JP2009289212A - 自律移動体制御システム、自律移動体制御方法、自律移動体制御プログラム、および記録媒体 - Google Patents

自律移動体制御システム、自律移動体制御方法、自律移動体制御プログラム、および記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】目標物の位置まで自律移動体を移動させる際に必要なスペースの省スペース化とともに、移動時間の短縮を図ることができる自律移動体制御システム、自律移動体制御方法、自律移動体制御プログラム、および記録媒体を提供する。
【解決手段】レーザレンジセンサ110は、所定角度範囲内に光を照射し、照射した光の反射光から警備ロボット周辺に存在する充電装置200を含む物体の位置を示す複数の位置情報を検出し、レーザレンジセンサにより検出された複数の位置情報から、レーザレンジセンサにより照射された光の反射光の反射率が所定反射率よりも低い領域を特定し、当該領域の距離とNDフィルタ210の長さとが略同一であることを条件に、当該領域をNDフィルタと特定し、特定されたNDフィルタに基づいて、警備ロボットを充電装置200まで移動させる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、自律移動体制御システム、自律移動体制御方法、自律移動体制御プログラム、および記録媒体に関する。
従来から、警備領域内を巡回する自律移動体や、例えばデパートなどにおいて、訪れた人を楽しませる目的で巡回する自律移動体などが知られている。これらの自律移動体は、通常、光センサなどを利用して充電装置を検出し、検出した充電装置の位置まで自動的に移動して充電を行う。
例えば、特許文献1には、充電装置に設けられた光源から発射された光ビームをロボットに搭載した光センサで検出し、充電装置の位置までロボットを自動的に移動させることが開示されている。
特開平4−210704号公報
しかしながら、特許文献1に開示された従来技術では、光ビームは光源から一方向にしか発射されないため、ロボットを移動させながら光センサの反応する箇所を検索する必要がある。このため、特許文献1に開示された従来技術では、充電装置の位置までロボットを移動させるために広範なスペースを確保する必要があるとともに、ロボットと充電装置との接続が完了するまでに時間がかかるという問題がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、目標物の位置まで自律移動体を移動させる際に必要なスペースの削減とともに、移動時間の短縮を図ることができる自律移動体制御システム、自律移動体制御方法、自律移動体制御プログラム、および記録媒体を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1にかかる発明は、自律移動体制御システムであって、自律移動可能な自律移動体と、目標物に備えられ、光の反射率を低下させる減光部材と、を備え、前記自律移動体は、所定角度範囲内に光を照射し、照射した光の反射光から前記自律移動体周辺に存在する前記目標物を含む物体の位置を示す複数の位置情報を検出するセンサと、前記センサにより検出された複数の位置情報から、前記センサにより照射された光の反射光の反射率が所定反射率よりも低い領域を特定し、当該領域の距離と前記減光部材の長さとが略同一であることを条件に、当該領域を前記減光部材と特定する減光部材特定部と、前記減光部材特定部により特定された前記減光部材に基づいて、前記自律移動体を前記目標物まで移動させる移動制御部と、を備えることを特徴とする。
また、請求項2にかかる発明は、請求項1に記載の自律移動体制御システムにおいて、前記減光部材特定部は、前記センサにより検出された複数の位置情報を所定の順序で検索し、前記センサにより照射された光の反射光の反射率が所定反射率よりも低くなる直前の位置情報と、前記センサにより照射された光の反射光の反射率が所定反射率よりも高くなった直後の位置情報との2点の位置情報を抽出し、当該2点間の領域の距離が前記減光部材の長さと略同一であることを条件に、当該2点間の領域を前記減光部材と特定することを特徴とする。
また、請求項3にかかる発明は、請求項1または2に記載の自律移動体制御システムにおいて、前記移動制御部は、前記減光部材特定部により特定された前記減光部材と前記自律移動体とが平行になる状態まで前記自律移動体を回転させ、前記自律移動体の回転後に前記自律移動体を前記目標物まで移動させることを特徴とする。
また、請求項4にかかる発明は、請求項1〜3のいずれか1つに記載の自律移動体制御システムにおいて、前記減光部材は、前記目標物に複数備えられており、前記減光部材特定部は、前記センサより照射された光の反射光の反射率が所定反射率よりも低い複数の領域のそれぞれの距離が、対応する減光部材の長さと略同一であることを条件に、当該複数の領域を前記減光部材と特定することを特徴とする。
また、請求項5にかかる発明は、請求項1〜3のいずれか1つに記載の自律移動体制御システムにおいて、前記センサは、前記自律移動体に複数備えられており、前記減光部材特定部は、いずれかのセンサにより照射された光の反射光の反射率が所定反射率よりも低い領域の距離が、前記減光部材の長さと略同一であることを条件に、当該領域を前記減光部材と特定する前記減光部材と特定することを特徴とする。
また、請求項6にかかる発明は、請求項1〜3のいずれか1つに記載の自律移動体制御システムにおいて、前記減光部材は、前記目標物に複数備えられており、前記センサは、前記自律移動体に複数備えられており、前記減光部材特定部は、いずれかのセンサにより照射された光の反射光の反射率が所定反射率よりも低い複数の領域のそれぞれの距離が、対応する減光部材の長さと略同一であることを条件に、当該複数の領域を前記減光部材と特定することを特徴とする。
また、請求項7にかかる発明は、請求項1〜6のいずれか1つに記載の自律移動体制御システムにおいて、前記目標物は、充電装置であることを特徴とする。
また、請求項8にかかる発明は、請求項1〜7のいずれか1つに記載の自律移動体制御システムにおいて、前記減光部材は、NDフィルタであることを特徴とする。
また、請求項9にかかる発明は、請求項1〜8のいずれか1つに記載の自律移動体制御システムにおいて、前記センサは、レーザレンジセンサであることを特徴とする。
