JP5152454B2 - データ送受信システム、ソース機器及び受信機器 - Google Patents
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Description
図1は、DVDプレーヤ10の概略構成を示すブロック図である。DVDプレーヤ10は、再生部11と、映像音声切換部12と、HDMI送信部13と、制御部14と、メモリ15と、コネクタ部16とを備える。
Description Character(以下、PDという)1〜16を含む。制御部14は、ディスプレイ装置20を高密度音声モードに設定させる場合に、SPDインフォフレームのVNを所定の名称に設定し、PD16をDVDプレーヤ10が特定機器であることを示す7F(16進数)に設定する。一方、制御部14は、ディスプレイ装置20を通常モードに設定させる場合に、PD16をDVDプレーヤ10が特定機器でないことを示す00(16進数)に設定する。なお、特定機器でない従来のDVDプレーヤは、VNが所定の名称でない、及び/又は、PD16が00である。
図4は、ディスプレイ装置20の概略構成を示すブロック図である。ディスプレイ装置20は、HDMI受信部21と、映像音声切換部22と、制御部23と、メモリ(例えば、EDID
PROMを含む、以下、PROMという)24と、映像処理部25と、音声処理部26と、コネクタ部27とを有する。
Codeの最上位ビットを1に設定する。一方、特定機器でない従来のディスプレイ装置は、Manufacturer Nameが所定の名称でない、及び/又は、Product
Codeの最上位ビットが0である。
図6はDVDプレーヤ10の処理を示すフローチャートである。図7はディスプレイ装置20の処理を示すフローチャートである。
[高密度音声モードにおける処理]
まず、ディスプレイ装置20は、DVDプレーヤ10にディスプレイ装置20が特定機器であることを知らせるために、EDIDのManufacturer Nameを所定の名称に設定し、Product
Codeの最上ビットを1に設定する(S201)。
Nameが所定の名称であるか否かを判断する(S103)。ここでは、Manufacturer Nameが所定の名称であるので(S103:YES)、DVDプレーヤ10は、EDIDに含まれているProduct Codeの最上位ビットが1であるか否かを判断する(S104)。ここでは、Product Codeの最上位ビットが1であるので(S104:YES)、DVDプレーヤ10は、SPDインフォフレームのVNを所定の名称に設定し、PD16を16進数における7Fに設定する(S105)。ディスプレイ装置20に自身が高密度音声モードに対応した特定機器であり、かつ、高密度音声モードに設定されていることを知らせるためである。DVDプレーヤ10は、設定したSPDインフォフレームを、HDMIケーブルを介して(すなわち、HDMIデータの中にSPDインフォフレームを含めて)ディスプレイ装置20に送信する(S105)。
次に、ユーザ操作によって通常モードに設定されている場合を説明する。DVDプレーヤ10は、S101において、高密度音声モードが設定されていないと判断するので(S101:NO)、SPDインフォフレームのVNを所定の名称に設定し、かつ、PD16を00に設定する(S107)。ディスプレイ装置20に、高密度音声モードに設定されていないことを知らせるためである。続いて、DVDプレーヤ10は、通常モードで音声データ及び映像データを含むHDMIデータをディスプレイ装置20に送信する(S108)。具体的には、スイッチ12Aが出力A2に切り換えられ、スイッチ12Bが入力B1に切り換えられる。HDMI送信部13は、映像データ領域に映像データを含み、ブランキング期間に音声データを含むHDMIデータを生成して、ディスプレイ装置20に送信する。
DVDプレーヤ10が特定機器であり、かつ、ユーザ操作によって高密度音声モードに設定されていても、ディスプレイ装置20が特定機器でなければ、DVDプレーヤ10は通常モードで音声データ及び映像データを含むHDMIデータをディスプレイ装置20に送信する。ディスプレイ装置20が特定機器でないのにDVDプレーヤ10が高密度音声モードで音声データを含むHDMIデータを送信した場合、ディスプレイ装置20が音声データを映像データと誤って処理し、映像表示画面にノイズが生じるが、本例ではそのような問題が防止できる。この場合、ディスプレイ装置20は特定機器ではないので、EDIDのManufacturer Nameが所定の名称以外の名称に設定されている、又は、Product Codeの最上位ビットが0に設定されている。また、ディスプレイ装置20は、特定機器ではないので図7の処理を実行しない。
