JP2009208558A - エアバッグ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】自動車の車室の側方の窓部を覆うカーテンエアバッグ装置について、エアバッグの展開時にカバー体を円滑に移動させる。
【解決手段】車両のルーフサイド部5に配置するエアバッグ装置1について、車体3に固定するブラケット25に、エアバッグ2、樹脂製のガーニッシュ20、及びプロテクタ28を取り付けてユニット化する。ガーニッシュ20は、樹脂製のヒンジ体26を介してブラケット25に取り付ける。ヒンジ体26のヒンジ本体部60にストッパ体29を取り付ける。エアバッグ2が展開する際は、ガーニッシュ20が弾性的に変形するとともにヒンジ本体部60のヒンジ屈曲部63が変形する。ヒンジ屈曲部63が所定量だけ変形すると、ストッパ体29の変形部68が張った状態となり、ヒンジ体26の変形を抑制するストッパとして機能し、ガーニッシュ20の移動を抑制する。ストッパ体29は嵌合により容易にヒンジ体26に取り付けできる。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば、車両の車室の側部のドアの窓部に沿ってエアバッグを展開するエアバッグ装置に関する。
従来、ガスを導入して膨張展開するエアバッグを備えたエアバッグ装置について、自動車の車室の側部のドアの窓部などに沿って展開するいわゆるカーテンエアバッグ装置が知られている。このようなエアバッグ装置のエアバッグは、通常時は、細長く折り畳まれ、車室側面の窓部の上縁部のルーフサイド部に沿って配置されている。そして、側面衝突や横転などの衝撃を受けた際に、インフレータからガスが供給されてエアバッグが展開し、側部の窓部などに沿って下方に展開するようになっている。
このようなエアバッグ装置について、折り畳んだエアバッグを、自動車の内装材を兼ねたカバー体であるガーニッシュで覆った構成が知られている(例えば、特許文献1参照。)。このガーニッシュは、合成樹脂にて形成され、エアバッグの展開時に弾性的に変形して、エアバッグの展開を可能としている。
しかしながら、内装材であるプラスチック製のガーニッシュを弾性的に変形させる構成では、例えば、極めて高温あるいは低温の環境下では、合成樹脂の特性が変化し易く、通常時に外観良く折り畳んだエアバッグを覆うとともに、エアバッグの展開時には円滑に移動する適切な剛性の設定が必ずしも容易ではない問題を有している。
この点、特許文献1の構成では、ガーニッシュの前後の2カ所から車内側に突出してアシストグリップが配置されており、変形したガーニッシュがアシストグリップに当接して挙動が規制されることが考えられる。しかしながら、アシストグリップの位置は座席の上方に限定されており、ガーニッシュの挙動の制御の自由度が高くない問題を有している。
特開2003−341459号公報(図1−2)
上記のように、細長く折り畳まれた長尺なエアバッグのエアバッグを保護するカバー体を備えたエアバッグ装置について、エアバッグの展開時のカバー体の挙動を容易に制御できる構成が求められている。
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、エアバッグの展開時にカバー体の挙動を容易に制御できるエアバッグ装置を提供することを目的とする。
請求項1記載のエアバッグ装置は、被設置部に取り付けられるエアバッグ装置であって、長手方向を有して折り畳まれた状態からガスが導入されて膨張展開するエアバッグと、折り畳まれた状態の前記エアバッグを前記長手方向に沿って覆うカバー体と、前記被設置部側と前記カバー体側とを連結し前記エアバッグの膨張展開時に変形可能なヒンジ体と、このヒンジ体に嵌合して装着され、このヒンジ体の変形を規制するストッパ体とを具備するものである。
そして、この構成では、エアバッグの膨張展開時に、エアバッグがカバー体を押動すると、ヒンジ体が変形してカバー体の移動を許容し、エアバッグが円滑に膨張展開して被保護物を保護する。ヒンジ体が変形してカバー体の移動を許容することにより、エアバッグの展開初期の大きな衝撃を吸収するため、カバー体が保護される。ストッパ体によりヒンジ体の変形量が抑制され、カバー体の挙動が制御される。そこで、ヒンジ体の剛性を必要以上に高める必要がなく、軽量化や製造コストの低減が容易になる。さらに、ストッパ体は、ヒンジ体に嵌合して装着されるため、組み立て作業が容易になり、製造コストが低減される。
請求項2記載のエアバッグ装置は、請求項1記載のエアバッグ装置において、ストッパ体は、ヒンジ体の外周部を囲んで嵌合するものである。
