。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記第1のカバー基板は、前記外部接続用電極が半田リフロー用パッドであり、半田リフロー用パッドの周辺に当該半田リフロー用パッドの材料に比べて半田濡れ性の低い材料からなる半田広がり防止部が形成されてなることを特徴とする。
この発明によれば、前記実装基板へ半田リフローにより実装する際に半田が前記外部接続用電極の周辺まで流出するのを防止することができて接合面積の増大による応力の増大を抑制することができる。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2の発明において、前記第1のカバー基板の前記他表面側で前記外部接続用電極と前記貫通孔配線とを電気的に接続する配線が前記溝部を避けて形成されてなることを特徴とする。
この発明によれば、前記第1のカバー基板の前記他表面側の配線の形成が容易になる。
請求項1の発明では、実装基板との線膨張率差に起因して可撓性要素部に生じる応力をより緩和することが可能になるという効果がある。
(実施形態1)
本実施形態の半導体装置について図1〜図4を参照しながら説明するが、本実施形態では半導体装置として、図1に示すように実装基板(例えば、ガラスエポキシ樹脂基板など)40に実装して用いる加速度センサAを例示する。
加速度センサAは、第1の半導体基板を用いて形成され後述のセンシング部を有するセンサ基板1と、第2の半導体基板を用いて形成されセンサ基板1のセンシング部に電気的に接続される複数の貫通孔配線24を有しセンサ基板1の一表面側(図1における下面側)に接合された第1のカバー基板2と、第3の半導体基板を用いて形成され第1のカバー基板2との間にセンサ基板1を囲む形で第1のカバー基板2の一表面側(図1における上面側)に接合された第2のカバー基板3とを備えている。ここにおいて、センサ基板1および各カバー基板2,3の外周形状は矩形状であり、各カバー基板2,3はセンサ基板1よりも大きな外形寸法に形成されている。
また、センサ基板1は、シリコン基板からなる支持基板10a上のシリコン酸化膜からなる絶縁層(埋込酸化膜)10b上にn形のシリコン層(活性層)10cを有するSOIウェハを加工することにより形成してあり、第1のカバー基板2は第1のシリコンウェハを加工することにより形成し、第2のカバー基板3は第2のシリコンウェハを加工することにより形成してある。ここにおいて、本実施形態では、SOIウェハが第1の半導体基板を構成し、第1のシリコンウェハが第2の半導体基板を構成し、第2のシリコンウェハが第3の半導体基板を構成している。なお、本実施形態では、SOIウェハの主表面であるシリコン層10cの表面は(100)面としてある。
センサ基板1は、図1および図3に示すように、枠状(本実施形態では、矩形枠状)のフレーム部11を備え、フレーム部11の内側に配置される重り部12が一表面側(図3(b)における上面側)において可撓性を有する4つの短冊状の撓み部13を介してフレーム部11に揺動自在に支持されている。言い換えれば、センサ基板1は、枠状のフレーム部11の内側に配置される重り部12が重り部12から四方へ延長された4つの撓み部13を介してフレーム部11に揺動自在に支持されている。ここで、フレーム部11は、上述のSOIウェハの支持基板10a、絶縁層10b、シリコン層10cそれぞれを利用して形成してある。これに対して、撓み部13は、上述のSOIウェハにおけるシリコン層10cを利用して形成してあり、フレーム部11よりも十分に薄肉となっている。
重り部12は、上述の4つの撓み部13を介してフレーム部11に支持された直方体状のコア部12aと、センサ基板1の上記一表面側から見てコア部12aの四隅それぞれに連続一体に連結された直方体状の4つの付随部12bとを有している。言い換えれば、重り部12は、フレーム部11の内側面に一端部が連結された各撓み部13の他端部が外側面に連結されたコア部12aと、コア部12aと一体に形成されコア部12aとフレーム部11との間の空間に配置される4つの付随部12bとを有している。つまり、各付随部12bは、センサ基板1の上記一表面側から見た平面視において、フレーム部11とコア部12aと互いに直交する方向に延長された2つの撓み部13,13とで囲まれる空間に配置されており、各付随部12bそれぞれとフレーム部11との間にはスリット14が形成され、撓み部13を挟んで隣り合う付随部12b間の間隔が撓み部13の幅寸法よりも長くなっている。ここにおいて、コア部12aは、上述のSOIウェハの支持基板10a、絶縁層10b、シリコン層10cそれぞれを利用して形成し、各付随部12bは、SOIウェハの支持基板10aを利用して形成してある。しかして、センサ基板1の上記一表面側において各付随部12bの表面は、コア部12aの表面を含む平面からセンサ基板1の上記他表面側(図3(b)における下面側)へ離間して位置している。なお、センサ基板1の上述のフレーム部11、重り部12、各撓み部13は、マイクロマシニング技術を利用して形成すればよい。