また、請求項10にかかる発明は、自律移動体制御システムで実行される自律移動体制御方法であって、前記自律移動体制御システムは、自律移動可能な自律移動体と、目標物に備えられ、光の反射率を低下させる減光部材と、を備え、前記自律移動体は、所定角度範囲内に光を照射し、照射した光の反射光から前記自律移動体周辺に存在する前記目標物を含む物体の位置を示す複数の位置情報を検出するセンサを備え、前記センサにより検出された複数の位置情報から、前記センサにより照射された光の反射光の反射率が所定反射率よりも低い領域を特定し、当該領域の距離と前記減光部材の長さとが略同一であることを条件に、当該領域を前記減光部材と特定する減光部材特定ステップと、前記減光部材特定ステップにより特定された前記減光部材に基づいて、前記自律移動体を前記目標物まで移動させる移動制御ステップと、を含むことを特徴とする。
また、請求項11にかかる発明は、自律移動可能な自律移動体で実行される自律移動体制御方法であって、前記自律移動体は、所定角度範囲内に光を照射し、照射した光の反射光から前記自律移動体周辺に存在する目標物を含む物体の位置を示す複数の位置情報を検出するセンサを備え、前記センサにより検出された複数の位置情報から、前記センサにより照射された光の反射光の反射率が所定反射率よりも低い領域を特定し、当該領域の距離と前記減光部材の長さとが略同一であることを条件に、当該領域を、前記目標物に備えられ、前記センサが照射した光の反射光の反射率を低下させる減光部材と特定する減光部材特定ステップと、前記減光部材特定ステップにより特定された前記減光部材に基づいて、前記自律移動体を前記目標物まで移動させる移動制御ステップと、を含むことを特徴とする。
また、請求項12にかかる発明は、請求項11に記載された自律移動体制御方法をコンピュータに実行させることを特徴とする。
また、請求項13にかかる発明は、請求項12に記載された自律移動体制御プログラムを格納したコンピュータの読み取り可能な記録媒体であることを特徴とする。
本発明によれば、センサが所定角度範囲内に光を照射して自律移動体周辺に存在する目標物を検出するため、目標物の位置まで自律移動体を移動させる際に必要なスペースの削減とともに、移動時間の短縮を図ることができる。
以下、添付図面を参照しながら、本発明にかかる自律移動体制御システム、自律移動体制御方法、自律移動体制御プログラム、および記録媒体の最良な実施の形態について詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
図1〜図8を参照しながら、本発明の第1の実施の形態にかかる自律移動体制御システムについて説明する。
まず、図1を参照しながら、本発明が適用される自律移動体制御システムの構成例について説明する。図1は、第1の実施の形態にかかる自律移動体制御システムの構成の一例を示すブロック図である。
本実施の形態にかかる自律移動体制御システム1は、自律移動可能な自律移動体であって、デパートやオフィスなど所定の警備領域内を巡回する警備ロボット100と、警備ロボット100の充電を行う充電装置200に備えられたND(Neutral Density)フィルタ210と、を備えている。
警備ロボット100は、レーザレンジセンサ(Laser Range Sensor)110と、NDフィルタ特定部120と、NDフィルタ長記憶部130と、移動制御部140と、駆動部150と、走行情報計測部160と、タイマ部170とを備えている。
レーザレンジセンサ110は、警備ロボット100が警備領域の走行を終え、充電装置200へ戻る際に、所定角度範囲内(例えば、90度や180度などの適当な角度範囲内)にレーザ光を照射し、照射したレーザ光の反射光から警備ロボット100の周辺に存在する充電装置200を含む物体の位置を検出する。具体的には、警備ロボット100の周辺に存在する充電装置200を含む物体の位置を、レーザレンジセンサ110を基準とした複数の位置座標で検出する。但し、レーザレンジセンサ110による検出範囲内に物体が存在しない、物体の反射率が通常よりも低いなどの理由により、反射光の反射率が所定反射率よりも低くなる場合(例えば、反射率が2%未満の場合)には、位置座標はerr値となる。
なお、充電装置200には、レーザレンジセンサ110が照射した光の反射光の反射率を低下させるNDフィルタ210が備えられており、後述するNDフィルタ特定部120は、このNDフィルタ210の特性を利用して、検出した物体の中からNDフィルタ210(充電装置200)の位置を特定する。
また、レーザレンジセンサ110は、警備ロボット100が警備領域を走行中にも、所定角度範囲内にレーザ光を照射し、照射したレーザ光の反射光から警備ロボット100の周辺に存在する物体(例えば、障害物や不審者など)の位置を検出する。
NDフィルタ特定部120は、抽出部122と、判定部124とを含んで構成され、レーザレンジセンサ110により検出された複数の位置座標から、レーザレンジセンサ110により照射されたレーザ光の反射光の反射率が所定反射率よりも低い領域を特定し、当該領域の距離と、NDフィルタ長記憶部130に記憶されているNDフィルタ210の長さとが略同一であることを条件に、当該領域をNDフィルタ210と特定する。
抽出部122は、レーザレンジセンサ110により検出された複数の位置座標を所定の順序で検索し、まず、レーザレンジセンサ110により照射された光の反射光の反射率が所定反射率よりも低くなる直前の位置情報(具体的には、位置座標が正常値からerr値に切り替わる直前の位置座標)を抽出する。続いて、レーザレンジセンサ110により照射された光の反射光の反射率が所定反射率よりも高くなった直後の位置情報(具体的には、位置座標がerr値から正常値に切り替わった直後の位置座標)を抽出する。
判定部124は、抽出部122より抽出された2点間の領域(レーザレンジセンサ110により照射されたレーザ光の反射光の反射率が所定反射率よりも低い領域)の距離と、NDフィルタ長記憶部130に記憶されているNDフィルタ210の長さとが略同一であるか否かを判定する。なお本実施の形態の「略同一」には、抽出部122より抽出された2点間の領域の距離が、NDフィルタ長記憶部130に記憶されているNDフィルタ210の長さに一致することも、近似することも含まれる。本実施の形態では、レーザレンジセンサ110の測定精度を考慮して、近似範囲をNDフィルタ210の長さに対し10%以内の誤差に収まる範囲に設定している。但し、近似範囲はこれに限定されるものではなく、レーザレンジセンサ110の測定精度に応じて適宜設定することができる。例えば、レーザレンジセンサ110の測定精度が上がれば近似範囲を狭くすることができ、レーザレンジセンサ110の測定精度が下がれば近似範囲を広くすることができる。
そして、NDフィルタ特定部120は、抽出部122より抽出された2点間の領域の長さがNDフィルタ210の長さと略同一であると判定部124に判定された場合に、抽出部122より抽出された2点間の領域をNDフィルタ210と特定する。