そして、この構成では、ストッパ体がヒンジ体に確実に取り付けられるとともに、エアバッグ装置の製造工程における位置決めや仮保持が容易になり、組み立て作業が容易になり、製造コストが低減される。
請求項3記載のエアバッグ装置は、請求項1または2記載のエアバッグ装置において、車両のルーフサイド部に沿って配置され、エアバッグは、前記ルーフサイド部に沿って長手方向を有して細長く折り畳んで配置され、ガスが導入されて所定面に沿って面状に展開するエアバッグ装置であって、折り畳まれた状態のエアバッグの長手方向に沿って配置され、前記車両の車体に設けられた被設置部に取り付けられるブラケットと、折り畳まれた状態の前記エアバッグの長手方向に沿って配置され、カバー体との間に折り畳まれた状態の前記エアバッグを収納するプロテクタとを具備し、前記カバー体は、前記エアバッグを覆って前記車両の内装材を構成し、ヒンジ体は、前記ブラケット側に取り付けられる第1の取付部、前記カバー体側に取り付けられる第2の取付部、及びこれら第1の取付部と第2の取付部とを変形可能に連結するヒンジ屈曲部を備え、ストッパ体は、前記第1の取付部と前記第2の取付部とを伸長可能に連結するものである。
そして、この構成では、エアバッグ装置を車体に取り付けた状態で、カバー体が車両の内装材として機能する。カバー体とプロテクタとにより、折り畳まれた状態のエアバッグが保護される。ブラケットに他の部材を組み付けることにより、エアバッグ装置がモジュール化され、細長く折り畳まれたエアバッグを備えたエアバッグ装置の取り扱い及び車体への取り付け作業が容易になる。
本発明のエアバッグ装置によれば、エアバッグの膨張展開時に、エアバッグがカバー体を押動すると、ヒンジ体が変形してカバー体の移動を許容し、エアバッグを円滑に膨張展開させて被保護物を保護できる。ヒンジ体が変形してカバー体の移動を許容することにより、エアバッグの展開初期の大きな衝撃を吸収するため、カバー体を保護できる。ストッパ体によりヒンジ体の変形量を抑制して、カバー体の挙動を制御できる。そこで、ヒンジ体の剛性を必要以上に高める必要がなく、軽量化や製造コストの低減を容易にできる。さらに、ストッパ体は、ヒンジ体に嵌合して装着されるため、組み立て作業が容易になり、製造コストを低減できる。
以下、本発明のエアバッグ装置の一実施の形態を図面を参照して説明する。
図1ないし図3において、1はエアバッグ装置で、このエアバッグ装置1は、カーテンエアバッグあるいは側突用エアバッグなどとも呼ばれるエアバッグ2を備え、図1(a)に示すように、通常時には、車両である自動車の車体3の車室4の収納位置としてのルーフサイド部5に配置され、側面衝突の衝撃を受けた際や横転の際などに、図1(b)に示すように、下方あるいはほぼ下方である所定方向Fに向かい、乗員の側方の所定面Sに沿って広く面状に展開し、被保護物である乗員を保護するようになっている。なお、以下の記載において、上下方向、前後方向などの方向は、車両の直進方向を基準とし、内側及び外側は、車室4から両側の外方に向かう方向を外側として説明する。
そして、この自動車の車体3は、車室4内に乗員が着座可能な前席及び後席を備え、これら前席及び後席に対応して、それぞれ窓部を備えた図示しないドアが設けられている。また、車室4の両側には、前側から順に、Aピラーとも呼ばれるフロントピラー、Bピラーとも呼ばれるセンターピラー、Cピラーとも呼ばれるリアピラーが設けられている。そして、これら窓部、ドア及び各ピラーにより、車室4の両側部に側部としての所定面Sが構成されている。また、これらピラーの上側、すなわち窓部の一縁部である上縁部に、ルーフサイドレールなどとも呼ばれる被取付部材を構成する被取付面部である被設置部としての車体パネル15が設けられ、この車体パネル15を介して天井部としての天井パネル16が支持されている。また、両側のフロントピラーの前側にはフロントガラス(フロントウインドシールド)が設けられ、両側のリアピラーの後側にはリアガラス(リアウインドシールド)が設けられている。そして、ルーフサイド部5は、天井パネル16の両側の縁部の部分から、この縁部といわば交差する方向に伸びるフロントピラーの一部あるいは全長、及び、必要に応じてリアピラーの一部あるいは全長にかかる部分に設定されている。