ところで、図3(a),(b)それぞれの右下に示したように、センサ基板1の上記一表面に平行な面内でフレーム部11の一辺に沿った一方向をx軸の正方向、この一辺に直交する辺に沿った一方向をy軸の正方向、センサ基板1の厚み方向の一方向をz軸の正方向と規定すれば、重り部12は、x軸方向に延長されてコア部12aを挟む2つ1組の撓み部13,13と、y軸方向に延長されてコア部12aを挟む2つ1組の撓み部13,13とを介してフレーム部11に支持されていることになる。なお、上述のx軸、y軸、z軸の3軸により規定した直交座標では、センサ基板1において上述のシリコン層10cにより形成された部分の表面における重り部12の中心位置を原点としている。
重り部12のコア部12aからx軸の正方向に延長された撓み部13(図3(a)の右側の撓み部13)は、コア部12a近傍に2つ1組のゲージ抵抗Rx2,Rx4が形成されるとともに、フレーム部11近傍に1つのゲージ抵抗Rz2が形成されている。一方、重り部12のコア部12aからx軸の負方向に延長された撓み部13(図3(a)の左側の撓み部13)は、コア部12a近傍に2つ1組のゲージ抵抗Rx1,Rx3が形成されるとともに、フレーム部11近傍に1つのゲージ抵抗Rz3が形成されている。ここに、コア部12a近傍に形成された4つのゲージ抵抗Rx1,Rx2,Rx3,Rx4は、x軸方向の加速度を検出するために形成されたもので、平面形状が細長の長方形状であって、長手方向が撓み部13の長手方向に一致するように形成してあり、図4における左側のブリッジ回路Bxを構成するように図示しない配線(センサ基板1に形成されている拡散層配線、金属配線など)によって接続されている。なお、ゲージ抵抗Rx1〜Rx4は、x軸方向の加速度がかかったときに撓み部13において応力が集中する応力集中領域に形成されている。
また、重り部12のコア部12aからy軸の正方向に延長された撓み部13(図3(a)の上側の撓み部13)はコア部12a近傍に2つ1組のゲージ抵抗Ry1,Ry3が形成されるとともに、フレーム部11近傍に1つのゲージ抵抗Rz1が形成されている。一方、重り部12のコア部12aからy軸の負方向に延長された撓み部13(図3(a)の下側の撓み部13)はコア部12a近傍に2つ1組のゲージ抵抗Ry2,Ry4が形成されるとともに、フレーム部11側の端部に1つのゲージ抵抗Rz4が形成されている。ここに、コア部12a近傍に形成された4つのゲージ抵抗Ry1,Ry2,Ry3,Ry4は、y軸方向の加速度を検出するために形成されたもので、平面形状が細長の長方形状であって、長手方向が撓み部13の長手方向に一致するように形成してあり、図4における中央のブリッジ回路Byを構成するように図示しない配線(センサ基板1に形成されている拡散層配線、金属配線など)によって接続されている。なお、ゲージ抵抗Ry1〜Ry4は、y軸方向の加速度がかかったときに撓み部13において応力が集中する応力集中領域に形成されている。
また、フレーム部11近傍に形成された4つのゲージ抵抗Rz1,Rz2,Rz3,Rz4は、z軸方向の加速度を検出するために形成されたものであり、図4における右側のブリッジ回路Bzを構成するように図示しない配線(センサ基板1に形成されている拡散層配線、金属配線など)によって接続されている。ただし、2つ1組となる撓み部13,13のうち一方の組の撓み部13,13に形成したゲージ抵抗Rz1,Rz4は長手方向が撓み部13,13の長手方向と一致するように形成されているのに対して、他方の組の撓み部13,13に形成したゲージ抵抗Rz2,Rz3は長手方向が撓み部13,13の幅方向(短手方向)と一致するように形成されている。
ここで、センサ基板1の基本的な動作の一例について説明する。
いま、センサ基板1に加速度がかかっていない状態で、センサ基板1に対してx軸の正方向に加速度がかかったとすると、x軸の負方向に作用する重り部12の慣性力によってフレーム部11に対して重り部12が変位し、結果的にx軸方向を長手方向とする撓み部13,13が撓んで当該撓み部13,13に形成されているゲージ抵抗Rx1〜Rx4の抵抗値が変化することになる。この場合、ゲージ抵抗Rx1,Rx3は引張応力を受け、ゲージ抵抗Rx2,Rx4は圧縮応力を受ける。一般的にゲージ抵抗は引張応力を受けると抵抗値(抵抗率)が増大し、圧縮応力を受けると抵抗値(抵抗率)が減少する特性を有しているので、ゲージ抵抗Rx1,Rx3は抵抗値が増大し、ゲージ抵抗Rx2,Rx4は抵抗値が減少することになる。したがって、図4に示した一対の入力端子VDD,GND間に外部電源から一定の直流電圧を印加しておけば、図4に示した左側のブリッジ回路Bxの出力端子X1,X2間の電位差がx軸方向の加速度の大きさに応じて変化する。同様に、y軸方向の加速度がかかった場合には図4に示した中央のブリッジ回路Byの出力端子Y1,Y2間の電位差がy軸方向の加速度の大きさに応じて変化し、z軸方向の加速度がかかった場合には図4に示した右側のブリッジ回路Bzの出力端子Z1,Z2間の電位差がz軸方向の加速度の大きさに応じて変化する。しかして、上述のセンサ基板1は、各ブリッジ回路Bx〜Bzそれぞれの出力電圧の変化を検出することにより、当該センサ基板1に作用したx軸方向、y軸方向、z軸方向それぞれの加速度を検出することができる。本実施形態では、各撓み部13が可撓性要素部を構成し、センサ基板1が機能基板を構成している。また、重り部12と各撓み部13とで可動部を構成し、各ゲージ抵抗(ピエゾ抵抗)Rx1〜Rx4,Ry1〜Ry4,Rz1〜Rz4それぞれが、センサ基板1におけるセンシング部を構成している。
