JP2009227331A - パウチ容器用保持具 - Google Patents
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Abstract
【課題】パウチ容器を自立姿勢に保持する保持具において、パウチ容器の内容物の注ぎ出し及び絞り出し(押し出し)も容易ならしめる。
【手段】保持具は腰の強い樹脂シートから成っており、サイド折り目部14を介して連続した表裏シート12,13を有している。表裏シート12,13の他側部は接着手段16で一体に固定されている。保持具の上端はフラップ17によって封止されており、閉塞部19に袋体1の注出具2に嵌まり込む逃がし穴19を形成している。閉塞部19のうち逃がし穴19の左右両側の部分は、パウチ容器における注出具本体5のフランジに下方から当接するストッパー部21になっている。保持具は左右両側部に指を当てることでしっかりと把持することができ、また、表裏シート12,13に指を当てることで内容物をしっかり押し出すことができる。
【選択図】図1
【手段】保持具は腰の強い樹脂シートから成っており、サイド折り目部14を介して連続した表裏シート12,13を有している。表裏シート12,13の他側部は接着手段16で一体に固定されている。保持具の上端はフラップ17によって封止されており、閉塞部19に袋体1の注出具2に嵌まり込む逃がし穴19を形成している。閉塞部19のうち逃がし穴19の左右両側の部分は、パウチ容器における注出具本体5のフランジに下方から当接するストッパー部21になっている。保持具は左右両側部に指を当てることでしっかりと把持することができ、また、表裏シート12,13に指を当てることで内容物をしっかり押し出すことができる。
【選択図】図1
Description
本願発明は、袋体に注出具を取り付けてなるパウチ容器の保持具に関するものである。
袋体に注出具を取り付けたパウチ容器はボトル容器に代わるものとして広く使用されているが、袋体は腰が弱いため自立性に劣る問題である。また、人がパウチ容器を手で持って内容物を注ぎ出す(或いは、絞り出す又は押し出す)において、袋体を掴みにくいため内容物を注ぎ出しにくい場合がある。そこで、パウチ容器の自立性を確保したり注ぎ出しに際して手で持ち易いようにするための保持具が提案されている。
パウチ容器の注出具は袋体に溶着された筒状の注出具本体を有しており、この注出具本体に、ねじ式のキャップか、又は、プッシュ式のポンプを取り付けてい。いずれにしても、注出具本体は袋体から露出した箇所にフランジを有しており(フランジは、パウチ容器に内容物を充填するにおいて姿勢を保持しつつ移送するに際して吊支するために設けられている)、そこで、保持具は注出具本体のうちフランジの真下の部分を抱持するようになっており、フランジを支持してパウチ容器を吊った状態に保持している。
保持具の従来技術として、例えば特許文献1〜4が挙げられる。このうち特許文献1は、線材製の門形の前後フレームを下端において連続させると共に、前後フレームの上端には注出具本体を挟む湾曲部を形成したものであり、特許文献2はシートを素材とした折り畳み式のものであり、平板状の表裏シートの上端に折り目を介して水平状の頂面部を一体に設け、頂面部にパウチ容器の注出具本体が嵌まる透穴を形成し、かつ、表裏シートの下端には互いにそれぞれ底板を一体に設けたこれらの底板を重ね合わせている。
特許文献3も折り畳み式であり、これは、表シートと裏シートとが折り目を介して底板に一体に連続しており、更に、表シートと裏シートとの状態に、パウチ容器の注出具本体を前後方向から挟む挟持部が一体に形成されている。特許文献4も折り畳み式であり、表裏シートの縦長一側縁が折り目を介して側面板に一体に連続しており、かつ、表裏シートの状態にはそれぞれ水平姿勢の天面板が折り目を介して一体に繋がっており、天面板に、注出具本体に嵌まり込む凹所が形成されている。
また、特許文献5には、直方体構造の外箱内に袋容器を収納して成るいわゆるバッグインボックスにおいて、折り畳み式の外箱の上面板(フラップ)に、容器の口部を露出させるための逃がし穴を設けることが開示されている。
特開平9−86564号公報