移動制御部140は、回転角度演算部142と、移動経路演算部144とを含んで構成され、NDフィルタ特定部120により特定されたNDフィルタ210に基づいて、警備ロボット100を充電装置200まで移動させる。具体的には、警備ロボット100を自立走行させるための駆動機構である駆動部150を駆動させ、駆動部150に対して移動方向、移動速度、および停止などの駆動制御を行って、警備ロボット100を充電装置200まで移動させる。なお、駆動部150は、直線移動および回転移動が可能な駆動車輪と、駆動車輪を回転させるためのモータ等を備えている。また、移動制御部140は、警備ロボット100が警備領域を走行する際の移動制御も行う。
回転角度演算部142は、抽出部122より抽出された2点の位置座標を利用して、NDフィルタ210と警備ロボット100とを平行な状態にするための回転角度を演算する。そして、移動制御部140は、回転角度演算部142により演算された回転角度に基づいて警備ロボット100を回転させる。
移動経路演算部144は、NDフィルタ210と警備ロボット100とが平行な状態になった後に、抽出部122より抽出された2点の位置座標を利用して、充電装置200への移動経路を演算する。そして、移動制御部140は、移動経路演算部144により演算された移動経路に基づいて警備ロボット100を充電装置200まで移動させる。
走行情報計測部160は、駆動部150が備えている駆動車輪の回転数や回転角度(オドメトリ)等から走行情報を計測する。そして本実施の形態では、走行情報計測部160により計測された走行情報などに基づいて、警備ロボット100の現在位置を把握し、警備ロボット100が警備領域の走行を終え、充電装置200へ戻るか否かなどを判断する。
タイマ部170は、NDフィルタ特定部120によるNDフィルタ特定処理の処理時間を計測する。そして本実施の形態では、タイマ部170により計測された時間が所定時間に達した場合にはタイムアウトとなり、警備ロボット100は充電装置200への進入に失敗したと判断される。
なお、本実施の形態では、警備ロボット100はカメラやスピーカなども備えており(いずれも図示省略)、警備領域の撮影やメッセージの音声出力などを行う。また、警備領域内に異常が発生した場合やNDフィルタ特定処理がタイムアウトとなった場合には、図示しない通信部が警備装置や監視センタ(いずれも図示省略)に通報を行う。
次に、図2を参照しながら、警備ロボット100の充電装置200への進入動作について説明する。図2は、警備ロボット100の充電装置200への進入動作の一例を示すフローチャートである。
まず、警備ロボット100は、警備領域の走行を終えると、充電装置200の位置特定処理を開始する(ステップS10)。
ここで、充電装置200の位置特定処理について、図3および図4を参照しながら具体的に説明する。図3は、充電装置200の位置特定手法の一例を説明するための図であり、図4は、図3に示す点線300で囲われた領域の拡大図である。
図3に示すように、レーザレンジセンサ110は、角度α(0<α≦180)の範囲内にレーザ光を照射しており、NDフィルタ210を備えた充電装置200にもレーザ光が照射されている。ここで、充電装置200などの物体に照射されたレーザ光は所定の反射率で反射されるため位置座標を検出できるが、NDフィルタ210を備えた領域の反射率は低下するため(例えば、2%未満)、NDフィルタ210に照射されたレーザ光の位置座標はerr値となる。
そして本実施の形態では、NDフィルタ210の両端の位置を特定するために、まず、レーザレンジセンサ110により検出された位置座標LRS_data[n](x,y)の中から(n:0〜m、mはレーザレンジセンサ110により検出される位置座標数)、以下の数式(1)が成立する位置座標を検索する。なお、位置座標LRS_data[n](x,y)は(以下、LRS_data[n]という)、レーザレンジセンサ110を基準としたx、y座標値を示している。また本実施の形態では、図3に示す矢印のように、LRS_data[0]、LRS_data[1]・・・の順序で位置座標を検索する。
Figure 2009289212
そして、数式(1)が成立した際のLRS_data[n]の値を、NDフィルタ210の一端の位置情報(以下、「Filter1」という)として抽出する。なお、図3、図4に示す例では、LRS_data[h]の値がFilter1となる(0<h<m)。
続いて、レーザレンジセンサ110により検出された位置座標LRS_data[n]の中から、以下の数式(2)が成立する位置座標を検索する。
Figure 2009289212
そして、数式(2)が成立した際のLRS_data[n+1]の値をNDフィルタ210の他端の位置情報(以下、「Filter2」という)として抽出する。なお、図3、図4に示す例では、LRS_data[i+1]の値がFilter2となる(h<i<m)。
ところで、NDフィルタ210以外に反射率の低い物体が存在する場合や、レーザレンジセンサ110の検知可能範囲内に物体が存在しない場合などには、NDフィルタ210以外の位置座標もerr値となるため、上記処理だけでは、NDフィルタ210を誤特定してしまう可能性もある。
そこで本実施の形態では、NDフィルタ210の誤特定を防止するため、上記処理に加え、以下の数式(3)に示すように、Filter1、Filter2間の距離と、NDフィルタ長記憶部130に記憶されているNDフィルタ210の長さFilter_widthとが略同一であることを、NDフィルタ210の特定条件としている。
Figure 2009289212
なお、警備ロボット100と充電装置200との間に人が立っているなどの理由により、充電装置200の位置を特定できなかった場合には(ステップS20でNo)、ステップS10の充電装置200の位置特定処理をタイムアウトとなるまで繰り返し行い(ステップS30でNo、ステップS10)、タイムアウトとなった場合には、タイムアウト処理として、例えば、警備装置や監視センタ(いずれも図示省略)へ充電装置200への進入エラー報告を行う(ステップS30でYes、ステップS40)。
一方、充電装置200の位置を特定できた場合には(ステップS20でYes)、続いて、NDフィルタ210と警備ロボット100とを平行な状態にするための回転角度演算処理を行う(ステップS50)。
ここで、回転角度演算処理について、図5を参照しながら具体的に説明する。図5は、警備ロボット100の回転角度演算手法の一例を説明するための図である。
警備ロボット100が警備領域の走行を終えて充電装置200の位置特定処理を開始する際、図5に示すように、NDフィルタ210と警備ロボット100とが平行な状態になっていない可能性がある。この場合、NDフィルタ210の中心位置についての誤差が大きくなり、充電装置200への進入に支障をきたすおそれがある。
