JP2009260441A - コンテンツ受信装置およびそのプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】 音質優先モードが選択される際に、DVDプレーヤから送信されるコンテンツデータに映像データが含まれる場合でも、再生される音声データの音質を向上すること。
【解決手段】 AVアンプ20は、音質優先モードが設定されると、音声データのフォーマットを判別し、判別したフォーマットに対応するHDMIデータを送信可能な最低のピクセルクロック周波数をピクセルクロックテーブルから読み出し、当該ピクセルクロック周波数に対応する解像度でコンテンツ送信装置にコンテンツデータを送信させる。HDMIデータを送信する場合、映像データのピクセルクロック周波数が大きいほど、音声データの音質を劣化させる。従って、ピクセルクロック周波数を最低値にすることによって、音声データの音質劣化を抑制することができる。
【選択図】図5

Description

本発明は、コンテンツ送信装置から送信されるコンテンツデータを受信するコンテンツ受信装置に関する。
HDMI(High Definition
Multimedia Interface)規格に準拠した、DVDプレーヤ、AVアンプおよびディスプレイ装置が、HDMIケーブルを介して接続されるシステムが使用されている。DVDプレーヤは、DVDディスクから映像データ及び音声データを再生し、再生された映像データ及び音声データをAVアンプに供給する。AVアンプは、受信した音声データに音声処理を実行しスピーカーに出力すると共に、映像データをディスプレイ装置に出力する。ディスプレイ装置は、受信した映像データを表示する。
AVアンプには複数の音声モード(例えばリスニングモードと呼ばれ、映画モード、ゲームモード、音楽モード等)が設けられており、ユーザ操作によって1つの音声モードが選択可能になっている。AVアンプは、選択された音声モードに対して予め設定されている音声処理(遅延処理、音量調整処理、イコライザ処理等)を音声データに実行する。
また、リスニングモードの1つとして、音質優先モード(ピュアオーディオモードともいう。)が設けられている。音質優先モードは、例えばDVDプレーヤでCD等の映像データを含まないコンテンツが再生される際にユーザ操作によって選択され、映像処理部に供給される電源電圧をオフ状態にし、映像処理部の動作を停止させることによって、音声データの音質をより向上させるモードである。
ここで、HDMIデータに含まれる音声データは映像データのブランキング期間に含まれており、音声データのみをHDMIデータとして送受信することができない。つまり、DVDプレーヤで映像データを含まないCDやSACD等のコンテンツが再生される場合には、HDMIデータには映像データとしてメニュー画面(または無信号)等が含まれている。従って、音質優先モードにおいて映像処理部を電源オフ状態にしても、HDMIデータに含まれる映像データの影響によって音声データの音質劣化(例えば、S/N比の悪化)につながるという問題がある。
特開2005−57714号公報
本発明の目的は、音質優先モードが選択される際に、DVDプレーヤから送信されるコンテンツデータに映像データが含まれる場合でも、再生される音声データの音質を向上できるコンテンツ受信装置を提供することである。
本発明の好ましい実施形態によるコンテンツ受信装置は、映像データ及び音声データを含むコンテンツデータを送信するコンテンツ送信装置に接続可能であり、 前記コンテンツデータを受信する受信手段と、音質優先モードを含む複数の音声モードの中からユーザ操作に応じて1つの音声モードを設定する音声モード設定手段と、前記コンテンツデータに含まれる音声データに、前記音声モード設定手段によって設定された音声モードに対応する音声処理を実行する音声処理手段と、前記音声モード設定手段によって音質優先モードが設定された場合に、前記コンテンツデータを送信可能な最低のピクセルクロック周波数で前記コンテンツ送信装置に前記コンテンツデータを送信させる送信制御手段とを備える。
音質優先モードが設定されると、送信制御手段は、コンテンツデータを送信可能な最低のピクセルクロック周波数で前記コンテンツ送信装置に前記コンテンツデータを送信させる。映像データと音声データとを含むコンテンツデータを送信する場合、映像データのピクセルクロック周波数が大きいほど、音声データの音質を劣化させる。従って、ピクセルクロック周波数を最低値にすることによって、音声データの音質劣化を抑制することができる。
好ましくは、前記音声モード設定手段によって音質優先モードが設定された場合に、前記送信制御手段が、前記コンテンツデータを送信可能な最低のピクセルクロック周波数に対応する解像度で、前記コンテンツ送信装置に前記コンテンツデータを送信させる。
この場合、送信制御手段がコンテンツデータに含まれる映像データの解像度を低くさせることによって、ピクセルクロック周波数を低くすることができる。
好ましくは、前記コンテンツデータに含まれる音声データの各フォーマットに対応付けて、前記コンテンツデータを送信可能なピクセルクロック周波数が予め登録されている記憶部と、前記受信手段が受信したコンテンツデータに含まれる音声データのフォーマットを判別するフォーマット判別手段とをさらに備え、前記送信制御手段が、前記フォーマット判別手段で判別されたフォーマットに対応するピクセルクロック周波数のうち最低のピクセルクロック周波数を前記記憶部から読み出して、最低のピクセルクロック周波数に対応する解像度で、前記コンテンツ送信装置に前記コンテンツデータを送信させる。
この場合、音声データのフォーマットによってコンテンツデータを送信可能なピクセルクロックが異なる場合でも、送信されるコンテンツデータのフォーマット毎に送信可能な最低のピクセルクロック周波数および解像度を適宜選択し、コンテンツ送信装置にコンテンツデータを送信させることができる。