ところで、センサ基板1は、上述の3つのブリッジ回路Bx,By,Bzに共通の2つの入力端子VDD,GNDと、ブリッジ回路Bxの2つの出力端子X1,X2と、ブリッジ回路Byの2つの出力端子Y1,Y2と、ブリッジ回路Bzの2つの出力端子Z1,Z2とを備えており、これらの各入力端子VDD,GNDおよび各出力端子X1,X2,Y1,Y2,Z1,Z2が、上記一表面側(つまり、第1のカバー基板2側)に第1の電気接続用金属層19として設けられており、第1のカバー基板2に形成された貫通孔配線24と電気的に接続されている。すなわち、センサ基板1には、8つの電気接続用金属層19が形成され、第1のカバー基板2には、8つの貫通孔配線24が形成されている。なお、8つの第1の電気接続用金属層19は、外周形状が矩形状(本実施形態では、正方形状)であり、フレーム部11の周方向に離間して配置されている(矩形枠状のフレーム部11の4辺それぞれに2つずつ配置されている)。
ここにおいて、センサ基板1は、上記一表面側において上記シリコン層10c上にシリコン酸化膜とシリコン窒化膜との積層膜からなる絶縁膜16が形成されており、第1の電気接続用金属層19および上記金属配線は絶縁膜16上に形成されている。
また、第1の電気接続用金属層19は、接合用のAu膜と絶縁膜16との間に密着性改善用のTi膜を介在させてある。言い換えれば、第1の電気接続用金属層19は、絶縁膜16上に形成されたTi膜と当該Ti膜上に形成されたAu膜との積層膜により構成されている。なお、第1の電気接続用金属層19は、Ti膜の膜厚を15〜50nm、Au膜の膜厚を500nmに設定してあるが、これらの数値は一例であって特に限定するものではない。ここにおいて、Au膜の材料は、純金に限らず不純物を添加したものでもよい。また、本実施形態では、Au膜と絶縁膜16との間に密着性改善用の密着層としてTi膜を介在させてあるが、密着層の材料はTiに限らず、例えば、Cr、Nb、Zr、TiN、TaNなどでもよい。
上述の各ゲージ抵抗Rx1〜Rx4,Ry1〜Ry4,Rz1〜Rz4および上記各拡散層配線は、上記シリコン層10cにおけるそれぞれの形成部位に適宜濃度のp形不純物をドーピングすることにより形成され、上記金属配線は、絶縁膜16上にスパッタ法や蒸着法などにより成膜した金属膜(例えば、Al膜、Al合金膜など)をリソグラフィ技術およびエッチング技術を利用してパターニングすることにより形成されている。なお、上記金属配線は絶縁膜16に設けたコンタクトホールを通して拡散層配線と電気的に接続されている。
第1のカバー基板2は、厚み方向に貫通する複数(本実施形態では、8つ)の貫通孔22が形成されており、厚み方向の両面と各貫通孔22の内面とに跨って熱絶縁膜(シリコン酸化膜)からなる絶縁膜23が形成され、貫通孔配線24と貫通孔22の内面との間に絶縁膜23の一部が介在している。ここにおいて、第1のカバー基板2の8つの貫通孔配線24は当該第1のカバー基板2の周方向に離間して形成されている。なお、貫通孔配線24の材料としては、Cuを採用しているが、Cuに限らず、例えば、Niなどを採用してもよい。
また、第1のカバー基板2は、一表面側(センサ基板1側の表面側)に、各貫通孔配線24それぞれと電気的に接続された複数(本実施形態では、8つ)の第2の電気接続用金属層29が形成されている。ここで、第1のカバー基板2は、第2の電気接続用金属層29の外周形状が矩形状(本実施形態では、正方形状)であり、センサ基板1の第1の電気接続用金属層19と接合されて電気的に接続されるように配置してある。
ここにおいて、第2の電気接続用金属層29は、接合用のAu膜と絶縁膜23との間に密着性改善用のTi膜を介在させてある。言い換えれば、第2の電気接続用金属層29は、絶縁膜23上に形成されたTi膜と当該Ti膜上に形成されたAu膜との積層膜により構成されている。なお、第2の電気接続用金属層29は、Ti膜の膜厚を15〜50nm、Au膜の膜厚を500nmに設定してあるが、これらの数値は一例であって特に限定するものではない。また、Au膜の材料は、純金に限らず不純物を添加したものでもよい。また、本実施形態では、Au膜と絶縁膜23との間に密着性改善用の密着層としてTi膜を介在させてあるが、密着層の材料はTiに限らず、例えば、Cr、Nb、Zr、TiN、TaNなどでもよい。