このため本実施の形態では、NDフィルタ210と警備ロボット100とを平行な状態にするための警備ロボット100の回転角度を、以下の数式(4)により演算する。
Figure 2009289212
そして、数式(4)により演算された回転角度に基づいて、警備ロボット100を時計回りに回転させ、警備ロボット100の角度合わせを行う(ステップS60)。
図6は、角度合わせ後の警備ロボット100とNDフィルタ210との位置関係を示す図であり、図6の状態では、以下の数式(5)、(6)が成立する。
Figure 2009289212
Figure 2009289212
警備ロボット100の角度合わせが終わると、続いて、充電装置200への進入経路を演算する(ステップS70)。
図7は、充電装置200への進入経路を説明するための図である。本実施の形態では、図7に示す充電装置200への進入を開始する進入開始位置320が、数式(6)で算出されたFilter(x,y)の値から求められ、警備ロボット100の現在位置と進入開始位置320とを結んだライン上を充電装置200への進入経路310としている。
そして、進入経路310に沿って、警備ロボット100を進入開始位置320まで移動させ、警備ロボット100の位置合わせを行う(ステップS80)。
図8は、位置合わせ後の警備ロボット100とNDフィルタ210との位置関係を示す図であり、この状態から警備ロボット100を充電装置200へドッキングさせる(ステップS90)。
このように本実施の形態では、所定角度範囲内にレーザ光を照射して周辺に存在する物体の位置を検出するレーザレンジセンサ110を用いて、NDフィルタ210(充電装置200)の位置を特定するため、警備ロボット100を移動させながらNDフィルタ210を探す必要がなく、警備ロボット100を充電装置200へ移動させる際に必要なスペースの削減とともに、移動時間の短縮を図ることができる。
また本実施の形態では、レーザレンジセンサ110により照射された光の反射光の反射率が所定反射率よりも低くなる直前の位置と、レーザレンジセンサ110により照射された光の反射光の反射率が所定反射率よりも高くなった直後の位置との2点を抽出するだけでなく、この2点間の距離がNDフィルタ210の長さと略同一であることをNDフィルタ210の特定条件としているため、NDフィルタ210を誤特定する可能性を低くすることができる。
なお本実施の形態では、警備領域内を巡回する警備ロボットを例として説明したが、本発明はこれに限定されず、この他にも病院や展示会場等で訪問者を検知して、訪問先の道順を案内する案内ロボット等のほか、移動しながら他の移動体を検知する様々な装置に適用することができる。
また本実施の形態では、警備ロボット100を充電装置200へ移動させることを例として説明したが、NDフィルタ210を備えたエレベータ等に警備ロボット100を移動させるようにしてもよい。また本実施の形態では、レーザレンジセンサ110を基準とした位置座標を2次元座標としたが、3次元座標であってもよい。
また、本実施の形態の警備ロボット100は、CPU(Central Processing Unit)などの制御装置と、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)などの記憶装置と、HDD(Hard Disk Drive)、CD(Compact Disk)ドライブ装置等の外部記憶装置、入出力装置等を備えており、通常のコンピュータを利用したハードウェア構成となっている。
また、本実施の形態の警備ロボット100で実行される自律移動体制御プログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成してもよい。また、本実施の形態の警備ロボット100で実行される自律移動体制御プログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成してもよい。また、本実施の形態の自律移動体制御プログラムを、ROM等に予め組み込んで提供するように構成してもよい。
また、本実施の形態の警備ロボット100で実行される自律移動体制御プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて提供されてもよい。
また、本実施の形態の警備ロボット100で実行される自律移動体制御プログラムは、上述した各部(NDフィルタ特定部、抽出部、判定部、移動制御部、回転角度演算部、移動経路演算部、駆動部、走行情報計測部、タイマ部等)を含むモジュール構成となっており、実際のハードウェアとしてはCPU(プロセッサ)が上記記憶媒体から自律移動体制御プログラムを読み出して実行することにより上記各部が主記憶装置上にロードされ、NDフィルタ特定部、抽出部、判定部、移動制御部、回転角度演算部、移動経路演算部、駆動部、走行情報計測部、タイマ部等が主記憶装置上に生成されるようになっている。
(第2の実施の形態)
以下、第2の実施の形態にかかる自律移動体制御システムについて説明する。本実施の形態にかかる自律移動体制御システムは、充電装置にNDフィルタが2つ備えられている点で第1の実施の形態と相違する。従って本実施の形態では、第1の実施の形態との相違点の説明を主に行い、第1の実施の形態で既に説明した内容については説明を省略する。また、第1の実施の形態と同様の名称・符号を付した構成要素は、以下で特に言及しない限り第1の実施の形態と同様の構造、機能を有するものとする。
図9、図10を参照しながら、本実施の形態における充電装置1200の位置特定処理(図2のフローチャートのステップS10に対応)について具体的に説明する。図9は、充電装置1200の位置特定手法の一例を説明するための図であり、図10は、図9に示す点線1300で囲われた領域の拡大図である。
図9に示すように、レーザレンジセンサ110は、角度α(0<α≦180)の範囲内にレーザ光を照射しており、NDフィルタ1210、1220を備えた充電装置1200にもレーザ光が照射されている。
本実施の形態では、NDフィルタ1210、1220の両端の位置を特定するために、まず、レーザレンジセンサ110により検出された位置座標LRS_data[n](x,y)の中から(n:0〜m、mはレーザレンジセンサ110により検出される位置座標数)、上述した数式(1)が成立する位置座標を検索する。なお、位置座標LRS_data[n](x,y)は(以下、LRS_data[n]という)、レーザレンジセンサ110を基準としたx、y座標値を示している。また本実施の形態でも、図9に示す矢印のように、LRS_data[0]、LRS_data[1]・・・の順序で位置座標を検索する。