好ましくは、前記コンテンツ送信装置の機器情報に対応付けて解像度自動設定を許可するか否かをユーザ操作に応じて設定する設定手段をさらに備え、前記解像度自動設定が許可されている場合に、前記送信制御手段が、前記コンテンツデータを送信可能な最低のピクセルクロック周波数に対応する解像度で、前記コンテンツ送信装置に前記コンテンツデータを送信させる。
この場合、音質優先モードが設定されると、ユーザが希望する場合のみコンテンツデータの解像度を自動的に変更することができる。
好ましくは、前記送信制御手段が、前記コンテンツデータを送信可能な最低のピクセルクロック周波数に対応する解像度で、前記コンテンツ送信装置に前記コンテンツデータを送信させた結果、前記フォーマット判別手段が音声データのフォーマットが変更されたと判断した場合、前記設定手段が、解像度自動設定を自動的に不許可にする、または、解像度自動設定を不許可にするか否かをユーザに告知する。
コンテンツ送信装置がこのような解像度変更機能に適切に対応していない場合、送信制御手段が最低のピクセルクロック周波数でコンテンツ再生装置にコンテンツを送信させると、音声データのフォーマットが変わってしまうという問題が生じる。従って、このような場合に解像度自動設定を不許可に設定することにより、今後、音質優先モードが設定されても、音声データの音声フォーマットが変わってしまうことを防止できる。
好ましくは、前記コンテンツ送信装置が、上位mビットのみの映像データを含むコンテンツデータと、上位mビット及び下位nビットの映像データを含むコンテンツデータとのどちらを送信するかを切換可能であり、前記音声モード設定手段によって音質優先モードが設定された場合に、前記送信制御手段が、上位mビットのみの映像データを含むコンテンツデータを前記コンテンツ送信装置に送信させる。
下位nビットの映像データをコンテンツデータに含めないことにより、映像データのピクセルクロック周波数を低くすることができる。
好ましくは、前記コンテンツ送信装置および前記コンテンツ受信装置がHDMI規格又はDVI規格に準拠しており、前記音声モード設定手段によって音質優先モードが設定された場合に、前記送信制御手段が、前記コンテンツ送信装置にTMDSクロック周波数を低下させる。
コンテンツデータのTMDSクロック周波数を低くすることにより、映像データのピクセルクロック周波数を低くすることができる。
本発明の別の好ましい実施形態によるコンテンツ受信装置は、映像データ及び音声データを含むコンテンツデータを送信するコンテンツ送信装置に接続可能であり、前記コンテンツデータを受信する受信手段と、音質優先モードを含む複数の音声モードの中からユーザ操作に応じて1つの音声モードを設定する音声モード設定手段と、前記コンテンツデータに含まれる音声データに、前記音声モード設定手段によって設定された音声モードに対応する音声処理を実行する音声処理手段と、前記コンテンツ送信装置によって取得される、ピクセルクロック周波数に関連する設定値を記憶する設定値記憶部と、前記音声モード設定手段によって音質優先モードが設定された場合に、前記コンテンツデータを送信可能な最低のピクセルクロック周波数に関連する設定値を前記設定値記憶部に登録する登録手段とを備える。
音質優先モードに設定された場合に、ピクセルクロック周波数を最低値にすることによって、音声データの音質劣化を抑制することができる。
以下、本発明の好ましい実施形態によるDVDプレーヤ(コンテンツ再生装置)、AVアンプ(音声処理装置)およびディスプレイ装置ついて、図面を参照して具体的に説明するが、本発明はこれらの実施形態には限定されない。
図1は、DVDプレーヤ10およびAVアンプ20の構成を、図2は、AVアンプ20(図1と同一)およびディスプレイ装置30の構成をそれぞれ示す概略ブロック図である。DVDプレーヤ10、AVアンプ20及びディスプレイ装置30は、HDMI(またはDVI、以下同様。)規格に準拠しており、HDMIケーブルを介して相互に接続されている。本例において、コンテンツデータとは、映像データ(画像データの意味を含む、以下同様。)及び音声データの総称である。
[DVDプレーヤ10の構成]
DVDプレーヤ10は、再生部11と、解像度変換部12と、HDMI送信部13と、システム制御部14と、操作表示部15と、メモリ16と、コネクタ部17とを有している。
再生部11は、DVDディスク、SACDディスク、CDディスク等(以下、単にディスクという。)に記録されている映像データをディスクから読み出して、デコードし、解像度変換部12に供給する。また、再生部11は、ディスクに記録されている音声データをディスクから読み出して、デコードし、HDMI送信部13に供給する。再生部11は、図示しない光ピックアップ、サーボ回路、MPEGデコーダ、音声デコーダ等を含む。
解像度変換部12は、再生部11から供給された映像データの解像度を判別する。また、解像度変換部12は、判別した映像データの解像度を、システム制御部14からのコマンドにより、ユーザ操作によって設定された解像度に変換する。解像度変換部12によって解像度が変換された映像データは、HDMI送信部13に供給される。なお、解像度が変更されることによって映像データのピクセルクロック周波数が変更され、一般的に、解像度が低い方が、ピクセルクロック周波数が低くなる。
HDMI送信部13は、解像度変換部12から供給された映像データ、および、再生部11から供給された音声データを、システム制御部14からのコマンドにより、HDMI規格のデータ(以下、単にHDMIデータ)に変換する。HDMI送信部13は、変換したHDMIデータを、コネクタ部17を介して、AVアンプ20に送信する。
HDMI送信部13は、HDMIデータを送受信するTMDSライン(通常は複数存在するが図1、図2では簡単のため1本のラインのみを記載している)、および、接続の有無を判断するためのホットプラグラインを介して、AVレシーバ20のHDMI受信部21に接続される。
