JP2009225540A - 電源装置及びその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】別個に大きな電流が流れる電流系統を必要とせずに、活線挿入時の流れ込み電流の抑制が可能な電源装置を提供する。
【解決手段】コンデンサC1は、出力電源ライン間に接続される。流れ込み電流抑制部21は、出力電源ライン間に、コンデンサC1と直列に接続される。流れ込み電流抑制部21は、コンデンサC1に他の電源装置から流れ込む充電電流を抑制する。電流制御部23は、電源装置10の活線挿入時に、流れ込み電流抑制部21が抑制する充電電流を制御する。
【選択図】図2

Description

本発明は、電源装置及びその制御方法に関し、更に詳しくは、活線挿入が可能な電源装置、及び、そのような電源装置の制御方法に関する。
電源装置から負荷に電源を供給している電源ラインに、活線挿入可能な電源装置がある。活線挿入に際して、活線挿入する電源装置をそのまま電源ラインに挿入すると、既存動作電源装置から、新たに挿入した電源装置に電流が流れ込む。通常、この流れ込みを防止するため、電源装置は、電源出力端子に直列に挿入された、電流流れ込み防止用の半導体素子(ダイオードやトランジスタ)を有する。
電流流れ込み防止に関し、特許文献1には、電源接続時に容量性負荷に流れる突入電流を抑制する回路が記載されている。特許文献1では、回路は、電源ラインの間に、容量性負荷と直列に挿入されたトランジスタを有する。特許文献1では、時定数回路による時定数変化電圧によりトランジスタのゲート電圧を変化させ、トランジスタを流れる電流を制御することで、突入電流を抑制している。
また、特許文献2には、電子回路を電源ラインに活線挿入する際の突入電流を抑制する突入電流防止回路が記載されている。図6に、特許文献2に記載の突入電流防止回路を示す。電源回路と電子回路とは、電源側のコネクタCpと電子回路側のコネクタCcにより接続される。コネクタCpは、Vcc電源ラインに接続された電源端子Tv1、Tv2と、GNDラインに接続された電源端子Tを有する。コネクタCcは、電源入力端子Te、Tc、Tbを有する。電源入力端子Teのピンの長さは、電源入力端子Tcのピンの長さよりも長い。
活線挿入時には、コネクタCpとコネクタCcとが接続され、電源端子Tv2と電源入力端子Te、及び、電源端子Tと電源入力端子Tbとがそれぞれ接続される。このとき、電源入力端子Tcは、ピンの長さが電源入力端子Teのピンの長さよりも短いため、他の端子よりも遅れてコネクタCpの電源端子Tv1に接続される。電源入力端子Tcが電源端子Tv1に接続されるまでの間は、電源入力端子Teから電源が供給される。電源入力端子Teと電子回路との間には、トランジスタTrが挿入されており、トランジスタTrにより、突入電流が防止される。その後、電源入力端子Tcが電源端子Tv1に接続されると、トランジスタTrのエミッタ−コレクタ間は短絡状態となる。このため、電子回路には、電源入力端子Tcから、定常時の電源供給を受ける。
特開2004−129419号公報 特開平8−317556号公報
特許文献1では、突入電流防止用のトランジスタを、電源ラインの間に、負荷と直列に挿入している。トランジスタは、オン状態でも損失が発生するため、定常時に、トランジスタによる損失が生じる。特に、負荷を流れる電流が大電流化すると、トランジスタによる損失は無視できないものとなり、電源効率が低下した。特許文献2では、活線挿入直後は、電源入力端子Teから遅れて電源入力端子Tcを接続することで、突入電流を抑制すると共に、トランジスタTrの損失による電源効率低下を回避している。しかし、特許文献2では、2つの系統で電源供給を行うため、コネクタに、大きな電流が流れる電流系統が別個必要になるという問題が生じる。
本発明は、別個に大きな電流が流れる電流系統を必要とせずに、活線挿入時の流れ込み電流の抑制が可能な電源装置及びその制御方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の電源装置は、他の電源装置により電源供給が行われている電源ラインに活線接続可能な電源装置であって、出力電源ライン間に接続される電源出力安定化用コンデンサと、前記出力電源ライン間に、前記電源出力安定化用コンデンサと直列に接続され、前記電源出力安定化用コンデンサに他の電源装置から流れ込む充電電流を抑制する流れ込み電流抑制部と、電源装置の活線挿入時に、前記流れ込み電流抑制部が抑制する充電電流を制御する電流制御部とを有することを特徴とする。
本発明の電源装置の制御方法は、出力電源ライン間に接続される電源出力安定化用コンデンサを有し、他の電源装置により電源供給が行われている電源ラインに活線接続可能な電源装置の制御方法であって、前記電源装置を活線挿入する際に、前記出力電源ライン間に、前記電源出力安定化用コンデンサと直列に接続され、前記電源出力安定化用コンデンサに他の電源装置から流れ込む充電電流を抑制する流れ込み電流抑制部が抑制する充電電流を徐々に増加させることを特徴とする。
本発明の電源装置及びその制御方法は、別個に大きな電流が流れる電流系統を必要とせずに、活線挿入時の流れ込み電流を抑制することができる。
以下、図面を参照し、本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1は、本発明の第1実施形態の電源装置を示している。電源装置10−1〜10−3は、並列動作可能な同一機能を有する別々の装置である。電源装置10−1〜10−3は、共通の出力電源ラインを介して、負荷40に電源供給を行う。各電源装置は、出力電源ラインに対して、活線挿入が可能である。例えば、電源装置10−1(電源装置A)及び電源装置10−2(電源装置B)が、既に負荷40に対して電源供給を行っているときに、電源装置10−3(電源装置C)を出力電源ラインに活線挿入して、計3つの電源装置で電源供給を行うことが可能である。
図2に、電源装置の構成を示す。電源装置(電源装置A)10は、電源平滑部11及び電源制御部12と、流れ込み電流抑制部21、充電検出部22、及び、電流制御部23を有する。なお、図2では、図示は省略しているが、他の電源装置B〜Dも、電源装置Aと同様な構成を有する。電源装置A〜Dは、接続ボード30を介して相互に接続され、接続ボード30を介して、負荷40(図1)に、電源を供給する。電源平滑部11は、プラス側の出力端子XAと、マイナス側の出力端子YBとに接続されており、負荷に供給すべき電源を生成する。電源制御部12は、電源平滑部11による電源生成を制御する。
各電源装置のプラス側の出力端子XA〜XD、及び、マイナス側出力端子のYA〜YDは、それぞれ接続ボード30内で相互に接続されている。また、コネクト端子ZA〜ZDは、接続ボード30内で相互に接続される。コネクト端子ZA〜ZDを接続する配線は、接続ボード30内で接地されている。接続ボード30と各電源装置とは、コネクタにより接続される。コネクト端子ZA〜ZDのピンの長さは、出力端子XA〜XD、及び、出力端子YA〜YDのピンの長さよりも短くする。コネクト端子ZA〜ZDは、ピンの長さが短いため、コネクタ差込み時に、出力端子XA〜XD、及び、出力端子YA〜YDよりも遅れて、接続ボード側の端子に接続される。
電源出力安定化用のコンデンサC1は、プラス側の出力端子XAとマイナス側の出力端子YAとの間、つまりは、出力電源ライン間に接続される。流れ込み電流抑制部21は、出力電源ライン間に、コンデンサC1と直列に接続される。流れ込み電流抑制部21は、電源装置10を活線挿入した際に、出力端子XA、YAから電源装置内に流れ込む電流を抑制する。流れ込み電流抑制部21は、トランジスタQ1を有する。電流制御部23は、流れ込み電流抑制部21が抑制するコンデンサC1の充電電流を制御する。電流制御部23は、活線挿入後、コンデンサC1の充電電流を徐々に増加させるように、流れ込み電流抑制部21を制御する。
電流制御部23は、コンパレータZ1、抵抗R1、R2、及び、コンデンサ(制御用コンデンサ)C2を有する。コンパレータZ1は、マイナス側入力端子がコネクト端子ZAと接続され、プラス側入力端子が基準電圧V1と接続される。コンパレータZ1は、基準電圧V1と、コネクト端子ZAの電圧とを比較する。コンパレータZ1の出力は、内部電圧VCCと接地電圧との間に直接に接続された抵抗R1、R2の接続点に接続される。コンデンサC2は、コンパレータZ1の出力と接地電圧との間に、抵抗R2と並列に接続される。コンパレータZ1の出力は、流れ込み電流抑制部21のトランジスタQ1のゲートに接続されている。電流制御部23は、コンパレータZ1の出力に基づいて、流れ込み電流抑制部21を制御する。
コネクト端子ZAの電圧は、接続ボード30へ接続されていない状態では、抵抗R5を介して、内部電圧VCCにプルアップされている。基準電圧V1は、内部電圧VCCよりも低い電圧とする。コンパレータZ1は、コネクト端子ZAを接続ボード30に接続していない状態では、コネクト端子ZAの電圧が基準電圧V1よりも高いので、出力を、接地電圧レベルとする。この場合、トランジスタQ1のゲート電圧は、接地電圧となり、トランジスタQ1は、オフ状態となる。
コネクタが接続され、コネクト端子ZAが接続ボード内の端子に接続されると、コネクト端子ZAの電圧は、接地電圧に低下する。コンパレータZ1は、コネクト端子ZAの電圧が、基準電圧V1よりも低くなると、出力をOPENにする。コンパレータZ1の出力がOPENとなると、コンデンサC2の電圧は、抵抗R1、R2、コンデンサC2による時定数で、内部電圧Vccを抵抗R1、R2で分圧した電圧まで上昇していく。トランジスタQ1は、コンパレータZ1の出力の電圧、つまり、コンデンサC2の電圧が上昇することで、インピーダンスが低下し、オン状態へと移行していく。
充電検出部22は、電源出力安定化用のコンデンサC1の充電を検出する。充電検出部22は、コンパレータZ2を有する。コンデンサC1の充電電圧の検出には、抵抗R3、R4を用いる。抵抗R3、R4は、コンデンサC1とトランジスタQ1との接続ノード(トランジスタQ1のドレイン)と、マイナス側の出力端子YAとの間に、直列に接続される。コンパレータZ2のプラス側入力端子は基準電圧V2が接続され、マイナス側入力端子は、抵抗R3、R4の接続点に接続される。コンパレータZ2の出力は、抵抗R6を介して、内部電圧VCCにプルアップされている。
活線挿入時に、出力端子XA、YAが接続ボード30に接続されると、出力端子XA、YAには、他の電源装置にて生成された電圧Voが現れる。このとき、コンデンサC1の充電が開始される前の状態では、コンデンサC1の電圧はほぼ0であり、トランジスタQ1のソース−ドレイン間の電圧は、電圧Voにほぼ等しい。抵抗R3と抵抗R4との接続点の電圧は、トランジスタQ1のソース−ドレイン間電圧を抵抗R3と抵抗R4とで分圧した電圧となる。基準電圧V2は、この分圧よりも低く設定しておく。この状態では、コンパレータZ2の出力は、接地電位レベルとなる。
コンデンサC1が充電され、コンデンサC1の電圧が十分に高くなると、抵抗R3と抵抗R4との接続点の電圧は、基準電圧V2よりも低くなる。コンパレータZ1は、抵抗R3と抵抗R4との接続点の電圧が、基準電圧V2よりも低くなると、出力をOPENに変化させる。コンパレータZ2の出力は、抵抗R6でプルアップされているため、コンパレータZ2の出力は、HIGHレベル(VCCレベル)に変化する。つまり、コンデンサC1が十分に充電された時点で、充電検出部22の出力がLOWレベルからHIGHレベルに変化する。
AND回路Z4は、充電検出部22の出力と、コネクト端子ZAの電圧を反転するNOT回路Z3の出力との論理積を取る。AND回路Z4の出力は、コネクト端子ZAが接続ボード30を介して他の電源装置のコネクト端子に接続され、かつ、充電検出部22がコンデンサC1が十分に充電されたことを検出すると、HIGHレベルを出力する。電源制御部12は、AND回路Z4の出力が、LOWレベルからHIGHレベルに変化すると、電源平滑部11に対して、電源供給開始を指示する。
図3に、各部の動作波形を示す。接続ボード30には、既に電源装置B〜電源装置Dが接続されており、これら電源装置による電源供給が既に行われているとする。時刻T0で、電源装置A10が接続ボード30に活線接続されると、電源装置A10の出力端子XA、YAには、他の電源装置が出力する電圧Voが現れる。このとき、コネクト端子ZAは、端子の長さが出力端子XA、YAよりも短いため、まだ接続ボード30内の端子には接続されていない。電流制御部23では、コンパレータZ1のマイナス側入力端子が基準電圧V1よりも高い状態であるため、コンパレータZ1の出力は接地電圧レベルである。従って、トランジスタQ1は、非導通状態にある。トランジスタQ1が非導通状態であるため、コンデンサC1への充電電流は、抵抗R3、R4により制限され、トランジスタQ1のソース−ドレイン電圧VDSは、電圧Voにほぼ一致する(a)。
時刻T0から少し遅れて、時刻T1でコネクト端子ZAが接続ボード30に接続され、コネクト端子ZAの電圧が低下すると、コンパレータZ1は、コネクト端子ZAの電圧が基準電圧V1よりも低くなった時点で、出力をOPENに変化させる。コンパレータZ1の出力がOPENとなることで、コンデンサC2への充電が開始し、コンパレータZ1の出力の電圧は、抵抗R1、R2、コンデンサC2の時定数によって、内部電圧VCCを抵抗R1とR2で分圧した電圧値まで上昇する。この電圧上昇に伴って、トランジスタQ1のソース−ドレイン間の導通抵抗値が徐々に減少していき、トランジスタQ1のソース−ドレイン間電圧VDSが徐々に減少していく(a)。この減少と同期して、コンデンサC1への充電電流が増加していき、コンデンサC1の電圧VC1が上昇していく(b)。
トランジスタQ1のソース−ドレイン間電圧VDSが減少すると、トランジスタQ1と並列に接続された抵抗R3と抵抗R4との接続点の電圧VR4も減少していく。時刻T2で、電圧VR4が、コンパレータZ2のプラス側入力端子に入力される基準電圧V2よりも低くなると、コンパレータZ2の出力は、OPENとなり、HIGHレベルに変化する。NOT回路Z3の出力は、時刻T1でコネクト端子ZAが接続ボード30内の端子に接続された後に、HIGHレベルに変化している。このため、AND回路Z4の出力は、時刻T2でコンパレータZ2の出力がHIGHレベルに変化することで、HIGHレベルに変化する(c)。電源制御部12は、AND回路Z4の出力がHIGHレベルになると、電源平滑部11に、電源供給開始を指示する。このような動作により、電源装置が活線挿入された時点から、コンデンサC1の充電電流を徐々に大きくしていき、充電が完了した後に、電源供給を開始することができる。
本実施形態では、流れ込み電流抑制部21を、出力電源ライン間に、コンデンサC1と直列に接続する。活線挿入後は、電流制御部23により、コンデンサC1の充電電流を徐々に増加させるように流れ込み電流抑制部21を制御する。このようにすることで、活線挿入時に、他の電源装置からコンデンサC1に流れ込む電流を抑制できる。また、コネクト端子は、他の電源装置と接続されたことを認識するための端子であり、大きな電流が流れる端子ではない。従って、本実施形態では、別個に大きな電流が流れる電流系統を必要とせずに、活線挿入時の流れ込み電流の抑制が可能である。
本実施形態では、流れ込み電流抑制部21は、出力端子に対して並列に接続されるため、活線挿入後、通常の使用状態においては、電源平滑部11の出力電流が流れ込み電流抑制部21を流れることはない。従って、活線挿入時に流れ込み電流を抑制しつつ、通常の使用状態における流れ込み電流抑制部21による損失を削減でき、電源効率を上昇させることができる。また、活線挿入ではなく、電源装置を接続ボードに接続した状態で、電源装置を起動する場合(定常起動)を考えると、流れ込み電流抑制部21のトランジスタQ1は既に導通状態となっている。従って、定常起動時は、コンデンサC1の充電電流は流れ込み電流抑制部によって抑制されることはなく、通常の電源装置と同等の電源起動時間で電源装置を起動できる。
図4は、本発明の第2実施形態の電源装置を示している。本実施形態では、電源出力安定化用のコンデンサC1の充電電圧を、抵抗R3の両端の電圧に基づいて検出する点が、第1実施形態と相違する。充電検出部22aは、差動増幅器を構成する抵抗R7〜R10及びコンパレータZ5と、差動増幅器(コンパレータZ5)の出力電圧と基準電圧V3とを比較するコンパレータZ6とを有する。充電検出部22a内の差動増幅器は、抵抗R3の両端の電圧を、所定の倍率で増幅する。
コネクト端子ZAの接続後、電流制御部23により、流れ込み電流抑制部21が充電電流を徐々に増加させる動作は、第1実施形態における動作と同様である。コンデンサC1の充電が進み、抵抗R3の両端の電圧は十分に低下すると、コンパレータZ5の出力が基準電圧V3よりも低くなる。コンパレータZ6は、コンパレータZ5の出力が基準電圧V3よりも低くなると、出力をHIGHレベルに変化させる。なお、図4では、充電検出部22a(コンパレータZ6)の出力をそのまま電源制御部12に入力しているが、コンパレータZ6の出力と、コネクト端子ZAの電圧を反転させたものとの論理積を、充電検出部22aに入力してよい。
図5に、各部の動作波形を示す。接続ボード30には、既に電源装置B〜電源装置Dが接続されており、これら電源装置による電源供給が既に行われているとする。時刻T0で、電源装置A10が接続ボード30に活線接続されると、電源装置A10の出力端子XA、YAには、他の電源装置が出力する電圧Voが現れる。時刻T0では、コネクト端子ZAは、接続ボードに接続されておらず、コンパレータZ1の出力は設置電位レベルであり、トランジスタQ1は、非導通状態にある。従って、トランジスタQ1のソース−ドレイン電圧VDSは、電圧Voにほぼ一致する(a)。
時刻T1でコネクト端子ZAが接続ボード30に接続されると、その時点からコンパレータZ1の出力電圧は徐々に上昇していき、トランジスタの導通抵抗が減少して、トランジスタQ1のソース−ドレイン間電圧VDSが徐々に減少していく(a)。これに伴い、コンデンサC1の電圧VC1が上昇していく(b)。ここまでの動作は、第1実施形態と同様である。
トランジスタQ1のソース−ドレイン間電圧VDSが減少すると、ソース−ドレイン間電圧VDSを抵抗R3とR4で分圧した電圧も減少し、抵抗R3の両端の電圧は減少していく。時刻T2で、抵抗R3の両端の電圧を増幅する差動増幅器の出力電圧がコンパレータZ6のプラス側入力端子に入力される基準電圧V3よりも低くなると、コンパレータZ6の出力は、HIGHレベルに変化する(c)。電源制御部12は、コンパレータZ6の出力がHIGHレベルになると、電源平滑部11に、電源供給開始を指示する。このような動作により、電源装置が活線挿入された時点がから、コンデンサC1の充電電流を徐々に大きくしていき、充電が完了した後に、電源供給を開始することができる。
本実施形態では、充電検出部22aに差動増幅器を用いて、コンデンサC1の充電電圧を検出する。このような構成でも、第1実施形態と同様な効果が得られる。なお、第1実施形態及び第2実施形態にて、コンデンサC1の充電電圧の検出に、直列に接続した2つの抵抗による分圧を用いたが、単一の抵抗を用いて充電電圧を検出する構成も可能である。
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて説明したが、本発明の電源装置及びその制御方法は、上記実施形態にのみ限定されるものではなく、上記実施形態の構成から種々の修正及び変更を施したものも、本発明の範囲に含まれる。
複数の電源装置により負荷に電源供給を行う状態を示すブロック図。 本発明の第1実施形態の電源装置を示すブロック図。 各部の動作波形を示す波形図。 本発明の第2実施形態の電源装置を示すブロック図。 第2実施形態の電源装置における各部の動作波形を示す波形図。 特許文献2に記載の回路を示すブロック図。
符号の説明
10:電源装置
11:電源平滑部
12:電源制御部
21:流れ込み電流抑制部
22:充電検出部
23:電流制御部

Claims (9)

  1. 他の電源装置により電源供給が行われている電源ラインに活線接続可能な電源装置であって、
    出力電源ライン間に接続される電源出力安定化用コンデンサと、
    前記出力電源ライン間に、前記電源出力安定化用コンデンサと直列に接続され、前記電源出力安定化用コンデンサに他の電源装置から流れ込む充電電流を抑制する流れ込み電流抑制部と、
    電源装置の活線挿入時に、前記流れ込み電流抑制部が抑制する充電電流を制御する電流制御部とを有する電源装置。
  2. 前記電流制御部は、活線挿入後、前記充電電流を徐々に増加させる、請求項1に記載の電源装置。
  3. 前記流れ込み電流抑制部が、前記電源出力安定化用コンデンサと直列に接続されたトランジスタを含み、前記電流制御部は、活線接続後、前記トランジスタの導通抵抗を徐々に減少させる、請求項1又は2に記載の電源装置。
  4. 前記電流制御部は、他の電源装置との接続を検出するためのコネクト端子が他の電源装置と接続されると、前記充電電流の制御を開始する、請求項1乃至3の何れか一に記載の電源装置。
  5. 前記コネクト端子は、前記出力電源ラインに接続される電源出力端子が他の電源装置の電源出力端子に接続された後に、他の電源装置のコネクト端子に接続される、請求項4に記載の電源装置。
  6. 前記電流制御部が、前記コネクト端子と基準電圧とを比較するコンパレータと、該コンパレータの出力と所定の内部電圧との間に接続された第1の抵抗と、前記コンパレータの出力と接地電圧との間に接続された第2の抵抗と、前記コンパレータの出力と設置電圧との間に前記第2の抵抗と並列に接続された制御用コンデンサとを含み、前記流れ込み電流抑制部は、コンパレータの出力に基づいて、前記充電電流を制御する、請求項4又は5に記載の電源装置。
  7. 前記コネクト端子は、他の電源装置のコネクト端子との接続前は前記基準電圧よりも高い電圧に保持され、他の電源装置のコネクト端子との接続後は前記基準電圧よりも低い電圧に保持され、前記コンパレータは、前記コネクト端子の電圧が前記基準電圧よりも高いときは出力を接地電圧レベルに保持し、前記基準電圧よりも低いときは出力をOPEN状態にする、請求項6に記載の電源装置。
  8. 前記電源安定化用コンデンサの充電電圧を検出する充電検出部と、
    前記充電検出部がコンデンサの充電電圧が所定電圧に達したことを検出すると、電源生成を行う電源平滑部に、前記出力電源ラインへの電源供給開始を指示する電源制御部とを更に備える、請求項1乃至7の何れか一に記載の電源装置。
  9. 出力電源ライン間に接続される電源出力安定化用コンデンサを有し、他の電源装置により電源供給が行われている電源ラインに活線接続可能な電源装置の制御方法であって、
    前記電源装置を活線挿入する際に、前記出力電源ライン間に、前記電源出力安定化用コンデンサと直列に接続され、前記電源出力安定化用コンデンサに他の電源装置から流れ込む充電電流を抑制する流れ込み電流抑制部が抑制する充電電流を徐々に増加させる電源装置の制御方法。
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