そして、数式(1)が成立した際のLRS_data[n]の値を、NDフィルタ1210の一端の位置情報(以下、「Filter1」という)として抽出する。
続いて、レーザレンジセンサ110により検出された位置座標LRS_data[n]の中から、上述した数式(2)が成立する位置座標を検索する。
そして、数式(2)が成立した際のLRS_data[n+1]の値をNDフィルタ1210の他端の位置情報(以下、「Filter2」という)として抽出する。
続いて、レーザレンジセンサ110により検出された位置座標LRS_data[n]の中から、再び上述した数式(1)が成立する位置座標(但し、Filter1とは異なる位置座標)を検索する。
そして、数式(1)が成立した際のLRS_data[n]の値を、NDフィルタ1220の一端の位置情報(以下、「Filter3」という)として抽出する。
続いて、レーザレンジセンサ110により検出された位置座標LRS_data[n]の中から、再び上述した数式(2)が成立する位置座標(但し、Filter2とは異なる位置座標)を検索する。
そして、数式(2)が成立した際のLRS_data[n+1]の値をNDフィルタ1220の他端の位置情報(以下、「Filter4」という)として抽出する。
さらに、NDフィルタ1210、1220の誤特定を防止するため、上記処理に加え、上述した数式(3)、以下の数式(7)に示すように、Filter1、Filter2間の距離と、Filter3、Filter4間の距離とが、NDフィルタ長記憶部130に記憶されているNDフィルタ1210、1220の長さFilter_widthとが略同一であることを、NDフィルタ1210、1220の特定条件としている。なお本実施の形態では、NDフィルタ1210の長さとNDフィルタ1220の長さは、等しいものとする。
Figure 2009289212
このように本実施の形態では、2つのNDフィルタを使用して、充電装置1200の位置を特定するため、充電装置1200の誤特定の可能性を更に低くすることができる。
なお本実施の形態では、回転角度演算処理(図2のフローチャートのステップS50に対応)を行う場合、NDフィルタ1210、1220の長さFilter_widthではなく、以下の数式(8)によって算出されるFilter_width2、およびFilter1、Filter4の値を用いて警備ロボット100の回転角度を演算する。
Figure 2009289212
このようにすると、警備ロボット100の回転角度をより正確に演算することができるため、充電装置1200への進入動作の精度をより高くすることができる。
また本実施の形態では、充電装置にNDフィルタが2つ備えられていることを例にとり説明したが、充電装置にNDフィルタを3つ以上備えるようにしてもよい。
(第3の実施の形態)
以下、第3の実施の形態にかかる自律移動体制御システムについて説明する。本実施の形態にかかる自律移動体制御システムは、2つのレーザレンジセンサを使用して充電装置の位置を特定する点で第1の実施の形態と相違する。従って本実施の形態では、第1の実施の形態との相違点の説明を主に行い、第1の実施の形態で既に説明した内容については説明を省略する。また、第1の実施の形態と同様の名称・符号を付した構成要素は、以下で特に言及しない限り第1の実施の形態と同様の構造、機能を有するものとする。
図11、図12を参照しながら、本実施の形態における充電装置200の位置特定処理(図2のフローチャートのステップS10に対応)について具体的に説明する。図11は、警備ロボット1100に備えられたレーザレンジセンサ1110を使用した充電装置200の位置特定処理の一例を説明するための図であり、図12は、警備ロボット1100に備えられたレーザレンジセンサ1120を使用した充電装置200の位置特定処理の一例を説明するための図である。
図11に示すように、レーザレンジセンサ1110は、角度α(0<α≦180)の範囲内にレーザ光を照射しており、NDフィルタ210を備えた充電装置200にもレーザ光が照射されている。
本実施の形態では、NDフィルタ210の両端の位置を特定するために、まず、レーザレンジセンサ1110により検出された位置座標LRS1_data[n](x,y)の中から(n:0〜m、mはレーザレンジセンサ1110により検出される位置座標数)、以下の数式(9)が成立する位置座標を検索する。なお、位置座標LRS1_data[n](x,y)は(以下、LRS1_data[n]という)、レーザレンジセンサ1110を基準としたx、y座標値を示している。また本実施の形態でも、図11に示す矢印のように、LRS1_data[0]、LRS1_data[1]・・・の順序で位置座標を検索する。
Figure 2009289212
そして、数式(9)が成立した際のLRS1_data[n]の値を、NDフィルタ210の一端の位置情報(以下、「Filter1_LRS1」という)として抽出する。
続いて、レーザレンジセンサ1110により検出された位置座標LRS1_data[n]の中から、以下の数式(10)が成立する位置座標を検索する。
Figure 2009289212
そして、数式(10)が成立した際のLRS1_data[n+1]の値をNDフィルタ210の他端の位置情報(以下、「Filter2_LRS1」という)として抽出する。
さらに、NDフィルタ210の誤特定を防止するため、上記処理に加え、以下の数式(12)に示すように、Filter1_LRS1、Filter2_LRS1間の距離と、NDフィルタ長記憶部130に記憶されているNDフィルタ210の長さFilter_widthとが略同一であることを、NDフィルタ210の特定条件としている。
Figure 2009289212
レーザレンジセンサ1110を使用した充電装置200の位置特定処理が終わると、続いて、レーザレンジセンサ1120を使用した充電装置200の位置特定処理を開始する。
図12に示すように、レーザレンジセンサ1120は、角度β(0<β≦180)の範囲内にレーザ光を照射しており、NDフィルタ210を備えた充電装置200にもレーザ光が照射されている。
そして、NDフィルタ210の両端の位置を特定するために、まず、レーザレンジセンサ1120により検出された位置座標LRS2_data[n](x,y)の中から(n:0〜m、mはレーザレンジセンサ1120により検出される位置座標数)、以下の数式(12)が成立する位置座標を検索する。なお、位置座標LRS2_data[n](x,y)は(以下、LRS2_data[n]という)、レーザレンジセンサ1120を基準としたx、y座標値を示している。また本実施の形態でも、図12に示す矢印のように、LRS2_data[0]、LRS2_data[1]・・・の順序で位置座標を検索する。