システム制御部14は、再生部11、解像度変換部12、HDMI送信部13、操作表示部15、メモリ16等を制御するものであり、例えば、マイクロコンピュータやCPUである。システム制御部14は、操作表示部15からの操作入力または各部からの制御信号およびデータに基づいて各種処理を実行する。
システム制御部14は、CECラインを介してAVアンプ20のシステム制御部23に接続され、システム制御部23とコマンドおよび/またはデータを送受信する。また、システム制御部14は、DDCラインを介して、AVアンプ20のPROM25に接続され、PROM25に記憶されたEDIDを取得し、EDIDから解像度情報等を読み出す。
システム制御部14は、操作表示部15に、各種の初期設定を行うためのセットアップメニューを表示させる。セットアップメニューは、出力する映像データの解像度をユーザの操作によって設定する解像度設定画面を含む。解像度が設定されると(解像度が設定されるとは解像度をメモリに記憶することをいう。)、システム制御部14は、解像度変換部12に対して、設定された解像度に映像データを変換するよう指示する。
メモリ16には、DVDプレーヤ10がAVアンプ20に出力可能な解像度の種類が予め記憶されている。システム制御部14は、AVアンプ20のPROM25に記憶されている解像度の種類を、DDCラインを介して読み出し、メモリ16に予め記憶されている解像度の種類と照合する。システム制御部14は、メモリ16に予め記憶されている解像度の種類の中から、AVアンプ20のPROM25から読み出したEDIDに含まれている解像度の種類と一致する解像度の種類を解像度選択画面に表示する。
また、AVアンプ20において音声モードが音質優先モードに設定されたためにPROM25に記憶されているEDIDが変更されたとき、システム制御部14は、EDIDに含まれている解像度を読み出して、解像度変換部12に対して、読み出した解像度に映像データを変換するよう指示する。このとき、システム制御部14は、ユーザ操作によって解像度設定画面から選択された解像度をメモリ16に一時的に記憶させておく。
また、AVアンプ20において音声モードが音質優先モードから他のモードに変更されたためにPROM25に記憶されているEDIDが変更されたとき、システム制御部14は、メモリ16に記憶しておいたユーザ操作によって選択された解像度を読み出して解像度変換部12に対して、読み出した解像度に映像データを変換するよう指示する。
[AVアンプ20の構成]
AVアンプ20は、HDMI受信部21と、HDMI送信部22と、システム制御部23と、操作表示部24と、メモリ(EDID PROM、以下、PROM)25と、音声処理部26と、コネクタ部27A、27Bと、映像入力端子27Cと、映像処理部28と、電源回路29とを有している。
HDMI受信部21は、DVDプレーヤ10から送信されたHDMIデータを受信して、受信したHDMIデータから元の映像データ(HDMI変換前の映像データ)を生成して、HDMI送信部22に供給する。また、HDMI受信部21は、受信したHDMIデータから元の音声データ生成して、音声処理部26に供給する。
映像処理部28は、映像入力端子27Cから入力されたアナログ映像信号に対して所定の処理(例えば、アナログ−デジタル変換処理、解像度変換処理等)を実行し、HDMI送信部22に供給する。映像処理部28は、電源回路29から電源電圧が供給されることによって動作し、後述する音質優先モードが選択されると、システム制御部23によって電源電圧の供給がオフ状態にされ、動作を停止する。
HDMI送信部22は、HDMI受信部21から供給された映像データ、および、必要に応じて音声処理部26から供給された音声データ、映像処理部28から供給された映像データを、HDMIデータに変換して、コネクタ部27Bを介して、ディスプレイ装置30に送信する。HDMI送信部22は、TMDSラインおよびホットプラグを介して、ディスプレイ装置30のHDMI受信部31に接続されている。
音声処理部26は、HDMI受信部21から供給された音声データに対して、例えば、信号処理、遅延処理、イコライザ処理、音量調整処理、増幅処理、D/A変換等の音声処理を実行し、外部に接続されたスピーカー60に音声信号を供給する。また、必要に応じて、音声処理部26は、音声データをHDMI送信部22に供給する。
AVアンプ20には複数の音声モード(リスニングモード)が設けられており、ユーザ操作によって1つの音声モードが選択可能になっている。音声処理部26は、選択された音声モードに対して予め設定されている音声処理を音声データに対して実行する。
音声モードの1つとして音質優先モード(ピュアオーディオモードともいう。)が設けられている。音質優先モードは、映像処理部28に供給される電源電圧をオフ状態にすることにより、映像処理部28の処理を停止させる。これにより、映像処理部28の処理に起因する音声データの音質低下(例えば、S/N比の悪化)を防止することができる。
システム制御部23は、HDMI受信部21、HDMI送信部22、操作表示部24、PROM25、音声処理部26、映像処理部28及び電源回路29等を制御するものであり、例えば、マイクロコンピュータやCPU等である。システム制御部23は、操作表示部24からの操作入力または各部からの制御信号およびデータに基づいて各種処理を実行する。
システム制御部23は、ユーザ操作によって音声モードが選択されたとき、選択された音声モードに設定し(音声モードを設定するとは音声モードをメモリ23aに記憶することをいう。)、設定された音声モードに基づいて音声データに音声処理を実行するように音声処理部26に指示する。また、システム制御部23は、音声モード音質優先モードが設定されたとき、映像処理部28への電源電圧の供給を停止し、映像処理部28の動作を停止するように、電源回路29及び映像処理部28を制御する。