特開2005−329955号公報
特許第3936464号公報
実開平6−54543号のCD−ROM
特開2004−99110号公報
パウチ容器の袋体はバリアー性を確保するため積層構造になっており、単なるフィルム製袋に比べるたら腰(剛性)は強く、また、一般にパウチ容器の袋体は表裏のシートを溶着することで構成されていて周囲はシートが2枚重ねになっていて多少は強度が高くなっており、このため、キャップ方式のパウチ容器の場合、人が袋体を手で軽く持って内容物を注ぎ出すことも不可能ではない。
他方、内容物がシャンプーやボディソープのように粘度が高い場合には袋体に圧力をかけて絞り出さねばならず、従って、内容物を綺麗に絞り出しできると重宝である。また、袋体は多少の腰の強さ(剛性)があるとはいうものの限度があるため、キャップを開けた状態で袋体を持ったときに不用意に加圧して誤って内容物を出してしまうことがあり、そこで、内容物が不用意に出ないようにするには注意深く袋体を持っておらねばならない、と言うように取り扱いに注意を要するものであり、従って、ボトルと同様にしっかりと持って内容物を注ぎ出しできると重宝である。
そこで従来技術を検討するに、特許文献1〜4はパウチ容器を静止状態に自立させるという機能においては問題ないと言えるが、内容物を注ぎ出すにおいてしっかりと把持できる機能や袋体に加圧する機能において不十分であり、使用者の要望に的確に応えているとは言い難い。つまり、特許文献1〜4のものは、保持具自体は人が手でしっかりと把持することができるのであるが、保持具は基本的には変形しない(又は変形しにくい)ため、保持具を強く握っても加圧力が袋体に作用することは殆ど無く、このため内容物を絞り出しにくいのである。
本願発明はこのような現状に鑑み成されたものであり、しっかり掴み得る把持機能と内容物を殆ど残らず綺麗に絞り出し得る注出機能とを備え、しかもコスト面においても優れている保持具を提供せんとするものである。
本願発明はパウチ容器の保持具であり、使用対象のパウチ容器は、良く知られているように、可撓性素材製の袋体と、一部が前記袋体に上方から入り込んで残りは露出部になっている筒状の注出具本体とを備えており、前記袋体と注出具本体とは一体に溶着されていて袋体の上端のうち注出具本体を挟んだ左右両側は肩部になっており、かつ、前記注出具本体のうち袋体の外側に露出した部分でかつ袋体に近い部分には半径外側に張り出したフランジが形成されている。本願発明の保持具は、前記パウチ容器の袋体よりは腰が強くて人が手で容易に撓み変形させ得る剛性のシート材から成っている。
そして、請求項1の発明では、前記パウチ容器の袋体を抱持し得る下向き開口の胴部で全体又は略全体が構成されており、前記胴部は、下方には開口していて上端には閉塞部が形成されており、前記閉塞部には、前記パウチ容器における注出具本体の露出部を挿入できる逃がし穴と、前記パウチ容器における注出具本体のフランジに下方から当接し得るストッパー部とが形成されており、前記逃がし穴の周囲の部分を弾性変形させることでパウチ容器に上方から嵌め込むことが許容されている。
本願発明の保持具は、例えば射出成形によって製造したり筒状体を素材として製造したりすることも可能であるが、請求項2の発明では、請求項2の発明に係る発明ではシート材を素材として製造されている。
すなわち請求項2の発明では、請求項1において、前記胴部はパウチ容器における袋体の表面側に位置する表シートと袋体の裏面側に位置する裏シートとを備えており、前記表裏シートは左右何れかの一側のサイド折り目部を介して一体に連続していると共に、表裏シートの他側部は一体に固着されており、かつ、前記表裏シートのうち何れか一方のシートの上端に、他方のシートに重なるフラップがアッパー折り目部を介して一体に連続しており、前記フラップを他方のシートに固定することで前記閉塞部が形成されており、かつ、他方のシートとフラップとには前記逃がし穴が空いている。
本願発明において、「固定」の用語は、人が持って動かしても簡単には離反しないという意味に使用している。従って、溶着のように破断しないと離反しないものはもとより、素材の弾性変形を利用した係合や粘着材による粘着のように、破損させることなく離反させ得る構造も含んでいる。