Figure 2009289212
そして、数式(12)が成立した際のLRS2_data[n]の値を、NDフィルタ210の一端の位置情報(以下、「Filter1_LRS2」という)として抽出する。
続いて、レーザレンジセンサ1120により検出された位置座標LRS2_data[n]の中から、以下の数式(13)が成立する位置座標を検索する。
Figure 2009289212
そして、数式(13)が成立した際のLRS2_data[n+1]の値をNDフィルタ210の他端の位置情報(以下、「Filter2_LRS2」という)として抽出する。
さらに、NDフィルタ210の誤特定を防止するため、上記処理に加え、以下の数式(14)に示すように、Filter1_LRS2、Filter2_LRS2間の距離と、NDフィルタ長記憶部130に記憶されているNDフィルタ210の長さFilter_widthとが略同一であることを、NDフィルタ210の特定条件としている。
Figure 2009289212
このように本実施の形態では、2つのレーザレンジセンサを使用するため、より広範な範囲を検索して、充電装置200の位置を特定するためことができる。特に、警備ロボット1100が警備領域の走行を終えた際の位置が、誤差等により、予定位置とずれてしまった場合でも、充電装置200の位置を特定できる可能性が高くなる。
なお本実施の形態では、レーザレンジセンサ1110、レーザレンジセンサ1120の両方が充電装置200の位置を特定した場合には、NDフィルタ210とのx軸方向での距離が近い方(x軸方向での絶対値が小さい方)のレーザレンジセンサのデータを使用して、回転角度演算処理(図2のフローチャートのステップS50に対応)や進入経路演算処理(図2のフローチャートのステップS70に対応)を行う。
このようにすると、移動に伴う誤差が少なくなるため、充電装置1200への進入動作の精度をより高くすることができる。
また本実施の形態では、警備ロボットにレーザレンジセンサが2つ備えられていることを例にとり説明したが、警備ロボットにレーザレンジセンサを3つ以上備えるようにしてもよい。
(第4の実施の形態)
以下、第4の実施の形態にかかる自律移動体制御システムについて説明する。本実施の形態にかかる自律移動体制御システムは、充電装置にNDフィルタが2つ備えられ、2つのレーザレンジセンサを使用して充電装置の位置を特定する点で第1の実施の形態と相違する。従って本実施の形態では、第1の実施の形態との相違点の説明を主に行い、第1の実施の形態で既に説明した内容については説明を省略する。また、第1の実施の形態と同様の名称・符号を付した構成要素は、以下で特に言及しない限り第1の実施の形態と同様の構造、機能を有するものとする。
図13、図14を参照しながら、本実施の形態における充電装置1200の位置特定処理(図2のフローチャートのステップS10に対応)について具体的に説明する。図13は、警備ロボット1100に備えられたレーザレンジセンサ1110を使用した充電装置1200の位置特定処理の一例を説明するための図であり、図14は、警備ロボット1100に備えられたレーザレンジセンサ1120を使用した充電装置1200の位置特定処理の一例を説明するための図である。
図13に示すように、レーザレンジセンサ1110は、角度α(0<α≦180)の範囲内にレーザ光を照射しており、NDフィルタ1210、1220を備えた充電装置1200にもレーザ光が照射されている。
そして、NDフィルタ1210、1220の両端の位置を特定するために、まず、レーザレンジセンサ1110により検出された位置座標LRS1_data[n](x,y)の中から(n:0〜m、mはレーザレンジセンサ1110により検出される位置座標数)、上述した数式(9)が成立する位置座標を検索する。なお、位置座標LRS1_data[n](x,y)は(以下、LRS1_data[n]という)、レーザレンジセンサ1110を基準としたx、y座標値を示している。また本実施の形態でも、図13に示す矢印のように、LRS1_data[0]、LRS1_data[1]・・・の順序で位置座標を検索する。
そして、数式(9)が成立した際のLRS1_data[n]の値を、NDフィルタ1210の一端の位置情報(以下、「Filter1_LRS1」という)として抽出する。
続いて、レーザレンジセンサ1110により検出された位置座標LRS1_data[n]の中から、上述した数式(10)が成立する位置座標を検索する。
そして、数式(10)が成立した際のLRS1_data[n+1]の値をNDフィルタ1210の他端の位置情報(以下、「Filter2_LRS1」という)として抽出する。
続いて、レーザレンジセンサ1110により検出された位置座標LRS1_data[n]の中から、再び上述した数式(9)が成立する位置座標(但し、Filter1_LRS1とは異なる位置座標)を検索する。
そして、数式(9)が成立した際のLRS1_data[n]の値を、NDフィルタ1220の一端の位置情報(以下、「Filter3_LRS1」という)として抽出する。
続いて、レーザレンジセンサ1110により検出された位置座標LRS1_data[n]の中から、再び上述した数式(10)が成立する位置座標(但し、Filter2_LRS1とは異なる位置座標)を検索する。
そして、数式(10)が成立した際のLRS1_data[n+1]の値をNDフィルタ1220の他端の位置情報(以下、「Filter4_LRS1」という)として抽出する。
さらに、NDフィルタ1210、1220の誤特定を防止するため、上記処理に加え、上述した数式(11)、以下の数式(15)に示すように、Filter1_LRS1、Filter2_LRS1間の距離と、Filter3_LRS1、Filter4_LRS1間の距離とが、NDフィルタ長記憶部130に記憶されているNDフィルタ1210、1220の長さFilter_widthと略同一であることを、NDフィルタ1210、1220の特定条件としている。なお本実施の形態では、NDフィルタ1210の長さとNDフィルタ1220の長さは、等しいものとする。
Figure 2009289212
レーザレンジセンサ1110を使用した充電装置1200の位置特定処理が終わると、続いて、レーザレンジセンサ1120を使用した充電装置1200の位置特定処理を開始する。
図14に示すように、レーザレンジセンサ1120は、角度β(0<β≦180)の範囲内にレーザ光を照射しており、NDフィルタ1210、1220を備えた充電装置1200にもレーザ光が照射されている。