システム制御部23は、CECラインを介してDVDプレーヤ10のシステム制御部14に接続され、システム制御部14とコマンドおよびデータを送受信する。また、システム制御部23は、CECラインを介してディスプレイ装置30のシステム制御部33に接続され、システム制御部33とコマンドおよびデータを送受信する。また、システム制御部23は、DDCラインを介して、ディスプレイ装置30のPROM34に接続され、PROM34からディスプレイ装置30で表示可能な解像度の種類を含むEDIDを読み出す。
システム制御部23には、メモリ23aが内蔵(または接続)されており、メモリ23a内にAVアンプ20が出力する解像度の種類が予め記憶されている(また、この解像度の種類は、ROM23aではなく、PROM25内に記憶されていてもよい)。通常、ROM23aには、HDMI規格に対応する複数の解像度の種類が記憶されている。
PROM25は、DDCラインを介してDVDプレーヤ10のシステム制御部14に接続されている。PROM25にはシステム制御部23によって解像度の種類を含むEDIDが登録され、登録されたEDIDは、DVDプレーヤ10のシステム制御部14によってDDCラインを介して読み出される。
音声モードとして音質優先モード以外が設定される場合、システム制御部23は、ROM23aに予め記憶されている解像度の種類の中で、ディスプレイ装置30のPROM34から読み出したEDIDに含まれる解像度の種類と一致する解像度の種類をPROM25に登録する。つまり、AVアンプ20およびディスプレイ装置30が共通して記憶する解像度の種類がPROM25に登録される。なお、これに限定されず、システム制御部23は、ROM23aに記憶されている解像度の種類を無視して、ディスプレイ装置30のPROM34から読み出した解像度の種類を全てPROM25に登録してもよい。つまり、AVアンプ20に記憶された解像度の種類に関係なく、ディスプレイ装置30に記憶された解像度の種類がPROM25に登録してもよい。
音声モードとして音質優先モードが設定される場合、システム制御部23は、現在DVDプレーヤ10から受信している音声データのフォーマットを判別し、そのフォーマットでHDMIデータを送信可能な最低のピクセルクロック周波数を判別し、そのピクセルクロック周波数に対応する解像度をPROM25に登録する。つまり、システム制御部23は、DVDプレーヤ10に現在の音声データのフォーマットで送信可能な最低のピクセルクロック周波数でHDMIデータを送信させる。HDMIデータのピクセルクロック周波数を最低にすることにより、HDMIデータに含まれる音声データの音質を向上することができる。HDMIデータにおいては、映像データのピクセルクロック周波数が小さいほど、音声データの音質を向上できるからである。
詳細には、メモリ23aには、図3に示すピクセルクロックテーブルが格納されている。ピクセルクロックテーブルは、音声データのフォーマット(及び必要に応じてサンプリング周波数)に対応付けて、映像データの各ピクセルクロック周波数(括弧内はピクセルクロック周波数に対応する解像度)を取り得るか否かの情報が予め登録されている。「○」は取りうることを、「×」は取りえないことを示す。システム制御部23は、現在受信しているHDMIデータに含まれる音声データのフォーマット及びサンプリング周波数と、ピクセルクロックテーブルとを参照することによって、取り得る最低のピクセルクロック周波数およびそれに対応する解像度を判別する。
例えば、音声データがPCM8ch(48kHz)であればPROM25にはピクセルクロック周波数25.2MHzに対応する解像度640×480p(VGA)が登録され、DVDプレーヤ10に当該解像度の映像データを含むHDMIデータを送信させる。また、PCM8ch(88.2kHz)であればPROM25にはピクセルクロック周波数27MHzに対応する解像度720×480pが登録され、DVDプレーヤ10に当該解像度の映像データを含むHDMIデータを送信させる。
また、システム制御部23は、接続されるDVDプレーヤ10毎に、音質優先モードに設定された時に上記のような解像度の自動設定を許可するか否かをユーザ操作に基づいて設定する。詳細には、メモリ23aには図4に示す解像度設定テーブルが格納されている。解像度設定テーブルは、接続されるDVDプレーヤ10の機器情報に対応付けて、解像度の自動設定を許可するか否かの情報がユーザ操作に基づいて登録される。すなわち、「○」は解像度自動設定許可を示し、「×」は自動設定不可を示す。音質優先モードに変更されたときに、システム制御部23は、現在接続されているDVDプレーヤ10の機器情報に対して解像度自動設定が許可されているかを判断し、許可されている場合のみ上記のように最低のピクセルクロック周波数に対応する解像度をPROM25に登録する。
[ディスプレイ装置の構成]
ディスプレイ装置30は、HDMI受信部31と、表示部32と、システム制御部33と、メモリ(EDID PROM、以下、PROM)34と、操作部35と、音声処理部36と、スピーカー37と、コネクタ部38とを有する。
HDMI受信部31は、AVアンプ20のHDMI送信部22から送信されたHDMIデータを受信して、受信したHDMIデータから元の映像データを生成し、表示部32に供給する。また、HDMI受信部31は、HDMIデータから元の音声データを生成して、音声処理部36に供給する。
表示部32は、HDMI受信部31から映像データが供給され、当該映像データに基づいて映像を表示するものであり、例えば、LCDまたはPDP等である。
音声処理部36は、HDMI受信部31から供給された音声データを、信号処理、増幅処理、D/A変換等の処理を実行し、スピーカー37に供給する。