本願発明の保持具は、ストッパー部の存在により、従来の保持具と同様にパウチ容器を静止状態で自立姿勢に保持でき、また、保持具を掴んで傾けることでパウチ容器の内容物を注ぎ出すことができる。なお、パウチ容器の注出具がポンプ式である場合は、保持具をフラットな面に置いて使用することが可能である。
そして、本願発明の特徴の一つは、保持具が撓み変形可能でしかも底が無いということであり、このため、人が胴部に表裏から力を掛けると胴部は扁平状態になるように変形し、これによって加圧力が胴部を介して袋体に作用することになり、その結果、内容物の絞り出しを的確に行える。
更に述べると、人がパウチ容器の袋体を絞る場合は、手で掴んで袋体がくしゃくしゃになることが多く、すると、絞り出されずに袋体の内部に内容物が残ったままであることがあるが、本願発明では、胴部が広い面積で袋体に当たっていて袋体は表裏シートが重なるように扁平状態になろうとするため、袋体は表裏のフィルムが重なって扁平になろうとして内容物がしっかりと絞り出されるのである。
更に、本願発明の他の特徴の一つはパウチ容器における袋体の肩部に対応した閉塞部が存在することであり、閉塞部が袋体の肩部に対応して直線状に延びていることにより、閉塞部がリブ効果を発揮して左右外側からの外力に抗する剛性が確保されている。従って、保持具を掴むに当たって左右両側部に指を当てることにより、保持具をしっかりと掴むことができる。つまり、保持具は、左右両側から指先を当てるとしっかりと保持でき、胴部に前後両側から指先を当てると容易に変形させて内容物を的確に絞り出す(押し出す)ことができるのである。
請求項2の構成では、保持具の上部は表裏シートとフラップとで3枚構造になっているため、上部(閉塞部)の剛性が一層高くなって把持機能に優れていると共に、パウチ容器の支持強度にも優れている(扁平な状態には容易に変形するため、絞り出し機能が損なわれることはない。)。また、保持具はシート材を材料にして打ち抜き・折り曲げ・固定という工程で簡単に製造できるため、製造コストを低廉に抑えることもできる。
次に、本願発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1〜2では第1実施形態を示し、図3以下では他の実施形態を示している。以下、順次説明する。
(1).パウチ容器の構造と第1実施形態の概略
図1のうち(A)はパウチ容器と保持具との分離斜視図、(B)は保持具の部分的な展開図、図2のうち(A)は一部破断正面図、(B)は(A)のB−B視断面図、(C)は(A)のC−C視断面図、(D)は(A)のD−D視断面図、(E)は(A)のE−E視断面図である。
図1のうち(A)はパウチ容器と保持具との分離斜視図、(B)は保持具の部分的な展開図、図2のうち(A)は一部破断正面図、(B)は(A)のB−B視断面図、(C)は(A)のC−C視断面図、(D)は(A)のD−D視断面図、(E)は(A)のE−E視断面図である。
パウチ容器は従来から知られているものであり、袋体1と注出具2とを有している。袋体1は表裏フィルム3,4と底フィルム(図示せず)とを溶着して製造されており、内容物を充填すると底フィルムは平面視で略円形に近い状態に広がる。注出具2は袋体1の上部の左右中間部に取り付けており、このため、袋体1の上端部のうち注出具2の左右両側の部分は溶着された肩部1aになっている。袋体1の左右両側部も溶着部になっており、このサイド溶着部を符号1bで表示している。敢えて述べるまでもないが、袋体1は内容物を入れていない状態及び内容物を排出し切った状態では表裏フィルム3,4が重なって扁平な状態になる(底フィルムは2枚に折り畳まれた状態になる。)。
図2(A)(C)(D)に示すように、注出具2は、上下に貫通した筒状の注出具本体5と、注出具本体5に取り付けたキャップ(ねじ蓋)6とから成っている。注出具本体5の下部は左右長手で底面視(平断面視)略六角形の溶着部7になっており、この溶着部7にフィルム1の表裏フィルム3,4が溶着されている。溶着部7には複数本の低いリブ7aが形成されている。なお、溶着部7は底面視において左右両端に向けて間隔が狭まる目玉形状とすることも可能である。