そして、NDフィルタ1210、1220の両端の位置を特定するために、まず、レーザレンジセンサ1120により検出された位置座標LRS2_data[n](x,y)の中から(n:0〜m、mはレーザレンジセンサ1120により検出される位置座標数)、上述した数式(12)が成立する位置座標を検索する。なお、位置座標LRS2_data[n](x,y)は(以下、LRS2_data[n]という)、レーザレンジセンサ1120を基準としたx、y座標値を示している。また本実施の形態でも、図14に示す矢印のように、LRS2_data[0]、LRS2_data[1]・・・の順序で位置座標を検索する。
そして、数式(12)が成立した際のLRS2_data[n]の値を、NDフィルタ1210の一端の位置情報(以下、「Filter1_LRS2」という)として抽出する。
続いて、レーザレンジセンサ1120により検出された位置座標LRS2_data[n]の中から、上述した数式(13)が成立する位置座標を検索する。
そして、数式(13)が成立した際のLRS2_data[n+1]の値をNDフィルタ1210の他端の位置情報(以下、「Filter2_LRS2」という)として抽出する。
続いて、レーザレンジセンサ1120により検出された位置座標LRS2_data[n]の中から、再び上述した数式(12)が成立する位置座標(但し、Filter1_LRS2とは異なる位置座標)を検索する。
そして、数式(12)が成立した際のLRS2_data[n]の値を、NDフィルタ1220の一端の位置情報(以下、「Filter3_LRS2」という)として抽出する。
続いて、レーザレンジセンサ1120により検出された位置座標LRS2_data[n]の中から、再び上述した数式(13)が成立する位置座標(但し、Filter2_LRS2とは異なる位置座標)を検索する。
そして、数式(13)が成立した際のLRS2_data[n+1]の値をNDフィルタ1220の他端の位置情報(以下、「Filter4_LRS2」という)として抽出する。
さらに、NDフィルタ1210、1220の誤特定を防止するため、上記処理に加え、上述した数式(14)、以下の数式(16)に示すように、Filter1_LRS2、Filter2_LRS2間の距離と、Filter3_LRS2、Filter4_LRS2間の距離とが、NDフィルタ長記憶部130に記憶されているNDフィルタ1210、1220の長さFilter_widthと略同一であることを、NDフィルタ1210、1220の特定条件としている。
Figure 2009289212
このように本実施の形態では、2つのNDフィルタを使用して、充電装置1200の位置を特定するため、充電装置1200の誤特定の可能性を更に低くすることができる。
また本実施の形態では、2つのレーザレンジセンサを使用するため、より広範な範囲を検索して、充電装置1200の位置を特定するためことができる。特に、警備ロボット1100が警備領域の走行を終えた際の位置が、誤差等により、予定位置とずれてしまった場合でも、充電装置1200の位置を特定できる可能性が高くなる。
また本実施の形態では、回転角度演算処理(図2のフローチャートのステップS50に対応)を行う場合、NDフィルタ1210、1220の長さFilter_widthではなく、以下の数式(17)、(18)によって算出されるFilter_width2、およびFilter1_LRS1、Filter4_LRS1、あるいはFilter1_LRS2、Filter4_LRS2の値を用いて、警備ロボット1100の回転角度を演算する。
Figure 2009289212
Figure 2009289212
このようにすると、警備ロボット1100の回転角度をより正確に演算することができるため、充電装置1200への進入動作の精度をより高くすることができる。
また本実施の形態では、レーザレンジセンサ1110、レーザレンジセンサ1120の両方が充電装置1200の位置を特定した場合には、いずれかのNDフィルタとのx軸方向での距離が近い方(x軸方向での絶対値が小さい方)のレーザレンジセンサのデータを使用して、回転角度演算処理(図2のフローチャートのステップS50に対応)や進入経路演算処理(図2のフローチャートのステップS70に対応)を行う。
このようにすると、移動に伴う誤差が少なくなるため、充電装置1200への進入動作の精度をより高くすることができる。
また本実施の形態では、充電装置にNDフィルタが2つ備えられていることを例にとり説明したが、充電装置にNDフィルタを3つ以上備えるようにしてもよい。
また本実施の形態では、警備ロボットにレーザレンジセンサが2つ備えられていることを例にとり説明したが、警備ロボットにレーザレンジセンサを3つ以上備えるようにしてもよい。
(変形例)
なお、本発明は上述した各実施の形態に限定されるものではなく、以下に例示するような種々の変形が可能である。
上述した実施の形態においては、レーザレンジセンサにより検出された位置座標を全て検索していたが、一部の位置座標を検索対象から除外するようにしてもよい。例えば、図15に示すように、LRS_data[n](n:0〜m、mはレーザレンジセンサ110により検出される位置座標数)の中からLRS_data[m−2]〜LRS_data[m]を検索対象から除外するようにしてもよい。
このようにすると、NDフィルタ210の特定に最適な範囲で位置座標を検索することになり、誤特定の発生を低減できるようになる。
第1の実施の形態にかかる自律移動体制御システムの構成の一例を示すブロック図である。 警備ロボット100の充電装置200への進入動作の一例を示すフローチャートである。 充電装置200の位置特定手法の一例を説明するための図である。 図3に示す点線300で囲われた領域の拡大図である。 警備ロボット100の回転角度演算手法の一例を説明するための図である。 角度合わせ後の警備ロボット100とNDフィルタ210との位置関係を示す図である。 充電装置200への移動経路を説明するための図である。 位置合わせ後の警備ロボット100とNDフィルタ210との位置関係を示す図である。 第2の実施の形態にかかる充電装置1200の位置特定手法の一例を説明するための図である。 図9に示す点線1300で囲われた領域の拡大図である。 第3の実施の形態にかかる充電装置200の位置特定処理の一例を説明するための図である。 第3の実施の形態にかかる充電装置200の位置特定処理の一例を説明するための図である。 第4の実施の形態にかかる充電装置1200の位置特定処理の一例を説明するための図である。 第4の実施の形態にかかる充電装置1200の位置特定処理の一例を説明するための図である。 変形例にかかる充電装置200の位置特定手法の一例を説明するための図である。