また、第1のカバー基板2は、他表面側(センサ基板1側とは反対側の表面側)に、各貫通孔配線24それぞれと電気的に接続された複数の外部接続用電極25が形成されている。ここで、各外部接続用電極25は、厚み方向に積層されたTi膜とCu膜とNi膜とAu膜との積層膜により構成されており、最上層がAu膜となっている。本実施形態では、各外部接続用電極25の外周形状が矩形状となっており、第1のカバー基板2の上記他表面側に、各外部接続用電極25と各貫通孔配線24とを電気的に接続する複数(本実施形態では、8つ)の配線26が形成されている。なお、各配線26は、各外部接続用電極25と同様に厚み方向に積層されたTi膜とCu膜とNi膜とAu膜との積層膜により構成されており、各外部接続用電極25と連続一体に形成されている。また、本実施形態では、各外部接続用電極25が半田リフロー用パッドを構成しており、各外部接続用電極25の大きさを、半田リフローに適した大きさ(200μm□以上)を下回らないように設計してあり、隣り合う外部接続用電極25間の距離を、半田リフローに適した距離を下回らないように設計してある。
ところで、本実施形態の加速度センサAにおけるセンサ基板1と第1のカバー基板2とは、センサ基板1の第1の電気接続用金属層19と第1のカバー基板2の第2の電気接続用金属層29とがAuバンプからなる接合部9を介して接合されて電気的に接続されている。なお、本実施形態では、上述のようにセンサ基板1と第1のカバー基板2との接合部9をAuバンプにより形成してあり、30℃〜400℃の温度範囲内でセンサ基板1と第1のカバー基板2とを接合しているが、接合部9を半田により形成して270℃程度の温度で半田リフローにより接合するようにしてもよい。
本実施形態では、接合部9の突出高さによりセンサ基板1の可動部と第1のカバー基板2との間の間隔を制御することができ、第1のカバー基板2側への可動部の変位空間を確保することができる。また、本実施形態の加速度センサAは、各カバー基板2,3の平面サイズがセンサ基板1の平面サイズよりも大きくなっており、第1のカバー基板2の外部接続用電極25をセンサ基板1側とは反対側の表面の周部においてセンサ基板1とは重ならない領域に形成してある。要するに、本実施形態の加速度センサAは、第1のカバー基板2の外部接続用電極25を第1のカバー基板2におけるセンサ基板1との接合領域よりも外側に形成してある。
第2のカバー基板3は、第1のカバー基板2との対向面に、センサ基板1を収納する収納凹所32が形成されており、第1のカバー基板2と第2のカバー基板3との周部同士が全周に亘って接合されている。ここにおいて、本実施形態では、第1のカバー基板2と第2のカバー基板3とが、Si−SiOの組み合わせの常温接合法により常温(例えば、30℃)下で直接接合されているが、両者の周部の互いの表面側にAu膜を有する封止用金属層を形成して、Au−Auの組み合わせの常温接合により直接接合するようにしてもよい。常温接合法では、接合前に互いの接合面へアルゴンのプラズマ若しくはイオンビーム若しくは原子ビームを真空中で照射して各接合面の清浄化・活性化を行ってから、接合面同士を接触させ、常温下で接合する。なお、本実施形態の加速度センサAの製造時には、第1のカバー基板2と第2のカバー基板3とはウェハレベルで接合している。要するに、本実施形態の加速度センサAの製造時には、第1のカバー基板2を多数形成し多数のチップ状のセンサ基板1を接合した第1のシリコンウェハと第2のカバー基板3を多数形成した第2のシリコンウェハとをウェハレベルで接合してから、個々の加速度センサAに切断するダイシング工程を行う。
本実施形態では、第1のカバー基板2と第2のカバー基板3との接合方法として、常温接合法を採用しているので、センサ基板1の残留応力を少なくすることができる。ここで、本実施形態では、センサ基板1と各カバー基板2,3が同じ半導体材料であるSiにより形成されているので、センサ基板1と各カバー基板2,3との線膨張率差に起因した応力(センサ基板1における残留応力)が各ゲージ抵抗Rx1〜Rx4,Ry1〜Ry4,Rz1〜Rz4の抵抗値に与える影響を低減できるから、上記応力がブリッジ回路Bx,By,Bzの出力信号に与える影響を低減でき、各カバー基板2,3がセンサ基板1と異なる材料により形成されている場合、両カバー基板2,3が異なる材料により形成されている場合に比べて、センサ特性のばらつきを低減することができる。なお、センサ基板1は、SOIウェハを加工して形成してあるが、SOIウェハに限らず、例えば、シリコンウェハを加工して形成してもよい。
第2のカバー基板3の収納凹所32は、リソグラフィ技術およびエッチング技術を利用して形成してある。ここで、本実施形態では、第2のカバー基板3における収納凹所32の内底面とセンサ基板1との間に、重り部12の変位空間が形成されるように収納凹所32の深さ寸法を設定してある。要するに、本実施形態の加速度センサAでは、センサ基板1がAuバンプからなる接合部9を介して第1のカバー基板2にフリップチップ実装されており、第1のカバー基板2と、第1のカバー基板2の上記一表面側においてセンサ基板1を囲む形で第1のカバー基板2に接合された第2のカバー基板3とでパッケージが構成されている。