システム制御部33は、HDMI受信部31、表示部32、PROM34、音声処理部36等を制御するものであり、例えば、マイクロコンピュータやCPU等である。システム制御部33は、操作部35からの操作入力または各部からの制御信号およびデータに基づいて各種処理を実行する。
PROM34には、表示部32で表示可能な解像度の種類を含むEDIDが予め記憶されている。このEDIDは、DDCラインを介して、AVアンプ23のシステム制御部23によって読み出される。
[動作]
図5は、ユーザ操作によって音声モードの設定指示が入力された場合におけるシステム制御部23の処理を示すフローチャートである。システム制御部23は、ユーザ操作によって音声モード設定指示が入力されると、音質優先モードへの設定指示であるか否かを判断する(S1)。音質優先モードへの設定指示である場合(S1でYES)、システム制御部23は、解像度自動設定が許可されているか否かを、現在接続されているDVDプレーヤ10の機器情報を元に、図4の解像度設定テーブルを参照して判断する(S2)。なお、システム制御部23は、機器情報を、DVDプレーヤ10との接続時にDVDプレーヤ10から取得してメモリに保存している。
解像度自動設定が許可されていない場合には(S2でNO)、S9に進む。一方、解像度自動設定が許可されている場合には(S2でYES)、システム制御部23は、現在DVDプレーヤ10から受信しているHDMIデータに含まれる音声データのフォーマット及びサンプリング周波数を判別する(S3)。すなわち、音声処理部26が、HDMI受信部21から受信した音声データをデコードすることにより、音声データのヘッダ等に含まれるフォーマット情報及びサンプリング周波数情報を読み出して、システム制御部23に供給する。システム制御部23は、供給されたフォーマット情報及びサンプリング周波数情報を元に、音声データのフォーマット及びサンプリング周波数を判別する。
続いて、システム制御部23は、判別したフォーマット及びサンプリング周波数に対してHDMIデータを送信可能なピクセルクロック周波数うち、最低のピクセルクロック周波数を図3のピクセルクロックテーブルから読み出す(S4)。例えば、PCM8ch(48kHz)である場合には、ピクセルクロック周波数として25.2MHzが読み出され、PCM8ch(88.2kHz)である場合には、ピクセルクロック周波数として27MHzが読み出される。
続いて、システム制御部23は、DVDプレーヤ10に出力するホットプラグ信号を、ハイレベルからローレベルに反転させる(S5)。これにより、AVアンプ20がDVDプレーヤ10と接続状態でないこと、又は、AVアンプ20がアクティブでないことをDVDプレーヤ10に認識させる。
続いて、システム制御部23は、抽出したピクセルクロック周波数に対応する解像度を抽出し、抽出した解像度情報を含むEDIDをPROM25に登録する(S6)。例えば、システム制御部23は、ピクセルクロック周波数が25.2MHzである場合には、解像度640×480pをPROM25に登録し、ピクセルクロック周波数が27MHzである場合には、解像度720×480pをPROM25に登録する。
続いて、システム制御部23は、DVDプレーヤ10に出力するホットプラグ信号を、ローレベルからハイレベルに反転させる(S7)。これにより、AVアンプ20がDVDプレーヤ10と接続状態になったことをDVDプレーヤ10に認識させ、DVDプレーヤ10にEDIDを取得させる。
図6に示すように、DVDプレーヤ10のシステム制御部14は、AVアンプ20からのホットプラグ信号がローベルからハイレベルに反転すると(S21でYES)と、AVアンプ20のPROM25からEDIDを取得して、EDIDに含まれる解像度情報を読み出す(S22)。ここで、システム制御部14は、EDIDの中に解像度情報が1つしか含まれないかを判断する(S23)。上記のように、音声モードが音質優先モードに変更されたことにより、PROM25内に解像度情報が登録される際には最低のピクセルクロック周波数に対応する1つの解像度情報が登録されている。
ここでは、EDIDには最低のピクセルクロック周波数に対応する解像度が1つしか含まれないので(S23でYES)、システム制御部14は、EDIDから読み出した解像度に設定し、設定した解像度に映像データを変換するように解像度変換部12に指示する(S24)。例えば、読み出した解像度が640×480pであれば、システム制御部23は、映像データを640×480pに変換するように解像度変換部12に指示する。
その結果、DVDプレーヤ10は、現在再生している音声データのフォーマット(及びサンプリング周波数)に対してHDMIデータを送信し得るピクセルクロック周波数の中で、最低のピクセルクロック周波数に対応する解像度に映像データを変換し、当該映像データと音声データとを含むHDMIデータをAVアンプ20に送信する。従って、HDMIデータのピクセルクロック周波数を最低にすることができるので、HDMIデータに含まれる音声データのピクセルクロックの影響による音質低下を最小限に抑制することができる。
最後に、システム制御部14は、ユーザ操作によって選択され、設定されていた解像度情報をメモリに保存しておく(S25)。
図5に戻って、AVアンプ20のシステム制御部23は、解像度を変更した結果、DVDプレーヤ10から受信したHDMIデータに含まれる音声データのフォーマット(及び/又はサンプリング周波数)が変更になったか否かを判断する(S8)。音声データのフォーマット(及び/又はサンプリング周波数)が変更になっていない場合は(S8でNO)、S9に進み、システム制御部23は、映像処理部28へ供給される電源電圧をオフ状態にするように制御し、映像処理部28の動作を停止させる(S9)。
ここで、DVDプレーヤ10の中には、ホットプラグ信号がハイレベルであることを検出し、EDIDを取得して解像度設定を変更すると、AVアンプ20に送信する音声データのフォーマット(及びサンプリング周波数)を変更(初期化)してしまう機種が存在する。このようなDVDプレーヤ10に対しては、AVアンプ20の音声モード変更に応答してEDIDを再取得させ解像度設定を自動的に変更させることは好ましくない。