符号の説明
1 自律移動体制御システム
100、1100 警備ロボット
110、1110、1120 レーザレンジセンサ
120 NDフィルタ特定部
122 抽出部
124 判定部
130 NDフィルタ長記憶部
140 移動制御部
142 回転角度演算部
144 移動経路演算部
150 駆動部
160 走行情報計測部
170 タイマ部
200、1200 充電装置
210、1210、1220 NDフィルタ
310 進入経路
320 進入開始位置

Claims (13)

  1. 自律移動体制御システムであって、
    自律移動可能な自律移動体と、
    目標物に備えられ、光の反射率を低下させる減光部材と、を備え、
    前記自律移動体は、
    所定角度範囲内に光を照射し、照射した光の反射光から前記自律移動体周辺に存在する前記目標物を含む物体の位置を示す複数の位置情報を検出するセンサと、
    前記センサにより検出された複数の位置情報から、前記センサにより照射された光の反射光の反射率が所定反射率よりも低い領域を特定し、当該領域の距離と前記減光部材の長さとが略同一であることを条件に、当該領域を前記減光部材と特定する減光部材特定部と、
    前記減光部材特定部により特定された前記減光部材に基づいて、前記自律移動体を前記目標物まで移動させる移動制御部と、を備えることを特徴とする自律移動体制御システム。
  2. 前記減光部材特定部は、前記センサにより検出された複数の位置情報を所定の順序で検索し、前記センサにより照射された光の反射光の反射率が所定反射率よりも低くなる直前の位置情報と、前記センサにより照射された光の反射光の反射率が所定反射率よりも高くなった直後の位置情報との2点の位置情報を抽出し、当該2点間の領域の距離が前記減光部材の長さと略同一であることを条件に、当該2点間の領域を前記減光部材と特定することを特徴とする請求項1に記載の自律移動体制御システム。
  3. 前記移動制御部は、前記減光部材特定部により特定された前記減光部材と前記自律移動体とが平行になる状態まで前記自律移動体を回転させ、前記自律移動体の回転後に前記自律移動体を前記目標物まで移動させることを特徴とする請求項1または2に記載の自律移動体制御システム。
  4. 前記減光部材は、前記目標物に複数備えられており、
    前記減光部材特定部は、前記センサより照射された光の反射光の反射率が所定反射率よりも低い複数の領域のそれぞれの距離が、対応する減光部材の長さと略同一であることを条件に、当該複数の領域を前記減光部材と特定することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の自律移動体制御システム。
  5. 前記センサは、前記自律移動体に複数備えられており、
    前記減光部材特定部は、いずれかのセンサにより照射された光の反射光の反射率が所定反射率よりも低い領域の距離が、前記減光部材の長さと略同一であることを条件に、当該領域を前記減光部材と特定する前記減光部材と特定することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の自律移動体制御システム。
  6. 前記減光部材は、前記目標物に複数備えられており、
    前記センサは、前記自律移動体に複数備えられており、
    前記減光部材特定部は、いずれかのセンサにより照射された光の反射光の反射率が所定反射率よりも低い複数の領域のそれぞれの距離が、対応する減光部材の長さと略同一であることを条件に、当該複数の領域を前記減光部材と特定することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の自律移動体制御システム。
  7. 前記目標物は、充電装置であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1つに記載の自律移動体制御システム。
  8. 前記減光部材は、NDフィルタであることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1つに記載の自律移動体制御システム。
  9. 前記センサは、レーザレンジセンサであることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1つに記載の自律移動体制御システム。
  10. 自律移動体制御システムで実行される自律移動体制御方法であって、
    前記自律移動体制御システムは、
    自律移動可能な自律移動体と、
    目標物に備えられ、光の反射率を低下させる減光部材と、を備え、
    前記自律移動体は、
    所定角度範囲内に光を照射し、照射した光の反射光から前記自律移動体周辺に存在する前記目標物を含む物体の位置を示す複数の位置情報を検出するセンサを備え、
    前記センサにより検出された複数の位置情報から、前記センサにより照射された光の反射光の反射率が所定反射率よりも低い領域を特定し、当該領域の距離と前記減光部材の長さとが略同一であることを条件に、当該領域を前記減光部材と特定する減光部材特定ステップと、
    前記減光部材特定ステップにより特定された前記減光部材に基づいて、前記自律移動体を前記目標物まで移動させる移動制御ステップと、を含むことを特徴とする自律移動体制御方法。
  11. 自律移動可能な自律移動体で実行される自律移動体制御方法であって、
    前記自律移動体は、
    所定角度範囲内に光を照射し、照射した光の反射光から前記自律移動体周辺に存在する目標物を含む物体の位置を示す複数の位置情報を検出するセンサを備え、
    前記センサにより検出された複数の位置情報から、前記センサにより照射された光の反射光の反射率が所定反射率よりも低い領域を特定し、当該領域の距離と前記減光部材の長さとが略同一であることを条件に、当該領域を、前記目標物に備えられ、前記センサが照射した光の反射光の反射率を低下させる減光部材と特定する減光部材特定ステップと、
    前記減光部材特定ステップにより特定された前記減光部材に基づいて、前記自律移動体を前記目標物まで移動させる移動制御ステップと、を含むことを特徴とする自律移動体制御方法。
  12. 請求項11に記載された自律移動体制御方法をコンピュータに実行させることを特徴とする自律移動体制御プログラム。
  13. 請求項12に記載された自律移動体制御プログラムを格納したコンピュータの読み取り可能な記録媒体。
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