ところで、上述の第1のカバー基板2は、第2の電気接続用金属層29と当該第2の電気接続用金属層29に電気的に接続された外部接続用電極25とを機能基板であるセンサ基板1の厚み方向において重ならないようにずらしてあり、第2の電気接続用金属層29と当該第2の電気接続用金属層29に電気的に接続された外部接続用電極25との間の領域において上記一表面側および上記他表面側それぞれに、外部接続用電極25と実装基板40の導体パターン43とを半田からなる接合部50により接合することに伴い可撓性要素部である撓み部13に発生する応力を緩和する溝部20bが形成されている。ここにおいて、第1のカバー基板2は、互いに電気的に接続される第2の電気接続用金属層29と外部接続用電極25とが一面内方向(図1の左右方向)において第2の電気接続用金属層29よりも外部接続用電極25が外側に位置するように両者の形成位置をずらしてある。また、第1のカバー基板2は、第2の電気接続用金属層29と当該第2の電気接続用金属層29に電気的に接続された外部接続用電極25との間に蛇腹状構造部28が形成されるように上記一表面側の溝部20bの形成位置と上記他表面側の溝部20bの形成位置とを上記一面内方向にずらしてある。
上述の各溝部20bの深さ寸法は、第1のカバー基板2の厚み寸法の半分よりもやや大きな寸法に設定してあるが、第1のカバー基板2の上記一表面側に形成する溝部20bの深さ寸法と上記他表面側に形成する溝部20bの深さ寸法とは必ずしも同じ値に設定する必要はなく、第1のカバー基板2の厚み寸法をT1、第2のカバー基板2の上記一表面に形成する溝部20bの深さ寸法をD1、第2のカバー基板2の上記他表面に形成する溝部20bの深さ寸法をD2とすれば、T1≦(D1+D2)の条件を満たすように適宜設定すればよい。ここにおいて、第1のカバー基板2の溝部20bは、例えば誘導結合プラズマ(ICP)型のドライエッチング装置を用いた異方性エッチング技術を利用して形成すればよい。また、本実施形態では、溝部20bを形成した後に上述の絶縁膜23を形成するようにしているので、溝部20bの内面にも絶縁膜23の一部が形成されている。
なお、本実施形態の加速度センサAでは、第1のカバー基板2の上記他表面側において外部接続用電極25と貫通孔配線24とを電気的に接続する配線26の一部が溝部20bの内面に沿って形成されており、配線26の一部を溝部20bの内面に沿って形成する場合には、配線26の材料として、貫通孔配線24と同様にCuを採用することが望ましい。
以上説明した本実施形態の加速度センサAでは、第1のカバー基板2の第2の電気接続用金属層29と当該第2の電気接続用金属層29に電気的に接続された外部接続用電極25との間の領域において上記一表面側および上記他表面側それぞれに、外部接続用電極25と実装基板40の導体パターン43との接合に伴い可撓性要素部である撓み部13に発生する応力を緩和する溝部20bが形成され、第2の電気接続用金属層29と当該第2の電気接続用金属層29に電気的に接続された外部接続用電極25との間に蛇腹状構造部28が形成されるように上記一表面側の溝部20bの形成位置と上記他表面側の溝部20bの形成位置とをずらしてあるので、外部接続用電極25と撓み部13との間に蛇腹状構造部28が存在することとなり、実装基板20から撓み部13までの応力伝達距離が長くなるから、実装基板40との線膨張率差に起因して撓み部13に生じる応力をより緩和することが可能となり、特性劣化(本実施形態では、センサ特性の劣化)を抑制できる。
また、本実施形態の加速度センサAは、外部接続用電極25の周辺に外部接続用電極25の材料に比べて半田濡れ性の低い材料(例えば、SiO、レジストなどの絶縁材料)により形成された絶縁膜からなる半田広がり防止部27が形成されているので、実装基板40へ半田リフローにより実装する際に半田が外部接続用電極25の周辺まで流出するのを防止することができて接合面積の増大による応力の増大を抑制することができる。
なお、本実施形態では、加速度センサAと実装基板40との接合部50を半田により形成しているが、接合部50は半田に限らず、Auバンプなどのバンプにより形成してもよく、接合部50をAuバンプにより形成する場合には、接合部50を半田により形成する場合に比べて各外部接続用電極25の大きさを小さくすることが可能となる(例えば、半田により形成する場合には200μm□以上の大きさに設定するのが望ましいが、Auバンプにより形成する場合には100μm□以下の大きさに設定することが可能となる)。ここにおいて、接合部50を半田により形成する場合の接合温度は270℃程度、接合部50をAuバンプにより形成する場合の接合温度は100〜400℃程度に設定すればよい。
また、本実施形態では、第1のカバー基板2を第1のシリコンウェハを加工して形成するとともに、第2のカバー基板3を第2のシリコンウェハを加工して形成してあるが、各カバー基板2,3は、シリコンウェハに限らず、センサ基板1の基礎となるSOIウェハとの線膨張率差が小さな基板であればよく、例えば、パイレックス(登録商標)などのガラス基板やセラミック基板(例えば、アルミナセラミック基板)などを採用してもよい。
(実施形態2)
本実施形態の加速度センサAの基本構成は実施形態1と略同じであって、図5に示すように、第1のカバー基板2の各溝部20bが、内底面から離れるほど開口面積が徐々に大きくなるテーパ状に形成されている点が相違し、他の構成は実施形態1と同様なので説明を省略する。