そこで、システム制御部23は、音声データのフォーマット(及び/又はサンプリング周波数)が変更になったと判断した場合(S8でYES)、DVDプレーヤ10が音声モードの変更に応答する解像度自動設定に適切に対応していない旨の告知を操作表示部24に表示させ(S10)、その後S9に進む。
例えば、図7(a)に示すように、音声モード変更に応答する解像度自動設定に適切に対応していない旨の告知を表示すると共に、解像度設定テーブルにおける当該DVDプレーヤの解像度自動設定を不許可に変更するか否かをユーザ操作によって選択させる。ユーザ操作によって「YES」が選択された場合には、システム制御部23は、解像度設定テーブルにおける当該DVDプレーヤの解像度自動設定を不許可「×」に変更する。これにより、次に、AVアンプ20の音声モードが音質優先モードに変更された場合には、図5のS2でNOと判断されるので、解像度は自動的に変更されないようになる。なお、図7(a)の告知を表示すると共に、自動的にシステム制御部23が解像度設定テーブルにおける当該DVDプレーヤの解像度自動設定を不許可「×」に変更してもよい。
また、図7(b)に示すように、解像度変更に伴って、音声フォーマットが変更になったので、音声モードを元に戻すようにユーザに告知してもよい。
次に、図5に示すように、音声モードが音質優先モードから他の音声モードに変更された場合(S1でNOを経由して、S11でYES)、システム制御部23は、DVDプレーヤ10に出力するホットプラグ信号を、ハイレベルからローレベルに反転させる(S12)。そして、システム制御部23は、ディスプレイ装置で処理可能な解像度とAVアンプで処理可能な解像度とに共通する複数の解像度を抽出し、これらの複数の解像度を含むEDIDをPROM25に登録する(S13)。あるいは、ディスプレイ装置で処理可能な解像度の全てを含むEDIDをPROM25に登録する。
続いて、システム制御部23は、DVDプレーヤ10に出力するホットプラグ信号を、ローレベルからハイレベルに反転させる(S14)。その後、システム制御部23は、映像処理部28へ供給される電源電圧をオン状態にするように制御し、映像処理部28を動作状態にする(S15)。
図6に示すように、DVDプレーヤ10のシステム制御部14は、ホットプラグ信号がローレベルからハイレベルに反転したことを検出すると(S21でYES)、AVアンプ20のPROM25からEDIDを取得して、解像度情報を読み出す(S22)。EDIDには複数の解像度情報が含まれているので(S23でNO)、システム制御部23は、S25の処理によってユーザ操作によって選択されている解像度がメモリに保存されているか否かを判断する(S26)。
ユーザ操作によって選択されている解像度がメモリに保存されている場合には(S26でYES)、システム制御部23は、ユーザ操作によって選択されている解像度に再び設定し、当該解像度に映像データを変換するように解像度設定部12に指示する(S27)。従って、映像モードが音質優先モードに設定されたことによりDVDプレーヤ10で自動的に解像度が変更された場合であっても、再度映像モードが音質優先モードから他の音声モードに変更されたときに、元々設定されていた解像度に自動的に戻すことができる。
一方、ユーザ操作によって選択されている解像度がメモリに保存されていない場合には(S26でNO)、EDIDには推奨の解像度が含まれているので、システム制御部14は、推奨の解像度に設定し、当該解像度に映像データを変換するように解像度設定部12に指示する(S28)。
次に、図5に示すように、音声モードが音質優先モード以外の音声モードから、音質優先モード以外の音声モードに変更された場合(S1でNOを経由して、S11でNO)、システム制御部23は、音声モードを変更し(S16)、処理を終了する。
以上のように、本実施形態によると、音声モードが音質優先モードに変更された場合に、DVDプレーヤ10に設定される解像度を、音声データのフォーマットに対して取り得る最低のピクセルクロック周波数に対応する解像度に自動的に設定するので、ピクセルクロックに起因する音質劣化を抑制することができる。
[第2実施形態]
HDMI規格1.3では、従来のRGB各色mビット(上位mビット)に加えてDeep Colorのnビット(下位nビット)が追加されたことによりRGB各色最大m+nビット、すなわち3色合計で3×(m+n)ビットで映像データを送受信することができる。HDMI規格1.3では、代表的には、m=8であり、nは2、4、又は8のいずれかである。PROM25に登録されるEDIDにはDeep Colorフラグが含まれており、Deep
Colorフラグがオンの場合にDVDプレーヤ10はDeep
Colorのnビットを含む各色m+nビットのHDMIデータを出力し、Deep Colorフラグがオフの場合にDVDプレーヤ10はDeep Colorのnビットを含まない各色mビットのHDMIデータを出力する。
AVアンプ20のシステム制御部23は、音声モードが音質優先モードに設定される場合に、Deep ColorフラグをオフにするようにEDIDを変更する。これにより、DVDプレーヤ10はDeep Colorのnビットを含まない各色mビットのHDMIデータを出力する。HDMIデータにDeep Colorのnビットを含まないことにより、HDMIデータのピクセルクロック周波数を低くすることができるので、ピクセルクロック周波数が高いことに起因する音質劣化を抑制することができる。