注出具本体5のうち溶着部7を除いた部分は袋体1の外側に露出した露出部になっており、露出部の下端に、溶着部7と相似形でかつ底面視において溶着部7から僅かに外向きに張り出した第1フランジ8が形成されており、更に、第1フランジ8の上方には溶着部7とほぼ同じ底面視形状でかつ第1フランジ8よりも外側にはみ出した第2フランジ9が形成されており、更に、第2フランジ9の上方には、円形の第3フランジ10が形成されている。第3フランジ10は、第2フランジ9の前後両側にはみ出ているが、左右両側にははみ出ていない。
注出具本体5のうち第1フランジ8と第2フランジ9との間の部分は、左右のリブ5aを設けることで平断面視で全体的に四角形状になっている。パウチ容器に内容物を充填する工程では、シュートの溝にリブ5aを通すことで水平旋回不能に保持しつつ、シュートで第2フランジ9を吊支して移動させる。注出具本体5のうち第3フランジ10の上方の部分は雄ねじ部になっており、この雄ねじ部にキャップ6がねじ込まれている。キャップ6の下端には、バージン性を確認するためのタッパーエビデンスバンド6aが引きちぎり可能なブリッジ部(図せず)を介して一体に繋がっている。
パウチ容器の表裏フィルム3,4は縦長長方形の形態になっており、本願発明では、人が表裏フィルム3と対向した状態を基準にして上下と前後と左右との方向を定義している。但し、表裏フィルム3,4は単に区別することに意義があるに過ぎず、どちらが表であっても裏であっても構わない。左右の意義も同じである。なお、図1(A)では注出具本体5の第1及び第2フランジ8,9は表示していない。
(2).保持具の詳細
保持具は、例えば0.2〜0.5mm程度のポリプロピレンシートのように撓み変形可能な樹脂シートを材料にして製造されている。従って、平板の状態では人が手で簡単に曲げ変形させることはできるが、例えば直径数cm〜10cm程度の円筒体と成して軸方向に力を掛けると数キロか十数キロの力に耐え得る程度の腰の強さ(剛性)を備えている。保持具は、袋体1に施されている表示の視認性の点から透明又は半透明であるのが好ましい。
保持具は、例えば0.2〜0.5mm程度のポリプロピレンシートのように撓み変形可能な樹脂シートを材料にして製造されている。従って、平板の状態では人が手で簡単に曲げ変形させることはできるが、例えば直径数cm〜10cm程度の円筒体と成して軸方向に力を掛けると数キロか十数キロの力に耐え得る程度の腰の強さ(剛性)を備えている。保持具は、袋体1に施されている表示の視認性の点から透明又は半透明であるのが好ましい。
そして、保持具は、パウチ容器袋体1をすっぽり覆う大きさの胴部11で大部分が構成されており、胴部11は表シート12と裏シート13とを有している。表裏シート12,13は縦長一側部の左サイド折り目部14を介して一体に繋がっており、また、裏シート13の他側には右サイド折り目15を介して重合片13aが一体に繋がっており、重合片13aが表シート12の表面に固定されている。固定手段としては、両面粘着テープや接着剤のような接着手段16を採用しているが、熱板方式や超音波方式等による溶着やホッチキス止め、或いはミシンによる縫い合わせなども採用できる。スポット溶接のような状態で飛び飛びに溶着してもよい。
保持具における裏シート13の上端にはフラップ17がアッパー折り目部18を介して一体に連続しており、フラップ17は表シート12の表面に接着手段16で固定されている。フラップ17の固定手段も、接着手段に代えて溶着等の他の手段を採用してもよい。フラップ17は裏シート13から遠ざかるほど左右間隔が狭くなる略三角形に形成されているが、四角形や台形等の他の形状でもよい。また、フラップ17の付け根の左右幅寸法は表裏シート12,13の左右幅寸法よりもやや小さい寸法に設定しているが、寸法は任意に設定できる。フラップ17の左右端部は裏シート13の重合片13aとは多少間隔を空けておくのが好ましい。
裏シート13から連続したフラップ17が表シート12に固定されているため、胴部11の上端はアッパー折り目部18の箇所で閉塞している。従って、本実施形態ではアッパー折り目部18を中心にした表裏の部分が閉塞部19になっている。そして、保持具の閉塞部19(或いは胴部11の上部)の左右中間部に、パウチ容器の注出具2が貫通する逃がし穴20が空いている。
逃がし穴20は上向きに切り開かれた形状になっているが、フラップ17は裏シート13に連続しているので、図1(B)に示すように、展開した状態での裏シート13とフラップ17との逃がし穴20は閉じた角形になっている。他方、表シート12の逃がし穴20は上向きに切り開かれている。アッパー折り目部18のうち逃がし穴20に向いた端部が請求項に記載したサイドストッパー部21になっており、サイドストッパー部21は僅かの寸法ながら第2フランジ9の左右端部に下方から当たるようになっている。逃がし穴20の下端縁部は注出具本体5の溶着部7と重なるように設定している。
(3).まとめ
パウチ容器の袋体1は内容物を充填すると大きく膨らむ。他方、保持具は使用前においては扁平な状態になっていてこのため運搬や保管において嵩張ることはないが、胴部11に人が左右両側から圧力を掛けると胴部11は撓み変形して筒状に膨らむ。従って、パウチ容器に上方から嵌め込むことでき、かつ、逃がし穴20の箇所を注出具本体5の露出部に強制的に嵌め入れることができる。
パウチ容器の袋体1は内容物を充填すると大きく膨らむ。他方、保持具は使用前においては扁平な状態になっていてこのため運搬や保管において嵩張ることはないが、胴部11に人が左右両側から圧力を掛けると胴部11は撓み変形して筒状に膨らむ。従って、パウチ容器に上方から嵌め込むことでき、かつ、逃がし穴20の箇所を注出具本体5の露出部に強制的に嵌め入れることができる。
胴部11は膨らむことで上部で表裏シート12,13が二股状の姿勢になるが、表裏シート12,13が広がることには限度があり、この胴部11を膨らませてもめ逃がし穴20は平面視で左右に細長い形状になっている一方、注出具本体5のキャップは円形であり、このため、保持具は、サイドストッパー部21を初めとした逃がし穴20の周辺部を弾性変形させることにより、注出具本体5の露出部に嵌め込むことになる。
そして、保持具の素材のシートはかなりの腰の強さを持っているため、表裏シート12,13は互いに重なった状態に戻ろうとする傾向を呈しており、このため、表裏シート12,13は逃がし穴20の下端縁の箇所が袋体1の上部(注出具本体5の溶着部7)に前後から密着している。また、表裏シート12,13で注出具本体5の溶着部7を前後から挟持した状態の下で、保持具の左右サイドストッパー部21が注出具本体5の第2フランジ9に下方から当接した状態が保持されている。
本実施形態では、アッパー折り目部18の一部をサイドストッパー部21に兼用しているが、アッパー折り目部18の箇所はリブ効果が生じていて単なる1枚板の場合に比べて断面係数が格段に高くなっており、その結果、下向きの荷重に対する高い支持強度が確保されている。このため、僅かの面積で第2フランジ9を支持しているに過ぎない状態でも、パウチ容器を安定的に支持できる。
また、サイドストッパー部21の支持強度は表裏シート12,13の成す角度と反比例するが、保持具をパウチ容器に嵌め込むに当たっては、サイドストッパー部21が第2フランジ9に上方から当たるに際して表裏シート12,13が大きい角度に広がって強度が低下するため、パウチ容器への嵌め込みを容易に行える。また、表シート12はサイドストッパー部21を補強する機能を有しており、このためサイドストッパー部21の支持機能がより強くなっているが、表シート12の上端は自由端になっているため、保持具をパウチ容器に嵌め込むに際して表シート12が抵抗になることはない。
更に、表裏シート12,13を溶着部7から前後に離そうとすると、左右サイドサイドストッパー部21の間隔は狭まって当該左右サイドストッパー部21と第2フランジ9との当接寸法(支持寸法)が大きくなり、従って、保持具の上部はパウチ容器に対して簡単には抜けない状態に保持されている。サイドストッパー部21が変形するほどの力を掛けると、保持具をパウチ容器から抜き外すことが可能である。従って、1つの保持具を複数のパウチ容器に付け替えることができる。
サイドストッパー部21でパウチ容器の第2フランジ9を支持した状態で、保持具の下端はパウチ容器の下端より僅かに下向き突出しているか、又は、同一面を成すように設定している。もとより、パウチ容器の下端が保持具の下端より多少下向き突出していてもよい。
シート材は、曲げ応力は小さいが圧縮応力は大きいという性質がある。そして、保持具は、左右の折り目14,15があることとアッパー折り目部18が存在することとにより、左右方向の外力に対しては高い剛性が確保されている(特に、アッパー折り目部18の存在によって左右方向の外力に対する突っ張り抵抗が大きい。)。従って、人は保持具を持つにおいてサイド折り目部14,15に指先を当てることにより、袋体1を加圧することなく保持具をしっかりと把持できる。その結果、パウチ容器を傾けて内容物を注ぎ出すにおいて、力の加減を誤って内容物を出し過ぎるということはないのである。
保持具の逃がし穴20は、その下端縁を注出具本体5の溶着部7より下方に位置させることも可能であるが、本実施形態のように逃がし穴20の下端縁が注出具本体5の溶着部7に重なる(正確には表裏シートフィルム3,4を介して溶着部7に重なる)ように設定すると、保持具にこれを偏平化させようとする強い弾性復元力が作用してもその復元力が袋体1に強く作用することを防止又は抑制できるため、保持具を厚いシート材で製造しても、開封すると保持具の弾性復元力によってパウチ容器から内容物が出てしまうという不具合はない。
また、パウチ容器の内容物がシャンプーのような粘度の高いものである場合は袋体1を加圧して内容物を押し出さねばならない場合があるが、その場合は、表裏シート12,13を互いに密着する方向に押すことにより、袋体1を扁平な状態に成すことができ、従って、内容物を殆ど残らず押し出すことが可能になる。特に、本実施形態では、袋体1は注出具本体5に重なっている部分を除いて上部においても表裏シート12,13が密着し得るため、袋体1を殆ど全面積にわたって扁平状態になるように押すことができ、その結果、内容物の押し出し(絞り出し)機能をより的確に発揮させることができる。
例えば本願出願が意匠登録第1317733号において開示したように、パウチ容器には袋体1の左右両側部を内側にえぐった形状のものがあるが、このようなパウチ容器に使用する場合は、図1(A)に一点鎖線で示すように、胴部11に内向きのえぐり凹所22を形成してもよい。えぐり凹所22が形成されている保持具をストレート形状のパウチ容器に使用することも可能である。パウチ容器が第2フランジ9の他に第1フランジ8と第3フランジ10とを有している場合、保持具には、第1フランジ8又は第3フランジ10に当接するストッパー部を設けることも可能である。
逃がし穴20の形状は角形である必然性はないのであり、例えば下向き凸の半円状な台形に形成することも可能である。また、サイドストッパー部21を表シート12の上端に形成して、表シート12の上端縁を第2フランジ9に当てることも能である(この場合は、アッパー折り目部18のうち逃がし穴20に向いた部分は切除することになる。)。
(4).第2実施形態(図3)
図3では第2実施形態を示している。(A)は保持具の部分的な正面図、(B)は展開状態での正面図、(C)は(A)のC−C視断面図である。この第2実施形態は、フラップ17を表シート12に固定する手段の別例であり、スナップ係合式になっている。
図3では第2実施形態を示している。(A)は保持具の部分的な正面図、(B)は展開状態での正面図、(C)は(A)のC−C視断面図である。この第2実施形態は、フラップ17を表シート12に固定する手段の別例であり、スナップ係合式になっている。
すなわち、フラップ17の左右中間部に、展開状態で下向きに突出した舌片24を切り込み形成している一方、表シート12には、フラップ17を折り返すと舌片24を下方から嵌め込みできる第1切り線25を形成し、かつ、表シート12には、第1切り線25に連続した左右2本の縦長の第2切り線26と、第2切り線25に連続した横長の1本の第3切り線27とを形成している。
第2切り線25と第3切り線27とは、舌片24を第1切り線25に嵌め込むに際して表シート12の変形を容易ならしめるための補助的なものである。この実施形態では、接着剤や溶着装置を要することなくフラップ17を表シート12に固定(一体化)できる。舌片24は表シート12の内側に位置しているが、組み立てた状態で上向き姿勢になっているため、保持具をパウチ容器に嵌め込むに際して舌片24がパウチ容器のキャップに引っ掛かるような不具合はない。
(5).第3〜第7実施形態(図4)
図4では第3〜第7実施形態を示している。このうち(A)に示す第3実施形態では、第2フランジ9に当接するサイドストッパー部21に加えて、裏シート13とフラップ17とに、第3フランジ10に当接する前後ストッパー部28を設けている。他方、(B)に示す第4実施形態では、第2フランジ9に当接するサイドストッパー部21に加えて、表裏裏シート12,13とフラップ17とに、第1フランジ10に当接する前後ストッパー部28を設けている。
図4では第3〜第7実施形態を示している。このうち(A)に示す第3実施形態では、第2フランジ9に当接するサイドストッパー部21に加えて、裏シート13とフラップ17とに、第3フランジ10に当接する前後ストッパー部28を設けている。他方、(B)に示す第4実施形態では、第2フランジ9に当接するサイドストッパー部21に加えて、表裏裏シート12,13とフラップ17とに、第1フランジ10に当接する前後ストッパー部28を設けている。
(B)に一点鎖線で示すように、逃がし穴20を溶着部7の下方までずらしたり、(B)に一点鎖線で示すように、逃がし穴20の下端縁は注出具本体5の溶着部7に重ねつつ、逃がし穴20の左右両端に下向きの切り線(切り込み)29を形成したりすることも可能である。このように形成すると、パウチ容器への嵌め込みに際しての抵抗を小さくすることができる。
(C)に示す第5実施形態では、ストッパー手段として第1実施形態のようにサイドストッパー部21のみを形成した場合において、サイドストッパー部21を注出具本体5の軸心に向けてオーバーハング状態に形成している。この実施形態では、サイドストッパー部21の支持効果が一層高くなる利点がある。
(D)に示す第6実施形態では、表裏シート12,13はアッパー折り目部18を介して一体に連続しており、左右の側部はヒートシール等の溶着や接着剤による接着等によって固定している(サイド固定部を符号11bで表示している。)。従って、この実施形態はごくシンプルな構造になっている。胴部11の弾性復元力が強すぎる場合は、符号30を付した一点鎖線で示すように、胴部11の上部の左右コーナー部をカットするとよい。
(E)及び(F)で示すのは第7実施形態であり、この第7実施形態では、保持具は円筒状のチューブ体((F)の一点鎖線参照)を素材として製造されており、表裏シートの上端部を溶着することで閉塞部19を形成している。この実施形態では、保持具は下端に行くほどの素材の円形に近い状態になっている。もとより、左右の折り目を付けておくことも可能である。
(5).その他
本願発明は上記の実施形態の他にも様々に具体化できる。例えば、上記した各実施形態は組み合わせることも可能である(例えば図4(D)及び(E)の形態に図4(C)のサイドストッパー部を組み合わせる。)。また、保持具は必要な強度を損なわない範囲で窓穴を設けたり、縦長や横長等の補強リブを設けたりすることも可能である。
本願発明は上記の実施形態の他にも様々に具体化できる。例えば、上記した各実施形態は組み合わせることも可能である(例えば図4(D)及び(E)の形態に図4(C)のサイドストッパー部を組み合わせる。)。また、保持具は必要な強度を損なわない範囲で窓穴を設けたり、縦長や横長等の補強リブを設けたりすることも可能である。
既述のとおり保持具は射出成形によって製造することも可能である。また、シート材を製造する場合、強度等の必要な機能さえ確保しておれば素材には限定はないのであり、例えば厚紙の単層品、厚紙の表裏に樹脂フィルムをラミネートした複合品など、様々のものを使用できる。また、保持具は、表裏シートを別々に用意して、両者の左右サイド部とアッパー部とを溶着等の手段で固定して製造することも可能である。
1 パウチ容器を構成する袋体
2 パウチ容器を構成する注出具
5 パウチ容器の注出具本体
6 注出具を構成するキャップ
8〜10 注出具本体のフランジ
11 保持具の胴部
12 表シート
13 裏シート
14,15 サイド折り目部
16 接着手段
17 フラップ
18 アッパー折り目部
19 閉塞部
20 逃がし穴
21 サイドストッパー部
2 パウチ容器を構成する注出具
5 パウチ容器の注出具本体
6 注出具を構成するキャップ
8〜10 注出具本体のフランジ
11 保持具の胴部
12 表シート
13 裏シート
14,15 サイド折り目部
16 接着手段
17 フラップ
18 アッパー折り目部
19 閉塞部
20 逃がし穴
21 サイドストッパー部
Claims (2)
- 可撓性素材製の袋体と、一部が前記袋体に上方から入り込んで残りは露出部になっている筒状の注出具本体とを備えており、前記袋体と注出具本体とは一体に溶着されていて袋体の上端のうち注出具本体を挟んだ左右両側は肩部になっており、かつ、前記注出具本体のうち袋体の外側に露出した部分でかつ袋体に近い部分には半径外側に張り出したフランジが形成されている、
という構成のパウチ容器を自立姿勢に保持できるものであり、かつ、前記パウチ容器の袋体よりは腰が強くて人が手で容易に撓み変形させ得る剛性のシート材から成っている、という保持具であって、
前記パウチ容器の袋体を抱持し得る下向き開口の胴部で全体又は略全体が構成されており、前記胴部は、下方には開口していて上端には閉塞部が形成されており、前記閉塞部には、前記パウチ容器における注出具本体の露出部を挿入できる逃がし穴と、前記パウチ容器における注出具本体のフランジに下方から当接し得るストッパー部とが形成されており、前記逃がし穴の周囲の部分を弾性変形させることでパウチ容器に上方から嵌め込むことが許容されている、
パウチ容器用保持具。 - 前記胴部はパウチ容器における袋体の表面側に位置する表シートと袋体の裏面側に位置する裏シートとを備えており、前記表裏シートは左右何れかの一側のサイド折り目部を介して一体に連続していると共に、表裏シートの他側部は一体に固着されており、かつ、前記表裏シートのうち何れか一方のシートの上端に、他方のシートに重なるフラップがアッパー折り目部を介して一体に連続しており、前記フラップを他方のシートに固定することで前記閉塞部が形成されており、かつ、他方のシートとフラップとには前記逃がし穴が空いている、
請求項1に記載したパウチ容器用保持具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008078802A JP2009227331A (ja) | 2008-03-25 | 2008-03-25 | パウチ容器用保持具 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2008078802A JP2009227331A (ja) | 2008-03-25 | 2008-03-25 | パウチ容器用保持具 |
Publications (1)
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JP2009227331A true JP2009227331A (ja) | 2009-10-08 |
Family
ID=41243212
Family Applications (1)
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JP2008078802A Pending JP2009227331A (ja) | 2008-03-25 | 2008-03-25 | パウチ容器用保持具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009227331A (ja) |
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-
2008
- 2008-03-25 JP JP2008078802A patent/JP2009227331A/ja active Pending
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