しかして、本実施形態の加速度センサAでは、第1のカバー基板2の上記他表面側(図5における下面側)の溝部20bに沿って一部が形成される配線26の形成が容易になり、配線26の断線が起こりにくくなる。
(実施形態3)
本実施形態の加速度センサAの基本構成は実施形態1と略同じであって、図6に示すように、互いに電気的に接続される第2の電気接続用金属層29と外部接続用電極25とが第1のカバー基板2の一面内方向(図6の左右方向)において第2の電気接続用金属層29よりも外部接続用電極25が内側に位置するように両者の形成位置をずらしてある。また、第1のカバー基板2は、第2の電気接続用金属層29と当該第2の電気接続用金属層29に電気的に接続された外部接続用電極25との間に蛇腹状構造部28が形成されるように上記一表面側の溝部20bの形成位置と上記他表面側の溝部20bの形成位置とを上記一面内方向にずらしてある。なお、他の構成は実施形態1と同様なので説明を省略する。
しかして、本実施形態の加速度センサAでは、実施形態1のように第2の電気接続用金属層29よりも外部接続用電極25が外側に位置するように両者の形成位置をずらしてある場合に比べて、可撓性要素部である撓み部13(図1参照)に生じる応力を低減することができるとともに、加速度センサAの平面サイズの小型化を図れる(つまり、パッケージの小型化を図れる)。なお、本実施形態の加速度センサAにおいても、実施形態2と同様に、各溝部20bを、内底面から離れるほど開口面積が徐々に大きくなるテーパ状に形成してもよい。
(実施形態4)
本実施形態の加速度センサAの基本構成は実施形態3と略同じであって、図7に示すように、外部接続用電極25と電気的に接続される配線26が溝部20bを避けて形成されている点が相違し、他の構成は実施形態3と同様なので説明を省略する。
しかして、本実施形態の加速度センサAでは、外部接続用電極25と電気的に接続される配線26が溝部20bを避けて形成されているので、配線26の形成が容易になり、溝部20bでの段差に起因した配線26の断線を防止することができる。
なお、上記各実施形態の加速度センサAにおいて、各溝部20bを第1のカバー基板2の材料であるSiよりも弾性率(ヤング率)の低い低弾性材料で充実させることで、機械的強度を高めるとともに溝部20bへの異物の侵入を防止するようにしてもよい。
上述の低弾性材料としては、樹脂(例えば、ポリエチレンなど)や金属(例えば、Au、Ag、Al、Znなど)を採用すればよく、樹脂を採用する場合には、ポッティング技術やスピンコート技術などを利用して溝部20bに充実させればよく、金属を採用する場合には、めっき法やスパッタ法などを利用して溝部20bに充実させればよい。ここにおいて、低弾性材料として、樹脂を採用すれば、金属を採用する場合に比べて溝部20bへ容易に充実させることができる。また、溝部20bが実施形態2のようにテーパ状に形成されている場合の方が溝部20bへ容易に充実させることができる。なお、第1のカバー基板2の材料であるSiのヤング率は130GPaであるのに対して、上述の低弾性材料として採用可能なポリエチレン、Au、Ag、Al、Znのヤング率は、それぞれ、7.6×10−1GPa、78GPa、82.7GPa、70.3GPa、108GPaである。また、第1のカバー基板2の材料としてアルミナセラミックを採用する場合には、上述の低弾性材料として、アルミナセラミックよりも弾性率の低い材料を採用すればよく、アルミナセラミックのヤング率が355GPaであってSiのヤング率よりも大きいので、例えば、Cu、Ni、Pt、鋼鉄などの金属の採用も可能となり、低弾性材料の選択肢が増える。Cu、Ni、Pt、鋼鉄のヤング率は、それぞれ、130GPa、199GPa〜220GPa、206GPaである。
上述の各実施形態では、半導体装置として、ピエゾ抵抗形の加速度センサを例示したが、本発明の技術思想は、ピエゾ抵抗形の加速度センサに限らず、例えば、容量形の加速度センサやジャイロセンサ、圧力センサ、マイクロアクチュエータ、マイクロリレー、マイクロバルブなどにも適用できる。
実施形態1の加速度センサを実装基板に実装した状態を示す概略断面図である。 同上の加速度センサを実装基板に実装した状態を示す要部概略断面図である。 同上の加速度センサにおけるセンサ基板を示し、(a)は概略平面図、(b)は概略断面図である。 同上の加速度センサにおけるセンサ基板の回路図である。 実施形態2の加速度センサを実装基板に実装した状態を示す要部概略断面図である。 実施形態3の加速度センサを実装基板に実装した状態を示す要部概略断面図である。 実施形態4の加速度センサを実装基板に実装した状態を示す要部概略断面図である。
符号の説明
A 加速度センサ(半導体装置)
1 センサ基板(機能基板)
2 第1のカバー基板
3 第2のカバー基板
9 接合部
13 撓み部(可撓性要素部)
19 第1の電気接続用金属層
20b 溝部
23 絶縁膜
25 外部接続用電極(半田リフロー用パッド)
26 配線
27 半田広がり防止部
28 蛇腹状構造部
29 第2の電気接続用金属層
40 実装基板
43 導体パターン
50 接合部