本例の動作を図8、図9のフローチャートを参照し説明する。図8に示すように、AVアンプ20のシステム制御部23は、音声モードが音質優先モードに変更されると(S31でYES)、DVDプレーヤ10に出力するホットプラグ信号をハイレベルからローレベルに反転させる(S32)。システム制御部23は、Deep ColorフラグをオフにするようにEDIDを変更し(S33)、DVDプレーヤ10に出力するホットプラグ信号をローレベルからハイレベルに反転させる(S34)。そして、システム制御部23は、映像処理部28へ供給される電源電圧をオフ状態にするように制御し、映像処理部28の動作を停止させる(S35)。
図9に示すように、DVDプレーヤ10のシステム制御部14は、ホットプラグ信号がローレベルからハイレベルに反転したことを検出すると(S51でYES)、PROM25からEDIDを取得して、Deep Colorフラグを読み出す(S52)。そして、システム制御部14は、Deep Colorフラグがオンか否かを判断する(S53)。ここでは、Deep Colorフラグがオフであるので(S53でNO)、システム制御部23はDeep Colorを無効に設定し、DVDプレーヤ10はDeep Colorのnビットを含まない各色mビットのHDMIデータを出力する。その結果、HDMIデータの映像データを高品質にはできないものの、音声データの音質劣化を抑制することができる。
図8に示すように、音声モードが音質優先モードから他の音声モードに変更された場合(S31でNOを経由して、S36でYES)、システム制御部23は、DVDプレーヤ10に出力するホットプラグ信号をハイレベルからローレベルに反転させる(S37)。システム制御部23は、Deep ColorフラグをオンにするようにEDIDを変更し(S38)、DVDプレーヤ10に出力するホットプラグ信号をハイレベルからローレベルに反転させる(S39)。そして、システム制御部23は、映像処理部28へ供給される電源電圧をオン状態にするように制御し、映像処理部28の動作させる(S40)。
図9に示すように、DVDプレーヤ10のシステム制御部23は、ホットプラグ信号がローレベルからハイレベルに反転したことを検出すると(S51でYES)、PROM25からEDIDを取得して、Deep Colorフラグを読み出す(S52)。そして、システム制御部14は、Deep Colorフラグがオンか否かを判断する(S53)。ここでは、Deep Colorフラグがオンであるので(S53でYES)、システム制御部23はDeep Colorを有効に設定し、DVDプレーヤ10はDeep Colorのnビットを含む各色m+nビットのHDMIデータを出力する。
[第3実施形態]
AVアンプ20のシステム制御部23は、音声モードが音質優先モードに設定された場合に、TMDSクロック周波数を最低にするようにEDIDを変更する。これにより、DVDプレーヤ10はTMDSクロック周波数を最低に設定してHDMIデータを出力する。その結果、TMDSクロック周波数を低くすることにより、HDMIデータのピクセルクロック周波数を低くすることができるので、ピクセルクロック周波数が高いことに起因する音声データの音質劣化を抑制することができる。
本例の動作を図10、図11のフローチャートを参照し説明する。図10に示すように、AVアンプ20のシステム制御部23は、音声モードが音質優先モードに変更されると(S61でYES)、DVDプレーヤ10に出力するホットプラグ信号をハイレベルからローレベルに反転させる(S62)。システム制御部23は、最大TMDSクロック周波数を最低値に設定するようにEDIDを変更し(S63)、DVDプレーヤ10に出力するホットプラグ信号をローレベルからハイレベルに反転させる(S64)。そして、システム制御部23は、映像処理部28へ供給される電源電圧をオフ状態にするように制御し、映像処理部28の動作を停止させる(S65)。
図11に示すように、DVDプレーヤ10のシステム制御部23は、ホットプラグ信号がローレベルからハイレベルに反転したことを検出すると(S81でYES)、PROM25からEDIDを取得して、最大TMDSクロック周波数を読み出す(S82)。そして、システム制御部14は、読み出した最大TMDSクロック周波数に設定し、DVDプレーヤ10は読み出した最大TMDSクロック周波数のHDMIデータを出力する。その結果、HDMIデータの映像データを高品質にはできないものの、音声データの音質劣化を抑制することができる。
図10に示すように、音声モードが音質優先モードから他の音声モードに変更された場合(S61でNOを経由して、S66でYES)、システム制御部23は、DVDプレーヤ10に出力するホットプラグ信号をハイレベルからローレベルに反転させる(S67)。システム制御部23は、最大TMDSクロック周波数を元の値に変更し(S68)、DVDプレーヤ10に出力するホットプラグ信号をハイレベルからローレベルに反転させる(S69)。そして、システム制御部23は、映像処理部28へ供給される電源電圧をオン状態にするように制御し、映像処理部28の動作させる(S70)。
図11に示すように、DVDプレーヤ10のシステム制御部23は、ホットプラグ信号がローレベルからハイレベルに反転したことを検出すると(S81でYES)、PROM25からEDIDを取得して、最大TMDSクロック周波数を読み出す(S82)。そして、システム制御部14は、読み出した最大TMDSクロック周波数に設定し、DVDプレーヤ10は読み出した最大TMDSクロック周波数のHDMIデータを出力する。
以上、本発明の好ましい実施形態を説明したが、本発明はこれらの実施形態には限定されない。DVDプレーヤが送信するHDMIデータのピクセルクロック周波数を低くするものであれば、AVアンプは上記各実施形態以外のいずれの設定値を変更するものでもよい。また、AVアンプの代わりにディスプレイ装置に音質優先モードを含む音声モードが設けられ、音質優先モードが設定された場合にDVDプレーヤが送信するHDMIデータのピクセルクロック周波数を最低値に制御してもよい。また、DVDプレーヤ、AVアンプ、ディスプレイ装置の上記動作をコンピュータに実行させるためのプログラムおよびこれを記録した記録媒体という形態で提供されてもよい。