また、車体パネル15及び天井パネル16の車室4側の一部は、各ピラーの一部とともに、軟質すなわち変形可能な天井板であり室内装飾パネルであるヘッドライニング(ルーフライニング)17により覆われている。また、ルーフサイド部5には、図示しないが、各座席の上方に位置して、グラブレールなどとも呼ばれる付属品である図示しないアシストグリップが設けられている。そして、各ピラーの全長あるいは一部の車室4側には、それぞれ内装材である第1ないし第3のピラーガーニッシュが取り付けられ、これらピラーが覆われている。さらに、本実施の形態では、フロントピラーからルーフサイド部5を介してリアピラーに係る部分に、エアバッグ装置1を構成するカバー体である内装材としての樹脂製のガーニッシュ20が備えられている。
すなわち、エアバッグ装置1は、カーテンエアバッグモジュールあるいはルーフサイドモジュールとも呼ばれるもので、エアバッグ2及びガーニッシュ20に加え、図2に示すように、エアバッグ2にガスを供給するガス発生器である図示しないインフレータ、エアバッグ装置1を車体パネル15に取り付ける単数あるいは複数のブラケット25、このブラケット25に取り付けられる単数あるいは複数のヒンジ体26、折り畳んだエアバッグ2に沿って配置された案内体であるプロテクタ28、及びヒンジ体26に装着されたストッパ体29などを組み合わせ、いわばサブアッセンブリーしてモジュールが構成され、このモジュールが車体パネル15のルーフサイド部5に沿って配置されている。すなわち、エアバッグ装置1及び折り畳まれたエアバッグの長手方向(図2における矢印A方向)は、ルーフサイド部5の長手方向である前後方向に沿って車体3に取り付けられ、すなわちルーフサイドに配置される。
そして、エアバッグ2は、サイドカーテンエアバッグ(SCAB)あるいは側突用エアバッグなどとも呼ばれるもので、各図においては模式的に示しているが、単数あるいは複数の基布を組み合わせ、例えば1枚の基布を折り返し、あるいは2枚の基布を重ねて外周部などを接合して、扁平な袋状に形成されたエアバッグ本体部31と、このエアバッグ本体部31の複数カ所から延設された取付片部32となどを備え、所定の折り畳み方法で長手方向を有して細長く折り畳まれ、図示しない筒状あるいはひも状などの形状保持部材により形状を保持されている。そして、このエアバッグ2は、前後の座席の乗員を保護可能な、前後方向に長尺ないわゆる前後席用エアバッグであり、エアバッグ本体部31には、ガスが流入して膨張展開する袋状の膨張部と、エアバッグ本体部31の後端上部あるいは長手方向の中央上部などに位置して膨張部を外部に連通するガス導入口となどが設けられている。また、エアバッグ2の取付片部32は、エアバッグ本体部31の上縁部に連続して複数形成されている。そして、各取付片部32は、エアバッグ本体部31を構成する基布部と一体に形成され、エアバッグ本体部31から舌片状に突設されているとともに、先端部近傍に円孔状をなす取付片部取付孔32aが形成されている。また、エアバッグ2の前端部には、エアバッグ2とフロントピラーの前端部近傍とを連結するテザーベルト34が連結されている。
また、インフレータは、後席の後方あるいは上方に位置して収納された円柱状の本体部を備え、接続管を介してエアバッグ2のガス導入口に接続されている。
そして、ガーニッシュ20は、ルーフサイドガーニッシュ、あるいはルーフサイドトリムなどとも呼ばれるもので、弾性的に変形可能な合成樹脂にて一体に形成され、折り畳まれたエアバッグ2を覆うとともに車室4内に露出する本体部としてのガーニッシュ本体部41と、このガーニッシュ本体部41の上縁部から一体に突設された取付部としてのガーニッシュ側取付部42とを備えている。そして、ガーニッシュ本体部41は、下側部が外側に向かって滑らかに湾曲し、折り畳まれたエアバッグ2や車体パネル15などが車室4内に露出しないように覆っている。また、ガーニッシュ側取付部42は、ガーニッシュ本体部41から外側に向かって延設された平板状の第1の取付片部44と、第1の取付片部44の縁部の複数カ所から屈曲して上側に延設された第2の取付片部45とを備え、断面略L字状に形成されている。さらに、第2の取付片部45には、所定の間隔で円孔状の取付孔46が形成されているとともに、これら取付孔46の間の部分は屈曲され、補強用の凸条部47が形成されている。また、このガーニッシュ側取付部42の少なくとも第2の取付片部45の部分は、ヘッドライニング17に覆われるようになっている。さらに、ガーニッシュ側取付部42には、第2の取付片部45同士の間の部分に位置して、図示しないアシストグリップに対向するアシストグリップ下側受部48が設けられている。
また、ブラケット25は、ベースブラケットとも呼ばれるもので、車両の両側のルーフサイド部5に単数あるいは複数配置されてねじなどの固定具にて取り付け固定されるもので、本実施の形態では、左右それぞれについて、エアバッグ装置1のほぼ全長にわたり一体的に延びる長尺なブラケット25が用いられている。そして、ブラケット25は、金属製で、例えば鉄板をプレス加工して形成され、平板状をなすブラケット本体部である取付受部51と、ブラケット側取付部52と、付属品取付部であるアシストグリップ取付部53とが交互に形成されている。そして、取付受部51には、所定の間隔で、ねじ孔などを備えた複数のヒンジ体取付部54と、ねじ孔などを備えたプロテクタ取付部55と、ねじ孔などを備えたエアバッグ取付部56とが形成されている。また、ブラケット側取付部52は、平板状をなして取付受部51とほぼ平行に、かつ、取付受部51よりも外側に位置し、円孔状の固定孔58が形成されている。さらに、アシストグリップ取付部53には、四角孔状の付属品取付孔であるアシストグリップ取付孔59が形成されている。そして、このブラケット25は、比較的剛性が大きく形成され、エアバッグ2の展開時にも変形しないように形成されている。
さらに、ヒンジ体26は、前側に位置する前側ヒンジ体26a、この前側ヒンジ体26aの後側に位置する中間側ヒンジ体26b、及びこの中間側ヒンジ体26bの後側に位置する後側ヒンジ体26cの3個を備えている。そして、各ヒンジ体26は、展開規制用ヒンジとも呼び得るもので、金属製とすることもできるが、本実施の形態では、それぞれ弾性的に変形可能な樹脂により一体に形成されている。すなわち、各ヒンジ体26は、それぞれヒンジ本体部60を複数備え、各ヒンジ本体部60は、板状をなす第1の取付部61と、この第1の取付部61に対向する板状をなす第2の取付部62と、これら第1の取付部61と第2の取付部62とを変形可能に連結するヒンジ屈曲部63とを備え、全体として断面略U字状に形成されている。さらに、これらヒンジ本体部60は、第2の取付部62から前後に延設されたヒンジ連結部64により、互いに一体に連結されている。
そして、ヒンジ体26の第1の取付部61は、ブラケット25の取付受部51の内側面すなわち車室側に重ねて配置されるもので、ヒンジ体取付部54に位置合わせして、図示しない円孔状の第1の取付孔が形成されている。また、第2の取付部62は、ガーニッシュ20の第2の取付片部45の外側面に重ねて配置されるもので、ねじ孔状などをなす第2の取付孔62aと、第1の取付部61の第1の取付孔に対向する円孔状の作業孔62bとが形成されている。なお、第2の取付孔62aは、作業孔62bに近接して隣接して配置される他、作業孔62bから離間してヒンジ連結部64の部分に配置されている。さらに、ヒンジ屈曲部63は、ヒンジ体26が主として変形する部分であり、第1の取付部61と第2の取付部62との基端側である上端部同士を円弧状に連結している。
また、ストッパ体29は、エラストマー、あるいはサーモプラスチックオレフィン(TPO)などの熱可塑性樹脂にて一体に形成され、本実施の形態では、図1及び図4に示すように、第1の板部66と、この第1の板部66の内側に対向する第2の板部67と、これら第1の板部66と第2の板部67との下端部同士を連結する変形部68とを備えているとともに、第1の板部66と第2の板部67との上端部近傍同士がリベットあるいはビスなどの固着具69で連結されて略筒状に構成されている。そして、第1の板部66は平板状をなし、ブラケット25の取付受部51のヒンジ体取付部54の外側面に沿って配置される。そして、第2の板部67は、第1の板部66と平行に配置された基板部67aを備え、この基板部67aがヒンジ体26のヒンジ本体部60の内側に沿って配置されるとともに、一部が、この実施の形態では上端部が屈曲され、第1の板部66に密着する固定板部67bが形成されている。そして、この固定板部67bに形成された円孔状の取付孔67cと、この取付孔67cに対向して第1の板部66に形成された円孔状の取付孔66cとに挿入した固着具69がかしめなどして締め付けて固着されている。また、これら第1の板部66と第2の板部67との下側部を連結する変形部68は、下側に膨出する断面円弧状の曲板状に形成されている。さらに、第2の板部67の基板部67aには、略中央部に位置して、円孔状の取付孔67dが形成されている。そして、各ストッパ体29は、ブラケット25の取付受部51のヒンジ体取付部54とともに各ヒンジ体26の全部あるいは一部、本実施の形態では一部のヒンジ本体部60の外周部を囲むようにして配置される。さらに、ガーニッシュ20の第2の取付片部45の取付孔46に挿入されたビスなどの第1の固定具70を、ストッパ体29の第2の板部67の取付孔67dに挿入し、さらに、ヒンジ体26の第2の取付部62の第2の取付孔62aに螺合して締め付けることにより、ヒンジ体26にガーニッシュ20が取り付けられている。
さらに、プロテクタ28は、エアバッグの傷付き防止用カバーとも呼び得るもので、折り畳んだエアバッグ2の略全長あるいは一部に沿って配置され、本実施の形態では折り畳んだエアバッグ2の全長に沿うように配置され、合成樹脂にて一体に断面略L字状などに形成されている。すなわち、プロテクタ28は、折り畳んだエアバッグ2の外側から上側に沿うように滑らかな曲面板状に形成された案内部71を備えるとともに、この案内部71と一体に、この案内部71の上側部から上方に突設された複数のプロテクタ側取付部73と、案内部71の上側部から上方に突設された図示しないアシストグリップに対向する2カ所のアシストグリップ上側受部74と、案内部71の下側部から内側に突設されガーニッシュ20の先端部を係合して支持するた複数のカバー先端支持部75とが形成されている。さらに、案内部71には、先端部となる下側の縁部が外側に向かって屈曲してカバー当接受部76が形成されているとともに、図示しないが、折り畳まれたエアバッグ2の上側に沿う部分に、エアバッグ2の取付片部32が挿通する長手方向に沿った溝状の取付片部挿通部が形成されている。また、各プロテクタ側取付部73には、円孔状をなす取付孔73aが形成されている。
次に、このエアバッグ装置1の組立動作及び車両への取付動作を説明する。
まず、予め前後方向を長手方向とする細長い所定の形状に折り畳まれたエアバッグ2をプロテクタ28の案内部71の内側かつ下側に沿わせるとともに、エアバッグ2の各取付片部32を取付片部挿通部から上側に引き出す。そして、プロテクタ28のプロテクタ側取付部73をブラケット25のプロテクタ取付部55に沿わせ、ビスなどの固定具を取付孔73aに挿入してプロテクタ側取付部73をプロテクタ取付部55に固定するともとに、エアバッグ2の取付片部32をブラケット25のエアバッグ取付部56に沿わせ、ビスなどの固定具を取付片部取付孔32aに挿入して取付片部32をエアバッグ取付部56に固定し、ブラケット25にプロテクタ28及びエアバッグ2を取り付ける。
また、各ヒンジ体26、すなわち前側ヒンジ体26a、中間側ヒンジ体26b、及び後側ヒンジ体26cの3個のヒンジ体26について、ヒンジ本体部60の第1の取付部61をブラケット25のヒンジ体取付部54に沿わせ、作業孔62bから挿入した図示しないビスなどの固定具を、第1の取付部61の第1の取付孔に挿入し、さらに、ブラケット25のヒンジ体取付部54のねじ孔などに螺合して締め付け、各ヒンジ体26をブラケット25に組み付けて固定する。
次いで、各ストッパ体29を、ブラケット25の取付受部51のヒンジ体取付部54とともに各ヒンジ体26のヒンジ本体部60の外周部を囲むようにしてあてがう。この状態で、各ストッパ体29は、第1の板部66と第2の板部67とで各ヒンジ体26を弾性的に挟み込むとともに固定板部67bの部分が各ヒンジ体26の上側に当接し、各ヒンジ体26のヒンジ本体部60に嵌合して仮保持される。そして、各ストッパ体29の取付孔67dを各ヒンジ体26の第2の取付孔62aに位置合わせした状態で、各ストッパ体29の上側の取付孔66c,67cに固着具69を挿入し、第1の板部66と第2の板部67とを締め付け固着することにより、各ストッパ体29が各ヒンジ体26のヒンジ本体部60の部分に固定される。すなわち、この状態で、各ストッパ体29の断面円弧状の変形部68により、各ヒンジ体26のヒンジ本体部60の第1の取付部61の先端部と第2の取付部62の先端部とが連結されている。
そして、ガーニッシュ20の第2の取付片部45を、各ストッパ体29を介して、各ヒンジ体26の第2の取付部62すなわちヒンジ連結部64の部分に沿わせ、ガーニッシュ20の第2の取付片部45の取付孔46に内側から挿入したビスなどの第1の固定具70を、ストッパ体29の第2の板部67の取付孔67dに挿入し、さらに、ヒンジ体26の第2の取付部62の第2の取付孔62aに螺合して締め付けることにより、各ストッパ体29を間に挟んだ状態で、ヒンジ体26の第2の取付部62にガーニッシュ20の上側のガーニッシュ側取付部42が取り付けられている。すなわち、ヒンジ体26を介して、ブラケット25にガーニッシュ20が取り付けられている。
さらに、この状態で、ガーニッシュ20のガーニッシュ本体部41の下側部の裏面側の部分が、プロテクタ28のカバー先端支持部75に係脱可能に係合して支持され、ガーニッシュ本体部41の下側部の先端部が、プロテクタ28のカバー当接受部76に当接して押し付けられ、エアバッグ2がガーニッシュ20とプロテクタ28とに覆われた状態で保持される。
さらに、ブラケット25のアシストグリップ取付部53に、図示しないアシストグリップを取り付ける。
このようにして、ブラケット25に、エアバッグ2、ガーニッシュ20、プロテクタ28、ヒンジ体26、及びストッパ体29、さらにはアシストグリップが取り付けられたモジュールであるエアバッグ装置1、いわばサブアッセンブリーされたカーテンエアバッグモジュールが構成される。
そして、このモジュール化されたエアバッグ装置1を車体3に取り付ける際は、機械あるいは作業者により、ブラケット25をルーフサイド部5に沿わせた状態で保持し、ブラケット25を、図示しないビスあるいはリベットなどの固着具を固定孔58に挿入して車体パネル15に固定して車体に取り付けるとともに、このブラケット25すなわちモジュールの取付作業の前後いずれかに、インフレータの接続管をエアバッグ2に接続し、インフレータを車体3側に備えた制御装置に電気的に接続することにより、エアバッグ装置1の車体3への取付作業が完了する。
そして、このエアバッグ装置1及びヘッドライニング17を車体3へ取り付けた状態では、ガーニッシュ20のガーニッシュ側取付部42は、ヘッドライニング17により覆われて車室4側に露出しないとともに、ヘッドライニング17の面とガーニッシュ本体部41の面とがほぼ面一に連続するようになっている。
次に、エアバッグ2の展開動作を説明する。
車両の側面衝突あるいは横転などの際には、制御装置によりインフレータが作動し、このインフレータから噴射されるガスが接続管を介しガス導入口からエアバッグ本体部31内の膨張部に導入される。すると、エアバッグ本体部31の膨張部は、図1(a)に示す状態から、ガーニッシュ20を押動してカバー先端支持部75の係合を解除し、図1(b)に示すように、ガーニッシュ20を押しのけながら膨張展開し、ガーニッシュ20のガーニッシュ本体部41及びプロテクタ28の案内部71に案内されながら、所定面Sに沿った所定方向Fである略下方に迅速にカーテン状に膨張展開して、窓部及びセンターピラーなどを覆い、乗員とセンターピラーなどとの衝突の衝撃を緩和するとともに、乗員の車外放出を防止して保護する。
そして、このエアバッグ2の膨張展開の際、樹脂製のガーニッシュ20がストッパ体29とともに弾性的に変形するとともに、樹脂製のヒンジ体26のヒンジ本体部60が開くように弾性的に変形して、ガーニッシュ20が開く方向に回動する移動を許容し、エアバッグ2の展開初期の大きな衝撃を吸収し、エアバッグ2の突出口を円滑に形成し、エアバッグ2を円滑に展開させる。
さらに、ヒンジ体26が変形する際は、ヒンジ屈曲部63が所定量だけ変形し、すなわち、ガーニッシュ20が所定量だけ回動した状態で、図1(b)に示すように、ストッパ体29の変形部68が直線状に張った状態となり、ヒンジ体26の開き方向の変形を抑制するストッパとして機能し、ガーニッシュ20の移動が抑制される。
このように、本実施の形態によれば、自動車のルーフサイド部5に配置されるいわばカーテンエアバッグ装置であるエアバッグ装置1であって、折り畳まれたエアバッグ2を長手方向に沿ってガーニッシュ20で覆った構成について、エアバッグ2の展開時に、エアバッグ2がガーニッシュ20を押動すると、樹脂製のガーニッシュ20が弾性的に変形するとともとに、ブラケット25とガーニッシュ20とを連結するヒンジ体26の主として上側のヒンジ屈曲部63が弾性的に変形して、ガーニッシュ20の移動を許容し、下方に向かうエアバッグ2の突出口を形成して、エアバッグ2を円滑に展開し、乗員を保護できる。
このように、ガーニッシュ20の変形のみならず、ヒンジ体26が変形してガーニッシュ20全体の移動を許容することにより、エアバッグ2の展開初期の大きな衝撃を吸収するため、ガーニッシュ20を保護し安定した適切な変形を可能とし、エアバッグ2を円滑に展開できる。すなわち、極端な高温時には、樹脂製のガーニッシュ20の剛性が低下し、柔らかくなる場合があるが、ヒンジ体26の変形でエアバッグ2の展開初期の大きな衝撃を吸収することにより、ガーニッシュ20の所望外の過度の変形を抑制できる。また、極端な低温時には、樹脂製のガーニッシュ20の剛性が大きくなり、すなわち固くなって変形しにくくなる場合があるが、ヒンジ体26の変形でエアバッグ2の展開初期の大きな衝撃を吸収することにより、ガーニッシュ20を保護できるため、ガーニッシュ20に特殊な材料などを用いる必要がなく、製造コストを低減できる。このようにして、広い温度範囲で、樹脂製のガーニッシュ20の挙動を適切に制御できる。
さらに、ヒンジ体26にはストッパ体29が装着されており、エアバッグ2が展開してヒンジ体26が変形する際には、ストッパ体29の下部の円弧状の変形部68が直線状に伸びるように変形し、ヒンジ体26の変形を許容するが、ストッパ体29の変形部68が変形して直線状になり、いわば伸びきった状態で、ヒンジ体26の第1の取付部61及び第2の取付部62の先端部同士を連結した状態となり、ヒンジ体26の変形を確実に規制し、ヒンジ体26の移動量すなわちガーニッシュ20の移動量を確実に適切に抑制して、ガーニッシュ20の挙動を適切に制御できる。
そして、ストッパ体29は、ヒンジ体26やエアバッグ2とは別体の部材であるが、樹脂製で、ヒンジ体26に弾性的に嵌合して装着され、さらに、ヒンジ体26の外周を囲むようにして嵌合して装着されるため、ストッパ体29をヒンジ体26に確実に取り付けできるとともに、エアバッグ装置1の製造工程におけるストッパ体29の位置決めや仮保持が容易になり、組み立て作業が容易になり、製造コストを低減できる。
また、このストッパ体29は、必要に応じて、各ヒンジ体26の全部あるいは一部のヒンジ本体部60に装着することにより、ヒンジ体26すなわちガーニッシュ20の挙動を規制する効果を調整できる。すなわち、例えば、各ヒンジ体26の全部のヒンジ本体部60にストッパ体29を装着することにより、ヒンジ体26すなわちガーニッシュ20の挙動をより強固に規制できるとともに、各ヒンジ体26の1つのヒンジ本体部60にストッパ体29を装着することにより、軽量化や製造コストの低減が容易になる。
また、ストッパ体29により、ヒンジ体26の変形を規制してガーニッシュ20の挙動を制御できるため、ヒンジ体26の剛性を必要以上に高める必要がなく、強度を小さく設定することが可能になる。そこで、ガーニッシュ20及びヒンジ体26を軟質材である樹脂にて容易に一体に形成でき、金属で形成する場合に比べ、軽量化や製造コストの低減を容易にできる。また、ガーニッシュ20を樹脂にて形成したため、鉄板などで形成する構成に比べ、内装材として適した外観や衝撃吸収特性などの特性を容易に実現できる。
また、エアバッグ装置1は、折り畳んだエアバッグ2の長手方向に沿ってガーニッシュ20とプロテクタ28とで包まれるようにして覆われ、エアバッグ2の収納時及び展開時に、エアバッグ2が車体パネル15などの車体3側の部材に干渉することを抑制して、エアバッグ2を保護できるとともに、展開過程においてエアバッグ2の展開方向を案内できる。
このようにして、細長く折り畳んだ長尺なエアバッグ2を備えるとともに、このエアバッグ2を内装材であるガーニッシュ20で覆ったカーテンエアバッグについて、製造コストを低減できるとともに、展開特性を容易に良好にできる。
さらに、本実施の形態では、ブラケット25に、エアバッグ2、ガーニッシュ20、プロテクタ28、ヒンジ体26及びストッパ体29を一体的に組み合わせてモジュールを構成し、車体3側へ取り付ける部品点数を削減して、取付作業を容易にでき、エアバッグ装置1の車体3への取付作業のコストを低減できる。すなわち、細長く折り畳んだ長尺なエアバッグ2を備えたカーテンエアバッグであるエアバッグ装置1の車体3への取り付けには、肩より上の作業が必要であるが、本実施の形態によれば、作業効率が良く、車両への組み付け作業性を向上して設置作業を容易にでき、肩より上の作業時間を削減して、作業者への負担を小さくできる。
さらに、ブラケット25に、付属品取付部であるアシストグリップ取付部53を設け、このアシストグリップ取付部53にアシストグリップを取り付けることにより、車体3の構成を簡略化して車両の製造コストを削減できるとともに、付属品の車体3への取付作業の作業性を向上できる。
なお、上記の実施の形態では、ストッパ体29は、第1の板部66と第2の板部67との下部を変形部68で連結するとともに上部を固着具69で固着して、ヒンジ本体部60の外周部の全周を覆う略筒状としたが、この構成に限られず、ヒンジ体26に嵌合する適宜の形状を採ることが可能である。例えば、上部を固着具69で固着せず、図5及び図6に示すように、それぞれ平板状をなす第1の板部66と第2の板部67とで、ヒンジ体26のヒンジ本体部60及びブラケット25の取付受部51を挟み込むようにして嵌合して装着する断面略U字状のストッパ体81を用いることもできる。そして、この構成では、ストッパ体81は、図1に示す実施の形態と同様に、取付孔67dを介して第2の取付孔62aに螺合する第1の固定具70により、第2の板部67がヒンジ本体部60の第2の取付部62に固定されている。さらに、この実施の形態では、ストッパ体81の第1の板部66の略中央部には、円孔状の取付孔66aが形成され、この取付孔66aに挿入される第2の固定具82をヒンジ本体部60の第1の板部66に形成した第1の取付孔61aに螺合して締め付け、第1の板部66がブラケット25及び第1の取付部61に固定されている。なお、この第2の固定具82は、ヒンジ本体部60の第1の板部66をブラケット25の取付受部51に固定する固定具と共用できる。すなわち、この構成では、ストッパ体81は、ヒンジ本体部60とはいわば反対方向を向いた断面略U字状であり、ヒンジ体26とブラケット25とに組み付けられている。
さらに、ストッパ体29,81は、樹脂に限られず、例えば金属その他の材質にて形成することができる。金属製のストッパ体29,81は、図1に示す実施の形態と同じ形状とすることもでき、あるいは、図7に示すように、図5に示す実施の形態と同じ形状とすることもできる。
なお、ストッパ体29,81は、特に変形部68について、ヒンジ体26のヒンジ本体部60より柔軟で強度が小さい材質で形成することにより、ヒンジ本体部60の変形に干渉せずにヒンジ本体部60を円滑に変形させることができる。
また、ヒンジ体26及びヒンジ本体部60についても、上記の構成に限られず、適宜の形状あるいは金属あるいは樹脂など適宜の材質を用いることができる。例えば、複数のヒンジ本体部60と、このヒンジ本体部60とは別体に形成した平板状のヒンジ連結部64とを用い、これらヒンジ本体部60とヒンジ連結部64とを重ねて溶接あるいは接着などして固定することもできる。
また、ガーニッシュ20及びプロテクタ28は、エアバッグ2の全長にわたり一体に形成する他、長手方向などに分割して形成することもできる。
また、エアバッグ2は、上側から下側に向かって展開して自動車の側方の窓部を覆う構成に限られず、所定面に沿って面状すなわちカーテン状に膨張展開する適宜のエアバッグ装置に適用できる。
本発明は、例えば、自動車の側部のドアの窓部などに沿って展開するカーテンエアバッグ装置と呼ばれるエアバッグ装置に適用できる。
本発明のエアバッグ装置の一実施の形態を示す説明図であり、(a)はエアバッグの展開前の状態の説明図、(b)は展開過程の状態の説明図である。 同上エアバッグ装置の分解斜視図である。 同上エアバッグ装置のブラケット、カバー体、及びエアバッグを組み合わせた状態の斜視図である。 同上エアバッグ装置のストッパ体の斜視図である。 本発明のエアバッグ装置の他の実施の形態を示す断面図である。 同上エアバッグ装置のストッパ体の斜視図である。 本発明のエアバッグ装置のさらに他の実施の形態を示す断面図である。
符号の説明
1 エアバッグ装置
2 エアバッグ
5 ルーフサイド部
15 被設置部としての車体パネル
20 カバー体としてのガーニッシュ
25 ブラケット
26 ヒンジ体
28 プロテクタ
29 ストッパ体
61 第1の取付部
62 第2の取付部
63 ヒンジ屈曲部
A 長手方向
S 所定面

Claims (3)

  1. 被設置部に取り付けられるエアバッグ装置であって、
    長手方向を有して折り畳まれた状態からガスが導入されて膨張展開するエアバッグと、
    折り畳まれた状態の前記エアバッグを前記長手方向に沿って覆うカバー体と、
    前記被設置部側と前記カバー体側とを連結し前記エアバッグの膨張展開時に変形可能なヒンジ体と、
    このヒンジ体に嵌合して装着され、このヒンジ体の変形を規制するストッパ体と
    を具備することを特徴とするエアバッグ装置。
  2. ストッパ体は、ヒンジ体の外周部を囲んで嵌合する
    ことを特徴とする請求項1記載のエアバッグ装置。
  3. 車両のルーフサイド部に沿って配置され、エアバッグは、前記ルーフサイド部に沿って長手方向を有して細長く折り畳んで配置され、ガスが導入されて所定面に沿って面状に展開するエアバッグ装置であって、
    折り畳まれた状態のエアバッグの長手方向に沿って配置され、前記車両の車体に設けられた被設置部に取り付けられるブラケットと、
    折り畳まれた状態の前記エアバッグの長手方向に沿って配置され、カバー体との間に折り畳まれた状態の前記エアバッグを収納するプロテクタとを具備し、
    前記カバー体は、前記エアバッグを覆って前記車両の内装材を構成し、
    ヒンジ体は、前記ブラケット側に取り付けられる第1の取付部、前記カバー体側に取り付けられる第2の取付部、及びこれら第1の取付部と第2の取付部とを変形可能に連結するヒンジ屈曲部を備え、
    ストッパ体は、前記第1の取付部と前記第2の取付部とを伸長可能に連結する
    ことを特徴とする請求項1または2記載のエアバッグ装置。
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