Claims (3)

  1. 半導体基板を用いて形成され薄肉の可撓性要素部を有する機能基板と、一表面側に機能基板の複数の第1の電気接続用金属層と接合された複数の第2の電気接続用金属層を有するとともに他表面側に複数の第2の電気接続用金属層それぞれと貫通孔配線を介して電気的に接続された複数の外部接続用電極を有する第1のカバー基板と、第1のカバー基板との間に機能基板を囲む形で第1のカバー基板の前記一表面側に接合された第2のカバー基板とを備え、第1のカバー基板は、第2の電気接続用金属層と当該第2の電気接続用金属層に電気的に接続された外部接続用電極とを機能基板の厚み方向において重ならないようにずらしてあり、第2の電気接続用金属層と当該第2の電気接続用金属層に電気的に接続された外部接続用電極との間の領域において前記一表面側および前記他表面側それぞれに、外部接続用電極と実装基板の導体パターンとの接合に伴い可撓性要素部に発生する応力を緩和する溝部が形成され、第2の電気接続用金属層と当該第2の電気接続用金属層に電気的に接続された外部接続用電極との間に蛇腹状構造部が形成されるように前記一表面側の溝部の形成位置と前記他表面側の溝部の形成位置とをずらしてあることを特徴とする半導体装置。
  2. 前記第1のカバー基板は、前記外部接続用電極が半田リフロー用パッドであり、半田リフロー用パッドの周辺に当該半田リフロー用パッドの材料に比べて半田濡れ性の低い材料からなる半田広がり防止部が形成されてなることを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  3. 前記第1のカバー基板の前記他表面側で前記外部接続用電極と前記貫通孔配線とを電気的に接続する配線が前記溝部を避けて形成されてなることを特徴とする請求項1または請求項2記載の半導体装置
JP2006231339A 2006-08-28 2006-08-28 半導体装置 Expired - Fee Related JP4925272B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006231339A JP4925272B2 (ja) 2006-08-28 2006-08-28 半導体装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006231339A JP4925272B2 (ja) 2006-08-28 2006-08-28 半導体装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008049464A JP2008049464A (ja) 2008-03-06
JP4925272B2 true JP4925272B2 (ja) 2012-04-25