本発明は、DVDプレーヤ、AVアンプおよびディスプレイ装置等に好適に採用され得る。
本発明の好ましい実施形態によるDVDプレーヤ10およびAVアンプ20の構成を示すブロック図である。 本発明の好ましい実施形態によるAVアンプ20およびディスプレイ装置の構成を示すブロック図である。 ピクセルクロックテーブルを示す図である。 解像度設定テーブルを示す図である。 AVアンプ20の動作を説明するフローチャートである。 DVDプレーヤ10の動作を説明するフローチャートである。 解像度自動設定に対応して以内旨の告知を示す図である。 第2実施形態のAVアンプ20の動作を説明するフローチャートである。 第2実施形態のDVDプレーヤ10の動作を説明するフローチャートである。 第3実施形態のAVアンプ20の動作を説明するフローチャートである。 第3実施形態のDVDプレーヤ10の動作を説明するフローチャートである。
符号の説明
10 DVDプレーヤ
20 AVアンプ
21 HDMI受信部
22 HDMI送信部
23 システム制御部
23a ROM
25 PROM
26 音声処理部
28 映像処理部
30 ディスプレイ装置

Claims (9)

  1. 映像データ及び音声データを含むコンテンツデータを送信するコンテンツ送信装置に接続可能であり、
    前記コンテンツデータを受信する受信手段と、
    音質優先モードを含む複数の音声モードの中からユーザ操作に応じて1つの音声モードを設定する音声モード設定手段と、
    前記コンテンツデータに含まれる音声データに、前記音声モード設定手段によって設定された音声モードに対応する音声処理を実行する音声処理手段と、
    前記音声モード設定手段によって音質優先モードが設定された場合に、前記コンテンツデータを送信可能な最低のピクセルクロック周波数で前記コンテンツ送信装置に前記コンテンツデータを送信させる送信制御手段とを備える、コンテンツ受信装置。
  2. 前記音声モード設定手段によって音質優先モードが設定された場合に、前記送信制御手段が、前記コンテンツデータを送信可能な最低のピクセルクロック周波数に対応する解像度で、前記コンテンツ送信装置に前記コンテンツデータを送信させる、請求項1に記載のコンテンツ受信装置。
  3. 前記コンテンツデータに含まれる音声データの各フォーマットに対応付けて、前記コンテンツデータを送信可能なピクセルクロック周波数が予め登録されている記憶部と、
    前記受信手段が受信したコンテンツデータに含まれる音声データのフォーマットを判別するフォーマット判別手段とをさらに備え、
    前記送信制御手段が、前記フォーマット判別手段で判別されたフォーマットに対応するピクセルクロック周波数のうち最低のピクセルクロック周波数を前記記憶部から読み出して、最低のピクセルクロック周波数に対応する解像度で、前記コンテンツ送信装置に前記コンテンツデータを送信させる、請求項2に記載のコンテンツ受信装置。
  4. 前記コンテンツ送信装置の機器情報に対応付けて解像度自動設定を許可するか否かをユーザ操作に応じて設定する設定手段をさらに備え、
    前記解像度自動設定が許可されている場合に、前記送信制御手段が、前記コンテンツデータを送信可能な最低のピクセルクロック周波数に対応する解像度で、前記コンテンツ送信装置に前記コンテンツデータを送信させる、請求項3に記載のコンテンツ受信装置。
  5. 前記送信制御手段が、前記コンテンツデータを送信可能な最低のピクセルクロック周波数に対応する解像度で、前記コンテンツ送信装置に前記コンテンツデータを送信させた結果、前記フォーマット判別手段が音声データのフォーマットが変更されたと判断した場合、前記設定手段が、解像度自動設定を自動的に不許可にする、または、解像度自動設定を不許可にするか否かをユーザに告知する、請求項4に記載のコンテンツ受信装置。
  6. 前記コンテンツ送信装置が、上位mビットのみの映像データを含むコンテンツデータと、上位mビット及び下位nビットの映像データを含むコンテンツデータとのどちらを送信するかを切換可能であり、
    前記音声モード設定手段によって音質優先モードが設定された場合に、前記送信制御手段が、上位mビットのみの映像データを含むコンテンツデータを前記コンテンツ送信装置に送信させる、請求項1に記載のコンテンツ受信装置。
  7. 前記コンテンツ送信装置および前記コンテンツ受信装置がHDMI規格又はDVI規格に準拠しており、
    前記音声モード設定手段によって音質優先モードが設定された場合に、前記送信制御手段が、前記コンテンツ送信装置にTMDSクロック周波数を低下させる、請求項1に記載のコンテンツ受信装置。
  8. 映像データ及び音声データを含むコンテンツデータを送信するコンテンツ送信装置に接続可能であり、
    前記コンテンツデータを受信する受信手段と、
    音質優先モードを含む複数の音声モードの中からユーザ操作に応じて1つの音声モードを設定する音声モード設定手段と、
    前記コンテンツデータに含まれる音声データに、前記音声モード設定手段によって設定された音声モードに対応する音声処理を実行する音声処理手段と、
    前記コンテンツ送信装置によって取得される、ピクセルクロック周波数に関連する設定値を記憶する設定値記憶部と、
    前記音声モード設定手段によって音質優先モードが設定された場合に、前記コンテンツデータを送信可能な最低のピクセルクロック周波数に関連する設定値を前記設定値記憶部に登録する登録手段とを備える、コンテンツ受信装置。
  9. 請求項1〜8のいずれかに記載のコンテンツ受信装置の各手段をコンピュータに実行させる、コンテンツ受信装置の動作プログラム。
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