ディスプレイ装置20が特定機器であっても、DVDプレーヤ10が特定機器でなければ、ディスプレイ装置20は通常モードで音声データ及び映像データを含むHDMIデータを受信する。DVDプレーヤ10が特定機器でないのにディスプレイ装置20が高密度音声モードに切り換えられた場合、ディスプレイ装置20が映像データを音声データと誤って処理しスピーカーからのノイズが発生し、さらにブランキング期間に含まれる音声がスピーカーで再生できないという問題が生じるが、本例ではそのような問題を防止できる。DVDプレーヤ10は特定機器でないので、SPDインフォフレームのVNが所定の名称以外の名称に設定されている、又は、PD16が7Fではなく00に設定されている。そして、DVDプレーヤ10は、SPDインフォフレームをディスプレイ装置20に送信する。また、DVDプレーヤ10は特定機器ではないので、図6の各処理を実行しない。
本例では、高密度音声モードのユーザ操作による設定がDVDプレーヤ10ではなく、ディスプレイ装置20で設定される。すなわち、ディスプレイ装置20のメモリ24内にモード設定フラグが記憶されており、フラグが1にセットされると高密度音声モードに設定され、フラグが0にリセットされると通常モードに設定される。本例のDVDプレーヤ10の処理を図8に示し、図6と同一処理には同一符号を付し、説明を援用する。また、本例のディスプレイ装置20の処理を図9に示し、図7と同一処理には同一符号を付し、説明を援用する。
Codeの最上位ビットを1に設定する。一方、DVDプレーヤ10では、図6の処理と異なり、高密度音声モードに設定されているか否の判断処理がない。DVDプレーヤ10は、EDIDに含まれるManufacturer Nameが所定の名称であり(S103:YES)、かつ、Product Codeの最上位ビットが1であると判断し(S104:YES)、VNを所定の名称に設定し、PD16を7Fに設定してSPDインフォフレームをディスプレイ装置20に送信する(S105)。その後、DVDプレーヤ10は、高密度音声モードで音声データを含むHDMIデータをディスプレイ装置20に送信する(S106)。ディスプレイ装置20は、S203及びS204でYESと判断し、高密度音声モードで音声データを含むHDMIデータを受信する。
Codeの最上位ビットを0に設定する。DVDプレーヤ10は、Product Codeの最上位ビットが1ではないと判断し(S104:NO)、SPDインフォフレームのPD16を00に設定し、SPDインフォフレームをディスプレイ装置20に送信する(S109)。その後、DVDプレーヤ10は、通常モードで音声データ及び映像データを含むHDMIデータをディスプレイ装置20に送信する(S108)。ディスプレイ装置20は、S204でPD16が7Fではないと判断して(S204:NO)、通常モードで音声データ及び映像データを含むHDMIデータを受信する(S206)。
本例では、図6におけるDVDプレーヤ10の処理の代わりに図10の処理を実行する。つまり、DVDプレーヤ10が最初に高密度音声モードが設定されているか否かを判断する代わりに、再生部11で再生しているディスクが所定のディスクであるか否かを判断する(S110)。所定のディスクとは、映像データを含まず音声データのみを含む(但し、静止画データを含んでいてもよい)ディスクであり、例えば、DVDオーディオディスク等である。なお、その他の処理は先の実施例と同じであるので、省略する。この場合には、ディスクがDVDオーディオディスクであり、かつ、DVDプレーヤ10及びディスプレイ装置20が共に特定機器である場合に、高密度音声モードで音声データを含むHDMIデータを送受信する。従って、ユーザが高密度音声モードを設定する必要がなくなり、またDVDビデオディスクを再生しているのに誤って高密度音声モードに設定して映像が表示できないという問題を解決できる。
Codeの複数のビットを使用する際にも、製品名を表すためにいくつかのビットを使用する必要がある。また、特定機器であることを相互に認識することなく、DVDプレーヤ10が高密度音声モードでHDMIデータを送信してもよい。また、DVDプレーヤ、AVアンプ、ディスプレイ装置の上記動作をコンピュータに実行させるためのプログラムおよびこれを記録した記録媒体という形態で提供されてもよい。
12 映像音声切換部
13 HDMI送信部
14 制御部
20 ディスプレイ装置
21 HDMI受信部
22 映像音声切換部
23 制御部
24 PROM
25 映像処理部
26 音声処理部
Claims (6)
- HDMIデータを送信するソース機器と、ソース機器から送信されたHDMIデータを受信する受信機器とを備え、
該ソース機器が、
高密度音声モードにおいて、本来映像データが含まれるべき映像データ領域に音声データを含み、かつ、映像データを含まないHDMIデータを生成し、通常モードにおいて、映像データ領域に映像データを含み、かつ、ブランキング期間に音声データを含むHDMIデータを生成し、映像データ領域に含めるデータが入力される第1入力部と、ブランキング期間に含めるデータが入力される第2入力部とを有するHDMIデータ生成手段と、
該HDMIデータ生成手段が生成したHDMIデータを該受信機器に送信する送信手段と、
高密度音声モードにおいて音声データが該第1入力部に供給されるように切り換えられ、通常モードにおいて音声データが該第2入力部に供給され、かつ、映像データが該第1入力部に供給されるように切り換えられる第1の切換手段と、を有し、
該受信機器が、
該ソース機器から送信されたHDMIデータを受信する受信手段と、
高密度音声モードにおいて、該受信したHDMIデータの映像データ領域に含まれる音声データから元の音声データを生成し、通常モードにおいて、映像データ領域に含まれる映像データから元の映像データを生成し、ブランキング期間に含まれる音声データから元の音声データを生成し、映像データ領域に含まれているデータが出力される第1出力部と、ブランキング期間に含まれているデータが出力される第2出力部とを有するデータ生成手段と、
高密度音声モードにおいて該第1出力部から出力される音声データが音声処理手段に供給されるように切り換えられ、通常モードにおいて該第1出力部から出力される映像データが映像処理手段に供給され、かつ、該第2出力部から出力される音声データが該音声処理手段に供給されるように切り換えられる第2の切換手段と、を有する、
データ送受信システム。 - 前記ソース機器が、
高密度音声モードに対応した特定機器であるか否かを示すソース機器情報を記憶するためのソース機器情報記憶手段と、
該ソース機器情報を前記受信機器に送信するソース機器情報送信手段と、
該受信機器から受信機器情報を読み出す読出手段と、
読み出した該受信機器情報に基づいて、該受信機器が特定機器である場合高密度音声モードに対応するように前記第1の切換手段を制御し、該受信機器が特定機器でない場合通常モードに対応するように該第1の切換手段を制御する第1の制御手段とをさらに有し、
前記受信機器が、
高密度音声モードに対応した特定機器であるか否かを示す受信機器情報を記憶するための受信機器情報記憶手段と、
該ソース機器から該ソース機器情報を受信するソース機器情報受信手段と、
受信した該ソース機器情報に基づいて、該ソース機器が特定機器である場合高密度音声モードに対応するように前記第2の切換手段を制御し、該受信機器が特定機器でない場合通常モードに対応するように該第2の切換手段を制御する第2の制御手段とをさらに有する、請求項1に記載のデータ送受信システム。 - 前記ソース機器が、
ユーザ操作に基づいて高密度音声モード又は通常モードに設定可能なモード設定手段をさらに有し、
該モード設定手段が高密度音声モードに設定されている場合、前記ソース機器情報送信手段が、高密度音声モードに対応した特定機器である旨のソース機器情報を前記受信機器に送信し、
該モード設定手段が通常モードに設定されている場合、前記ソース機器情報送信手段が、高密度音声モードに対応した特定機器でない旨のソース機器情報を前記受信機器に送信し、かつ、前記第1の制御手段が、前記受信機器情報に関係なく、通常モードに対応するように前記第1の切換手段を制御する、請求項2に記載のデータ送受信システム。 - 前記受信機器が、
ユーザ操作に基づいて高密度音声モード又は通常モードに設定可能なモード設定手段をさらに有し、
該モード設定手段が高密度音声モードに設定されている場合、前記受信機器情報記憶手段に、高密度音声モードに対応した特定機器である旨の受信機器情報が記憶され、
該モード設定手段が通常モードに設定されている場合、前記受信機器情報記憶手段に、
高密度音声モードに対応した特定機器でない旨の受信機器情報が記憶される、請求項2に記載のデータ送受信システム。 - 請求項1〜4のいずれかに記載のデータ送受信システムにおける前記ソース機器。
- 請求項1〜4のいずれかに記載のデータ送受信システムにおける前記受信機器。
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