Family

ID=39233974

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006231339A Expired - Fee Related JP4925272B2 (ja) 2006-08-28 2006-08-28 半導体装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4925272B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014052248A (ja) * 2012-09-06 2014-03-20 Denso Corp 物理量センサ
CN106458570A (zh) * 2014-06-06 2017-02-22 罗伯特·博世有限公司 具有应力去耦结构的mems构件和具有这种mems构件的元器件

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5018261B2 (ja) * 2007-06-14 2012-09-05 株式会社豊田中央研究所 回路装置
US8614491B2 (en) * 2009-04-07 2013-12-24 Honeywell International Inc. Package interface plate for package isolation structures
JP7383928B2 (ja) * 2019-08-09 2023-11-21 大日本印刷株式会社 伸縮性デバイス

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10189815A (ja) * 1996-12-26 1998-07-21 Kyocera Corp 半導体素子搭載基板の実装構造
JP2000187040A (ja) * 1998-12-22 2000-07-04 Matsushita Electric Works Ltd 加速度センサおよびその製造方法
JP3588286B2 (ja) * 1999-10-06 2004-11-10 株式会社山武 容量式圧力センサ
JP2004003886A (ja) * 2002-05-31 2004-01-08 Matsushita Electric Works Ltd センサパッケージ
US7353710B2 (en) * 2003-11-27 2008-04-08 Kyocera Corporation Pressure sensor device with surface acoustic wave elements
JP2006029827A (ja) * 2004-07-12 2006-02-02 Fujitsu Media Device Kk 慣性センサ
JP2006078444A (ja) * 2004-09-13 2006-03-23 Hosiden Corp 加速度センサ

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014052248A (ja) * 2012-09-06 2014-03-20 Denso Corp 物理量センサ
CN106458570A (zh) * 2014-06-06 2017-02-22 罗伯特·博世有限公司 具有应力去耦结构的mems构件和具有这种mems构件的元器件
US10017376B2 (en) 2014-06-06 2018-07-10 Robert Bosch Gmbh MEMS element including a stress decoupling structure and a component including such a MEMS element
CN106458570B (zh) * 2014-06-06 2019-06-25 罗伯特·博世有限公司 具有应力去耦结构的mems构件和具有这种mems构件的元器件

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008049464A (ja) 2008-03-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4925272B2 (ja) 半導体装置
JP4925275B2 (ja) 半導体装置
JP3938198B1 (ja) ウェハレベルパッケージ構造体およびセンサエレメント
JP4839826B2 (ja) センサモジュール
JP3938204B1 (ja) ウェハレベルパッケージ構造体およびセンサエレメント
JP3938199B1 (ja) ウェハレベルパッケージ構造体およびセンサ装置
JP4081496B2 (ja) ウェハレベルパッケージ構造体、加速度センサ
JP4715503B2 (ja) センサモジュールの製造方法
JP3938205B1 (ja) センサエレメント
JP2008241482A (ja) センサ装置
JP4925273B2 (ja) 半導体装置
JP4925274B2 (ja) 半導体装置
JP2010008172A (ja) 半導体装置
JP5395412B2 (ja) インタポーザ
JP5033045B2 (ja) 半導体素子の実装構造
JP4665733B2 (ja) センサエレメント
JP5069410B2 (ja) センサエレメント
JP3938203B1 (ja) センサエレメントおよびウェハレベルパッケージ構造体
JP2007171153A (ja) センサエレメント
JP4000168B2 (ja) センサ装置
JP4000169B2 (ja) チップサイズパッケージ
JP4000167B2 (ja) センサ装置の製造方法
JP3938200B1 (ja) センサ装置およびその製造方法
JP3938196B1 (ja) センサモジュール
JP2008244169A (ja) センサエレメント

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090420

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20100817

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111004

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111205

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120110

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20120112

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120203

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150217

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4925272

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees